JP2004010018A - ネット体張設構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】収容室内に設けた取付け凹部内に、フック取付け体を収容装着し、且つ取付け凹部全体をそれほど大きく形成しなくとも、フック取付け体に装着したフック片が、ドライバー等の工具類を使用せずに、操作者の指等を簡単に引っ掛けて揺動させることができるように工夫した。
【解決手段】ラゲージルーム等の収容室1の両側室壁1aに、取付け凹部8を形成し、取付け凹部8にリング取付け体7を突設収容し、リング取付け体7にリング片5の両端部を回転可能に装着しており、フック片4の非引っ掛け時におけるリング片5の湾曲部5a側を取付け凹部8から突出させるリング突出支持部としての突起10を取付け凹部8に形成した。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、自動車のラゲージルーム等の収容室内に設けたリング片にネット体の互いに対向する両側端部に設けたフック片を引っ掛けることによってネット体を収容室に張設するように構成したネット体張設構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、図1に示すように、RV型自動車におけるラゲージルーム等の収容室1の両側室壁1aに、車体2の左右方向に横断するようにネット体3を張設して、収容室1の開口部1bの一部を閉塞したり、収容室1を仕切る或いは収容室1と車室とを区画する等している。
【0003】
このために、ネット体3をその両側室壁1aに張設する場合、ネット体3の両側端部に取付けたフック片4を収容室1の両側室壁1a側に設けたリング片5に引っ掛けて行っていた。
【0004】
そして、従来のこの種のネット体張設構造は、図14及び図15に示すように、ネット体3の両側端部上方に、ベルト体6を介してフック片4を装着している。
【0005】
一方、収容室1の両側室壁1aには、脚部7aを取付け孔1cに係合することにより、リング取付け体7が突設されている。
【0006】
リング取付け体7には、略半円形のリング片5が回転可能に装着されている。
【0007】
ネット体3を張設する場合には、フック片4の取っ手部4aをその弾性力に抗して揺動させて、フック片4との間を離間開口して、この状態を保持したまま、フック片4をリング片5に引っ掛けて、その後取っ手部4aを離すことによって、取っ手部4aがその弾性力により元の位置に復帰して、フック片4がリング片5から抜け落ちないようになり、ネット体3が張設されることになる。
【0008】
この状態より、ネット体3を取り外すには、フック片4の取っ手部4aを再びその弾性力に抗して揺動させて、フック片4との間を離間開口して、この状態を保持したまま、リング片5からフック片4を取り外すことになる。
【0009】
このようにフック片4をリング片5から取り外した場合には、リング片5は、例えば、図15の二点鎖線で示すように、その重力で取付け片7に垂下されている。
【0010】
したがって、ネット体3を再び張設する場合には、図15に示すように、操作者の指9の腹により二点鎖線で示すリング片5を起立させたまま、取っ手部4aを揺動させて、リング片5にフック片4を引っ掛けることになる。
【0011】
以上のように構成する従来の技術においては、リング取付け体7を収容室1の両側室壁1aに突設したことにより、リング片5の外周部が表出していることになって、操作者の指9の腹を引っ掛けやすく、リング片5を確実且つ容易に揺動させることができる。
【0012】
反面、リング取付け体7は、リング片4と共に収容室1の両側室壁1aより突出していることから、突起物となって邪魔となってしまう。
【0013】
そこで、このような点に鑑み、他の従来の技術として、図16及び図17に示すものが知られている。
【0014】
これによれば、収容室1の両側室壁1aに、取付け凹部8を形成し、取付け凹部8内にリング取付け体7を収容設置するようにして、両側室壁1aから突起物をなくしている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図16及び図17に示す他の従来技術においては、リング取付け体7が取付け凹部8内に収容されて突起物とはならないのであるが、この結果として、リング取付け体7に装着したリング片5もフック片の非引っ掛け時に取付け凹部8内に収容されてしまい、操作者の指9の腹を引っ掛けることができず、ドライバー等の工具10を用いて、リング片5と取付け凹部8の壁部との隙間にこじ入れ、リング片5を起立させた後でないと、フック片4を引っ掛けざることができず、収容室1の両側室壁1aを傷つけたりして、見栄え劣化の因となっていた。
