JP4480796B1 - 試験装置、試験方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

被試験デバイスの表面に設けられた複数の第1端子の位置情報、および、被試験デバイスの試験に用いられるプローブカードの表面に設けられた複数の第2端子の位置情報を取得する位置情報取得部と、位置情報取得部により取得された複数の第1端子の位置情報および複数の第2端子の位置情報に基づいて、複数の第1端子のそれぞれと対応する複数の第2端子のそれぞれとの変位量を算出し、変位量の最大値を予め定められた値より小さくすべく、被試験デバイスとプローブカードとの相対位置を決定する制御部と、制御部からの信号に基づいて、被試験デバイスとプローブカードとの相対位置を調整し、被試験デバイスとプローブカードとを電気的に接続させる位置合わせ部とを備える。
【選択図】図9

Description

本発明は、試験装置、試験方法およびプログラムに関する。
半導体ウエハ上の複数の半導体チップを一括して試験する場合、半導体チップの試験パッドに対応した多数のバンプを有するプローブカードが使用されている。試験パッドおよびバンプは非常に小さいので、対応する試験パッドとバンプとを正確に位置合わせする目的で、半導体ウエハとプローブカードとの両方にアライメントマークを付して、アライメントマークを用いて半導体ウエハとプローブカードとを位置決めすることが行われている。
特許第4187718号 特開平7−231019号公報 特開平11−154694号公報
半導体ウエハとプローブカードとを高精度に位置決めした場合であっても、半導体ウエハ、プローブカードもしくはアライメントマークの製造誤差、または、温度変化等により生じた半導体ウエハもしくはプローブカードの変形により、試験パッドとバンプとの間に位置ずれが発生する場合がある。
上記課題を解決すべく、本発明の第1態様として、被試験デバイスの表面に設けられた複数の第1端子の位置情報、および、被試験デバイスの試験に用いられるプローブカードの表面に設けられた複数の第2端子の位置情報を取得する位置情報取得部と、位置情報取得部により取得された複数の第1端子の位置情報および複数の第2端子の位置情報に基づいて、複数の第1端子のそれぞれと対応する複数の第2端子のそれぞれとの変位量を算出し、変位量の最大値を予め定められた値より小さくすべく、被試験デバイスとプローブカードとの相対位置を決定する制御部と、制御部からの信号に基づいて、被試験デバイスとプローブカードとの相対位置を調整し、被試験デバイスとプローブカードとを電気的に接続させる位置合わせ部とを備える試験装置が提供される。上記試験装置は、複数のプローブカードと、複数のプローブカードのそれぞれに対応し、被試験デバイスを試験する複数のテストヘッドとをさらに備えてよく、複数のプローブカードのそれぞれは、複数のテストヘッドのそれぞれと被試験デバイスとを電気的に接続してよい。
上記課題を解決すべく、本発明の第2態様として、被試験デバイスの表面に設けられた複数の第1端子の位置情報および被試験デバイスの試験に用いられるプローブカードの表面に設けられた複数の第2端子の位置情報を取得する位置情報取得部と、位置情報取得部により取得された複数の第1端子の位置情報および複数の第2端子の位置情報に基づいて、複数の第1端子のそれぞれと対応する複数の第2端子のそれぞれとの変位量を算出し、変位量の最大値を予め定められた値より小さくすべく、被試験デバイスとプローブカードとの相対位置を決定する制御部と、制御部により決定された相対位置における変位量を、複数の第2端子のそれぞれと対応づけて記憶する第1の記憶部と、制御部からの信号に基づいて、被試験デバイスとプローブカードとの相対位置を調整し、被試験デバイスとプローブカードとを電気的に接続させる位置合わせ部と、プローブカードと電気的に接続された被試験デバイスを試験するテストヘッドと、試験の結果を複数の第2端子のそれぞれと対応付けて記憶する第2の記憶部と、試験により被試験デバイスが不良であると判断された場合において、不良箇所における変位量が所定値より小さい場合には、被試験デバイスまたはプローブカードに問題があると判断し、不良箇所における変位量が所定値より大きい場合には、被試験デバイスとプローブカードとの接続状態に問題があると判断する解析部とを備える試験装置が提供される。
上記試験装置において、位置情報取得部は、被試験デバイスの表面およびプローブカードの表面の少なくとも一方を撮像する撮像部であってよい。
本発明の第3態様として、被試験デバイスの表面に設けられた複数の第1端子の位置情報、および、被試験デバイスの試験に用いられるプローブカードの表面に設けられた複数の第2端子の位置情報を取得する段階と、複数の第1端子の位置情報および複数の第2端子の位置情報に基づいて、複数の第1端子のそれぞれと、対応する複数の第2端子のそれぞれとの変位量を算出し、変位量の最大値を予め定められた値より小さくすべく、被試験デバイスとプローブカードとを位置合わせする段階とを備える試験方法が提供される。
上記試験方法において、変位量の最大値を最小とすべく、被試験デバイスとプローブカードとを位置合わせしてよい。上記試験方法において、位置合わせする段階は、被試験デバイスとプローブカードとの相対位置を変化させた複数の場合について、変位量の最大値を算出する段階と、複数の場合について算出された変位量の最大値に基づいて、被試験デバイスとプローブカードとの相対位置を決定する段階とを有してよい。
上記試験方法において、位置情報を取得する段階は、複数のプローブカードを準備する段階と、複数のプローブカードのそれぞれについて、複数の第2端子の位置情報を取得する段階とを有してよく、位置合わせする段階は、被試験デバイスと複数のプローブカードのそれぞれとの相対位置を決定する段階と、決定された相対位置における変位量の最大値に基づいて、複数のプローブカードのいずれかを選択する段階とを有してよく、相対位置を決定する段階で決定された相対位置に基づいて、被試験デバイスと、複数のプローブカードのいずれかを選択する段階で選択されたプローブカードとを位置合わせしてよい。
上記試験方法は、複数の第1端子の位置情報および複数の第2端子の位置情報に基づいて、複数の第2端子のそれぞれについて、位置合わせされた状態における、対応する第1端子との変位量を算出する段階と、複数の第2端子のそれぞれについて、位置合わせされた状態における変位量を記憶する段階と、被試験デバイスを試験する段階と、試験の結果を、複数の第2端子のそれぞれと対応付けて記憶する段階とを更に備えてよく、試験により被試験デバイスが不良であると判断された場合に、不良箇所における変位量が所定値より小さい場合には、被試験デバイスまたはプローブカードに問題があると判断し、不良箇所における変位量が所定値より大きい場合には、被試験デバイスとプローブカードとの接続状態に問題があると判断してよい。
上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これら特徴群のサブコンビネーションも発明となり得る。
試験装置100の正面図の一例を示す。 試験装置100の部分縦断面図の一例を示す。 試験装置100の部分水平断面図の一例を示す。 アライメントユニット400の部分縦断面図の一例を示す。 テストヘッド200の断面図の一例を示す。 プローブカード300の分解図の一例を示す。 メンブレンユニット370の部分拡大断面図の一例を示す。 ウエハ810とプローブカード820の平面図の一例を示す。 制御システム500のシステム構成の一例を示す。 試験装置100の試験方法のフローチャートの一例を示す。 S1020における相対位置の決定方法のフローチャートを示す。 試験装置100の試験方法のフローチャートの別の例を示す。
100 試験装置、101 ウエハ、110 EFEM(Equipment Front End Module)、112 シグナルランプ、114 EMO(EMergency Off)、115 レール、116 ロボットアーム、117 コラム、118 プリアライナ、120 操作部、122 ディスプレイ、124 アーム、126 入力装置、130 ロードユニット、132 ロードテーブル、134 ロードゲート、140 チラーユニット、150 FOUP(Front Opening Unified Pod)、160 メインフレーム、200 テストヘッド、201 筐体、202 コンタクタ、210 ピンエレクトロニクス、220 マザーボード、222 アングルコネクタ、224 中継コネクタ、226 アングルコネクタ、228 小基板、230 フラットケーブル、240 支持基板、250 三次元アクチュエータ、260 コンタクタ基板、270 サブ基板、280 コンタクタハウジング、300 プローブカード、312 上部フレーム、314 下部フレーム、316 ネジ、320 配線基板、323 コンタクトパッド、330 ガイドユニット、340 PCRシート(Pressure sensitive Conductive Ruber Sheet)、341 貫通電極、344 貫通孔、350 インタポーザ、351 コンタクトパッド、353 コンタクトパッド、354 貫通孔、360 PCRシート、361 貫通電極、364 貫通孔、370 メンブレンユニット、371 コンタクトパッド、372 弾性シート、373 バンプ、374 貫通孔、375 貫通電極、376 フレーム、400 アライメントユニット、401 筐体、402 レール、410 アライメントステージ、420 ステージキャリア、422 レール、430 マイクロスコープ、440 ハンガフック、450 ウエハトレイ、500 制御システム、510 記憶部、810 ウエハ、811 アライメントマーク、812 試験パッド、814 試験パッド、816 試験パッド、818 試験パッド、820 プローブカード、821 アライメントマーク、822 バンプ、824 バンプ、826 バンプ、828 バンプ
