JP3000870B2 - ディジタル式コードレス電話機の親機のバーストタイミング制御装置及びバーストタイミング制御方式 - Google Patents

ディジタル式コードレス電話機の親機のバーストタイミング制御装置及びバーストタイミング制御方式

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JP3000870B2 JP30614594A JP30614594A JP3000870B2 JP 3000870 B2 JP3000870 B2 JP 3000870B2 JP 30614594 A JP30614594 A JP 30614594A JP 30614594 A JP30614594 A JP 30614594A JP 3000870 B2 JP3000870 B2 JP 3000870B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、携帯電話、コードレ
ス電話、パーソナルハンディホンシステム等のディジタ
ル式コードレス電話機間における制御バースト信号のバ
ーストタイミングの制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は例えば特開平4−286431号
公報に示された従来のディジタルコードレス電話機の通
話チャンネル制御方式に関するディジタルコードレス電
話装置の親機の構成を示すブロック図である。図におい
て、1は送受信用のアンテナ、2は送受信切換スイッ
チ、3は無線受信部、4は復調部、5は無線送信部、6
は変調部、7は通信制御部、8は音声符号化複合化部、
9は受話器としてのレシーバ及び送話器としてのマイク
を有するハンドセット、11は種々のキー入力操作部、
12は電話回線接続部、13はスロット設定部である。
【0003】次に自己の通話チャンネルスロットを確保
するための動作について説明する。通信制御部7に接続
されたスロット設定部13は、通話前及び通話中に空き
スロットを検出し、自己のスロット位置情報を算定す
る。まず、通話前には、通信制御部7の制御により、受
信部3で周囲のコードレス電話装置により行われている
通信信号を受信させる。即ち、このディジタルコードレ
ス電話装置の通信システムに割り当てられた通話チャン
ネルの周波数帯を受信部3で受信させ、この受信状態を
スロット設定部13で判別する。
【0004】そして、スロット設定部13で、受信信号
の中で受信電界強度が最も高い期間の信号から、シンク
ワードSWを検出したとき、この通話チャンネルで通話
が行われていると判断する。このとき、この通話チャン
ネルでの受信電界強度が所定レベル以上にならない空き
時間を検出する。この検出した空き時間が、1フレーム
内で通話に必要なスロット数に相当する分あるか否か判
断する。
【0005】そして、通話に必要なスロットが確保でき
ると判断したときには、スロット設定部13の制御で、
この空き時間に送信スロットTと受信スロットRとを設
定させ、この送信スロットTと受信スロットRとの設定
情報を通信制御部7に供給する。そして、通信制御部7
では、空き時間を検出した通話チャンネルに、スロット
設定部13により指示されたタイミングで、送信スロッ
トTと受信スロットRとを設定させ、子機との通話を実
行させる。
【0006】また、スロット設定部13で、通話に必要
なスロットが確保できないと判断したときには、別の周
波数の通話チャンネルを受信させて、通話に必要なスロ
ットが確保できると判断できるまで、空き時間の検出動
作を実行させる。続いて、シンクワードSWを基準にし
て送信スロットTが設定される状態について説明する
と、図8に示すように、本例のコードレス電話装置で使
用されるTDMA/TDD方式の通信が、1フレームに
4個の送信スロットT1〜T4と4個の受信スロットR
1〜R4とが設定された、多重数4の場合であるとす
る。
【0007】このとき図8Bに示すように、近隣で他の
コードレス電話装置により送信スロットT1と受信スロ
ットR1とを使用した通話が行われているとき、この通
話チャンネルの受信電界強度として図8Aに示すよう
に、送信スロットT1と受信スロットR1とで所定レベ
ル以上の受信電界強度の検出により、通話が行われてい
ると判断される。そして、受信電界強度が低く、受信が
行われていないと判断された期間(即ちスロットT2〜
T4、R2〜R4)に図8Cに示すように、自己の送信
