JP3394629B2 - 無線装置 - Google Patents

無線装置

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JP3394629B2
JP3394629B2 JP10413395A JP10413395A JP3394629B2 JP 3394629 B2 JP3394629 B2 JP 3394629B2 JP 10413395 A JP10413395 A JP 10413395A JP 10413395 A JP10413395 A JP 10413395A JP 3394629 B2 JP3394629 B2 JP 3394629B2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線装置に関し、特に
移動体通信システムの待ち受け動作時における間欠受信
動作に適した無線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体通信システムに使用される移動機
はバッテリで動作するため、 長時間にわたる装置の使用
を可能にする必要がある。そのため、数々の低消費電力
化の方法が施されている。移動機が着信を待機する場
合、基地局から送信する報知情報、着呼情報等を間欠送
信し、移動機が間欠受信することも低消費電力化の1手
段である。
【0003】移動機が間欠受信を行う場合、 受信時には
受信回路を動作させ、非受信時には受信のタイミングを
生成する回路のみを動作させる。着信があった場合は、
それ以後は、送信回路も動作させる。間欠受信による低
消費電力化の効率を高めるためには、非受信時の間隔を
長くする他、非受信時における消費電力をできる限り低
くする必要がある。
【0004】ところで、移動機には、基地局からの無線
信号を安定に受信するために、また基地局へ無線信号を
安定に送信するために、高安定なクロック発振器(例え
ばTCXO:温度補償水晶発振器)を一般に使用してい
る。従来、間欠受信時の非受信時に、受信のタイミング
の生成や制御回路の動作にも、この高安定なクロック発
振器が使用されていた。
【0005】しかし、一般に高安定なクロック発振器
は、消費電力が大きいので、非受信時における消費電力
を低減するために、高安定なクロック発振器の電源をオ
フし、低消費電力で動作する低速でかつ低安定なクロッ
クを生成する水晶発振回路を使用する方法が採用されて
いる。
【0006】この方法では、非受信動作から受信動作に
移行するとき、まず、受信回路及びTCXOの電源をオ
ンにする。そして、基地局から送信された報知情報等の
受信データよりタイミングクロックの抽出をおこない、
さらに受信データ内に付加されている同期ワード(U
W)により、移動機と基地局との間の同期を確立する。
そして、この同期ワードの検出の時刻を基準として、次
の非受信への移行のタイミング、非受信から受信への移
行のタイミング、或いは送信タイミングが決定される。
この受信動作中は、TCXOが出力するクロックでデー
タ処理回路や制御回路を動作させ、基地局が送信する報
知・着信情報の処理を行う。
【0007】非受信へ移行するタイミングは、同期ワー
ド検出のタイミングからTCXOのクロックがカウント
されることによって、ほぼ正確に決定される。次に、非
受信へ移行するとき、TCXOの電源はオフにされ、代
わりに低速でかつ低安定な水晶発振回路が動作される。
非受信時には、このクロックで制御回路等が動作され
る。
【0008】また、次に受信へ移行するタイミングは、
非受信へ移行したタイミングから低安定な水晶発振器の
クロックがカウントされることによって決定される。受
信へ移行する時は、上述したように受信回路及びTCX
Oの電源をオンにし、ある一定期間、基地局からの信号
を待つ。受信へ移行するタイミングは、基地局からの信
号が到来する時刻の少し前に設定できればよい。従っ
て、そのタイミングを正確に決定する必要はないので、
低安定のクロックを使用することができる。但し、安定
度が非常に悪い場合、基地局から信号を待つ期間と実際
に基地局から信号が到来する時刻にずれが生じ、受信回
路をオフにしている時間が短くなると共に、最悪の場
合、基地局からの信号を受信できないこともある。従っ
て、このような問題を避けれる程度に、発振器の安定度
が決定される必要がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の間欠受信を用いた無線装置には次のような問題
点がある。上述した無線装置において、受信レベルが低
下したり、大きな干渉が存在して受信特性が劣化する
と、前記タイミングクロック抽出及び復調動作が正常に
行えない。従って、受信時に、基地局との間で正確な同
期を確立できない場合が生じる。この場合、次の非受信
へ移行するタイミングや、その次の非受信から受信へ移
行するタイミングは、不正確な同期検出のタイミングを
基に、或いは前回の非受信から受信へ移行したタイミン
グを基に決定される。
【0010】次の非受信から受信へ移行するタイミング
は、低安定のクロックに基づいて決定しているために、
上記のように基地局との正確な同期タイミングを基に決
定しない場合は、次の受信へ移行するタイミングは、基
地局からの信号が到来するタイミングに対して大きくず
れる恐れがある。このタイミングのずれが大きい場合、
基地局との同期外れが発生する恐れがある。この場合、
待ち受けする基地局の再選択動作、及び周辺に他の基地
局が無い場合は圏外になり、通話や着信サービスのでき
なくなるという問題があった。
【0011】本発明は上記問題点を鑑み創出されたもの
で、無線装置の低消費電力化を図りつつ、受信特性が劣
化した場合においても、基地局との同期を可能な限り保
持し、安定で広範囲な通信を提供することを目的とす
る.
