JP2000278752A - 移動無線端末装置 - Google Patents

移動無線端末装置

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JP2000278752A
JP2000278752A JP7961999A JP7961999A JP2000278752A JP 2000278752 A JP2000278752 A JP 2000278752A JP 7961999 A JP7961999 A JP 7961999A JP 7961999 A JP7961999 A JP 7961999A JP 2000278752 A JP2000278752 A JP 2000278752A
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reception
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timing
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Miyuki Ogura
みゆき 小倉
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/02Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
    • H04L7/033Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop
    • H04L7/0334Processing of samples having at least three levels, e.g. soft decisions

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数精度の低いクロックを非受信区間のタ
イマとして利用する場合でも、消費電力を増大すること
なく比較的正確な受信タイミングを提供する。 【解決手段】 周波数偏差推定回路10が、受信区間に
おいて高速かつ高精度なシステムクロックを用いて時計
用クロックの周波数偏差Δfを検出しておき、CPU5
0のτ推定回路51が上記検出結果からタイミング補正
量τを求める。そして、タイマ30が、非受信区間にお
いて時計用クロックを用いて求めた受信タイミングを、
タイミング補正回路40が、上記タイミング補正量τで
補正し、補正された受信タイミングで受信区間における
受信を開始するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタル移動
無線通信方式の待ち受け制御に関わり、特にCDMA
(Code Division Multiple Access)方式のように、受
信タイミングの再同期が厳密に要求されるシステムの移
動無線端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、携帯電話機などの移動無
線端末装置には、連続運用時間の長時間化を図るため、
待ち受け動作時の低消費電力化が要求される。このた
め、非受信区間においては、内部の高速なシステムクロ
ックを停止させ、代わりに時計用に用いる低速・低精度
な32kHzのクロックをハードウェア及びソフトウェ
アに供給して動作するようにしている。
【0003】この32kHzのクロックは、温度による
周波数の変動成分を補正する機能がないため、非受信区
間の長さを測るタイマとして利用する場合、このタイマ
が判断する受信時刻と実際の受信時刻とのタイミング誤
差が生じることになる。
【0004】N(Narrow-band)−CDMAシステムの
受信機は、非受信区間から受信区間へ移動する際(再同
期時)のタイミングエラーは、±1chip以内である
ことが望ましい。
【0005】例えばIS−95の規格では、再同期時の
受信タイミング検出に対する要求精度±1chip(=
±0.81μsec)に対し、32kHz±30ppm
のクロックでタイマを実現したときの受信タイミング誤
差は、非受信区間により1.6μsec以上42mse
c以下のように見積もられる。
【0006】したがって、N−CDMAシステムの端末
装置において、待ち受け制御に32kHzを採用する
と、サーチャ動作用の受信窓が所望のタイミングから大
きくずれてしまう。
【0007】またこれに対して、受信窓を余分に大きく
