JP2007067684A - 優先的データ送信機能を有する無線lanシステム - Google Patents

優先的データ送信機能を有する無線lanシステム Download PDF

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Abstract

【課題】端末(移動対象端末)が配下の無線ゾーンに移動して来たとき、その端末に優先的に(直ぐに)データ送信することを可能にする。
【解決手段】通信制御装置は無線LANシステムのアクセスポイントを構成する。この通信制御装置は、配下の無線ゾーンへの端末の移動予告通知を受信する手段と、前記移動通知を受信したとき、データ送信中の端末を待機状態にし、配下の無線ゾーンに移動して来た移動対象端末に優先的にデータ送信することを可能にするために、送信待機指示を送信する手段とを備える。
【選択図】図22

Description

本発明は、無線LAN(Wireless Local Area Network)システムに関し、特に端末が
新たなアクセスポイント配下の無線ゾーンに移動したとき、優先的に(直ぐに)データ送信することを可能にする無線LANシステムに関する。
通常、無線LANシステムにおいては、1つの無線ゾーン(無線LANゾーンまたはサービスエリア)に複数の端末(無線LAN端末または移動端末と記載することもある)が存在し、この無線ゾーンを制御するアクセスポイントと1つの端末とが通信している場合、この無線ゾーン内に存在する他の端末または他の無線ゾーンから移動した端末は、データ送信の衝突防止のために、現在通信している端末がデータ送信を終了するまで、データ送信を待機する必要がある。
IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)によって規定され
ている無線LANの標準規格(IEEE802.11)では、同一の無線チャネル(無線周波数チャネル)を複数の端末で共有するためのアクセス制御が規定されている。このアクセス制御は、端末がアクセスポイント(単にAPと記載することもある)にデータ送信を行いたい場合、最初に無線通信路(無線回線)上に他の端末からの無線信号が存在するかどうかを判断するために無線信号の受信を行う。この受信動作では、無線信号に変調されているデータ復調を行う必要はなく、電磁波の存在(電磁波の信号レベル)のみを確認する。
この動作を一般にキャリアセンス(図1参照)と呼び、同一の無線ゾーン内で同一の無線チャネル(無線回線)を使用して、APと複数端末との間でデータ通信を行う場合、このキャリアセンス動作に基づいて、複数端末からのデータ送信の衝突を防止する。
図1に示すように、端末がキャリアセンスを実施して、電磁波の信号を受信しない場合は、無線チャネルが未使用状態(アイドル状態)と判断してデータ送信を行う。しかし、端末は、電磁波の信号を受信した場合は、無線チャネルが使用中状態(ビジー状態)と判断して、他の端末(干渉源1,2)による現在のパケット送信が終了するまで待機し、再度、キャリアセンスを実行して、無線チャネルが空いたアイドル状態を確認した後、データ送信を行う。このため、端末が複数のAP間(厳密には、複数のAP配下の無線ゾーン間)を移動しながらデータの送信を行う場合、移動先で直ぐにデータ送信が可能か否かは、キャリアセンスを実施しなければ判明しない。
図2は上述したキャリアセンスを利用した複数端末間のアクセス手順を示している。図2に示すように、端末Bは、キャリアセンスによって、端末Aがデータ送信中はビジーと判断し、データを送信しない。この場合、端末Bは、IFS(Inter Frame Space:送信
間隔)の時間待ち、再度、バックオフ時間(ランダム時間)にキャリアセンスを行った後、無線チャネルのアイドル状態を確認して、データ送信を行う。端末Bがデータ送信中は、端末Aは、無線チャネルがビジーと判断し、データ送信を待機する。
図3は無線LANシステムにおける端末移動時の課題(問題)を説明するための図である。図3に示すように、有線ネットワーク(有線NW)に接続されている複数のアクセスポイントAP1,AP2の配下の無線ゾーン間を端末1が移動した場合、このアクセス制御では、既に他の端末2とAP2とが無線チャネルCH1を通して通信していると、この無線チャネルCH1がビジー状態のため、AP1の配下の無線ゾーンから移動して来た端
末1は、その通信が終了するまで、待機しなければならない。このため、優先的にデータ送信したい端末1からのアクセスが、AP2の配下の無線ゾーンにおける他の端末2の通信で妨害されてしまう。
図4はアクセスポイントAPと端末A及び端末Bとの無線LANシステムにおけるデータ通信を表した図である。図4に示すように、端末Bは、端末Aがデータ送信後、フレーム間隔のSIFS(Short Inter Frame Space:短フレーム間隔)及びDIFS(Distributed Coordination Function Inter Frame Space:分散制御用フレーム間隔)とデータ送信ACK受信時間と乱数時間(バックオフ時間)とを待った後、データ送信が可能になる。ここで、フレーム間隔(SIFS,DIFS)及びバックオフ時間は、複数の端末間のデータ送信の衝突を回避するために、無線LAN規格IEEE802.11で規定されている。
