JP2004224499A - 紙受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙処理機から多量に排出された用紙をきれいに揃えるための紙受装置を提供する。
【解決手段】用紙処理機2から用紙9が排出される排紙方向90と直交する用紙幅方向に関して、排出された用紙9の側縁を位置決めする左右の側面ガイド手段20と、排紙方向前方に設けられて、用紙処理機2から排出された用紙9の前縁を受け止める前面止め手段30とを備え、左右の側面ガイド手段20は側面規制部材22を有するとともに、左右の側面ガイド手段20の少なくとも一方は側面運動部材24を有し、側面規制部材22が、排出された用紙9の側縁に当接する側面当接位置に位置決めされる一方、側面運動部材24が、側面規制部材22に対して往復運動可能に支持されており、側面当接位置と、側面当接位置より用紙幅方向の外方に位置する側面退避位置との間を往復運動してジョガー動作を行う。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙受装置に関し、詳細には、用紙処理機から排出された用紙を揃える紙受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
孔版印刷機や複写機等の画像形成機や裁断機等の用紙処理機には、図1に示すような紙受装置が搭載されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−138966号公報
【0004】
図1に示した紙受装置では、排出された用紙109のタイミングに合わせて、天板110に設けられた左右一対の側面ガイド板120が左右に往復運動することすなわちジョガー動作を行うことによって、積載された用紙109が用紙幅方向に揃えられている。
【0005】
上記紙受装置では、左右の側面ガイド板120それ自身が、全体に、側面当接位置と側面退避位置との間を直線的に往復運動する。したがって、図1の(B)に示すように、側面ガイド板120が側面退避位置にあるときには、側面ガイド板120の側面と積載された用紙109の側面との間には、広い隙間が形成されている。その結果、用紙の種類(例えば、内側に巻き癖の付きやすい薄紙)や用紙の印刷状況(例えば、用紙の左右の片側にベタ印刷された用紙)によっては、用紙109がこの隙間に落ち込んでしまう場合がある。そして、隙間に落ち込んだ用紙109の上には、次の用紙109が積載されるので、隙間113に落ち込んだ用紙109が、以後のジョガー動作によって、正常な積載位置に戻ることはない。したがって、従来技術に係る紙受装置は、用紙処理機から多量に排出された用紙をきれいに揃えることが出来ないという問題を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の解決すべき技術的課題は、用紙処理機から多量に排出された用紙をきれいに揃えるための紙受装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段・作用・効果】
上記技術的課題を解決するために、本発明に係る紙受装置は、用紙処理機から用紙が排出される排紙方向と直交する用紙幅方向に関して、排出された用紙の側縁を位置決めする左右の側面ガイド手段と、排紙方向前方に設けられて、用紙処理機から排出された用紙の前縁を受け止める前面止め手段とを備え、上記左右の側面ガイド手段は側面規制部材を有するとともに、左右の側面ガイド手段の少なくとも一方は側面運動部材を有し、上記側面規制部材が、排出された用紙の側縁に当接する側面当接位置に位置決めされる一方、上記側面運動部材が、側面規制部材に対して往復運動可能に支持されており、上記側面当接位置と、側面当接位置より用紙幅方向の外方に位置する側面退避位置との間を往復運動してジョガー動作を行うことを特徴としている。
【0008】
上記構成によれば、用紙処理機から排出されて飛行する用紙は、左右の側面ガイド手段の側面規制部材で案内されながら排紙方向の前方に搬送される。そして、排出された用紙は、排紙方向の前方に設けられた前面止め手段によって受け止められたあと、紙受装置の紙受台上に着地する。紙受台上に着地した用紙は、その側縁が左右の側面ガイド手段で規制され且つ保持されているので、用紙の側縁と側面ガイド手段との間には隙間が存在しない。したがって、その隙間に排紙が入り込むことがない。左右の側面ガイド手段で規制・保持された用紙に対して、側面規制部材に往復運動可能に支持された側面運動部材が、側面当接位置と側面退避位置との間で回動すると、不揃いな状態の用紙の側縁が側面運動部材によって内側に押し込まれるので、用紙がきれいに揃えられる。すなわち、用紙幅方向のジョガー動作が行われる。また、何かの拍子に、用紙が紙受台に対して斜めに着地して用紙のコーナー部が側面規制部材に乗り上げて大きく位置ずれした場合であっても、側面運動部材がジョガー動作を行うことにより、乗り上げた用紙コーナー部が中央の方に押し戻されて、用紙の側縁が整然と揃えられる。側面運動部材が側面規制部材に往復運動可能に支持されているので、側面運動部材の駆動機構がコンパクトに構成される。
【0009】
側面運動部材が、側面揺動部材であって、側面規制部材に対して軸支されており、上記側面当接位置と、側面当接位置より用紙幅方向の外方に位置する側面退避位置との間を回動してジョガー動作を行う。
【0010】
側面運動部材は、直線的に往復運動する構成や、側面規制部材に対して軸支されて回動する構成すなわち揺動する構成が可能である。側面運動部材が、揺動することによって、積載用紙の大略最上部を重点的にジョガー動作するので、ジョガー動作の効率がよい。不揃いな用紙は、側面規制部材で規制されているので、側面揺動部材に当接する部分が小さいように思えるが、実際の用紙はしなやかに湾曲するので、むしろ不揃いな部分だけが側面規制部材の外側に張り出し、その部分のみを側面揺動部材が効果的に押し込むことにより用紙がきれいに揃えられる。
【0011】
側面ガイド手段及び前面止め手段は、排紙の積載される紙受台に配設されるとともに、上向きに延在するように構成することができるが、用紙が積載されるにつれて、ジョガー動作すべき積載用紙の上面位置が上方に移動する。したがって、側面規制部材に軸支された側面揺動部材を縦長形状にして、軸支された縦長の側面揺動部材を大きく回動させるために、大きな回動スペースが必要となる。
【0012】
紙受台を上下に移動させる昇降手段を備えるとともに、側面ガイド手段及び前面止め手段は、紙受台に向けて延在するように紙受台の直上に配置された天板に配設されており、昇降手段で紙受台を下降させることにより、紙受台上に積載された用紙の上面位置を大略一定に保つことが好ましい。
【0013】
上記構成によれば、用紙が積載されるにつれても、ジョガー動作すべき積載用紙の上面位置がほとんど変動しないので、ジョガー動作が安定し且つ回動スペースも小さくて済む。
【0014】
側面規制部材の天板側は、用紙処理機から排出されて飛行する用紙を案内するために用いられるので、好ましくは、側面揺動部材が、側面規制部材の紙受台側に設けられる。
【0015】
側面規制部材は、用紙処理機から排出されて飛行する用紙を紙受台上にそのまま着地させるストレート型であってもよいが、用紙処理機から排出されて飛行する用紙をU字状に湾曲させて用紙に腰を与える段差構造型であることが好ましい。
【0016】
したがって、紙受装置は、用紙処理機から用紙が排出される排紙方向と直交する用紙幅方向に関して、排出された用紙の側縁を位置決めする左右の側面ガイド手段と、排紙方向前方に設けられて、用紙処理機から排出された用紙の前縁を受け止める前面止め手段と、排出された用紙が積載される紙受台と、紙受台の直上に配置された天板と、紙受台を上下に移動させる昇降手段とを備え、上記左右の側面ガイド手段及び前面止め手段は、いずれも、紙受台の直上に配置された天板に配設されるとともに、紙受台に向けて延在しており、上記左右の側面ガイド手段は側面規制部材を有するとともに、左右の側面ガイド手段の少なくとも一方は側面運動部材を有し、上記側面規制部材が、排出された用紙の側縁に当接する側面当接位置に位置決めされる一方、上記側面運動部材が、側面規制部材に対して往復運動可能に支持されており、上記側面当接位置と、側面当接位置より用紙幅方向の外方に位置する側面退避位置との間を往復運動してジョガー動作を行うとともに、上記左右の側面ガイド手段は、それぞれ、略排紙方向に延在するとともに略平坦な排出された用紙の側縁を規制する下段の排紙平坦規制部と、略排紙方向に延在するとともに排出された用紙の側縁を内方に規制して用紙を湾曲させる上段の排紙湾曲規制部とから構成される段差構造をしてなり、排出された用紙は、対向した左右の排紙湾曲規制部の間を通過することによって、初めて湾曲するか又は湾曲状態を維持し、湾曲した用紙は、対向した左右の排紙平坦規制部の間を通過することによって略平坦な形状に展開しながら紙受台上に積載され、昇降手段で紙受台を下降させることにより、紙受台上に積載された用紙の上面位置を大略一定に保つことを特徴としている。
