JP4336761B2 - 携帯情報通信端末 - Google Patents

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Description

本発明は、間欠受信周期毎に間欠的に基地局からの受信信号の受信動作を行う携帯情報通信端末に関する。
従来、携帯情報通信端末においては、基地局との間で信号の通信を行う期間として、受信期間、アイドル期間、送信期間の各々の期間が存在する。このうち受信期間と送信期間とは一部が重複しており、その重複期間においては、基地局からの受信信号の受信とともに、基地局への送信信号の送信が行われている。
この種の携帯情報通信端末においては、待受け状態になると、全ての受信期間で基地局からの受信信号を順次受信するのではなく、所望の受信期間でのみ基地局からの受信信号を順次受信する動作が繰り返される。つまり、ある受信期間において受信が行われると、次の所望の受信期間まで基地局からの信号の受信を行わずに、次の所望の受信期間になった時点で基地局からの受信信号を受信する受信動作が行われる。
このように間欠的に受信動作を行う携帯情報通信端末においては、基地局からの受信信号を受信しない非受信動作時には、TCXO(温度補償水晶発振器)等の高速クロックを発生する手段の動作を停止し、低速クロックのみを発生することで、消費電力の低減を図っている(例えば、特許文献1,2参照)。そのため、次に基地局からの受信信号の受信動作を行うタイミング、すなわち受信動作を行う周期(以下、間欠受信周期と称する)は、低速クロックの計数結果に基づき算出されることになる。
特開2000−244351号公報 特開2000−36770号公報
しかしながら、間欠的に受信動作を行う携帯情報通信端末においては、間欠受信周期毎に、TCXOを再起動し、TCXOの動作が安定してから、受信信号の受信レベルを増幅するAGC回路を再起動し、AGC回路の動作が安定した後、ようやく受信処理が開始されることになる。したがって、間欠受信周期毎に、TCXOおよびAGC回路が起動され、その動作が安定化するまで多大な時間を要するため、起動時間が増大し、それにより、消費電流が増大してしまうという問題点がある。
そこで、本発明の目的は、間欠受信周期毎に受信動作を行う場合において、受信動作開始時の起動時間を短縮し、消費電流の増大を抑えることができる携帯情報通信端末を提供することにある。
本発明の第1の態様による携帯情報通信端末は、間欠受信周期毎に間欠的に受信動作を行う場合、受信動作終了前に、携帯情報通信端末の移動速度に関する速度情報、または携帯情報通信端末に到達するパスに関するパスアサイン情報の1つ以上を利用し、次回の受信動作時にTCXOの起動後にAGC回路を起動するタイミングであってTCXOでの目標周波数に対する周波数誤差の許容値に相当するAGC回路起動タイミングを算出するAGC回路起動タイミング算出部と、受信動作開始時に、TCXOの起動後、TCXOでの周波数誤差が、AGC回路起動タイミング算出部により前回の受信動作時に算出されたAGC回路起動タイミングと一致した時点で、AGC回路を起動するAGC制御部とを有する点に特徴がある。
この構成によれば、受信動作開始時に、TCXOが安定するのを待たずとも、TCXOの周波数誤差が速度情報またはパスアサイン情報に基づく許容値に到達した時点でAGC回路の起動動作を行うことができ、それにより、起動時間の短縮化を図ることができる。
また、受信動作終了前に、受信信号の受信レベル情報およびTCXOでの周波数誤差情報を利用し、受信レベル補正係数初期値を算出する受信レベル補正係数初期値算出部とをさらに有し、AGC制御部が、受信動作開始時に、受信レベル補正係数初期値算出部により前回の受信動作時に算出された受信レベル補正係数初期値を用いて、AGC回路に入力された受信信号の受信レベルを補正し、補正後の受信信号をAGC回路に再入力することとしても良い。
この構成によれば、受信動作開始時に、受信レベル情報およびTCXOでの周波数誤差情報に基づく受信レベル補正係数初期値を用いて、AGC回路に入力された受信信号の受信レベルを補正することができるため、TCXOが安定するのを待たずとも、AGC回路の起動動作および安定化動作を行うことができ、それにより、起動時間のさらなる短縮化を図ることができる。
本発明の第2の態様による携帯情報通信端末は、間欠受信周期毎に間欠的に受信動作を行う場合、受信動作終了前に、受信レベル測定部により測定された受信信号の受信レベル情報およびTCXOでの目標周波数に対する周波数誤差情報を利用し、受信レベル補正係数初期値を算出する受信レベル補正係数初期値算出部と、受信動作開始時に、TCXOの起動後、TCXOでの周波数誤差に基づく任意のタイミングでAGC回路を起動するとともに、受信レベル補正係数初期値算出部により前回の受信動作時に算出された受信レベル補正係数初期値を用いて、AGC回路に入力された受信信号の受信レベルを補正し、補正後の受信信号をAGC回路に再入力するAGC制御部とを有する点に特徴がある。
