JP6506071B2 - 上送り停止機構を備えたミシン - Google Patents

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Description

本発明は、上送りを備えたミシンであって、上送りを使用しないときには上送り歯を駆動する機構を停止させておくことができる上送り停止機構を備えたミシンに関する。
縫製対象である布を縫製に従って送る布送りは、通常は下送り歯によって行われるが、これに加えて上送り歯を設けて、縫製対象物を上下で支持しつつ上下送りを行ういわゆる上下送りミシンが知られている。
しかし、上送り歯は、縫製対象物の種類によって、必要である場合と、必要でない場合が存在する。そして、上送り歯が必要でない場合には、上送り歯は、装着箇所から取り外されるか、或いは所定位置から退避させる状態としている。そのときの交換作業が面倒であるという欠点があった。
交換の煩雑さから上送り歯の交換ができない構造になっているものもあり、一種類の送り歯しか使用できず、用途が限られる欠点があった。また、上送り歯を使用しないときは、上送り歯をミシンの後方に退避させる必要があり、安全上の問題や使い勝手の悪さなどの問題があった。そこで、上送り歯の取り外し及び交換等の作業が簡単に行えるミシンが、本願出願人によって開発されている。この内容は、特許文献1として図7に開示している。
特許文献1の内容を概説する。なお、説明に当たって使用する名称の符号は、特許文献1のものをそのまま使用するが、本発明発明の説明と区別するために、括弧を付すことにする。特許文献1の構成は、ミシン本体(90)に押さえ棒(91)と押さえバネ(92)と針機構(93)が設けられており、押さえ棒(91)の下端に上送り機構(3)を備えた布押さえユニット(α)が装着されている。
押さえ棒(91)には、上送り機構(3)を駆動するための、上送り駆動機構(β)が装着され、連結部(5)において上送り機構(3)に連結して上送り機構3を駆動する。上送り機構(3)は該駆動により上送り運動を行い、矢印方向に縫製対象物である布を送る動作を実行する。布押さえユニット(α)は押さえ棒(91)に装着及び脱着可能になっている。布押さえユニット(α)を押さえ棒(91)に装着して、連結部(5)において上送り駆動機構(β)と連結する。これによって上送り機構(3)の駆動が行われる。
特開2013−52122号公報
特許文献1は、上送り歯(30)の取り外し及び交換作業の改善がなされた。しかし、上送り歯(30)がそのユニット(α)ごとミシン本体から取り外されても、上送り歯(30)を駆動するための機構は、停止せずに稼動し続ける。そのために、作業中に騒音や振動が発生するという問題点が残った。
そこで、本発明が解決しよとする課題(技術的課題又は目的等)は、上送り歯が使用されないときには、上送り歯を駆動する機構も停止させ、ミシンの余分な振動や騒音を無くすことにある。
そこで、発明者は上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、 下駆動軸を駆動源とした下送り駆動機構により縫製対象物を送る下送り歯と前記下送り駆動機構に連結されて駆動する上送り軸により駆動する上送り歯を備えたミシンにおいて、ミシン本体部に回動可能に支持され前記下送り駆動機構に連結された上送り下軸と、該上送り下軸の運動を前記上送り軸に伝達する上送り連結リンクを有する上送り連結部と、前記上送り下軸の運動の伝達の停止と再開を制御する伝達制御部とを備え、該伝達制御部の操作により前記上送り連結部の下端を前記上送り下軸に同一軸線で一致させる上送り停止機構を備えたミシン。
としたことにより、上記課題を解決した。
