JPH08192950A - 段ボールケースの定量送り出し装置 - Google Patents

段ボールケースの定量送り出し装置

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JPH08192950A
JPH08192950A JP7021218A JP2121895A JPH08192950A JP H08192950 A JPH08192950 A JP H08192950A JP 7021218 A JP7021218 A JP 7021218A JP 2121895 A JP2121895 A JP 2121895A JP H08192950 A JPH08192950 A JP H08192950A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 段ボール製函機における糊とか印刷インキの
乾燥等の工程が全体の生産速度を阻害せず、接着部の剥
離とか「ズレ」現象をなくした段ボールケースの定量送
り出し装置を提供することを目的とする。 【構成】 段ボールケース2の進行方向に位置する集積
部3内に向けて進入・後退自在に配備された上部フォー
ク19及び下部フォーク20と、両フォークの集積部3
内への進入・後退動作を制御するサーボモータ21と、
下部フォーク20の下方にあって上下移動自在に配備さ
れた受取テーブル23と、この受取テーブル23上に受
け取られた集積体2aを次段の工程に搬送する昇降装置
付き排出コンベア25とを具備して成る段ボールケース
の定量送り出し装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は段ボール製函機における
段ボールケースの定量送り出し装置に関し、特には所定
の形状に成形加工され、胴部の糊付工程と折りたたみ工
程が終了した段ボールケースを、予め設定した所定の枚
数にまとめて次段の結束工程に供給するようにした装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に段ボール箱の成形工程は、所定の
形状に切断された段ボール用紙を供給する給紙工程と、
該段ボール用紙の所定部位に必要な印刷を行う印刷工程
と、所定の切込み溝及び折曲部を形成する工程と、胴部
を連結する糊付工程と、糊付の終了した用紙の折りたた
み及び接着工程と、得られた段ボールケースの所定枚数
を積重ねて結束機へ送り込む工程と、送り込まれた段ボ
ールケースを結束する工程とが主要な作業工程となって
いる。
【0003】上記段ボールケースのフレキソフォルダー
グルアーにおいては、装置の構成が、給紙部、フレ
キソ印刷部、溝切部、糊付折りたたみ部(フォルダ
ー部)カウンター部、結束部、という6段階から成
り立っている。通常、胴部の糊付工程と糊付の終了した
用紙の折りたたみ工程及び接着工程をフォルダーグルア
ー工程と略称しているが、図5に示すフォルダー部1を
通過した段ボールケース2は第1集積部3から排出部
4、第2集積計量部5及び排出部6を経由している間に
計数、集積及び集積体の排出が行われて所定枚数のカウ
ンター工程が終了し、最終仕上工程を全て終えて製品化
される。
【0004】これを更に具体的に説明すると、フォルダ
ー部1から排出されてきた段ボールケース2は、カウン
ター部を構成する第1集積部3において、既に集積され
ている先着の段ボールケースの集積体2aの上に落下
し、次に段ボールケース2の進行方向Aに対して往復運
動する直角矯正板6によって該段ボールケース2の接着
面が正確に貼合されるよう矯正される。
【0005】所定枚数の段ボールケース2が集積体2a
として集積されると、第1集積部3の進入走行ラインに
沿って集積体2aの最下部の段ボールケース2のみが進
行方向Aにエンドレスに回転する摩擦力の強い第1ゴム
ベルト7によって制限板8の下端面に開口された隙間を
通過して排出部4に入り、更に走行を継続して第2集積
計量部5に到着する。この第2集積計量部5に進入する
時にセンサ9によって計数され、段ボールケース2の集
積体2aが設定された所定の枚数に達すると、エアシリ
ンダ10が作動して押出し板11の往復動作と第2ゴム
ベルト12の回転によって該集積体2aが一括して次段
の排出部6の第3のゴムベルト13上に送り込まれ、次
の結束工程に移行される。14は集積体2aに適当な圧
力を加える押え板、14a,14aは押え用レバーであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の段ボールケースの定量送り出し装置は、以下
