JP2002006022A - 測位用受信機 - Google Patents

測位用受信機

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JP2002006022A
JP2002006022A JP2000191638A JP2000191638A JP2002006022A JP 2002006022 A JP2002006022 A JP 2002006022A JP 2000191638 A JP2000191638 A JP 2000191638A JP 2000191638 A JP2000191638 A JP 2000191638A JP 2002006022 A JP2002006022 A JP 2002006022A
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Hiroshi Hamada
弘 濱田
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Furuno Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信機を間欠動作させる際、スリープからの
復帰直後に正確な測位用時系の時刻(GPS時刻)およ
び正確なローカルの現在時刻が求まるようにし、また短
時間のうちに正確な測位結果を得られるようにした、測
位用受信機を得る。 【解決手段】 スリープ中にも、例えば1ms単位でカ
ウントするフリーランカウンタの動作を継続させ、スリ
ープからの復帰時に、RTC4から仮のGPS時刻を求
め、この仮のGPS時刻から週番号および週内時刻を求
め、一方、復帰直後のフリーランカウンタの値から求め
た時刻カウンタの値、サブフレームの先頭位置を示す時
刻エポック、RTCより求めた週番号および週内時刻か
らフリーランカウンタのカウント精度に等しい精度でG
PS時刻を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の測位用衛
星から送信される電波を受信して、受信点の測位を行な
う測位用受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、GPSにおいては、複数の測位用
衛星から送信されている電波を受信して、その電波に重
畳されている擬似雑音符号の周期・位相、航法メッセー
ジの主フレームおよびサブフレームの周期、航法メッセ
ージの内容などによって、測位用時系の時刻、各衛星の
位置、および衛星から受信点までの擬似距離を求め、各
衛星の位置と擬似距離とから受信点の位置を求めるよう
にしている。
【0003】このようなGPS受信機は、一般には使用
中常に電源をオンしたまま測位を継続するものである
が、例えば小容量の電池を電源とする携帯用の測位装置
などにおいては、その稼動時間を長くするために、測位
を行なうべき時にのみ電源を投入し、測位結果が得られ
た後は電源を遮断する、といった間欠的な使用もなされ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
に、受信機を間欠的に動作させると、受信点の現在位置
の情報が必要な時点で、それが直ちに得られない、とい
った問題が生じる。すなわち、受信機の電源が遮断され
ている状態(以下「スリープ状態」という。また、その
時間を「スリープ時間」という。)では、当然、衛星の
追尾は行なえず、電源が投入された時点で衛星の追尾が
開始されるが、例えばGPSにおいてGPS時刻が正確
に求まっていなければ測位結果を得ることはできない。
【0005】GPS時刻は1秒刻みで歩進するものであ
るため、受信機の電源がオフされている状態でも、動作
しているリアルタイムクロック(以下RTCという。)
の内容に基づいて、電源が投入された時点で、RTCか
らGPS時刻を逆算することが考えられる。現在時刻が
ある程度正確に求まっていて、各衛星の軌道情報(アル
マナック)が十分に新しくて使用可能な場合には、必要
な衛星からの信号をサーチし追尾開始までに要する時間
の短縮化に有効である。
【0006】しかし、RTCはGPS時刻とは独立して
受信機側で単独でカウントしているため、その精度の問
題から、スリープ時間が長くなると、RTCより逆算し
