JPWO2008093416A1 - 移動局、移動通信システム、及び移動局における送信タイミング制御方法 - Google Patents

移動局、移動通信システム、及び移動局における送信タイミング制御方法 Download PDF

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Abstract

移動局、その移動局と基地局からなる移動通信システム、移動局における送信タイミング制御方法であって、基地局(56)から送信された第1のデータが移動局(50)に到達するまでの第1の経過時間と、基地局から第1のデータの送信の後に送信された第2のデータが移動局に到達するまでの第2の経過時間との差を相殺するように基地局向けの送信データの送信タイミングを制御し、それにより制御チャネルを使用せずに、移動局からのデータの送信タイミングを制御することにより無線帯域の有効利用が可能になり、基地局での受信タイミングの測定の必要がなくなり、基地局は制御チャネルを認識する必要が無くなるので基地局における処理時間が短縮され短時間の制御が可能になり、フレーム中のガードインタバルの長さを短縮することが可能になる。

Description

本発明は移動局、移動通信システム、及び移動局における送信タイミング制御方法に関し、特に複数の移動局が1つの基地局と通信する移動通信システムにおける移動局から基地局へのデータの送信タイミングの制御を行う、移動通信システム、及び移動局における送信タイミング制御方法に関する。
図1は従来の基地局と複数の移動局を含む移動通信システムの構成例を示すブロック図である。図1において、基地局11と移動局12との距離はL1、基地局11と移動局13との距離はL2である。距離L1とL2とは必ずしも同じではない。一方、各移動局から基地局に送信されるデータは基地局において一定の時間間隔内で受信されないと、ノイズとなってしまう。これを移動局間の干渉という。この移動局間の干渉を図2の(a)〜(d)によって説明する。
図2の(a)〜(d)はそれぞれ、移動局から送信される送信フレームの構成及び送信タイミングを示す図である。各送信フレームは先頭にガードインタバルGIを含み、その後にデータを含んでいる。ガードインタバルGIとはデータの存在しない区間であって、基地局で受信した際にその区間に他の移動局からのフレーム中のガードインタバルGIの一部でも存在すれば基地局においてそのフレームの受信は可能であるが、その区間に他の移動局からのフレーム中のガードインタバルGIが全く存在しない場合はそのフレームの受信は不可能であり、データはノイズとなってしまう。
例えば、図2の(a)に示すように、第1の移動局から基地局に到達したフレーム21のガードインタバルGIの先頭の時刻がt1、最後の時刻がt2とする。そして、図2の(b)に示すように、第2の移動局から基地局に到達したフレーム22のガードインタバルGIの先頭の時刻をt3とし、図2の(c)に示すように第3の移動局から基地局に到達したフレーム23のガードインタバルGIの先頭の時刻をt4とし、図2の(d)に示すように第4の移動局から基地局に到達したフレーム22のガードインタバルGIの先頭の時刻をt5とする。図示のように第2、第3のフレームのガードインタバルGIの先頭の時刻は第1のフレームのガードインタバルGIの時間t1とt2の間に存在しているので、基地局においてこれらのフレーム21〜23は干渉無しに受信可能であるが、フレーム24のガードインタバルGIの先頭の時刻t5は、第1のフレームのガードインタバルGIの時間t1とt2の間に存在していないので、フレーム24内のデータはノイズとして廃棄されてしまう。
図3は図2の(a)に示したフレーム21と図2の(d)に示したフレーム24のように、2つのフレームの基地局における受信タイミングがずれている場合を説明するタイムチャートである。図3において、フレーム21は基地局BTSから時刻t31で送信され、時刻t32で移動局MS1に受信され一定の処理時間Tで必要な処理がなされ、処理後のフレームは時刻t33にて基地局BTSに向けて送信され、時刻T34で基地局BTSにそのフレームが到達する。一方、フレーム24は基地局BTSから時刻t31で送信され、時刻t35で移動局MS2に受信され一定の処理時間Tで必要な処理がなされ、処理後のフレームは時刻t36にて基地局BTSに向けて送信され、時刻T37で基地局BTSにそのフレームが到達する。このように、基地局BTSからの移動局の位置が異なると、それらの移動局から送信されるフレームが基地局に到達する時刻が大幅に異なる。この結果、2つのフレームのガードインタバルGIが重なり合う期間がないので、基地局ではフレーム21とフレーム24のいずれか一方をノイズとみなして廃棄する。このようにフレームを廃棄することを移動局間の干渉という。