スロットTa及び受信スロットRaを設定する。
【0008】この自己の送信スロットTaは他のコード
レス電話装置により使用されていることを検出したスロ
ット中の最も受信電界強度の強いスロット(即ちスロッ
トT1)のシンクワードSWの終了時点から、所定時間
I だけ経過した位置に設定される。このようにして、
自己の送信スロットTaが設定されるが、この演算によ
り設定されたスロット位置に、他の電話装置で通信が行
われていると判断したときには、同様の手順で他のスロ
ット位置を設定させる。
【0009】そして、自己の送信スロットTaが設定さ
れると、この送信スロットTaから1/2フレームだけ
遅れた位置に受信スロットRaを設定させ、この送信ス
ロットTaと受信スロットRaとを使用して子機との通
話を行う。
【0010】尚、通話中においても所定フレーム毎(例
えば25フレーム)に、他のコードレス電話装置で通信
が行われるスロットのシンクワードSWを検出し、この
シンクワードSWの受信を終了した時点から、このコー
ドレス電話装置での通話で設定された送信スロットTの
開始時点までの時間を検出し、この検出した時間の変動
量を監視している。もし、変動量が所定量以上になった
ときは、送信スロットRとの位置を修正させて、このコ
ードレス電話装置で使用するスロットが、他のコードレ
ス電話装置で使用中のスロットと衝突しないように制御
する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、通話
チャンネルの有効利用のためになされたものであり、制
御チャンネルバースト信号のようなフレーム周期が長い
(スーパーフレーム)ものの場合には、自己の送信スロ
ットを設定できる余地が大きく、親機のクロックの偏差
等によって互いのタイミングが徐々にずれていき、変動
量が大きくなり、そのまま制御チャンネルバースト信号
に利用するには最適とはいえなかった。
【0012】制御チャンネルバースト信号は、親機・子
機間の同期確認、発着呼、接続処理のために重要であ
り、確実な発着呼を保証するには、別々の親機どうしの
バースト信号衝突は極力避けなければならない。しかし
ながら、周波数は2チャンネルしかなく、上記のような
構成ではアナログ電話回線に接続された互いに同期の取
れていない親機どうしで衝突の危険があり、有効な制御
チャンネルバースト信号の衝突回避策が必要であった。
【0013】この発明は上記のような問題点や要望に鑑
みてなされたものであり、ソフトウェアに大きな負担を
かけることなく、比較的簡単なアルゴリズムで、互いに
同期のとれていない親機どうしの制御チャンネルバース
ト信号の衝突を防止し、狭いエリアに多数の親機が設置
されるようなオフィス等の環境下においても、トラフィ
ック量を損なうことなく使用できるディジタル式コード
レス電話機の親機のバーストタイミング制御装置及びバ
ーストタイミング制御方式を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係るディジタ
ル式コードレス電話機の親機のバーストタイミング制御
装置は、時を刻むリアルタイムクロック計時手段と、所
定の時刻に自動的に時報サービスに電話をかける自動発
呼手段と、時報サービスの報知音を検出する検出手段
と、検出された報知音に基づき検出手段が発する信号に
同期させて制御チャンネルバースト信号を発信するタイ
ミング制御手段とを備えたものである。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】また、この発明に係るディジタル式コード
レス電話機のバーストタイミング制御方式は、それぞれ
が電話回線に接続された複数の親機と、これら親機毎に
設けられ自身の属する親機と無線回線により交信する子
機とを備えたディジタル式コードレス電話機において、
各親機が予め設定された所定時刻に自動的に時報サービ
スに電話をかけ、この時報サービスの報知音に同期させ
て制御バースト信号を発信し、制御バースト信号が発信
されると、他の親機はこれを検出し、この検出した制御
チャンネルバースト信号のタイミングからこの制御チャ
ンネルバースト信号のフレーム周期を求めると共に、こ
のフレーム周期に基づき該制御チャンネルバースト信号
と衝突しないよう自身の制御チャンネルバースト信号の
送出タイミングを制御し発信するものである。
【0019】
【作用】この発明におけるディジタル式コードレス電話
機の親機のバーストタイミング制御装置のタイミング制