とって所望のタイミングからのずれに対応すると、再同
期に時間がかかって高速なシステムクロックを余分に必
要とすることになり、電力の浪費につながる等の問題点
が生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】32kHzのような周
波数精度の低いクロックを非受信区間のタイマとして利
用する場合に、タイマが知らせる受信タイミングと所望
の受信タイミングとの誤差が大きいという問題があっ
た。
【0009】この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、周波数精度の低いクロックを非受信区間のタ
イマとして利用する場合であっても、所望の受信タイミ
ングを得ることが可能な移動無線通信端末装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、移動無線通信システムにて時間的に
定められる受信区間と非受信区間とにしたがい、間欠的
に受信を行う移動無線端末装置において、第1のクロッ
クをカウントすることにより、受信区間の開始タイミン
グを検出する受信タイミング検出手段と、第1のクロッ
クより高速かつ高精度な第2のクロックを用いて、相対
的な前記第1のクロックの周波数誤差を検出する周波数
誤差検出手段と、この周波数誤差検出手段にて検出した
周波数誤差に基づいて、受信タイミング検出手段にて検
出した受信区間の開始タイミングを補正するタイミング
補正手段とを具備して構成するようにした。
【0011】上記構成の移動無線端末装置では、消費電
力の低減のために、誤差が予想される、低速な第1のク
ロックで求めた受信区間の開始タイミングを補正するの
に、高速かつ高精度な第2のクロックを用いて相対的な
第1のクロックの周波数誤差を検出し、この検出結果に
基づいて、上記検出した開始タイミングを補正するよう
にしている。
【0012】したがって、上記構成の移動無線端末装置
によれば、周波数精度の低い第1のクロックを受信/非
受信区間のタイマとして利用しても、所望の受信タイミ
ングを得ることができる。
【0013】また、この発明では、周波数誤差検出手段
が、受信区間において、第2のクロックを用いて相対的
な第1のクロックの周波数誤差を検出することを特徴と
する。この特徴によれば、非受信区間において、上記周
波数誤差検出のために、高速な第2のクロックを生成す
る必要がないため、消費電力を増大させることなく第1
のクロックの周波数誤差を検出することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施形態について説明する。図1は、この発明の一
実施形態に係わる移動無線端末装置の受信系の構成を示
すものである。
【0015】周波数偏差推定回路10は、後述のクロッ
ク生成回路20にて生成される時計用クロックと、シス
テムに同期した高速システムクロックとの周波数偏差Δ
fを検出するもので、カウンタ11と、ラッチ回路12
と、Δf検出回路13とからなる。
【0016】なお、クロック生成回路20にて生成され
る時計用クロックは、例えば32kHzで周波数の温度
変動補正を行っていないため、比較的精度が低い。これ
に対して、システムクロックは、例えば9.803MH
zで、時計用クロックに比べ、高速かつ高精度である。
【0017】また、以下の説明では、クロック生成回路
20にて生成される時計用クロックの周波数をf1と
し、誤差のない理想を示す理想周期をT0、実際の周期
を示す実質周期をT1とする。また、システムクロック
の周波数をf2とする。
【0018】以下、図2および図3を参照して、周波数
偏差推定回路10について詳細に説明する。図2は、周
波数偏差推定回路10内の各部の入出力信号を示す図で
ある。
【0019】カウンタ11は、システムクロック(図2
(a))を動作クロックとするカウンタで、上記時計用
クロックの理想周期T0に相当する、M値を繰り返しカ
ウントする。このカウント結果を、図2(b)に示す。
【0020】ここで、例えば上述のように、f1が32
kHzで、f2が9.803MHzであるとすると、カ
ウンタ11は、0から306(=M)までを繰り返しカ
ウントすることになる。
【0021】ラッチ回路12は、カウンタ11の出力
を、時計用クロック(図2(c))のエッジで保持す
る。この保持出力を、図2(d)および(e)に示す。
Δf検出回路13は、ラッチ回路12の保持出力より、
周波数偏差Δfを求めるもので、この偏差Δfを電圧も
