JP3667467B2 - 車両用巻取式荷崩れ防止装置 - Google Patents

車両用巻取式荷崩れ防止装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用巻取式荷崩れ防止装置に関し、特に、荷崩れ防止シートを巻取軸から引出した後に巻取軸に若干巻取らせることにより、巻取軸のシート引出し方向への回転をロックするロック機構を設けたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ハッチバック型,バン型,ワゴン型等の自動車に適用されている車両用巻取式荷崩れ防止装置は、巻取り方向へ回転付勢された巻取軸を有する巻取装置、巻取軸に巻取り可能に取付けられた荷崩れ防止シート、荷崩れ防止シートの先端部を車体に連結解除可能に連結する連結機構等で構成され、荷崩れ防止シートを荷室の荷物を覆うように展開して、荷物が荷崩れしたり移動して損傷するのを防止し、また、荷崩れ防止シートを荷室と乗員席側とを仕切るように展開して、荷室の荷物が乗員席側へ荷崩れするのを防止するように構成してある。
【0003】
更に、この種の巻取式荷崩れ防止装置には、急ブレーキ等の緊急時に、荷崩れ防止シートで覆われた荷物が荷崩れしたり移動して損傷するのを確実に防止でき、また、荷室の荷物が乗員席側へ飛込むのを確実に防止できるように、荷崩れ防止シートの急激な引出しを検知すると、巻取軸から荷崩れ防止シートを引出せないようにするロック機構を設けたものが種々実用に供されている。
【0004】
例えば、特開平5−44381号公報のロック機構においては、巻取軸から延びる荷崩れ防止ネットを掛け回して上方へ案内し、両端部が巻取装置のケーシングに形成された上下に細長い軸受孔に摺動自在に嵌込まれて回転支持された高摩擦のローラ部材を有し、ローラ部材に大きな負荷が加わってローラ部材が僅かに上昇すると、ローラ部材の端部の被係合部が軸受孔の上端部の係合部に係合して、ローラ部材の回転が停止するようになっている。即ち、荷崩れ防止ネットが上方へ急激に引出されると、ローラ部材に大きな負荷が加わりローラ部材が上昇するため、ローラ部材の回転が停止し、ローラ部材との摩擦を介して荷崩れ防止ネットの引出しが阻止されるように構成してある。
【0005】
一方、特公平6−2454号公報の巻取式荷崩れ防止装置においては、巻取装置に巻取られるトノカバー及びトノカバーの先端側に一体的に設けられた荷崩れ防止ネットを有し、荷崩れ防止ネットに続けてトノカバーを後方へ引出し、トノカバーの先端部を荷室後部の車体側に係止して、トノカバー装置としても使用できる一方、巻取装置から荷崩れ防止ネットだけを上方へ引出し、荷崩れ防止ネットの先端部を車体天井側に係止し、基端部を巻取装置の係止具に係止して、荷崩れ防止ネットを巻取装置から引出せないようにピンと張った状態でセットして、荷室の荷物が乗員席側へ荷崩れするのを防止するように構成してある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特開平5−44381号公報のロック機構におていは、上記のように、荷崩れ防止ネットが急激に引出されると、ローラ部材の回転が停止するために、ローラ部材との摩擦を介して荷崩れ防止ネットが引出されないようになる。しかし、それ以外の通常状態では、ロック機構が作動しないため、荷崩れ防止ネットは巻取方向へ回転付勢された巻取軸により巻取方向へ引張られるが、その引出しは完全に阻止されない。
【0007】
それ故、このロック機構を設けた荷崩れ防止装置では、荷崩れ防止ネットを荷室と乗員席側とを仕切るように展開しても、通常走行時における振動等により、荷室の荷物が荷崩れ防止ネットを引出しながら乗員席側へ荷崩れし、また、荷崩れ防止ネットで荷室の荷物を覆うように構成しても、通常走行時における振動等により、荷物が荷崩れ防止ネットを引出しながら徐々に移動したり荷崩れしたりして損傷する場合がある。
【0008】
一方、特公平6−2454号公報の荷崩れ防止装置においては、荷崩れ防止ネットをピンと張って巻取装置から引出せないようにセットできるため、急ブレーキ等の緊急時は勿論、通常走行時における振動等により、荷室の荷物が乗員席側へ荷崩れするのを確実に防止できるが、荷崩れ防止ネットを展開してセットする作業、即ち、荷崩れ防止ネットの先端部を車体天井側に係止し、荷崩れ防止ネットをピンと張った状態で、基端部を巻取装置の係止具に係止する作業が煩雑であり非常に大変である。
【0009】
