JP2002158609A - 無線通信システムの省電力モード移行方法と再起動方法 - Google Patents

無線通信システムの省電力モード移行方法と再起動方法

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JP2002158609A
JP2002158609A JP2000353359A JP2000353359A JP2002158609A JP 2002158609 A JP2002158609 A JP 2002158609A JP 2000353359 A JP2000353359 A JP 2000353359A JP 2000353359 A JP2000353359 A JP 2000353359A JP 2002158609 A JP2002158609 A JP 2002158609A
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    • H04W52/0206Power saving arrangements in the radio access network or backbone network of wireless communication networks in access points, e.g. base stations
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 公共の業務用や防災行政用システム等では、
時間帯等によっては回線使用率が下がるため、常にシス
テムを定常状態で稼動しておく必要はなく、大電力で送
信する基地局や中継局を常時連続送信させることは効率
が悪く、特に、災害時等におけるバッテリー使用におい
ては、急激な電力消耗を招くなどの課題があった。 【解決手段】 基地局1が複数の端末局2に対して省電
力モード移行指示を送信し、これを受信した端末局2が
自局の状態および移行指示確認を基地局に送信した後間
欠受信動作に移り、前記端末局の自局状態および移行指
示確認を受信した基地局1が端末局2の間欠受信動作の
タイミングで報知情報を間欠送信し、かつ端末局からの
システム再起動要求を受け付けるための間欠受信動作に
移る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はTDMA(時分割
多元接続方式)無線通信システムにおける省電力化に係
り、特に無線通信システムの省電力モード移行方法およ
び再起動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のTDMA無線通信システムでは、
基地局は常時連続送受信を行っている。また、移動局の
消費電力低減を図る方法としては、例えば特開平7−2
2998号公報に記載されているように、移動局が基地
局からの報知情報を連続受信せずに、スーパーフレーム
間隔で間欠受信する等の方法が提案されている。
【0003】図9は従来のTDMA無線通信システムの
構成を示す構成図である。図において、1は基地局、2
は移動局である。基地局1は、下り制御チャネルを使っ
て常時移動局2に対して制御情報を連続送信している。
また、移動局2からの発呼要求を受け付けるため、基地
局1は常に連続受信状態におかれている。移動局2は、
少なくとも基地局1からの呼出信号、すなわち、ページ
ングが送信されるタイミングにだけ受信動作を行い、そ
の他の時間は非受信状態におかれるようになっている。
したがって、このような間欠受信を行うことにより、移
動局2は受信機部分の消費電力低減を図っている。
【0004】図10は、上述の移動局2の間欠受信を説
明するための下り制御チャネルのフレーム構成例を示
す。基地局1は、制御チャネルを使用してフレーム毎に
制御情報を送信する。制御情報には、報知情報BCC
H、ページングPCH、その他様々なものが含まれてい
る。この下り制御チャネルの構成は、フレーム毎に送信
される制御スロットを順に並べたもので、スーパーフレ
ームで一つの制御情報を構成している。移動局2は、少
なくともページングPCHを受信できればよく、省電力
状態にあるときにスーパーフレームの先頭で受信機部の
電源をオンにして受信動作を開始し、ページングPCH
の終了時に電源をオフにして再び省電力状態に戻る電源
制御方法を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のTDMA無線通
信システムの省電力モード移行方法は、以上のように構
成されているが、基地局1は連続送受信状態におかれる
ようになっていた。これは、携帯電話のような民需用シ
ステムにおいては当然の条件として有効である。しかし
公共の業務用や防災行政用システム等では、時間帯等に
よっては回線使用率が下がるため、常にシステムを定常
状態で稼動しておく必要はない。また、基地局や中継局
は、大電力で送信するため、常時連続送信を行うことは
効率が悪い。特に、災害時等におけるバッテリー使用に
おいては、バッテリーの急激な消耗を招くなどの課題が
