JP7084599B2 - 着座起立補助装置および着座起立補助機能を有する椅子 - Google Patents

着座起立補助装置および着座起立補助機能を有する椅子 Download PDF

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Description

本願発明は、椅子への着座と着座状態からの起立を補助する着座起立補助装置および着座起立補助機能を有する椅子に関する。
高齢化により足腰が衰えた人や足腰に障害を有する人は、椅子への着座と着座状態からの起立が容易ではないため、着座や起立の際に転倒するなどの危険を伴い、介護者の介助が必要となる場合が多い。
近年、高齢化社会の進展に伴い、家庭では老老介護となるケースが増えており、介護施設等においても要介護者の増大により介護する側の体力的負担が飛躍的に拡大している。
このため、着座起立を補助する装置や着座起立補助機能を有する椅子の需要が高まってきており、これまでにも種々の提案がなされてきた。
例えば、特許文献1には、座面が台座の前端に対してヒンジを介して回転可能に支持され、座面の後部を跳ね上げるように付勢する付勢手段を備えた起立補助装置の発明が記載されている。この発明においては、付勢手段としてガススプリングとねじりばねを組み合せることで、座面を押し上げる力を起立動作の初動時に最大とし、起立動作の終了時に最小とするように構成されており、円滑かつ安全な起立および着座動作を可能としている。
また、例えば、特許文献2には、座面と左右の肘掛けと背凭れを備えた椅子において、座面と左右の肘掛けと背凭れを一体的に昇降できるようにした椅子の発明が記載されている。この発明においては、起立時は、台座と左右の肘掛けと背凭れの四者を上昇開始当初は略水平に上昇させ、上昇が進むと四者の前傾が急となり、着座時は、四者を下降開始当初は前傾を戻しながら降下し、降下が進むと略水平に降下するように構成されているので、着座が安定し、起立し易いとしている。
特開2015-157065号公報 特開2014-217733号公報
特許文献1に記載された発明では、座面は台座の前端を回転軸として跳ね上げられる構造となっているが、着座は使用者が座面の前端近傍で起立した状態から開始され、起立は使用者が座面の前端近傍で起立した状態で終了するので、脚力が十分でない使用者に対して着座の開始直後から使用者の臀部をサポートし、起立の終了直前まで使用者の臀部をサポートするためには座面を急角度に跳ね上げる必要がある。
しかしながら、着座に際して座面が急角度である状態から臀部のサポートを開始すると、使用者は座面からの前方への圧力に抗して臀部を後方に突き出す必要があるため、姿勢が不安定となり、座面に臀部を適切に着座させることが困難となる。また起立に際して座面が急角度の状態となるまで臀部をサポートすると、座面から臀部に対して前方への圧力がかかり、使用者は前のめりとなって転倒する危険がある。
このため、座面の最大傾斜は、通常は、使用者が座面に臀部を適切に着座させることが可能であって、起立時に前のめりとならない範囲内に設定されるが、この場合には着座を開始する際に使用者の臀部と座面との間に大きな高低差を生ずることから、十分な脚力を有しない使用者では座面の前端側にストンと座ってしまい、座面に深く腰掛けることができないという問題があった。座面に深く腰掛けることができなかった場合には、上向き気味での食事を強いられ、喉を詰まらせる恐れがあることなどから、改めて深く腰掛け直すことが求められるが、十分な腕力を有しない使用者では介助者の助けを必要とする。
また、特許文献2に記載された発明では、座面と左右の肘掛けと背凭れを一体として上昇させて回転するので、より高い位置で使用者の臀部をサポートすることが可能となるが、この場合には座面と左右の肘掛けと背凭れを一体として上昇して前傾させるための複雑な機構を要し、電動アクチュエータを用いる必要があることから、使用時に電源を必要とすることや低価格で提供することが困難であるなどの問題があった。
それ故に、本願発明の目的は、複雑な機構を要することなく簡単な構造で着座・起立を安全に行うことができ、着座に際して座面に深く腰掛けることができる着座起立補助装置および着座起立補助機能を有する椅子を低価格で提供することである。
上記課題を解決するために、この発明の着座起立補助装置は、椅子への着座と着座状態からの起立を補助するものであって、椅子の座面の両サイドにおいて前後方向に設置され、前方端が前記椅子の座面の前端より前方側にあるサイドフレームと、前記椅子の座面の左右幅と略一致する幅を有する略U字形に形成された座面フレームであって、前記座面フレームの後端から前記椅子の座面の前後方向の長さの範囲内に使用者が着座する着座面を有し、前記座面フレームの後端が前記椅子の座面の後端近傍にあって前記座面フレームの裏面が前記椅子の座面に略水平に接面する着座状態と前記座面フレームの後端側が跳ね上げられた起立状態との間で回動可能なように、前記座面フレームの2つの前端側が前記両サイドのサイドフレームのそれぞれに支持される座面フレームと、前記座面フレームの後端側を跳ね上げる方向に付勢する付勢手段と、着座後に前記座面フレームの回転をロックする座面ロック機構とを備え、着座・起立に際して座面の傾斜が急角度とならずに使用者の臀部を高い位置までサポートできるように、前記座面フレームの回転中心を前記椅子の座面の前端に対して前方に有するように構成されたものである。
この発明によれば、椅子の座面の左右幅と略一致する幅を有する略U字形に形成された座面フレームにおいて、座面フレームの後端から椅子の座面の前後方向の長さの範囲内に使用者が着座する着座面を有し、座面フレームの後端が椅子の座面の後端近傍にあって座面フレームの裏面が前記椅子の座面に略水平に接面する着座状態と座面フレームの後端側が跳ね上げられた起立状態との間で回動可能なように座面フレームの2つの前端側が両サイドのサイドフレームのそれぞれに支持され、座面フレームの回転中心を椅子の座面の前端に対して前方に有するように構成されているので、着座・起立に際して着座面の傾斜を急角度とすることなく使用者の臀部を高い位置までサポートすることができる。