しくは振幅情報として出力する。周波数偏差Δfは、理
想周期T0と実質周期T1の差分情報であるが、通常p
pmレベルのごく小さい値であるため、検出には長時間
平均化する等の処理が必要となる。
【0022】図3に、Δf検出回路13の構成例を示
す。この構成では、ラッチ回路12の保持出力につい
て、1サンプル前の出力との差分情報を一定時間平均化
することで最終的な周波数偏差Δfを得る。
【0023】ここで、時計用クロックの周波数精度がシ
ステムクロックと同じであるとき、カウンタ11の出力
の周期と時計用クロックの周期T1が一致するため、ラ
ッチ回路12の出力は時間的に一定となる。
【0024】しかし、現実には、両者の周期は一致しな
いため、時計用クロックの周波数偏差量に比例してラッ
チ回路12の出力は変動することになる。すなわち周波
数偏差量が大きければ1周期内における変動量が大き
く、偏差量が小さければ変動量が小さい。
【0025】したがってこの実施例では、差分回路13
1および遅延回路132により、1サンプル時刻前のラ
ッチ回路12の出力と現サンプル時刻におけるラッチ回
路12の出力との差分(図2(f))を求め、これを瞬
時変動とする。
【0026】なお、ここで本実施例では、上記瞬時変動
の検出に1サンプル時刻前のラッチ出力を採用している
が、周波数偏差が小さい場合、検出精度を上げるため複
数サンプル前のラッチ出力を用いてもよい。
【0027】そして、上記瞬時変動の平均値を平均化回
路133にて求めるが、瞬時変動は図2(f)に示した
ように、所定の周期で、周波数偏差とは無関係な落ち込
み部Dが生じるため、これを平均化処理に含めないよう
にする。
【0028】このためには、Δf符号判定回路134に
より、瞬時変動の落ち込み部Dの位置を求め、イネーブ
ル信号(図2(g))として平均化回路133に通知す
る。この通知により、平均化回路133は、落ち込み部
Dについては平均化の対象としない。
【0029】これにより、平均化回路133は、図2
(h)に示すような、落ち込み部Dを除いた瞬時変動の
平均値Δfを求めることになる。このΔfは、後述のC
PU50に通知される。また、Δf符号判定回路134
は、周波数偏差の方向を求めるために、瞬時変動の極性
(符号)siを求め、後述のCPU50に通知する。
【0030】図4に、Δf符号判定回路134の構成例
を示す。Δf符号判定回路134は、MSB検出回路1
341と、平均化回路1342と、比較回路1343,
1344と、NOR回路1345とからなる。
【0031】MSB検出回路1341は、差分回路13
1の出力する瞬時変動のMSBを検出し、平均化回路1
342に出力する。平均化回路1342は、MSB検出
回路1341のMSB検出値を所定の時間、平均化し、
上記瞬時変動の符号siを求め、CPU50に通知す
る。
【0032】ここで、例えば、この符号siが、正と検
出された場合には、受信タイミングは実際の受信時刻に
比べ進んでいることを示しており、負と判定された場
合、受信タイミングは実際に比べ遅れていることを示し
ている。
【0033】ところで、上記瞬時変動の落ち込み部D
は、ラッチ回路12の出力が最大レベル付近から零レベ
ル付近に変動する場合のみ生じる(図2(f)参照)
が、この時間の瞬時変動は異常とみなせる。この負の変
動量(落ち込み部D)は、通常それ以外の変動量に比べ
ずっと大きい値となる。
【0034】このため、適当な大きさで異なる符号の閾
値th1,th2を用いて、瞬時変動と比較を行うこと
により、落ち込み部Dを検出する。この比較は、比較回
路1343,1344にて行う。
【0035】以下、図5を参照して、落ち込み部Dの検
出について説明する。なお、瞬時変動に対して、閾値t
h1,th2は、予め図5(a)のように設定されてい
るものとする。
【0036】比較回路1343は、正の閾値th1と瞬
時変動との比較を行い、この比較結果(図5(b))を
NOR回路1345の第1の入力端子に出力する。一
方、比較回路1344は、負の閾値th2と瞬時変動と
の比較を行い、この比較結果(図5(c))をNOR回
路1345の第2の入力端子に出力する。
【0037】これに対して、NOR回路1345は、第
1の入力端子からの入力と、第2の入力端子からの入力
とのNOR論理演算を行う。これによりNOR回路13
45は、図5(d)に示すような出力を行う。これは、
落ち込み部Dの位置を示すものであり、イネーブル信号
として、前述の平均化回路133に出力される。