御手段は時報サービスに同期させて制御チャンネルバー
スト信号を発信する。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】また、この発明におけるディジタル式コー
ドレス電話機のバーストタイミング制御方式は、所定時
刻になると自動的に時報サービスに電話をかけ、この時
報サービスの報知音に同期させて制御バースト信号を発
信する。この制御バースト信号を他の親機が検出する
と、この検出した制御チャンネルバースト信号のタイミ
ングからこの制御チャンネルバースト信号のフレーム周
期を求め、該制御チャンネルバースト信号と自身の制御
チャンネルバースト信号とが衝突しないよう送出タイミ
ングを制御し信号を発信する。
【0024】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明におけるディジタルコードレス電話
機のうち親機のシステム構成を示すブロック図であり、
図において、1は送受信用のアンテナ、2はアンテナ1
に接続されたアンテナの送受信切換スイッチ、3はアン
テナの送受信切換スイッチ2と接続された無線信号検出
手段としての受信高周波回路部、4は受信高周波回路部
3と接続された復調部である。
【0025】5はアンテナの送受信切換スイッチ2と接
続された送信高周波回路部で、送受信切換スイッチ2の
切り換えにより受信高周波回路部3と送信高周波回路部
5のいずれか一方がアンテナ1に接続される。6は送信
高周波回路部5と接続された変調部、7は復調部4及び
変調部6と接続された時分割多重(TDMA)処理部、
8は時分割多重処理部7に接続され、音声信号のアナロ
グ/ディジタル変換および符号化/複合化を行う音声符
号化・複合化部、9は送話のためのマイク及び受話のた
めのスピーカを内蔵した送受信器である。
【0026】10はアナログ公衆回線、11はダイヤル
等のキー入力操作部、12は送受話器9、アナログ公衆
回線10及び音声符号化・複合化部8に接続された2線
−4線変換部、18は本発明に係る制御の他各種制御を
行う主制御部であり、検出した他の親機が送出する制御
チャンネルバースト信号のタイミングから、この制御チ
ャンネルバースト信号のフレーム周期を求めるフレーム
周期測定手段と、求めたフレーム周期から他の親機の制
御チャンネルバースト信号と衝突しないよう自身の制御
チャンネルバースト信号の送出タイミングを制御するタ
イミング制御手段とを担い、このタイミング制御に基づ
いて自身の制御チャンネルバースト信号を発信させるも
のである。
【0027】14は主制御部18と受信高周波回路部3
とに接続され、無線チャンネル周波数を切り換えるため
のPLL(phase locked loop)シン
セサイザ部、15は他の親機からの無線信号を検出した
ことを受信高周波回路部3から主制御部18に報知する
受信感度信号、16は主制御部18に接続され、日時分
秒を報知したりバースト信号インターバルを計測するた
めのリアルタイムクロック計時手段としてのクロック部
である。尚、従来技術と相当する部分には同一符号を付
してある。
【0028】次に動作について説明する。図2は主制御
部18が自システムの制御チャンネルバースト信号発信
タイミングを決定するまでのフローチャートであり、以
下このフローチャートに従って説明する。初めにシステ
ムを起動(Step101)したら、アンテナスイッチ
2を受信側にして(Step102)、受信高周波回路
部3で制御チャンネル周波数を連続的に監視する(St
ep103、104)。その際、制御チャンネルは2チ
ャンネルあるので、任意にどちらかのチャンネルを選択
する。
【0029】そして、他の親機または子機から発信され
た所定検出レベル以上の電波が存在している場合(St
ep105のYesの場合)、受信高周波部3でその旨
検出され、受信感度信号15を主制御部18に出力す
る。無線信号は全てバースト信号であるので、受信感度
信号15は断続的に出力されるので、もし一定時間内に
主制御部18が受信感度信号15を入力しなければ(S
tep106のYesの場合)、近くに他の親機はいな
いとみなして主制御部18は任意に制御チャンネルバー
スト信号送出タイミングを決定し(Step107)、
決定したタイミングから所定のスーパーフレーム周期で
制御チャンネルをバースト信号を送出するよう時分割多
重処理部7に指示する(Step112)。
【0030】ところで、音声通話中に送出される通信チ
