JP2005075247A - 自動車の荷物積載室の遮蔽板機構 - Google Patents

自動車の荷物積載室の遮蔽板機構 Download PDF

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Abstract

【課題】大きな荷物も円滑に出し入れ可能とする。
【解決手段】遮蔽板30の左右の各縁部の先端部の近傍に形成された回動部34と、遮蔽板30の左右の各縁部の先端部に形成された当接部38と、荷物積載室20の上部の左右の各側部に設けられた略水平支持部52と、荷物積載室20の左右の各側部に設けられ、各回動部34が離脱可能に係合され、遮蔽板30が通常状態と開放状態との間を回動するのをガイドする回動ガイド部56と、荷物積載室20の奥部に設けられ遮蔽板30が鉛直方向成分を有する姿勢で支持される収納支持部54と、遮蔽板30とドア10とを連結する連結ストラップ15とを有し、遮蔽板30が開放状態における水平からの傾斜角度よりも所定以上大きい傾斜状態においては、当接部38が収納支持部54と干渉して各回動ガイド部56に対する各回動部34の係合が許容されないという関係にある。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車の荷物積載室に対して遮蔽板が設けられる機構に関するものである。
車体の後部に跳ね上げ式(ハッチバック)のドア(バックドア)を有する自動車においては、座席(後部座席)とドアとの間の空間が荷物積載室とされていることが多い。そして、特にコンパクトカーともいわれる小型車の場合には、その荷物積載室のうちの上部にほぼ水平に遮蔽板が設けられて、その遮蔽板によって荷物積載室が遮蔽されている場合がある。
従来におけるその遮蔽板機構の一例として、次のようなものがある。
図6に示すように、遮蔽板130の左右の各側部には、下方に向けてフランジ部132が形成され、フランジ部132の先端部には切欠状の回動部134が形成され、フランジ部132のうちの先端部を除く大半部は、直線状の下縁部を有する被載置部136とされている。
荷物積載室120のうちの上部の左右の各側部には、ほぼ水平に延びる突条状の略水平支持部152が設けられている。各略水平支持部152の先端部の近傍には、丸軸状の回動ガイド部156が設けられている。
図7A及び図7Bに示すように、遮蔽板130は、回動部134において回動ガイド部156に対して回動可能に連結されている。
また、遮蔽板130の左右の各縁部の後端部の近傍には、連結ストラップ115の基端部が各々取り付けられ、各連結ストラップ115の先端部はドア110に対して着脱可能に連結されている。
以上のため、図7Aに示すように、ドア110が閉状態の際には、遮蔽板130は、被載置部136が略水平支持部152に載置されてほぼ水平に支持された通常状態にある。
一方、図7Bに示すように、ドア110が開状態とされた際には、連結ストラップ115を介して、遮蔽板130は、後方に向かうにつれて上方に向かうように斜めに延びる開放状態とされる。
そして、図7Bに示すように、ドア110が開状態とされ、それに伴って遮蔽板130が開放状態となった状態で、荷物積載室120に荷物が収容されたり、荷物積載室120から荷物が取り出したりされる。その後に、ドア110が閉状態とされることによって、それに伴って遮蔽板130が通常状態となり、荷物積載室120が遮蔽される。
ところで、上記従来の遮蔽板機構では、大きな荷物(正確には、荷物積載室120の床面122から通常状態の遮蔽板130までの高さよりも高い荷物等、収容されることによって通常状態の遮蔽板130と干渉してしまう荷物)が収容される場合は、それが収容された状態でドア110が閉状態とされることによって、遮蔽板130が通常状態に戻る前の状態で荷物の上端部に当接し、遮蔽板130は通常状態に戻ることができない。そして、その場合には、遮蔽板130の重量によって荷物に損傷が生ずる場合もある。
このため、上記従来の遮蔽板機構では、大きな荷物を収容する際には、次のようにされている。
すなわち、図6に示すように、両連結ストラップ115の先端部をドア110から外し、回動ガイド部156から回動部134を外すことによって遮蔽板130を車体から取り外し、その遮蔽板130を荷物積載室120のうちのいずれかの場所に収納する。