【0038】なお、本実施形態にて示したNOR回路1
345は、Hアクティブであるが、平均化回路133に
おけるイネーブル端子の極性からの要求、および比較回
路1343,1344の出力極性からの要求に応じて、
別の論理演算子であってもよい。
【0039】クロック生成回路20は、周波数の温度変
動補正を行わずに、水晶発振により時計用クロックを生
成する、すなわち、温度変動による誤差を有する虞のあ
るクロックを生成するもので、ここで、生成された時計
用クロックはタイマ30に入力される。
【0040】タイマ30は、上記時計用クロックをカウ
ントするもので、CPU50が指定する数nをカウント
するごとに、受信タイミングを示す信号を出力して、タ
イミング補正回路40をセットする。
【0041】タイミング補正回路40は、タイマ30に
よるセット直後からシステムに同期した精度の高い周波
数f2のシステムクロックを用いて動作し、タイマ30
により指定された受信タイミングを、後述のCPU50
から通知される遅延量τだけ補正して出力する。
【0042】図6は、タイマ30とタイミング補正回路
40の構成例を示すものである。また、図7および図8
は、それぞれ受信タイミングが進んでいる場合と、遅れ
ている場合のタイマ30とタイミング補正回路40の各
構成の入出力信号波形を示す。
【0043】タイマ30は、上記時計用クロックをクロ
ック入力とするカウンタ31とマスク回路32から構成
される。カウンタ31は、時計用クロック(図7(a)
および図8(a))をカウントし、そのカウント値(図
7(b)および図8(b))をマスク回路32に出力す
る。
【0044】これに対してマスク回路32は、カウンタ
31のカウント値と、CPU50より通知される設定値
nとを比較し、両者が異なる場合には、Lレベルの出力
を行い、両者が一致すると、Hレベルの出力を開始す
る。
【0045】すなわち、マスク回路32の出力は、カウ
ンタ31のカウンタ値が設定値nと一致する時刻でL論
理からH論理へ遷移する。このとき、マスク回路32の
出力の立ち上がりエッジが、前述の受信タイミングとな
り、タイミング補正回路40に出力される。
【0046】なお、ここでCPU50は、前述のΔf符
号判定回路134より通知される瞬時変動の符号siが
正の場合、すなわち受信タイミングの方が進んでいる場
合には、上記設定値nとして「N」を設定する。
【0047】このため、マスク回路32の出力は、図7
(c)に示すように、カウント値がNとなるときより、
Hレベルとなる。なお、Nは、予め設定される非受信区
間を、理想状態(周期T0)で動作するクロック生成回
路20でカウントした場合のパルス数である。例えば、
f1=32kHz、非受信区間Lsが1280msec
である場合、Nは40960となる。この計算はCPU
により行われる。
【0048】一方、瞬時変動の符号siが負の場合、す
なわち受信タイミングの方が遅れている場合には、上記
設定値nとして「N−1」を設定する。このため、マス
ク回路32の出力は、図8(c)に示すように、カウン
ト値がN−1となるときより、Hレベルとなる。
【0049】タイミング補正回路40は、シフトレジス
タ41と、セレクタ42とから構成される。上記マスク
回路32の出力は、シフトレジスタ41へ供給される。
シフトレジスタ41は、マスク回路32の出力をシステ
ムクロックにて読み込む。すなわち、図7(d)および
図8(d)に示すように、システムクロックでマスク回
路32の出力をラッチするとともに、各レジスタに格納
しているデータをセレクタ42に出力する。
【0050】すなわち、シフトレジスタ41の各レジス
タのラッチ出力は、時計用クロックに同期したマスク回
路32の出力を、システムクロックのタイミングへのせ
かえ、システムクロックの周期単位で遅延したものであ
る。
【0051】ここで、シフトレジスタ41に供給するク
ロック周期は、タイミング調整の精度を決定する重要な
パラメータである。本実施形態では、システムクロック
をシフトレジスタのクロック入力としているが、システ
ムクロックに同期した、より他の高速なクロックをこの
代わりとして使用してもよい。
【0052】セレクタ42は、図7(e)および図8
(e)に示すように、シフトレジスタ41の各レジスタ
のラッチ出力のうち、後述のCPU50から通知される
遅延量τに対応するものを選択的にCPU50に出力す
る。
【0053】ここで、セレクタ42は、受信タイミング
の方が進んでいる場合には、図7(e)に示すように、
