JP2009067381A - 自動車に物品を積み込む装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車の荷室の中に取り付ける収納ケースの安全性を高めること。
【解決手段】自動車の荷室(11)の中に取り付けることのできる収納ケース(2、702、802)を使って荷室に物品を積み込む装置であって、収納箱体積を変えるために囲壁(20)の高さが、少なくとも1つの巻取り軸(61、61a、61b、61c、61d)を包含する調節装置により少なくともセクションごとに変更でき、調節装置が少なくとも1つの解除可能な固定装置(8、108、208、308、408)を具備し、少なくとも1つの巻取り軸の回転運動が輸送に備えて解除可能な固定装置によりロックでき、これで、輸送時に少なくとも囲壁(20)の延伸が防止される、及び/又は、調節装置が、少なくとも1つの巻取り軸の最大引き出し運動を制限する引き出し制限装置(9、408、509)を包含する。
【選択図】図1c

Description

本発明は、自動車の荷室、特にリヤトランク又はトランクルームに物品を積み込む装置に関する。
比較的小さい物品又は傷つきやすい物品を自動車の荷室において一目で分かるように安全に収容できる収納容器又は収納ケースが一般に知られている。特に大型のリムジンや同等クラスの車両では、(リヤ)トランクのスペースが大きく、特に奥行きが大きく、あらゆる物品に一様に適してはいない。荷室内に配置された、比較的小さい物品および/又は傷つきやすい物品を積み込む収納ケースであれば、ここで荷室の利用価値を明らかに高めることができる。
この種の収納ケースは、例えばリヤシェルフの下で積み込み位置において摺動自在に固定され、荷積み又は荷降ろしの時に荷積み位置又は荷降ろし位置に引き出しできるようになっている。この収納ケースは、通例、一時的又は仮に利用されるだけである。
特許文献1から、自動車の荷室で使用される収納ケースとして、リヤシェルフの下側で固定でき、荷積み又は荷降ろしの時に荷積み位置及び/又は荷降ろし位置に移動できる収納ケースが知られており、ここで、この収納ケースは、フレーム、載置面、及び、この載置面をフレームと結合させる少なくとも1つの実質的に非弾性の側壁を包含し、また、この側壁が変形可能であるので、収納ケースの高さは可変である。側壁は、この場合、巻き取り/巻き戻し自在にそれぞれ巻取り軸に締着された複数のロールブラインドにより形作られる。
独国未公開特許第102006013974.7号明細書
本発明の課題は、相応の収納ケースの安全性を高めることである。
この課題は、自動車の荷室内に取り付けることのできる収納ケース、詳記するならば、載置面と少なくとも部分的に弾性変形及び/又は非弾性変形が可能な囲壁とを具備し、収納容積を変えるために、囲壁の高さが、少なくとも1つの巻取り軸を包含する調節装置により少なくともセクションごとに変えられるようになっており、その調節装置が少なくとも1つの解放可能な固定装置を具備し、輸送に備えて少なくとも1つの巻取り軸の回転運動が解放可能な固定装置によりロックでき、これで、輸送時に少なくとも囲壁の延伸が阻止されるようになっている収納ケースを使って自動車の荷室に物品を積み込む装置によって解決される。
囲壁の高さは、例えば、収納ケースに収納される物品の重量に左右される。自動車走行中、特に路面の凸凹や起伏による振動や揺動がある場合、又は、極端な制動及び/又は加速挙動がある場合、収納ケースに、その囲壁の延伸につながる力が作用することがあり得る。本発明によれば、固定装置により巻取り軸の回転運動が阻止され、それで、望ましくない囲壁の延伸が確実に阻止される。
本発明の有利な一形態では、固定装置が、ピーク荷重を減衰させるための少なくとも1つの緩衝エレメントを包含する。例えば路面起伏の結果としての強い揺動から生じる作用力が緩衝エレメントで受け止められ、それで、作用力が構造部分の損傷につながる事態は回避される。
本発明の更なる一形態では、固定装置が少なくとも1つのロック用傘歯車を包含し、これが、巻取り軸の回転運動を阻止すべく、巻取り軸に回転不動で配置された相補的傘歯車と噛み合う。巻取り軸側に設けられた傘歯車をロック用傘歯車に押し付けることにより、巻取り軸の回転運動は阻止される。傘歯車を押し付け合った時にその2つの歯が出会うと、一実施形態では、巻取り軸が容易にねじられ、そこで、巻取り軸側の傘歯車の歯が車両側の傘歯車の対応する歯溝に食い込み、また、逆になる。傘歯車の軸は、この場合、有利な形態では互いに実質的に垂直に配置されている。
本発明の一発展形態では、第2の巻取り軸と向き合った位置で該第2の巻取り軸と回転不動で連結された傘歯車に、ロック用傘歯車が回転不動かつ軸方向スライド自在に配置されている。ロック用傘歯車が第2の巻取り軸の傘歯車の方向にスライドすることにより、第1の巻取り軸の傘歯車は、ロック用傘歯車と第2の巻取り軸の傘歯車の間で動かなくなり、その結果、第1の巻取り軸と第2の巻取り軸のねじれが阻止されることになる。ここで、第1の巻取り軸の傘歯車と第2の巻取り軸の傘歯車は、両巻取り軸の運動が同期化されるような形で配置されている。本発明の一実施形態では、第1の巻取り軸の傘歯車を動かなくするロック用傘歯車のスライド運動が、或る力要素の力に抗して、特にばねの力に抗して行われる。この力要素により、無負荷状態の時に回転運動を固定する望ましくない事態は阻止される。ここでは、ばねエレメントが、好ましくはロック用傘歯車のスライド方向に対して同軸で配置されている。
本発明の一発展形態では、緩衝エレメントが、ロック用傘歯車と第2の巻取り軸の傘歯車の間に配置されたダンパ、特にゴムダンパである。相応の緩衝エレメントにより、例えば路面起伏などによる揺動の故に収納ケースに加わるピーク荷重を傘歯車の歯が受け止めることは阻止される。
本発明の別の一形態では、固定装置が、車両側に実質的に回転不動で支承されたマンドレルを包含し、これが、巻取り軸の回転運動を阻止すべく、該巻取り軸に回転不動で配置された穴あきリングの中に通せるようになっている。穴あきリングは、穴が周方向に分布するような形で配置されている。ここで好ましくは、穴あきリングの止め具が規則的な作りである。有利な一形態では、マンドレルが、車両固定でリセットエレメントの力に抗して軸方向にスライドできるように支承されている。然るべく形作られたマンドレルが穴あきリングの中に入っていく時にその穴の1つにダイレクトに当たらない場合、マンドレルは穴あきリングによりずらされるか押し入れられるかする。巻取り軸が揺動などの故にねじれた場合、マンドレルは、リセットエレメントの力を加えられて隣接の穴又は後続の穴に入り込む。
本発明の更に別の一形態では、固定装置が、車両側に実質的に回転不動で支承された、少なくとも部分的に回転非対称の外側輪郭を持つマンドレルを包含し、これが、巻取り軸の回転運動を阻止すべく、該巻取り軸に沿って軸方向に延びる相補的な溝の中に通せるようになっている。このマンドレルにより、同軸で配置された巻取り軸の回転運動が単純な仕方で阻止できるようになっている。
本発明の一発展形態では、固定装置の緩衝エレメントがマンドレルの車両側支承の一部である。これにより、揺動の故に生じるピーク荷重は、ほとんど収納ケースに作用する前に減衰させることができる。