この構成によれば、受信動作開始時に、受信レベル情報およびTCXOでの周波数誤差情報に基づく受信レベル補正係数初期値を用いて、AGC回路に入力された受信信号の受信レベルを補正することができるため、TCXOが安定するのを待たずとも、AGC回路の起動動作および安定化動作を行うことができ、それにより、起動時間の短縮化を図ることができる。
また、受信動作終了前に、携帯情報通信端末の移動速度に関する速度情報、または携帯情報通信端末に到達するパスに関するパスアサイン情報の1つ以上を利用し、次回の受信動作時にTCXOの起動後にAGC回路を起動するタイミングであってTCXOでの目標周波数に対する周波数誤差の許容値に相当するAGC回路起動タイミングを算出するAGC回路起動タイミング算出部とをさらに有し、AGC制御部が、受信動作開始時に、TCXOの起動後、TCXOでの周波数誤差が、AGC回路起動タイミング算出部により前回の受信動作時に算出されたAGC回路起動タイミングと一致した時点で、AGC回路を起動することとしても良い。
この構成によれば、携帯情報通信端末の通信状況(移動状況や、パス状況)が、TCXOが安定するのを待たずにAGC回路を早めに起動できる状況にある場合等において、TCXOの周波数誤差が速度情報またはパスアサイン情報に基づく許容値に到達した時点でAGC回路の起動動作を行うことができるため、それにより、起動時間のさらなる短縮化を図ることができる。
上述したように本発明においては、間欠受信周期毎に間欠的に受信動作を行う場合、受信動作開始時に、TCXOが安定するのを待たずとも、AGC回路の起動動作を行うこと、または、AGC回路の起動動作および安定化動作を行うことができるため、起動時間を短縮し、消費電流の増大を抑えることができるという効果が得られる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1を参照すると、本実施形態による携帯情報通信端末は、間欠受信周期毎に間欠的に高速クロックを用いて受信信号の受信動作を行い、非受信動作時には低速クロックを用いて間欠受信周期を生成する端末である。この携帯情報通信端末は、アンテナ101と、RFユニット102と、AGC回路103と、AFC回路104と、変復調回路105と、ベースバンド処理回路106と、速度情報取得部107と、パスアサイン情報取得部108と、制御部109と、TCXO110と、低速クロック回路111と、PLL回路112と、スイッチ113と、誤差カウンタ114と、コーデック回路115と、A/D変換部116と、記録部117と、表示器118と、マイクロホン119と、スピーカ120と、操作部121と、温度センサ122と、電池123とを有している。なお、図1において、点線で囲まれた部分は信号処理部100を構成している。
RFユニット102は、アンテナ101に接続され、基地局からの受信信号をアンテナ101を介して受信するユニットであり、AGC回路103は、RFユニット102にて受信された受信信号の受信レベルの利得制御を行う回路であり、AFC回路104は、AGC回路103にて利得制御が行われた受信信号の周波数制御を行う回路であり、変復調回路105は、AFC回路104にて周波数制御が行われた受信信号を復調する回路であり、ベースバンド処理回路106は、変復調回路105にて復調された受信信号のベースバンド処理を行うとともにその受信信号の受信レベルを測定する受信レベル測定部に相当する回路である。
ベースバンド処理回路106には、本携帯情報通信端末の移動速度に関する速度情報を取得する速度情報取得部107と、本携帯情報通信端末に到達するパスに関するパスアサイン情報(例えば、近接するパス間の距離)を取得するパスアサイン情報取得部108とが接続されている。
温度センサ122は、TCXO110近傍の温度を検知するセンサであり、電池123は、本携帯情報通信端末内の各部に電源電圧を供給する電池であり、A/D変換部116は、電池123の電池レベル、温度センサ122で検知されたTCXO110近傍の温度をデジタルデータに変換して制御部109に入力する回路である。
低速クロック回路111は、低クロックを常時発生する回路である。この低速クロックは、非受信動作時に、後述する間欠制御部127内の間欠受信周期生成部132にて間欠受信周期を生成するために用いられる。TCXO110は、受信動作時には高速クロックを発生し、非受信動作時には停止される。PLL回路112は、受信動作時に、TCXO110が起動された後に、TCXO110で発生した高速クロックをn逓倍した高速クロックを生成し、制御部109に入力する。
非受信動作時には、スイッチ113が低速クロック回路111側に切り替えられて、信号処理部100内には低速クロックが供給される。これに対して、受信動作時には、スイッチ113がTCXO110側に切り替えられて、制御部109にはPLL回路112からの高速クロックが供給され、信号処理部100内の制御部109以外の部分にはTCXO110からの高速クロックが供給される。なお、スイッチ113の切り替えは、後述する間欠制御部127内の起動制御部128にて行われる。