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、下記の手段を講じたことを特徴とするも
のである。請求項1記載の発明装置では、間欠的に受信
動作を行う無線装置であって、第1の周波数安定度を有
する第1クロック生成手段と、前記第1の周波数安定度
よりも低い第2の周波数安定度を有する第2クロック生
成手段と、前記無線装置の動作タイミングを生成する動
作タイミング生成手段と、受信特性を検出する受信特性
検出手段と、前記受信特性が所定値以上の場合は、非受
信時において前記第2クロック生成手段のクロックで前
記動作タイミング生成手段を動作させ、前記受信特性が
所定値より低い場合は、非受信時において前記第1クロ
ック生成手段のクロックで前記動作タイミング生成手段
を動作させる制御手段とを有することを特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明装置では、前記動作タ
イミング生成手段は、前記受信特性が所定値以上の場合
は、間欠動作の受信時に検出した同期タイミングに基づ
いて、前記動作タイミングを生成し、前記受信特性が所
定値より低い場合は、非受信から受信へ移行した最も新
しいタイミングに基づいて、前記動作タイミングを生成
する手段を有することを特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明装置では、前記第2ク
ロック生成手段のクロックの周波数は、前記第1クロッ
ク生成手段のクロックの周波数よりも低いことを特徴と
する。請求項4記載の発明装置では、前記動作タイミン
グ生成手段は、非受信から受信へ移行する受信タイミン
グを生成する受信タイミング生成手段を有し、前記受信
タイミングは、前記制御手段によって、受信特性が所定
値以上の場合は、前記第2クロック生成手段のクロック
から、前記受信特性が所定値より低い場合は、前記第1
クロック生成手段のクロックから生成されることを特徴
とする。
【0015】請求項5記載の発明装置では、前記制御手
段は、前記第1及び第2クロック生成手段のうち必要の
ない電源をそれぞれオフにする電源制御手段をさらに有
することを特徴とする。請求項6記載の発明装置では、
前記受信特性検出手段は、受信レベルを検出する受信レ
ベル検出手段を有し、前記制御手段では、前記受信レベ
ルが所定値以上の場合は、非受信時において前記第2ク
ロック生成手段のクロックで前記動作タイミング生成手
段を動作させ、前記受信レベルが所定値より低い場合
は、非受信時において前記第1クロック生成手段のクロ
ックで前記動作タイミング生成手段を動作させることを
特徴とする。
【0016】請求項7記載の発明装置では、前記制御手
段は、前記受信レベル検出手段により検出された受信レ
ベルが、所定の受信回数において連続して所定値より低
い場合を検出する連続低レベル検出手段を有し、該連続
低レベル検出手段から検出信号が出力されたときは、非
受信時において前記第1クロック生成手段のクロックで
前記動作タイミング生成手段を動作させ、前記検出信号
が出力されない場合は、前記第2クロック生成手段のク
ロックで前記動作タイミング生成手段を動作させること
を特徴とする。
【0017】請求項8記載の発明装置では、前記制御手
段は、所定の受信回数において前記受信レベル検出手段
により検出された受信レベルの平均値を算出する平均値
算出手段を有し、受信レベルの平均値が、所定値以上の
場合は、非受信時において前記第2クロック生成手段の
クロックで前記動作タイミング生成手段を動作させ、前
記受信レベルの平均値が所定値より低い場合は、非受信
時において前記第1クロック生成手段のクロックで前記
動作タイミング生成手段を動作させることを特徴とす
る。
【0018】請求項9記載の発明装置では、前記制御手
段は、所定の受信回数において前記受信レベル検出手段
により検出された受信レベルの中央値を算出する中央値
算出手段を有し、受信レベルの中央値が、所定値以上の
場合は、非受信時において前記第2クロック生成手段の
クロックで前記動作タイミング生成手段を動作させ、前
記受信レベルの中央値が所定値より低い場合は、非受信
時において前記第1クロック生成手段のクロックで前記
動作タイミング生成手段を動作させることを特徴とす
る。
【0019】請求項10記載の発明装置では、前記受信
特性検出手段は、受信したデータの誤りを検出する誤り
検出手段を有し、前記制御手段では、前記誤りが所定値
以下の場合は、非受信時において前記第2クロック生成
手段のクロックで前記動作タイミング生成手段を動作さ
せ、前記誤りが所定値より多い場合は、非受信時におい
て前記第1クロック生成手段のクロックで前記動作タイ
ミング生成手段を動作させることを特徴とする。
【0020】請求項11記載の発明装置では、前記制御
手段は、前記誤り検出手段により検出された誤りが、所
定回数において連続して所定値より多い場合を検出する
連続誤り検出手段を有し、該連続誤り検出手段から検出
信号が出力されたときは、非受信時において前記第1ク
ロック生成手段のクロックで前記動作タイミング生成手
段を動作させ、前記検出信号が出力されない場合は、前
記第2クロック生成手段のクロックで前記動作タイミン
グ生成手段を動作させることを特徴とする。
【0021】請求項12記載の発明装置では、前記受信
特性検出手段は、受信レベルを検出する受信レベル検出
手段と、受信データの誤りを検出する誤り検出手段とを
有し、前記制御手段は、前記受信レベル検出手段により
検出された受信レベルが、所定の受信回数において連続
して所定値より低い場合を検出する連続低レベル検出手
段と、所定の受信回数において前記受信レベル検出手段
により検出された受信レベルの平均値を算出する平均値
算出手段と、所定の受信回数において前記受信レベル検
出手段により検出された受信レベルの中央値を算出する
中央値算出手段と、前記誤り検出手段により検出された
誤りが、所定回数において連続して所定値より多い場合
を検出する連続誤り検出手段と、前記連続低レベル検出
手段、前記平均値算出手段、前記中央値算出手段、及び
前記連続誤り検出手段の各条件をシステムの状況に応じ
て設定し、それらの出力をシステムの状況に応じて重み
付けし所定値との比較を行うことによって受信特性を決
定する動作論理・指示決定手段とを有することを特徴と
する。
【0022】請求項13記載の発明装置では、前記無線
装置は、前記動作論理・指示決定手段に必要なデータを
操作者が設定するための動作指示入力手段を有すること
を特徴とする。請求項14記載の発明装置では、前記無
線装置は、前記動作論理・指示決定手段に必要なデータ
をパソコン等の外部装置から設定するための通信手段を
有することを特徴とする。
【0023】請求項15記載の発明装置では、前記無線
装置は、前記動作論理・指示決定手段に必要なデータを
受信する無線信号を通して設定するための情報解析手段
を有することを特徴とする。
【0024】
【作用】請求項1乃至4のうちいずれか1項記載の無線
装置においては、受信特性が所定値よりも低い場合、間
