JP2007282747A - ミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】 縫い品質を向上する。
【解決手段】 総合送りミシン1は、針上下動機構90、針振り機構91、下送り機構92、上送り機構95、押さえ機構93、糸切断機構及び糸払い機構98の他、上送り機構95による上送り足14及び押さえ足20の上下移動量を調節する高さ調節機構96を有している。この高さ調節機構96の回動駆動源として高さ調節モータ33(パルスモータ)を設けるとともに、制御部6によって糸切断機構による糸の切断後ワイパー73が駆動するまでの間に高さ調節モータ33を駆動して上送り足14と針板との距離を0とする高さに調節するようにした。これにより、縫い針12の下端と上送り足14との間にワイパー73の糸捕捉部73aが通過する隙間を確保することができ、上糸の切断端部を上送り足14の上方に払うことができるため、糸切り後に被縫製物に縫着される上糸の残端長さを短縮することが可能となった。
【選択図】図10

Description

本発明は、ミシンに関し、特に、針送りと上下送りとを同調させて総合送りを行うミシンに関する。
従来から、針送り機構、下送り機構及び上送り機構を同調させて被縫製物を送るいわゆる総合送りミシンが知られている(例えば、特許文献1参照)。
かかる総合送りミシンは、上方から被縫製物を押さえる押さえ足を有する押さえ機構と、被縫製物に対して下方から接する下送り歯により被縫製物を送る下送り機構と、被縫製物に対して押さえ足と交互に上方から接し、且つ、前記針送り機構に同調して揺動する上送り足により被縫製物を送る上送り機構と、下送り機構及び上送り機構と同期して針送りを行う針送り機構と、縫製後に被縫製物の下方において縫い糸を切断する糸切り機構と、糸切り機構による糸切り後の縫い糸を被縫製物の上方に引き抜くワイパーを有する糸払い機構とを備えている。
上記押さえ足と上送り足とは、略三角形状のベルクランクの底角近傍にそれぞれ連結されており、互いに逆位相すなわち交互に上下動を行い被縫製物に対して上方から接する。そして、被縫製物が所定の厚さよりも厚い場合には、揺動支点を上方に逃がすことで上下動の上死点及び下死点をも上方に移動させ、押さえ機構や上送り機構の破損を防止するようになっている。また、上記総合送りミシンの場合、被縫製物の厚さが厚くなると、縫い針が上位置で停止しても当該縫い針の先端が上送り足に形成された針穴内に挿通された状態で停止するおそれがある。このため、縫い針の下端と上送り足との間をワイパーで払うことができないため、縫製終了時に縫い針と共に上死点で停止する上送り足とその下方で被縫製物を押さえた状態で停止する押さえ足との間をワイパーが通過して被縫製物から縫い糸を抜き払うようになっている。
実開平7−3581号公報
しかしながら、上記従来の総合送りミシンのように押さえ足と上送り足との間をワイパーが通過して糸払いを行う構成とした場合、払った縫い糸の端部が当該押さえ足と上送り足との間に挟みこまれ、次の縫製時において縫い始め側の縫い糸の残端が長くなってしまう。このため、当該残端を摘み取る作業が必要となり手間がかかるという問題があった。
本発明は、縫い品質を向上することをその目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、縫い針を保持して昇降する針棒と、前記針棒を上下動させるミシンモータと、針板下方に位置し、前記縫い針と協働して縫い目を形成する釜と、前記針板下方に配置され、糸を切断する糸切断機構と、前記針板上の被縫製物に対して上方から接した状態で、前記針棒の昇降動作に連動するように所定方向に移動して前記被縫製物を送る上送り足と、前記被縫製物を前記針板に向けて押さえる押さえ足と、前記押さえ足と前記上送り足とを交互に上下動させる交互上下機構と、前記上送り足を揺動させる上送り機構と、前記上送り足の下方を通過して針糸を払うワイパーを備えた糸払い機構と、前記上送り機構による前記上送り足の上下移動量を調節する調節機構とを備えるミシンにおいて、前記調節機構は、駆動により前記上送り足の上下移動量を変化させる回動駆動源を有し、前記糸切断機構による糸の切断のための前記ミシンモータの停止後、前記ワイパーが駆動するまでの間に、前記回動駆動源を駆動して前記上送り足の高さを所定の高さに調節する制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記制御手段は、前記糸切断機構による糸の切断のための前記ミシンモータの停止後、前記ワイパーが駆動するまでの間に、前記回動駆動源を駆動して前記上送り足と前記被縫製物との距離を0とする高さに調節することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記回動駆動源はパルスモータであることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、交互上下機構によって上送り足と押さえ足とが交互に上下動を行う。