JP2009099936A - プローブ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プローブカードを用いてウエハ上のICチップの電気的特性を調べるプローブ装置において、小型化及び高スループット化を図る手段の提供。
【解決手段】互いに向き合うように2個のキャリアを夫々載置するための第1及び第2のロードポート11、12と、これらロードポート11、12の中間位置に回転中心を有するウエハ搬送機構3と、これらロードポート11、12の並びに沿って配置されかつ互いに対称な第1及び第2の検査部21A、21Bと、を設け、そして前記キャリアと検査部21A(または21B)のウエハチャック4A(または4B)との間でウエハ搬送機構3によりウエハの受け渡しを直接行うように構成する。またウエハ搬送機構3に3枚のアームを持たせ、キャリアから2枚づつウエハを取り出すようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、プローブを被検査体の電極パッドに電気的に接触させて当該被検査体の電気的特性を測定する技術に関する。
半導体ウエハ(以下ウエハという)上にICチップが形成された後、ICチップの電気的特性を調べるためにウエハの状態でプローブ装置によるプローブテストが行われる。このプローブ装置は、X,Y,Z方向に移動自在かつZ軸周りに回転自在なウエハチャックにウエハを載せ、ウエハチャックの上方に設けられているプローブカードのプローブ例えばプローブ針とウエハのICチップの電極パッドとが接触するようにウエハチャックの位置を制御するように構成されている。
そしてウエハ上のICチップの電極パッドとプローブとを正確に接触させるためには、装置内のカメラによりウエハの表面を撮像すると共に、例えばウエハチャック側に設けられたカメラによりプローブを撮像し、各撮像時のウエハチャックの位置に基づいて電極パッドがプローブに接触するウエハチャックの位置を求めるいわゆるファインアライメントが行われる。このようなアライメントを行うためにウエハチャックの移動領域を確保する必要があるが、ウエハが大口径化するにつれてその移動領域も広くなり、装置の大型化を免れない。更にウエハチャックの移動領域が広くなると、その移動時間も長くなり、アライメントに要する時間も長くなる。また、一方においてスループットを高める要請から、複数のキャリアを搬入できるようにローダ部を構成したり、複数の検査部に対してローダ部を共通化するなどの工夫が行われているが、高スループットを追及すると装置の占有面積が大きくなるというトレードオフの関係も浮上してくる。
従来高スループットを狙ったプローブ装置として特許文献1に記載の装置が知られている。この装置はローダ部の両側に、ウエハチャックやプローブカードなどを含む2台の検査部を接続した構成となっている。しかしながら検査部自体には小型化の工夫がされていないため、ローダ部の両側に検査部を設けることで装置の占有面積が大きくなるし、またローダ部に搬入されたキャリアとの間でウエハの受け渡しを行うローダ部の長さ方向に進退自在なピンセットと、このピンセットと左右の検査部との間で夫々ウエハの受け渡しを行う2台のスイングアームと、を設置していることから、ウエハの搬送効率が高いとは言い難く、またこれらのスイングアームの移動軌跡を確保しなければならないことから、装置全体の小型化の課題を解決できるものではない。
特公平6−66365号公報:第1図
本発明はこのような事情の下になされたものであり、その目的は装置の小型化を図りかつ高いスループットを得ることができるプローブ装置を提供することにある。
本発明のプローブ装置は、
多数の被検査チップが配列された基板を水平方向及び鉛直方向に移動可能な基板載置台に載せ、プローブカードのプローブに前記被検査チップの電極パッドを接触させて被検査チップの検査を行うプローブ装置において、
基板を搬入するためのローダ部と、このローダ部に隣接して設けられ、前記基板の被検査チップの検査を行うためのプローブ装置本体と、を備え、
前記ローダ部は、複数の基板が収納されたキャリアが外部から搬入され、基板の受け渡し口が互いに離れて向き合うように2個の前記キャリアを各々載置するための第1のロードポート及び第2のロードポートと、これら第1のロードポート及び第2のロードポートの中間位置に回転中心を有し、鉛直軸回りに回転自在、進退自在及び昇降自在な基板搬送機構と、を備え、
前記プローブ装置本体は、前記回転中心を通りかつ第1のロードポート及び第2のロードポートを結ぶラインと直交する水平ラインの両側に配置され、かつ第1のロードポート及び第2のロードポートの並びに沿って配列される第1の検査部及び第2の検査部からなり、
これら検査部の各々は、基板載置台と、プローブカードと、前記基板載置台及びプローブカードの間の高さ位置にて水平方向に移動可能に設けられ、基板表面を撮像するための視野が下向きな基板撮像用の撮像手段を含む撮像ユニットと、を備え、
前記基板搬送機構は、前記第1のロードポート及び第2のロードポートに夫々載置されたキャリアと前記基板載置台との間で基板の受け渡しを直接行うように構成され、
前記第1の検査部及び第2の検査部は、基板撮像時における撮像ユニットの位置、基板受け渡し時における基板載置台の位置及びプローブカードの位置が前記水平ラインを介して対称であることを特徴とする。
前記基板撮像時における撮像ユニットの位置とプローブカードとが前記第1のロードポート及び第2のロードポートの並びに沿って配列され、あるいは前記基板撮像時における撮像ユニットの位置とプローブカードとが前記第1のロードポート及び第2のロードポートの並びと直交して配列され、
基板受け渡し時における基板載置台の位置が前記基板撮像時における撮像ユニットの位置及びプローブカードよりも前記水平ライン側に寄っていることが好ましい。
前記基板搬送機構は、各々互いに独立して進退可能な3枚の基板保持部材を備え、前記キャリアから検査前の基板を2枚受け取り、これら2枚の基板を前記第1の検査部の基板載置台及び第2の検査部の基板載置台の一方及び他方に順次受け渡すことが好ましい。 前記基板搬送機構は、前記キャリアから受け取った検査前の基板を保持して回転させる昇降自在な回転ステージと、この回転ステージにて回転される基板の周縁を検出する検出部と、を備え、前記回転ステージは、前記検出部による検出結果に基づいて基板の向きを予め設定した向きに合わせるように回転するようにしても良い。
前記基板撮像用の撮像手段は、基板表面の広い領域を撮像する低倍率カメラと、基板表面の狭い領域を撮像するための、前記低倍率カメラよりも倍率の高い複数の高倍率カメラと、を含んでいても良い。前記高倍率カメラは、3個以上配列されていても良い。前記基板の全ての被検査チップの電極パッドを前記プローブカードのプローブに一括して接触させるかまたは4分割して前記プローブに順次接触させるように構成されていることが好ましい。
前記基板載置台は、前記プローブを撮像するための視野が上向きのプローブ撮像用の撮像手段を備え、
前記プローブ撮像用の撮像手段は、プローブカードの広い領域を撮像する低倍率カメラと、プローブカードの狭い領域を撮像するための、前記低倍率カメラよりも倍率の高い複数の高倍率カメラと、を含んでいても良い。
また、前記基板載置台は、前記プローブを撮像するための視野が上向きのプローブ撮像用の撮像手段を備え、
前記プローブ撮像用の撮像手段は、プローブカードの広い領域を撮像する低倍率カメラと、プローブカードの狭い領域を撮像するための、前記低倍率カメラよりも倍率の高い高倍率カメラと、を各々含む第1の撮像ユニット及び第2の撮像ユニットを備え、
これら第1の撮像ユニット及び第2の撮像ユニットは、基板載置台の基板載置領域を挟んで対向していても良い。
前記基板載置台は、前記プローブを撮像するための視野が上向きのプローブ撮像用の撮像手段を備え、
前記基板撮像用の撮像手段により基板を撮像するときにおける前記基板載置台の移動領域の中心位置は、前記プローブ撮像用の撮像手段により前記プローブを撮像するときにおける前記基板載置台の移動領域の中心位置と揃っているかまたはその中心位置の近傍領域に位置していても良い。
前記ローダ部における前記プローブ装置本体と反対側に、当該プローブ装置本体と同じ構成で且つ前記基板搬送機構の回転中心に対して対称に配置されたプローブ装置本体を接続するようにしても良い。
また基板搬送機構の一のアームに前記2個のキャリアのうちの一方のキャリアから取り出された基板が載っているときに、その基板が検査部に搬入される前に他方のキャリアの基板が他のアームにより取り出される機能を選択する手段を備えている構成としてもよい。
上記プローブ装置を2台用い、一方のプローブ装置のプローブ装置本体と他方のプローブ装置のプローブ装置本体とが隣接するようにかつ2台のプローブ装置が互いに鏡面対称となるように構成しても良い。
更にまた視野が下向きな基板撮像用の撮像手段を含む撮像ユニットにおいては、前記高倍率カメラは、2個配列されているようにしてもよく、この場合、前記低倍率カメラは2個配列してもよい。そしてこれら2個の低倍率カメラは、前記2個の高倍率カメラから等距離にある点を結んだ直線に対して対称になるように配置されていることが好ましい。
本発明は、基板の受け渡し口が互いに離れて向き合うように2個のキャリアを各々載置するための第1及び第2のロードポートと、これらロードポートの中間位置に回転中心を有する基板搬送機構と、これらロードポートの並びに沿って配置されかつ互いに対称な第1及び第2の検査部と、を設け、そして前記キャリアと第1または第2の検査部の基板載置台との間で基板搬送機構により基板の受け渡しを直接行うように構成しているので、装置の小型化を図ることができ、また第1及び第2の検査部にて基板の検査を並行して行うことができると共にキャリアと基板載置台との間の直接搬送を行っていることから、基板の検査効率、搬送効率が高く、このため高スループット化を図ることができる。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態であるプローブ装置は、図1から図3に示すように、多数の被検査チップが配列された基板であるウエハWの受け渡しを行うためのローダ部1と、ウエハWに対してプロービングを行うプローブ装置本体2と、を備えている。先ず、ローダ部1及びプローブ装置本体2の全体のレイアウトについて簡単に説明しておく。
