JP2009117904A - 固体撮像装置とその駆動方法、カメラ及び複写機 - Google Patents

固体撮像装置とその駆動方法、カメラ及び複写機 Download PDF

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Abstract

【課題】読み出し時間を極力延ばすことなく、より小面積の固体撮像装置を実現する。
【解決手段】異なる色成分を持つ複数の画素と、複数の画素から信号を選択的に出力する第1の選択手段とを有する基本セルを複数備え、複数の基本セルは複数に分割されて複数の基本セル群を構成してなる固体撮像装置であって、基本セルごとに設けられ、第1の選択手段から出力された信号を保持する保持手段と、互いに異なる色成分の信号が出力される複数の共通出力線と、複数の共通出力線を選択し、保持手段に保持された信号を選択された共通出力線に出力する第2の選択手段と、を備え、第1の選択手段は、基本セル群ごとに異なる色成分の信号を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機やスキャナ等の画像読取装置に用いられる固体撮像装置およびその駆動方法、及びその固体撮像装置を用いたカメラと複写機に関するものである。
複写機やスキャナ等の画像読取装置に用いられている固体撮像装置として、特にカラー画像を読み取るため、例えば特許文献1に示される固体撮像装置がある。この固体撮像装置は特許文献1の図1に示すように、異なる複数の色成分を読み出すフォトダイオードを備え、かつそれぞれのフォトダイオードに対応した蓄積容量を持った固体撮像装置である。
特許文献2においては、共通出力線が1本の場合を示しているが、色成分ごとに信号を出力する場合は、例えば特許文献2の図12に示すような構成の固体撮像装置もある。
特にカラー複写機等においては、特許文献3の図4に示すように、固体撮像装置後段に各色ごとに固有の増幅ゲインを持った増幅回路を接続する場合がある。
従ってこれに対応するためには、複数の共通出力線で出力する構成でかつ各共通出力線からは1色成分のみ出力される構成である必要がある。特許文献2あるいは特許文献3の構成の場合、複数の共通出力線から並列に信号出力を行うため、読み出し時間は特許文献1の構成と比較して並列数分だけ早く読み出すことが可能である。
これらの固体撮像装置において、蓄積容量から信号を読み出す際は、共通出力線の全容量と、蓄積容量との容量分割比に応じたゲインに従って、信号転送スイッチを介して信号が読み出されていく。共通出力線の容量値をCH、蓄積容量値をCTとすると、読み出しゲインGcは、Gc=CT/(CT+CH)で表される。読み出しゲインGcは必ず1未満の値となるため、損なわれたゲインを補償するため、後段の出力回路で1以上のゲインを掛けて出力することも行なわれる。
上記した構成に加え、さらにS/N比向上といった性能向上が必要な場合は、特許文献4に示された構成などを取る場合がある。特許文献4の図8に示されている構成は、蓄積容量を画素毎に2系統持つことにより、フォトダイオードと電荷−電圧変換部で生じたノイズ成分を除去することが可能となる。或いは特許文献4の図4に示されている構成は、画素毎に垂直転送部に増幅回路を持っている。この構成を取ることで、低速動作を行う垂直転送部で増幅することで、高速動作を行う出力回路で増幅することと比較して、低ノイズ化を実現できる。さらに特許文献4の図1の構成を取ることで、フォトダイオードと電荷−電圧変換部で生じたノイズ成分を除去しつつ、低速動作回路で増幅することにより、さらなる低ノイズ化を実現することが可能となる。
上述したこれらの固体撮像装置の場合、蓄積容量から共通出力線へ容量分割読み出しを行うため、必ず1以下のゲインで読み出される。さらに複写機等で用いられる例えばA4版ヨコの原稿を600DPIで読み取る固体撮像装置の場合、10μmピッチで約7500個の画素が並んだラインセンサーとなる。この場合、共通出力線は約7.5cmの長さのとなり、ここに最大約7500画素分の信号転送スイッチが接続されることとなり、共通出力線の容量値CHは大きな値となる。そのため読み出しゲインGcを稼ぐためには、蓄積容量値CTを大きくするか、後段の出力回路を高ゲインに設定する必要がある。しかし後者の方法に頼ると、高速動作回路で高ゲインを掛けることとなり、S/N比を劣化させてしまうため、通常蓄積容量値CTを大きく取る場合が多い。
半導体プロセスと回路サイズにも依存するが、例えば共通出力線容量CHに15pFの容量がついたと仮定すると、Gc=1/5の場合は、蓄積容量値としてCT=0.3pF、Gc=1/3の場合は、同CT=0.5pFが必要となる。例えば容量をMOS型容量で形成する場合、10μmピッチで配置される蓄積容量の長さは、酸化膜厚150Åの場合で、それぞれ241.3μm、144.8μmとなる。ただし容量素子間の分離スペースとして1μmを仮定している。
特開2006−211363号公報 特開平06−204445号公報 特開2003−087503号公報 特開2003−051989号公報
1枚のシリコンウエハから取れるチップ数を増やして製造コストを削減するために、チップサイズを縮小する試みが従来から行われている。チップサイズの縮小手法として、半導体プロセスの微細化によって実現する方法の他に、占有面積の大きな回路素子を複数の構成要素で共有し素子数を削減するといった回路的工夫で実現する方法もある。特に上述した固体撮像装置においては、各構成要素の中で蓄積容量のサイズが一般的に大きいため、例えばこの蓄積容量を複数の画素で共有することで、蓄積容量の総数を減らし、その占有面積を削減することで、チップサイズを縮小することが有効である。
上述の方法で例えば特許文献2の構成の蓄積容量を共有化する場合、例えば同列内の異なる色成分の画素同士で蓄積容量を共有化することが考えられる。しかしながらこの場合一回の走査で読み出すことのできる画素数は、
(全画素数)/(1個の蓄積容量を共有化している画素数)
である。従って全画素分の信号を読み出すためには複数回の走査を行う必要があり、従来の構成と比較してトータルの読み出し時間が、おおよそ(1個の蓄積容量を共有化している画素数)倍だけ長くなってしまうという課題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされ、従来の固体撮像装置と比較して、読み出し時間を極力延ばすことなく、より小面積の固体撮像装置を実現することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、異なる色成分を持つ複数の画素と、該複数の画素から信号を選択して出力する第1の選択手段とを有する基本セルを複数備え、
複数の基本セルは複数に分割されて複数の基本セル群を構成してなる固体撮像装置であって、
前記基本セルごとに設けられ、前記第1の選択手段から出力された信号を保持する保持手段と、
互いに異なる色成分の信号が出力される複数の共通出力線と、
前記複数の共通出力線を選択し、前記保持手段に保持された信号を選択された共通出力線に出力する第2の選択手段と、を備え、
前記第1の選択手段は、前記基本セル群ごとに異なる色成分の信号を出力する固体撮像装置である。
