JP2586715Y2 - 自動車トノーカバーの保持手段 - Google Patents

自動車トノーカバーの保持手段

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JP2586715Y2
JP2586715Y2 JP1992031839U JP3183992U JP2586715Y2 JP 2586715 Y2 JP2586715 Y2 JP 2586715Y2 JP 1992031839 U JP1992031839 U JP 1992031839U JP 3183992 U JP3183992 U JP 3183992U JP 2586715 Y2 JP2586715 Y2 JP 2586715Y2
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JP
Japan
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tonneau cover
tonneau
pipe
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rear seat
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正弘 藤村
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Hayashi Engineering Inc
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Hayashi Engineering Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車のリヤシートバッ
クからバックドアに渡ってトノー部を覆うトノーカバー
の保持手段に関する。
【0002】
【従来の技術】ワゴン・バン・ハッチバック等の型式の
自動車では、自動車のリヤシートバックからバックドア
に渡る車室後部(トノー)に荷物を載置して、その上面
を隠蔽するためにトノーカバーで被覆している。従来、
この種のトノーカバーは、図に示すように、塩化ビニ
ール樹脂シート等の遮光性のある材料で造られ、リヤシ
ートバック51に固設された巻き取り装置58を有する
収容ボックス54に収納されており、使用時は引き出し
て先端をバックドアに係止して使用し、収納するときは
バックドアとの係止を解除し、巻きとり装置58のスプ
リング力によって巻き取って収容ボックス54に収納す
るようになっている。(例えば特開昭62−11362
9号)。
【0003】あるいはまた、図に示すようにリヤシー
トバック51に基板70を固設し、基板上にフック部材
60を設けてトノーカバー65の一方の辺に挿通された
パイプ66を係合させ、他方のパイプの両端部67をト
ノー両側面のバックドア側に設けられた係止部材68の
溝部69で保持してトノーカバーを展張させ、トノーカ
バーを使用しないときには基板70上に設けられた固定
部61とトノーカバーに設けられた対応する面ファスナ
ー62とを貼着させてトノーカバーをリヤシートバック
51に保持するようになっている。(例えば実開平3−
88864号)。
【0004】これらのトノーカバーの、巻き取り装置ま
たは基板を含む重量は、2kg〜3kgにおよんでい
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来の収容ボ
ックスを有するトノーカバーでは、巻き取り装置の構造
が複雑で重量も大となり、またカバー材には塩化ビニー
ル樹脂シートが用いられるが、巻き取りの張力に耐える
ように強力にするために重量が重くなるほか、脱塩ビの
社会的要求上好ましくない。さらにトノーカバーが不必
要な時でも収容ボックスを容易に取り外すことはできな
いという欠点がある。
【0006】また、リヤシートバックに固設された基板
によってトノーカバーを展張あるいは保持する方式にお
いては、基板の重量が大でかつ面ファスナーでシートバ
ックに保持されたトノーカバーがたるんで邪魔になると
いう欠点がある。
【0007】さらに、上述した従来のトノーカバーの保
持手段においては、何れもリヤシートバックの全幅に渡
って収容ボックスまたは基板が固定されているため、車
室内の有効利用を妨げるほか、リヤシートの左右分割リ
クライニングができないという欠点がある。
【0008】本考案の目的は、リヤシートの分割リクラ
イニング機能およびトノー部内の有効利用を妨げず、ト
ノーカバーの展張が容易であり、かつ軽量で、さらに脱
塩ビの社会的要求に合致したトノーカバーの保持手段
提供するにある。
【0011】本考案の自動車トノーカバーの保持手段
は、バックドアに設けられた巻き取り装置と、トノーカ
バーの通ししろ部に挿通されたパイプの少なくとも一方
に固着されたハンガーに引っ掛けるフックを先端に備
え、巻き取り装置によって伸縮可能に巻きとられる紐
を備えている
【0013】トノーカバーの保持手段を使用するには、
トノー部両内側面のリヤシートバック寄りに設けられた
クランプで、トノーカバーの一方のパイプの端部を保持
た後、他方のパイプに設けられたハンガーをバック
ドアに設けられた巻き取り装置から伸縮可能に設けられ
た紐のフックに引っ掛けて展張する。この場合にはトノ
ーカバーを展張したままバックドアの開閉が可能であ
る。
【0015】トノーカバーの巻き取り装置または基板を
使用せぬため、車両重量が軽減でき、また織布に巻き取
りの張力が要求されぬため、軽量の合成繊維の織布が使
用でき、かつ塩化ビニール系材料を使用せぬことによっ
て脱塩ビの社会的要求に対応できる。
【0016】
【実施例】次に、本考案の自動車トノーカバーの保持手
について図面を参照して説明する。
【0017】図1は本考案によるトノーカバー保持手段
一実施例の側面図で、図2は巻き取り装置及びフック
を備えた紐の略図、3は一般に用いられるトノーカバ
ーの 斜視図である。
【0018】薄手の織布1を装着車両のトノー部に合わ
せてほぼ長方形に縫製し、進行方向と直角の2辺に筒状
の通ししろ部2を形成する。織布は巻きとり力等の力を
伝える必要がないから薄手のものが好ましく、単位面積
重量180g/m2 のポリエステル系、ポリアミド系ま
たはポリオレフィン系のものが良い。
【0019】筒状の通ししろ部2に係止用パイプ3a,
3bを挿通する。このパイプは直径12mm程度、長さ
は筒状の通ししろ部より僅かに長く、トノー部の進行方
向両側面に設けられるクランプ10によって保持される