ローダ部1は、複数枚のウエハWが収納された搬送容器である第1のキャリアC1及び第2のキャリアC2が夫々搬入される第1のロードポート11及び第2のロードポート12と、これらロードポート11、12の間に配置された搬送室10と、を備えている。第1のロードポート11及び第2のロードポート12には、Y方向に互いに離間して配置され、第1のキャリアC1及び第2のキャリアC2の受け渡し口(前面の開口部)が互いに対向するように、これらキャリアC1、C2を夫々載置するための第1の載置台13及び第2の載置台14が設けられている。また前記搬送室10には、基板保持部材であるアーム30によりウエハWの搬送を行うウエハ搬送機構(基板搬送機構)3が設けられている。
プローブ装置本体2は、ローダ部1とX方向に並ぶように当該ローダ部1に隣接して配置され、プローブ装置本体2の外装部分を構成する筐体22を備えている。この筐体22は仕切り壁20を介してY方向に2分割されており、一方の分割部分及び他方の分割部分は、夫々第1の検査部21A及び第2の検査部21Bを区画形成する外装体に相当する。
第1の検査部21Aは、基板載置台であるウエハチャック4Aと、このウエハチャック4Aの上方領域をY方向(ロードポート11、12を結ぶ方向)に移動するカメラを備えた撮像ユニットであるアライメントブリッジ5Aと、筐体22の天井部をなすヘッドプレート201に設けられたプローブカード6Aと、を備えている。第2の検査部21Bについても同様に構成され、ウエハチャック4B、アライメントブリッジ5B及びプローブカード6Bを備えている。
次にローダ部1に関して詳述する。第1のロードポート11及び第2のロードポート12は、互いに対称にかつ同一に構成されているため、第1のロードポート11の構造を図4に代表して示しておく。ローダ部1は、図3及び図4に示すように仕切り壁20aによって前記搬送室10から仕切られており、この仕切り壁20aには、シャッターSとこのシャッターSと共に第1のキャリアC1の受け渡し口を一体的に開閉するための図示しない開閉機構とが設けられている。また、第1の載置台13は、第1の載置台13の下方側に設けられた図示しない回転機構により、時計回り及び反時計回りにそれぞれ90度ずつ回転できるように構成されている。
即ち、この第1の載置台13は、例えばプローブ装置の正面側(図中X方向右側)から、フープと呼ばれる密閉型のキャリアC1が前面の開口部をプローブ装置側(X方向左側)に向けて、クリーンルーム内の図示しない自動搬送車(AGV)により第1の載置台13に載置されると、この第1の載置台13が時計回りに90度回転し、開口部を前述のシャッターSに相対向させ、また同様に第1のキャリアC1を第1の載置台13から搬出する時には、第1のキャリアC1を反時計回りに90度回転させるように構成されている。
第1のキャリアC1とウエハ搬送機構3との間におけるウエハWの受け渡しは、第1のキャリアC1の開口部をシャッターS側に相対向させ、既述の開閉機構20bによりシャッターSと第1のキャリアC1の受け渡し口とを一体的に開放し、搬送室10と第1のキャリアC1内とを連通させて、ウエハ搬送機構3を第1のキャリアC1に対して進退させることにより行われる。
ウエハ搬送機構3は、搬送基台35と、この搬送基台35を鉛直軸回りに回転させる回転軸3aと、この回転軸3aを昇降させる図示しない昇降機構と、を備えると共に、搬送基台35には、3枚のアーム30が進退自在に設けられており、各々のアーム30が互いに独立して進退して、ウエハWの搬送を行う役割を有している。回転軸3aの回転中心は、第1のキャリアC1と第2のキャリアC2との中間、即ち第1のキャリアC1及び第2のキャリアC2から等距離位置に設定されている。また、ウエハ搬送機構3は、第1のキャリアC1または第2のキャリアC2との間でウエハWを受け渡すための上位置と、第1の検査部21Aまたは第2の検査部21Bとの間でウエハWを受け渡すための下位置と、の間で昇降できることとなる。
また、ウエハ搬送機構3は、ウエハWのプリアライメントを行うためのプリアライメント機構39を備えている。このプリアライメント機構39は、搬送基台35内を貫通して昇降しかつ回転自在な軸部36aと、この軸部の頂部に設けられ、通常時は搬送基台35の表面の凹部に嵌合して当該表面と面一になる回転ステージであるチャック部36と、を備えている。このチャック部36は、途中まで縮退した状態にあるアーム30上のウエハWの中心位置に対応する位置に設定され、各段のアーム30上のウエハWをそのアーム30から僅かに持ち上げて回転できるように構成されている。
また、プリアライメント機構39は、チャック部36にて回転されるウエハWの周縁を検出する発光センサ及び受光センサからなる検出部である光センサ37、38を備えている。この光センサ37、38は、アーム30の移動領域から横に外れた位置にて搬送基台35を介して固定されており、この例では、プリアライメントの対象となるウエハWを下段アーム33上のウエハW及び中段アーム32上のウエハWとしているため、チャック部36により持ち上げられた各ウエハWの周縁の上下であってかつウエハWのアクセス時にウエハWと干渉しない高さレベルに設定されている。尚、図示していないが、ローダ部1には、光センサ37、38からの検出信号に基づいてウエハWのノッチやオリフラなどの方向基準部とウエハWの中心位置とを検出し、その検出結果に基づいてノッチ等が所定の向きを向くようにチャック部36を回転させるコントローラが付設されている。
光センサ37、38とチャック部36とからなるプリアライメント機構39によるウエハWの向きの調整(プリアライメント)について、下段アーム33上のウエハWを例に取り、以下に簡単に説明する。先ず、チャック部36により下段アーム33上のウエハWを僅かに持ち上げて、ウエハWを回転させると共に、光センサ38の発光部からウエハWの周縁部(端部)を含む領域を介して受光部に向けて光を照射する。そして、ウエハWの向きが下段アーム33上において所定の向きとなるようにチャック部36を停止させ、チャック部36を下降させて、下段アーム33上にウエハWを引き渡すことにより、ウエハWの向きを調整する。その後、例えば第1の検査部21Aのウエハチャック4AにウエハWを載置するときに、ウエハWの偏心が修正されるように、ウエハ搬送機構3の位置を調整する。こうして、ウエハWの向き及び偏心の調整が行われる。尚、図3では、この光センサ37、38の図示を省略している。
次に、プローブ装置本体2について詳述する。このプローブ装置本体2の筐体22においてローダ部1側の側壁には、第1の検査部21Aと第2の検査部21Bとの間においてウエハWを受け渡すために、横方向(Y方向)に伸びる帯状の搬送口22aが開口している。尚、これらの第1の検査部21Aと第2の検査部21Bとは、ウエハ搬送機構3の回転中心を通り、第1のロードポート11と第2のロードポート12とを結ぶ直線に直交する水平ラインHLに対して、それぞれのウエハWの受け渡し位置、ウエハW表面の撮像位置及びプローブカード6Aの設置位置などが左右対称となり、且つ同じ構成となっているため、説明の重複を避けるために、第1の検査部21Aについて、図3、図6及び図7を参照して説明する。
検査部21Aは、基台23を備えており、この基台23上には、Y方向に伸びるガイドレールに沿って、例えばボールネジなどによりY方向に駆動されるYステージ24と、X方向に伸びるガイドレールに沿って、例えばボールネジによりX方向に駆動されるXステージ25と、が下からこの順番で設けられている。このXステージ25とYステージ24とには、それぞれエンコーダが組み合わされたモーターが設けられているが、ここでは省略している。
Xステージ25上には、エンコーダが組み合わされた図示しないモータによりZ方向に駆動されるZ移動部26が設けられており、このZ移動部26には、Z軸のまわりに回転自在な(θ方向に移動自在な)基板載置台であるウエハチャック4Aが設けられている。
従ってこのウエハチャック4Aは、X、Y、Z、θ方向に移動できることになる。Xステージ25、Yステージ24及びZ移動部26は、駆動部をなし、ウエハ搬送機構3との間においてウエハWの受け渡しを行うための受け渡し位置と、後述するように、ウエハW表面の撮像位置と、プローブカード6Aのプローブ針29にコンタクトするコンタクト位置(検査位置)と、の間でウエハチャック4Aを駆動できるように構成されている。
ウエハチャック4Aの移動領域の上方には、プローブカード6Aがヘッドプレート201に着脱自在に取り付けられている。尚、プローブカード6Aの取り付け構造や交換方法などについては、後で詳述する。プローブカード6Aの上面側には、電極群が形成されており、この電極群と図示しないテストヘッドとの間において電気的導通を取るために、プローブカード6Aの上方には、プローブカード6Aの電極群の配置位置に対応するように電極部であるポゴピン28aが下面に多数形成されたポゴピンユニット28が設けられている。このポゴピンユニット28の上面には、通常は図示しないテストヘッドが位置するが、この例ではテストヘッドはプローブ装置本体2とは別の位置に配置され、ポゴピンユニット28とテストヘッドとは図示しないケーブルで接続されている。
また、プローブカード6Aの下面側には、上面側の電極群に夫々電気的に接続された、プローブ例えばウエハWの表面に対して垂直に伸びる垂直針(線材プローブ針)が、ウエハWの電極パッドの配列に対応して、例えばプローブカード6Aの全面に設けられている。プローブとしては、ウエハWの表面に対して斜め下方に伸びる金属線よりなるプローブ針29や、フレキシブルなフィルムに形成された金バンプ電極などであってもよい。プローブカード6Aは、この例ではウエハW表面の被検査チップ(ICチップ)の全ての電極パッドに一括してコンタクトできるように構成されており、従って一回のコンタクトで電気的特性の測定が終了する。