TCXO110および低速クロック回路111には、両者の周波数差をカウントする誤差カウンタ114が接続されている。
制御部109は、記録媒体125に格納されたプログラムを読み出し、読み出したプログラムに従って、各種制御を実行するCPUである。この制御部109は、受信動作時には、TCXO110およびPLL回路112からの高速クロックを用いて動作を行う。ただし、非受信動作時には、制御部109内の後述する間欠制御部127のみが低速クロック回路111からの低速クロックを用いて動作を行い、制御部109内の間欠制御部127以外の部分は動作を停止する。この制御部109は、AGC制御部124と、AFC制御部125と、送受信制御部126とを有している。
AGC制御部124は、AGC回路103の制御を行う部分であり、AFC制御部125は、AFC回路104の制御を行う部分である。
送受信制御部126は、基地局からの受信信号の受信動作および基地局への送信信号の送信動作を制御する部分であり、特に、基地局からの受信信号の間欠的な受信動作を制御する部分として、間欠制御部127が設けられている。
間欠制御部127は、起動制御部128と、TCXO設定値算出部129と、AGC回路起動タイミング算出部130と、受信レベル補正係数初期値算出部131と、間欠受信周期生成部132とを有している。なお、図1においては、間欠制御部127は、AGC回路起動タイミング算出部130および受信レベル補正係数初期値算出部131の双方を備えた構成としているが、AGC回路起動タイミング算出部130および受信レベル補正係数初期値算出部131のいずれか1つ以上を備えていれば良い。
TCXO設定値算出部129は、受信動作を終了する前に、電池123の電池レベル情報、および温度センサ122で検知されたTCXO110近傍の温度情報を利用し、TCXO110に設定するTCXO設定値を算出する。TCXO110では、受信動作開始時に、TCXO設定値算出部129により前回の受信動作時に算出されたTCXO設定値に基づき、電池123の電池レベルおよびTCXO110近傍の温度を判断して目標周波数を設定し、自己で発生する高速クロックを目標周波数に収束するよう動作を行う。
例えば、TCXO設定値算出部129は、下記数式1または数式2を用いてTCXO設定値を算出することができる。この場合、数式1または数式2において、f1、f2に、それぞれ、電池レベル情報をa、温度情報をbとして入力し、TCXO設定値を算出する。
Figure 0004336761
Figure 0004336761
また、TCXO設定値算出部129は、電池レベル情報および温度情報を利用し、後述のテーブルを用いてTCXO設定値を算出することとしても良い。
AGC回路起動タイミング算出部130は、受信動作を終了する前に、速度情報取得部107で取得された速度情報、およびパスアサイン情報取得部108で取得されたパスアサイン情報の1つ以上を利用し、AGC制御部124に設定するAGC回路起動タイミングを算出する。このAGC回路起動タイミングは、次回の受信動作時にTCXO110を起動した後にAGC回路103を起動するタイミングを示すものであり、TCXO110での目標周波数に対する周波数誤差の許容値に相当するものである。AGC制御部124では、受信動作開始時に、TCXO110の起動後、TCXO110での周波数誤差の値が、AGC回路起動タイミング算出部130により前回の受信動作時に算出されたAGC回路起動タイミングと一致した時点で、AGC回路103を起動する。
例えば、AGC回路起動タイミング算出部130は、上記数式1または数式2を用いてAGC回路起動タイミングを算出することができる。この場合、数式1または数式2において、f1、f2に、それぞれ、パスアサイン情報をa、速度情報をbとして入力し、AGC回路起動タイミングを算出する。
なお、AGC回路起動タイミング算出部130は、数式1または数式2を用いてAGC回路起動タイミングを算出する場合も、すでに述べたようにパスアサイン情報、速度情報を全て利用する必要はなく、これらの情報を1つ以上利用すれば良い。ただし、当然のことながら、複数の情報を利用すれば、計算精度は向上し、算出された値が最適値により近づくと考えられる。しかし、実装上計算時間の制約、メモリ等の記録容量の制約があるため、これらの制約と計算精度とを勘案した上で利用する情報を選択する。
また、AGC回路起動タイミング算出部130は、パスアサイン情報または速度情報の1つ以上を利用し、後述のテーブルを用いてAGC回路起動タイミングを算出することとしても良い。