本発明の一形態では、収納ケースが、車両内で車両床に実質的に平行な平面に沿って、特に車両縦方向にスライド自在に支承できるようになっており、収納位置へスライドさせることによって巻取り軸は固定装置によりロックされる。ここで、本発明の一形態では、スライドによりマンドレルが巻取り軸の穴あきリングないしは溝の中に通される。別の一形態では、収納ケースを収納位置に押し込むことにより、ロック用傘歯車が第1の巻取り軸の傘歯車に押し付けられ、これで、巻取り軸の回転運動は阻止される。上の両方の形態では、収納ケースを押し込む時、利用者の更なる手操作なしに固定することが容易に可能である。スライド自在の支承のために、一形態において収納ケースはレールガイド、特に入れ子式レールガイド又はかご形レールガイドを具備する。
本発明の課題は、更に、巻取り軸の最大引き出し運動を制限する引き出し制限装置によって解決される。特に、大重量の物品を収納ケースの中に入れると、作用する重量の力により収納箱体積が大きく膨らんでしまう。そこから生じる力が囲壁と巻取り軸の結合部にかかるのを防ぐために、本発明によれば引き出し制限装置が設けられている。
本発明の一形態では、引き出し制限装置が、ロープ、ベルトなどの細長いエレメント、特に平ベルトを介して互いに結合した形で噛み合う少なくとも2つの歯車を包含し、ここで、最大引き出し運動は細長いエレメントの長さにより決められている。ベルトは、少なくとも部分的にたわむ作りであるので、このベルトにより運動は運動終点において減衰することになる。
本発明の別の一形態では、引き出し制限装置が、少なくとも2つ、特に3つの噛み合う歯車を持つギヤユニットを包含し、ここで、少なくとも1つの歯車の回転角がストッパにより制限されている。ギヤユニットの1つの歯車の運動制限により、ギヤユニットの残りの歯車の運動も阻止される。ここでは、歯車間の好適な伝動比により、ストッパと直接協働する歯車が1回転に満たない回転、例えば3/4回転以下しかしないうちに、巻取り軸と回転不動で直接結合した歯車が数回転することが可能である。このギヤユニットの歯により、作用する力を或る程度減衰させることができる。別の一形態では、ストッパが緩衝エレメントを付けている。
本発明の更に別の一形態では、引き出し制限装置が、ピボットを付けたマルタ十字形ギヤユニットを包含する。ここでは、ピボットにより、引き出し方向及び/又は巻き取り方向における巻取り軸の回転運動を阻止することができる。ピボット及び/又は付属のストッパの作りに応じて、コンポーネント同士が出会う時の緩衝が実現可能である。
本発明を更に進めると、少なくとも一方の巻取り軸がコイルばねを包含し、ここで、囲壁の延伸がコイルばねの力に抗して行われる。コイルばね、例えば普通のばね蓄積装置により、非使用時の収納ケースを単純に小さくすることが可能となる。ここでは、収納ケースをつなぎ合わせるために更なる締結手段が必要ない。但し、用途によっては補助の締結手段が有用であり得る。
本発明の一形態では、巻取り軸の回転運動を制動する、特に減縮又は阻止するために、コイルばねの力に抗して働くブレーキ装置が設けられている。これは、巻取り軸の両方向に働くことも1方向にだけ働くこともできる。従って、静止位置からの延伸も静止位置への引き戻しも、ゼロに至るまで制御できる。囲壁の延伸を通して収納箱体積の増大につながる巻取り軸の回転運動は、例えば、積み込まれた物品の重量の力により引き起こされる。しかしながら、それと並んで、利用者の手操作及び/又は電動機などの調整動作による力も加わり得る。物品の重量に関係なく収納箱体積を固定するために、発明に係るブレーキ装置は設けられている。本発明の有利な形態では、輸送時の収納箱体積を固定する固定装置と、収納箱体積を決定するブレーキ装置が、別々に形作られている。しかしながら、両装置は共通の構造部分を具備してよい。別の形態では、両装置が共通の形に作られている。ブレーキ装置は、一形態では、調整モータなどにより解放することができる。ブレーキ装置としてシリコンブレーキが設けてあってよい。
本発明の一形態では、ブレーキ装置がループブレーキ及び/又はラチェットドライブを包含する。ここでループブレーキと呼ぶのは、摩擦力を活用した上で機能するブレーキのことで、ローラ又はスプールの周囲にベルトなどを巻き掛けたものである。相応のブレーキ装置が単純に製作でき、収納箱体積を確実に決定できるようにする。
本発明の更なる一形態では、囲壁が、巻取り軸に巻き取り/巻き戻し自在に配置された、少なくとも1つの変形可能な面構造体を包含する。囲壁は、例えば、2つの向き合った側壁を包含し、ここで、一方の側壁が剛性であってよく、第2の側壁が、巻取り軸に巻き取ることも巻取り軸から巻き戻すこともできる可撓性面構造体として形作ってあってよい。ここでは、巻き取り又は巻き戻しにより、収納箱体積を変えると同時に載置面を傾斜させることができる。別の一形態では、両方の側壁が共通の面構造体として形作られており、載置面がこの面構造体の上に浮くように支承できるようになっている。有利な形態では、囲壁が、矩形の基礎面を包囲する2つ、3つ又は4つの側壁を包含する。ここでは、側壁がそれぞれ巻取り軸に取り付けられている。
本発明の一発展形態では、面構造体がウェザーストリップを介して巻取り軸と連結されている。ウェザーストリップとの結合により、可撓性面構造体を巻取り軸に確実に締着することが可能となり、ここで、可撓性面構造体自身が引き出し制限手段として機能する。あるいは代わりに、面構造体は、接着方式、特に接着剤接着により巻取り軸と結合していてもよい。
本発明の一形態では、本発明に係る装置が、互いに角度を付けて、特に互いに直角に配置された少なくとも2つの同期性巻取り軸を包含し、ここで、各巻取り軸に1つの変形可能な面構造体が巻き取り/巻き戻し自在に配置されている。巻取り軸は、ここで、例えば相補的傘歯車により同期化されている。ここで考えられるのは、例えば、一方の巻取り軸が調整モータ、特に電動機により駆動されることである。その運動は、同期手段、特に傘歯車により他方の巻取り軸に伝達される。
本発明の一発展形態では、互いに境を接する面構造体が、繰り返し開け閉め可能な閉止エレメント、特にジッパーを介して互いに結合できるようになっており、ここで、閉止エレメントは、面構造体を巻き戻す時に閉じられる。
本発明の進んだ一形態では、閉止エレメント、特にジッパーの開動作を制限するストッパが設けられている。
本発明の別の一発展形態では、ジッパーのためのホルダが可撓性材料、特にプラスチック又はワイヤスターラップから製作されている。これにより、巻取り軸の直径の変化が、それに巻き取られたり巻き戻されたりする面構造体で補正できるようになっている。
本発明の更なる一形態では、囲壁が少なくとも部分的に折りたたみ自在に形作られており、ここで、囲壁を折りたたむ機構が、巻取り軸に支承された少なくとも1つの長尺エレメント、例えばベルト、ロープなどを包含する。換言すれば、囲壁はベローズとして形作られている。ここで、囲壁の高さは長尺エレメントの自由長さにより決められている。長尺エレメントを巻き取ることにより、囲壁はたたみ重ねられる。