既述のZ移動部26におけるウエハチャック4Aの仕切り壁20側における側方位置には、プローブ針29撮像用の第1の撮像手段である、視野が上向きのマイクロカメラ41が固定板41aを介して固定されている。このマイクロカメラ41は、プローブ針29の針先やプローブカード6Aのアライメントマークを拡大して撮れるように、CCDカメラを含む高倍率のカメラとして構成されている。このマイクロカメラ41は、ウエハチャック4AにおけるX方向の概ね中間点に位置している。また、マイクロカメラ41は、アライメント時にプローブ針29の配列の向き及び位置を調べるために、特定のプローブ針29例えばX方向の両端のプローブ針29及びY方向の両端のプローブ針29を撮像し、また定期的に各プローブ針29の状態を観察するために、全てのプローブ針29を順次撮像するといった役割を持っている。
また、固定板41aの上には、マイクロカメラ41に隣接して、プローブ針29の配列を広い領域で撮るための低倍率のカメラであるマクロカメラ42が固定されている。更に固定板41aには、マイクロカメラ41の合焦面に対して光軸と交差する方向に進退機構43により進退できるように、ターゲット44が設けられている。このターゲット44は、マイクロカメラ41及び後述のマイクロカメラ45により画像認識できるように構成されており、例えば透明なガラス板に、位置合わせ用の被写体である円形の金属膜例えば直径140ミクロンの金属膜が蒸着されている。図7(a)、(b)は、それぞれウエハチャック4Aとマイクロカメラ41及びマクロカメラ42との位置関係を概略的に示す平面図及び側面図である。尚、この図7においては、既述のターゲット44や進退機構43の図示を省略している。
ウエハチャック4Aとプローブカード6Aとの間の領域における筐体22の内壁面のX方向の両側(手前側と奥側)には、Y方向に沿ってガイドレール47が設けられている。
このガイドレール47に沿って、図8に示すように、撮像ユニットであるアライメントブリッジ5Aが後述の標準位置及び撮像位置の間においてY方向に移動自在に設けられている。
アライメントブリッジ5Aには、基板撮像用の第2の撮像手段をなす視野が下向きのマイクロカメラ45が例えばX方向に沿って、一列に等間隔に複数例えば3個設けられている。3個のマイクロカメラ45のうち中央のマイクロカメラ45は、X方向におけるウエハチャック4Aの移動範囲の中央に位置し、両端のマイクロカメラ45は、ウエハチャック4Aの中心とウエハWの最外の被検査チップとの距離と同じかそれよりも短い距離例えばウエハWの直径の1/3の距離だけ中央のマイクロカメラ45から離れている。また、マイクロカメラ45は、ウエハWの表面を拡大して撮像できるように、CCDカメラを含む高倍率のカメラとして構成されている。このマイクロカメラ45の側方におけるアライメントブリッジ5Aには、ウエハWを広い視野で確認するための低倍率カメラ46が設けられている。尚、低倍率カメラ46については、図2以外では図示を省略する。
上記のアライメントブリッジ5Aの停止位置である標準位置は、ウエハチャック4Aとウエハ搬送機構3との間でウエハWの受け渡しを行う時、ウエハWがプローブカード6Aにコンタクトしている時及び前記第1の撮像手段(マイクロカメラ41)によりプローブ針29の撮像を行っている時に、ウエハチャック4Aやウエハ搬送機構3にアライメントブリッジ5Aが干渉しないように退避する位置である。また、前記撮像位置は、アライメントブリッジ5Aのマイクロカメラ45及び低倍率カメラ46によりウエハWの表面を撮像する時の位置である。このマイクロカメラ45及び低倍率カメラ46によるウエハWの表面の撮像は、撮像位置にアライメントブリッジ5Aを固定して、ウエハチャック4Aを移動させることにより行われる。
そして、この撮像位置は、図9の下側にも示すように、プローブカード6Aの中心位置よりもY軸方向の奥側(プローブ装置本体2の中心側)に偏移している。この理由は、以下の通りである。
既述のように、マイクロカメラ41がウエハチャック4Aの側面(Y軸方向手前側)に設けられており、このマイクロカメラ41によりプローブ針29を撮像する時には、図9の中段にも示すように、ウエハチャック4AのY軸方向における移動ストロークD2(ウエハチャック4Aの中心位置O1の移動範囲)がプローブカード6Aの中心位置O2からY軸方向の奥側にずれている。一方、図9の上段に示すように、コンタクト時(ウエハWとプローブ針29とを接触させる時)におけるウエハチャック4Aの移動ストロークD1は、例えばプローブカード6Aの下面にウエハWとプローブ針29とを一括して接触させるために、多数のプローブ針29が形成されているので、非常に短い距離となっている。
そのために、アライメントブリッジ5Aの撮像位置をプローブカード6Aの中心位置O2と合わせると、マイクロカメラ45によりウエハWの表面を撮像するときのウエハチャック4Aの移動ストロークD3が前述の移動ストロークD1の右側に飛び出してしまう。
そこで、アライメントブリッジ5Aの撮像位置をY軸方向の手前側に偏移させ、移動ストロークD2、D3が重なるようにして、ウエハチャック4Aの移動ストロークD1〜D3を含む領域である可動ストローク(移動可能な範囲)D4が短くなるように、つまりプローブ装置本体2のY軸方向の長さが短くなるようにしている。尚、移動ストロークD2、D3が同じ範囲でなくとも、アライメントブリッジ5Aの撮像位置がプローブカード6Aの中心位置O2よりもY軸方向の奥側にずれていれば良い。
ここで、プローブカード6Aを交換するための機構及びポゴピンユニット28の周辺部分について、図10〜図12を参照しながら説明する。
ヘッドプレート201には、ウエハWの検査を行うための検査位置(ポゴピンユニット28の真下位置)と、筐体22の外部(仕切り壁20とは反対側の側方部)における交換位置と、の間でプローブカード6Aを案内するための一対のガイドレール80がY方向に伸びるように設けられている。このガイドレール80には、トレイ82の端部が嵌合されており、このトレイ82は、トレイ82上に固定されたカードホルダ81と共にガイドレール80に沿ってY方向に移動可能に構成されている。また、このカードホルダ81には、プローブカード6Aがクランプされていて、例えばトレイ82に対してプローブカード6Aとカードホルダ81とを所定の向きに回転させることにより、プローブカード6Aとカードホルダ81とを一体的に着脱できるように、トレイ82は図示しない着脱機構などを備えている。
一方、ポゴピンユニット28は、ヘッドプレート201の開口部に設けられた昇降部83により、図10に示すプローブカード6Aに接触する位置と、図11に示す上方位置と、の間で昇降できるように構成されている。従って、プローブカード6Aの交換時には、ポゴピンユニット28を上昇させた後、図12に示すように、トレイ82を交換位置まで引き出し、プローブカード6Aあるいはプローブカード6Aとカードホルダ81とを所定の向きに回転させて、プローブカード6Aを取り外す。そして、新たなプローブカード6Aをトレイ82に載せて、所定の向きに位置設定し、取り外し時と逆の経路でトレイ82を介してガイドレール80上を検査位置まで案内し、ポゴピンユニット28を下降させる。
尚、プローブカード6A交換時におけるカードホルダ81の移動領域と、アライメントブリッジ5Aの移動領域と、はそれぞれが干渉しないように上下に分かれており、プローブカード6A交換時には、アライメントブリッジ5Aは例えば図2に示す実線位置に設定される。このように、アライメントブリッジ5Aとプローブカード6Aとが干渉しないので、アライメントブリッジ5Aの位置にかかわらずプローブカード6Aの交換を行うことができる。またヘッドプレート201とプローブカード6Aとの交換機構(ガイドレール80等)が一体化しているので、ヘッドプレート201を開けてメンテナンスを行うことができる。尚、第2の検査部21Bにおいても、同様にプローブカード6Bの交換機構が設けられている。
また、このようなプローブカード6Aの交換方法の他にも、例えば図13に示すように、検査位置と交換位置との間で水平方向にスイング可能な搬送台90aを備え、かつ昇降可能な交換部材90により、検査位置に位置するプローブカード6Aを下降させ、その後この交換部材90を筐体22の外側にスイングさせてプローブカード6Aを交換位置に取出すことにより、プローブカード6Aの交換を行うようにしても良い。しかしながら、この場合には、ヘッドプレート201を開け、更に交換部材90を外へ退避させないとメンテナンスを行いにくいことから、図10〜図12の交換機構を用いる方が有利である。
また、図2に示すように、プローブ装置には、例えばコンピュータからなる制御部15が設けられており、この制御部15は、プログラム、メモリ、CPUからなるデータ処理部などを備えている。このプログラムは、キャリアCがロードポート11(12)に搬入された後、ウエハWに対して検査が行われ、その後ウエハWがキャリアCに戻されてキャリアCが搬出されるまでの一連の各部の動作を制御するようにステップ群が組まれている。このプログラム(処理パラメータの入力操作や表示に関するプログラムも含む)は、例えばフレキシブルディスク、コンパクトディスク、MO(光磁気ディスク)、ハードディスクなどの記憶媒体16に格納されて制御部15にインストールされる。
次に、上記プローブ装置の作用について、以下に説明する。先ず、クリーンルーム内の自動搬送車(AGV)により、ロードポート11(12)におけるプローブ装置本体2とは反対側から当該ロードポート11にキャリアCが搬入される。この時キャリアCの受け渡し口はプローブ装置本体2に向いているが、載置台13(14)が回転してシャッターSと対向する。その後載置台13が前進してキャリアCがシャッターS側に押しつけられ、キャリアCの蓋とシャッターSとが取り外される。
次いで、キャリアC内からウエハWが取り出されて、検査部21A(21B)に搬送されるが、これ以降の作用説明については、既に2枚のウエハW1、W2が各々第1の検査部21A及び第2の検査部21Bにて検査されており、この状態において後続のウエハW3及びウエハW4がキャリアCから取出され、一連の工程が行われる様子について説明する。