受信レベル補正係数初期値算出部131は、受信動作を終了する前に、ベースバンド処理回路106で測定された受信レベル情報、およびTCXO110から出力される周波数誤差情報を利用し、AGC制御部124に設定する受信レベル補正係数初期値を算出する。AGC制御部124では、受信動作開始時に、受信レベル補正係数初期値算出部131により前回の受信動作時に算出された受信レベル補正係数初期値を用いてAGC回路103に入力された受信信号の受信レベルを補正し、補正後の受信信号をAGC回路103に再入力する。
例えば、受信レベル補正係数初期値算出部131は、上記数式1または数式2を用いて受信レベル補正係数初期値を算出することができる。この場合、数式1または数式2において、f1、f2に、それぞれ、受信レベル情報をa、周波数誤差情報をbとして入力し、受信レベル補正係数初期値を算出する。
また、受信レベル補正係数初期値算出部131は、受信レベル補正係数初期値を算出する際に、前回の受信動作時にベースバンド処理回路106で測定された受信レベル情報だけでなく、前回の受信動作時にベースバンド処理回路106で測定された受信レベル情報や、今回の受信動作時までにベースバンド処理回路106で測定された受信レベル情報の累計値を利用しても良い。
例えば、受信レベル補正係数初期値算出部131は、受信レベル情報として、今回までの累計値を利用する場合、前回までの累計値をan-1、今回の測定値をaとすると、忘却係数A(0≦A<1:任意設定可能)を用いた移動平均式を採用して、今回までの累計値anを下記数式3により算出する。
Figure 0004336761
また、受信レベル補正係数初期値算出部131は、受信レベル情報および周波数誤差情報を利用し、後述のテーブルを用いて受信レベル補正係数初期値を算出することとしても良い。
起動制御部128は、受信動作開始時に、TCXO設定値算出部129、AGC回路起動タイミング算出部130、および受信レベル補正係数初期値算出部131にてそれぞれ算出されたTCXO設定値、AGC回路起動タイミング、および受信レベル補正係数初期値を取得し、取得した情報を用いて、TCXO110、PLL回路112、AGC制御部124の起動制御を行う。その他、起動制御部128は、受信動作への移行時および非受信動作への移行時に、スイッチ113の切り替え等も行う。
間欠受信周期生成部132は、非受信動作時に、低速クロック回路111からの低速クロックを用いて間欠受信周期を生成する。この間欠受信周期毎に、起動制御部128は、受信動作を開始することになる。
表示器118は、利用者へ必要な情報を表示する部分であり、マイクロホン119は、音声が入力される部分であり、スピーカ120は、音声が出力される部分であり、コーデック回路115は、マイクロホン119およびスピーカ120にて入出力される音声のコーデック処理を行う回路であり、操作部121は、利用者により本携帯情報通信端末への操作が行われる部分である。
記録部117は、上述のように制御部109にて実行されるプログラムを格納する。その他、TCXO設定値算出部129、AGC回路起動タイミング算出部130、および受信レベル補正係数初期値算出部131にてそれぞれ算出された情報を格納することも可能である。
以下、図1に示した携帯情報通信端末の動作について説明する。なお、本実施形態の携帯情報通信端末は、通話動作や送信動作に関しては、周知の動作と同様の動作が行われるため、ここでは、間欠受信周期毎に間欠的に行われる受信動作の一例を説明する。
基地局からの受信信号を受信していない非受信動作時には、スイッチ113が低速クロック回路111側に切り替えられており、信号処理部100内には、低速クロック回路111からの低速クロックが供給されている。また、制御部109内では、間欠制御部127以外の部分は動作を停止しており、間欠制御部127内では、間欠受信周期生成部132が低速クロック回路111からの低速クロックを用いて間欠受信周期を生成している。このような状況下で、間欠制御部127内では、起動制御部128が、間欠受信周期生成部132にて生成された間欠受信周期にしたがって、基地局からの受信信号を受信する受信動作を開始する。
図2を参照すると、まず、起動制御部128は、受信動作を開始するに際し、前回の受信動作時にTCXO設定値算出部129、AGC回路起動タイミング算出部130、および受信レベル補正係数初期値算出部131にてそれぞれ算出されたTCXO設定値、AGC回路起動タイミング、および受信レベル補正係数初期値を取得する(ステップ201〜203)。
次に、起動制御部128は、ステップ201で取得したTCXO設定値をTCXO110に設定し、TCXO110を起動するとともに(ステップ204)、ステップ202,203で取得したAGC回路起動タイミングおよび受信レベル補正係数初期値をAGC制御部124に設定し、AGC制御部124を起動する(ステップ205)。
次に、TCXO110は、起動制御部128により設定されたTCXO設定値に基づき、電池123の電池レベルおよびTCXO110近傍の温度を判断し、電池レベルおよび温度に応じた周波数を目標周波数に設定し、以降、TCXO110は、自己が発生する高速クロックが目標周波数に収束するよう動作を開始する。また、現在発生している高速クロックの周波数と目標周波数との周波数誤差値を算出し、間欠制御部127内の起動制御部128およびAGC制御部124へ出力する(ステップ206)。
