JPH10290194A - 移動通信方法および装置 - Google Patents

移動通信方法および装置

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JPH10290194A
JPH10290194A JP9097429A JP9742997A JPH10290194A JP H10290194 A JPH10290194 A JP H10290194A JP 9097429 A JP9097429 A JP 9097429A JP 9742997 A JP9742997 A JP 9742997A JP H10290194 A JPH10290194 A JP H10290194A
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JP
Japan
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base station
reception
synchronization
mobile communication
asynchronous reception
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JP9097429A
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Yasuhide Takeda
康秀 竹田
Naohide Kushige
直英 櫛笥
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Priority to AU67490/98A priority patent/AU6749098A/en
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    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits
    • H04B1/1607Supply circuits
    • H04B1/1615Switching on; Switching off, e.g. remotely
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
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    • H04W52/02Power saving arrangements
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    • H04W52/0212Power saving arrangements in terminal devices managed by the network, e.g. network or access point is master and terminal is slave
    • H04W52/0216Power saving arrangements in terminal devices managed by the network, e.g. network or access point is master and terminal is slave using a pre-established activity schedule, e.g. traffic indication frame
    • HELECTRICITY
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
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    • H04L7/0083Receiver details taking measures against momentary loss of synchronisation, e.g. inhibiting the synchronisation, using idle words or using redundant clocks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/04Speed or phase control by synchronisation signals
    • H04L7/10Arrangements for initial synchronisation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同期確立のための無駄な非同期受信の繰り返
しによる消費電力量を削減するようにした移動通信方法