こうして、遮蔽板130を使用しない状態で、大きな荷物を荷物積載室120に収容し、ドア110を閉状態とする。
そして、再度ドア110を開状態として、その大きな荷物を取り出した後には、上述の逆の作業によって遮蔽板130を車体に対して取り付ける。
しかしながら、大きな荷物を収容したり取り出したりするたびごとに、遮蔽板130を上述のように車体から取り外したり車体に取り付けたりするのは、非常に煩雑である。
本発明は、大きな荷物も円滑に収容したり取り出したりすることができる、自動車の荷物積載室の遮蔽板構造を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、跳ね上げ式のドアの内側の荷物積載室に対して遮蔽板が設けられる、自動車の荷物積載室の遮蔽板機構であって、前記遮蔽板の左右の各縁部のうちの先端部の近傍に形成された回動部と、前記遮蔽板の先端部又はその近傍に形成された当接部と、前記荷物積載室のうちの上部の左右の各側部に設けられた略水平支持部と、前記荷物積載室のうちの左右の各側部に設けられ、前記遮蔽板の前記各回動部が離脱可能に係合され、前記遮蔽板が前記略水平支持部によってほぼ水平に支持された通常状態と水平から傾斜した開放状態との間を前記各回動部において回動するのをガイドする回動ガイド部と、前記荷物積載室のうちの奥部に設けられ、前記遮蔽板が鉛直方向成分を有する姿勢で支持される収納支持部と、前記当接部に対応して位置固定的に設けられた被当接部と、前記遮蔽板と前記ドアとを連結し、前記遮蔽板の前記回動部が前記回動ガイド部に係合した状態において、前記ドアの閉状態/開状態と前記遮蔽板の前記通常状態/前記開放状態とを連動させる連結材とを有し、前記遮蔽板が前記通常状態及び前記開放状態並びにその間の状態においては、前記当接部は前記被当接部に当接せず前記各回動ガイド部に対する前記各回動部の係合が許容され、前記遮蔽板が前記開放状態における水平からの傾斜角度よりも所定以上大きい傾斜状態においては、前記当接部が前記被当接部と干渉して前記各回動ガイド部に対する前記各回動部の係合が許容されない、という関係にある、自動車の荷物積載室の遮蔽板機構である。
この発明の自動車の荷物積載室の遮蔽板機構では、通常時においては、ドア(跳ね上げ式)が閉状態にあり、遮蔽板の回動部が回動ガイド部に係合した状態で、遮蔽板が略水平支持部によってほぼ水平に支持された状態(通常状態)にある。
そして、一般的な荷物(正確には、収容されても通常状態の遮蔽板と干渉しない荷物)が出し入れされる際には、ドアが開状態とされることによって、連結材を介して、遮蔽板は、回動部において回動ガイド部を基準に開方向に回動し、水平から傾斜した状態(開放状態)となる。
荷物の出し入れ作業が終了した後には、再度ドアが閉状態とされることによって、上述とは逆のようにして、遮蔽板は通常状態に戻る。
一方、荷物積載室に大きな荷物(正確には、収容されることによって通常状態の遮蔽板と干渉してしまう荷物)が収容される場合は、次のとおりである。
まずは、一般的な荷物の場合と同様に、ドアが開状態とされることによって、遮蔽板は開放状態となる。
そして、使用者によって、遮蔽板が、回動部において回動ガイド部を基準にさらに開方向に回動され、開放状態よりも所定以上大きい傾斜角度の傾斜状態とされることによって、遮蔽板の当接部が被当接部に当接する。その状態で遮蔽板がそれ以上回動するようにされることによって、遮蔽板の回動部の回動ガイド部に対する係合が外れる。そして、使用者によって、遮蔽板は、収納支持部によって支持される状態とされる。こうして、遮蔽板は、積載室の奥部において、収納支持部によって、鉛直方向成分を有する姿勢で支持される。
その状態で、荷物積載室に大きな荷物が収容される。
その収容作業が終了した後に、再度ドアが閉状態とされる。
また、荷物積載室に収容された大きな荷物を荷物積載室から取り出す際には、次のようにされる。
ドアが開状態とされ、その状態で、大きな荷物が取り出される。
その取り出し作業の後、使用者によって、遮蔽板の各回動部が各回動ガイド部に係合され、遮蔽板は開放状態に戻る。
そして、その後は、前述と同様に、ドアが再度閉状態とされることによって、遮蔽板は通常状態に戻る。