特開2003−348007号公報(特許文献1)では、端末がAP間を移動後も移動前と同一の信頼性のある通信を行うために、使用している無線チャネル(無線リソース量)を定期的にAPへ送信している。この特許文献1記載の技術では、移動先のAPはそのAPで使用している無線チャネル(無線リソース量)を移動元のAPへ通知する。移動元APは、移動端末のリソースが移動先APで確保できるようならば、移動先APへリソース確保の要求を送信し、その無線チャネル(無線リソース)が設定されることで、移動前と同一の信頼性のデータ通信を可能にする。図5はこの先行技術を示す図である。
図5に示すように、AP1において、端末1から通知された使用無線チャネル(無線リソース量)の情報と有線ネットワーク(有線NW)に接続されたAP2の無線リソース量とを比較し、AP2で移動端末1の無線リソースが確保できるならば、AP2にリソース確保を通知することで、移動前の接続状態(信頼性)を確保している。
図6はこの先行技術の問題を説明するための図である。図6に示すように、既に、移動先のAP2に他の端末2,3が接続し、データ通信を行っていた場合は、AP2では、無線リソースの使用量が多くて移動端末1のための無線リソースが確保できないため、移動端末1の安定した通信は保証できない。
図7は特許文献1記載の技術の問題を解消するための改善策を説明するための図である。なお、この改善策は本発明に採用しているので、ここでは概要を述べるに留め、後に詳述する。図7に示すように、端末1がAP1からAP2へ移動する際には、有線NWを通じてAP2に通知し、通知されたAP2は配下の端末2に対してデータの送信待機指示を送信する。これによると、使用している無線リソース量に関係なく、移動先の無線ゾーン内の他端末2を送信待機状態にするため、移動先のAP2に既に他の端末2が接続して、無線リソースの使用量が一杯になった場合でも、移動して来た端末1は他端末2のデータ送信に邪魔されることなく、AP2へデータを優先的に送信することが可能となる。
また、特開2001−103531号公報(特許文献2)では、端末が複数のAP間を効率的に移動することを可能にするために、各APと端末との接続情報を収集し、統計的に端末が移動する可能性が高い順に優先度付けを行い、移動先のAP配下の無線ゾーンの周波数(チャネル)を選択できるようにしている。この特許文献2記載の技術では、移動先のAPが使用する無線チャネルを統計情報に基づいて予め教えておくことで、端末移動時の接続処理を効率的に行うことができる。図8はこの先行技術を示す図である。
図8に示すように、AP1はAP2,AP3の接続情報を収集し、AP1の配下の端末1に通知している。端末1は、移動時には、移動先のAPとして最も確率の高いAP2の無線チャネルを選択する。これにより、移動時の接続処理が円滑に実施される。しかし、
この先行技術では、接続(無線リンクアップ)処理を重点に置いているため、接続後のデータ送信については、考慮していない。
図9はこの先行技術の問題を説明するための図である。図9に示すように、端末1の移動先のAP2配下の無線ゾーンでは、AP2が既に他の端末2とデータ通信している場合には、移動してきた端末1は通信終了まで待たされてしまい、移動して直ぐに接続できてもデータ通信はできない。
図10は特許文献2記載の技術の問題を解消するための改善策を説明するための図である。なお、この改善策は本発明に採用しているので、ここでは概要を述べるに留め、後に詳述する。図10に示すように、AP2は、端末1が移動して来る前に移動先のAP2の無線ゾーン内の端末2に対して、データ送信待機を指示することにより、端末1は移動後も直ぐにデータ送信可能となる。
特開2003−348007号公報 特開2001−103531号公報
本発明の課題は、端末(移動対象端末)が配下の無線ゾーンに移動して来たとき、その端末に優先的に(直ぐに)データ送信することを可能にする技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の通信制御装置は、無線LANシステムのアクセスポイントを構成する通信制御装置であって;
配下の無線ゾーンへの端末の移動予告通知を受信する手段と;
前記移動通知を受信したとき、データ送信中の端末を待機状態にし、配下の無線ゾーンに移動して来た移動対象端末に優先的にデータ送信することを可能にするために、送信待機指示を送信する手段とを備える。
本発明の通信制御装置においては、次のような構成を更に採ることが可能である。
本発明の通信制御装置は、前記移動対象端末からのデータ送信完了通知を受信したとき、前記待機状態の端末にデータ送信の再開を可能にするための送信開始指示を送信する手段を更に備える。
本発明の通信制御装置は、前記送信待機指示を送信してからのタイマ値を生成する手段と;
このタイマ値のタイムアウトに応じて、前記待機状態の端末にデータ送信の再開を可能にするための送信開始指示を送信する手段とを更に備える。