および装置を提供する。 【解決手段】 移動局の制御部(5)は、基地局との間
の同期確立に連続して失敗した場合、同期確立のための
非同期受信を一旦停止してから再び非同期受信を行なう
までの非同期受信停止時間を、同期確立に失敗した回数
が多くなるにしたがって長くするように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、基地局と移動局
との間で通信を行なう移動通信方法および装置に関し、
特に移動局が基地局との同期確立のために非同期受信を
行っている際に基地局から送信される制御信号を連続し
て受信できなかった場合は、移動局が再び非同期受信に
入るまでの受信停止時間を変更することで消費電力量を
低減するように改善した移動通信方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の移動通信装置において、
基地局は、一定の間隔で制御信号を送信している。移動
局は、電源ON時または基地局との同期が外れた時に、
基地局との同期確立のために一定時間連続受信(非同期
受信)を行なう。
【0003】この非同期受信で、基地局から制御信号を
受信した場合、移動局はこの制御信号から基地局の送信
クロックを再生し同期確立を行なう。
【0004】そして、それ以後は制御チャネルによって
指定されたタイミングおよびスロットでのみ受信を行
い、それ以外では何もしないか送信動作を行なう。
【0005】図7は、上記従来の移動通信装置の移動局
の動作をフローチャートで示したものである。
【0006】図7において、移動局が電源をONにする
と(ステップ701)、この移動局はまだ基地局と同期
が取れていないので、まず、非同期受信を行う(ステッ
プ702)。この時、図示しない基地局から制御信号の
受信に成功した場合は、移動局は制御チャネルによって
送られる制御信号から基地局の送信クロックを再生して
同期確立を行い、それ以後、制御信号によって指定され
たタイミングおよびスロットでのみ受信動作を行い、そ
れ以外は節電動作を行なう間欠受信状態になる(ステッ
プ703)。
【0007】ここで、この移動局からの発呼または基地
局からの着呼があると、通話状態になり(ステップ70
4)、この通話が終了すると、ステップ703の間欠受
信状態に戻る。
【0008】また、ステップ703の間欠受信状態また
はステップ704の通話状態において、基地局からの制
御信号が受信できなくなり同期が外れると、ステップ7
02の同期確立のための非同期受信状態に戻る。
【0009】また、ステップ702の非同期受信状態に
おいて、基地局からの制御信号の受信に失敗すると、一
旦この非同期受信を停止する(ステップ705)。そし
て、一定の時間待機した後(ステップ706)、再びス
テップ702に戻り、同期確立のための非同期受信を行
ない、この動作をステップ702で基地局からの制御信
号の受信に成功し、同期が確立されるまで繰り返す。
【0010】図8は、上記図7に示した従来の移動局に
おけるステップ706に示した待機時間、すなわち、移
動局の非同期受信により基地局から送信される制御信号
の受信に失敗した場合の再び非同期受信に入るまでの受
信停止時間を示したグラフである。
【0011】このように、従来の移動局においては、図
8に示すように、上記受信停止時間が制御信号の連続受
信失敗回数によらず固定値であるため、例えば、この移
動局が基地局圏外にいる場合またはビルとビルとの間の
ような電波の伝搬の悪い場所にいる場合のように、長時
間基地局と受信を行うことができない場合は、この固定
値によって非同期受信を繰り返すことになるので、これ
によって無駄に電力を消費するという問題がある。
【0012】また、従来、移動通信装置においては、移
動局が二つの異なる基地局と同時に同期を確立(二面待
ち)することができる移動通信システムも知られてい
る。この場合、移動局は二つの同期生成部を持ち、二つ
の制御チャネルタイミングを独立して持つ。そして、基
地局には予め優先度を設定しておき、まず、優先度の高
い基地局に対する非同期受信を行い、次に優先度の低い
基地局に対する非同期受信を行なう。
【0013】図9は、二つの異なる基地局と同時に同期
を確立することができる二面待ち移動局の受信動作の具
体例を示した図である。この場合、移動局901は、例
えば、電柱等に配置された公衆用基地局902と家庭内
に配置された家庭用基地局903との2つの異なる基地
局との間で同期を確立する二面待ちを行なうことができ
るように構成されており、例えば、家庭用基地局903
が優先度の高い基地局、公衆用基地局902が優先度が
低い基地局として設定されている。
【0014】ここで、この二つの異なる基地局は同期し
ていないことがあるため、二つの基地局の制御信号の送
信タイミングが重なる場合が発生する。そこで制御信号