請求項2の発明を、 縫製対象物を下送り駆動機構により送り動作を行う下送り歯と下駆動軸を駆動源とした下送り駆動機構に連結された上送り駆動機構を介して駆動される上送り軸により駆動する上送り歯を備えたミシンにおいて、前記下送り駆動機構の上送り下軸の主軸部の軸芯に対し所定の距離だけ偏心して形成された先端軸部とを有し且つ軸周方向に揺動する上送り下軸と、該上送り下軸の2つの軸芯で形成される面上で各軸芯に直交するように装着された上送り下軸後腕と、該上送り下軸後腕の先端軸部に摺動して且つ、回動可能に連結する後腕コロを有する上送り連結リンクと、該上送り連結リンクの後腕コロを移動させる伝達制御部とを備え、該伝達制御部は、前記後腕コロの軸芯を前記上送り下軸の前記主軸部の軸芯と一致させてなる上送り停止機構を備えたミシンとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項3の発明を、前記上送り下軸は、前記主軸部と前記先端軸部とは、板状のレバー片を介してそれぞれの軸芯がズレルように構成されてなる請求項に記載の上送り停止機構を備えたミシンとしたことにより、上記課題を解決した。請求項4の発明を、前記上送り下軸は、軸部材の先端をL字形状に折り曲げることによって、前記主軸部と前記先端軸部とが形成されてなる請求項に記載の上送り停止機構を備えたミシンとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項5の発明を、前記伝達制御部は、調節軸部の一端に揺動腕部を、他端にダイヤルを備えた上送り調節ダイヤルと、前記上送り連結リンクと前記揺動腕部の一端と枢支連結する上送り調節リンクとを備え、前記ダイヤルの回動にて前記調節軸部及び揺動腕部が揺動動作してなる請求項1、2,3又は4の何れか1項に記載の上送り停止機構を備えたミシンとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項6の発明を、前記伝達制御部は、調節軸部の一端に揺動腕部が、他端にステッピングモータがそれぞれ配置され、該ステッピングモータの動作によって、前記調節軸部及び揺動腕部が揺動動作してなる構成とした請求項1、2,3又は4の何れか1項に記載の上送り停止機構を備えたミシンとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項1及び請求項2の発明では、上送り下軸は、主軸部と、該主軸部の軸芯に対して、先端軸部の軸芯が平行にずれて形成されたものである。該先端軸部には、上送り下軸後腕が直交して装着される。該上送り下軸後腕の先端軸部には、該先端軸部と相互に摺動自在となる後腕コロが装着されている。さらに該後腕コロは、上送り連結リンクに回動自在となるよう支持されている。
該上送り連結リンクは、伝達制御部によって移動し、後腕コロの位置を前記上送り下軸の主軸部の軸芯位置と一致及び離間させることができる。後腕コロの軸芯と、上送り下軸の主軸の軸芯とを軸方向上に一致させ、上送り連結リンクの上下動を停止させ、さらに上送り連結リンクによって揺動動作が伝達される上送り歯の駆動機構を停止させることができる。
請求項3の発明を、前記上送り下軸は、前記主軸部と前記先端軸部とは、板状のレバー片を介してそれぞれの軸芯がズレルように構成されたことにより、上送り下軸の構造を簡単に製造することができる。請求項4の発明では、一本の軸部材から主軸部及び先端軸部を形成することができる。請求項5の発明では、極めて簡単な構成で手動タイプの伝達制御部を構成することができる。請求項6の発明では、ステッピングモータを用いたことにより、極めて正確な動作を行う伝達制御部を構成できる。
(A)は本発明の上送り停止機構を備えたミシンの主要な構成を示す略示斜視図、(B)は(A)の(α)部拡大図である。 (A)は上送り停止機構の要部の構成を示す図、(B)は(A)のY1−Y1矢視断面図、(C)は(A)の一部断面にしたX1−X1矢視図、(D)は(A)の一部断面にしたX2−X2矢視断面図である。 (A)乃至(C)は上送り停止機構の動作を示す図である。 (A)は伝達制御部の要部の分解斜視図、(B)は伝達制御部の要部の一部断面にした分解平面図である。 伝達制御部としてステッピングモータを使用した本発明の実施形態の要部斜視図である。 L字形状に屈曲形成した上送り下軸を備えた本発明の実施形態の要部斜視図である。 従来技術における機構の要部を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、本発明は、図1に示すように、ミシン本体部9内には、図示しない針棒を上下駆動するための上駆動軸91と、図示しない釜機構及び下送り機構を駆動するための下駆動軸92とが設けられている。前記上駆動軸91は、図示しないベルト車とモータとベルトを介して回転駆動し、前記針棒を上下動させる。
