JP2009184325A - シート状段ボールの計数排出装置 - Google Patents

シート状段ボールの計数排出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】シャッタやプレッサの待機時間や動作時間を短縮し、高速処理が可能な計数排出装置を提供する。
【解決手段】上流側の製函機100にて加工され排出されたシート状段ボール2をエレベータ40上に集積計数し、次に排出されるシート状段ボールをエレベータにより下側コンベヤ80の位置まで下降して搬送しスタック12の上面12aを押さえるプレッサ60と、スタックを下流に送り出すプッシャと、次工程に搬送する下側コンベヤを備え、シャッタ50を前進後退させる駆動手段MH50と前記シャッタを昇降させる駆動手段MV50と前記プレッサを前進後退させる駆動手段MH60と前記プレッサを昇降させる駆動手段MV60が、それぞれ独立の駆動手段であることで、前記プレッサが下降している間に前記シャッタを後退させたり、前記プレッサが待機している間に前記シャッタを上昇させることを特徴とするシート状段ボールの計数排出装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、シート状段ボールの計数排出装置に関する。
製函機(Flexo Folder Gluer)は、段ボールに印刷やカッティング、糊付け等の加工を施して段ボール箱を作製する複合機である。当該製函機にて製函され排出されたシート状段ボール(折り畳まれた状態の段ボール箱)は、当該製函機に配設されたシート状段ボールの計数排出装置(Counter Ejector)によって集積計数され所定枚数のスタック(Stack)の状態で次工程に受け渡される。次工程としては、例えばスタックを結束する結束工程がある。シート状段ボールを集積計数して所定枚数のスタックの状態とすることで、生産、物流、保管、使用の各過程でのシート状段ボールの計数管理が容易となる。ここで、スタックとは、シート状段ボールの材質による厚み(高さ寸法)やシート状段ボールのロットサイズ(ロットを構成する数量)等によって適宜設定されるものであり、例えば材質がBフルートのシート状段ボール20枚を1スタックと設定したり、材質がAフルートのシート状段ボール10枚を1スタックと設定すると、スタックを形成するシート状段ボールの厚みと枚数からスタックの厚み(高さ寸法)が一義的に決定する。なお、ロットを構成するシート状段ボールの合計枚数をスタックが構成されたシート状段ボールの枚数で除した場合に端数が生じる場合があるが、この端数の取り扱いについては、ロット全体の処理時間に対する影響度合いが小さいため、本明細書ではその説明を省略する。
シート状段ボールの計数排出装置の役割は、製函機にて製函され排出されたシート状段ボールを正確かつ迅速に計数してスタック毎に次工程に受け渡すことである。従来のシート状段ボールの計数排出装置としては、例えば特開2000−127262号公報(以下、特許文献1と記す)がすでに開示されている。以下、特許文献1の概要を説明する。なお、符号及び名称は上記公報のものとは必ずしも一致していない。
特許文献1記載のシート状段ボールの計数排出装置(カウンタエゼクタ)は、上流側の製函機100(フォルダグルア)にて加工され排出されたシート状段ボール2をその下流にて停止させるバックストップ3と、当該バックストップ3に当たって落ちたシート状段ボール2を所定の上昇位置にて受けるエレベータ104と、該エレベータ104上に集積されて形成されたスタック12が設定枚数に達した時作動して次のスタック12を形成するシート状段ボール2を仕切るシャッタ105を備え、前記バックストップ3の下部に前記シャッタ105上のスタック12を受けるレッジ14を設け、前記スタック12を挟持する少なくとも上部コンベア109をシート状段ボール2サイズに合わせ前記バックストップ3と連動して該バックストップ3から一定の距離まで移動すべく構成すると共に、前記エレベータ104の上方にシート状段ボール2の上面にエアを吹き付けるブロア103が備わっている(図15を参照)。そして、シャッタ105には、エレベータ104が下降している間、その上のスタック12を押えるプレッサ106が設けられている(段落0003を参照)。以下、本明細書では、製函機100の側(図15の右側)を上流側と表現し、コンベヤ108の側(図15の左側)を下流側と表現する。また、下流側に配されたシャッタ105やプレッサ106が下流側から上流側に向かって移動することを前進と表現し、その反対の動作を後退と表現する。
特開2000−127262号公報
特許文献1記載のシート状段ボールの計数排出装置は、プレッサ106とシャッタ105とが連結されており、シャッタ105の前進後退にともない、プレッサ106がシャッタ105に連動して前進後退する(段落0015等を参照)。またシャッタ105の昇降にともない、上記プレッサ106がシャッタ105と連動して昇降する(段落0016等を参照)。