また、上送り機構によって上送り足が揺動されて被縫製物が送られる。また、針棒に支持された縫い針と釜との協働によって縫い目が形成される。そして、糸切断機構による糸の切断のためにミシンモータが停止した後、ワイパーが駆動するまでの間に制御手段によって回動駆動源が駆動されて上送り足の高さが所定の高さに調節される。したがって、縫い針の先端と上送り足との間に隙間を確保して、当該隙間をワイパーで払うことにより、針糸の切断端部を上送り足よりも上方に払うことが可能となる。このため、次の縫製開始時において上糸端が被縫製物上に残ることがなく、糸切り後における被縫製物に縫着される糸の残端の長さを短くすることができるため、見栄えのよい縫い目を形成することができる。また、被縫製物に逢着された糸の残端を摘み取る作業が不要となり、作業効率の向上を図ることができる。
請求項2記載の発明によれば、制御手段により、糸切断機構による糸の切断のためのミシンモータの停止後ワイパーが駆動するまでの間に、上送り足と被縫製物との距離を0とする制御が行われる。これにより、請求項1記載の発明と同様の効果を得ることができる他、さらに、縫い針の先端と上送り足との間隔を被縫製物の厚さに応じて最大限に確保することができ、ワイパーによる糸払い動作の確実性を向上させることができる。
請求項3記載の発明によれば、回動駆動源として設けられたパルスモータの駆動によって上記請求項1又は請求項2記載の発明と同様の作用効果を得ることができる。また、回動駆動源としてパルスモータを採用することで、上送り足の上下移動量が所望の値となるように適切に設定することができる。
以下、本発明の実施の形態を図1から図11に基づき詳しく説明する。
本実施形態では、ミシンとして総合送りミシンを例に説明する。総合送りミシンは、例えば、送り動作に伴う被縫製物のずれを防止するために、針上下動機構による縫い針の上下動、針振り機構による針振り、上送り機構及び下送り機構による送り動作を同調させることで、厚手の被縫製物(例えば、皮物)に縫い針を突き刺した状態で送りを行うミシンである。ここで、以下の説明において、送り方向(矢印F)に沿う方向をX軸方向(前後方向)、X軸方向と直交するミシンアーム8の長手方向をY軸方向(左右方向)、X軸方向とY軸方向の両方に直交する方向をZ軸方向(上下方向)と定義する。
(実施の形態の全体構成)
図1は本実施形態たるミシン1の概略構成を示す斜視図、図2はミシン1の機構線図である。図1、図2に示すように、本実施形態たる総合送りミシン1(以下、単にミシン1とする)は、ミシンフレーム2と、ミシンフレーム2が載置されるミシンテーブル3と、ミシンフレーム2に内蔵され、上軸(主軸)9に連動して縫い針12(図5、図6参照)を保持する針棒13を上下に昇降させる針上下動機構90と、針棒13の上下動に同期して縫い針12を送り方向に沿って揺動させる針振り機構91と、上軸9を回転させて針棒13を上下に駆動させる回転駆動源としてのミシンモータ60と、下送り歯44により送り方向に沿って被縫製物を搬送する下送り機構92と、被縫製物を針板に向けて上方から押さえる押さえ足20を有する押さえ機構93と、針板上の被縫製物に対して上方から接した状態で、針棒13の昇降動作に連動するように所定方向に移動して被縫製物を送る上送り足14と、押さえ足20と上送り足14とを交互に上下動させる交互上下機構94と、上送り足14を揺動させる上送り機構95と、この上送り機構95による上送り足14及び押さえ足20の上下移動量を調節する調節機構としての高さ調節機構96と、針板下方に位置し、縫い針12と協働して縫い目を形成する釜と、下送り機構92による一針あたりの送り量と針振り機構91の針振り量の両方を回動駆動源としての送り調節モータ4により同時に調節する送り量調節機構97と、送り調節モータ4を駆動させるための送り調節モータ駆動回路5と、針板下方に配置され、針糸を切断する糸切断機構と、上送り足14の下方を通過して針糸を払うワイパー73を備えた糸払い機構98と、上記各機構の駆動を制御する制御手段としての制御部6と、操作により前踏み位置と踏み返し位置とに揺動操作されるミシンペダルPとを備えている。
(ミシンアーム側の構成)