欠受信動作の非受信時に前記第1クロック生成手段のク
ロックで、前記動作タイミング生成手段を動作させる。
従って、受信特性が劣化した場合でも、高安定なクロッ
クで動作タイミングが生成されるので、相手局から送信
されてきた信号を受信し損なうことがなく、相手局との
同期が外れが生じにくくなる。よって、サービスエリア
が拡大するとともに、利用者のサービス性が向上する。
【0025】また、受信特性が良好な場合は、低安定の
前記第2クロック生成手段のクロックで、前記動作タイ
ミング生成手段を動作させる。第2クロック生成手段の
クロックが低周波数の場合は、無線装置の低消費電力化
が図れる。請求項5記載の無線装置においては、必要の
ない電源がオフされる。低安定のクロックは一般的に消
費電力が低いので、非受信時に、低安定の第2クロック
生成手段のクロックを使用することによって、無線装置
のさらなる低消費電力化が図れる。
【0026】請求項6記載の無線装置においては、前記
受信特性として受信レベルが使用される。従って、受信
特性検出手段を容易に構成できる。また、干渉が少な
く、受信特性が受信レベルによって決定されるシステム
に効果的である。請求項7記載の無線装置においては、
前記受信レベル検出手段により検出された受信レベル
が、所定の受信回数において連続して所定値より低くな
る場合が検出される。従って、長期において受信レベル
が劣化した場合を検出でき、このような場合に対して同
期外れの発生を抑えることができる。
【0027】請求項8記載の無線装置においては、所定
の受信回数において前記受信レベル検出手段により検出
された受信レベルの平均値が算出され、この平均値が所
定値と比較される。従って、平均的に受信レベルが劣化
した場合を検出でき、このような場合に対して同期外れ
の発生を抑えることができる。
【0028】請求項9記載の無線装置においては、所定
の受信回数において前記受信レベル検出手段により検出
された受信レベルの中央値が算出され、この中央値が所
定値と比較される。従って、受信レベルの中央値が劣化
した場合を検出でき、このような場合に対して同期外れ
の発生を抑えることができる。
【0029】請求項10記載の無線装置においては、受
信特性として誤りが使用される。受信レベルが高くても
干渉によって受信特性が劣化する場合にも、相手局との
同期を保持できる。請求項11記載の無線装置において
は、前記誤り検出手段により検出された誤りが、所定回
数において連続して所定値より多い場合が検出される。
従って、長期に亘って、誤りが発生する場合を検出で
き、このような場合に対して同期外れの発生を抑えるこ
とができる。
【0030】請求項12記載の無線装置においては、複
数の受信特性検出手段を備えており、また、それらの条
件を決定し且つシステムに応じてそれらを使い分ける動
作論理・指示決定手段を備えている。従って、前記制御
手段は、システムに応じた適切な制御を行うことがで
き、非受信時の受信特性の劣化による同期外れを極力抑
えることができる。
【0031】請求項13乃至15のうちいずれか1項記
載の無線装置においては、前記動作論理・指示決定手段
に必要な条件を外部から設定することができる。従っ
て、システムが変更された場合でも、システムの変化に
応じたデータを、容易に内部の手段に設定することがで
きる。
【0032】
【実施例】始めに、本発明の無線装置の動作原理につい
て説明する。図1は、本発明に係わる無線装置の第1の
動作原理を説明するためのブロック図である。
【0033】図1において、無線装置1は、受信回路1
1a、データ処理・制御回路11b、動作タイミング生
成手段11c、受信特性検出手段12、制御手段13、
高安定な第1クロック生成手段14、低速低安定な第2
クロック生成手段15より構成されている。さらに、制
御手段13は、クロック切替手段13a、電源制御手段
13bより構成されている。
【0034】無線装置1は、例えば、セルラーシステム
の移動機が考えられる。受信回路11a及びデータ処理
・制御回路11bは、基地局が送信する事業者番号、基
地局番号、無線回線情報、規制情報、システム情報等の
各種報知情報及び着信情報、無線リンク割当情報の各情
報が搭載された無線信号を受信・復調し各データを出力
する。また、データを復調する際に、基地局との同期を
とるためのクロック抽出を行う。
【0035】受信特性検出手段12は、受信した無線信
号の受信特性を測定する。受信特性検出手段12は、受
信レベルを検出する受信レベル検出手段12a、或いは
データの誤りを検出する誤り検出手段12bで構成する
ことができる。受信レベル検出手段12aは、自動利得
制御増幅器(AGC−AMP)の制御電圧や、対数増幅
器(LOG−AMP)の検出電圧によって、検出するこ
とができる。また、誤り検出手段12bにおける誤り検
出は、ユニークワード等予め既知のデータを比較するこ
とによって容易に行える。
【0036】動作タイミング生成手段11cは、制御回
路11bが出力する復調データ及びクロックより基準タ
イミングを生成し、制御手段13からのクロックに基づ
いて、間欠動作タイミングやデータ処理のタイミングを
生成する。制御手段13は、受信特性検出手段12の検
出結果に基づいて、非受信時に、高安定な第1クロック
か、或いは低速かつ低安定な第2クロックを、無線装置
1の各回路へ送出する。制御手段13内の電源制御回路
13bは、第1クロック生成手段14及び第2クロック
生成手段の電源のオン/オフを制御するものである。
【0037】第1クロック生成手段14は、温度、及び
経年変化に対して、非常に安定なクロックを生成する。
例えば、TCXOで構成することができる。第2クロッ
ク生成手段15は、第1クロック生成手段14と比較
し、周波数安定度が低く、またその動作周波数も低く設
定されている。この第2クロック生成手段15は、例え
ば、一般的の水晶発振器で構成することができる。低周
波数動作することにより第2クロック生成手段のみだけ
ではなく、そのクロックで動作する回路の消費電力を低
減することができる。
【0038】以下に、図1に示す無線装置の動作につい
て説明する。間欠動作中の受信時において、まず、基地
局から一定間隔で送信された報知情報を含んだ無線信号
が、移動機の受信回路11aで受信される。このとき、
クロックとしては、高安定な第1クロックが使用され
る。受信回路11aで復調されたデータは、データ処理
・制御回路11bに入力され、報知情報フレームにデー
タの誤りがないかの判定が行われ、その結果が動作タイ
ミング生成手段11cに入力される。これによって、動
作タイミング生成手段11では、基地局との同期タイミ
ングを決定できる。そして、動作タイミング生成手段1
1は、この同期タイミングを基に移動機の各動作タイミ
ングを生成する。また、受信回路11aで復調データよ
り抽出したクロックも動作タイミング生成手段11cに
入力される。
【0039】受信の間、受信特性検出手段12によっ
て、受信特性が測定される。受信特性としては、受信レ
ベルと誤り率が考えられる。受信レベルは、受信レベル