【0016】
そこで、取付け凹部8全体を大きく確保して、リング片5と取付け凹部8の壁部との隙間を拡大し、操作者の指がこの隙間に入るように構成することも考えられるが、このように、取付け凹部8全体を大きくしたのでは、収容室1の両側室壁1a自体の見栄えが劣化してしまう。
【0017】
本発明は、かかる点に鑑み、収容室内に設けた取付け凹部内に、フック取付け体を収容装着し、且つ取付け凹部全体をそれほど大きく形成しなくとも、フック取付け体に装着したフック片が、ドライバー等の工具類を使用せずに、操作者の指等を簡単に引っ掛けて揺動させることができるように工夫したネット体張設構造を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、ラゲージルーム等の収容室内に設けたリング片にネット体の互いに対向する両側端部に設けたフック片を引っ掛けることによってネット体を収容室に張設するように構成し、収容室内に取付け凹部を形成し、取付け凹部にリング取付け体を突設収容し、リング取付け体にリング片の両端部を回転可能に装着しており、フック片の非引っ掛け時におけるリング片の湾曲部側を取付け凹部から突出させるリング突出支持部を取付け凹部に形成したことを特徴とするものである。
【0019】
本発明によれば、リング片の湾曲部側は、フック片が引っ掛けられていない時には取付け凹部から突出しているので、操作者の指等を簡単に引っ掛けることができ、ドライバー等の工具を使用しないことから、収容室内を傷つけることなく、常時見栄えをよくできることになる。
【0020】
そして、フック片の非引っ掛け時におけるリング片の湾曲部側を取付け凹部から突出させて、操作者の指等を引っ掛けやすくしたために、取付け凹部を最小限の大きさに留めることができ、この点からの収容室の見栄え向上が期待できる。
【0021】
また、リング片の湾曲部側を取付け凹部から突出するといっても、それほど大きな突起物とはなりえず、この点からも収容室の見栄えをあまり劣化させることはない。
【0022】
また、本発明は、前記発明におけるリング突出支持部が取付け凹部の底壁部に突出形成した突起から構成するか、取付け凹部の側壁部に突出形成した突起から構成するようにしている。
【0023】
したがって、リング片の湾曲部が突起に当接することにより、確実に取付け凹部から突出することになる。
【0024】
又、本発明は、ラゲージルーム等の収容室内に設けたリング片にネット体の互いに対向する両側端部に設けたフック片を引っ掛けることによってネット体を収容室に張設するように構成し、収容室内に、取付け凹部を形成し、取付け凹部にリング取付け体を突設収容し、リング取付け体に前記リング片の両端部を回転可能に装着しており、リング取付け体に切欠き部を設けて、切欠き部によって前記リング取付け体とフック片の非引っ掛け時におけるリング片との間に操作者の指等を挿入可能な挿入空間を形成したことを特徴とするものである。
【0025】
本発明によれば、リング片の湾曲部側は、フック片が引っ掛けられていない時にはリング取付け体に形成した切欠き部によってリング取付け体とリング片との間に形成された挿入空間を用いて、リング片に操作者の指等を簡単に引っ掛けることができ、ドライバー等の工具を使用しないことから、収容室内を傷つけることなく、常時見栄えをよくできることになる。
【0026】
そして、リング片の湾曲部側をリング取付け体に切欠き部を形成して、操作者の指等を引っ掛けやすくしたために、取付け凹部を最小限の大きさに留めることができると共に、リング片を取付け凹部から突出させないことになって、この点からも収容室の見栄え向上が期待できる。
【0027】
また、リング取付け体に切欠き部を形成したとしても、リング取付け体全体の大きさからいえば切欠き部はさほど大きいとはいい得ないことから、収容室の見栄えをあまり劣化させることはない。
【0028】