本発明の固体撮像装置の駆動方法は、異なる色成分を持つ複数の画素と、前記複数の画素から出力される信号を保持する複数の第1の保持手段と、前記複数の第1の保持手段に保持された信号を選択し出力する第1の選択手段と、を有する基本セルを複数備え、
前記複数の基本セルは複数に分割されて複数の基本セル群を構成してなる固体撮像装置であって、
前記基本セルごとに設けられ、前記第1の選択手段から出力された信号を保持する第2の保持手段と、
互いに異なる色成分の信号が出力される複数の共通出力線と、
前記複数の共通出力線を選択し、前記第2の保持手段に保持された信号を選択された共通出力線に出力する第2の選択手段と、を備え、
前記第1及び第2の選択手段の選択する色信号が基本セル群ごとに異なる固体撮像装置の駆動方法において、以下の工程(1)、(2)を有し、該工程(2)は各色ごとに行われる固体撮像装置の駆動方法である。
(1) 前記画素に蓄積された信号を前記第1の保持手段に転送する第1の垂直転送工程、
(2) 各基本セル群について行われる以下の工程(イ)、(ロ)
(イ) 前記第1の選択手段が前記基本セル群ごとに異なる色成分の信号を保持する前記第1の保持手段を選択し、保持された信号を前記第2の保持手段に転送する第2の垂直転送工程
(ロ) 前記第2の選択手段が、自身が接続されている前記第2の保持手段が保持している色成分の信号に対応した前記共通出力線と、自身が接続されている前記第2の保持手段とを接続し、各基本セル群において、各第2の保持手段に保持された信号を、前記第2の選択手段によって接続された前記共通出力線へ基本セルごとに順次出力する第1の水平転送工程
また本発明の固体撮像装置の駆動方法は、異なる色成分を持つ複数の画素と、前記複数の画素から出力される信号を保持する複数の第1の保持手段と、前記複数の第1の保持手段に保持された信号を選択し出力する第1の選択手段と、を有する基本セルを複数備え、
前記複数の基本セルは複数に分割されて複数の基本セル群を構成し、且つ各基本セル群内の複数の基本セルは複数に分割されて複数の小基本セル群を構成してなる固体撮像装置であって、
前記基本セルごとに設けられ、前記第1の選択手段から出力された信号を保持する第2の保持手段と、
互いに異なる色成分の信号が出力される複数の共通出力線と、
前記複数の共通出力線を選択し、前記第2の保持手段に保持された信号を選択された共通出力線に出力する第2の選択手段と、を備え、
前記第1及び第2の選択手段の選択する色信号が基本セル群ごとに異なる固体撮像装置の駆動方法において、以下の工程(1)、(2)を有し、該工程(2)は各基本セル群において各色ごとに順次行われる固体撮像装置の駆動方法である。
(1) 前記画素に蓄積された信号を前記第1の保持手段に転送する第1の垂直転送工程、
(2) 各基本セル群の小基本セル群ごとに順次行われる以下の工程(イ)、(ロ)
(イ) 前記第1の選択手段が前記基本セル群ごとに異なる色成分の前記第1の保持手段を選択し、保持された信号を前記第2の保持手段に転送する第2の垂直転送工程
(ロ) 前記第2の選択手段が、自身が接続されている前記第2の保持手段が保持している色成分の信号に対応した前記共通出力線と、自身が接続されている前記第2の保持手段とを接続し、各基本セル群において、各第2の保持手段に保持された信号を、前記第2の選択手段によって接続された前記共通出力線へ基本セルごとに順次出力する第1の水平転送工程
本発明によれば、チップ面積の縮小化と信号読み出しの高速化とを図ることができる。
以下に本発明の実施形態にかかる固体撮像装置を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態にかかる固体撮像装置の構成例であり、6ビット×3色のカラーラインセンサーを表している。図1において、11−1〜11−3はそれぞれ2つの基本セルを備えた基本セル群である。基本セル群11−1は基本セル4−1−1、4−1−2からなり、基本セル群11−2は基本セル4−2−1、4−2−2からなり、基本セル群11−3は基本セル4−3−1、4−3−2からなる。各基本セルは、赤色,緑色,青色の光を検出する画素1−R,1−G,1−Bと、画素1−R,1−G,1−Bからの信号をそれぞれ保持する中間保持手段2−R,2−G,2−Bとを有する。中間保持手段2−R,2−G,2−Bは第1の保持手段となる。また基本セル4−1−1〜4−3−2は、第1の選択手段となる選択スイッチ3−1−1〜3−3−2をそれぞれ1つ有し、各選択スイッチは、各基本セルに設けられた中間保持手段2−R,2−G,2−Bから保持された信号を選択して出力する。なお基本セルは本例ではR、G、Bの画素の各成分を読み出しているが、シアン,マゼンタ,イエローの画素の各成分を読み出してもよく、また四色以上の画素の各成分を読み出してもよい。四色以上の画素の各成分を読み出す場合には、中間保持手段は画素の数分設ける。ここでは、各基本セル内では各色1画素ずつの構成とする。基本セルは、本実施形態では画素とは別に選択手段、中間保持手段を備えているが、画素が中間保持手段を有する場合もある。
5−1〜5−6は基本セル4−1−1〜4−3−2の選択スイッチ3−1−1〜3−3−2からの信号をそれぞれ保持する保持手段である。保持手段5−1〜5−6は第2の保持手段となる。6−1〜6−3は走査回路で、走査回路6−1は保持手段5−1、5−2からの信号を順次走査し、走査回路6−2は保持手段5−3、5−4からの信号を順次走査し、走査回路6−3は保持手段5−5、5−6からの信号を順次走査する。7−1−1、7−2−1は走査回路6−1の走査信号、7−1−2、7−2−2は走査回路6−2の走査信号、7−1−3、7−2−3は走査回路6−3の走査信号である。
8−R,8−G,8−Bは保持手段5−1〜5−6からの信号を走査信号7−1−1〜7−2−3に応じて出力する共通出力線である。共通出力線8−R,8−G,8−Bには画素1−Rからの信号、画素1−Gからの信号、画素1−Bからの信号がそれぞれ出力される。9−R,9−G,9−Bはゲート信号φCHRに応じて共通出力線8−R,8−G,8−Bを電圧VCHRにリセットするリセット手段となるトランジスタである。10−R,10−G,10−Bは共通出力線8−R,8−G,8−Bからの信号を増幅、出力する出力回路である。12−1−1〜12−3−2は保持手段5−1〜5−6と接続され、保持手段5−1〜5−6からそれぞれ出力される色信号を、制御信号φCH-1、φCH-2、φCH-3に応じて、共通出力線8−R、8−G、8−Bに振り分けて出力する切替スイッチである。切替スイッチは第2の選択手段となる。
走査回路6−1〜6−3は各基本セル群11−1〜11−3に対応して設けられ、まず走査回路6−1〜6−3が同時に、走査信号7−1−1と7−1−2と7−1−3とによって保持手段5−1,5−3,5−5を走査する。次に、走査回路6−1〜6−3が同時に、走査信号7−2−1と7−2−2と7−2−3とによって保持手段5−2,5−4,5−6を走査する。
なお、図1の画素に振られた番号R1〜R6、G1〜G6、B1〜B6は、その画素のビット数を表すものとする。
