JP2009061020A - ミシンの糸切り装置 - Google Patents

ミシンの糸切り装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009061020A
JP2009061020A JP2007229997A JP2007229997A JP2009061020A JP 2009061020 A JP2009061020 A JP 2009061020A JP 2007229997 A JP2007229997 A JP 2007229997A JP 2007229997 A JP2007229997 A JP 2007229997A JP 2009061020 A JP2009061020 A JP 2009061020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thread
movable blade
sewing machine
thread trimming
needle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007229997A
Other languages
English (en)
Inventor
Norikazu Hayakawa
範一 早川
Motonari Nakano
元就 中野
Masahiro Fukushima
将浩 福嶋
Rinko Uno
倫子 宇野
Masatsugu Mizuno
雅継 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2007229997A priority Critical patent/JP2009061020A/ja
Priority to CN2008102157172A priority patent/CN101381932B/zh
Priority to EP08015762A priority patent/EP2034074B1/en
Priority to DE602008000862T priority patent/DE602008000862D1/de
Priority to KR1020080087529A priority patent/KR101079498B1/ko
Publication of JP2009061020A publication Critical patent/JP2009061020A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B65/00Devices for severing the needle or lower thread
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B65/00Devices for severing the needle or lower thread
    • D05B65/02Devices for severing the needle or lower thread controlled by the sewing mechanisms
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B65/00Devices for severing the needle or lower thread
    • D05B65/06Devices for severing the needle or lower thread and for disposing of the severed thread end ; Catching or wiping devices for the severed thread
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B69/00Driving-gear; Control devices
    • D05B69/22Devices for stopping drive when sewing tools have reached a predetermined position

Abstract

【課題】 上糸と下糸との交絡による縫目がヒッチステッチの縫目になるような場合でも、ボビンケースから外部に出る下糸の出口が縫針よりも左側又は下方に対応する部位であっても、糸切り動作を確実に行なえるようにすることである。
【解決手段】 固定刃18と回動可能な可動刃19とを有する糸切り機構12が針板8の下側に設けられ、この糸切り機構12の直ぐ下側に回転釜9が設けられ、下軸の前端部に連結されている。縫製が開始されると、下軸の回転により、回転釜9が正面視にて時計回りに回転駆動される。縫針が最下位置から若干だけ上昇したとき、縫針の目孔から延びる上糸が回転釜9の外釜に一体形成された剣先に引っ掛けられ、上糸ループ16aが拡大される。糸切りする際には、この拡大されつつある上糸ループ16aのループ面に直交する方向から、可動刃19の尖端部が上糸ループ16aに突入する。
【選択図】 図9−2

Description

本発明は、縫針の上下動と調時して回転する外釜を有する回転釜を装備したミシンに、固定刃と水平に往復回動可能な可動刃を有する糸切り機構と、ミシン主軸の回転力を可動刃に伝達して回動駆動させる糸切り駆動機構を設けたミシンの糸切り装置に関する。
従来、パターン縫いミシンや千鳥縫いミシンにおいては、針板とその下側に配設された回転釜との間に、可動刃(移動刃)と固定刃とを有する糸切り装置を設け、縫製終了時に、加工布から延びる上糸と下糸とを糸切り装置により自動的に切断できるようになっている。ここで、この種の糸切り装置として、可動刃を直線状に往復移動させる直線移動タイプが実用化されている。