あった。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、システム全体の省エネルギー化を
図ることができる無線通信システムの省電力モード移行
方法および再起動方法を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決しようとする手段】この発明に係る無線通
信システムの省電力モード移行方法は、基地局および複
数の端末局から構成されるTDMA無線通信システムに
おいて、基地局が複数の端末局に対して省電力モード移
行指示を送信し、この省電力モード移行指示を受信した
端末局が自局状態および移行指示確認を基地局に送信し
た後間欠受信動作に移り、端末局の自局状態および移行
指示確認を受信した基地局が報知情報の連続送信を端末
局の間欠受信動作のタイミングと一致する間欠送信動作
に切り換えると共に間欠受信動作に移るようにしたもの
である。
【0008】この発明に係る無線通信システムの省電力
モード移行方法は、省電力モードにあることを端末局が
認識できるパラメータを基地局から間欠送信される報知
情報に含めて送信し、端末局が報知情報を受信したとき
からでも省電力モードの間欠受信動作に移れるようにし
たものである。
【0009】この発明に係る無線通信システムの再起動
方法は、基地局および複数の端末局から構成されるTD
MA無線通信システムにおいて、基地局が複数の端末局
に対して省電力モード移行指示を送信し、この省電力モ
ード移行指示を受信した端末局が自局状態および移行指
示確認を基地局に送信した後間欠受信動作に移り、端末
局の自局状態および移行指示確認を受信した基地局が報
知情報の連続送信を端末局の間欠受信動作のタイミング
と一致する間欠送信動作に切り換えると共に間欠送受信
動作に移って省電力モードを形成し、基地局が複数の端
末局に対して所定の期間にシステム再起動指示を端末局
の間欠受信動作のタイミングに合わせて送信して連続送
受信動作に戻り、端末局が間欠受信動作時にシステム再
起動指示を受信して連続受信動作に戻るようにしたもの
である。
【0010】この発明に係る無線通信システムの再起動
方法は、基地局および複数の端末局から構成されるTD
MA無線通信システムにおいて、基地局が複数の端末局
に対して省電力モード移行指示を送信し、この省電力モ
ード移行指示を受信した端末局が自局状態および移行指
示確認を基地局に送信した後間欠受信動作に移り、端末
局の自局状態および移行指示確認を受信した基地局が報
知情報の連続送信を端末局の間欠受信動作のタイミング
と一致する間欠送信動作に切り換えると共に間欠送受信
動作に移って省電力モードを形成し、複数の端末局のい
ずれか1局が、基地局の間欠受信動作のタイミングに合
わせて発呼のためのシステム再起動要求を基地局に対し
て送信し、このシステム再起動要求を受信した基地局が
間欠受信動作中のすべての端末局に対してシステム再起
動指示を所定の期間内にかつ端末局の間欠受信動作のタ
イミングに合わせて送信して連続送受信動作に戻り、シ
ステム再起動指示を受信した端末局が連続受信動作に戻
るようにしたものである。
【0011】この発明に係る無線通信システムの省電力
モード移行方法は、親局、中継局および複数の子局から
構成されるTDMA無線通信システムにおいて、親局が
中継局および複数の子局に対して省電力モード移行指示
を送信し、この省電力モード移行指示を受信した子局が
自局状態および移行指示確認を中継局に送信して間欠受
信動作に移り、中継局が受信した子局の自局状態および
移行指示確認を親局に送信した後に送信動作を停止して
間欠受信動作に移り、親局が子局の自局状態および移行
指示確認を受信して報知情報の送信を停止して子局の間
欠受信動作と一致する間欠受信動作に移るようにしたも
のである。
【0012】この発明に係る無線通信システムの再起動
方法は、親局、中継局および複数の子局から構成される
TDMA無線通信システムにおいて、親局が中継局およ
び複数の子局に対して省電力モード移行指示を送信し、
この省電力モード移行指示を受信した子局が自局状態お
よび移行指示確認を中継局に送信して間欠受信動作に移
り、中継局が受信した子局の自局状態および移行指示確
認を親局に送信した後に送信動作を停止して間欠受信動
作に移り、親局が子局の自局状態および移行指示確認を
受信して報知情報の送信を停止して子局の間欠受信動作
と一致する間欠受信動作に移って省電力モードを形成
し、親局が中継局に対してシステム再起動要求を中継局
の間欠受信動作のタイミングに合わせて送信し、システ
ム再起動要求を受信した中継局がシステム再起動指示を
親局およびすべての子局に対して親局および子局の間欠
受信動作のタイミングに合わせて送信して連続送受信動
作に戻り、システム再起動指示を受信した親局が連続送
受信動作に戻り、システム再起動指示を受信した子局が
連続受信動作に戻るようにしたものである。
【0013】この発明に係る無線通信システムの再起動
方法は、親局、中継局および複数の子局から構成される
TDMA無線通信システムにおいて、親局が中継局およ