本発明の通信制御装置は、データ送信を完全に待機状態にしない端末の識別情報を記憶する手段と;
前記識別情報の検索に基づいて、前記待機状態にしない端末に前記移動対象端末のデータ送信の合間に割り込んだデータ送信を許容する手段とを更に備える。
本発明の通信制御装置は、前記移動通知を受信してデータ送信中の前記端末を待機状態にし、配下の無線ゾーンに移動して来た前記移動対象端末に優先的にデータ送信することを可能にするために、前記無線ゾーン内の新規接続端末に更に送信待機指示を送信する手段を更に備える。
本発明によれば、配下の無線ゾーンに移動して来た移動対象端末に優先的に(直ぐに)データ送信することを許容するので、例えば緊急性を要する重要なデータを有線ネットワーク上の監視センターなどで確実に収集できる。
本発明の他の課題、特徴及び利点は、図面及び併記の特許請求の範囲とともに取り上げられる際に、以下に記載される実施の形態を読むことにより明らかになるであろう。
以下、添付図面を参照して、本発明についてさらに詳細に説明する。図面には本発明の好ましい実施形態が示されている。しかし、本発明は、多くの異なる形態で実施されることが可能であり、本明細書に記載される実施形態に限定されると解釈されてはならない。むしろ、これらの実施形態は、本明細書の開示が徹底的かつ完全となり、当業者に本発明の範囲を十分に伝えるように提供される。
[無線LANシステムの概要]
先ず、本発明の一実施の形態における無線LAN(Wireless Local Area Network)シ
ステムの概要を説明する。
図11は本発明の一実施の形態における無線LANシステムの概要を説明するための図である。図11を参照すると、この無線LANシステムにおいては、複数のアクセスポイント(厳密には、アクセスポイントを構成する通信制御装置)AP1,AP2は有線LANで構成される有線ネットワーク(有線NW)に論理的に縦続接続されている。アクセスポイントAP1の配下の無線ゾーン(無線LANゾーンまたはサービスエリア)RZ1では、無線チャネル(無線回線)CH6を使用し、かつアクセスポイントAP2の配下の無線ゾーンRZ2では、無線チャネルCH1を使用する。アクセスポイントAP1,AP2及び端末(無線LAN端末または移動端末)1,2,3は、それぞれに割り当てられた無線周波数信号で動作する。
ここでは、アクセスポイントAP1の配下の無線ゾーンRZ1に存在する端末1(以下、アクセスポイント配下の端末と略記することもある)が、アクセスポイントAP2の配下の無線ゾーンRZ2に移動するものとする。アクセスポイントAP2配下の無線ゾーンRZ2内には、複数の端末2,3が既に存在し、アクセスポイントAP2とデータ通信を実施している。
図12は、図11に示す無線LANシステムにおいて、優先的にデータ送信可能であることがアクセスポイントAP1に予め登録されている端末が移動するときに、アクセスポイントAP1からアクセスポイントAP2に対して、有線NWを通じて、送信する端末の移動を予告通知するためのフレーム(端末移動通知フレーム)を示す。アクセスポイントAP2で受信した端末移動通知フレームのデータ領域DFにおけるIP(Internet Protocol)データ(移動情報)の内の優先ビットが“1”(優先)状態である場合、アクセス
ポイントAP2は、このフレームのデータ領域DF中に記載されている移動端末MACアドレス対応の端末1からのデータ送信を優先させるために、配下の端末2,3に送信待機を指示するためのフレーム(送信待機フレーム)を送信する。
図13はアクセスポイントAP2から配下の端末2,3に送信される送信待機フレームの一例を示す。データ領域DFの待機指示ビットが“1”状態である送信待機フレームを受信したアクセスポイントAP2配下の端末2,3は、データ送信を停止する。移動して来た端末1は、アクセスポイントAP2へのデータ送信後、データ送信完了通知を送信する。
図14はアクセスポイントAP2内に設けられた送信待機タイマのテーブルを示す。このテーブルでは、アクセスポイントAP2が接続している端末数に応じて、送信待機の期間(時間)が変わることを示しており、端末接続数が多ければ、データ送信機会が多くなることが予想されるため、送信待機期間は短くしている。
図15はアクセスポイントAP2から配下の端末2,3に送信する送信待機指定フレームを示し、データ領域DF内の待機指示ビットに続く送信待機端末指定ビットで宛先のMACアドレスを指定することで、送信待機させる端末2,3を指定することができる。
この優先的データ送信機能を有する無線LANシステムにおいては、無線ゾーン内の端末が既に送信待機中のとき、データ送信を優先しない端末が新規に接続してきた場合に、その端末に対して、送信待機指示を出すことが可能である。図16はアクセスポイントAPにおけるその動作手順を示す。アクセスポイントAPは、データ送信待機中にデータ送信を優先しない端末が新規に接続してもその端末に送信待機指示を送信することで、優先的にデータを送信している端末に対する邪魔(割り込み)を防止することができる。