ャンネルのバースト信号は、1フレーム5msecの周
期であるのに対し、制御チャンネルに出力されるバース
ト信号の周期は「スーパーフレーム」といって、周期は
通常0.8〜1.2secである。バースト信号自体の
長さは0.625μsecで、これを模式的に示すと図
3のうような関係になる。
【0031】図3はスーパーフレームを1.2sec周
期とした場合のタイミングチャートで、上段が同一無線
エリア内にある他の親機が発する制御チャンネルバース
ト信号(BCCH)、中段がこの制御チャンネルバース
ト信号を検出した場合の受信感度信号を示し、下段が本
発明による親機が制御チャンネルバースト信号を送出す
べきタイミングを示している。斜線部が制御チャンネル
バースト信号が送出されているフレームのタイミングを
表し、その上の数字は、何フレーム目に当たるかを示し
ている。
【0032】図3を参照しながら図2に沿って説明する
と、システム起動後、同一無線エリア内にある他の親機
が発する制御チャンネルバースト信号が受信高周波部3
で検出され、受信高周波部3からは図3中段に示すタイ
ミングで受信感度信号が主制御部18へと出力される
(Step105のYes)。主制御部18のフレーム
周期測定手段は、受信感度信号のタイミングをカウント
してその周期とインターバルとを算出する(Step1
08)。ここで、他の親機が複数存在し、複数の制御チ
ャンネルバースト信号が複数検出される場合があるの
で、これらを合わせて最長のインターバルを算出する
(Step109)。
【0033】図3の例では他の親機は1つで、そのフレ
ーム周期が1.2secであることがわかる。主制御部
18のタイミング制御手段では、さらにそれを2で割っ
て他の親機のスーパーフレームのちょうど真ん中のタイ
ミングを計算する(Step110)。そして、以上の
結果から自システムの制御チャンネルバースト信号送出
タイミングを決定する(Step111)。この例では
他の親機が発する制御チャンネルバースト信号の発信か
ら0.6sec後になる。
【0034】主制御部18は図3下段に示すように、こ
こを自システムの制御チャンネルバースト信号送信タイ
ミングと定めて、バースト信号を送出するように時分割
多重処理部7を制御する(STEP112)。このよう
に送出タイミングを他の親機が発する制御チャンネルバ
ースト信号の発信タイミングのインターバルがもっとも
長いところの真ん中に定めれば、クロックの偏差等で互
いのタイミングが徐々にずれていく場合、どちらにずれ
てもバースト信号が衝突するまでの時間を最も長くする
ことができる。
【0035】実施例2.図4は同一エリア内に他の親機
が複数台ある場合の制御チャンネルバースト信号のタイ
ミングチャートである。尚、親機の構成は実施例1に示
した図1と同様のものである。図4において、上段斜線
で示すバースト信号のうち、フレーム番号1と241と
が親機A、フレーム番号80と321とが親機Bが送出
している制御チャンネルバースト信号を含むフレームで
ある。本例では親機A、Bともスーパーフレーム周期が
1.2secである。
【0036】このような場合、受信感度信号15は図4
中段に示すようにフレーム番号1を起点として0.4s
ec後、さらにそこから0.8sec後に出力されるこ
とになる。前者の時間間隔を「インターバルA」、後者
の時間間隔を「インターバルB」とする。次に動作につ
いて説明する。基本的な動作原理は図2のフローチャー
トに示したとおりであり、システム起動(Step10
1)から受信感度信号検出(Step105)までの動
作は実施例1と同一である。
【0037】図2において、受信感度信号15が主制御
部18に入力されると(Step105)、主制御部1
8はこれを何回か計測してクロック部16からの正確な
クロック情報をもとに他の親機の制御チャンネルバース
ト信号に関するスーパーフレーム周期からインターバル
時間を算出する(Step108)。そして、バースト
信号の周期性を見出し、最も長いインターバルを確定す
る(Step109)。図4の例に従えば、1.2se
cの間において周期を見出しもっとも長いインターバル
としてインターバルBを確定する。このインターバルB
は0.8secであるから、これを2で割って0.4s
ecを算出する(Step110)。
【0038】主制御部18は自身の制御チャンネルバー
スト信号を送出するタイミングをインターバルBの起
点、即ち図4のフレーム番号80から0.4sec後に
決定し(Step111)、このタイミングで自身の制