に記すような種々の問題点が残存している。即ち、近時
の量産化に伴って段ボールケース2の走行速度は秒速5
mを越える高速となっており、そのため糊の乾燥接着と
か印刷インキの乾燥等のように所定経時変化を伴って完
了する工程が全体の生産速度を阻害する要因となり易
い。
【0007】特に前述した第1集積部3における段ボー
ルケース2の集積体2aは、図6に拡大して示したよう
にブロワ35による加圧力36の存在下で順次積載さ
れ、直角矯正板6によって姿勢を矯正されながら集積体
2a自体の重量によって押圧されて下方部分の段ボール
ケース2から接着が径時的に完了に近づいてゆくが、第
1集積部3の最下部から1ケース毎に第1ゴムベルト7
により制限板8の下部を通って次の工程に移動する際
に、充分に接着されていない段ボールケース2がある
と、下面に接触した第1ゴムベルト7によってA方向に
進行しようとしても上面に接触した次の段ボールケース
2との摩擦によって進行が阻害され、該段ボールケース
2の接着部が剥離したり、糊の接着部に「ズレ」現象が
発生してしまうという問題がある。
【0008】このような「ズレ」現象は以降の工程進行
を阻害する要因でもあり、かつ、製品の精度とか強度に
悪影響を及ぼしてしまうという問題が生じる。これを更
に詳細に説明すると、前記したような「ズレ」現象は機
械形式の違いによって2種類があり、図7に示したよう
にAを進行方向、Lを段ボールケース2の進行方向の巾
長さとすると、該段ボールケース2が「上印刷・下折
り」の場合には、接着部15に対してシートが距離aだ
け「逆ハ」型にずれ、段ボールケース2が「下印刷・上
折り」の場合には、図8に示したように接着部15に対
してシートが距離bだけ「ハ」型にずれる。
【0009】図9に拡大して示したように、前記した逆
ハ型の「ズレ」が生じた段ボールケース2が第1ゴムベ
ルト7によって第2集積計量部5に進入し、集積体2a
として計量されてからエアシリンダ10の作動に伴って
押出し板11が集積体2aを押動する際に、破線Cで示
したように該段ボールケース2の後端部分が押出し板1
1に引っかかって水平状態にならず、後続の段ボールケ
ース2が「ズレ」の発生した段ボールケース2の後端部
分に突き当たって所謂「ジャムアップ」と呼称されるト
ラブルが発生してしまうことになる。尚、ハ型にずれた
段ボールケース2の場合は段ボールケース2の上下が反
対になるが、同様にジャムアップの原因になり易い。
【0010】また、前記図5に示した段ボールケースの
計量集積排出装置は、第1集積部3と排出部4及び第2
集積計量部5と排出部6で構成されていて、装置の主要
部が平面的に配列されていることから全長が長大化して
しまい、工場等における据付占有面積が広大になってし
まうという難点がある。
【0011】そこで本発明は、上記した従来の段ボール
ケースの定量送り出し装置が有している欠点を解消し
て、段ボールケースの走行速度が増大しても糊の乾燥接
着とか印刷インキの乾燥等の工程が全体の生産速度を阻
害せず、接着されていない段ボールケースに起因する接
着部の剥離とか糊の接着部に発生し易い「ズレ」現象を
なくして以降の工程進行の妨げにならない段ボールケー
スの定量送り出し装置を提供することを目的とするもの
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、所定の形状に成形加工され、胴部の糊付工
程と折りたたみ工程が終了した段ボールケースを、集積
部で予め設定した所定の枚数に集積して次段の結束工程
に供給するようにした定量送り出し装置において、上記
段ボールケースの進行方向に位置する集積部内に向けて
進入・後退自在に配備された上部フォーク及び下部フォ
ークと、この上部フォークと下部フォークの集積部内へ
の進入・後退動作を制御するサーボモータと、下部フォ
ークの下方にあって上下移動自在に配備され、下部フォ
ークに積層された所定量の段ボールケースの集積体が移
行される受取テーブルと、該受取テーブル上に受け取ら
れた集積体を次段の工程に搬送する昇降装置付き排出コ
ンベアとを具備して成る段ボールケースの定量送り出し
装置を提供する。
【0013】上記サーボモータによって回転駆動される
歯車を上部フォークと下部フォークの双方に噛合するよ
うに配置したことにより、一方のフォークが進行方向に
移動すると同時に他方のフォークが後退方向に移動する
ようにしてある。また、上記サーボモータに回転自在に
