JP4000679B2 - 車椅子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、介護を必要とする高齢者等の被介護者によって使用されて、前後方向へ移動する車椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の車椅子の従来例として、例えば特開平7−236660号公報に開示された図15に示す構成のものが存在する。このものは、車椅子本体Aと、車椅子本体Aに支持された一対の前面支柱A1,A1と、車椅子本体Aの前方両側へ設けられて被介護者の足を足のせ位置にて載置する一対のフットレストC,Cを備え、各フットレストCは前面支柱A1の下端部にて前後方向に跨設されるとともに、前後方向に沿って設けられた軸心C1を中心にして回動自在に支持される。
【0003】
また、この種の車椅子の別の従来例として、図16に示す構成のものが存在する。このものは、従来例と同一の車椅子本体Aと、車椅子本体Aの前方へ設けられて両足B,Bを足のせ位置にて載置するフットレストCを備え、フットレストCは前後方向へ移動可能となるよう形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来例の、及び別の従来例の車椅子では、被介護者の足BをフットレストCに載置した状態で被介護者を移動できるとともに、従来例では、フットレストCを回動して直立させると、その直立したフットレストCが乗り降りの際に邪魔にならず、折り畳み式の車椅子の場合には、折り畳んでコンパクトに納めることができる。また、別の従来例では、フットレストCを車椅子本体A側へ移動させ収納して、乗り降りの際に邪魔になることがない。
【0005】
しかしながら、従来例の、及び別の従来例の車椅子では、各フットレストCが互いに独立して前後方向へ移動可能ではない。したがって、例えば左足Bが曲がらず右足Bが健康な人の場合、左足B及び右足Bの足のせ位置を前後方向へずらしたいができず、身体症状に対応して足のせ位置を前後方向へ自由に設定できなかった。
【0006】
また、従来例では、介護者は被介護者をベッド等から、又はベッド等へ移乗させる場合、直立したフットレストCが邪魔になって、被介護者の近くに足をもっていくことができず、すなわち被介護者の近辺に近づいて移乗動作できない。したがって、無理な姿勢での移乗動作を行わざるを得ず、介護作業で腰を痛める等の問題があった。また、被介護者にとっても、直立したフットレストCが移乗時に邪魔になる場合があった。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなしたもので、その目的とするところは、身体症状に対応して左右の足のせ位置を前後方向へそれぞれ自由に設定できる車椅子を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、請求項1記載のものは、車椅子本体1と、車椅子本体1の前方両側へそれぞれ設けられて足を足のせ位置にて載置する一対のフットレスト2を備え、少なくとも前後方向へ移動する車椅子において、各前記フットレスト2は中央片21aの両端から突設された一片21b及び他片21cとで略コ字型に形成されたフットレストフレーム21と、フットレストフレーム21の一片21b及び他片21cの基端部21c 1 間に架設された足のせ部22とを設け、他片21cの先端部21c 2 が車椅子本体1から前方へ向かって突設された突出管13cの管内部に出入りして、互いに独立して前後方向へ移動可能となるよう形成され、前記フットレストフレーム21は、前記足のせ部22が略水平状態又は略垂直状態に位置するよう前記他片21cが前記車椅子本体1の突出管13cに回動自在に支持された構成にしてある。
【0011】
請求項2記載のものは、請求項1記載のものにおいて、前記略水平状態に位置した足のせ部22所定寸法δを超え移動することを阻止する移動阻止手段が、前記フットレストフレーム21に設けられた構成にしてある。
【0012】