【0017】
好ましくは、側面ガイド手段は、複数の側面運動部材を有し、側面当接位置において、複数の側面運動部材が略排紙方向に一列に離間配置されている。
【0018】
上記構成によれば、側面規制部材の中央部分で規制・保持されている用紙は、その両側に配置された側面運動部材が回動することにより、側面規制部材の中央部分を基点にして大きく揺動される。したがって、ジョガー動作がより効果的になる。
【0019】
側面揺動部材が、側面規制部材の紙受台側の端部で軸支されていることが好ましい。
【0020】
上記構成によれば、側面揺動部材は、紙受台側の端部で軸支されるために、天板側の上部が最大の振幅でジョガー動作する。通常、最大振幅でジョガー動作する位置に、積載用紙の上面が配置されるので、側面揺動部材が延在する長さ分、すなわち、ジョガー動作する上部から軸支された下端までの長さ分だけ積載用紙が側面揺動部材によって規制・保持されている。したがって、ジョガー動作を強く行っても、側面揺動部材で規制・保持された用紙が飛び出すことがない。
【0021】
同様に、好ましくは、前面止め手段が、前面規制部材と前面運動部材とを有し、前面規制部材が、排出された用紙の前縁に当接する前面当接位置に位置決めされる一方、前面運動部材が、前面規制部材に対して往復運動可能に支持されており、上記前面当接位置と、前面当接位置より排紙方向前方に位置する前面退避位置との間を往復運動してジョガー動作を行う。
【0022】
上記構成によれば、上述した側面ガイド手段と同様に、前面規制部材に対して支持された前面往復部材が、前面当接位置と前面退避位置との間を往復運動して用紙長さ方向のジョガー動作を行うので、用紙の前縁もきれいに揃えられる。
【0023】
前面運動部材が、前面揺動部材であって、前面規制部材に対して軸支されており、上記前面当接位置と、前面当接位置より用紙幅方向の外方に位置する前面退避位置との間を回動してジョガー動作を行う。
【0024】
前面運動部材は、直線的に往復運動する構成や、前面規制部材に対して軸支されて回動する構成すなわち揺動する構成が可能である。前面運動部材が、揺動することによって、積載用紙の大略最上部を重点的にジョガー動作するので、ジョガー動作の効率がよい。不揃いな用紙は、前面規制部材で規制されているので、不揃いの部分のみを前面揺動部材が効果的に押し込むことにより用紙がきれいに揃えられる。
【0025】
用紙のサイズに応じて、使用者が、側面ガイド手段及び前面止め手段を各所定の当接位置に手動で移動させることもできるが、好ましくは、側面ガイド手段及び前面止め手段は、用紙のサイズに応じて、それぞれ、所定の当接位置に自動的に移動される。したがって、使用者は側面ガイド手段及び前面止め手段の位置決め設定に煩わされなくて済むので、使用者の利便性が高まる。
【0026】
側面ガイド手段及び前面止め手段を所定の当接位置に移動させるために、側面規制部材及び側面運動部材、又は前面規制部材及び前面運動部材は、それぞれ、一対のプーリー間に巻架されたベルトによって支持された駆動機構で駆動され、該駆動機構がそれぞれ大略同じ構成である。
【0027】
上記構成によれば、側面ガイド手段及び前面止め手段の駆動機構が大略同じ構成であるので、駆動機構の簡略化及び使用部材の共通化が図られている。したがって、設計変更にも迅速に対応することができ、使用部材の管理が容易になり、コスト削減も図られる。
【0028】
例えば、厚紙のように紙揃えを必要としないものに対しては、ジョガー動作を行なわないようにすれば、ジョガー動作時に発生する作動音を無くすことができるので、ジョガー動作の有無が選択可能であることが好ましい。したがって、紙受装置の静音化が実現される。
【0029】
ジョガー動作が不要であるときには、運動部材が当接位置に固定的に位置決めされる。したがって、本発明に係る紙受装置は、ジョガー動作を行わない紙受装置として使用することができる。
【0030】
湾曲した用紙の湾曲部の側面を検出する側面検出センサが、排紙平坦規制部の略上端位置から紙受台上に積載された用紙上面の略直上位置までの間に配設されており、湾曲した用紙の通過が側面検出センサで検出されると、紙受台が下降する。
【0031】
上記構成によれば、排紙平坦規制部の略上端位置から紙受台上に積載された用紙上面の略直上位置までの間に配設された側面検出センサによって、湾曲した用紙が左右の排紙平坦規制部の間を通過することが検出される。側面検出センサからの検出信号に基づいて、紙受台が下降する。紙受台の下降は、予め設定された下降量だけ下降させる構成としたり、側面検出センサからの非検出信号に基づいて停止する構成とすることができる。湾曲した用紙の湾曲部の底部と積載された用紙の上面との落下距離が大略一定に保たれた状態で、用紙の紙受がなされるので、用紙の積載が安定する。なお、多量の用紙の紙受がなされる間に、上記落下距離が大きくなったときには、紙受台を上昇させて所定の落下距離を維持する工程を組み入れることも可能である。
【0032】
排紙湾曲規制部は、排紙平坦規制部に対して用紙幅方向に移動可能に構成されている。
【0033】
上記構成によれば、用紙の種類や厚さやサイズに応じて、手動又は自動で、用紙の湾曲度合いを調節することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の第一実施形態に係る紙受装置1について、図2,3,4,及び5を参照しながら、詳細に説明する。
【0035】
図2は、用紙処理機である孔版印刷機2に組み込まれた紙受装置1を正面から見た説明図である。図2に示すように、紙受装置1は、孔版印刷機2の右側に隣接配設されて、孔版印刷機2の排紙部3から順次排出された用紙9が、紙受台12に向けて飛行したあと、紙受台12上に着地して積み重ねられるようになっている。なお、用紙処理機とは、孔版印刷機や複写機等の画像形成機、連続紙を所定サイズの用紙に切り離す用紙切断機、所定用紙を折り畳んで密着書簡を形成する密着書簡製造機等の、所定サイズの用紙を排紙部3から順次排出する各種機械を意味している。
【0036】
紙受装置1は、軸11で回動自在に軸支されて水平の閉位置(実線)と傾斜した開位置(2点鎖線)とに位置決めされる天板10と、排出された用紙9の積載される紙受台12と、紙受台12を上下に移動させるエレベータ装置とを有している。したがって、紙受装置1は、ジョガー機構が天板10に設けられた天板設置タイプのものである。なお、エレベータ装置を備える天板設置タイプのものは、エレベータ装置を下動させることによって、多量の用紙9の連続的な積載に対応することができる。
【0037】
ある程度の厚みを有する平板状の天板10には、排紙方向90と直交する用紙幅方向の両側端部に設けられた左右一対の側面ガイド板20と、排紙方向90の前方に設けられた前面止め板30とが立設されている。
【0038】
排紙方向90に沿って平行に延在する板状の左右の側面ガイド板20は、天板10が水平の閉位置にあるときに、紙受台12に向けてすなわち略垂直下向きに延在している。左右の側面ガイド板20は、図2に示すように、平板状の側面規制板22と、平板状の2つの側面揺動板24と、2つの側面揺動板24を連結するとともに側面規制板22に対して回動自在に軸支する回動軸23とを有している。すなわち、側面規制板22においては、紙受台側の下部が2箇所切り欠かれているとともに、回動軸23の挿通される軸受部が紙受台側の下端部に形成されている。そして、その切欠部のそれぞれに側面揺動板24が装着されて、側面揺動板24が回動軸23で側面規制板22に対して支持されている。側面揺動板24は、後述する駆動機構により、側面当接位置と、側面当接位置より用紙幅方向の外方に位置する側面退避位置との間を回動してジョガー動作を行う。