前記下駆動軸92は、図示しないモータを介して回転駆動し、前記釜機構及び下送り機構を駆動する。ミシン本体部9内には、下送り歯93と該下送り歯93を駆動する下送り駆動機構94と、上送り歯95と該上送り歯95を駆動する上送り駆動機構96とが設けられている〔図1(A)参照〕。
前記下送り駆動機構94は、下駆動軸92を駆動源としている。該下駆動軸92によって前記下送り駆動機構94が駆動し、下送り歯93が駆動する〔図1(A)参照〕。図1(A)において、下駆動軸92と下送り駆動機構94との間に結ばれた矢印太線は、下駆動軸92側の回転動作が下送り駆動機構94に伝達されることを示す。また、下送り駆動機構94と揺動リンク機構98との間に結ばれた矢印太線は、下送り駆動機構94から揺動リンク機構98に回転動作が伝達されることを示す。
上送り駆動機構96は、前記下送り駆動機構94と機構的に連結している。該下送り駆動機構94には、上送り下軸1が連結されており、該上送り下軸1は、上送り連結部Bに機構的に連結されている。該上送り連結部Bは上送り軸97が機構的に連結されており、該上送り軸97が前記上送り駆動機構96と機構的に連結している〔図1(A)参照〕。
上送り軸97は、上送り駆動機構96に回転動作を伝達して、上送り歯95を動作させる。図1(A)において、上送り軸97と上送り駆動機構96との間に結ばれた矢印太線は、上送り軸97の回転動作が上送り駆動機構96に伝達されることを示す。さらに、前記上送り下軸1と上送り連結部Bとの間に運動伝達の停止と再開を制御する伝達制御部Aが備わっている(図1参照)。
前記上送り下軸1は、主軸部11と先端軸部12とを有する。主軸部11の軸芯P1と、先端軸部12の軸芯P2とは、所定の距離だけ偏心しており、後述する上送り連結リンク4の下端部が移動可能な構成としている〔図1(B),図2(C)参照〕。また、前記軸芯P1と軸芯P2とは平行であり、したがって主軸部11と先端軸部12とは、平行である〔図2(C),図4参照〕。主軸部11と先端軸部12とは、レバー片13を介してそれぞれの軸芯P1と軸芯P2を所定の距離だけずらして構成される(図2参照)。レバー片13は、長円又は楕円形状に形成されたり〔図2(A),図4(A)参照〕、或いは長方形状に形成される。
さらに、前記上送り下軸1における主軸部11と先端軸部12の構成の別実施形態として、上送り下軸1の主軸部11と先端軸部12とは、一本の軸部材の先端をL字形状に折り曲げることによって、主軸部11と先端軸部12とが折曲部14を介して、それぞれの軸芯P1と軸芯P2とが所定の距離だけずれるようにしたものが存在する(図6参照)。
上送り下軸1は、下駆動軸92によって動作する下送り機構94から、動力が伝達されるものであり〔図1(A)参照〕、下送り機構94に備わっている揺動リンク機構98を介して上送り下軸1の主軸部11が軸周方向に揺動する。該主軸部11の動作によって、先端軸部12が主軸部11の軸芯P1を揺動中心として揺動する〔図2(A),図3等参照〕。
上送り下軸1の先端軸部12には、上送り下軸後腕2が直立して装着されている〔図2(C)参照〕。該上送り下軸後腕2は、軸形状をなしている。具体的には、先端軸部12に貫通孔が形成され、該貫通孔に軸形状の上送り下軸後腕2の軸方向端部が挿入且つ固着される。
別の方法としては上送り下軸後腕2は、太径部21と細径部22とを有し、該細径部22には螺子部が形成され、該細径部22が先端軸部12の貫通孔に挿入され、細径部22の先端軸部12からの突出部分にナットが締め付けられて上送り下軸後腕2が先端軸部12に固着されるものである。また、細径部22は、先端軸部12の貫通孔に対して単に圧入による固着としても構わない。
上送り下軸後腕2の軸方向は、主軸部11の軸芯P1と、先端軸部12の軸芯P2で形成される面上で各軸芯P1,P2に直交して通過するように構成される。上送り下軸後腕2には、後腕コロ3が装着される。該後腕コロ3は、円筒形状の短軸として形成されたものであり、軸方向に直交する貫通孔が形成され上送り下軸後腕2に対して摺動可能に装着される。該貫通孔を摺動孔31と称する。