図4は従来の、基地局による移動局の送信タイミングの制御を説明するタイムチャートである。図4において、フレーム21は基地局BTSから時刻t41で送信され、時刻t42で移動局MS1に受信され一定の処理時間Tで必要な処理がなされ、処理後のフレームは基地局BTSによる制御により送信タイミング待ちが時刻t43から時刻T44まで行われ、時刻t44にて処理後のフレームが基地局BTSに向けて送信され、時刻T45で基地局BTSにそのフレームが到達する。一方、フレーム24は基地局BTSから時刻t41で送信され、時刻t46で移動局MS2に受信され一定の処理時間Tで必要な処理がなされ、処理後のフレームは基地局BTSによる制御により送信タイミング待ち無しで時刻t47にて基地局BTSに向けて送信され、時刻T45で基地局BTSにそのフレームが到達する。基地局BTSは移動局MS1とMS2からのフレームが同時に基地局BTSに到着するように、送信タイミング待ち時間を制御する。このように制御すれば、移動局間の干渉は無くなる。
特開平11−275057号公報
図4に示した従来の方法では、移動局から基地局へのフレーム中の制御チャネルに送信タイミング制御の領域を設け、その領域を使って基地局は各移動局毎に制御をしなければならず、基地局にとって制御が煩雑であるという課題がある。
また、基地局にて各移動局からのデータ受信タイミングを測定し、各移動局に対して制御を行うので、移動局が高速移動をしている場合は基地局による制御で送信タイミング待ち時間だけ待機させても2つのフレームのガードインタバルが基地局で重なるとは限らない。この場合は移動局間の干渉を防ぐことが出来ないという課題がある。ガードインタバルの期間を長くすればこの移動局間の干渉は少なくなるが、ガードインタバルを長くした分だけフレーム中のデータの長さが短くなり通信効率が悪くなる。
本発明の目的は、上記従来技術における課題に鑑み、基地局からの制御ではなく移動局の受信タイミングに基づいて送信タイミングを制御するという構想に基づき、基地局における処理時間を短縮してフレーム中のガードインタバルの長さを短くし、それによりフレームの有効利用を図ることにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様により提供されるものは、基地局から送信された第1のデータの送信タイミングとその第1のデータが移動局に到達した時の受信タイミングとの差である第1の経過時間と、基地局から第1のデータの送信の後に送信された第2のデータの送信タイミングとその第2のデータが移動局に到達した時の受信タイミングとの差である第2の経過時間との差を相殺するように基地局向けの送信データの送信タイミングを制御する移動局である。
本発明の第2の態様により提供されるものは、移動局が所定速度以下で移動中と判定された場合は、受信データ内の制御チャネルを用いて、基地局の主導で制御された基地局へのデータの送信タイミング制御を行う基地局主導送信タイミング制御部と、移動局が所定速度より速い速度で移動中であると判定された場合に、移動局の主導で制御された基地局へのデータの送信タイミング制御を行う移動局主導送信タイミング制御部とを備え、移動局主導送信タイミング制御部は、基地局から送信された第1のデータの送信タイミングとその第1のデータが移動局に到達した時の受信タイミングとの差である第1の経過時間と、基地局から第1のデータの送信の後に送信された第2のデータの送信タイミングとその第2のデータが移動局に到達した時の受信タイミングとの差である第2の経過時間との差を相殺するように基地局向けの送信データの送信タイミングを制御する移動局である。