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、試験装置100の正面図の一例を概略的に示す。試験装置100は、EFEM110、操作部120、ロードユニット130、チラーユニット140を備える。試験装置100は、例えば、半導体ウエハに形成された半導体チップ等のデバイスの電気的特性を試験して、被試験デバイスの良否を判断する。試験装置100は、半導体ウエハ上に形成されている複数の半導体チップに対して、一括して試験を実施してよい。半導体ウエハおよび半導体チップは、被試験デバイスの一例であってよい。
EFEM110は、試験対象となる半導体ウエハ等の基板を試験装置100の内部で搬送する機構を内蔵する。EFEM110は、被試験デバイスを搬送する搬送部の一例であってよい。本実施形態において、EFEM110は試験装置100のなかで最も寸法が大きいので、EFEM110前面の高い位置に、試験装置100の動作状態を示すシグナルランプ112と、試験装置100を非常停止させる場合に操作するEMO114とが配される。
操作部120は、ディスプレイ122、アーム124および入力装置126を有する。本実施形態において、操作部120はEFEM110に支持される。アーム124は、一端をEFEM110に結合され、他端においてディスプレイ122および入力装置126を移動自在に支持する。
ディスプレイ122は、例えば液晶表示装置、タッチパネルディスプレイを含み、試験装置100の動作状態、入力装置126からの入力内容のエコーバック等を表示する。入力装置126は、例えばキーボード、マウス、トラックボール、ジョグタイヤル、タッチパネルディスプレイ、記憶媒体の読取装置等を含み、試験装置100の設定、操作等に関する指示または情報を受け付ける。なお、これらの指示等は、通信回線を介して他のコンピュータから試験装置100に入力されてもよい。
ロードユニット130は、ロードテーブル132およびロードゲート134を有する。ロードテーブル132は、試験の対象となる半導体ウエハを収容した容器が載せられる。ロードゲート134は、試験装置100に半導体ウエハを搬入または搬出する場合に開閉する。これにより、試験装置100内部の清浄度を低下させることなく、外部から半導体ウエハをロードできる。
チラーユニット140は、試験装置100における試験により温度が上昇したウエハを、搬出前に冷却してよい。チラーユニット140への半導体ウエハの搬入および搬出には、例えばEFEM110を利用できる。チラーユニット140は冷却水の温度を調整して、試験装置100内部の温度制御を担う空調設備に冷却水を供給してよい。チラーユニット140はEFEM110に隣接して配されてもよく、ロードユニット130と、試験を実行するテストヘッドとの間に配されてもよい。
図2は、試験装置100の部分縦断面図の一例を概略的に示す。図1と共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。試験装置100は、ロードユニット130、EFEM110、メインフレーム160、アライメントユニット400、プローブカード300およびテストヘッド200を備える。なお、図2においては、チラーユニット140の図示を省略する。
本実施形態においては、ロードユニット130、EFEM110およびメインフレーム160が、前面(図中の左側)から後方(図中の右側)に向かって順次隣接して配される。また、アライメントユニット400、プローブカード300およびテストヘッド200は、メインフレーム160の上に積層される。ロードユニット130とEFEM110、および、アライメントユニット400とEFEM110とは、それぞれ内部で気密に連通されており、これらの内部は高い清浄度を保たれる。
ロードユニット130のロードテーブル132には、FOUP150が載せられる。FOUP150は、試験対象となるウエハ101を複数格納する。また、試験終了後のウエハ101を回収する場合にも、FOUP150にウエハが収納される。
EFEM110は、ロボットアーム116を内蔵する。ロボットアーム116は、レール115に沿って走行するコラム117に搭載され、ロードユニット130およびアライメントユニット400の間でウエハを搬送する。ロボットアーム116は、ロードゲート134を通して、FOUP150からウエハ101を1枚ずつ取り出して、アライメントユニット400に搬送する。
メインフレーム160は、試験装置100の各部の動作を制御する。本実施形態において、メインフレーム160は、テストヘッド200、アライメントユニット400の動作を制御する制御システム500を有する。制御システム500は、操作部120の入力装置126で受け付けた入力を試験装置100の各部に反映させてよい。また、制御システム500は、試験装置100の動作状態を反映させた表示内容を生成して、ディスプレイ122に表示させてよい。制御システム500は、制御部の一例であってよい。
制御システム500は、試験プログラムに従ってテストヘッド200の動作を制御してよい。制御システム500は、ロードユニット130、EFEM110およびアライメントユニット400の動作を同期させて、ウエハ101を相互に受け渡しさせてよい。制御システム500は、EMO114が操作された場合、試験装置100各部の動作を直ちに停止させてよい。
制御システム500は、他の試験装置、プローブカード300の製造装置、被試験デバイスの製造装置と、通信回線を介して接続されてよい。これにより、制御システム500は、通信回線を介して、他の試験装置における被試験デバイスの試験結果、または、プローブカードもしくは被試験デバイスの設計もしくは製造に関する情報を得ることができる。なお、制御システム500は、これらの情報を操作部120から得てもよい。
テストヘッド200は、ウエハ101と電気的に接続され、ウエハ101の電気的特性を試験する。テストヘッド200は、ウエハ101のバーンイン検査を実施してよい。テストヘッド200は、複数のピンエレクトロニクス210を格納する。ピンエレクトロニクス210は、試験の対象および試験の内容に応じて求められる電気回路を有する。本実施形態において、テストヘッド200は、下面に装着されたコンタクタ202を介して、プローブカード300と電気的に接続される。
プローブカード300は、被試験デバイスの試験に用いられる。プローブカード300は、試験装置100において試験を実行する場合に、テストヘッド200とウエハ101との間に介在して、テストヘッド200とウエハ101とを電気的に接続する配線基板ユニットであってよい。ウエハ101に対して試験を実行する場合、プローブカード300により、テストヘッド200とウエハ101との間に電気的な信号経路が形成される。プローブカード300を交換することにより、レイアウトの異なるウエハ101に試験装置100を対応させることができる。
アライメントユニット400は、制御システム500からの信号に基づいて、ウエハ101とプローブカード300との相対位置を調整し、ウエハ101とプローブカード300とを電気的に接続させる。アライメントユニット400は、制御システム500からの信号に基づいて、制御システム500により選択されたプローブカード300とウエハ101とを電気的に接続させてよい。アライメントユニット400は、位置合わせ部の一例であってよい。
本実施形態において、アライメントユニット400は、アライメントステージ410を有する。アライメントステージ410は、ウエハトレイ450およびウエハ101を搭載してレール402に沿って走行する。アライメントステージ410は、ウエハ101とプローブカード300との相対位置を調整し、プローブカード300とウエハ101とを位置合わせする。
本実施形態において、アライメントステージ410は、垂直方向に伸縮して、搭載したウエハ101を上昇または降下させることができる。アライメントステージ410は、ウエハ101をプローブカード300に向けて移動させることで、ウエハ101をプローブカード300に押し付ける。これにより、ウエハ101の表面に設けられた端子と、プローブカード300の表面に設けられ、当該端子に対応する端子とが接触する。なお、本明細書において、「対応する端子」とは、被試験デバイスの試験を実施するときに電気的に接続される端子を言う。ウエハ101の試験パッドおよびプローブカード300のバンプは上記端子の一例であってよい。
