JP2000280827A - トランクルーム構造 - Google Patents

トランクルーム構造

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JP2000280827A
JP2000280827A JP11087206A JP8720699A JP2000280827A JP 2000280827 A JP2000280827 A JP 2000280827A JP 11087206 A JP11087206 A JP 11087206A JP 8720699 A JP8720699 A JP 8720699A JP 2000280827 A JP2000280827 A JP 2000280827A
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trunk room
shopping bag
hook
arm
hooked
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JP11087206A
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Teruo Kawasaki
輝夫 川崎
Hisashi Nomura
久志 野村
Kiyoshi Sakurazawa
潔 櫻澤
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Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のトランク構造において、買い物袋の
取っ手等をフックに引掛けたまま、容易に買い物袋等内
のものが取出せるようにした。 【解決手段】 トランクルーム11の側壁12にブラケ
ット17を設け、ブラケット17にコ字状のアーム20
を構成する脚部20b、20cのうち脚部20bを、脚
部20cがトランクルーム11の内方に略水平方向に張
出し可能に枢着し、脚部20cとブラケット17に、互
いに対向するように買い物袋14の取っ手15,16を
引掛けるフック片13a、13bをそれぞれ取着し、フ
ック片13a、13bに買い物袋14の取っ手15,1
6を引掛けない場合には、アーム20をトランクルーム
11の側壁12に添設収容可能に構成している。買い物
袋14の取っ手15、16は、それぞれ離間するフック
片13a、13bに引掛けられることから、買い物袋1
4は開口状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランクルーム構
造、特に自動車の後部におけるトランクルームにおいて
買い物袋の取っ手等を引掛け保持可能としたトランク構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のトランク構造は、図14に
示すように、トランクルーム1の側壁2にフック3を取
着して、このフック3にトランクルーム1への収容物例
えば買い物袋4の一対の取っ手5、6を同時に引掛け
て、トランクルーム1内で、買い物袋4内の物が飛散し
ないようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成する従来のトランク構造では、買い物袋4の
一対の取っ手5、6を同時にフック3に引掛けているた
めに、買い物袋4の口も閉まった状態となっていて、一
対の取っ手5、6をフック3にかけたままでは、買い物
袋4内に収容された物を取出すのが容易でなく、いちい
ち、取っ手5,6のうち少なくとも一方を外す必要があ
り、買い物袋4内の物の取出しが面倒であった。
【0004】そこで、本発明は、かかる点に鑑み、買い
物袋の取っ手等をフックに引掛けたまま、容易に買い物
袋等内のものが取出せるようにしたトランク構造を提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の本発明は、トランクルームの内壁
にブラケットを設け、このブラケットにコ字状のアーム
を構成する一対の脚部のうち一方の脚部を、他方の脚部
が前記トランクルーム内方に略水平方向に張出し可能に
枢着し、前記他方の脚部と前記ブラケット又は一方の脚
部に、互いに対向するように買い物袋の取っ手等を引掛
けるフック片をそれぞれ取着し、前記フック片に買い物
袋の取っ手等を引掛けない場合には、前記アームを前記
トランクルームの内壁に添設収容可能に構成している。
【0006】本発明によれば、コ字状に形成したアーム
における一対の脚部に、それぞれフック片を取り付けて
いるので、買い物袋の一対の取っ手等を一対のフック片
にそれぞれ引掛けることによって、買い物袋の開口部等
が開口した状態で、トランクルーム内に収容され、収容
した物の取出しが容易となる。