び複数の子局に対して省電力モード移行指示を送信し、
この省電力モード移行指示を受信した子局が自局状態お
よび移行指示確認を中継局に送信して間欠受信動作に移
り、中継局が受信した子局の自局状態および移行指示確
認を親局に送信した後に送信動作を停止して間欠受信動
作に移り、親局が子局の自局状態および移行指示確認を
受信して報知情報の送信を停止して子局の間欠受信動作
と一致する間欠受信動作に移って省電力モードを形成
し、複数の子局のいずれか1局が中継局に対して発呼の
ためのシステム再起動要求を中継局の間欠受信動作のタ
イミングに合わせて送信し、このシステム再起動要求を
受信した中継局がシステム再起動指示を間欠受信中の親
局およびすべての子局に対して親局および子局の間欠受
信動作のタイミングに合わせて送信して連続送受信動作
に戻り、システム再起動指示を受信した親局が連続送受
信動作に戻り、システム再起動支持を受信した子局が連
続受信動作に戻るようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係る無
線通信システムの構成を示すもので、基地局および複数
の移動局で構成される移動系TDMA無線通信システム
における省電力モード移行方法とシステム再起動方法を
説明する。
【0015】図において、1は基地局、2は移動局(端
末局)である。11は基地局1から各移動局2への下り
制御チャネルを示し、21は移動局2から基地局1への
上り制御チャネルを示す。定常運用時の基地局1は、下
り制御チャネル11を利用して移動局2に報知情報CC
Hをフレーム毎に送信する連続送信を行う。移動局2は
上り制御チャネル21を利用して基地局1に対して発呼
要求信号すなわち発信無線状態報告を送信する。
【0016】先ず、図2は省電力モード移行時の接続シ
ーケンスを示すもので、これにより省電力モード移行の
動作について説明する。図において、連続送受信を行う
定常状態におかれていた基地局1から移動局2に対して
省電力モード移行指示を下り制御チャネル11を利用し
て送信する。移動局2は、この省電力モード移行指示を
受信すると、直ちに自局状態および移行指示確認を基地
局1に送信し、省電力モードに移行して間欠受信動作に
切り換わり、基地局1から間欠送信される報知情報CC
Hを受信するためのCCHサーチを開始する。ここで、
各移動局2からの移行指示確認を受信できるように、基
地局1は省電力モード移行指示を送信し続けるが、移動
局2からの移行指示確認をすべて受信できなくても、自
局のタイマーによるタイムアウトで所定の期間が過ぎる
と省電力モードに移行する。
【0017】基地局1は、省電力モードの状態におい
て、報知情報CCHを下り制御チャネル11で間欠送信
する。これにより、基地局1は大電力で連続送信し続け
る必要がなくなるため、消費電力を大幅に低減し、緊急
時のバッテリー駆動効率を上げることができる。
【0018】また、省電力モードにある基地局1は、移
動局2からのシステム再起動要求UW1を受け付けるU
W1サーチのために間欠受信を行う。このシステム再起
動要求UW1は、移動局2が通信を再開したい場合に、
基地局1に対してシステム全体を定常状態に戻すよう要
求するために送信されるもので、特定パターンで構成さ
れた連続信号である。従来の基地局では、常時発呼を受
け付けるものとして連続受信を行っていたが、実施の形
態1では、システム全体を意図的に省電力状態にするた
め、連続受信を行う必要はない。前述の間欠送信に加
え、このように間欠受信を行うことで、基地局1の消費
電力のさらなる低減を図ることができる。
【0019】一方、移動局2は、基地局1の報知情報C
CHの間欠送信タイミングに合わせて、間欠受信すなわ
ちCCHサーチを行うだけで、その他の時間は受信動作
を停止しており、消費電力を節減する。ここで、基地局
1から間欠送信される報知情報CCHには、システムが
省電力モードにあることを移動局2が認識できるための
パラメータが含まれる。したがって、システムが省電力
モードに入った際に受信状態の不都合や電源を切ってい
たために、移動局2の中に省電力モード移行指示を受信
できなかったものがあった場合、後でこの報知情報CC
Hを受信することにより省電力モードへと移行するよう
動作するようにしている。
【0020】図3に、移動局2の要求によりシステム全
体が省電力モードから定常状態に戻る動作の接続シーケ
ンスを示す。図において、移動局2のいずれか1局が通
信を行うために、先ず基地局1に対してシステム再起動
要求UW1を、基地局1の間欠受信動作のタイミングに
合わせて送信する。基地局1は、このシステム再起動要
求UW1を受信すると、下り制御チャネル11を利用し
てすべての移動局2に対してCCHサーチのタイミング
でシステム再起動指示を送信する。各移動局2はシステ
ム再起動指示を受信すると直ちに連続受信の定常状態に
戻る。また、回線障害などでシステム再起動指示を受信
できない移動局2がある場合には、自局のタイマーによ
るタイムアウトによって定常状態に戻る。なお、定常状
態に戻った基地局の報知情報に、定常状態であることを
