JP2009233090A - 座席昇降車椅子の立ち上がり用把持部 - Google Patents

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JP2009233090A JP2008082659A JP2008082659A JP2009233090A JP 2009233090 A JP2009233090 A JP 2009233090A JP 2008082659 A JP2008082659 A JP 2008082659A JP 2008082659 A JP2008082659 A JP 2008082659A JP 2009233090 A JP2009233090 A JP 2009233090A
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Abstract

【課題】簡易な構成で車椅子利用者の立ち上がり作業を容易にする座席昇降車椅子を提供することを課題とする。
【解決手段】アームレスト11に対して車椅子Aの進行方向前方であって、車椅子利用者の車椅子からの立ち上がり時の足の位置に対して略垂直上方位置には、立ち上がり用把持部20が設けられている。車椅子利用者の立ち上がり作業において、座面6が前傾することにより、車椅子利用者は図中二点鎖線に示す位置から実線の位置に移動する。その状態で車椅子利用者は立ち上がり用把持部20のノブ22に手をかけ、これを下方に押すように力を入れることにより容易に立ち上がることが出来る。
【選択図】図1

Description

本発明は、車椅子からの立ち上がりや車椅子への着座作業を容易にする座席昇降車椅子の立ち上がり用把持部に関するものである。
座席昇降車椅子は、車椅子利用者が一人で立ち上がることができるよう、立ち上がりを支援する機能を有する。また、介助者が車椅子利用者を立ち上がらせてベッドなどに移乗する際の「立位による移乗」を容易に行う事ができ、介助者の腰痛を防止する。具体的には、シリンダー駆動により座面を前方に傾斜可能としており、この傾斜により車椅子利用者の立ち上がりを補助し、また、介助者の腰痛防止となる(特許文献1参照)。実際の立ち上がり時において、車椅子利用者は地面に足をつき、アームレストと称される肘掛部を手で押すことにより立ち上がり動作をすることとなる。しかしながら、特許文献1のような構成では、座面が上昇する分、アームレストが相対的に低くくなるため、立ち上がりにくいという問題がある。
これを解決するために特許文献2にはアームレストを座面の上昇に連動させ、アームレストを垂直上方に移動させることにより、立ち上がり動作を容易にする技術の開示がある。
特開2002−126008号公報 特開2006−246957号公報
しかしながらこの構成でもアームレストは垂直上方に移動するため、車椅子利用者が立ち上がろうとする際、立とうとする位置に対して手が後方に位置してしまい、無理な体勢となるため、立ち上がり作業が依然として難しいという問題があった。また、アームレストを上昇させる装置の製作に伴う部品数が多くなり、コスト高となる問題もあった。
本発明が前述の状況に鑑み解決しようとするところは、簡易な構成で車椅子利用者の立ち上がり作業を容易にする座席昇降車椅子を提供することをその課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、車椅子本体を構成するフレーム1と、該フレーム1両側部に設けられて車椅子利用者の肘掛となるアームレスト11と、前記フレーム1に対して昇降自在又は傾動自在に設置される座面6とを有する座席昇降車椅子Aにおいて、前記フレーム1の前記アームレスト11よりも前記車椅子Aの進行方向前方であって、前記車椅子利用者の立ち上がり時の足の位置に対して略垂直上方位置に立ち上がり用把持部20を設けたことを特徴としている。
本発明記載の座席昇降車椅子によれば、アームレストよりも車椅子の進行方向前方であって、車椅子利用者の立ち上がり時の足の位置に対して略垂直上方位置に立ち上がり用把持部を設けたので、車椅子利用者が車椅子から立ち上がる際、容易に立ち上がることができる座席昇降車椅子を簡易な構成で実現することができる。
本発明の実施形態による座席昇降車椅子について図1〜図5に基づき説明する。図1の概略側面断面図に示す通り、本実施例に係る座席昇降車椅子Aは本体部を構成するフレーム1に座席を昇降駆動する機構が設けられている。フレーム1に取り付けられたハウジング2内には伸縮装置3が固定されている。伸縮装置3には駆動軸4が上下方向に進退自在に設けられている。駆動軸4の一端は基部5に軸支されている。基部5は座面6に固定されているので、伸縮装置3の駆動により座面6が昇降することとなる。車椅子利用者が車椅子使用時に両手を置く部分のフレーム1には左右一対のアームレスト11が設けられており、車椅子利用者の肘掛として機能する。また、符号7はフレーム1に回転可能に支承された車輪であり、符号8は同じくフレーム1に回転可能に支承されたキャスターである。符号9はフレーム1に設けられ、車椅子利用者の足置き部を構成するフットレストである。符号10は車椅子の駐車などに使用されるブレーキレバーであり、これを操作することで、図示しないロック機構により車輪7にロックをかけて制動する機能を有する。
アームレスト11に対して車椅子Aの進行方向前方であって、車椅子利用者の車椅子からの立ち上がり時の足の位置に対して略垂直上方位置には、本発明の立ち上がり用把持部20が設けられている。具体的には、フレーム1のアームレスト11よりも前方に保持体21が固着されている。保持体21の上部にはノブ22が一体的に設けられている。
車椅子利用者の立ち上がり作業において、座面6が前傾することにより、車椅子利用者は図中二点鎖線に示す位置から実線の位置に移動する。その状態で車椅子利用者は立ち上がり用把持部20のノブ22に手をかけ、これを下方に押すように力を入れることで立ち上がることがより一層楽に出来る。立ち上がり用把持部20は車椅子利用者が立ち上がる際の足の位置に対して略垂直上方位置に位置しているので、車椅子利用者は容易に立ち上がり作業が行えることとなる。図1に示す通り、アームレスト11に手をかけて立ち上がる場合と比べ、距離Xの分、立ち上がり時における手の位置が前方へ移動できることとなる。