の送信タイミングが重なる場合、移動局は優先度の高い
基地局の制御信号に対して受信動作を行なう。
【0015】図10は、優先度の高い基地局Aおよび優
先度の低い基地局Bのそれぞれの制御信号の送信タイミ
ングと二面待ち移動局での受信制御信号との関係を示し
ものである。
【0016】図10において、優先度の高い基地局Aの
制御信号の送信タイミングと優先度の低い基地局Bの制
御新信号の送信タイミングが重なると、二面待ち移動局
は優先度の高い基地局Aの制御信号を受信し、優先度の
低い基地局Bの制御信号は受信できないので、優先度の
高い基地局Aに対して優先度の低い基地局Bの制御信号
の受信失敗回数は多くなる。
【0017】ところで、従来のこの二面待ち移動局にお
いては、制御信号の受信に失敗した際、再び非同期受信
を行うまでの受信停止時間は、両者とも固定値であるた
め、一方の基地局と同期がとれても、他方の基地局から
の制御信号の受信の失敗を繰り返すことで、電力消費量
が増加するという問題がある。
【0018】
【発明の解決しようとする課題】上述の如く、移動通信
装置においては、非同期受信動作の受信停止時間が固定
値であるため長時間基地局圏外にいる場合でも、上記固
定値で非同期受信を繰り返し行っているため無駄に電力
を消費するという問題があった。
【0019】また、二面待ち移動局においては、一方の
基地局と同期がとれている場合で、もう一方の基地局か
らの制御信号の受信の失敗を繰り返すと、電力消費量が
増加するという問題があった。
【0020】そこで、この発明は同期確立のための無駄
な非同期受信の繰り返しによる消費電力量を削減するよ
うにした移動通信方法および装置を提供することを目的
とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、基地局との同期が確立していな
い状態で、基地局により送信される制御信号を受信して
基地局との同期確立動作を行おうとしたとき、前記同期
確立動作に失敗した場合は、前記受信を停止した後、所
定時間経過してから前記受信を再開する移動通信方法に
おいて、前記失敗の回数を積算し、前記積算された回数
が多くなるにしたがって前記所定時間を長く変更するこ
とを特徴とする。
【0022】また、請求項2の発明は、基地局から一定
の間隔で送信される制御信号の送信クロックを再生する
ことにより前記基地局との間の無線回線の同期を確立し
て前記基地局との間の通信を行うとともに、前記同期が
外れている状態で一定時間非同期受信を行なうことによ
り前記制御信号を受信して同期確立動作を行ない、該同
期確立に失敗した場合は該非同期受信を一旦停止した
後、再び前記同期確立のための非同期受信を行なう移動
通信方法において、前記同期確立に連続して失敗した場
合は、該失敗した回数に応じて、前記非同期受信を一旦
停止してから再び非同期受信を行うまでの非同期受信停
止時間を、前記失敗した回数が多くなるにしたがって長
く変更することを特徴とする。
【0023】また、請求項3の発明は、請求項2の発明
において、前記同期確立動作は、少なくとも2つの基地
局との間で行い、前記非同期受信停止時間は、各基地局
に対して別々に設定されることを特徴とする。
【0024】また、請求項4の発明は、請求項3の発明
において、前記基地局は、それぞれ予め優先度が設定さ
れており、前記非同期受信は、前記優先度が高く設定さ
れている基地局からの制御信号を優先して受信すること
を特徴とする。
【0025】また、請求項5の発明は、請求項3の発明
において、前記基地局は、それぞれ予め優先度が設定さ
れており、前記非同期受信停止時間は、前記優先度が高
く設定されている基地局の方を前記優先度が低く設定さ
れている基地局よりも短く設定することを特徴とする。
【0026】また、請求項6の発明は、基地局と、前記
基地局と無線回線で接続される移動局とを具備し、前記
移動局は、基地局との同期が確立していない状態で、基
地局により送信される制御信号を受信して基地局との同
期確立動作を行おうとしたとき、前記同期確立動作に失
敗した場合は、前記受信を停止した後、所定時間経過し
てから前記受信を再開する移動通信装置において、前記
失敗の回数を積算する積算手段と、前記積算された回数
が多くなるにしたがって前記所定時間を長く変更するよ
うに制御する制御手段とを具備することを特徴とする。
【0027】また、請求項7の発明は、基地局と、前記
基地局と無線回線で接続される移動局とを具備し、前記
移動局は、前記基地局から一定の間隔で送信される制御
信号の送信クロックを再生することにより前記基地局と
の間の無線回線の同期を確立して前記基地局との間の通
信を行うとともに、前記同期が外れている状態で一定時
間非同期受信を行なうことにより前記制御信号を受信し
て同期確立動作を行ない、該同期確立に失敗した場合は
該非同期受信を一旦停止した後、再び前記同期確立のた