知らせるパラメータが含まれている。次に基地局1は、
自局のタイマーのタイムアウトでシステム再起動指示の
送信を停止し、連続送受信の定常状態に戻る。その後、
基地局1は報知情報CCHの連続送信を開始し、最初に
システム再起動要求UW1を送った移動局2は発呼要求
信号すなわち発信無線状態報告を送信し、通信を再開す
る。
【0021】図4に、基地局1の指示によりシステム全
体が省電力モードから定常状態に戻る動作の接続シーケ
ンスを示す。図において、基地局1はすべての移動局2
に対して間欠送信時にシステム再起動指示の送信を行
い、各移動局2はこのシステム再起動指示をCCHサー
チで受信し、前述と同様の復帰動作を行う。すなわち、
各移動局2はシステム再起動指示を受信すると直ちに連
続受信の定常状態に戻る。次に基地局1は、自局のタイ
マーのタイムアウトでシステム再起動指示の送信を停止
し連続送受信の定常状態に戻る。その後、基地局1は報
知情報CCHの連続送信を開始し、通信を再開する状態
となる。
【0022】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、基地局1は、省電力モード時に報知情報CCHを間
欠送信する以外には送信を停止させているので、大電力
の連続送信が不要となり消費電力を大幅に低減し、緊急
時のバッテリー駆動効率を上げることができる効果が得
られる。また、基地局1は、省電力モード時の受信動作
においても、システム再起動要求UW1を受け付けるた
めの間欠受信動作以外には受信動作を停止させているの
で、省電力化をさらに図れる効果が得られる。一方、移
動局2においても、報知情報CCHの間欠送信に対して
タイミングを合わせた間欠受信動作以外には送受信動作
を行わないようにして省電力化を図れる効果がある。し
たがって、基地局1と移動局2を併せた無線通信システ
ム全体において、多大な電力削減を可能にする効果が得
られる。また、実施の形態1によれば、システムが省電
力モードから復帰するために基地局1からの指示による
場合と任意の移動局2からの要求による場合のいずれで
も不都合なく再起動が行えるので、無線通信システム全
体の省電力化に伴う再起動方法として最適なものを提供
する効果が得られる。さらに、システムが省電力モード
に入ったときに、基地局1から間欠送信される報知情報
CCHに、システムが省電力モードにあることを認識で
きるパラメータを含めているので、省電力モード移行指
示を受信できなかった移動局2があったとしても、その
報知情報CCHを受信したときから省電力モードに切り
換わることができ、省電力化の動作をより確実なものに
する効果がある。
【0023】実施の形態2.図5において、この発明の
実施の形態2に係る無線通信システムのを示すもので、
親局、中継局および複数の子局または戸別受信機で構成
される固定系TDMA無線通信システムにおける省電力
モード移行方法とシステムの再起動方法について説明す
る。
【0024】図において、3は親局、4は中継局、5は
子局である。31は親局3から中継局4への下り制御チ
ャネル、41は中継局4から子局5への下り制御チャネ
ル、42は中継局4から親局3への上り制御チャネル、
51は子局5から中継局4への上り制御チャネルを示
す。定常運用時の親局3は、中継局4を介して下り制御
チャネル31,41を利用して、すべての子局5に報知
情報CCHを送信する。また子局5は中継局4を介して
上り制御チャネル51,42を利用し、親局3に発呼要
求信号すなわち発信無線状態報告を送信するようになっ
ている。
【0025】図6は省電力モード移行時の接続シーケン
スを示すもので、これにより省電力モード移行動作につ
いて説明する。図において、定常状態で動作していた親
局3は、下り制御チャネル31,41を利用して中継局
4および子局5に対して省電力モード移行指示を送信す
る。子局5は、この省電力モード移行指示を受信すると
直ちに自局状態および移行指示確認を中継局4を介して
親局3に送信し、省電力モードに移行する。中継局4
は、各子局5からの移行指示確認を親局3に送信した
後、省電力モードに移行する。また、中継局4は、すべ
ての子局5からの移行指示を受信できなくても、親局3
に対して自局状態並びに移行指示確認を送信した後、自
局のタイマーのタイムアウトにより省電力モードに移行
する。親局3は、中継局4からの移行指示確認を受信す
るまで、省電力モード移行指示を送信し続け、中継局4
からの移行指示確認を受信した後、省電力モードに移行
する。
【0026】親局3は、省電力モードの状態において、
報知情報CCHの送信を停止する。また、中継局4から
のシステム再起動指示UW2を受け付けるUW2サーチ
を行うために間欠受信動作に移る。ここで、システム再
起動指示UW2は、システム全体を定常状態に戻すため
に親局3および子局(戸別受信機)5に対して送信する
もので、特定パターンで構成された連続信号である。
【0027】中継局4は、省電力モードの状態において
送信を停止する。また、子局5または親局3からのシス