しかしながら上記特許文献1記載のシート状段ボールの計数排出装置は、シャッタ105にプレッサ106が取り付けられて連結されているため、シャッタ105やプレッサ106を単独で動作させることができない。例えば、スタック12が形成されると、エレベータ104が下降するが、エレベータ104の下降に合わせてプレッサ106がスタック12の上面を押さえるために下降することとなり(段落0016等を参照)、エレベータ104が下降している間は、必ずシャッタ105がエレベータ104の上方の所定位置で待機しなければならず、シャッタ105の次の動作である後退動作(下流側に移動する動作)ができない(図6(a)を参照)。また例えば、下降したスタック12がエレベータ104からコンベヤ108へ受け渡されるまではプレッサ106が下方の所定位置で待機することとなり(段落0018等を参照)、必ずシャッタ105がエレベータ104の上方の所定位置で待機しなければならず、シャッタ105の後退動作のその次の動作である上昇動作もできない(図6(a)を参照)。したがって、スタック12が形成されてからコンベヤ108に受け渡されるまでの処理時間が長くなるという問題点を有する。
また、上記特許文献1記載の段ボール箱の計数排出装置は、下側コンベヤ108の高さが固定されており(図15)、エレベータ104の昇降距離が常に一定である。そこで、スタック12の厚み(高さ寸法)が最大値の場合を想定して、コンベヤ108の高さが設定され、固定されることとなり、スタック12の厚みが最大値よりも小さい場合には、その都度、上側コンベヤ109の高さを設定することになる(図15)。前記スタック12の厚みは、上述のように前記シート状段ボール2の厚みやロットサイズ等によって適宜設定されるものであるが、上記特許文献1記載のシート状段ボール2の計数排出装置は、前記スタック12の厚みが最大値よりも小さい場合であっても、前記エレベータ104が、常に前記スタック12の厚みが最大値の場合と同じだけの距離を昇降しなければならない。したがって、スタック12が形成されてからコンベヤ108に受け渡されるまでの処理時間が冗長になる場合がある。
そこで本発明の目的は、スタックが形成されてからコンベヤに受け渡されるまでのシャッタやプレッサの待機時間や動作時間を短縮することで、高速処理が可能なシート状段ボールの計数排出装置を提供することにある。
本発明のシート状段ボールの計数排出装置は、上流側の製函機にて加工され排出されたシート状段ボールを所定の上昇位置にて集積するエレベータと、当該エレベータ上に集積計数されたシート状段ボールが設定枚数に達してスタックが形成された時点で次に排出されるシート状段ボールを上記スタックの上方にて仕切るシャッタと、上記スタックが上記エレベータにより下側コンベヤの位置まで下降して搬送される際に上記スタックの上面を押さえるプレッサと、上記スタックをその下流に送り出すプッシャと、上記スタックを次工程に搬送する下側コンベヤを備え、前記シャッタを前進後退させる駆動手段と前記シャッタを昇降させる駆動手段と前記プレッサを前進後退させる駆動手段と前記プレッサを昇降させる駆動手段が、それぞれ独立の駆動手段であることで、前記プレッサが下降している間に前記シャッタを後退させたり、前記プレッサが待機している間に前記シャッタを上昇させることを特徴とする。
本発明によれば、前記シャッタを前進後退させる駆動手段と、前記シャッタを昇降させる駆動手段と、前記プレッサを前進後退させる駆動手段と、前記プレッサを昇降させる駆動手段が、それぞれ独立の駆動手段であることで、前記プレッサが下降している間に前記シャッタを後退(下流側に移動)させたり、前記プレッサが待機している間に前記シャッタを上昇させることができるので、前記シャッタの待機時間が短縮される。また、前記プレッサ(又はシャッタ)を前進(上流側に移動)させながら下降させることで、前記プレッサ(又はシャッタ)を前進させた後下降させる場合に比べて、前記プレッサ(又はシャッタ)の前進時間と下降時間の合計値が短縮される。そして、前記プレッサ(又はシャッタ)を前進させながら下降させることで、前記プレッサ(又はシャッタ)を前進させた後下降させる場合に比べて前記プレッサ(又はシャッタ)に加わる慣性モーメント(イナーシャ)が小さくなり、装置振動等が抑えられ、スタックを形成するシート状段ボールに傷が付かず、加工品質上も好ましい。上記と同様に、前記プレッサ(又はシャッタ)を後退させながら上昇させることで、上記処理時間が短縮される。
本発明は、前記プレッサが前記シャッタに収納可能な形状であり、かつ、その根元側に向かって傾斜を持たせて段階的に厚みが大きく形成されることを特徴とする。
本発明によれば、前記プレッサが前記シャッタに収納可能な形状であることで、前記プレッサを配するスペースを確保する。また、本発明によれば、前記プレッサが、その根元側に向かって段階的に厚み(高さ寸法)が大きく形成されることで、前記スタックが所定の下降位置まで下降した後、前記プレッサが後退動作しなくとも前記コンベヤへ受け渡されるまでの間、段階的に前記プレッサの厚みが大きくなることで、前記スタックを段階的に押さえることとなり、前記プレッサの厚みが一定の場合に比べて前記プレッサの下降距離と後退距離との合計値が短縮され、前記プレッサの動作時間が短縮される。そして、前記プレッサの上昇距離と前進距離との合計値も短縮されるので、前記プレッサの動作時間がさらに短縮される。また、前記プレッサが前記スタックを段階的に押さえるため、スタックを形成するシート状段ボールの糊付けした位置がずれ難くなり、シート状段ボールに傷が付かず、加工品質上も好ましい。