例えば、特許文献1に記載のジグザグミシンの糸切断装置は、針板の左側に設けられた蔽い板に直線状の案内軌道を形成し、糸捕捉部をこの案内軌道に沿って左右方向に往復移動可能にし、電磁石の引張棒に、玉棒を介して双腕てこが連結され、この双腕てこの上端部は、糸捕捉部に固定された2個の垂下金具で形成される案内部分の中へ突出している玉ジャーナルに連結されている。
ジグザグ縫いの終わりの糸切り指令タイミングで電磁石が作動すると、糸捕捉部が針の横の出発位置から針の移動軌道を越えて図1の右方に対応する最終位置へ直線状に往動するときに、回転するルーパー(本願の釜に相当)の剣先で拡大しつつある針糸輪の部分に、糸捕捉部の尖端が横方向から直線状に侵入できるようにしてある。
糸切断のタイミングのときに、電磁石への通電が中止されると、引張棒が戻しバネのバネ力により復帰移動するのに応動して、糸捕捉部が待機位置に復動する。この時、針糸輪の部分とルーパー糸とが凹部から限定縁で案内されながら糸捕捉部のみぞの中に入る。そして、戻り工程の終了時に、これら針糸輪の部分(上糸ループ)とルーパー糸(下糸)とが穿孔のV型限定縁と固定対向刃によって同時に切断される。
特開昭58−4596号公報(第3〜5頁、図1〜図3)
前述したように、特許文献1に記載のジグザグミシンの糸切断装置においては、糸輪捕捉部を移動案内する案内軌道を直線状に形成すると共に、電磁石の動作により進出又は退入する引張棒を介して、双腕てこの回動動作により糸捕捉部を案内軌道に沿って直線状に移動させる直線駆動機構が必要になる。即ち、直線運動を回動運動に変換し、更に、直線運動に変換するようにした直線駆動機構が複雑化するのに加えて、この複雑に構成された直線駆動機構を含む糸切り装置が大型化しコスト高になるという問題がある。
更に、糸切断に際して、糸捕捉部が針の横の出発位置から最終移動位置へ直線状に往動するときに、縫針の目孔から延びる針糸輪の部分のループ面(上糸ループで形成されるほぼ長円形の面)の向きは、ルーパーの剣先の回転に伴って決まる。即ち、糸捕捉部の尖端が移動する方向は、剣先が何れの位置に移動した場合であっても、ループ面と直交する方向になることは絶対になく、ループ面に対して必ず斜め方向であるため、糸捕捉部の尖端が針糸輪の部分へ侵入するのに失敗し易く、糸切り動作を確実に行なえないという問題がある。
特に、加工布の布送り方向によって、ルーパーから出て針板の針穴に向かう下糸の向きと、縫針の目孔を出た上糸が縫針に絡む向きとが異なるために、ヒッチステッチの縫目が発生するような場合であって、ルーパー糸が針糸輪の部分に絡むように巻き付いている状態では、糸捕捉部の尖端が針糸輪の部分へ侵入する侵入可能な領域が非常に狭くなる。そのため、糸捕捉部の尖端の針糸輪の部分への侵入が不可能になり、糸切り動作に失敗する虞が多分にある。
本発明の目的は、上糸と下糸との交絡による縫目がヒッチステッチ縫目になるような場合でも、ボビンケースから外部に出る下糸の出口が縫針よりも左側又は下方に対応する部位であっても、上糸と下糸の糸切り動作を確実に行なえるようにすることである。
請求項1のミシンの糸切り装置は、ミシンの針板の下側でミシン主軸による縫針の上下動と調時して回転する外釜を有する回転釜を装備したミシンに、針板の下側に設けられた固定刃と水平に往復回動可能な可動刃とを有する糸切り機構と、可動刃を回動駆動させる糸切り駆動機構とを設けたミシンの糸切り装置において、縫針の目孔から延び回転釜の外釜の剣先との係合により形成された上糸ループにおける回転釜より上側のループ面に直交する方向から、可動刃の尖端部が上糸ループに突入するものである。
回転釜の外釜はミシンの針板の下側でミシン主軸による縫針の上下動と調時して回転するので、縫針の目孔から延びる上糸が外釜の剣先に係合されて(出合って)上糸ループが形成される。この上糸ループにおける回転釜より上側のループ面(上糸ループで形成されるほぼ長円形の面)に直交する方向から、可動刃の尖端部が上糸ループに突入する。それ故、今回の縫目が、ヒッチステッチの縫目になるような場合でも、可動刃の尖端部が上糸ループに確実に突入するので、糸切り動作に失敗することは絶対にない。
請求項2のミシンの糸切り装置は、請求項1において、回動開始前の待機位置にある可動刃の尖端部が、下軸と直交する方向において針板に設けられた針穴よりも回動支点側に位置するものである。
請求項3のミシンの糸切り装置は、請求項1又は2において、前記糸切り駆動機構が、可動刃の尖端部が上糸ループ内に突入した時点で、可動刃の回動動作を一時的に停止させるものである。
請求項4のミシンの糸切り装置は、請求項3において、前記糸切り駆動機構が、可動刃を一時停止させた後、所定期間に亙って可動刃の尖端部が上糸ループ内に突入する可動刃の速度よりも高速で可動刃を回動動作させるものである。
請求項5のミシンの糸切り装置は、請求項4において、前記糸切り駆動機構が、可動刃を往動回動の終端まで回動させた後、可動刃を所定期間停止させるものである。
請求項6のミシンの糸切り装置は、請求項5において、前記糸切り駆動機構が、可動刃の回動速度を設定したカム板を有する揺動力発生機構と、この揺動力発生機構と一方で係合し、他方で可動刃と係合するリンク機構とで構成したものである。
請求項7のミシンの糸切り装置は、請求項6において、前記ミシン主軸にカム板を固定したものである。
請求項1の発明によれば、外釜を有する回転釜を装備したミシンに、糸切り機構と糸切り駆動機構とを設けたミシンの糸切り装置において、縫針の目孔から延び回転釜の外釜の剣先との係合により形成された上糸ループにおける回転釜より上側のループ面に直交する方向から、可動刃の尖端部が上糸ループに突入するので、今回の縫目がヒッチステッチ縫目になる糸切断に厳しい場合でも、可動刃の尖端部が上糸ループに確実に突入することができ、糸切断動作を確実に行なうことができる。
しかも、可動刃は針板の下側で水平に往復回動可能に構成されているので、可動刃を支持軸で針板に回動可能に支持し、1つのレバーの往復移動だけで可動刃の回動動作を実現することができ、可動刃の駆動機構を格段に簡単化させることができる。
