JP2010168150A - 紙受け装置における紙受け処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】U字状態で排出される用紙を、U字状態を保ちつつ、積載する紙受け槽との紙受け処理方法において、排出される用紙の幅要項の位置がずれていても、紙受け台のU字状態保持歩合上に、綺麗に揃えて積載する。
【解決手段】紙受け装置3は、紙受け台41と、U字状態保持部材42と、用紙の幅よりも狭い間隔で配置されて前記用紙の幅方向の両端位置を規制する一対の幅ガイド44,45と、を備えている。一方の幅ガイド44はガイド位置に固定し、他方の幅ガイド45は、ガイド位置と、該ガイド位置から更に用紙幅方向の外方側に離れた退避位置と、の間で移動可能とする。用紙の落下途中又は落下完了後に、駆動機構により、前記他方の幅ガイド45をガイド位置に移動することにより、前記用紙の用紙幅の中心線を、前記U字状保持部材42の中心線に一致させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷機本体から排出される多量の印刷用紙を、綺麗に揃えて積載するための紙受け装置における紙受け処理方法に関する。
従来、印刷機本体から排出される多量の用紙を、揃えて積載する紙受け装置として、印刷機本体の用紙排出側の端部にU字形成ガイド機構を配置し、紙受け台上に、用紙幅より狭い間隔で一対の幅ガイドを配置した装置があり、紙受け処理方法として、前記U字形成ガイド機構により、印刷済みの用紙を、用紙幅方向(用紙排出方向と直角方向)の両端が高くなるU字状に形成して、紙受け台の上方に排出し、前記一対の幅ガイドにて、前記用紙をU字状態に維持しつつ落下させ、紙受け台に積載している(特許文献1及び2参照)。
また、前記紙受け装置に、昇降自在なエレベータ式の紙受け台を備えたものがあり、積載用紙の積載量を検知センサーにより検知し、印刷済みの用紙が所定高さまで積載された状態となったときに、自動的に紙受け台を下降するようになっている(特許文献2参照)。
特開平11−43258号公報(第1,第2及び第4図) 特開2004−83221号公報(図2及び図6等)
U字状態で排出される印刷済みの用紙を、単に、一対の幅ガイド間でU字状態を維持しつつ落下させる方法では、用紙の種類によって、特に、硬くて腰の強い(剛性の高い)用紙を使用する場合、落下途中で幅ガイド間に用紙が引っ掛かかり、後続の用紙が次々とその上に積載され、積載不良の原因となることがある。
また、紙受け台が昇降するエレベータ式の紙受け装置では、前記検知センサーが、引っ掛かった用紙を検出することにより、誤った積載量を検知することになり、所定の積載量まで達していない状態で、エレベータが下降し続けるという不具合が生じることがある。エレベータの下降動作が所定時間以上続くと、紙受け装置が異常状態(ジャム状態)であると検出し、自動的に印刷動作を停止する(特許文献2の段落「0103」〜「0106」)。このように、印刷動作を停止することは、作業能率の低下につながる。
なお、本件出願人は、上記のような紙受け装置を有する孔版印刷機において、印刷版胴を内蔵する印刷機本体に対し、給紙装置全体を印刷用紙の幅方向に移動することにより、印刷用紙に対する画像の用紙幅方向の位置を調節するできる孔版印刷機を開発している(未公開)。かかる構造の場合、紙受け台のU字状態保持部材上の所定位置に印刷用紙を積載するために、紙受け装置全体を給紙装置と同様に用紙幅方向に移動しようとすれば、印刷機全体が大形化し、構造がさらに複雑化する。
(発明の目的)
本発明は、印刷用紙の種類に関係無く、印刷機本体からU字状態で排出される印刷済みの用紙を、U字状態に維持しつつ、引っ掛かることなく、紙受け台上に整然とU字状に積載できる紙受け処理方法を提供することを目的としている。また、印刷機本体から排出ささる印刷済みの用紙の幅方向の位置が、紙受け装置のU字状態保持部材の用紙幅方向の位置とずれていても、速やかにU字状態保持部材の用紙幅方向の中心線と印刷用紙の幅方向の中心線とが合致するように、位置補正し、積載できる紙受け処理方法を提供することも目的としている。
上記課題を解決するため、本発明は、印刷機本体から排出された印刷済みの用紙を積載する紙受け台と、該紙受け台上に積載される前記用紙をU字状態に保持するU字状態保持部材と、前記紙受け台上に前記用紙の幅よりも狭い間隔で配置されて前記用紙の幅方向の両端位置を規制する一対の幅ガイドと、を備えた紙受け装置の紙受け処理方法において、前記一対の幅ガイドうち、一方の幅ガイドは、前記U字状態保持部材の用紙幅方向の中心から所定距離離れたガイド位置に固定し、他方の幅ガイドは、前記U字状態保持部材の用紙幅方向の中心から前記一方の幅ガイドとは反対側に前記所定距離と同じ距離離れたガイド位置と、該ガイド位置から更に用紙幅方向の外方側に離れた退避位置と、の間で移動可能とし、前記他方の幅ガイドを退避位置とした状態でU字状態の用紙を受け取り、用紙の落下途中、駆動機構により、前記他方の幅ガイドをガイド位置に移動することにより、前記用紙を、前記一方側の幅ガイド側に押す。