検出手段12aによって、誤りは、誤り検出手段12b
によって検出することができる。
【0040】基地局からの無線信号を全て受信した後、
移動機1は受信状態から非受信状態へ移行する。非受信
状態への移行のタイミングは、動作タイミング手段11
において、基地局との同期タイミングから高安定な第1
クロックをカウントして決定される。
【0041】次に、上記のタイミングに従って、移動機
1は、受信状態から非受信状態へ移行する。このとき、
制御手段13は、受信特性検出手段12によって測定さ
れたデータを基に、非受信時に、第1クロックと第2ク
ロックのうちどちらのクロックを使用するかを決定す
る。
【0042】具体的には、例えば、受信特性を受信レベ
ルで規定する場合、受信レベル検出手段12aの受信レ
ベルが、所定値以上であれば、第1クロック生成手段1
4の第1クロックを、動作タイミング生成手段11cを
含む移動機各回路に供給し、前記受信レベルが、所定値
より低ければ、第2クロック生成手段15の第2クロッ
クを供給する。
【0043】例えば、受信特性を誤りで規定する場合
は、誤り検出手段12bの誤りが、所定値以下であれ
ば、第1クロック生成手段14の第1クロックを、動作
タイミング生成手段11cを含む移動機各回路に供給
し、前記誤りが、所定値より多ければ、第2クロック生
成手段15の第2クロックを供給する。
【0044】次の受信タイミングまでの間(移動機受信
停止時間)の動作は、決定されたクロックで制御回路等
の動作を行う。特に、動作タイミング生成手段11c
は、決定されたクロックをカウントすることによって、
次の受信タイミングを決定する。
【0045】受信特性が所定値以上の場合、受信特性が
良好であるため受信データの復調及びクロックの再生は
正常に行われているとみなせる。また、基地局との同期
タイミングも正確に確立できていると考えられる。従っ
て、動作タイミング生成手段11cでは、非受信状態に
移行した時から、低安定な第2クロック生成手段のクロ
ックをカウントして次の受信タイミングを決定する。
【0046】低速かつ低安定の第2クロック生成手段の
クロックを使用した場合でも、次の受信タイミングが大
きくずれることがなく、基地局からの次の報知情報を受
信できる。この場合、移動機は第2クロック生成手段の
低速のクロックで動作しているため、移動機の消費電力
を低減することが可能となる。また、第2クロック生成
手段自身も、一般的的には高安定な第1クロック生成手
段よりも消費電力が小さいので、第2クロック生成手段
を動作させている間、第1クロック生成手段の電源をオ
フにすれば、さらに消費電力を低減できる。
【0047】受信特性が所定値より低い場合、受信特性
が劣化していることにより受信データの復調及びクロッ
クの再生が正常に行われず、また基地局との正確な同期
も確立できないと考えられる。従って、動作タイミング
生成手段11cでは、基地局との同期のタイミングから
各動作タイミングを生成することができない。従って、
その時の受信タイミングから動作タイミングを生成する
ことになる。
【0048】この場合、非受信時に移行してから、も
し、低速かつ低安定な第2クロック生成手段のクロック
を使用すると、次の受信タイミングが大きくずれること
になり、基地局からの次の報知情報が正常に受信出来な
い場合がある。そして、同期外れが発生する可能性が高
くなる。
【0049】このため、受信特性が所定値よりも低い場
合は、高安定な第1クロック生成手段のクロックを使用
する。基地局との同期が確立できず、動作タイミング生
成手段11cにおいて、その時の受信タイミングを基準
に次の受信タイミングが生成されても、クロックが安定
であるために、次の受信タイミングでは、基地局からの
報知情報が到来するタイミングのズレを少なくできる。
従って、同期はずれの発生を少なくすることができる。
【0050】図2は、本発明に係わる無線装置の第2の
動作原理を説明するためのブロック図である。無線装置
2は、制御手段13の代わりに制御手段30を含む他
は、無線装置1とほぼ同じ構成を有する。制御手段30
は、切替手段13aと電源制御手段13bの他に、連続
低レベル検出手段16、平均値算出手段17、中央値算
出手段18、及び連続誤り検出手段19を含んでいる。
【0051】また、無線装置2は、さらに、動作指示入
力手段21、対外部通信装置通信手段22、報知情報解
析手段23、動作論理・指示決定手段24が付加されて
いる。連続低レベル検出手段16は、受信レベル検出手
段12aによって検出した受信レベルが所定値よりも低
い場合が、所定の受信回数以上連続したか否かを検出す
る。平均化算出手段17は、所定の受信回数に亘って、
受信レベル検出手段12aによって検出した受信レベル
を平均化し、その平均値を算出し、その平均値を所定値
と比較する。
【0052】中央値算出手段18は、所定の受信回数に
亘って、受信レベル検出手段12aによって検出した受
信レベルについて、その中央値を算出し、その中央値を
所定値と比較する。連続誤り検出手段19は、誤り検出
手段12bによって検出した誤りが所定値よりも多い場
合が、所定の受信回数以上連続したか否かを検出する。
【0053】動作論理・指示決定手段24は、連続低レ
ベル検出手段16〜連続誤り検出手段19の動作(検
出)条件の設定をおこない、制御手段30に対して、動
作(検出)条件検出時通知を行う。動作指示入力手段2
1は、移動機操作者からの動作論理・指示決定手段24
への動作条件のデータ入力を行う。
【0054】対外部装置通信手段22は、パソコン等の
外部装置との通信をおこない、動作論理・指示決定手段
24への動作条件のデータ入力を行う。報知情報解析手
段23は、データ処理・制御回路11bより出力される
復調データから、報知情報内に収容される動作論理・指
示決定手段24に設定するデータを抽出・解析し、動作
論理・指示決定手段24への動作条件のデータ入力を行
う。
【0055】無線装置2では、無線装置1と比べて、制
御手段30において、クロックを切り替える場合の条件
が異なり、動作タイミングの生成等のその他の動作は無
線装置1の場合と同じである。受信動作から非受信動作
へ移行する時のクロックの切り替え方法について説明す
る。
【0056】まず、予め動作論理・指示決定手段24か
ら、連続低レベル検出手段16〜連続誤り検出手段19
の各手段に、回数など条件が設定される。連続低レベル
検出手段16において、指定された回数に亘って、受信
レベルが所定値より低くなった場合、検出信号を動作論
理・指示決定手段24に出力する。
【0057】平均値算手段17では、指定された回数に
亘って、受信レベルの平均値が求められ、該平均値の所
定値との比較結果を動作論理・指示決定手段24に出力
する。中央値算手段18では、指定された回数に亘っ
て、受信レベルの中央値が求められ、該中央値の所定値
との比較結果を動作論理・指示決定手段24に出力す
る。
【0058】連続誤り検出手段19では、指定された回
数に亘って、誤りが所定値より多くなった場合、検出信
号を動作論理・指示決定手段24に出力する。動作論理