本発明の更なる一形態では、囲壁が少なくとも2つの重ね合わせ可能なハードシェルを包含し、ここで、ハードシェルを互いに重ね合わせる機構が、巻取り軸で支承された少なくとも1つの長尺エレメント、例えばベルト、ロープなどを包含する。換言すれば、囲壁は少なくともセクションごとに入れ子式に形作られている。ここで、囲壁の高さは長尺エレメントの自由長さにより決められている。
本発明の更なる一形態では、収納ケースのフレームが少なくとも部分的に少なくとも1つの巻取り軸により作られている。
本発明の更なる利点が、図面に概略的に描かれた本発明の実施例の以下の説明から明らかになる。同じ構造部品又は類似の構造部品には、図面において統一の参照符号を使用する。個々の構造部分、立体配置及びプロセス工程を含めて、請求項、明細書又は図面から明らかになる特徴及び/又は利点はすべて、ありとあらゆる種類の組み合わせの全体にとってもその1つ1つにとっても発明の本質であり得る。一実施例の一部として説明又は図示された特徴も、本発明の更なる実施形態を獲得するために他の実施例において使用できる。
以下、本発明の実施例を図面に則して詳細に説明する。
図1a〜1eは、ハッチバック又はファストバックを具備する、概略的に描かれた車両1の後部を斜視図で示す。概略的に図示された自動車1の車室10が、ここでは、トランクルーム又はリヤトランク11からリヤシートベンチ12により分離されている。リヤトランク11を覆うために荷室カバー13が設けられており、これが、図示された実施例では、ベルト14を介して荷室リッド又はトランクリッド(図示されていない)と連結されている。荷室カバー13は、例えばハードシェル形荷室カバーとして形作られており、ここで、荷室カバー13は、荷室11の中にある物品のための目隠しとして働くことも物置として働くこともできる。図示された実施例では、荷室カバー13は二分割されており、部分13a、13bを包含する。図1a〜1eから、発明通りの装置の様々な機能が明らかになる。
図1b及び1dにおいて最も良く見分けられる通り、車両方向で見て荷室カバー13の後部分13bの下方にケース2が取り付けられている。ケース2は、実質的に一回りする囲壁20と載置面21を有し、ここで、ケース2の囲壁20が変形可能であるので、ケース2の体積は可変である。これにより、図1cにおいて見分けられる通り、非使用時は、ケース2が取るに足らぬほどしか荷室11に入り込まないようにケース2の体積を減じることができる。物品、例えば小さい電気品、書類ファイル、ビン類などを入れておくために、囲壁20は延伸でき、それで所要の体積が作られるのである。それゆえ、ケース2は、自らスペースを作り出す収納箱とも呼ばれる。
図1c及び1dにおいて見分けられる通り、図示された実施形態では、荷室カバー13が、リヤシートベンチ12の高さに配置された、車両横方向に走る軸を中心として旋回可能である。ここで、図1c及び1dに描かれた配置では、ケース2がその体積に関係なく荷室カバー13と共に旋回する。ケース2の中に配置された物品は、その大きさに応じて旋回時でも確実に支承される。図1cと図1dとの比較から分かる通り、非使用時、ケース2の体積は囲壁20の変形により最小値に縮小可能であるので、ケース2は荷室11の中に僅かしか入り込まない。
あるいは、ケース2を荷室カバー13と共に旋回させる代わりに、図1eに示した通り、ケース2を荷室カバー13と共に旋回させないことも可能である。これにより、ケース2は、荷積み又は荷降ろしのために荷室カバー13を上へ開いた後に接近可能となる。図示された実施例では、ケース2がまた、矢印Lで概略的に示された通りの車両縦方向にスライドできるように支承されている。これにより、荷室11におけるケース2の配置を該荷室への荷積みに合わせて最適化することができる。また、図1bに示した通り、車両方向で見て荷室カバー13の後部分13bは開放可能な蓋を具備する。
図2a及び2bは、同じくケース2を荷室11の中に配置したノッチバックを持つ車両101を示す。ケース2は、ここで、車室10から手の届く帽子置き又はリヤシェルフ113の下に配置されている。図2bにおいて見分けられる通り、リヤシェルフ113は、車両縦軸に対して横向きに走る軸を中心として旋回できるので、ケース2は車室10から接近可能である。旋回運動は、図2bにおいて矢印で表されている。あるいは代わりに、又は、それに加えて、ケース2は車両方向にスライドできるように支承してあってもよいので、その場合、ケース2は、図2bにおいて矢印で表された通り、荷積み及び/又は荷降ろしのために車両後部の方向にスライドできることになる。
図1a〜1e及び図2a、2bの2つの例が示す通り、相応のケース2を、ロールブラインド形又はハードシェル形の荷室カバーを付けた任意の車両においてリヤシェルフなどを使って配備でき、ここで、ケース2が変形可能であることにより、その体積を最適な形でニーズに合わせることができる。
図3aは、自らスペースを作り出すケース2を包含する、物品を積み込む発明通りの装置3を概略的に示す。図示されたケース2は、レール4を使って、先の図に描かれた車両1、101の中をスライドできるように取り付けることができる。ここで、取り付けは、ケース2が先の図における通り車両方向にスライドできるように、及び/又は、ケース2が車両方向に対して横向きにスライドできるように行ってよい。装置3は、収納箱体積を変える調節装置(図3aでは隠れている)を覆うカバー5を包含する。この調節装置を作動させるために、カバー5に押ボタン60が設けられている。その機能を以下に詳細に説明する。
図3bは、図3aに示した通りの装置3を示す。ここでは、レール4とカバー5を除去したので、ケース2の高さHを変える調節装置6が見える。図3bにおいて見分けられる通り、図示された装置3の調節装置6は4つの巻取り軸61を包含する。但し、図3bでは2つの巻取り軸61a、61bしか見えない。図示されたケース2は直方形で、互いに境を接して配置され、互いにコーナーで連結された4つの側壁20a、20b、20c、20dを包含する。この側壁20a、20b、20c、20dは、それぞれ付属の巻取り軸61a、61bに巻き取り/巻き戻し自在に取り付けられた可撓性面構造体により作られている。図示された実施例では、巻取り軸61a、61bの支承がフレーム7を介して行われる。巻取り軸61a、61bは、図示された実施例においてその正面側で傘歯車62a、62bを介して互いに連結されているので、巻取り軸61a、61bの運動は同期化されている。側壁20a、20b、20c、20dをそれぞれの巻取り軸61a、61bに巻き取り、又は、該巻取り軸から巻き戻すことにより、囲壁20の高さHが変えられ、それで、ケース2の収納箱体積が変えられる。巻取り軸61a、61bは、好ましくは、それぞれ1つの図示されていないコイルばね(ばねモータ又はばね蓄積装置とも呼ばれる)を具備し、ここで、側壁20a〜20dがコイルばねの力に抗してそれぞれの巻取り軸61a、61bから巻き戻しできるようになっている。