まず、図2に基づき、ミシンフレーム2におけるミシンアーム8側の構成について説明する。ミシンアーム8の内部には、当該ミシンアーム8に回動自在に支持された上軸9と、上軸9に対して平行に配置され回動自在に支持された針棒揺動軸10と、針棒揺動軸10に連結され縫製方向に揺動自在に支持された針棒揺動台11とが設けられている。上軸9及び針棒揺動軸10はY軸方向に沿って延在している。また、上軸9にはミシンモータ60が接続されており、このミシンモータ60によって上軸9が回転されるようになっている。
(針振り機構及び針上下動機構)
針棒揺動台11の上端部には、針棒揺動台11を揺動させる針棒揺動軸10が連結されている。針棒揺動台11の下端部には、縫い針12を保持する針棒13及び被縫製物を送るための上送り足14が支持されている。針棒揺動軸10は、後述する下送り機構92に連結され下送り歯44と同じ周期(縫い針12の上下動周期と同期している)で揺動を行う針棒揺動桿59(後述する)と連結されている。これにより、針棒揺動軸10は、往復回動を行うようになっている。そして、針棒揺動軸10の回動に伴って針棒揺動台11が縫製方向に揺動されると、針棒13及び上送り足14の下端部が縫製方向に揺動される。つまり、上軸9、針棒揺動桿59、針棒揺動軸10及び針棒揺動台11により本実施形態における上送り機構95としての針振り機構91が構成されている。
また、針棒13は、上軸9に取り付けられた偏心カム15にリンク部材16を介して連結されており、上軸9の回動に連動して上下動を行う。つまり、上軸9、偏心カム15及びリンク部材16により、本実施形態における針上下動機構90が構成されている。
また、これら針振り機構91及び針上下動機構90は、上軸9の回転に同期してそれぞれ駆動されることで、互いに連動するようになっている。すなわち、本実施形態では、針振り機構91と針上下動機構90とが同調することで、縫い針12が被縫製物を下方に貫通した状態で縫製方向に被縫製物を送るようになっている。
一方、上送り足14の上端部には、リンク部材17を介して略三角形状のベルクランク18が連結されている。また、ベルクランク18におけるリンク部材17の連結位置18aの後方(図2のI方向矢視にて左側)の連結位置18bには、リンク部材19を介して押さえ足20が連結されている。押さえ足20は、縫製方向の移動を規制されており、上下動のみするように支持されている。
そして、ベルクランク18の上部連結位置18cには、リンク部材21を介して伝達アーム22が連結されている。伝達アーム22のリンク部材21が連結されていない側の端部には、上軸9に連動する揺動軸23の一端部が連結されている。
(交互上下機構、上送り機構及び高さ調節機構)
図3は、本実施形態における高さ調節機構96を示す分解斜視図である。この図3に示すように、揺動軸23の他端部には、揺動軸23とともに回動する回動連結部24が連結されている。この回動連結部24には、上軸9に連結されたクランクロッド25がリンク部材26を介して連結されている。そして、上軸9の回動がクランクロッド25、リンク部材26及び回動連結部24を介して揺動軸23に伝達され、揺動軸23が回動されるようになっている。
上軸9に連動して揺動軸23が往復回動すると、伝達アーム22及びリンク部材21を介して、ベルクランク18の上部連結位置18cが縫製方向に揺動することになる。ベルクランク18の上部連結位置18cが図2に示すI方向矢視にて右方に揺動した場合、ベルクランク18自体が時計回りに回動して上送り足14が下降する。下降により上送り足14が被縫製物の上面或いは上送り足14の下面に対向して移動する下送り歯44(後述する)に当接すると、上送り足14の下降が規制されることとなり、ベルクランク18は連結位置18aを中心にしてI方向矢視にて時計回りに回動する。これにより、ベルクランク18の連結位置18bが上昇することになり、押さえ足20が上昇する。
他方、ベルクランク18の上部連結位置18cが図2に示すI方向矢視にて左方に揺動した場合、ベルクランク18自体が反時計回りに回動して押さえ足20が下降する。下降により押さえ足20が被縫製物の上面或いは針板に接すると、押さえ足20の下降が規制されることとなって、ベルクランク18は連結位置18bを中心にしてI方向矢視にて反時計回りに回動する。これにより、ベルクランク18の連結位置18aが上昇することになり、上送り足14が上昇する。
つまり、リンク部材17,19,21、ベルクランク18、伝達アーム22、揺動軸23等によって本実施形態における交互上下動機構94が構成されており、上送り足14及び押さえ足20は、リンク部材21の揺動に伴い互いに逆位相すなわち交互に上下動を行うようになっている。
また、上送り足14の上下動時においても針棒揺動台11が揺動しているので、上送り足14は上下動しながら縫製方向に揺動することになる。つまり、針棒揺動軸10及び針棒揺動台11による上送り足14の揺動動作により、上送り足14を揺動させて上方から接して被縫製物を縫製方向に送る上送り機構95が構成されている。