【0007】また、一対のフック片に、買い物袋の一対
の取っ手等をそれぞれ引掛けるようにしたので、従来の
ように1つのフックに取っ手等を引掛ける場合には互い
に取っ手同士が引っ掛かったりすることがなく、取っ手
をフック片より取り外しやすくなる。
【0008】さらに、アームは、フック片に買い物袋の
取っ手等を引掛けない場合には、トランクルームの内壁
に添設収容しておくことによって、トランクルームの収
容スペースをほとんど小さくすることがなく、トランク
ルーム内への収容物を収容する場合の邪魔とならない。
【0009】請求項2に記載の本発明は、トランクルー
ムの内壁に、竿形状の一対のアームを互いに離間して前
記トランクルーム内方に略水平に張出し可能に設け、該
アームの先端側にそれぞれ買い物袋の取っ手等を引掛け
るフック片を取着し、前記アームに買い物袋の取っ手等
を引掛けない場合には、前記アームを前記トランクルー
ムの内壁側に収容可能に構成したものである。
【0010】本発明によれば、竿形状の一対のアーム
に、それぞれフック片を取り付けているので、買い物袋
の一対の取っ手等を一対のフック片にそれぞれ引掛ける
ことによって、買い物袋の開口部等が開口した状態で、
トランクルーム内に収容され、収容した物の取出しが容
易となる。
【0011】また、一対のフック片に、買い物袋の一対
の取っ手等をそれぞれ引掛けるようにしたので、従来の
ように1つのフックに取っ手等を引掛ける場合には互い
に取っ手同士が引っ掛かったりすることがなく、取っ手
をフック片より取り外しやすくなる。
【0012】さらに、アームは、フック片に買い物袋の
取っ手等を引掛けない場合には、トランクルームの内壁
側に摺動させて収容させておけば、トランクルームの収
容スペースをほとんど小さくすることなく、トランクル
ーム内への収容物を収容する場合の邪魔とならない。
【0013】請求項3に記載の本発明は、トランクルー
ムの内壁に、中央部に展張部材を張設した枠体の互いに
対向する2つの側辺のうち一方の側辺側を、他方の側辺
側が前記トランクルーム内方に略水平に張出し可能に枢
着し、前記他方の側辺側に、互いに離間して買い物袋の
取っ手等を引掛ける一対のフック片を取着し、前記フッ
ク片に買い物袋の取っ手等を引掛けない場合には、前記
枠体を前記トランクルームの内壁に添設収容可能に構成
している。
【0014】本発明によれば、展張部材を張設した枠体
の互いに対向する2つの側辺のうち一方の側辺を、他方
の側辺が前記トランクルーム内方に位置可能に枢着し、
他方の側辺に、互いに離間して買い物袋の取っ手等を引
掛ける一対のフック片を取着したことから、買い物袋の
一対の取っ手等を一対のフック片にそれぞれ引掛けるこ
とによって、買い物袋の開口部等が開口した状態で、ト
ランクルーム内に収容され、収容した物の取出しが容易
となる。
【0015】また、一対のフック片に、買い物袋の一対
の取っ手等をそれぞれ引掛けるようにしたので、従来の
ように1つのフックに取っ手等を引掛ける場合には互い
に取っ手同士が絡み合ったりすることがなく、取っ手を
フック片より取り外しやすくなる。
【0016】さらに、枠体は、フック片に買い物袋の取
っ手等を引掛けない場合には、トランクルームの内壁側
に添設させて収容させておけば、トランクルームの収容
スペースをほとんど小さくすることなく、トランクルー
ム内への収容物を収容する場合の邪魔とならない。
【0017】請求項4に記載の本発明は、請求項3の展
張部材は、2枚のネットを重ね合わすことによって構成
し、該2枚のネットは、一部に開口部を残して外周部を
張り合わせることによってポケット部を形成して構成し
たもので、本発明によれば、ポケット部に小物を収容で
き、便利である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図を用いて説明する。
【0019】図1は本発明における第1の実施の形態を
示すトランク構造を示す斜視図で、トランクルーム内へ
の収容物例えば買い物袋を収容した状態を示しており、
図2は同じ斜視図で、買い物袋を収容しない状態を示し
ている。図3はトランクルームの一部を断面して描画し
た側面図である。
【0020】図において、11はトランクルームで、そ
の内壁例えば側壁12には、ブラケット17を装着して
いる。
【0021】ブラケット17には、トランクルーム11
側に張出すように、張出し部18を形成し、その胴部に
貫通孔19を形成している。
【0022】20はアームで、アーム20は、基部20
aと基部20aの両端部を一体に略直角に折曲して形成
した一対の脚部20b、20cとにより、コ字状に形成
して構成している。
【0023】一対の脚部20b、20cのうち、一方に
脚部20bはブラケット17の貫通孔19に枢着されて
おり、他方の脚部20cがトランクルーム11の内方に