請求項3記載のものは、請求項2記載のものにおいて、前記移動阻止手段は、底部23aに貫通孔23bを設けた略有底筒状に形成されて、前記車椅子本体1から前方へ向かって突設された突出管13cの一端部に固定された固定管23と、前記フットレストフレーム21の他片21cに前記所定寸法δの間隔で突設されて、前記足のせ部22が略垂直状態及び前記略水平状態でそれぞれ貫通孔23bに挿通及び底部23aに当接する当接ピン24とでもって形成された構成にしてある。
【0013】
請求項4記載のものは、請求項1記載のものにおいて、長軸21c3及び短軸21c4を有して断面扁平状に形成された前記フットレストフレーム21の他片21cは、短軸21c4に沿った外周部21c7が前記突出管13cの内周壁13c1に支持されるとともに、長軸21c3が前記足のせ部22の水平状態及び垂直状態でそれぞれ略垂直及び略水平に位置するよう配置された構成にしてある。
【0014】
請求項5記載のものは、請求項4記載のものにおいて、前記フットレストフレーム21の他片21cは前記短軸21c4に沿った外周部21c7が、略円形状に形成された前記突出管13cの内周壁13c1に摺動するよう断面円弧状に形成された構成にしてある。
【0016】
請求項6記載のものは、請求項4又は請求項5に記載のものにおいて、前記足のせ部22の水平状態及び垂直状態で前記長軸21c3に沿った他片21cの外周部端部にそれぞれ当接する当接突起13c4は、前記突出管13cの内周壁13c1に設けられた構成にしてある。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施形態を図1乃至図4に基づいて以下に説明する。
【0018】
1は車椅子本体で、座板11を設け、一対の上部フレーム12、及び一対の下部フレーム13が、座板11の前後方向に沿った両側から上方及び下方に向かって、それぞれ突設される。ここで、各下部フレーム13が管状に形成され、2本で構成されて、一方の下部フレーム13が座板11に固着される座板管13aと、その座板管13aから下方へ向かって折曲形成された中間管13bと、その中間管13bから前方へ向かって突設された突出管13cとを有して略コ字型に形成されて、車輪14が突出管13c及び他方の下部フレーム13にそれぞれ2個ずつ取り付けられて、少なくとも前後方向へ移動する。
【0019】
2はフットレストで、一対で構成され、車椅子本体1の前後方向へ沿った両側へそれぞれ設けられる。各フットレスト2はフットレストフレーム21と足のせ部22とを設け、フットレストフレーム21が中央片21aと、その中央片21aの一端から突設された一片21bと、他端から突設して基端部21c1及び先端部21c2を有した他片21cとで略コ字型に形成されるとともに、足のせ部22がフットレストフレーム21の一片21b、及び他片21cの基端部21c1間に架設されて、足を足のせ位置にて載置する。
【0020】
そして、他片21cの先端部21c2が車椅子本体1から突設された突出管13cの管内部に挿入され出入りして、互いに独立して前後方向へ移動可能となるようにする。さらに、他片21cの先端部21c2が突出管13cに回動自在に支持されて、中央片21aが他片21cを回動軸とし回動する。
【0021】
このものの動作を図1、図3及び図4に基づいて説明する。図1に示すように、先ず各フットレスト2は他片21cの先端部21c2が突出管13cの管内部に出入りして、互いに独立して前方方向へ移動し、一方の足のせ部22aが他方の足のせ部22bに比較して前方へ設定されて、それぞれが略水平状態に位置する。そして、被介護者は座板11に腰掛けると、右足が左足に比較して前方へ位置した状態で足を足のせ部22に載置して、身体症状又は体格に対応して、足のせ部22を移動させて足のせ位置を前後方向へ自由に設定する。
【0022】
次いで、図3に示すように、各フットレスト2はフットレストフレーム21の中央片21aが、突出管13cに支持された他片21cを回動軸として約90度回動されて、足のせ部22が略垂直状態に位置する。そして、フットレストフレーム21の他片21c先端部21c2が、突出管13cの管内部に車椅子本体1側へ移動して、被介護者の足下位置に比較して車椅子本体1側へ、すなわち座板11の下方へ収納される。したがって、介護者は各フットレスト2を邪魔にすることなく被介護者の近くに足を位置させて、楽な姿勢で容易に被介護者をベッド等から移乗させる。
【0023】