本発明は、上記紙受け装置の紙受け処理方法において、(a)前記他方の幅ガイドは、前記紙受け装置へ排出される用紙毎に、退避位置とガイド位置との間の往復動作を行うことができる。
また、本発明は、上記紙受け装置の紙受け処理方法において、(b)前記各幅ガイドは、第1ガイド部材と、該第1ガイド部材よりも用紙幅方向の外側に位置すると共にそのガイド面が前記第1のガイド部材のガイド面と同一面となるジョガー位置まで移動可能な第2のガイド部材と、から構成されており、前記他方の幅ガイドの前記退避位置と前記ガイド位置との間の往復動作による用紙位置補正時は、前記第1ガイド部材と前記第2ガイド部材とが一体的に移動し、前記用紙位置補正後、前記第2ガイド部材が前記ジョガー位置まで移動することにより、用紙幅方向のジョガーを行うことができる。
また、本発明は、上記紙受け装置の紙受け処理方法において、(c)前記紙受け台には、用紙の排出方向の端縁が当接する止めガイドが配置されており、該止めガイドが、用紙排出方向と反対側のジョガー位置まで移動することにより、用紙排出方向のジョガーを行う、ことができる。
本発明によると、印刷機本体からU字状態で排出された印刷済みの用紙は、落下途中で幅ガイドに引っ掛かることなく、紙受け台上に整然と揃った状態で積載される。また、印刷機本体から排出される用紙の幅方向の中心が、U字状態保持部材の用紙幅方向の中心とずれていても、他方の幅ガイドの退避位置からガイド位置への移動により、用紙をU字状態保持部材上の所定位置へ確実に移動させることができる。特に、給紙装置全体が用紙幅方向に移動することにより、印刷用紙上の画像の用紙幅方向の位置を調節する印刷機であっても、印刷機本体から排出される用紙を、確実にU字状態保持部材の所定位置に整然と積載することができる。
上記構成(a)を備えていると、排出される用紙を一枚ずつ位置補正するので、総ての用紙を、確実に、U字状態保持部材上の所定位置に、綺麗に整えて積載することができる。
上記構成(b)を備えていると、排出される用紙の幅方向の位置補正に続いて、用紙の幅方向の端縁をジョガー動作により揃えるので、用紙を、より一層綺麗に揃えて積載することができる。
上記構成(c)を備えていると、積載用紙の排出方向の端縁も綺麗に揃えることができる。
本発明に係る第1の紙受け処理方法を実施するための紙受け装置を備えた孔版印刷機の正面略図である。 図1の孔版印刷機に設けられたU字形成ガイド機構の拡大斜視図である。 図1の孔版印刷機の平面略図である。 幅ガイドが退避位置に位置した状態を示す図1の孔版印刷機の平面略図である。 幅ガイドがガイド位置に移動した状態を示す図1の孔版印刷機の平面略図である。 図4のVI-VI断面拡大図である。 図5のVII-VII断面拡大図である。 幅ガイドの変形例であり、退避位置での断面図である。 図8と同じ幅ガイドであって、ガイド位置での断面図である。 幅ガイドの変形例であり、退避位置での断面図である。 図10と同じ幅ガイドであって、ガイド位置での断面図である。 幅ガイドの変形例であり、退避位置での断面図である。 図12と同じ幅ガイドであって、ガイド位置での断面図である。 本発明に係る第2の紙受け処理方法を実施するための紙受け装置を備えた孔版印刷機の斜視図である。 図14の孔版印刷機の紙受け装置の斜視図である。 図14の幅ガイド及びその駆動機構を示す斜視図である。 図16の幅ガイドの第1ガイド部材及びその駆動機構を示す斜視図である。 図16の幅ガイドの第2ガイド部材及びその駆動機構を示す斜視図である。 幅ガイドが退避位置の状態を示す図14の紙受け装置の断面図である。 幅ガイドがガイド位置の状態を示す図14の紙受け装置の断面図である。 ジョガー動作において第2ガイド部材が広がった状態を示す図14の紙受け装置の断面図である。 ジョガー動作なしで厚紙を揃える場合の状態を示す図14の紙受け装置の断面図である。 ジョガー動作なしで、かつ、フラットな状態でさらに厚い厚紙を揃える場合の状態を示す図14の紙受け装置の断面図である。 第2の紙受け処理方法における幅ガイドの変形例であり、退避位置での断面図である。 図24と同じ幅ガイドであって、ガイド位置での断面図である。 図24の幅ガイドの平面略図である。 図24の幅ガイドの平面図であって、ジョガー動作時に第2ガイド部材が第1ガイド部材よりも用紙幅方向の外方に移動した状態を示す平面図である。 第2の紙受け処理方法における幅ガイドの変形例であって、退避位置での断面図である。 図28と同じ幅ガイドであって、ガイド位置での断面図である。 第2の紙受け処理方法における幅ガイドの変形例であって、退避位置での断面図である。 図30と同じ幅ガイドであって、ガイド位置での断面図である。 第2の紙受け処理方法における幅ガイドの変形例であって、退避位置での断面図である。 図32と同じ幅ガイドの変形例であって、ガイド位置での断面図である。
