JP6111498B2 - 移乗補助装置 - Google Patents
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Description
前記ベースの上面に設けられ、前記ベースに対して水平方向に回動可能であるターンテーブルと、
前記ターンテーブル上に起立する支持部材と、
立ち上がった被介護者の胸部が当接するように前記支持部材の上端に設けられた胸部当接部と、
前記支持部材が前記ベースに対して、前記被介護者が前記胸部当接部に当接し始める際に手前側となる前側方向と奥側である後側方向との間での前後方向に、前記支持部材の基端に、水平方向であって前記前後方向と直交する方向に横架された回動軸を中心として、揺動可能になるように、前記支持部材の基端と前記ターンテーブルの上面とを連結する回動連結部と、
前記支持部材の前記基端の前側の前記ターンテーブルの上面に固定され、前記支持部材の前記基端の前面に当接する角度が垂直方向に対して所定角度に設定された前側傾斜面を有する前側規制部材と、
前記前側規制部材の前記前側傾斜面と前記ターンテーブルとを貫通する貫通穴に介挿され、上端が該貫通穴から突出するとともに下端が前記ベースの上面に対向する制動部材を有し、前記支持部材が前側に傾斜しているときに該支持部材が前記制動部材に当接して前記ベースの上面を押圧する制動機構と、を備え、
前記胸部当接部に前記被介護者が加える体重を、前記ベースに対する前記ターンテーブルの回転の制動力として作用させる
ことを特徴とする。
図1は本発明による移乗補助装置の実施形態1を示す斜視図である。図2は移乗補助装置の側面図である。図1及び図2に示されるように、移乗補助装置10は、携行可能なポータブル型であり、床面に載置されるベース20と、ターンテーブル30と、支持部材40と、回動連結部50と、胸部当接部60と、脛部当接部70とを有する。尚、ベース20、ターンテーブル30、支持部材40、回動連結部50は、夫々カーボンファイバにより所定形状に成型されることで、軽量化が図られている。そのため、移乗補助装置10は、車椅子と共に移動先まで携行することも可能である。
尚、ターンテーブル30は、被介護者の体重が作用した状態でも低摩擦で回動できるようにボールベアリング80により支持されており、且つ下面中央より垂下方向に延在する軸32には、ベース20の下面に対して係合する抜け防止部材34が嵌合している。また、ターンテーブル30は、回動方向の停止位置で停止させるための制動機構を設けるようにしても良い。
高さ調整機構90は、例えば高圧ガスが封入されたガススプリングからなり、操作レバー92を上方に操作することにより、ガススプリングの内部の弁機構が開弁状態になり、高さ調整可能な状態に切り替わる。すなわち、操作レバー92を上方に操作すると、ガススプリングのガス圧により上部部材48が上方に付勢されるため、ガス圧より大きな力(例えば、介護者の体重)で下方に押圧すると、上部部材48を下方に移動させることが可能になる。また、操作レバー92を上方に操作した状態で荷重を加えない場合には、ガススプリングのガス圧により上部部材48が上方に移動する。そして、操作レバー92から手を離すと、ガススプリング内のガスの流通が遮断されて、高さ方向の調整位置が固定される。
ここで、上記移乗補助装置10を用いて車椅子に座った被介護者を移乗させる際の操作手順について説明する。
図4は移乗補助装置10を用いた移乗操作の手順1を示す側面図である。図4に示されるように、被介護者Hが車椅子220に乗ってトイレ200に搬入されるとき、トイレ200の床面に移乗補助装置10を載置する。このとき、移乗補助装置10の胸部当接部60が車椅子220に座った被介護者Hの正面に対向するようにターンテーブル30を回動させる。また、支持部材40は、前面が前側規制部材100に当接する被介護者H側(A方向側)に傾斜した位置にある。
図5は移乗補助装置10を用いた移乗操作の手順2を示す側面図である。図5に示されるように、被介護者Hは、介護者に手助けされて車椅子220から立ち上がり、ゆっくりと移乗補助装置10に移動する。その際、被介護者Hは、胸部当接部60を抱えるように胸を胸部当接部60の上方に移動させ、続いて右足または左足の一方を前に進めて膝を曲げると、被介護者Hの一方の脛が脛部当接部70に当接する。
図6は移乗補助装置10を用いた移乗操作の手順3を示す側面図である。図6に示されるように、被介護者Hを支持する支持部材40を前方(B方向)に回動させる。これにより、被介護者Hは、胸部当接部60及び脛部当接部70により体重を支持された姿勢のまま前方(B方向)に傾いた状態となり、腰の位置が自然と高くなる。
図7は移乗補助装置10を用いた移乗操作の手順4を示す正面図である。図7に示されるように、被介護者Hを胸部当接部60及び脛部当接部70に当接させた状態でターンテーブル30をC方向に90度回動させて被介護者Hの腰の位置を便器210に対向させる。
図8は移乗補助装置10を用いた移乗操作の手順5を示す正面図である。図8に示されるように、被介護者Hを支持する支持部材40を後方(A方向)に回動させる。これにより、被介護者Hは、胸部当接部60及び脛部当接部70により体重を支持された姿勢のまま後方(A方向)に傾いた状態となり、腰の位置が自然と低くなり、便器210の便座212に近づく。
