JP3287398B2 - Cdma受信機及びcdma受信機における間欠受信方法 - Google Patents

Cdma受信機及びcdma受信機における間欠受信方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、間欠動作可能な受
信機に関し、特に、CDMA受信機を間欠動作させる技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の移動通信システムの発展には目覚
しいものがあり、そのシステムにおいて用いられる移動
体通信端末の需要も急増している。一般に、この種の移
動体通信端末はバッテリ駆動されており、そのバッテリ
の寿命は有限である。従って、バッテリの交換をせず
に、移動体通信端末の使用時間を延ばすためには、当該
移動体通信端末における無駄な電流の消費をできる限り
排除する必要がある。そのための技術として、移動体通
信端末が待ち受け状態にある場合などに、当該移動体通
信端末の受信機側を間欠的に動作させる方法が採用され
ている。
【0003】この間欠動作をCDMAなどの周波数拡散
技術において実現しようとする場合、次のような点に注
意しなければならない。
【0004】一般に、CDMA受信機等、周波数拡散さ
れた信号を受信する受信機における特徴として、受信信
号と逆拡散に用いる符号との同期状態を厳密に合わせな
いと受信情報そのものが復号できなくなることが知られ
ている。また、このため、同期タイミングの基準とする
クロックは、周波数の高いものであり、且つ、安定して
いるほど好ましいこととされている。
【0005】これらのことは、受信中一般のみに当ては
まることではなく、例えば、一旦、同期状態を確立した
受信機を間欠的に動作させる場合においても要求される
ことである。即ち、間欠動作している受信機を停止状態
から受信を行う動作状態に状態遷移させる際にも、再
度、受信信号と逆拡散符号の正確な同期をできるだけ早
期に確保する必要がある。
【0006】このような背景の下、即ち、前述の低消費
電流化と停止状態から動作状態に移行した際における素
早い同期捕捉の必要性との兼ね合いがあることから、C
DMA受信機等を間欠動作させる方法としては、従来、
種々の方法が提案されている。この従来の方法は、次の
2つの方法のいずれかに大別される:.間欠動作によ
り他の受信部分が停止している時も高精度の時間基準と
なる高周波発振器等は動作させておき、同期確立状態を
保持する。.間欠動作により受信動作状態になるたび
に逆拡散符号の位相状態をリセットし、初期同期捕捉の
手順により受信信号と逆拡散符号の同期を取り直す。
【0007】尚、従来技術の具体例としては、特開平5
−191375号公報(以下、従来例1)、特開平7−
123024号公報(以下、従来例2)、特開平8−3
21904号公報(以下、従来例3)、特開平9−28
4151号公報(以下、従来例4)、特開平9−321
667号公報(以下、従来例5)に開示されているもの
が挙げられる。これらの従来例についても、細部におい
て互いに異なるものであるが、大別すると、やはり、上
記した方法又はのいずれかに属するものであると言
える。
【0008】以上述べたように、従来のCDMA受信機
を間欠動作させる際には、これら2つの方法の内、どち
らかを採用することにより、受信動作を開始するたびに
受信信号と逆拡散符号の正確な同期を確保することとし
ていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た方法及びのいずれも固有の問題を有しており、真
に低消費電流化を図ることのできる間欠動作を実現する
までには、至っていなかった。
【0010】方法は、上述した通り、高周波発振器等
を除く構成要素の動作について間欠動作させるものであ
り、高周波発振器等の動作を停止することが出来ない。
一般に、時計等の電池寿命からも理解されるように、低
周波数発振器及び低速カウンタはきわめて少ない電流で
動作させることができるのに対して、高周波発振器及び
高速カウンタは比較的多くの電流を消費する。しかしな
がら、方法においては、このように比較的多くの電流
を必要とするにもかかわらず、高周波数発振器及び高速
カウンタの動作を停止できないことから、間欠動作によ
る消費電流の低減効果が低かった。尚、前述したよう
に、受信機側において自走している発振器を用いて時間
計測を行う場合、基準とする発振器の発振周波数が高く
且つ安定しているほど測定時間精度がよくなることか
ら、単純に、高周波発振器及び高速カウンタを低周波数
発振器及び低速カウンタに置き換えることはできない。
【0011】一方、方法の場合、停止状態から動作開
始に状態が遷移した場合に、素早い同期捕捉を消費電流
の増大を招くことなく行うことが困難であった。即ち、
低消費電流化を保持しながら方法を採用することとす
ると、同期を取り直すために長時間かかることとなって
いた。そのため、方法によると、結果として、実質的
に受信動作を停止できる時間が短くなる場合もあった。
このような場合、間欠動作による消費電流の低減効果が
低下することとなり、また、極端な場合には間欠動作そ
のものができないなどの問題が生じていた。
【0012】そこで、本発明は、これらの2つの方法に
おいて生じていた問題を有せず、真に低消費電流化の図
られた受信機及び間欠受信方法を提供する事を目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、CDMA受信
機を間欠動作させて全体の消費電流を低減させる際に受
信部(増幅器や周波数変換器、直交復調器、その他デジ
タル信号処理部など)だけでなく、時間分解能の高い高
周波数発振器又は当該発振器及び分周器からなる高解像
度時間基準発生部をも間欠的に停止して、且つ、停止状
態から動作状態へ復帰する際には、受信信号と逆拡散用
の符号の同期を再確立する際に、初期同期捕捉をとる必
要をなくすることで、よりいっそうの低消費電流化を実
現することとした。そのために、本発明のCDMA受信
機は、低解像度時間基準発生部を備えることとし、動作
停止状態から復帰するまでの時間の内、低解像度時間基
準発生部により測定できる部分については低解像度時間
基準発生部を使用して測定し、その後のより細かい部分
の測定には高解像度時間基準発生部を使用することとし
た。それにより、動作停止状態から復帰する際における
正確な同期タイミングを求めると共に、低解像度時間基
準発生部からの低解像度タイミング信号のみをカウント
している間、高解像度時間基準発生部の動作を停止させ
ることを可能とした。
【0014】具体的には、本発明は、上記した課題の解
決手段として、以下に示す受信機を提供する。
【0015】即ち、本発明によれば、第1のCDMA受
信機として、間欠受信における動作状態を制御するため
に間欠受信制御信号を生成する制御部と、受信信号と逆
拡散符号との同期をとるために同期タイミング信号を生
成する同期タイミング生成部と、前記間欠受信制御信号
に応じて前記同期タイミング生成部に対し動作停止状態
から復帰する際における正確な同期タイミングを通知す
るために同期タイミング通知信号を出力する同期タイミ
ング通知部とを備え、間欠受信可能なCDMA受信機に
おいて、前記同期タイミング通知部は、第一の周期を有
すると共に前記同期タイミング信号の基準となる高解像
度タイミング信号を出力するための高解像度時間基準発
生部と、前記第一の周期よりも長い周期である第二の周
期を有する低解像度タイミング信号を出力するための低
解像度時間基準発生部と、前記高解像度時間基準発生部
に接続され、動作停止を示す前記間欠受信制御信号を受
けた後、前記高解像度時間基準発生部における状態の稼