[発明の第1の実施の形態]
図1〜図7は本発明に係る紙受け処理方法を実施するための紙受け装置及び該紙受け装置を備えた孔版印刷機の一例であり、これらの図面に基づいて本発明の一実施の形態を説明する。
(印刷機の全体の概要)
孔版印刷機の側面略図である図1において、説明の都合上、用紙供給側(図面の左側)を「後方」と称し、用紙搬送側、すなわち用紙排出側(図面の右側)を「前方」と称し、また、前方から見た左右方向を、印刷機及び用紙Pの左右方向として、以下説明する。印刷機本体1には、後端部に給紙装置2が設けられ、前端部に紙受け装置3が設けられ、上側に画像読取装置4が設けられている。
印刷機本体1内には、前後方向の概ね中間部に印刷ユニット5が設けられ、該印刷ユニット5の後上方には製版装置6が設けられ、印刷ユニット5の前上方には排版装置7が設けられ、給紙装置2と印刷ユニット5との間には、搬送装置9及びタイミングローラが設けられ、印刷ユニット5と紙受け装置3との間には排紙装置8が設けられている。
印刷ユニット5は、インク供給ローラ10が内接すると共に矢印R方向に回転駆動する印刷用版胴11と、該印刷用版胴11に下方から当接自在に対向する上下方向移動可能な押圧ローラ12と、から構成され、印刷用版胴11と押圧ローラ12との間で印刷用紙Pの上面に印刷するようになっている。
給紙装置2は、床面に設置された基台15と、該基台15上に左右方向(用紙幅方向)移動自在に支持された給紙ユニット16と、から構成されている。該給紙ユニット16は、昇降可能な給紙台17、左右一対の幅ガイド13,エア吸着式給紙機構18及び捌き板19等を備えており、給紙台17上に積載されている印刷用紙Pを、上から一枚ずつ搬送機構へと供給する。
基台15は、キャスター20等を介して床面に載置されると共に、所定の位置において、伸縮自在なストッパー脚21により移動不能に固定されている。給紙ユニット16は、基台15の上面に敷設された前後一対のレール22に左右方向(用紙幅方向)に移動自在に支持されており、用紙幅方向調節可能な連結機構23により、印刷機本体1の後端部に用紙幅方向移動調節可能に連結されている。すなわち、給紙ユニット16は、印刷版胴11に対する用紙幅方向の位置を変更できるようになっており、これにより、印刷用紙P上の画像の位置を、用紙幅方向に調節できるようになっている。
排紙装置8は、エア吸引式ベルト搬送機構27と、該エア吸引式ベルト搬送機構27の前部に配置されたU字形成ガイド機構28を備えている。エア吸引式ベルト搬送機構27は、複数列の排紙ベルト30と、吸引ボックス31と、吸引ファン32と、から構成されており、吸引ボックス31の空気吸引作用により、印刷用紙Pを排紙ベルト31上に吸着し、搬送方向Fに搬送するようになっている。
紙受け装置3は、昇降可能なエレベータ式の紙受け台41と、該紙受け台41に設けられたU字状態保持部材42と、紙受け台41の上方の左右方向の両側に配置された一対の幅ガイド44,45と、紙受け台41の前端部に配置された止めガイド46等を、備えている。
図2は排紙装置8のU字形成ガイド機構28の一例を示しており、排紙ベルト31の上面(用紙搬送面)に沿って配置された左右一対の持ち上げガイド部51と、各持ち上げガイド部51の左右方向の両側にそれぞれ立設された絞り込みガイド部52と、から構成されている。この絞り込みガイド部52は省略することができる。
持ち上げガイド部51は、三角錐状に形成されており、側方から見て、排紙ベルト21の上面に略一致する高さの後端51aから前方に向けて所定角度をもって高くなり、前端が最も高くなっている。また、前方から見て、左右幅の中央側から端部側に向かって高くなっており、さらに、上方から見て、前方に向かって左右幅が広がるように形成されている。このU字形成ガイド機構28によると、用紙Pの左右幅の中央部分を吸引ベルト31で吸引しつつ、用紙Pの左右端部を、持ち上げガイド部51により徐々に持ち上げ、用紙Pの全体を上向きのU字状に変形させて、前方(F)に排出する。
(紙受け装置の構成)