先ず図14に示すように、中段アーム32が第2のキャリアC2内に進入し、ウエハW3を受け取ってプリアライメントを行う位置まで後退する。次いで、チャック部36が上昇してウエハW3を上昇させると共に、回転して光センサ37の検出結果に基づいて、第1、第2の検査部21A、21Bのうち、このウエハW3が搬入される検査部21A(21B)に対応したノッチの向きとなるように、ウエハWの向きが調整され、また偏心についても検出されて、プリアライメントが行われる。次いで、同様に下段アーム33が第2のキャリアC2内に進入して、図15に示すように、ウエハW4を受け取り、このウエハW4が搬入される検査部21A(21B)に対応したノッチの向きとなるように、ウエハW4の向きの調整と偏心の検出とを行う。そして、ウエハW3、W4とウエハW1、W2との交換を行うために、ウエハ搬送機構3が下降する。
次に、第1の検査部21A内のウエハW1とウエハ搬送機構3上のウエハW3との交換を行う。ウエハW1の検査が終了している場合には、ウエハチャック4Aが図16に示すように、仕切り壁20に寄った受け渡し位置に移動する。そして、ウエハチャック4Aのバキュームチャックが解除されて、ウエハチャック4A内のリフトピンが上昇し、ウエハW1を上昇させる。次いで、空の上段アーム31がウエハチャック4A上に進入し、リフトピンが下降することでウエハW1を受け取り、後退する。また、ウエハ搬送機構3が僅かに上昇し、中段アーム32がウエハチャック4A上に進入し、先のプリアライメントによりウエハW3の中心位置がずれていたと判断された場合には、ウエハW3の偏心を修正するように、図示しない前記リフトピンと中段アーム32との協働作用により、ウエハチャック4A上にウエハW3を載置する。
そして、図17に示すように、第1の検査部21AにウエハW3を引き渡して空になった中段アーム32を第2の検査部21Bに進入させて、ウエハチャック4Bから同様にして検査済みのウエハW2を受け取り、後退させた後、下段アーム33をウエハチャック4B上に進入させて、検査前のウエハW4を下段アーム33からウエハチャック4Bに引き渡す。
その後、ウエハ搬送機構3が上昇し、ウエハW1とウエハW2とを例えば第1のキャリアC1に戻し、また次のウエハW(ウエハW5、W6)についても同様にして2枚ずつキャリアCから取出して、同様に処理が行われる。
一方、第1の検査部21Aにおいては、ウエハチャック4AにウエハW3が引き渡された後、ウエハチャック4Aに設けられたマイクロカメラ41により、プローブカード6Aのプローブ針29の撮像を行う。具体的には例えばX方向に最も離れている両端のプローブ針29及びY方向に最も離れている両端のプローブ針29を撮像してプローブカード6Aの中心とプローブ針29の並びの方向とを把握する。この場合、ウエハチャック4Aに設けられたマクロカメラ42により、目標位置近傍のエリアを見つけ出し、その後マイクロカメラ41により目標のプローブ針29の針先位置を検出する。尚、このときアライメントブリッジ5Aは、図8に示す標準位置に退避している。
次に、アライメントブリッジ5AをウエハW3の撮像位置まで移動させ(図8参照)ると共に、ターゲット44(図6参照)をウエハチャック4A側のマイクロカメラ41とアライメントブリッジ5A側のマイクロカメラ45との間の領域に突出させ、両カメラ41、45の焦点及び光軸をターゲット44のターゲットマークに一致するようにウエハチャック4Aの位置を合わせ、いわゆる両カメラ41、45の原点出しを行う。
続いてターゲット44を退避させた後、ウエハチャック4Aをアライメントブリッジ5Aの下方側に位置させ、ウエハW3上に形成された複数の特定点がアライメントブリッジ5Aの3つのマイクロカメラ45のいずれかにより撮像できるようにウエハチャック4Aを移動させる。なおこの場合においても、マクロカメラ46の撮像結果によりウエハチャック4AをウエハW上の目標領域付近まで誘導する。この例では既述のように3つのマイクロカメラ45の互いの間隔がウエハW3の直径の1/3に設定されているので、これらマイクロカメラ45により仮にウエハWの全面を順次撮像したとしても、X方向へのウエハW3の移動距離(Xステージ25を移動させるために必要なボールネジの駆動量)は、図18に示すように、一端側のマイクロカメラ45とウエハW3の一端(同図中の周縁の向かって左端)とが重なる位置と他端側のマイクロカメラ45とウエハW3の他端側とが重なる位置との間で、ウエハチャック4Aの中心部が移動する距離L1となり、ウエハW3の直径に比べて概ね1/3の距離で済む。このためウエハW3上の特定点がウエハW3の周縁部に位置していても、ウエハチャック4AのX方向の移動距離は小さくなる。
こうして各撮像を行ったウエハチャック4Aの位置及び前記原点出しを行ったときのウエハチャック4Aの位置から、制御部15側ではウエハW3上の各電極パッドとプローブカード6Aの各プローブ針29とがコンタクトするウエハチャック4Aの座標が計算できることになる。そして計算されたコンタクト座標位置にウエハチャック4Aを移動させ、ウエハW3上の各電極パッドとプローブカード6Aの各プローブ針29とを一括コンタクトさせる。そして図示しないテストヘッドからポゴピンユニット28及びプローブカード6Aを介してウエハW3上の各ICチップの電極パッドに所定の電気的信号を送り、これにより各ICチップの電気的特性の検査を行う。その後、既述のウエハW1と同様に、ウエハチャック4Bを受け渡し位置に移動させ、ウエハ搬送機構3によりウエハチャック4BからウエハW3を搬出する。なお第2の検査部21Bに搬入されたウエハW4についても同様にして検査が行われる。
上述の実施の形態によれば、互いに向き合うように2個のキャリアCを夫々載置するための第1及び第2のロードポート11、12と、これらロードポート11、12の中間位置に回転中心を有するウエハ搬送機構3と、これらロードポート11、12の並びに沿って配置されかつ互いに対称な、即ちウエハWの受け渡し時のウエハチャック4A、4Bの位置、ウエハW撮像時のウエハチャック4A、4Bの移動領域及びプローブカード6A、6Bの位置が前記水平ラインHL(図2参照)に対して対称な第1及び第2の検査部21A、21Bと、を設け、そして前記キャリアCと検査部21A(または21B)のウエハチャック4A(または4B)との間でウエハ搬送機構3によりウエハWの受け渡しを直接行うように構成している。このため、装置の小型化を図ることができ、また第1及び第2の検査部21A及び21BにてウエハWの検査を並行して行うことができると共に、キャリアCとウエハチャック4A、4Bとの間で直接搬送を行っていることから、基板の検査効率、搬送効率が高く、このため高スループット化を図ることができる。
そして、ウエハ搬送機構3は3枚のアーム31〜33を備え、これらアーム31〜33を利用してキャリアCから2枚のウエハWを取り出し、第1及び第2の検査部21A及び21Bに順次ウエハWを引き渡すと共に検査済みのウエハWを受け取るようにしているので、搬送効率が高い。更にウエハ搬送機構3にプリアライメントを行うためのチャック部36などのプリアライメント機構39を組み合わせて設けているので、ウエハ搬送機構3がウエハWを取り出した後、プリアライメント機構39が設けられている場所まで移動しなくてよいため、この点からもウエハWの搬送効率が高く、またプリアライメント機構39の設置スペースを別途設けなくて済む利点もある。
また、アライメントブリッジ5A(5B)にX方向に沿って3つのマイクロカメラ45を例えばウエハWの直径の1/3の間隔で配列しているため、既述のようにこれらカメラ45によるウエハWの表面の撮像時において、ウエハチャック4A(4B)の移動領域が少なくて済む。
ところで、上記の一括コンタクトを行う場合に対して、例えば多数回コンタクトを行う場合には、図19に示すように、コンタクト時におけるウエハチャック4Aの移動ストロークD1’の中心位置は、プローブカード50の中心位置O2とほぼ合致させていた。また、アライメントブリッジ5Aの撮像位置をこの移動ストロークD1’の中心位置(プローブカード6Aの中心位置O2)に合わせていたので、ウエハW撮像時の移動ストロークD3’は、コンタクト時の移動ストロークD1’と同じ範囲となっていた。この時には、プローブ針29の配列領域が狭いので、このプローブ針29を撮像するために必要なウエハチャック4Aの移動ストロークD2’がかなり短いことから、これらの移動ストロークD1’〜D3’を含むウエハチャック4Aの可動ストロークD4’は、既述のプローブカード6Aを用いた時の可動ストロークD4とほぼ同程度となっており、その長さが最小限に抑えられていた。
しかし、この状態(コンタクト時の移動ストロークD1’とウエハW撮像時の移動ストロークD3’とにおける中心位置を合わせた状態)で、ウエハWの全面に対応する領域に形成されたプローブ針29を撮像しようとすると、プローブ針29を撮像するときの移動ストロークD2を含むように、ウエハチャック4Aの可動ストロークD4’を広くする必要があり、結果としてプローブ装置本体2が大きくなってしまう。そこで、この実施の形態では、上述したように、プローブ装置本体2を一括コンタクトのプローブカード6Aに特化するように、プローブ針29撮像時の移動ストロークD2とウエハW撮像時の移動ストロークD3とにおけるウエハチャック4Aの中心位置を合わせるようにしており、これによってウエハチャック4Aの可動ストロークD4を短くすることができ、プローブ装置本体2を小さくすることができる。
[第1の実施の形態の応用例]
次に、上述した第1の実施の形態の応用例を、図20〜図23に示しておく。
図20の例では、第1の実施の形態に係るプローブ装置本体2を、ローダ部1の両側(X軸方向)に並べている。ウエハ搬送機構3のアーム20の枚数は3枚でも良いが、この場合4つの検査部に対してウエハ搬送機構3が共通になるため、5枚(4+1)のアームをウエハ搬送機構3に持たせ、4枚のウエハWをウエハ搬送機構3により取出して順次4つの検査部に搬入するようにしても良い。更に図21の例では、第1の実施の形態におけるプローブ装置本体2とローダ部1とを2組設けて、各々のプローブ装置本体2側が隣接するように並べている。