【0039】
側面ガイド板20において、側面当接位置において、2つの側面揺動板24は、略排紙方向90に一列に離間配置されている。側面規制部材24の中央部分及び左右の端部で規制・保持されている用紙9は、2つの側面揺動板24が回動することにより、側面規制板22の中央部分を基点にして大きく揺動される。したがって、ジョガー動作がより効果的になる。
【0040】
側面規制板22は、排紙方向90と直交方向(図2の紙面垂直方向)に移動自在に支持されており、それらの駆動機構及び動作の詳細については後述する。
【0041】
排紙方向90と直交する方向に沿って平行に延在する前面止め板30は、天板10が水平の閉位置にあるときに、紙受台12に向けてすなわち略垂直下向きに延在している。前面止め板30は、上述した側面ガイド板20と同様に、前面揺動板が回動軸で前面規制板に対して支持されている。前面揺動板24は、後述する駆動機構により、前面当接位置と、前面当接位置より排紙方向の前方に位置する前面退避位置との間を回動してジョガー動作を行う。また、孔版印刷機2の側には、略垂直方向に延在する柱状の突き当て部材13が所定の位置に配設されており、前面止め板30についてのジョガー動作は、突き当て部材13を基準に行われる。
【0042】
紙受台12は、孔版印刷機2の排紙部3の下方にあって、排紙方向90(図2において左右方向)に延在する略平板体である。紙受台12は、以下のように構成されたエレベータ装置に接続されており、大量の用紙9を積載することができる。
【0043】
チェーン6の一端が、紙受台12の側面に固定されている。チェーン6は、スプロケット5,7で折り曲げられ、チェーン6の他端が引張スプリング8により常に引っ張られる。スプロケット5が昇降モータ4により回転し、チェーン6を移動させることにより、紙受台12を昇降させることができる。紙受台12の上限位置及び下限位置は、それぞれ、上限スイッチ及び下限スイッチで検出される。エレベータ装置によって昇降自在に支持された紙受台12は、印刷開始時には、2点鎖線で示す位置まで上昇する。紙受台12上に積載された用紙9の高さ(最上位の排紙積載位置)は、レベルセンサ17で検出する。紙受台12上に用紙9が順次積載されると、紙受台12上の最上位の用紙9の積載位置が所定範囲内に位置するように、紙受台12が徐々に下降するようになっている。
【0044】
次に、天板10に配設された左右の側面ガイド板20の側面規制板22の駆動機構について、図3,4を参照しながら説明する。
【0045】
左右の平行ガイドレール31の両端が、それぞれ、レール固定部材で固定されている。支持部材36は、平行ガイドレール31に挿通されて、平行ガイドレール31に沿って摺動する。駆動ベルト40は、左右一対のプーリ44間に巻架されている。駆動モータ42(例えば、ステッピングモータ)の回動軸は、隣接配置されたシャフトに軸通されたギヤに噛合している。シャフトは、上側のプーリ44に軸通されている。したがって、駆動モータ42回転駆動される上側のプーリ44によって、駆動ベルト40が上下のプーリ44の間を両方向に循環する。
【0046】
側面規制板22の上部には、支持部材36が接続されている。支持部材36は、一対のプーリ44間に巻架された駆動ベルト40の上面に連結固定されている。左右の側面規制板22の動きが駆動ベルト40の動きに連動しており、例えば、駆動ベルト40が時計回りに回転すると、左右の側面規制板22が互いに近づき、駆動ベルト40が反時計回りに回転すると、左右の側面規制板22が互いに離れるように、左右の側面規制板22が駆動される。
【0047】
上記側面規制板22の駆動機構には、ロータリーエンコーダが設けられている。すなわち、駆動モータ42の回動軸にはパルス板46が結合され、パルス板46に対向してフォトインタラプタ48が配置されている。パルス板46は、放射状に配列されたパルスマークを有する。フォトインタラプタ48は、パルス板46のパルスマークの通過を検出してパルス信号を発するようになっている。
【0048】
さらに、各側面規制板22には、遮光板38がそれぞれ固定されているとともに、天板10には、フォトインタラプタ39が適宜位置に配置されている。側面規制板22がホームポジション(最外方位置)にあるときに、遮光板38がフォトインタラプタ39を遮光するように構成されている。
【0049】
左右の側面ガイド板20の各側面規制板22がホームポジションに位置するときに、駆動パルスが不図示の駆動回路から与えられると、駆動モータ42が所定の回転数で回転して、各側面規制板22が、等距離を相対方向に接近しながら所定の側面当接位置まで移動する。その結果、左右の側面規制板22が、所定の側面当接位置、すなわち使用される用紙の幅方向の側縁に当接する位置に位置決めされ、この側面当接位置に一時的に固定される。したがって、積載された用紙9の側面と側面ガイド板20の側面規制板22の各内側面との間には、隙間が存在しないので、孔版印刷機2からの用紙9がこの隙間に入り込むことがない。なお、用紙9のサイズに合わせて、側面規制板22は、対応する側面当接位置に自動的に移動される。
【0050】
次に、天板10に配設された前面止め板30の前面規制板の駆動機構について、図3を参照しながら説明する。
【0051】
排紙方向90に平行に延在する平行ガイドレール21の両端は、それぞれ、レール固定部材で固定されている。支持部材26は、平行ガイドレール21に挿通されて、平行ガイドレール21に沿って摺動する。駆動ベルト40は、一対のプーリ44間に巻架されている。駆動モータ(例えば、ステッピングモータ)の回動軸は、シャフトに軸通されたギヤに噛合している。シャフトは、後方側のプーリ44に軸通されている。したがって、駆動モータで回転駆動される後方側のプーリ44によって、駆動ベルト40が一対のプーリ44の間を両方向に循環する。
【0052】
前面規制板が排紙方向90の前方に設けられており、前面規制板の上部には、支持部材26が接続されている。支持部材26の上部のベルト連結部は、一対のプーリ44間に巻架された駆動ベルト40の上面又は下面のいずれかに連結固定されている。したがって、駆動ベルト40の動きに前面規制板の動きが連動しており、例えば、駆動ベルト40が時計回りに回転すると、先端側面規制部材32が排紙方向90の前方に向けて移動し、駆動ベルト40が反時計回りに回転すると、前面規制板が排紙方向90の後方に向けて移動する。
【0053】
上記前面規制板の駆動機構には、ロータリーエンコーダが設けられている。すなわち、駆動モータの回動軸にはパルス板46が結合され、パルス板46に対向してフォトインタラプタ48が配置されている。パルス板46は、放射状に配列されたパルスマークを有する。フォトインタラプタ48は、パルス板46のパルスマークの通過を検出してパルス信号を発するようになっている。
【0054】
さらに、上記前面規制板には、遮光板28がそれぞれ固定されているとともに、天板10には、フォトインタラプタ29が適宜位置に配置されている。前面規制板がホームポジション(排紙方向90の最前端位置)にあるときに、遮光板28がフォトインタラプタ29を遮光するように構成されている。
【0055】
前面規制板がホームポジションにあるときに、不図示の駆動回路から駆動パルスが与えられると、駆動モータが正方向に所定の回転数で回転して、前面規制板が、所定の前面当接位置(使用される用紙の長さ方向の前端位置)まで移動して、この前面当接位置に一時的に固定される。したがって、積載された用紙9の前面と前面止め板30の前面規制板の内側面との間には、隙間が存在しないので、用紙処理装置2からの用紙9がこの隙間に入り込むことがない。なお、排出される用紙9のサイズに合わせて、前面規制板は、対応する前面当接位置に自動的に移動される。
【0056】
次に、左右の側面ガイド板20の側面揺動板24の回動機構について、図5を参照しながら説明する。
【0057】