画素1−R、1−G、1−Bの構成として、例えば図2に示す構成がある。1は画素1−R、1−G、1−Bの各構成を示す。図2において、21は光電変換素子、22はゲート信号φRESに応じて光電変換素子21を電圧VRESにリセットするリセットトランジスタ、23は光電変換素子21の信号を受けるソースフォロワの入力トランジスタ、24はソースフォロワの定電流回路である。定電流回路24は例えばゲート電極が一定電圧に固定され、ドレイン電極がソースフォロワ入力トランジスタのソース電極に接続され、ソース電極が電源に接続されたMOSトランジスタで実現できる。光電変換素子としては、CCDやCMOSセンサ上に各色のカラーフィルタを配置して構成することができる。
中間保持手段2−R,2−G,2−Bとして、例えば図3に示す構成がある。2は中間保持手段2−R,2−G,2−Bの各構成を示す。図3において、31は中間保持容量、32はゲート信号φCMに応じて書き込みを行う第1の書き込みスイッチである。
選択スイッチ3−1−1〜3−3−2の構成としては、例えば図4に示す構成がある。図4において、3−1は1番目の基本セル群11−1に含まれる基本セル4−1−1,4−1−2内の選択スイッチ3−1―1,3−1−2の各構成を示す。また3−2は2番目の基本セル群に含まれる基本セル4−2−1,4−2−2内の選択スイッチ3−2−1,3−2−2の各構成を示す。また3−3は、3番目の基本セル群11−3に含まれる基本セル4−3−1,4−3−2内の選択スイッチ3−3−1,3−3−2の各構成を示す。
図4において、41−R,41−G,41−Bは選択トランジスタであり、R、G、Bの3画素分の中間保持容量31から任意の信号をそれぞれ出力する。42は選択トランジスタ41−R,41−G,41−Bから出力される信号を増幅して出力する増幅手段であり、例えばソースフォロワ回路などが挙げられる。選択トランジスタ41−R,41−G,41−Bのドレイン電極は、それぞれ各色に対応する中間保持手段2−R,2−G,2−Bに接続されており、ソース電極は共通接続されて、増幅手段42の入力に接続される。選択トランジスタ41−R,41−G,41−Bのゲートには、それぞれ別の制御信号φSW1〜φSW3が配線され、この制御信号に従って任意の中間保持容量の信号が選択される。また図4では増幅手段42を選択トランジスタ41−R,41−G,41−Bの後段に配置しているが、その前段に配置してもかまわない。また選択スイッチ3−1(3−1−1,3−1−2)、3−2(3−2−1,3−2−2)、3−3(3−3−1,3−3−2)は制御信号φSW1〜φSW3と図に示す接続関係を持つものとする。すなわち、選択スイッチ3−1においては、制御信号φSW1が選択トランジスタ41−Rのゲートに、制御信号φSW2が選択トランジスタ41−Gのゲートに、制御信号φSW3が選択トランジスタ41−Bのゲートに入力される。選択スイッチ3−2においては、制御信号φSW2が選択トランジスタ41−Rのゲートに、制御信号φSW3が選択トランジスタ41−Gのゲートに、制御信号φSW1が選択トランジスタ41−Bのゲートに入力される。選択スイッチ3−3においては、制御信号φSW3が選択トランジスタ41−Rのゲートに、制御信号φSW1が選択トランジスタ41−Gのゲートに、制御信号φSW2が選択トランジスタ41−Bのゲートに入力される。
これにより、基本セル群11−1、11−2、11−3において、選択スイッチ3−1−1と3−2−1と3−3−1、3−1−2と3−2−2と3−3−2が、それぞれが異なる色成分の中間保持手段2−R、2−G、2−Bを選択することができる。
保持手段5−1〜5−6の構成としては、例えば図5に示す構成がある。5は保持手段5−1〜5−6の各構成を示す。保持手段の構成素子は、保持容量51と、制御信号φCTに応じて書き込みが行われる第2の書き込みスイッチ52と、共通出力線8−R、8−G、8−Bへ保持容量51の信号を転送する転送スイッチ53とがある。転送スイッチ53は走査回路6−1〜6−3からの走査信号7−1−1〜7−2−3のいずれか(図中、φSRで示す)に応じて、信号を転送する。
切替スイッチ12−1−1〜12−3−2の構成としては、例えば図6に示す構成がある。なお、図6では共通出力線8−R、8−G、8−Bも示されている。図6において、12−1は切替スイッチ12−1―1,12−1−2の各構成を示す。また12−2は切替スイッチ12−2−1,12−2−2の各構成を示す。また12−3は、切替スイッチ12−3−1,12−3−2の各構成を示す。
図6において、61−R,41−G,41−Bは切替トランジスタであり、基本セルごとに設けられた保持容量51からの信号を共通出力線8−R,8−G,8−Bへ切り替えて出力する。切替トランジスタ61−R,61−G,61−Bのゲートには、それぞれ別の制御信号φCH1〜φCH3が配線され、この制御信号に従って任意の信号が選択されて共通出力線8−R,8−G,8−Bに出力される。切替スイッチ12−1(12−1−1,12−1−2)、12−2(12−2−1,12−2−2)、12−3(12−3−1,12−3−2)は制御信号φCH1〜φCH3と図に示す接続関係を持つものとする。すなわち、切替スイッチ12−1においては、制御信号φCH1が切替トランジスタ61−Rのゲートに、制御信号φCH2が切替トランジスタ61−Gのゲートに、制御信号φCH3が切替トランジスタ61−Bのゲートに入力される。切替スイッチ12−2においては、制御信号φCH2が切替トランジスタ61−Rのゲートに、制御信号φCH3が切替トランジスタ61−Gのゲートに、制御信号φCH1が切替トランジスタ61−Bのゲートに入力される。切替スイッチ12−3においては、制御信号φCH3が切替トランジスタ61−Rのゲートに、制御信号φCH1が切替トランジスタ61−Gのゲートに、制御信号φCH2が切替トランジスタ61−Bのゲートに入力される。
これにより、基本セル群11−1、11−2、11−3において、切替スイッチ12−1−1と12−2−1と12−3−1、12−1−2と12−2−2と12−3−2が、それぞれが異なる色成分の共通出力線8−R,8−G,8−Bを選択することができる。
次に本実施形態の動作について、図7のフローチャート、図8のタイミングチャートに従って説明する。
図7において、ステップS100は画素1の全画素の信号を中間保持手段2に転送する第1の垂直転送動作を示し、この第1の垂直転送動作は図8の期間100に行われる。
ステップS121は選択スイッチ3(3−1−1と3−2−1と3−3−1、3−1−2と3−2−2と3−3−2)で選択された任意の中間保持容量2−R、2−G、2−Bに保持された信号を保持手段5−1〜5−6に転送する第2の垂直転送動作を示す。この第2の垂直転送動作は、図8の期間121−1、121−2、121−3に行われる。
ステップS122は、保持手段5−1〜5−6に保持された信号を走査回路6−1〜6−3の走査と切替スイッチ12−1−1〜12−3−2の切替に応じて任意の各共通出力線8−R,8−G,8−Bへ並列に転送する第1の水平転送動作を示す。この第1の水平転送動作は、図8の期間122−1、122−2、122−3に行われる。
ステップS123は変数Xを仮定し、その変数Xが図7のフローチャートに従って変化した後、変数Xの値が色成分数(本例では3色)と同数(YES)か、否(NO)か、を判定し、次の動作を決定する第1の判定である。第1の判定123は例えば、第2の垂直転送動作(ステップS121)の回数を変数Xとしてカウントする第1のカウンターによって実現できる。