側壁20a〜20dをそれぞれの巻取り軸61a、61bから巻き戻す動作は、例えば力を加えることによって行われる。力を加えることは、例えば物品(図示されていない)をケース2の中に入れることによってでき、ここで、中に入れられた物品の重量の力により側壁20a〜20dが巻取り軸61a、61bから巻き戻されるのである。これと並んで、ケース2の見えていない底を巻き戻し方向に押し込むやり方で利用者が手動で力を加えることも可能である。更に別の形態では、側壁20a〜20dの巻き戻し及び/又は巻き取りのために電気式及び/又は電子式の駆動装置が設けられている。ケース2をコイルばねの力に抗して所望の大きさで制止するために、引き込み防止ロック63が設けられている。図示された引き込み防止ロック63はラチェットドライブとして形作られており、この引き込み防止ロックにより、側壁20a〜20dは付属の巻取り軸61a、61bに巻き取られるだけで、巻き戻しが阻止されることになる。引き込み防止ロック63は、この目的のために非対称の歯面を持つ歯車630と戻り止め631を包含する。戻り止め631は押ボタン60と動作結合している。図示された実施例では、押ボタン60を押すことによって引き込み防止ロック63は解除される。図示された引き込み防止ロック63によって囲壁20の延伸が阻止されはしない。
図示されたケース2の囲壁20の高さHは、側壁20a、20b、20c、20dをそれぞれの巻取り軸61a、61bに巻き取り、又は、該巻取り軸から巻き戻すことにより変えることができる。図示されたケース2の囲壁20は、ここで連続して一回りしている。別の形態では、収納ケースが閉じられた形の囲壁を持たない。例えば、2つの向き合った側壁しか持たない収納ケースであってもよく、この場合、側壁がそれぞれ1つの巻取り軸に巻き取りできるようになっていてよい。ここでは、巻取り軸の同期の回転運動により、収納ケースの載置面が平行にスライドさせられる。別の形態では、底を傾斜させるべく、向き合った巻取り軸を別々に運動させる、及び/又は、収納ケースの体積を変えるために1つだけ巻取り軸を設けることか考えられる。
図4は、巻取り軸61aに対して同軸で配置され、これと回転不動で連結されたスプール632を持つ代替の引き込み防止ロック又は制止装置163を示す。ループブレーキとして形作られた制止装置163はベルト633を包含し、これが、巻取り軸61aと連結されたスプール632の回転時にこのスプール632に巻き取られ、又は、そこから巻き戻される。ベルト633は、スプール632の脇で締結点633a、633bにおいてフレーム7に締結されており、ここで、ベルト633は、押ボタン60に設けられたデフレクタピボット160の上に掛けられている。このデフレクタピボット160によってベルト633はテンションをかけられ、摩擦によりスプール632の回転が阻止され、それでまた、巻取り軸61aの回転も阻止される。押ボタン60を押すことにより、スプール632にかかるベルト633の摩擦力は減じられ、その結果、巻取り軸61aは、例えばコイルばね(図示されていない)の力により回転できるようになり、それで、ロールブラインド又は側壁20aを巻き取りできるようになる。
使用時、つまり、物品をケース2に入れて輸送する時、例えば路面起伏、路面の大きい凸凹、急加速、急ブレーキなどによる揺動が生じると、結果として囲壁20の延伸につながる力が巻取り軸に作用することがあり得る。そこで、本発明によれば、少なくとも輸送時に巻取り軸61a、61bの回転運動を阻止できるようにし、それで、囲壁20の延伸を確実に阻止できるようにする固定装置が設けられている。
図5は、図3bに示した背壁20bの平面斜視図における、図3bに示した装置3の細部Vを示す。より良い理解のために図5に細部が幾通りにも描かれてはいない。であるから、例えば、巻取り軸61b、61cを支承するフレーム7は、図5に部分的にしか描かれていない。そのため、図5では、巻取り軸61bと、これに実質的に直角をなして続く巻取り軸61cがよりはっきり見える。巻取り軸61b、61cの回転方向は矢印で表されている。巻取り軸61b、61cの端にそれぞれ傘歯車62b、62cが配置されており、ここで、傘歯車62b、62cが巻取り軸61b、61cの運動を同期化するべく噛み合うようになっている。
巻取り軸61b、61cの回転運動を少なくとも輸送に備えてロックできるようにする発明に係る固定装置8は、巻取り軸61cに対して同軸で配置されたロック用傘歯車80を包含し、これが、シャフト81を介して実質的に回転不動かつ軸方向スライド自在に巻取り軸61cの傘歯車62cと連結されている。傘歯車62cとロック用傘歯車80の間に、ばね82がシャフト81に対して同軸で配置されており、該ばねが、ロック用傘歯車80を傘歯車62cから遠ざかる方向に押す働きをする。換言すれば、ロック用傘歯車80とこれに対して同軸で配置された傘歯車62cは、ばね82により互いに間隔をあけて保持される。シャフト81の方向の力を加えることにより、ロック用傘歯車80をばね82の力に抗して傘歯車62cの方向にスライドさせることができる。これにより、ロック用傘歯車80の歯は、ロック用傘歯車80とこれに対して同軸の傘歯車62cの間に配置された傘歯車62bの歯と噛み合う。ロック用傘歯車80は回転不動で傘歯車62cと連結されていて、両方の傘歯車が傘歯車62bと噛み合っているので、巻取り軸61b、61cの回転がこれで確実に阻止されることになる。
一形態では、ケース2を例えば押し込み方向Eにスライドさせる。すると、これによりロック用傘歯車80が車体壁15にぶつかる。更に押し込み方向Eにスライドさせると、これで、壁15によりロック用傘歯車80は傘歯車62cの方向に押されるので、巻取り軸61b、61cの回転が阻止され、それでまた、これと同期化された装置3の残りの巻取り軸(図5に図示されていない)の回転が阻止されることになる。ケース2を押し込み方向Eと反対の方向に移動させることにより、固定は再び解除される。すると、ばね82が働いてロック用傘歯車80を再び傘歯車62cから遠ざかる方向に押す。
図6は、本発明に係る装置103の、図5に示した細部を示す。ここでは、図5に示した固定装置8に実質的に対応する代替の固定装置108が設けられている。ここで、同じ構造部品には統一の参照符号を使用し、当該構造部品の説明を省略する。図5に示した固定装置8と異なり、図6に示した固定装置108では、ロック用傘歯車80と傘歯車62cの間に緩衝エレメントが配置されている。図示された実施形態では、シャフト81が巻取り軸61cの傘歯車62cと不動で連結されており、ここで、ロック用傘歯車80が軸方向スライド自在にシャフト81で支承されている。図7は、図6に示した平面VIIの概略的断面図である。図7において見分けられる通り、ロック用傘歯車80とシャフト81は、回転伝達のために互いに噛み合うストッパにより結合させられている。ピーク荷重を減衰させるため、すなわち、大きい力がロック用傘歯車80を介して本発明に係る装置に伝達されるのを阻止するため、図6及び7に描かれた実施例では、ゴムダンパ83がロック用傘歯車80とシャフト81の間に配置されている。ロック用傘歯車80と傘歯車62cの間の連結はここでそのままであるが、本発明に言う回転不動である。すなわち、回転が傘歯車62cからロック用傘歯車80に伝達され、また、反対の方向に伝達される。