以上のように、この遮蔽板機構では、大きな荷物の場合でも、荷物積載室内に収容したり荷物積載室から取り出すことを円滑に行うことができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の自動車の荷物積載室の遮蔽板機構であって、前記収納支持部は、前記遮蔽板を支持する状態において、前記ドアの開閉に伴って、前記連結材を介して、前記遮蔽板が上下動することを許容するものである、自動車の荷物積載室の遮蔽板機構である。
この発明の自動車の荷物積載室の遮蔽板機構では、請求項1に係る発明の自動車の荷物積載室の遮蔽板機構の作用及び効果に加えて、次の作用及び効果が得られる。
すなわち、この発明の自動車の荷物積載室の遮蔽板機構では、荷物積載室に大きな荷物が収容される場合は、次のとおりである。
まずは、一般的な荷物の場合と同様に、ドアが開状態とされることによって、遮蔽板は開放状態となる。
そして、使用者によって、遮蔽板が、回動部において回動ガイド部を基準にさらに開方向に回動され、開放状態よりも所定以上大きい傾斜角度の傾斜状態とされることによって、遮蔽板の当接部が被当接部に当接する。その状態で遮蔽板がそれ以上回動するようにされることによって、遮蔽板の回動部の回動ガイド部に対する係合が外れる。そして、使用者によって、遮蔽板は、収納支持部によって支持される状態とされる。こうして、遮蔽板は、積載室の奥部において、収納支持部によって、鉛直方向成分を有する姿勢で高位置に支持される。
その状態で、荷物積載室に大きな荷物が収容される。
その収容作業が終了した後に、再度ドアが閉状態とされることによって、遮蔽板は、自重に基づいて下降し、収納支持部によって、鉛直方向成分を有する姿勢で低位置に支持される。
また、荷物積載室に収容された大きな荷物を荷物積載室から取り出す際には、次のようにされる。
ドアが開状態とされることによって、連結材を介して、低位置から高位置まで上昇する。その状態で、大きな荷物が取り出される。
その取り出し作業の後、使用者によって、高位置にある遮蔽板の各回動部が各回動ガイド部に係合される。こうして、遮蔽板は開放状態に戻る。
そして、その後は、前述と同様に、ドアが再度閉状態とされることによって、遮蔽板の自重に基づいて、遮蔽板が通常状態に戻る。
このように、この発明の自動車の荷物積載室の遮蔽板機構では、大きな荷物に対応して遮蔽板が収納支持部によって支持されている状態において、ドアの開閉に伴って、遮蔽板が上下動する。すなわち、ドアが閉状態の際には、遮蔽板は低位置に支持されるため、遮蔽板がそのドア等と干渉することが防止されるとともに、見映えも良いものとなる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に係る発明の自動車の荷物積載室の遮蔽板機構であって、前記遮蔽板がその先端部からその基端部に向かうにつれて上方に向かうとともに手前側に向かう傾斜状態において、前記各回動ガイド部に対する前記各回動部の係合が許容されないとともに、前記収納支持部は、前記回動ガイド部の近傍から奥側に向かうにつれて下方に向かうように形成されている、自動車の荷物積載室の遮蔽板機構である。
この発明の自動車の荷物積載室の遮蔽板機構では、請求項1又は請求項2に係る発明の自動車の荷物積載室の遮蔽板機構の作用及び効果に加えて、次の作用及び効果が得られる。
すなわち、荷物積載室に大きな荷物が収容される場合において、開放状態にある遮蔽板が回動部において回動ガイド部を基準にさらに開方向に回動するようにされることによって、回動ガイド部に対する回動部の係合が外れる(ここまでは、請求項1又は請求項2に係る発明の場合と同様である)。
そして、この発明においては、上記のように回動ガイド部に対する回動部の係合が外れた際に、遮蔽板は、その先端部からその基端部に向かうにつれて上方に向かうとともに手前側に向かう傾斜状態にある。逆にいえば、遮蔽板は、その基端部からその先端部に向かうにつれて下方に向かうとともに奥側に向かう傾斜状態にある。
そして、この発明では、収納支持部(その上端部)が回動ガイド部の近傍に位置し、収納支持部が奥側に向かうにつれて下方に向かうように形成されているため、遮蔽板は、上述のようにして回動部の回動ガイド部に対する係合が外れた状態から、収納支持部によって支持される状態に対して、能率的に移行することができる。
また、逆に、遮蔽板は、収納支持部によって支持された状態から、回動部ガイド部に対して回動部が係合する状態に対して、能率的に移行することができる。
