JP2009077375A - 無線通信装置,および無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電源の制御の確実性を向上した無線通信装置,および無線通信システムを提供する。
【解決手段】無線通信装置が,パケットの受信の有無を検出するパケット検出部と,前記パケット検出部で検出されるパケットの受信の有無の時間的変化が,所定の識別子と対応するか否かを判定する判定部と,前記判定部での判定の結果に基づいて,電源からの電力の供給を制御する電源制御部と,を具備する。
【選択図】図1

Description

この発明は,低消費電力化が図られた無線通信装置,および無線通信システムに関する。
無線基地局および無線端末を用いる無線LANシステムが用いられている。ここで,無線基地局を低消費電力化するための技術が公開されている(特許文献1参照)。即ち,所定レベル以上の受信電力が検出された場合にのみ,無線基地局全体を動作させることで,その低消費電力化が図られる。
特開2001−156788号公報
しかしながら,上記技術では,無線LANと同じ周波数帯を使用する他システム(Bluetoothや電子レンジ等)からの電波の受信により,無線基地局の消費電力が増大する可能性がある。
この発明は上記の問題を解決するためになされたものであり,電源の制御の確実性を向上した無線通信装置,および無線通信システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る無線通信装置は,パケットの受信の有無を検出するパケット検出部と,前記パケット検出部で検出されるパケットの受信の有無の時間的変化が,所定の識別子と対応するか否かを判定する判定部と,前記判定部での判定の結果に基づいて,電源からの電力の供給を制御する電源制御部と,を具備する。
本発明の一態様に係る無線通信装置は,パケットの送信の有無の時間的変化によって表される識別子の送信を指示する送信指示部と,前記送信指示部からの指示に基づき,前記識別子を送信する送信部と,を具備する。
本発明の一態様に係る無線通信システムは,第1の無線通信装置であって,パケットの送信の有無の時間的変化によって表される識別子の送信を指示する送信指示部と,前記送信指示部からの指示に基づき,前記識別子を送信する送信部と,を有する第1の無線通信装置と,第2の無線通信装置であって,前記送信部から送信されるパケットの受信の有無を検出するパケット検出部と,前記パケット検出部で検出されるパケットの受信の有無の時間的変化が,所定の識別子と対応するか否かを判定する判定部と,前記判定部での判定の結果に基づいて,電源からの電力の供給を制御する電源制御部と,を有する第2の無線通信装置と,を具備する。
本発明によれば,電源の制御の確実性を向上した無線通信装置,および無線通信システムを提供できる。
(第1の実施の形態)
以下,図面を参照して,本発明の第1の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る無線LANシステム100を表すブロック図である。無線LANシステム100は,基地局101と,端末102とを含む。1台の基地局101には,少なくとも1台以上の端末102がアソシエーションして通信可能である。アソシエーションは,端末102が基地局101に通信可能に接続されていることをいう。
基地局101は,いわゆるアクセスポイントであり,送信制御部103,パケット処理部104,無線送受信部105,接続端末テーブル120を有する。
送信制御部103は,パケットの送信をパケット処理部104に指示する。このパケットには,送信停止指示パケットおよび基地局101の識別子を表す一連のパケットが含まれる。送信停止指示パケットは,端末102に対して送信の停止を指示するためのものであり,基地局101に接続している全ての端末102に送信される。
送信制御部103は,識別子送信用のタイマTを有する。このタイマTのタイムアウトによって,送信制御部103が識別子の送信を指示する。例えば,タイマTが周期的にタイムアウトすることで,識別子が周期的に送信される。
パケット処理部104は,送信制御部103からの指示に従い,送信するパケットを生成する。また,パケット処理部104は,無線送受信部105が受信するパケットを解釈する。
無線送受信部105は,パケットを送受信する。具体的には,無線送受信部105は,パケット処理部104が生成したパケットを送信する。無線送受信部105は,端末102から送信されたパケットを受信する。
接続端末テーブル120は,基地局101に通信可能に接続(アソシエーション)される端末102を識別する識別子を記憶する。
端末102は,無線送受信部108と,パケット処理部107と,電源制御部106とを有する。
無線送受信部108は,パケットを送受信する。具体的には,無線送受信部108は,パケット処理部107が生成したパケットを送信する。無線送受信部105は,基地局101から送信されたパケットを受信する。
パケット処理部107は,無線送受信部108が受信するパケットを解釈する。
電源制御部106は,パケット処理部107と無線送受信部108の電源を制御するものであり,信号判定部110を有する。なお,信号判定部110の詳細は後述する。
(無線LANシステム100の動作)
以下,無線LANシステム100の動作について説明する。
A.端末102の起動
図2は,端末102の起動手順の一例を表す流れ図である。図3は,図2の起動手順のときの信号の流れの一例を表す図である。図2,図3では,基地局101からの所定の識別子の送信によって,端末102内のパケット処理部107と無線送受信部108の電源が入れられる(端末102の起動)。
(1)タイマTのタイムアウト(ステップS11)
タイマTがタイムアウトする。このタイムアウトが基地局101からの所定の識別子の送信の契機となる。例えば,周期的なタイムアウトにより,識別子が周期的に(例えば,1秒に1回)送信される。
(2)送信停止指示パケットの送受信(ステップS12)
識別子の送信に先立ち,送信制御部103がパケット処理部104に対して送信停止指示パケット(例えば,「Quiet frame」)の送信を指示しても良い。この指示の結果,送信停止指示パケットが,パケット処理部104により作成され,無線送受信部105により送信される。基地局101にアソシエーションしている全ての端末102に送信停止指示パケットが送信される。