・指示決定手段24は、以上の結果を解析し、切替手段
13a及び電源制御手段13bにクロック切替の表示を
送出する。
【0059】なお、動作論理・指示決定手段24におけ
る動作条件は、動作指示入力手段21によって、移動機
操作者から入力可能である。また、この動作条件は、対
外部装置通信手段22によって、パソコン等の外部装置
との通信を行い入力することもできる。さらに、この動
作条件は、報知情報解析手段23によって、報知情報を
通して入力することも可能である。
【0060】以下添付図面により、実施例を詳細に説明
する。図3は、本発明に係わる移動機の1実施例のブロ
ック構成図である。ここでは、デジタルコードレス電話
システムに使用する移動機を例として挙げ説明する。ま
ず、図4を参照してキャリアとタイムスロットの割当て
について説明する。図4は、デジタルコードレス電話シ
ステムの無線区間におけるキャリア及びスロット構成図
である。また、図5は、制御キャリアの送信タイミング
の1例を示す図である。図6は、制御スロットの構成と
種別を示す図である。
【0061】制御キャリア及び通話用キャリアは、1フ
レームが5msの信号区間を、移動機PSから基地局C
Sへ向かう上り方向で4スロットに分割し、逆の下り方
向でも4スロットに分割してある。すなわち1フレーム
が合計8スロットに分割されている。
【0062】上り及び下りの制御スロットCR,CTの
周波数には、他のデジタルコードレスシステムの移動
機、基地局とも共通の制御用周波数fa,fbが使用さ
れる。通話用スロットR2,R3,R4,T2,T3,
T4の周波数には、通話用周波数fc〜fnの内、他の
基地局及び移動局の未使用の周波数が、タイムスロット
単位に通話開始時に割り当てられる。これは、現行のア
ナログコードレス電話のマルチキャリアアクセス方式と
同様である。
【0063】各基地局が送信する下り方向の制御スロッ
トCTは、隣接する基地局との周波数の衝突を回避する
ため図5に示すように、ある一定の周期T1で間欠送信
を行っている。基地局が間欠送信するタイミングを複数
併せてある一定周期のスーパーフレームが構成されてい
る。
【0064】移動機は、スーパーフレーム構成内にある
報知情報を受信し、システム情報、無線区間情報、規制
情報を受信した後、自分の移動機宛の着信情報が挿入さ
れるスパーフレーム内の1つの制御スロットのみを受信
する処理を行う。各基地局が送信する制御スロットに
は、図6の符号CT1,2で示すような種類のものがあ
る。
【0065】制御スロットCT1は、PR(プリアンブ
ル)と、UW(ユニークワード)と、発識別符号(基地
局番号)と、の部分に無線チャネル情報、システム情
報、規制情報が挿入される報知情報と、CRC信号が収
容されている。
【0066】制御スロットCT2は、PR(プリアンブ
ル)と、UW(ユニークワード)と、発識別符号(基地
局番号)と、着識別符号(移動機番号)と、の部分に
移動機の電話番号等の着信情報と、CRC信号が収容さ
れている。次に、図3を参照して、本実施例の移動機を
説明する。
【0067】図3に示す移動機は、アンテナ51と、無線
部52を有する。無線装置52は、変調部52a、復調
部52b、クロック抽出部52c、受信レベル測定部5
2dからなる。本移動機は、さらに受信レベル測定部5
2dより出力された受信入力電圧の指定スロット分の平
均化処理を行う平均化処理部53及び受信回数設定部5
4と、受信入力電圧の指定スロット分の中央値算出処理
を行う中央値算出部55及び受信回数設定部56とを有
する。受信レベル測定部52dと平均化処理部53と中
央値算出部55が出力するデータは、条件選択部57に
おいて選択され、基準値設定部59において設定された
基準データと、比較部58において比較される。
【0068】移動機は、さらに、復調部52bが出力す
る復調データから受信スロットのUW及びCRCの正常
性を確認するUW/CRC検出部65と、連続エラー検
出部66とUW/CRC連続エラー回数を設定する受信
回数設定部67とを有する。また、移動機は、高安定ク
ロックを出力するTCXO60と、低速度・低安定クロ
ックを出力する水晶振動子61と発振回路62とを有す
る。TCXOと水晶発振回路は、電源制御部64によっ
てその電源制御が行われる。
【0069】また、タイミング生成部69に供給する基
本クロックは、クロック切り替え部63によって切り替
えられる。このタイミング生成部69は、基地局との送
受信するデータのタイミングをあわせ移動機全体の制御
タイミングを生成する。TDMA制御部69では、基地
局との呼制御データ等の多重・ 分離制御が行われる。D
/A・A/D変換部70は、デジタル音声信号をアナロ
グ信号へ、及びアナログ信号をデジタル信号へ変換す
る。マイク71、スピーカ72は、音声信号と電気信号
の変換を行う。
【0070】本移動機は、さらに、操作者が発着呼操作
及びダイヤル情報等のデータ入力操作を行うキー入力部
74と、操作者へ移動機の状態を通知する表示制御部7
3と、パソコン等との外部装置と通信制御を行う外部通
信制御部75と、移動機全体の制御を行う主制御部76
とを含んでいる。
【0071】次に移動機の動作について説明する。移動
機は、電源投入時、 他ゾーンからの移動時、 及び圏外か
らサービスエリア( ゾーン内) への復帰時に、基地局が
報知する報知情報を収集する動作を行う。主制御部76
は、電源投入時、 移動時、 及び復帰時のいずれかの状態
を判断した際に、無線部52に対して制御キャリアによ
る受信を設定し、 TDMA制御部68に対して、全スロ
ット受信( 連続受信) 可能な設定を行うとともに、 報知
情報を受信した際の受信入力電圧の情報( データ) 収集
を行う。
【0072】TDMA制御部68は、主制御部76が行
う設定制御に応じて、 基地局が送出する報知情報を全て
受信し、その受信情報を主制御部76へ通知する。主制
御部76は、TDMA制御部68より報知情報の受信が
通知されることにより、受信レベル測定部52dをアク
セスし、報知情報受信時の受信入力電圧値を収集する。
【0073】ある一定時間内に報知情報、 及び受信入力
電圧を収集した後、 最も受信入力電圧が高かった報知情
報から基地局の番号を解析し、待ち受ける基地局を決定
する。また、基地局決定後、 その基地局より報知される
無線チャネル情報を解析し、その基地局が間欠送信する
時間間隔、 報知情報のチャネル送出構成を認識する。
【0074】その後、 認識した間欠送信する時間間隔、
報知・ 着呼情報のチャネル送出構成をTDMA制御部6
8に設定し、全スロット受信から該当の基地局からの報
知・着呼情報だけを受信する間欠受信の設定を行う。 報
知情報内に挿入されている規制情報、 システム情報を全
て受信した後、 自分宛ての着呼情報が送出される間欠送
信のタイミングを認識し、TDMA制御部68へそのタ
イミングを設定し、自分宛ての着呼情報が挿入される間
欠受信タイミングで待ち受けを行う。
【0075】図7に、着呼情報のみを待ち受ける間欠受
信状態におけるTCXO60と水晶発振子61のクロッ
ク制御タイミング及び電源制御タイミングを示す。この