これにより、着座開始時と起立終了時における着座面と使用者の臀部との高低差を小さくすることができるので、着座・起立する際の使用者の足腰に与える負担が軽減され、複雑な機構を要することなく簡単な構造で着座・起立を安全に行うことができ、着座に際して椅子の座面に深く腰掛けることができる。
また、この発明の着座起立補助装置は、前記椅子の座面の両サイドにおいて、使用者が着座・起立動作の開始から完了までと着座中に手で把持して体を支えることができる把持部を有するハンドレールを備え、前記ハンドレールは、両サイドのハンドレールの把持部を略水平面内において略前方方向に開いた状態と着座した使用者の前方で互いに向き合うように略左右方向に閉じた状態との間で回動可能とするように構成されていることが好ましい。
この発明によれば、椅子の座面の両サイドにおいて、使用者が着座・起立動作の開始から完了までと着座中に左右の手で把持して体を支えることができる把持部を有するハンドレールを備え、両サイドのハンドレールの把持部を略水平面内において略前方方向に開いた状態と着座した使用者の前方で互いに向き合うように略左右方向に閉じた状態との間で回動可能とするように構成されているので、着座・起立する際には略前方方向に開いた状態のハンドレールの把持部を手で把持することによって着座・起立動作中の姿勢の安定化を図ることができ、より安全に着座・起立動作を行うことができる。また、着座の開始時には略前方方向に開いた状態のハンドレールの把持部を手で把持して自身の体重を支えることができるので、椅子の座面に対してより深く腰掛けることが可能となる。着座後は両サイドのハンドレールの把持部を着座した使用者の前方で互いに向き合うように略左右方向に閉じた状態とすることができるので、略左右方向に閉じた状態のハンドレールの把持部を手で把持することによって着座中の姿勢の安定化を図ることができ、前のめりになって転倒することを予防することができる。
また、この発明のハンドレールは、両サイドのハンドレールを同期して逆方向に回転させるハンドレールリンク機構を有し、前記ハンドレールリンク機構は、両サイドのハンドレールの把持部が略前方方向に開いた状態と略左右方向に閉じた状態のそれぞれにおいてハンドレールの回転がロックされるように構成されていることが好ましい。
この発明によれば、両サイドのハンドレールを同期して逆方向に回転させるハンドレールリンク機構を有するので、両サイドのハンドレールの把持部の動きが非対象となって使用者がバランスを崩すことが防止される。また、ハンドレールリンク機構は、両サイドのハンドレールの把持部が略前後方向に開いた状態と略左右方向に閉じた状態のそれぞれにおいてハンドレールの回転がロックされるように構成されているので、着座・起立する際に把持部が動いて使用者の姿勢が不安定となることが防止され、より安全に着座・起立動作を行うことができる。また、着座後においても把持部が動いて使用者の姿勢が不安定となることが防止され、前のめりになって転倒することを防止することができる。
また、この発明の座面ロック機構は、両サイドのハンドレールの把持部が略左右方向に閉じたときに前記座面フレームの回転をロックさせ、両サイドのハンドレールの把持部が略前方方向に開いたときに前記座面フレームの回転のロックを解除させるように構成されていることが好ましい。
この発明によれば、両サイドのハンドレールの把持部が略左右方向に閉じたときに座面ロック機構をロックさせ、両サイドのハンドレールの把持部が略前後方向に開いたときに座面ロック機構のロックを解除させるように構成されているので、使用者はハンドレールを操作することで座面フレームの回転のロックやロックの解除が自動的に行われ、着座・起立動作を円滑かつ安全に行うことができる。
また、この発明の着座起立装置は、前記椅子の座面の両サイドにおいて、使用者が着座・起立動作の開始から完了までと着座中に手で把持して体を支えることができる把持部を有するハンドレールを備え、前記ハンドレールは、両サイドのハンドレールの把持部を略鉛直面内において略前方方向に開いた状態と略鉛直方向に開いた状態との間で回動可能とし、両サイドのハンドレールの把持部が略鉛直方向に開いた状態にあるときに、両サイドのハンドレールの把持部を略鉛直方向に開いた状態と着座した使用者の前方で互いに向き合うように略左右方向に閉じた状態との間で回動可能とするように構成されたものとしてもよい。
この発明によれば、椅子の座面の両サイドにおいて、使用者が着座・起立動作の開始から完了までと着座中に手で把持して体を支えることができる把持部を有するハンドレールを備え、両サイドのハンドレールの把持部を略鉛直面内において略前方方向に開いた状態と略鉛直方向に開いた状態との間で回動可能とし、両サイドのハンドレールの把持部が略鉛直方向に開いた状態にあるときに、両サイドのハンドレールの把持部を略鉛直方向に開いた状態と着座した使用者の前方で互いに向き合うように略左右方向に閉じた状態との間で回動可能とするように構成されているので、着座する際には、両サイドのハンドレールの把持部が略前方方向に開いた状態にあるハンドレールの把持部を手で把持しながら、着座動作に合わせて両サイドのハンドレールの把持部を略鉛直方向に回動させることによって着座動作中の姿勢の安定化を図ることができ、円滑かつ安全に着座動作を行うことができる。この場合において、着座開始時は、略前方方向に開いた状態のハンドレールの把持部を手で把持して自身の体重を支えることができるので、椅子の座面に対してより深く腰掛けることが可能となる。着座後は両サイドのハンドレールの把持部を略左右方向に回動させて使用者の前方において略左右方向に閉じた状態とすることができるので、ハンドレールの把持部を手で把持することで着座中の姿勢の安定化を図ることができ、前のめりになって転倒することを予防することができる。また、起立する際には、両サイドのハンドレールの把持部を略鉛直方向に開いた状態に戻し、略鉛直方向に開いた状態にあるハンドレールの把持部を把持しながら、起立動作に合わせて両サイドのハンドレールの把持部を略前方方向に回動させることによって起立動作中の姿勢の安定化を図ることができ、円滑かつ安全に起立動作を行うことができる。この場合において、起立開始時は、略鉛直方向に開いた状態のハンドレールの把持部を手で把持して手前に引くことによって自身の体が持ち上がるので、起立動作の開始を助勢することができる。