送信停止指示パケットを受信した端末102は,パケットの送信を所定時間停止する。この所定時間(送信停止時間ts)は,送信停止指示パケットにより指示可能である。このとき,送信停止時間tsとして,識別子の送信に十分な時間(識別子の送信に要する時間tiより長い時間,例えば,時間tiの数倍〜10倍程度)が指定される。基地局101からの識別子の送信中に,端末102からの送信が停止される。この結果,基地局101からの識別子を端末102が認識する確実性が向上する。
(3)識別子(ID)の送信(ステップS13)
送信制御部103からの指示によりパケット処理部104が識別子の信号を生成する。送信制御部103が,それぞれのパケット長と送信間隔を指定して一連のパケットの送信を指示する。無線送受信部105からのパケット(信号)の送信の有無(送信および非送信)によって,「1」および「0」を表し,「1」,「0」の時間的変化によって表される識別子(ID)を構成する。所定の長さの送信状態の継続(パケット,例えば,データフレーム(Data frame)の送信)によって「1」が表される。所定の時間の非送信状態の継続(例えば,データフレームの非送信)によって「0」が表される。このパケットに,基地局101自身宛のパケット(データフレーム(Data frame))を用いることができる。
無線送受信部105は,パケット処理部104から受けたパケットを無線で送信する。パケット処理部104からのパケットの送出の有無に応じて,無線送受信部105からのパケットの送信の有無が切り替えられる。この送信の有無の切り替えが識別子の送信を意味する。
(4)誤り検出信号の送信(ステップS14)
識別子の誤りを検出するための信号(誤り検出信号)を,識別子に付加して送信しても良い。例えば,識別子に含まれる1の数が偶数個,奇数個である場合それぞれで,誤り検出信号を0,1とする。図3では,識別子に含まれる1の個数が偶数(4個)なので,誤り検出信号は「0」となる。なお,誤り検出信号を,1ビットでなく,複数ビットで表しても良い。
(5)識別子および誤り検出信号の受信(ステップS15)
端末102の電源制御部106が,基地局101からの信号(識別子と誤り検出信号)を受信する。電源制御部106は,所定時間の信号の受信を「1」と判定し,所定時間の信号の非受信を「0」と判定する。この受信,非受信の組み合わせにより,電源制御部106は識別子と誤り検出信号を検出する。
(6)識別子の検査(ステップS16)
電源制御部106は,誤り検出信号により,識別子に誤りがないかを検査する。即ち,識別子を構成する各ビットを加算し,誤り検出信号と比較する。この加算結果と誤り検出信号が一致したとき,識別子に誤りが無いとされる。
(7)識別子の判別・電源の制御(ステップS17,S18)
識別子に誤りがない場合には,電源制御部106が,アソシエーションの可否を判別する。電源制御部106は,受信した識別子がアソシエーション可能な基地局101の識別子と一致するか否かを判別する。識別子が一致する場合,端末102が基地局101にアソシエーション可能と判定される。識別子が一致しない場合,端末102が基地局101にアソシエーション不能と判定される。
基地局101へのアソシエーションが不可の場合,電源制御部106は特に何の動作もしない。一方,基地局101へのアソシエーションが可能の場合,電源制御部106は端末102内のパケット処理部107と無線送受信部108の電源を入れる(端末102の起動)。これにより,端末102が基地局101にアソシエーション可能となる。
(電源制御部106の詳細)
電源制御部106は,識別子の認定のための信号判定部110を有する。
図4は,信号判定部110の内部構成の一例を示すブロック図である。信号判定部110は,非同期信号受信装置であり,信号検出器111,特定ビット検出部112,発振器113,カウンタ114,タイミング生成器115,データ取得部116,データ判定部117,メモリ部118で構成される。発振器113がカウンタ114とタイミング生成器115に接続されている。信号検出器111にアンテナからの受信信号が入力され,データ判定部117より判定信号が出力される。
信号検出器111は,信号(パケット)の有無を検出し,その結果を表すデータ信号を生成するものであり,パケットの受信の有無を検出するパケット検出部として機能する。
特定ビット検出部112は,識別子に先立って送信される特定ビットを検出し,カウンタ114でのカウントの開始,終了を制御する。
発振器113は,カウンタ114でのカウントの対象となるクロック信号を生成する。
カウンタ114は,特定ビット検出部112からの制御により,クロック信号をカウントする。
タイミング生成器115は,データ信号からデータを取得するタイミングを決定する。
データ取得部116は,タイミング生成器115で決定されたタイミングで,データ信号からデータを取得する。
データ判定部117は,取得されたデータの組み合わせが識別子と一致するか否かを判定するものであり,パケット検出部で検出されるパケットの受信の有無の時間的変化が,所定の識別子と対応するか否かを判定する判定部として機能する。
メモリ部118は,端末102がアソシエーション可能な基地局101の識別子(ID)を記憶する。
図5は,電源制御部106での信号の時間的関係を表すタイミングチャートである。電源制御部106の動作について図5のタイミングチャートを元に説明する。図5の(a)〜(i)はそれぞれ次の信号を表す。
(a):信号検出器111から出力されるデータ信号
(b):発信器113のクロック信号
(c),(d):特定ビット検出部112の検出結果出力信号
(e):タイミング生成器115の出力タイミング信号
(f),(g):カウンタ114のカウントデータ列
(h):データ取得部116で収集された受信信号のデータ列
(i):メモリ部118に記憶されているデータ列
信号検出器111は,アンテナからの受信信号から信号(例えば,パケット)の有無を検出し,データ信号を生成する((a)参照)。具体的には,受信信号の強度が所定値以上であるか否かによって,受信信号を2値化し,データ信号を生成する。この2値化は,パケットの有無(信号の有無)のみを区別するためのものであり,パケットに含まれるデータの「1」,「0」を区別しない。パケットの非送信中での受信信号の強度は,送信側から信号自体が発せられないため,パケットの送信中での「1」,「0」の受信信号いずれの強度よりも小さい。このため,パケットの送信中での「1」,「0」の受信信号での低い方の強度と,無信号状態での受信信号の強度の間に閾値を設定して受信信号を二値化することで,パケットの有無を検出できる。