ステップS124は変数Zを仮定し、その変数Zが図7のフローチャートに従って変化した後、変数Zが基本セル4内の1色成分あたりの画素数(本例では1個)と同数(YES)か、否(NO)か、を判定し、次の動作を決定する第2の判定である。第2の判定は例えば、第1の判定123がYESとなった回数を変数Zとしてカウントする第2のカウンターとして実現できる。
図8に示すように、第2の垂直転送期間121−1、121−2、121−3に制御信号φSW1、φSW2、φSW3をそれぞれHighレベルとする。そうすることで、各基本セル群11−1〜11−3において、選択スイッチ3−1−1〜3−3−2が選択している中間保持手段2−R,2−G,2−Bの信号を保持手段5−1〜5−6に書き込む。第1の水平転送期間122−1〜122−3においては、制御信号φCH1、φCH2、φCH3をそれぞれHighレベルとする。そうすることで、各保持手段5−1〜5−6を切替スイッチ12−1−1〜12−3−2を介して共通出力線8−R,8−G,8−Bへ接続し、走査回路6−1〜6−3の走査に応じて順次出力する。
以下、更に詳細に説明する。
最初に入射光を光電変換素子で蓄積する蓄積時間があり(不図示)、蓄積時間中は、光電変換素子で電気信号に変換された信号が、ソースフォロワの入力トランジスタ23のソース電極より出力されている。
図8の第1の垂直転送期間100(図7のステップS100)において、制御信号φCMのHighレベル期間に基本セル群11−1〜11−3内の全画素1−R,1−G,1−Bの信号を、それぞれ接続されている中間保持手段2−R,2−G,2−Bに書き込む。そして、制御信号φCMの立下り時に信号値をホールドする。
次に第1、2のカウンター初期値を1と設定する(X=Z=1)(図7のステップS110)。
次に、図8の第1番目の第2の垂直転送期間121−1に制御信号φSW1、φCTをHighレベルとする。そうすることで、各基本セル群11−1〜11−3において以下の関係で選択スイッチ3−1−1〜3−3−2が中間保持手段2−R,2−G,2−Bを選択し、それぞれの保持手段5−1〜5−6に各色成分の信号を書き込む。選択スイッチ3−1−1〜3−3−2の選択は、次の通りである。
11) 基本セル4−1−1、4−1−2 ⇒ R成分の中間保持手段2−R
12) 基本セル4−2−1、4−2−2 ⇒ B成分の中間保持手段2−B
13) 基本セル4−3−1、4−3−2 ⇒ G成分の中間保持手段2−G
また制御信号φCH1をHighレベルとすることで、各基本セル群に接続された保持手段5−1〜5−6と各共通出力線8−R,8−G,8−Bが、切替スイッチ12−1−1〜12−3−2を介して以下の関係で接続される。この切替動作は少なくとも次の第1の水平転送より前に完了させる。
21) 保持手段5−1、5−2 ⇒ R成分の共通出力線8−R
22) 保持手段5−3、5−4 ⇒ B成分の共通出力線8−B
23) 保持手段5−5、5−6 ⇒ G成分の共通出力線8−G
第1番目の第2の垂直転送期間121−1の終了後、第1番目の第1の水平転送122−1として、各走査回路6−1、6−2、6−3の走査に応じ、保持手段5−1と5−3と5−5に保持された信号が、順次共通出力線8−R,8−G,8−Bへ出力される。その後、保持手段5−2と5−4と5−6に保持された信号が、順次共通出力線8−R,8−G,8−Bへ出力される。
次に1番目の第1の判定123−1(図7のステップS123)として、X=1で「NO」なので、第1のカウンターをカウントアップ(X=X+1=2)し(図7のステップS125)、2番目の第2の垂直転送を期間121−2で行う。この時の選択スイッチの選択は、制御信号φSW2がHighレベルであるため、
31) 基本セル4−1−1、4−1−2 ⇒ G成分の中間保持手段2−G
32) 基本セル4−2−1、4−2−2 ⇒ R成分の中間保持手段2−R
33) 基本セル4−3−1、4−3−2 ⇒ B成分の中間保持手段2−B
となる。
次に、切替スイッチの切替は、制御信号φCH2がHighレベルであるため、
41) 保持手段5−1、5−2 ⇒ G成分の共通出力線8−G
42) 保持手段5−3、5−4 ⇒ R成分の共通出力線8−R
43) 保持手段5−5、5−6 ⇒ B成分の共通出力線8−B
という接続関係で、第2番目の第1の水平転送期間122−2に共通出力線から信号が読み出される。以下、第2番目の第1の判定123−2(NO)、カウントアップ(X=X+1=3)、第3番目の第2の垂直転送が期間121−3に、第3番目の第1の水平転送が期間122−3に行われる。
次に第3番目の第1の判定123−2として、X=3で「YES」となり、第2の判定124−1として、Z=1で「YES」となり、蓄積から読み出しまでの1周期が終了する。この時点で全画素の信号が読み出されたことになり、図8のVOUT−R、G、Bに示されているような読み出し順となり、従来構成と同様に各共通出力線からは1色成分の信号を出力することができる。また結果として総読み出し時間は、従来構成と比較して、2、3番目の第2の垂直転送時間分のみの増加で全画素の読み出しを行うことができる。なお切替スイッチ12−1−1〜12−3−2がない構成の場合、これまでの説明で明らかなように、各共通出力線から1色成分の信号のみを出力することは困難である。従って本実施形態の固体撮像装置がカラー複写機等に用いられるときでも、読み出し期間中に、後段の増幅回路ゲインを可変としたり、信号経路切替スイッチを追加したりする必要がなくなる。
ここで光電変換素子21をリセットする制御信号φRESは、制御信号φCM以降であれば任意のタイミングでHighレベルとすることができる。しかし、蓄積時間を極力長く取るためにも、第1の垂直転送の直後から1番目の第1の水平転送102−1の直前までの間に行うことが望ましい。
また本実施形態の説明ではR、G、Bの3色で説明したが、任意の色成分で任意の色数で構成しても構わない。また1色あたり複数の共通出力線を持つ構成であっても構わない。その場合は、各色出力が並列に出力されることとなる。
また基本セル4内の1色あたりの画素数は複数であっても構わない。この場合、基本セル4が含む画素数はX(色)×Z(個)となり、かつ1番目の第2の判定124−1(図7のステップS124)で「NO」となる。そして、第2のカウンターをカウントアップ(Z=Z+1=2)し(図7のステップS126)、図7のフローチャートに従って動作を続けることとなる。
ここで中間保持容量31と保持容量51のサイズについて説明する。従来技術で説明したように、例えば共通出力線の容量値を15pF、読み出しゲインGc=1/5とした場合、従来の構成で3pFを実現するためには、保持容量サイズは9.0μm×144.8μm必要である。3行ラインセンサーを従来構成で実現した場合、1列あたり3色(=3個)の画素が並んでいるため、画素幅(=10μm)に3色分の保持容量を配置する必要がある。この時の保持容量の合計サイズは、9.0μm×144.8μm×3個である。
これに対して本実施形態の場合、中間保持容量31の容量値は読み出しゲインに影響しないため、保持容量51ほど大きくする必要がない。例えば、kTCノイズが0.1mV以下となるよう、0.5pFの中間保持容量値と仮定すると、1個の保持容量と3個の中間保持容量で、9.0μm×144.8μm+9.0μm×24.1μm×3個である。両者の長さ方向の差分を取ると、