動/停止を制御する動作制御部と、前記低解像度タイミ
ング信号と前記高解像度タイミング信号との組み合わせ
でもって、前記動作停止から前記復帰までの時間である
動作停止時間を計測し、前記復帰時における正確な同期
タイミングを示す前記同期タイミング通知信号を生成す
る通知信号生成部とを備え、前記動作停止時間の内、前
記低解像度タイミング信号のみを用いて計測される所定
時間だけ、前記高解像度時間基準発生部の動作を停止で
きることを特徴とするCDMA受信機が得られる。
【0016】また、本発明によれば、第2のCDMA受
信機として、前記第1のCDMA受信機において、前記
低解像度タイミング信号及び前記高解像度タイミング信
号を組み合わせることで前記動作停止時間を計測するこ
とにより、当該復帰時において初期同期捕捉を行なわな
いことを特徴とするCDMA受信機が得られる。
【0017】更に、本発明によれば、第3のCDMA受
信機として、前記第1のCDMA受信機において、前記
通知信号生成部は、前記受信動作停止状態に入る時点に
最も近い前記第二の周期の節から前記復帰時に至る直前
の前記第二の周期の節までの時間を低解像度使用時間と
して保持しており、また、前記高解像度タイミング信号
をクロックとして用い、前記受信動作停止状態に入る時
点と前記最も近い前記第二の周期の節との時間差を開始
時差分時間として計測すると共に、前記受信動作停止時
間と前記開始時差分時間と前記低解像度使用時間とか
ら、前記正確な同期タイミングを通知するために前記高
解像度タイミング信号にて補償すべき時間として高解像
度補償時間を割り出し、それにより、前記復帰時に至る
直前の前記第二の周期の節に至る前に、前記動作制御部
に対し動作制御起動トリガを出力するとともに、前記復
帰時に前記同期タイミング生成部に対して正確な同期タ
イミングを通知するものであり、前記動作制御部は、前
記間欠受信制御信号を受けて、前記開始差分時間計測の
後、前記高解像度時間基準発生部を停止させるととも
に、前記動作制御起動トリガに応じて、前記高解像度時
間基準発生部を前記復帰時に至る直前の前記第二の周期
の節から再動作させることを特徴とするCDMA受信機
が得られる。
【0018】また、本発明によれば、第4のCDMA受
信機として、前記第3のCDMA受信機において、前記
同期タイミング生成部は、前記同期タイミング信号の周
期をカレント同期タイミング信号として、前記通知信号
生成部に対して出力するものであり、前記通知信号生成
部は、前記開始時差分時間を計測する際に、当該カレン
ト同期タイミング信号を利用することを特徴とするCD
MA受信機が得られる。
【0019】また、本発明によれば、第5のCDMA受
信機として、前記第4のCDMA受信機において、前記
通知信号生成部は、前記カレント同期タイミング信号を
逆拡散符号タイミング信号として出力するとともに、前
記同期タイミング通知信号を前記同期タイミング生成部
に対して通知するためのタイミング制御部と、前記逆拡
散符号タイミング信号、前記低解像度タイミング信号、
及び前記高解像度タイミング信号を受けて、前記開始時
差分時間を前記逆拡散符号タイミング信号と前記低解像
度タイミング信号との位相差として計測し、位相測定結
果信号を出力するための位相測定部と、前記低解像度タ
イミング信号、前記高解像度タイミング信号、及び前記
位相測定結果信号を受けて、前記高解像度補償時間を割
り出し、前記動作制御起動トリガを生成し、更に、前記
正確な同期タイミングを示す逆拡散タイミング調整信号
を前記タイミング制御部に対して出力して、前記タイミ
ング制御部から当該逆拡散タイミング調整信号に応じた
同期タイミング通知信号を出力させるタイミング生成部
と、を備えることを特徴とするCDMA受信機が得られ
る。
【0020】更に、本発明によれば、第6のCDMA受
信機として、前記第5のCDMA受信機において、前記
位相測定部は、前記開始時差分時間が前記高解像度タイ
ミング信号の何倍に相当するかを計測して、その値を前
記位相測定結果信号として、前記タイミング生成部に対
して出力し、前記タイミング生成部は、前記位相測定結
果信号と前記高解像度タイミング信号とから前記開始時
差分時間を求め、前記動作停止時間に前記開始時差分時
間を加えた時間から前記低解像度使用時間を引いて得ら
れた時間と実質的に等しい時間であって、前記第一の周
期の整数倍の時間を前記高解像度補償時間として算出す
ることを特徴とするCDMA受信機が得られる。
【0021】また、本発明によれば、第7のCDMA受
信機として、前記第5のCDMA受信機において、前記
位相測定部は、前記開始時差分時間を計測し、前記動作
停止時間に前記開始時差分時間を加えた時間から前記低
解像度使用時間を引いて得られた時間を、前記第一の周
期で割り、その商の値を示す前記位相測定結果信号を生
成し、前記タイミング生成部は、当該位相測定結果信号
と前記第一の周期とを掛け合わせることで、前記高解像
度補償時間を算出することを特徴とするCDMA受信機
が得られる。
【0022】更に、本発明によれば、第8のCDMA受
信機として、前記第3のCDMA受信機において、前記
動作制御部は、前記低解像度時間基準発生部の動作をも
制御し得るものであり、前記低解像度時間基準発生部
は、該動作制御部の制御により、受信動作停止及びその
前後の時間以外の時間において、その動作を停止するも
のであることを特徴とするCDMA受信機が得られる。
【0023】また、本発明によれば、第9のCDMA受
信機として、前記第3のCDMA受信機において、前記
同期タイミング通知部は、前記低解像度時間基準発生部
及び前記高解像度時間基準発生部に接続され、前記低解
像度タイミング信号の周波数を所望とする周波数に補正
するための周波数補正部を更に備え、前記低解像度時間
基準発生部は、当該周波数補正部の制御により、補正さ
れた周波数を有する前記低解像度タイミング信号を出力
することを特徴とするCDMA受信機が得られる。
【0024】また、本発明によれば、第10のCDMA
受信機として、前記第9のCDMA受信機において、前
記周波数補正部は、前記開始時差分時間及び前記高解像
度補償時間が0となるように、前記低解像度タイミング
信号の周波数を補正するものであることを特徴とするC
DMA受信機が得られる。
【0025】更に、本発明によれば、第11のCDMA
受信機として、前記第9のCDMA受信機において、前
記周波数補正部は、前記開始時差分時間と前記高解像度
補償時間とが等しくなるように、前記低解像度タイミン
グ信号の周波数を補正するものであることを特徴とする
CDMA受信機が得られる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明について実施の形態
を掲げ、図面を参照して詳細に説明する。尚、以下の実
施の形態においては、受信機単独としてではなく、CD
MA端末機全体の中における受信部及び制御部間の関係
を例として説明する。
【0027】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態によるCDMA端末機は、受信部に特徴を有す
る。当該受信部は、受信信号と逆拡散符号との同期をと
るために同期タイミング信号を生成する同期タイミング
生成部と、同期タイミング生成部に対して復帰時の同期
タイミングを通知するための同期タイミング通知信号を
生成する同期タイミング通知部とを有する。このような
本実施の形態によるCDMA端末機は、特に、同期タイ
ミング通知部、及び、そこにおける間欠動作時の同期タ
イミング通知信号の生成方法に特徴を有する。以下にお
いては、かかる特徴についての深い理解を助けるべく、
まず、端末機の受信部における同期タイミング通知部の