本発明の目的は、車両用巻取式荷崩れ防止装置において、急ブレーキ等の緊急時は勿論通常走行時における振動等により、荷物が荷崩れしたり移動して損傷するのを確実に防止すること、荷室の荷物が乗員席側へ荷崩れするのを確実に防止すること、荷崩れ防止シートを簡単にセットできるようにすること、等である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の車両用巻取式荷崩れ防止装置は、巻取り方向へ回転付勢された回転可能な巻取軸を有する巻取装置と、巻取軸に基端部が固定されて巻取軸に巻取り可能に取付けられた荷崩れ防止シートと、荷崩れ防止シートの先端部を車体に連結解除可能に連結する連結機構とを備えた車両用巻取式荷崩れ防止装置において、巻取装置が、巻取軸上の荷崩れ防止シートの巻量が所定量以下になるまで荷崩れ防止シートを引出した後に若干巻取らせることにより、巻取軸のシート引出し方向への回転をロックするとともに、巻取軸上の荷崩れ防止シートの巻量が前記所定量以上になるまで荷崩れ防止シートを巻取らせることにより、巻取軸のシート引出し方向への回転のロックを解除するロック機構を備えたものである。
【0011】
巻取軸上の荷崩れ防止シートの巻量が所定量以下になるまで荷崩れ防止シートを引出し、連結機構により荷崩れ防止シートの先端部を車体に連結した後、荷崩れ防止シートを若干巻取らせる(巻取軸がシート巻取り方向へ若干回転する)と、ロック機構によって、巻取軸のシート引出し方向への回転がロックされて、荷崩れ防止シートを引出せなくなる。巻取軸上の荷崩れ防止シートの巻量が所定量以下になった際、荷崩れ防止シートが巻取軸に若干巻取られない限り、ロック機構は作動しないので、荷崩れ防止シートを所望長さ引出してセットすることができる。一方、連結機構による荷崩れ防止シートの先端部と車体との連結を解除し、巻取軸上の荷崩れ防止シートの巻量が前記所定量以上になるまで荷崩れ防止シートを巻取らせると、ロック機構による巻取軸のシート引出し方向への回転のロックが解除され、荷崩れ防止シートを引出せる状態になる。
【0012】
即ち、この車両用荷崩れ防止装置においては、荷崩れ防止シートを引出してロック機構が作動すると、荷崩れ防止シートの引出しが完全に阻止されるので、荷崩れ防止シートを荷室の荷物を覆うように展開してセットすると、急ブレーキ等の緊急時は勿論通常走行時における振動等によって、荷物が荷崩れしたり移動して損傷するのを確実に防止でき、荷室と乗員席側とを仕切るように荷崩れ防止シートを展開してセットすると、急ブレーキ等の緊急時は勿論通常走行時における振動等によって、荷室の荷物が乗員席側へ荷崩れするのを確実に防止できる。
【0013】
連結機構で荷崩れ防止シートの先端部を車体に連結した際、荷崩れ防止シートが弛んでいると、巻取り方向へ回転付勢されている巻取軸が荷崩れ防止シートを巻取り、荷崩れ防止シートをピンと張った状態にしながら、ロック機構が作動して巻取軸のシート引出し方向への回転をロックする。また、連結機構で荷崩れ防止シートの先端部を車体に連結した際、荷崩れ防止シートが弛んでいなければ、連結後荷崩れ防止シートを巻取軸から少し引出すと、上記同様、荷崩れ防止シートをピンと張った状態にしながら、ロック機構が作動して巻取軸のシート引出し方向への回転をロックする。即ち、荷崩れ防止シートを簡単にセットすることができる。
【0014】
また、荷崩れ防止シートを荷室の荷物を覆うように展開する場合、荷物の姿勢や配置場所によっては、荷崩れ防止シートにより荷物を移動不能に確実に拘束できず、通常走行時における振動等により、荷物が荷崩れ防止シート内において移動する場合があるが、荷物が移動すると荷崩れ防止シートが弛み、その都度、巻取軸が荷崩れ防止シートの弛んだ分を巻取るため、次第に、荷崩れ防止シートにより荷物は確実に拘束されるようになる。
【0015】
請求項2の車両用巻取式荷崩れ防止装置は、請求項1の発明において、前記連結機構が、荷崩れ防止シートの先端部に設けられたバックル本体と、車両側に設けられバックル本体に挿入することで連結可能なタングプレートを有するものである。即ち、バックル本体とタングプレートとを簡単な操作で連結することができるので、荷崩れ防止シートを展開させ一層簡単にセットすることができる。また、連結機構の連係解除の際、ロック機構が作動しているために荷崩れ防止シートを引出すことができないが、タングプレートのバックル本体への挿入を解除し、荷崩れ防止シートを引出すことなく簡単に連結機構を連係解除することができる。その他請求項1と同様の作用を奏する。
【0016】