更にまた図22の例では、第1の実施の形態に係るプローブ装置300を、プローブ装置本体2側が互いに対向するように、X方向に間隔をおいて2台並べると共に、この2台の組をY方向に間隔をおいて並べている。このプローブ装置300、300間の空間は、例えばクリーンルーム内において、キャリアCを搬送するための図示しない搬送手段の移動や、あるいはプローブカード6A、6Bの交換のためのスペースとして利用される。
また、図23の例では、ウエハチャック4A、4Bの温度調整を行う場合に、X方向に並ぶ2台のプローブ装置300の間に、その離間領域の中心に対して点対称に各々のチラーなどの温調器60、60を設置して、この温調器60とプローブ装置300とを温調媒体路61により接続している。このようなレイアウトを用いれば、クリーンルーム内におけるプローブ装置300の設置スペースが抑えられる。
[第2の実施の形態]
この実施の形態は、図24に示すように、検査部21の向きを90度変えて、アライメントブリッジ5A、5Bの移動方向が既述の移動方向に対して直角となるようにプローブ装置本体2をローダ部1に接続した構成であり、それ以外の構成は第1の実施の形態と同様である。従って、この場合においても、第1の検査部21A及び第2の検査部21Bは、前記水平ラインHLに対して対象に構成されている。また、このプローブ装置では、既述の図13に示すスイング方式によりプローブカード6Aの交換を行うようにしており、この場合既述のようにプローブカード6Aの交換部材90とアライメントブリッジ5Aとが干渉するため、プローブカード6Aの交換時には、例えば図25に示すように、アライメントブリッジ5Aをローダ部1側に寄せた退避位置に退避させるようにしている。200はプローブカード6Aの交換エリアである。尚、図26に示すように、このような構成のプローブ装置においても、既述の図20と同様に、プローブ装置本体2をローダ部1の両側(X軸方向)に並べるようにしても良い。この場合においても、同様にアーム20の枚数を5枚に増やしても良い。
また、上述の実施の形態において、図27(a)、(b)に示すようにプローブ装置本体2の側面の2つの搬送口22aを独立して開閉するシャッター120を設けてもよい。
具体的には搬送口22aは、ローダ室1側にてその周囲が樹脂製のシール体123により囲まれており、シャッター120は、昇降軸122を介して昇降機構121により搬送口22aを開閉するように構成されている。このような例においては、ウエハWを搬送する以外は搬送口22aをシール体123を介して閉じるようにすれば、検査部21A、21B同士の間あるいは検査部21A、21Bとローダ室1との間における雰囲気(環境)の相互の影響を小さく抑えることができる。このため、検査部21A、21B内において、例えば一方の検査部21A(21B)においてウエハWの検査を行っている時に、他方の検査部21B(21A)においてメンテナンス例えばプローブカード6の交換を行う場合でも、検査を行っている雰囲気がメンテナンスを行っている雰囲気の影響を受けない。また、検査部21A、21B内のそれぞれの温度や湿度などの環境を変える場合であっても、その環境を維持し、また相互の環境の影響を抑えた状態でウエハWの検査を行うことができる。
[その他の変形例]
以上の例では、既述の図7に示すように、ウエハチャック4Aにマイクロカメラ41とマクロカメラ42とをそれぞれ一台ずつ設けたが、例えば図28に示すように、マイクロカメラ41とマクロカメラ42との組を両側(X軸方向)に挟むように、更にマイクロカメラ70を複数台例えば2台設置するようにしても良い。これらマイクロカメラ70は、前記マイクロカメラ41と同様に、プローブ針29の針先を確認するためのものである。
このような構成においては、プローブ針29を撮像する時にウエハチャック4AがX軸方向に移動する領域を狭くすることができ、その結果プローブ装置本体2の大きさを小さくすることができる。図29及び図30は、各々マイクロカメラ41を1個設けた場合と、図28のように3個設けた場合と、において、プローブカード6A(6B)のX方向の両端のプローブ針29、29を撮像するときのウエハチャック4A(4B)の中心の移動ストロークD10、D20を示している。後者の場合の移動ストロークD20は、前者の場合の移動ストロークD10よりも大幅に短くなっていることが分かる。尚、図28では、ターゲット44や進退機構43の図示を省略している。
また、各々のカメラ(マイクロカメラ41とマイクロカメラ70)が撮像するプローブ針29の領域を分けているので、複数のプローブ針29を撮像する時のウエハチャック4Aの移動量を少なくすることができる。
また、図31に示すように、ウエハチャック4A上のウエハWの載置領域を挟んでマイクロカメラ41とマクロカメラ42とからなる第1の撮像ユニット210に対して、ウエハチャック4A(4B)の中心について点対称となるように、この第1の撮像ユニット210と同じ構成の第2の撮像ユニット211を配置するようにしても良い。この例においては、第1の撮像ユニット210のマイクロカメラ41と第2の撮像ユニット211のマイクロカメラ41とがX軸方向に離れて配置されるので、ウエハチャック4A(4B)のX方向の移動ストロークが小さくなると共に、両マイクロカメラ41、41はY方向にはウエハチャック4A(4B)の直径分離れているので、ウエハチャック4A(4B)のY方向の移動ストロークは、第1の撮像ユニット210が1個の場合に比べて概ね半分になり、プローブ装置本体2の大きさを小さくすることができる。尚、図31(b)では、配置関係を明確にするために、双方(紙面奥側及び手前側)の第1の撮像ユニット210と第2の撮像ユニット211とを実線で示している。
また、この2台のマイクロカメラ41とマクロカメラ42とを両側(X軸側)に挟むように、それぞれ2台の図28に示すマイクロカメラ70を設けるようにしても良い。
既述のプローブカード6Aとしては、一括コンタクトを行う場合だけでなく、例えばウエハWの直径により2分割した領域の電極パッド群の配置に対応するようにプローブ針29を設けて、2回に分けてウエハWとプローブ針29とのコンタクトを行う場合や、あるいはウエハWを周方向に4分割した領域の電極パッド群の配置に対応するようにプローブ針29を設けて、この4分割された領域に順次ウエハWをコンタクトさせる場合などであっても良い。このような場合には、ウエハチャック4Aを回転させることで、プローブ針29とウエハWとのコンタクトが行われる。本発明のプローブ装置においては、1回〜4回のコンタクトによりウエハWの検査が終了する構成に適用することが好ましい。
また、上記の例においては、マイクロカメラ45を3個としたが、2個あるいは4個でも良く、その場合には、例えばマイクロカメラ45の個数がn個であれば、互いの間隔をウエハWの直径の1/nとすることが好ましい。
上記の各例においては、アーム30の枚数を3枚として、同時に2枚あるいは3枚のウエハWの搬送を行うことにより、ウエハWの搬送に要する時間を短縮しているが、アーム30の枚数が3枚よりも少ない場合例えば1枚であっても、各検査部21に搬入する向きに応じて、プリアライメント機構39によりウエハWの向きの調整と偏心の修正とを行うようにしても良い。
尚、プローブ装置本体2における各ウエハWの処理(ファインアライメントや電気的特性の評価試験)が設定時間通りに終わる場合には、上記のように、各ウエハWについて順次処理されていくが、例えば搬送予定の第1の検査部21Aあるいは第2の検査部21BにおけるウエハWの処理が例えばトラブル等により長引いてしまい、次にその搬送予定の第1の検査部21Aあるいは第2の検査部21Bで処理を行う予定のウエハWを搬送できない時などには、既述のようにウエハ搬送機構3にプリアライメント機構39が設けられているので、例えば以下のように搬送先を変更して、処理を滞らせずに続けるようにしても良い。
そのような状況としては、具体的には例えば第1の検査部21Aにおいて処理するために、ウエハ搬送機構3が下位置において未処理のウエハWを保持しているが、第1の検査部21A内におけるウエハWの処理が終わっておらず、一方で第2の検査部21B内におけるウエハWの処理が終わっている場合などが挙げられる。
ウエハ搬送機構3に保持されたウエハWは、既述のように、例えば第1のキャリアC1から搬出されてウエハ搬送機構3が下降している時には、予定の搬送先(第1の検査部21A)に応じて、ウエハWの向きが既に調整されている。そこで、前述のように、ウエハWの搬送先を変更する場合は、その変更先(第2の検査部21B)に応じた向きとなるように、キャリアCから取出した時と同様に、ウエハWの向きを変更し、変更先の第2の検査部21BにウエハWを搬入する。このように、実際のウエハWの処理に要する時間に応じて随時搬送先を変更することで、プローブ装置本体2が処理をせずに待機しているだけの無駄な時間を省くことができる。
次に、ポゴピンユニット28の上方に位置するテスタ100のヒンジ機構の一例について説明する。図32は、プローブ装置本体2上においてテスタ100が設置されている状態を示す平面図である。各テスタ100の側面には、L字型の回動用プレート101が接続されている。これら回動用プレート101におけるテスタ100から伸び出している部分の間には、モータ102により水平軸回りに回動する駆動部材103が設けられている。また、各々のプレート101には、駆動部材103と連結可能で図示しない駆動部によりY方向に進退可能な連結部材104が設けられている。この連結部材104の一方を駆動部材103に対して前進させて駆動部材103と連結し、また他方の連結部材104を後退させて連結解除状態とすることによって、共通の駆動部である1基のモータ102により、一方のテスタ100及び他方のテスタ100がポゴピンユニット28に接触する位置と、ポゴピンユニット28と離れる位置と、の間で開閉できることになる。