図2に立ち上がり用把持部20の他の実施例を示す。本実施例における立ち上がり用把持部20は、保持体21とこの保持体21に対してヒンジ24を介して回動可能な移動部材23とこれと一体的に設けられるノブ22からなる。車椅子利用者の立ち上がり作業時以外は図2中二点鎖線で示す位置に移動部材23及びノブ22を回動しておけば車椅子利用者の邪魔になることがなく、便利である。
図3は立ち上がり用把持部20の他の実施例であり、(a)は立ち上がり用把持部の拡大図、(b)は固定手段の拡大断面図、(c)は固定手段の拡大側面図を示している。本実施例においては、立ち上がり用把持部20のノブ22の高さ位置及び回転方向位置を変更可能に構成されている。図3(a)、(b)に示す通り、本実施例において、フレーム1に固着される保持体21は中空部材にて形成され、孔21aを有している。保持体21には複数の孔23aを有する移動部材23が摺動可能かつ回転可能に挿入される。保持体21には固定手段25が設けられている。具体的には、保持体21にはブロック28が固定されており、ブロック28にはつまみ26aを有するピン26が保持体21の孔21aと移動部材23の孔23aを貫通して、図3(b)中左右方向に移動可能に挿入されている。ピン26の保持体21外面付近には図示しない止め輪が固定されており、この止め輪とブロック28の内壁との間にはバネ27が設けられていることにより、ピン26は常時図3(b)中右方向に付勢されている。つまみ26aをバネ27の付勢力に抗して図3(b)中左方向に引っ張ってピン26を孔21a、孔23aから抜くことにより、移動部材23は摺動かつ回転可能になる。そして任意の孔23aと孔21aとを合せてピン26を再び挿入することにより、移動部材23の高さ方向、回転方向を変更することが可能となる。また、この高さ調節機構は図3(c)に示すように、移動部材23の突起23bと保持体21のスライド孔21bとにより実現することも可能である。図3(c)では3段階の高さ調節が可能である。
図4は立ち上がり用把持部20の他の実施例であり、(a)、(b)共にノブを示す拡大図である。移動部材23に一体的に設けられたノブ22は図4(a)に示すようにひょうたん形や、図4(b)に示すようにもみじ形にするなど、車椅子利用者の握りやすいものにすることができる。
図5は立ち上がり用把持部20の他の実施例であり、(a)は座席昇降車椅子Aの概略側面断面図、(b)は保持体21の拡大断面図である。図1と同一部分については説明を省略する。保持体21は長い筒状の中空部材として形成され、フレーム1に固着されており、その下端には蓋21cが図示しないバネで常時保持体21の開口部を閉じるように付勢された状態で設けられている。保持体21は上部が開口されており、ここに杖Tが挿入可能となっている。車椅子利用時は保持体21は杖Tのケースとして機能する。車椅子利用者の立ち上がり時に車椅子利用者は杖Tを持ってこれを下方に押すように力を入れると、バネの付勢力に抗して蓋21cが回動し、杖Tの先端部が地面に当接する。こうすることにより、車椅子利用者は立ち上がることが出来る。つまり杖Tが前述実施例における立ち上がり用把持部20のノブ22の役割を果たすこととなり、部品数の削減や省スペースが図れる。
本発明にかかる座席昇降車椅子の立ち上がり用把持部の機構は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲で記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、立ち上がり用把持部20は左右アームレスト11の両方に設けても片方に設けても良い。
本発明に係る、座席昇降車椅子の立ち上がり用把持部は、座席昇降機能を有する車椅子において極めて有用である。
本実施形態に係る座席昇降車椅子の概略側面断面図である。 立ち上がり用把持部の他の実施例を示す側面図である。 立ち上がり用把持部の他の実施例であり、(a)は立ち上がり用把持部の拡大図、(b)は固定手段の拡大断面図、(c)は固定手段の拡大側面図である。 立ち上がり用把持部の他の実施例であり、(a)、(b)共にノブを示す拡大図である。 立ち上がり用把持部の他の実施例であり、(a)は座席昇降車椅子の概略側面断面図、(b)は保持体の拡大断面図である。
符号の説明
20 立ち上がり用把持部
21 保持体
22 ノブ
23 移動部材
24 ヒンジ
25 固定手段
26 ピン
27 バネ
28 ブロック
T 杖

Claims (1)

  1. 車椅子本体を構成するフレームと、該フレーム両側部に設けられて車椅子利用者の肘掛となるアームレストと、前記フレームに対して昇降自在又は傾動自在に設置される座面とを有する座席昇降車椅子において、前記フレームの前記アームレストよりも前記車椅子の進行方向前方であって、前記車椅子利用者の立ち上がり時の足の位置に対して略垂直上方位置に立ち上がり用把持部を設けたことを特徴とする座席昇降車椅子。
JP2008082659A 2008-03-27 2008-03-27 座席昇降車椅子の立ち上がり用把持部 Pending JP2009233090A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2501316A (en) * 2012-04-20 2013-10-23 Grey Edward Bence Giddins Chair hand grips and supports
US11471361B2 (en) 2017-02-21 2022-10-18 Lifebloom Wheelchair for assisting walking

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