JP2008096259A - 電波修正時計および電波修正時計の簡易修正方法 - Google Patents

電波修正時計および電波修正時計の簡易修正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】標準電波を受信して行なう時刻修正の補助的方法、或いは、このような時刻修正の例えば一定期間における代替手法として一層の簡素化が図られ、且つ、省電力が図られる簡易修正機能を備えた電波修正時計および電波修正時計の簡易修正方法を提供する。
【解決手段】外部から供給される時刻情報(101→102→103)に基づいて現時刻を修正する時刻修正動作を所定の第一時点と第二時点とにおいて行う(104)と共に、前記第二時点において前記第一時点からの経過時間と前記第二時点における修正幅とを認識して当該経過時間および修正幅を表すデータを保持し(106)、該保持されたデータによる経過時間(107)と修正幅との相関に基づいて、前記時刻情報の供給を外部から新たに受けることなく現時刻を修正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、標準電波を受信して該受信された標準電波に基づいて自己が計時している現時刻を修正する電波修正時計、および、このような電波修正時計の簡易修正方法に関する。
例えば、原子周波数標準器を内蔵する人工衛星からの電波あるいはこれに類する超高精度の時刻信号が得られない期間においても、自走状態にある内部発振器の周波数確度の劣化を防止して計時動作の精度を維持しようとする技術が既に種々提案されている。
一つの提案は、外部からの基準信号を受けて電圧制御型水晶発振器の電圧制御入力端を制御して、外部の高精度な基準信号に同期追従させて高精度な計時に適合する基準周波数を発生する場合において、正常受信状態が維持されている期間内に、外部の基準信号と、内部の電圧制御型水晶発振器とを同期比較した位相差データを蓄積しておき、受信不能状態にある期間では、蓄積した位相差データから電圧制御型水晶発振器の発振周波数の経時変化に係る推移量を特定し、この推移量から自走状態にある電圧制御型水晶発振器の発振周波数の経時変化に係る変動を補正して、受信不能状態においても高精度な基準周波数の発生を長時間維持することができるようにするといったものである(特許文献1参照)。
特開平11−271476号公報(段落0004〜段落0007、図1)
しかしながら、上述の特許文献1に提案の技術では、事実上GPSから時刻修正情報を得るシステムを前提にしており、電波を受信できなかった場合の自立補正方法として、正常受信状態において外部の基準信号と内部の電圧制御型水晶発振器とを同期比較した位相差データを蓄積しておき、受信不能状態では、蓄積した位相差データから電圧制御型水晶発振器の発振周波数の経時変化に係る推移量を特定して補正をかけるという手法であり、その構成は甚だ複雑である。
本発明は叙上のような状況に鑑みてなされたものであり、標準電波を受信して行なう時刻修正の補助的方法、或いは、このような時刻修正の例えば一定期間における代替手法として一層の簡素化が図られ、且つ、省電力が図られる簡易修正機能を備えた電波修正時計および電波修正時計の簡易修正方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するべく、本願では次に列記するような技術を提案する。
(1)継続的に計時動作を行なうと共に外部から供給される時刻情報に基づいて現時刻を修正する時刻修正動作が繰り返し行われ得るように構成された時刻計時部を備えた電波修正時計であって、
標準時刻信号を含む標準電波を受信する電波受信部と、
前記電波受信部で受信された標準電波から標準時刻信号を抽出する標準時刻信号抽出部と、
前記時刻計時部における前記時刻修正動作が完了した第一時点を表すデータと、前記第一時点よりもよりも後に前記時刻修正動作を再開する第二時点を表すデータと、前記標準時刻信号抽出部で抽出された標準時刻信号に依拠した現時刻と前記時刻計時部によって計時されている現時刻との差分を前記第二時点で検出した差分データとをそれぞれ保持する差分関連データ保持部と、
前記差分関連データ保持部に保持された前記第一時点から前記第二時点までの時間間隔を算出する時間間隔測定部と、
前記差分関連データ保持部に保持された前記差分データと前記時間間隔測定部で算出された時間間隔を表すデータとに基づいて前記時刻修正動作が行われてからの経過時間と前記差分との相関を算出する相関演算部と、を備え、
前記時刻計時部は、前記時刻情報が供給されない期間においても前記相関演算部で算出された相関を表すデータに基づいて現時刻を修正する簡易修正動作を行うように構成されていることを特徴とする電波修正時計。