めの非同期受信を行なう移動通信装置において、前記移
動局は、前記同期確立に連続して失敗した場合は、該失
敗した回数に応じて、前記非同期受信を一旦停止してか
ら再び非同期受信を行うまでの非同期受信停止時間を、
前記失敗した回数が多くなるにしたがって長く変更する
非同期受信停止時間変更手段を具備することを特徴とす
る。また、請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、前記同期確立動作は、少なくとも2つの基地局との
間で行い、前記非同期受信時間変更手段は、前記非同期
受信停止時間を各基地局に対して別々に設定することを
特徴とする。
【0028】また、請求項9の発明は、請求項8の発明
において、前記基地局は、それぞれ予め優先度が設定さ
れており、前記非同期受信は、前記優先度が高く設定さ
れている基地局からの制御信号を優先して受信すること
を特徴とする。
【0029】また、請求項10の発明は、請求項8の発
明において、前記基地局は、それぞれ予め優先度が設定
されており、前記非同期受信時間変更手段は、前記非同
期受信停止時間を前記優先度が高く設定されている基地
局の方を前記優先度が低く設定されている基地局よりも
短く設定することを特徴とする。
【0030】また、請求項11の発明は、基地局との同
期が確立していない状態で、基地局により送信される制
御信号を受信して基地局との同期確立動作を行おうとし
たとき、前記同期確立動作に失敗した場合は、前記受信
を停止した後、所定時間経過してから前記受信を再開す
る移動局において、前記失敗の回数を積算する積算手段
と、積算された回数が多くなるにしたがって前記所定時
間を長く変更するように制御する制御手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わる移動通信
方法および装置の実施の形態について添付図面を参照に
して詳細に説明する。
【0032】図1は、この発明に係わる移動通信方法お
よび装置を適用して構成した移動局を示すブロック図で
ある。図1において、この移動局は、図示しない基地局
との間で電波を送受信するアンテナ11、アンテナ11
を介して送受信される送受信信号の送受信動作を行う無
線部1、無線部1から出力された受信信号の復調および
後述するチャネルコーデック部3から出力された送信信
号の変調を行なうモデム部2、モデム部2により復調さ
れた受信信号から受信するスロット信号の取得する処
理、および後述する通話部4より出力された送信信号を
所定のタイムスロットに挿入して間欠信号を生成する処
理を行なうチャネルコーデック部3、チャネルコーデッ
ク部3から出力された受信信号に対してADPCM(A
daptive Puluse Code Modul
ation)複号、PCM(Puluse Code
Modulation)複号および後述するマイクロフ
ォン44から出力される送信信号に対してPCM符号、
ADPCM符号を行う通話部4、受話器であるスピーカ
43、送話器であるマイクロフォン44、装置全体の制
御を実行する制御部5、通信に必要な表示、ダイヤル番
号などを表示する表示部6、キーダイアル操作をはじめ
とする各種操作を行う操作部7、呼出し音を発生するサ
ウンダ8、制御に必要な情報、プログラム、短縮ダイア
ルなどを記憶するメモリ部9を具備して構成される。
【0033】ここで、無線部1は、アンテナ11を受信
部12と送信部13に切り替えを行う送受切り替えスイ
ッチ(SW)14、水晶発振器等の基準発振器15、基
準発振器15から送信または受信を行うために必要とな
る搬送波信号を合成するシンセサイザ16、シンセサイ
ザ16から出力される搬送波信号を用いて、受信した無
線周波数信号を周波数変換する受信部12、モデム部2
から出力される変調された送信信号をシンセサイザ16
から出力される搬送波信号を用いて周波数変換を行い送
信に必要なレベルまで電力増幅して送信する送信部13
から構成される。 モデム部2は、受信部12から出力
される受信ベースバンド信号のπ/4シフトQPSK
(Quadrature Phase Shift K
eying)変調信号を復調および検出し、シリアルデ
ータ信号にする復調部21、後述するTDMA送信部3
1からのシリアルデータ信号をπ/4シフトQPSK変
調信号に変調する変調部22から構成される。
【0034】チャネルコーデック部3は、復調部21か
ら出力される時分割多重化されたシリアルデータ信号か
ら同期信号を生成する同期回路32、さらに、この同期
信号に基づいて、受信信号から自局に割り当てられたス
ロットの信号を取り出し、データ識別符号(CIコー
ド)からデータの種別を判定して所定の出力ポートに出
力するTDMA受信部33、通話部4からの送信信号を
送信スロットで送信するTDMA送信部31から構成さ
れる。