かかる第1実施形態の車椅子にあっては、上記したように、各フットレスト2が互いに独立して前後方向へ移動可能となるから、例えば一方のフットレスト2の位置を他方のフットレスト2に比較して前方へ設定し、例えば被介護者の右足を左足に比較して前方へ位置させた状態で両足を各フットレスト2に載置して、すなわち、各フットレスト2の足のせ位置を身体症状又は体格に対応し互いに独立して前後方向へ自由に設定して、被介護者を楽な姿勢で移動させることができる。
【0024】
また、各フットレスト2が中央片21a、一片21b及び他片21cで略コ字型に形成されたフットレストフレーム21と、フットレストフレーム21の一片21b及び他片21cの基端部21c1間に架設された足のせ部22とを設け、他片21cの先端部21c2が車椅子本体1から突設された突出管13cの管内部に出入りして移動するから、各フットレスト2が互いに独立して前後方向へ移動可能となる構成を、容易にかつ安価に実現することができる。
【0025】
また、フットレストフレーム21の他片21cが車椅子本体1の突出管13cに回動自在に支持されたから、フットレスト2を使用時に、足のせ部22が水平状態に位置するよう中央片21aを回動させて足を足のせ部22に載置し、フットレスト2を非使用時に、足のせ部22が垂直状態に位置するよう中央片21aを回動させ、他片21cの先端部21c2を突出管13cの管内部に挿入してフットレストフレーム21を車椅子本体1側へ移動させて、垂直に直立したフットレスト2が被介護者の足下に位置して邪魔になった従来と異なって、介護者が被介護者の近くに足を位置させて、安定した姿勢で容易に被介護者をベッド等から移乗させることができる。
【0026】
なお、第1実施形態では、フットレストフレーム21の他片21cの先端部21c2が、車椅子本体1から突設された突出管13cの管内部に出入りして、各フットレスト2が移動するものとしたが、図5及び図6に示すように、他片21cの先端部21c2が突出管13cの管内部に出入りするのではなく、他の方法によって、各フットレスト2が互いに独立して前後方向へ移動可能となるよう形成してもよく、限定されない。
【0027】
本発明の第2実施形態を図7及び図8に基づいて以下に説明する。なお、第2実施形態では第1実施形態と異なる機能について述べることとし、第1実施形態と実質的に同一機能を有する部材については、同一符号を付して説明を省略する。
【0028】
第2実施形態では、移動阻止手段がフットレストフレーム21に設けられて、固定管23及び複数の当接ピン24でもって形成される。すなわち、底部23aに貫通孔23bを設けて略有底筒状に形成された固定管23が、車椅子本体1の突出管13cの一端部に固定されるとともに、複数の当接ピン24が所定寸法δの間隔でフットレストフレーム21の他片21cに突設される。
【0029】
このものの動作を説明する。先ず、図7に示すように、各フットレスト2は足のせ部22が略垂直状態で、固定管23の底部23aに貫通孔23bを設けているので、当接ピン24が底部23aに当接することなく挿通され、フットレストフレーム21の他片21cが、突出管13cの管内部から引き出されて前方方向へ移動する。そして、図8に示すように、フットレストフレーム21の中央片21aが他片21cを回動軸として約90度回動されて、足のせ部22及び当接ピン24が略水平状態に位置する。この状態で各フットレスト2は車椅子本体1側へ押圧されて移動したとき、当接ピン24が固定管23の底部23aに当接して、所定寸法δを超えて移動することがない。
【0030】
かかる第2実施形態の車椅子にあっては、上記したように、所定寸法δを超えた足のせ部22の移動を阻止する移動阻止手段がフットレストフレーム21に設けられたから、足のせ部22が略水平状態で車椅子本体1側へ押圧されても、所定寸法δを超えて移動することがなく、被介護者を安全に移動させることができる。
【0031】
また、移動阻止手段が底部23aに貫通孔23bを設けて突出管13cの一端部に固定された固定管23と、フットレストフレーム21の他片21cに所定寸法δの間隔で突設された当接ピン24とでもって形成されたから、当接ピン24が足のせ部22の略垂直状態で固定管23の貫通孔23bに挿通されるとともに、略水平状態で固定管23の底部23aに当接して、足のせ部22が略水平状態で所定寸法δを超えた移動を、簡単な構成で容易に阻止することができる。