本発明のシート状段ボールの計数排出装置は、前記下側コンベヤに下側コンベヤ昇降手段が配され、前記スタックの厚みに応じて前記下側コンベヤを昇降させることを特徴とする。
本発明によれば、前記スタックの厚みが最大値よりも小さい場合には、下側コンベヤ昇降手段により、前記スタックの厚みに応じた高さだけ前記下側コンベヤを上昇させるので、前記エレベータや前記プレッサの昇降距離が短縮される。したがって、前記スタックが形成されてから前記下側コンベヤに受け渡されるまでの処理時間が前記スタックの厚みによらず、常に最小値になる。
本発明のシート状段ボールの計数排出装置は、前記プレッサが向かい合って配されて前記スタックの両側を押さえることを特徴とする。
本発明によれば、前記プレッサが向かい合って配されて前記スタックの両側を押さえることで、前記スタックの片側を押さえる場合に比べて、前記プレッサの前進後退距離が短縮される。つまり、前記スタックが跳ね上がらないように前記スタックの片側を押さえるためには、前記プレッサが前記スタックの長さの半分程度以上の長さまで突出して押さえなければならないが、前記プレッサが向かい合って配されて前記スタックの両側を押さえることで、それぞれの前記プレッサの突出量が前記スタックの長さの1/4程度以下で足りる。したがって、前記プレッサの動作時間が短縮される。また、前記プレッサが前記スタックの両側を押さえるため、スタックを形成するシート状段ボールの糊付けした位置がずれ難くなり、加工品質上も好ましい。
本発明のシート状段ボールの計数排出装置によれば、前記シャッタを前進後退させる駆動手段と、前記シャッタを昇降させる駆動手段と、前記プレッサを前進後退させる駆動手段と、前記プレッサを昇降させる駆動手段が、それぞれ独立の駆動手段であることで、前記プレッサが下降している間に前記シャッタを後退させたり、前記プレッサが待機している間に前記シャッタを上昇させることができるので、前記シャッタの待機時間が短縮される。また、前記プレッサ(又はシャッタ)を前進させながら下降させることで、前記プレッサ(又はシャッタ)を前進させた後下降させる場合に比べて、前記プレッサ(又はシャッタ)の前進時間と下降時間の合計値が短縮される。そして、前記プレッサ(又はシャッタ)を前進させながら下降させることで、前記プレッサ(又はシャッタ)を前進させた後下降させる場合に比べて前記プレッサ(又はシャッタ)に加わる慣性モーメント(イナーシャ)が小さくなり、装置振動等が抑えられ、スタックを形成するシート状段ボールに傷が付かず、加工品質上も好ましい。上記と同様に、前記プレッサ(又はシャッタ)を後退させながら上昇させることで、上記処理時間が短縮される。
本発明によれば、前記プレッサが前記シャッタに収納可能な形状であることで、前記プレッサを配するスペースを確保する。また、本発明によれば、前記プレッサが、その根元側に向かって段階的に厚み(高さ寸法)が大きく形成されることで、前記スタックが所定の下降位置まで下降した後、前記プレッサが後退動作しなくとも前記コンベヤへ受け渡されるまでの間、段階的に前記プレッサの厚みが大きくなることで、前記スタックを段階的に押さえることとなり、前記プレッサの厚みが一定の場合に比べて前記プレッサの下降距離と後退距離との合計値が短縮され、前記プレッサの動作時間が短縮される。そして、前記プレッサの上昇距離と前進距離との合計値も短縮されるので、前記プレッサの動作時間がさらに短縮される。また、前記プレッサが前記スタックを段階的に押さえるため、スタックを形成するシート状段ボールの糊付けした位置がずれ難くなり、シート状段ボールに傷が付かず、加工品質上も好ましい。さらに、前記プレッサが向かい合って配されて前記スタックの両側を押さえることで、前記スタックの片側を押さえる場合に比べて、前記プレッサの前進後退距離が短縮される。
また、前記スタックの厚みが最大値よりも小さい場合には、下側コンベヤ昇降手段により、前記スタックの厚みに応じた高さだけ前記下側コンベヤを上昇させるので、前記エレベータや前記プレッサの昇降距離が短縮される。したがって、スタックが形成されてから下側コンベヤに受け渡されるまでのシャッタやプレッサの待機時間や動作時間が短縮され、高速処理が可能なシート状段ボールの計数排出装置が実現する。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を引用しながら説明する。
(本発明の第1の実施の形態)
図1から図3は、本発明の第1の実施形態のシート状段ボールの計数排出装置1aを模式的に示す構造図である。図1はエレベータ40が上昇した所定の上昇位置P3にてスタック12が形成された状態を示す側面図であり、図2はエレベータ40が下降した下降位置P1にてスタック12が下側コンベヤ80に受け渡された状態を示す側面図である。そして、図3は図2を上から模式的に見た平面図である。