ここでウエハ搬送機構3のウエハ搬送の一例について図33、図34に示す。これらの図は、キャリアC1(C2)からウエハを順次取り出して検査部21A、21Bに搬入し、検査を行ってキャリアC1(C2)に戻される一連の流れを示している。縦方向は時間の流れを示しており、左端の欄は処理の状態を示している。左端の欄における「LotStart」は、キャリアからのウエハの搬出、検査を含む一連の流れの開始を示し、「Waf.1Start」はWaf.1がテスタにより検査されていることを示し、「Waf.1End」はWaf.1のテスタの検査終了を示している。左から2番目の欄及び右端の欄は、夫々Stage1、2、即ちウエハチャック4A、4Bの状態を示しており、「Waf.1」はWaf.1が該当するウエハチャックに載置されていることを示し、「Alignment」はウエハW及びプローブ針29を撮像してコンタクト位置の計算をするまでの状態を示し、「Test」はウエハが検査されている状態を示している。なお「Waf.1」などの番号は、キャリアC1(C2)内のウエハについて取り出しの順番に付した便宜上の番号である。
また左から3欄目、4欄目及び5欄目は夫々UpperArm(上段アーム31)、MiddleArm(中段アーム32)及びLowerArm(下段アーム33)の状態を示しており、これらの欄において「Waf.1」はWaf.1を保持している状態、Carrierは、保持しているウエハをキャリアC1(C2)内に受け渡したことを示している。
従って各行はある時間帯におけるウエハチャック4A、4Bの状態、各アーム31〜33の保持の状態、即ちシーケンスプログラムにおけるスケジュールの各ステップを示しており、結局図33は、装置のフローを示していることになる。時間を追って説明すると、先ず制御部15(図2参照)から「LotStart」の指示がなされ、ウエハ搬送機構3の上段アーム31及び中段アーム32により夫々Waf.2及びWaf.1が例えばキャリアC1から取り出される。次いでWaf.1はステージ1に受け渡され、アライメントが行われる一方、Waf.2はステージ2に受け渡される。
次いでWaf.1については検査が行われると共にWaf.2についてはアライメントが行われるが、このとき3枚のアーム31〜33は空になっているので、キャリアC1に次のWaf.3及びWaf.4を取りにいく。この結果上段アーム31にはWaf.4が、中段アーム32にはWaf.3が保持されることになる。そしてWaf.2について検査が開始され、その後、先に検査が開始されたWaf.1の検査が終了する。このとき下段アーム33は空の状態であるから、この下段アーム33によりステージ1にWaf.1を取りに行き、当該ステージ1に対して中段アーム32上のWaf.3を受け渡す。
続いてこのWaf.3に対してアライメントが行われる一方、下段アーム33上のWaf.1をキャリアC1に戻すと共に、空になった中段アーム32によりキャリアC1内に次のWaf.5を取りに行く。そしてステージ1上のWaf.3の検査が開始され、更にステージ2上のWaf.2の検査が終了する。そこで空になっている下段アーム33により当該Waf.2を受け取り、上段アーム31に保持されていたWaf.4をステージ2に受け渡す。このWaf.4についてはアライメントが開始される一方、下段アーム33上のWaf.2をキャリアC1に戻すと共に、空になった上段アーム31によりキャリアC1内に次のWaf.6を取りに行く。そしてWaf.4について検査が開始される。ここまでがWaf.4スタートまでの説明である。以後同様にしてウエハの搬送、検査が行われることになる。
以上から分かるようにこの例においては、3枚アーム31〜33について、上段アーム31及び中段アーム32によりキャリアC1からステージ1、2までのウエハの搬送を行い、下段アーム33によりステージ1、2からキャリアC1までの検査済みウエハの搬送を行っている。
次に図33の下部における枠内のステップは、ステージ1にトラブルが発生し、オペレータの対応により解除した状態を示している。「Stage1Assist発生」及び「Stage1Assist解除」は、夫々このトラブル発生及び解除に相当する。当該枠内のステップは、その前のWaf.10Startから続くステップである。更に図34は、図33から続くステップであり、これらステップ群が長いことから図面を2つに分割している。そして図34における「Stage1Error発生」(切り離し)とは、ステージ1にオペレータでは対応ができないトラブルが発生し、当該ステージ1をシステムの運用から切り離した状態を示している。なおイニシャルスタート、エンドは、このシーケンス表の場合、Stage1でエラーが発生し、その解除のためイニシャルを行う。(イニシャルはオペレータがスイッチにて行い、処理としては、内部データの初期化、ステージ関係の初期化を行う。)このイニシャルの開始をイニシャルスタート、終了をイニシャルエンドとしている。また「If Waf.9 Tested」及び「If Waf.9 Untested」とは、夫々Waf.9が検査された場合及び検査されない場合を示している。 更に図34の「Stage1/2同時Cleaning」とは、ステージ1、2を連続してクリーニングすることであり、またクリーニングとは専用のウエハNPWを用いてプローブ針の針先を研磨(Polish)することである。
また図35及び図36は、図33、図34のシーケンスを実施する装置例えば第1の実施の形態の装置において、ウエハ搬送機構3のアームの数を2枚とした場合のシーケンスである。これらのシーケンスから分かるように、検査部21(21B)にトラブルがあった場合例えばステージ1または2にトラブルがあってウエハをそのステージに搬入できなくなり、その後そのステージのトラブルが解消した場合、あるいは検査部21(21B)におけるプローブ針のクリーニングを行う場合などがあると、ウエハ搬送機構3のアームの数が2枚であるよりも3枚である方がスループットが高いことが分かる。
ここで図2に示した制御部15の構成の一例を図37に示す。151はCPU、152はプローブ装置の一連の動作を行うためのプログラム、153は検査部21A(21B)で行われる検査のレシピを格納するレシピ格納部、154はプローブ装置のパラメータや運転モードの設定、あるいは運転に関する各操作を行うため操作部、155はバスである。操作部154は、例えばタッチパネルなどの画面により構成されており、その操作画面の一部の一例を図38に示す。
図38中、160はウエハ取り出し機能の一つである連続ロット機能を設定するためのソフトスイッチである。このスイッチ160をオンにすると次のような運用がなされる。
即ち、一のロットに対応するキャリアC1内のウエハが順次取り出されて、最後の未検査ウエハが例えば中段アーム32により取り出されたとすると、この中段アーム32に前記未検査ウエハが載っている状態で次のロットに対応するキャリアC2内の先頭未検査ウエハが例えば上段アーム31により取り出される。便宜的な説明をすると、図33におけるWaf.9がキャリアC1内の最後のウエハだとすると、Waf.10がキャリアC2内の先頭未検査ウエハに相当する場合ということができる。
つまりウエハ搬送機構3の一のアームに前のロット(例えばキャリアC1)のウエハが載っているときに、そのウエハが検査部に搬入される前に次のロット(例えばキャリアC2)のウエハが他のアームにより取り出されるという運用が行われる。このような運用を行えば、互いに異なるロットを連続処理するときに高いスループットが得られる。
なおこの連続ロット機能が設定されていないときには、ウエハ搬送機構3のアーム上に前のロット(キャリア)のウエハが検査部に搬入された後、次のロット(キャリア)のウエハが取り出されることになる。
また161はウエハ取り出しモードの一つである連続搬入機能を設定するためのソフトスイッチである。このスイッチ161をオンにすると次のような運用がなされる。即ち、一のキャリア内のウエハがウエハチャック4A、4Bの一方に載置されているときに、他方のウエハチャックが空であると、他のキャリア内のウエハをその空のウエハチャックに搬入する運用を行う。例えば一のキャリアの最後の未検査ウエハが一方のウエハチャックにて検査が行われていても、他のキャリアの先頭の未検査ウエハが他方のウエハチャック上に搬入される運用が行われる。
162はキャリア振り分け機能を設定するためのソフトスイッチである。このスイッチ162をオンにすると、2つのロードポート12、13に対して検査部を割り当てる画面が表示され、その割り当てを行うことができる。例えばロードポート12上に置かれたキャリア内のウエハは第1の検査部21Aに搬送し、ロードポート13上に置かれたキャリア内のウエハは第2の検査部21Bに搬送するといった具合に振り分けを行うことができる。
163はロット振り分け機能を設定するためのソフトスイッチである。このスイッチ163をオンにすると、一つのロードポート12(13)に置かれたキャリアから空いているウエハチャックに順次ウエハが搬送される。この機能は例えばロードポート12、13の両方に適用するようにしてもよいし、別途の画面によりその機能を一方のロードポートのみに適用するようにしてもよい。
164は検査部におけるレシピを設定するためのソフトスイッチである。このスイッチ164をオンにすると、レシピ設定画面が表示されて、各検査部ごとにレシピを設定することができる。検査部21A、21Bにおいて共通のレシピを設定することもできるし、互いに異なるレシピを設定することもできる。レシピの設定例としては、例えばウエハチャックの温度の設定、ウエハ上の全てのチップを検査するのかそれとも一部のチップ例えば不良と判定されたチップのみを検査するのかという設定などを挙げることができる。
165は連続検査機能を設定するためのソフトスイッチである。このスイッチ165をオンにすると、詳細設定画面が表示され、検査部の順番が決められ、その順番に従ってウエハが2つの検査部21A(21B)の一方から他方に搬送される。例えばウエハは検査部21Aにて検査され、次いでキャリアに戻されることなく検査部21Bにて検査される。この場合、例えば検査部21Aでは全てのチップについて検査され、検査部21Bでは検査部21Aにて不良と判断されたチップについてのみ検査される例を挙げることができる。またこの場合例えば検査部21Bにて、不良チップにマーキングをするといった運用を行うこともできる。更にまた検査部21Aでは第1の温度で検査が行われ、検査部21Bでは第2の温度で検査が行われる場合もある。なおスイッチ165をオフにしているときには、ウエハは一方の検査部においてのみ検査されることになる。