また、この発明の着座起立補助装置は、前記着座面の前後方向の長さは前記椅子の座面の前後方向の長さより短く形成され、前記着座面を前記座面フレーム上で前後方向にスライド移動させることができる着座面スライド機構を有し、前記着座面スライド機構は、前記着座面の前端が前記座面フレームの前端近傍にあるときと前記着座面の後端が前記座面フレームの後端近傍にあるときに前記着座面のスライド移動がロックされるように構成されたものとしてもよい。
この発明によれば、椅子の座面の前後方向の長さより短く形成された着座面を座面フレーム上で前後方向にスライド移動させることができる着座面スライド機構を有し、着座面の前端が座面フレームの前端近傍にあるときと着座面の後端が座面フレームの後端近傍にあるときに着座面のスライド移動がロックされるように構成されているので、着座する際に着座面の前端を座面フレームの前端近傍に移動させた状態で着座することで、椅子の座面に深く腰掛けるという着座の負担を軽減することができ、着座終了後に着座面の後端を座面フレームの後端近傍までスライド移動させることで、最終的に椅子の座面に深く腰掛けた状態とすることが可能となる。また、起立する際にも着座面の前端を座面フレームの前方側に移動させた状態で起立することで、椅子の座面に深く腰掛けた状態から起立するという起立の負担を軽減することができる。
また、この発明の着座起立補助装置は、椅子への着座と着座状態からの起立を補助する着座起立補助装置であって、椅子の座面上に載置される台座と、着座部であって、前記着座部が略水平となる着座状態と前記着座部の後端側が跳ね上げられた起立状態との間で回動自在に前記台座に支持される着座部と、前記台座に対して前記着座部の後端側を跳ね上げる方向に付勢する付勢手段と、着座後に着座状態が維持されるように前記着座部の回転をロックする着座部ロック機構とを備え、前記台座および前記着座部の前後方向の長さは前記椅子の座面の前後方向の長さより短く形成され、前記台座を前記椅子の座面上で前後方向にスライド移動させる台座スライド機構を有し、前記台座スライド機構は、前記台座の前端が前記椅子の座面の前端近傍にあるときと前記台座の後端が前記椅子の座面の後端近傍にあるときに前記台座のスライド移動がロックされるように構成されたものとしてもよい。
この発明によれば、台座および着座部は前後方向の長さが椅子の座面の前後方向の長さより短く形成され、台座には椅子の座面上で台座を前後方向にスライド移動させることができる台座スライド機構を有し、台座の前端が椅子の座面の前端近傍にあるときと台座の後端が椅子の座面の後端近傍にあるときに台座のスライド移動がロックされるように構成されているので、着座する際に台座の前端を椅子の座面の前端近傍に移動させた状態で着座することで、椅子の座面に深く腰掛けるという着座の負担を軽減することができ、着座終了後に台座の後端を椅子の座面の後端近傍までスライド移動させることで、最終的に椅子の座面に深く腰掛けた状態とすることが可能となる。また、起立する際にも台座の前端を椅子の座面の前端近傍に移動させた状態で起立することで、椅子の座面に深く腰掛けた状態から起立するという起立の負担を軽減することができる。
また、この発明の着座起立補助機能を有する椅子は、上述したいずれかの発明の着座起立補助装置を備えてなる椅子である。
この発明の着座起立補助機能を有する椅子は、上述したいずれかの発明の着座起立補助装置の構成を備えた椅子であるので、本願発明の課題を解決することができ、上述したそれぞれの発明の着座起立補助装置が奏する効果を奏する。
本願発明によれば、複雑な機構を要することなく簡単な構造で着座・起立を安全に行うことができ、着座に際して椅子の座面に深く腰掛けることができるという効果がある。
本願発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
本願発明の一実施形態に係る着座起立補助装置の斜視図解図である。 本願発明の一実施形態に係る着座起立補助装置の側面図解図である。 本願発明の一実施形態に係る着座起立補助装置の底面図解図である。 本願発明の一実施形態に係る着座起立補助装置の形態変化を示す図である。
以下、本願発明の一実施形態にかかる着座起立補助装置1を図面に基づいて説明する。
着座起立補助装置1は、着座起立補助機能を提供する対象となる椅子2に対して所定の位置に設置することによって着座起立補助機能を有する椅子を提供する。
最初に、着座起立補助装置1の全体構成を図1および図2を参照して説明する。
着座起立補助装置1は、椅子2の座面の左右の両サイドにおいて椅子の前方方向に設置されるサイドフレーム100と、使用者が着座する着座面を有し、椅子の座面に対して略水平に接面する着座状態と後端側が跳ね上げられた起立状態との間で回動する座面フレーム200と、座面フレームを跳ね上げる方向に付勢する付勢手段と、着座状態において座面フレームの回転をロックする座面ロック機構とを備える。