上記(1)の電波修正時計では、時刻計時部において、継続的に計時動作を行なうと共に外部から供給される時刻情報に基づいて現時刻を修正する時刻修正動作が繰り返し行われ得る。
ここに、外部から供給される時刻情報は、通常の場合、電波受信部で受信された標準時刻信号を含む標準電波から、標準時刻信号抽出部によって標準時刻信号が抽出され、該抽出された標準時刻信号による時刻情報である。
差分関連データ保持部において、時刻計時部における時刻修正動作が完了した第一時点を表すデータと、この第一時点よりもよりも後に時刻修正動作を再開する第二時点を表すデータと、標準時刻信号抽出部で抽出された標準時刻信号に依拠した現時刻と時刻計時部によって計時されている現時刻との差分を該第二時点で検出した差分データとがそれぞれ保持される。
時間間隔測定部において、第一時点から第二時点までの時間間隔を、差分関連データ保持部に保持された該当する各時点を表すデータに基づいて算出する。
更に、相関演算部において、差分関連データ保持部に保持された該差分データと時間間隔測定部で算出された経過時間を表すデータとに基づいて(前回の)第一時点で時刻修正動作が行われてからの経過時間と(今回の)第二時点での該差分との相関を算出する。
時刻計時部は、時刻情報が供給されない期間においても相関演算部で算出された相関を表すデータに基づいて現時刻を修正する簡易修正動作を行う。
この簡易修正動作の実行に際しては電波受信部および標準時刻信号抽出部を稼動させることを要しないため、通常の時刻修正動作に比して各段に消費電力が少ないため、通常の時刻修正動作の実行間隔を広く設定し、その間隔内に適宜簡易修正動作を行うことにより、計時動作の精度を一定の水準に維持しつつ、省電力化を図ることが可能になる。
(2)前記時刻計時部は、前記時刻情報が供給されたときには該供給された時刻情報基づいて直ちに時刻修正動作を実行するように構成されていることを特徴とする(1)の電波修正時計。
上記(2)の電波修正時計では、(1)の電波修正時計において特に、時刻情報が供給される都度、直ちに時刻修正が行われ、現時刻の精度に関する水準が維持される。
(3)前記電波受信部は、前記時刻計時部における時刻修正動作が完了して以降次の時刻修正動作を開始する直前までの期間は前記簡易修正動作の実行の有無に関わらず休止状態を維持するように構成されていることを特徴とする(1)〜(2)の何れか一の電波修正時計。
上記(3)の電波修正時計では、(1)〜(2)の何れか一の電波修正時計において特に、時刻計時部における時刻修正動作が完了して以降次の時刻修正動作を開始する直前までの期間は、たとえその期間内に簡易修正動作を実行する場合においても、簡易修正動作には電波受信部で標準時刻信号を受ける必要がないため、電波受信部を継続的に休止状態にして省電力化を図ることができる。
(4)前記時刻計時部は、前記時刻修正動作を間欠的に繰り返し実行し、且つ、前記時刻修正動作の間欠期間内に前記簡易修正動作を実行するように構成されていることを特徴とする(1)〜(3)の何れか一の電波修正時計。
上記(4)の電波修正時計では、(1)〜(3)の何れか一の電波修正時計において特に、時刻計時部は、時刻修正動作を間欠的に繰り返し実行し、且つ、このような時刻修正動作の間欠期間内に電波の受信を要さず電力消費が少ない簡易修正動作を実行するため、継続的な稼動において省電力化が図られる。
(5)前記時刻計時部、前記時間間隔測定部、および、前記相関演算部は、システムコントローラにおけるデジタル情報処理機能によって実現されるように構成されていることを特徴とする(1)〜(4)の何れか一の電波修正時計。
上記(5)の電波修正時計では、(1)〜(4)の何れか一の電波修正時計において特に、時刻計時部、前記時間間隔測定部、および、前記相関演算部は、システムコントローラにおけるデジタル情報処理機能によって実現される構成であるため、設計の自由度が高く、比較的複雑な処理を高精度で行う場合にも適合する装置が実現される。
(6)外部から供給される時刻情報に基づいて現時刻を修正する時刻修正動作を所定の第一時点と第二時点とにおいて行うと共に、前記第二時点において前記第一時点からの経過時間と前記第二時点における修正幅とを認識して当該経過時間および修正幅を表すデータを保持し、該保持されたデータによる経過時間と修正幅との相関に基づいて、前記時刻情報の供給を外部から新たに受けることなく現時刻を修正することを特徴とする電波修正時計の簡易修正方法。