144.8μm×3個−(144.8μm+24.1μm×3個)=217.2μm
である。従来構成に対してこれだけチップサイズを縮小でき、複数行カラーセンサーの場合は特に効果が大きい。さらに、基本セル内の同色の画素数は1個として計算したが、これを2以上の数とした場合、より大幅なチップサイズの縮小を実現できる。
これまではラインセンサーとして説明してきたが、エリアセンサーの構成であってもよい。図9に構成例を示す。エリアセンサーでは、複数の画素が、それぞれ列状に、かつ前記列方向と異なる方向に、すなわち、マトリクス状に配列されている。
図9において、16は行を選択する垂直走査回路であり、1行ずつ画素行を選択していく。基本セルは、複数列でかつ全行分の画素を含み、1列あたり1本の垂直出力線を持ち、列単位で垂直出力線を共有している。1行に着目した場合は、その動作はラインセンサーと同様であり、その説明は省略する。本構成例では、2列単位で保持手段を1つずつ共有する構成となっている。
図9において、11−1、11−2はそれぞれ2つの基本セルを備えた基本セル群である。基本セル群11−1は基本セル4−1、4−2からなり、基本セル群11−2は基本セル4−3、4−4からなる。各基本セルは、赤色,緑色,青色の光を検出する画素R,2つの画素G,画素Bと、画素R,G,Bからの信号をそれぞれ保持する中間保持手段CMa,CMbとを有する。中間保持手段CMa,CMbは第1の保持手段となる。また基本セル4−1〜4−4は、第1の選択手段となる選択スイッチ3−1〜3−4をそれぞれ1つ有し、各選択スイッチは、各基本セルに設けられた中間保持手段CMa,CMbから保持された信号を選択して出力する。
5−1〜5−4は基本セル4−1〜4−4の選択スイッチ3−1〜3−4からの信号をそれぞれ保持する保持手段である。保持手段5−1〜5−4は第2の保持手段となる。6は走査回路で、走査回路6は保持手段5−1〜5−4からの信号を順次走査する。
9−1,9−2はゲート信号φCHRに応じて共通出力線8−1,8−2を電圧VCHRにリセットするリセット手段となるトランジスタである。10−1,10−2は共通出力線8−1,8−2からの信号を増幅、出力する出力回路である。12−1〜12−4は保持手段5−1〜5−4と接続され、保持手段5−1〜5−4からそれぞれ出力される色信号を、制御信号φCH-1、φCH-に応じて、共通出力線8−1、8−2に振り分けて出力する切替スイッチである。切替スイッチは第2の選択手段となる。
図9は、1つの画素行を読み出している際に1つの水平出力線に同色の色信号が読み出される構成を示すものである。赤色,緑色,青色の光を検出する画素がベイヤ配列の場合には偶数行と奇数行とで色配置が異なるため、1つの水平出力線に対して常に同じ色が出力される構成ではない。しかし、1つの画素行の信号を読み出す際には1つの水平出力線に対して同色の信号が読み出される。
図9に示す例においては、共通の共通出力線が2本(8−1,8−2)なので、基本ユニット全体が二つの基本セル群に分割される。基本セル群の数は共通出力線の数によって適宜変更され得る。共通出力線が3本以上になった場合には、所定の画素行の信号を共通出力線に読み出す際にRが出力される共通出力線が複数存在したり、Gが出力される共通出力線が複数存在することになる。この場合には走査回路SRの数は更に増えることになる。また画素数が増えたとしても、基本セル群内の基本セルの数を適宜増し、第2の保持手段、切替スイッチを増やせば、シフトレジスタ6-1でR画素を読み出している際に、シフトレジスタ6-2でGb画素を読み出すことができる。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態においては、複数の色成分ごとに出力する固体撮像装置において、中間保持手段と第1の選択手段を用い、かつ基本セル単位で一つの保持手段を共有し、保持手段と共通出力線の間に第2の選択手段を設け、さらに全基本セルを色数と同数の基本セル群に分割し、各基本セル群から並列に異なる色成分の信号を読み出すことで、画素ごとに保持手段を持つ従来構成と比較して、より小面積となる。また、従来構成と比較して、2、3番目の第2の垂直転送時間分のみの増加で全画素の読み出しを行うことができる。
(第2の実施形態)
図10は本発明の第2の実施形態にかかる固体撮像装置の構成例である。先に説明した図1と共通の構成については、同一の番号を付してその説明を省略する。
画素の色成分は第1の実施形態と同様にR、G、Bの3色とするが、ビット数に関しては、各色12ビットの12ビット×3色のカラーラインセンサーとする。
基本セル群は第1の実施形態と同様に、色数と同数となるように3つに分割されている。図10では固体撮像装置を3つのユニット1001、1002、1003に分けて図示しているが、説明の簡易化のために内部構成をユニット1001のみを示している。図13及び図14にユニット1002、1003の内部構成を示す。
ユニット1001、1002、1003の内部構成の違いは、選択スイッチと切替スイッチの構成にある。すなわち、ユニット1001、1002、1003の選択スイッチ3−1−1〜3−1−4、3−2−1〜3−2―4、3−3−1〜3−3−4は図4の選択スイッチ3−1、3−2、3−3がそれぞれ対応している。またユニット1001、1002、1003の切替スイッチ12−1−1〜12−1−4、12−2−1〜12−2―4、12−3−1〜12−3−4は図6の切替スイッチ12−1、12−2、12−3がそれぞれ対応している。
図10に示すように、ユニット1001は基本セル群11−1と、保持手段CT1〜CT4と、切替スイッチ12−1−1〜12−1−4と、走査回路6−1とから構成されている。
13−1−1、13−2−1は基本セル群11−1内の全基本セル4−1−1〜4−1−4が複数(本例では2個)に分割された小基本セル群である。選択スイッチ3−1−1〜3−1−4の構成は図4の選択スイッチ3−1と同様である。しかし、小基本セル群13−1−1内の選択スイッチには、制御信号としてφSW1-1、φSW 2-1、φSW3-1が、また小基本セル群13−2−1内の選択スイッチには、制御信号φSW1-2、φSW 2-2、φSW3-2が入力される。同様に切替スイッチ12−1−1〜12−1−4の構成は図6の切替スイッチ12−1と同様である。しかし、小基本セル群13−1−1と対応した切替スイッチにはφCH1-1、φCH2-1、φCH3-1が、小基本セル群13−2−1と対応した切替スイッチにはφCH1-2、φCH2-2、φCH3-2が入力される。
図13に示すように、ユニット1002は基本セル群11−2と、保持手段CT5〜CT8と、切替スイッチ12−2−1〜12−2−4と、走査回路6−2とから構成されている。また、図14に示すように、ユニット1003は基本セル群11−3と、保持手段CT9〜CT12と、切替スイッチ12−3−1〜12−3−4と、走査回路6−3とから構成されている。