請求項4に係る発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに係る発明の自動車の荷物積載室の遮蔽板機構であって、前記被当接部は、前記収納支持部のうちの一部である、自動車の荷物積載室の遮蔽板機構である。
この発明の自動車の荷物積載室の遮蔽板機構では、収納支持部のうちの一部が被当接部であるため、被当接部のための部材を別個設ける必要がなく、構造がシンプルなものとなり、省スペース及び低コスト化等を図ることができる。
次に、本発明の一実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1〜図4Bに示すように、この自動車は、コンパクトカーともいわれるタイプの小型車であり、その車体の後部に跳ね上げ式(ハッチバック)のドア(バックドア)10を有している。ドア10は、屋根部12に対して、その上端部のヒンジ部(図示省略)を中心に揺動することによって、閉状態(図4A)と開状態(図4B)との間を変位可能である。
図1〜図4Bに示すように、ドア10の内側であって座席(前後に複数列ある場合は後部座席)Sの後方の空間は、荷物積載室20(トランクルーム)とされている。
荷物積載室20に対して、遮蔽板30が配設されている。遮蔽板30は、パッケージトレイ等ともいわれている。
遮蔽板30は、ほぼ長方形状の板状をしている。なお、この遮蔽板構造及びその各要素は、すべて左右対称の構造を有しているため、図面には、適宜、一方のみが示されている。
遮蔽板30(ほぼ水平状態)の左右の各側部には、下方に向かってフランジ部32が形成されている。
各フランジ部32のうちの先端部の近傍には、回動部34が形成されている。回動部34は、円弧状の切欠状に形成されている。
各フランジ部32のうちの回動部34よりも手前側(後方)の部分は、被載置部36とされている。被載置部36は、ほぼ直線状の下縁部を有している。
遮蔽板30の先端部(そのうちの左右の各縁部)には、当接部38が形成されている。当接部38は、前方に向かうにつれて下方に向かうように斜めに向かって形成され、その高さ位置(遮蔽板30が水平の場合)は、被載置部36の高さ位置よりも若干低い位置にある。
遮蔽板30の後縁部(手前側の縁部)にはフランジ部33が形成され、フランジ部33には、左右一対の把持部39が設けられている。
遮蔽板30とドア10とは、可撓性を有する左右一対の連結ストラップ15(連結材)15によって連結されている。
すなわち、遮蔽板30のうちの基端部の近傍の左右の各側部の近傍には、連結ストラップ15の基端部が結合されている。
また、ドア10のうちのヒンジから所定の距離だけ離れた部分における左右の各側部の近傍には、連結ストラップ15の先端部が着脱可能に連結されている。
荷物積載室20(その内部)の左右の各側部には、基板部50が設けられている。基板部50は、上方部分50a及び奥方部分50bを有し、上方部分50aは荷物積載室20のうちの上部をほぼ水平に前後方向に延び、奥方部分50bは荷物積載室20の奥部において下方に向かうにつれて徐々に前方(奥側)に向かうように斜めに延びている。
左右一対の基板部50(次述の突条部51を除く)の間の距離は、遮蔽板30の幅(左右方向の長さ)に対応している。すなわち、両基板部50間の距離は、遮蔽板30の幅よりも若干長いものとされている。このため、遮蔽板30が後述の通常状態・開放状態・半収納状態・全収納状態及びそれらの間の状態のいずれの状態においても、基板部50によって、遮蔽板30の左右方向の位置が規定される。
基板部50の上方部分50aの下縁部及び奥方部分50bの後縁部(手前側の縁部)にわたって、突条部51が形成されている。突条部51は、荷物積載室20の内部に向かって突出している。
突条部51のうち、基板部50の上方部分50aにおける部分が略水平支持部52であり、基板部50の奥方部分50bにおける部分が収納支持部54である。
すなわち、略水平支持部52は、荷物積載室20のうちの上部の左右の各側部において、荷物積載室20の内部に突出し、ほぼ水平に延びている。
収納支持部54は、荷物積載室20のうちの奥部(前方部分)の左右の各側部において、荷物積載室20の内部に突出し、奥側(前方)に向かうにつれて下方に向かうように(鉛直方向成分を有する方向に)斜めに延びている。