図6において、U字状態保持部材42は、左右幅の中心線O3に対して左右対称に配置されると共に、前記中心線O3から左右幅方向の外方に向かって高くなる三角形状に形成されている。また、各U字状態保持部材42は、左右幅中央側の端部が、紙受け台41に、回動軸42aを介して回動自在に支持されており、回動軸42a回りに回動することにより、紙受け台41の上面に対する傾斜角度θ1を変更できるようになっている。すなわち、剛性の高い厚紙等を積載する場合は傾斜角θ1を小さくし、剛性の低い薄い紙等を積載する場合には傾斜角度紙θ1を大きく設定できるようになっている。
左右の幅ガイド44,45は、紙受け台41の上面に対して略垂直姿勢に立設される共に、左右方向(用紙幅方向)に移動可能となっており、それぞれベルト式伝動機構等の伝動機構54、56等を介して駆動モータ53、55に連結し、個別に左右方向(用紙幅方向)に移動できるようになっている。
図7に示すように、両幅ガイド44,45は、通常、両ガイド面の間隔D1が平面状態の用紙幅A1(図3参照)よりも狭くなるガイド位置に位置しており、これにより、印刷済みの用紙Pを、両ガイド部材44,45間でU字状態に維持しつつ、U字状態保持部材42上まで落下ガイドするようになっている。
本実施の形態では、幅ガイド44,45の構成として、上記構造に加え、駆動モータ53,55により、図6に実線で示すように、前記ガイド位置よりも左右方向の外方側へ離れた退避位置まで、移動できるようになっている。各幅ガイド44,45におけるガイド位置と退避位置との間の距離W1は、少なくとも一方の幅ガイド45が退避位置まで移動した時に、その一方の幅ガイド45のガイド面が、印刷機本体1から排出される用紙Pの左右方向の一方の端縁(図6では右端縁)に略相当する位置にくるように、設定されている。具体的には、図4のように、給紙装置2の給紙ユニット16を左右方向の一方、たとえば右方にd1だけ移動した時に、その移動量d1と略同距離W1だけ、右方向に移動した位置を、退避位置と設定している。
なお、後で詳しく説明するが、実際の紙受け処理作業においては、左右の幅ガイド44,45の一方のみがガイド位置と退避位置との間で往復移動し、残りの幅ガイドは、ガイド位置に固定された状態に維持される。
図3において、止めガイド46は、前後方向(用紙排出方向F)に対して略直角な姿勢で配置されており、図示しないが、ベルト式電動機構等を介して駆動モータに連結しており、駆動モータにより、前後方向に移動できるようになっている。また、前記U字状態保持部材42は、前後方向に間隔を置いて複数対に配置されている。
(給紙装置及び紙受け装置の左右位置調節)
(1)図3において、給紙装置2上の左右の幅ガイド13間の中心線を符号O1で示し、印刷機本体1内の印刷版胴11の左右幅の中心線を符号O2で示し、前述のように紙受け装置2のU字状保持部材42の左右幅の中心線を符号O3で示し、また、用紙Pの左右幅をA1で示し、用紙Pの左右幅中心線を符号O4で示している。図3の状態は、印刷機上の前記中心線O1,O2,O3が同一直線上に揃っている状態を示している。なお、説明の都合上、給紙装置2の左右の幅ガイド13間の中心線O1を、簡単に「給紙側中心線」と称し、印刷版胴11の左右幅中心線O2を、簡単に「版胴中心線」と称し、紙受け装置2のU字状保持部材42の左右幅の中心線O3を、簡単に「U字状態中心線」と称し、用紙Pの左右幅A1を、簡単に「用紙幅」と称し、用紙Pの左右幅の中心線O4を、簡単に「用紙幅中心線」と称し、て、以下説明する。
(2)図3において、印刷を開始する前、用紙Pを給紙装置2に積載する時には、給紙装置2の幅ガイド13の左右幅D0を、用紙幅A1と略一致するように調節する。この場合、左右の幅ガイド13を給紙側中心線O1に対して同時に左右対称に移動することにより調節する。続いて、紙受け装置3の幅ガイド44の左右幅D1を、前記用紙幅A1よりも少し短い幅、具体的には、使用する大きさの用紙PをU字状に安定して積載できる幅に設定する。この場合も、給紙装置2の調節と同様に、左右の幅ガイド44、45を同時に、U字状態中心線O3に対して左右対称に移動する。
(3)上記のように、用紙幅A1に対応するように給紙装置2の幅ガイド13の左右幅D0を調節し、かつ、前記左右幅D0よりも少し短くなるように紙受け装置3の幅ガイド44、45の左右幅D1を調節した後、印刷用紙P上の画像の左右方向の位置を調節する。この場合、図4に示すように、給紙装置2の給紙ユニット16を、印刷版胴11に対して左右方向に移動調節する。たとえば、給紙ユニット16の全体を右方向に距離d1だけ移動することにより、印刷用紙P上の画像の左右方向の位置は、左方に距離d1だけ移動することになる。