テム再起動要求UW1を受け付けるUW1サーチを行う
ために間欠受信動作に移る。このシステム再起動要求U
W1は、子局5または親局3が通信を再開するために、
システム全体を定常状態に戻すよう中継局4に対して要
求するものであり、特定パターンで構成された連続信号
である。
【0028】子局5は、省電力モードの状態において、
中継局4からのシステム再起動指示UW2を受け付ける
UW2サーチを行うために間欠受信動作に移る。また、
親局3からの報知情報CCHがある一定時間受信されな
ければ、子局5は自局のタイマーのタイムアウトにより
省電力モードに移行するように動作する。
【0029】図7に、子局の要求によりシステム全体が
省電力モードから定常状態に戻る動作の接続シーケンス
を示す。図において、いずれかの子局5が通信を行うた
めに、まず中継局4に対して、中継局4の間欠受信動作
のタイミングに合わせてシステム再起動要求UW1を送
信する。中継局4はこのシステム再起動要求UW1を受
信すると、親局3およびすべての子局5に対して、これ
らの間欠受信動作すなわちUW2サーチのタイミングに
合わせてシステム再起動指示UW2を送信する。親局3
はシステム再起動指示UW2を受信すると、直ちに定常
状態に戻り、報知情報CCHの連続送信を開始する。ま
た、子局5はシステム再起動指示UW2を受信すると直
ちに定常状態に戻り、報知情報CCHの連続受信を行
う。中継局4は、自局のタイマーによるタイムアウトで
システム再起動指示UW2の送信を停止して定常状態に
戻り、親局3からの報知情報CCHを中継して子局5に
送信する。その後、最初にシステム再起動要求UW1を
送信した子局5は、発呼要求信号すなわち発信無線状態
報告を送信し、通信を再開する。
【0030】図8に、親局の指示によりシステム全体が
省電力モードから定常状態に戻る動作の接続シーケンス
を示す。図において、親局3は中継局4に対して、シス
テム再起動要求UW1を中継局4のUW1サーチのタイ
ミングに合わせて送信を行う。中継局4はこのシステム
再起動要求UW1を受信後、前述と同様の動作を行う。
すなわち、親局3およびすべての子局5に対して、シス
テム再起動指示UW2を間欠受信のタイミングに合わせ
て送信する。親局3はシステム再起動指示UW2を受信
すると、直ちに定常状態に戻り、報知情報CCHの連続
送信を開始する。子局5はシステム再起動指示UW2を
受信すると直ちに定常状態に戻り、報知情報CCHの連
続受信を行う。中継局4は、自局のタイマーによるタイ
ムアウトでシステム再起動指示UW2の送信を停止して
定常状態に戻り、親局3からの報知情報CCHを中継し
て子局5に連続送信する。
【0031】実施の形態2によれば、親局3は、省電力
モード時に送信を停止しているので、大電力の連続送信
が不要となり消費電力を大幅に低減し、緊急時のバッテ
リー駆動効率を上げることができる効果が得られる。ま
た、親局3は、省電力モード時の受信においても、中継
局4からのシステム再起動指示UW2を受け付けるため
の間欠受信動作以外には受信動作を停止させているの
で、省電力化をさらに図れる効果が得られる。一方、中
継局4は、親局3および子局5から発せられるシステム
再起動要求UW1を受け付けるための間欠受信動作以外
には送受信動作を行わないようにして省電力化を図る効
果が得られる。また、子局5は、中継局4からのシステ
ム再起動指示UW2を受け付けるための間欠受信動作以
外には送受信動作を停止させて省電力化を図ることがで
きる効果が得られる。したがって、親局3、中継局4お
よび子局5を併せた無線通信システム全体において多大
な電力削減を可能とする効果が得られる。また、実施の
形態2によれば、システムが省電力モードから復帰する
ために親局3からの要求による場合と任意の子局5から
の要求による場合のいずれにおいても、中継局5を含め
て不都合なく再起動が行えるので、無線通信システム全
体の省電力化の再起動方法として最適なものを提供する
効果が得られる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、基地
局および複数の端末局から構成されるTDMA無線通信
システムにおいて、基地局が複数の端末局に対して省電
力モード移行指示を送信し、この省電力モード移行指示
を受信した端末局が自局状態および移行指示確認を基地
局に送信した後間欠受信動作に移り、端末局の自局状態
および移行指示確認を受信した基地局が報知情報の連続
送信を端末局の間欠受信動作のタイミングと一致する間
欠送信動作に切り換えると共に間欠受信動作に移るよう
に構成したので、基地局は、省電力モード時に報知情報
を間欠送信する以外には送信を停止させて大電力の連続
送信を不要とし、システム再起動要求を受け付けるため
の間欠受信動作以外には受信動作を停止させて省電力化
を図り、緊急時のバッテリー駆動効率を上げることがで
きる効果がある。また、端末局においても、基地局から
の報知情報の間欠送信に対してタイミングを合わせた間
欠受信動作以外には受信動作を行わないようにして省電
力化を図る効果がある。したがって、基地局と端末局を