この例では,識別子(ID)に先だって,3ビットの特定ビットデータ「1,0,1」が送信されるものとする((a)参照)。この特定ビットデータは,1ビットの「0」,「1」を交互に含み,非同期状態で識別子を受信可能とするために,付加される。即ち,特定ビットデータは,識別子の開始,および識別子を構成する「0」,「1」のビット(パルス)のパルス長(受信時間)の基準値を表す。
特定ビット検出部112は,信号検出器111から入力されるデータ信号から先頭ビット1の立ち上がりのエッジを検出し,その検出結果に対応する信号を出力する((c)参照)。
特定ビット検出部112での特定ビットデータの検出結果に基づいて,カウンタ114は,発振器113のクロック信号のカウントを開始,停止する。
特定ビット検出部112による特定ビットデータ「1」のビットの立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジの検出によって,カウンタ114はカウントを開始,停止する。カウンタ114はカウントの結果を保持する。ここでは,カウンタ114でのカウント数n0は「5」となる((f)参照)。
特定ビット検出部112による次の特定ビットデータ「0」のビットの立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジの検出によって,カウンタ114はカウントを開始,停止する。カウンタ114はカウントの結果を保持する。ここでは,カウンタ114でのカウント数n1は「5」となる((g)参照)。
タイミング生成器114は,(f),(g)のカウント数n0,n1が条件(1)を満足する場合,その後のデータ収集を開始する。ここではn0=n1=5なので,条件(1)が満たされる。
n1−α<n0<n1+α …… 条件(1)
ここで,α:1以上の所定の定数(例えば,1,2)
特定ビットの3ビット目「1」に対し,タイミング生成器115はカウンタ数(n0/2)のタイミングでデータを収集する。(n0/2)は,小数点以下が繰り上げられる。この場合,n0=5のため,3カウント後のタイミングでデータが収集され(n0/2=3),データ「1」が得られる。
その後のデータ列に対しては,カウンタ数n0の間隔でデータが収集される。この場合,n=5のため,5カウント後のタイミングでデータが収集され,データ「0」が得られる。
この後はカウンタ数n0の間隔でデータ収集が続けられる。規定のデータビット数に達するかもしくはデータ終了の符号を受信するまで,データの収集が続けられる。この例では,データ列として特定ビットの3ビット目を含め,データ列「1,0,0,1,1,1,0」が取得される。
メモリ部118は,識別子ID等の固有データ列を記憶する((i)参照)。この場合,データ列「1,0,0,1,1,1,0」が記憶される。データ判定部117は,(h),(i)のデータ列が一致するか否かを判定し,判定結果を表す信号(例えば,一致を表す「1」の信号)を出力する。
信号検出器111を用いることで,非同期での信号受信が可能となる。即ち,発信器113からのクロック信号は,受信した識別子,すなわち入力されるデータ列のデータレートと関連性が無くて良い。また,短いデータ列の信号を受信できれば足りるため,発信器113が高精度である必要が無い。このため,発信器113への高価な水晶発信器等の使用,温度の補償,発振周波数の制御が不要となる。したがって,簡易な発振器113を用いて,信号検出器111を実現可能である。信号検出器111全体の1チップIC化により(水晶発信器等の外部部品不要),低コスト化,実装面積の削減,低消費電力化が可能となる。
B.端末102の休止
図6は,端末102の休止手順の一例を表す流れ図である。図7は,図6の休止手順のときの信号の流れの一例を表す図である。図6,図7では,端末102内のパケット処理部107と無線送受信部108の電源が切られる(端末102の休止)。
(1)所定時間のビーコン(Beacon)の非受信の判断(ステップS21)
パケット処理部107は,基地局101からのビーコンが所定期間非受信であるか否かを判断する。無線LAN圏内では,端末102が基地局101からのビーコンを定期的に受信する。一方,無線LAN圏外では,端末102が基地局101からのビーコンを受信しない。基地局101からのビーコンが所定期間非受信のとき,無線LAN圏外と判断できる。
(2)電源の制御(ステップS22)
ビーコンが所定時間非受信のとき,パケット処理部107は,パケット処理部107及び無線送受信部108への電源を切る(端末102の休止)。これにより,端末102が無線LAN圏外の場合に,端末102の誤起動による消費電力の増大が防止される。
以上のように,本実施の形態によれば,以下の利点を有する。
(1)アソシエーション可能な基地局101の認識・電源制御
基地局101から識別子が送信され,確認された場合にのみ,端末102が起動される。即ち,基地局101と端末102との接続の可否(アソシエーション可否)に応じて,端末102を起動するか否か(電源ONとするか否か)が定まり,低消費電力化が実現される。
(2)識別子の作成・認識容易
パケットを送信するパターン(パケット長(データフレームの長さ),送信間隔)によって識別子を容易に生成できる。端末102の電源制御部106がこのパターンから識別子を容易に認識できる。このデータフレームに,IEEE802.11で規定されている自局宛データフレームを利用できる。
(3)識別子の送信の妨害の防止
識別子送信の前に基地局101が送信停止指示パケット(例えば,「Quiet frame」)を送信する。この結果,基地局101とアソシエーションしている全ての端末102が所定時間送信を停止し,基地局101からの識別子の送信の妨害が防止される。ここで,基地局101が送信する識別子の長さに基づいた時間だけ,送信停止指示パケットにより端末102の送信を停止することができる。この結果,基地局101が識別子を送信するために必要十分な時間だけ,端末102からの送信が停止され,スループットの低下が最小限に抑えられる。