側面規制板22の外側面、すなわち、積載された用紙9に当接しない側の面に、ソレノイド50が取付けられている。ソレノイド50は駆動棒51を上下に駆動し、駆動棒51の下端部には、連結部材52が連結されている。また、2つの側面揺動板24は、不図示の連結棒によって連結されている。そして、連結棒は連結部材52の下端と連結されている。したがって、側面揺動板24の下部は、側面規制板22の下端部に配設された回動軸23を介して、側面規制板22に軸支されている一方、側面揺動板24の上部は、連結棒、連結部材52、駆動棒51に順次連結されている。
【0058】
側面揺動板駆動信号が不図示の駆動回路から与えられて、ソレノイド50の駆動棒が下向きに動くと、図5の(B)のように、側面当接位置にある各側面揺動板24が、同時に、側面当接位置より外側に位置する所定の側面退避位置まで短時間で回動する。さらに、別の側面揺動板駆動信号が不図示の駆動回路から与えられて、ソレノイド50の駆動棒が上向きに動くと、図5の(A)のように、側面退避位置にある各側面揺動板24が、同時に、積載された用紙9の大略最上部に重点的に当接する側面当接位置に短時間で回動する。その結果、左右の側面ガイド板20の各側面揺動板24が左右の側面規制板22で保持されている用紙9の大略最上部の両側面に重点的に当接することによって、紙受台12上に載置された用紙9の幅方向の位置ずれが修正される。このように、左右の側面揺動板24が、図5(A)の側面当接位置と図5(B)の側面退避位置との間を回動して用紙幅方向のジョガー動作を行うので、用紙9の両側端面がきれいに揃えられる。
【0059】
また、何かの拍子に、排紙方向90から排紙された用紙9が紙受台12に対して斜めに着地し、斜めに着地した用紙9の対角位置のコーナー部が側面規制板22に乗り上げて、大きく位置ずれする場合も起こり得る。この場合であっても、側面揺動板24が用紙幅方向のジョガー動作を行うことにより、乗り上げた用紙9のコーナー部が中央の方に押し戻されて、用紙9の側端面が整然と揃えられる。
【0060】
前面止め板30の前面揺動板も、上記側面揺動板と同様の駆動機構で駆動される。
【0061】
前面規制板の前側面、すなわち、積載された用紙9に当接しない側の面に、ソレノイドが取付けられている。ソレノイドは駆動棒を上下に駆動し、駆動棒の下端部には、連結部材が連結されている。また、前面揺動板は、連結棒によって連結されている。そして、連結棒は連結部材の下端と連結されている。したがって、前面揺動板の下部は、前面規制板の下端部に配設された回動軸を介して、前面規制板に軸支されている一方、前面揺動板の上部は、連結棒、連結部材、駆動棒に順次連結されている。
【0062】
前面揺動板駆動信号(上述した側面揺動板駆動信号と同じであってもよい)で、ソレノイドの駆動棒が下向きに動くと、前面当接位置にある前面揺動板が、同時に、前面当接位置より前方に位置する所定の前面退避位置まで短時間で回動する。さらに、別の前面揺動板駆動信号で、ソレノイドの駆動棒が上向きに動くと、前面退避位置にある前面揺動板が、同時に、積載された用紙9の大略最上部に重点的に当接する前面当接位置に短時間で回動する。その結果、前面止め板30の前面揺動板が前面規制板と突き当て部材13で保持されている用紙9の前後面に当接することによって、紙受台12上に載置された用紙9の排紙方向の位置ずれが修正される。このように、前面揺動板が、前面当接位置と前面退避位置との間を回動して排紙方向のジョガー動作を行うので、用紙9の前後の端面がきれいに揃えられる。
【0063】
本発明の第二実施形態に係る紙受装置1について、図7を参照しながら、第一実施形態に係る紙受装置1との相違点、すなわち側面揺動板24の回動機構について説明する。
【0064】
側面規制板22の外側面、すなわち、積載された用紙9に当接しない側の面に、ギヤモータ60が取付けられている。ギヤモータ60はシャフト61を回転駆動する。シャフト61の下端部には、連結部材62が取付けられている。連結部材62は、シャフト61に並行して下方に延在するとともにシャフト61に対して偏心した回転連結部63を有する。シャフト61が回転すると、回転連結部63は、シャフト61を中心とした円軌道を描いて回転する。
【0065】
2つの側面揺動板24が不図示の連結棒によって連結されている。そして、連結棒には、回転連結部63を受け入れる貫通穴が設けられている。連結部材62の回転連結部63は、連結棒の貫通穴と連結されている。したがって、側面揺動板24の下部は、側面規制板22の下端部に配設された回動軸23を介して、側面規制板22に軸支されている一方、側面揺動板24の上部は、連結棒、連結部材62、シャフト61を介してギヤモータ60に順次連結されている。
【0066】
側面揺動板駆動信号が不図示の駆動回路から与えられて、ギヤモータ60のシャフト61が半回転すると、図7の(B)のように、側面当接位置にある各側面揺動板24が、同時に、側面当接位置より外側に位置する所定の側面退避位置まで短時間で回動する。さらに、別の側面揺動板駆動信号が不図示の駆動回路から与えられて、シャフト61がさらに半回転すると、図7の(A)のように、側面退避位置にある各側面揺動板24が、同時に、積載された用紙9の大略最上部に重点的に当接する側面当接位置に短時間で回動する。その結果、左右の側面ガイド板20の各側面揺動板24が、左右の側面規制板22で保持されている用紙9の大略最上部の両側面に重点的に当接することによって、紙受台12上に載置された用紙9の幅方向の位置ずれが修正される。このように、左右の側面揺動板24が、図7(A)の側面当接位置と図7(B)の側面退避位置との間を往復運動すなわち回動して用紙幅方向のジョガー動作を行うので、用紙9の両側端面がきれいに揃えられる。
【0067】
本発明の第三実施形態に係る紙受装置1について、図8を参照しながら、第一実施形態に係る紙受装置1との相違点、すなわち側面揺動板24の回動機構について説明する。
【0068】
側面規制板22の紙受台側の最下部に、回動軸23の挿通される軸受部が形成されている。2つの側面揺動板24が回動軸23で側面規制板22に対してぶら下がるように支持されている。
【0069】
側面規制板22の外側面、すなわち、積載された用紙9に当接しない側の面に、ソレノイド50が取付けられている。ソレノイド50は駆動棒51を上下に駆動し、駆動棒51の下端部には、連結部材52が連結されている。また、各側面揺動板24は、不図示の連結棒によって連結されている。そして、連結棒は連結部材52の下端と連結されている。したがって、側面揺動板24の上部は、側面規制板22の最下部に配設された回動軸23を介して、側面規制板22に軸支されている一方、側面揺動板24の中央部又は下部は、連結棒、連結部材52、駆動棒51を介してソレノイド50に順次連結されている。側面揺動板24の最下部が、最も大きく振幅して、用紙9に対して最も強くジョガー動作を行う。
【0070】
側面揺動板駆動信号が不図示の駆動回路から与えられて、ソレノイド50の駆動棒が上向きに動くと、図8の(B)のように、側面当接位置にある各側面揺動板24が、同時に、側面当接位置より外側に位置する所定の側面退避位置まで短時間で回動する。さらに、別の側面揺動板駆動信号が不図示の駆動回路から与えられて、ソレノイド50の駆動棒が下向きに動くと、図8の(A)のように、側面退避位置にある各側面揺動板24が、同時に、積載された用紙9の大略最上部に重点的に当接する側面当接位置に短時間で回動する。その結果、左右の側面ガイド板20の各側面揺動板24が左右の側面規制板22で保持されている用紙9の大略最上部の両側面に重点的に当接することによって、紙受台12上に載置された用紙9の幅方向の位置ずれが修正される。このように、左右の側面揺動板24が、図8(A)の側面当接位置と図8(B)の側面退避位置との間を往復運動すなわち回動して用紙幅方向のジョガー動作を行うので、用紙9の両側端面がきれいに揃えられる。
【0071】
本発明の第四実施形態に係る紙受装置1について、図9を参照しながら、第一実施形態に係る紙受装置1との相違点、すなわち側面揺動板24の回動機構について説明する。
【0072】
側面規制板22の天板側の最上部に、回動軸23の挿通される軸受部が形成されている。2つの側面揺動板24が回動軸23で側面規制板22に対してぶら下がるように支持されている。
【0073】