状態において、基地局からの受信タイミングに合わせ、
まず、TCXO60の電源をONし、発振を安定化させ
て、受信するスロットの+1スロット前にクロックの切
り替えを行い移動機を受信状態にする。+1スロット前
よりクロックを切り替えて受信状態にするのは、出来る
だけ長く発振周波数の低い水晶振動子の出力によるクロ
ックで動作させ、受信状態以外で移動局の消費電力を落
とすためである。水晶振動子の発振周波数安定度とし
て、例えば動作する周囲温度に対して100ppm程度
のものを選べば、図7で示すように1秒間に1スロット
(625μs)の受信では、 次のスロット受信までの間
に384kbpsクロックで38.4クロックずれる。
【0076】低周波数のクロックの使用によって、消費
電力は低減できる。例えば、TCXO60の出力クロッ
クを19.2MHz、 水晶振動子61の出力クロックを
32kHzとした場合、 ゲードアレイの消費電力Pは、
一般的にP=0.0064mW/MHz/BC 数 であるので、70k
BC程度のゲートアレイでは、 P(19.2M )=0.0064mW・19.2 ・70000BC =1.72 W P(32k ) =0.0064mW・0.032 ・70000BC =0.0143 W となり、低周波数のクロックを使用した場合、消費電力
を 1/120 に低減できる。
【0077】受信入力電圧が充分高く変調データが正常
に復調され、クロック抽出部よりクロックが正常に出力
される状態では、上記制御で問題なく基地局からの受信
データを受信できるが、 受信入力電圧が低くなると変調
データが誤って復調されることにより、基地局から送信
されるUWの誤検出やクロック抽出部よりクロックが異
常出力され、 基地局との同期外れの発生がしやすくな
る。
【0078】同期外れが発生することにより、基地局か
らの着呼情報が正常受信されずに圏外とみなされたり、
移動機が圏外と判断し再度新たな基地局を探し、 前記の
間欠受信までの処理を再度行う必要があり、操作者への
サービスが低下する。よって、復調データに誤りが発生
しやすくなる受信入力電圧付近となった場合、 又は受信
エラーが発生した場合に、 クロック周波数安定度の高い
TCXOを連続動作させ受信タイミングからのカウント
によって、移動機のタイミングを生成する。この場合、
低安定の水晶振動子61のクロックへの切り替えは行わ
ない。従って、次の受信タイミングは、前回の受信タイ
ミングからTCXO60のクロックをカウントして決定
する。これにより、同期が確立できない程度に受信特性
が劣化しても、基地局との同期タイミングのずれを少な
くでき、同期外れの発生も低減できる。
【0079】受信入力電圧を検出してクロック切替のの
制御を行う場合の実施例を以下に示す。基地局が送信す
る着呼情報の受信タイミングにより、受信レベル測定部
52dで受信入力電圧が測定され、その結果が平均化処
理部53と中央値算出部55に入力される。平均化処理
部53では、主制御部76より受信回数設定部54に設
定された受信回数分の平均化処理を行い条件選択部57
へ結果を出力する。もし、平均化回数が1回の場合は、
着呼情報受信毎に出力される。中央値算出部55でも、
同様に受信回数設定部56に設定された受信回数分の中
央値算出処理を行い条件選択部57へ結果を出力する。
【0080】条件選択部57では、主制御部76の指示
により、平均化処理部53の出力データを選択するの
か、中央値算出部55の出力データを選択するのかを切
り替え比較部58に出力する。比較部58では、あらか
じめ主制御部76により復調データに誤りが発生し始め
る受信入力電圧値が設定されており、このデータとの比
較がおこなわれ、その結果がタイミング生成部69へ出
力される。
【0081】タイミング生成部69では比較部58から
の結果により、水晶振動子61によるクロックか或いは
TCXO60のクロックのどちらか一方を選択し、その
クロックを用いて次の受信タイミングまでの移動機動作
タイミングを生成する。比較結果が基準値以上の場合、
復調データ及びクロック抽出は正常におこなわれるた
め、消費電力が少ない水晶振動子61のクロックを選択
する。
【0082】比較結果が基準値以下の場合、復調データ
及びクロック抽出が異常になり、基地局との同期が確立
できなる可能性が高くなる。従って、その同期タイミン
グを基準にして移動機の動作タイミングを生成すること
ができない。次の受信スロットタイミングの基地局から
の送信タイミングとのずれを最小にする為、周波数安定
度の高いTCXO60のクロックをそのまま連続動作さ
せ、このクロックをそのときの受信タイミングからカウ
ントして次の受信タイミングを決定する。このようにし
て、同期外れの可能性を少なくする。
【0083】次に、受信データのUW/CRCのチェッ
クによりクロック切り替え制御を行う場合の実施例を以
下に示す。間欠動作の受信時に、基地局が送信する着呼
情報が復調部52bより出力され、UW/CRC検出部
65に入力される。UW/CRC検出部65では、着呼
情報が挿入されている受信スロットのUWとCRC情報
をチェックし正常/異常の判定を行い結果を連続エラー
検出部66へ出力する。連続エラー検出部66では、主
制御部76より受信回数設定部67に設定された連続エ
ラー検出回数分の連続エラー検出を行いタイミング生成
部69へ結果を出力する。もし、連続エラー検出回数が
1回の場合は、エラー検出毎にタイミング生成部69へ
結果が出力される。
【0084】タイミング生成部69では、連続エラー検
出部66よりエラー検出処理が通知されると、受信入力
電圧による制御と同様に、次の受信スロットタイミング
のずれを最小にする為、周波数安定度の高いTCXO6
0のクロックで動作させる。タイミング生成部69で
は、その時の受信タイミングを基準に、高安定なクロッ
クをカウントして、次に受信タイミングを生成する。従
って、次の受信タイミングでの同期外れの可能性を少な
くすることができる。
【0085】ここで、どのような条件( 入力受信受信の
平均値、 中央値、 UW/CRCエラー検出) において動
作させるかは、基地局のサービスエリアの条件によって
設定される。例えば、サービスエリアが面的に構成され
るシステムでは、受信入力電圧を指定するより、 UW/
CRCのエラー検出で制御するだけで、 サービスに影響
なく移動機を動作することができると考えられる。 ま
た、サービスエリアがスポット的なシステムでは、サー
ビスエリアをできる限り大きくするため、受信入力電圧
値とUW/CRCエラー検出の両方の条件で移動機の制
御を行うことが有効と考えられる。 これら制御条件は、
移動機が使用されるシステム内のサービスエリアによ
り、複数設定できるようにすることが必要である。
【0086】本移動機では、これらの動作条件の入力を
キー入力部74で行う方法と、パソコン等の外部装置通
信制御部75を経由して行う方法と、基地局が送信する
報知情報内に動作条件情報を挿入し、移動機がその情報
を解析することによって動作することができる。