(4)識別子の認識の誤り防止
識別子に誤り検出信号を付加し送信することで,識別子の誤認識が防止される。無線LANシステム100に隣接する他の基地局,端末等からの干渉によって,識別子に誤りが生じた場合,その旨を認識可能となる。その結果,端末102を誤って起動する可能性が低減される。
(5)無線LANの圏外での低消費電力化
無線LAN以外に別途無線通信装置を付加することなく,無線LANの圏外での,端末102の消費電力の大幅な低減が可能となる。
ここで,本実施の形態において,端末102が基地局であっても良い。即ち,基地局101が近隣の基地局にパケットを送信して(例えば,図3参照),この基地局を起動させる(電源をONする)。例えば,(1)基地局101にアソシエーションしている端末が所定台数以上の場合,(2)基地局101が処理するトラフィックが所定量以上の場合,(3)基地局101にアソシエーションしている端末からの信号の電界強度またはレートが所定レベル以下の場合,基地局101がパケットを送信して,他の基地局を起動させる。
他の基地局が起動することで,基地局101にアソシエーションしていた端末の一部は,新たに起動したこの基地局にアソシエーション可能となる。その結果,基地局101の負荷が低減され,無線LANシステム100の効率的な運用が可能となる。
(第2の実施の形態)
以下,図面を参照して,本発明の第2の実施の形態を詳細に説明する。図8は本発明の第2実施形態に係る無線LANシステム200を表すブロック図である。無線LANシステム200は,端末201と,基地局202と,を含む。1台の基地局202には,少なくとも1台以上の端末201がアソシエーションして通信可能である。
端末201は,送信制御部203,パケット処理部204,無線送受信部205,を有する。
送信制御部203は,パケットの送信をパケット処理部204に指示する。このパケットには,端末201の識別子を表す一連のパケットが含まれる。
送信制御部203は,識別子の送信を指示する。例えば,端末201が主装置(例えば,パーソナルコンピュータ(PC))に設置される場合,この主装置の電源が入ったことを送信制御部203が認識し,識別子の送信を指示する。
パケット処理部204は,送信制御部203からの指示に従い,送信するパケットを生成する。また,パケット処理部204は,無線送受信部205が受信するパケットを解釈する。
無線送受信部205は,パケットを送受信する。具体的には,無線送受信部205は,パケット処理部204が生成したパケットを送信する。無線送受信部205は,基地局202から送信されたパケットを受信する。
基地局202は,いわゆるアクセスポイントであり,無線送受信部208,パケット処理部207,電源制御部206,接続端末テーブル220を有する。
無線送受信部208は,パケットを送受信する。具体的には,無線送受信部208は,パケット処理部207が生成したパケットを送信する。無線送受信部205は,端末201から送信されたパケットを受信する。
パケット処理部207は,無線送受信部208が受信するパケットを解釈する。
電源制御部206は,パケット処理部207と無線送受信部208との電源を制御するものであり,信号判定部210を有する。信号判定部210は,第1の実施形態の信号判定部110と同様の構成を有する。
接続端末テーブル220は,基地局202に通信可能に接続(アソシエーション)される端末201を識別する識別子を記憶する。
(無線LANシステム200の動作)
以下,無線LANシステム200の動作について説明する。
A.基地局202の起動
図9は,基地局202の起動時の動作手順の一例を表す流れ図である。図10,図11はそれぞれ,図9の起動手順のときの信号の流れの一例を表す図である。図9〜図11では,端末201からの所定の識別子の送信によって,基地局202内のパケット処理部207と無線送受信部208の電源が入れられる(基地局202の起動)。
(1)端末201の起動(ステップS31)
端末201が起動する。例えば,端末201を搭載する主装置(例えば,PC)の起動により,送信制御部203等が起動する。
(2)送信停止指示パケットの送受信(ステップS32)
識別子の送信に先立ち,送信制御部203がパケット処理部204に対して送信停止指示パケット(例えば,「Quiet frame」)の送信を指示しても良い。この指示の結果,送信停止指示パケットが,パケット処理部204により作成され,無線送受信部205により送信される。端末201と同じチャネルを使用している全ての端末201に送信停止指示パケットが送信される。
送信停止指示パケットを受信した端末201は,パケットの送信を所定時間停止する。この所定時間(送信停止時間ts)は,送信停止指示パケットにより指示可能である。このとき,送信停止時間tsとして,識別子の送信に十分な時間(識別子の送信に要する時間tiより長い時間,例えば,時間tiの数倍〜10倍程度)が指定される。端末201からの識別子の送信中に,他の端末201からの送信が停止される。この結果,端末201からの識別子を基地局202が認識する確実性が向上する。
(3)識別子(ID)の送信(ステップS33)
送信制御部203からの指示によりパケット処理部204が識別子の信号を生成する。第1の実施形態と同様,無線送受信部205からのパケット(信号)の送信の有無(送信および非送信)によって,「1」および「0」を表し,「1」,「0」の時間的変化によって表される識別子(ID)を構成する。
このパケットに,基地局202を探索するためのパケット(例えば,IEEE802.11で定められた,「Probe request frame」)あるいは端末201自身宛のパケット(データフレーム(Data frame))を用いることができる。図10,図11ではそれぞれ,「Probe request frame」,「Data frame」によって,識別子を生成している。
無線送受信部205は,パケット処理部204から受けたパケットを無線で送信する。パケット処理部204からのパケットの送出の有無に応じて,無線送受信部205からのパケットの送信の有無が切り替えられる。この送信の有無の切り替えが識別子の送信を意味する。