上記給紙装置2の左右方向の移動調節と同時に、紙受け装置2においては、左側の幅ガイド44はガイド位置に固定状態とし、右側の幅ガイド45は、紙受け処理作業中において、印刷機本体1から排出される印刷用紙1枚毎に、図4で示す退避位置と図5で示すガイド位置との間で往復移動するように設定する。この調節作業において、紙受け装置3又は紙受け台41は左右方向に移動しないので、U字状態保持部材42のU字状態中心線O3は、給紙側中心線O1に対して、相対的に左方に距離d1だけずれた状態となっている。
(印刷作業及び紙受け処理作業)
(1)図1において、画像読取装置4で原稿を読み取り、製版装置6で製版し、製版後の孔版原紙(マスター)を印刷版胴11に装着する。
(2)給紙装置2の給紙台17上に所定枚数の印刷用紙Pを積載し、印刷作業をスタートすると、給紙台17上の印刷用紙Pは、エア吸着式搬送ベルト機構18及び捌き板19の作用により、最上位から一枚ずつ孔版印刷機本体1内の搬送機構9に送り込まれる。
(4)孔版印刷機本体内1において、搬送機構9により前方に搬送される印刷用紙Pは、タイミングローラ26が印刷版胴11の回転と同期して駆動することにより、印刷版胴11と押圧ローラ12の間の画像形成部分に送り込まれ、この画像形成部において、印刷用紙の表面に印刷が施される。
(5)印刷後の用紙Pは排紙装置8に排出され、排紙ベルト31に吸着された状態で前方に搬送されると共に、U字形成ガイド機構28により、上向きのU字状態に形成され、紙受け装置3の紙受け台41の上方に排出される。この時、前記図4のように、給紙装置2を右方に距離d1だけ移動している場合には、図6のように、用紙Pは、用紙幅中心線O4がU字状態中心線O3から右方に略d1だけ状態で排出される。
(9)紙受け装置3では、図6に示すように、左側の幅ガイド44はガイド位置に固定されているが、右側の幅ガイド45は退避位置まで移動した状態となっており、かかる状態の幅ガイド44,45間に、前述のようにU字状態の印刷済みの用紙Pが排出される。すなわち、排出される用紙Pの右端縁が、右側幅ガイド45のガイド面と略同じ位置となるか、右側ガイド45のガイド面よりも少し左方に位置した状態で、排出される。
(10)用紙Pが両幅ガイド44,45間で落下している途中において、図6に仮想線で示すように、右側幅ガイド45を退避位置からガイド位置まで左方に移動する。これにより、落下中の用紙Pは左方に押され、用紙幅中心線O4がU字状態中心線O3と略一致する位置まで用紙Pは位置補正され、U字状態保持部材42上の所定位置(用紙中心線O4とU字状態中心線O3とが一致した位置)に、U字を保持した状態で積載される。
後から順次排出される印刷済みの用紙Pに対しても、右側の幅ガイド45は、用紙一枚に対して、ガイド位置と退避位置との間を一往復し、各用紙Pの左右方向の位置を、左方へ位置補正して、U字状態保持部材42上の所定位置に順次積載する。
また、該実施の形態では、止めガイド46が前後方向にジョガー動作するので、紙受け台41のU字状態保持部材42上に積載される用紙Pの前後方向の位置も、綺麗に揃えられる。
上記紙受け処理作業の説明は、図4及び図5のように、給紙装置2の給紙ユニット16を、印刷版胴11に対して右方に位置調節した場合を説明したが、給紙装置2の給紙ユニット16を、図3の左方に位置調節した場合には、右側の幅ガイド45をガイド位置に固定し、左側の幅ガイド44を、ガイド位置と退避位置との間で往復移動させることにより、紙受け装置3に排出される用紙Pを、右方に位置補正する。
上記紙受け処理方法によると、印刷機本体1からU字状態で排出された印刷済みの用紙Pは、落下途中で幅ガイド44,45に引っ掛かることなく、紙受け台41のU字状態保持部材42上に整然と揃った状態で積載される。また、印刷機本体1から排出される用紙Pの用紙幅中心線O4が、U字状態保持部材42のU字状態中心線O3からずれていても、右側(又は左側)の幅ガイド45が退避位置とガイド位置との間で往復移動することにより、用紙PをU字状態保持部材42上の所定位置へ確実に移動させることができる。特に、給紙装置2の給紙ユニット16全体が左右方向に移動することにより、印刷用紙P上の画像の左右方向の位置を調節する印刷機であっても、印刷機本体1から排出される用紙Pを、確実にU字状態保持部材42の所定位置に整然と積載することができる。
また、排出される用紙Pを一枚ずつ位置補正するので、総ての用紙Pを、確実に、U字状態保持部材42上の所定位置に、綺麗に整えて積載することができる。
(第1の実施の形態の幅ガイドの変形例)
(1)図8及び図9は幅ガイドの変形例であり、図8は、図6と同様に右側幅ガイド45が退避位置に位置している状態、図9は図7と同様に右側幅ガイド45が元のガイド位置に戻った状態である。左右の幅ガイド44,45は、上半部が下半部44a,45aよりもU字状態中心線O3側に来るように、階段状に形成されている。したがって、左右の幅ガイド44,45の上半部の間隔D3は、下半部の間隔D1よりも更に狭くなっている。