本発明の第3の態様により提供されるものは、データを送受信する基地局との間でデータを送受信する移動局を備えた移動通信システムであって、移動局は、基地局から送信された第1のデータの送信タイミングとその第1のデータが移動局に到達した時の受信タイミングとの差である第1の経過時間と、基地局から第1のデータの送信の後に送信された第2のデータの送信タイミングとその第2のデータが移動局に到達した時の受信タイミングとの差である第2の経過時間との差を相殺するように基地局向けの送信データの送信タイミングを制御するものである、移動通信システムである。
本発明の第4の態様により提供されるものは、データを送受信する基地局との間でデータを送受信する移動局を備えた移動通信システムであって、移動局は、移動局が所定速度以下で移動中と判定された場合は、受信データ内の制御チャネルを用いて、基地局の主導で制御された基地局へのデータの送信タイミング制御を行う基地局主導送信タイミング制御部と、移動局が所定速度より速い速度で移動中であると判定された場合に、移動局の主導で制御された基地局へのデータの送信タイミング制御を行う移動局主導送信タイミング制御部とを備え、移動局主導送信タイミング制御部は、基地局から送信された第1のデータの送信タイミングとその第1のデータが移動局に到達した時の受信タイミングとの差である第1の経過時間と、基地局から第1のデータの送信の後に送信された第2のデータの送信タイミングとその第2のデータが移動局に到達した時の受信タイミングとの差である第2の経過時間との差を相殺するように基地局向けの送信データの送信タイミングを制御するものである、移動通信システムである。
本発明の第5の態様により提供されるものは、基地局から送信された第1のデータの送信タイミングとその第1のデータが移動局に到達した時の受信タイミングとの差である第1の経過時間と、基地局から第1のデータの送信の後に送信された第2のデータの送信タイミングとその第2のデータが移動局に到達した時の受信タイミングとの差である第2の経過時間との差を相殺するように基地局向けの送信データの送信タイミングを制御する移動局における送信タイミング制御方法である。
本発明の第6の態様により提供されるものは、移動局が所定速度以下で移動中と判定された場合は、受信データ内の制御チャネルを用いて、基地局の主導で制御された基地局へのデータの送信タイミング制御を行う基地局主導送信タイミング制御ステップと、移動局が所定速度より速い速度で移動中であると判定された場合に、移動局の主導で制御された基地局へのデータの送信タイミング制御を行う移動局主導送信タイミング制御ステップとを備え、移動局主導送信タイミング制御ステップは、基地局から送信された第1のデータの送信タイミングとその第1のデータが移動局に到達した時の受信タイミングとの差である第1の経過時間と、基地局から第1のデータの送信の後に送信された第2のデータの送信タイミングとその第2のデータが移動局に到達した時の受信タイミングとの差である第2の経過時間との差を相殺するように基地局向けの送信データの送信タイミングを制御する移動局における送信タイミング制御方法である。
いずれの態様においても、第1の受信タイミングは第1のデータの任意のチャネルに挿入されたパイロット信号を移動局が受信した時刻であり、第2の受信タイミングは第2のデータの任意のチャネルに挿入されたパイロット信号を移動局が受信した時刻である。
いずれの態様においても、第1のデータの送信タイミング及び第2のデータの送信タイミングは、基地局から一定時間間隔で送信されるデータの送信タイミンングを基準にして取得することができる。
上記のように基地局から一定時間間隔で送信されるデータに基づくことに替えて、第1のデータの送信タイミング及び第2のデータの送信タイミングは、基地局がGPS信号を基準に送信した第1のデータの送信タイミング及び第2のデータの送信タイミングをGPS信号を基準に取得するようにしてもよい。
制御チャネルを使用せずに、移動局からのデータの送信タイミングを制御することにより無線帯域の有効利用が可能になる。
また、基地局からの制御でなく移動局におけるデータの受信タイミングによる移動局からのデータの送信タイミング制御であるため基地局での受信タイミングの測定の必要がなくなる。さらに、基地局は制御チャネルを認識する必要が無くなるので基地局における処理時間が短縮され短時間の制御が可能になり、フレーム中のガードインタバルの長さを短縮することが可能になる。