たGPS時刻と、航法メッセージの内容および観測によ
り求めた実際のGPS時刻との間に誤差が生じる場合が
ある。このように誤差を伴うGPS時刻に基づいて測位
を行えば、測位誤差が生じてしまう。また、このような
誤差が生じると、実際のGPS時刻から求めたローカル
時刻と、上記RTCによる時刻とがずれてしまう。GP
S時刻から求めたローカル時刻をRTCにセットするこ
とによって、RTCの時刻カウントを校正するようにし
たものでは、上記のずれは、RTCの歩進が一旦戻った
り、その歩進が不連続的になる、という現象となって現
れる。
【0007】衛星からの電波に含まれている航法メッセ
ージを構成する1フレーム内のサブフレームの先頭タイ
ミングと、航法メッセージの内容とからGPS時刻を求
めるので、6秒毎の上記サブフレームの先頭位置が抽出
できるまで、すなわち受信を開始してから6秒以上経過
しなければ、正確なGPS時刻を求めることができな
い。結局、受信機の電源を投入してから測位結果が得ら
れるまで最短でも6秒かかってしまう。実際には、受信
機内の各部の初期化処理も必要であるため10秒以上の
時間がかかってしまう。
【0008】上述した事情から、受信機を間欠動作させ
ると、復帰直後の時刻出力に矛盾が生じたり、正確な測
位結果が得られない、という問題が生じる。また、スリ
ープから復帰した後、測位結果が求まるまでの時間以上
継続して電源オンの状態を維持しなければならず、間欠
動作に伴う電力消費の削減効果が小さい、という問題が
生じる。
【0009】この発明の目的は、受信機を間欠動作させ
る際、スリープからの復帰直後に正確な測位用時系の時
刻(GPS時刻)および正確なローカルの現在時刻が求
まるようにし、また短時間のうちに正確な測位結果を得
られるようにした、測位用受信機を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、現在時刻を
カウントするリアルタイムクロック回路(RTC)と、
基準周波数信号をカウントするフリーランカウンタと、
該フリーランカウンタに同期して単位時間をカウントす
る時刻カウンタ(timer6000)と、測位系時刻(GPS時
刻)に同期した周期信号(サブフレーム)の先頭位置に
おける時刻カウンタの値を時刻エポックとして記憶する
手段とを備えた測位用受信機において、前記フリーラン
カウンタを動作させたまま、受信部および演算処理部
を、設定されたスリープ時間だけ動作を停止させ、スリ
ープ時間終了後に復帰させる動作を繰り返す、間欠動作
制御手段と、復帰時にリアルタイムクロック回路の現在
時刻より仮の測位用時系の時刻を求め、当該仮の測位用
時系の時刻から測位用時系の周期信号を求める手段と、
復帰直後の前記フリーランカウンタの値から当該フリー
ランカウンタに同期した前記時刻カウンタの値を求め、
当該時刻カウンタ、前記時刻エポック、および前記現在
時刻より求めた測位用時系の周期信号から測位用時系の
時刻を求める手段とを備える。
【0011】上記測位用時系の時刻(GPS時刻)が求
まった時の周期信号(サブフレーム)の先頭位置におけ
る時刻カウンタ(timer6000)の値を時刻エポック(epoc
h)とすると、それ以降の測位用時系の時刻(GPS時
刻)の例えば6秒周期のカウンタgps6sec は、次式で表
される。
【0012】〔数1〕 gps6sec =INT((timer6000-epoch)/1000) …(1) この時刻カウンタ(timer6000)と時刻エポックから求め
る、GPS時刻の6秒周期のカウント値gps6sec は、上
記フリーランカウンタのカウント周期(例えば1ms)
の精度で正しく求められる。したがって、スリープ復帰
直後のフリーランカウンタの値から時刻カウンタ(time
r6000)の値を求め、その時刻カウンタ、上記時刻エポッ
ク(epoch)、上記リアルタイムクロック回路から求めた
測位用時系の周期信号から、フリーランカウンタのカウ
ント精度を持った測位用時系の時刻(GPS時刻)を求
めることができる。これにより、スリープ復帰直後から
秒単位の時刻情報を矛盾することなく出力できる。ま
た、所望の衛星からの信号を直ちに追尾でき、それらの
衛星から受信点までの擬似距離によって受信点の測位結
果を直ちに求めることができる。
【0013】また、この発明は、基準周波数信号をカウ