請求項3の車両用巻取式荷崩れ防止装置は、請求項1又は請求項2の発明において、前記ロック機構が、巻取軸と一体的に回転するラチェットホイールと、このラチェットホイールと係合して巻取軸のシート引出し方向への回転をロックするパウルと、巻取軸上の荷崩れ防止シートの巻量に応じて作動し巻量が前記所定量以上ある間パウルをラチェットホイールと係合しない非係合位置に保持するパウル保持手段と、巻取軸上の荷崩れ防止シートの巻取が前記所定量以下の状態でさらに引き続き荷崩れ防止シートを引出すときにパウルを前記非係合位置に保持するクラッチとを備えたものである。
【0017】
荷崩れ防止シートを引出して、巻取軸上の荷崩れ防止シートの巻量が前記所定量以上ある間、パウル保持手段によりパウルは前記非係合位置に保持されるが、巻取軸上の荷崩れ防止シートの巻量が前記所定量以下の状態で引き続いて荷崩れ防止シートを引出すとき、クラッチによりパウルは前記非係合位置に保持される。即ち、荷崩れ防止シートの引出しが継続している間、パウルはラチェットホイールに係合せず、巻取軸のシート巻取り方向への回転はロックされない。
【0018】
その後、荷崩れ防止シートを若干巻取らせる(巻取軸がシート巻取り方向へ回転する)と、クラッチでパウルは前記非係合位置に保持されなくなり、パウルがラチェットホイールに係合して、巻取軸のシート引出し方向への回転がロックされる。荷崩れ防止シートを巻取らせ、巻取軸上の荷崩れ防止シートの巻量が前記所定量以上になると、パウル保持手段によりパウルは前記非係合位置に保持され、巻取軸のシート引出し方向への回転のロックが解除され、荷崩れ防止シートを引出せる状態になる。
【0019】
この車両用巻取式荷崩れ防止装置においては、ラチェットホイール、パウル、パウル保持手段、クラッチ等で構成される簡単な構造により、巻取軸上の荷崩れ防止シートの巻量が所定量以下になるまで荷崩れ防止シートを引出した後に若干巻取らせることで、巻取軸のシート引出し方向への回転をロックし、巻取軸上の荷崩れ防止シートの巻量が前記所定量以上になるまで荷崩れ防止シートを巻取らせることで、巻取軸のシート引出し方向への回転のロックを解除するロック機構を構成することができる。即ち、ロック機構を部材数の少ない非常に簡単な構造で構成でき、製作コスト的にも非常に有利になる。その他請求項1又は請求項2と同様の作用を奏する。
【0020】
請求項4の車両用巻取式荷崩れ防止装置は、請求項3の発明において、前記クラッチは、ラチェットホイールに摩擦結合されて所定角度回転可能に設けられ、荷崩防止シートを引出すときにパウルを前記非係合位置に保持する第1パウル保持部と、荷崩れ防止シートを巻取らせるときにパウルをラチェットホイールと接触しない位置に保持する第2パウル保持部を有するものである。
荷崩れ防止シートを引出し、巻取軸とラチェットホイールがシート引出し方向へ回転すると、ラチェットホイールに摩擦結合されたクラッチがシート引出し方向へ所定角度回転した後停止する。そして、巻取軸上の荷崩れ防止シートの巻量が前記所定量以下の状態で荷崩れ防止シートが引出されるとき、第1パウル保持部によりパウルが前記非係合位置に保持される。
【0021】
巻取軸上の荷崩れ防止シートの巻量が前記所定量以下の状態で、荷崩れ防止シートを若干巻取らせる、即ち、巻取軸がシート巻取り方向へ回転すると、ラチェットホイールに摩擦結合されたクラッチもシート巻取り方向へ回転するため、第1パウル保持部でパウルが前記非係合位置に保持されなくなり、パウルがラチェットホイールと係合可能な状態になり、巻取軸のシート引出し方向への回転がロックされる。
ロック機構が作動した状態で、荷崩れ防止シートを巻取らせると、巻取軸とラチェットホイールとともにクラッチがシート巻取り方向へ回転し、クラッチの第2パウル保持部によりパウルがラチェットホイールと接触しない位置に保持され、回転するラチェットホイールとパウルとの接触音を無くすことができる。この状態から荷崩れ防止シートの巻量が所定量以下であれば、シート引出し方向の回転に伴ってクラッチが回転し、第2パウル保持部によるパウル保持が解除されて、パウルとラチェットホイールが再び係合状態となる。その他請求項3と同様の作用を奏する。
【0022】
請求項5の車両用巻取式荷崩れ防止装置は、請求項2の発明において、前記タングプレートは、バックル本体に複数位置で択一的に連結できるように、荷崩れ防止シートの引出し方向複数箇所に設けられたものである。即ち、荷物の大きさ,数,姿勢,配置場所等に応じて、荷崩れ防止シートを適正な状態に展開させセットできるようになる。その他請求項2と同様の作用を奏する。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