従来の基地局と複数の移動局を含む移動通信システムの構成例を示すブロック図である。 移動局から送信される送信フレームの構成及び送信タイミングを示す図である。 2つのフレームの基地局における受信タイミングがずれている場合を説明するタイムチャートである。 従来の、基地局による移動局の送信タイミングの制御を説明するタイムチャートである。 本発明の実施例1による移動通信システムの構成を示すブロック図である。 図5に示した移動局50の動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施例2による移動通信システムの構成を示すブロック図である。 図7に示した移動局70の動作を説明するフローチャートである。
以下に図面を参照しながら本発明の実施例を説明する。
図5は本発明の実施例1による移動通信システムの構成を示すブロック図である。図5において、移動局50は、基地局56から無線送信された第1のデータ(前フレーム)の送信タイミングとその第1のデータが移動局50に到達した時の受信タイミングとの差である第1の経過時間を記録する第1の経過時間記録部51と、基地局56から第1のデータの送信の後に無線送信された第2のデータ(現フレーム)の送信タイミングとその第2のデータが移動局に到達した時の受信タイミングとの差である第2の経過時間を記録する第2の経過時間記録部52と、第1の経過時間と第2の経過時間との差を演算する差分演算部53と、その差を相殺するように基地局56向けの送信データの送信タイミングを制御する送信タイミング制御部54と、送信タイミング制御部54により送信タイミングが制御されたデータを基地局56に送信する送信部55とを備えている。
図6は図5に示した移動局50の動作を説明するフローチャートである。図6において、ステップ61にて基地局56から送信された第1のデータの送信タイミングを図示しないメモリまたは第1の経過時間記録部51に記録し、ステップ62にてその第1のデータの受信タイミングを図示しないメモリまたは第1の経過時間記録部51に記録し、ステップ63にて第1の受信タイミングと第1の送信タイミングとの差である第1の経過時間t1を第1の経過時間記録部51に記録する。第1の経過時間t1とは、第1のデータが基地局56から送信されて移動局50に到着するまでの経過時間である。
同様にして、第1のデータの送信の後に基地局56から送信された第2のデータの送信タイミングステップ64にて図示しないメモリまたは第2の経過時間記録部52に記録し、ステップ65にてその第2のデータの受信タイミングを図示しないメモリまたは第2の経過時間記録部52に記録し、ステップ66にて第2の受信タイミングと第2のデータの送信タイミングとの差である第2の経過時間t2を第2の経過時間記録部52に記録する。第2の経過時間t2とは、第2のデータが基地局56から送信されて移動局50に到着するまでの経過時間である。
次いで、ステップ67にて、t2−t1だけ送信タイミングを早めるように移動局50からのデータの送信タイミングを制御する。次いで、ステップ68にて、制御された送信タイミングでデータを基地局56に送信する。
このように移動局から送信されるデータの送信タイミングを制御することにより、基地局56ではすべての移動局からのデータをほぼ同時に受信できるようになるのでガードインタバルは重なる部分が存在し、図2Aから図2Dにより説明したようなデータの廃棄を避けることができる。
また、受信タイミングの測定にかかる時間が基地局主導で測定した場合と移動局主導で測定した場合とで同じであるとすると、基地局主導で行う従来技術に比べてRTT(ラウンド・トリップ・タイム)分だけ本実施例1の方が早く制御することが可能である。
例えば、ある地点Aに移動局50が停止していたときから地点Bに向かって移動を開始する場合に、従来であれば、移動し始めてからRTT時間経過しなければ制御情報が端末側に届かないのに対して、本実施例1では移動を開始した時点で制御を開始できるという利点がある。
さらに、従来技術ではRTT時間で移動距離可能な距離を考慮したタイムスロットが制御範囲であったのに対し、本実施例1では、受信タイミングの測定時間で移動可能距離を考慮したタイムスロットの制御範囲になるので従来技術よりも高い制度で送信タイミングの制御ができる。
