JP7156679B2 - 歯科治療椅子 - Google Patents
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Description
図1に示すように、歯科治療ユニットは歯科治療椅子1を有し、歯科治療椅子1の側方には、歯科用スピットン2が配置されている。なお、図示は省略するが、歯科治療ユニットは、歯科治療椅子1の周辺に、無影灯や、種々の歯科用インスツルメントがホルダを保持するワークテーブル、フットスイッチ等を備えている。
コンターシート7の後方には、バックレスト6やヘッドレスト(安頭台)5が設けられている。バックレスト6の側方には、アームレスト8が設けられる。コンターシート7の前方には、レッグレスト9が設けられている。
ステップ10は平面視で略半円形状に形成され、図2に示すように、例えば所定厚みの板状に構成されており、患者の足を乗せる上面11と、床面Gに対向する下面12とを有する。
図2に示したレッグレスト9の下端とステップ10の後端(図3に示す後端面15)との間には、ステップガイド30が設けられる。
ステップ10がステップガイド30に固定された状態(ステップ10のロック状態という)では、ステップガイド30の支持面32がステップ10を下方から支持し、ステップ10が回動してステップガイド30から離れた状態(ステップ10のロック解除状態という)では、コロ17がステップ10を下方から支持しており、ステップ回動軸34への負荷を軽減している。よって、ステップ10の耐久性が向上する。
これに対し、ステップ10のロック状態が解除されると、ピン20は、圧縮バネ24の付勢力によってステップガイド30に向けて前進し、先端21が対向面31を押す。これにより、ピン25がピン受容穴35から出て、ステップ10は、ステップ回動軸34回りでステップガイド30の左端から離間する。ステップ10がステップガイド30から離れる距離は、圧縮バネ24の付勢力で調整される。
また、ステップ10のロック状態が解除された時には、ピン20が圧縮バネ24の付勢力によってステップガイド30から離れる。よって、モータなどを利用しない簡単な構造で、ステップ10をステップガイド30から速やかに離すことができる。
ステップ10のロック状態では、ピン25がピン受容穴35に嵌まるので、ステップガイド30と連結したステップ10の上面11に乗ったりされた場合、ピン25は、上面11からの全荷重を受けることができる。この点もステップ回動軸34への負荷軽減に貢献する。また、ピン25もステップ10に設けられているため、乗降時に足がピン25に引っかからない。
カバー部材40は、カバー回動軸41の前方に、鉤状部材16に係合可能な係合軸43を有する。係合軸43には、例えば、鉤状部材16と接触して回転するスペーサ46が設けられる。スペーサ46を設ければ、係合軸43や鉤状部材16の耐久性が向上する。
カバー部材40は、カバー回動軸41の後方に、レバー45を有する。レバー45が、ステップガイド30に向けて押された場合には、係合軸43が、カバー部材40とともにカバー回動軸41回りに回動し、引張りバネ44の付勢力に抗してステップガイド30の左端から離れる。
ステップ10のロック状態では、図6(A)に示すように、鉤状部材16がカバー部材40内で係合軸43に係合しており、フック後端16bがスペーサ46に接触している。
ステップ10には、図4で説明した圧縮バネ24の付勢力によってステップガイド30から離れる方向に力が生じているので、ステップ10と一体の鉤状部材16は、カバー部材40から離れる方向(図6の右方向)に引っ張られている。
そして、ロック状態が解除されたステップ10はステップガイド30から速やかに離間できる。よって、術者が操作しやすく、かつ、患者の乗降が容易な歯科治療椅子1を提供することができる。
ステップ10のロック解除状態において、ステップ10をステップガイド30に引き寄せると、図7(A)に示すように、鉤状部材16がカバー部材40に向けて移動する。次いで、図7(B)に示すように、鉤状部材16がカバー部材40内に少し入って、フック先端16aがスペーサ46に接触する。
その後、カバー部材40やスペーサ46がさらに回動し、図7(C)に示すように、スペーサ46がフック先端16aとフック後端16bとの境界位置を越えると、スペーサ46とフック後端16bとが接触するので、鉤状部材16が係合軸43に係合する。これにより、図6(A)に示すように、鉤状部材16がカバー部材40に受容される(ステップ10のロック状態)。
さらに、上記実施例では、ピン20を備えたステップ離間機構の例で説明したが、本発明のステップ離間機構は、圧縮バネだけで構成し、ピン20を省略して部品点数を減らすことができる。具体的には、この圧縮バネは、例えば円錐状に形成され、自然長でピン収容部18よりも長く形成されている。円錐状の頂上(細い方)をピン収容部18内に向けて配置し、ピン収容部18の底にネジで固定される。この場合、ステップ10のロック状態では、圧縮バネの先端(円錐状の太い方)がステップガイド30の対向面31に接触するので、圧縮バネはピン収容部18内に向けて後退し、圧縮バネの先端が後端面15から少しだけ突出する。一方、ステップ10のロック状態が解除されると、圧縮バネの先端が対向面31を押すので、ステップ10は、ステップ回動軸34回りでステップガイド30の左端から離間する。
Claims (4)
- コンターシートと、該コンターシートの前方に設けられたレッグレストと、該レッグレストの前方に設けられ、該レッグレストの一方の側端に対して回動するステップと、を備えた歯科治療椅子であって、
前記レッグレストと前記ステップとの間に設けられ、該ステップを回動自在に支持するステップガイドと、前記レッグレストの他方の側端近傍に設けられ、前記ステップを前記ステップガイドに固定することにより前記ステップをロック状態にするロック機構と、前記ステップのロック状態が解除された際に、該ステップを前記ステップガイドから離間させるステップ離間機構と、を備え、
前記ロック機構が、前記ステップに設けられた鉤状部材と、該鉤状部材を受容可能なカバー部材と、該カバー部材を前記ステップガイドに対して回動させるカバー回動軸と、該カバー回動軸の前方で前記カバー部材に設けられ、前記鉤状部材に係合可能な係合軸と、前記カバー回動軸の後方で前記カバー部材に設けられたレバーと、を有し、
該レバーを前記ステップガイドに向けて押した場合に、前記カバー部材が前記カバー回動軸回りに回動して前記ステップのロック状態が解除されることを特徴とする歯科治療椅子。 - 前記ステップガイドは、前記ステップのロック状態で該ステップに対向配置される対向面と、該対向面の下側に設けられ、前記ステップのロック状態で該ステップの下面を支持する支持面と、を有し、
前記ステップの下面には、前記ステップのロック状態が解除された場合に、該ステップを下方から支持する転動部材が設けられることを特徴とする請求項1に記載の歯科治療椅子。 - 前記ステップ離間機構が、前記ステップガイドの対向面に対向配置される前記ステップの後端面に設けられており、先端が前記ステップの後端面から突出して、前記ステップのロック状態で前記ステップガイドに接触するピンと、該ピンを前記ステップガイドの対向面に向けて付勢するバネと、を有することを特徴とする請求項1または2に記載の歯科治療椅子。
- 前記係合軸には、前記鉤状部材と接触して回転するスペーサが設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の歯科治療椅子。
Priority Applications (1)
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Publications (2)
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JP2020044298A JP2020044298A (ja) | 2020-03-26 |
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Family
ID=69899751
Family Applications (1)
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JP2018177745A Active JP7156679B2 (ja) | 2018-09-21 | 2018-09-21 | 歯科治療椅子 |
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Citations (3)
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Patent Citations (3)
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JP2020044298A (ja) | 2020-03-26 |
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