JP4800189B2 - セダン型車両の後部車体構造 - Google Patents
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Description
トランクルーム内を仕切壁によって上部空間と荷置き空間に区画する場合とは、例えば、トランクリッドの設置高さを高くするときに、トランクリッドの後壁上部に窓を設け、リヤガラスを通した後方視界が減少する分をトランクリッドの窓によって補う場合であり、この場合には、仕切壁によって車室内から荷置き空間を覆い隠せるようになり、かつ、上部空間を車室内に連続させることにより、車室内からトランクリッドの窓を通して車両の後方を視認できるようになる。
これにより、トランクリッドが開かれると、仕切壁が平行リンクによって常時一定姿勢を維持されつつ、引き上げ手段を介して上方に引き上げられ、その結果、トランクルームの荷物の出し入れスペースが上方に全体的に拡大されるようになる。
これにより、トランクリッドが開かれると、その跳ね上げ動作が可撓部材を介して仕切壁に伝達され、その結果、仕切壁全体が上方に引き上げられるようになる。
これにより、トランクリッドが開かれると、可撓部材であるシートの一端がトラクリッドによって上方に持ち上げられ、それに伴って仕切壁全体がシートの略中間部とともに上方に持ち上げられるようになる。また、トランクルーム内に多量の荷物や容積の大きい荷物が収納され、仕切壁が荷物によって押し上げられた場合にも、仕切壁全体がシートの略中間部とともに上方に持ち上げられるようになる。このような場合、シートは仕切壁と略同幅であり、しかもトランクルームの前方位置から仕切壁までの間で連続しているため、仕切壁が上方に持ち上がったときに仕切壁の下方に車室内が見える隙間ができなくなる。
これにより、少なくともトランクリッドの開放時には、シートが仕切壁の下面形状に追従して変形するようになる。
これにより、トランクリッドの開閉動作に応じたシートの引き出し量がシート収納部によって自動的に調整される。
また、この発明によれば、平行リンクによって仕切壁を常時一定姿勢のまま上下に移動させることができるため、仕切壁の挙動を安定させ、質感の向上と耐久性の向上を図ることができる。
また、この発明によれば、仕切壁が上下に移動可能に車体に支持されているため、トランクルーム内に多量の荷物や容積の大きい荷物を収納する場合に、荷物による仕切壁の迫上がりを許容して荷置き空間を実質的に拡大することができる。
なお、図面上は省略されているが、トノボード14の後端部側にもシート20を案内するためのガイド機構が設けられている。
シート20は、トノボード14と略同幅に、かつ、車体前後方向に長尺に形成され、基端部側がロール状のシート収納部23に収納支持されるとともに、先端部側がトランクリッド7の裏面の視認窓8よりも下方位置に結合されている。シート収納部23は、ばねによってシート20の基端を巻取り方向に付勢する構造とされ、シート20の先端部が引っ張られると、その引張力に応じてシート20の引き出し量が適宜調整されるようになっている。また、トノボード14は、シート20によって下面側を摺動自在に支持され、トラクリッド7の跳ね上げ時に、シート20の先端側がトランクリッド7によって上方に引き上げられると、その引き上げ力によって上方に押し上げられるようになっている。
この結果、トランクリッド7の跳ね上げに連動してトノボード14全体の高さが高くなり、荷物の出し入れスペースが拡大されることになる。したがって、トランクリッド7の閉時における視認窓8を通した後方視認を阻害することなく、トランクリッド7の開時には荷物の出し入れスペースを大きく拡大して荷物収納の利便性を高めることができる。
そして、さらにこの実施形態においては、トノボード14と略同幅のシート20をトランクルーム3の前方とトランクリッド7の間に張り渡して、そのシート20によってトランクリッド7とトノボード14を連動させるようにしているため、トランクリッド7の跳ね上げとともにトノボード14が上方に持ち上がったときにトノボード14の下方にできる隙間をシート20によって覆い隠すことができる。したがって、トランクリッド7の開放時における見栄えを良好にし、車両の商品性を高めることができる。
2…リヤガラス
3…トランクルーム
7…トランクリッド
12…上部空間
13…荷置き空間
14…トノボード(仕切り壁)
16…平行リンク
20…シート(可撓部材)
21…ガイドロッド(シートガイド部)
22…引き上げ手段
23…シート収納部
Claims (5)
- ルーフの後端部に下方に傾斜するリヤガラスが配置され、このリヤガラスの取付部の下方から車体後端部にかけてトランクルームが設けられるとともに、前記リヤガラスの取付部の下縁にトランクリッドが開閉自在に設けられたセダン型車両の後部車体構造において、
前記トランクリッドの下方に、車室内に連続する上部空間とトランクルーム内の荷置き空間を区画する仕切壁が配置され、
この仕切壁が平行リンクを介して上下移動可能に車体に連結されるとともに、前記トランクリッドの開き動作に連動して前記仕切壁を上方に引き上げる引き上げ手段が設けられていることを特徴とするセダン型車両の後部車体構造。 - 前記引き上げ手段は、一端が前記トランクリッドに結合され、そのトランクリッドの跳上げ動作を前記仕切壁に伝達する可撓部材を備えていることを特徴とする請求項1に記載のセダン型車両の後部車体構造。
- 前記可撓部材は、前記仕切壁と略同幅のシートによって構成され、
そのシートは、一端が前記トランクリッドの裏面に結合されるとともに、他端が前記トランクルームの前方に配置され、前後の略中間部で前記仕切壁を支持することを特徴とする請求項2に記載のセダン型車両の後部車体構造。 - 前記仕切壁の少なくとも前縁部に、前記シートをスライド可能に係止するシートガイド部が設けられ、
前記仕切壁の下面が前記シートによって摺動可能に支持されていることを特徴とする請求項3に記載のセダン型車両の後部車体構造。 - 前記シートの他端が、巻取り方向にばね付勢されたシート収納部に収納され、このシート収納部が前記トランクルームの前方に固定設置されていることを特徴とする請求項3または4に記載のセダン型車両の後部車体構造。
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