マスク回路32にて求めた受信タイミングよりτだけ遅
延したラッチ出力を選択する。
【0054】一方、受信タイミングの方が遅れている場
合には、セレクタ42は、図8(e)に示すように、マ
スク回路32にて求めた受信タイミングよりT0(時計
用クロックの理想周期)−τだけ遅延したラッチ出力を
選択する。
【0055】これにより、シフトレジスタ41の各レジ
スタのラッチ出力のうち、所望の受信時刻に近いタイミ
ングがCPU50に出力されることになる。
【0056】CPU50は、当該移動無線端末装置の各
部を統括して制御するもので、CPU、あるいはDSP
などのプロセッサと、制御プログラムや種々のデータを
蓄積するRAMとROMよりなる。
【0057】そして、通信時には、図示しない受信系
を、システムクロックにより動作させ、一方、待ち受け
動作時には、タイミング補正回路40にて補正された時
計用クロックにて動作させる。
【0058】また、CPU50は、τ推定回路51を備
え、ここでタイミング補正量τを求める。τは、タイマ
30にて求めた受信時刻と所望の受信時刻との誤差であ
って、その算出は、式τ=Ls×Δf×10e-6にした
がって行われる。ここで、Lsは、非受信区間の長さで
ある。
【0059】例えば、Lsが1280msec、Δfが
20ppmとすると、τ=25.6μsecである。
尚、周波数偏差Δfは、温度などの外部環境により変動
するため、受信区間において定期的に検出しておく必要
がある。
【0060】次に、図9を参照して、上記構成の移動無
線端末装置の待ち受け動作時における受信タイミングの
補正動作を以下に説明する。受信区間と非受信区間(待
ち受け時)が図9(a)に示すように繰り返されるのに
対応して、CPU50は、図9(b)に示すように、受
信区間直前より高速なシステムクロックを用い、一方、
残る非受信区間では、タイミング補正回路40にて補正
された時計用クロックを用いる。
【0061】一方、周波数偏差推定回路10は、図9
(c)に示すように、受信区間の直前と受信区間におい
ては周波数偏差Δfを推定すると共に符号siを求め、
これらを図9(d)に示すような受信区間終了のタイミ
ングでハード的に保持してCPU50に通知し、残る非
受信区間にあっては、その動作を停止する。
【0062】これに対して、CPU50は、図9(e)
に示すように、タイマ30にて推定された受信タイミン
グで動作を開始し、図9(d)のタイミングで周波数偏
差推定回路10より通知される周波数偏差Δf、符号s
i、および基地局より得た非受信区間情報Lsに基づい
て、タイミング補正量τと設定値nを求め、これらを自
己のRAMに格納し、動作を停止する。なお、非受信区
間においては、低速クロックで動作するタイマ30が受
信タイミングを推定している。
【0063】そしてその後、CPU50は、タイマ30
にて推定された受信タイミングで動作を再開し、RAM
に格納された設定値nをタイマ30に与え、受信タイミ
ングをシステムクロックでシフトレジスタ41に書き込
む。そして、RAMに格納されたタイミング補正量τに
対応するレジスタ情報を読み出すことにより受信タイミ
ングを補正し、この補正されたタイミングで受信を開始
する。
【0064】以上のように、上記構成の移動無線端末装
置では、受信区間において高速かつ高精度なシステムク
ロックを用いて時計用クロックの周波数偏差Δfを検出
しておき、この検出結果からタイミング補正量τを求め
る。そして、非受信区間において時計用クロックを用い
て求めた受信タイミングを、上記タイミング補正量τで
補正し、補正された受信タイミングで受信区間における
受信を開始するようにしている。
【0065】したがって、上記構成の移動無線端末装置
によれば、周波数精度の低いクロックを非受信区間のタ
イマとして利用する場合であっても、所望の受信タイミ
ングを得ることができ、システムクロックの生成に温度
補償の機能があれば、周辺温度等による亜動にも追従す
ることができる。
【0066】また、時計用クロックの周波数偏差Δfの
検出は、システムクロックを用いる受信区間で行うよう
にしているため、この検出のために消費電力を増大させ
る虞がない。
【0067】尚、この発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。その他、この発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であること
はいうまでもない。
【0068】