【0035】通話部4は、TDMA受信部33から出力
される適応差分パルス符号化された信号を複号してPC
M信号を生成するとともに音声信号の線形予測に従って
音声符号化を行う適応差分パルス符号化を行うADPC
Mコーデック41、PCM符号にディジタル化された信
号をアナログ信号に変換するとともにアナログ音声をP
CM符号にディジタル化するPCMコーデック42から
構成され、受話器としてのスピーカ43と送話器として
のマイクロフォン44に接続されている。
【0036】次に、動作について説明する。
【0037】図示しない基地局から、アンテナ11を介
して受信した受信信号は、受信部12で周波数変換さ
れ、更に復調部21で復調される。そしてTDMA受信
部33で時分割多重化されている受信信号から自局に割
り当てられているスロットを取り出す。そしてADPC
Mコーデック41およびPCMコーデック42により複
号され、スピーカ43から出力される。
【0038】また、送信信号に関しては、受信信号とは
逆の経路で、まず、マイクロフォン44から入力した音
声信号をPCMコーデック42およびADPCMコーデ
ック41により符号化する。そしてTDMA送信部31
が入力した音声信号を基地局との間で取り決められた所
定の送信スロットで送信する。そして変調部22で変調
され、更に送信部13で周波数変換されアンテナ11を
介して送信される。
【0039】図2は、移動局における非同期受信動作を
フローチャートで示したものである。 図2において、
図示しない基地局から一定の間隔で制御信号が送信され
ている。移動局においては、電源ON時または基地局と
の同期が外れた場合に、この制御信号を受信するため一
定の時間受信動作(非同期受信動作)を行う。
【0040】さて、この移動局が電源をONにした場合
(ステップ 201)、移動局は非同期受信を行う(ス
テップ 202)。この移動局で目的の制御信号を受信
した場合(ステップ 203、YES)、制御信号から
送信クロックを再生して同期確立を行う(ステップ 2
04)。これ以後は、制御信号によって指定されたタイ
ミング及びスロットでのみ受信動作を行い、それ以外で
は、間欠受信を行う(ステップ 205)。この時、基
地局との同期が外れた場合、移動局は、再度非同期受信
を行う(ステップ 202)。ステップ205の間欠受
信動作中に発呼または着呼があり呼制御が完了すると通
話状態に入る(ステップ 206)。通信が終了すると
終話・切断の呼制御を経て間欠受信を行う(ステップ
205)。また、ステップ203で目的の制御信号を受
信しなかった場合、一旦受信を停止する(ステップ 2
07)。この時、受信失敗回数に対応して変化する時間
で待機状態に入る(ステップ 208)。上記時間経過
後、移動局は再び非同期受信を行う(ステップ 20
2)。
【0041】図3は、この発明に係わる移動通信方法お
よび装置において、移動局が制御信号の受信に失敗した
際、移動通信装置の再び非同期受信を行うまでの受信停
止時間が制御信号の受信失敗回数に対応してどのように
変化するかを示したものであり、受信失敗回数Aを境
に、受信失敗回数がAより少ない場合は受信停止時間を
小さくして、受信失敗回数がAより大きい場合は受信停
止時間を大きくするようになっている。
【0042】このような構成によると、移動局が基地局
からあまり離れていない場合、受信停止時間を小さくす
ることで、次回非同期受信をすぐに行うことができ、ま
た移動局が基地局から遠く離れている場合、受信失敗回
数の増加に対応して受信停止時間を大きくすることで、
電力消費量を節約することができる。
【0043】図4は、この発明に係わる移動通信方法お
よび装置において、移動通信装置が制御信号の受信に失
敗した際、移動通信装置が再び非同期受信を行うまでの
受信停止時間が制御信号の受信失敗回数に対応してどの
ように変化するかの他の例を示したものであり、この例
は特にPHSのような小セル方式のシステムに採用さ
れ、受信失敗回数が少ない場合は受信停止時間を小さく
し、受信失敗回数が大きくなるにつれて受信停止時間を
Bという値に収束させるようになっている。
【0044】このような構成によっても、電力消費量を
節約することができ、特にPHSのような小セル方式の
システムでは、ある基地局圏内から離れても、他の基地
局圏内にすぐ入る場合があるので、受信失敗回数が少な
い場合は受信停止時間を小さくすることで、他の基地局
圏内に入った場合にすぐ非同期受信に移ることができ
る。また受信失敗回数が増加した場合、受信停止時間を
ある値Bに収束させることで、移動局が基地局圏内に入
った場合、非同期受信に移るまでの時間を削減すること
ができる。
【0045】図5は、この発明に係わる移動通信方法お
よび装置において、二面待ちできる移動通信装置が制御
信号の受信に失敗した際、この二面待ちできる移動通信