小基本セル群13−1−2、13−1−3内の選択スイッチには、それぞれ制御信号としてφSW1-1、φSW 2-1、φSW3-1が入力される。また小基本セル群13−2−2、13−2−3内の選択スイッチには、それぞれ制御信号φSW1-2、φSW 2-2、φSW3-2が入力される。小基本セル群13−1−2、13−1−3と対応した切替スイッチにはそれぞれφCH1-1、φCH2-1、φCH3-1が、小基本セル群13−2−2、13−2−3と対応した切替スイッチにはそれぞれφCH1-2、φCH2-2、φCH3-2が入力される。
次に本実施形態の動作について、図11のフローチャート、図12のタイミングチャートに従って説明する。
先に説明した図7、図8と共通の構成については、同一の番号を付してその説明を省略する。
図11のステップS133は第3の判定である。この第3の判定では、変数Wを仮定し、その変数Wが図11のフローチャートに従って変化した後、変数Wの値が各基本セル群内の小基本セル群の数(本例では2個)と同数(YES)か、否(NO)か、を判定し、次の動作を決定する。ステップS134は第4の判定である。この第4の判定では、変数Xを仮定し、その変数Xが図11のフローチャートに従って変化した後、変数Xの値が色成分数(本例では3色)と同数(YES)か、否(NO)か、を判定し、次の動作を決定する。ステップS135は第5の判定である。この第5の判定では、変数Zを仮定し、その変数Zが図6のフローチャートに従って変化した後、変数Zが基本セル内の1色成分あたりの画素数(本例では1個)と同数(YES)か、否(NO)か、を判定し、次の動作を決定する。
ステップS133の第3の判定は例えば第3の垂直転送の回数を変数Wとして、第3のカウンターでカウントすることによって実現できる。ステップS134の第4の判定は第3の判定のYESの回数を第4のカウンターで、ステップS135の第5の判定135は第4の判定のYESの回数を第5のカウンターで、それぞれカウントすることで実現できる。
第3の垂直転送期間131−1に制御信号φSW1-1、φCT-1をHighレベルにする。これによって、選択スイッチ3−1−1と3−1−2、3−2−1と3−2−2、3−3−1と3−3−2で選択された、中間保持手段CM1RとCM2R、CM5BとCM6B、CM9GとCM10Gの信号を、保持手段CT1とCT2、CT5とCT6、CT9とCT10、に書き込む。選択スイッチ3−1−1と3−1−2、3−2−1と3−2−2、3−3−1と3−3−2は、基本セル群11−1〜11−3の小基本セル群13−1−1、13−1−2、13−1−3に含まれる。
次に第3の垂直転送期間131−2に制御信号φSW1-2、φCT-2をHighレベルにする。これによって、選択スイッチ3−1−3と3−1−4、3−2−3と3−2−4、3−3−3と3−3−4で選択された、中間保持手段CM3RとCM4R、CM7BとCM8B、CM11GとCM12Gの信号を、保持手段CT3とCT4、CT7とCT8、CT11とCT12、に書き込む。選択スイッチ3−1−3と3−1−4、3−2−3と3−2−4、3−3−3と3−3−4は、基本セル群11−1〜11−3の小基本セル群13−1−1、13−1−2、13−1−3に含まれる。
また第3の垂直転送期間131−2と並行する、第2の水平転送期間132−1に制御信号φCH1−1をHighレベルとし、走査回路6−1、6−2、6−3の走査信号7−1−1、7−1−2、7−1−3を出力する。すると、小基本セル群13−1−1、13−1−2、13−1−3に接続されている保時手段CT1、CT5、CT9の信号が切替スイッチ12−1−1、12−2−1、12−3−1が接続している共通出力線8−R、8−B、8−Gへ、順次並列に出力される。続いて、走査回路6−1、6−2、6−3の走査信号7−2−1、7−2−2、7−2−3を出力する。すると、小基本セル群13−1−1、13−1−2、13−1−3に接続されている保時手段CT2、CT6、CT10の信号が、切替スイッチ12−1−2、12−2−2、12−3−2が接続している共通出力線8−R、8−B、8−Gへ、順次並列に出力する。
次に第2の水平転送期間132−2に制御信号φCH1−2をHighレベルとし、走査回路6−1、6−2、6−3の走査信号7−3−1、7−3−2、7−3−3を出力する。すると、小基本セル群13−2−1、13−2−2、13−2−3に接続されている保時手段CT3、CT7、CT11の信号が、切替スイッチ12−1−3、12−2−3、12−3−3が接続している共通出力線8−R、8−B、8−Gへ、順次並列に出力される。続いて、走査回路6−1、6−2、6−3の走査信号7−4−1、7−4−2、7−4−3を出力する。すると、小基本セル群13−2−1、13−2−2、13−2−3に接続されている保時手段CT4、CT8、CT12の信号が、切替スイッチ12−1−4、12−2−4、12−3−4が接続している共通出力線8−R、8−B、8−Gへ、順次並列に出力する。
こうして、基本セル群11−1からはR色の信号が、基本セル群11−2からはB色の信号が、基本セル群11−3からはG色の信号が、共通出力線8−R、8−B、8−Gへ出力されることになる。
その後、同様に期間131−3と131−4、期間132−3と132−4を経て、基本セル群11−1からはG色の信号が、基本セル群11−2からはR色の信号が、基本セル群11−3からはB色の信号が、共通出力線8−G、8−R、8−Bへ出力される。また、同様に期間131−5と131−6、期間132−5と132−6を経て、基本セル群11−1からはB色の信号が、基本セル群11−2からはG色の信号が、基本セル群11−3からはR色の信号が、共通出力線8−B、8−G、8−Rへ出力されることになる。
以下、図11のフローチャートに基づいて説明を行う。
蓄積時間から第1の垂直転送(ステップS100)までは第1の実施形態と同様なので説明を省略する。
次に第3〜5のカウンター初期値を1と設定する(X=Z=W=1)(ステップS110)。
第1番目の第3の垂直転送131−1の期間に制御信号φSW1−1(φSW(X)−(W)=φSW1−1)をHighレベルとする。そうすることで、各基本セル群11−1,11−2,11−3の1番目の小基本セル群13−1−1,13−1−2,13−1−3において、以下の関係で選択スイッチ3−1−1と3−1−2、3−2−1と3−2−2、3−3−1と3−3−2が中間保持手段CM1RとCM2R、CM5BとCM6B、CM9GとCM10Gを選択し、それぞれの保持手段CT1とCT2、CT5とCT6、CT9とCT10に各色成分の信号を書き込む(ステップS131−1)。
51) 小基本セル群13−1−1の基本セル4−1−1、4−1−2 ⇒ R成分の中間保持手段CM1R、CM2R
52) 小基本セル群13−1−2の基本セル4−2−1、4−2−2 ⇒ B成分の中間保持手段CM5B、CM6B
53) 小基本セル群13−1−3の基本セル4−3−1、4−3−2 ⇒ G成分の中間保持手段CM9G、CM10G
次に第3の判定133−1(ステップS133)として、W=1でNOとなり、1番目の第2の水平転送132−1(ステップS132−1)を行う。この時、φCH1−1(φCH(X)−(W)=φCH1−1))をHighレベルとする。こうすることで、基本セル群11−1〜11−3の1番目の小基本セル群13−1−1、13−1−2、13−1−3において、保持手段CT1とCT2、CT5とCT6、CT9とCT10と共通出力線8−R、8−B、8−Gが以下の関係で切替スイッチ12を介して接続される。