役割等を他の構成要素との関係から説明する。
【0028】本実施の形態による端末機は、概略、図1
に示されるように、アンテナ1、無線部2、受信部3、
送信部4、及び制御部5を備えている。無線部2は、ア
ンテナ1を介して得た受信信号を受信部3に送出し、一
方、送信部4から受けた送信信号をアンテナ1から送信
する。受信部3は、復調部6、同期捕捉部7、同期タイ
ミング生成部8、同期タイミング通知部9を備えてお
り、受信信号と逆拡散符号との同期を正確にとりつつ、
受信信号を復調し、復調信号を制御部5へと送出する。
制御部5は、端末機全体を制御するためのものであり、
各種制御処理を行なうCPUや、外部インターフェース
としてのスピーカ、フォンマイクなどを含む。
【0029】通常動作時における受信部3は、同期タイ
ミング生成部8において生成される同期タイミング信号
に従って、受信信号と逆拡散符号との同期をとる。より
詳細には、通常の受信動作において、図1に示される同
期捕捉部7は、無線部2から復調部6が受ける受信信号
をみて初期同期捕捉を行ない、初期同期捕捉信号700
を同期タイミング生成部8に通知する。この通知を受け
て、同期タイミング生成部8は、初期の同期タイミング
信号を生成し、同期タイミング信号800を復調部6へ
出力する。更に、同期タイミング生成部8は、その後も
復調部6における同期状態を取得して、捕捉した同期を
追従すべく、同期タイミング信号800を復調部6へ送
出する。復調部6では、同期タイミング生成部8からの
同期タイミング信号に従って受信信号と逆拡散信号との
同期をとり、受信信号を復調して制御部5へ出力する。
この間、同期タイミング通知部9には、同期タイミング
信号800と同じタイミングで、現在の同期状態を示す
カレント同期タイミング信号610が通知される。
【0030】このような受信処理を行う受信部3は、制
御部5の制御により、上述した通常受信状態と動作停止
状態とを間欠的に行うことが可能である。尚、受信動作
停止状態の時間(図3においてTSで示される。)は、
システムに依存して定められるものであり、受信動作停
止状態に入る前に予め分かっているものとする。また、
図1を参照すると、制御部5からの制御信号の一部は、
受信部3内において点線で示され、同期タイミング通知
部9へと入力されている。これは、本発明が主として同
期タイミング通知部における動作に特徴を有するためで
あり、受信部3における他の構成要素、即ち復調部6、
同期捕捉部7、同期タイミング生成部8に対しても制御
部5からの制御信号は入力されるが本発明の説明には不
要であるので省略する。同期タイミング通知部9を除く
受信部3の構成要素において制御部5からの制御信号に
従って行われる間欠動作には、従来技術を適用すること
が可能である。以下においては、制御部5から同期タイ
ミング通知部9への制御信号を、他の構成要素に対する
制御信号等と区別すべく、特に、間欠受信制御信号10
0と呼ぶ。
【0031】同期タイミング通知部9は、本発明の特徴
たるものであり、同期タイミング生成部6に対し、受信
動作停止状態から復帰する際における正確な同期タイミ
ングを通知する。尚、かかる同期タイミング通知部9
は、制御部5から間欠受信制御信号100に応じて、他
の構成要素と同様に、間欠動作を行う。
【0032】この同期タイミング通知部9は、正確な同
期タイミングを通知するために、図2に示されるよう
に、低解像度時間基準発生部20からの低解像度タイミ
ング信号200と、高解像度時間基準発生部30からの
高解像度タイミング信号300と組み合わせて利用す
る。すなわち、同期タイミング通知部9は、動作停止状
態から復帰するまでの時間を、低解像度タイミング信号
200と高解像度タイミング信号300とを組み合わせ
た時間として、計測する。尚、低解像度タイミング信号
200の周期は、高解像度タイミング信号300の周期
の整数倍であることが望ましい。また、本実施の形態に
おいては、低解像度時間基準発生部20は、低周波数発
振器及び低速カウンタで構成され、高解像度時間基準発
生部30は、周波数精度が高い高周波数発振器及び高速
カウンタで構成される。
【0033】このように、同期タイミング通知部9が、
低解像度タイミング信号200及び高解像度タイミング
信号300の組み合わせをもって動作停止状態の時間を
計測することから、動作停止状態から復帰するまでの間
に、低解像度時間基準発生部20のみが稼動していれば
良く高解像度時間基準発生部30が稼動する必要の無い
時間が存在する事となる。従って、この間、高解像度時
間基準発生部30を含む、低解像度時間基準発生部20
とそれに付随するごく一部を除く部分の動作を停止する
事ができる。これにより、間欠受信時における装置全体
の低消費電流化が実現される。尚、以下においては、高
解像度時間基準発生部30の動作が停止している状態を
受信部全体としての動作停止状態(例えば、待ち受け状
態)と区別すべくスタンバイ状態と呼ぶ。
【0034】しかも、低解像度タイミング信号200及
び高解像度タイミング信号300を組み合わることは、
低周波発振器の周波数精度の低さや低速カウンタの時間
レゾリューションの荒さを、高周波数発振器及び高速カ
ウンタにより補正することを意味する。従って、動作停
止状態から復帰する際の同期タイミングは、動作停止状
態の時間を高解像度タイミング信号300のみで計測し
た場合とほぼ同じ結果となる。このため、受信部3全体
としては、動作停止状態から復帰する際に、再度、初期
同期捕捉を行なう必要は無く、予想される逆拡散符号位
相を中心とする、前後に数位相分ずれた複数の逆拡散符
号に関してのみ再同期捕捉を行うのみでよい。また、低
解像度タイミング信号200と高解像度タイミング信号
300の周期の比が整数となる関係にある場合、再同期
捕捉を試みる逆拡散符号の位相は、予想される中心位相
とその前後に高解像度タイミング信号300の解像度で
数えて±1位相ずれたものの3つの位相ついてのみでよ
い。すなわち、本実施の形態による受信部3は、動作停
止状態から復帰する際における素早い同期確保が可能な
ものである。一例として、一般的なCDMA端末機にお
ける数値を掲げると、初期同期捕捉のための時間は約2
秒かかるが、本実施の形態においては、動作停止状態か
ら復帰する際において、この約2秒という時間を要しな
い。尚、図2には、回路を動作させる基準クロックの記
述が無いが、低解像度時間基準発生部20もしくは高解
像度時間基準発生部30の少なくともどちらか一方は動
作しているので、これらの内部に含まれる発振器出力を
基準クロックとする事ができることは言うまでもない。
【0035】以下に、本実施の形態による同期タイミン
グ通知部9について、図2及び図3を参照して、更に詳
細な説明を行なう。
【0036】図2に示される動作制御部10は、間欠受
信制御信号100を受けて、同期タイミング通知部9内
に含まれる各部の動作状態を制御する。この「動作状
態」とは、動作開始/動作停止(電源on/offを含
む)を意味する。さらに詳しくは、動作制御部10は、
第1乃至第4の制御信号110〜140により、夫々、
位相測定部40、タイミング生成部50、高解像度時間
基準発生部30、及びタイミング制御部60の動作を制
御する。より詳しくは、一旦、間欠受信制御信号100
に従って間欠受信状態に入ると、動作制御部10は、後
述するように、タイミング生成部50からの動作制御起
動トリガ500を間欠動作時における動作開始/停止の
トリガとして用い、動作制御信号110〜140を生成
する。このことから理解されるように、本実施の形態に
おいて、間欠受信制御信号100は、どちらかと言えば
状態制御信号であり、実時間での正確なタイミングが必
要となる信号ではない。