図9は移乗補助装置10を用いた移乗操作の手順6を示す正面図である。図9に示されるように、被介護者Hは、介護者に手助けされて移乗補助装置10から立ち上がり、ゆっくりと便器210に移動する。その際、被介護者Hの腰の高さ位置が、便器210の便座212に近づいているため、被介護者Hは、後方に移動すると共に、自然と便座212に座ることができる。
図10は移乗補助装置の実施形態2を示す側面図である。図10に示されるように、実施形態2の移乗補助装置10Aは、ベース20の下面の四隅に車輪300が取り付けられている。また、ベース20の上面には、移動時に押圧操作される搬送用ハンドル310が起立している。搬送用ハンドル310は、金属パイプからなり、被介護者Hが搬送中に掴まる手摺りとしても機能する。
図12は移乗補助装置の実施形態3の制動動作を示す縦断面図である。図12に示されるように、実施形態3のターンテーブル30は、水平方向の回動を停止させる制動機構400を有する。制動機構400は、制動部材430と、弾性部材440とからなり、支持部材40の傾斜方向に応じて制動動作又は制動解除動作を行う。
20 ベース
30 ターンテーブル
40 支持部材
46 下部部材
48 上部部材
50 回動連結部
52、53 ブラケット
54 回動軸
60 胸部当接部
70 脛部当接部
90 高さ調整機構
92 操作レバー
100 前側規制部材
110 後側規制部材
200 トイレ
210 便器
220 車椅子
300 車輪
310 搬送用ハンドル
400 制動機構
430 制動部材
K 介護者
H 被介護者
Claims (7)
- 床面に載置され、装置重量及び被介護者の体重を安定的に支えられる大きさに設定された平板形状のベースと、
前記ベースの上面に設けられ、前記ベースに対して水平方向に回動可能であるターンテーブルと、
前記ターンテーブル上に起立する支持部材と、
立ち上がった被介護者の胸部が当接するように前記支持部材の上端に設けられた胸部当接部と、
前記支持部材が前記ベースに対して、前記被介護者が前記胸部当接部に当接し始める際に手前側となる前側方向と奥側である後側方向との間での前後方向に、前記支持部材の基端に、水平方向であって前記前後方向と直交する方向に横架された回動軸を中心として、揺動可能になるように、前記支持部材の基端と前記ターンテーブルの上面とを連結する回動連結部と、
前記支持部材の前記基端の前側の前記ターンテーブルの上面に固定され、前記支持部材の前記基端の前面に当接する角度が垂直方向に対して所定角度に設定された前側傾斜面を有する前側規制部材と、
前記前側規制部材の前記前側傾斜面と前記ターンテーブルとを貫通する貫通穴に介挿され、上端が該貫通穴から突出するとともに下端が前記ベースの上面に対向する制動部材を有し、前記支持部材が前側に傾斜しているときに該支持部材が前記制動部材に当接して前記ベースの上面を押圧する制動機構と、を備え、
前記胸部当接部に前記被介護者が加える体重を、前記ベースに対する前記ターンテーブルの回転の制動力として作用させる
ことを特徴とする移乗補助装置。 - 前記制動機構は、前記支持部材が前側に傾斜するほど前記制動部材に付与する付勢力が小さくなる弾性部材を有し、
前記支持部材が後側に傾斜すると、前記弾性部材から付与する前記付勢力により前記制動部材による前記ベースに対する制動が解除され前記ターンテーブルが回動可能となる
ことを特徴とする請求項1に記載の移乗補助装置。 - 前記支持部材の前記基端の後側の前記ターンテーブルの上面に固定され、前記支持部材の前記基端の後面に当接する角度が垂直方向に対して所定角度に設定された後側傾斜面を有する後側規制部材をさらに備え、
前記前側規制部材は、前記支持部材の前記基端の前記前面に当接する前記前側傾斜面の垂直方向に対する傾斜角度が8〜13度であるとともに、
前記後側規制部材は、前記支持部材の前記基端の前記後面に当接する前記後側傾斜面の垂直方向に対する傾斜角度が10〜15度である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の移乗補助装置。 - 前記支持部材は、左右側面に前記被介護者が立ち上がった状態で当該被介護者の脛に当接する脛部当接部を有する
ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の移乗補助装置。 - 前記支持部材は、前記被介護者の身長に応じて前記胸部当接部の高さを調整する高さ調整機構を有する
ことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の移乗補助装置。 - 前記ベースは、下面に前記床面を走行する車輪が設けられ、上面に移動時に押圧操作される搬送用ハンドルを有する
ことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の移乗補助装置。 - 前記ベース、前記支持部材、前記ターンテーブル、前記回動連結部は、カーボンファイバにより所定形状に成型された
ことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の移乗補助装置。
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