御チャンネルバースト信号を送出するよう時分割多重処
理部7を制御する(Step112)。このようにもっ
ともインターバルが長いところを探して、自システムの
送出タイミングを決定するので、各親機のクロックに偏
差があって徐々に互いのタイミングがずれていくような
ことがあっても、互いの制御チャンネルバースト信号が
衝突して子機との同期が外れるようなことを極力減らす
ことができる。
【0039】実施例3.ところで、実施例1、2の方式
では、スーパーフレーム周期が異なる親機どうしでも動
作可能であるが、いつかはバースト信号の衝突が起きて
しまう。以下、間接的に親機間の同期をとり、制御チャ
ンネルバースト信号の衝突を防止する方法について説明
する。図1において、17は117の時報サービスによ
る時報報知音を検出する時報報知音検出部であり、主制
御部18は、プログラム等により所定時刻或は所定時間
毎に117の時報サービスに自動発呼する自動発呼手段
を担い、また、時報報知音検出部17からの検出信号を
入力する。
【0040】次に動作について、図5のフローチャート
に沿って説明する。図1のクロック部16はリアルタイ
ムクロックをもっており、主制御部18はその時刻が設
定された時刻になるのを監視している。設定された時刻
になると(Step201)、主制御部18の自動発呼
手段は2線4線変換部12を回線閉結させて117時報
サービスにダイヤルするよう制御する(Step20
2)。時報サービスにつながったら報知音の検出を行う
(Step203)。図6は本実施例に関するタイミン
グチャートであり、図において「ピ、ピ、ピ、ポーン」
と記してあるのが時報報知音である。この報知音は30
秒毎に送出されている。
【0041】時報報知音検出部17は、「ピ」及び「ポ
ーン」の周波数を検出する検出器を内部に備え、「ピ」
3回の後「ポーン」1回を検出した場合に検出したと判
断する。「ポーン」だけの報知音は10秒毎に送出され
ているが、1種類の周波数の検出だけでは、時刻を知ら
せる音声メッセージやノイズなどで誤検出する可能性が
高いので、「ピ、ピ、ピ、ポーン」をセットにして検出
を行う。この検出が予め設定した回数得られたら(St
ep204のYes)、主制御部18へ検出信号を出力
する(Step205)。
【0042】主制御部18は検出信号を入力すると、そ
れに時分割多重処理部7の動作タイミングを同期させる
よう制御する。図6のタイミングチャートに示すよう
に、30secはスーパーフレーム25個分に一致する
ので、時報報知音検出による同期合わせを何回か連続し
て行うことで、同期の確度を上げることができる。スー
パーフレーム周期は1.2sec以外でも、30sec
の約数にすれば同様の効果をあげることができる。以上
の動作を所定時刻例えばクロック部16のリアルタイム
クロックの時刻が午前2時になったら行うか、或は所定
時間毎例えば6時間毎、12時間毎に行うようにする。
【0043】このような構成とすることにより、各親機
は時報サービスと同期をとることになるから、結果的に
は親機どうしが間接的に同期することになる。その後の
自システムの制御チャンネルバースト信号の送信タイミ
ングの決定の動作は実施例1と同様である。
【0044】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、時を刻
むリアルタイムクロック計時手段と、所定の時刻に自動
的に時報サービスに電話をかける自動発呼手段と、時報
サービスの報知音を検出する検出手段と、検出された報
知音に基づき検出手段が発する信号に同期させて制御チ
ャンネルバースト信号を発信するタイミング制御手段と
を備えたので、間接的に親機どうしの同期がとれ、トラ
フィックの損失が低減できるとともに、これらの間での
衝突の可能性がより低減するという効果が得られる。
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】さらに、各親機が予め設定された所定時刻
に自動的に時報サービスに電話をかけ、この時報サービ
スの報知音に同期させて制御バースト信号を発信し、制
御バースト信号が発信されると、他の親機はこれを検出
し、この検出した制御チャンネルバースト信号のタイミ
ングからこの制御チャンネルバースト信号のフレーム周
期を求めると共に、このフレーム周期に基づき該制御チ
ャンネルバースト信号と衝突しないよう自身の制御チャ
ンネルバースト信号の送出タイミングを制御し発信する