図7は本発明の実施例2による移動通信システムの構成を示すブロック図である。図7において、図5と同一部分には同一の参照番号を付してある。本実施例2では、移動局70は移動局70の移動速度が所定速度以下か否かを判定する速度判定部71と、所定速度以下である場合は従来と同様に基地局主導で送信タイミングを制御するための受信タイミング測定部72と送信タイミング制御部73とを更に備え、移動局70の移動速度が所定速度より大きい場合にのみ実施例1で行った移動局主導の送信タイミング制御を行う。ここで、所定速度とは、移動局から基地局に送信したデータのガードインタバルが他のデータのガードインタバルと重なり合う部分がある程度に遅い速度である。
図8は図7に示した移動局70の動作を説明するフローチャートである。図8において、ステップ81にて移動局70の移動速度が所定速度以下か否かを速度判定部71により判定する。所定速度以下であれば、ステップ82にて受信タイミング測定部72によりデータの受信タイミングを測定し、ステップ83にて基地局56の主導により図4にて説明した従来の送信タイミング制御を行う。
ステップ81にて移動局70の移動速度が所定速度より大きい場合は、ステップ84にて図6のステップ61〜67と同じ動作をして移動局主導で送信タイミングを制御する。
ステップ85では、基地局主導又は移動局主導で制御された送信タイミングでデータを基地局に送信する。
この実施例2によっても、基地局56ではすべての移動局からのデータをほぼ同時に受信できるようになるので実施例1と同様の効果が得られる。
いずれも実施例においても、第1の受信タイミングは第1のデータの任意のチャネルに挿入されたパイロット信号を移動局が受信した時刻であり、第2の受信タイミングは第2のデータの任意のチャネルに挿入されたパイロット信号を移動局が受信した時刻である。
また、第1のデータの送信タイミング及び第2のデータの送信タイミングは、基地局から一定時間間隔で送信されるデータの送信タイミンングを基準にして取得できる。
これに替えて、第1のデータの送信タイミング及び第2のデータの送信タイミングは、基地局がGPSに送信した第1のデータの送信タイミング及び第2のデータの送信タイミングをGPSから取得することもできる。
移動局が別の基地局のエリアにハンドオーバする場合は、受信電波強度の強い方の基地局からのデータの基づいて図6又は図8に示した動作を行えばよい。
本発明によれば、移動局において、制御チャネルを使用せずに、送信タイミングを制御することにより無線帯域の有効利用が可能になる。また、基地局からの制御でなく移動局の受信タイミングによる移動局からのデータの送信タイミング制御であるため基地局での受信タイミングの測定の必要がなくなる。さらに、制御チャネルを認識する必要が無くなるので基地局における処理時間が短縮され短時間の制御が可能になり、フレーム中のガードインタバルの長さを短縮することが可能になる。

Claims (18)

  1. 基地局から送信された第1のデータの送信タイミングと該第1のデータが移動局に到達した時の受信タイミングとの差である第1の経過時間を記録する第1の経過時間記録部と、
    前記基地局から前記第1のデータの送信の後に送信された第2のデータの送信タイミングと該第2のデータが前記移動局に到達した時の受信タイミングとの差である第2の経過時間を記録する第2の経過時間記録部と、
    前記第1の経過時間と前記第2の経過時間との差を演算する差分演算部と、
    前記差を相殺するように前記基地局向けの送信データの送信タイミングを制御する送信タイミング制御部と、
    前記送信タイミング制御部により送信タイミングが制御されたデータを前記基地局に送信する送信部と、
    を備えている移動局。
  2. 前記第1の受信タイミングは前記第1のデータの任意のチャネルに挿入されたパイロット信号を前記移動局が受信した時刻であり、前記第2の受信タイミングは前記第2のデータの任意のチャネルに挿入されたパイロット信号を前記移動局が受信した時刻である、請求項1に記載の移動局。
  3. 前記第1のデータの送信タイミング及び前記第2のデータの送信タイミングは、前記基地局から一定時間間隔で送信されるデータの送信タイミンングを基準にして取得する、請求項1に記載の移動局。
  4. 前記第1のデータの送信タイミング及び前記第2のデータの送信タイミングは、前記基地局がGPS信号を基準に送信した前記第1のデータの送信タイミング及び前記第2のデータの送信タイミングを前記GPS信号を基準に取得する、請求項1に記載の移動局。
  5. 移動局が所定速度以下で移動中か否かを判定する速度判定部と、