請求項2の発明によれば、回動開始前の待機位置にある可動刃の尖端部は、下軸と直交する方向において針板に設けられた針穴よりも回動支点側に位置するので、可動刃の回動軌跡は、外釜の剣先よりも前側で且つ回動支点側から針板の針穴に向かう円弧になり、回転する外釜の剣先で形成される上糸ループのループ面と、必ず直交するように可動刃の尖端部が上糸ループに突入させることができ、上糸と下糸の糸切断を確実に行なうことができる。その他請求項1と同様の効果を奏する。
請求項3の発明によれば、前記糸切り駆動機構は、可動刃の尖端部が上糸ループ内に突入した時点で、可動刃の回動動作を一時的に停止させるので、剣先に係合した上糸ループが剣先の移動に伴ってボビンケースの前側を横切るときに、可動刃で上糸ループの移動を何ら邪魔することがなく、上糸ループの移動動作の円滑化を図ることができ、最終の縫目形成を確実にすることができる。その他請求項1又は2と同様の効果を奏する。
請求項4の発明によれば、前記糸切り駆動機構は、可動刃を一時停止させた後、所定期間に亙って可動刃の尖端部が上糸ループ内に突入する可動刃の速度よりも高速で可動刃を回動動作させるので、請求項3において可動刃の回動動作を停止させた分の遅れを確実に取り戻すことができる。しかも、この遅れを取り戻すことで、可動刃を上糸ループに充分に突っ込ませるようにして、上糸ループを可動刃に確実に係合させることができる。その他請求項3と同様の効果を奏する。
請求項5の発明によれば、前記糸切り駆動機構は、可動刃19を往動回動の終端まで回動させた後、可動刃を所定期間停止させるので、可動刃の所定期間の停止により上糸ループを可動刃に充分に係合させることができ、糸切りすべき布側の上糸と下糸の切断準備を確実に行なうことができる。その他請求項4と同様の効果を奏する。
請求項6の発明によれば、前記糸切り駆動機構は、可動刃の回動速度を設定したカム板を有する揺動力発生機構と、この揺動力発生機構と一方で係合し、他方で可動刃と係合するリンク機構とで構成したので、揺動力発生機構に設けられたカム板を回転駆動させるだけで、何ら複雑な作動連動手段を設けることなく、このカム板に基づいて可動刃の回動速度や動作タイミングを、簡単な揺動力発生機構やリンク機構を介して容易に設定することができる。その他請求項5と同様の効果を奏する。
請求項7の発明によれば、前記ミシン主軸にカム板を固定したので、糸切り時における可動刃の回動速度や動作タイミングを、縫針の上下動と容易に調時させて、確実に設定することができる。その他請求項6と同様の効果を奏する。
本実施例のミシンの糸切り装置は、ベッド部の針板の下側に、固定刃とこの固定刃と協働して上糸と下糸とを切断する水平回動可能な可動刃とを有する糸切り機構と、この可動刃を往復回動させる糸切り駆動機構とを設け、可動刃の尖端部を、上糸ループにおける全回転釜より上側のループ面に直交する方向から突入させるようにして、切断すべき上糸と下糸を可動刃で確実に係合できるようにしてある。
以下、本発明の実施例について図面に基づいて説明する。
図1〜図4に示すように、ミシンMは、着脱可能に固定される針板8を有するベッド部1と、ベッド部1の後端部から上方に立設する脚柱部2と、脚柱部2の上端部からベッド部1と対向するように前方へ延びるアーム部3等から構成されている。
脚柱部2及びアーム部3には、ミシンモータ(図示略)と、このミシンモータの駆動力をミシン主軸4を介して針棒5に伝達して上下駆動する針棒上下駆動機構(図示略)、上糸16を引き上げる天秤(図示略)を駆動する天秤駆動機構(図示略)等が設けられているが、公知の技術であるため、ここではその詳細な説明を省略する。脚柱部2及びベッド部1には、後述する糸切り機構12の可動刃19を揺動駆動する揺動力を発生する糸切り駆動機構13が設けられている。
ベッド部1には、針穴8aが形成された針板8と、縫針6の上下動と調時して縫目を形成する垂直回転釜(以下、単に回転釜という)9と、この回転釜9に回転駆動力を伝達する下軸7と、縫製終了時に上糸16と下糸17を切断する糸切り機構12と、糸切り駆動機構13のうちの糸切りリンク機構15等が設けられている。
次に、ベッド部1から脚柱部2に及んで設けられた糸切り装置11について説明する。
この糸切り装置11は、針板8の下側に設けられた糸切り機構12と、この糸切り機構12の可動刃19を揺動駆動させる糸切り駆動機構13とを有している。先ず、糸切り機構12について説明する。糸切り機構12は基本的に、固定刃18と可動刃19とを有している。
図4,図7,図9−2に示すように、針板8の下側に、平面視略L字形状の固定刃18がこの基端部において螺子20により固定されている。固定刃18は、弾性変形可能に構成され、前方の基端部から略水平状で且つ左斜め後方に延設され、後端部で下方に曲げ形成されて刃部18aが形成されている。この固定刃18の下側に位置するように略楕円形状の可動刃19が配設され、その長さ方向の略中間部において段付きボルト(鉛直支軸)21により、水平に往復回動可能に支持されている。
図7に示すように、この段付きボルト21は、下軸7よりも右側(上糸ループ16aがボビンケース53に掛かりはじめる側)で且つ針穴8aよりも後側において針板8に固着されている。可動刃19の駆動部(図9−2において後端部)には、後述する糸切り駆動機構13の糸切りリンク機構15から延びる第3リンク37の先端部がピン22により回動可能に連結されている。可動刃19は、図4,図7,図9−2に示す待機位置と、この待機位置から図11に示す最大回動位置とに亙って、水平に往復回動可能になっている。
それ故、後述する第3リンク37の前後方向への往復移動により可動刃19が往復回動する際に、可動刃19の尖端部は、針穴8a(縫針6)に対して右側前方の待機位置から、針穴8aに向かう円弧状の回動軌跡NKに沿って移動するようになっている。そして、可動刃19が待機位置(図9−2参照)に回動復帰するとき、可動刃19の刃部(図示略)と固定刃18の刃部18aとの協働により、下糸17と上糸ループ16a(図9−1)の加工布W側の上糸16とが同時に切断される。上糸ループ16aは、縫針6の目孔6aから延び、加工布Wに至る上糸を示す。