図8は、固定装置208を備えた本発明に係る装置203の更なる実施形態における、図3bに示した細部Vを示す。ここで、図5及び6に示した構造部品に対応する構造部品には同じ参照符号を使用し、当該構造部品の説明を省略する。図5及び6に示した実施形態と異なり、図8に示した実施形態では、車両方向に対して横向きに配置された巻取り軸61bと付属の傘歯車62cの間に穴あきリング281が設けられている。固定装置208は、収納ケース2を押し込み方向Eにスライドさせた時に穴あきリングの穴の中に通されるマンドレル280を包含する。図示された実施形態では、マンドレル280が軸方向スライド自在に車体壁15で支承されている。収納ケース2をスライドさせた時にマンドレル280が穴あきリング281の穴に当たらない場合、マンドレルは車体壁15の方向に押し込まれる。巻取り軸61bが、従ってまた、これと固定連結された穴あきリング281が揺動により回転すると、マンドレルは、ばね282の力を加えられて穴あきリング281の隣接の穴又は至近位置の穴に入り込む。これにより、巻取り軸61bの回転が、従ってまた、傘歯車62b、62cを介して該巻取り軸と連結された巻取り軸61cの回転も阻止される。ピーク荷重の伝達を回避するため、マンドレル280は、少なくとも部分的に緩衝材料から成形することができる。これと並んで、緩衝エレメント(図示されていない)を使ってマンドレル280を車体壁15で支承することが考えられる。別の形態では、装置203はスライド自在でなく自動車で支承されている。ここでは、マンドレル280が、図2a及び図2bに示した通りの旋回可能なリヤシェルフ113に設けられていて、旋回時に穴あきリング281に食い込むようになっていてよい。
図9は、本発明に係る装置303の更なる実施形態における、図3bに示した細部Vを示し、ここで、同じ構造部品には統一の参照符号を使用する。図9に示した装置303は、回転不動かつ同軸で歯車381と連結されたロック用傘歯車380を包含する固定装置308を具備する。歯車381は第2の歯車382と噛み合い、ここで、歯車381と歯車382が回転自在にフレーム7の外側で支承されている。歯車382は、回転非対称の輪郭を持つ溝383を付けている。溝383には、収納ケース2を押し込み方向Eにスライドさせた時、車体壁15で支承されたマンドレル384が食い込む。マンドレルは、ゴムダンパ385を使って実質的に回転不動で車体壁15で支承されているので、巻取り軸61cの回転運動が、従ってまた、これと連結された巻取り軸61bの回転運動も、マンドレル384bの導入により阻止される。ゴムダンパ385によりピーク荷重を減衰させることが可能であり、ここで、ピーク荷重を減衰させるべく、マンドレル384はゴムダンパ385に対抗して運動する。この目的のため、図示された実施例では、マンドレル384が張り出しを付けている。但し、別の実施形態も考えられる。
両歯車381、382は、更にベルト9により互いに連結されている。ベルト9は引き出し制限エレメントとして働く。歯車381、382は、ベルト9、特に図示された例では平ベルトが、回転方向に応じて一方の歯車から巻き戻され、他方の歯車に巻き取られるように該ベルトを介して互いに連結されている。図示された実施例では、巻取り軸61cからのロールブラインドの巻き戻しが該巻取り軸の回転により時計回りで行われる。巻取り軸61cは、図示されていない傘歯車と回転不動で連結されている。この傘歯車は、同じく図9に図示されていない巻取り軸61bの傘歯車と協働する。巻取り軸61bの傘歯車の運動は、ロック用傘歯車380に伝達され、それでまた、歯車381に伝達されるので、歯車381は、巻取り軸61cに巻き取られたロールブラインド又は側壁を巻き戻すべく反時計回りに回転させられる。歯車381と噛み合うように連結された歯車382は、矢印で表された通り時計回りに回転する。ここで、ベルト9は、歯車382においてホルダから巻き戻され、歯車381において相応の受けに巻き取られる。
ベルト9が全部、歯車382から巻き戻された途端、矢印で表された方向への歯車のそれ以上の運動が阻止される。これにより、巻き戻し方向、すなわち、図示された実施例では時計回りの巻取り軸61cの運動も阻止される。従って、ベルト9の長さが、歯車の直径及び/又はベルト9の巻き半径と並んで、巻取り軸61cの最大引き出し運動を決定する。これにより、例えば、巻取り軸61cに巻き取られたロールブラインド又は側壁の引き出し運動を、巻取り軸61cの上に常に少なくとも安全巻き数のロールブラインド又は側壁が存在するように制限することが可能である。ロールブラインド又は側壁は、ここで例えば接着剤接着などにより巻取り軸61cに締着してあってよい。本発明の有利な一形態では、ベルト9が少なくとも部分的に弾性緩衝材料から作られており、そこで、巻取り軸61cからロールブラインドを急速に巻き戻す時でもストッパで力を減衰させることができる。巻取り軸61cが、例えばコイルばねなど(図示されていない)の力により運動させられ、それで、ロールブラインド又は側壁が再び巻取り軸61cに巻き取られるようになる場合は、ロールブラインド又は側壁の巻き取り時にストッパも緩衝されるように平ベルト9を選択することができる。
図10は、発明に係る更なる装置403の、図3bに示した細部Vを示す。装置403は、ロック用傘歯車480を備えた固定/引き出し制限装置408を包含し、そのロック用傘歯車が巻取り軸61b、61cの傘歯車(図示されていない)を介して該巻取り軸と同期化されているので、図示された通り、巻取り軸61cが時計回りに回転する時、ロック用傘歯車480が反時計回りに回転する。ロック用傘歯車480は、二重歯車482の大きい方のクラウンギヤと噛み合う歯車481と同軸かつ回転不動で連結されている。二重歯車482の小さい方のクラウンギヤは第3の歯車483と噛み合う。従って、歯車483は、ロック用傘歯車480と連結された第1の歯車481と同じ方向に回転するが、ここで、歯車比が2倍であることから、第3の歯車483の回転速度が第1の歯車481の回転速度より明らかに低い。第3の歯車483は、半径方向に延びるレバーエレメント484を具備し、これが、歯車483の回転時、フレーム7と連結されたストッパ485に当たるので、第3の歯車483の回転運動が制限されている。この回転制限は、歯車483、482、481を介してロック用傘歯車480に影響し、それでまた、巻取り軸61b、61cに影響する。ストッパ485に当たった時の強い力を回避するために、ストッパ485は、これに当たった時の力を受け止めるばね486を介してフレーム7と連結されている。矢印で表された方向と反対の方向の回転運動は、レバー484が二重歯車482の小さい方の歯車と衝突することにより制限されている。ここで、特定の形態では、レバー484に、ゴム、シリコンなどからなる緩衝層が施されている。別の形態では、巻取り軸61b、61cからの側壁の最大巻き戻し長さを、レバー484と歯車482との接触が生じないように選択している。図示された実施例では、第3の歯車483が、例えば、図9に示したマンドレルが輸送時固定のために食い込むことのできる回転非対称の溝487を付けている。これと並んで、引き出し制限装置に関係なく働く手段を使って輸送時固定を実現させることも考えられる。