併せた無線通信システム全体において、多大な電力削減
を可能にする効果がある。
【0033】この発明によれば、省電力モードにあるこ
とを端末局が認識できるパラメータを基地局から間欠送
信される報知情報に含めて送信し、端末局が報知情報を
受信したときからでも省電力モードの間欠受信動作に移
れるように構成したので、省電力モード移行指示を受信
できなかった端末局があったとしても、その後に報知情
報を受信したときから省電力モードに切り換わることが
でき、省電力化移行の動作をより確実なものにする効果
がある。
【0034】この発明によれば、基地局および複数の端
末局から構成されるTDMA無線通信システムにおい
て、基地局が複数の端末局に対して省電力モード移行指
示を送信し、この省電力モード移行指示を受信した端末
局が自局状態および移行指示確認を基地局に送信した後
間欠受信動作に移り、端末局の自局状態および移行指示
確認を受信した基地局が報知情報の連続送信を端末局の
間欠受信動作のタイミングと一致する間欠送信動作に切
り換えると共に間欠送受信動作に移って省電力モードを
形成し、基地局が複数の端末局に対して所定の期間にシ
ステム再起動指示を端末局の間欠受信動作のタイミング
に合わせて送信して連続送受信動作に戻り、端末局が間
欠受信動作時にシステム再起動指示を受信して連続受信
動作に戻るように構成したので、基地局からの指示によ
り不都合なくシステムが省電力モードから復帰するため
の再起動が行え、無線通信システム全体の省電力化に伴
う再起動方法として最適なものを提供できる効果があ
る。
【0035】この発明によれば、基地局および複数の端
末局から構成されるTDMA無線通信システムにおい
て、基地局が複数の端末局に対して省電力モード移行指
示を送信し、この省電力モード移行指示を受信した端末
局が自局状態および移行指示確認を基地局に送信した後
間欠受信動作に移り、端末局の自局状態および移行指示
確認を受信した基地局が報知情報の連続送信を端末局の
間欠受信動作のタイミングと一致する間欠送信動作に切
り換えると共に間欠送受信動作に移って省電力モードを
形成し、複数の端末局のいずれか1局が、基地局の間欠
受信動作のタイミングに合わせて発呼のためのシステム
再起動要求を基地局に対して送信し、このシステム再起
動要求を受信した基地局が間欠受信動作中のすべての端
末局に対してシステム再起動指示を所定の期間内にかつ
端末局の間欠受信動作のタイミングに合わせて送信して
連続受信動作に戻り、システム再起動指示を受信した端
末局が連続送受信動作に戻るように構成したので、端末
局からの要求により不都合なくシステムが省電力モード
から復帰するための再起動が行え、無線通信システム全
体の省電力化に伴う再起動方法として最適なものを提供
できる効果がある。
【0036】この発明によれば、親局、中継局および複
数の子局から構成されるTDMA無線通信システムにお
いて、親局が中継局および複数の子局に対して省電力モ
ード移行指示を送信し、この省電力モード移行指示を受
信した子局が自局状態および移行指示確認を中継局に送
信して間欠受信動作に移り、中継局が受信した子局の自
局状態および移行指示確認を親局に送信した後に送信動
作を停止して間欠受信動作に移り、親局が子局及び中継
局の自局状態および移行指示確認を受信して報知情報の
送信を停止して子局の間欠受信動作と一致する間欠受信
動作に移るように構成したので、親局は、省電力モード
時に送信動作を停止して大電力の連続送信を不要とし、
また中継局からのシステム再起動指示を受け付けるため
の間欠受信動作以外には受信動作を停止させ、消費電力
を大幅に低減し緊急時のバッテリー駆動効率を上げるこ
とができる効果がある。また、中継局は、親局および子
局から発せられるシステム再起動要求を受け付けるため
の間欠受信動作以外には送受信動作を行わないようにし
て省電力化を図れる効果がある。さらに、子局は、中継
局からのシステム再起動指示を受け付けるための間欠受
信動作以外には受信動作を停止させて省電力化を図れる
効果がある。したがって、親局、中継局および子局を併
せた無線通信システム全体において多大な電力削減を可
能とする効果がある。
【0037】この発明によれば、親局、中継局および複
数の子局から構成されるTDMA無線通信システムにお
いて、親局が中継局および複数の子局に対して省電力モ
ード移行指示を送信し、この省電力モード移行指示を受
信した子局が自局状態および移行指示確認を中継局に送
信して間欠受信動作に移り、中継局が受信した子局の自
局状態および移行指示確認を親局に送信した後に送信動
作を停止して間欠受信動作に移り、親局が子局及び中継
局の自局状態および移行指示確認を受信して報知情報の
送信を停止して子局の間欠受信動作と一致する間欠受信
動作に移って省電力モードを形成し、親局が中継局に対
してシステム再起動要求を中継局の間欠受信動作のタイ
ミングに合わせて送信し、システム再起動要求を受信し
た中継局がシステム再起動指示を親局およびすべての子
局に対して親局および子局の間欠受信動作のタイミング
に合わせて送信して連続送受信動作に戻り、システム再