【0087】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば以下に
示す効果を有する。請求項1乃至4のうちいずれか1項
記載の無線装置においては、受信特性が所定値よりも低
い場合、間欠受信動作の非受信時に前記第1クロック生
成手段のクロックで、前記動作タイミング生成手段を動
作させる。従って、受信特性が劣化した場合でも、高安
定なクロックで動作タイミングが生成されるので、相手
局から送信されてきた信号を受信し損なうことがなく、
相手局との同期が外れが生じにくくなる。よって、サー
ビスエリアが拡大するとともに、利用者のサービス性が
向上する。
【0088】また、受信特性が良好な場合は、低安定の
前記第2クロック生成手段のクロックで、前記動作タイ
ミング生成手段を動作させる。第2クロック生成手段の
クロックが低周波数の場合は、無線装置の低消費電力化
が図れる。請求項5記載の無線装置においては、必要の
ない電源はオフにされる。低安定のクロックは一般的に
消費電力が低いので、非受信時に、低安定の第2クロッ
ク生成手段のクロックを使用することによって、無線装
置のさらなる低消費電力化が図れる。
【0089】請求項6記載の無線装置においては、前記
受信特性として受信レベルが使用される。従って、受信
特性検出手段を容易に構成できる。また、干渉が少な
く、受信特性が受信レベルによって決定されるシステム
に効果的である。請求項7記載の無線装置においては、
前記受信レベル検出手段により検出された受信レベル
が、所定の受信回数において連続して所定値より低くな
る場合が検出される。従って、長期において受信レベル
が劣化した場合を検出でき、このような場合に対して同
期外れの発生を抑えることができる。
【0090】請求項8記載の無線装置においては、所定
の受信回数において前記受信レベル検出手段により検出
された受信レベルの平均値が算出され、この平均値が所
定値と比較される。従って、平均的に受信レベルが劣化
した場合を検出でき、このような場合に対して同期外れ
の発生を抑えることができる。
【0091】請求項9記載の無線装置においては、所定
の受信回数において前記受信レベル検出手段により検出
された受信レベルの中央値が算出され、この中央値が所
定値と比較される。従って、受信レベルの中央値が劣化
した場合を検出でき、このような場合に対して同期外れ
の発生を抑えることができる。
【0092】請求項10記載の無線装置においては、受
信特性として誤りが使用される。受信レベルが高くても
干渉によって受信特性が劣化する場合にも、相手局との
同期を保持できる。請求項11記載の無線装置において
は、前記誤り検出手段により検出された誤りが、所定回
数において連続して所定値より多い場合が検出される。
従って、長期に亘って、誤りが発生する場合を検出で
き、このような場合に対して同期外れの発生を抑えるこ
とができる。
【0093】請求項12記載の無線装置においては、複
数の受信特性検出手段を備えており、また、それらの条
件を決定し且つシステムに応じてそれらを使い分ける動
作論理・指示決定手段を備えている。従って、前記制御
手段は、システムに応じた適切な制御を行うことがで
き、非受信時の受信特性の劣化による同期外れを極力抑
えることができる。
【0094】請求項13乃至15のうちいずれか1項記
載の無線装置においては、前記動作論理・指示決定手段
に必要な条件を外部から設定することができる。従っ
て、システムが変更された場合でも、システムの変化に
応じたデータを、容易に内部の手段に設定することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる無線装置の第1の動作原理を説
明するためのブロック図である。
【図2】本発明に係わる無線装置の第2の動作原理を説
明するためのブロック図である。
【図3】本発明に係わる移動機の1実施例のブロック構
成図である。
【図4】デジタルコードレス電話システムの無線区間に
おけるキャリア及びスロット構成図である。
【図5】制御キャリアの送信タイミングの1例を示す図
である。
【図6】制御スロットの構成と種別を示す図である。
【図7】着呼情報を待ち受ける間欠受信状態におけるT
CXOと水晶発振子のクロック制御タイミング及び電源
制御タイミングを示す。
【符号の説明】
1、2 無線装置 11a 受信回路 11b データ処理・制御回路 11c 動作タイミング生成手段 12 受信特性検出手段 12a 受信レベル検出手段 12b 誤り検出手段 13 制御手段 13a 切替手段 13b 電源制御手段 14 第1クロック生成手段 15 第2クロック生成手段 16 連続低レベル検出手段 17 平均値算出手段 18 中央値算出手段 19 連続誤り検出手段 21 動作指示入力手段 22 対外部装置通信手段 23 報知情報解析手段 24 動作論理・指示決定手段 30 制御手段 51 アンテナ 52 無線部 52a 変調部 52b 復調部 52c クロック抽出部 52d 受信レベル測定部 53 平均化処理部 54 受信回数設定部 55 中央値算出部 56 受信回数設定部 57 条件選択部 58 比較部 59 基準値設定部 60 TCXO 61 水晶振動子 62 発振回路 63 クロック切替部 64 電源制御部 65 UW/CRC検出部 66 連続エラー検出部 67 受信回数設定部 68 TDMA制御部 69 タイミング生成部 70 D/A・A/D変換部 71 マイク 72 スピーカ 73 表示制御部 74 キー入力部 75 外部装置通信制御部 76 主制御部

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間欠的に受信動作を行う無線装置であっ
    て、 第1の周波数安定度を有する第1クロック生成手段と、 前記第1の周波数安定度よりも低い第2の周波数安定度
    を有する第2クロック生成手段と、 前記無線装置の動作タイミングを生成する動作タイミン
    グ生成手段と、 受信特性を検出する受信特性検出手段と、 前記受信特性が所定値以上の場合は、非受信時において
    前記第2クロック生成手段のクロックで前記動作タイミ
    ング生成手段を動作させ、前記受信特性が所定値より低
    い場合は、非受信時において前記第1クロック生成手段
    のクロックで前記動作タイミング生成手段を動作させる
    制御手段とを有することを特徴とする無線装置。
  2. 【請求項2】 前記動作タイミング生成手段は、前記受
    信特性が所定値以上の場合は、間欠動作の受信時に検出
    した同期タイミングに基づいて、前記動作タイミングを
    生成し、前記受信特性が所定値より低い場合は、非受信
    から受信へ移行した最も新しいタイミングに基づいて、
    前記動作タイミングを生成する手段を有することを特徴
    とする請求項1記載の無線装置。
  3. 【請求項3】 前記第2クロック生成手段のクロックの
    周波数は、前記第1クロック生成手段のクロックの周波
    数よりも低いことを特徴とする請求項1又は2記載の無
    線装置。