ここで、起動制御部128は、TCXO110から出力された周波数誤差値に基づき、PLL回路112を起動できる状態にあるか判断し(ステップ207)、起動できる状態にあると判断した場合はPLL回路112を起動する(ステップ208)。
一方、AGC制御部124は、TCXO110から出力された周波数誤差値が、ステップ202で取得したAGC回路起動タイミングと一致するか否かに基づき、AGC回路103を起動できる状態にあるか判断し(ステップ209)、起動できる状態にあると判断した場合はAGC回路103を起動する(ステップ210)。
ステップ209でAGC回路103を起動した直後にAGC回路103に入力された受信信号は、TCXO110が目標周波数に到達していない状態で入力されたものと考えられるため、TCXO110が目標周波数に到達した時の真の受信レベルとはレベル差が生じている。そこで、AGC制御部124は、TCXO110から出力された周波数誤差値、および起動制御部128により設定された受信レベル補正係数初期値に基づき受信レベル補正係数を算出し、算出した受信レベル補正係数を用いて、AGC回路103に入力された受信信号を真の受信レベルに補正し、補正後の受信信号をAGC回路103に再入力する(ステップ211)。これにより、TCXO110にて発生する周波数が目標周波数に到達し、出力が安定するのを待たずに、AGC回路103の起動動作および安定化動作を行うことが可能となる。
起動制御部128は、TCXO110およびPLL回路112の出力が安定した後に(ステップ212,213)、スイッチ113をTCXO110側に切り替えて、制御部109にTCXO110およびPLL回路112からの高速クロックを供給する。また、信号処理部100内の制御部109以外の部分にTCXO110からの高速クロックを供給するとともに、制御部109内の間欠制御部127以外の部分を起動する。さらに、AGC回路103の出力が安定した後に(ステップ214)、基地局からの受信信号を受信する受信処理を行う(ステップ215)。なお、AGC回路103の出力が安定した後の受信動作に関しては、周知の技術を利用すればよいため、ここでは説明を省略する。
その後、受信動作を終了する場合、その前段階で、TCXO設定値算出部129、AGC回路起動タイミング算出部130、および受信レベル補正係数初期値算出部131のそれぞれは、TCXO設定値、AGC回路起動タイミング、および受信レベル補正係数初期値のパラメータを算出する処理を行う(ステップ216)。
また、起動制御部128は、制御部109内の間欠制御部127以外の部分の動作を停止させ、それに続いて、TCXO110およびPLL回路112の動作を停止させた後、スイッチ113を低速クロック回路111側に切り替える(ステップ217)。
次に、図2に示したステップ216において、受信動作を終了する前に行われるパラメータ算出処理の一例を説明する。
本携帯情報通信端末では、受信動作を開始した直後は、低速クロック回路111からの低速クロックのみで動作する必要があるため、複雑な演算等を行うことは困難である。そこで、受信動作を終了する前に(TCXO110からの高速クロックでの動作時)、TCXO設定値、AGC回路起動タイミング、および受信レベル補正係数初期値のパラメータを算出しておき、そのパラメータを用いて次回の受信動作開始時にTCXO110の起動および安定化動作、AGC回路103の起動動作および安定化動作を行うこととしている。なお、図2に示したステップ216において、パラメータを算出する際には、上述のように、上記の数式1または数式2を用いて算出することも可能であるが、ここでは、記録部117等に格納されるテーブルを用いてパラメータを算出する場合を例に挙げて説明する。
図3を参照すると、TCXO設定値算出部129は、電池123の電池レベル情報、および温度センサ122で検知されたTCXO110近傍の温度情報を、A/D変換部116を介してデジタルデータとして取得する(ステップ301,302)。そして、電池レベル情報および温度レベル情報を利用して、テーブルを用いて、TCXO110に設定するTCXO設定値を算出する(ステップ303)。
例えば、TCXO設定値算出部129は、下記表1に示すような2次元テーブル(電池レベルをc、温度レベルをdとしているもの)を用い、電池レベル、温度レベルの値c,dに該当する値eをTCXO設定値とする。なお、電池レベル、温度レベルの値が中間値である場合は、そのような中間値を補間計算してからTCXO設定値を求めても良い。
Figure 0004336761
または、TCXO設定値算出部129は、下記表2に示すような1次元テーブル(電池レベルをcとしているもの)を用い、電池レベルの値cに該当する値Cを決定するとともに、下記表3に示すような1次元テーブル(温度レベルをdとしているもの)を用い、温度レベルの値dに該当する値Dを決定し、さらに、このC,Dと、TCXO設定値のベース値を示すe00とを用いて、下記数式4により算出した値eをTCXO設定値とする。