なお、本願発明における方向は、特に指定がない限り、椅子の座面に着座した使用者を基準としており、椅子の座面に着座した使用者の前方側を前、後方側を後、右側を右、左側を左と定義する。
サイドフレーム100は、後述するハンドレール300の回転軸となるポールを挿入することができるパイプで形成され、ハンドレールの把持部310を水平面内で回動可能に支持する後脚110と、後脚110から椅子の座面より高い位置において椅子の座面の前方側に張り出された前脚120と、前脚120の張り出し部分の下方側に椅子の座面より低い高さまでの範囲において備えられ、座面フレーム200の回転軸を支持するための座面フレーム回転軸支持板130と、前脚と後脚を連結支持する前後脚連結フレーム140と、両サイドのサイドフレームの後脚を連結支持する後脚連結フレーム150とから構成される。
なお、サイドフレーム100は、椅子の座面の両サイドに備えられるサイドフレームが同一構造であることから、簡単のため両サイドのサイドフレームをまとめて同一の符号により説明する(後述のハンドレール300においても同様)。
座面フレーム200は、椅子の座面の左右幅と略一致する幅を有し、前後方向の長さが椅子の座面の前後方向の長さと略一致する略U字形パイプで形成され、裏面には使用者が着座する着座面となる着座シート210が装着されている。着座シート210は、使用者が着座した状態では椅子の座面に接面し、着座・起立する際には使用者の体重を持ち上げることができる材質で形成される。また、着座シート210には、着座起立補助機能を付与する椅子の座面の状態に応じて、適切なクッション材を備えたものとしてもよい。
座面フレーム200の略U字形の開放側の2つの前端部は、座面フレームの前後方向の長さを延長する座面フレーム回転支持アーム222の一端側に固定され、座面フレーム回転支持アーム222の他端側は、サイドフレーム100の座面フレーム回転支持板130の座面フレーム回転中心220において、座面フレームの着座シート210が椅子の座面に略水平に接面する着座状態と座面フレームの後端側が跳ね上げられた起立状態との間で回動可能なように支持される。
座面フレーム支持アーム222の他端側は、座面フレーム回転支持板130の座面フレーム回転中心220において貫通ボルトを介して付勢手段支持アーム224の一端側に固定され、付勢手段支持アーム224の他端側は、座面フレームの後端側を跳ね上げる方向に付勢する付勢手段であるスプリング226と付勢力調節ネジ228を介してサイドフレームの前後脚連結フレーム140に支持される。
着座起立補助装置1は、このように構成されているので、付勢力調節ネジ228によって適切に調節されたスプリング226の引張力によって、使用者が着座していないときには座面フレーム200が所定の角度まで跳ね上げられた状態となっており、使用者が着座を開始すると、着座シート210によって使用者の体重を支えながら座面フレーム200が下降し、着座シート210が椅子の座面に接面することで着座の補助が完了し、座面フレームは後述する座面ロック機構500によって着座状態が維持される。また、座面ロック機構500による座面フレームのロックが解除され、使用者が起立を開始すると、着座シート210によって使用者の体重を支えながら座面フレーム200が上昇して所定の角度まで跳ね上げられた状態で起立の補助が完了する。
この実施形態にかかる着座起立補助装置1では、図1および図2に示すように、座面フレームの回転中心220は、椅子2の座面の前端より前方に有するように構成されているので、着座・起立に際して着座面の傾斜を急角度とすることなく使用者の臀部を高い位置までサポートすることができ、着座・起立動作を安全に行うことができる。また、着座を開始する際の使用者の臀部と着座面の高低差が小さくなるので、脚力が十分でない使用者でも着座シート210に対して深く腰掛けることが容易となり、着座完了時において椅子の座面に対して深く腰掛けた状態を達成することが可能となる。
次に、本願発明の一実施形態にかかる着座起立補助装置1が備えるハンドレール300について、図2および図3を参照して説明する。
着座起立補助装置1は、使用者が着座の開始時から完了時までと着座中と起立の開始時から完了時までのいずれにおいても手で把持して体を支えることができる把持部310を有するハンドレール300を椅子の座面の両サイドに備える。
ハンドレール300は、把持部を水平面上で回転させるための支持軸となるポールがサイドフレームの後脚110のパイプ内に挿入され、両サイドのハンドレールの把持部310がいずれも略前方方向に開いた状態と着座した使用者の前方において互いに向かい合うように略左右方向に閉じた状態との間で回動可能とするように構成されている。
また、着座起立補助装置1には、両サイドのハンドレールを同期して逆方向に回転させるハンドレールリンク機構400が備えられ、両サイドのハンドレールの把持部を略前方方向に開いた状態と互いに向かい合うように略左右方向に閉じた状態のそれぞれにおいて回転がロックされるように構成されている。
ハンドレールリンク機構400は、図3に示すように、両サイドのサイドフレームの後脚連結フレーム150の底面側において、主軸側のハンドレールの回転軸に付設される主軸側回転板410と、主軸側回転板410の回転を伝達する主軸側リンク棒412と、主軸側リンク棒412によって伝達される回転に基づいて回転する主軸側歯車414と、従軸側のハンドレールの回転軸に付設される従軸側回転板420と、従軸側回転板420の回転を伝達する従軸側リンク棒422と、従軸側リンク棒422によって伝達される回転に基づいて回転する従軸側歯車424とを有しており、主軸側歯車414と従軸側歯車424とが中央で噛み合されることで一方側のハンドレールの回転が他方側のハンドレールに対して逆方向に伝達される。これにより、一方側のハンドレールの把持部を前方方向に向けたときには他方側のハンドレールの把持部も同期して前方方向に向けられ、図3(a)に示すように両サイドのハンドレールの把持部310が前方方向に開いた状態となり、一方側のハンドレールの把持部を内側方向に向けた時には他方側のハンドレールも同期して内側方向に向けられ、図3(b)に示すように、着座した使用者の前方において両サイドのハンドレールの把持部310が左右方向に閉じた状態となるように構成される。