本発明の第1の実施形態のシート状段ボールの計数排出装置1aは、上流側(図1の右側)の製函機100にて加工され排出されたシート状段ボール2をその下流にて当接させるバックストップ3と、当接したシート状段ボール2を風圧により下方に加速して落下させるブロア103と、落下したシート状段ボール2を所定の上昇位置P3にて集積するエレベータ40と、エレベータ40上に集積されたシート状段ボール2の後端(図1の右側)を軽く叩いて後端位置(前端位置)を揃えるスパンカ13と、エレベータ40上に集積計数されたシート状段ボール2が設定枚数に達してスタック12が形成された時点で次に排出されるシート状段ボール2を上記スタック12の上方の上昇位置P5にて仕切るシャッタ50と、スタック12がエレベータ40により下側コンベヤ80の位置P1まで下降して搬送される際にスタック12の上面12aを押さえるプレッサ60と、スタック12をその下流に送り出すプッシャ7と、スタック12を次工程に搬送する下側コンベヤ80と、下側コンベヤ80と同期してスタック12を次工程に搬送する上側コンベヤ90と、エレベータ40が所定の上昇位置P3に戻るまでの間、シャッタ50にて仕切られていたシート状段ボール2をシャッタ50から受け取る複数のレッジ14と、を備える(図1,2)。
シャッタ50は、本体部51と本体部51を支持する支持部52からなり、プレッサ60は、本体部61と本体部61を支持する支持部62からなる。シャッタ50の本体部51は、プレッサ60の本体部61を収納可能な形状であって、本実施の形態では、下側が開いた鞘形状である。シャッタ50の本体51は、その先端側が尖っている(図4)。これは、上流側の製函機100にて加工され排出されたシート状段ボール2がエレベータ40上に着地する前にシャッタ50に衝突する事態を防止するためである。シャッタ50の支持部52は、本体部51を水平に吊り下げて支持する。シャッタ50は、側面から見てL字形状となり、駆動手段MH50により前進後退し、昇降手段MV50により昇降する(図1,2)。プレッサ60の本体部61は、シャッタ50の本体部51に収納可能な形状であって、本実施の形態では、断面凸状である。プレッサ60の本体61は、その根元側に向かって傾斜を持たせて段階的に厚みが大きく形成される(図5)。プレッサ60の支持部62は、本体部61を水平に吊り下げて支持する。プレッサ60は、側面から見てL字形状となり、駆動手段MH60により前進後退し、昇降手段MV60により昇降する(図1,2)。
エレベータ40は、上から見ると5つの板状の受け部41が間隔をおいて配され(図3)、昇降手段MV40により昇降する。プッシャ7は、上から見るとエレベータ40の受け部41に対応した箇所が凹んだ櫛の歯形状であり(図3)、駆動手段MH7により前進後退する。レッジ14は、棒状の受け部(Finger)が突き出たり凹んだりするものであり、エレベータ40の所定の上昇位置P3のライン上で、バックストップ3側と製函機100側にそれぞれ向かい合って配され、駆動手段MH14により突き出たり凹んだりする。
水平移動させる駆動手段MH50と、駆動手段MH60と、駆動手段MH7と、駆動手段MH14は、それぞれ独立の駆動手段であり、より具体的にはエアシリンダーを使用している。エアシリンダーはモータ等に比べ、省スペースで配置でき、一般に低コストであるからである。そして、昇降手段MV50と、昇降手段MV60と、昇降手段MV40は、それぞれ独立の駆動手段であり、より具体的にはサーボモータを使用している。サーボモータはエアシリンダー等に比べ、所定の位置に正確に位置決めできるからである。
下側コンベヤ80と上側コンベヤ90には、それぞれコンベヤベルトrbとraが架け渡されコンベヤ駆動手段(図示せず)により駆動される。下側コンベヤ80と上側コンベヤ90との上下の間隔は、コンベヤベルトrbとraがそれぞれスタック12に当接して、コンベヤ12を搬送させる大きさに設定されている。下側コンベヤ80と上側コンベヤ90とは、それぞれ手動(または駆動手段)により昇降させることが可能である。
図3は図2を上方から見た平面図であり、バックストップ3と、シャッタ50と、プレッサ60と、エレベータ40と、プッシャ7と、下側コンベヤ80の配置関係を模式的に示している。エレベータ40は、上から見ると5つの板状の受け部41が間隔をおいて配されており、下側コンベヤ80は、上から見ると6つのコンベヤベルトrbが間隔をおいて配される。プッシャ7は、上から見るとエレベータ40の受け部41に対応した箇所が凹んだ櫛の歯形状である(図3)。エレベータ40の板状の受け部41は、それぞれ下側コンベヤ80のコンベヤベルトrbとrbとの間に入るように設定され、スタック12が形成されてエレベータ40が下降すると、エレベータ40の板状の受け部41が、それぞれ下側コンベヤ80のコンベヤベルトrbとrbとの間に入ることで、スタック12がコンベヤベルトrbに受け渡される。エレベータ40の上流側(図3の右側)には、プッシャ7が配されており、コンベヤベルトrbに受け渡されたスタック12を下流側に後押しする(図3)。プッシャ7の高さは、下側コンベヤ80と上側コンベヤ90との上下の間隔の最大値に対応させて設定される。
エレベータ40の上方には、6つのバックストップ3と、5つのシャッタ50がそれぞれ交互に間隔をおいて配されている(図2,3)。各シャッタ50は、各バックストップ3の間に入るように設定され、スタック12が形成された時点で次に排出されるシート状段ボール2とスタック12とを仕切る役割をする。そして、エレベータ40の上方中央付近には、2つのプレッサ60が間隔をおいて配されており(図2,3)、プレッサ60の本体部61は、シャッタ50の本体部51に入ったり、シャッタ50の本体部51から出たりする位置に配される。これは、プレッサ60を配するスペースを確保するためである。各プレッサ60は、各バックストップ3の間に入るように設定され、スタック12がエレベータ40により下側コンベヤ80の位置P1まで下降して搬送される際に、スタック12が崩れたり、跳ね上がったりしないように、上スタック12の上面12aを押さえる役割をする。