61) 保持手段CT1、CT2 ⇒ R成分の共通出力線8−R
62) 保持手段CT5、CT6 ⇒ B成分の共通出力線8−B
63) 保持手段CT9、CT10 ⇒ G成分の共通出力線8−G
この接続切替は少なくとも1番目の第2の水平転送期間132−1より前に完了させる。1番目の第2の水平転送期間132−1に各走査回路6−1、6−2、6−3の走査に応じて順次各保持手段CT1とCT2、CT5とCT6、CT9とCT10に保持された信号が、各共通出力線8−R、8−B、8−Gへ出力される。
1番目の第2の水平転送132−1が終了するまでの間(すなわち各走査回路の2ビット目の走査信号が出力し終わる前)に、第3のカウンターをカウントアップ(W=W+1)する(ステップS132−1)。2番目の垂直転送131−2の期間にφSW1−2(φSW(X)−(W)=φSW1−2)をHighレベルとする。そうすることで、基本セル群11の2番目の小基本セル群13−2−1、13−2−2、13−2−3において、1番目の第3の垂直転送と同様に選択スイッチ3−1−3と3−1−4、3−2−3と3−2−4、3−3−3と3−3−4が選択した中間保持手段CM3RとCM4R、CM7BとCM8B、CM11GとCM12Gの信号を、保持手段CT3とCT4、CT7とCT8、CT11とCT12に信号を書き込む。
次に第3の判定133−1(ステップS133)に戻り、W=2でYESとなり、第4の判定(ステップS134)は第3のYESの回数が1回なので、X=1でNOとなる。そして、第2番目の水平転送期間132−2でφCH1−2(φCH(X)−(W)=φCH1−2)となり第2番目の水平転送が行われる(ステップS132−2)。次に第3のカウンターのカウントリセットがされ(W=2)、X=X+1=2へ第4のカウンターのカウントアップが行われる。その後、第3番目の垂直転送期間でφCSW1−2(φSW(X)−(W)=φSW2−1)となり第3番目の垂直転送が行われる(ステップ131−3)。第3の判定133−1(ステップS133)に戻り、W=1でNOとなり、前述したステップS132−1〜S131−2を繰り返す。そしてW=2となり、ステップS134に移る。そしてX=2なので、NOとなる。X=3となるまで以上の動作が繰り返される。
X=3となると、ステップS135に移る。本実施形態では、基本セル内の1色の画素数を1としているので、ステップS132−3に移り、第2の水平転送を行い、1周期の画素読み出しが終了する。基本セル内の1色の画素数が2以上の場合はステップS132−4〜S131−4の処理を行う。
最終的な読み出し順は図12のVOUT−R、G、Bで示したとおりとなる。このように第1の実施形態と異なり、画素信号の第2の水平転送と同時に第3の垂直転送動作を行うため、読み出しを中断することなく読み出すことができ、結果的に従来構成と同時間で全画素の読み出し動作を行うことができる。また図12の6番目の第2の水平転送132−6の間に、φCT1−1とφSW1−1を点線で示したようにHighレベルとすることで、ダミーパルスを発生させ、擬似的な第3の垂直転送を行うことも可能である。これにより各第2の水平転送132−1〜6において、発生させているパルス条件を揃えることで、全水平転送期間の動作を均一化することが可能となる。
ここで光電変換素子21をリセットするφRESは、φCM以降であれば任意のタイミングでHighレベルとすることができる。しかし、蓄積時間を極力長く取るためにも、第1の垂直転送の直後から1番目の第2の水平転送102−1の直前までの間に行うことが望ましい。
また本実施形態の説明ではR、G、Bの3色で説明したが、任意の色成分で任意の色数で構成しても構わない。また1色あたり複数の共通出力線を持つ構成であっても構わない。その場合は、各色出力が並列に出力されることとなる。
また第1の実施形態と同様に本実施形態をエリアセンサーに対しても適用することができる。
以上説明したように、本発明の第2の実施形態においては、複数の色成分ごとに出力する固体撮像装置において、中間保持手段と選択手段を用い、かつ基本セル単位で一つの保持手段を共有している。さらに全基本セルを色数と同数の基本セル群に分割し、かつ各基本セル群を複数の小基本セル群に分割し、各基本セル群において、小基本セル群単位で水平転送と垂直転送を交互かつ同時に行っている。これらの構成により、従来と同程度の信号読み出し時間を維持しつつ、従来より小面積の固体撮像装置を実現することができる。さらに擬似的な第3の垂直転送動作を行った場合、発生させているパルス条件を揃えることで、全水平転送期間の動作を均一化することが可能となる。
(第3の実施形態)
図15により第1、第2の実施形態で説明した固体撮像装置を用いた撮像システムについて説明する。図8に基づいて、本発明の固体撮像装置をカメラに適用した場合の例について説明する。
図15において、801はレンズのプロテクトとメインスイッチを兼ねるバリア、802は被写体の光学像を固体撮像素子804に結像させるレンズ、803はレンズ802を通った光量を可変制御するための絞りである。804はレンズ802により結像された被写体光学像を画像信号として取り込むための固体撮像素子である。また、805は、固体撮像素子804から出力される画像信号を増幅するゲイン可変アンプ部及びゲイン値を補正するためのゲイン補正回路部等を含む撮像信号処理回路である。また、806は固体撮像素子804より出力される画像信号のアナログーディジタル変換を行うA/D変換器、807はA/D変換器806より出力された画像データに各種の補正を行ったりデータを圧縮する信号処理部である。また、808は固体撮像素子804、撮像信号処理回路805、A/D変換器806、信号処理部807に、各種タイミング信号を出力するタイミング発生部である。また、809は各種演算とスチルビデオカメラ全体を制御する全体制御・演算部、810は画像データを一時的に記憶する為のメモリ部、811は記録媒体に記録または読み出しを行うための記録媒体制御インターフェース部である。全体制御・演算部809は図7及び図9で示したフローに基づき処理を実行する。さらに、812は画像データの記録または読み出しを行う為の半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体、813は外部コンピュータ等と通信する為のインターフェース部である。
本発明によれば、複写機やスキャナ等の画像読取装置に用いることができる。
本発明の第1の実施形態にかかる固体撮像装置の構成例を示す図である。 画素の構成例を示す図である。 中間保持手段の構成例を示す図である。 選択スイッチの構成例を示す図である。 保持手段の構成例を示す図である。 切替スイッチの構成及び接続例を示す図である。 本発明の第1の実施形態にかかるフローチャートである。 本発明の第1の実施形態にかかるタイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態にかかる別の固体撮像装置の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態にかかる固体撮像装置の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態にかかるフローチャートである。 本発明の第2の実施形態にかかるタイミングチャートである。 図10のユニット1002の内部構成を示す図である。 図10のユニット1003の内部構成を示す図である。 本発明による固体撮像素子を用いた撮像システムを示すブロック図である。