図11は、引き出し制限装置509を備えた、本発明の更なる実施例の本発明に係る装置503の、図3bに示した細部Vを示す。引き出し制限装置509はロック用傘歯車590を包含し、これが巻取り軸61bの相補的傘歯車(図示されていない)と噛み合う。ロック用傘歯車590は、マルタ十字形ギヤユニットのディスク591と回転不動で連結されている、又は、これと一体のワンピース形に作られている。マルタ十字形ギヤユニットは、ディスク591のほかに、4つのスリット593を付けたマルタ十字形構造部品592を包含する。ディスク591にピボット594が配置されており、これが、ディスク591の回転時にマルタ十字形構造部品592のスリット593に食い込み、ピボット594が再びスリット593から出ていくまで、該構造部品を連れていく。これで、ディスクの連続的な回転運動がマルタ十字形構造部品592の間欠的な回転運動に伝達される。図示されたマルタ十字形構造部品592には、更に、半径方向に延びるストッパ595が設けられている。このストッパ595との接触により、ディスク591の回転運動が阻止される。これで、ディスク591を付けて回転不動で配置されたロック用傘歯車590は巻取り軸61b、61cの回転運動を阻止し、その結果、巻取り軸61b、61cからの側壁又はロールブラインドの巻き戻し及び/又は巻取り軸61b、61cへの側壁又はロールブラインドの巻き取りが制限されることになる。図示された引き出し制限装置509は、ここで、輸送固定装置と共通の形に作られていない。しかしながら、別の形態では、例えば、対応するマンドレルが食い込むことのできる回転非対称の溝をディスク591に付けることにより、引き出し制限装置509を輸送固定装置と組み合わせることを見込んでいる。
図12は、本発明の更なる実施例の本発明に係る装置603の巻取り軸661の一部を示す。巻取り軸661は、ここでフレーム7において支承されている。巻取り軸661には、可撓性面構造体として形作られた側壁20aが巻き取り/巻き戻し自在に取り付けられており、ここで、巻取り軸661は、ウェザーストリップ609を使って側壁20aを図示された通り締着できるオメガチューブとして形作られている。巻取り軸661は、これを駆動するための傘歯車62aを付けている。図示された側壁20aは、エッジ部に、更に下で図13及び14に則して詳細に説明するジッパーの爪200aを具備する。
収納ケースが、例えば図3bに示した通り、4つの側壁20a〜20dを包含する場合、有利な一形態では、側壁20a〜20dをそれぞれの巻取り軸61a、61bからの巻き戻しの時に互いに結合させるために閉止エレメント、例えばジッパーが設けられている。その結合は、しかしながら、収納箱体積減少時、側壁20a〜20dを互いに関係なくそれぞれの巻取り軸61a、61b、61c、61dに巻き取ることができるようにするために解除可能である。ここでは、ジッパーが有利な閉止エレメントであることが判明した。
図13は、図3bに示した細部XIIIを拡大した形で示す。図13から分かる通り、側壁20c、20dはジッパー200の爪200a、200bを具備し、これらがスライド又はスライダ22を介して互いに結合でき、互いに分離できるようになっている。収納ケース2の底部域にはストッパ23が取り付けられている。ストッパ23は、例えば織布からなり、ここで、ストッパ23を取り付けるために収納ケース2のコーナーを布テープで縫い合わせている。スライド又はスライダ22がストッパ23に突き当たり、その結果、ジッパー200はそれ以上開かなくなり、爪200a、200bははずれなくなる。
図14は、収納ケース2の、図3bに示した細部XIVを示す。図14にそれぞれ1つのセクションとして描かれた側壁20c、20dが、付属の巻取り軸61c、61dに巻き取り/巻き戻し自在に配置されている。側壁20c、20dは、そのエッジ部にそれぞれ、スライド22を介して互いに結合できる爪200a、200bを具備する。スライド22は、スライドホルダ又はジッパーホルダ220を使ってフレーム7と連結されている。側壁20c、20dをそれぞれ巻き取った時に巻取り軸61c、61dの直径が、その巻き取られた側壁20c、20dの分を含めて増大することを考慮するために、図示されたジッパーホルダ220は、可撓性材料、例えばプラスチック又はワイヤスターラップから作られている。あるいは代わりに、又は、それに加えて、ジッパーホルダ220を旋回自在にフレーム7で支承することが可能である。更に図14において見分けられる通り、巻取り軸61c、61dは付属の傘歯車62c、62dにより互いに同期化されている。
図1〜14に描かれたケース2の囲壁20は、可撓性面構造体、例えば布、プラスチックシート、ネットなどから作られている。図15a〜15eは、4つの側壁と実質的に四角形の基礎面を持つ収納ケース2のための可撓性面構造体の相異なる裁断形状を示す。図示された実施形態は単なる例示にすぎない。特に、基礎面次第で別の裁断形状が有利な場合もある。
図15a〜15eにおいて裁断部分はZ1〜Z5で表されている。ケースは、更に、裁断部分Z1〜Z5と結合できる底補強体24又は底シェル25を包含してよい。個々の裁断部分は、折れ目及び/又は縫い目26を介して互いに結合でき、特に溶接、接着及び/又は縫合により結合可能である。これと並んで、例えば図15cに描かれた通り、ウェザーストリップ27を介して裁断部分を底シェル25と結合させることが考えられる。図15aに示した実施形態では、底補強体24を裁断部分Z1、Z2の間に挿入する。これに対し、図15b、15d及び15eに示した実施形態では底補強体24が除去できる。
図16は、本発明の更なる実施例の本発明に係る装置703のケース702を概略的に示す。ケース702はアコーデオン状の折りたたみ式囲壁720を具備し、図示された実施例では、これが実質的に矩形の輪郭を持ち、実質的に一回りする形に作られている。装置703は更に2つの巻取り軸61を具備するが、図16には、そのうちの1つしか描かれていない。ケース702の図示されていない底にはベルト764が締結してあり、囲壁720の4つのコーナーで該囲壁の中に通してある。このベルト764は、弓形デフレクタ765を介して巻取り軸61のスプール766に巻き取ることができ、かつ、そこから巻き戻すことができる。ここで、4つのコーナーに設けられたベルト764は同期で巻き取り/巻き戻し可能であるので、収納ケース702の図示されていない底は実質的に平行にスライドさせられる。巻取り軸61の同期化は、例えばベルト(図示されていない)を介して行われる。
しかしながら、それと並んで、図示されていない底を傾斜させるためにベルト764をその都度個々に調節することも考えられる。この目的のために、例えば、ベルト764を互いに関係なく巻き取り/巻き戻しできるようにする滑りカップリングが設けてあってよい。
巻取り軸61は、好ましくはコイルばね(図示されていない)を包含し、ここで、ベルト764は、収納ケース702の体積を大きくすべくコイルばねの力に抗して巻取り軸762から巻き戻される。歯車630と戻り止め631を付けたロック機構63を介して、巻取り軸61の回転運動が阻止でき、それでまた、ケース702の収納箱体積減少につながるベルト764の巻き取りが阻止できる。戻り止め631は、すでに図3bに描かれた通り、押ボタン60を使って解除すべく操作できる。