Figure 0004336761
Figure 0004336761
Figure 0004336761
AGC回路起動タイミング算出部130は、速度情報取得部107で取得された速度情報、およびパスアサイン情報取得部108で取得されたパスアサイン情報を取得する(ステップ304,305)。そして、速度情報およびパスアサイン情報のいずれか1つ以上を利用して、テーブルを用いて、AGC制御部124に設定するAGC回路起動タイミングを算出する(ステップ306)。
例えば、AGC回路起動タイミング算出部130は、速度情報およびパスアサイン情報を両方用いてAGC回路起動タイミングを算出する場合、上記表1に示すような2次元テーブル(速度レベルをc、パスアサインレベルをdとしているもの)を用い、速度レベル、パスアサインレベルの値c,dに該当する値eをAGC回路起動タイミングとする。なお、速度レベル、パスアサインレベルの値が中間値である場合は、そのような中間値を補間計算してからTCXO設定値を求めても良い。
または、AGC回路起動タイミング算出部130は、上記表2に示すような1次元テーブル(速度レベルをcとしているもの)を用い、速度レベルの値cに該当する値Cを決定するとともに、上記表3に示すような1次元テーブル(パスアサインレベルをdとしているもの)を用い、パスアサインレベルの値dに該当する値Dを決定し、さらに、このC,Dと、AGC回路起動タイミングのベース値を示すe00とを用いて、上記数式4により算出した値eをAGC回路起動タイミングとする。
受信レベル補正係数初期値算出部131は、ベースバンド処理回路106で測定された受信レベル情報、およびTCXO110から出力された周波数誤差情報を取得する(ステップ307,308)。そして、受信レベル情報および周波数誤差情報を利用して、テーブルを用いて、受信レベル補正係数初期値を算出する(ステップ309)。
例えば、受信レベル補正係数初期値算出部131は、上記表1に示すような2次元テーブル(受信レベルをc、周波数誤差レベルをdとしているもの)を用い、受信レベル、周波数誤差レベルの値c,dに該当する値eを受信レベル補正係数初期値とする。なお、受信レベル、周波数誤差レベルの値が中間値である場合は、そのような中間値を補間計算してから受信レベル補正係数初期値を求めても良い。
または、受信レベル補正係数初期値算出部131は、上記表2に示すような1次元テーブル(受信レベルをcとしているもの)を用い、受信レベルの値cに該当する値Cを決定するとともに、上記表3に示すような1次元テーブル(周波数誤差レベルをdとしているもの)を用い、周波数誤差レベルの値dに該当する値Dを決定し、さらに、このC,Dと、受信レベル補正係数初期値のベース値を示すe00とを用いて、上記数式4により算出した値eを受信レベル補正係数初期値とする。
その後、起動制御部128は、ステップ301〜309で算出された、TCXO設定値、AGC回路起動タイミング、および受信レベル補正係数初期値を、記録部125または間欠制御部127内のメモリ(不図示)等に保存する(ステップ310)。
なお、各々のテーブルの値は、物理的に設定可能な範囲内で、TCXO設定値、AGC回路起動タイミング設定値、受信レベル補正係数初期値が所望の値となるように、任意の値に設定可能である。ただし、AGC回路起動タイミングの算出に用いるテーブルの値については、本携帯情報通信端末へ到達するパスが2以上存在し、かつこれらのパスが時間的に近接している場合や、本携帯情報通信端末の移動速度が速い場合には、AGC回路起動タイミングを遅くなるように設定するのが好ましい。
上述したように本実施形態においては、間欠受信周期毎に間欠的に受信動作を行う場合、受信動作開始時に、前回の受信動作時に算出されたTCXO設定値、AGC回路起動タイミング、受信レベル補正係数初期値を用いて、TCXO110の起動および安定化動作、AGC回路103の起動および安定化動作を行っているため、起動時間の短縮化を図ることができる。
また、AGC回路起動タイミング算出部130において、受信動作を終了する前に、速度情報およびパスアサイン情報の1つ以上を利用して、TCXO110での目標周波数に対する周波数誤差の許容値に相当するAGC回路起動タイミングを算出し、AGC制御部124において、受信動作開始時に、前回の受信動作時に算出されたタイミングでAGC回路103を起動しているため、TCXO110の起動後にTCXO110の出力が安定するのを待たずとも、TCXO110の出力が許容値に到達した時点でAGC回路103の起動動作を行うことができ、それにより、起動時間のさらなる短縮化を図ることができる。