端部4を有し、材質はFRP中空パイプが良い。パイプ
の両端には樹脂製キャップ5を嵌めて保護する。パイプ
は筒状の通ししろ部2にリベット6で止めて横ずれを防
止する。
【0021】図に示すクランプ10は、パイプ3a,
3bの端部4を受けこれを保持する二つの並設された保
持溝10a,10bを有するブロックで、トノー部21
の進行方向両内側面のリヤシートバック23寄りに各1
個設けられる。
【0022】またパイプ3bには環状のハンガー9が取
り付けられている。先端にフック12を備えた紐13
が、車両のバックドア22の内側に設けられた巻き取り
装置14によって伸縮可能に巻きとられている。トノー
カバー20のパイプ3aが、リヤシートバック23側の
クランプ10に設けられた保護溝10aによって保持さ
れてトノーカバーが拡げられ、パイプ3bに設けられた
ハンガー9が、巻き取り装置14によって伸縮可能の紐
13の先端のフック12に掛けられて常に牽引されて展
張される。バックドア22を開閉したとき、ハンガー9
は伸縮する紐13によって牽引されており、トノーカバ
ーを展張された状態に保つようになっている。
【0025】トノーカバー保持手段の使用方法は、図1
において、パイプ3aの端部4をクランプ10の保持溝
10aと嵌合させてトノーカバーを展張しながら、次に
パイプ3bに設けられたハンガー9に、巻き取り装置1
4から延びる紐13の先端に設けられたフック12を引
っ掛ける。紐13は巻き取り装置14により常に張力が
与えられ伸縮可能のため、トノーカバー20はクラン
プ10の側が固定された状態でハンガー9の側が引っ張
られるので、展張された状態を保つとともに、バックド
ア22を開閉する際にもトノーカバー20の展張状態を
保つことができる。クランプ10に二つの保持溝10
a、10bを設けることにより、トノーカバー20をリ
ヤシートバック23に沿わせて格納することができる。
また別にに示す状態でトノーカバー20を保管する
こともできる。
【0026】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、トノー部
を覆う織布の対向する2辺の通ししろ部におのおのパイ
プを挿通し、一方のパイプの両端をトノー部内側面のバ
ックシート側に設けたクランプで保持し、他方のパイプ
に設けられたハンガーを、バックドアに設けられた巻き
取り装置から延びる紐の先端フックに引掛けることによ
り、トノーカバーを展張するようにしたため、従来リヤ
シートバックに固設されていた巻き取り装置または基板
を設ける必要がなく、したがってリアシートの分割リク
ライニング機能及びトノー部内の有効利用を妨げず、ト
ノーの展張が容易であり、かつ従来の技術によるトノー
カバー全重量2,000g〜3,000gに較べ、本考
案のトノーカバーは、クランプおよび巻き取り装置を含
む全重量が600g以下であって車両の軽量化をはかる
ことができという効果がある。
【0028】さらに、パイプに設けられたハンガーをバ
ックドアに設けられた巻き取り装置の紐の先端のフック
に掛けたまま、すなわちトノーカバーを展張したままバ
ックドアを開閉できるという効果がある。
【0029】また車両のトノウ部の形状が変更されて
も、バックドア側のパイプ長さと織布の形状を変更する
ことにより容易に対応できるほか、織布の引張強度を必
要としないため、塩ビシートを使用する必要がなく、脱
塩ビという社会的要求に沿ったトノーカバーを提供でき
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の自動車トノーカバーの保持手段の使用
状態を示す側面略図である。
【図2】図1に用いる巻き取り装置及びフックを備えた
紐の側面略図である。
【図3】一般に用いられるトノーカバーの斜視図であ
る。
【図4】図3のトノーカバーが巻き取られた状態を示す
斜視図である。
【図5】従来の技術による巻き取り装置を有するトノー
カバーの図で、図(A)は斜視略図、図(B)は巻
き取り装置の部分断面図である。
【図6】従来の技術による基板を有するトノーカバーの
斜視略図である。
【符号の説明】
1 織布 2 通ししろ部 3a,3b,66 パイプ 4,67 端部 5 キャップ 6 リベット 9 ハンガー 10 クランプ 10a,10b 保持溝 12 フック 13 紐 14 巻き取り装置 20,55,65 トノーカバー 21 トノー部 22 バックドア 23,51 リヤシートバック 54 収容ボックス 58 巻き取り装置 60 フック部材 61 固定部 62 面ファスナー 68 係止部材 69 溝部 70 基板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のリヤシートバックからバックド
    アに渡ってトノー部を覆うトノーカバーの保持手段であ
    って、 進行方向と直角の、対向する2辺に筒状の通ししろを有
    するほぼ長方形の織布と、 該織布の筒状のおのおのの通ししろ部に挿通される各1
    本のパイプと、前記パイプの少くとも一方に固着された少くとも1個の
    ハンガーと、 前記トノー部の進行方向両内側面のリヤシートバック側
    に設けられ、前記パイプの少なくとも1本の端部を保持
    するための少なくとも各1個の保持溝を有するクランプ
    とを有する、自動車トノーカバーの保持手段において、 前記バックドアに設けられた巻き取り装置と、 前記ハンガーに引っ掛けるフックを先端に有し、前記巻
    き取り装置によって伸縮可能に巻きとられる紐とを有す
    ることを特徴とする、自動車トノーカバーの保持手段。
JP1992031839U 1992-05-14 1992-05-14 自動車トノーカバーの保持手段 Expired - Lifetime JP2586715Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR100940329B1 (ko) * 2008-10-20 2010-02-04 한일이화주식회사 차량용 카고 스크린의 스크린패널 조립체

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TW506692U (en) * 2001-03-27 2002-10-11 Speed Tech Corp Improved structure of antimagnetic metal cap removal

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