ここで,識別子を複数回送信することが好ましい。例えば,基地局202の近隣で,他の無線システム(端末や基地局)が通信している場合,この通信の電波が端末201より送信される識別子と干渉する可能性がある。端末201が識別子を複数回送信することで,基地局202の電源制御部206が識別子を認識する可能性が高くなる。
識別子に「Probe request frame」を用いる場合,全チャネルで識別子を送信することが好ましい。基地局202の近隣の基地局が「Probe request frame」に対して,「Probe response frame」を返信し,端末201からの識別子の送信が阻害される可能性がある。無線LANの全チャネルで「Probe request frame」による識別子を送信することで,基地局202の電源制御部206が識別子を認識できる可能性が高くなる。
(4)誤り検出信号の送信(ステップS34)
識別子の誤りを検出するための信号(誤り検出信号)を,識別子に付加して送信しても良い。例えば,識別子に含まれる1の数が偶数個,奇数個である場合それぞれで,誤り検出信号を0,1とする。なお,誤り検出信号を,1ビットでなく,複数ビットで表しても良い。
(5)識別子および誤り検出信号の受信(ステップS35)
基地局202の電源制御部206が,端末201からの信号(識別子と誤り検出信号)を受信する。電源制御部206は,所定時間の信号の受信を「1」と判定し,所定時間の信号の非受信を「0」と判定する。この受信,非受信の組み合わせにより,電源制御部206は識別子と誤り検出信号を検出する。
(6)識別子の検査(ステップS36)
電源制御部206は,誤り検出信号により,識別子に誤りがないかを検査する。即ち,識別子を構成する各ビットを加算し,誤り検出信号と比較する。この加算結果と誤り検出信号が一致したとき,識別子に誤りが無いとされる。
(7)識別子の判別・電源の制御(ステップS37,S38)
識別子に誤りがない場合には,電源制御部206が,アソシエーションの可否を判別する。電源制御部206は,受信した識別子がアソシエーション可能な端末201の識別子と一致するか否かを判別する。識別子が一致する場合,端末201が基地局202にアソシエーション可能と判定される。識別子が一致しない場合,端末201が基地局202にアソシエーション不能と判定される。
端末201がアソシエーション不可の場合,電源制御部206は特に何の動作もしない。一方,端末201がアソシエーション可能の場合,電源制御部206は基地局202内のパケット処理部207と無線送受信部208の電源を入れる(基地局202の起動)。これにより,端末202が基地局201にアソシエーション可能となる。
以上では,端末201の起動に伴って(即ち,端末201の起動をトリガとして),基地局202が起動される。これに対して,端末201がアソシエーションしている基地局からの受信信号をトリガとして,基地局202を起動しても良い。具体的には,(1)受信信号の電界強度が所定値以下となること,(2)受信信号のレートが所定値を下回ること,(3)受信信号のQoSパラメータが保証されなくなったこと等,をトリガとして,基地局202を起動できる。この場合,端末201の近隣の新たな基地局202が起動することで,端末201が所定レベル以上の品質で通信することが可能となる。
B.基地局202の休止
図12は,基地局202の休止手順の一例を表す流れ図である。図13は,図12の休止手順のときの信号の流れの一例を表す図である。図12,図13では,基地局202内のパケット処理部207と無線送受信部208の電源が切られる(基地局202の休止)。
(1)アソシエーションしている端末201の有無の判断(ステップS41)
パケット処理部207は,アソシエーションしている端末201の有無を判断する。端末201が基地局202にアソシエーションし通信する。一方,端末201が基地局202との接続を切断し(Disassociation),基地局202にアソシエーション(接続)する端末201が存在しなくなる可能性がある。この場合,基地局202の休止が可能と判断できる。
(2)電源の制御(ステップS42)
アソシエーションしている端末201が存在しないとき,パケット処理部207は,パケット処理部207及び無線送受信部208への電源を切る(基地局202の休止)。これにより,アソシエーションしている端末201が無い場合に,基地局202の電力消費が低減される。
以上のように,本実施の形態によれば,以下の利点を有する。
(1)アソシエーション可能な端末201の認識・電源制御
端末201から識別子が送信され,確認された場合にのみ,基地局202が起動される。即ち,端末201と基地局202との接続の可否(アソシエーション可否)に応じて,基地局202を起動するか否か(電源ONとするか否か)が定まり,低消費電力化が実現される。
(2)識別子の作成・認識容易
パケットを送信するパターン(パケット長(データフレームの長さ),送信間隔)によって識別子を容易に生成できる。基地局202の電源制御部206がこのパターンから識別子を容易に認識できる。このデータフレームに,IEEE802.11で規定されている「Probe request」,自局宛「Data Packet」を利用できる。
(3)繰り返し送信による認識の誤り防止
識別子を複数回送信することで,基地局202の電源制御部206による識別子の誤認識を防止できる。例えば,基地局202の近隣で,他の端末や基地局が通信している場合,この通信の電波が端末201より送信される識別子と干渉する可能性がある。端末201が識別子を複数回送信することで,基地局202の電源制御部206が識別子を認識する可能性が高くなる。
識別子に「Probe request frame」を用いる場合,全チャネルで識別子を送信することが好ましい。基地局202の近隣の基地局が「Probe request frame」に対して,「Probe response frame」を返信し,端末201からの識別子の送信が阻害される可能性がある。無線LANの全チャネルでProbe request frameによる識別子を送信することで,基地局202の電源制御部206が識別子を認識できる可能性が高くなる。
(4)識別子の認識の誤り防止
識別子に誤り検出信号を付加し送信することで,識別子の誤認識が防止される。無線LANシステム200に隣接する他の基地局,端末等からの干渉によって,識別子に誤りが生じた場合,その旨を認識可能となる。その結果,端末202を誤って起動する可能性が低減される。