本実施形態は、ハッチバック型,バン型,ワゴン型等の自動車において、車両の荷室に積込まれた荷物が荷崩れするのを防止する荷崩れ防止装置に、本発明を適用した場合の例である。
図1に示すように、本実施形態において、車両用巻取式荷崩れ防止装置7(以下、荷崩れ防止装置という)を適用した自動車1には、1対のシート2の後側に、荷物5を積込める荷室3が設けられている。
【0024】
図2〜図5に示すように、荷崩れ防止装置7は、巻取り方向へ回転付勢された回転可能な巻取軸15を有する巻取装置10と、巻取軸15に基端部が固定されて巻取軸15に巻取り可能に取付けられた荷崩れ防止シート20と、荷崩れ防止シート20の先端部を車体に連結解除可能に連結する連結機構25と、巻取軸15の回転をロックするロック機構30等で構成されている。
【0025】
巻取装置10は、上端部にスリット11aが車幅方向に形成された筒状部材11と、筒状部材11の左右両端部に固定された1対のケーシングホルダー12を有し、巻取軸15は、捩じりバネ(図示略)により巻取り方向へ回転付勢された状態で、筒状部材11内において1対のケーシングホルダー12に回転可能に支持されている。巻取装置10は、1対の後部側シート2のすぐ後側において、その上端部が車体の床面4上に突出しないように床面4に取付けられている。尚、巻取装置10の取付けに際しては、床面4に凹部を設けこの凹部に巻取装置10を取付けてもよいし、床面4に少なくとも巻取装置10のスリット11aよりも大きなスリットを形成し、このスリットから荷崩れ防止シート20を引出せるようにして、巻取装置10を床面4の下面側に取付けてもよい。
【0026】
巻取軸15に巻取り可能に取付けられた荷崩れ防止シート20はシート状に構成され、荷崩れ防止シート20の先端左右両端部には、1対のバックル本体26が取付けられている。バックル本体26は、連結孔部を有する板状のタングプレート27を挿入して連結可能な装置であり、荷室3の床面4上には、左右1対として3対のタングプレート27が、1対のバックル本体26に複数位置で択一的に連結できるように、荷崩れ防止シート20の引出し方向3箇所に設けられている。そして、これらバックル本体26とタングプレート27により、前記連結機構25が構成されている。尚、前記荷崩れ防止シート20はネット状に構成してもよい。
【0027】
ロック機構30について説明する。
ロック機構30は、巻取軸15上の荷崩れ防止シート20の巻量が所定量以下になるまで荷崩れ防止シート20を引出した後に若干巻取らせることにより、巻取軸15のシート引出し方向への回転をロックするとともに、巻取軸15上の荷崩れ防止シート20の巻量が前記所定量以上になるまで荷崩れ防止シート20を巻取らせることにより、巻取軸15のシート引出し方向への回転のロックを解除する機構に構成され、巻取装置10の左側のケーシングホルダー12に設けられている。
【0028】
図4、図5に示すように、ロック機構30は、巻取軸15と一体的に回転するラチェットホイール31、ラチェットホイール31と係合して巻取軸15のシート引出し方向(図5における反時計回り方向)への回転をロックするパウル32、巻取軸15上の荷崩れ防止シート20の巻量に応じて作動し巻量が前記所定量以上ある間パウル32をラチェットホイール31と係合しない非係合位置に保持するパウル保持手段であるパウル保持機構35、巻取軸15上の荷崩れ防止シート20の巻量が前記所定量以下の状態で荷崩れ防止シート20を引出すときにパウル32を前記非係合位置に保持するクラッチ40等で構成されている。
【0029】
ケーシングホルダー12は、筒部材13と筒部材13に蓋をする蓋部材14からなり、筒部材13に形成された孔部13aに、巻取軸15の左端部分が回転自在に支持され、その端部にラチェットホイール31が固着されている。
パウル32においては、その先端部がラチェットホイール31と係合する係合部32aに形成され、その基端部が筒部材13の軸部33に枢支され、筒部材13の上端部に設けられた板バネ34により、ラチェットホイール31と係合する側へ付勢されている。
【0030】
パウル保持機構35は、パウル32に固着され筒部材13に形成された円弧状の長孔13bを挿通して右側へ延びる巻量検知部材36を有している。巻量検知部材36の先端は下方へ屈曲した検知部36aに形成され、この検知部36aが、前記板バネ34の付勢力により巻取軸15上の荷崩れ防止シート20の外端面に当接している。即ち、パウル保持機構35は、巻取軸15上の荷崩れ防止シート20の巻量に応じてパウル32を揺動させて作動し、前記巻量が所定量以上ある間において、パウル32をラチェットホイール31と係合しない非係合位置に保持するように構成してある。