さらに又、本発明は、ラゲージルーム等の収容室内に設けたリング片にネット体の互いに対向する両側端部に設けたフック片を引っ掛けることによってネット体を収容室に張設するように構成し、収容室内に、取付け凹部を形成し、取付け凹部にリング取付け体を突設収容し、リング取付け体にリング片の両端部を回転可能に装着しており、取付け凹部に切欠き部を設けて、切欠き部によってリング取付け体とフック片の非引っ掛け時におけるリング片との間に操作者の指等を挿入可能な挿入空間を形成したことを特徴とするものである。
【0029】
本発明によれば、リング片の湾曲部側は、フック片が引っ掛けられていない時には、取付け凹部に設けた切欠き部によってリング取付け体とリング片との間に形成された挿入空間を用いて、リング片に操作者の指等を簡単に引っ掛けることができ、ドライバー等の工具を使用しないことから、収容室内を傷つけることなく、常時見栄えをよくできることになる。
【0030】
そして、リング片の湾曲部側を取付け凹部に形成した切欠き部によって操作者の指等を引っ掛けやすくしたために、取付け凹部を最小限の大きさに留めることができると共に、リング片を取付け凹部から突出させないことになって、この点からも収容室の見栄え向上が期待できる。
【0031】
また、取付け凹部に切欠き部を形成したとしても、取付け凹部全体の大きさからいえば切欠き部はさほど大きいとはいい得ないことから、収容室の見栄えをあまり劣化させることはない。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態について、図を用いて説明する。なお、上記従来の技術に対応する構成について、同一符号を付して説明する。
【0033】
先ず、一般的なネット体張設構造を説明すると、図1に示すように、RV型自動車におけるラゲージルーム等の収容室1に、車体2の左右方向に横断するようにネット体3を収容室1内例えば両側室壁1aに張設して、収容室1の開口部1bの一部を閉塞したり、収容室1を仕切る或いは収容室1と車室との間を区画する等している。
【0034】
ネット体3をその両側室壁1aに張設する場合、ネット体3の両側端部に取付けたフック片4を収容室1の両側室壁1a側に設けたリング片5に引っ掛けて行っていた。
【0035】
そして、本発明に係る第1の実施の形態によれば、図2及び図3に示すように、ラゲージルーム等の収容室1の両側室壁1aに設けたリング片5にネット体3の互いに対向する両側端部に設けたフック片4を引っ掛けることによってネット体3を収容室1に張設する場合に、収容室1の両側室壁に取付け凹部8を形成している。
【0036】
取付け凹部8にはリング取付け体7が突設収容され、リング取付け体7にリング片5の両端部を回転可能に装着している。
【0037】
リング片5の湾曲部5a側を取付け凹部8から突出させるために、取付け凹部8の底壁部8aには上下一対の突起10が形成されて、突起10によりリング突出支持部を構成している。
【0038】
第1の実施の形態によれば、リング片5の湾曲部5a側は、フック片4が引っ掛けられていない時には、リング片5の湾曲部5a側が一対の突起10のうち一方に当接して、取付け凹部8から突出しているので(図3参照)、操作者の指9等をリング片5に簡単に引っ掛けることができ、ドライバー等の工具を使用しないことから、収容室1の両側室壁1aを傷つけることなく、常時見栄えをよくできることになる。
【0039】
そして、リング片5の湾曲部5a側を取付け凹部8から突起10を突出させて、操作者の指9等を引っ掛けやすくしたために、取付け凹部8を最小限の大きさに留めることができ、この点からの収容室1の見栄え向上が期待できる。
また、リング片5の湾曲部5a側を取付け凹部8から突出するといっても、それほど大きな突起物とはなりえず、この点からも収容室1の見栄えをあまり劣化させることはない。
【0040】
また、リング突出支持部が取付け凹部8の底壁部8aに突出形成した突起10から構成していることから、リング片5の湾曲部5a側が突起10に当接することにより、確実に取付け凹部8から突出することになる。
【0041】
図4及び図5は本発明に係る第2の実施の形態を示している。
【0042】
図4及び図5によれば、前記第1の実施の形態におけるリング突出支持部は、取付け凹部8の底壁部8aの上下一対設けた突起に代えて、取付け凹部8の底壁部8aの左右両方向の上下にそれぞれ一対設けた突起10により構成している点異なっている。