    前記速度判定部により前記移動局が前記所定速度以下で移動中と判定された場合は、受信データ内の制御チャネルを用いて、基地局の主導で制御された前記基地局へのデータの送信タイミング制御を行う基地局主導送信タイミング制御部と、
    前記速度判定部により前記移動局が前記所定速度より速い速度で移動中であると判定された場合に、前記移動局の主導で制御された前記基地局へのデータの送信タイミング制御を行う移動局主導送信タイミング制御部とを備え、
    前記移動局主導送信タイミング制御部は、
    前記基地局から送信された第1のデータの送信タイミングと該第1のデータが移動局に到達した時の受信タイミングとの差である第1の経過時間を記録する第1の経過時間記録部と、
    前記基地局から前記第1のデータの送信の後に送信された第2のデータの送信タイミングと該第2のデータが前記移動局に到達した時の受信タイミングとの差である第2の経過時間を記録する第2の経過時間記録部と、
    前記第1の経過時間と前記第2の経過時間との差を演算する差分演算部と、
    前記差を相殺するように前記基地局向けの送信データの送信タイミングを制御する送信タイミング制御部と、
    前記送信タイミング制御部により送信タイミングが制御されたデータを前記基地局に送信する送信部と、
    を備えている移動局。
  6. 前記第1の受信タイミングは前記第1のデータの任意のチャネルに挿入されたパイロット信号を前記移動局が受信した時刻であり、前記第2の受信タイミングは前記第2のデータの任意のチャネルに挿入されたパイロット信号を前記移動局が受信した時刻である、請求項5に記載の移動局。
  7. 前記第1のデータの送信タイミング及び前記第2のデータの送信タイミングは、前記基地局から一定時間間隔で送信されるデータの送信タイミンングを基準にして取得する、請求項5に記載の移動局。
  8. 前記第1のデータの送信タイミング及び前記第2のデータの送信タイミングは、前記基地局がGPS信号を基準に送信した前記第1のデータの送信タイミング及び前記第2のデータの送信タイミングを前記GPS信号を基準に取得する、請求項5に記載の移動局。
  9. データを送受信する基地局と、
    前記基地局との間でデータを送受信する移動局とを備えた移動通信システムであって、
    前記移動局は、
    前記基地局から送信された第1のデータの該基地局から移動局に到達するまでの第1の経過時間を記録する第1の経過時間記録部と、
    前記基地局から前記第1のデータの送信の後に送信された第2のデータの該基地局から前記移動局に到達するまでの第2の経過時間を記録する第2の経過時間記録部と、
    前記第1の経過時間と前記第2の経過時間との差を演算する差分演算部と、
    前記差を相殺するように前記基地局向けの送信データの送信タイミングを制御する送信タイミング制御部と、
    前記送信タイミング制御部により送信タイミングが制御されたデータを前記基地局に送信する送信部と、
    を備えている移動通信システム。
  10. データを送受信する基地局と、
    前記基地局との間でデータを送受信する移動局とを備えた移動通信システムであって、
    前記移動局は、
    該移動局が所定速度以下で移動中か否かを判定する速度判定部と、
    前記速度判定部により前記移動局が前記所定速度以下で移動中と判定された場合は、受信データ内の制御チャネルを用いて、基地局の主導で制御された前記基地局へのデータの送信タイミング制御を行う基地局主導送信タイミング制御部と、
    前記速度判定部により前記移動局が前記所定速度より速い速度で移動中であると判定された場合に、前記移動局の主導で制御された前記基地局へのデータの送信タイミング制御を行う移動局主導送信タイミング制御部とを備え、
    前記移動局主導送信タイミング制御部は、
    前記基地局から送信された第1のデータの該基地局から移動局に到達するまでの第1の経過時間を記録する第1の経過時間記録部と、
    前記基地局から前記第1のデータの送信の後に送信された第2のデータの該基地局から前記移動局に到達するまでの第2の経過時間を記録する第2の経過時間記録部と、
    前記第1の経過時間と前記第2の経過時間との差を演算する差分演算部と、
    前記差を相殺するように前記基地局向けの送信データの送信タイミングを制御する送信タイミング制御部と、