【0031】
クラッチ40は、図示していないが、ケーシングホルダー12又ラチェットホイール31に回転自在に支持され、リング状の摩擦部材45を介してラチェットホイール31に摩擦結合されている。クラッチ40にはピン41が左側へ突設され、このピン41の先端部分を、蓋部材14に略所定角度a(例えばa=40度)に亙って形成された長孔14aに移動自在に係合させて、クラッチ40が所定角度aだけ回転可能に設けられている。
【0032】
また、クラッチ40の外端部には、荷崩れ防止シート20を引出すときにパウル32を前記非係合位置に保持する第1パウル保持部42と、荷崩れ防止シート20を巻取らせるときにパウル32をラチェットホイール31と接触しない位置(非係合位置)に保持する第2パウル保持部43が、略前記所定角度aあけて形成され、クラッチ40は、パウル32の係合部32aの下側に第1パウル保持部42が位置する状態(図7参照)と、パウル32の係合部32aの下側に第2パウル保持部43が位置する状態(図6参照)とに亙って回転可能である。尚、前記ラチェットホイール31、パウル32、クラッチ40は合成樹脂材料で構成されているが、強度を高めるために、ラチェットホイール31、パウル32は金属製に構成してもよい。
【0033】
次に、ロック機構30の詳細な作動説明を含めて、荷崩れ防止装置7の作用について説明する。
図2に示すように、荷崩れ防止装置7の荷崩れ防止シート20が全く引出されていない状態のとき、図6に示すように、巻取軸15上の荷崩れ防止シート20の巻量が所定量以上あり、ロック機構30においては、パウル32はパウル保持機構35により前記非係合位置に保持され、また、クラッチ40の第2パウル保持部43がパウル32の係合部32aの下側に位置している。
【0034】
図2状態から、荷室3の荷物5を覆うように荷崩れ防止シート20を引出すと、巻取軸15とラチェットホイール31、及びラチェットホイール31に摩擦結合されているクラッチ40が、シート引出し方向へ一体的に回転するが、図7に示すように、クラッチ40は前記所定角度aだけ回転した後、パウル32の係合部32aの下側に第1パウル保持部42が位置する状態で停止する。
【0035】
その後、クラッチ40は図7の状態を保持して、荷崩れ防止シート20が引出されるが、巻取軸15上の荷崩れ防止シート20の巻量が所定量以下になると、パウル保持機構35によって前記非係合位置へ保持されていたパウル32は、クラッチ40の第1パウル保持部42によって前記非係合位置への保持状態が維持される。即ち、巻取軸15上の荷崩れ防止シート20の巻量が前記所定以下の状態で、荷崩れ防止シート20を引出すときには、パウル32はクラッチ40の第1パウル保持部42で、前記非係合位置に保持されることになる。
【0036】
図3に示すように、荷物5を覆うように荷崩れ防止シート20を展開させ、連結機構25のバックル本体26とタングプレート27を連結すると、巻取軸15上の荷崩れ防止シート20の巻量が所定量以下になっており、その後、荷崩れ防止シート20を若干巻取らせる(巻取軸15がシート巻取り方向へ若干回転する)と、ロック機構30においては、クラッチ40がシート巻取り方向へ僅かに回転して、図8に示すように、パウル32は第1パウル保持部42で前記非係合位置に保持されなくなり、板バネ34の付勢力によりパウル32がラチェットホイール31と係合可能になり、巻取軸15のシート引出し方向への回転がロックされて、荷崩れ防止シート20を引出せなくなる。
【0037】
連結機構25により荷崩れ防止シート20の先端部を車体に連結した際、荷崩れ防止シート20が弛んでいると、巻取り方向へ回転付勢された巻取軸15が荷崩れ防止シート20を巻取り、荷崩れ防止シート20をピンと張った状態にしながら、ロック機構30が作動して巻取軸15のシート引出し方向への回転をロックする。この時、巻取軸15の巻取り方向の回転に伴って、クラッチ40も回転して図9の状態になって、クラッチ40の第2パウル保持部43がパウル32を非係合位置に保持するので、パウル32とラチェットホイール31との接触音(カチカチ音)がしない。また、この状態から僅かにシート20が引出されると図8の状態になって、シートの引出し方向の回転を阻止する。また、連結機構25により荷崩れ防止シート20の先端部を車体に連結した際、荷崩れ防止シート20が弛んでいなければ、連結後荷崩れ防止シート20を巻取軸15から少し引出すと、上記同様、巻取軸15が荷崩れ防止シート20を巻取り、荷崩れ防止シート20をピンと張った状態にしながら、ロック機構30が作動して巻取軸のシート引出し方向への回転をロックする。