【0037】本実施の形態において、図2に示される低
解像度時間基準発生部20は、端末全体の電源onの状
態において常に動作しているので、動作制御部10から
の制御信号を必要としない。従って、図2においては、
動作制御部10から低解像度時間基準発生部20に対す
る制御線が示されていない。但し、低解像度時間基準発
生部20の動作は、制御部5または動作制御部10によ
り監視されている。
【0038】低解像度時間基準発生部20及び高解像度
時間基準発生部30は、夫々、前述の通り、低周波数発
振器及び低速カウンタ、並びに高周波数発振器及び高速
カウンタを備えている。すなわち、低解像度時間基準発
生部20は、比較的低い周波数の発振器と分周器を含
み、比較的長い周期(図3におけるTH)の低解像度タ
イミング信号200を出力する。また、高解像度時間基
準発生部30は、比較的速い周波数の発振器と分周器を
含み、比較的短い周期(図3におけるTL)の高解像度
タイミング信号300を出力する。具体的な数値を例示
すると、高解像度タイミング信号300の周波数は、1
6.384MHzであり、低解像度タイミング信号20
0の周波数は、32kHzである。この例においては、
低解像度タイミング信号200の周期は、高解像度タイ
ミング信号300の512倍である。すなわち、低解像
度タイミング信号200の周期を高解像度タイミング信
号300で割った値は、2のべき乗となっており、この
値は、他の値としても良い。尚、高解像度タイミング信
号300の周期は、1チップ時間の1/i(iは、整
数)である。
【0039】位相測定部40は、逆拡散符号タイミング
信号600、低解像度タイミング信号200、及び高解
像度タイミング信号300を受けて、位相測定結果信号
400を出力する。位相測定結果信号400は、逆拡散
符号タイミング信号600の低解像度タイミング信号2
00及び高解像度タイミング信号300に対する位相に
相当する内容を示すものであり、その内容について詳し
くは後述される。尚、間欠受信に入る前は通常受信を行
なっていた事からも理解されるように、前提として、受
信信号と逆拡散符号との同期が確立していた。逆拡散符
号タイミング信号600は、この同期情報を位相測定部
40に対して通知するものである。本実施の形態におい
て、逆拡散符号タイミング信号600は、タイミング制
御部60から位相測定部40に対して入力されており、
そのパルス間隔は、図3においてTCで示されている。
この逆拡散符号タイミング信号600は、後述するよう
に、同期タイミング生成部8からのカレント同期タイミ
ング信号610と同じ内容の信号である。
【0040】詳しくは、この位相測定部40は、位相測
定結果信号400を測定するために、カウンタを内蔵し
ている。このカウンタは、制御信号110に応じて、高
解像度タイミング信号300をクロックとして計数する
ものであり、本例においては、制御信号110入力後
に、低解像度タイミング信号200を入力されるとカウ
ントを開始し、逆拡散符号タイミング信号600を入力
されるとカウントを終了する。このカウンタ値は、図3
において、値m(mは整数)で表される。以下、便宜
上、値mと高解像度タイミング信号の周期THとを乗じ
て得られる時間を開始時差分時間mTHと呼ぶ。図3を
参照すれば明らかなように、開始時差分時間mTHは、
t=t0で示される時点から、t=t0+mTHとして示
される時点までの時間である。このt=t0+mTHとし
て示される時点は、動作停止状態に入る時点であり、一
方、t=t0の時点とは、動作停止状態に入る時点に最
も近く且つそれよりも前の低解像度タイミング信号20
0(若しくは、その周期TLにおける節)の時点であ
る。
【0041】また、位相測定部40は動作停止状態に入
る前に、予め、動作停止の時間TSが低解像度タイミン
グ信号200のいくつ分に相当するかを示す値k(kは
整数)を取得している。値kは、数式を用いて示すと、
k=INT(TS/TL)である。尚、INT(x)は、
xの整数部分を示す。この値kは、例えばシステムパラ
メータであり、位相測定部40が、常に保持しているも
のとしても良いし、また、動作制御部10等を介して、
その都度取得するものとしても良い。以下、便宜上、値
kと低解像度タイミング信号の周期TLとを乗じて得ら
れる時間を低解像度使用時間kTLと呼ぶ。この低解像
度使用時間kTは、図3を参照すれば明らかなように、
動作停止状態に入る時点(t=t0+mTH)に最も近く
且つそれよりも前の低解像度タイミング信号200(若
しくは、その周期TLにおける節)の時点(t=t0)か
ら、復帰時(t=t0+kTL+nTH)に至る直前の低
解像度タイミング信号200(若しくは、その周期TL
における節)の時点(t=t0+kTL)までの時間であ
る。
【0042】更に、本実施の形態による位相測定部40
は、動作停止状態の時間TSから低解像度使用時間kTL
を引くとともに開始時間差分mTHを加え、それら全体
を高解像度タイミング信号の周期THで割った場合にお
ける商として、値n(=INT(TS−kTL+mTH
/TH)を算出する。この値nは、本実施の形態におい
て、位相測定部40の出力する位相測定結果信号400
が示す内容となる。
【0043】タイミング生成部50は、位相測定結果信
号400、低解像度タイミング信号200、高解像度タ
イミング信号300を受けて、間欠受信時における逆拡
散符号タイミング調整信号510及び動作制御起動トリ
ガ500を出力する。
【0044】このタイミング生成部50は、間欠動作に
入る前に、予め、低解像度タイミング信号200(周期
L)をから出力される高解像度タイミング信号300
(周期TH)を用いて計測し、その結果である値j=TL
/TH、即ち、低解像度タイミング信号200の最小時
間単位を正確に把握できているものとする。また、タイ
ミング生成部50は、システムパラメータである値k又
は動作停止状態の時間TSについても把握している。更
に、タイミング生成部50が位相測定部40から受ける
位相測定結果信号400の内容は、上述の通り、値nで
ある。
【0045】この位相測定結果信号400を受けて、タ
イミング生成部50は、値nに高解像度タイミング信号
の周期THを乗じて得られる時間である高解像度補償時
間nTHを算出する。この高解像度補償時間nTHは、低
解像度時間基準発生部20での計測後、高解像度時間基
準発生部30により補償すべき時間である。その上で、
その高解像度補償時間nTHに従って、タイミング生成
部50は、復帰時に至る直前の低解像度タイミング信号
200の時点(t=t0+kTL)から高解像度時間基準
発生部30を再動作させるべく、動作制御起動トリガ5
00を生成する。また、タイミング生成部50は、復帰
時(t=t0+kTL+nTH)に同期タイミング生成部
8が正確に同期をとれるように、逆拡散符号タイミング
調整信号510を生成する。前述したように、この動作
制御起動トリガ500は、間欠動作時の動作開始/停止
のトリガとしての役割を果たし、これを受けた動作制御
部10が動作制御信号110〜140を用いて各部を制
御することとなる。例えば、動作制御部10は、動作制
御起動トリガ500を受けて、t=t0+kTLの時点か
ら高解像度時間基準発生部30が再起動するように、動
作制御信号130を生成する。このことから理解される
ように、タイミング生成部50は、動作停止時にそのす
べての機能を停止するわけではなく、少なくとも動作制
御起動トリガ500を生成する部分については、間欠動
作中は常に動作している必要がある。
【0046】タイミング制御部60は、同期タイミング
生成部8からカレント同期タイミング信号610を受け
て、逆拡散符号タイミング信号600として、位相測定
部40に対して出力すると共に、動作制御部10から出