ントするフリーランカウンタと、該フリーランカウンタ
に同期して単位時間をカウントする時刻カウンタ(time
r6000)とを備えた測位用受信機において、前記フリーラ
ンカウンタを動作させたまま、受信部および演算処理部
を、設定されたスリープ時間だけ動作を停止させ、スリ
ープ時間終了後に復帰させる動作を繰り返す、間欠動作
制御手段と、動作時に、測位用時系の時刻と前記フリー
ランカウンタの値とのオフセットを求める手段と、復帰
時にフリーランカウンタの値を読み出し、前記オフセッ
トを加算することによって測位用時系の時刻を求める手
段を備える。
【0014】上記オフセットは、フリーランカウンタの
カウント精度(例えば1ms)の精度で求められ、復帰
時にフリーランカウンタの値に上記オフセットを加算す
ることによって測位用時系の時刻(GPS時刻)をフリ
ーランカウンタのカウント精度で求めることができる。
したがって、この場合もスリープからの復帰直後に高精
度な測位用時系の時刻(GPS時刻)を求めて、スリー
プ復帰直後から秒単位の時刻情報を矛盾することなく出
力できる。また、所望の衛星からの信号を直ちに追尾で
き、それらの衛星から受信点までの擬似距離によって受
信点の測位結果を直ちに求めることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】第1の実施形態に係るGPS受信
機の構造を図1〜図6を参照して説明する。図1はGP
S受信機の構成を示すブロック図である。受信部2はG
PSアンテナ1が受けた信号を中間周波信号に変換す
る。ASIC3は受信信号処理部とフリーランカウンタ
を含み、受信信号処理部は、上記中間周波信号を信号処
理してC/Aコード位相およびキャリア位相を検出する
ための情報を生成する。またフリーランカウンタは、受
信部2に含まれる基準発振器から発生される基準クロッ
ク信号を1ms単位でカウントするカウンタである。R
TC4は現在の暦および時刻をカウントするリアルタイ
ムクロック回路である。MPU5は上記C/Aコード位
相およびキャリア位相を検出するための情報を受信信号
処理部から読み取り、C/Aコード位相およびキャリア
位相の検出を行なうとともにその追尾を行うように、受
信信号処理部で発生させるC/Aコードの位相、キャリ
アの周波数および位相を制御する。また、MPU5は、
航法メッセージの解読、サブフレームの先頭タイミング
の検出を行い、GPS時刻を求め、測位演算を行なう。
更に、ローカル時刻を求め、これと測位結果をシリアル
ポートSIOを介して外部へ出力する。
【0016】図2〜図5は上記MPU5の各処理内容を
示すフローチャートである。以降で述べる各変数と、そ
の意味は次のとおりである。
【0017】 ─────────────────────────────────── 変数 意味 値の範囲 ─────────────────────────────────── 1msカウンタ cnt1ms 1ms毎にカウントするフリーラン 0〜ビット数 カウンタ に応じた値 ─────────────────────────────────── 時刻カウンタ timer6000 1msカウンタに同期して1ms毎 0〜 5999 にカウントアップするカウンタ ─────────────────────────────────── 時刻エポック epoch サブフレーム先頭位置時刻における 0〜 5999 timer6000 の値 ─────────────────────────────────── 150秒カウンタ cnt150s 1 msカウンタの差分を足しこんで 0〜149,999 150秒をカウントするカウンタ ─────────────────────────────────── GPS時刻 gpstime 1980.1.6(00:00:00 UTC)からの秒数 ─────────────────────────────────── 現在時刻 RTC リアルタイムクロック 年月日時分秒 ─────────────────────────────────── 週番号 weekno 1980.1.6からの週番号 ─────────────────────────────────── 週内時刻 weektime 週内時刻(秒数) 0 〜604,799 ─────────────────────────────────── Zカウント zcnt 6秒毎の週内時刻 0 〜100,799 ─────────────────────────────────── gps6sec gpstime の6秒カウント値 0 〜5 ─────────────────────────────────── 以降に示す処理でのデータの流れを図6に示す。各フロ