突条部51のうち略水平支持部52と収納支持部54との境界部分(略水平支持部52の先端部)には、回動ガイド部56が形成されている。回動ガイド部56は、遮蔽板30の回動部34に対応して、円弧状の部分を有する周面を有している。
基板部50のうちの奥方部分50bの下端部には、遮蔽板下端部支持部58が形成されている。遮蔽板下端部支持部58も荷物積載室20の内部に突出し、下方に向かうにつれて後方(手前側)に向かうように延びている。
図4A〜図5Dに示すように、遮蔽板30の回動部34は、回動ガイド部56に対して離脱可能に係合し得るものである。そして、その係合状態において、遮蔽板30は、回動部34において回動ガイド部56を基準に回動することによって、通常状態(図4A)と開放状態(図5C)との間を変位可能である。
図4Aに示すように、通常状態においては、遮蔽板30(被載置部36)は、略水平支持部52に載置され、略水平支持部52によってほぼ水平に支持される。その状態で、遮蔽板30は、荷物積載室20を遮蔽する。
図4Bに示すように、開放状態においては、遮蔽板30は、奥側(前方)から手前側(後方)に向かうにつれて上方に向かうように水平から傾斜した状態となり、荷物積載室20を遮蔽しない。
前述したように、遮蔽板30とドア10とは連結ストラップ15によって連結されており、ドア10が閉状態の際には遮蔽板30が通常状態(図4A)となり、ドア10が開状態となることによって、連結ストラップ15を介して、遮蔽板30が開放状態(図4B)となるようにされている。
開放状態においては、遮蔽板30の当接部38は、収納支持部54に対して近接しているが、当接していない。
そして、図5Aに示すように、開放状態の遮蔽板30がさらに開方向(通常状態から開放状態に向かう方向)に若干回動され、遮蔽板30は開放状態における水平からの傾斜角度よりも所定の角度大きい傾斜状態となった状態で、遮蔽板30の当接部38は収納支持部54に当接する(収納支持部54の当該部分が被当接部55である)。これによって、遮蔽板30の回動部34における回動ガイド部56を基準にそれ以上の開方向への回動が阻止された状態となる。すなわち、仮にそれ以上開方向に回動するとすると、当接部38は被当接部55(収納支持部54)と干渉してしまう。
その状態で、遮蔽板30がさらに開方向に回動するようにされる(さらに大きい傾斜角度の傾斜状態となるようにされる)ことによって、遮蔽板30の回動部34の回動ガイド部56に対する係合が外れる(すなわち、係合が許容されない)。なお、このように回動ガイド部56に対する回動部34の係合が外れた状態においても、遮蔽板30は、その先端部からその基端部に向かうにつれて上方に向かうとともに手前側に向かう傾斜状態にある。
当接部38及び被当接部55等については、このような関係に形成されている。
次に、この遮蔽板構造の使用方法並びに作用及び効果について説明する。
図4Aに示すように、通常時においては、ドア10が閉状態にあり、遮蔽板30は通常状態にある。すなわち、遮蔽板30の回動部34が回動ガイド部56に係合した状態で、遮蔽板30が略水平支持部52によってほぼ水平状態で支持され、遮蔽板30が荷物積載室20を遮蔽した状態にある。
そして、図4Bに示すように、荷物積載室20に一般的な荷物La(正確には、荷物積載室20の床面22から通常状態の遮蔽板30までの高さよりも低い荷物等、収容されても通常状態の遮蔽板30と干渉しない荷物)が収容されたり、荷物積載室20から一般的な荷物Laが取り出される際には、ドア10が開状態とされる。それによって、連結ストラップ15を介して、遮蔽板30が回動部34において回動ガイド部56を基準に開方向に回動し、遮蔽板30は開放状態となる。すなわち、遮蔽板30は、水平から傾斜して荷物積載室20を遮蔽しない状態となる。
荷物の出し入れ作業が終了した後には、再度ドア10が閉状態とされることによって、遮蔽板30の自重に基づいて、上述とは逆のようにして、遮蔽板30が通常状態(図4A)に戻る。
なお、以上のように、遮蔽板30が通常状態〜開放状態にある状態を一般荷物対応モードということとする。
一方、図5A〜図5Dに示すように、荷物積載室20に大きな荷物Lb(正確には、荷物積載室20の床面22から通常状態の遮蔽板30までの高さよりも高い荷物等、収容されることによって通常状態の遮蔽板30と干渉してしまう荷物)が収容される場合は、次のとおりである。