なお、本実施形態において、アライメントステージ410が垂直方向に伸縮し、ウエハ101をプローブカード300に押し付けることで、両者を電気的に接続する場合について説明した。しかし、両者を電気的に接続する方法はこれに限定されない。例えば、ウエハ101を保持したアライメントステージ410が水平方向に伸縮し、垂直に保持されたプローブカード300に対してウエハ101を押し付けることで、両者を電気的に接続してもよい。
図3は、試験装置100の部分水平断面図の一例を概略的に示す。図1および図2と共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。本実施形態において、試験装置100は、4基のロードユニット130と、4基のテストヘッド200とを備える。また、ロードユニット130の各々には、FOUP150が装填される。EFEM110およびアライメントユニット400は1基ずつ配される。また、アライメントユニット400は、単一のアライメントステージ410を備える。本実施形態において、試験装置100は、複数のテストヘッド200のそれぞれに対応する、複数のプローブカード300を有する。
EFEM110において、ロボットアーム116を支持するコラム117は、レール115に沿って、EFEM110の略全幅にわたって移動する。従って、ロボットアーム116は、4基のロードユニット130および4基のテストヘッドの全てにウエハ101を搬送できる。
EFEM110の内部において、チラーユニット140と反対側の端部には、プリアライナ118が配される。プリアライナ118は、ロボットアーム116に対するウエハ101の搭載位置を、テストヘッド200が要求する精度よりは低いが相当に高い精度で調整する。これにより、ロボットアーム116がウエハトレイ450にウエハ101を搭載する場合の初期位置精度が向上され、プローブカード300に対する位置合わせに要する時間が短縮される。また、試験装置100のスループットを向上させることができる。
アライメントユニット400は、レール402、アライメントステージ410、レール422、ステージキャリア420およびマイクロスコープ430を有する。レール402は、筐体401底面の略全幅にわたって配される。
ステージキャリア420は、レール402に沿って、筐体401の長手方向に移動する。ステージキャリア420は、レール402に直行するレール422を上面に有する。ステージキャリア420は、アライメントステージ410およびマイクロスコープ430の一部を搭載する。アライメントステージ410およびマイクロスコープ430の一部は、レール422の上を筐体401の短手方向に移動する。
本実施形態においては、一対のマイクロスコープ430がステージキャリア420に搭載される。一対のマイクロスコープ430はレール402の延伸方向に離間して配される。これにより、ウエハ101またはプローブカード300を撮像する場合のステージキャリア420の移動量を抑制できる。一対のマイクロスコープ430は上方に向かって配される。一対のマイクロスコープ430は、プローブカード300を撮像し、プローブカード300の表面に設けられたバンプの位置及び形状に関する情報を取得する。
マイクロスコープ430の他の一部は、筐体401の天井面に配される。これらのマイクロスコープ430は、下方に向かって配される。これらのマイクロスコープ430は、テストヘッド200のそれぞれに対応して、対応するプローブカード300の直近に配される。これらのマイクロスコープ430は、アライメントステージ410上に載置されたウエハ101を撮像し、ウエハ101の表面に設けられた試験パッドの位置および形状に関する情報を取得する。試験パッドは、ウエハ101に形成されたデバイスの試験を実行する場合に、当該デバイスに対する信号の入出力、電力の供給等に用いる電気接点をなす。試験パッドは、第1端子の一例であってよい。
マイクロスコープ430により撮像された画像データを利用することで、プローブカード300とウエハ101とを、プリアライナ118の精度と比較してより高い精度で位置合わせすることができる。例えば、マイクロスコープ430により撮像された画像データを解析して、ウエハ101の縁部またはウエハ101に設けられたアライメントマークを検出することで、ウエハ101の位置を検出できる。一方、筐体401の天井面に配されたマイクロスコープ430とプローブカード300との相対位置は既知である。
そこで、検出されたウエハ101の位置と、プローブカード300の位置との差分を算出して、当該差分が補償されるようにアライメントステージ410を移動させることで、ウエハ101とプローブカード300とを位置合わせすることができる。なお、ウエハ101とプローブカード300との位置合わせは、これに限定されない。例えば、ディスプレイ122にマイクロスコープ430の映像を表示して、ウエハ101とプローブカード300とを手動で位置合わせしてもよい。
さらに、本実施形態においては、マイクロスコープ430により取得された位置情報を利用して、ウエハ101の表面に設けられた複数の端子と、プローブカード300の表面に設けられた複数の端子との接触状態がより良好になるように、ウエハ101とプローブカード300とを位置合わせする。これにより、ウエハ101の表面に設けられた複数の端子と、プローブカード300の表面に設けられた複数の端子とを、より安定的に接触させることができる。
マイクロスコープ430は、ウエハ101の表面およびプローブカード300の表面の少なくとも一方を撮像する撮像部の一例であってよい。また、マイクロスコープ430は、ウエハ101の表面に設けられた複数の端子の位置情報、および、プローブカード300の表面に設けられた複数の端子の位置情報を取得する位置情報取得部の一例であってよい。
本明細書において、ウエハ101の表面に設けられた複数の端子の「位置情報」とは、ウエハ101における各端子の相対位置および形状を表す。同様に、プローブカード300の表面に設けられた複数の端子の位置情報とは、プローブカード300における各端子の相対位置および形状を表す。
本実施形態においては、ウエハ101またはプローブカード300を撮像することにより、全ての端子の位置情報を取得しているが、位置情報取得部の機能はこれに限定されない。例えば、被試験デバイスまたはプローブカードの表面に設けられた端子のうち、機能的に重要な端子または位置合わせの精度を向上させるのに重要な端子についてのみ位置情報を取得してもよい。機能的に重要な端子としては、電源を供給する端子、周波数の高い信号を扱う端子などを例示できる。位置合わせの精度を向上させるのに重要な端子としては、複数の端子が集まって一定の形状を形成している場合に、当該形状の輪郭を形成する端子などを例示できる。
図4は、アライメントユニット400の部分縦断面図の一例を概略的に示す。図1から図3と共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省くまた、図4においては、メインフレーム160の図示を省略した。図4に示すとおり、アライメントユニット400は、筐体401、アライメントステージ410およびハンガフック440を備える。
筐体401は、複数のテストヘッド200、例えば4基のテストヘッド200に応じた幅を有する。また、筐体401の上面には、テストヘッド200の各々に対応して4枚のプローブカード300が装着される。更に、筐体401内部の天井面には、テストヘッド200の各々に対応する位置に、開閉するハンガフック440がそれぞれ配される。
ハンガフック440は、閉じた状態ではウエハトレイ450を懸下して、ウエハトレイ450をプローブカード300の直下に保持する。これにより、アライメントユニット400は、テストヘッド200およびプローブカード300の各々の直下に、それぞれウエハトレイ450を待機させる。ハンガフック440が開くと、ウエハトレイ450は開放される。
上記のアライメントユニット400においては、ハンガフック440に保持されたウエハトレイ450は、下方から上昇してきたアライメントステージ410の上に、いったん搭載される。次に、ハンガフック440を開いた状態でアライメントステージ410を降下させることにより、ウエハトレイ450をハンガフック440から開放することができる。
続いて、アライメントステージ410の降下により上面を開放されたウエハトレイ450に、EFEM110のロボットアーム116がウエハ101を搭載する。こうして、アライメントステージ410は、ウエハトレイ450に載せられた状態でウエハ101を搭載できる。
次に、アライメントステージ410は、プローブカード300に対してウエハ101を位置合わせしつつ、ウエハトレイ450を上昇させて、プローブカード300の下面に押し付ける。この状態で、プローブカード300、ウエハ101およびウエハトレイ450を一体化させる。
例えば、プローブカード300とウエハトレイ450とがウエハ101を挟み込んだ状態で、プローブカード300とウエハトレイ450との間を低圧にすることで、プローブカード300、ウエハ101およびウエハトレイ450を一体化させることができる。他の方法としては、ウエハ101を挟み込んだプローブカード300とウエハトレイ450とを外部から挟みこむ固定治具を用いてもよい。
その後、アライメントステージ410は、ウエハ101およびウエハトレイ450を残して移動する。プローブカード300、ウエハ101およびウエハトレイ450は一体化しているので、アライメントステージ410がなくてもウエハ101およびウエハトレイ450は落下しない。