力される動作制御信号140により動作を停止していた
状態から通常状態に切り替わった当初においては、タイ
ミング生成部50から出力される逆拡散タイミング調整
信号510に基づいて、同期タイミング通知信号620
を出力する。同期タイミング通知信号620は、逆拡散
符号のタイミングを補正するものであり、同期タイミン
グ生成部8は、この同期タイミング通知信号620を受
けると、図3におけるt=t0+kTL+nTHのタイミ
ングで逆拡散符号タイミング信号600のパルスが発生
するように、動作する。即ち、本実施の形態による同期
タイミング生成部8は、この場合、同期捕捉部7による
初期同期捕捉により得られる初期同期捕捉信号700の
代わりに、同期タイミング通知信号620を使用するこ
とで初期同期捕捉を行なうこと無しに、正確な同期タイ
ミング信号を生成することができる。
【0047】尚、上述した位相測定部40、タイミング
生成部50、及びタイミング制御部60をまとめて、同
期タイミング通知信号620を生成する通知信号生成部
(40,50,60)と捉えても良い。この場合、通知
信号生成部(40,50,60)は、低解像度タイミン
グ信号200と高解像度タイミング信号300との組み
合わせであって、動作停止時間TSと実質的に一致する
組み合わせに従って、低解像度タイミング信号200及
び高解像度タイミング信号300をカウントし、同期タ
イミング通知信号620を生成するものであると言え
る。
【0048】かかる構成を備えた同期タイミング通知部
9は、次のようにして同期タイミングを通知する。
【0049】まず、間欠動作の前提として、低解像度タ
イミング信号の周期TL、高解像度タイミング信号の周
期TH、動作停止状態(待ち受け状態)の時間TS、値k
=INT(TS/TL)、値j=INT(TL/TH)は、
夫々、上述したように、これらを取得すべき構成要素に
既に保持されているものとする。
【0050】この状態において、動作停止状態に入るこ
とを示す間欠受信制御信号100が制御部5から動作制
御部10に対して入力されると、動作制御部10から高
解像度時間基準発生部30、位相測定部40、タイミン
グ生成部50、及びタイミング制御部60に対して動作
制御信号110〜140が出力され、これ以降、各部
は、動作停止状態における各動作を行う。特に、動作制
御部10は、動作停止状態に入ると、動作制御信号13
0を用いて、高解像度時間基準発生部30をスタンバイ
状態に移行させる。
【0051】位相測定部40は、逆拡散符号タイミング
信号600と低解像度時間基準信号200の時間差を高
解像度時間基準信号300を用いて測定する。具体的に
は、図3においてmxTHで示されるところの値mをカ
ウントする。また、位相測定部40は、次の受信までの
時間、即ち動作停止状態にある時間TSが、低解像度タ
イミング信号200でいくつ分に相当するかを、値k=
INT(TS/TL)として取得している。この状態にお
いて、位相測定部40は、高解像度タイミング信号30
0でいくつ分補正すればよいかについて、値n=INT
((TS−kTL+mTH)/TH)として算出し、その値
nを保持しておく。この値nは、位相測定結果信号40
0として、タイミング生成部50に出力される。
【0052】タイミング生成部50は、位相測定結果信
号400、低解像度タイミング信号200、高解像度タ
イミング信号300を受けて、高解像度時間基準発生部
30が動作開始すべき時点を算出し、動作制御部10に
対して動作制御起動トリガ500を出力する。ここで、
高解像度時間基準発生部30が動作開始すべき時点と
は、具体的には、図3におけるt=t0+kTLの時点、
即ち、次の受信タイミングから高解像度補償時間nTH
を引いた時点である。かかる時点は、他の表現で言え
ば、動作停止状態に入ってから、低解像度使用時間kT
Lから開始時差分時間mTHを引いた差の時間だけ、経過
した時点をいう。
【0053】動作制御部10は、タイミング生成部50
から動作制御起動トリガ500を受けて、高解像度時間
基準発生部30に対して、図3におけるt=t0+kTL
の時点から動作を開始させるべく、動作制御信号130
を出力する。
【0054】高解像度時間基準発生部30が再び動作状
態になると、タイミング生成部50は、高解像度時間基
準発生部30の高周波発振及び高速カウンタを用いて、
高解像度補償時間nTHのカウントを行い、逆拡散符号
のタイミングを補正する。これにより、図3におけるt
=t0+kTL+nTHのnTHの部分が計測され、正確な
同期タイミングが通知できる。
【0055】このように本実施の形態によるCDMA端
末機においては、受信部3の動作停止時間TSから、逆
拡散符号タイミング周期の最大2周期分の時間2TC
引いた時間だけ、高解像度時間基準発生部30の動作を
停止できる。即ち、本実施の形態によるCDMA端末機
は、従来の高解像度時間基準発生部30の動作を停止で
きなかった端末機と比較して、間欠受信時のさらなる低
消費電流化を実現することができる。
【0056】尚、一旦停止した後、その動作を再開させ
た高解像度時間基準発生部30と低解像度時間基準発生
部20の位相関係を一定に保つことは困難であるため、
本実施の形態による受信部3においては、高解像度タイ
ミング信号300の±1カウント分の不確定性が発生す
る。しかしながら、かかる不確定性は、高解像度タイミ
ング信号300の解像度を高く設定することによっても
回避可能である。さらに、実際のCDMA端末機に組み
込まれる場合には、もともと送受信間のパス変動を補償
するために、ある同期点の前後のタイミングでも同時に
逆拡散を行うことが多い。したがって、上記した不確定
性は、実質上、問題とはならない。
【0057】(第2の実施の形態)第2の実施の形態に
よるCDMA端末機は、図4に示されるような構成の同
期タイミング通知部9を備えている。
【0058】図2及び図4を比較すれば明らかなよう
に、本実施の形態による同期タイミング通知部9は、前
述の第1の実施の形態による同期タイミング通知部と同
様の構成に加え、更に、動作制御部10から低解像度時
間基準発生部21に対する制御線を有する。即ち、動作
制御部10は、動作制御信号150を用いて、低解像度
時間基準発生部21の動作状態をも制御することができ
る。
【0059】従って、同期タイミング通知部9は、間欠
動作していない時、すなわち低解像度時間基準発生部2
1を用いて時間測定を行っていないときには、低解像度
時間基準発生部21の動作を停止することができる。こ
の低解像度時間基準発生部21は、動作制御部10から
の動作制御信号150によってその動作を停止・再開で
きる以外、前述の第1の実施の形態による低解像度時間
基準発生部20と同様の構成とすることができる。
【0060】尚、本実施の形態において、低解像度時間
基準発生部21は、スタンバイ状態の部分及びその前後
の部分以外の部分において、動作している必要はない。
この間は、高解像度時間基準発生部30が動作している
からである。
【0061】このように、本実施の形態においては、第
1の実施の形態による効果に加え、低解像度時間基準発
生部21が動作する必要のない間、その動作を動作制御
信号150により停止することができることから、若干
ではあるが、更なる消費電流が削減される。
【0062】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態によるCDMA端末機は、図5に示されるような
構成の同期タイミング通知部9を備えている。
【0063】図5を参照すれば理解されるように、本実
施の形態による同期タイミング通知部9は、前述の第2
の実施の形態による同期タイミング通知部に対して、さ