ーチャートの説明と合わせて、この図6を参照された
い。
【0018】図1に示したMPU5は、フリーランカウ
ンタから与えられる1ms毎の割込処理で図2に示す処
理を実行する。まず、1ms単位でカウントするフリー
ランカウンタ(以下「1msカウンタ」という。)の値
を読み取る(n11)。続いて、前回読み取った1ms
カウンタの値と今回の値との差を求める。読み取った1
msカウンタの値をcnt1msとし、前回値をmseccnt とす
れば、その差は dmsec =cnt1ms−mseccnt として求める(n12)。ただし、1msカウンタは所
定ビット数のバイナリカウンタであるため、フルカウン
トの次にはオール0の値をとり、それを繰り返す。した
がって、前回値との差が負の値となれば、上記フルカウ
ントの値を加算して、必ず前回から正のカウントアップ
の量を求めるようにする。
【0019】次に、今回読み取った1msカウンタの値
を、次回の差分を求めるために退避する(n13)。続
いて、1msの単位で150秒をカウントするカウンタ
(150秒カウンタ)の値を求める。すなわち前回の1
50秒カウンタの値に、今回求めた1msカウンタの差
分dmsec を加算し、これを150000で割った余りを
求める。その後、150秒カウンタの値を6000で割
った余りをtimer6000として求める。timer6000 は1m
sカウンタに同期して1ms毎にカウントアップする、
0〜5999の値をとるカウンタである。
【0020】このようにフリーランカウンタの変化を、
そのフリーランカウンタからの1ms毎の割込処理で検
出し、結果的に1ms毎に時刻カウンタtimer6000 を1
インクリメントすることにより、そのカウントをフリー
ランカウンタに同期させる。
【0021】図3は1秒周期で行なわれる処理である。
まずC/Aコードの追尾および航法メッセージの解読に
より求めた、6秒周期のサブフレームの先頭位置での前
記timer6000 の値を時刻エポックepoch として求める
(n21)。そして、timer6000 の値とこの時刻エポッ
クとの差を秒単位に換算したgps6sec を求める(n2
2)。さらに航法メッセージの抽出とともに求めた6秒
毎の週内時刻(以下「Zカウント」という。)zcntの値
とから秒単位の週内時刻weektimeを求める。そして、こ
のweektimeと基準日(1980.1.6)からの週番号weeknoと
に基づいてGPS時刻gpstime を求める(n23)。
【0022】その後、各衛星から受信点までの擬似距離
と各衛星の位置とから、測位演算によって受信点の位置
を求める(n24)。また、GPS時刻gpstime からロ
ーカル時刻を求め、それをリアルタイムクロック回路R
TCに設定することにより、RTCを校正する(n2
5)。
【0023】間欠動作モードでなければそのまま処理を
終了するが、間欠動作モードに設定されている時は、R
TCに、次回に復帰すべき時刻設定し、図1に示したフ
リーランカウンタが動作するに要する回路以外の、受信
部とASICの電源をオフする(n27→n28)。こ
れにより、受信部2内の基準信号発振器の動作およびA
SIC内のフリーランカウンタのカウント動作は継続さ
せる。すなわち、図1の破線内の回路は継続動作させ
る。
【0024】上記RTCに設定された復帰時刻となれ
ば、RTC4はMPU5に対して割込信号を与える。図
4はこの割込処理の手順を示すフローチャートである。
まず1msカウンタを読み取り、timer6000 の値を作成
する。この処理は図2に示した1ms毎の割込処理の内
容と同じである(n31)。次に、RTCより現在時刻
を読み取り、それを基に仮のGPS時刻gpstime'を求め
る(n32)。続いて、この仮のGPS時刻gpstime'か
ら週番号weekno' 、週内時刻weektime' 、およびZカウ