支持されたスクリューねじ軸に螺合された歯車にギヤー
ドモータの回転力を伝えて、段ボールケースの進行方向
巾長さの変更に伴ってサーボモータの位置を変えて上部
フォークと下部フォークの集積部内への突出長を適宜に
変更するように構成される。
【0014】
【作用】かかる段ボールケースの定量送り出し装置によ
れば、段ボールケースが集積部に進入した際に、上部フ
ォークを進行方向に所定長突出させることによって該上
部フォーク上に段ボールケースが適宜な集積体として積
載される。その時点でサーボモータを回転駆動すること
により、上部フォークが後退方向に移動すると同時に下
部フォークが進行方向に移動し、上部フォーク上に積載
されていた集積体が下部フォーク上に移転して、更に後
続の段ボールケースが連続的に下部フォーク上に積載さ
れる。
【0015】この集積体が当初設定した所定数に達した
時に下部フォークが後退方向に移動し、同時に上部フォ
ークは進行方向に移動して集積部方向に突出した状態に
復帰する。そして下部フォークの下方に配備されて上昇
待機していた受取テーブルによって集積体が受け取ら
れ、安置されてから該受取テーブルが下降して昇降装置
付き排出コンベアと面一となり、集積体が次段の工程に
搬送される。
【0016】前記サーボモータに噛合された歯車は上部
フォークと下部フォークに同時に噛合され、このサーボ
モータの位置を変更する場合には、ギヤードモータの回
転力を歯車を介してスクリューねじ軸に伝えることによ
り、該スクリューねじ軸の他端部に回転自在に支持され
たサーボモータを段ボールケースの進行方向巾長さに合
わせて最適な位置に移動させることが可能となり、これ
によって上部フォーク及び下部フォークの突出長を変更
することが出来る。
【0017】
【実施例】以下本発明にかかる段ボールケースの定量送
り出し装置の一実施例を、前記従来の構成部分と同一の
構成部分に同一の符号を付して詳述する。図1に示した
本実施例の要部側面図において、16,17はフォルダ
ー部1から段ボールケース2を第1集積部3に搬送する
フォールディングベルト、19は第1集積部3内に配備
された上部フォーク、20は上部フォーク19の下方に
配備された下部フォーク、33は直角矯正板、21はA
Cサーボモータ、22はACサーボモータ21の出力を
受けて回転する歯車であり、この歯車22は上部フォー
ク19と下部フォーク20との中間にあって両フォーク
19,20に噛合している。
【0018】23は下部フォーク20の下方に配備され
て、この下部フォーク20から段ボールケース2の集積
体2aを移行させる受取テーブル、24は受取テーブル
23を矢印Dに示したように上下動させるシリンダ、2
5は昇降装置付き排出コンベアであり、この昇降装置付
き排出コンベア25は下方に配備されたリフター25a
によって矢印Eに示したように昇降動可能となってい
る。26は圧力用コンベアである。尚、図中の矢印Aは
段ボールケース2の進行方向、矢印Bは同後退方向であ
る。
【0019】かかる本実施例の作用を以下に説明する。
先ずフォルダー部1内のフォールディングベルト16,
17に上下を挟まれて通過した段ボールケース2はセン
サー18によって計数されながら第1集積部3に進入す
るが、この時に上部フォーク19はフォルダー部1から
第1集積部3方向に段ボールケース2の全巾Lの約70
%〜80%の長さに突き出ており、この上部フォーク1
9上に段ボールケース2の所定数が受け取られて集積体
2aとして積載される。
【0020】本実施例では、上部フォーク19上の集積
体2aとして段ボールケース2が5枚積載された時点で
上部フォーク19がACサーボモータ21に噛合された
歯車22の回転によってBに示す後退方向に移動する。
ACサーボモータ21によって回される歯車22は、前
記したように上部フォーク19と下部フォーク20の双
方に噛み合っているので、上部フォーク19がB方向に
後退すると同時に下部フォーク20がAに示す進行方向
に移動する。
【0021】すると上部フォーク19上に積載されてい
た段ボールケース2の5枚の集積体2aが下部フォーク
20上に移転し、その状態を維持することによって後続
の段ボールケース2が連続的に下部フォーク20上に積
載される。この集積体2aは直角矯正板33によって該
段ボールケース2の接着面が正確に貼合されるよう矯正
され、該集積体2aが当初設定した10ケースとか15
ケース又は20ケースに達すると、下部フォーク20が
歯車22の回転によってBに示す後退方向に移動する。