上記(6)の電波修正時計の簡易修正方法では、所定の第一時点と第二時点とにおいて外部から供給される時刻情報に基づいて現時刻を修正する時刻修正動作を実行し、第二時点では、第一時点からの経過時間と該第二時点における修正幅とを認識して当該経過時間および修正幅を表すデータを保持し、このようにして保持されたデータによる経過時間と修正幅との相関に基づいて、時刻情報の供給を外部から新たに受けることなく現時刻を修正する。このため、簡易修正方法の実行に際しては標準時刻信号を受信して取得することを要さず、省電力化が図られる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。尚、以下に参照する図においては、便宜上、説明の主題となる要部は適宜誇張し、要部以外については適宜簡略化し乃至省略されている。
図1は、本発明の実施の形態としての電波修正時計の構成を表すブロック図である。
図1の電波修正時計100は、アンテナ101を用いて標準時刻信号を含む標準電波を受信する電波受信部102と、この電波受信部102で受信された標準電波から標準時刻信号を抽出する標準時刻信号抽出部としてのデコーダ部103と、計時手段によって継続的に計時動作を行なうと共に自己の外部たるデコーダ部103から供給される時刻情報に基づいて現時刻を修正する時刻修正動作が繰り返し行われ得るように構成された時刻計時部104と、この時刻計時部104で計時された現時刻の情報に基づいて時刻表示を行なう表示部105を含んで構成されている。
更に、電波修正時計100には、時刻計時部104での時刻修正動作が完了した第一時点T1を表すデータと、この第一時点T1よりもよりも後に時刻修正動作を再開する第二時点T2を表すデータと、デコーダ部103で抽出された標準時刻信号に依拠した現時刻と時刻計時部104(その内部の計時手段)によって計時されている現時刻との差分Δt
を第二時点T2で検出した差分データとをそれぞれ保持する差分関連データ保持部としてのデータ記憶部106が設けられている。
更にまた、第一時点T1から第二時点T2までの時間間隔を、差分関連データ保持部に保持された該当する各時点T1、T2を表すデータに基づいて算出する時間間隔測定部107と、データ記憶部106に保持された差分Δtを表す差分データと時間間隔測定部107で算出された経過時間を表すデータとに基づいて(前回の)第一時点T1で時刻修正動作が行われてからの経過時間(T1〜T2)と(今回の)第二時点T2での該差分Δtとの相関を算出する相関演算部108が設けられている。
上述の時刻計時部104は、アンテナ101→電波受信部102→デコーダ部103の経路から上述の時刻情報が供給されない期間においても相関演算部108で算出された相関を表すデータに基づいて現時刻を修正する簡易修正動作を行う。
機能毎のブロックとして表された図1の構成において、電波受信部102は所謂RF信号を処理するアナログ回路部と、このアナログ回路部で再生処理されたアナログ信号をデジタル信号に変換する回路部を含んで構成される。また、デコーダ部103は、電波受信部102から供給されるデジタル信号から標準時刻を表す標準時刻信号を抽出する処理を行うデジタル回路部を含んで構成される。
時刻計時部104は、デコーダ部103から供給される標準時刻信号を反映させた計時動作を実行するデジタル回路部を含んで構成される。更に、表示部105は時刻計時部104から供給されるデジタルの現時刻データに基づいてLCDなどの表示素子を用いた表示を行なう。尚、上述の各デジタル回路は、例えば、ASICなどによって構成され得る。
以上の実施の形態において、時刻計時部104は、デコーダ部103から上述の時刻情報が供給されたときには該供給された時刻情報基づいて直ちに時刻修正動作を実行するように構成され得る。
このように構成すれば、現時刻の精度に関する水準が維持され、且つ、時刻修正動作を実行する(この動作の開始から完了までの時間は、一般的には、実用上同時として扱われ得る)上述の第一時点T1(繰り返しての時刻修正動作おいてこの時点T1に該当する各時点)および第二時点T2(繰り返しての時刻修正動作おいてこの時点T2に該当する各時点)では、当該時点において、この電波修正時計100による現時刻は標準時刻に実質的に合致する。
従って、上述の相関演算にも用いることになる第一時点T1と第二時点T2との時間間隔(経過時間)は、電波修正時計100によって計時された第一時点T1と第二時点に各対応する時刻データに依拠して時間間隔測定部107において算出することによって十分な精度を確保することができる。
また、この実施の形態では、時刻計時部104における上述の時刻修正動作が完了して以降次の時刻修正動作(簡易修正ではない)を開始する直前までの期間は、簡易修正動作の実行の有無に関わらず、電波受信部102およびはデコーダ部103休止状態を維持するように構成されている。
簡易修正動作の実行に際しては、アンテナ101→電波受信部102→デコーダ部103の経路から上述の時刻情報を時刻計時部104に供給する必要がないため、この経路に係る各部が休止状態にあっても簡易修正動作は所要に応じて支障なく実行され、且つ、電波受信部102およびはデコーダ部103の休止状態を維持することにより省電力化を図ることができる。