該変形例によると、用紙PがU字状態保持部材42上に積載された時に、用紙Pは少し広がるので、用紙を更に整然と積載することができる。
(2)図10及び図11は、天井板式の紙受け装置3に適用した例であり、左右の幅ガイド44,45は、天井板61に左右方向移動可能に支持されている。その他の構成は、図6及び図7と同様である。
(3)図12及び図13は、天井板式の紙受け装置3に、前記図8及び図9と同様の階段形状の幅ガイド44,45を支持した例であり、その他の構成は、図8及び図9と同様である。
[発明の第2の実施の形態]
図14乃至図23は、左右の各幅ガイド44,45が、それぞれ第1ガイド部材44−1、45−1と第2ガイド部材44−2、45−2とからかる紙受け装置3を有する孔版印刷機の例である。なお、図24乃至図32は図14の変形例である。前記第1の例と同じ部品及び部分には、同じ符号を付し、それらの内容については詳しい説明は省略する。
孔版印刷機の全体の斜視図である図14において、紙受け装置3は、天井板61を有する形式であり、この天井板61に、左右の幅ガイド44,45が左右方向移動可能に支持されている。
図15は、紙受け装置3の斜視図であり、各幅ガイド44,45は、左右幅の内方側の第1ガイド部材44−1,45−1と、左右幅の外方側の第2ガイド部材44−2,45−2により構成されている。
図16において、内側の第1ガイド部材44−1,45−1は、略垂直な平板状に形成されると共に、前後方向に間隔を置いて、たとえば3つの矩形状の窓孔が形成されている。また、内側の第1ガイド部材44−1,45−1の下半部44a,45aは、前後方向に相互に間隔をおいた一対の押圧片により構成されており、上記各下半部44a、45aは第1ガイド部材44−1,45−1の上半部に対し、左右幅の外方側に来るように階段状に形成されている。外側の第2ガイド部材44−2,45−2は、略垂直な枠状部分の下端に、第1ガイド部材44−1,45−1の下端よりも下方に突出すると共に、前記枠状部分よりも左右幅の内方側に突出する押圧部44b、45bが形成されている。
第1ガイド部材44−1,45−1と第2ガイド部材44−2,45−2とは、それぞれ独立に、ベルト伝動機構54a,54b,56a、56bを介して駆動モータ53a、53b、55a、55bに連動連結されており、各ガイド部材44−1,45−1,44−2,45−2が単体で左右方向に移動することが可能となっている。勿論、左側の第1ガイド部材44−1と第2ガイド部材44−2とを一体的に移動し、右側の第1ガイド部材45−1と第2ガイド部材45−2とを一体的に移動することもできる。
図17において、右側の第1ガイド部材45−1は、天井板61に架設されて左右幅方向に延びる一対のガイドレール63に、左右方向移動自在に吊持されており、ベルト伝動機構56b及びベルト式減速機構67aを介して対応する駆動モータ55aに連動連結されている。
図16において、左側の第1ガイド部材44−1も、右側の第1ガイド部材45−1と同様に、天井板61に架設されて左右幅方向に延びる一対のガイドレール63に、左右方向移動自在に吊持されており、ベルト伝動機構54a及びベルト式減速機構66aを介して対応する駆動モータ53aに連動連結されている。
図18において、右側の第2ガイド部材45−2は、前記一対のガイドレール63に、左右方向移動自在に吊持されており、ベルト伝動機構56b及びベルト式減速機構67bを介して対応する駆動モータ55bに連動連結されている。
図16において、左側の第2ガイド部材44−2も、右側の第2ガイド部材45−2と同様に、天井板61に架設されて左右幅方向に延びる一対のガイドレール63に、左右方向移動自在に吊持されており、ベルト伝動機構54b及びベルト式減速機構66bを介して対応する駆動モータ53bに連動連結されている。
図19において、各第2ガイド部材44−2,45−2は、通常は、下端部の押圧部44b、45bの押さえ面が、第1ガイド部材44−1,44−2の下半部44a,44bのガイド面と略同一垂直面に位置しており、各駆動モータ53b、55bにより、各第1ガイド部材44−1,44−2に対して、用紙幅方向の外方へ往復動作を行うことより、ジョガー動作を行うことができるようになっている。
(紙受け処理作業)
(1)薄い用紙Pの位置補正及びジョガーを行う場合
薄い用紙Pを紙受け処理する場合には、前述の用紙Pの位置補正作業後に、第2ガイド部材44−2,45−2によるジョガー動作を行う。以下、詳しく説明する。