まずは、図4A及び図4Bに基づいて前述したように、ドア10が開状態とされることによって、連結ストラップ15を介して、遮蔽板30は開方向に回動して、開放状態となる(ここまでは、一般的な荷物Laの場合と同様である)。
そして、図5Aに示すように、使用者によって、遮蔽板30が、回動部34において回動ガイド部56を基準にさらに開方向に回動され、開放状態よりも所定以上大きい傾斜角度の傾斜状態とされることによって、遮蔽板30の当接部38が被当接部55に当接する。
図5Bに示すように、その状態で遮蔽板30がそれ以上開方向に回動するようにされることによって、遮蔽板30の回動部34の回動ガイド部56に対する係合が外れる(その際、遮蔽板30は、その先端部からその基端部に向かうにつれて上方に向かうとともに手前側に向かう傾斜状態にある)。
それによって、図5Cに示すように、遮蔽板30は、自重に基づいて、収納支持部54に沿って斜め下方に下降する。そして、連結ストラップ15によって、所定の高さ位置に維持される。この状態を半収納状態(高位置の収納状態)ということとする。すなわち、半収納状態では、遮蔽板30は、荷物積載室20の奥部において、収納支持部54によって、鉛直方向成分を有する姿勢で高位置に支持される。
このようにして、遮蔽板30は、開放状態から半収納状態に対して能率的に移行する。
遮蔽板30が半収納状態にある状態で、荷物積載室20に大きな荷物Lbが収容される。
図5Dに示すように、その収容作業が終了した後に、再度ドア10が閉状態とされることによって、遮蔽板30は、自重に基づいて収納支持部54に沿って斜め下方に下降する。そして、遮蔽板下端部支持部58によって遮蔽板30(その先端部)が支持され、遮蔽板30が所定の高さ位置(低い位置)に支持される。この状態を全収納状態(低位置の収納状態)ということとする。すなわち、全収納状態では、遮蔽板30は、荷物積載室20の奥部において、収納支持部54によって、鉛直方向成分を有する姿勢で低位置に支持される。
なお、遮蔽板30が半収納状態〜全収納状態にある状態を大荷物対応モードということとする。
また、荷物積載室20に収容された大きな荷物Lbを荷物積載室20から取り出す際には、次のようにされる。
図5Cに示すように、ドア10が開状態とされることによって、連結ストラップ15を介して、遮蔽板30(全収納状態)が、収納支持部54に沿って斜め上方に上昇し、半収納状態となる。
その状態で、大きな荷物Lbが取り出される。
その取り出し作業の後、図5B及び図5Aに示すように、使用者によって、把持部39が把持されて、遮蔽板30(半収納状態)が収納支持部54に沿ってさらに斜め上方に上昇され、遮蔽板30の各回動部34が各回動ガイド部56に係合される。こうして、図4Bに示すように、遮蔽板30は開放状態(一般荷物対応モード)に戻る。
このようにして、遮蔽板30は、半収納状態から開放状態に対して能率的に移行する。
そして、その後は、前述と同様に、ドア10が再度閉状態とされることによって、遮蔽板30の自重に基づいて、遮蔽板30が通常状態に戻る(図4A)。
以上のように、この遮蔽板構造では、大きな荷物Lbの場合でも、荷物積載室20内に収容したり荷物積載室20から取り出すことを円滑に行うことができる。
また、この遮蔽板構造では、大荷物対応モードにおいて、ドア10の開状態/閉状態の変位に伴って遮蔽板30が半収納状態/全収納状態の変位をし、ドア10が閉状態の際には遮蔽板30は低い位置に位置する全収納状態となる。このため、見映えが良いとともに、大荷物対応モードにおいてドア10が閉状態とされたた際にドア10と遮蔽板30とが干渉することも防止される。
なお、上記のものはあくまで本発明の一実施形態にすぎず、当業者の知識に基づいて種々の変更を加えた態様で本発明を実施できることはもちろんである。