それと同時に上部フォーク19はフォルダー部1から進
行方向Aに移動して、第1集積部3方向に突き出た状態
に復帰する。
【0022】そして下部フォーク20がB方向に後退す
ると、シリンダ24の駆動に伴って予め上昇待機してい
た受取テーブル23上に集積体2aが衝撃が加えられる
ことなく受け取られ、この受取テーブル23上に安置さ
れてからシリンダ24の縮小動作によって受取テーブル
23が矢印Dに示したように下降して、昇降装置付き排
出コンベア25と面一となる。この昇降装置付き排出コ
ンベア25は自走用のモータを内蔵したロール34を具
備しており、集積体2aを次段の結束機方向に搬送す
る。このとき上部の圧力用コンベア26のプレート26
aが集積体2a上面に軽く圧力をかけて、糊付部の最終
的な接着が完了する。上記の動作の繰り返しによって段
ボールケース2の定量送り出し操作が進行する。
【0023】上記の動作説明において、段ボールケース
2はフォルダー部1から第1集積部3に進入した際に、
仮りに上部フォーク19がなくて段ボールケース2の全
長が短い場合には、該段ボールケース2が前方を下にし
て転倒してしまう惧れがあるが、本実施例では上部フォ
ーク19をフォルダー部1から第1集積部3方向に突出
した状態に配備したことにより、この上部フォーク19
によって段ボールケース2の約5ケース分を無理なく受
け止め、下部フォーク20上に移行して集積体2aとし
て積載することが出来る。
【0024】尚、フォルダー部1から第1集積部3に進
入した段ボールケース2に給紙ミスとか折曲げ不良等が
あった場合には、その後の工程でのトラブルの原因とな
るため、上部フォーク19と下部フォーク20をともに
後退させて復旧作業を行う。この復旧作業時には上部フ
ォーク19もしくは下部フォーク20の一方側のフォー
クが後退している状態で他方側のフォークと歯車22間
の噛合状態を解除してこのフォークを後退方向に移動す
る。
【0025】前記ACサーボモータ21の制御例を図2
乃至図4に基づいて説明する。前記したように上部フォ
ーク19はフォルダー部1から第1集積部3方向に段ボ
ールケース2の進行方向巾長さLの70〜80%が突き
出していることが必要である。特に段ボールケース2の
巾長さLは用途に応じて多種多様であるから、上部フォ
ーク19の進行方向への突き出しの長さも適宜変更され
なければならない。
【0026】そこで図2に示したように、ACサーボモ
ータ21の回転力を受ける歯車22は上部フォーク19
と下部フォーク20に同時に噛合しており、このACサ
ーボモータ21自体は上下に配備されたフレーム27,
28内で左右方向に摺動可能となっている。29はギヤ
ードモータであり、このギヤードモータ29の出力歯車
30と噛合する歯車31はスクリューねじ軸32に螺合
されており、該スクリューねじ軸32の他端部が前記A
Cサーボモータ21に対して回転自在に支持されてい
る。
【0027】従って段ボールケース2の進行方向巾長さ
Lの変更に伴ってACサーボモータ21の位置を左右に
変更する場合には、ギヤードモータ29を回転駆動する
ことにより、この回転力が出力歯車30から歯車31を
介してスクリューねじ軸32に伝えられ、該スクリュー
ねじ軸32の他端部が回転自在に支持されたACサーボ
モータ21が図2に示すU1の位置から図3に示すU2
の位置、更には図4に示すU3の位置に変更可能とな
る。ギヤードモータ29は図外のコンピュータの指令を
受けて回転を開始し、段ボールケース2の進行方向巾長
さLに合わせてACサーボモータ21を最適な位置に変
更し、これに伴って段ボールケース2の巾長さLに合わ
せて上部フォーク19の進行方向Aへの突き出しの長さ
を適宜変更することが出来る。
【0028】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く、本発明に係る
段ボール製品の定量送り出し装置によれば、段ボールケ
ースの集積部への進入時に上部フォークを進行方向に突
出させることによって段ボールケースが集積体として積
載され、更にサーボモータの駆動によって上部フォーク
の後退方向移動と下部フォークの進行方向移動を同時に
行って集積体を下部フォーク上に移転し、この集積体が
所定数に達した時に下部フォークを後退させて下方に配
備された受取テーブルに集積体を安置してから昇降装置
付き排出コンベアによって集積体を次段の工程に搬送す
ることが可能であり、量産化に伴って段ボールケースの
走行速度が高速となっても、糊とか印刷インキの乾燥等