【0032】
なお、第2実施形態では、移動阻止手段を固定管23及び当接ピン24でもって形成したが、他の方法で形成してもよく、限定されない。
【0033】
本発明の第3実施形態を図9及び図10に基づいて以下に説明する。なお、第3実施形態では第1実施形態と異なる機能について述べることとし、第1実施形態と実質的に同一機能を有する部材については、同一符号を付して説明を省略する。
【0034】
突出管13cは内周壁13c1が略円形状に形成されるとともに、略L字型に形成されて第1当接面13c2及び第2当接面13c3を有した当接突起13c4が、互いに対向した状態で内周壁13c1から2個それぞれ突設される。
【0035】
フットレストフレーム21の他片21cは長軸21c3及び短軸21c4を有して断面扁平状に形成され、長軸21c3に沿った一方外周部21c5及び他方外周部21c6がそれぞれ断面略直線状に、短軸21c4に沿った外周部21c7が断面円弧状にそれぞれ形成される。そして、図9に示すように、長軸21c3が足のせ部22の水平状態で垂直に、図10に示すように、足のせ部22の垂直状態で水平にそれぞれ位置するよう配置されて、短軸21c4に沿った外周部21c7が突出管13cの内周壁13c1に摺動自在に支持されて回動する。
【0036】
また、図9に示すように、足のせ部22の水平状態で、一方外周部21c5及び他方外周部21c6における互いに対向した各一端部が当接突起13c4の第1当接面13c2に、図10に示すように、足のせ部22の垂直状態で、一方外周部21c5及び他方外周部21c6における互いに対向した各他端部が第2当接面13c3にそれぞれ当接する。すなわち、当接突起13c4は足のせ部22の水平状態、及び垂直状態で長軸21c3に沿った他片21cの外周部一端部にそれぞれ当接する。
【0037】
かかる第3実施形態の車椅子にあっては、上記したように、フットレストフレーム21の他片21cが長軸21c3及び短軸21c4を有して断面扁平状に形成されるとともに、その長軸21c3が足のせ部22の水平状態及び垂直状態で垂直及び水平にそれぞれ位置するから、水平状態の足のせ部22に足をのせて荷重が他片21cに負荷されたとき、他片21cの長軸21c3が垂直に配置されているので、短軸21c4に沿った外周部21c7間の肉厚が厚くなって、突出管13cに支持された他片21cが撓みにくく、フットレストフレーム21の変形を阻止することができる。
【0038】
さらに、足のせ部22が垂直状態であって収納されたとき、長軸21c3に沿った一方外周部21c5及び他方外周部21c6間の肉厚が薄くなっても、荷重が足のせ部22つまり他片21cに負荷されないので、その他片21cに変形を生じることがない。
【0039】
また、突出管13cの内周壁13c1が円形状に形成されるとともに、短軸21c4に沿った外周部21c7が断面円弧状に形成されて内周壁13c1に摺動するから、足のせ部22に足をのせた時の荷重が外周部21c7の円弧面全面に負荷されて、短軸21c4に沿った外周部21c7に発生する損傷を阻止することができる。
【0040】
また、当接突起13c4が突出管13cの内周壁13c1に設けられて、足のせ部22の垂直状態及び水平状態で、長軸21c3に沿った他片21cの一方外周部及び他方外周部における一端部にそれぞれ当接するから、足のせ部22の垂直状態及び水平状態を越えた他片21cの回動を阻止して、足のせ部22の位置決めを簡単な構成で実現することができる。
【0041】
なお、第3実施形態では、当接突起13c4を互いに対向した状態で内周壁13c1から2個それぞれ突設したが、1個であってもよく限定されない。
【0042】
本発明の第4実施形態を図11乃至図14に基づいて以下に説明する。なお、第4実施形態では第3実施形態と異なる機能について述べることとし、第3実施形態と実質的に同一機能を有する部材については、同一符号を付して説明を省略する。
【0043】
3は軸受け部で、摩擦抵抗の小さい樹脂により、突出管13cの内部に挿入されて、突出管13cの内周壁13c1を形成する。
【0044】