次に、糸切り駆動機構13について説明する。この糸切り駆動機構13は、可動刃19に揺動力を発生させる揺動力発生機構14と、この揺動力発生機構14により発生した揺動力を可動刃19に伝達する糸切りリンク機構15とを有する。そこで、先ず、揺動力発生機構14について説明する。この揺動力発生機構14は、ミシン主軸4に設けられた糸切りカム板25と、駆動レバー26と、糸切りソレノイド27等を有している。
図1〜図4に示すように、ミシン主軸4の後端近傍部に、糸切り動作を発生させる溝カム25aが形成された糸切りカム板25(図5参照)が固着されている。糸切りカム板25の直前に左右向きの駆動レバー26が配設されている。駆動レバー26は左端近傍部において、前後方向向きの案内軸28に固着されている。この案内軸28は図示しないフレーム等の支持部材で前後方向に往復移動可能に支持されている。
図5に示すように、糸切りカム板25に形成された溝カム25aには、Aで示す第1カム部と、Bで示す第2カム部と、Cで示す第3カム部と、Dで示す第4カム部と、Eで示す第5カム部と、Fで示す第6カム部とが連続して形成されている。ここで、第1カム部Aと、第3カム部Cと、第5カム部Eと、第6カム部Fとは、可動刃19を揺動させるカム部である。但し、第2カム部Bと、第4カム部Dとは、可動刃19を揺動させないカム部である。即ち、糸切りカム板25には、可動刃19の回動速度や動作タイミングが設定されている。
駆動レバー26の右端部に、後述する糸切りリンク機構15の第1リンク35の上端部が連結されている。駆動レバー26の右端近傍部に、糸切りカム板25の溝カム25aに係合可能なコロ部材29(図3参照)が設けられている。駆動レバー26は案内軸28と共に、コロ部材29が溝カム25aに入り込んで係合する後側の係合位置(図3に2点鎖線で示す位置)と、この係合位置から所定距離だけ前方であって、コロ部材29が溝カム25aから前側に外れる非係合位置(図3に実線で示す位置)とに亙ってスライド可能になっている。
但し、この駆動レバー26は、圧縮コイルバネ30のバネ力により常には前側の非係合位置に位置している。駆動レバー26の左端部の前側に、縦向きの揺動軸32により水平面で回動可能な回動板31が配設されている。糸切りソレノイド27が回動板31を回動可能に操作する。
駆動レバー26の右端近傍部において前方に曲げ加工された当接片26aが形成されている。この当接片26aは図示外の高さ位置調節螺子に下側から当接するようになっており、駆動レバー26の右端部の高さ位置、つまり第1リンク35の基準高さ位置が位置決めされるとともに、糸切りに際してコロ部材29が溝カム25aに確実に係合できる高さ位置に調節されている。
縫製中であって糸切りソレノイド27に通電されない場合には、案内軸28と駆動レバー26は、圧縮コイルバネ30のバネ力により実線で示す前側の非係合位置(図3参照)に待機している。この場合、糸切りカム板25はミシン主軸4と同時に回転しているが、コロ部材29が糸切りカム板25の溝カム25aに係合しないため、駆動レバー26が揺動せず、可動刃19による糸切り動作が行なわれることはない。
一方、縫製終了に際して糸切りソレノイド27に通電された場合には、回動板31が糸切りソレノイド27のプランジャで反時計回りに回動するので、案内軸28と駆動レバー26は、圧縮コイルバネ30のバネ力に抗して2点鎖線で示す後側の係合位置(図3参照)に移動する。
従って、コロ部材29が溝カム25aに係合し、第1カム部A〜第6カム部Fを順々に移動することにより、駆動レバー26の右端部が案内軸28を揺動支点として、第1リンク35と共に上下に揺動し、次に説明する糸切りリンク機構15を介して可動刃19が水平面で往復回動することにより、糸切り動作が行なわれる。
次に、揺動力発生機構14で発生した揺動力を受けて可動刃19を往復回動させる糸切りリンク機構15について説明する。
糸切りリンク機構15は、第1〜第3リンク35〜37と、二股状揺動レバー38とを有している。第1リンク35は脚柱部2において縦向きに配設され、上端部において駆動レバー26の右端部に連結され、下端部において、脚柱部2の下端部に回動可能に設けられたL字形状のL字レバー39の第1アーム39bに連結されている。
第2リンク36はベッド部1において前後方向向きに配設され、後端部においてL字レバー39の第2アーム39aに連結され、前端部において二股状揺動レバー38に形成された下側の第2揺動アーム38cに、調節リンク片(図示略)を介して連結されている。
ここで、L字レバー39の第2アーム39bには、図1,図2に示すように、引っ張りコイルバネ40により上向きのバネ力が作用している。それ故、第1リンク35は引っ張りコイルバネ40のバネ力により常に上方に付勢力が作用し、駆動レバー26の当接片26aが前述した高さ位置調節螺子(図示略)に下側から当接している。
第3リンク37は、第2リンク36よりも上側に第2リンク36とほぼ平行にベッド部1に配設され、後端部において二股状揺動レバー38の上側の第1揺動アーム38bにピン23で連結され、前端部において、可動刃19の基端部にピン22により連結されている。二股状揺動レバー38は、ベッド部1内の針板8よりも後側に配設されている。二股状揺動レバー38は、ミシン機枠に固着された縦向きの支持軸41に回動自在に支持され、ほぼ右向きに延びる上下1対の第1,第2揺動アーム38b,38cを有している。
次に、ベッド部1の針板8の下側に配設された回転釜9について説明する。
図7,図8,図9−1,図9−2に示すように、回転釜9は、ベッド部1に配設された下軸7により回転可能な外釜51と、この外釜51に前側から嵌まり込んで外釜51に回転可能に支持される中釜52と、この中釜52に装着されるボビンケース53とで構成されている。
外釜51は、ミシン主軸4と同期して回転する下軸7の前端部にカップリング57を介して連結されている。ミシンモータの回転力がミシン主軸4から下軸7に伝達され、外釜51は下軸7と共にミシン主軸4と同期して、つまり縫針6の上下動に同期して、正面視にて時計回りに回転駆動される。このとき、外釜51に時計回りの回転方向に向けて突起状に一体形成された剣先51aも、時計回りに回転駆動される。