側面規制板22の外側面、すなわち、積載された用紙9に当接しない側の面の下部に、ソレノイド50が取付けられている。ソレノイド50は駆動棒51を左右に駆動し、駆動棒51の右端部には、連結部材52が連結されている。また、各側面揺動板24は、不図示の連結棒によって連結されている。そして、連結棒は連結部材52の下端と連結されている。したがって、側面揺動板24は、側面規制板22の最上部に配設された回動軸23を介して、側面規制板22に軸支されている一方、側面揺動板24は、連結棒、連結部材52、駆動棒51を介してソレノイド50に順次連結されている。
【0074】
側面揺動板駆動信号が不図示の駆動回路から与えられて、ソレノイド50の駆動棒が右向きに動くと、図9の(B)のように、側面当接位置にある各側面揺動板24が、同時に、側面当接位置より外側に位置する所定の側面退避位置まで短時間で回動する。さらに、別の側面揺動板駆動信号が不図示の駆動回路から与えられて、ソレノイド50の駆動棒が左向きに動くと、図9の(A)のように、側面退避位置にある各側面揺動板24が、同時に、積載された用紙9の大略最上部に重点的に当接する側面当接位置に短時間で回動する。その結果、左右の側面ガイド板20の各側面揺動板24が左右の側面規制板22で保持されている用紙9の大略最上部の両側面に重点的に当接することによって、紙受台12上に載置された用紙9の幅方向の位置ずれが修正される。このように、左右の側面揺動板24が、図9(A)の側面当接位置と図9(B)の側面退避位置との間を往復運動すなわち回動して用紙幅方向のジョガー動作を行うので、用紙9の両側端面がきれいに揃えられる。
【0075】
本発明の第五実施形態に係る紙受装置1について、図6,10を参照しながら、第一実施形態に係る紙受装置1との相違点を中心に説明する。
【0076】
側面規制板22は、図6及び10に示すように、排紙平坦規制部22bと排紙湾曲規制部22aとを備える屈曲段差構造をしている。すなわち、排紙平坦規制部22bは、略平坦な排出された用紙9の側縁を規制する側面規制位置に配置され、用紙9を幅方向に揃える紙揃え手段として用いられる。排紙湾曲規制部22aは、側面規制位置より内側に位置する湾曲規制位置に配置され、用紙9を湾曲させながら前方かつ下方に案内する用紙湾曲手段として用いられる。左右の側面規制板22は、排紙湾曲規制部22aの上部が不図示の支持部材で一体的につながった構造をしている。したがって、対向する左右の側面規制板22によって、排紙方向90から見た縦断面が凸形状をした空間、すなわち、上段の幅狭の排紙湾曲規制空間と下段の幅広の排紙平坦規制空間とからなる湾曲形成空間が形成されている。
【0077】
そして、第一実施形態〜第四実施形態で説明したのと同様の2つの側面揺動板24を駆動する駆動機構が、側面規制板22の排紙平坦規制部22bの前側面、すなわち、積載された用紙9に当接しない側の面に設けられている。図6に示すように、側面揺動板24の下部は、側面規制板22の下端部に配設された回動軸23を介して、側面規制板22に軸支されている一方、側面揺動板24の上部は、連結棒53、連結部材52、駆動棒51を介してソレノイド50に順次連結されている。
【0078】
孔版印刷機2の排紙部3に設けられたジャンプ台(不図示)からは、下向きに突出して大きく略U字状に湾曲した(すなわち、湾曲部の曲率半径が小さい)用紙9が供給される。なお、孔版印刷機2からの用紙9は、その種類や厚みやサイズに応じて、略U字状湾曲形状や略V字状湾曲形状や略円弧状等の種々の湾曲形状をとりうるが、本明細書においては、特に規定しなければ、下向きに突出して略U字状や略V字状等に湾曲した用紙9のことを、総括的に、略U字状に湾曲した用紙9と呼んでいる。
【0079】
孔版印刷機2から提供される略U字状に大きく湾曲した用紙9においては、その湾曲部の曲率半径が、上方の排紙湾曲規制空間の中を飛行・落下する略U字状に湾曲した用紙9のそれよりも小さくなるように構成されている。
【0080】
孔版印刷機2から提供される略U字状に大きく湾曲した用紙9は、屈曲段差構造を有する左右の側面規制板22で形成された湾曲形成空間の中を飛行・落下する。すなわち、略U字状に大きく湾曲した用紙9は、左右の排紙湾曲規制部22aで形成された上段の幅狭の排紙湾曲規制空間に導かれる。そして、用紙9の側縁が排紙湾曲規制部22aの内側面に沿って摺動する。用紙9の湾曲部の曲率半径は、対向する排紙湾曲規制部22aの間隔によって決定される大略一定の値をとる。幅広の排紙平坦規制空間を飛行・落下する用紙9は、湾曲部の底部から紙受台12の上に着地する。下段の幅広の排紙平坦規制空間において、略U字状に湾曲した用紙9は、その両方の側縁が用紙の腰の力又は重力で下がり、略平坦な形状に展開される。
【0081】
排紙平坦規制部22bの略上端位置から積載された用紙9の上面の略直上位置までの間の所定場所に、側面検出センサが配設されている。用紙9が側面検出センサの間に存在すると、センサの光が用紙9で遮光されて遮光信号(排紙検出信号)が発せられる。その一方で、用紙9が側面検出センサの間に存在しなくなると、センサの光が受光素子で受光されて受光信号(排紙非検出信号)が発せられる。そして、それらの信号が不図示のCPUに送られる。不図示のCPUと側面検出センサとによって、紙受台12の位置を制御する制御手段が構成される。
【0082】
上記側面検出センサは、略U字状に湾曲した用紙9の湾曲部の側面を検出するために使用される。すなわち、側面検出センサの間を、略U字状に湾曲した用紙9が横切ると、略U字状に湾曲した用紙9の湾曲部が検出される。また、用紙9が飛行・落下を終えた場合、センサの光が受光素子で受光される。センサからの遮光信号または受光信号に基づいて、用紙9の飛行・落下の有無が検出される。用紙9の飛行・落下が側面検出センサで検出されると、エレベータ装置で紙受台12をわずかに下降させることによって、用紙9が排紙平坦規制部22bの側に完全に落下する。その結果、湾曲した用紙9は、その両方の側縁が下向きに展開して略平坦な状態に戻る。したがって、略U字状に湾曲した用紙9の湾曲部の底部が、積載された用紙9の上面に近づいた状態で、紙受台12の下降がなされるので、安定した積載が可能である。なお、紙受台12の下降によって、用紙9の湾曲部の底部と用紙9の上面との間隔が広くなったときには、紙受台12を上昇させて所定の間隔を維持するようにしてもよい。
【0083】
側面検出センサは、下段の排紙平坦規制部22bの略上端位置から、積載された用紙9の上面の略直上位置までの間に配置される。より好ましくは、側面検出センサは、排紙平坦規制部22bの略上端に設置される。側面検出センサをこのように設置することで、排紙湾曲規制部22aによる湾曲用紙9の側縁の当接支持が解除されて側縁が自由になったことを直ちに検出することが可能となる。
【0084】
上記3箇所で当接支持された略U字状に湾曲した用紙9において、まず、左右の排紙湾曲規制部22aの内側面で当接支持されている用紙9の湾曲部の上端部が側面検出センサで検出される。そして、所定時間(例えば、遅延タイマーにおいて200msに設定される)の経過後に所定時間(例えば、エレベータ下降タイマーにおいて20msに設定される)の間だけ紙受台12を下降させるという下降動作は、湾曲した用紙9の側縁が排紙湾曲規制部22aの内側面から離脱したことが側面検出センサで検出されるまで、繰り返される。紙受台12がさらに少し下降すると、当接支持が解除されて、用紙9の側縁がフリーの状態で、略U字状に湾曲した用紙9が排紙平坦規制部22bの側に落下する。それとともに、用紙9の湾曲部の底部が紙受台12上に積載された用紙9の上面で当接支持された状態で、両方の側縁が用紙の腰による力又は重力で下向きに素早く展開するので、略U字状に湾曲した用紙9は短時間で略平坦な状態になる。したがって、側面検出センサが略U字状に湾曲した用紙9の湾曲部を検出したときに、紙受台12を極度に下げ過ぎることなく、紙受台12上の用紙9の上面で当接支持された湾曲用紙9を展開させているので、用紙9の移動量が少なくて済む。したがって、より安定した積載が可能である。
【0085】