図19及び図20は、薄い用紙Pを位置補正する工程を示しており、通常(非ジョガー動作時)、第2のガイド部材44−2,45−2の押圧部44b、45bの押さえ面は、前述のように、第1のガイド部材44−1,45−1の下半部44a、45aと同一面に設定されている。用紙の位置補正を行う場合には、図19に実線で示すように、一方、たとえば左側の第1ガイド部材44−1と第2ガイド部材44−2は、ガイド位置に固定しておき、右側の第1ガイド部材45−1と第2ガイド部材45−2を、実線で示す退避位置と仮想線で示すガイド位置(図20の位置)との間で往復移動させることにより、用紙Pを左方に移動し、用紙幅中心線O4をU字状態中心線O3に一致させる。
図21は、上記位置補正の後、ジョガー動作を行う工程を示している。左右の第1部材44−1,45−1を共にガイド位置に固定した状態とし、左右の第2ガイド部材44−2、45−2を、図20の状態と図21の状態との間で左右幅に往復移動させる。すなわち、左右の第2ガイド部材44−2,45−2にジョガー動作をさせ、第2のガイド部材44−2,45−2の押圧部44b、45bにより、用紙Pの左右の端縁を揃えると共に、用紙Pを上方から見て右又は左に傾いている場合には、前後方向に真っ直ぐ延びる状態に補正する。
このジョガー動作は、一枚の用紙Pに対して1回だけ行っても、複数回行ってもよい。
このように、位置補正作業に加え、ジョガーも行うようにすると、より一層、用紙を綺麗に揃えて積載することができる。
(2)増厚量が比較的少ない厚紙(用紙P)を位置補正する場合
図22は、図14に示す紙受け装置3において、比較的、増厚量が少ない厚紙(用紙P)を位置補正する場合の第2ガイド部材44−2,45−2の設定状態を示している。第2のガイド部材44−2,45−2の押圧部44b、45bの押さえ面は、第1のガイド部材44−1,44−2の上半部のガイド面と同一面に揃えられており、第1のガイド部材44−1,45−1の上半部の左右幅D3は、前記図21の左右幅D1と略同じか、少し広く設定されている。ただし、用紙Pの左右幅A1よりは短く設定されている。
用紙Pの位置補正をする場合は、前記図19と同様に、図22に実線で示すように、左側の第1ガイド部材44−1と第2ガイド部材44−2は、ガイド位置に固定しておき、右側の第1ガイド部材45−1と第2ガイド部材45−2を、実線で示す退避位置と仮想線で示すガイド位置との間で往復移動させることにより、用紙Pを左方に移動し、用紙幅中心線O4をU字状態中心線O3に一致させる。
なお、厚紙の場合は、剛性が大きいので、特にジョガー動作を行わなくとも、用紙Pの左右端を揃えることができる。
(2)増厚量が大きい厚紙(用紙P)を位置補正する場合
図23は、図22で使用する厚紙よりも、増厚量が大きい用紙Pを位置補正する場合の第2ガイド部材44−2,45−2及びU字状態保持部材42(図示せず)の設定状態を示している。
第2ガイド部材44−2,45−2は、図22と同様に、それらの押圧部44b、45bの押さえ面が、第1のガイド部材44−1,44−2の上半部のガイド面と同一面に揃えられており、第1のガイド部材44−1,45−1の上半部の左右幅D3は、用紙幅A1と略同じ幅に設定されている。さらに、U字状態保持部材42(図示せず)は、紙受け台41の下側に収納されており、したがって、用紙Pはフラットな状態で紙受け台41上に保持されるようになっている。
用紙Pの位置補正をする場合は、前記図19と同様に、図23に実線で示すように、左側の第1ガイド部材44−1と第2ガイド部材44−2は、ガイド位置に固定しておき、右側の第1ガイド部材45−1と第2ガイド部材45−2を、実線で示す退避位置と仮想線で示すガイド位置との間で往復移動させることにより、用紙Pを左方に移動し、用紙Pをフラットに保った状態で、用紙中心線O4をU字状態中心線O3に一致させる。
なお、この場合、剛性が大きいので、特にジョガー動作を行わず、かつ、U字状に曲げなくとも、用紙Pの左右端を揃えることができる。
(第2の紙受け処理方法における変形例)
(1)図24乃至図27に示す幅ガイドの変形例は、各幅ガイド44,45が、それぞれ第1ガイド部材44−1,45−1と第2ガイド部材44−2,45−2とからなる紙受け装置において、各ガイド部材44−1,45−1、44−2,45−2を、紙受け台41に左右方向移動可能に支持している。図24は、左側の第1ガイド部材44−1及び第2ガイド部材44−2をガイド位置に固定し、右側の第1ガイド部材45―1及び第2ガイド部材45−2を一体的に退避位置に移動させた状態(実線の状態)を示しており、図25は、左右の第1ガイド部材44−1,45−1及び第2ガイド部材44−2,45−2を、共にガイド位置に位置している状態を示している。