図4(a)と図5(a)は、シャッタ50とプレッサ60の配置関係を模式的に示す側面図であり、図4(b)と図5(b)は、シャッタ50とプレッサ60の配置関係を模式的に示す正面図である。図4は、プレッサ60の本体部61がシャッタ50の本体部51から下方に出た状態を示して下り、図5は、プレッサ60の本体部61がシャッタ50の本体部51に入った状態(収納された状態)を示している。シャッタ50の本体部51は、その先端下側にテーパ51sが形成されている。テーパ51sのテーパ角度51Kは、15度から45度の範囲内で設定される。プレッサ60の本体部61と支持部62の下側との組み合わせは、その根元側(図4(a)の左側)に向かって傾斜を持たせて段階的に厚みが大きく形成され、その先端側(図4(a)の右側)から順に、第1のテーパ61s、第1の下面61b、第2のテーパ62s2、第2の下面62bが形成される。第1のテーパ61s1のテーパ角度61Kと、第2のテーパ62sのテーパ角度62Kは、スタック12が下流側(図4の左側)に搬送される際に(又は、プレッサ60が上流側(図4の右側)に進む際に)、スタック12を段階的に押さえることができる角度に設定される。テーパ角度61Kやテーパ角度62Kは、それぞれ15度から45度の範囲内で設定される。シャッタ50の上面51aやプレッサ60の第1のテーパ61s、第1の下面61b、第2のテーパ62s、第2の下面62bは、シート状段ボール2を傷つけないように、エッジにアール加工が施される。
本実施形態のシート状段ボールの計数排出装置1aの上流側には、加工され排出されたシート状段ボール2を検知するセンサ101が配され(図1)、センサ101からの検知信号を受けて、制御回路102が、加工され排出されたシート状段ボール2を計数管理するとともに、シャッタ50や、プレッサ60や、エレベータ40や、プッシャ7や、レッジ14等の動作タイミングや動作位置を制御する。
(計数排出手順)
以下、スタック12の場合のシート状段ボール2の計数排出手順を説明する。本発明の作用効果をわかりやすく説明するために、まず、図15に示す従来の計数排出装置による計数排出手順(以下、従来の計数排出手順と言う)を説明してから、次に、本発明の第1の実施形態の計数排出手順(以下、本発明の計数排出手順と言う)を説明する。
図6は、計数排出手順及び計数排出サイクル時間を複数のブロックを連結して模式的に示すシーケンス図である。各ブロックの縦の長さは、それぞれのサブジェクト(シャッタ、プレッサ、エレベータ)の個々の動作時間や待機時間を模式的に示している。そしてプレッサのサイクル時間を計数排出サイクル時間としている。なおここで、各サブジェクトの個々の動作開始タイミングと各ブロックの上辺の位置は一致しているが、各サブジェクトの個々の動作終了タイミングと各ブロックの下辺の位置は必ずしも実際のものと一致していない。
(従来例)
図6(a)は従来のシーケンス図である。従来の計数排出手順を以下に説明する。まず、エレベータ104が上昇した所定の上昇位置にて待機し、シャッタ105がバックストップ3の下流側、かつ、エレベータ104よりもさらに上方の位置にて待機し、プレッサ106がバックストップ3の下流側、かつ、エレベータ104よりもやや低い位置に待機する。そして、エレベータ104上に集積計数されたシート状段ボール2が設定枚数に達してスタック12が形成された時点で、シャッタ105が前進して、次に排出されるシート状段ボール2を仕切る。シャッタ105とほぼ同時に、プレッサ106が前進して、スタック12の上面12aの前側(下流側)を押さえる。次に、エレベータ104とプレッサ106が下降して、スタック12を押さえながら下側コンベヤ80の位置までスタック12を搬送する。レッジ14は、シャッタ105にて仕切られていたシート状段ボール2をシャッタ105から受け取るため、受け部を突出させる。一方、シャッタ105は、仕切られたシート状段ボール2をレッジ14へ受け渡すために下降してレッジ14の位置に近づき、停止して待機する。ここで、エレベータ104の下降距離は、シャッタ105の下降距離よりも大きい。図6(a)では、シャッタ105が1ブロック分下降し、エレベータ104とプレッサ106が3ブロック分下降するとしている。そして、下側コンベヤ80の位置までスタック12が下降されて搬送されると、プッシャ7が、スタック12を下流側に後押しする。スタック12が送出されるまでの間、プレッサ106とエレベータ104が下方の所定位置にて待機する。そして、スタック12が送出されると、エレベータ104が3ブロック分上昇する(図6(a))。一方、プレッサ106とシャッタ105が同時に後退して、シャッタ105にて仕切られていたシート状段ボール2がレッジ14に受け渡される。そして、プレッサ106の後退動作が完了すると、プレッサ106が3ブロック分上昇する(図6(a))。そして、レッジ14の受け部が元の位置に引っ込んで、レッジ14により仕切られていたシート状段ボール2がエレベータ104に受け渡される。ここまでが、従来の計数排出サイクル時間Aとなり、プレッサ106の動作時間と待機時間の合計は10ブロックとなる(図6(a))。