装置の再び非同期受信を行うまでの受信停止時間が制御
信号の受信失敗回数に対応してどのように変化するかを
示したものであり、受信失敗回数が少ない場合は受信停
止時間を小さくし、受信失敗回数が大きくなるにつれて
受信停止時間をCという値に収束させるようになってい
る。
【0046】この構成によっても、電力消費量を節約す
ることができ、特に二面待ちできる移動局において、一
方の基地局と同期がとれている状態で、他方の基地局と
同期がとれない基地局圏外にいる場合、受信失敗回数の
増加に対応して受信停止時間を大きくすることで、従来
の二面待ち移動局での電力消費量に比べて電力消費量を
低下することができる。
【0047】図6は、この発明に係わる移動通信方法お
よび装置において、二面待ちできる移動通信装置が制御
信号の受信に失敗した際、この二面待ちできる移動通信
装置の再び非同期受信を行うまでの各基地局に対する受
信停止時間が、優先度の高い基地局と優先度の低い基地
局との各々から送信される制御信号の受信失敗回数に対
応してそれぞれどのように変化するかを示したものであ
り、受信失敗回数が少ない場合は、各基地局に対する受
信停止時間は両方とも小さく、受信失敗回数が大きくな
るにつれて、優先度の低い基地局に対する受信停止時間
はDという値に収束させ、優先度の高い基地局に対する
受信停止時間は優先度の低い基地局に対する受信停止時
間Dより小さいEという値に収束させるようになってい
る。
【0048】この構成によっても、移動局が基地局から
あまり離れていない場合、受信停止時間を小さくするこ
とで、次回非同期受信をすぐに行うことができ、また移
動局が基地局から遠く離れている場合、受信失敗回数の
増加に対応して受信停止時間を大きくすることで、電力
消費量を節約することができ、特に優先度の高い基地局
の受信停止時間の値を優先度の低い基地局の受信停止時
間の値より小さく設定することで、移動局が再度優先度
の高い基地局圏内に入った場合、同期確立までの時間を
削減することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、移動局が基地局との同期に失敗した際に、移動局が
再び非同期受信を行うまでの受信停止時間を受信に失敗
した回数に応じて変化させるべく、移動局は受信失敗回
数が少ない場合は受信停止時間を短くして再び非同期受
信に移ることができ、受信失敗回数が増加した場合は受
信停止時間を長くして電力消費量を削減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる移動通信方法および装置が適
用される移動局の全体構成を示すブロック図である。
【図2】この発明に係わる移動通信方法および装置での
非同期受信動作をフローチャートで示したものである。
【図3】この発明に係わる移動通信方法および装置での
受信停止時間−受信失敗回数特性の一実施例を示したグ
ラフ。
【図4】この発明に係わる移動通信方法および装置での
受信停止時間−受信失敗回数特性の他の実施例を示した
グラフ。
【図5】この発明に係わる二面待ちできる移動通信方法
および装置での受信停止時間−受信失敗回数特性の一実
施例を示したグラフ。
【図6】この発明に係わる二面待ちできる移動通信方法
および装置での受信停止時間−受信失敗回数特性の他の
実施例を示したグラフ。
【図7】従来方式による非同期受信動作を示すフローチ
ャート。
【図8】従来方式による受信停止時間−受信失敗回数特
性の一例を示したグラフ。
【図9】二面待ちできる移動通信装置の非同期受信時の
具体例を示した図。
【図10】二面待ちできる移動通信装置が優先度の異な
る基地局から送信される制御信号の送信タイミングによ
って受信する制御信号を示した図。
【符号の説明】
1 無線部 11 アンテナ 12 受信部 13 送信部 14 切り替えスイッチ(SW) 15 基準発振器 16 シンセサイザ 2 モデム部 21 復調部 22 変調部 3 チャネッルコーデック部 31 TDMA送信部 32 同期回路 33 TDMA受信部 4 通話部 41 ADPCMコーデック 42 PCMコーデック 43 スピーカ 44 マイクロフォン 5 制御部 6 表示部 7 操作部 8 サウンダ 9 メモリ部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局との同期が確立していない状態
    で、基地局により送信される制御信号を受信して基地局
    との同期確立動作を行おうとしたとき、前記同期確立動
    作に失敗した場合は、前記受信を停止した後、所定時間
    経過してから前記受信を再開する移動通信方法におい
    て、 前記失敗の回数を積算し、 前記積算された回数が多くなるにしたがって前記所定時
    間を長く変更することを特徴とする移動通信方法。