これにより、ウエハ101を、テストヘッド200に対して装填できる。また、上記テストヘッド200がウエハ101の試験を実施している間、アライメントステージ410は、他のテストヘッド200に対して他のウエハ101を搬送することができる。なお、試験を終えたウエハ101を回収する場合は、上記一連の操作を逆の順序で実行すればよい。これにより、ロボットアーム116によりウエハ101を搬出できる。このとき、ウエハトレイ450は、テストヘッド200の直下で待機する。
図4の例では、図中、右端のテストヘッド200においては、テストヘッド200の直下で、ウエハトレイ450およびウエハ101が、プローブカード300と一体化されている。このとき、ハンガフック440は閉じているが、ウエハトレイ450には接していない。また、右から2番目のテストヘッド200においては、テストヘッド200の直下で、アライメントステージ410が、搭載したウエハトレイ450およびウエハ101を押し上げて、プローブカード300の下面に密着させている。他のテストヘッド200の下方では、ハンガフック440がウエハトレイ450を保持して待機している。
このように、アライメントユニット400においては、4基のテストヘッド200の各々に対応してウエハトレイ450が装備される。これにより、テストヘッド200の各々が個別にウエハ101を試験できる。なお、複数のテストヘッド200は、互いに同じ種類の試験を実行してもよいし、互いに異なる種類の試験を実行してもよい。また、後者の場合、時間のかかる試験を複数のテストヘッドに担わせることにより、試験装置100のスループットを向上させることもできる。
このように、試験装置100においては、単一のアライメントステージ410およびロボットアーム116を、複数のテストヘッド200の間で共用する。これにより、試験を実行している期間は不要なアライメントステージ410およびロボットアーム116の利用効率を向上させることができる。
図5は、テストヘッド200の断面図の一例を概略的に示す。図1から図4と共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。テストヘッド200は、筐体201、コンタクタ202、ピンエレクトロニクス210、マザーボード220およびフラットケーブル230を備える。
筐体201の内部には、複数の中継コネクタ224を有するマザーボード220が水平に配される。中継コネクタ224は、マザーボード220の上面側および下面側にそれぞれレセプタクルを有して、マザーボード220を貫通する信号経路を形成する。
マザーボード220の上面において、中継コネクタ224の各々には、アングルコネクタ222を介してピンエレクトロニクス210が装着される。このような構造により、試験対象の仕様および試験内容に応じてピンエレクトロニクス210を交換することができる。
複数のピンエレクトロニクス210は、互いに同じ仕様である場合も、互いに異なる仕様である場合もある。また、一部の中継コネクタ224に、ピンエレクトロニクス210が装着されない場合もある。
マザーボード220の下面において、中継コネクタ224の各々には、アングルコネクタ226を介して小基板228が接続される。小基板228には、フラットケーブル230の一端が接続される。これにより、筐体201内部のピンエレクトロニクス210と、後述するコンタクタ202とを、フラットケーブル230を介して接続できる。
筐体201の下面には、コンタクタ202が装着される。コンタクタ202は、支持基板240、三次元アクチュエータ250、コンタクタ基板260、サブ基板270およびコンタクタハウジング280を有する。
支持基板240は、上面を筐体201に対して固定されると共に、下面において、三次元アクチュエータ250の上端を支持する。三次元アクチュエータ250の下端は、コンタクタ基板260を支持する。更に、コンタクタ基板260の下面には、サブ基板270およびコンタクタハウジング280が固定される。
三次元アクチュエータ250は、支持基板240の下面に沿って水平方向に移動し得ると共に、垂直方向にも伸縮する。これにより、コンタクタ基板260を、三次元的に移動させることができる。コンタクタ基板260が移動した場合、コンタクタ基板260と共に、サブ基板270およびコンタクタハウジング280も移動する。
なお、フラットケーブル230の下端は、コンタクタハウジング280に保持された端子、例えばスプリングピンに結合される。これにより、ピンエレクトロニクス210は、テストヘッド200の最下面まで電気的に接続される。また、ここでは一例としてスプリングピンを挙げたが、容量結合、光接続等、スプリングピンを用いない接続を含む構造も採り得る。
図6は、プローブカード300の分解図の一例を概略的に示す。プローブカード300は、配線基板320、PCRシート340、インタポーザ350、PCRシート360およびメンブレンユニット370を備える。
配線基板320は、比較的機械強度の高い絶縁基板、例えばポリイミド板により形成される。配線基板320の周縁部は、それぞれが枠状の上部フレーム312および下部フレーム314に挟まれる。上部フレーム312および下部フレーム314は、互いに積層してネジ316により締結されている。これにより、配線基板320の機械的強度は更に向上される。
配線基板320の上面には、複数のガイドユニット330が配される。ガイドユニット330は、コンタクタ202が配線基板320に当接する場合に、コンタクタ202を案内して位置決めするコネクタガイドとして機能する。配線基板320の下面には、接触により電気的接続を得られる複数のコンタクトパッド323が配される。コンタクトパッド323は、配線基板320の上面において、ガイドユニット330の内側に配された、図示されていないコンタクトパッドに電気的に接続される。
PCRシート340は、表裏を貫通する貫通電極341を有する。PCRシート340の貫通電極341は、配線基板320下面のコンタクトパッド323と同じレイアウトを有する。これにより、配線基板320とPCRシート340とが密接して積層された場合、コンタクトパッド323および貫通電極341は、互いに電気的に接続される。
インタポーザ350は、上面および下面に、それぞれコンタクトパッド351およびコンタクトパッド353を有する。上面のコンタクトパッド351は、PCRシート340の貫通電極341と同じレイアウトを有する。これにより、PCRシート340とインタポーザ350とが密接して積層された場合、コンタクトパッド351は貫通電極341と電気的に接続される。
下面のコンタクトパッド353のそれぞれは、上面のコンタクトパッド351のいずれかに対応しており、対応するコンタクトパッド351とコンタクトパッド353とは互いに電気的に接続される。下面のコンタクトパッド353は、上面のコンタクトパッド351と異なるレイアウトを有してよい。即ち、コンタクトパッド351とコンタクトパッド353ではピッチを変えてよい。
インタポーザ350を用いることで、インタポーザ350下面のコンタクトパッド353をウエハ101の試験パッドに一致させた場合でも、インタポーザ350上面のコンタクトパッド351を任意にレイアウトできる。ウエハ101の試験パッドは集積回路上に形成されており、試験パッドの試験面積も小さく、パッド相互のピッチも小さい。しかし、インタポーザ350を用いることで、コンタクトパッド351のピッチをコンタクトパッド353のピッチより大きくすることができる。また、インタポーザ350を用いることで、コンタクトパッド351の面積をコンタクトパッド353の面積より大きくすることができる。これにより、コンタクタ202とプローブカード300との接続を容易且つ確実にできる。
PCRシート360は、表裏を貫通する貫通電極361を有する。また、PCRシート360の貫通電極361は、インタポーザ350下面のコンタクトパッド353と同じレイアウトを有する。これにより、インタポーザ350とPCRシート360とが密接して積層された場合、コンタクトパッド353および貫通電極361は、互いに電気的に接続される。
メンブレンユニット370は、コンタクトパッド371、弾性シート372、バンプ373およびフレーム376を有する。弾性シート372は、弾性を有する絶縁材料により形成される。弾性シート372は、ポリイミド膜であってよい。フレーム376は、弾性シート372の周縁部を把持して、弾性シート372を平坦な状態に維持する。フレーム376は、ウエハ101と同程度の熱膨張率を有する材料により形成されてよい。
コンタクトパッド371は、PCRシート360下面における貫通電極361と同じレイアウトで、弾性シート372の上面に配される。従って、PCRシート340とメンブレンユニット370とが密接して積層された場合、貫通電極361およびコンタクトパッド371は互いに電気的に接続される。
バンプ373は、弾性シート372の下面に配される。バンプ373は、プローブカード300の最下面において、ウエハ101に対する接触端子として機能する。バンプ373は、第2端子の一例であってよい。