(5)基地局202にアソシエーションする端末201が存在しない場合の低消費電力化
無線LAN以外に別途無線通信装置を付加することなく,基地局202にアソシエーションする端末201が存在しない場合での,基地局202の消費電力の大幅な低減が可能となる。
(第3の実施の形態)
以下,図面を参照して,本発明の第3の実施の形態を詳細に説明する。図14は,第3の実施の形態に係る無線LANシステム300を表す模式図である。無線LANシステム300は,端末301A〜301D,基地局302を有する。基地局302の通信可能なエリアA内に,端末301A〜301Cが配置されている。また,エリアA外に,端末301Dが配置されている。
端末301A〜301Dはそれぞれ,中継機能を提供し,他の端末301A〜301Dと基地局302間の通信を中継するようにできる。図14では,端末301Aが端末301Dと基地局302間の通信を中継する例を示している。この結果,基地局302は,直接通信可能なエリアAを越えて,端末301Dと通信し,無線LANを形成できる。
無線LANシステム300は,例えば,標準規格IEEE802.11sに対応できる。端末301A,基地局302はそれぞれ,例えば,標準規格IEEE802.11sのMesh Point(MAP),Mesh Portal(MPP)として機能する。即ち,端末301Dは,端末301A(MAP),基地局302(MPP)を介して,有線網へ接続できる。
図15は,端末301A(301)の内部構成を表すブロック図である。端末301は,通信制御部303,パケット処理部304,無線送受信部305,電池306,電源制御部307を含む。なお、端末301B〜301Dが中継機能を有する場合は、図15と同様の構成となる。
通信制御部303は以下の(1)〜(4)として機能する。
(1)パケットの送信をパケット処理部304に指示する送信制御部
このパケットには,所定の識別子を表す一連のパケットが含まれる。
(2)基地局302を検知する基地局検知部
(3)基地局302と,他の端末301間の通信を中継する中継部
(4)所定の識別子を生成する生成部
パケット処理部304は,送信制御部303からの指示に従い,送信するパケットを生成する。また,パケット処理部304は,無線送受信部305が受信するパケットを解釈する。
無線送受信部305は,パケットを送受信する。具体的には,無線送受信部305は,パケット処理部304が生成したパケットを送信する。無線送受信部305は,基地局301,他の端末302から送信されたパケットを受信する。
電池306は,外部電源から供給される電力を蓄積する。
電源制御部307は,電池306からパケット処理部304と無線送受信部305への電力の供給を制御する。具体的には,パケット処理部304と無線送受信部305に供給される電力が低電力状態,高電力状態の2段階に切り替えられる。前者,後者をそれぞれ電源OFF状態,電源ON状態という。なお,電源OFF状態の場合でも,パケットの受信の時間的変化が所定の識別子と対応するか否かの判定は可能である。
電源制御部307は,以下の(1)〜(4)として機能する。
(1)パケットの受信の有無を検出するパケット検出部
(2)パケット検出部で検出されるパケットの受信の有無の時間的変化が,所定の識別子と対応するか否かを判定する判定部
(3)電池306が外部電源に接続されているか否かを検出する接続検出部
(4)電池306の残量を測定する測定部
図16は,基地局302の内部構成を表すブロック図である。基地局302は,通信制御部308,パケット処理部309,無線送受信部310,有線送受信部311を含む。
通信制御部308は,パケットの送受信を制御する。
パケット処理部309は,通信制御部308からの指示に従い,送信するパケットを生成する。また,パケット処理部309は,無線送受信部310が受信するパケットを解釈する。
無線送受信部310は,パケットを無線で送受信する。具体的には,無線送受信部310は,パケット処理部309が生成したパケットを送信する。無線送受信部310は,端末301から送信されたパケットを受信する。
有線送受信部311は,パケットを有線で送受信する。具体的には,有線送受信部311は,パケット処理部309が生成したパケットを送信する。有線送受信部311は,有線網から送信されたパケットを受信する。
(無線LANシステム300の動作)
以下,無線LANシステム300の動作について説明する。図17,図18はそれぞれ,端末301D,301Aの動作手順の一例を表すフロー図である。図19は,図17,図18の動作手順のときの信号の流れの一例を表す図である。なお,当初,端末301Aは電源OFF状態とする(パケット処理部304,無線送受信部305が低消費電力状態)。
A.端末301Dの動作
(1)基地局302の探索・接続(ステップS51〜S54)
接続要求に基づき,端末301Dは基地局302を探索する(ステップS51,S52)。接続要求は,基地局302との接続の要求を意味する。例えば,端末301D内で動作するプログラムから他の端末301,インターネットへの接続を要求するコマンドが発行される。なお,接続要求がない場合,接続要求が発生するまで端末301Dは待機する。
基地局302の探索(SCAN)は,アクティブ(Active Scan),パッシブ(Passive Scan)のいずれでも可能である。アクティブ方式では,基地局302からのビームを受信する。パッシブ方式では,基地局302に検出用のパケットを送信し,基地局302からの返信を受信する。
探索の結果,基地局302が検出されたら,基地局302と接続する(ステップS53,S54)。
(3)中継局(端末301A)の探索・接続(ステップS55〜S57)
基地局302が検出されない場合,端末301Dは,中継局(他の端末301)を探索する。即ち,パケットの送信パターンを用いて,所定の識別子が送信される(ステップS55)。次のように,この識別子には,種々のパケットを利用できる。
・端末301自身宛の所定の長さのData frame
・基地局302を探索するためのProbe request frame
なお,この識別子は無線LANで使用可能な複数のチャネルを使用して複数回送信されても良い。
端末301Dが端末301Aからの返信を受信することで(ステップS56),端末301Aを検出する。その後,端末301Dから端末301Aに接続要求を送信することで,端末301Dが端末301Aに接続される(ステップS57,S58)。