(本発明の第1の実施形態)
図6(b)は本発明の一実施形態のシート状段ボールの計数排出装置1aのシーケンス図である。図7から図10は、本実施形態のシート状段ボールの計数排出装置1aの動作態様を模式的に示す側面図である。図6(b)に示す本発明の計数排出手順を以下に説明する。まず、エレベータ40が上昇した所定の上昇位置P3にて待機し、シャッタ50がバックストップ3の下流側、かつ、エレベータ40よりもさらに上方の初期位置P5にて待機し、プレッサ60がバックストップ3の下流側、かつ、シャッタ50よりもやや低い位置に待機する。そして、エレベータ40上に集積計数されたシート状段ボール2が設定枚数に達してスタック12が形成された時点で、シャッタ50が前進して(矢印51)、次に排出されるシート状段ボール2を仕切る。シャッタ50とほぼ同時に、プレッサ60が前進して(矢印61)、スタック12の上面12aの前側(下流側)を押さえる(図7)。
次に、エレベータ40とプレッサ60がほぼ同時に下降して、スタック12を押さえながら下側コンベヤ80の位置P1までスタック12を搬送する。レッジ14は、シャッタ50にて仕切られていたシート状段ボール2をシャッタ50から受け取るため、受け部を突出させる。一方、シャッタ50は、仕切られたシート状段ボール2をレッジ14へ受け渡すために下降してレッジ14の位置P3に近づき、一旦停止して待機する。ここで、エレベータ40の下降距離は、シャッタ50の下降距離よりも大きい。図6(b)では、図6(a)と同じく、シャッタ50が1ブロック分下降し、エレベータ40とプレッサ60が3ブロック分下降するとしている。そして、シャッタ50の駆動手段MH50とプレッサ60の昇降手段MV60が、それぞれ独立の駆動手段であり、プレッサ60が下降終了するよりも前に、シャッタ50が後退して仕切られたシート状段ボール2をレッジ14へ受け渡して、シャッタ50の初期位置P5まで上昇する(図9)。
エレベータ40が下降して、下側コンベヤ80の位置までスタック12が搬送されると、プッシャ7が、スタック12を下流側に後押しする。下側コンベヤ80と上側コンベヤ90により、スタック12が送出され始めると、プレッサ60が後退動作に入る。プレッサ60の後退動作が完了するとプレッサ60が3ブロック分上昇する(図6(b))。一方、スタック12が送出されると、エレベータ40が3ブロック分上昇する。そして、レッジ14の受け部が元の位置に引っ込んで、レッジ14により仕切られていたシート状段ボール2がエレベータ40に受け渡される(図10)。ここまでが、本発明の一実施形態の計数排出サイクル時間Bとなり、プレッサ60の動作時間と待機時間の合計は9ブロックとなる(図6(b))。この結果、図6(b)に示す本発明の一実施形態の計数排出サイクル時間Bは、図6(a)に示す従来の計数排出サイクル時間Aに比べて、待機時間1ブロック分短いことがわかる。
図6(c)は本発明の一実施形態のシート状段ボールの計数排出装置1aのシーケンス図である。本実施形態では、エレベータ40上に集積計数されたシート状段ボール2が設定枚数に達してスタック12が形成された時点で、シャッタ50が前進しながら下降して、次に排出されるシート状段ボール2を仕切る。シャッタ50とほぼ同時に、プレッサ60が前進しながら下降して、下降開始するエレベータ40上のスタック12を次第に押さえながら下側コンベヤ80の位置P1までスタック12を搬送する。プレッサ60を前進させながら下降させることで、プレッサ60を前進させた後下降させる場合に比べてプレッサ60の前進時間と下降時間の合計値が短縮される。この結果、図6(c)に示す本発明の一実施形態の計数排出サイクル時間Cは、図6(b)に示す本発明の計数排出サイクル時間Cに比べて、動作時間0.5ブロック分程度短いことがわかる。そしてまた、シャッタ50やプレッサ60を前進させながら下降させることで、シャッタ50やプレッサ60に加わる慣性モーメント(イナーシャ)が小さくなり、装置振動等が抑えられ、スタック12を形成するシート状段ボール2に傷が付かず、加工品質上も好ましい。
また、本発明によれば、プレッサ60の根元側に向かって段階的に厚み(高さ寸法)が大きく形成されることで、スタック12が所定の下降位置まで下降すれば、プレッサ60が後退動作しなくとも下側コンベヤ80へ受け渡されるまでの間、段階的にプレッサ60の厚みが大きくなることで、スタック12を段階的に押さえることとなり、従来のようにプレッサ106の厚みが一定の場合に比べて、プレッサ60の下降距離と後退距離との合計値が短縮され、プレッサ60の動作時間が短縮される。そして、プレッサ60の上昇距離と前進距離との合計値も短縮されるので、プレッサ60の動作時間がさらに短縮される。また、プレッサ60がスタック12を段階的に押さえるため、スタック12を形成するシート状段ボール2の糊付けした位置がずれ難くなり、シート状段ボール2に傷が付かず、加工品質上も好ましい。
(本発明の第2の実施の形態)