バンプ373は、ウエハ101とプローブカード300とを位置合わせする場合に、アライメントマークとしても利用できる。ウエハ101に対する接触端子として機能するバンプ373をアライメントマークとして利用してもよいし、当該バンプ373とは別に、アライメントマークとして用いられるバンプ373を形成してもよい。ウエハ101に対する接触端子として機能するバンプ373のレイアウトは、ウエハ101上の試験パッドのレイアウトと同じであってよい。アライメントマークとして用いられるバンプ373は、試験パッドと電気的に接続するバンプ373と同じ工程で形成されてもよい。
PCRシート340、インタポーザ350、PCRシート360およびメンブレンユニット370の各々は、表裏を貫通する貫通孔344、貫通孔354、貫通孔364および貫通孔374を有する。これらの貫通孔は、PCRシート340、インタポーザ350、PCRシート360およびメンブレンユニット370を積層した場合に、これらの貫通孔が連通するように配される。これにより、部材相互の間の排気を助ける。
図7は、メンブレンユニット370の部分拡大断面図の一例を概略的に示す。メンブレンユニット370は、コンタクトパッド371、弾性シート372、バンプ373、貫通孔374およびフレーム376を有する。バンプ373の各々は、下方に向かって中央が突出した形状を有する。これにより、バンプ373は、プローブカード300の最下面において、ウエハ101に対する接触端子として機能する。
バンプ373のそれぞれは、弾性シート372に形成されたスルーホールに埋設された貫通電極375を介して、コンタクトパッド371のいずれかに電気的に接続される。コンタクトパッド371は、PCRシート360の貫通電極361およびインタポーザ350下面のコンタクトパッド353と同じレイアウトを有する。これにより、メンブレンユニット370、PCRシート360およびインタポーザ350が相互に積層された場合、バンプ373からインタポーザ350に至る電気的接続が形成される。
図8は、ウエハ810とプローブカード820の平面図の一例を概略的に示す。図8は、ウエハ810とプローブカード820とが、アライメントマーク811およびアライメントマーク821が一致するように位置合わせされた状態を示す。図8において、ウエハ810の表面に平行で互いに直交する方向をX方向およびY方向とする。また、図中右方向をX方向の正の向き、図中上方向をY方向の正の向きとする。
図8を用いて、対応する試験パッドおよびバンプの相対位置について、マイクロスコープ430により取得された相対位置の、設計上の相対位置からの変位について説明する。なお、説明を簡単にする目的で、4つの試験パッドを有するウエハ810と4つのバンプを有するプローブカード820とを用いて説明する。
ウエハ810は、ウエハ101と同様の構成を有する。ウエハ810は、試験パッド812、試験パッド814、試験パッド816および試験パッド818と、アライメントマーク811とを有する。本実施形態において、アライメントマーク811は、4つのバンプにより形成されている。アライメントマーク811は、ウエハ810の周縁部に、等間隔に配されている。
プローブカード820は、プローブカード300と同様の構成を有する。プローブカード820は、バンプ822、バンプ824、バンプ826およびバンプ828と、アライメントマーク821とを有する。それぞれのバンプは、バンプ373と同様の構成を有する。本実施形態において、アライメントマーク821は、4つのバンプにより形成されている。アライメントマーク821は、プローブカード820の周縁部に、等間隔に配されている。なお、図8における点線は、それぞれのバンプをウエハ810上に投影した場合における、それぞれのバンプの輪郭を示す。
アライメントマーク811およびアライメントマーク821は、これらが互いに一致するようにウエハ810とプローブカード820とを位置合わせした場合に、対応する試験パッドとバンプとが十分接触するように設計されている。しかし、多くの場合、試験パッドまたはバンプの製造誤差、ウエハ810およびプローブカード820の熱膨張率の差などにより、アライメントマーク811およびアライメントマーク821が一致するようにウエハ810とプローブカード820とが位置合わせされている場合であっても、試験パッドとバンプとの間に位置ずれが生じる。
即ち、製造誤差などにより、対応する試験パッドとバンプの相対位置は、設計上の相対位置から変位している。このような位置ずれまたは変位量が大きくなると、試験パッドとバンプの接触状態が悪化して、試験の安定性に影響を与える場合がある。なお、本明細書において、対応する試験パッドとバンプとの「変位量」とは、対応する試験パッドとバンプとの相対位置が、設計上の相対位置から変位した量を表す。例えば、試験パッドの中心と、対応するバンプの中心とが一致するように設計されている場合、上記「変位量」は、試験パッドの中心と対応するバンプの中心との位置ずれを測定することで算出できる。
図8を用いて、対応する試験パッドとバンプの「変位量」の算出方法を説明する。説明を簡単にする目的で、図8には、ウエハ810およびプローブカード820においては、対応する試験パッドとバンプの形状が同一であり、アライメントマークを用いてウエハ810とプローブカード820とを位置合わせした場合、対応する試験パッドとバンプの中心が一致するよう設計されている場合を示す。
試験パッド812とバンプ822の相対位置は、設計時点と比較してX方向の正の向きにXだけ変位しており、Y方向の正の向きにYだけ変位している。同様に、試験パッド814とバンプ824の相対位置は、X方向の負の向きにXだけ変位しており、Y方向の正の向きにYだけ変位している。試験パッド816とバンプ826の相対位置は、X方向の正の向きにXだけ変位しており、Y方向の負の向きにYだけ変位している。試験パッド818とバンプ828の相対位置は、X方向の正の向きにXだけ変位しており、Y方向の負の向きにYだけ変位している。ウエハ101上の試験パッドとプローブカード300上のバンプとの間でも、同様にして、変位量を算出できる。
図9は、制御システム500のシステム構成の一例を概略的に示す。制御システム500は、操作部120、テストヘッド200、アライメントユニット400、マイクロスコープ430および記憶部510と接続される。本実施形態においては、マイクロスコープ430は、記憶部510と接続される。
制御システム500は、操作部120から、試験装置100の設定、操作等に関する情報を受け取る。制御システム500は、ウエハ101とプローブカード300との相対位置の最適値を探索する場合の設定値を受け取ってよい。制御システム500は、ウエハ101の表面に設けられた複数の試験パットの位置情報、および、プローブカード300の表面に設けられた複数のバンプの位置情報を受け取ってよい。制御システム500は、操作部120に対して、試験装置100の動作状態に関する情報、試験に関する情報を通知する。
ウエハ101とプローブカード300との相対位置の最適値を探索する場合の設定値としては、試験パッドとバンプの変位量の最大値としてユーザが許容できる値、ウエハ101の試験においてウエハ101が不良であると判断された場合に、当該不良の原因を判断する基準となる値、上記相対位置を変化させながら上記相対位置の最適値を探索する場合における一回あたりの変化量、変化量の最大値などを例示できる。
制御システム500は、ウエハ101とプローブカード300との相対位置の最適値を探索する。制御システム500は、ウエハ101の表面に設けられた複数の試験パットの位置情報、および、プローブカード300の表面に設けられた複数のバンプの位置情報に基づいて、ウエハ101とプローブカード300との相対位置を決定する。制御システム500は、複数の試験パッドのそれぞれと対応する複数のバンプのそれぞれとの変位量を算出し、変位量の最大値を予め定められた値より小さくすべく、ウエハ101とプローブカード300との相対位置を決定してよい。
制御システム500は、決定した相対位置における変位量を、複数のバンプのそれぞれと対応づけて記憶部510に通知してよい。記憶部510は、制御システム500から受け取った情報を記憶する。記憶部510は、第2の記憶部の一例であってよい。また、制御システム500は、決定した相対位置における変位量を、ウエハ101の表面に設けられた複数の試験パッドのそれぞれに対応付けて記憶部510に通知してもよい。
制御システム500は、テストヘッド200から、ウエハ101の試験結果に関する情報を受け取る。制御システム500は、試験プログラムに従ってテストヘッド200を制御する。例えば、制御システム500は、テストヘッド200に対して、試験の進行に関する情報、試験データを通知する。
制御システム500は、テストヘッドから受け取ったウエハ101の試験結果に基づき、被試験デバイスの一例であるウエハ101上の複数のチップのそれぞれの良否を判定してよい。制御システム500は、ウエハ101上の複数のチップの良否情報を、プローブカードの表面に設けられた複数のバンプのそれぞれに対応付けて記憶部510に通知してよい。記憶部510は、制御システム500から受け取った情報を記憶してよい。記憶部510は、第2の記憶部の一例であってよい。また、制御システム500は、ウエハ101上の複数のチップの良否情報を、ウエハ101の表面に設けられた複数の試験パッドのそれぞれに対応付けて記憶部510に通知してもよい。