図26及び図27において、各ガイド部材44−1,45−1、44−2,45−2は、側方から見て櫛状に形成されている。具体的には、各第1ガイド部材44−1,45−1は、前後方向に間隔を置いて配列された2枚の板状部分から構成され、第2ガイド部材44−2,45−2は、前後方向に間隔を置いて配列された3枚の板状部分から構成されており、第2ガイド部材44−2,45−2の各板状部分の前後方向間に、それぞれ第1ガイド部材44−1,45−1の板状部材が配置されている。
この変形例は、外側の第2ガイド部材44−2,45−2を、通常、内側の第1ガイド部材44−2,45−2より左右幅の外方に位置させており、ジョガー動作を行う時に、第1ガイド部材44−1,45−1のガイド面と同じ垂直面内まで左右幅の内方に移動するように構成されている。
勿論、図14乃至図20の構造のように、通常時に、第2ガイド部材の押さえ面を、第1ガイド部材のガイド面に合わせておくことも可能である。
(2)図28及び図29に示す変形例は、内側の第一ガイド部材44−1,45−1が、図12と同様に、上半部が下半部44aよりも左右幅の内方側に来るように階段状に形成されている。この変形例も、前記図24乃至図27と同様に、各ガイド部材44−1,44−2,45−1,45−2は、それぞれ前後方向に間隔を置いて配列された板部部分からなる櫛状に形成されている。
(3)図30及び図31に示す変形例は、天井板61を備えた紙受け装置において、図24乃至図27と同様な櫛状の第1ガイド部材44−1,45−1及び第2ガイド部材44−2,45−2を備えた構造である。
(3)図32及び図33は、天井板61を備えた紙受け装置において、前記図28及び図29と同様に、階段形状の第1ガイド部材44−1,45−1を有する左右の幅ガイド44,45−2を支持した例である。
1 印刷機本体
2 給紙装置
3 紙受け装置
5 印刷ユニット
8 排紙装置
28 U字形成ガイド機構
44,45 幅ガイド
44−1,45−1 内側の第1ガイド部材
44−2,45−2 外側の第2ガイド部材
46 止めガイド
42 U字状態保持部材
53,55 駆動モータ
53a、53b、55a、55b 駆動モータ

Claims (4)

  1. 印刷機本体から排出された印刷済みの用紙を積載する紙受け台と、該紙受け台上に積載される前記用紙をU字状態に保持するU字状態保持部材と、前記紙受け台上に前記用紙の幅よりも狭い間隔で配置されて前記用紙の幅方向の両端位置を規制する一対の幅ガイドと、を備えた紙受け装置の紙受け処理方法において、
    前記一対の幅ガイドうち、一方の幅ガイドは、前記U字状態保持部材の用紙幅方向の中心から所定距離離れたガイド位置に固定し、他方の幅ガイドは、前記U字状態保持部材の用紙幅方向の中心から前記一方の幅ガイドとは反対側に前記所定距離と同じ距離離れたガイド位置と、該ガイド位置から更に用紙幅方向の外方側に離れた退避位置と、の間で移動可能とし、
    前記他方の幅ガイドを退避位置とした状態でU字状態の用紙を受け取り、
    用紙の落下途中、駆動機構により、前記他方の幅ガイドをガイド位置に移動することにより、前記用紙を、前記一方側の幅ガイド側に押すことを特徴とする、紙受け装置の紙受け処理方法。
  2. 請求項1に記載の紙受け装置の紙受け処理方法において、
    前記他方の幅ガイドは、前記紙受け装置へ排出される用紙毎に、退避位置とガイド位置との間の往復動作を行う、紙受け装置の紙受け処理方法。
  3. 請求項1又は2に記載の紙受け装置の紙受け処理方法において、
    前記各幅ガイドは、第1ガイド部材と、該第1ガイド部材よりも用紙幅方向の外側に位置すると共にそのガイド面が前記第1のガイド部材のガイド面と同一面となるジョガー位置まで移動可能な第2のガイド部材と、から構成されており、
    前記他方の幅ガイドの前記退避位置と前記ガイド位置との間の往復動作による用紙位置補正時は、前記第1ガイド部材と前記第2ガイド部材とが一体的に移動し、
    前記用紙位置補正後、前記第2ガイド部材が前記ジョガー位置まで移動することにより、用紙幅方向のジョガーを行う、紙受け装置の紙受け処理方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一つに記載の紙受け装置の紙受け処理方法において、
    前記紙受け台には、用紙の排出方向の端縁が当接する止めガイドが配置されており、
    該止めガイドが、用紙排出方向と反対側のジョガー位置まで移動することにより、用紙排出方向のジョガーを行う、紙受け装置の紙受け処理方法。
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