また、図3に示すように、クランクロッド25には、リンク部材26の上端部と同軸となるように当該リンク部材26を挟持する一対の挟持部材27が連結されており、この挟持部材27には当該挟持部材27を介してクランクロッド25の初期位置を調節する調節ブロック28が連結されている。調節ブロック28は、上軸9と平行で回動自在に設けられた調節軸29の一端部に固定されており、当該調節軸29が回動されることでその傾斜角度が変動するようになっている。調節軸29には、回転角度調節用の突起部30が固定されている。突起部30の突起31には、回動自在な勾玉状の回転板32が当接している。回転板32の回転軸から外周までの距離は各個所で異なっているために、回転板32の回転に伴って突起31は昇降されることになる。そして、この突起31の昇降によって突起部30が回動し、調節軸29を回動させるようになっている。回転板32には、カップリング32aを介して本実施形態における回動駆動源たる高さ調節モータ33(パルスモータ)が連結されており、この高さ調節モータ33を回転させることで回転板32が回転するようになっている。なお、高さ調節モータ33は、後述する制御部6と電気的に接続されており、制御部6内の記憶手段に格納されている制御プログラムや縫製データに基づいて、所定のタイミング及び所定の回動量で駆動するように制御可能となっている。
また、図2に示すように、調節軸29にはアーム部材29aの一端側が固着されている。このアーム部材29aの他端側は、シリンダ51のロッドに当接可能な位置に配置されている。そして、シリンダ51が下降しているとき、調節軸29に固着された突起31は、高さ調節モータ33に連結された回転板32に当接し、シリンダ51のロッドとアーム部材29aには所定量の隙間が確保されている。シリンダ51が上昇すると、該シリンダ51のロッドがアーム部材29aに当接して調節軸29を時計回り方向に回転させ、突起31は、回転板32から所定量離間する。
次に、図2乃至図4に基づき、シリンダ51が上昇した場合の上送り足14及び押さえ足20の上下量又は上昇位置の変化について説明する。
シリンダ51が上昇すると、調節軸29が時計回り方向に回動し(図4中、2点鎖線から実線の状態に変化する)、調節ブロック28を時計回り方向に回動させる。調節ブロック28が時計回り方向に回動されると、挟持部材27とクランクロッド25の連結点がG1からG2に移動する。
クランクロッド25の往復動に伴い、揺動軸23がより大きく回動し揺動角度が大きくなる(A<B)。これにより、上送り足14と押さえ足20の上下量が上昇し、その上死点位置も上昇する。
そして、シリンダ51を下降させると、上送り足14と押さえ足20の上下量は、高さ調節モータ33によって設定された上下量となる。つまり、本実施形態では、高さ調節モータ33、カップリング32a、回転板32、シリンダ51、調節軸29、調節ブロック28、挟持部材27、クランクロッド25等によって高さ調節機構96が構成されている。また、高さ調節モータ33による調節ブロック28の傾斜角度の調節は、シリンダ51による調節量よりも小さい範囲で多段階に調節できるようになっている。
(ミシンベッド側の構成)
次に、ミシンフレーム2におけるミシンベッド50側の構成について説明する。図2に示すように、ミシンベッド50の内部には、プーリ34,35及びベルト36を介して上軸9と連動し全回転する下軸37と、下軸37に平行に配置されて回動自在に支持された上下送り軸38及び水平送り軸39とが設けられている。かかるミシンベッド50の内部には、送り方向に沿って被縫製物を送る下送り機構92と、その下送り機構92による被縫製物の送り量を調節する送り量調節機構97とが設けられている。
(下送り機構)
図2に示すように、下送り機構92は、ミシンモータ60に連動して回動される水平送り軸39と、この水平送り軸39の一端に固定された送り台腕43と、ミシンモータ60に連動して回動される上下送り軸38と、一端が送り台腕43に回動自在に支持され他端がリンク部材41を介して上下送り軸38から側方に延出されたアーム部材40に回動自在に連結された送り台42と、送り台42の上部に固定された下送り歯44とを備えている。
上記上下送り軸38は、全回転を行う下軸37から偏心ロッド46により揺動力が付与される送り腕45を介して往復回動を行う。また、上記水平送り軸39は、全回転を行う下軸37から偏心ロッド46により揺動力が付与されるベルクランク48に連結されたアーム部材47を介して往復回動を行う。