    前記送信タイミング制御部により送信タイミングが制御されたデータを前記基地局に送信する送信部と、
    を備えている移動通信システム。
  11. 基地局から送信された第1のデータの該基地局から移動局に到達するまでの第1の経過時間を記録する第1の経過時間記録ステップと、
    前記基地局から前記第1のデータの送信の後に送信された第2のデータの該基地局から前記移動局に到達するまでの第2の経過時間を記録する第2の経過時間記録ステップと、
    前記第1の経過時間と前記第2の経過時間との差を演算する差分演算ステップと、
    前記差を相殺するように前記基地局向けの送信データの送信タイミングを制御する送信タイミング制御ステップと、
    前記送信タイミング制御部により送信タイミングが制御されたデータを前記基地局に送信する送信ステップと、
    を備えている移動局における送信タイミング制御方法。
  12. 前記第1の受信タイミングは前記第1のデータの任意のチャネルに挿入されたパイロット信号を前記移動局が受信した時刻であり、前記第2の受信タイミングは前記第2のデータの任意のチャネルに挿入されたパイロット信号を前記移動局が受信した時刻である、請求項11に記載の移動局における送信タイミング制御方法。
  13. 前記第1のデータの送信タイミング及び前記第2のデータの送信タイミングは、前記基地局から一定時間間隔で送信されるデータの送信タイミンングを基準にして取得する、請求項11に記載の移動局における送信タイミング制御方法。
  14. 前記第1のデータの送信タイミング及び前記第2のデータの送信タイミングは、前記基地局がGPS信号を基準に送信した前記第1のデータの送信タイミング及び前記第2のデータの送信タイミングを前記GPS信号を基準に取得する、請求項11に記載の移動局における送信タイミング制御方法。
  15. 移動局が所定速度以下で移動中か否かを判定するステップと、
    前記移動局が前記所定速度以下で移動中と判定された場合は、受信データ内の制御チャネルを用いて、基地局の主導で制御された前記基地局へのデータの送信タイミング制御を行う基地局主導送信タイミング制御ステップと、
    前記速度判定部により前記移動局が前記所定速度より速い速度で移動中であると判定された場合に、前記移動局の主導で制御された前記基地局へのデータの送信タイミング制御を行う移動局主導送信タイミング制御ステップとを備え、
    前記移動局主導送信タイミング制御ステップは、
    前記基地局から送信された第1のデータの該基地局から移動局に到達するまでの第1の経過時間を記録する第1の経過時間記録ステップと、
    前記基地局から前記第1のデータの送信の後に送信された第2のデータの該基地局から前記移動局に到達するまでの第2の経過時間を記録する第2の経過時間記録ステップと、
    前記第1の経過時間と前記第2の経過時間との差を演算する差分演算ステップと、
    前記差を相殺するように前記基地局向けの送信データの送信タイミングを制御する送信タイミング制御ステップと、
    前記送信タイミング制御部により送信タイミングが制御されたデータを前記基地局に送信するステップと、
    を備えている移動局における送信タイミング制御方法。
  16. 前記第1の受信タイミングは前記第1のデータの任意のチャネルに挿入されたパイロット信号を前記移動局が受信した時刻であり、前記第2の受信タイミングは前記第2のデータの任意のチャネルに挿入されたパイロット信号を前記移動局が受信した時刻である、請求項15に記載の移動局における送信タイミング制御方法。
  17. 前記第1のデータの送信タイミング及び前記第2のデータの送信タイミングは、前記基地局から一定時間間隔で送信されるデータの送信タイミンングを基準にして取得する、請求項15に記載の移動局における送信タイミング制御方法。
  18. 前記第1のデータの送信タイミング及び前記第2のデータの送信タイミングは、前記基地局がGPS信号を基準に送信した前記第1のデータの送信タイミング及び前記第2のデータの送信タイミングを前記GPS信号を基準に取得する、請求項15に記載の移動局における送信タイミング制御方法。
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