略水平に張出し可能になっている。すなわち、図4に示
すように、一方の脚部20bにおける貫通孔19への挿
入部分の外周部には、コ字状の係合溝21が形成されて
おり、係合溝21には、ブラケット17の張出し部18
の外周部より挿着したボルトにて構成する係合ピン22
の先端が係合している。
【0024】そして、係合ピン22を係合溝21の一方
の縦溝21a側に係合しておけば、アーム20の揺動が
ロックされている。この状態では、図2および図3に示
すように、アーム20は、トランクルーム11の側壁1
2添設収容されている。
【0025】このような状態より、アーム20を図4の
A矢印方向に移動させて、係合ピン22を一方の縦溝2
1aから横溝21c側に移動させ、さらにこの状態から
アーム20をB矢印方向に揺動させると、係合ピン22
がもう一つの縦溝21b側に係合し、もう一つの縦溝2
1bの底壁に当接して、アーム20の揺動がロックされ
る。このとき、アーム20は、図1に示すように、トラ
ンクルーム11の側壁12に対して、略水平となって、
トランクルーム11内に張出している。
【0026】そこで、アーム20の他方の脚部20cと
ブラケット17の張出し部18に、それぞれ上向きのフ
ック片13a、13bをそれぞれ設けてあり、このフッ
ク片13a、13bにそれぞれ例えば買い物袋14の取
っ手15、16を引掛けることによって、買い物袋14
をトランクルーム11内に固定収容されることになる。
【0027】このとき、買い物袋14は、その取っ手1
5,16が互いに離間するフック片13a、13bにそ
れぞれ引掛けてあることから、その開口部14a開口状
態に保持され、収容物が取っ手15或いは16をフック
片13a或いは13bから取り外すことなく出し入れが
可能となる。
【0028】また、一対のフック片13a,13bに、
買い物袋14の一対の取っ手15,16をそれぞれ引掛
けるようにしたので、従来のように1つのフック3に取
っ手5、6を引掛ける場合には互いに取っ手5,6同士
が絡み合ったりすることがなく、取っ手15,16をフ
ック片13a,13bより取り外しやすくなる。
【0029】さらに、アーム20は、フック片15,1
6に買い物袋15の取っ手15,16を引掛けない場合
には、トランクルーム11の側壁に添設収容しておくこ
とによって、トランクルーム11の収容スペースにほと
んど関係がなく、トランクルーム11内への収容物を収
容する場合の邪魔とならない。
【0030】図5は、本発明における第2の実施の形態
によるトランクルームの一部平面断面図である。
【0031】図5において、アーム20の一方の脚部2
0bに形成したコ字状の係合溝21は、上記第1の実施
の形態と同じであるが、この第1の実施の形態では、係
合ピン22の操作をアーム20自体を直接移動させるこ
とに行っているに対し、第2の実施の形態では、一方の
脚部20bの先端部に、ノブ23を螺合装着し、ノブ2
3を貫通孔19に形成した拡張孔19aに摺動可能に収
容すると共に、ノブ23と拡張孔19aによって形成さ
れる段部19bとの間にスプリング24を縮設して、ノ
ブ23を付勢している。
【0032】従って、図5(1)におけるアーム20の
収容状態から、ノブ23をブラケット17側すなわちC
矢印方向に押動させた後D矢印方向にアーム20を揺動
させることによって、図5(2)に示す中立状態を通っ
て、係合ピン22が係合溝21の縦溝21bに対向する
と、スプリング24の付勢力で、ノブ23が飛び出すと
共に、係合ピン22が図5(3)に示すように縦溝21
bに係合して、アーム20をトランクルーム11内に張
り出させて、買い物袋14を引掛け保持できる状態にさ
せる。
【0033】なお、上記実施の形態では、ブラケット1
7の張出し部18にフック片13bを設けたが、これの
限られるものでなく、フック片13bが他方の脚部20
cに設けられるようにフック片13aを一方の脚部20
bに設けてもよい。
【0034】このように構成する第2の実施の形態によ
れば、ブラケット17側にノブ23を押動させない限
り、アーム20を揺動操作できないために、アーム20
における側壁12側への添設状態或いはトランクルーム
11内側への張出し状態を確実に保持できる。
【0035】図6は本発明における第3の実施の形態に
よるトランクルームの車室側から描画した一部側面断面
図であり、アーム20の基部20aの中央部に、リンク
25の一端部が枢着され、リンク25の他端部は遊端と
なっている。
【0036】また、側壁12には、凹部12aが形成さ
れていて、この凹部12aには、その略中央部にリンク
25の他端部が係合する第1の係合部12bが形成さ
れ、また、下壁部には、リンク25の他端部が係合する
第2の係合部12cと、アーム20の他方の脚部20c
に設けたフック片13bを収容するが係止される収容凹