また、側面検出センサを、積載された用紙9の上面の略直上位置に配置した場合、紙受台12上の積載された用紙9の高さ(積載された用紙9の上面位置)を検出する排紙積載高さ検出センサとして兼用することもできる。用紙9の上面の略直上位置に配置された側面検出センサにより、積載された用紙9の高さが所定のレベルを越えていることが判明すると、エレベータ装置で紙受台12を下降させることで、紙受台12上に積載された用紙9の高さが大略一定に保たれる。なお、側面検出センサを排紙積載高さ検出センサと兼用しない場合には、別の検出センサが設置される。
【0086】
紙受台12上に用紙9が積載されると、側面揺動板駆動信号が不図示の駆動回路から与えられて、ソレノイド50の駆動棒が下向きに動くと、図10の(B)のように、側面当接位置にある各側面揺動板24が、同時に、側面当接位置より外側に位置する所定の側面退避位置まで短時間で回動する。さらに、別の側面揺動板駆動信号が不図示の駆動回路から与えられて、ソレノイド50の駆動棒が上向きに動くと、図5の(A)のように、側面退避位置にある各側面揺動板24が、同時に、積載された用紙9の大略最上部に重点的に当接する側面当接位置に短時間で回動する。その結果、左右の側面ガイド板20の各側面揺動板24が左右の側面規制板22で保持されている用紙9の大略最上部の両側面に重点的に当接することによって、紙受台12上に載置された用紙9の幅方向の位置ずれが修正される。このように、左右の側面揺動板24が、図10(A)の側面当接位置と図10(B)の側面退避位置との間を往復運動すなわち回動して用紙幅方向のジョガー動作を行うので、用紙9の両側端面がきれいに揃えられる。
【0087】
次に、本発明の第六実施形態に係る紙受装置1について、図11,12を参照しながら、第五実施形態に係る紙受装置1との相違点を中心に説明する。
【0088】
図11において、天板10には、排紙方向90と直交する用紙幅方向の両側端部に設けられた左右一対の側面ガイド板20と、側面ガイド板20に並列配置されて側面ガイド板20より突出高さの低い左右一対の側面湾曲ガイド板25と、排紙方向90の前方に設けられた前面止め板30とが紙受台12に向けて立設されている。すなわち、第五実施形態の紙受装置1で説明した段差構造を有する側面ガイド板20から側面湾曲ガイド板25が移動可能に分離された構造をしている。
【0089】
各側面湾曲ガイド板25は、側面規制位置に配置された側面ガイド板20より中央側の湾曲規制位置に配置されている。左右一対の側面湾曲ガイド板25及び側面ガイド板20によって、排紙方向90から見た縦断面が凸形状をした空間、すなわち、上段の幅狭の排紙湾曲規制空間と下段の幅広の排紙平坦規制空間とからなる湾曲形成空間が形成されている。
【0090】
側面湾曲ガイド板25で構成される排紙湾曲規制空間の中を用紙9が通ることによって、湾曲した用紙9の曲率半径を大略一定にすることができる。
【0091】
側面湾曲ガイド板25及び側面ガイド板20が、排紙方向90と直交方向に移動自在に別個に支持されている。それらの駆動機構及び動作は、第一実施形態の場合と同様であるので、その詳細については省略する。
【0092】
そして、第一実施形態〜第四実施形態で説明したのと同様の2つの側面揺動板24を駆動する駆動機構が、側面規制板22の外側面、すなわち、積載された用紙9に当接しない側の面に設けられている。
【0093】
第五実施形態の場合と同様に、側面湾曲ガイド板25の下端位置から積載された用紙9の上面の略直上位置までの間の所定場所に、側面検出センサが配設されている。好ましくは、側面検出センサは、積載された用紙9の上面の略直上位置に配設される。この場合、略U字状に湾曲した用紙9が側面湾曲ガイド板25の内側面と紙受台12上に積載された用紙9の上面との3箇所で当接支持されていることが好ましい。この場合、側面検出センサは、用紙9の湾曲部の略底部の位置に配設されていることになる。
【0094】
略U字状に湾曲した用紙9が3箇所で当接支持された状態で紙受台12が僅かに下降すると、側面湾曲ガイド板25による用紙9の両方の側縁の当接支持が解除される。それとともに、用紙9の湾曲部の底部が紙受台12上の用紙9の上面で当接支持されているので、略U字状に湾曲した用紙9が略平坦な状態になるときの用紙9の移動が少なくて済む。したがって、より安定した積載が可能である。
【0095】
左右の側面ガイド板20によって用紙9の幅方向の位置決めが行われる。それとともに、側面規制板22の外側面に設けられた側面揺動板24の駆動機構によって、側面揺動板24の側面規制位置と側面退避位置との間の回動によって、用紙幅方向のジョガー動作が行われる。したがって、積載された用紙9の側端面と側面規制板22の内側面との間には、隙間が存在しないので、用紙処理装置2から排出された用紙9がこの隙間に入り込むことがない。そして、上記ジョガー動作によって、紙受台12上に積載された用紙9の側縁がきれいに揃えられる。
【0096】
さらにまた、例えば、厚紙のような腰の強い用紙の場合、湾曲形成処理が困難でありまた必要としないので、用紙9を湾曲させる排紙湾曲規制空間は不要である。湾曲形成処理が不要である場合、図12に示すように、側面湾曲ガイド板25が、湾曲規制位置から側面規制位置に移動される。この状態で、側面揺動板24が、側面規制位置と、該側面規制位置より外側に位置する側面退避位置との間を往復運動すなわち回動することにより、用紙幅方向にジョガー動作が行われる。したがって、紙受装置1は、厚紙等の湾曲形成処理を必要としない用紙9に対しても使用可能である。
【0097】
孔版印刷機2から排出される印刷済みの用紙9の印刷面には、印刷インキが付着している。印刷インキは、通常、用紙9の印刷面の周縁部を除く部分、すなわち、大略中央部に付着している。一枚一枚のインキ付着量が少ないために印刷インキの影響は現われにくいが、印刷済み用紙が多量に積み重ねられた場合には、印刷インキの影響が顕著となる。すなわち、図13の(A)のように、平板状の紙受台112の上に少量の印刷済み用紙109を積載しても積載された用紙109が反ることはない。図13の(B)のように、多量の印刷済み用紙109が積載されると、印刷インキ分の厚みが付加され、また、用紙へのインキ吸収によって用紙にうねりが発生する結果、印刷用紙109の大略中央部の厚みが周辺部より増加するので、積載された用紙109が丘のように反ってしまう。その結果、積載された用紙109と側面ガイド板120との間に隙間が出来てしまって、用紙109の紙揃い性が悪くなるという問題がある。
【0098】
そこで、図14に示すように、紙受台12の上面に傾斜突出体70を設けることが好ましい。傾斜突出体70は、左右対称の傾斜体であり、中央部から外方に向かって高くなる傾斜部を有している。図14(B)のように、多量の印刷済み用紙9を積載しても、積載用紙9の上面が大略平面となるので、積載用紙9と側面ガイド板20との間に隙間が形成されなくなり、用紙9の紙揃い性が向上する。
【0099】
傾斜突出体70は、ブロック状の構造やフィン状のものを整列配置した構造とすることができる。用紙9の種類に応じて、傾斜突出体70は、突出の有無、あるいは突出量や傾斜角度を制御できるように構成されている。このとき、公知の操作レバーや繰り出し機構によって、傾斜突出体70の出し入れや傾斜角度調節が行われる。傾斜角度の調整は、左右対称に行われるようにしたり、左右独立に行われるようにしてもよい。また、例えば、厚紙のように、用紙9が反りにくいものに対しては、傾斜突出体70を引っ込めた状態で使用される。また、用紙9の積載量を検知するセンサを設けて、所定の用紙積載量になったことが検出されてから、傾斜突出体70を突出させたり傾斜突出体70の傾斜角度を変化させたりすることもできる。
【0100】
図15に示すように、これまで、前面止め板130としては、鉛直方向に延在する大略平面の衝突当接面を有するものが使用されている。孔版印刷機から勢いよく飛行してきた用紙109が大略平板状の前面止め板130に衝突すると、用紙109の勢いを十分に吸収できないために用紙109が跳ね返って、突き当て部材113の上に乗り上げてしまうこともある。
【0101】