図6(d)は本発明の一実施形態のシート状段ボールの計数排出装置1bのシーケンス図である。図11から図14は、本実施形態のシート状段ボールの計数排出装置1bの動作態様を模式的に示す側面図である。本実施形態のシート状段ボールの計数排出装置1bと、シート状段ボールの計数排出装置1aとの装置構成の違いは、本実施形態のシート状段ボールの計数排出装置1bでは、前記スタック12の両側を押さえるために、エレベータ40上のスタック12の両側(上流側と下流側)に前記プレッサ60が向かい合って配されている。また、本実施形態のシート状段ボールの計数排出装置1bでは、前記スタック12の厚みに応じて前記下側コンベヤ80を昇降させるために、前記下側コンベヤ80には下側コンベヤ昇降手段MV80が配されている。昇降手段MV80は、独立の駆動手段であり、より具体的にはサーボモータを使用している。サーボモータはエアシリンダー等に比べ、所定の位置に正確に位置決めできるからである。昇降手段MV80は1つでも足りるが、下側コンベヤ80の上流側と下流側の高さを微調整するため、2つの昇降手段MV80が配されている(図11から図14)。これは、下側コンベヤ80の上流側を下流側よりも若干高い位置に調整することで、スタック12の搬送をスムーズにさせるためである。なお、下側コンベヤ80を昇降させても、次工程へのスタック12の搬送には影響しない。例えば下側コンベヤ80と次工程との間に中継台を設けたり、下側コンベヤ80と次工程のコンベヤとを若干の傾斜を持たせられるように連結すれば支障なくスタック12をスムーズに次工程へ搬送できる。
ここで、スタックとは、シート状段ボール2の材質による厚み(高さ寸法)やシート状段ボール2のロットサイズ(ロットを構成する数量)等によって適宜設定されるものであるが、本実施形態の作用効果をわかりやすく説明するために、スタックをスタック12とスタック22とに符号を分けて説明する。例えば材質Aフルートのシート状段ボール20枚がスタック12であり、材質Aフルートのシート状段ボール10枚がスタック22であるとすると、スタック12の厚みは約210mmとなり、スタック22の厚みは約105mmとなる。したがって、スタック22の厚みはスタック12の厚みよりも約105mm小さくなる。図11はエレベータ40が上昇した所定の上昇位置P3にてスタック12が形成された状態を示す側面図であり、図12はエレベータ40が下降した下降位置P1にてスタック12が下側コンベヤ80に受け渡された状態を示す側面図である。そして、図13はエレベータ40が上昇した所定の上昇位置P3にてスタック22が形成された状態を示す側面図であり、図14はエレベータ40が下降した下降位置P2にてスタック22が下側コンベヤ80に受け渡された状態を示す側面図である。図14では、昇降手段MV80により、下側コンベヤ80をスタック12とスタック22の厚みの差(ここでは約105mm)だけ、元の位置P1から新たな位置P2に上昇させている。下側コンベヤ80が新たな位置P2となったことで、エレベータ40とプレッサ60の下降距離が短くなる。本明細書では説明の都合上、図6に示すシーケンス図では、スタック12の場合は、エレベータ40が3ブロック分下降(又は上昇)して、シャッタ50が2ブロック分下降(又は上昇)するものとして上述のように説明した。同様に、スタック22の場合は、エレベータ40が2ブロック分下降(又は上昇)して、シャッタ50が1ブロック分下降(又は上昇)するものとして以下に説明する。
(計数排出手順)
以下、スタック22の場合のシート状段ボール2の計数排出手順を説明する。なお、本発明の第1の実施形態と重複する点については、その説明を適宜省略する。
(従来例)
従来の計数排出装置では、下側コンベヤ108の高さが固定されており(図15)、エレベータ104の昇降距離が常に一定である。したがって、従来の計数排出サイクル時間Aは、スタック22の場合もスタック12と同じく、10ブロックとなる(図6(a))。
(本発明の第2の実施形態)
図6(d)は本発明の一実施形態のシート状段ボールの計数排出装置1bのシーケンス図である。図13と図14は、本実施形態のシート状段ボールの計数排出装置1bの動作態様を模式的に示す側面図である。図6(d)に示す本発明の計数排出手順を以下に説明する。まず、エレベータ40が上昇した所定の上昇位置P3にて待機し、シャッタ50がバックストップ3の下流側、かつ、エレベータ40よりもさらに上方の初期位置P5又は位置P5よりもやや低い位置にて待機し、プレッサ60がバックストップ3の下流側、かつ、シャッタ50よりもやや低い位置に待機する。位置P2とP1との差(P2−P1)は、スタック22とスタック12との厚みの差に等しい。エレベータ40の下降距離は、シャッタ50の下降距離よりも大きい。図6(d)では、シャッタ50が1ブロック分下降し、エレベータ40とプレッサ60が2ブロック分下降するとしている。
エレベータ40が下降して、下側コンベヤ80の位置までスタック222が搬送されると、プッシャ7が、スタック22を下流側に後押しする。下側コンベヤ80と上側コンベヤ90により、スタック22が送出され始めると、プレッサ60が後退動作に入る。プレッサ60の後退動作が完了するとプレッサ60が2ブロック分上昇する(図6(d))。一方、スタック12が送出されると、エレベータ40が2ブロック分上昇する。そして、レッジ14の受け部が元の位置に引っ込んで、レッジ14により仕切られていたシート状段ボール2がエレベータ40に受け渡される(図14)。ここまでが、本発明の一実施形態の計数排出サイクル時間Dとなり、プレッサ60の動作時間と待機時間の合計は7ブロックとなる(図6(d))。この結果、図6(d)に示す本発明の一実施形態の計数排出サイクル時間Dは、図6(a)に示す従来の計数排出サイクル時間Aに比べて、待機時間と動作時間を合わせて3ブロック分短いことがわかる。