  2. 【請求項2】 基地局から一定の間隔で送信される制御
    信号の送信クロックを再生することにより前記基地局と
    の間の無線回線の同期を確立して前記基地局との間の通
    信を行うとともに、前記同期が外れている状態で一定時
    間非同期受信を行なうことにより前記制御信号を受信し
    て同期確立動作を行ない、該同期確立に失敗した場合は
    該非同期受信を一旦停止した後、再び前記同期確立のた
    めの非同期受信を行なう移動通信方法において、 前記同期確立に連続して失敗した場合は、該失敗した回
    数に応じて、前記非同期受信を一旦停止してから再び非
    同期受信を行うまでの非同期受信停止時間を、前記失敗
    した回数が多くなるにしたがって長く変更することを特
    徴とする移動通信方法。
  3. 【請求項3】 前記同期確立動作は、 少なくとも2つの基地局との間で行い、 前記非同期受信停止時間は、 各基地局に対して別々に設定されることを特徴とする請
    求項2記載の移動通信方法。
  4. 【請求項4】 前記基地局は、 それぞれ予め優先度が設定されており、 前記非同期受信は、 前記優先度が高く設定されている基地局からの制御信号
    を優先して受信することを特徴とする請求項3記載の移
    動通信方法。
  5. 【請求項5】 前記基地局は、 それぞれ予め優先度が設定されており、 前記非同期受信停止時間は、 前記優先度が高く設定されている基地局の方を前記優先
    度が低く設定されている基地局よりも短く設定すること
    を特徴とする請求項3記載の移動通信方法。
  6. 【請求項6】 基地局と、 前記基地局と無線回線で接続される移動局とを具備し、
    前記移動局は、基地局との同期が確立していない状態
    で、基地局により送信される制御信号を受信して基地局
    との同期確立動作を行おうとしたとき、前記同期確立動
    作に失敗した場合は、前記受信を停止した後、所定時間
    経過してから前記受信を再開する移動通信装置におい
    て、 前記失敗の回数を積算する積算手段と、 前記積算された回数が多くなるにしたがって前記所定時
    間を長く変更するように制御する制御手段とを具備する
    ことを特徴とする移動通信装置。
  7. 【請求項7】 基地局と、 前記基地局と無線回線で接続される移動局とを具備し、
    前記移動局は、前記基地局から一定の間隔で送信される
    制御信号の送信クロックを再生することにより前記基地
    局との間の無線回線の同期を確立して前記基地局との間
    の通信を行うとともに、前記同期が外れている状態で一
    定時間非同期受信を行なうことにより前記制御信号を受
    信して同期確立動作を行ない、該同期確立に失敗した場
    合は該非同期受信を一旦停止した後、再び前記同期確立
    のための非同期受信を行なう移動通信装置において、 前記移動局は、 前記同期確立に連続して失敗した場合は、該失敗した回
    数に応じて、前記非同期受信を一旦停止してから再び非
    同期受信を行うまでの非同期受信停止時間を、前記失敗
    した回数が多くなるにしたがって長く変更する非同期受
    信停止時間変更手段を具備することを特徴とする移動通
    信装置。
  8. 【請求項8】 前記同期確立動作は、 少なくとも2つの基地局との間で行い、 前記非同期受信時間変更手段は、 前記非同期受信停止時間を各基地局に対して別々に設定
    することを特徴とする請求項7記載の移動通信装置。
  9. 【請求項9】 前記基地局は、 それぞれ予め優先度が設定されており、 前記非同期受信は、 前記優先度が高く設定されている基地局からの制御信号
    を優先して受信することを特徴とする請求項8記載の移
    動通信装置。
  10. 【請求項10】 前記基地局は、 それぞれ予め優先度が設定されており、 前記非同期受信時間変更手段は、 前記非同期受信停止時間を前記優先度が高く設定されて
    いる基地局の方を前記優先度が低く設定されている基地
    局よりも短く設定することを特徴とする請求項8記載の
    移動通信装置。
  11. 【請求項11】 基地局との同期が確立していない状態
    で、基地局により送信される制御信号を受信して基地局
    との同期確立動作を行おうとしたとき、前記同期確立動
    作に失敗した場合は、前記受信を停止した後、所定時間
    経過してから前記受信を再開する移動局において、 前記失敗の回数を積算する積算手段と、 積算された回数が多くなるにしたがって前記所定時間を
    長く変更するように制御する制御手段とを具備すること
    を特徴とする移動局。
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