そこで、図16に示すように、前面止め板30としては角度付のものにすることが好ましい。すなわち、前面止め板30の衝突当接面は、鉛直方向に対して所定の角度で傾斜している。前面止め板30の衝突当接面は、一定の傾斜角度であったり、傾斜角度が徐々に変化したり、湾曲面であってもよい。少なくとも、前面止め板30の衝突当接面には、勢いよく飛行してきた用紙9の衝撃を吸収するスポンジやゲル状体等の衝撃吸収材が設けられる。なお、前面止め板130の下端部は、鉛直方向に延在する平面を有することが好ましい。前面止め板130の衝突当接面に沿って落下する用紙9は、鉛直方向に延在する平板状の下端部を経て、積載用紙9の上面にスムーズに導かれる。
【0102】
従来のジャンプ台175は、図17に示すように、左右対称の傾斜体であって、中央部から外方に向かって高くなる傾斜部を有している。このような構造のジャンプ台175を略平坦な用紙109が通過すると、用紙109は略U字状に湾曲する。略U字状に湾曲した用紙109も、側面ガイド板に達する過程において、それ自身の腰によって、元の略平坦な形状に戻ってしまう。
【0103】
そこで、図18に示すように、側部突出体77がジャンプ台75の外方に隣接配置される。図18で示したジャンプ台75の横方向の長さは、図17で示したものよりも短くなっている。側部突出体77は、ジャンプ台75の傾斜部の最高高さ部より高く、上方に突出している。このような構造のジャンプ台75を略平坦な用紙9が通過すると、用紙9は、図18に示すように、より大きく内側に湾曲した(すなわち、曲率半径がより小さい)略U字状又は二段に湾曲した略U字状となる。用紙9が、より大きく湾曲しているので、用紙9が側面ガイド板22に達する過程でもその湾曲形状が維持されて、用紙9の飛行が安定する。側部突出体77は、電動又は手動で伸縮する構成や、着脱式の構成とすることができ、側部突出体77を、適宜、ジャンプ台75より上方に突出させることができる。
【0104】
印刷済みの用紙は、孔版印刷機のジャンプ台から排出されて、略U字状に湾曲した状態で、側面ガイド板まで飛行する。図19に示すように、孔版印刷機102のジャンプ台と側面ガイド板120との間、略U字状に湾曲した用紙を排紙方向に規制するものがないので、用紙の飛行が安定しない。飛行中の用紙は、用紙自身の腰やインキ付着による用紙の伸縮に起因して、U字状に湾曲した形状が変形する。
【0105】
図20に示すように、孔版印刷機2のジャンプ台と側面ガイド板20との間に、側壁延長部材80が設けることが好ましい。側壁延長部材80は、上側面延長部82として、ジャンプ台の配設された上部に設けられた構成としたり、側壁全体にわたって延長された構成としたりすることができる。側壁延長部材80によって、略U字状に湾曲した用紙が、ジャンプ台と側面ガイド板20との間で、排紙方向に規制される。したがって、ジャンプ台から排出された用紙のU字状湾曲形状が維持される。側壁延長部材80は、側面ガイド板20又は孔版印刷機2から電動又は手動で伸縮する構成や、着脱式の構成とすることができ、側壁延長部材80で、適宜、ジャンプ台と側面ガイド板20との間の隙間をなくすことができる。
【0106】
なお、上述した各実施形態では、いずれも、左右の側面規制板22のそれぞれに側面揺動板24は配設されているが、いずれか一方の側面規制板22に側面揺動板24が配設されている構成であってもよい。また、側面揺動板24が側面規制板22に軸支されているが、少なくとも1つの側面揺動板24が側面規制板22に軸支されていれば、用紙9を整列させるジョガーとして機能することは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の紙受装置を示す図である。(A)は、紙受装置の側面ガイド板が側面当接位置にあることを模式的に示す図である。(B)は、紙受装置の側面ガイド板が側面退避位置にあることを模式的に示す図である。
【図2】本発明に係る紙受装置の構成図である。
【図3】図2に示した側面ガイド板及び前面止め板の駆動機構を説明する図である。
【図4】図3に示した側面ガイド板の駆動機構を説明する一部省略断面図である。
【図5】紙受装置の要部の第一実施形態に係る駆動機構を示す図である。(A)は、紙受装置の側面揺動部材が側面当接位置にあることを模式的に示す図である。(B)は、紙受装置の側面揺動部材が側面退避位置にあることを模式的に示す図である。
【図6】本発明の第五実施形態に係る紙受装置を示す斜視図である。
【図7】紙受装置の要部の第二実施形態に係る駆動機構を示す図である。(A)は、紙受装置の側面揺動部材が側面当接位置にあることを模式的に示す図である。(B)は、紙受装置の側面揺動部材が側面退避位置にあることを模式的に示す図である。
【図8】紙受装置の要部の第三実施形態に係る駆動機構を示す図である。(A)は、紙受装置の側面揺動部材が側面当接位置にあることを模式的に示す図である。(B)は、紙受装置の側面揺動部材が側面退避位置にあることを模式的に示す図である。
【図9】紙受装置の要部の第四実施形態に係る駆動機構を示す図である。(A)は、紙受装置の側面揺動部材が側面当接位置にあることを模式的に示す図である。(B)は、紙受装置の側面揺動部材が側面退避位置にあることを模式的に示す図である。
【図10】図6に示した紙受装置の模式図である。(A)は、紙受装置の側面揺動部材が側面当接位置にあることを模式的に示す図である。(B)は、紙受装置の側面揺動部材が側面退避位置にあることを模式的に示す図である。
【図11】本発明の第六実施形態に係る紙受装置の模式図である。(A)は、紙受装置の側面揺動部材が側面当接位置にあることを模式的に示す図である。(B)は、紙受装置の側面揺動部材が側面退避位置にあることを模式的に示す図である。
【図12】図11に示した紙受装置が厚紙に対して使用されるときの模式図である。(A)は、紙受装置の側面揺動部材が側面当接位置にあることを模式的に示す図である。(B)は、紙受装置の側面揺動部材が側面退避位置にあることを模式的に示す図である。
【図13】従来の紙受方法を説明する図である。(A)は、用紙積載量が少ないときの模式図である。(B)は、用紙積載量が多いときの模式図である。
【図14】新規の紙受方法を説明する図である。(A)は、用紙積載量が少ないときの模式図である。(B)は、用紙積載量が多いときの模式図である。
【図15】従来の紙受方法を説明する図である。
【図16】新規の紙受方法を説明する図である。
【図17】従来の用紙排出方法を説明する図である。
【図18】新規の用紙排出方法を説明する図である。
【図19】従来の用紙排出方法を説明する図である。
【図20】新規の用紙排出方法を説明する図である。
【符号の説明】
1 紙受装置
2 孔版印刷機(用紙処理機)
3 排紙部
4 昇降モータ
5,7 スプロケット
6 チェーン
8 スプリング
9 用紙
10 天板
11 軸
12 紙受台
13 突き当て部材
17 レベルセンサ
20 側面ガイド板(側面ガイド手段)
21 平行ガイドレール
22 側面規制部材
22a 排紙湾曲規制部
22b 排紙平坦規制部
23 回動軸
24 側面揺動部材(側面運動部材)
25 側面湾曲ガイド板
26 支持部材
28 遮光板
29 遮光センサ
30 前面止め板(前面止め手段)
31 平行ガイドレール
36 支持部材
40 駆動ベルト
42 駆動モータ
44 プーリ
46 パルス板
48 フォトインタラプタ
50 ソレノイド
51 駆動棒
52 連結部材
53 連結棒
60 ギヤモータ
61 シャフト
62 連結部材
63 回転連結部
70 傾斜突出体
75 ジャンプ台
77 側部突出体
80 側壁延長部材
82 上側面延長部
90 排紙方向

Claims (17)

  1. 用紙処理機(2)から用紙(9)が排出される排紙方向(90)と直交する用紙幅方向に関して、排出された用紙(9)の側縁を位置決めする左右の側面ガイド手段(20)と、
    排紙方向前方に設けられて、用紙処理機(2)から排出された用紙(9)の前縁を受け止める前面止め手段(30)とを備え、
    上記左右の側面ガイド手段(20)は側面規制部材(22)を有するとともに、左右の側面ガイド手段(20)の少なくとも一方は側面運動部材(24)を有し、
    上記側面規制部材(22)が、排出された用紙(9)の側縁に当接する側面当接位置に位置決めされる一方、
    上記側面運動部材(24)が、側面規制部材(22)に対して往復運動可能に支持されており、上記側面当接位置と、側面当接位置より用紙幅方向の外方に位置する側面退避位置との間を往復運動してジョガー動作を行うことを特徴とする紙受装置。