  4. 【請求項4】 前記動作タイミング生成手段は、非受信
    から受信へ移行する受信タイミングを生成する受信タイ
    ミング生成手段を有し、前記受信タイミングは、前記制
    御手段によって、受信特性が所定値以上の場合は、前記
    第2クロック生成手段のクロックから、前記受信特性が
    所定値より低い場合は、前記第1クロック生成手段のク
    ロックから生成されることを特徴とする請求項1乃至3
    のうちいずれか1項記載の無線装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記第1及び第2クロ
    ック生成手段のうち必要のない電源をそれぞれオフにす
    る電源制御手段をさらに有することを特徴とする請求項
    1乃至4のうちいずれか1項記載の無線装置。
  6. 【請求項6】 前記受信特性検出手段は、受信レベルを
    検出する受信レベル検出手段を有し、前記制御手段で
    は、前記受信レベルが所定値以上の場合は、非受信時に
    おいて前記第2クロック生成手段のクロックで前記動作
    タイミング生成手段を動作させ、前記受信レベルが所定
    値より低い場合は、非受信時において前記第1クロック
    生成手段のクロックで前記動作タイミング生成手段を動
    作させることを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれ
    か1項記載の無線装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記受信レベル検出手
    段により検出された受信レベルが、所定の受信回数にお
    いて連続して所定値より低い場合を検出する連続低レベ
    ル検出手段を有し、該連続低レベル検出手段から検出信
    号が出力されたときは、非受信時において前記第1クロ
    ック生成手段のクロックで前記動作タイミング生成手段
    を動作させ、前記検出信号が出力されない場合は、前記
    第2クロック生成手段のクロックで前記動作タイミング
    生成手段を動作させることを特徴とする請求項6記載の
    無線装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、所定の受信回数におい
    て前記受信レベル検出手段により検出された受信レベル
    の平均値を算出する平均値算出手段を有し、受信レベル
    の平均値が、所定値以上の場合は、非受信時において前
    記第2クロック生成手段のクロックで前記動作タイミン
    グ生成手段を動作させ、前記受信レベルの平均値が所定
    値より低い場合は、非受信時において前記第1クロック
    生成手段のクロックで前記動作タイミング生成手段を動
    作させることを特徴とする請求項6記載の無線装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、所定の受信回数におい
    て前記受信レベル検出手段により検出された受信レベル
    の中央値を算出する中央値算出手段を有し、受信レベル
    の中央値が、所定値以上の場合は、非受信時において前
    記第2クロック生成手段のクロックで前記動作タイミン
    グ生成手段を動作させ、前記受信レベルの中央値が所定
    値より低い場合は、非受信時において前記第1クロック
    生成手段のクロックで前記動作タイミング生成手段を動
    作させることを特徴とする請求項6記載の無線装置。
  10. 【請求項10】 前記受信特性検出手段は、受信したデ
    ータの誤りを検出する誤り検出手段を有し、前記制御手
    段では、前記誤りが所定値以下の場合は、非受信時にお
    いて前記第2クロック生成手段のクロックで前記動作タ
    イミング生成手段を動作させ、前記誤りが所定値より多
    い場合は、非受信時において前記第1クロック生成手段
    のクロックで前記動作タイミング生成手段を動作させる
    ことを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項記
    載の無線装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、前記誤り検出手段に
    より検出された誤りが、所定回数において連続して所定
    値より多い場合を検出する連続誤り検出手段を有し、該
    連続誤り検出手段から検出信号が出力されたときは、非
    受信時において前記第1クロック生成手段のクロックで
    前記動作タイミング生成手段を動作させ、前記検出信号
    が出力されない場合は、前記第2クロック生成手段のク
    ロックで前記動作タイミング生成手段を動作させること
    を特徴とする請求項10記載の無線装置。
  12. 【請求項12】 前記受信特性検出手段は、 受信レベルを検出する受信レベル検出手段と、 受信データの誤りを検出する誤り検出手段とを有し、 前記制御手段は、 前記受信レベル検出手段により検出された受信レベル
    が、所定の受信回数において連続して所定値より低い場
    合を検出する連続低レベル検出手段と、 所定の受信回数において前記受信レベル検出手段により
    検出された受信レベルの平均値を算出する平均値算出手
    段と、 所定の受信回数において前記受信レベル検出手段により
    検出された受信レベルの中央値を算出する中央値算出手
    段と、前記誤り検出手段により検出された誤りが、所定
    回数において連続して所定値より多い場合を検出する連
    続誤り検出手段と、 前記連続低レベル検出手段、前記平均値算出手段、前記
    中央値算出手段、及び前記連続誤り検出手段の各条件を
    システムの状況に応じて設定し、それらの出力をシステ
    ムの状況に応じて重み付けし所定値との比較を行うこと
    によって受信特性を決定する動作論理・指示決定手段と
    を有することを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれ
    か1項記載の無線装置。
  13. 【請求項13】 前記無線装置は、前記動作論理・指示
    決定手段に必要なデータを操作者が設定するための動作
    指示入力手段を有することを特徴とする請求項12記載
    の無線装置。
  14. 【請求項14】 前記無線装置は、前記動作論理・指示
    決定手段に必要なデータをパソコン等の外部装置から設
    定するための通信手段を有することを特徴とする請求項
    12記載の無線装置。
  15. 【請求項15】 前記無線装置は、前記動作論理・指示
    決定手段に必要なデータを受信する無線信号を通して設
    定するための情報解析手段を有することを特徴とする請
    求項12記載の無線装置。
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