の工程に左右されずに工程を遂行させることが出来て、
全体的な生産速度を高めることが出来る。
【0029】特に集積部における段ボールケースの集積
体の最下部から次の工程に移動する際に、充分に接着さ
れていない段ボールケースがあっても該接着部の剥離現
象とか糊の接着部に「ズレ」現象が発生することがない
ので、後続の段ボールケースが「ズレ」の発生した段ボ
ールケースの後端部分に突き当たることに起因する「ジ
ャムアップ」のトラブルが発生せず、以降の工程進行が
阻害される要因がなくなり、しかも得られた製品の精度
とか強度に好影響を与えるという効果が得られる。
【0030】更に段ボールケースの進行方向巾長さに合
わせてギヤードモータの回転力をスクリューねじ軸に伝
えてサーボモータを最適な位置に移動させることが可能
であり、集積部に対する上部フォークと下部フォークの
突出長を変更して異なったタイプの段ボールケースにも
素早く対処することが出来る。
【0031】更に本実施例では従来例のように平面的に
配列されておらず、装置自体の主要部が上下方向に立体
化されているので、全長が長大化することが防止されて
工場等における据付占有面積を小さくすることができる
という効果が得られ、工程進行の促進化とともに製函機
用段ボールケースの定量送り出し装置に適用して大きな
効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる段ボールケースの定量送り出し
装置の一実施例を示す側面図。
【図2】本実施例におけるサーボモータの制御例を示す
要部側面図。
【図3】上記サーボモータの制御態様例を示す要部側面
図。
【図4】上記サーボモータの他の制御態様例を示す要部
側面図。
【図5】従来の段ボールケースの定量送り出し装置の一
例を示す側面図。
【図6】従来の集積部における段ボールケースの集積状
態を示す要部拡大側面図。
【図7】段ボールケースに生じた「ズレ」現象を示す平
面図。
【図8】段ボールケースに生じた他の「ズレ」現象を示
す平面図。
【図9】上記「ズレ」の発生に伴う工程上の障害を示す
要部拡大側面図。
【符号の説明】
1…フォルダー部 2…段ボールケース 2a…集積体 3…第1集積部 16,17…フォールディングベルト 18…センサ 19…上部フォーク 20…下部フォーク 21…ACサーボモータ 22…歯車 23…受取テーブル 24…シリンダ 25…昇降装置付き排出コンベア 26…圧力用コンベア 27,28…フレーム 29…ギヤードモータ 30…出力歯車 32…スクリューねじ軸 33…直角矯正板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の形状に成形加工され、胴部の糊付
    工程と折りたたみ工程が終了した段ボールケースを、集
    積部で予め設定した所定の枚数に集積して次段の結束工
    程に供給するようにした定量送り出し装置において、 上記段ボールケースの進行方向に位置する集積部内に向
    けて進入・後退自在に配備された上部フォーク及び下部
    フォークと、この上部フォークと下部フォークの集積部
    内への進入・後退動作を制御するサーボモータと、下部
    フォークの下方にあって上下移動自在に配備され、下部
    フォークに積層された所定量の段ボールケースの集積体
    が移行される受取テーブルと、該受取テーブル上に受け
    取られた集積体を次段の工程に搬送する昇降装置付き排
    出コンベアとを具備して成ることを特徴とする段ボール
    ケースの定量送り出し装置。
  2. 【請求項2】 上記サーボモータによって回転駆動され
    る歯車を上部フォークと下部フォークの双方に噛合する
    ように配置したことにより、一方のフォークが進行方向
    に移動すると同時に他方のフォークが後退方向に移動す
    るようにした請求項1記載の段ボールケースの定量送り
    出し装置。
  3. 【請求項3】 上記サーボモータに回転自在に支持され
    たスクリューねじ軸に螺合された歯車にギヤードモータ
    の回転力を伝えて、段ボールケースの進行方向巾長さの
    変更に伴ってサーボモータの位置を変えて上部フォーク
    と下部フォークの集積部内への突出長を適宜に変更する
    ようにした請求項1又は2記載の段ボールケースの定量
    送り出し装置。
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