後腕コロ3は、上送り連結部Bの上送り連結リンク4の下端箇所で、軸周方向に回動自在に支持される。上送り連結リンク4の下端には、軸支部41が備わっている。該軸支部41は、軸受板41a,41aが間隔を置いて二股状に配置される〔図2(B),図4参照〕。
該両軸受板41a,41aは軸受孔41b,41bが形成されており、両軸受板41a,41aの軸受孔41b,41bに上送り連結リンク4の後腕コロ3が軸周方向に回動自在に挿入される。後腕コロ3の摺動孔31は、両軸受板41a,41a間に位置するように設定され、前記上送り下軸後腕2が摺動孔31を通過する。
このように両軸受板41a,41aに装着された後腕コロ3は、両軸受板41a,41aに位置する摺動孔31に上送り下軸後腕2が挿入するので、後腕コロ3は両軸受板41a,41aから外れることはない。軸支部41は、上送り連結リンク4の本体部とは、別部材とし、上送り連結リンク4とビス等の固着具にて接続されている。また、軸支部41は、上送り連結リンク4と一体的に形成されても構わない。
上送り連結リンク4の上端には、接続片42の長手方向一端がピン,突起部等の枢支部43を介して枢支連結され、接続片42が上送り連結リンク4の上端箇所にて前記枢支部43を揺動中心として揺動自在に装着されている。前記接続片42の長手方向他端には、上送り軸97が固着されている。
該上送り軸97は、軸周方向に回動自在であるが定位置に固定されたものであり、軸周方向の回動のみの動作となる。上送り連結リンク4は、後述するように上下方向に往復移動する動作を行うものであり、このとき接続片42を介して上送り軸97は軸周方向に回転揺動する〔図2(A),(B)等参照〕。
後腕コロ3は、上送り下軸後腕2の軸方向に沿って摺動する。上送り下軸後腕2は、主軸部11の軸芯P1の延長線に対して直角に横断するように配置されている。後腕コロ3が上送り下軸後腕2に沿って移動し、主軸部11の軸芯P1に、後腕コロ3の軸芯P3が一致したときは、主軸部11と後腕コロ3とは同一軸線で一致する。
このような同芯状態では、主軸部11と後腕コロ3とは共に同一軸線上で回動するために主軸部11の軸芯P1と、後腕コロ3の軸芯P3の距離がゼロ(0)となり、主軸部11の揺動が伝達されないことになる。この結果として、上送り連結リンク4の上下運動は行われない。すなわち、この時、運動の伝達が停止したことになる。
次に、伝達制御部Aについて説明する。該伝達制御部Aは、主に操作部5と上送り調節リンク部6とから構成される〔図1(B),図2(A),(B),図3等参照〕。伝達制御部Aは、上送り調節ダイヤル53の操作によって、前記後腕コロ3の軸芯P3と前記上送り下軸1の主軸部11の軸芯P1との位置を一致させたり、或いは離間させる調節を行うものである。
操作部5は、調節軸部51の一端に揺動腕部52が装着固定され、他端に上送り調節ダイヤル53が設けられる。調節軸部51は、ミシン本体に回転可能に軸支される。上送り調節リンク部6は、その一端が、揺動腕部52の調節軸部51の装着位置から所定の間隔を置いて配置されたピン等の第1枢支部5pと枢支連結される。そして、上送り調節リンク部6の他端は、前記上送り連結リンク4に設けられた第2枢支部4pと枢支連結される〔図1(B)参照〕。
そして、上送り調節ダイヤル53を左右に回動させることで、搖動腕部52が搖動する。該搖動腕部52の揺動と共に、上送り調節リンク6を介して上送り連結リンク4は、ミシン本体部9に対して前後方向に揺動する〔図2(A),図3等参照〕。そして、上送り連結リンク4の前後方向の移動によって、該上送り連結リンク4に回転可能に装着されている後腕コロ3を上送り下軸後腕2の揺動に従って往復移動させることができる。
後腕コロ3が上送り下軸後腕2の軸方向に沿って、往復移動することによって、後腕コロ3の軸芯P3は、上送り下軸1の主軸部11の軸芯P1の位置と一致させたり、或いは軸芯P3と軸芯P1の位置を離間させることができる。後腕コロ3の軸芯P3と、主軸部11の軸芯P1との位置が一致せず、離間しているとき〔図3(A)参照〕には、上送り下軸1の主軸部11が回転揺動すると、主軸部11の端部に固定されたレバー片13の一端に固定された先端軸部12は主軸部11の軸芯P1を回転中心にして上下に回転揺動する。