また、この無線LANシステムにおいては、図17に示すように、端末の移動(切断)を監視する動作手順に基づいて、アクセスポイントAPと端末との定期的な通信により、アクセスポイントAPは配下の無線ゾーン内の端末の存在を確認する。また、アクセスポイントAPは、図18に示す動作手順に基づいて、端末切断後の有線NWからの移動通知を受信した場合、配下の端末に対して送信待機フレームを送信する。
上述した優先的データ送信機能を有する無線LANシステムにおいては、図19に示すように、アクセスポイントAP1と接続している端末1(STA1)がアクセスポイントAP2へ移動した場合、アクセスポイントAP1は、有線NWを通じて、端末1の移動(切断)通知をアクセスポイントAP2へ送信する。アクセスポイントAP2は、配下の端末2(STA2)に対して、送信待機指示を送信する。端末2は、送信待機解除を示す指示が来るまで、または送信待機タイムアウトになるまでデータ送信を待機する。その間、端末1は、アクセスポイントAP2に対して、優先的にデータを送信できる。なお、図19に示す動作シーケンスには、図11中の端末3(STA3)について図示を省略しているが、端末2と同様に動作する。
[無線LANシステムの具体例]
次に、本発明の一実施の形態における無線LANシステムの具体例について説明する。
(基本構成)
図20は本発明の一実施の形態における無線LANシステムの基本構成を説明するための図である。図21は図20に示す無線LANシステムにおけるアクセスポイントAP1,AP2及び端末1,2の基本構成を示す図である。
図20に示す優先的データ送信機能を有する無線LANシステムの環境は、上述した図11に示す無線LANシステムと基本的には同一である。つまり、この無線LANシステムにおいては、複数のアクセスポイントAP1,AP2は有線LANで構成される有線ネットワーク(有線NW)に論理的に縦続接続されている。アクセスポイントAP1の配下の無線ゾーンRZ1では、無線チャネルCH6を使用し、かつアクセスポイントAP2の配下の無線ゾーンRZ2では、無線チャネルCH1を使用する。アクセスポイントAP1,AP2及び端末1,2は、それぞれに割り当てられた無線周波数信号で動作する。
ここでは、アクセスポイントAP1の配下の無線ゾーンRZ1に存在する端末1が、無
線ゾーンRZ1を抜けて、アクセスポイントAP2の配下の無線ゾーンRZ2に移動するものとする。アクセスポイントAP2配下の無線ゾーンRZ2内には、端末2が既に存在し、アクセスポイントAP2とデータ通信を実施している。
図21を参照すると、アクセスポイント(通信制御装置)AP1,AP2は、基本構成として、無線LAN部11、接続管理部12、移動通知部13、及び送信待機管理部14をそれぞれ有する。各無線LAN部11は対応の端末と所定の無線チャネルを通して無線区間(無線LAN区間)の通信(無線LAN通信)を行う。各接続管理部12は対応の端末との接続問い合わせ要求及び応答の確認を行う。各移動通知部13は、優先的にデータを送信したい端末の登録及び登録した端末との接続が確認できない場合に、端末移動(予告)通知を生成し、有線NWに接続された他のアクセスポイントAPへ送信する。各送信待機管理部14は、有線NWから端末移動通知を受信した場合に、送信待機指示を生成し、無線LAN部11を介して配下の端末に送信する。
端末1,2は、無線LAN部21、フレーム解析部22、問い合わせ処理部23、及びデータ送信管理部24をそれぞれ有する。各無線LAN部21は対応のアクセスポイントと無線LAN通信を行う。各フレーム解析部22は、対応のアクセスポイントからのフレームを解析し、受信フレームの振り分け処理を行う。各問い合わせ処理部23は、対応のアクセスポイントからの接続問い合わせに対する応答フレームを生成し、無線LAN部21へ送信する。各データ送信管理部24は、データ送信の開始及び停止を管理するとともに、フレーム解析部22から送信停止指示を受信した場合は、データ送信を停止する。
(基本動作)
図20及び図21を併せ参照すると、この無線LANシステムにおいては、有線NWに接続されたアクセスポイントAP1と配下の端末1間では、アクセスポイントAP1から接続確認を目的とした問い合わせ及びこれへの応答(手順9−1)が無線LAN部11及び無線LAN部21を介して実施されており、端末1のデータ送信管理部24からは、データ送信(手順9−2)が無線区間を通してアクセスポイントAP1に行われている。
優先的にデータを送信したい端末1のMACアドレスはアクセスポイントAP1の移動通知部13に予め登録されており、端末1がアクセスポイントAP1からの問い合わせに応答しない(つまり、端末1がアクセスポイントAP1の無線ゾーンRZ1を抜けた)場合は、移動通知部13は有線NWに接続された他のアクセスポイントAP2に対して端末移動通知(手順9−3)を送信する。