中釜52は、軸状のスタッド52aを有し、外釜51の外周部に嵌まり込んで、相互に回転可能に支持されている。この中釜52は、図示しない釜止め部材により、外釜51に連動して回転しないように常に拘束されている。
ボビンケース53は、図8,図9−1に示すように、前面が塞がれた筒体であり、中釜52に相対的な回転が阻止された状態で装着され、下糸17が巻装された下糸ボビン55を収納している。そこで、下軸7の回転による回転力が回転釜9に伝達されると、外釜51が縫針6の上下動に同期して、中釜52とボビンケース53を回り止めした状態で、正面視にて時計回り(右回り)に回転駆動される。
外釜51が回転駆動されることによって、加工布Wを挿通した縫針6の目孔6aから延びる上糸16の上糸ループ16aが剣先51aによって捕捉され、剣先51aが中釜52の周囲を周回することによって、縫針6の目孔6aから延びる上糸ループ16aと下糸ボビン55からの下糸17とが交絡され、図示しない天秤によって上糸ループ16aが引き締められることにより、縫目が形成される。
図8に示すように、ボビンケース53の外周壁の右肩の部位に、内部の下糸ボビン55から外部に引き出される下糸17に付与する糸張力を調節可能な糸調子バネ54が付設されている。従って、下糸17は、糸調子バネ54と外周壁との間を通り、糸調子バネ54の上端部の出口54aを経て外部に引き出される。
図8,図9−1に示すように、ボビンケース53の前面の上部左側に下糸出口53aの下端部が固着されている。この下糸出口53aは、正面視にてほぼ小判形状であり、ボビンケース53の前面のうち縫針6の上下動軌跡の延長線よりも左側に固着され、下糸17を係合可能な案内穴を上端部に有している。そこで、ボビンケース53の出口54aから引き出された下糸17は、下糸出口53aの案内穴を前側から後側に通され、針板8の針穴8aを経て加工布Wに連なっている。
次に、このように構成された糸切り装置11の作用及び効果について、図6のタイミングチャートを参照しながら説明する。図6において、針棒5が最上位置のときのミシン主軸4の位相角を0°とする。ここで、糸切り動作を理解し易いように、針棒5が上下動するときの針棒軌跡と、天秤が上下動するときの天秤軌跡を同時に示す。
縫製途中であって糸切り動作が行なわれない場合には、前述したように、糸切りカム板25はミシン主軸4と共に回転しているが、糸切りソレノイド27に通電されないため、駆動レバー26が前側の非作動位置に位置し且つ駆動レバー26の当接片26aが高さ位置調節螺子に当接しているので、駆動レバー26の右端部の高さ位置が位置決めされている。それ故、可動刃19は図9−1、図9−2に示す待機位置に位置している。
縫製処理の最終縫目を縫製したときに糸切り指令が出力されると、糸切りソレノイド27に通電される。糸切りソレノイド27に通電されると、案内軸28と駆動レバー26が、圧縮コイルバネ30のバネ力に抗して2点鎖線で示す後側の係合位置(図3参照)に移動して、コロ部材29が溝カム25aに係合して、糸切り動作が可能になる。
このように、糸切り動作の待機状態においては、図7,図9−1,図9−2に示すように、下糸17はボビンケース53の下糸出口53aから針板8の針穴8aに向かい、上糸ループ16aは剣先51aに係合して拡大されつつある。
その後、コロ部材29が第1カム部Aを移動するので、可動刃19が平面視にて時計回り方向への往動動作を開始し、図10に示すように、ループ面(上糸ループ16aで形成されるほぼ長円形の面)に直交する方向から、可動刃19の尖端部が上糸ループ16a内に突入するようになる。
このように、縫針6の目孔6aから延び回転釜9の外釜51の剣先51aとの係合により形成された上糸ループ16aにおける回転釜9より上側のループ面に直交する方向から、可動刃19の尖端部が上糸ループ16aに突入するので、今回の縫目がヒッチステッチの縫目になる糸切断に厳しい場合でも、可動刃19の尖端部が上糸ループ16aに確実に突入することができ、糸切断動作を確実に行なうことができるようになる。
しかも、可動刃19は針板8の下側で水平に往復回動可能に構成されているので、可動刃19を段付きボルト21で針板8に回動可能に支持し、1つの第3リンク37の往復移動だけで可動刃19の回動動作を実現することができ、可動刃19のための糸切り駆動機構13を格段に簡単化させることができる。
その後、コロ部材29が第2カム部Bを移動するので、可動刃19は、その尖端部で上糸ループ16aを係合した状態で、ミシン主軸4の位相角が約310°に達するまでの約20°の期間において、回動動作が一時的に停止する(図10)。可動刃19の回動停止期間において、上糸ループ16aがボビンケース53に掛かりはじめる。
このように、上糸ループ16aがボビンケース53の前側に到達するまでのミシン主軸4の位相角が約290°〜310に亙って、糸切り駆動機構13は、可動刃19の回動動作を一時的に停止させる。従って、剣先51aに係合した上糸ループ16aが剣先51aの右回り移動に伴ってボビンケース53の前側を横切るときに、可動刃19で上糸ループ16aの移動を何ら邪魔することがなく、上糸ループ16aの移動動作の円滑化を図ることができ、最終縫目形成を確実にすることができる。
その後、コロ部材29が第3カム部Cを移動するので、可動刃19の尖端部が上糸ループ16aに突入する時の速度よりも高速で時計回りに可動刃19は回動動作され、ミシン主軸4の位相角が約360°のときに、可動刃19は最大回動位置まで回動する(図11参照)。このように、糸切り駆動機構13は、可動刃19を一時停止させた後、所定期間に亙って可動刃19の尖端部が上糸ループ内に突入する可動刃19の速度よりも高速で可動刃19を往動動作させるので、この高速での回動動作の前段階において可動刃19の回動動作を一時停止させた停止期間の遅れを確実に取り戻すことができる。