制御システム500は、アライメントユニット400に対して、ウエハ101の搬送に関する情報、ウエハ101とプローブカード300との位置合わせに関する情報等を通知する。アライメントユニット400は、制御システム500からの情報に基づき、ウエハ101を適切なテストヘッド200に搬送し、ウエハ101を対応するプローブカード300と位置合わせし、ウエハ101とプローブカード300とを一体化させる。制御システム500は、アライメントユニット400からウエハ101の現在の状況に関する情報を受け取る。
制御システム500は、マイクロスコープ430に対して、ウエハ101およびプローブカード300を撮像するよう指示する。マイクロスコープ430は、制御システム500からの指示に基づいて、ウエハ101およびプローブカード300を撮像し、ウエハ101の表面に設けられた複数の試験パットの位置情報、または、プローブカード300の表面に設けられた複数のバンプの位置情報を取得する。マイクロスコープ430は、取得した位置情報を記憶部510に通知する。記憶部510は、マイクロスコープ430から受け取った位置情報を記憶する。
制御システム500は、記憶部510から、記憶部510に記憶されている情報を受け取る。制御システム500は、記憶部510に対して、操作部120、テストヘッド200およびアライメントユニット400から受け取った情報を通知する。制御システム500が通信回線を介して情報を受け取った場合、制御システム500はこれらの情報を記憶部510に通知する。記憶部510は、制御システム500から受け取った情報を記憶する。
以下、制御システム500による試験装置100の制御について説明する。制御システム500は、記憶部510から、ウエハ101の表面に設けられた複数の試験パットの位置情報、および、プローブカード300の表面に設けられた複数のバンプの位置情報を受け取り、操作部120から受け取った設定値に基づき、ウエハ101とプローブカード300との相対位置の最適値を探索し、当該相対位置を決定する。
例えば、複数の試験パットの位置情報および複数のバンプの位置情報に基づいて、試験パットのそれぞれについて、対応するバンプとの変位量を算出する。そして、算出した変位量の最大値が予め定められた値より小さくなるよう、ウエハ101とプローブカード300との相対位置を決定する。予め定められた値は、操作部120から受け取ったユーザの許容できる値であってよい。算出した変位量の最大値が予め定められた値より小さくならない場合には、制御システム500は操作部120に対してその旨を通知し、操作部120はその旨をディスプレイ122に表示してよい。
次に、制御システム500は、決定した相対位置に基づいて、アライメントユニット400を制御して、ウエハ101とプローブカード300とを位置合わせする。その後、制御システム500は、テストヘッド200を制御して、ウエハ101の試験を実行する。制御システム500は、テストヘッド200からウエハ101の試験結果を受け取る。
更に、制御システム500は、上記試験によりウエハ101が不良であると判断された場合に、当該不良の原因を解析してよい。当該解析は、例えば、以下の手順で実行できる。制御システム500は、解析部の一例であってよい。
制御システム500は、試験を実行するたびに、複数の試験パッドの位置情報および複数のバンプの位置情報に基づいて、複数のバンプのそれぞれについて、位置合わせされた状態における、対応する試験パッドとの変位量を算出する。そして、制御システム500は、プローブカード300の複数のバンプのそれぞれについて、位置合わせされた状態における変位量を記憶部510に記憶させる。また、制御システム500は、試験を実行するたびに、当該試験の結果を複数のバンプのそれぞれと対応付けて記憶部510に記憶させる。
上記試験によりウエハ101が不良であると判断された場合、制御システム500は、不良箇所における変位量が所定値より小さい場合には、ウエハ101またはプローブカード300に問題があると判断する。さらに、試験対象によらず、一定のバンプを用いた場合に不良が発生している場合には、プローブカード300に問題があると判断する。一方、不良箇所における変位量が所定値より大きい場合には、ウエハ101とプローブカード300との接続状態に問題があると判断する。制御システム500は、上記の所定値を操作部120から受け取ってよい。
本実施形態において、試験装置100は複数のプローブカード300を備える。また、試験装置100は、複数のプローブカード300のそれぞれに対応し、被試験デバイスを試験する複数のテストヘッド200を備え、複数のプローブカード300のそれぞれは、複数のテストヘッド200のそれぞれと被試験デバイスとを電気的に接続する。この場合、制御システム500は、試験装置100を以下のように制御してもよい。
まず、制御システム500は、アライメントユニット400およびマイクロスコープ430を制御して、複数のプローブカード300のそれぞれについて、その表面に設けられた複数のバンプの位置情報を取得する。また、制御システム500は、アライメントユニット400およびマイクロスコープ430を制御して、ウエハ101の表面に設けられた複数の試験パッドの位置情報を取得する。なお、制御システム500は、複数のバンプの位置情報および複数の試験パッドの位置情報の少なくとも一方を操作部120または通信回線を介して取得してもよい。
次に、制御システム500は、複数の試験パットの位置情報および複数のプローブカード300のそれぞれにおける複数のバンプの位置情報に基づいて、複数のプローブカード300のそれぞれについて、ウエハ101とプローブカード300との相対位置の最適値を探索し、当該相対位置を決定する。例えば、複数のプローブカード300のそれぞれについて、対応する試験パットとバンプとの変位量の最大値を予め定められた値より小さくすべく、上記相対位置を決定する。そして、プローブカード300のそれぞれについて決定した相対位置における、試験パッドとバンプの変位量の最大値を算出する。
そして、制御システム500は、どのプローブカード300を用いて試験を実行するかを選択する。このとき、制御システム500は、当該変位量の最大値に基づいて、複数のプローブカード300のいずれかを選択する。例えば、制御システム500は、当該変位量の最大値がもっとも小さいプローブカード300を選択する。また、当該変位量の最大値がもっとも小さいプローブカード300が試験に使用されている場合には、当該変位量の最大値がその次に小さいプローブカード300を選択してもよい。
その後、制御システム500は、アライメントユニット400を制御して、ウエハ101と選択したプローブカード300とを位置合わせをすべく、ウエハ101をプローブカード300の直下に搬送する。制御システム500は、アライメントユニット400に、選択したプローブカード300について決定したウエハ101との相対位置の情報を通知する。アライメントユニット400は、制御システム500からの信号に基づいて、選択されたプローブカード300とウエハ101との相対位置を調整し、選択されたプローブカード300とウエハ101とを電気的に接続させる。
これにより、より安定的に試験を実行することができる。なお、本実施形態においては、テストヘッド200とプローブカード300が1対1に対応する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、試験装置100が1基のテストヘッド200に対して、複数のプローブカード300を有してもよい。
制御システム500は、ハードウエアにより実現されてもよく、ソフトウエアにより実現されてもよい。制御システム500は、被試験デバイスの試験に特化したシステムであってもよく、パーソナルコンピュータ等の汎用の情報処理装置であってもよい。例えば、CPU、ROM、RAM、通信インターフェース等を有するデータ処理装置と、入力装置と、出力装置と、記憶装置とを備えた一般的な構成の情報処理装置において、試験装置100の各部の動作を規定したソフトウエアを起動することにより、制御システム500を実現できる。
制御システム500は、上記のような情報処理装置を制御して、制御システム500を実現するプログラム、または、当該プログラムを記録した記録媒体によって提供されてよい。上記記録媒体は、フロッピーディスク(登録商標)、ハードディスク等の磁気記録媒体、CD−ROM等の光学記録媒体、MD等の光磁気記録媒体、ICカード等の半導体メモリを用いることができる。また、専用通信ネットワークまたはインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスクまたはRAM等の記憶装置を記録媒体として使用して、ネットワークを介して、上記情報処理装置にプログラムを提供してもよい。なお、上記特化したシステムおよび上記情報処理装置は、単一のコンピュータにより構成されてもよく、ネットワーク上に分散した複数のコンピュータにより構成されてもよい。