主軸側回転板410には、先端部の上面側にプランジャー(図示省略)を備えた突起部430を有しており、ハンドレールの回転とともにプランジャーが回転軸の周りを周回移動するように構成されている。一方、後脚連結フレーム150には、ハンドレールの把持部が前方方向に開いた状態と左右方向に閉じた状態においてプランジャーピンがロックされるハンドレール回転ロック穴432を備える。これにより使用者がハンドレールを回転させて把持部が前方方向に向けられたときと左右方向に向けられたときにプランジャーピンがハンドレール回転ロック穴432に挿入されてハンドレールの回転がロックされる。
なお、後脚連結フレーム150には、ハンドレールの把持部が前方方向に開いた状態と左右方向に閉じた状態に対応して設けられたハンドレール回転ロック穴432に加えて、ハンドレールの回転途中においてプランジャーピンがロックされない複数のインデックス穴を備え、ハンドレールの回転中にクリック感が得られるように構成されている。
また、突起部430に備えられたプランジャーには、ハンドレール回転ロック穴に挿入されたプランジャーピンを引き戻してハンドレールの回転ロックを解除するためのハンドレール回転ロック解除ワイヤ440が接続され、ハンドレール回転ロック解除ワイヤ440の他端側は主軸側のハンドレールの把持部310に備えられたハンドレール回転ロック解除レバー450に接続されている。これにより、ハンドレールの回転がロックされているときに、ハンドレール回転ロック解除レバー450を操作することでハンドレールの回転ロックが解除され、再びハンドレールを回転させることができる。
次に、座面ロック機構500について、図2を参照して説明する。
座面ロック機構500は、座面フレーム200の側面に備えられ、先端部に鉤状の爪を有するロックピン510と、サイドフレームの後脚110から後方に向かって備えられる支持パイプ520と、支持パイプ520に支持される座面ロックアーム保持板530と、座面ロックアーム保持板530の座面ロックアーム回転中心532に対して鉛直面内に回動可能なように回転中心が支持されるアームであって、回転中心の上端側に座面フレームのロックピン510の鉤状の爪を係止することができるフックを有し、回転中心の下端側に座面のロックとロック解除の作用点を有する座面ロックアーム540と、座面ロックアーム540の下端側の作用点に対して座面をロックする側に付勢する座面ロックバネ550と、座面ロックアーム540の下端側の作用点に対して座面のロックを解除する側に牽引する座面ロック解除ワイヤ560と、座面ロック解除ワイヤ560をガイドするガイドチューブ552とを備えており、座面ロック解除ワイヤ560が牽引されていないときには、座面ロックバネ550の働きによって座面ロックアーム540の上端側のフックが座面フレームのロックピンの鉤状の爪を係止し、座面フレーム200の回転がロックされる。また、座面フレームの回転がロックされているときに座面ロック解除ワイヤ560が牽引されると、座面ロック解除アーム540の作用点が牽引されるので、座面フレーム200の回転のロックが解除される。
本実施形態では、座面ロック解除ワイヤ550は図示しない主軸側ハンドレールの回転軸に備えられる回転板に接続されており、ハンドレールの把持部310が前方方向に開いたときに座面フレーム200のロックが解除され、ハンドレールの把持部310を左右方向に閉じたときに座面ロックバネ550の働きによって座面フレーム200がロックされるように構成されている。
最後に、上記実施形態に係る着座起立補助装置1による着座・起立動作について、図4を参照して説明する。
着座開始時は、図4(a)に示すように、ハンドレールの把持部310を前方方向に開いた状態であり、座面フレーム200のロックは解除され、座面フレーム200の後端側が跳ね上げられた状態となっている。ここでハンドレールの把持部310を手で把持しながら座面フレームの着座部210に着座するとスプリング230による付勢力が働いて着座がサポートされる。着座が完了したらハンドレール回転ロック解除レバー450を操作してハンドレールの把持部310を前後方向に開いた状態から左右方向に閉じた状態に回転させることで、座面フレーム200の回転がロックされる。
起立開始時は、図4(b)に示すように、座面フレーム200が着座状態にあるときに、ハンドレール回転ロック解除レバー450を操作して、ハンドレールの把持部310を左右方向に閉じた状態から前方方向に開いた状態に回転させて座面ロックを解除した上で、ハンドレールの把持部310を手で把持しながら起立を開始することでスプリング230による付勢力が働いて起立がサポートされる。
着座中は、図4(c)に示すように、座面フレーム200は着座状態にあり、ハンドレールの把持部310は左右方向に閉じた状態にあるので、着座中にハンドレールの把持部310を手で把持することによって着座中の姿勢の安定化を図ることができる。
上記実施形態では、着座起立補助装置1は、着座・起立動作を補助する対象となる椅子2に対して単に所定の位置に設置すると記載したが、椅子2の座面の両サイドにおいて前後方向にサイドフレーム100を設置し、サイドフレーム100の前方端が椅子2の座面の前方にあり、着座状態において、座面フレーム200の幅方向の中心が椅子2の座面の幅方向の中心近傍にあって、座面フレームの着座シート210が椅子2の座面に略水平に接面し、座面フレーム200の後端が椅子2の座面の後端近傍となるように設置する必要がある。