その後、可動刃19が最大回動位置まで回動した状態で、ミシン主軸4の位相角が約8°に達するまでの所定期間(例えば、約8°)だけ、図11に示すように、コロ部材29が第4カム部Dを移動するので、可動刃19の回動動作が停止する。図6に示すように、所定期間中に上糸16は、天秤によって引き上げられる。このように、糸切り駆動機構13は、可動刃19を往動回動の終端まで回動させた後、可動刃19を所定期間だけ停止させるので、天秤による上糸16の引き上げにより上糸ループ16aを可動刃19に充分係合させることができ、糸切りすべき加工布W側の上糸16と下糸17の切断準備を確実に行なうことができる。
その後、コロ部材29が第5,第6カム部E,Fを連続して移動するので、可動刃19は、ミシンMが停止するまでに、図13に示すように、待機位置まで高速で復帰回動される。ここで、図12に示すように、可動刃19は待機位置へ反時計回りに回動復帰(復動回動)する途中で、加工布W側の上糸16と下糸17とが、固定刃18との協働により同時に切断される。このように、ミシンMの停止タイミングまでに、糸切り駆動機構13は、可動刃19を待機位置に復帰回動させて、糸切り動作を確実に完了させることができる。
ここで、最終縫目を形成するときに、ボビンケース53から出た下糸17が針穴8aに左側から達する場合に、加工布Wの布送り方向によって、上糸16が縫針6の右側に絡むことがある。この場合、ヒッチステッチの縫目が起こる。図14−1,図14−2に示すように、ボビンケース53に有する糸調子バネ54の先端部の出口54aから出て下糸出口53aに係合される下糸17は、前方外側から右回りに大きく回り込むようにして、上糸ループ16aの上側部分に絡まる。
このように、上糸ループ16aで形成されるループ面における可動刃19の突入エリアは、下糸17の絡みにより小さくなる。可動刃19の回動軌跡NKは、前述したように、針穴8aに対して右側前方の待機位置から、つまりループ面に直交する方向から針穴8aに向かう円弧状の回動軌跡NKに沿っている。従って、上糸ループ16aで形成されるループ面における可動刃19の突入エリアが小さい場合でも、可動刃19の尖端部は上糸ループ16aに確実に突入することができる。
ところで、ボビンケース53には、右肩部位に糸調子バネ54が設けられるとともに、ボビンケース53の外周壁の頂部(最上位置)に細い切り込みからなる下糸出口53b(図15−1,図15−2参照)が形成されているものがある。この種のボビンケース53では、図15−1,図15−2に示すように、下糸ボビン55の下糸17は、頂部の下糸出口53bからほぼ真っ直ぐ上向きに出て、針板8の針穴8aに至っている。
このような場合に、最終縫目を形成するときに、ボビンケース53から出た下糸17が針穴8aに左側から達する場合に、上糸16が縫針6の右側に絡むことがある。この場合、ヒッチステッチの縫目が起こる。図15−1,図15−2は、その状態を示し、ボビンケース53の頂部に有する下糸出口53bから出る下糸17は、前方外側から右回りに大きく回り込むようにして、上糸ループ16aの上側部分に係合してから針穴8aに達する。
このように、上糸ループ16aで形成されるループ面における可動刃19の突入エリアは、ヒッチステッチの縫目が起こりそうな下糸17の絡みにより小さくなる。可動刃19の回動軌跡NKは、前述したように、針穴8aに対して右側前方の待機位置であって、ループ面に直交する方向から針穴8aに向かう円弧状の回動軌跡NKに沿っている。従って、上糸ループ16aで形成されるループ面における可動刃19の突入エリアが小さい場合でも、可動刃19の尖端部は上糸ループ16aに確実に突入することができる。
次に、前記実施例を部分的に変更した変更形態について説明する。
1)図6に示す可動刃19の移動タイミングは、一実施例を示したに過ぎず、回転釜9の種類や大きさが異なる場合には、その回転釜に適したタイミングで駆動するようにしてもよい。但し、この場合にも、本実施例と同様に、可動刃19の往動回動途中における回動停止期間を設けるものである。
2)糸切り装置11は、ミシン主軸4に設けられた糸切りカム板25と、駆動レバー26と、糸切りソレノイド27等を有する糸切り駆動機構13を備えたが、下軸7の駆動力により可動刃19を直接に揺動駆動するようにしてもよい。
3)可動刃19の回動速度を糸切りカム板25の溝カム25aで設定しているが、カム板25の外周の形状によって回動速度を設定するようにしてもよい。
4)本実施例では、糸切りカム板25を主軸7によって回転させているが、糸切りカム板25を直接回転させるアクチュエータを設けてもよい。この場合、アクチュエータとしては、モータ、ソレノイド、シリンダー等何れでもよい。
5)本実施例では、糸切りカム板25によって可動刃19の回動速度を設定しているが、第1リンク35、第2リンク36、第3リンク37の何れかにアクチュエータを接続し、アクチュエータを速度制御するようにしてもよい。あるいは、可動刃19に直接アクチュエータを接続して、アクチュエータを速度制御するようにしてもよい。この場合のアクチュエータも、モータ、ソレノイド、シリンダー等で構成するとよい。
本発明の実施例に係るミシンの内部に設けられた糸切り装置の斜視図である。 ミシンの内部に設けられた糸切り装置の側面図である。 ミシンのベッド部の要部平面図である。 ミシンのベッド部の要部底面図である。 糸切りカム板の正面図である。 天秤と針棒と可動刃の動作を説明するタイミングチャートである。 糸切り機構の平面図である。 回転釜の部分縦断側面図である。 回転釜の正面図である。 回転釜と糸切り機構の平面図(糸切り前の待機位置)である。 回転釜と糸切り機構の平面図(可動刃が一時停止した)である。 回転釜と糸切り機構の平面図(最大回動位置)である。 回転釜と糸切り機構の平面図(糸切り直前)である。 回転釜と糸切り機構の平面図(糸切り後の待機位置)である。 回転釜の正面図(下糸出口が縫針よりも左側の部位にある場合のヒッチステッチ時)である。 回転釜と糸切り機構の平面図(下糸出口が縫針よりも左側の部位にある場合のヒッチステッチ時)である。 回転釜の正面図である(下糸出口がボビンケースの頂部にある場合のヒッチステッチ時)。 回転釜と糸切り機構の平面図(下糸出口がボビンケースの頂部にある場合のヒッチステッチ時)である。