更に、この実施の形態では、時刻計時部104は、時刻修正動作(簡易修正ではない)を間欠的に繰り返し実行し、且つ、このような時刻修正動作の間欠期間内に電波の受信を要さず電力消費が少ない簡易修正動作を適宜に実行するように構成されているため、継続的な稼動において省電力化が図られる。
図2は、本発明の電波修正時計の他の実施の形態を表すブロック図である。図2の実施の形態では、図1の実施の形態において各機能毎の回路ブロックにおいて行われる処理がマイクロプロセッサを主体に構成されるシステムコントローラによって実行されるように構成され、全体として、電波修正時計を含む通信機(受信機)を構成している。
アンテナ201を用いて標準時刻信号を含む標準電波を受信するRF部202と、このRF部202で受信され復調されたアナログ信号はA/D変換部203でデジタル信号に変換され、該デジタル信号がデジタル信号処理部210に供給される。
デジタル信号処理部210はA/D変換部203から供給されるデジタル信号から映像データ、音声データ、および、標準時刻データを各再生、分離する処理を実行するデジタルベースバンド部211と、各種の処理に用いるデータや、処理の過程で得られるデータ、各種の演算に適用する演算式やパラメータ、或いは、ルックアップテーブル等々の各種データを保持するメモリ212、デジタルベースバンド部211で得た受信画像データを表示に適合する形式に変換する画像処理部213、デジタルベースバンド部211で得た受信音声データを音声による出力を行うに適合する形式に変換する音声処理部214、および、デジタルベースバンド部211、画像処理部213、および、音声処理部214を含む各部の動作を到達的管理すると共に、図1の電波修正時計100における時刻計時部104、時間間隔測定部107、および、相関演算部108の各機能を自己のデジタル情報処理機能によって実現するシステムコントローラ215を含んで構成されている。尚、図1の電波修正時計100におけるデータ記憶部106の機能はシステムコントローラ215の制御下でメモリ212によって賄われる。
デジタル信号処理部210の画像処理部213からの出力は表示部204に供給されて画像の表示がなされ、音声処理部214からの出力は音声出力部205に供給されて音声が出力される。
既述のように、全体として、電波修正時計を含む通信機(受信機)として構成された図2お装置は、例えば、携帯電話機、テレビジョン受像機、ラジオ受信機、音声による時報機能を備えた電波時計等の製品携帯を採り得る。
図3は、本発明の電波修正時計の簡易修正方法の実施の形態を表すフローチャートである。
先ず、標準電波に含まれる標準時刻信号を用いて現時刻の修正を行う「電波修正」を選択するか否かを判断し(ステップS301)、「電波修正」を選択する場合には(ステップS301:Yes)、受信した標準電波に含まれる標準時刻信号をデコード処理して所定形式のデジタル標準時刻データを得る等の受信電波データ処理を実行する(ステップS302)。
次いで、ステップS302で得たデジタル標準時刻データに電波修正時計の内部の自走時刻を合わせ込んでリッセットし(ステップS303)、処理を終了する。
尚、ステップS303では、上述のようにデジタル標準時刻データに電波修正時計の内部の自走時刻を合わせ込むに際して、認識しているデジタル標準時刻データおよび電波修正時計の内部の自走時刻、或いはまた、デジタル標準時刻データZnと自走時刻Ynとの差分(ずれ量)を表すデータを保持しておき、後の処理に適用することができるようにしてもよい。
ステップS301で、「電波修正」を行わない場合には(ステップS301:No)、時刻のずれ量の累積データを利用して現時刻の修正を行うか否かを判断し(ステップS304)、累積データを利用して現時刻の修正を行うと判断した場合には(ステップS304:Yes)、一定の期間に亘って累積したずれ量の累積値のデータと、当該期間のデータとに基づいて、所定の単位期間における平均ずれ量を算出する(ステップS305)。
次いで、ステップS305で得た所定の単位期間における平均ずれ量のデータを用いて電波修正時計の内部の自走時刻を修正してリッセットし(ステップS306)、処理を終了する。
一方、ステップS304で累積データを利用しないで現時刻の修正を行うと判断した場合には(ステップS304:No)、「電波修正」を行った都度のずれ量Yn−Znを算出する処理(ステップS307a)と、先行する「電波修正」を行った時点とその直後の順に後続する「電波修正」を行った時点との時間間隔(期間:(Zn)−(Zn−1))を算出する処理(ステップS307b)と、該時間間隔(期間:(Zn)−(Zn−1))でのずれ量の推移を算出する処理(期間:(Yn−Zn)−(Yn−1−Zn−1))(ステップS307c)と、を含むずれ量の変化傾向推定処理を実行し(ステップS307)、ステップS307で得たずれ量の変化傾向から補間演算によって電波修正時計の内部の自走時刻を修正してリッセットし(ステップS306)、処理を終了する。