符号の説明
1 画素
2 中間保持手段
3 選択スイッチ
4 基本セル
5 保持手段
6 走査回路
7 走査信号
8 共通出力線
9 リセット手段
10 出力回路
11 基本セル群
12 切替スイッチ
13 小基本セル群
16 垂直走査回路
21 光電変換素子
22 リセットトランジスタ
23 ソースフォロワ入力トランジスタ
24 定電流源
31 中間保持容量
32 第1の書き込みスイッチ
41 選択トランジスタ
42 増幅手段
51 保持容量
52 第2の書き込みスイッチ
53 転送スイッチ
100 第1の垂直転送
121 第2の垂直転送
122 第1の水平転送
123 第1の判定
124 第2の判定
131 第3の垂直転送
132 第1の水平転送
133 第3の判定
134 第4の判定
135 第8の判定

Claims (11)

  1. 異なる色成分を持つ複数の画素と、該複数の画素から信号を選択して出力する第1の選択手段とを有する基本セルを複数備え、
    複数の基本セルは複数に分割されて複数の基本セル群を構成してなる固体撮像装置であって、
    前記基本セルごとに設けられ、前記第1の選択手段から出力された信号を保持する保持手段と、
    互いに異なる色成分の信号が出力される複数の共通出力線と、
    前記複数の共通出力線を選択し、前記保持手段に保持された信号を選択された共通出力線に出力する第2の選択手段と、を備え、
    前記第1の選択手段は、前記基本セル群ごとに異なる色成分の信号を出力する固体撮像装置。
  2. 前記保持手段を第2の保持手段としたときに、前記基本セルは、前記複数の画素から出力される信号を保持する複数の第1の保持手段をさらに有し、前記第1の選択手段は前記複数の第1の保持手段に保持された信号を選択し出力することを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記複数の画素が、それぞれ列状に、かつ前記列方向と異なる方向に配列されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記異なる色成分がそれぞれ、赤色、緑色、青色の各色成分であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  5. 前記第1の選択手段は出力する信号を増幅する増幅手段を有することを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  6. 異なる色成分を持つ複数の画素と、前記複数の画素から出力される信号を保持する複数の第1の保持手段と、前記複数の第1の保持手段に保持された信号を選択し出力する第1の選択手段と、を有する基本セルを複数備え、
    前記複数の基本セルは複数に分割されて複数の基本セル群を構成してなる固体撮像装置であって、
    前記基本セルごとに設けられ、前記第1の選択手段から出力された信号を保持する第2の保持手段と、
    互いに異なる色成分の信号が出力される複数の共通出力線と、
    前記複数の共通出力線を選択し、前記第2の保持手段に保持された信号を選択された共通出力線に出力する第2の選択手段と、を備え、
    前記第1及び第2の選択手段の選択する色信号が基本セル群ごとに異なる固体撮像装置の駆動方法において、以下の工程(1)、(2)を有し、該工程(2)は各色ごとに行われる固体撮像装置の駆動方法。
    (1) 前記画素に蓄積された信号を前記第1の保持手段に転送する第1の垂直転送工程、
    (2) 各基本セル群について行われる以下の工程(イ)、(ロ)
    (イ) 前記第1の選択手段が前記基本セル群ごとに異なる色成分の信号を保持する前記第1の保持手段を選択し、保持された信号を前記第2の保持手段に転送する第2の垂直転送工程
    (ロ) 前記第2の選択手段が、自身が接続されている前記第2の保持手段が保持している色成分の信号に対応した前記共通出力線と、自身が接続されている前記第2の保持手段とを接続し、各基本セル群において、各第2の保持手段に保持された信号を、前記第2の選択手段によって接続された前記共通出力線へ基本セルごとに順次出力する第1の水平転送工程
  7. 異なる色成分を持つ複数の画素と、前記複数の画素から出力される信号を保持する複数の第1の保持手段と、前記複数の第1の保持手段に保持された信号を選択し出力する第1の選択手段と、を有する基本セルを複数備え、
    前記複数の基本セルは複数に分割されて複数の基本セル群を構成し、且つ各基本セル群内の複数の基本セルは複数に分割されて複数の小基本セル群を構成してなる固体撮像装置であって、
    前記基本セルごとに設けられ、前記第1の選択手段から出力された信号を保持する第2の保持手段と、
    互いに異なる色成分の信号が出力される複数の共通出力線と、
    前記複数の共通出力線を選択し、前記第2の保持手段に保持された信号を選択された共通出力線に出力する第2の選択手段と、を備え、
    前記第1及び第2の選択手段の選択する色信号が基本セル群ごとに異なる固体撮像装置の駆動方法において、以下の工程(1)、(2)を有し、該工程(2)は各基本セル群において各色ごとに順次行われる固体撮像装置の駆動方法。
    (1) 前記画素に蓄積された信号を前記第1の保持手段に転送する第1の垂直転送工程、
    (2) 各基本セル群の小基本セル群ごとに順次行われる以下の工程(イ)、(ロ)
    (イ) 前記第1の選択手段が前記基本セル群ごとに異なる色成分の前記第1の保持手段を選択し、保持された信号を前記第2の保持手段に転送する第2の垂直転送工程
    (ロ) 前記第2の選択手段が、自身が接続されている前記第2の保持手段が保持している色成分の信号に対応した前記共通出力線と、自身が接続されている前記第2の保持手段とを接続し、各基本セル群において、各第2の保持手段に保持された信号を、前記第2の選択手段によって接続された前記共通出力線へ基本セルごとに順次出力する第1の水平転送工程
  8. 前記複数の画素がマトリクス状に配置されており、
    前記基本セルが、複数列の全行分の画素を持ち、前記基本セル内の列数と同数の前記第1の保持手段を持ち、かつ列ごとの前記画素が一つの前記第1の保持手段に接続されている請求項6又は7に記載の固体撮像装置の駆動方法。
  9. 前記第1の水平転送のうち、最終の第1の水平転送を行っている際に、擬似的な第2の垂直転送を行うことを特徴とする、請求項7に記載の固体撮像装置の駆動方法。
  10. 請求項1から5のいずれか1項に記載の固体撮像装置を有することを特徴とするカメラ。
  11. 請求項1から5のいずれか1項に記載の固体撮像装置を有することを特徴とする複写機。
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