符号の説明
M ミシン
4 ミシン主軸
6 縫針
6a 目孔
7 下軸
8 針板
9 回転釜
11 糸切り装置
12 糸切り機構
13 糸切り駆動機構
14 揺動力発生機構
15 リンク機構
16a 上糸ループ
18 固定刃
19 可動刃
21 段付きボルト
25 糸切りカム板
25a 溝カム
51 外釜
51a 剣先
53 ボビンケース
53b 下糸出口
54a 出口
55 下糸ボビン

Claims (7)

  1. ミシンの針板の下側でミシン主軸による縫針の上下動と調時して回転する外釜を有する回転釜を装備したミシンに、前記針板の下側に設けられた固定刃と水平に往復回動可能な可動刃とを有する糸切り機構と、前記可動刃を回動駆動させる糸切り駆動機構とを設けたミシンの糸切り装置において、
    前記縫針の目孔から延び前記回転釜の外釜の剣先との係合により形成された上糸ループにおける回転釜より上側のループ面に直交する方向から、前記可動刃の尖端部が前記上糸ループに突入することを特徴とするミシンの糸切り装置。
  2. 回動開始前の待機位置にある前記可動刃の尖端部は、前記下軸と直交する方向において前記針板に設けられた針穴よりも回動支点側に位置することを特徴とする請求項1に記載のミシンの糸切り装置。
  3. 前記糸切り駆動機構は、前記可動刃の尖端部が前記上糸ループ内に突入した時点で、前記可動刃の回動動作を一時的に停止させることを特徴とする請求項1又は2に記載のミシンの糸切り装置。
  4. 前記糸切り駆動機構は、前記可動刃を一時停止させた後、所定期間に亙って前記可動刃の尖端部が前記上糸ループ内に突入する前記可動刃の速度よりも高速で前記可動刃を回動動作させることを特徴とする請求項3に記載のミシンの糸切り装置。
  5. 前記糸切り駆動機構は、前記可動刃を往動回動の終端まで回動させた後、前記可動刃を所定期間停止させることを特徴とする請求項4に記載のミシンの糸切り装置。
  6. 前記糸切り駆動機構は、前記可動刃の回動速度を設定したカム板を有する揺動力発生機構と、この揺動力発生機構と一方で係合し、他方で前記可動刃と係合するリンク機構とで構成したことを特徴とする請求項5に記載のミシンの糸切り装置。
  7. 前記ミシン主軸に前記カム板を固定したことを特徴とする請求項6に記載のミシンの糸切り装置。
JP2007229997A 2007-09-05 2007-09-05 ミシンの糸切り装置 Pending JP2009061020A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007229997A JP2009061020A (ja) 2007-09-05 2007-09-05 ミシンの糸切り装置
CN2008102157172A CN101381932B (zh) 2007-09-05 2008-09-02 缝纫机的切线装置
EP08015762A EP2034074B1 (en) 2007-09-05 2008-09-05 Thread cutting apparatus for sewing machine
DE602008000862T DE602008000862D1 (de) 2007-09-05 2008-09-05 Fadenschneidevorrichtung für Nähmaschine
KR1020080087529A KR101079498B1 (ko) 2007-09-05 2008-09-05 재봉틀의 실 끊기 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007229997A JP2009061020A (ja) 2007-09-05 2007-09-05 ミシンの糸切り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009061020A true JP2009061020A (ja) 2009-03-26

Family

ID=40229776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007229997A Pending JP2009061020A (ja) 2007-09-05 2007-09-05 ミシンの糸切り装置

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP2034074B1 (ja)
JP (1) JP2009061020A (ja)
KR (1) KR101079498B1 (ja)
CN (1) CN101381932B (ja)
DE (1) DE602008000862D1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008030620B3 (de) * 2008-06-24 2009-12-24 Pfaff Industrie Maschinen Ag Verfahren und Vorrichtung zum Durchtrennen des Nadel- und des Greiferfadens an Doppelsteppstich-Nähmaschinen mit in einer horizontalen Ebene umlaufendem Greifer
JP2011229751A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Brother Ind Ltd ミシン
CH704599A1 (de) * 2011-03-14 2012-09-14 Bernina Int Ag Aktivierungsvorrichtung zur weg- und zeitabhängigen Bewegung einer Fadenschneid- und Anstickeinheit und einer Fadenbremse.