図6(e)は本発明の一実施形態のシート状段ボールの計数排出装置1bのシーケンス図である。本実施形態では、エレベータ40上に集積計数されたシート状段ボール2が設定枚数に達してスタック22が形成された時点で、シャッタ50が前進しながら下降して、次に排出されるシート状段ボール2を仕切る。シャッタ50とほぼ同時に、プレッサ60が前進しながら下降して、下降開始するエレベータ40上のスタック22を次第に押さえながら下側コンベヤ80の位置P2までスタック22を搬送する。この結果、図6(e)に示す本発明の一実施形態の計数排出サイクル時間Eは、図6(d)に示す本発明の計数排出サイクル時間Dに比べて、動作時間0.5ブロック分程度短いことがわかる。
以上、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。例えばシャッタ50やプレッサ60を後退させながら上昇させることで、シャッタ50やプレッサ60を前進させた後下降させる場合に比べてシャッタ50やプレッサ60の後退時間と上昇時間の合計値が短縮される。このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることは言うまでもない。
本発明を適用した一実施形態のシート状段ボールの計数排出装置を模式的に示す側面図である。 本発明を適用した一実施形態のシート状段ボールの計数排出装置を模式的に示す側面図である。 図2を上から模式的に見た平面図である。 上記実施形態のシャッタとプレッサの配置関係を模式的に示す平面図である。 上記実施形態のシャッタとプレッサの配置関係を模式的に示す平面図である。 計数排出手順及び計数排出サイクル時間を複数のブロックを連結して模式的に示すシーケンス図であり、図6(a)は、従来のシーケンス図であり、図6(b)と図6(c)は、本発明の上記実施形態のシーケンス図であり、図6(d)と図6(e)は、本発明の他の実施形態のシーケンス図である。 上記実施形態の動作態様を模式的に示す側面図である。 上記実施形態の動作態様を模式的に示す側面図である。 上記実施形態の動作態様を模式的に示す側面図である。 上記実施形態の動作態様を模式的に示す側面図である。 本発明を適用した他の実施形態のシート状段ボールの計数排出装置を模式的に示す側面図である。 本発明を適用した他の実施形態のシート状段ボールの計数排出装置を模式的に示す側面図である。 上記実施形態の動作態様を模式的に示す側面図である。 上記実施形態の動作態様を模式的に示す側面図である。 従来のシート状段ボールの計数排出装置を模式的に示す側面図である。
符号の説明
1a、1b シート状段ボールの計数排出装置、
2 シート状段ボール、12、22 スタック、
3 バックストップ、
40 エレベータ、
50 シャッタ、
60 プレッサ、
7 プッシャ、
80 下側コンベヤ、
90 上側コンベヤ、
100 製函機、 101 センサ、102 制御回路、103 ブロア、
13 スパンカ、14 レッジ、
MH50、MH60、MH7、MH14 駆動手段(水平移動させる駆動手段)、
MV50,MV60,MV40,MV80 駆動手段(昇降手段)、

Claims (4)

  1. 上流側の製函機にて加工され排出されたシート状段ボールを所定の上昇位置にて集積するエレベータと、当該エレベータ上に集積計数されたシート状段ボールが設定枚数に達してスタックが形成された時点で次に排出されるシート状段ボールを上記スタックの上方にて仕切るシャッタと、上記スタックが上記エレベータにより下側コンベヤの位置まで下降して搬送される際に上記スタックの上面を押さえるプレッサと、上記スタックをその下流に送り出すプッシャと、上記スタックを次工程に搬送する下側コンベヤを備え、
    前記シャッタを前進後退させる駆動手段と前記シャッタを昇降させる駆動手段と前記プレッサを前進後退させる駆動手段と前記プレッサを昇降させる駆動手段が、それぞれ独立の駆動手段であることで、前記プレッサが下降している間に前記シャッタを後退させたり、前記プレッサが待機している間に前記シャッタを上昇させることを特徴とするシート状段ボールの計数排出装置。
  2. 前記プレッサが前記シャッタに収納可能な形状であり、かつ、その根元側に向かって段階的に厚みが大きく形成されることを特徴とする請求項1記載のシート状段ボールの計数排出装置。
  3. 前記下側コンベヤには下側コンベヤ昇降手段が配されており、前記スタックの厚みに応じて前記下側コンベヤを昇降させることを特徴とする請求項1記載の段ボール箱の計数排出装置。
  4. 前記プレッサが向かい合って配されており、前記スタックの両側を押さえることを特徴とする請求項1又は2記載のシート状段ボールの計数排出装置。
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