らに周波数補正部22を備えるものである。
【0064】この周波数補正部22は、比較的絶対精度
の良い高解像度時間基準発生部30からの高解像度タイ
ミング信号300を用いて、比較的絶対精度の低い低解
像度時間基準23からの低解像度タイミング信号200
を周波数補正すると共に、その補正状態を保持できるも
のである。尚、低解像度時間基準発生部23は、周波数
補正部22により、その周波数を補正できる以外、前述
の第1又は第2の実施の形態における低解像度時間基準
発生部20又は21と同様の構成とすることができる。
【0065】周波数補正部22は、低解像度時間基準発
生部23の周波数制御機能を使用して(又は低速カウン
タの周波数を制御して)、低解像度時間基準発生部23
から出力される低解像度タイミング信号200の周期を
逆拡散符号タイミング信号600の通常周期の整数倍と
するとともに、その位相をも合わせることができる。
【0066】このことから理解されるように、本実施の
形態による同期タイミング通知部においては、理想的に
は、開始時差分時間mTH及び高解像度補償時間nTH
0とすることができる。
【0067】このため、本同期タイミング通知部は、高
解像度時間基準発生部30のスタンバイ時間を受信部3
の動作停止時間TS(即ち、待ち受け周期)と等しくす
ることが可能となり、前述の第1及び第2の実施の形態
と比較して、間欠受信による消費電流のさらなる削減を
期待できるものである。
【0068】また、周波数補正部22の低解像度時間基
準発生部23に対する制御によっては、低解像度タイミ
ング信号200と逆拡散符号タイミングの位相関係を一
定とし、高解像度時間基準発生部30を停止させる前に
測定した両者の位相差、即ち開始時差分時間mTHを、
高解像度時間基準発生部30の動作再開後にも使用する
ことができる。このことは、開始時差分時間mTHと高
解像度補償時間nTHを等しくできる、つまりn=mと
できることを意味する。
【0069】この場合、間欠的に受信する間隔、即ち動
作停止時間TSから逆拡散符号タイミング周期の1周期
分の時間(TC)を除いた時間だけ、高解像度時間基準
30の動作を停止できる。即ち、この場合においても、
第1及び第2の実施の形態と比較して、長い間、高解像
度時間基準発生部30の動作を停止することができるこ
とから、消費電流のさらなる削減が実現される。
【0070】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
の形態によるCDMA端末機は、第1の実施の形態によ
るCDMA端末機の変形例であり、位相測定部40及び
タイミング生成部50が異なる以外、他の構成要素の動
作については、第1の実施の形態と同様である。
【0071】前述の第1の実施の形態において、位相測
定部40が出力する位相測定結果信号400の内容は、
値nであった。しかしながら、本実施の形態による位相
測定部40は、値mを位相測定結果信号400の内容と
して、タイミング生成部50に対して出力する。このた
め、本実施の形態による位相測定部40は、第1の実施
の形態における位相測定部と同様のカウンタを備えてお
り、クロックとしての高解像度タイミング信号300を
用いて、開始時差分時間mTHをカウントする。
【0072】更に、本実施の形態によるタイミング生成
部50は、値mを有する位相測定結果信号400、低解
像度タイミング信号200、高解像度タイミング信号3
00を用いて、値nを算出する。ここで、タイミング生
成部50は、動作停止状態に入る前に、動作停止状態の
時間TS、及び、値k(=INT(TS/TL))を取得
しているものとする。その上で、タイミング生成部50
は、動作停止状態の時間TSから低解像度使用時間kTL
を引くとともに開始時差分時間mTHを加え、それら全
体を高解像度タイミング信号の周期THで割った場合に
おける商として、値n(=INT(TS−kTL+m
H)/TH)を算出する。尚、タイミング生成部50
は、値nを算出した後、第1の実施の形態と同様にし
て、逆拡散符号タイミング調整信号510及び動作制御
起動トリガ500を生成する。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
CDMA端末機における受信部を間欠動作させて全体の
消費電流を低減させる際に、受信部の動作停止時間を低
解像度基準発生部及び高解像度時間基準発生部の双方を
利用して計測することができることから、低解像度基準
発生部を用いて計測している間、高解像度時間基準発生
部の動作を停止することが可能となる。即ち、本発明に
よれば、時間分解能の高い高周波数発振器又は当該発振
器及び分周器からなる高解像度時間基準発生部をも間欠
的に停止することができる。この際に、低解像度基準発
生部のみでは、正確な同期タイミングを算出することが
できない部分については、高解像度時間基準発生部を利
用して計測することから、受信信号と逆拡散用の符号の
同期を再びとる必要がない。即ち、本発明によれば、間
欠受信時において、従来技術のように、受信部における
増幅器や周波数変換器、直交復調器、その他デジタル信
号処理部などだけでなく、高解像度時間基準発生部の動
作をも停止することができることから、従来技術と比較
して低消費電流化が図れるとともに、動作停止状態から
復帰する際においても、受信信号と逆拡散用の符号の初
期同期捕捉を行う必要がなく、したがって、素早い同期
確保が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるCDMA端末
機の全体構成を示す概略図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態による受信部の同期
にかかる主要部の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態による間欠動作にお
ける各部の動作タイミングを示すタイミングチャートで
ある。
【図4】本発明の第2の実施の形態による受信部の同期
にかかる主要部の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態による受信部の同期
にかかる主要部の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 無線部 3 受信部 4 送信部 5 制御部 6 復調部 7 同期捕捉部 8 同期タイミング生成部 9 同期タイミング通知部 10 動作制御部 20 低解像度時間基準発生部 21 低解像度時間基準発生部 22 周波数補正部 23 低解像度時間基準発生部 30 高解像度時間基準発生部 40 位相測定部 50 タイミング生成部 60 タイミング制御部 100 間欠受信制御信号 110〜150 動作制御信号 200 低解像度タイミング信号 220 周波数補正信号 300 高解像度タイミング信号 400 位相測定結果信号 500 動作制御起動トリガ 510 逆拡散符号タイミング調整信号 600 逆拡散符号タイミング信号 610 カレント同期タイミング信号 620 同期タイミング通知信号 700 初期同期捕捉信号 800 同期タイミング信号

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間欠受信における動作状態を制御するた
    めに間欠受信制御信号を生成する制御部と、受信信号と
    逆拡散符号との同期をとるために同期タイミング信号を
    生成する同期タイミング生成部と、前記間欠受信制御信
    号に応じて前記同期タイミング生成部に対し動作停止状
    態から復帰する際における正確な同期タイミングを通知
    するために同期タイミング通知信号を出力する同期タイ