この下送り機構92は、ミシンモータ60と連動する上下送り軸38の回動により、水平延出アーム40、リンク部材41を介して送り台42の他端に上下方向の揺動が付与されるようになっている。また、水平送り軸39の揺動により、送り台腕43を介して送り台42の一端には水平方向の揺動が付与される。そして、これら上下及び水平方向の揺動動作が連動することで、下送り歯44が長円運動を行い、その結果、下送り歯44の上部が針板から出没しながら長円の長手方向に沿って移動を行い、被縫製物の送りを行う。
また、水平送り軸39は、後述する送り量調節機構97によってその往復回動角度及び位相が調節され、水平送り軸39の回動量に応じた水平移動量すなわち送りピッチで被縫製物を正方向又は逆方向に送る構成となっている。
また、水平送り軸39は、下送り歯44側とは逆側の端部において、針棒揺動軸10に固定連結された針棒揺動桿59の部材の一端部に連結されており、当該水平送り軸39の回動駆動力を針棒揺動桿59を介して針棒揺動軸10に伝達している。このため、水平送り軸39の往復回動角度及び位相が送り量調節機構97により調節されると、針棒13及び上送り足14の揺動角度量及び位相も同時に調節されるようになっている。
本実施形態たるミシン1は、縫製時には、上送り足14と下送り歯44とで被縫製物を挟み、さらにこれら上送り足14及び下送り歯44に設けられた針穴を通って被縫製物を貫通した縫い針12が同調して揺動することで被縫製物を送るいわゆる総合送りを行うようになっている。つまり、ミシン1は、針振り機構による縫い針12の針振り、下送り歯44を支持する送り台42の揺動及び上送り足14の揺動が互いに同調し、被縫製物を挟んだ状態で縫製方向に進行するように設定されている。かかる動作は、制御部6内に格納された制御プログラムに基づき実行される。
(送り量調節機構)
送り量調節機構97は、ミシンフレーム2に回動可能に支持され、その回動中心線方向に直交する方向に沿う溝部を有する送り量変換体52を備えている。送り量変換体52の溝部には、図示しない角駒を介してベルクランク48の一端が該溝部の形成方向に沿って摺動自在に連結されている。また、送り量変換体52は、アーム部材56、リンク部材57及び揺動軸58を介して送り調節モータ4に連結されている。そして、送り調節モータ4の駆動により送り量変換体52を回動することで、上述した下送り機構92の下送り歯44による送り量を調節できるようになっている。また、この送り量調節機構97で下送り機構92の送り量が調節されると、針棒揺動桿59を介して針振り量及び上送り足14の送り量も同時に調節される。つまり、本実施形態では、針上下動機構90、針振り機構91、下送り機構92及び上送り機構95が互いに連動し、これら各機構が協働して総合送りを行うようになっている。また、各機構の送り量は、送り調節モータ4の駆動によって調節される。
(釜機構)
釜機構は、針板の下方で回転し下糸を導出する釜61を備えている。釜61には、当該釜61の外側を形成し回転する外釜(図示略)と、その内側に配設され回転しない内釜(図示略)とが設けられている。内釜には下糸の供給源となるボビンが装備される。そして、針板の下方まで針落ちを行った縫い針12が、針板の上方に上昇する際に形成される上糸のループを、回転する外釜に設けられた剣先が捕捉して下糸と絡ませることにより縫い目を形成するようになっている。
(糸切断機構)
ミシンベッド8内における下送り歯44近傍には、縫製後に当該下送り歯44の下方において糸を切断する糸切断機構が設けられている。
この糸切断機構は、待機位置と糸捕捉位置との間で往復移動を行う図示しない動メスと、待機位置と針落下点に接近し当該針落下点より後方の作用位置との間で往復移動を行い、作用位置において前記動メスと協働して縫糸を切断する図示しない固定メスと、動メスを駆動する駆動源としての糸切りソレノイド7(図7参照)とを備えている。
そして、縫製終了の際、ミシンペダルPの後踏み動作による糸切り信号が検出されると、糸切りソレノイド7が駆動して動メスが下送り歯44の針穴下方まで前進移動して上糸及び下糸の一部を捕捉し、後退移動して固定メスとの協働により糸切りが行われる。
(糸払い機構)
次に、図5及び図6を参照して、本実施形態における糸払い機構98について説明する。
図5及び図6に示すように、ミシンフレーム2の底部に形成された突出部(図示略)には、Y軸方向に沿って支軸71が回動自在に支持されている。この支軸71は、上送り足14と押さえ足20との間に位置している。支軸71の一端部には取付け腕72の一端が固定されており、取付け腕72の他端には糸払い部材であるワイパー73の一端が固定されている。また、支軸71の他端部には回動腕74の一端が固定されている。そして、これら取付け腕72、ワイパー73及び回動腕74は、支軸71と共に回動するようになっており、常には、支軸71に挿通させたまきばね75によって矢符D方向に回転するように付勢されている。ワイパー73の他端部には、屈曲した糸補足部73aが形成されており、前記支軸71の回動時には、この糸補足部73aが縫い針12の昇降経路を前後に横切って移動するようになっている。