【0038】
一方、連結機構25による荷崩れ防止シート20の先端部と車体との連結を解除し、巻取軸15に荷崩れ防止シート20を巻取らせていくと、巻取軸15とラチェットホイール31、及びラチェットホイール31に摩擦結合されたクラッチ40がシート巻取り方向へ一体的に回転するが、図9に示すように、クラッチ40は僅かだけ回転し、クラッチ40の第2パウル保持部43がパウル32を押上げて、ラチェットホイール31と接触しない位置に保持する。続いて、巻取軸15に荷崩れ防止シート20を巻取らせ、巻取軸15上の荷崩れ防止シート20の巻量が前記所定量以上になると、パウル保持機構35によりパウル32が前記非係合位置に保持されて、ロック機構30による巻取軸15のシート引出し方向への回転のロックが解除され、荷崩れ防止シート20を引出せる状態になる。尚、この荷崩れ防止シート20の巻取時もカチカチ音がしない。
ある。
【0039】
この荷崩れ防止装置7においては、荷崩れ防止シート20を引出してロック機構30が作動すると、荷崩れ防止シート20の引出しが完全に阻止されるので、荷物れ防止シート20を荷室3の荷物5を覆うように荷崩れ防止シートを展開してセットすると、急ブレーキ等の緊急時は勿論通常走行時における振動等によって、荷物5が荷崩れしたり移動して損傷するのを確実に防止できる。
しかも、荷物5の姿勢や配置場所によっては、荷崩れ防止シート20により荷物5を移動不能に確実に拘束できず、通常走行時における振動等により、荷物5が荷崩れ防止シート20内において移動する場合があるが、荷物5が移動すると荷崩れ防止シート20が弛み、その都度、巻取軸15が荷崩れ防止シート20の弛んだ分を巻取りるため、次第に、荷崩れ防止シート20により荷物5は確実に拘束されるようになる。
【0040】
また、連結機構25は、荷崩れ防止シート20の先端部に設けられたバックル本体26と、車両側に設けられバックル本体26に挿入することで連結可能なタングプレート27とを有するので、荷崩れ防止シート20を一層簡単にセットすることができるとともに、また、連結機構25の連係解除の際、ロック機構30が作動しているために荷崩れ防止シート20を引出すことができないが、タングプレート27のバックル本体26への挿入を解除して、荷崩れ防止シート20を引出すことなく簡単に連結機構の連係解除することができる。
【0041】
更に、荷崩れ防止シート20を引出し、連結機構25により荷崩れ防止シート20の先端部を車体に連結すると、荷崩れ防止シート20が弛んでいる部分を、巻取り方向へ回転付勢された巻取軸15が巻取って、荷崩れ防止シート20をピンと張った状態にしながら、ロック機構30が作動して巻取軸15のシート引出し方向への回転をロックするので、荷崩れ防止シート20を展開し簡単にセットできるようになる。尚、連結機構25により荷崩れ防止シート20の先端部を車体に連結した際、荷崩れ防止シート20が弛んでいなくても、連結後荷崩れ防止シート20を巻取軸15から少し引出すと、上記同様、荷崩れ防止シート20をピンと張った状態にしながら、ロック機構30が作動して巻取軸15のシート引出し方向への回転をロックするので、荷崩れ防止シート20を展開し簡単にセットできる。
【0042】
ロック機構30においては、ラチェットホイール31、パウル32、パウル保持機構35、クラッチ40等からなる簡単な構造により、巻取軸15上の荷崩れ防止シート20の巻量が所定量以下になるまで荷崩れ防止シート20を引出した後に若干巻取らせることで、巻取軸15のシート引出し方向への回転をロックし、巻取軸15上の荷崩れ防止シート20の巻量が前記所定量以上になるまで荷崩れ防止シート20を巻取らせることで、巻取軸15のシート引出し方向への回転のロックを解除する機構を構成できる。即ち、前記ロック機構30を部材数の少ない非常に簡単な構造で構成でき、製作コスト的にも非常に有利になる。
【0043】
また、ロック機構30のクラッチ40は、荷崩れ防止シート20を巻取らせるときにパウル32をラチェットホイール31と接触しない位置に保持する第2パウル保持部43を有するので、第2パウル保持部43によりパウル32をラチェットホイール31と接触しない位置に保持し、荷崩れ防止シート20を巻取らせるときのラチェットホイール31とパウル32との接触音(カチカチ音)を無くすことができる。また、タングプレート27は、バックル本体26に複数位置で択一的に連結できるように、荷崩れ防止シートの引き出し方向3箇所に設けられているので、荷物5の大きさ,数,姿勢,配置場所等に応じて、荷崩れ防止シート20を適正な状態に展開させセットできるようになる。