【発明の効果】以上述べたように、この発明では、消費
電力の低減のために、誤差が予想される、低速な第1の
クロックで求めた受信区間の開始タイミングを補正する
のに、高速かつ高精度な第2のクロックを用いて相対的
な第1のクロックの周波数誤差を検出し、この検出結果
に基づいて、上記検出した開始タイミングを補正するよ
うにしている。
【0069】したがって、この発明によれば、周波数精
度の低い第1のクロックを受信/非受信区間のタイマと
して利用しても、所望の受信タイミングを得ることが可
能な移動無線端末装置を提供できる。
【0070】また、この発明では、受信区間において、
第2のクロックを用いて相対的な第1のクロックの周波
数誤差を検出することを特徴としている。このため、非
受信区間において、上記周波数誤差検出のために、高速
な第2のクロックを生成する必要がないため、消費電力
を増大させることなく第1のクロックの周波数誤差を検
出することが可能な移動無線端末装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる移動無線端末装置の受信系の
一実施形態の構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した移動無線端末装置の周波数偏差推
定回路の動作を説明するための図。
【図3】図1に示した移動無線端末装置のΔf検出回路
の構成を示す回路ブロック図。
【図4】図3に示したΔf検出回路のΔf符号判定回路
の構成を示す回路ブロック図。
【図5】図4に示したΔf符号判定回路のイネーブル信
号生成動作を説明するための図。
【図6】図1に示した移動無線端末装置のタイマとタイ
ミング補正回路の構成を示す回路ブロック図。
【図7】受信タイミングが進んでいる場合のタイマ30
とタイミング補正回路40の動作を説明するための図。
【図8】受信タイミングが遅れている場合のタイマ30
とタイミング補正回路40の動作を説明するための図。
【図9】図1に示した移動無線端末装置の待ち受け動作
時における受信タイミングの補正動作を説明するための
図。
【符号の説明】
10…周波数偏差推定回路 11…カウンタ 12…ラッチ回路 13…Δf検出回路 20…クロック生成回路 30…タイマ 31…カウンタ 32…マスク回路 40…タイミング補正回路 41…シフトレジスタ 42…セレクタ 50…CPU 51…τ推定回路 131…差分回路 132…遅延回路 133…平均化回路 134…Δf符号判定回路 1341…MSB検出回路 1342…平均化回路 1343,1344…比較回路 1345…NOR回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動無線通信システムにて時間的に定め
    られる受信区間と非受信区間とにしたがい、間欠的に受
    信を行う移動無線端末装置において、 第1のクロックをカウントすることにより、前記受信区
    間の開始タイミングを検出する受信タイミング検出手段
    と、 前記第1のクロックより高速かつ高精度な第2のクロッ
    クを用いて、相対的な前記第1のクロックの周波数誤差
    を検出する周波数誤差検出手段と、 この周波数誤差検出手段にて検出した周波数誤差に基づ
    いて、前記受信タイミング検出手段にて検出した受信区
    間の開始タイミングを補正するタイミング補正手段とを
    具備することを特徴とする移動無線端末装置。
  2. 【請求項2】 前記周波数誤差検出手段は、 前記第2のクロックを所定値までカウントするカウント
    手段と、 このカウント手段のカウント結果を、前記第1のクロッ
    クで読み出す読出手段と、 この読出手段にて読み出したカウント結果間の差を求
    め、この求めた差より、前記第2のクロックに対する前
    記第1のクロックの、相対的な周波数誤差を求める誤差
    検出手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の
    移動無線端末装置。
  3. 【請求項3】 前記周波数誤差検出手段は、前記受信区
    間において、第2のクロックを用いて相対的な前記第1
    のクロックの周波数誤差を検出することを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の移動無線端末装置。
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