また、ワイパー73は、上下方向の高さが調節可能に設けられている上述した上送り足14及び押さえ足20が当該調節可能な範囲内において、常にこれら上送り足14と押さえ足20との間を通過する位置を糸捕捉部73aが払うようにその位置が設定されている。
回動腕74の他端は、軸と長孔を介して連結リンク76の一端に回動自在に連結されており、連結リンク76の他端には、回動リンク77の一端が回動自在に連結されている。そして、回動リンク77の他端は、ミシンフレーム2の面部側に固定された支点軸78によって回動自在に支持されている。
ミシンアーム8先端の後面部には、糸払い機構98の駆動源である糸払いソレノイド79が設けられている。糸払いソレノイド79は、その出力軸が下方に向けて配設されており、当該出力軸と前記回動リンク77の中間部とが駆動リンク80によって連結されている。
そして、ワイパー73は、縫い針12が上位置に停止して、ミシンベッド50内において糸切断機構による糸切りが行われた後、被縫製物を上方から押さえた状態で停止する押さえ足20と、縫い針12とともに上死点で停止する上送り足14との間を通って往復揺動を行い、被縫製物から針糸を払うようになっている。つまり、ワイパー73は、縫製終了時において、上死点に位置する上送り足14と下死点に位置する押さえ足20との間における縫い針12の上下動経路を前後に横切り、押さえ足20よりも上方に針糸を引き抜くようになっている。つまり、上述した支軸71、取付け腕72、ワイパー73、回動腕74、まきばね75、連結リンク76、回動リンク77、支点軸78、糸払いソレノイド79、駆動リンク80とにより、本実施形態における糸払い機構98が構成されている。
(ミシンの制御系)
図7に示すように、制御部6には、上述したミシンモータ60、送り調節モータ4、シリンダ51、糸切りソレノイド7、糸払いソレノイド79、高さ調節モータ33及びミシンペダルPが電気的に接続されている。そして、制御部6は、当該制御部6内に設けられた図示しない記憶手段に記憶されている制御プログラムや縫製データに基づき、これら60,4,51,7,79及び33の駆動を集中制御して縫製動作を実現する。
さらに、本実施形態における制御部6は、糸切断機構による糸の切断後、ワイパー73が駆動するまでの間に、高さ調節モータ33を駆動して上送り足14の高さを所定の高さに調節する機能を備えており、本実施形態における制御手段として機能する。
具体的に、本実施形態における制御部6は、糸切断機構による糸の切断後、ワイパー73が駆動するまでの間に、高さ調節モータ33を駆動して上送り足14と被縫製物の上面との距離が0となるように、その高さを調節する制御を行う機能を備えている。つまり制御部6は、糸切断機構による糸の切断後、ワイパー73が駆動するまでの間に、高さ調節モータ33を駆動して上送り足14と押さえ足20との交互上下量が0又は0近傍となるように調節する制御を行う。
ここで、「所定の高さ」とは、縫い針12がその上下動において、ミシンモータ60が停止時に上軸9を停止させる角度である上停止位置(本実施形態では、上死点を0°とした場合に、50°±10°の範囲とする)に位置する際に、当該縫い針12の下端と上送り足14との間に、ワイパー73の糸捕捉部73aが通過可能な高さをいう。
すなわち、この所定の高さは、縫い針12と上送り足14との間に、少なくともワイパー73が通過可能な高さとすることが好ましく、上送り足14と押さえ足20と交互上下量が0となる高さに調節することが望ましい。
「交互上下量」とは、上軸9が上停止位置に停止している場合において、上送り足14と押さえ足20の各底面高さの相対的な上下方向の差、すなわち両者の上下方向における距離をいう。本実施形態たる総合送りミシン1においては、上送り足14又は押さえ足20の何れか一方の下降が規制された際に他方が上昇する構成となっているため、両者の底面が共に被縫製物の上面に当接した状態において互いの底面が同じ高さとなる。すなわち、かかる当接状態において交互上下量が0となる。
そして、この交互上下量が0となる高さにおいて、上死点近傍に位置する縫い針12の下端と、上送り足14又は押さえ足20との距離が最大に確保されるようになっている。
また、交互上下量が0となる高さに対応する高さ調節モータ33の回動角度は、設定により制御部6の記憶手段に記憶されている。
(総合送りミシンの動作説明)
次に、図8乃至図11に基づき、総合送りミシン1の動作について詳しく説明する。