端末移動通知を受信したアクセスポイントAP2の送信待機管理部14は、配下の端末2に対して、無線LAN部11を介して送信待機指示(手順9−4)を送信する。無線LAN部21を介して送信待機指示を受信した端末2のフレーム解析部22は、データ送信管理部24にアクセスポイントAP2へのデータ送信停止(手順9−5)を指示する。この状態で、端末1がアクセスポイントAP2に移動した場合、アクセスポイントAP2へデータ送信していた端末2は、既に存在していないため(つまり、データ送信待機状態であるため)、端末1からアクセスポイントAP2へ優先的にデータを送信することが可能になる。
(第1の動作例)
図22に示すように、有線NWに接続されたアクセスポイントAP1と、このアクセスポイントAP1の配下の無線ゾーンRZ1に存在する端末1間では、アクセスポイントAP1から接続確認を目的とした問い合わせ及びこれへの応答(手順10−1)が無線LAN部11及び無線LAN部21を介して実施されており、端末1のデータ送信管理部24からは、データ送信(手順10−2)が無線区間を通してアクセスポイントAP1に行わ
れている。
この端末1は、優先的にデータを送信したい端末として、アクセスポイントAP1の移動通知部13にそのMACアドレスが予め登録されている。移動通知部13は、端末1がアクセスポイントAP1からの問い合わせに応答しない、つまり端末1がアクセスポイントAP1の無線ゾーンRZ1を抜けたと判断した場合は、有線NWに接続された他のアクセスポイントAP2に対して、図12に示した端末移動通知フレームを使用して端末移動通知(手順10−3)を送信する。
端末移動通知を受信したアクセスポイントAP2の送信待機管理部14は、配下の端末2に対して、無線LAN部11を介して送信待機指示(手順10−4)を送信する。端末2において、無線LAN部21を介して送信待機指示を受信したフレーム解析部22は、アクセスポイントAP2へのデータ送信を停止するために、データ送信管理部24にデータ送信停止(手順10−5)を指示する。
端末1は無線ゾーンRZ1から無線ゾーンRZ2に移動してアクセスポイントAP2と接続するが、この時点ではアクセスポイントAP2にデータを送信している端末がないため、アクセスポイントAP2へのデータ送信が可能となる。端末1において、データ送信管理部24はアクセスポイントAP2へデータを送信完了した場合は、送信完了(手順10−7)を無線LAN部21を介してアクセスポイントAP2へ通知する。
アクセスポイントAP2において、無線LAN部11を介してこの送信完了通知を受信した送信待機管理部14は、送信待機状態の配下の端末2に無線LAN部11を介して送信開始指示(手順10−8)を送信する。無線LAN部21を介して送信開始指示を受信した端末2のフレーム解析部22は、データ送信管理部24に送信開始(手順10−9)を指示し、データ送信の再開を可能にする。
図23は、図22に示す無線LANシステムにおいて、アクセスポイントAP2内に設けた送信待機管理部14の動作説明図である。送信待機管理部14においては、受信したフレームが有線NWからの端末移動通知のフレームの場合は、送信待機指示のフレームを生成し、配下の端末2に対して送信待機指示のフレーム送信する(手順2−1,2−2)。また、既に送信待機中の状態で、送信完了の通知を現在、優先的にデータを送信している端末1から受信した場合は、送信開始指示のフレームを生成して、送信待機中の端末2に送信する(手順2−3)。
図24は、図22に示す無線LANシステムにおける動作シーケンス図である。図24に示すように、アクセスポイントAP1と接続している端末1がアクセスポイントAP2へ移動した場合、アクセスポイントAP1は有線NWを通じて端末1の移動(切断)通知をアクセスポイントAP2へ送信する。アクセスポイントAP2は、配下の端末2に対して、送信待機指示を送信する。端末2は、送信開始指示が来るまでデータ送信を待機する。その間、端末1は、アクセスポイントAP2に対して、優先的にデータを送信できる。データ送信を完了した端末1は完了したことをアクセスポイントAP2に通知し、送信完了を受信したアクセスポイントAP2はデータ送信待機中の配下の端末2に送信開始指示を送信する。端末2はこの送信開始指示によりデータ送信を再開する。
図25は、図22に示す無線LANシステムの適用例である。図示のように、この適用例においては、端末1を利用するパトロール者がアクセスポイントAP1,AP2配下の無線ゾーンを移動しながら各監視拠点の映像を有線NWに接続されている管理所(監視センター)に送信する。管理所では、パトロール者の端末1からの映像(パトロール映像)に基づいて、集中監視を行っているので、各監視拠点をパトロール者が移動している時は
、パトロール映像を優先的に受信したい。このため、パトロール者が移動してくる拠点の他の端末2からのデータは、送信を待機させる。この適用例によると、有線NW上の管理所は、災害発生時に、河川の状態などの災害拠点の映像をどのデータよりも優先して受信することが可能になる。
(第2の動作例)
図26に示すように、端末1の移動先の無線ゾーンRZ2を制御するアクセスポイントAP2は、タイマ部15及び接続台数管理部16を更に備えている。