起動指示を受信した親局が連続送受信動作に戻り、シス
テム再起動指示を受信した子局が連続受信動作に戻るよ
うに構成したので、システムが省電力モードから復帰す
るために親局からの要求により不都合なく再起動が行
え、無線通信システム全体の省電力化に伴う再起動方法
として最適なものを提供できる効果がある。
【0038】この発明によれば、親局、中継局および複
数の子局から構成されるTDMA無線通信システムにお
いて、親局が中継局および複数の子局に対して省電力モ
ード移行指示を送信し、この省電力モード移行指示を受
信した子局が自局状態および移行指示確認を中継局に送
信して間欠受信動作に移り、中継局が受信した子局の自
局状態および移行指示確認を親局に送信した後に送信動
作を停止して間欠受信動作に移り、親局が子局及び中継
局の自局状態および移行指示確認を受信して報知情報の
送信を停止して子局の間欠受信動作と一致する間欠受信
動作に移って省電力モードを形成し、複数の子局のいず
れか1局が中継局に対して発呼のためのシステム再起動
要求を中継局の間欠受信動作のタイミングに合わせて送
信し、このシステム再起動要求を受信した中継局がシス
テム再起動指示を間欠受信中の親局およびすべての子局
に対して親局および子局の間欠受信動作のタイミングに
合わせて送信して連続送受信動作に戻り、システム再起
動指示を受信した親局が連続送受信動作に戻り、システ
ム再起動指示を受信した子局が連続受信動作に戻るよう
に構成したので、システムが省電力モードから復帰する
ために任意の子局からの要求に対して、中継局を含め不
都合なく再起動が行え、無線通信システム全体の省電力
化に伴う再起動方法として最適なものを提供できる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る無線通信シス
テムを示す構成図である。
【図2】 実施の形態1における省電力モード移行時の
接続シーケンスを示す説明図である。
【図3】 実施の形態1におけるシステム再起動時の接
続シーケンスを示す説明図である。
【図4】 実施の形態1におけるシステム再起動時の接
続シーケンスを示す説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態2における無線通信シ
ステムを示す構成図である。
【図6】 実施の形態2における省電力モード移行時の
接続シーケンスを示す説明図である。
【図7】 実施の形態2におけるシステム再起動時の接
続シーケンスを示す説明図である。
【図8】 実施の形態2におけるシステム再起動時の接
続シーケンスを示す説明図である。
【図9】 従来のTDMA無線通信システムを示す構成
図である。
【図10】 従来のTDMA無線通信システムの制御チ
ャネルを示す説明図である。
【符号の説明】
1 基地局、2 移動局(端末局)、3 親局、4 中
継局、5 子局、11,31,41 下り制御チャネ
ル、21,42,51 上り制御チャネル。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局および複数の端末局から構成され
    るTDMA無線通信システムにおいて、 前記基地局が複数の前記端末局に対して省電力モード移
    行指示を送信し、 この省電力モード移行指示を受信した前記端末局が自局
    状態および移行指示確認を前記基地局に送信した後間欠
    受信動作に移り、 前記端末局の自局状態および移行指示確認を受信した前
    記基地局が報知情報の連続送信を前記端末局の間欠受信
    動作のタイミングと一致する間欠送信動作に切り換える
    と共に間欠受信動作に移ることを特徴とする無線通信シ
    ステムの省電力モード移行方法。
  2. 【請求項2】 省電力モードにあることを端末局が認識
    できるパラメータを基地局から間欠送信される報知情報
    に含めて送信し、前記端末局が前記報知情報を受信した
    ときからでも省電力モードの間欠受信動作に移れるよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の無線通信システ
    ムの省電力モード移行方法。
  3. 【請求項3】 基地局および複数の端末局から構成され
    るTDMA無線通信システムにおいて、 前記基地局が複数の前記端末局に対して省電力モード移
    行指示を送信し、 この省電力モード移行指示を受信した前記端末局が自局
    状態および移行指示確認を前記基地局に送信した後間欠
    受信動作に移り、 前記端末局の自局状態および移行指示確認を受信した前
    記基地局が報知情報の連続送信を前記端末局の間欠受信
    動作のタイミングと一致する間欠送信動作に切り換える
    と共に間欠送受信動作に移って省電力モードを形成し、 前記基地局が複数の前記端末局に対して所定の期間にシ
    ステム再起動指示を前記端末局の間欠受信動作のタイミ
    ングに合わせて送信して連続送受信動作に戻り、 前記端末局が間欠受信動作時に前記システム再起動指示