図17は、入れ子式囲壁820を具備するケース802を備えた本発明に係る装置803の更なる実施形態を示す。囲壁820は多数のラミネートハードシェル820a〜820dを包含し、図示された例では4つのラミネートハードシェル820a〜820dが設けられている。ラミネートハードシェル820a〜820dは、収納箱体積を小さくするために互いに積み重ねることができる。一番下のラミネートハードシェル820dは、底821と一体のワンピース形に作られている。図示されたラミネートハードシェル820a〜820dは、それぞれ実質的に矩形の基礎面を有する。しかしながら、別の形態、例えば円形の基礎面を持つ形態も考えられる。一番下のラミネートハードシェル820dの4つのコーナーには、巻取り軸61への巻き取りとそこからの巻き戻しがそれぞれ可能なベルト864が取り付けられている。ここで、好ましくは調節装置が2つの巻取り軸61を包含する。但し、図には巻取り軸61が1つしか描かれていない。巻取り軸61は、好ましくは互いに同期化されている。同期化は、例えばロッド又はセンタベルトを介して可能である。囲壁820の高さHがベルト864の自由長さに左右される。図示された状態の時、囲壁820は最大高さHを有する。ベルト864を巻取り軸61に巻き取ることにより、ベルト864の自由長さは短縮され、一番下のラミネートハードシェル820dは巻取り軸61の方向にスライドさせられ、その結果、高さHは減じられる。ハードシェル820dに設けられた外向きの突起822dがハードシェル820cの対応する内向きの突起823cに当たった途端、運動は引き続きこのハードシェル820cに伝達される。
図16及び17に示したベルト864及び/又は764は、別の形態において少なくとも部分的にブラインド方式に従って、すなわち、ロールブレーキを使って制止可能である。この種の方式の場合は、個々のベルト764ないしは864を互いに関係なく運動させ、それで、底を傾斜させ、物品がコントロールされずに移動するのを防止することも考えられるであろう。
図示された実質的に機械式の調節装置は、例えば巻取り軸の移動、収納ケースのロック、超過荷重の表示などのための電子構造部品と結合可能である。
図示された実施形態では、巻取り軸がフレーム7により支承されているが、ここで、フレーム7は自動車との結合にも役立つ。別の形態では、巻取り軸が自動車との結合のために自ら少なくともフレームの一部をなしている。
収納ケースを使って物品を積み込む発明に係る装置を備えた車両後部の斜視図である。 図1aに示した車両後部の斜視図で、ここで、収納ケースが接近可能である。 図1aに示した車両後部の斜視図で、ここで、荷室カバーが上へ開かれていて、収納ケースが使われていない。 図1aに示した車両後部の斜視図で、ここで、荷室カバーが上へ開かれていて、収納ケースが使われている。 図1aに示した車両後部の斜視図で、ここで、荷室カバーが上へ開かれていて、装置が操作可能な状態にある。 収納ケースを使って物品を積み込む本発明に係る装置を備えた第2の車両後部の斜視図である。 図2aに示した車両後部の斜視図で、ここで、収納ケースが接近可能である。 本発明に係る装置の斜視図である。 図3aに示した装置の斜視図で、ここで調節装置が見える。 調節装置の引き込み防止ロックである。 本発明の第1の実施形態に係る装置の、図3bに示した細部Vである。 本発明の第2の実施形態に係る装置の、図3bに示した細部Vである。 図6に示した平面VIIの断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る装置の、図3bに示した細部Vである。 本発明の第4の実施形態に係る装置の、図3bに示した細部Vである。 本発明の第5の実施形態に係る装置の、図3bに示した細部Vである。 本発明の第6の実施形態に係る装置の、図3bに示した細部Vである。 本発明の更なる一実施例に係る本発明に係る装置の巻取り軸に可撓性面構造体を結合させる図である。 図3bに示した装置の細部XIIIである。 図3bに示した装置の細部XIVである。 本発明に係る装置の収納ケースの囲壁の裁断図である。 本発明に係る装置の収納ケースの囲壁の裁断図である。 本発明に係る装置の収納ケースの囲壁の裁断図である。 本発明に係る装置の収納ケースの囲壁の裁断図である。 本発明に係る装置の収納ケースの囲壁の裁断図である。 ベローズを付けた更なる一実施例の本発明に係る装置の部分図である。 入れ子式囲壁を付けた更なる一実施例の本発明に係る装置の部分図である。
符号の説明
1 車両、自動車
2 収納ケース
3 本発明に係る装置
6 調節装置
7 フレーム
8 固定装置
9 ベルト
10 車室
11 荷室
12 リヤシートベンチ
13 荷室カバー
14 ベルト
20 収納ケース囲壁
20a〜d 側壁
21 載置面
22 スライダ
23 ストッパ
61 巻取り軸
62 傘歯車
63 引き込み防止ロック、ロック機構
80 ロック用傘歯車
83 ゴムダンパ(緩衝エレメント)
101 車両、自動車
103 本発明に係る装置
108 固定装置
163 制止装置
203 本発明に係る装置
200 ジッパー
200a、b 爪
208 固定装置
220 ジッパーホルダ
280 マンドレル
281 穴あきリング
282 ばね
303 本発明に係る装置
308 固定装置
380 ロック用傘歯車
381 歯車
382 歯車
383 溝
384 マンドレル
385 ゴムダンパ(緩衝エレメント)
403 本発明に係る装置
408 固定/引き出し制限装置
480 ロック用傘歯車
481 歯車
482 二重歯車
483 歯車
484 レバーエレメント
485 ストッパ
486 ばね(緩衝エレメント)
509 引き出し制限装置
590 ロック用傘歯車
592 マルタ十字形構造部品
603 本発明に係る装置
609 ウェザーストリップ
630 歯車
702 収納ケース
703 本発明に係る装置
720 折りたたみ式囲壁
764 ベルト
802 収納ケース
820 入れ子式囲壁
820a〜d ラミネートハードシェル
864 ベルト

Claims (26)

  1. 自動車(1、101)の荷室(11)の中に取り付けることのできる収納ケース(2、702、802)を使って前記自動車の荷室(11)に物品を積み込む装置であって、
    収納箱体積を変えるために前記囲壁(20)の高さが、少なくとも1つの巻取り軸(61、61a、61b、61c、61d)を包含する調節装置により少なくともセクションごとに変更でき、
    前記調節装置が少なくとも1つの解除可能な固定装置(8、108、208、308、408)を具備し、前記少なくとも1つの巻取り軸(61、61a、61b、61c、61d)の回転運動が輸送に備えて前記解除可能な固定装置によりロックでき、これで、輸送時に少なくとも前記囲壁(20)の延伸が防止される、
    ことを特徴とする装置。