タイマ部15は、上述した第1の動作例における優先的にデータ送信を完了した端末1からの送信完了(手順11−1)が無線区間のエラーでアクセスポイントAP2へ届かなかった場合を考慮して、送信待機管理部14から送信待機指示を送信してからのタイマ値を生成する。仮に、端末1のデータ送信管理部24から送信された送信完了通知をアクセスポイントAP2の送信待機管理部14が未受信の場合でも、このタイマ値のタイムアウトにより、送信開始指示(手順11−2)を送信することで、端末2をデータ送信待機状態からデータ送信再開状態へ移行させることが可能になる。
さらに、接続台数管理部16は、タイマ部15で設定されるタイマ値をアクセスポイントAP2への端末接続数に応じて変更する機能を有し、端末2のデータ送信待機期間の調整を行う。
図27は、図26に示す無線LANシステムにおけるアクセスポイントAP2内に設けた接続台数管理部16の動作説明図である。接続台数管理部16は、有線NWを通してアクセスポイントAP1から端末移動通知を受信したことを送信待機管理部14から通知されると、現在接続している端末接続数(接続台数)に応じて、タイマ値を決定する。接続台数管理部16で決定されたタイマ値はタイマ部15へ設定される。この例では、接続台数が“1”のときは、送信待ちタイマ値は2Sec.(秒)、また接続台数が“5”以上のときは、送信待ちタイマ値は100mSec.(ミリ秒)と、接続台数の増加に応じて送信待ちタイマ値は減少するように決定される。
図28は、図26に示す無線LANシステムにおける動作シーケンス図である。図28に示すように、アクセスポイントAP2では、端末の接続台数に応じてタイマ値を決定後、タイマをスタートさせる。これにより、アクセスポイントAP2は端末1からの送信完了通知を受信できなくても、タイムアウトの発生により、送信待機中の端末2にデータ送信を再開させることができる。
図29は、図26に示す無線LANシステムの適用例である。図示のように、この適用例においては、端末1を利用するパトロール者がアクセスポイントAP1,AP2配下の無線ゾーンを移動しながら各監視拠点の映像を有線NWに接続されている管理所に送信する。管理所では、パトロール者の端末1からの映像(パトロール映像)に基づいて、集中監視を行っているので、各監視拠点をパトロール者が移動している時は、パトロール映像を優先的に受信したい。このため、パトロール者が移動してくる拠点の他の端末2からのデータは、送信を待機させる。
これによると、無線区間の障害発生によりパトロール者が利用する端末1からの送信完了通知をアクセスポイントAP2で受信できないことがあるが、この場合でも、タイマ(タイマ部15)のタイムアウトにより、送信待機状態の端末2のデータ送信を再開することが可能になる。また、アクセスポイントAP2の配下に多数の端末が接続された場合は、データ送信機会が増えることが予想されるが、この場合でも端末接続数に応じてタイマ値を短い値に変更できるため、データ送信待機期間を短くすることが可能である。
(第3の動作例)
図30に示す優先的データ送信機能を有する無線LANシステムの環境においては、アクセスポイントAP2の配下には、端末2及び端末3が接続されており、端末3から送信されるデータは、監視拠点に設置された固定カメラからの映像データである。そのため、アクセスポイントAP1から移動した端末1のみのデータ送信を優先させることはできないので、端末2のみのデータ送信を待機させる。
このとき、アクセスポイントAP2から送信する送信待機指定のフレームは、図15で説明したフレームを使用し、アクセスポイントAP2では、送信待機しない端末3のMACアドレスを予め設定しておく。一方、アクセスポイントAP2では、予め設定されているMACアドレスに基づいて送信待機を行う端末2のMACアドレスを指定して、送信待機させる。これにより、送信待機させたい端末2の指定ができるので、無線ゾーンRZ2内でのデータ送信の優先付けが可能になる。
図31に示すように、端末1の移動先の無線ゾーンRZ2を制御するアクセスポイントAP2は、送信待機なし設定テーブル17を有する優先管理部18を更に備えている。この優先管理部18のテーブル17には、送信待機しない端末(端末3)のMACアドレスが予め登録されている。アクセスポイントAP2内の送信待機管理部14は、優先管理部18内にあるテーブル17に送信待機をしない端末があるか検索するが、設定テーブル17には、端末3のMACアドレス00:51:36:22:96:31が識別情報として設定されているため、アクセスポイントAP2が接続中の端末リストからこのMACアドレスを外して、送信待機指定フレームを生成して送信する。これにより、送信待機を行わない端末3と優先的にデータを送信したい端末1との間でデータ送信権がやり取りされる。
図32は、図30及び図31に示す無線LANシステムにおける動作シーケンス図である。図32に示すように、端末3は、送信待機状態ではないため、端末1のデータ送信の合間に割り込んでデータ送信が可能である。端末1のみが優先権を独占していないため、データ送信効率は、独占している時より低下するがアクセスポイントAP2は、端末1及び端末3の両方のデータを受信することが可能である。