かかる第4実施形態の車椅子にあっては、上記したように、突出管13cの内周壁13c1が摩擦抵抗の小さい樹脂でもって形成されたから、短軸21c4に沿った外周部21c7が内周壁13c1に摺動する時の摩擦抵抗を小さくして、内周壁13c1の磨耗を軽減できるとともに、フットレストフレーム21の他片21cを滑らかに回動させることができる。
【0045】
【発明の効果】
請求項1記載のものは、各フットレストが互いに独立して前後方向へ移動可能となるから、例えば一方のフットレストの位置を他方のフットレストに比較して前方へ設定し、例えば被介護者の左足を右足に比較して前方へ位置させた状態で両足を各フットレストに載置して、すなわち各フットレストの足のせ位置を身体症状又は体格に対応し互いに独立して前後方向へ自由に設定して、被介護者を楽な姿勢で移動させることができる。
【0046】
また、請求項1記載のものは、上記効果に加えて、各フットレストが中央片、一片及び他片で略コ字型に形成されたフットレストフレームと、フットレストフレームの一片及び他片の基端部間に架設された足のせ部とを設け、他片の先端部が車椅子本体から突設された突出管の管内部に出入りして移動するから、各フットレストが互いに独立して前後方向へ移動可能となる構成を、容易にかつ安価に実現することができる。
【0047】
また、請求項1記載のものは、上記効果に加えて、フットレストフレームの他片が車椅子本体の突出管に回動自在に支持されたから、フットレストを使用時に、足のせ部が水平状態に位置するよう中央片を回動させて足を足のせ部に載置し、フットレストを非使用時に、足のせ部が垂直状態に位置するよう中央片を回動させ、他片の先端部を突出管の管内部に挿入してフットレストフレームを車椅子本体側へ移動させて、垂直に直立したフットレストが被介護者の足下に位置して邪魔になった従来と異なって、介護者が被介護者の近くに足を位置させて、安定した姿勢で容易に被介護者をベッド等から移乗させることができる。
【0048】
請求項2記載のものは、請求項1記載のものの効果に加えて、所定寸法を超え足のせ部移動することを阻止する移動阻止手段がフットレストフレームに設けられたから、足のせ部が略水平状態で車椅子本体側へ押圧されても、所定寸法を超えて移動することがなく、被介護者を安全に移動させることができる。
【0049】
請求項3記載のものは、請求項2記載のものの効果に加えて、移動阻止手段が底部に貫通孔を設けて突出管の一端部に固定された固定管と、フットレストフレームの他片に所定寸法の間隔で突設された当接ピンとでもって形成されたから、当接ピンが足のせ部の略垂直状態で固定管の貫通孔に挿通するとともに、略水平状態で固定管の底部に当接して、足のせ部が略水平状態で所定寸法を超えた移動を、簡単な構成で容易に阻止することができる。
【0050】
請求項4記載のものは、請求項1記載のものの効果に加えて、フットレストフレームの他片が長軸及び短軸を有して断面扁平状に形成されるとともに、その長軸が足のせ部の水平状態及び垂直状態で垂直及び水平にそれぞれ位置するから、水平状態の足のせ部に足をのせて荷重が他片に負荷されたとき、他片の長軸が垂直に配置されているので、短軸に沿った外周部間の肉厚が厚くなって、突出管に支持された他片が撓みにくく、フットレストフレームの変形を阻止することができる。
【0051】
請求項5記載のものは、請求項4記載のものの効果に加えて、突出管の内周壁が円形状に形成されるとともに、短軸に沿った他片の外周部が断面円弧状に形成されて内周壁に摺動するから、足のせ部に足をのせた時の荷重が外周部の円弧面全面に負荷されて、短軸に沿った外周部に発生する損傷を阻止することができる。
【0053】
請求項6記載のものは、請求項4又は請求項5に記載のものの効果に加えて、当接突起が突出管の内周壁に設けられて、足のせ部の垂直状態及び水平状態で長軸に沿った他片の外周部一端部に当接するから、足のせ部の垂直状態及び水平状態を越えた他片の回動を阻止して、足のせ部の位置決めを簡単な構成で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す一対のフットレストの斜視図である。
【図2】同上の側面図である。
【図3】同上の一対のフットレストが突出管の管内部から引出された状態の斜視図である。
【図4】同上の一対のフットレストが突出管の管内部に挿入された状態の斜視図である。
【図5】同上の別の実施例を表す正面図である。
【図6】同上の別の実施例を表す平面図である。