部12dが形成されている。
【0037】そして、買い物袋14を引掛け収容しない
場合には、アーム20は、その基部20aにリンク25
を重ね合わせて、凹部12aに収容するようになってい
る。この時、リンク25の他端は係合部12cに係合さ
せ、フック片13bは収容凹部12dに収容されて、ア
ーム20はリンク25と共に凹部12a内で固定されて
いる(図6(1)の状態)。
【0038】このような状態より、アーム20に買い物
袋14を引掛け保持する場合には、例えば、アーム20
の他方の脚部20cをトランクルーム11内方向に揺動
させて、フック片13bを収容凹部12dより外すと共
に、リンク25の他端側を第2の係合部12cより外
し、第1の係合部12b側に係合することによって、ア
ーム20を側壁12に対して略水平に保持するようにす
ればよい(図7参照)。
【0039】このように構成する第3の実施の形態によ
れば、アーム20に買い物袋14を引掛けない場合に
は、アーム20をリンク25と共に側壁12に設けた凹
部12a内に収容でき、トランクルーム11の収容スペ
ースを占有しないことになる。
【0040】また、図7に示すように、買い物袋14
が、その取っ手15、16をフック片13a、13bに
引掛けた状態で、固定収容されているので、トランクル
ーム11の買い物袋14が占有する以外のスペース例え
ば、買い物袋14の両側部やアーム20の上部等に、他
の収容物23、24、25等を載置収容することがで
き、収容物を整理整頓して、トランクルーム内に収容で
きることになる。
【0041】さらに、図7に示すように、アーム20
は、トランクルーム11の両側壁12,12に共に設置
することもできる。
【0042】図8は本発明における第4の実施の形態に
よるトランクルームの斜視図であり、トランクルーム1
1の内壁である上壁32に、トランクルーム11内に張
出すように、一対の収容機構33,34を装着してお
き、この収容機構33、34に、それぞれ竿状のアーム
35,36をトランクルーム11の内方に略水平方向に
摺動可能に設けてあり、アーム35、36には、それぞ
れその一端側にフック片37、38が上向きに設けられ
て、このフック37、38に買い物袋14の取っ手1
5、16をそれぞれ引掛けるように構成されている(図
8(1)の状態)。
【0043】このように買い物袋14を引掛けない場合
には、図8(2)に示すように、アーム35、36を引
っ込めておくことになる。
【0044】図9は図8におけるアーム35,36の収
容機構を断面図で示しているトランクルームの側面図、
図10は収容機構の斜視図であり、アーム37、38の
他端側は、ブラケット39に装着されており、ブラケッ
ト39は、自動車の前後方向に延在するレール40に摺
動自在に嵌合している。そして、ブラケット39には、
上方に開口する凹部39aが凹設されており、この凹部
39a内にはスプリング41により上方に付勢されたロ
ック片42が装着されており、ロック片42が係合する
ロック係合穴43、44をそれぞれ自動車前後方向に離
間した状態でレール40に形成している。レール40
は、互いに一対の連結片44、44により連結され、連
結片44およびレール40に設けた取付け孔45、…に
ボルト等を挿入して、トランクルーム11の上壁32に
取着されている。
【0045】図9(1)はアーム35、36の収容状態
を示しており、ロック片42が前方のロック係合穴43
に係合されいる。この状態より、買い物袋14を引掛け
たい場合には、アーム35,36を矢印の方向に引っ張
ることによって、ロック片42がスプリング41に抗し
て凹部39a内に引っ込ませ、ロック係合穴43から外
すことによって、ブラケット39と共にアーム35、3
6を引き出し、ロック片42をロック係合穴43に係合
させればよい。この結果、アーム35、36に設けたフ
ック片37、38に買い物袋14の取っ手15、16を
引掛けることができる。
【0046】図11は本発明における第5の実施の形態
を示すトランクルームの斜視図で、図11(1)は枠体
の張出し状態、図11(2)は枠体の収容状態をそれぞ
れ示している。
【0047】図11によれば、トランクルーム11の側
壁12に、凹部46を形成しており、凹部46の上部に
は、自動車の前後方向に互いに離間して、一対のブラケ
ット47、47が設けられ、下部には、同じく、一対の
収容凹部48,48が形成され、さらに、中央部には、
自動車の前後方向に延在する長溝49が形成されてい
る。
【0048】50は矩形状の枠体で、この枠体の中央部
には、ネット状の展張部材51が張設されている。
【0049】そして、枠体50を構成する4つの側辺5
0a、50b、50cおよび50dのうち、互いに対向
する2つの側辺50a、50bのうち,一方の側辺50
a側を、他方の側辺側50bがトランクルーム11の内