【0043】
突起10が底壁部8aの左右両方向の上下にそれぞれ一対形成したことにより、リング片5の湾曲部5aを傾けることなく取付け凹部8から確実に突出させることができる。
【0044】
図6及び図7は、本発明に係る第3の実施の形態を示すものである。
【0045】
図6及び図7によれば、リング取付け体7の下端側に半円形上の切欠き部11を設けて、切欠き部11によってリング取付け体7とリング片5との間に操作者の指等が挿入可能な挿入空間12を形成している。
【0046】
この結果、リング片5の湾曲部5a側は、フック片4が引っ掛けられていない時に、リング取付け体7に形成した切欠き部11によってリング取付け体7とリング片5との間に形成された挿入空間12を用いて、リング片5に操作者の指9等を簡単に引っ掛けることができ(図7参照)、ドライバー等の工具を使用しないことから、収容室1の両側室壁1aを傷つけることなく、常時見栄えをよくできることになる。
【0047】
そして、リング片5の湾曲部5a側をリング取付け体7に切欠き部11を形成して、操作者の指等を引っ掛けやすくしたために、取付け凹部8を最小限の大きさに留めることができると共に、リング片5を取付け凹部8から突出させないことから、この点からも収容室1の見栄え向上が期待できる。
【0048】
また、リング取付け体7に切欠き部11を形成したとしても、リング取付け体7全体の大きさからいえば切欠き部11はさほど大きいとはいい得ないことから、収容室1の見栄えをあまり劣化させることはない。
【0049】
図8及び図9は、本発明に係る第4の実施の形態を示すものである。
【0050】
図8及び図9によれば、リング取付け体7の下端側ほぼ全体を切欠き部11に形成して、切欠き部11によってリング取付け体7とリング片5との間に操作者の指等が挿入可能な挿入空間12を形成している。
【0051】
第4の実施の形態によれば、第3の実施の形態の場合に比して挿入空間12を大きく取れ、リング片5の操作性をさらに向上している。
【0052】
図10及び図11は、本発明に係る第5の実施の形態を示すものである。
図10及び図11によれば、取付け凹部8の周壁部8bに一対の突起を設けて、リング突出支持部10を形成したものである。
【0053】
第5の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様に、リング片5の湾曲部5a側は、フック片4が引っ掛けられていない時には、リング片5の湾曲部5a側がリング突出支持部10に当接して、取付け凹部8から突出しているので(図11参照)、操作者の指9等をリング片5に簡単に引っ掛けることができ、ドライバー等の工具を使用しないことから、収容室1の両側室壁1aを傷つけることなく、常時見栄えをよくできることになる。
【0054】
そして、リング片5の湾曲部5a側を取付け凹部8から突起を突出させて、操作者の指9等を引っ掛けやすくしたために、取付け凹部8を最小限の大きさに留めることができ、この点からの収容室1の見栄え向上が期待できる。
【0055】
また、リング片5の湾曲部5a側を取付け凹部8から突出するといっても、それほど大きな突起物とはなりえず、この点からも収容室1の見栄えをあまり劣化させることはない。
【0056】
また、リング突出支持部が取付け凹部8の底壁部8aに突出形成した突起10から構成されていることから、リング片5の湾曲部5a側が突起10に当接することにより、確実に取付け凹部8から突出することになる。
【0057】
図12及び図13は、本発明に係る第6の実施の形態を示しているものである。
【0058】
図12及び図13によれば、上記第5の実施の形態における突起によるリング突出支持部10に代えて、取付け凹部8の周壁部8bの下部に切欠き部11を形成し、切欠き部11によってリング取付け体7とリング片5との間に操作者の指等を挿入可能な挿入空間12を形成したものである。
【0059】
本発明によれば、リング片5の湾曲部5a側は、フック片4が引っ掛けられていない時には、取付け凹部8に設けた切欠き部11によってリング取付け体7とリング片5との間に形成された挿入空間12を用いて、リング片5に操作者の指9等を簡単に引っ掛けることができ、ドライバー等の工具を使用しないことから、収容室1の両側室壁1aを傷つけることなく、常時見栄えをよくできることになる。