本発明の一実施形態の自動車の荷物積載室の遮蔽板構造を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態の自動車の荷物積載室の遮蔽板構造を示す斜視図(一部破断)である。 本発明の一実施形態の自動車の荷物積載室の遮蔽板構造の要部を示す斜視図である。(a)は遮蔽板を示し、(b)は荷物積載室の側の要素を示す。 本発明の一実施形態の自動車の荷物積載室の遮蔽板構造の作用を示す図である。遮蔽板が通常状態(一般荷物対応モード)にある。 本発明の一実施形態の自動車の荷物積載室の遮蔽板構造の作用を示す図である。遮蔽板が開放状態(一般荷物対応モード)にある。 本発明の一実施形態の自動車の荷物積載室の遮蔽板構造の作用を示す図である。遮蔽板が開放状態(一般荷物対応モード)と半収納状態(大荷物対応モード)との間を切り替わる状態(そのうちの初期段階)を示す。 本発明の一実施形態の自動車の荷物積載室の遮蔽板構造の作用を示す図である。遮蔽板が開放状態(一般荷物対応モード)と半収納状態(大荷物対応モード)との間を切り替わる状態(そのうちの終期段階)を示す。 本発明の一実施形態の自動車の荷物積載室の遮蔽板構造の作用を示す図である。遮蔽板が半収納状態(大荷物対応モード)にある。 本発明の一実施形態の自動車の荷物積載室の遮蔽板構造の作用を示す図である。遮蔽板が全収納状態(大荷物対応モード)にある。 従来の自動車の荷物積載室の遮蔽板構造を示す分解斜視図である。 従来の自動車の荷物積載室の遮蔽板構造の作用を示す図である。遮蔽板が通常状態にある。 従来の自動車の荷物積載室の遮蔽板構造の作用を示す図である。遮蔽板が開放状態にある。
符号の説明
10 ドア
15 連結ストラップ(連結材)
20 荷物積載室
30 遮蔽板
34 回動部
38 当接部
52 略水平支持部
54 収納支持部
55 被当接部
56 回動ガイド部

Claims (4)

  1. 跳ね上げ式のドアの内側の荷物積載室に対して遮蔽板が設けられる、自動車の荷物積載室の遮蔽板機構であって、
    前記遮蔽板の左右の各縁部のうちの先端部の近傍に形成された回動部と、
    前記遮蔽板の先端部又はその近傍に形成された当接部と、
    前記荷物積載室のうちの上部の左右の各側部に設けられた略水平支持部と、
    前記荷物積載室のうちの左右の各側部に設けられ、前記遮蔽板の前記各回動部が離脱可能に係合され、前記遮蔽板が前記略水平支持部によってほぼ水平に支持された通常状態と水平から傾斜した開放状態との間を前記各回動部において回動するのをガイドする回動ガイド部と、
    前記荷物積載室のうちの奥部に設けられ、前記遮蔽板が鉛直方向成分を有する姿勢で支持される収納支持部と、
    前記当接部に対応して位置固定的に設けられた被当接部と、
    前記遮蔽板と前記ドアとを連結し、前記遮蔽板の前記回動部が前記回動ガイド部に係合した状態において、前記ドアの閉状態/開状態と前記遮蔽板の前記通常状態/前記開放状態とを連動させる連結材と
    を有し、
    前記遮蔽板が前記通常状態及び前記開放状態並びにその間の状態においては、前記当接部は前記被当接部に当接せず前記各回動ガイド部に対する前記各回動部の係合が許容され、前記遮蔽板が前記開放状態における水平からの傾斜角度よりも所定以上大きい傾斜状態においては、前記当接部が前記被当接部と干渉して前記各回動ガイド部に対する前記各回動部の係合が許容されない、という関係にある、
    自動車の荷物積載室の遮蔽板機構。
  2. 請求項1に記載の自動車の荷物積載室の遮蔽板機構であって、
    前記収納支持部は、前記遮蔽板を支持する状態において、前記ドアの開閉に伴って、前記連結材を介して、前記遮蔽板が上下動することを許容するものである、
    自動車の荷物積載室の遮蔽板機構。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の自動車の荷物積載室の遮蔽板機構であって、
    前記遮蔽板がその先端部からその基端部に向かうにつれて上方に向かうとともに手前側に向かう傾斜状態において、前記各回動ガイド部に対する前記各回動部の係合が許容されないとともに、
    前記収納支持部は、前記回動ガイド部の近傍から奥側に向かうにつれて下方に向かうように形成されている、
    自動車の荷物積載室の遮蔽板機構。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の自動車の荷物積載室の遮蔽板機構であって、
    前記被当接部は、前記収納支持部のうちの一部である、
    自動車の荷物積載室の遮蔽板機構。


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