方に略水平に張出し可能にブラケット47、47に枢着
されており、他方の側辺50b側には、互いに離間して
買い物袋14の取っ手15,16等を引掛ける一対のフ
ック片52,53を取着している。
【0050】枠体50の互いに対向する他の2つの側辺
50c、50dには、コ字状に形成された突っ張りリン
ク54の一対の脚部54a、54bが枢着されている。
【0051】このように構成する場合、収容物例えば買
い物袋14をトランクルーム11内に収容したい場合に
は、枠体50をブラケット47、47を中心として回動
させると共に、突っ張りリンク54の基部54cを凹部
46に形成した長溝49内に係合することによって、枠
体50がトランクルーム11の内方に略水平に張出すこ
とになり、フック片52、53が互いに外方向に向い
て、買い物袋14の取っ手15、16を引掛け可能とな
る(図11(1)の状態)。
【0052】次に、買い物袋14の取っ手15、16を
フック52,53引掛けない場合には、突っ張りリンク
54の基部54cを長溝49から外して、枠体50に沿
わせ、枠体50を突っ張りリンク54と共に凹部46に
収容して、トランクルーム11の側壁12内壁に添設す
ることになる(図11(2)の状態)。この状態では、
フック片52、53は略90度回転させて収容凹部4
8、48内に収まることになる。
【0053】この実施の形態によれば、枠体50に展張
部材51を張設したので、枠体50は物を置く台として
も利用でき、小物の整理に好都合である。
【0054】図12は本発明における第6の実施の形態
を示すトランクルームの斜視図、図13は同じく側部断
面図である。この実施の形態によれば、展張部材51を
張設した枠体50を使用する点は、前記第5の実施の形
態と同じであるが、展張部材51は、2枚のネット51
a,51bを重ね合わすことによって構成し、ネット5
1a、51bを、一部に開口部51cを残して外周部を
張り合わせることによってポケット部51dを形成して
いる点異なる。
【0055】また、トランクルーム11の側壁12の下
部には、凹部46を形成せずに、突っ張りリンク54の
基部54cが係合する長溝49のみが形成されている。
さらに、側壁12の上部には、突っ張りリンク54の基
部54cを係合する一対の係合片55、55が設けられ
ており、係合片55、55に突っ張りリンク54の基部
54cを係合することによって、枠体50を側壁12に
添設収容するように構成されている点も異なる。
【0056】さらに、フック片52、53は、買い物袋
14の取っ手15、16を引掛ける場合には、図12
(2)に示すように、互いに外向きに対向しているが、
図12(1)に示す枠体50の収容時には、略90度回
転させて、互いに上向き状態になっている。
【0057】この第6の実施の形態によれば、展張部材
51を2枚のネット51a、51bで構成して、ポケッ
ト部51dを形成していることから、このポケット部5
1dには小物60を収容できることになって、便利であ
る。
【0058】
【発明の効果】本発明によるトランク構造によれば、買
い物袋の一対の取っ手等を一対のフック片にそれぞれ引
掛けることによって、買い物袋の開口部等が開口した状
態で、トランクルーム内に収容され、収容した物の取出
しが容易となる。
【0059】また、一対のフック片に、買い物袋の一対
の取っ手等をそれぞれ引掛けるようにしたので、従来の
ように1つのフックに取っ手等を引掛ける場合には互い
に取っ手同士が引掛かったりすることがなく、取っ手を
フック片より取り外しやすくなる。
【0060】さらに、フック片に買い物袋の取っ手等を
引掛けない場合には、アーム或いは枠体をトランクルー
ムの内壁に添設収容しておくことによって、トランクル
ームの収容スペースをほとんど小さくすることがなく、
トランクルーム内への収容物を収容する場合の邪魔とな
らない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1の実施の形態を示すトラン
ク構造を示す斜視図で、トランクルーム内への収容物例
えば買い物袋を収容した状態を示している。
【図2】図1と同じ斜視図で、買い物袋を収容しない状
態を示している。
【図3】同じく、トランクルームの一部を断面して描画
した側面図である。
【図4】本発明における第2の実施の形態によるアーム
におけるブラケットへの係合機構を一部断面して描画す
る斜視図である。
【図5】図4における係合機構の作動説明図で、(1)
はアームの収容時、(2)は中立時、(3)はアームの
引き出し時をそれぞれ示している。
【図6】本発明における第3の実施の形態によるトラン
クルームの車室側から描画した一部側面断面図で、
(1)はアームの収容時、(2)はアームの引き出し時
をそれぞれ示している。
【図7】図6における買い物袋その他の収容物をトラン