  2. 上記側面運動部材(24)が、側面揺動部材(24)であって、側面規制部材(22)に対して軸支されており、上記側面当接位置と、側面当接位置より用紙幅方向の外方に位置する側面退避位置との間を回動してジョガー動作を行うことを特徴とする、請求項1記載の紙受装置。
  3. 紙受台(12)を上下に移動させる昇降手段を備えるとともに、
    側面ガイド手段(20)及び前面止め手段(30)は、紙受台(12)に向けて延在するように紙受台(12)の直上に配置された天板(10)に配設されており、
    昇降手段で紙受台(12)を下降させることにより、紙受台(12)上に積載された用紙(9)の上面位置を大略一定に保つことを特徴とする、請求項1記載の紙受装置。
  4. 上記側面揺動部材(24)が、側面規制部材(22)の紙受台側に設けられていることを特徴とする、請求項2記載の紙受装置。
  5. 用紙処理機(2)から用紙(9)が排出される排紙方向と直交する用紙幅方向に関して、排出された用紙(9)の側縁を位置決めする左右の側面ガイド手段(20)と、
    排紙方向前方に設けられて、用紙処理機(2)から排出された用紙(9)の前縁を受け止める前面止め手段(30)と、
    排出された用紙(9)が積載される紙受台(12)と、
    紙受台(12)の直上に配置された天板(10)と、
    紙受台(12)を上下に移動させる昇降手段とを備え、
    上記左右の側面ガイド手段(20)及び前面止め手段(30)は、いずれも、紙受台(12)の直上に配置された天板(10)に配設されるとともに、紙受台(12)に向けて延在しており、
    上記左右の側面ガイド手段(20)は側面規制部材(22)を有するとともに、左右の側面ガイド手段(20)の少なくとも一方は側面運動部材(24)を有し、
    上記側面規制部材(22)が、排出された用紙(9)の側縁に当接する側面当接位置に位置決めされる一方、
    上記側面運動部材(24)が、側面規制部材(22)に対して往復運動可能に支持されており、上記側面当接位置と、側面当接位置より用紙幅方向の外方に位置する側面退避位置との間を往復運動してジョガー動作を行うとともに、
    上記左右の側面ガイド手段(20)は、それぞれ、略排紙方向に延在するとともに略平坦な排出された用紙(9)の側縁を規制する下段の排紙平坦規制部と、略排紙方向に延在するとともに排出された用紙(9)の側縁を内方に規制して用紙(9)を湾曲させる上段の排紙湾曲規制部とから構成される段差構造をしてなり、
    排出された用紙(9)は、対向した左右の排紙湾曲規制部の間を通過することによって、初めて湾曲するか又は湾曲状態を維持し、
    湾曲した用紙(9)は、対向した左右の排紙平坦規制部の間を通過することによって略平坦な形状に展開しながら紙受台(12)上に積載され、
    昇降手段で紙受台(12)を下降させることにより、紙受台(12)上に積載された用紙(9)の上面位置を大略一定に保つことを特徴とする紙受装置。
  6. 上記側面運動部材(24)が、側面揺動部材(24)であって、側面規制部材(22)に対して軸支されており、上記側面当接位置と、側面当接位置より用紙幅方向の外方に位置する側面退避位置との間を回動してジョガー動作を行うことを特徴とする、請求項5記載の紙受装置。
  7. 上記側面ガイド手段(20)は、複数の側面運動部材(24)を有し、
    側面当接位置において、複数の側面運動部材(24)が略排紙方向に一列に離間配置されていることを特徴とする、請求項1又は5記載の紙受装置。
  8. 上記側面揺動部材(24)が、側面規制部材(22)の紙受台側の端部で軸支されていることを特徴とする、請求項2又は6記載の紙受装置。
  9. 用紙処理機(2)から用紙(9)が排出される排紙方向(90)と直交する用紙幅方向に関して、排出された用紙(9)の側縁を位置決めする左右の側面ガイド手段(20)と、
    排紙方向前方に設けられて、用紙処理機(2)から排出された用紙(9)の前縁を受け止める前面止め手段(30)とを備え、
    上記前面止め手段(30)が、前面規制部材と前面運動部材とを有し、
    前面規制部材が、排出された用紙(9)の前縁に当接する前面当接位置に位置決めされる一方、
    前面運動部材が、前面規制部材に対して往復運動可能に支持されており、上記前面当接位置と、前面当接位置より排紙方向前方に位置する前面退避位置との間を往復運動してジョガー動作を行うことを特徴とする紙受装置。
  10. 用紙処理機(2)から用紙(9)が排出される排紙方向と直交する用紙幅方向に関して、排出された用紙(9)の側縁を位置決めする左右の側面ガイド手段(20)と、
    排紙方向前方に設けられて、用紙処理機(2)から排出された用紙(9)の前縁を受け止める前面止め手段(30)と、
    排出された用紙(9)が積載される紙受台(12)と、
    紙受台(12)の直上に配置された天板(10)と、
    紙受台(12)を上下に移動させる昇降手段とを備え、
    上記左右の側面ガイド手段(20)及び前面止め手段(30)は、いずれも、紙受台(12)の直上に配置された天板(10)に配設されるとともに、紙受台(12)に向けて延在しており、
    上記前面止め手段(30)が、前面規制部材と前面運動部材とを有し、
    前面規制部材が、排出された用紙(9)の前縁に当接する前面当接位置に位置決めされる一方、
    前面運動部材が、前面規制部材に対して往復運動可能に支持されており、上記前面当接位置と、前面当接位置より排紙方向前方に位置する前面退避位置との間を往復運動してジョガー動作を行うとともに、
    上記左右の側面ガイド手段(20)は、それぞれ、略排紙方向に延在するとともに略平坦な排出された用紙(9)の側縁を規制する下段の排紙平坦規制部と、略排紙方向に延在するとともに排出された用紙(9)の側縁を内方に規制して用紙(9)を湾曲させる上段の排紙湾曲規制部とから構成される段差構造をしてなり、
    排出された用紙(9)は、対向した左右の排紙湾曲規制部の間を通過することによって、初めて湾曲するか又は湾曲状態を維持し、
    湾曲した用紙(9)は、対向した左右の排紙平坦規制部の間を通過することによって略平坦な形状に展開しながら紙受台(12)上に積載され、
    昇降手段で紙受台(12)を下降させることにより、紙受台(12)上に積載された用紙(9)の上面位置を大略一定に保つことを特徴とする紙受装置。
  11. 上記前面運動部材が、前面揺動部材であって、前面規制部材に対して軸支されており、上記前面当接位置と、前面当接位置より排紙方向前方に位置する前面退避位置との間を回動してジョガー動作を行うことを特徴とする、請求項9又は10記載の紙受装置。
  12. 上記側面ガイド手段(20)及び前面止め手段(30)は、用紙(9)のサイズに応じて、それぞれ、所定の当接位置に自動的に移動されることを特徴とする、請求項1、5、9又10は記載の紙受装置。
  13. 上記側面規制部材(22)及び側面運動部材(24)、又は、前面規制部材及び前面運動部材は、それぞれ、一対のプーリー間に巻架されたベルトによって支持された駆動機構で駆動され、該駆動機構がそれぞれ大略同じ構成であることを特徴とする、請求項1、5、9又10記載の紙受装置。
  14. 上記ジョガー動作の有無が選択可能であることを特徴とする、請求項1、5、9又10記載の紙受装置。
  15. 上記ジョガー動作が不要であるときには、上記運動部材が当接位置に固定的に位置決めされることを特徴とする、請求項14記載の紙受装置。
  16. 湾曲した用紙(9)の湾曲部の側面を検出する側面検出センサが、排紙平坦規制部の略上端位置から紙受台(12)上に積載された用紙(9)上面の略直上位置までの間に配設されており、
    湾曲した用紙(9)の通過が側面検出センサで検出されると、紙受台(12)が下降することを特徴とする、請求項5記載の紙受装置。
  17. 上記排紙湾曲規制部は、排紙平坦規制部に対して用紙幅方向に移動可能に構成されていることを特徴とする、請求項5記載の紙受装置。
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