    ミング通知部とを備え、間欠受信可能なCDMA受信機
    において、 前記同期タイミング通知部は、 第一の周期を有すると共に前記同期タイミング信号の基
    準となる高解像度タイミング信号を出力するための高解
    像度時間基準発生部と、 前記第一の周期よりも長い第二の周期を有する低解像度
    タイミング信号を出力するための低解像度時間基準発生
    部と、 前記高解像度時間基準発生部に接続され、動作停止を示
    す前記間欠受信制御信号を受けた後、前記高解像度時間
    基準発生部における状態の稼動/停止を制御する動作制
    御部と、 前記低解像度タイミング信号と前記高解像度タイミング
    信号との組み合わせでもって、前記動作停止から前記復
    帰までの時間である動作停止時間を計測し、前記復帰時
    における正確な同期タイミングを示す前記同期タイミン
    グ通知信号を生成する通知信号生成部とを備え、前記動
    作停止時間の内、前記低解像度タイミング信号のみを用
    いて計測される所定時間だけ、前記高解像度時間基準発
    生部の動作を停止できるものであり、 前記通知信号生成部は、前記受信動作停止状態に入る時
    点に最も近い前記第二の周期の節から前記復帰時に至る
    直前の前記第二の周期の節までの時間を低解像度使用時
    間として保持しており、また、前記高解像度タイミング
    信号をクロックとして用い、前記受信動作停止状態に入
    る時点と前記最も近い前記第二の周期の節との時間差を
    開始時差分時間として計測すると共に、前記受信動作停
    止時間と前記開始時差分時間と前記低解像度使用時間と
    から、前記正確な同期タイミングを通知するために前記
    高解像度タイミング信号にて補償すべき時間として高解
    像度補償時間を割り出し、それにより、前記復帰時に至
    る直前の前記第二の周期の節に至る前に、前記動作制御
    部に対し動作制御起動トリガを出力するとともに、前記
    復帰時に前記同期タイミング生成部に対して正確な同期
    タイミングを通知するものであり、 前記動作制御部は、前記間欠受信制御信号を受けて、前
    記開始差分時間計測の後、前記高解像度時間基準発生部
    を停止させるとともに、前記動作制御起動トリガに応じ
    て、前記高解像度時間基準発生部を前記復帰時に至る直
    前の前記第二の周期の節から再動作させるものであり、
    更に、 前記動作制御部は、前記低解像度時間基準発生部の動作
    をも制御し得るものであり、 前記低解像度時間基準発生部は、該動作制御部の制御に
    より、受信動作停止及びその前後の時間以外の時間にお
    いて、その動作を停止するものであることを特徴とする
    CDMA受信機。
  2. 【請求項2】 間欠受信における動作状態を制御するた
    めに間欠受信制御信号を生成する制御部と、受信信号と
    逆拡散符号との同期をとるために同期タイミング信号を
    生成する同期タイミング生成部と、前記間欠受信制御信
    号に応じて前記同期タイミング生成部に対し動作停止状
    態から復帰する際における正確な同期タイミングを通知
    するために同期タイミング通知信号を出力する同期タイ
    ミング通知部とを備え、間欠受信可能なCDMA受信機
    において、 前記同期タイミング通知部は、 第一の周期を有すると共に前記同期タイミング信号の基
    準となる高解像度タイミング信号を出力するための高解
    像度時間基準発生部と、 前記第一の周期よりも長い第二の周期を有する低解像度
    タイミング信号を出力するための低解像度時間基準発生
    部と、 前記高解像度時間基準発生部に接続され、動作停止を示
    す前記間欠受信制御信号を受けた後、前記高解像度時間
    基準発生部における状態の稼動/停止を制御する動作制
    御部と、 前記低解像度タイミング信号と前記高解像度タイミング
    信号との組み合わせでもって、前記動作停止から前記復
    帰までの時間である動作停止時間を計測し、前記復帰時
    における正確な同期タイミングを示す前記同期タイミン
    グ通知信号を生成する通知信号生成部とを備え、前記動
    作停止時間の内、前記低解像度タイミング信号のみを用
    いて計測される所定時間だけ、前記高解像度時間基準発
    生部の動作を停止できるものであり、 前記通知信号生成部は、前記受信動作停止状態に入る時
    点に最も近い前記第二の周期の節から前記復帰時に至る
    直前の前記第二の周期の節までの時間を低解像度使用時
    間として保持しており、また、前記高解像度タイミング
    信号をクロックとして用い、前記受信動作停止状態に入
    る時点と前記最も近い前記第二の周期の節との時間差を
    開始時差分時間として計測すると共に、前記受信動作停
    止時間と前記開始時差分時間と前記低解像度使用時間と
    から、前記正確な同期タイミングを通知するために前記
    高解像度タイミング信号にて補償すべき時間として高解
    像度補償時間を割り出し、それにより、前記復帰時に至
    る直前の前記第二の周期の節に至る前に、前記動作制御
    部に対し動作制御起動トリガを出力するとともに、前記
    復帰時に前記同期タイミング生成部に対して正確な同期
    タイミングを通知するものであり、 前記動作制御部は、前記間欠受信制御信号を受けて、前
    記開始差分時間計測の後、前記高解像度時間基準発生部
    を停止させるとともに、前記動作制御起動トリガに応じ
    て、前記高解像度時間基準発生部を前記復帰時に至る直
    前の前記第二の周期の節から再動作させるものであり、 前記同期タイミング通知部は、前記低解像度時間基準発
    生部及び前記高解像度時間基準発生部に接続され、前記
    低解像度タイミング信号の周波数を所望とする周波数に
    補正するための周波数補正部を更に備え、 前記低解像度時間基準発生部は、当該周波数補正部の制
    御により、補正された周波数を有する前記低解像度タイ
    ミング信号を出力することを特徴とするCDMA受信
    機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のCDMA受信機
    において、前記低解像度タイミング信号及び前記高解像
    度タイミング信号を組み合わせることで、前記動作停止
    時間を計測することにより、当該復帰時において予想さ
    れる逆拡散符号位相を中心とする、前後に数位相分ずれ
    た複数の逆拡散符号に関してのみ再同期捕捉を行うこと
    を特徴とするCDMA受信機。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載のCDMA受信機
    において、 前記同期タイミング生成部は、前記同期タイミング信号
    の周期をカレント同期タイミング信号として、前記通知
    信号生成部に対して出力するものであり、 前記通知信号生成部は、前記開始時差分時間を計測する
    際に、当該カレント同期タイミング信号を利用すること
    を特徴とするCDMA受信機。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のCDMA受信機におい
    て、 前記通知信号生成部は、 前記カレント同期タイミング信号を逆拡散符号タイミン
    グ信号として出力するとともに、前記同期タイミング通
    知信号を前記同期タイミング生成部に対して通知するた