図33は、図30及び図31に示す無線LANシステムにおける端末1、端末2、端末3のアクセス手順を示している。図33に示すように、端末2のみがアクセスポイントAP2からの送信待機指示により送信待機状態になっており、端末1及び端末3については、互いのデータ送信中は、無線区間がビジーと判断し、データ送信できないが、データ送信後の送信間隔で無線区間が空いていると判断し、データ送信できる。
(第4の動作例)
図34に示す優先的データ送信機能を有する無線LANシステムの環境においては、アクセスポイントAP2の配下の無線ゾーンRZ2に存在する端末2は、既に送信待機状態になっている。この状態の時に、無線ゾーンRZ2内の端末3がアクセスポイントAP2に新規接続した場合、端末3には、送信待機指示は出ていないため、データ送信が可能である。この状態において、端末1がアクセスポイントAP1の配下の無線ゾーンRZ1からアクセスポイントAP2の配下の無線ゾーンRZ2に移動してきても優先的にデータを送信することはできない。
図35に示すように、端末1の移動先の無線ゾーンRZ2を制御するアクセスポイントAP2は、接続管理部19を更に備えている。新規の端末3から無線接続要求の無線リンクフレームを受信した(手順13−1)アクセスポイントAP2においては、接続管理部
19で新規の端末3の接続を認識し、送信待機管理部14に新規端末通知(手順13−2)を行う。この通知を受信した送信待機管理部14は、この端末3に対して、送信待機指示を送信する(手順13−3)。これにより、無線ゾーンRZ2内が既に送信待機になっている状態での新規端末3が接続してきても、この端末3に、送信待機指示を出せるため、優先的にデータを送信したい端末1のデータ伝送効率を悪くする(邪魔する)ことを防止できる。
[変形例]
上述した一実施の形態における処理はコンピュータで実行可能なプログラムとして提供され、CD−ROMやフレキシブルディスクなどの記録媒体、さらには通信回線を経て提供可能である。
また、上述した一実施の形態における各処理はその任意の複数または全てを選択し組合せて実施することもできる。
[その他]
(付記1) 無線LANシステムのアクセスポイントを構成する通信制御装置であって;
配下の無線ゾーンへの端末の移動予告通知を受信する手段と;
前記移動通知を受信したとき、データ送信中の端末を待機状態にし、配下の無線ゾーンに移動して来た移動対象端末に優先的にデータ送信することを可能にするために、送信待機指示を送信する手段と;
を備える通信制御装置。(1)
(付記2) 緊急性を要するデータの監視センターを有する有線ネットワークに論理的に縦続接続される複数のアクセスポイントのいずれかを構成する
付記1記載の通信制御装置。
(付記3) 前記移動対象端末からのデータ送信完了通知を受信したとき、前記待機状態の端末にデータ送信の再開を可能にするための送信開始指示を送信する手段
を更に備える付記1記載の通信制御装置。(2)
(付記4) 前記送信待機指示を送信してからのタイマ値を生成する手段と;
このタイマ値のタイムアウトに応じて、前記待機状態の端末にデータ送信の再開を可能にするための送信開始指示を送信する手段と;
を更に備える付記1記載の通信制御装置。(3)
(付記5) 前記移動対象端末からのデータ送信完了通知を受信できないとき、前記送信待機指示を送信してからのタイマ値のタイムアウトに応じて、前記待機状態の端末にデータ送信の再開を可能にするための送信開始指示を送信する手段
を更に備える付記1記載の通信制御装置。
(付記6) 接続している端末数に応じて前記タイマ値を変更する手段
を更に備える付記4または5記載の通信制御装置。
(付記7) データ送信を完全に待機状態にしない端末の識別情報を記憶する手段と;
前記識別情報の検索に基づいて、前記待機状態にしない端末に前記移動対象端末のデータ送信の合間に割り込んだデータ送信を許容する手段と;
を更に備える付記1記載の通信制御装置。(4)
(付記8) 前記移動通知を受信してデータ送信中の前記端末を待機状態にし、配下の無線ゾーンに移動して来た前記移動対象端末に優先的にデータ送信することを可能にするために、前記無線ゾーン内の新規接続端末に更に送信待機指示を送信する手段
を更に備える付記1記載の通信制御装置。(5)
(付記9) 無線LANシステムのアクセスポイントにおける通信制御方法であって;
配下の無線ゾーンへの端末の移動予告通知を受信するステップと;
前記移動通知を受信したとき、データ送信中の端末を待機状態にし、配下の無線ゾーンに移動して来た移動対象端末に優先的にデータ送信することを可能にするために、送信待機指示を送信するステップと;
を備える通信制御方法。
(付記10) 緊急性を要するデータの監視センターを有する有線ネットワークに論理的に縦続接続される複数のアクセスポイントのいずれかで実施される
付記9記載の通信制御方法。
(付記11) 前記移動対象端末からのデータ送信完了通知を受信したとき、前記待機状態の端末にデータ送信の再開を可能にするための送信開始指示を送信するステップ
を更に備える付記9記載の通信制御方法。
(付記12) 前記送信待機指示を送信してからのタイマ値を生成するステップと;