上記プログラムは、記録媒体から情報処理装置に読み込まれ、情報処理装置の動作を制御する。例えば、情報処理装置は、上記プログラムの制御により、試験装置100に対して、被試験デバイスの表面に設けられた複数の第1端子の位置情報、および、被試験デバイスの試験に用いられるプローブカードの表面に設けられた複数の第2端子の位置情報を取得する手順と、複数の第1端子の位置情報および複数の第2端子の位置情報に基づいて、複数の第1端子のそれぞれと、対応する前複数の第2端子のそれぞれとの変位量を算出し、変位量の最大値を予め定められた値より小さくすべく、被試験デバイスとプローブカードとを位置合わせする手順とを実行させる。これにより、情報処理装置は、図9における制御システム500による処理と同一の処理を実行する。
本実施形態において、メインフレーム160に設けられた制御システム500が、操作部120、テストヘッド200、アライメントユニット400、マイクロスコープ430および記憶部510を制御する場合について説明した。しかしながら、制御システム500の構成はこれに限定されない。例えば、制御システム500の機能の一部を試験装置100の各部が担ってもよい。また、制御システム500が位置情報取得部の機能を担ってもよい。
図10は、試験装置100の試験方法のフローチャートの一例を示す。以下、説明を簡単にする目的で、図8に示したウエハ810とプローブカード820とを用いて、試験装置100を用いた位置合わせ方法および試験方法について説明する。
まず、S1010において、ウエハ810の表面に設けられた複数の試験パッドの位置情報、および、プローブカード820の表面に設けられた複数のバンプの位置情報を取得する。マイクロスコープ430によりウエハ810およびプローブカード820を撮像することにより、上記位置情報を取得してよい。この場合、実際の画像に基づいて位置情報を取得できるので、温度による変位への影響などを把握できる。また、操作部120または通信回線を介して、上記位置情報を取得してもよい。これにより、位置合わせに要する時間を短縮できる。
S1020において、複数の試験パッドの位置情報および複数のバンプの位置情報に基づいて、複数の試験パッドのそれぞれについて、対応するバンプとの変位量を算出する。本実施形態においては、X方向の変位量X、X、XおよびXと、Y方向の変位量Y、Y、YおよびYとを算出する。そして、X方向の正方向および負方向、Y方向の正方向および負方向のそれぞれにおける、上記変位量の最大値を算出する。図8においては、例えば、X方向の正方向および負方向ならびにY方向の正方向および負方向における上記最大値は、それぞれ、X、X、YおよびYとなる。
このようにして得られた上記変位量の最大値に基づいて、ウエハ810とプローブカード820との相対位置を決定する。例えば、上記変位量の最大値のそれぞれが、予め定められた値より小さくなるように、ウエハ810とプローブカード820との相対位置を決定する。
S1020において、決定されたウエハ810とプローブカード820との相対位置に基づいて、複数のバンプのそれぞれについて、位置合わせされた状態における、対応する試験パッドとの変位量を算出してよい。また、複数のバンプのそれぞれについて、上記変位量を記憶してよい。
上記予め定められた値は、方向によって異なってよい。例えば、X方向における予め定められた値と、Y方向における予め定められた値とは異なってもよい。例えば、試験結果を解析することにより、プローブカードによって特定の方向に変位を起こしやすいことが判明した場合には、当該方向における予め定められた値を、他の方向における予め定められた値より小さく設定してよい。これにより、より安定した試験を実施できる。
相対位置の決定方法の他の例としては、上記最大値の絶対値の和が予め定められた値よち小さくなるように、ウエハ810とプローブカード820との相対位置を決定してよい。また、上記最大値の絶対値の和を求めるときに、方向により重み付けを行ってもよい。
次に、S1030において、S1020で決定されたウエハ810とプローブカード820との相対位置に基づいて、ウエハ810とプローブカード820とを位置合わせする。その後、S1040において、ウエハ810の試験を実行する。S1050において、ウエハ810の試験結果が良好であったか不良であったかを判定する。また、S1050において、ウエハ810の試験結果を、複数のバンプのそれぞれと対応付けて記憶してよい。例えば、試験パッド812に対応するデバイスの試験結果が不良であった場合には、当該デバイスの試験結果と、バンプ822とを対応付けて記憶してよい。
S1050において、ウエハ810の試験結果が良好であった場合には、試験を終了する。S1050において、ウエハ810の試験結果が不良であった場合には、S1060において、当該不良の原因を解析してよい。例えば、不良箇所における変位量が所定値より小さい場合には、ウエハ810またはプローブカード820に問題があると判断する。一方、不良箇所における変位量が所定値より大きい場合には、ウエハ810とプローブカード820との接続状態に問題があると判断する。当該不良の原因を解析した後、試験を終了する。
上記の試験方法によれば、ウエハ810およびプローブカード820から複数の試験パッドの位置情報および複数のバンプの位置情報を取得し、対応する試験パッドとバンプとの変位量の最大値に基づいて、ウエハ810とプローブカード820との相対位置を決定する。これにより、対応する試験パッドとバンプの相対位置が、設計時の相対位置から変位している場合であっても、すべての試験パッドおよびバンプの接触状態を向上させることができる。
図11は、図10のS1020における相対位置の決定方法のフローチャートの一例を示す。図11を用いて、上記変位量の最大値を最小とすべく、ウエハ810とプローブカード820との相対位置を決定する場合について説明する。
S1110において、アライメントマーク811およびアライメントマーク821が一致するように、ウエハ810とプローブカード820とを位置合わせした場合を仮定して、複数の試験パッドのそれぞれについて、対応するバンプとの変位量を算出する。上記変位量は、図10のS1010で取得した複数の試験パッドの位置情報および複数のバンプの位置情報を情報処理することにより算出できる。上述の通り、本実施形態においては、X方向の正方向および負方向ならびにY方向の正方向および負方向における上記最大値は、それぞれ、X、X、YおよびYとなる。
S1120において、ウエハ810とプローブカード820との相対位置を変化させた複数の場合について、S1110と同様にして、対応する試験パッドとバンプとの変位量の最大値を算出する。例えば、ウエハ810とプローブカード820との相対位置を、S1110における状態からX方向の正方向に0.1マイクロメートルづつ移動させて、それぞれの場合について、対応する試験パッドとバンプとの変位量の最大値を算出する。上記変位量の最大値は、X方向の正方向および負方向ならびにY方向の正方向および負方向の4方向のそれぞれについて算出してよい。
試験パッド812とバンプ822とが接触しない状態になると、ウエハ810とプローブカード820との相対位置を、S1110における状態からX方向の負方向に0.1マイクロメートルづつ移動させて、それぞれの場合について、対応する試験パッドとバンプとの変位量の最大値を算出する。試験パッド814とバンプ824とが接触しない状態になると、ウエハ810とプローブカード820との相対位置を、S1110における状態からY方向の正方向に0.1マイクロメートルづつ移動させて、それぞれの場合について、対応する試験パッドとバンプとの変位量の最大値を算出する。
試験パッド814とバンプ824とが接触しない状態になると、ウエハ810とプローブカード820との相対位置を、S1110における状態からY方向の負方向に0.1マイクロメートルづつ移動させて、それぞれの場合について、対応する試験パッドとバンプとの変位量の最大値を算出する。そして、試験パッド816とバンプ826とが接触しない状態になると、変位量の最大値の算出を終了する。このようにして、ウエハ810とプローブカード820との相対位置を変化させた複数の場合について、対応する試験パッドとバンプとの変位量の最大値が得られる。
S1130において、上記変位量の最大値に基づいて、上記変位量の最大値が最小になる場合を推定する。例えば、4方向のそれぞれについて上記最大値を算出している場合には、各方向における上記最大値の絶対値の和がもっとも小さくなる場合に、上記変位量の最大値が最小になると推定する。上記最大値の絶対値の和を求める場合には、重み付けを行ってもよい。重み付けは、変位の方向、または、試験パッドもしくはバンプの機能により行ってよい。他の例としては、適切な補間法を用いて、上記変位量の最大値が最小になる場合を推定してもよい。
S1140において、S1130で推定された上記変位量の最大値が、予め定められた値より小さいか否かを判定する。S1140において、上記変位量の最大値が最小になると推定された場合における上記変位量の最大値が、予め定められた値より小さい場合には、そのときのウエハ810とプローブカード820との相対位置を用いて、ウエハ810とプローブカード820とを位置合わせすることを決定する。
一方、S1140において、上記変位量の最大値が予め定められた値より小さくない場合には、S1160において、上記変位量が上記予め定められた値より大きい試験パッドおよびバンプを記憶してよい。これにより、当該箇所については試験を実行しない、ユーザにその旨を伝達するなどの対応が可能になる。その後、相対位置の決定を終了する。