  2. 前記固定装置(108、308、408)がピーク荷重を減衰させるための少なくとも1つの緩衝エレメント(83、385、486)を包含する、ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記固定装置が、前記巻取り軸(61b)の回転運動を阻止すべく、前記巻取り軸(61b)に回転不動で配置された相補的傘歯車(62b)と噛み合うロック用傘歯車(80、380、480)を包含する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記ロック用傘歯車(80)が実質的に回転不動かつ軸方向スライド自在に第2の巻取り軸(61c)に配置され、それも、前記第2の巻取り軸(61c)と回転不動で連結された傘歯車(62c)と向き合って配置されている、ことを特徴とする請求項3に記載の装置。
  5. 前記緩衝エレメント、が前記ロック用傘歯車(80)と前記第2の巻取り軸(61c)の傘歯車(62c)の間に配置されている、ことを特徴とする請求項4に記載の装置。
  6. 前記固定装置(208)が、車両側に実質的に回転不動で支承されたマンドレル(280)を包含し、これが、前記巻取り軸(61c)の回転運動を阻止すべく、前記巻取り軸(61c)に回転不動で配置された穴あきリングの中に通せるようになっている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
  7. 前記固定装置(308、408)が、車両側に実質的に回転不動で支承された、少なくとも部分的に回転非対称の外側輪郭を持つマンドレル(384)を包含し、これが、前記巻取り軸(61c)の回転運動を阻止すべく、前記巻取り軸(61c)に沿って軸方向に延びる相補的な溝の中に通せるようになっている、ことを特徴とする請求項1、2又は6に記載の装置。
  8. 前記緩衝エレメント(385)が前記マンドレル(384)の車両側支承の一部である、ことを特徴とする請求項6又は7に記載の装置。
  9. 前記収納ケース(2、702、802)が、車両内で車両床に実質的に平行な平面に沿って、スライド自在に支承できるようになっており、ここで、前記収納ケースの収納位置へのスライドにより、前記巻取り軸(61、61a、61b、61c、61d)が前記車両側固定装置(8、108、208、308、408)によりロックされる、ことを特徴とする請求項1〜8の1項に記載の装置。
  10. 前記調節装置が、前記少なくとも1つの巻取り軸(61、61a、61b、61c、61d)の最大引き出し運動を制限する引き出し制限装置(9、408、509)を包含する、ことを特徴とする請求項1〜9の1項に記載の装置。
  11. 自動車(1、101)の荷室(11)の中に取り付けることのできる収納ケース(2、702、802)を使って前記自動車の荷室(11)に物品を積み込む装置であって、
    収納箱体積を変えるために前記囲壁(20)の高さが、少なくとも1つの巻取り軸(61、61a、61b、61c、61d)を包含する調節装置により少なくともセクションごとに変更でき、かつ、
    前記調節装置が、前記少なくとも1つの巻取り軸(61、61a、61b、61c、61d)の最大引き出し運動を制限する引き出し制限装置(9、408、509)を包含する、
    ことを特徴とする装置。
  12. 前記引き出し制限装置が、細長いエレメント(9)を介して互いに結合した少なくとも2つの歯車(381、382)を包含し、ここで、前記最大引き出し運動が前記細長いエレメント(9)の長さにより決められている、ことを特徴とする請求項10又は11に記載の装置。
  13. 前記引き出し制限装置(408)が、少なくとも2つの歯車(481、482、483)を持つギヤユニットを包含し、ここで、少なくとも1つの歯車(483)の回転角がストッパ(485)により制限されている、ことを特徴とする請求項10又は11に記載の装置。
  14. 前記引き出し制限装置(509)がピボット(594)を付けたマルタ十字形ギヤユニット(591、592)を包含する、ことを特徴とする請求項10又は11に記載の装置。
  15. 前記少なくとも1つの巻取り軸(61、61a、61b、61c、61d)がコイルばねを具備し、ここで、前記囲壁(20)の延伸がコイルばねの力に抗して行われる、ことを特徴とする請求項1から14の1項に記載の装置。
  16. 前記巻取り軸(61、61a、61b、61c、61d)の回転運動を制動するために前記コイルばねの力に抗して働くブレーキ装置(63、163)が設けられている、ことを特徴とする請求項15に記載の装置。
  17. 前記ブレーキ装置がループブレーキ(163)及び/又はラチェットドライブ(63)を包含する、ことを特徴とする請求項16に記載の装置。
  18. 前記囲壁(20)が、前記巻取り軸(61、61a、61b、61c、61d)に巻き取り/巻き戻し自在に配置された、少なくとも1つの変形可能な面構造体(20a、20b、20c、20d)を包含する、ことを特徴とする請求項1から17の1項に記載の装置。
  19. 前記面構造体がウェザーストリップ(609)を介して前記巻取り軸(61a)に連結されている、ことを特徴とする請求項18に記載の装置。
  20. 前記装置が、互いに角度を付けて配置された少なくとも2つの同期性巻取り軸(61b、61c)を包含し、ここで、各巻取り軸に1つの変形可能な面構造体(20b、20c)が巻き取り/巻き戻し自在に配置されている、ことを特徴とする請求項18又は19に記載の装置。
  21. 互いに境を接する前記面構造体(20a、20b、20c、20d)が、繰り返し開け閉め可能な閉止エレメントを介して互いに結合できるようになっており、ここで、前記面構造体を巻き戻す時に前記閉止エレメントが閉じられる、ことを特徴とする請求項20に記載の装置。
  22. 前記閉止エレメント、特にジッパー(200)の開動作を制限するストッパ(23)が設けられている、ことを特徴とする請求項21に記載の装置。
  23. ジッパーのためのホルダ(220)が可撓性材料、特にプラスチック又はワイヤスターラップから製作されている、ことを特徴とする請求項20、21又は22に記載の装置。
  24. 前記囲壁が少なくとも部分的に折りたたみ自在に形作られており、ここで、前記囲壁を折りたたむ機構が、前記巻取り軸(61)に支承された少なくとも1つの長尺エレメントを包含する、ことを特徴とする請求項1から16の1項に記載の装置。
  25. 前記囲壁が少なくとも2つの重ね合わせ可能なハードシェル(820a、820b、820c、820d)を包含し、ここで、前記ハードシェル(820a、820b、820c、820d)を互いに重ね合わせる機構が、前記巻取り軸(61)で支承された少なくとも1つの長尺エレメントを包含する、ことを特徴とする請求項1から17の1項に記載の装置。
  26. 前記収納ケース(2、702、802)のフレーム(7)が少なくとも部分的に少なくとも1つの巻取り軸(61)により作られている、ことを特徴とする請求項1から25の1項に記載の装置。
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