CN103266428B (zh) * 2013-05-15 2017-12-22 苏州市正步机器制造有限公司 一种应用在绗缝机中的快速剪线装置
CN108118466B (zh) * 2016-11-29 2023-07-25 拓卡奔马机电科技有限公司 一种上剪线驱动机构及锁眼机
CN108118467B (zh) * 2016-11-29 2023-07-14 拓卡奔马机电科技有限公司 一种下剪线驱动机构及锁眼机
CN107419448B (zh) * 2017-06-24 2023-07-11 浙江中捷缝纫科技有限公司 一种缝纫机的剪线机构

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6168083A (ja) 1984-09-10 1986-04-08 三菱電機株式会社 ミシンの糸切り装置
JPH0761391B2 (ja) * 1988-07-15 1995-07-05 ジューキ株式会社 ポスト型ミシンの糸切り装置
US4879960A (en) * 1988-07-22 1989-11-14 Kansai Special Usa Corp. Thread trimmer system for in-line chain stitch sewing machine
US5289791A (en) * 1993-03-31 1994-03-01 General Motors Corporation Sewing machine with thread wiper and auxiliary cutter
JP3449589B2 (ja) * 1996-03-11 2003-09-22 ブラザー工業株式会社 ミシン
DE19801226C1 (de) * 1998-01-15 1999-08-12 Duerkopp Adler Ag Fadenabschneidvorrichtung für eine Augenknopflochnähmaschine
JPH11333175A (ja) * 1998-05-28 1999-12-07 Tokai Ind Sewing Mach Co Ltd ミシンの糸切り装置
KR200229262Y1 (ko) 1999-04-27 2001-07-04 쥬키 가부시키가이샤 재봉틀의 실절단장치
JP3571576B2 (ja) * 1999-05-06 2004-09-29 ペガサスミシン製造株式会社 縫目ほつれ防止装置
JP4760190B2 (ja) * 2005-07-28 2011-08-31 ブラザー工業株式会社 鳩目穴かがりミシンの糸切り装置
JP5042573B2 (ja) 2006-09-15 2012-10-03 Juki株式会社 ミシン

Also Published As

Publication number Publication date
EP2034074B1 (en) 2010-03-24
KR20090025170A (ko) 2009-03-10
EP2034074A1 (en) 2009-03-11
DE602008000862D1 (de) 2010-05-06
CN101381932B (zh) 2013-03-20
CN101381932A (zh) 2009-03-11
KR101079498B1 (ko) 2011-11-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101476951B1 (ko) 솔기의 풀림 멈춤 방법, 솔기의 풀림 멈춤 장치 및 솔기 구조
JP2009061020A (ja) ミシンの糸切り装置
JP2008068004A (ja) ミシン
JP2007282747A (ja) ミシン
JP2008259753A (ja) ミシンの糸切断装置
KR101961839B1 (ko) 솔기의 풀림 방지 방법 및 솔기의 풀림 방지 장치
JP2009011547A (ja) ミシン
JP2008080110A (ja) ミシン
JP2003326059A (ja) 針送りミシン
JP2009240389A (ja) ミシン
EP2241662B1 (en) Thread cutting device for sewing machine
JP4782526B2 (ja) ミシン
JP2003236280A (ja) ミシン
JP2009207665A (ja) ミシン
JP2008000192A (ja) 半回転釜及びミシン
JP2009195382A (ja) ミシンの糸切り装置
JP2009050638A (ja) ミシン
JP5089122B2 (ja) ミシンの全回転釜
JP2009011595A (ja) ミシン
CN110629418A (zh) 缝纫机
JP6581853B2 (ja) 穴かがりミシン
JP2000312793A (ja) ミシンの下糸切断装置
JP2767924B2 (ja) 糸切りミシン
JP7324393B2 (ja) 縫目のほつれ止め方法及び縫目のほつれ止め装置
JP2001293277A (ja) ミシンの上軸クラッチ装置