図12は、試験装置100の試験方法のフローチャートの別の例を示す。図12は、複数のプローブカード820を準備し、ウエハ810との接続状態がより良好になるプローブカード820を選択する試験方法の一例を示す。
S1210において、複数のプローブカード820のそれぞれについて、複数のバンプの位置情報を取得する。また、ウエハ810上の複数の試験パッドの位置情報を所得する。次に、S1220において、図10および図11に関連して説明した方法と同様にして、複数のプローブカード820のそれぞれについて、ウエハ810との相対位置を決定する。
S1230において、複数のプローブカード820のいずれを用いて位置合わせを実行するかを決定する。S1230では、S1220で決定された相対位置における変位量の最大値を比較して、複数のプローブカード820の中から1つを選択する。このとき、変位の方向、または、試験パッドもしくはバンプの機能により重み付けを行ってよい。
S1240において、ウエハ810と、S1230において選択されたプローブカード820との位置合わせを実行する。S1240では、S1220において決定された相対位置に基づいて、ウエハ810とプローブカード820とを位置合わせする。これにより、より安定的に試験を実行することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加え得ることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。
請求の範囲、明細書、および図面において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップおよび段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。

Claims (10)

  1. 被試験デバイスの表面に設けられた複数の第1端子の位置情報、および、前記被試験デバイスの試験に用いられるプローブカードの表面に設けられた複数の第2端子の位置情報を取得する、位置情報取得部と、
    前記位置情報取得部により取得された前記複数の第1端子の位置情報および前記複数の第2端子の位置情報に基づいて、前記複数の第1端子のそれぞれと、前記複数の第1端子のそれぞれに対応する前記複数の第2端子のそれぞれとの変位量を、それぞれ算出し、算出された複数の前記変位量のうちの最大値を予め定められた値より小さくすべく、前記被試験デバイスと前記プローブカードとの相対位置を決定する制御部と、
    前記制御部からの信号に基づいて、前記被試験デバイスと前記プローブカードとの相対位置を調整し、前記被試験デバイスと前記プローブカードとを電気的に接続させる、位置合わせ部と、
    を備える、
    試験装置。
  2. 複数の前記プローブカードと、
    前記複数のプローブカードのそれぞれに対応し、前記被試験デバイスを試験する、複数のテストヘッドとをさらに備え、
    前記複数のプローブカードのそれぞれは、前記複数のテストヘッドのそれぞれと前記被試験デバイスとを電気的に接続する、
    請求項1に記載の試験装置。
  3. 被試験デバイスの表面に設けられた複数の第1端子の位置情報、および、前記被試験デバイスの試験に用いられるプローブカードの表面に設けられた複数の第2端子の位置情報を取得する、位置情報取得部と、
    前記位置情報取得部により取得された前記複数の第1端子の位置情報および前記複数の第2端子の位置情報に基づいて、前記複数の第1端子のそれぞれと、前記複数の第1端子のそれぞれに対応する前記複数の第2端子のそれぞれとの変位量を、それぞれ算出し、算出された複数の前記変位量のうちの最大値を予め定められた値より小さくすべく、前記被試験デバイスと前記プローブカードとの相対位置を決定する、制御部と、
    前記制御部により決定された前記相対位置における前記変位量を、前記複数の第2端子のそれぞれと対応づけて記憶する、第1の記憶部と、
    前記制御部からの信号に基づいて、前記被試験デバイスと前記プローブカードとの相対位置を調整し、前記被試験デバイスと前記プローブカードとを電気的に接続させる、位置合わせ部と、
    前記プローブカードと電気的に接続された前記被試験デバイスを試験する、テストヘッドと、
    前記試験の結果を、前記複数の第2端子のそれぞれと対応付けて記憶する、第2の記憶部と、
    前記試験により前記被試験デバイスが不良であると判断された場合において、不良箇所における前記変位量が所定値より小さい場合には、前記被試験デバイスまたは前記プローブカードに問題があると判断し、前記不良箇所における前記変位量が所定値より大きい場合には、前記被試験デバイスと前記プローブカードとの接続状態に問題があると判断する、解析部と、
    を備える、
    試験装置。
  4. 前記位置情報取得部は、前記被試験デバイスの表面および前記プローブカードの表面の少なくとも一方を撮像する撮像部である、
    請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の試験装置。
  5. 被試験デバイスの表面に設けられた複数の第1端子の位置情報、および、前記被試験デバイスの試験に用いられるプローブカードの表面に設けられた複数の第2端子の位置情報を取得する段階と、
    前記複数の第1端子の位置情報および前記複数の第2端子の位置情報に基づいて、前記複数の第1端子のそれぞれと、前記複数の第1端子のそれぞれに対応する前記複数の第2端子のそれぞれとの変位量を、それぞれ算出し、算出された複数の前記変位量のうちの最大値を予め定められた値より小さくすべく、前記被試験デバイスと前記プローブカードとを位置合わせする段階と、
    を備える、
    試験方法。
  6. 前記複数の変位量のうちの最大値を最小とすべく、前記被試験デバイスと前記プローブカードとを位置合わせする、
    請求項5に記載の試験方法。
  7. 前記位置合わせする段階は、
    前記被試験デバイスと前記プローブカードとの相対位置を変化させた複数の場合のそれぞれについて、前記複数の変位量のうちの最大値を算出する段階と、
    前記複数の場合のそれぞれについて算出された前記複数の変位量のうちの最大値に基づいて、前記被試験デバイスと前記プローブカードとの相対位置を決定する段階と、
    を有する
    請求項5または請求項6に記載の試験方法。
  8. 前記位置情報を取得する段階は、
    複数の前記プローブカードを準備する段階と、
    前記複数のプローブカードのそれぞれについて、前記複数の第2端子の位置情報を取得する段階と、
    を有し、
    前記位置合わせする段階は、
    前記複数の変位量のうちの最大値を予め定められた値より小さくすべく、前記被試験デバイスと前記複数のプローブカードのそれぞれとの相対位置を決定する段階と、
    決定された前記相対位置における前記変位量の最大値に基づいて、前記複数のプローブカードのいずれかを選択する段階と、
    を有し、
    前記相対位置を決定する段階で決定された前記相対位置に基づいて、前記被試験デバイスと、前記複数のプローブカードのいずれかを選択する段階で選択された前記プローブカードとを位置合わせする、
    請求項5から請求項7までの何れか一項に記載の試験方法。
  9. 前記複数の第1端子の位置情報および前記複数の第2端子の位置情報に基づいて、前記複数の第2端子のそれぞれについて、位置合わせされた状態における、対応する第1端子との変位量を算出する段階と、
    前記複数の第2端子のそれぞれについて、前記位置合わせされた状態における変位量を記憶する段階と、
    前記被試験デバイスを試験する段階と、
    前記試験の結果を、前記複数の第2端子のそれぞれと対応付けて記憶する段階と、
    を更に備え、
    前記試験により前記被試験デバイスが不良であると判断された場合に、
    不良箇所における前記位置合わせされた状態における変位量が所定値より小さい場合には、前記被試験デバイスまたは前記プローブカードに問題があると判断し、
    前記不良箇所における前記位置合わせされた状態における変位量が所定値より大きい場合には、前記被試験デバイスと前記プローブカードとの接続状態に問題があると判断する、
    請求項5から請求項8までの何れか一項に記載の試験方法。
  10. 被試験デバイスを試験する試験装置に、
    被試験デバイスの表面に設けられた複数の第1端子の位置情報、および、前記被試験デバイスの試験に用いられるプローブカードの表面に設けられた複数の第2端子の位置情報を取得する手順と、
    前記複数の第1端子の位置情報および前記複数の第2端子の位置情報に基づいて、前記複数の第1端子のそれぞれと、前記複数の第1端子のそれぞれに対応する前記複数の第2端子のそれぞれとの変位量を、それぞれ算出し、算出された複数の前記変位量のうちの最大値を予め定められた値より小さくすべく、前記被試験デバイスと前記プローブカードとを位置合わせする手順と、
    を実行させる、
    プログラム。
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