【0060】
そして、リング片5の湾曲部5a側を取付け凹部8に形成した切欠き部11によって操作者の指9等を引っ掛けやすくしたために、取付け凹部8を最小限の大きさに留めることができると共に、リング片5を取付け凹部8から突出させないことから、この点からも収容室1の見栄え向上が期待できる。
【0061】
また、取付け凹部8に切欠き部11を形成したとしても、取付け凹部8全体の大きさからいえば切欠き部11はさほど大きいとはいい得ないことから、収容室1の見栄えをあまり劣化させることはない。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、第1に、収容室内に取付け凹部を形成し、取付け凹部にリング取付け体を突設し、リング取付け体にリング片の両端部を回転可能に装着しており、フック片の非引っ掛け時におけるリング片の湾曲部側を取付け凹部から突出させるリング突出支持部を取付け凹部に形成したことから、リング片の湾曲部側がフック片が引っ掛けられていない時には取付け凹部から突出しているので、操作者の指等を簡単に引っ掛けることができ、ドライバー等の工具を使用しないことから、収容室内を傷つけることなく、常時見栄えをよくできることになる。
【0063】
そして、リング片の湾曲部側を取付け凹部から突出させて、操作者の指等を引っ掛けやすくしたために、取付け凹部を最小限の大きさに留めることができ、この点からの収容室の見栄え向上が期待できる。
【0064】
また、リング片の湾曲部側を取付け凹部から突出するといっても、それほど大きな突起物とはなりえず、この点からも収容室の見栄えをあまり劣化させることはない。
【0065】
また、本発明は、前記発明におけるリング突出支持部が取付け凹部の底壁部に突出形成した突起から構成するか、取付け凹部の側壁部に突出形成した突起から構成するようにしている。
【0066】
したがって、リング片の湾曲部が突起に当接することにより、確実に取付け凹部から突出することになる。
【0067】
また、本発明は、第2に、収容室内に、取付け凹部を形成し、取付け凹部にリング取付け体を突設収容し、リング取付け体にリング片の両端部を回転可能に装着しており、リング取付け体に切欠き部を設けて、切欠き部によってリング取付け体とフック片の非引っ掛け時におけるリング片との間に操作者の指等の挿入空間を形成したことから、リング片の湾曲部側が、フック片が引っ掛けられていない時にはリング取付け体に形成した切欠き部によってリング取付け体とリング片との間に形成された挿入空間を用いて、リング片に操作者の指等を簡単に引っ掛けることができ、ドライバー等の工具を使用しないことから、収容室内を傷つけることなく、常時見栄えをよくできることになる。
【0068】
そして、リング片の湾曲部側をリング取付け体に切欠き部を形成して、操作者の指等を引っ掛けやすくしたために、取付け凹部を最小限の大きさに留めることができると共に、リング片を取付け凹部から突出させないことになって、この点からも収容室の見栄え向上が期待できる。
【0069】
また、リング取付け体に切欠き部を形成したとしても、リング取付け体全体の大きさからいえば切欠き部はさほど大きいとはいい得ないことから、収容室の見栄えをあまり劣化させることはない。
【0070】
本発明は、第3に、収容室内に、取付け凹部を形成し、取付け凹部にリング取付け体を突設収容し、リング取付け体にリング片の両端部を回転可能に装着しており、取付け凹部に切欠き部を設けて、切欠き部によってリング取付け体とフック片の非引っ掛け時におけるリング片との間に操作者の指等が可能な挿入空間を形成したことから、リング片の湾曲部側は、フック片が引っ掛けられていない時には、取付け凹部に設けた切欠き部によってリング取付け体とリング片との間に形成された挿入空間を用いて、リング片に操作者の指等を簡単に引っ掛けることができ、ドライバー等の工具を使用しないことから、収容室内を傷つけることなく、常時見栄えをよくできることになる。
【0071】
そして、リング片の湾曲部側を取付け凹部に形成した切欠き部によって操作者の指等を引っ掛けやすくしたために、取付け凹部を最小限の大きさに留めることができると共に、リング片を取付け凹部から突出させないことになって、この点からも収容室の見栄え向上が期待できる。