    を受信して連続受信動作に戻ることを特徴とする無線通
    信システムの再起動方法。
  4. 【請求項4】 基地局および複数の端末局から構成され
    るTDMA無線通信システムにおいて、 前記基地局が複数の前記端末局に対して省電力モード移
    行指示を送信し、 この省電力モード移行指示を受信した前記端末局が自局
    状態および移行指示確認を前記基地局に送信した後間欠
    受信動作に移り、 前記端末局の自局状態および移行指示確認を受信した前
    記基地局が報知情報の連続送信を前記端末局の間欠受信
    動作のタイミングと一致する間欠送信動作に切り換える
    と共に間欠送受信動作に移って省電力モードを形成し、 複数の前記端末局のいずれか1局が、前記基地局の間欠
    受信動作のタイミングに合わせて発呼のためのシステム
    再起動要求を前記基地局に対して送信し、 このシステム再起動要求を受信した前記基地局が間欠受
    信動作中のすべての前記端末局に対してシステム再起動
    指示を所定の期間内にかつ前記端末局の間欠受信動作の
    タイミングに合わせて送信して連続送受信動作に戻り、 前記システム再起動指示を受信した前記端末局が連続受
    信動作に戻ることを特徴とする無線通信システムの再起
    動方法。
  5. 【請求項5】 親局、中継局および複数の子局から構成
    されるTDMA無線通信システムにおいて、 前記親局が前記中継局および複数の前記子局に対して省
    電力モード移行指示を送信し、 この省電力モード移行指示を受信した前記子局が自局状
    態および移行指示確認を前記中継局に送信して間欠受信
    動作に移り、 前記中継局が受信した前記端末局の自局状態および前記
    移行指示確認を前記親局に送信した後に送信動作を停止
    して間欠受信動作に移り、 前記親局が前記端末局の自局状態および前記移行指示確
    認を受信して報知情報の送信を停止して前記子局の間欠
    受信動作と一致する間欠受信動作に移ることを特徴とす
    る無線通信システムの省電力モード移行方法。
  6. 【請求項6】 親局、中継局および複数の子局から構成
    されるTDMA無線通信システムにおいて、 前記親局が前記中継局および複数の前記子局に対して省
    電力モード移行指示を送信し、 この省電力モード移行指示を受信した前記子局が自局状
    態および移行指示確認を前記中継局に送信して間欠受信
    動作に移り、 前記中継局が受信した前記子局の自局状態および前記移
    行指示確認を前記親局に送信した後に送信動作を停止し
    て間欠受信動作に移り、 前記親局が前記子局の自局状態および前記移行指示確認
    を受信して報知情報の送信を停止して前記子局の間欠受
    信動作と一致する間欠受信動作に移って省電力モードを
    形成し、 前記親局が前記中継局に対してシステム再起動要求を前
    記中継局の間欠受信動作のタイミングに合わせて送信
    し、 前記システム再起動要求を受信した前記中継局がシステ
    ム再起動指示を前記親局およびすべての前記子局に対し
    て前記親局および前記子局の間欠受信動作のタイミング
    に合わせて送信して連続送受信動作に戻り、 前記システム再起動指示を受信した前記親局が連続送受
    信動作に戻り、前記システム再起動指示を受信した前記
    子局が連続受信動作に戻ることを特徴とする無線通信シ
    ステムの再起動方法。
  7. 【請求項7】 親局、中継局および複数の子局から構成
    されるTDMA無線通信システムにおいて、 前記親局が前記中継局および複数の前記子局に対して省
    電力モード移行指示を送信し、 この省電力モード移行指示を受信した前記子局が自局状
    態および移行指示確認を前記中継局に送信して間欠受信
    動作に移り、 前記中継局が受信した前記子局の自局状態および前記移
    行指示確認を前記親局に送信した後に送信動作を停止し
    て間欠受信動作に移り、 前記親局が前記子局の自局状態および前記移行指示確認
    を受信して報知情報の送信を停止して前記子局の間欠受
    信動作と一致する間欠受信動作に移って省電力モードを
    形成し、 複数の前記子局のいずれか1局が前記中継局に対して発
    呼のためのシステム再起動要求を前記中継局の間欠受信
    動作のタイミングに合わせて送信し、 このシステム再起動要求を受信した前記中継局がシステ
    ム再起動指示を間欠受信中の前記親局およびすべての前
    記子局に対して前記親局および前記子局の間欠受信動作
    のタイミングに合わせて送信して連続送受信動作に戻
    り、 前記システム再起動指示を受信した前記親局が連続送受
    信動作に戻り、前記システム再起動指示を受信した前記
    子局が連続受信動作に戻ることを特徴とする無線通信シ
    ステムの再起動方法。
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