    めのタイミング制御部と、 前記逆拡散符号タイミング信号、前記低解像度タイミン
    グ信号、及び前記高解像度タイミング信号を受けて、前
    記開始時差分時間を前記逆拡散符号タイミング信号と前
    記低解像度タイミング信号との位相差として計測し、位
    相測定結果信号を出力するための位相測定部と、 前記低解像度タイミング信号、前記高解像度タイミング
    信号、及び前記位相測定結果信号を受けて、前記高解像
    度補償時間を割り出し、前記動作制御起動トリガを生成
    し、更に、前記正確な同期タイミングを示す逆拡散タイ
    ミング調整信号を前記タイミング制御部に対して出力し
    て、前記タイミング制御部から当該逆拡散タイミング調
    整信号に応じた同期タイミング通知信号を出力させるタ
    イミング生成部と、 を備えることを特徴とするCDMA受信機。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のCDMA受信機におい
    て、 前記位相測定部は、前記開始時差分時間が前記高解像度
    タイミング信号の何倍に相当するかを計測して、その値
    を前記位相測定結果信号として、前記タイミング生成部
    に対して出力し、 前記タイミング生成部は、前記位相測定結果信号と前記
    高解像度タイミング信号とから前記開始時差分時間を求
    め、前記動作停止時間に前記開始時差分時間を加えた時
    間から前記低解像度使用時間を引いて得られた時間と実
    質的に等しい時間であって、前記第一の周期の整数倍の
    時間を前記高解像度補償時間として算出することを特徴
    とするCDMA受信機。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のCDMA受信機におい
    て、 前記位相測定部は、前記開始時差分時間を計測し、前記
    動作停止時間に前記開始時差分時間を加えた時間から前
    記低解像度使用時間を引いて得られた時間を、前記第一
    の周期で割り、その商の値を示す前記位相測定結果信号
    を生成し、 前記タイミング生成部は、当該位相測定結果信号と前記
    第一の周期とを掛け合わせることで、前記高解像度補償
    時間を算出することを特徴とするCDMA受信機。
  8. 【請求項8】 請求項に記載のCDMA受信機におい
    て、 前記周波数補正部は、前記開始時差分時間及び前記高解
    像度補償時間が0となるように、前記低解像度タイミン
    グ信号の周波数を補正するものであることを特徴とする
    CDMA受信機。
  9. 【請求項9】 請求項に記載のCDMA受信機におい
    て、 前記周波数補正部は、前記開始時差分時間と前記高解像
    度補償時間とが等しくなるように、前記低解像度タイミ
    ング信号の周波数を補正するものであることを特徴とす
    るCDMA受信機。
  10. 【請求項10】 間欠受信可能な受信機であって、 間欠受信における動作状態を制御するために間欠受信制
    御信号を生成する制御部; 同期捕捉対象たる受信信号と当該受信機内部における同
    期被捕捉対象との同期をとるために同期タイミング信号
    を生成する同期タイミング生成部; 第一の周期を有すると共に前記同期タイミング信号の基
    準となる高解像度タイミング信号を出力するための高解
    像度時間基準発生部と、前記第一の周期よりも長い周期
    である第二の周期を有する低解像度タイミング信号を出
    力するための低解像度時間基準発生部とを有し、前記低
    解像度タイミング信号と前記高解像度タイミング信号と
    の組み合わせをもって、当該受信機の動作停止から復帰
    までの時間を計測し、前記同期タイミング生成部に対し
    て前記復帰する際における正確な同期タイミングを通知
    するための同期タイミング通知信号を生成すると共に、
    前記組み合せにおいて前記低解像度タイミング信号のみ
    をカウントしている間、前記高解像度時間基準発生部の
    動作を停止させる一方、それ以外の間及び通常動作時に
    おいては、前記低解像度時間基準発生部の動作を停止さ
    せる同期タイミング通知部; を備える受信機。
  11. 【請求項11】 間欠受信可能な受信機であって、 間欠受信における動作状態を制御するために間欠受信制
    御信号を生成する制御部; 同期捕捉対象たる受信信号と当該受信機内部における同
    期被捕捉対象との同期をとるために同期タイミング信号
    を生成する同期タイミング生成部; 第一の周期を有すると共に前記同期タイミング信号の基
    準となる高解像度タイミング信号を出力するための高解
    像度時間基準発生部と、前記第一の周期よりも長い周期
    である第二の周期を有する低解像度タイミング信号を出
    力するための低解像度時間基準発生部とを有し、前記低
    解像度タイミング信号と前記高解像度タイミング信号と
    の組み合わせをもって、当該受信機の動作停止から復帰
    までの時間を計測し、前記同期タイミング生成部に対し
    て前記復帰する際における正確な同期タイミングを通知
    するための同期タイミング通知信号を生成すると共に、
    前記組み合せにおいて前記低解像度タイミング信号のみ
    をカウントしている間、前記高解像度時間基準発生部の
    動作を停止させる同期タイミング通知部; を備える受信機において、 前記同期タイミング通知部は、前記低解像度時間基準発
    生部及び前記高解像度時間基準発生部に接続され、前記
    低解像度タイミング信号の周波数を所望とする周波数に
    補正するための周波数補正部を更に備え、 前記低解像度時間基準発生部は、当該周波数補正部の制
    御により、補正された周波数を有する前記低解像度タイ
    ミング信号を出力する ことを特徴とするCDMA受信
    機。
  12. 【請求項12】 CDMA受信機における間欠受信方法
    であって、 第一の周期を有すると共に前記同期タイミング信号の基
    準となる高解像度タイミング信号を出力するための高解
    像度時間基準発生部と、前記第一の周期よりも長い周期
    である第二の周期を有する低解像度タイミング信号を出
    力するための低解像度時間基準発生部とを使用して、前
    記低解像度タイミング信号と前記高解像度タイミング信
    号との組み合わせをもって、当該受信機の動作停止から
    復帰までの時間を計測し、それにより、前記復帰する際
    における正確な同期タイミングを求めると共に、前記組
    み合せにおいて前記低解像度タイミング信号のみをカウ
    ントしている間、前記高解像度時間基準発生部の動作を
    停止させる一方、それ以外の間及び通常動作時において
    は、前記低解像度時間基準発生部の動作を停止させる
    とを特徴とする間欠受信方法。
  13. 【請求項13】 間欠受信を行なうCDMA受信機にお
    いて動作停止状態から復帰する際に、逆拡散符号と受信
    信号との同期をとるために正確な同期タイミングを決定
    する方法であって、前記動作停止状態から復帰するまで
    の時間の内、低解像度時間基準発生部により測定できる
    部分については低解像度時間基準発生部のみを使用して
    測定し、その後のより細かい部分の測定には高解像度時
    間基準発生部のみを使用することを特徴とする同期タイ
    ミング決定方法。
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