B.端末301Aの動作
(1)電源ON(ステップS61,S62)
既述のように,端末301Aは,電源OFFとする。端末301Aが所定の識別子を受信することで,端末301Aの電源がONする(S62)。即ち,パケット処理部304,無線送受信部305に電力が供給される。
なお,電池306が,外部電源に接続されていない場合や,電池306の残量が所定レベル以下の場合には,電源OFF状態を維持しても良い。電池306の消耗による中継の中断を防止できる。
(2)基地局の探索・接続(ステップS63〜S65)
端末301Aは基地局302を探索する(ステップS63)。探索の結果,基地局302が検出されたら,端末301Aは基地局302と接続する(ステップS64,S65)。
(3)中継局(端末301B,301C等)の探索・接続(ステップS66〜S68)
基地局302が検出されない場合,端末301Aは,中継局(他の端末301)を探索する。即ち,パケットの送信パターンを用いて,所定の識別子が送信される(ステップS66)。
端末301Aが,返信を受信することで,端末301B,301Cを検出する。端末301Aから端末301B,301Cに接続要求を送信することで,端末301Dが端末301B,301Cに接続される。近隣に存在する,他の端末301を起動し,中継局として利用できる。一方,端末301Aが,所定時間以内に,返信を受信しない場合にはパケット処理部304,無線送受信部305を電源OFF状態としてもよい(ステップS73)。
(4)端末301Aとの接続(ステップS71〜S73)
既述のように,端末301Dから端末301Aに接続要求が送信される(ステップS57)。この接続要求を受信すると(ステップS71),端末301Aは端末301Dと接続可能か否か判断する。接続可能であると判断した場合,端末301Aは端末301Dと接続する(ステップS72)。
ここで,起動した端末301Aが,所定時間以内に,端末301Dからの接続要求を受信しない場合にはパケット処理部304,無線送受信部305を電源OFF状態としてもよい(ステップS73)。
以上では,基本的に,エリアA外の端末301Dが端末301Aを中継して基地局302と接続する動作の一例を示した(図14参照)。エリアA外の端末301Dが,エリアA外の端末301Aと,エリアA内の端末301Bとを中継して,基地局302と接続することも可能である(図20参照)。
ここで,他の端末301を起動するために使用する識別子は,同一の無線LANシステムに属する端末301A〜301Dの全てで同一にできる。さらに,同一の無線LANシステムに属する全ての端末301は,同一のタイミングで同一の識別子に変更する機能を持っていてもよい。
本実施の形態は以下の利点を享受できる。
(1)エリアA外の端末301Dが,エリアAの端末301Aを経由して基地局302と通信できる。無線LANの通信可能なエリアを広げることが可能となり,より高信頼な無線LANシステムを実現できる。このとき,端末301,基地局302以外に別途無線通信装置を付加する必要が無い。
(2)エリアA内に存在する端末301を電源OFF状態から電源ON状態とすることが可能である。基地局302のエリア内に存在する端末301が中継機能を提供するためには,常に電源ON状態とする必要がない。端末301自身に通信の必要がない場合に,電源OFF状態としておいても中継機能を提供できる。この結果,端末301の低消費電力化が可能となる。
(3)電池306が外部電源に接続されていない場合や,電池306の残量が少ない場合,端末301が中継機能を提供しないことが可能である。他の端末301の通信を中継している端末301Aの,通信中の電池切れ防止が可能である。
(4)同一システムに所属する端末301が同一の識別子を保持することができる。この場合,このシステムに所属しない端末301が,このシステムに所属する端末301を電源OFF状態から電源ON状態とすることができなくなる。この結果,端末301の無駄な電力消費が防止され,低消費電力化が可能となる。
(5)識別子を同一システムに所属する全ての端末301が同時に変更しても良い。該システムに所属しない端末(第三者の端末)に該識別子を盗まれたとしても,所定時刻が経過すると該識別子が変更されるため,端末301の電源が不用意にONさせられることを防ぐことが可能となる。
(その他の実施形態)
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく,実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また,上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより,種々の発明を形成できる。例えば,実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに,異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1実施形態に係る無線LANシステムを表すブロック図である。 端末の起動手順の一例を表す流れ図である。 図2の起動手順のときの信号の流れの一例を表す図である。 信号判定部の内部構成の一例を示すブロック図である。 電源制御部での信号の時間的関係を表すタイミングチャートである。 端末の休止手順の一例を表す流れ図である。 図6の休止手順のときの信号の流れの一例を表す図である。 本発明の第2実施形態に係る無線LANシステムを表すブロック図である。 基地局の起動時の動作手順の一例を表す流れ図である。 図9の起動手順のときの信号の流れの一例を表す図である。 図9の起動手順のときの信号の流れの一例を表す図である。 基地局の休止手順の一例を表す流れ図である。 図12の休止手順のときの信号の流れの一例を表す図である。 第3の実施の形態に係る無線LANシステムでの端末,基地局の配置の一例を表す模式図である。 端末の内部構成を表すブロック図である。 基地局の内部構成を表すブロック図である。 端末の動作手順の一例を表すフロー図である。 端末の動作手順の一例を表すフロー図である。 図17,図18の動作手順のときの信号の流れの一例を表す図である。 第3の実施の形態に係る無線LANシステムでの端末,基地局の配置の一例を表す模式図である。