【0072】
また、取付け凹部に切欠き部を形成したとしても、取付け凹部全体の大きさからいえば切欠き部はさほど大きいとはいい得ないことから、収容室の見栄えをあまり劣化させることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラゲージルームを有する自動車の後部側をバックドアを取除いた状態で描画した斜視図である。
【図2】本発明における第1の実施の形態による図1の円内における要部を拡大して描画した分解斜視図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】本発明における第2の実施の形態による図1の円内における要部を拡大して描画した分解斜視図である。
【図5】図4のB−B断面図である。
【図6】本発明における第3の実施の形態による図1の円内における要部を拡大して描画した分解斜視図である。
【図7】図6のC−C断面図である。
【図8】本発明における第4の実施の形態による図1の円内における要部を拡大して描画した分解斜視図である。
【図9】図8のD−D断面図である。
【図10】本発明における第5の実施の形態による図1の円内における要部を拡大して描画した分解斜視図である。
【図11】図10のE−E断面図である。
【図12】本発明における第6の実施の形態による図1の円内における要部を拡大して描画した分解斜視図である。
【図13】図12のF−F断面図である。
【図14】従来における図1の円内を拡大して描画した分解斜視図である。
【図15】図14のG−G断面図である。
【図16】他の従来における図1の円内を拡大して描画した分解斜視図である。
【図17】図16のG−G断面図である。
【符号の説明】
1 収容室
1a 両側室壁
3 ネット体
4 フック片
5 リング片
5a 湾曲部
7 リング取付け体
8 取付け凹部
10 突起(リング突出支持部)
11 切欠き部
12 挿入空間

Claims (5)

  1. ラゲージルーム等の収容室内に設けたリング片にネット体の互いに対向する両側端部に設けたフック片を引っ掛けることによってネット体を収容室に張設するように構成したネット体張設構造であって、
    前記収容室内に、取付け凹部を形成し、該取付け凹部にリング取付け体を突設収容し、該リング取付け体に前記リング片の両端部を回転可能に装着しており、前記フック片の非引っ掛け時における前記リング片の湾曲部側を前記取付け凹部から突出させるリング突出支持部を前記取付け凹部に形成したことを特徴とするネット体張設構造。
  2. 前記リング突出支持部は、前記取付け凹部の底壁部に突出形成した突起から構成したことを特徴とする請求項1記載のネット体張設構造。
  3. 前記リング突出支持部は、前記取付け凹部の側壁部に突出形成した突起から構成したことを特徴とする請求項1記載のネット体張設構造。
  4. ラゲージルーム等の収容室内に設けたリング片にネット体の互いに対向する両側端部に設けたフック片を引っ掛けることによってネット体を収容室に張設するように構成したネット体張設構造であって、
    前記収容室内に、取付け凹部を形成し、該取付け凹部にリング取付け体を突設収容し、該リング取付け体に前記リング片の両端部を回転可能に装着しており、前記リング取付け体に切欠き部を設けて、該切欠き部によって前記リング取付け体と前記フック片の非引っ掛け時におけるリング片との間に操作者の指等を挿入可能な挿入空間を形成したことを特徴とするネット体張設構造。
  5. ラゲージルーム等の収容室内に設けたリング片にネット体の互いに対向する両側端部に設けたフック片を引っ掛けることによってネット体を収容室に張設するように構成したネット体張設構造であって、
    前記収容室内に、取付け凹部を形成し、該取付け凹部にリング取付け体を突設収容し、該リング取付け体に前記リング片の両端部を回転可能に装着しており、前記取付け凹部に切欠き部を設けて、該切欠き部によって前記リング取付け体と前記フック片の非引っ掛け時におけるリング片との間に操作者の指等を挿入可能な挿入空間を形成したことを特徴とするネット体張設構造。
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