ので、互いの制御チャンネルバースト信号は時報サービ
スに同期しているから、トラフィックの損失が低減でき
るとともに、定期的にバースト制御が行われ、制御チャ
ンネルバースト信号の衝突を低減することができるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1及び2におけるディジタル
式コードレス電話機の親機の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】この発明の実施例1におけるディジタル式コー
ドレス電話機の動作を示すフローチャートである。
【図3】この発明の実施例1におけるディジタル式コー
ドレス電話機の制御チャンネルバースト信号の送信タイ
ミングを示すタイミングチャートである。
【図4】この発明の実施例2におけるディジタル式コー
ドレス電話機の制御チャンネルバースト信号の送信タイ
ミングを示すタイミングチャートである。
【図5】この発明の実施例2におけるディジタル式コー
ドレス電話機の動作を示すフローチャートである。
【図6】この発明の実施例3におけるディジタル式コー
ドレス電話機の時報報知音との同期設定のタイミングを
示すタイミングチャートである。
【図7】従来のディジタル式コードレス電話機の親機の
構成を示すブロック図である。
【図8】従来のディジタル式コードレス電話機の自己ス
ロット位置の設定状況を示すタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
1 アンテナ、2 送受信切換スイッチ、3 受信高周
波回路部、4復調部、5 送信高周波回路部、6 変調
部、7 時分割多重処理部、8 音声符号化・複合化
部、9 送受話器、10 アナログ公衆回線、11 キ
ー入力操作部、12 2線−4線変換部、14 PLL
シンセサイザ部、15 受信感度信号、16 クロック
部、17 時報報知音検出部、18 主制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−133531(JP,A) 特開 平6−29910(JP,A) 特開 平4−150116(JP,A) 特開 平6−315004(JP,A) 特開 平2−151135(JP,A) 特開 平5−205075(JP,A) 特開 平5−341060(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04M 1/00 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親機と無線回線により交信する子機を備
    えたディジタル式コードレス電話機の親機において、 時を刻むリアルタイムクロック計時手段と、 所定の時刻に自動的に時報サービスに電話をかける自動
    発呼手段と、 前記時報サービスの報知音を検出する検出手段と 検出された報知音に基づき前記検出手段が発する信号に
    同期させて制御チャンネルバースト信号を発信するタイ
    ミング制御手段とを備えたことを特徴とするディジタル
    式コードレス電話機の親機のバーストタイミング制御装
    置。
  2. 【請求項2】 それぞれが電話回線に接続された複数の
    親機と、 これら親機毎に設けられ自身の属する親機と無線回線に
    より交信する子機とを備えたディジタル式コードレス電
    話機において、 各親機が予め設定された所定時刻に自動的に時報サービ
    スに電話をかけ、 この時報サービスの報知音に同期させて制御バースト信
    号を発信し、 制御バースト信号が発信されると、 他の親機はこれを検出し、 この検出した制御チャンネルバースト信号のタイミング
    からこの制御チャンネルバースト信号のフレーム周期を
    求めると共に、 このフレーム周期に基づき該制御チャンネルバースト信
    号と衝突しないよう自身の制御チャンネルバースト信号
    の送出タイミングを制御し発信することを特徴とするデ
    ィジタル式コードレス電話機のバーストタイミング制御
    方式。
JP30614594A 1994-12-09 1994-12-09 ディジタル式コードレス電話機の親機のバーストタイミング制御装置及びバーストタイミング制御方式 Expired - Lifetime JP3000870B2 (ja)

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