また、受信レベル補正係数初期値算出部131において、受信動作を終了する前に、受信レベル情報およびTCXO110での目標周波数に対する周波数誤差情報を利用して受信レベル補正係数初期値を算出し、AGC制御部124において、受信動作開始時に、前回の受信動作時に算出された受信レベル補正係数初期値を用いて、AGC回路103に入力された受信信号の受信レベルを補正しているため、TCXO110の起動後にTCXO110の出力が安定するのを待たずとも、AGC回路103の出力を安定化させる動作を行うことができ、それにより、起動時間のさらなる短縮化を図ることができる。
したがって、本実施形態においては、受信動作開始時の起動時間のさらなる短縮化を図るためには、AGC回路起動タイミング算出部130および受信レベル補正係数初期値算出部131の双方を備えている必要はなく、いずれか1つ以上を備えていれば良い。
すなわち、AGC回路起動タイミング算出部130のみを設け、受信レベル補正係数初期値算出部131を設けない構成とした場合も、TCXO110の出力が安定するのを待たずに、TCXO110の出力が速度情報またはパスアサイン情報に基づく許容値に到達した時点でAGC回路103の起動動作を行うことができるため、起動時間の短縮化を図ることができる。ただし、この構成では、AGC回路103の出力を安定させることは意図していないため、AGC回路103の出力が安定化するまでの時間は増大すると考えられる。そのため、AGC回路103の出力が安定化するまでの時間を短縮するためには、受信レベル補正係数初期値算出部131を設け、AGC制御部124において、受信レベル補正係数初期値を用いて上記と同様の動作を行うことが好ましい。
逆に、受信レベル補正係数初期値算出部131のみを設け、AGC回路起動タイミング算出部130を設けない構成とした場合も、TCXO110の出力が安定するのを待たずに、AGC回路103の出力を安定化させることができるため、起動時間の短縮化を図ることができる。この構成では、AGC制御部124では、TCXO110での周波数誤差に基づく任意のタイミングでAGC回路103を起動することになる。しかし、本携帯情報通信端末の通信状況(移動状況や、パス状況)によっては、TCXO110の出力が許容値に到達した時点で、AGC回路103を起動できる場合もあると考えられる。ところが、この構成では、このような場合にも、早めにAGC回路103を起動することはできない。そのため、AGC回路103を早めに起動できる状況にある場合に、AGC回路103の起動時間を短縮するためには、AGC回路起動タイミング算出部130を設け、AGC制御部124において、AGC回路起動タイミングを用いて上記と同様の動作を行うことが好ましい。
また、本実施形態においては、受信動作を終了する前に、TCXO110およびPLL回路112からの高速クロックを用いて、TCXO設定値、AGC回路起動タイミング、受信レベル補正係数初期値を算出している。しかし、TCXO設定値、AGC回路起動タイミング、受信レベル補正係数初期値は、次回の受信動作開始時までに算出されていれば良く、また、低速クロックのみで動作する必要がある場合にも、上記のようにテーブルを用いた程度の演算は可能である。そのため、本実施形態は、非受信動作時に、低速クロック回路5からの低速クロックを用いて、TCXO設定値、AGC回路起動タイミング、受信レベル補正係数初期値を算出することとしても良い。
また、本実施形態においては、TCXO110の周波数誤差情報を、AGC制御部124が受信信号の受信レベルの補正動作を開始した時の周波数誤差との大小を示すUP/DOWN情報としてパルスで伝達するようにしても良い。この構成によれば、周波数誤差情報そのものを伝達していた場合は数bit分のバス接続が必要であったのに対し、パルス伝達用の配線のみが必要になるだけなので、配線数を削減することができる。
また、本実施形態においては、AGC制御部124において、受信レベル補正係数初期値のみに基づき受信レベル補正係数を算出することとしても良い。この構成によれば、TCXO110からAGC制御部124に周波数誤差情報を伝達する配線を削減することができる。
また、本実施形態においては、TCXO設定値、AGC回路起動タイミング、受信レベル補正係数初期値の算出結果を複数回分保存しておき、本携帯情報通信端末の受信状態がほぼ同じと判断される場合には(例えば、静止している等)、TCXO設定値、AGC回路起動タイミング、受信レベル補正係数初期値を算出することなく前回の算出結果をそのまま利用することとしても良い。この構成によれば、演算に係る消費電力を低減することも可能である。
また、本実施形態においては、本携帯情報通信端末の受信状態がほぼ同じと判断される場合には(例えば、静止している等)、TCXO110およびAGC回路103の設定値も最終的に同じになると考えられるため、TCXO110およびAGC回路103の起動タイミングを段階的に早めることとし、起動を高速化することも可能である。
また、本実施形態においては、本携帯情報通信端末の起動が失敗した時には、設定を初期状態に戻してから、再調整を行うようにしても良い。この構成によれば、前回の受信動作時から受信状態が急変した時にも対応可能となる。