ントzcnt' を求める(n33)。なお、図中の% は剰余
演算子である。続いて、スリープに入る前に求めていた
時刻エポックepoch と、今回の復帰時に求めたtimer600
0 の値とからgps6sec を求める(n34)。ただし、こ
のtimer6000 のカウント値もフルカウント5999の次
は0に戻るため、gps6sec が負の値となる時には6を加
算して、gpstime の6秒カウント値を求める。
【0025】上記RTCは、GPS時刻との間で±1秒
のずれが生じている可能性がある。この±1秒のずれが
生じているとき、RTCより求めた週番号weekno' およ
びZカウントzcnt' が誤っている可能性がある。このこ
とは後述するように、RTCから求めたgps6sec とステ
ップn34で求めたgps6sec との差に5秒→0秒または
0秒→5秒のまたぎが生じる場合である。このまたぎが
生じた時には、上記Zカウントzcntおよび週番号weekno
の補正を行なう(n35)。
【0026】このようにして求めたzcntとgps6sec から
週内時刻weektimeを求め、週番号weeknoと週内時刻week
timeとからGPS時刻gpstime を求める(n36)。
【0027】1ms周期でカウントするフリーランカウ
ンタの精度は基準発振器の周波数精度で定まるが、フリ
ーランカウンタのカウント値がスリープ時間で1ms以
上ずれないように、最長のスリープ時間を定める。例え
ばスリープ時間は60秒とする。これにより、ステップ
n36で結果的に求めたGPS時刻が1ms精度を有す
るようにする。
【0028】図5は上記ステップn35における処理内
容を示すフローチャートである。まず、RTCより求め
たZカウントzcnt' をzcntに入れる(n50)。次に、
RTCより求めたgps6sec を求め、これをg6とする
(n51)。このg6と上記ステップn34で求めたgp
s6sec との差分delta を求める。
【0029】60秒のスリープ期間でRTCの精度によ
りg6とgps6sec との間に±1秒のずれが生じたとする
と、g6、gps6sec 、およびdelta との関係は次のとおり
となる。
【0030】 ───────────────────────── gps6sec g6 delta ───────────────────────── 0 1 −1 1 2 −1 2 3 −1 3 4 −1 4 5 −1 5 0 +5 0 5 −5 1 0 1 2 1 1 3 2 1 4 3 1 5 4 1 ───────────────────────── すなわち、delta が−5となるのは、RTCより求めた
g6と、timer6000 およびエポックから求めたgps6sec
とに1秒のずれがあって、zcntが1秒遅れている場合で
ある。したがって、delta=-5のとき、zcntを1インクリ
メントする(n53→n54)。そして、zcntがそのフ
ルカウントの値100799を超えれば、100800
を差し引いて、その分、週番号を1インクリメントする
(n55→n56)。また、上記delta が5となるの
は、RTCより求めたg6と、timer6000 およびエポッ
クから求めたgps6sec とに1秒のずれがあって、zcntが
1秒進んでいる場合である。したがって、delta=+5のと
き、zcntを1デクリメントする(n57→n58)。そ
して、zcntが0を下回れば、100800を加算し、そ
の分、週番号を1デクリメントする(n59→n6
0)。このようにしてZカウントと週番号の補正を行な
う。
【0031】次に、第2の実施形態に係るGPS受信機
の構成を図7および図8を参照して説明する。このGP
S受信機のハードウェア構成は図1に示したものと同様
である。図7は図1に示したMPU5の毎秒行なう処理
手順である。まず1msカウンタの値を読み取る(n7
1)。そして、その値とGPS時刻gpstime との秒単位
のオフセットを求める(n72)。その後、測位を行
い、GPS時刻gpstime からローカル時刻を求め、それ
をリアルタイムクロック回路RTCのカウンタの値とし
て設定する(n73→n74)。続いて、間欠動作モー
ドである時、RTCに次の復帰時刻を設定し、受信部と
ASICの電源をオフする(n75→n76→n7
7)。