この場合に、着座起立補助装置1と椅子2との位置関係が設置後に変動しないように、着座起立補助装置1を椅子2に対して固定することが好ましい。固定の方法としては、例えば、サイドフレームの後脚110を椅子2の前脚に対して所定の位置関係となるように適当なスペーサを挟んで伸縮バンド等で固定するようにしてもよく、着座起立補助装置1のサイドフレームに椅子の台座や脚を挟んで固定することができる固定機構を備えるようにしてもよい。
なお、着座起立補助装置1は、椅子2の座面の高さや幅に合わせたものとする必要があり、オーダーメイド品として提供するようにしてもよいが、例えば、着座・起立動作を補助する対象となる椅子の座面の高さや幅に合わせた複数のセミオーダーモデルを提供し、サイドフレームの高さを調整する高さ調整手段によって設置時に高さ調整を行うようにしてもよく、これにより製造コストの低減を図ることができる。
上記実施形態では、サイドフレーム100は、前脚と後脚の間に備えられる座面フレーム回転軸支持板130に座面フレームの回転中心を支持するものとして説明したが、座面フレームの回転中心を椅子の座面の前端より前方に有することができる限り、どのような構造のサイドフレームであってもよい。
上記実施形態では、座面フレームの後端を跳ね上げる方向に付勢する付勢手段として、スプリング230の引張力を用いるものとして説明したが、付勢手段支持アーム222を圧縮バネによって逆方向から付勢するようにしてもよい。
また、付勢手段として、ガススプリングやねじりバネを用いるようにしてもよく、座面フレームの回転力を着座・起立動作に対して適切に設定するために、複数の付勢手段を適宜組み合わせるようにしてもよい。
上記実施形態では、座面フレーム200は、前後方向の長さが椅子の座面と略一致する略U字形のパイプで形成し、両サイドのパイプの先端部を座面フレーム支持アーム222によって延長することで座面フレームの回転中心を椅子の座面の前端より前方に有するように構成したが、両サイドのパイプを座面フレームの回転中心まで備え、サイドフレームにおいて回動可能に支持するようにしてもよく、両サイドのパイプを付勢手段による付勢の作用点まで備え、座面フレームの回転中心をサイドフレームにおいて回動可能に支持するようにしてもよい。
上記実施形態では、ハンドレール300は、鉛直方向に3段の把持部を備えるようにしたが、これは使用者の体重を支えるための強度を有すること、使用者の身長や座高に応じて把持部の高さを選べるようにすること、ハンドレール回転ロック解除レバー450を中断に備えることとなどを考慮して3段としたものであり、所定の強度が得られ、操作性に問題がなければ2段としてもよく、1段としてもよい。この場合において、使用者の身長や座高に応じて把持部の高さを変更する高さ調節機構を備えるようにしてもよい。
上記実施形態では、ハンドレール300は、ハンドレールの回転軸に対して外側に湾曲させたところに把持部310を有するようにしているが、これは両サイドのハンドレールの把持部を左右方向に閉じたときにハンドレールの把持部が着座者の胸元から一定距離前方となるようにしたものであり、椅子の座面とハンドレールの把持部との位置関係から湾曲させる必要がない場合にはハンドレールの回転軸に対してストレートに把持部を備えるようにしてもよい。
上記実施形態では、座面ロック機構500は、座面フレーム200の側面に備えられるロックピンの先端部の鉤状の爪に対して、サイドフレーム100に対して支持パイプ520を介して支持される座面ロックアーム支持板530に回動可能に支持された座面ロックアーム540の先端部のフックを係止させることで、座面フレーム200の回転をロックするようにしたものであるが、座面フレーム200の回転をロックすることができるものである限りどのような構造を有するものであってもよい。
上記実施形態では、座面ロックを解除する座面ロック解除ワイヤ560はハンドレールの回転軸に備えられる回転板に接続され、ハンドレールの把持部が左右方向に閉じたときに座面ロック機構をロックさせ、ハンドレールの把持部が前方方向に開いたときに座面ロック機構のロックを解除させるように構成されているが、ハンドレールの把持部に座面ロック解除ワイヤ560が接続される座面ロック解除レバーを備え、起立を開始するときに座面ロック解除レバーを操作するようにしてもよい。
また、座面ロックを解除する座面ロック解除ワイヤ560を、ハンドレールの回転ロックを解除するハンドレール回転ロック解除ワイヤ440とともにハンドレール回転ロック解除レバー450に接続し、ハンドレール回転ロック解除レバー450を操作したときにハンドレールの回転ロックの解除とともに座面ロックを解除するようにしてもよい。
このようにすることで、ハンドレールの把持部が左右方向に閉じている着座状態から起立する際には、最初にハンドレール回転ロック解除レバー450を操作することでハンドレールの回転ロックが解除されるとともに座面ロックが解除されるので、座面フレームによる起立のサポートを受けつつ、起立動作に合わせて両サイドのハンドレールの把持部を前方方向に回転させることができ、円滑に起立動作を行うことができる。また、ハンドレールの把持部が前方方向に開いている起立状態から着座する際にも、ハンドレール回転ロック解除レバー450を操作することでハンドレールの回転ロックが解除され、座面フレームによる着座のサポートを受けつつ、着座動作に合わせて両サイドのハンドレールの把持部を左右方向に回転させることができ、着座を完了したときには座面フレームが自動的にロックされるので、円滑に着座動作を行うことができる。
この場合に、ハンドレールの把持部が不測に回転することによって使用者がバランスを崩すことを防止するため、ハンドレールの回転に対して一定の制動を加える回転制動手段を備えることが好ましい。これにより、着座・起立動作をより安全に行うことができる。