ミシンペダルPの前踏み動作が検知されると、制御部6は、踏み込み量に応じた速度でミシンモータ60を駆動する。そして、ミシンモータ60に連動して昇降する縫い針12と釜61との協働により縫い目が形成される。また、ミシンペダルPが中立位置に復帰されると、ミシンモータ60の駆動が停止される。その際、すなわち縫製終了の際には、図8に示すように、縫い針12及び上送り足14は、共にその上下動における上停止位置に配置される。本実施形態たるミシン1では、縫い針12及び上送り足14は、上軸角度が50度近傍の範囲内で停止する。一方、押さえ足20は、その下面が被縫製物の上面に当接された状態で停止する。つまり、押さえ足20と上送り足14とは、図8に示すように互いに上下に離隔した状態で、上送り足14が押さえ足20よりも高い位置に配置された状態で停止することとなる。
そして、ミシンペダル6の後踏みに基づく糸切り信号を検知すると、制御部6は、そのタイミングで糸切りソレノイド7を駆動する制御を行う。すると、針板の下方において糸切断機構の図示しない動メス及び固定メスによって上糸及び下糸が切断される。切断後には、縫い針12の糸通し穴12aに挿通された上糸が、図8に実線で示すように被縫製物を貫通したまま針板の下方にぶら下がった状態となる。
ここで、本実施形態における制御部6は、糸切りソレノイド7を駆動した後、高さ調節モータ33を駆動して上送り足14を下降させる制御を実行する。
具体的に、制御部6は、図6に示す揺動軸23が反時計回り方向に回動するように高さ調節モータ33を駆動する。揺動軸23が図6において反時計回り方向に回動されると、伝達アーム22を介してリンク部材21が右方向に移動(揺動)される。ベルクランク18は、連結位置18bを支点にして時計回り方向に回動されるため、上送り足14との連結位置18aが下降する。そして、上送り足14と押さえ足20の各底面がそれぞれ同じ高さとなる被縫製物の上面に当接された状態で高さ調節モータ33が停止する(図9参照)。つまり、制御部6は、糸切断機構による上糸及び下糸の切断後、ワイパー73を駆動する糸払いソレノイド79を駆動する前に高さ調節モータ33を駆動して上送り足14と押さえ足20との交互上下量を0とする制御を行う。ここにおいて、縫い針12と上送り足14及び押さえ足20との間には、ワイパー73の糸捕捉部73aが容易に通過可能な間隔が確保される。
高さ調節モータ33を駆動した後、制御部6は、糸払いソレノイド79を駆動する。糸払いソレノイド79が駆動されると、支軸71を中心に取付け腕72が図10における時計回り方向に揺動される。これにより、ワイパー73の糸捕捉部73aが縫い針12の下端と上送り足14及び押さえ足20との間にある縫い針12の上下動経路を前後に通過する。そして、ワイパー73が、まきばね75の付勢力によって図10及び図11における反時計回り方向に揺動して戻る際に、上糸の切断端部を被縫製物、上送り足14及び押さえ足20の上方に引き抜いて保持するものである(図11参照)。
なお、ワイパー73による糸払い動作が完了した後、上送り足14及び押さえ足20による交互上下量の調整値は、制御部6によって0から元の値に復帰され、上送り足14が上停止位置に配置されることとなる。
(実施形態の効果)
以上のように、本実施形態たる総合送りミシン1によれば、回転板32を回動する回動駆動源として高さ調節モータ33(パルスモータ)を採用することで、上送り足14の上下移動量が所望の値となるように適切に設定することができる。また、制御部6による制御が可能となるため、針板の下方で糸切断機構によって糸が切断された後、ワイパー73が駆動するまでの間に、自動的に上送り足14の高さを当該上送り足14と被縫製物との距離が0となる高さに調節することができる。したがって、縫い針12の先端と上送り足14との間に被縫製物の厚さに応じた最大限の隙間を確保することができ、縫い針12と上送り足14との間をワイパー73が容易に通過することが可能となる。そして、その隙間をワイパー73で払うことにより、針糸の切断端部を上送り足14よりも上方に払うことができる。これにより、次の縫製開始時において針糸の切断端部が被縫製物上に残ることがなく、糸切り後における被縫製物に縫着される糸の残端の長さを短くすることができるため、見栄えのよい縫い目を形成することができる。また、被縫製物に逢着された糸の残端を摘み取る作業が不要となり、作業効率の向上を図ることができる。
なお、本実施形態ではカップリング32aを介して回転板32と高さ調節モータ33とを連結することで、回転板32の回転軸と同軸上に高さ調節モータ33を設ける構成としているが、これらを同軸上に配置しない場合には、タイミングベルトを介して連結することで高さ調節モータ33の回転を回転板32に伝達する構成としてもよい。