166はウエハチャック代替機能を設定するためのソフトスイッチである。このスイッチ166をオンにすると、一方の検査部21A(21B)に不具合が発生したときには、他方の検査部21B(21A)により処理を代替する運用が行われる。
更に本発明では、2つの検査部21A、21Bに対して共通のテスタを用い、2つのウエハチャック4A、4Bにウエハを載せて、前記テスタにより同時に検査を行うようにしてもよい。この場合には例えばプローブ装置本体2とは別に共通のテスタを設置し、プローブカード6A、6Bの各々とテスタとをケーブルで接続する構成が採用される。
ここで図2、図3及び図5などに記載したアライメントブリッジ5A、5Bに搭載した第2の撮像手段について好ましい例を説明する。先の例では図18などに示すように高倍率カメラであるマイクロカメラ45が3個設けられているが、以下の例では2個のマイクロカメラを設けている。アライメントブリッジ5A、5Bは、同じ構成であることから一方のアライメントブリッジ5Aについて述べる。以下の説明では、便宜上、X方向(図2参照)を左右方向ということとする。
アライメントブリッジ5Aには、図39に示すように当該アライメントブリッジ5Aを左右に2等分する中心線300に対して対称にマイクロカメラ301、302と、マクロカメラ401、402とが設けられている。マイクロカメラ301、302は、図2で示せばマクロカメラ401、402よりも、第1の検査部21A及び第2の検査部21Bの境界である水平ラインHL側に位置している。またマイクロカメラ301、302と中心線300との距離lは例えば73mmであり、マクロカメラ401、402と中心線300との距離rは例えば45mmである。
このような構成とすれば、次のようにウエハチャック4Aの移動領域が狭くなる。ウエハWとプローブ針29との位置合わせを行うための作業の一つとして、マイクロカメラ301、302によりウエハWの左右両端部分のアライメントマークを観察したり、あるいは検査後にウエハW上の針跡を見る場合があり、そのためにマイクロカメラ301、302の直下にウエハWの左右両端部位を位置させることがある。図40はこのような操作を行うときのウエハチャック4Aの移動の様子を示したものである。今、図40(a)に示すようにアライメントブリッジ5Aの下方位置にて、アライメントブリッジ5Aの中心線300とウエハWの中心Cとが重なるようにウエハWが位置しているとする。ここからウエハWの向かって左側領域をマイクロカメラ301により撮像しようとすると、図40(b)に示すようにウエハWの向かって左端をマイクロカメラ301の真下に位置するようにウエハチャック4AをX方向に移動させることになる。このときの図40(a)からのウエハチャック4Aの移動量はM1となる。ここで300mmウエハWであればM1は77mmとなる。
図41にX方向のウエハWの全体の移動量を示す。図41に示すようにアライメントブリッジ5Aの中心線300にウエハWの中心Cが位置している状態を基準にして、この状態からウエハWが左側領域及び右側領域に移動する量は夫々M1である。この例では300mmウエハWを用いているため、M1は77mmであり、ウエハWの全体の移動量は154mmとなる。
図42は、アライメントブリッジ5Aに1個のマイクロカメラ301を取り付けた場合であり、この場合には先ずマイクロカメラ301の真下にウエハWの中心を位置させた後、ウエハチャック4AをX方向に移動させてウエハWの左右両端部位をマイクロカメラ301の真下に夫々位置させるので、図42に示すようにウエハWが左側領域及び右側領域に移動する量M2は、当該ウエハWの半径分に相当する。この例では300mmウエハWを用いているため、M2は150mmであり、ウエハWの全体の移動量は300mmとなる。
更にまたウエハW上の理想座標(ウエハの中心を原点とした各チップの電極パッドの座標)とウエハチャック4Aの駆動系における実座標(X、Y方向に所定量移動させるときのモータのエンコーダのパルス数)との関係を求めるために、ウエハW上の複数ポイントを撮像することが行われる。この場合、これら複数ポイントは、例えばウエハWの中心と、X方向及びY方向に夫々伸びるウエハWの直径を通るダイシングラインに沿ったチップの縁部に設けられた合計4個のアライメントマークとの合計5点であり、これら位置合わせ用の5点をマイクロカメラ301、302により分担して撮像することで、1個のマイクロカメラを用いる場合に比べてウエハWチャック4Aの移動量が少なくて済み、また移動に要する時間も短くなる。
次にマクロカメラ401、402の使用方法を図43〜図45に示しておく。図43は、ウエハWの4点E1〜E4を撮像して各々の座標位置を求め、これら4点のうちE1とE3との2点を結ぶ直線及びE2とE4との2点を結ぶ直線の交点を求める様子を示し、この交点がウエハWの中心点(中心座標)Cとなる。またE1、E3(E2、E4)を結ぶ直線の長さはウエハWの直径となる。例えば300mmウエハWといっても、実際にはウエハWの直径は300mmに対してわずかな誤差を含むことから、ウエハW上のチップのマップ(各電極パッドの座標)を正確に作成するためには、ウエハWの中心座標と直径とを把握しておく必要がある。またウエハ上の座標系(いわゆる理想座標系)における各チップの電極パッドの登録位置は、ウエハWの中心座標からの相対位置で記憶していることから、ウエハWの中心座標を求める必要がある。
図43に示すようにE2、E3は、予め定めた距離だけ離れており、ウエハWをY方向に移動させることによりこのE2、E3間の線分をY方向に移動させて当該線分とウエハWの周縁とが交わった点がE1、E4である。この例では、図44(a)、(b)に示すようにマクロカメラ401、402により順次ウエハWの図44中の下半分の左右を撮像し、E2、E3の位置を求める。次いでウエハWをY方向に移動させて図45(a)、(b)に示すようにマクロカメラ401、402により順次ウエハWの図45中の上半分の左右を撮像し、E1、E4の位置を求める。
一方、マクロカメラが1個であればウエハW上の4点の各点に対応する位置に順次チャックを移動させなければならないが、この例ではE1、E3(あるいはE2、E4)の2ポイントの組をマクロカメラ401、402を切り替えることでほぼ同時に確認でき、ウエハチャック4Aの移動はE1、E3の確認を行った後、1回のみY方向に移動させるだけでよい。従ってウエハWの周縁位置である4点の撮像を短時間で行えることができる。そして2個のマクロカメラ401、402を用いる場合には、前記中心線300に対して左右対称に設けることが好ましい。その理由は、マクロカメラ401、402によりウエハWの左右領域の撮像を夫々分担させる場合に、中心線300に対してウエハチャック4Aの移動領域が左右対称になり、マイクロカメラ301、302によりウエハWを撮像するときの移動領域と重ね合わせると、結果としてウエハチャック4Aの移動領域が非対称の場合に比べて狭くなる。なお、マクロカメラ401、402の配置は前記中心線300に対して非対称であってもよい。
またマイクロカメラ301、302は、光学系の光路上に変倍機構が設けられていて、変倍機構を制御することで高倍率カメラとして用いられるときの倍率よりも少し低い倍率の視野(ミドル視野)を得ることができる。なお高倍率カメラとして用いられるときの倍率とは、電極パッド上の針跡が確認できる程度の倍率であり、例えば電極パッド1個だけが視野内に収まる倍率である。検査後にオペレータが電極パッド上の針跡を確認するときにマクロカメラ401、402では針跡が見えず、またマイクロカメラ301、302では電極パッドを1個ずつの確認しかできず長い時間がかかるため、ミドル視野により複数の電極パッドを一度にみることができるようにして、針跡の有無を効率よく確認できるようにしている。なお既述のウエハW上の位置合わせ用の例えば5点を撮像するにあたっては、このミドル視野を利用してもよい。
以上のことから、マイクロカメラ及びマクロカメラの組を2組用いることにより、プローブ針29に対するウエハWの位置決めを行うときのウエハチャック4Aの移動量を1組の場合よりも少なくなり、スループットの向上が図れると共に装置の小型化を図れる。またウエハチャックの移動量が少ない装置仕様の場合、マイクロカメラ及びマクロカメラの組が1組ではウエハ全域を観察できないが、2組用いることで、そのような装置仕様にも適用できる。