また、ハンドレールの他の実施形態として、使用者が着座・起立動作の開始から完了までと着座中に手で把持して体を支えることができる把持部を有するハンドレールを椅子の座面の両サイドに備え、両サイドのハンドレールの把持部を略鉛直面内において略前方方向に開いた状態と略鉛直方向に開いた状態との間で回動可能とし、両サイドのハンドレールの把持部が略鉛直方向に開いた状態にあるときに、両サイドのハンドレールの把持部を略鉛直方向に開いた状態と着座した使用者の前方で互いに向き合うように略左右方向に閉じた状態との間で回動可能とするように構成されたものとしてもよい。
これにより、着座する際には両サイドのハンドレールの把持部が略前方方向に開いた状態にあるハンドレールの把持部を手で把持しながら着座動作に合わせて両サイドのハンドレールの把持部を略鉛直方向に回動させることで、円滑に着座動作を行うことができる。この場合に、着座開始時に略前方方向に開いた状態にあるハンドレールの把持部で体重を支えることによって椅子の座面に対して深く腰掛けることが容易となる。着座後は両サイドのハンドレールの把持部を略左右方向に回動させて使用者の前方において略左右方向に閉じた状態とすることによって着座中の姿勢の安定化を図ることができる。また、起立する際には両サイドのハンドレールの把持部を略鉛直方向に開いた状態に戻し、略鉛直方向に開いた状態にあるハンドレールの把持部を把持しながら起立動作に合わせて両サイドのハンドレールの把持部を略前方方向に回動させることで円滑に起立動作を行うことができる。この場合に、略鉛直方向に開いた状態のハンドレールの把持部を手前に引くことで自身の体が持ち上がるので、起立動作の開始が助勢される。
この場合においても、ハンドレールの把持部が不測に回転することによって使用者がバランスを崩すことを防止するため、ハンドレールの回転に対して一定の制動を加える回転制動手段を備えることが好ましい。これにより、着座・起立動作をより安全に行うことができる。
また、上記実施形態の座面フレームにおいて、着座面の前後方向の長さを椅子の座面の前後方向の長さより短く形成し、着座面を座面フレーム上で前後方向にスライド移動させることができるものであって、着座面の前端が座面フレームの前端近傍にあるときと着座面の後端が座面フレームの後端近傍にあるときに着座面のスライド移動がロックされるように構成された着座面スライド機構を備えるようにしてもよい。
このような着座面スライド機構を備えることで、着座する際に着座面の前端を座面フレームの前端近傍に移動させた状態で着座することで、椅子の座面に深く腰掛けるという着座の負担を軽減することができ、着座終了後に着座面の後端を座面フレームの後端近傍までスライド移動させることで、最終的に椅子の座面に深く腰掛けた状態とすることが可能となる。また、起立する際にも着座面の前端を座面フレームの前端近傍にスライド移動させた状態で起立することで、椅子の座面に深く腰掛けた状態から起立するという起立の負担を軽減することができる。
また、着座起立補助装置の他の実施形態として、椅子の座面上に載置される台座と、略水平となる着座状態と後端側が跳ね上げられた起立状態との間で回動自在に台座に支持される着座部と、台座に対して着座部の後端側を跳ね上げる方向に付勢する付勢手段と、着座後に着座状態が維持されるように着座部の回転をロックする着座部ロック機構とを備え、台座および着座部の前後方向の長さは椅子の座面の前後方向の長さより短く形成され、台座を椅子の座面上で前後方向にスライド移動させる台座スライド機構を有し、台座の前端が椅子の座面の前端近傍にあるときと台座の後端が椅子の座面の後端近傍にあるときに台座のスライド移動がロックされるように構成されたものとしてもよい。
このような構成により、着座する際に台座の前端を椅子の座面の前端近傍に移動させた状態で着座することで、椅子の座面に深く腰掛けるという着座の負担を軽減することができ、着座終了後に台座の後端を椅子の座面の後端近傍までスライド移動させることで、最終的に椅子の座面に深く腰掛けた状態とすることが可能となる。また、起立する際にも台座の前端を椅子の座面の前端近傍に移動させた状態で起立することで、椅子の座面に深く腰掛けた状態から起立するという起立の負担を軽減することができる。
上記実施形態のハンドレールは、単体として椅子の座面の両サイドに設置することによって本願発明の課題を解決することができるものであり、本願発明の効果を奏するものである。
以上、椅子に対して所定の位置に設置することによって着座起立補助機能を提供する着座起立補助装置の実施形態について述べてきたが、上記実施形態の着座起立補助装置の構成を備えた椅子として実施することによって本願発明の課題を解決することができ、本願発明の効果を奏する着座起立補助機能を有する椅子を提供することができる。
本願発明によれば、複雑な機構を要することなく簡単な構造で着座・起立を安全に行うことができ、着座に際して椅子の座面に深く腰掛けることができる着座起立補助装置および着座起立補助機能を有する椅子を低価格で提供することができる。
なお、ここで言う椅子には、家庭用の椅子、病院や介護施設等で使用される椅子、車椅子が含まれる。
尚、本願発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、本願発明の効果を奏する限り、各実施形態で述べた構成要素を適宜入れ替えたり、新たな構成要素を追加したり、一部の構成要素を削除したりしてもよいことは言うまでもない。
1 本願発明の一実施形態に係る着座起立補助装置
2 着座起立補助装置が装着される椅子
100 サイドフレーム
110 後脚
120 前脚
130 座面フレーム回転軸支持板
140 前後脚連結フレーム
150 後脚連結フレーム
200 座面フレーム
210 着座シート
220 座面フレーム回転中心
222 座面フレーム支持アーム
224 付勢手段支持アーム