このタイマ値のタイムアウトに応じて、前記待機状態の端末にデータ送信の再開を可能にするための送信開始指示を送信するステップと;
を更に備える付記9記載の通信制御方法。
(付記13) 前記移動対象端末からのデータ送信完了通知を受信できないとき、前記送信待機指示を送信してからのタイマ値のタイムアウトに応じて、前記待機状態の端末にデータ送信の再開を可能にするための送信開始指示を送信するステップ
を更に備える付記9記載の通信制御方法。
(付記14) 接続している端末数に応じて前記タイマ値を変更するステップ
を更に備える付記12または13記載の通信制御方法。
(付記15) データ送信を完全に待機状態にしない端末の識別情報を記憶するステップと;
前記識別情報の検索に基づいて、前記待機状態にしない端末に前記移動対象端末のデータ送信の合間に割り込んだデータ送信を許容するステップと;
を更に備える付記9記載の通信制御方法。
(付記16) 前記移動通知を受信してデータ送信中の前記端末を待機状態にし、配下の無線ゾーンに移動して来た前記移動対象端末に優先的にデータ送信することを可能にするために、前記無線ゾーン内の新規接続端末に更に送信待機指示を送信するステップ
を更に備える付記9記載の通信制御方法。
無線LANシステムにおけるキャリアセンスを説明するための図。 キャリアセンスを利用した複数端末間のアクセス手順を示す。 無線LANシステムにおける端末移動時の課題(問題)を説明するための図。 無線LANシステムにおけるデータ通信を説明するための図。 先行技術の動作を説明するための図。 先行技術の問題を説明するための図。 先行技術の問題改善策を説明するための図。 他の先行技術の動作を説明するための図。 他の先行技術の問題を説明するための図。 他の先行技術の問題改善策を説明するための図。 本発明の一実施の形態における無線LANシステムの概要を説明するための図。 端末移動通知フレームを示す。 送信待機フレームを示す。 送信待機タイマテーブルを示す。 送信待機指定フレームを示す。 新規端末接続時のアクセスポイントの動作手順を示す。 アクセスポイントにおける端末の移動(切断)を監視する動作手順を示す。 アクセスポイントにおける端末の移動(切断)を監視する動作手順を示す。 図11に示す無線LANシステムにおける動作シーケンスを示す。 本発明の一実施の形態における無線LANシステムの具体例の基本構成を説明するための図。 図20に示す無線LANシステムのアクセスポイント及び端末の基本構成を説明するための図。 第1の動作例を説明するための図。 第1の動作例を説明するための図。 第1の動作例を説明するための図。 第1の動作例を説明するための図。 第2の動作例を説明するための図。 第2の動作例を説明するための図。 第2の動作例を説明するための図。 第2の動作例を説明するための図。 第3の動作例を説明するための図。 第3の動作例を説明するための図。 第3の動作例を説明するための図。 第3の動作例を説明するための図。 第4の動作例を説明するための図。 第4の動作例を説明するための図。
符号の説明
AP1,AP2 アクセスポイント
RZ1,RZ2 無線ゾーン
11,21 無線LAN部
12 接続管理部
13 移動通知部
14 送信待機管理部
15 タイマ部
16 接続台数管理部
17 送信待機なし設定テーブル
18 優先管理部
19 接続管理部
22 フレーム解析部
23 遮断依頼部
24 データ送信管理部

Claims (5)

  1. 無線LANシステムのアクセスポイントを構成する通信制御装置であって;
    配下の無線ゾーンへの端末の移動予告通知を受信する手段と;
    前記移動通知を受信したとき、データ送信中の端末を待機状態にし、配下の無線ゾーンに移動して来た移動対象端末に優先的にデータ送信することを可能にするために、送信待機指示を送信する手段と;
    を備える通信制御装置。
  2. 前記移動対象端末からのデータ送信完了通知を受信したとき、前記待機状態の端末にデータ送信の再開を可能にするための送信開始指示を送信する手段
    を更に備える請求項1記載の通信制御装置。
  3. 前記送信待機指示を送信してからのタイマ値を生成する手段と;
    このタイマ値のタイムアウトに応じて、前記待機状態の端末にデータ送信の再開を可能にするための送信開始指示を送信する手段と;
    を更に備える請求項1記載の通信制御装置。
  4. データ送信を完全に待機状態にしない端末の識別情報を記憶する手段と;
    前記識別情報の検索に基づいて、前記待機状態にしない端末に前記移動対象端末のデータ送信の合間に割り込んだデータ送信を許容する手段と;
    を更に備える請求項1記載の通信制御装置。
  5. 前記移動通知を受信してデータ送信中の前記端末を待機状態にし、配下の無線ゾーンに移動して来た前記移動対象端末に優先的にデータ送信することを可能にするために、前記無線ゾーン内の新規接続端末に更に送信待機指示を送信する手段
    を更に備える請求項1記載の通信制御装置。
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