上記におけるステップS305の処理もステップS307の処理も、経過時間とこれに対応する修正幅(即ち、ずれ量)との相関を求める処理であると言える。
従って、ステップS304以降の処理は、所定の第一時点と第二時点とにおいて外部から供給される時刻情報に基づいて現時刻を修正する時刻修正動作を実行し、第二時点では、第一時点からの経過時間と該第二時点における修正幅とを認識して当該経過時間および修正幅を表すデータを保持し、このようにして保持されたデータによる経過時間と修正幅との相関に基づいて、時刻情報の供給を外部から新たに受けることなく現時刻を修正する電波修正時計の簡易修正方法の処理である。
本発明の実施の形態としての電波修正時計の構成を表すブロック図である。 本発明の電波修正時計の他の実施の形態を表すブロック図である。 本発明の電波修正時計の簡易修正方法の実施の形態を表すフローチャートである。
符号の説明
101,201…アンテナ 102…電波受信部 103…デコーダ部 104…時刻計時部 105…表示部 106…データ記憶部 107…時間間隔測定部 108…相関演算部 202…RF部 203…A/D変換部 204…表示部 205…音声出力部
210…デジタル信号処理部 211…デジタルベースバンド部 212…メモリ 213…画像処理部 214…音声処理部 215…システムコントローラ

Claims (6)

  1. 継続的に計時動作を行なうと共に外部から供給される時刻情報に基づいて現時刻を修正する時刻修正動作が繰り返し行われ得るように構成された時刻計時部を備えた電波修正時計であって、
    標準時刻信号を含む標準電波を受信する電波受信部と、
    前記電波受信部で受信された標準電波から標準時刻信号を抽出する標準時刻信号抽出部と、
    前記時刻計時部における前記時刻修正動作が完了した第一時点を表すデータと、前記第一時点よりもよりも後に前記時刻修正動作を再開する第二時点を表すデータと、前記標準時刻信号抽出部で抽出された標準時刻信号に依拠した現時刻と前記時刻計時部によって計時されている現時刻との差分を前記第二時点で検出した差分データとをそれぞれ保持する差分関連データ保持部と、
    前記差分関連データ保持部に保持された前記第一時点から前記第二時点までの時間間隔を算出する時間間隔測定部と、
    前記差分関連データ保持部に保持された前記差分データと前記時間間隔測定部で算出された時間間隔を表すデータとに基づいて前記時刻修正動作が行われてからの経過時間と前記差分との相関を算出する相関演算部と、を備え、
    前記時刻計時部は、前記時刻情報が供給されない期間においても前記相関演算部で算出された相関を表すデータに基づいて現時刻を修正する簡易修正動作を行うように構成されていることを特徴とする電波修正時計。
  2. 前記時刻計時部は、前記時刻情報が供給されたときには該供給された時刻情報基づいて直ちに時刻修正動作を実行するように構成されていることを特徴とする請求項1の電波修正時計。
  3. 前記電波受信部は、前記時刻計時部における時刻修正動作が完了して以降次の時刻修正動作を開始する直前までの期間は前記簡易修正動作の実行の有無に関わらず休止状態を維持するように構成されていることを特徴とする請求項1〜2の何れか一項に記載の電波修正時計。
  4. 前記時刻計時部は、前記時刻修正動作を間欠的に繰り返し実行し、且つ、前記時刻修正動作の間欠期間内に前記簡易修正動作を実行するように構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の電波修正時計。
  5. 前記時刻計時部、前記時間間隔測定部、および、前記相関演算部は、システムコントローラにおけるデジタル情報処理機能によって実現されるように構成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の電波修正時計。
  6. 外部から供給される時刻情報に基づいて現時刻を修正する時刻修正動作を所定の第一時点と第二時点とにおいて行うと共に、前記第二時点において前記第一時点からの経過時間と前記第二時点における修正幅とを認識して当該経過時間および修正幅を表すデータを保持し、該保持されたデータによる経過時間と修正幅との相関に基づいて、前記時刻情報の供給を外部から新たに受けることなく現時刻を修正することを特徴とする電波修正時計の簡易修正方法。
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