本発明の第1の実施の形態におけるプローブ装置の一例の全体を示す概観斜視図である。 上記のプローブ装置の一例を示す概略平面図である。 上記のプローブ装置の一例を示す縦断面図である。 上記のプローブ装置におけるロードポートの一例を示す斜視図である。 上記のプローブ装置におけるウエハ搬送機構の一例を示す概略図である。 上記のプローブ装置における検査部の一例を示す斜視図である。 上記の検査部の一例を示す概略図である。 上記の検査部におけるアライメントブリッジの位置を示す平面図である。 上記の検査部におけるウエハチャックの移動ストロークの一例を示す概略図である。 上記の検査部におけるプローブカードの交換機構の一例を示すプローブカードの側面図である。 上記のプローブカードの交換機構の一例を示すプローブカードの側面図である。 上記のプローブカードの交換機構の一例を示すプローブカードの側面図である。 従来のプローブカードの交換機構の一例を示すプローブカードの側面図である。 上記のプローブ装置の作用の一例を示す平面図である。 上記のプローブ装置の作用の一例を示す平面図である。 上記のプローブ装置の作用の一例を示す平面図である。 上記のプローブ装置の作用の一例を示す平面図である。 第2の撮像手段によりウエハ上の特定点を撮像するときのウエハチャックの移動範囲を示す平面図である。 従来の多数回コンタクト用のプローブカードを用いたときのウエハチャックの移動ストロークを示す概略図である。 上記のプローブ装置の他の構成例を示す平面図である。 上記のプローブ装置の他の構成例を示す平面図である。 上記のプローブ装置のレイアウトの一例を示す平面図である。 上記のプローブ装置のレイアウトの一例を示す平面図である。 上記のプローブ装置の他の構成例を示す平面図である。 上記のプローブ装置の検査部におけるアライメントブリッジの位置を示す平面図である。 上記のプローブ装置の他の構成例を示す平面図である。 上記のプローブ装置におけるシャッターの一例を示す概略図である。 上記の検査部の他の例を示す概略図である。 上記の第1の実施の形態におけるマイクロカメラの移動ストロークを示す平面図である。 上記の他の構成例におけるマイクロカメラの移動ストロークを示す平面図である。 上記の検査部の他の例を示す概略図である。 上記のプローブ装置本体におけるプローブカードを交換する時の様子の一例を示す平面図である。 上記実施の形態で用いられるウエハ搬送機構によるウエハの搬送シーケンスを示す説明図である。 上記実施の形態で用いられるウエハ搬送機構によるウエハの搬送シーケンスを示す説明図である。 ウエハ搬送機構が2枚のアームを備えた場合おけるウエハの搬送シーケンスを示す説明図である。 ウエハ搬送機構が2枚のアームを備えた場合おけるウエハの搬送シーケンスを示す説明図である。 上記実施の形態で用いられる制御部の構成の一例を示す構成図である。 制御部で用いられる操作画面の一部の例を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係るアライメントブリッジの他の例を示す平面図である。 上記アライメントブリッジを用いた場合のウエハチャックの移動の様子を示す説明図である。 上記アライメントブリッジを用いた場合のX方向のウエハWの全体の移動量を示す説明図である。 アライメントブリッジに1個のマイクロカメラを取り付けた場合のX方向のウエハの全体の移動量を示す説明図である。 上記アライメントブリッジのマクロカメラの使用方法を示す説明図である。 上記アライメントブリッジのマクロカメラの使用方法を示す説明図である。 上記アライメントブリッジのマクロカメラの使用方法を示す説明図である。
符号の説明
1 ローダ部
2 プローブ装置本体
3 ウエハ搬送機構
4A、4B ウエハチャック
5A、5B アライメントブリッジ
6A、6B プローブカード
10 搬送室
11 第1のロードポート
12 第2のロードポート
21A、21B 検査部
29 プローブ針
30 アーム
31 上段アーム
32 中段アーム
33 下段アーム
36 チャック部
37、38 光センサ
41 マイクロカメラ
45 マイクロカメラ

Claims (17)

  1. 多数の被検査チップが配列された基板を水平方向及び鉛直方向に移動可能な基板載置台に載せ、プローブカードのプローブに前記被検査チップの電極パッドを接触させて被検査チップの検査を行うプローブ装置において、
    基板を搬入するためのローダ部と、このローダ部に隣接して設けられ、前記基板の被検査チップの検査を行うためのプローブ装置本体と、を備え、
    前記ローダ部は、複数の基板が収納されたキャリアが外部から搬入され、基板の受け渡し口が互いに離れて向き合うように2個の前記キャリアを各々載置するための第1のロードポート及び第2のロードポートと、これら第1のロードポート及び第2のロードポートの中間位置に回転中心を有し、鉛直軸回りに回転自在、進退自在及び昇降自在な基板搬送機構と、を備え、
    前記プローブ装置本体は、前記回転中心を通りかつ第1のロードポート及び第2のロードポートを結ぶラインと直交する水平ラインの両側に配置され、かつ第1のロードポート及び第2のロードポートの並びに沿って配列される第1の検査部及び第2の検査部からなり、
    これら検査部の各々は、基板載置台と、プローブカードと、前記基板載置台及びプローブカードの間の高さ位置にて水平方向に移動可能に設けられ、基板表面を撮像するための視野が下向きな基板撮像用の撮像手段を含む撮像ユニットと、を備え、
    前記基板搬送機構は、前記第1のロードポート及び第2のロードポートに夫々載置されたキャリアと前記基板載置台との間で基板の受け渡しを直接行うように構成され、
    前記第1の検査部及び第2の検査部は、基板撮像時における撮像ユニットの位置、基板受け渡し時における基板載置台の位置及びプローブカードの位置が前記水平ラインを介して対称であることを特徴とするプローブ装置。
  2. 前記基板撮像時における撮像ユニットの位置とプローブカードとが前記第1のロードポート及び第2のロードポートの並びに沿って配列され、
    基板受け渡し時における基板載置台の位置が前記基板撮像時における撮像ユニットの位置及びプローブカードよりも前記水平ライン側に寄っていることを特徴とする請求項1に記載のプローブ装置。
  3. 前記基板撮像時における撮像ユニットの位置とプローブカードとが前記第1のロードポート及び第2のロードポートの並びと直交して配列され、
    基板受け渡し時における基板載置台の位置が前記基板撮像時における撮像ユニットの位置及びプローブカードよりも前記水平ライン側に寄っていることを特徴とする請求項1に記載のプローブ装置。
  4. 前記基板搬送機構は、各々互いに独立して進退可能な3枚の基板保持部材を備え、前記キャリアから検査前の基板を2枚受け取り、これら2枚の基板を前記第1の検査部の基板載置台及び第2の検査部の基板載置台の一方及び他方に順次受け渡すことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記載のプローブ装置。
  5. 前記基板搬送機構は、前記キャリアから受け取った検査前の基板を保持して回転させる昇降自在な回転ステージと、この回転ステージにて回転される基板の周縁を検出する検出部と、を備え、前記回転ステージは、前記検出部による検出結果に基づいて基板の向きを予め設定した向きに合わせるように回転することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一つに記載のプローブ装置。
  6. 前記基板撮像用の撮像手段は、基板表面の広い領域を撮像する低倍率カメラと、基板表面の狭い領域を撮像するための、前記低倍率カメラよりも倍率の高い複数の高倍率カメラと、を含むことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一つに記載のプローブ装置。
  7. 前記高倍率カメラは、3個以上配列されていることを特徴とする請求項6に記載のプローブ装置。
  8. 前記高倍率カメラは、2個配列されていることを特徴とする請求項6に記載のプローブ装置。
  9. 前記低倍率カメラは2個配列されていることを特徴とする請求項8に記載のプローブ装置。
  10. 前記2個の低倍率カメラは、前記2個の高倍率カメラから等距離にある点を結んだ直線に対して対称になるように配置されていることを特徴とする請求項9に記載のプローブ装置。
  11. 前記基板の全ての被検査チップの電極パッドを前記プローブカードのプローブに一括して接触させるかまたは4分割して前記プローブに順次接触させるように構成されていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか一つに記載のプローブ装置。
  12. 前記基板載置台は、前記プローブを撮像するための視野が上向きのプローブ撮像用の撮像手段を備え、
    前記プローブ撮像用の撮像手段は、プローブカードの広い領域を撮像する低倍率カメラと、プローブカードの狭い領域を撮像するための、前記低倍率カメラよりも倍率の高い複数の高倍率カメラと、を含むことを特徴とする請求項1ないし11のいずれか一つに記載のプローブ装置。
  13. 前記基板載置台は、前記プローブを撮像するための視野が上向きのプローブ撮像用の撮像手段を備え、
    前記プローブ撮像用の撮像手段は、プローブカードの広い領域を撮像する低倍率カメラと、プローブカードの狭い領域を撮像するための、前記低倍率カメラよりも倍率の高い高倍率カメラと、を各々含む第1の撮像ユニット及び第2の撮像ユニットを備え、
    これら第1の撮像ユニット及び第2の撮像ユニットは、基板載置台の基板載置領域を挟んで対向していることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか一つに記載のプローブ装置。
  14. 前記基板載置台は、前記プローブを撮像するための視野が上向きのプローブ撮像用の撮像手段を備え、
    前記基板撮像用の撮像手段により基板を撮像するときにおける前記基板載置台の移動領域の中心位置は、前記プローブ撮像用の撮像手段により前記プローブを撮像するときにおける前記基板載置台の移動領域の中心位置と揃っているかまたはその中心位置の近傍領域に位置していることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか一つに記載のプローブ装置。
  15. 基板搬送機構の一のアームに前記2個のキャリアのうちの一方のキャリアから取り出された基板が載っているときに、その基板が検査部に搬入される前に他方のキャリアの基板が他のアームにより取り出される機能を選択する手段を備えていることを特徴とする請求項4記載のプローブ装置。
  16. 前記ローダ部における前記プローブ装置本体と反対側には、当該プローブ装置本体と同じ構成で且つ前記基板搬送機構の回転中心に対して対称に配置されたプローブ装置本体が接続されていることを特徴とする請求項1ないし15のいずれか一つに記載のプローブ装置。
  17. 請求項1記載のプローブ装置を2台用い、一方のプローブ装置のプローブ装置本体と他方のプローブ装置のプローブ装置本体とが隣接するようにかつ2台のプローブ装置が互いに鏡面対称となるように構成されていることを特徴とするプローブ装置。
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