また、回動駆動源は、例えばロータリーソレノイドであってもよい。
また、制御部6は、ミシンペダルPの後踏みによる糸切り信号を検知した際に糸切りソレノイド7を駆動し、その後、高さ調節モータ33を駆動する制御を行う構成としているが、例えば、ミシンペダルPの後踏みに基づく糸切り信号を検知した後、糸切りソレノイド7と高さ調節モータ33とを共に同時に駆動する制御を行うようにしてもよい。このようにすれば、ミシン1のサイクルタイムを短縮することができる。
また、ミシンペダルPの後踏みが行われた際に、交互上下量を0としてから糸切り、糸払いを行ってもよい。
また、本実施形態では、ミシンモータ60停止時の上軸角度を、縫い針12が上死点となる際の上軸角度を0°として50°±10°としているが、0°±10°としてもよい。
本実施形態たるミシンの概略構成を表す斜視図である。 本実施形態たるミシンの機構線図である。 本実施形態における高さ調節機構の構成を示す分解斜視図である。 本実施形態たるミシンに備わる調節ブロックの傾斜角度変動を表す説明図である。 本実施形態たるミシンにおける要部周辺の概略構成を示す斜視図である。 本実施形態たるミシンにおける要部周辺の概略構成を表す側面図である。 本実施形態たるミシンにおける制御部の要部構成を示すブロック図である。 本実施形態たるミシンの動作(糸切断時)を示す動作説明図である。 本実施形態たるミシンの動作(ワイパー駆動前)を示す動作説明図である。 本実施形態たるミシンの動作(ワイパー駆動中)を示す動作説明図である。 本実施形態たるミシンの動作(ワイパー駆動後)を示す動作説明図である。
符号の説明
1 ミシン
2 ミシンフレーム
3 ミシンテーブル
4 送り調節モータ
5 送り調節モータ駆動回路
6 制御部(制御手段)
8 ミシンアーム
9 上軸
10 針棒揺動軸
11 針棒揺動台
12 縫い針
13 針棒
14 上送り足
15 偏心カム
17 リンク部材
18 ベルクランク
19 リンク部材
20 押さえ足
21 リンク部材
22 伝達アーム
23 揺動軸
24 回動連結部
25 クランクロッド
26 リンク部材
27 挟持部材
28 調節ブロック
29 調節軸
30 突起部
32 回転板
32a カップリング
33 高さ調節モータ(回動駆動源)
37 下軸
38 上下送り軸
39 水平送り軸
44 下送り歯
51 シリンダ
52 送り調節体軸
59 リンク部材
60 ミシンモータ
71 支軸
72 取付け腕
73 ワイパー
73a 糸捕捉部
74 回動腕
75 まきばね
76 連結リンク
77 回動リンク
78 支点軸
79 糸払いソレノイド
80 駆動リンク
90 針上下動機構
91 針振り機構
92 下送り機構
93 押さえ機構
94 交互上下機構
95 上送り機構
96 高さ調節機構
97 送り量調節機構
98 糸払い機構
F 布送り方向
P ミシンペダル

Claims (3)

  1. 縫い針を保持して昇降する針棒と、
    前記針棒を上下動させるミシンモータと、
    針板下方に位置し、前記縫い針と協働して縫い目を形成する釜と、
    前記針板下方に配置され、糸を切断する糸切断機構と、
    前記針板上の被縫製物に対して上方から接した状態で、前記針棒の昇降動作に連動するように所定方向に移動して前記被縫製物を送る上送り足と、
    前記被縫製物を前記針板に向けて押さえる押さえ足と、
    前記押さえ足と前記上送り足とを交互に上下動させる交互上下機構と、
    前記上送り足を揺動させる上送り機構と、
    前記上送り足の下方を通過して針糸を払うワイパーを備えた糸払い機構と、
    前記上送り機構による前記上送り足の上下移動量を調節する調節機構とを備えるミシンにおいて、
    前記調節機構は、
    駆動により前記上送り足の上下移動量を変化させる回動駆動源を有し、
    前記糸切断機構による糸の切断のための前記ミシンモータの停止後、前記ワイパーが駆動するまでの間に、前記回動駆動源を駆動して前記上送り足の高さを所定の高さに調節する制御手段を備えることを特徴とするミシン。
  2. 前記制御手段は、前記糸切断機構による糸の切断後、前記ワイパーが駆動するまでの間に、前記回動駆動源を駆動して前記上送り足と前記被縫製物との距離を0とする高さに調節することを特徴とする請求項1記載のミシン。
  3. 前記回動駆動源はパルスモータであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のミシン。
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