【0044】
次に、別実施形態について図10を参照して説明する。
別実施形態の荷崩れ防止装置7Aは、荷崩れ防止シート20を荷室3と乗員席側とを仕切るように展開するように装備されたものであり、前記実施形態の荷崩れ防止装置7と同様の構造であるので、同じもには同一符号を付して説明する。図10に示すように、荷崩れ防止装置7Aの巻取装置10は、シート2のすぐ後側において車体の床面4に取付けられ、天井の巻取装置10と対向した部位の、1対のバックル本体26と対応する位置に、1対のタングプレート27が取付けられている。
【0045】
この荷崩れ防止装置7Aにおいては、前記実施形態同様、荷崩れ防止シート20を引出してロック機構30が作動すると、荷崩れ防止シート20の引出しが完全に阻止されるので、荷室3と乗員席側とを仕切るように荷崩れ防止シート20を展開してセットすると、急ブレーキ等の緊急時は勿論通常走行時における振動等によって、荷室3の荷物5が乗員席側へ荷崩れするのを確実に防止できる。その他、前記実施形態と同様の作用・効果を奏する。
【0046】
【発明の効果】
請求項1の車両用巻取式荷崩れ防止装置によれば、巻取装置が、巻取軸上の荷崩れ防止シートの巻量が所定量以下になるまで荷崩れ防止シートを引出した後に若干巻取らせることにより、巻取軸のシート引出し方向への回転をロックするとともに、巻取軸上の荷崩れ防止シートの巻量が前記所定量以上になるまで荷崩れ防止シートを巻取らせることにより、巻取軸のシート引出し方向への回転のロックを解除するロック機構を備えたので、荷崩れ防止シートを引出してロック機構が作動すると、荷崩れ防止シートの引出しが完全に阻止されるので、荷物れ防止シートを荷室の荷物を覆うように展開してセットすると、急ブレーキ等の緊急時は勿論通常走行時における振動等によって、荷物が荷崩れしたり移動して損傷するのを確実に防止でき、また、荷室と乗員席側とを仕切るように荷崩れ防止シートを展開してセットすると、急ブレーキ等の緊急時は勿論通常走行時における振動等によって、荷室の荷物が乗員席側へ荷崩れするのを確実に防止できる。
【0047】
しかも、荷崩れ防止シートを荷室の荷物を覆うように展開する場合、荷物の姿勢や配置場所によっては、荷崩れ防止シートにより荷物を移動不能に確実に拘束できず、通常走行時における振動等により、荷物が荷崩れ防止シート内において移動する場合があるが、荷物が移動すると荷崩れ防止シートが弛み、その都度、巻取軸が荷崩れ防止シートの弛んだ分を巻取りるため、次第に、荷崩れ防止シートにより荷物は確実に拘束されるようになる。
【0048】
連結機構で荷崩れ防止シートの先端部を車体に連結した際、荷崩れ防止シートが弛んでいると、巻取り方向へ回転付勢されている巻取軸が荷崩れ防止シートを巻取り、荷崩れ防止シートをピンと張った状態にしながら、ロック機構が作動して巻取軸のシート引出し方向への回転をロックし、連結機構で荷崩れ防止シートの先端部を車体に連結した際、荷崩れ防止シートが弛んでいなければ、連結後荷崩れ防止シートを巻取軸から少し引出すと、上記同様、荷崩れ防止シートをピンと張った状態にしながら、ロック機構が作動して巻取軸のシート引出し方向への回転をロックするので、荷崩れ防止シートを展開して簡単にセットできる。
【0049】
請求項2の車両用巻取式荷崩れ防止装置によれば、請求項1と同様の効果を奏するが、連結機構が、荷崩れ防止シートの先端部に設けられたバックル本体と、車両側に設けられバックル本体に挿入することで連結可能なタングプレートを有するので、荷崩れ防止シートを展開して一層簡単にセットできるとともに、連結機構の連係解除の際、ロック機構が作動しているために荷崩れ防止シートを引出すことができないが、タングプレートのバックル本体への挿入を解除して、荷崩れ防止シートを引出すことなく簡単に連結機構を連係解除することができる。
【0050】
請求項3の車両用巻取式荷崩れ防止装置によれば、請求項1又は請求項2と同様の効果を奏するが、ロック機構が、巻取軸と一体的に回転するラチェットホイールと、このラチェットホイールと係合して巻取軸のシート引出し方向への回転をロックするパウルと、巻取軸上の荷崩れ防止シートの巻量に応じて作動し巻量が前記所定量以上ある間パウルをラチェットホイールと係合しない非係合位置に保持するパウル保持手段と、巻取軸上の荷崩れ防止シートが前記所定量以下の状態で引き続き荷崩れ防止シートを引出すときにパウルを前記非係合位置に保持するクラッチとを備えたので、ラチェットホイール、パウル、パウル保持手段、クラッチ等で構成される部材数の少ない簡単な構造により、前記ロック機構を構成することができ、製作コスト的にも非常に有利になる。