【図7】本発明の第2実施形態を示す足のせ部が略垂直に位置したフットレストの斜視図である。
【図8】本発明の第2実施形態を示す足のせ部が略水平に位置したフットレストの斜視図である。
【図9】本発明の第3実施形態を示す(a)は足のせ部が水平状態で、フットレストフレームの他片が車椅子本体の突出管に支持された状態の正断面図、(b)は水平状態に保持された足のせ部の正面図である。
【図10】同上の(a)は足のせ部が垂直状態でフットレストフレームの他片が車椅子本体の突出管に支持された状態の正断面図、(b)は垂直状態に保持された足のせ部の正面図である。
【図11】本発明の第4実施形態を示す足のせ部が水平状態で、フットレストフレームの他片が車椅子本体の突出管に支持された状態の正断面図である。
【図12】同上の足のせ部が水平状態で、フットレストフレームの他片が車椅子本体の突出管に支持された状態の側面図である。
【図13】同上の足のせ部が水平状態で、フットレストフレームの他片が車椅子本体の突出管に支持された状態の斜視図である。
【図14】同上の足のせ部が垂直状態で、フットレストフレームの他片が車椅子本体の突出管に支持された状態の斜視図である。
【図15】従来例を示す斜視図である。
【図16】別の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 車椅子本体
13c 突出管
13c1 内周壁
13c4 当接突起
2 フットレスト
21 フットレストフレーム
21a 中央片
21b 一片
21c 他片
21c1 基端部
21c2 先端部
21c3 長軸
21c4 短軸
21c5 一方外周部(長軸に沿った外周部)
21c6 他方外周部(長軸に沿った外周部)
21c7 短軸に沿った外周部
22 足のせ部
23 固定管(移動阻止手段)
23a 底部
23b 貫通孔
24 当接ピン(移動阻止手段)
δ 所定寸法

Claims (6)

  1. 車椅子本体と、前記車椅子本体の前方両側へそれぞれ設けられて足を足のせ位置にて載置する一対のフットレストを備え、少なくとも前後方向へ移動する車椅子において、
    各前記フットレストは、中央片の両端から突設された一片及び他片とで略コ字型に形成されたフットレストフレームと、前記フットレストフレームの一片及び他片の基端部間に架設された足のせ部とを設け、前記他片の先端部が車椅子本体から前方へ向かって突設された突出管の管内部に出入りして、互いに独立して前後方向へ移動可能となるよう形成され、
    前記フットレストフレームは、前記足のせ部が略水平状態又は略垂直状態に位置するよう前記他片が前記車椅子本体の突出管に回動自在に支持されたことを特徴とする車椅子。
  2. 前記略水平状態に位置した足のせ部所定寸法を超え移動することを阻止する移動阻止手段は、前記フットレストフレームに設けられたことを特徴とする請求項1記載の車椅子。
  3. 前記移動阻止手段は、底部に貫通孔を設けた有底筒状に形成されて前記車椅子本体から前方へ向かって突設された突出管の一端部に固定された固定管と、前記フットレストフレームの他片に前記所定寸法の間隔で突設されて、前記足のせ部が略垂直状態及び前記略水平状態でそれぞれ前記貫通孔に挿通及び前記底部に当接する当接ピンとでもって形成されたことを特徴とする請求項2記載の車椅子。
  4. 長軸及び短軸を有して断面扁平状に形成された前記フットレストフレームの他片は、前記短軸に沿った外周部が前記突出管の内周壁に支持されるとともに、前記長軸が前記足のせ部の水平状態及び垂直状態でそれぞれ略垂直及び略水平に位置するよう配置されたことを特徴とする請求項1記載の車椅子。
  5. 前記フットレストフレームの他片は前記短軸に沿った外周部が、略円形状に形成された前記突出管の内周壁に摺動するよう断面円弧状に形成されたことを特徴とする請求項4記載の車椅子。
  6. 前記足のせ部の水平状態及び垂直状態で前記長軸に沿った他片の外周部一端部にそれぞれ当接する当接突起は、前記突出管の内周壁に設けられたことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の車椅子。
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