JP2009280154A - 車体後部構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リヤルーフレール16と、左右のサイドルーフレール13,13と、左右のリヤピラー15とを備えた車体後部構造において、リヤルーフレール16の両端が左右のサイドルーフレール13,13へ連結され、これらの左右のサイドルーフレール13,13の後端がリヤピラー15,15の上端に連結され、リヤルーフレール16、サイドルーフレール13及びリヤピラー15がそれぞれ環状閉断面で構成され、これらの環状閉断面がリヤルーフレール16、サイドルーフレール13及びリヤピラー15に渡って連続的に繋がれ、リヤルーフレール16と開口ルーフレール59との間に下向き開口で且つ車幅方向に延びる凹部58を介在させ、この凹部58にリヤゲート19のヒンジ38,39を配置した。
【選択図】図4
Description
この種の車体後部構造は、車体のルーフ側の強度がリヤゲートの開閉に耐えうるように、適宜、設計されるものであった。
また、車体後部構造では、ルーフレール相当部位であるヒンジ取付リィンフォースにヒンジを取付けるための孔が形成されるので、剛性の低下を招くものであった。
リヤルーフレールの両端が左右のサイドルーフレールへ連結され、これらの左右のサイドルーフレールの後端がリヤピラーの上端に連結され、リヤルーフレール、サイドルーフレール及びリヤピラーがそれぞれ環状閉断面で構成され、これらの環状閉断面がリヤルーフレール、サイドルーフレール及びリヤピラーに渡って連続的に繋がれたので、リヤゲート開口廻りの剛性の向上を図ることができる。
リヤルーフレールと開口ルーフレールとの間に下向き開口で且つ車幅方向に延びる凹部を介在させたので、リヤルーフレールの環状閉断面を前側に移動することができる。これにより、リヤルーフレールに作用する荷重を車体前後方向に分散させ、車体前方に分散させた荷重をサイドルーフレールで吸収し、車体後方に分散させた荷重をサイドレールを介してリヤピラーで吸収することができる。また、逆に、リヤゲート開口から作用する荷重をリヤピラーに伝達させ、リヤピラーに伝達された荷重をリヤルーフレール及びサイドルーフレールに分散させて伝達させることができ、リヤゲート開口に作用した荷重を効率よく吸収することができる。
凹部にリヤゲートのヒンジを配置したので、リヤルーフレールの高さを低くできるとともに、ヒンジの下方への突出を少なくすることができる。この結果、後方視界の向上を図ることができる。また、凹部にリヤゲートのヒンジを配置したので、例えば、開口ルーフレール等にヒンジの取付孔等を設ける必要はなく、リヤゲート開口の変形を抑えることができとともに、ヒンジ配置を任意の位置に配置することができ、設計の自由度を拡げることができる。
図1は本発明に係る車体後部構造の斜視図であり、図2は図1に示される車体後部構造の底面図であり、図3は図1に示される車体後部構造のヒンジ部分の斜視図である。
図4に示されたように、ルーフパネル25は、パネル本体31の後方から下方に延ばされたパネル垂下部32と、このパネル垂下部32から斜め下部後方に延ばされたパネル延長部33と、このパネル延長部33から斜め上部後方に延ばされたパネル後フランジ部34とが形成される。
上板41は、車体前方に設けられた前アッパフランジ部44と、この前アッパフランジ部44から車体後方に且つルーフパネル25に沿って延ばされた上部平面部45と、この上部平面部45の後部から垂下された垂下部46と、この垂下部46から車体後方に延ばされた後部平坦部47と、この後部平坦部47から斜め上方に延ばされた後アッパフランジ48とが形成される。
図5及び図7に示されたように、サイドアウタパネル36とルーフパネル25との接合部分に車体前後方向に延びるルーフ溝35が形成される。
ヒンジブラケット117は、複数の取付ねじで凹部58に取付けられ、ヒンジステー119は一端側がピン118を介してヒンジブラケット117に回転自在に取付けられ、他端側にリヤゲート19(図4参照)が取付けられる。
なお、右のヒンジ39は、車体中心に関して左のヒンジ38に対称のヒンジである。
第1段部123には、ヒンジブラケット117の内ステー部126が取付けねじ128,128で固定され、第2段部124には、ヒンジブラケット117の外ステー部127が取付けねじ129で固定される。
なお、右の段部122は車体中心に関して左の段部121に対称の多段の段部である。
車体後部構造では、図9に示されたように、リヤルーフレール16、サイドルーフレール13及びリヤピラー15において、リヤルーフレール16の上板41、サイドルーフレール13のアウタ部材71及びリヤピラー15の外板111は、一体的に接合されるとともに、リヤルーフレール16の下板42、サイドルーフレール13のインナ部材72及びリヤピラー15の内板112は、一体的に接合され、図1に示されたように、リヤルーフレール16の環状閉断面57、サイドルーフレール13の環状閉断面79及びリヤピラー15の環状閉断面113が連通し、連続的な空間としての連通閉断面114が構成される。
なお、図5に示される連通閉断面114は、サイドルーフレール13の環状閉断面113とリヤルーフレール16の環状閉断面57とが連通した部分が現れている。
さらに、リヤルーフレール16、サイドルーフレール13及びリヤピラー15がそれぞれ環状閉断面57,79,113で構成され、これらの環状閉断面57,79,113がリヤルーフレール16、サイドルーフレール13及びリヤピラー15に渡って連続的に繋がれた連通閉断面114を有するので、リヤゲート開口14廻りの剛性の向上を図ることができる。
図4及び図10に示されたように、リヤルーフレール16と開口ルーフレール59との間に下向き開口で且つ車幅方向に延びる凹部58を介在させたので、リヤルーフレール16の環状閉断面57を前側に移動することができる。これにより、リヤルーフレール16に作用した荷重を矢印a1,a2の如く車体前後方向に分散させ、車体前方に分散させた荷重をサイドルーフレール13で吸収し、車体後方に分散させた荷重をサイドルーフレール13を介してリヤピラー15で吸収することができる。
Claims (3)
- 車体後部に設けられるリヤゲート開口と、このリヤゲート開口を開閉自在に塞ぐリヤゲートと、リヤゲート開口の上部を形成する開口ルーフレールと、この開口ルーフレールの車体前方に且つ車幅方向に設けられるリヤルーフレールと、車体前後方向に延ばされる左右のサイドルーフレールと、車体後部に且つ車体上下方向に設けられる左右のリヤピラーとを備えた車体後部構造において、
前記リヤルーフレールの両端が左右のサイドルーフレールへ連結され、これらの左右のサイドルーフレールの後端がリヤピラーの上端に連結され、前記リヤルーフレール、前記サイドルーフレール及び前記リヤピラーがそれぞれ環状閉断面で構成され、これらの環状閉断面が前記リヤルーフレール、サイドルーフレール及びリヤピラーに渡って連続的に繋がれ、
前記リヤルーフレールと前記開口ルーフレールとの間に下向き開口で且つ車幅方向に延びる凹部を介在させ、この凹部に前記リヤゲートのヒンジを配置したことを特徴とする車体後部構造。 - 前記凹部は、車幅方向内側から外側へ向けて下方に高く形成された多段の段部を備え、
前記ヒンジは、前記多段の段部に取付けられたことを特徴とする請求項1記載の車体後部構造。 - 前記凹部内に、乗員を拘束するシートベルト装置のリトラクタが配置されたことを特徴とする請求項1記載の車体後部構造。
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2008
- 2008-05-26 JP JP2008136470A patent/JP4843643B2/ja not_active Expired - Fee Related
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