クルームに収容した状態を示す側面図である。
【図8】本発明における第4の実施の形態によるトラン
クルームの斜視図で、(1)はアームの引き出し時、
(2)はアームの収容時をそれぞれ示している。
【図9】同じくアームの収容機構を示す断面図であり、
(1)はアームの収容時、(2)はアームの引き出し時
をそれぞれ示している。
【図10】同じく、アームの収容機構の斜視図である。
【図11】本発明における第5の実施の形態を示すトラ
ンクルームの斜視図で、(1)は枠体の張出し時、
(2)は枠体の収容状態をそれぞれ示している。
【図12】本発明における第6の実施の形態を示すトラ
ンクルームの斜視図で、(1)は枠体の収容状態、
(2)は枠体の張出し時をそれぞれ示している。
【図13】本発明における第6の実施の形態を示す側部
断面図である。
【図14】従来におけるトランクルームの斜視図であ
る。
【符号の説明】
11 トランクルーム 12 側壁 13a、13b フック片 14 買い物袋 15、16 取っ手 17 ブラケット 19 貫通孔 20 アーム 20b、20c 脚部 32 上壁 33、34 収容機構 37、38 フック片 39 ブラケット 50 枠体 51 展張部材 52、53 フック片 54a、54b 脚部 54 突っ張りリンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 櫻澤 潔 神奈川県高座郡寒川町宮山3316 河西工業 株式会社寒川本社工場内 Fターム(参考) 3D022 BA20 BB02 BB04 BC08 BC10 CA11 CB02 CB05 CC27 CD03 CD06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランクルームの内壁にブラケットを設
    け、このブラケットにコ字状のアームを構成する一対の
    脚部のうち一方の脚部を、他方の脚部が前記トランクル
    ーム内方に略水平方向に張出し可能に枢着し、前記他方
    の脚部と前記ブラケット又は一方の脚部に、互いに対向
    するように買い物袋の取っ手等を引掛けるフック片をそ
    れぞれ取着し、前記フック片に買い物袋の取っ手等を引
    掛けない場合には、前記アームを前記トランクルームの
    内壁に添設収容可能に構成したことを特徴とするトラン
    クルーム構造。
  2. 【請求項2】 トランクルームの内壁に、竿形状の一対
    のアームを互いに離間して前記トランクルーム内方に略
    水平に張出し可能に設け、該アームの先端側にそれぞれ
    買い物袋の取っ手等を引掛けるフック片を取着し、前記
    アームに買い物袋の取っ手等を引掛けない場合には、前
    記アームを前記トランクルームの内壁側に収容可能に構
    成したことを特徴とするトランクルーム構造。
  3. 【請求項3】 トランクルームの内壁に、中央部に展張
    部材を張設した枠体の互いに対向する2つの側辺のうち
    一方の側辺側を、他方の側辺側が前記トランクルーム内
    方に略水平に張出し可能に枢着し、前記他方の側辺側
    に、互いに離間して買い物袋の取っ手等を引掛ける一対
    のフック片を取着し、前記フック片に買い物袋の取っ手
    等を引掛けない場合には、前記枠体を前記トランクルー
    ムの内壁に添設収容可能に構成したことを特徴とするト
    ランクルーム構造。
  4. 【請求項4】 前記展張部材は、2枚のネットを重ね合
    わすことによって構成し、該2枚のネットは、一部に開
    口部を残して外周部を張り合わせることによってポケッ
    ト部を形成したことを特徴とする請求項3記載のトラン
    クルーム構造。
JP11087206A 1999-03-29 1999-03-29 トランクルーム構造 Pending JP2000280827A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101493516B1 (ko) 2007-09-13 2015-02-13 보스 게엠베하 운트 코. 카게 차량의 물품 적재 장치
FR3095396A1 (fr) * 2019-04-24 2020-10-30 Renault S.A.S. Véhicule comprenant un coffre compartimenté

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KR101493516B1 (ko) 2007-09-13 2015-02-13 보스 게엠베하 운트 코. 카게 차량의 물품 적재 장치
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