【0032】図8はRTCによる復帰時の割込処理を示
している。まず1msカウンタの値を読み取り、これ
に、スリープ直前のオフセットの値を加算してGPS時
刻gpstime を求める(n81→n82)。但し、1ms
カウンタの値が、前回に読み込んだ値、すなわち毎秒処
理でスリープに入る直前に読み出した値、より小さくな
れば、1msカウンタがフルカウントを超えた場合であ
るので、その場合には上記gpstime に1msカウンタの
フルカウント値の1/1000倍の値を加算する(n8
3)。但し、1msカウンタの周期はスリープ時間より
長くなるように、そのビット長を定めておく。
【0033】このようにして求めたGPS時刻gpstime
から週番号weekno、週内時刻weektime、Zカウントzcn
t、gps6sec を逆算する(n84)。上記GPS時刻は
フリーランカウンタのカウント周期である1msの精度
で求まるため、スリープ復帰直後から正確なGPS時刻
が求まり、時刻情報の出力に矛盾が生じない。また、直
ちに高い測位精度で測位結果を求めることができる。
【0034】
【発明の効果】この発明によれば、スリープ復帰直後か
ら秒単位の時刻情報を矛盾することなく出力できる。ま
た、所望の衛星からの信号を直ちに追尾でき、それらの
衛星から受信点までの擬似距離によって受信点の測位結
果を直ちに求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るGPS受信機の構成を示すブロ
ック図
【図2】同GPS受信機における1ms割込処理の手順
を示すフローチャート
【図3】同GPS受信機における毎秒処理の手順を示す
フローチャート
【図4】同GPS受信機におけるRTCからの割込によ
る処理手順を示すフローチャート
【図5】図4におけるステップn35の処理手順を示す
フローチャート
【図6】各データの流れを示す図
【図7】第2の実施形態に係るGPS受信機における毎
秒処理の手順を示すフローチャート
【図8】同受信機におけるRTCからの割込処理の手順
を示すフローチャート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在時刻をカウントするリアルタイムク
    ロック回路(RTC)と、基準周波数信号をカウントす
    るフリーランカウンタと、該フリーランカウンタに同期
    して単位時間をカウントする時刻カウンタ(timer6000)
    と、測位系時刻(GPS時刻)に同期した周期信号(サ
    ブフレーム)の先頭位置における時刻カウンタの値を時
    刻エポックとして記憶する手段とを備えた測位用受信機
    において、 前記フリーランカウンタを動作させたまま、受信部およ
    び演算処理部を、設定されたスリープ時間だけ動作を停
    止させ、スリープ時間終了後に復帰させる動作を繰り返
    す、間欠動作制御手段と、 復帰時に前記リアルタイムクロック回路による現在時刻
    より仮の測位用時系の時刻を求め、当該仮の測位用時系
    の時刻から測位用時系の周期信号を求める手段と、 復帰直後の前記フリーランカウンタの値から当該フリー
    ランカウンタに同期した前記時刻カウンタの値を求め、
    当該時刻カウンタ、前記時刻エポック、および前記現在
    時刻により求めた測位用時系の周期信号から測位用時系
    の時刻を求める手段とを備えた測位用受信機。
  2. 【請求項2】 基準周波数信号をカウントするフリーラ
    ンカウンタと、該フリーランカウンタに同期して単位時
    間をカウントする時刻カウンタ(timer6000)とを備えた
    測位用受信機において、 前記フリーランカウンタを動作させたまま、受信部およ
    び演算処理部を、設定されたスリープ時間だけ動作を停
    止させ、スリープ時間終了後に復帰させる動作を繰り返
    す、間欠動作制御手段と、 動作時に、測位用時系の時刻と前記フリーランカウンタ
    の値とのオフセットを求める手段と、復帰時にフリーラ
    ンカウンタの値を読み出し、前記オフセットを加算する
    ことによって測位用時系の時刻を求める手段を備えた測
    位用受信機。
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