本発明の一実施形態による携帯情報通信端末の構成を示すブロック図である。 図1に示した携帯情報通信端末の受信動作を説明するフローチャートである。 図2に示したステップ216のパラメータ算出処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
100 信号処理部
101 アンテナ
102 RFユニット
103 AGC回路
104 AFC回路
105 変復調回路
106 ベースバンド処理回路
107 速度情報取得部
108 パスアサイン情報取得部
109 制御部
110 TCXO
111 低速クロック回路
112 PLL回路
113 スイッチ
114 誤差カウンタ
115 コーデック回路
116 A/D変換部
117 記録部
118 表示器
119 マイクロホン
120 スピーカ
121 操作部
122 温度センサ
123 電池
124 AGC制御部
125 AGC回路
126 送受信制御部
127 間欠制御部
128 起動制御部
129 TCXO設定値算出部
130 AGC回路起動タイミング算出部
131 受信レベル補正係数初期値算出部
132 間欠受信周期生成部

Claims (2)

  1. 間欠受信周期毎に間欠的に高速クロックを用いて受信信号の受信動作を行い、非受信動作時には低速クロックを用いて前記間欠受信周期を生成する携帯情報通信端末において、
    前記低速クロックを常時発生する低速クロック回路と、
    受信動作時に前記高速クロックを発生し、非受信動作時には動作が停止されるTCXOと、
    前記受信信号の受信レベルの利得を制御するAGC回路と、
    前記携帯情報通信端末の移動速度に関する速度情報を取得する速度情報取得部と、
    前記携帯情報通信端末に到達するパスに関するパスアサイン情報を取得するパスアサイン情報取得部と、
    受信動作終了前に、前記速度情報取得部により取得された速度情報および前記パスアサイン情報取得部により取得されたパスアサイン情報利用し、次回の受信動作時に前記TCXOの起動後に前記AGC回路を起動するタイミングであって前記TCXOでの目標周波数に対する周波数誤差の許容値に相当するAGC回路起動タイミングを算出するAGC回路起動タイミング算出部と、
    受信動作開始時に、前記TCXOの起動後、前記TCXOでの前記周波数誤差が、前記AGC回路起動タイミング算出部により前回の受信動作時に算出されたAGC回路起動タイミングと一致した時点で、前記AGC回路を起動するAGC制御部とを有し、
    前記AGC回路起動タイミング算出部は、
    前記速度情報が示す速度レベルの値と前記パスアサイン情報が示すパスアサインレベルの値との組み合わせに応じて第1の値が一意に決定されるテーブルを用い、
    前記テーブルにより決定される第1の値を前記AGC回路起動タイミングとする携帯情報通信端末。
  2. 間欠受信周期毎に間欠的に高速クロックを用いて受信信号の受信動作を行い、非受信動作時には低速クロックを用いて前記間欠受信周期を生成する携帯情報通信端末において、
    前記低速クロックを常時発生する低速クロック回路と、
    受信動作時に前記高速クロックを発生し、非受信動作時には動作が停止されるTCXOと、
    前記受信信号の受信レベルの利得を制御するAGC回路と、
    前記携帯情報通信端末の移動速度に関する速度情報を取得する速度情報取得部と、
    前記携帯情報通信端末に到達するパスに関するパスアサイン情報を取得するパスアサイン情報取得部と、
    受信動作終了前に、前記速度情報取得部により取得された速度情報および前記パスアサイン情報取得部により取得されたパスアサイン情報利用し、次回の受信動作時に前記TCXOの起動後に前記AGC回路を起動するタイミングであって前記TCXOでの目標周波数に対する周波数誤差の許容値に相当するAGC回路起動タイミングを算出するAGC回路起動タイミング算出部と、
    受信動作開始時に、前記TCXOの起動後、前記TCXOでの前記周波数誤差が、前記AGC回路起動タイミング算出部により前回の受信動作時に算出されたAGC回路起動タイミングと一致した時点で、前記AGC回路を起動するAGC制御部とを有し、
    前記AGC回路起動タイミング算出部は、
    前記速度情報が示す速度レベルの値に応じて第1の値が一意に決定される第1のテーブルと、前記パスアサイン情報が示すパスアサインレベルの値に応じて第2の値が一意に決定される第2のテーブルと、前記AGC回路起動タイミングのベース値と、を用い、
    前記第1のテーブルにより決定される第1の値と、前記第2のテーブルにより決定される第2の値と、前記AGC回路起動タイミングのベース値と、を加算した値を、前記AGC回路起動タイミングとする携帯情報通信端末。
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