230 スプリング(付勢手段)
232 付勢力調節ネジ
300 ハンドレール
310 ハンドレールの把持部
400 ハンドレールリンク機構
410 主軸側回転板
412 主軸側リンク棒
414 主軸側歯車
420 従軸側回転板
422 従軸側リンク棒
424 従軸側歯車
430 主軸側回転板突起部
432 ハンドレール回転ロック穴
440 ハンドレール回転ロック解除ワイヤ
450 ハンドレール回転ロック解除レバー
500 座面ロック機構
510 ロックピン
520 支持パイプ
530 座面ロックアーム支持板
532 座面ロックアーム回転中心
540 座面ロックアーム
550 座面ロックバネ
560 座面ロック解除ワイヤ
562 ガイドチューブ

Claims (4)

  1. 椅子への着座と着座状態からの起立を補助する着座起立補助装置であって、
    椅子の座面の左右の両サイドにおいて前後方向に設置され、前方端が前記椅子の座面の前端より前方側にあるサイドフレームと、
    前記椅子の座面の左右幅と略一致する幅を有する略U字形に形成された座面フレームであって、前記座面フレームの後端から前記椅子の座面の前後方向の長さの範囲内に使用者が着座する着座面を有し、前記座面フレームの後端が前記椅子の座面の後端近傍にあって前記座面フレームの裏面が前記椅子の座面に略水平に接面する着座状態と前記座面フレームの後端側が跳ね上げられた起立状態との間で回動可能なように、前記座面フレームの2つの前端側が前記両サイドのサイドフレームのそれぞれに支持される座面フレームと、
    前記座面フレームの後端側を跳ね上げる方向に付勢する付勢手段と、
    着座後に前記座面フレームの回転をロックする座面ロック機構と、
    を備え、着座・起立に際して座面の傾斜が急角度とならずに使用者の臀部を高い位置までサポートできるように、前記座面フレームの回転中心を前記椅子の座面の前端に対して前方に有するように構成され
    前記椅子の座面の両サイドにおいて、使用者が着座・起立動作の開始から完了までと着座中に手で把持して体を支えることができる把持部を有するハンドレールを備え、前記ハンドレールは、両サイドのハンドレールの把持部を略水平面内において略前方方向に開いた状態と着座した使用者の前方で互いに向き合うように略左右方向に閉じた状態との間で回動可能とするように構成され、
    前記ハンドレールは、両サイドのハンドレールを同期して逆方向に回転させるハンドレールリンク機構を有し、前記ハンドレールリンク機構は、両サイドのハンドレールの把持部が略前方方向に開いた状態と略左右方向に閉じた状態のそれぞれにおいてハンドレールの回転がロックされるように構成され、
    前記座面ロック機構は、両サイドのハンドレールの把持部が略左右方向に閉じたときに前記座面フレームの回転をロックさせ、両サイドのハンドレールの把持部が略前方方向に開いたときに前記座面フレームの回転のロックを解除させるように構成されたことを特徴とする、着座起立補助装置。
  2. 椅子への着座と着座状態からの起立を補助する着座起立補助装置であって、
    椅子の座面の左右の両サイドにおいて前後方向に設置され、前方端が前記椅子の座面の前端より前方側にあるサイドフレームと、
    前記椅子の座面の左右幅と略一致する幅を有する略U字形に形成された座面フレームであって、前記座面フレームの後端から前記椅子の座面の前後方向の長さの範囲内に使用者が着座する着座面を有し、前記座面フレームの後端が前記椅子の座面の後端近傍にあって前記座面フレームの裏面が前記椅子の座面に略水平に接面する着座状態と前記座面フレームの後端側が跳ね上げられた起立状態との間で回動可能なように、前記座面フレームの2つの前端側が前記両サイドのサイドフレームのそれぞれに支持される座面フレームと、
    前記座面フレームの後端側を跳ね上げる方向に付勢する付勢手段と、
    着座後に前記座面フレームの回転をロックする座面ロック機構と、
    を備え、着座・起立に際して座面の傾斜が急角度とならずに使用者の臀部を高い位置までサポートできるように、前記座面フレームの回転中心を前記椅子の座面の前端に対して前方に有するように構成され
    前記着座面の前後方向の長さは前記椅子の座面の前後方向の長さより短く形成され、前記着座面を前記座面フレーム上で前後方向にスライド移動させることができる着座面スライド機構を有し、前記着座面スライド機構は、前記着座面の前端が前記座面フレームの前端近傍にあるときと前記着座面の後端が前記座面フレームの後端近傍にあるときに前記着座面のスライド移動がロックされるように構成されたことを特徴とする、着座起立補助装置。
  3. 椅子への着座と着座状態からの起立を補助する着座起立補助装置であって、
    椅子の座面上に載置される台座と、
    着座部であって、前記着座部が略水平となる着座状態と前記着座部の後端側が跳ね上げられた起立状態との間で回動自在に前記台座に支持される着座部と、
    前記台座に対して前記着座部の後端側を跳ね上げる方向に付勢する付勢手段と、
    着座後に着座状態が維持されるように前記着座部の回転をロックする着座部ロック機構と、を備え、
    前記台座および前記着座部の前後方向の長さは前記椅子の座面の前後方向の長さより短く形成され、前記台座を前記椅子の座面上で前後方向にスライド移動させる台座スライド機構を有し、前記台座スライド機構は、前記台座の前端が前記椅子の座面の前端近傍にあるときと前記台座の後端が前記椅子の座面の後端近傍にあるときに前記台座のスライド移動がロックされるように構成されたことを特徴とする、着座起立補助装置。
  4. 請求項1~のいずれかに記載された着座起立補助装置を備えてなる、着座起立補助機能を有する椅子。
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