符号の説明
100…無線LANシステム,101…基地局,102…端末,103…送信制御部,104…パケット処理部,105…無線送受信部,106…電源制御部,107…パケット処理部,108…無線送受信部,110…信号判定部,111…信号検出器,112…特定ビット検出部,113…発振器,114…カウンタ,115…タイミング生成器,116…データ取得部,117…データ判定部,118…メモリ部

Claims (21)

  1. パケットの受信の有無を検出するパケット検出部と,
    前記パケット検出部で検出されるパケットの受信の有無の時間的変化が,所定の識別子と対応するか否かを判定する判定部と,
    前記判定部での判定の結果に基づいて,電源からの電力の供給を制御する電源制御部と,
    を具備する無線通信装置。
  2. 前記無線通信装置が,無線LANの基地局であり,
    接続する端末を記憶する記憶部をさらに具備し,
    前記記憶部に記憶される端末識別子の有無に基づき,前記電源制御部が前記電源からの電力の供給を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記無線通信装置が,無線LANの端末であり,
    前記無線LANの基地局からのパケットを所定時間以上受信しない場合に,前記電源制御部が前記電源からの電力の供給を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  4. パケットを送受信する送受信部と,
    前記送受信部で送受信されるパケットを処理する処理部と,をさらに具備し,
    前記制御部が,前記電源から前記送受信部および前記処理部への電力の供給を制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  5. パケットの送信の有無の時間的変化によって表される識別子の送信を指示する送信指示部と,
    前記送信指示部からの指示に基づき,前記識別子を送信する送信部と,
    を具備する無線通信装置。
  6. 前記送信制御部が,前記識別子の送信を指示する前に,所定時間の送信停止を指示する送信停止指示パケットの送信を指示する
    ことを特徴とする請求項5記載の無線通信装置。
  7. 前記所定時間が前記識別子の送信に要する時間より長いことを特徴とする請求項6記載の無線通信装置。
  8. 前記送信制御部が,前記識別子の誤りを検出するための誤り検出信号の送信を指示する
    ことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  9. 前記パケットが基地局の探索用のパケットである
    ことを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  10. 前記パケットの宛先が前記無線通信装置自身である
    ことを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  11. 前記送信制御部が,前記識別子の複数回の送信を指示する
    ことを特徴とする請求項5乃至10のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  12. 前記送信制御部が,全ての無線チャネルでの前記識別子の送信を指示する
    ことを特徴とする請求項5乃至11のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  13. 前記電源が,外部電源から供給される電力を蓄積する電池である,
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  14. 前記電池が前記外部電源に接続されているか否かを検出する接続検出部と,をさらに具備し,
    前記接続検出部が前記接続を検出した場合,前記判定部での判定の結果に基づいて,前記電源制御部が前記電池からの電力の供給を制御する
    ことを特徴とする請求項13記載の無線通信装置。
  15. 前記電池の残量を測定する測定部と,をさらに具備し,
    前記測定部で測定された残量が所定の値以上の場合に,前記判定部での判定の結果に基づいて,前記電源制御部が前記電池からの電力の供給を制御する
    ことを特徴とする請求項13または14に記載の無線通信装置。
  16. 無線LANの基地局を検知する基地局検知部と,
    前記基地局検知部によって検知された基地局と,前記パケットの送信元間の通信を中継する中継部と,
    をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  17. 前記基地局検知部が基地局を検知しない場合,前記電源制御部が前記電源からの電力の供給を制御する
    ことを特徴とする請求項16記載の無線通信装置。
  18. 前記基地局検知部が基地局を検知しない場合,前記所定の識別子と対応するパケットを送信する送信部
    をさらに具備することを特徴とする請求項16記載の無線通信装置。
  19. 前記所定の識別子を生成する生成部
    をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至18のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  20. 前記生成部が所定の時刻に識別子を生成する
    ことを特徴とする請求項19記載の無線通信装置。
  21. パケットの送信の有無の時間的変化によって表される識別子の送信を指示する送信指示部と,
    前記送信指示部からの指示に基づき,前記識別子を送信する送信部と,
    を有する第1の無線通信装置と,
    前記送信部から送信されるパケットの受信の有無を検出するパケット検出部と,
    前記パケット検出部で検出されるパケットの受信の有無の時間的変化が,所定の識別子と対応するか否かを判定する判定部と,
    前記判定部での判定の結果に基づいて,電源からの電力の供給を制御する電源制御部と,
    を有する第2の無線通信装置と,
    を具備する無線通信システム。
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