【0051】
請求項4の車両用巻取式荷崩れ防止装置によれば、請求項3と同様の効果を奏するが、前記クラッチは、ラチェットホイールに摩擦結合されて所定角度回転可能に設けられ、荷崩防止シートを引出すときにパウルを前記非係合位置に保持する第1パウル保持部と、荷崩れ防止シートを巻取らせるときにパウルをラチェットホイールと接触しない位置に保持する第2パウル保持部を有するので、第2パウル保持部でパウルがラチェットホイールと接触しない位置に保持され、パウルと回転するラチェットホイールとの接触音を無くすことができる。
【0052】
請求項5の車両用巻取式荷崩れ防止装置によれば、請求項2と同様の効果を奏するが、前記タングプレートは、バックル本体に複数位置で択一的に連結できるように、荷崩れ防止シートの引出し方向複数箇所に設けられたものであるので、荷物の大きさ,数,姿勢,配置場所等に応じて、荷崩れ防止シートを適正な状態に展開させセットできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る車両用巻取式荷崩れ防止装置を装備した自動車の部分切欠き斜視図である。
【図2】車両用巻取式荷崩れ防止装置を装着した荷室の斜視図である。
【図3】車両用巻取式荷崩れ防止装置(セット時)を装着した荷室の斜視図である。
【図4】ロック機構の縦断面図である。
【図5】図4のV −V 線断面図である。
【図6】ロック機構(ロック解除時)の作動説明図である。
【図7】ロック機構(ロック解除時)の作動説明図である。
【図8】ロック機構(ロック時)の作動説明図である。
【図9】ロック機構(ロック解除時)の作動説明図である。
【図10】 別実施形態に係る車両用巻取式荷崩れ防止装置を装着した荷室の斜視図である。
【符号の説明】
7 車両用巻取式荷崩れ防止装置
10 巻取装置
15 巻取軸
20 荷崩れ防止シート
25 連結機構
26 バックル本体
27 タングプレート
30 ロック機構
31 ラチェットホイール
32 パウル
35 パウル保持機構
40 クラッチ
42 第1パウル保持部
43 第2パウル保持部

Claims (5)

  1. 巻取り方向へ回転付勢された回転可能な巻取軸を有する巻取装置と、巻取軸に基端部が固定されて巻取軸に巻取り可能に取付けられた荷崩れ防止シートと、荷崩れ防止シートの先端部を車体に連結解除可能に連結する連結機構とを備えた車両用巻取式荷崩れ防止装置において、
    前記巻取装置が、巻取軸上の荷崩れ防止シートの巻量が所定量以下になるまで荷崩れ防止シートを引出した後に若干巻取らせることにより、巻取軸のシート引出し方向への回転をロックするとともに、巻取軸上の荷崩れ防止シートの巻量が前記所定量以上になるまで荷崩れ防止シートを巻取らせることにより、巻取軸のシート引出し方向への回転のロックを解除するロック機構を備えたことを特徴とする車両用巻取式荷崩れ防止装置。
  2. 前記連結機構が、荷崩れ防止シートの先端部に設けられたバックル本体と、車両側に設けられバックル本体に挿入することで連結可能なタングプレートを有することを特徴とする請求項1に記載の車両用巻取式荷崩れ防止装置。
  3. 前記ロック機構が、巻取軸と一体的に回転するラチェットホイールと、このラチェットホイールと係合して巻取軸のシート引出し方向への回転をロックするパウルと、巻取軸上の荷崩れ防止シートの巻量に応じて作動し巻量が前記所定量以上ある間パウルをラチェットホイールと係合しない非係合位置に保持するパウル保持手段と、巻取軸上の荷崩れ防止シートの巻量が前記所定量以下の状態でさらに引き続き荷崩れ防止シートを引出すときにパウルを前記非係合位置に保持するクラッチとを備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用巻取式荷崩れ防止装置。
  4. 前記クラッチは、ラチェットホイールに摩擦結合されて所定角度回転可能に設けられ、荷崩れ防止シートを引出すときにパウルを前記非係合位置に保持する第1パウル保持部と、荷崩れ防止シートを巻取らせるときにパウルをラチェットホイールと接触しない位置に保持する第2パウル保持部を有することを特徴とする請求項3に記載の車両用巻取式荷崩れ防止装置。
  5. 前記タングプレートは、バックル本体に複数位置で択一的に連結できるように、荷崩れ防止シートの引き出し方向複数箇所に設けられたことを特徴とする請求項2に記載の車両用巻取式荷崩れ防止装置。
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