さらに、先端軸部12に固定された上送り下軸後腕2は、主軸部11の軸芯P1を回転中心にして、上下に回転揺動する。先端軸部12に摺動可能に装着された後腕コロ3は、主軸部11から離間し、軸芯P1と軸芯P3とが一致しない位置となるので、軸芯P1と軸芯P3の芯間距離を半径として後腕コロ3は上下に往復揺動する。
後腕コロ3と連結する上送り連結リンク4は、上下方向の往復運動を行う。さらに、該上送り連結リンク4の上端に枢支連結された接続片42を介して上送り軸97が軸周方向に回転揺動し、この動作が上送り駆動機構96に伝達され、上送り歯95が作動する。
次に、伝達制御部Aの操作部5を回動して、後腕コロ3の軸芯P3と、主軸部11の軸芯P1との位置が一致したときの動作を説明する。上送り下軸1の主軸部11が回転揺動し、主軸部11の端部に固定されたレバー片13の一端に固定された先端軸部12が主軸部11の軸芯P1を回転中心にして上下に回転揺動する。先端軸部12に固定された上送り下軸後腕2は、主軸部11の軸芯P1を回転中心にして、上下に回転揺動する。ここまでは、軸芯P1と軸芯P3とが一致しない位置の場合と同様の動作となる。
そして、以下は異なる動作となり、まず、先端軸部12に摺動可能に装着された後腕コロ3の軸芯P3は、主軸部11の軸芯P1の位置に一致した位置を回転中心にして軸芯P1と軸芯P3の芯間距離をゼロ(0)として回転するのみである。これによって、後腕コロ3はその位置で軸周方向に回転するだけであり、上下方向に往復運動することがない。したがって、上送り連結リンク4は、上下方向の往復運動が停止し、静止状態となる。
これによって、上送り連結リンク4に接続片42を介して連結された上送り軸97は、軸周方向に揺動せず、上送り駆動機構部96の動作を停止させることができる。つまり、ミシンの縫製作業において上送り歯95が不要な場合に、上送り軸97及び上送り駆動機構96の動作を停止させ、ミシンの縫製作業で、無駄な負荷がかからないようにすることができる。
また、調節軸部51に圧力がかかる構成にしておくことで、図3に示すように、後腕コロ3軸芯P3の位置を所望の位置に保持できる。調節軸部51に圧力がかかる具体的な構成として、該調節軸部51の軸受孔を僅かに小さく形成し、調節軸部51と軸孔との間に摩擦が掛かるようにしておくこと等が存在する。
図4は、伝達制御部Aの操作部5に上送り調節ダイヤル53の代わりにステッピングモータ54及び歯車55,56を備えたものである。該ステッピングモータ54によって、調節軸部51を回動させる。ステッピングモータ54が使用される構成としては、上送りユニットの取り外しを検知したとき、及び通常模様選択時に連動する構成として、使用者が特に意識することなく、上送り機構を停止させることができるようにしたものである。
A…伝達制御部、B…上送り連結部、1…上送り下軸、12…先端軸部、
13…レバー片、2…上送り下軸後腕、3…後腕コロ、4…上送り連結リンク、
53…上送り調節ダイヤル、54…ステッピングモータ、55…歯車、56…歯車、
9…ミシン本体部、92…下駆動軸、94…下送り駆動機構、93…下送り歯、
95…上送り歯、97…上送り軸。

Claims (6)

  1. 下駆動軸を駆動源とした下送り駆動機構により縫製対象物を送る下送り歯と前記下送り駆動機構に連結されて駆動する上送り軸により駆動する上送り歯を備えたミシンにおいて、ミシン本体部に回動可能に支持され前記下送り駆動機構に連結された上送り下軸と、該上送り下軸の運動を前記上送り軸に伝達する上送り連結リンクを有する上送り連結部と、前記上送り下軸の運動の伝達の停止と再開を制御する伝達制御部とを備え、該伝達制御部の操作により前記上送り連結部の下端を前記上送り下軸に同一軸線で一致させることを特徴とする上送り停止機構を備えたミシン。
  2. 縫製対象物を下送り駆動機構により送り動作を行う下送り歯と下駆動軸を駆動源とした下送り駆動機構に連結された上送り駆動機構を介して駆動される上送り軸により駆動する上送り歯を備えたミシンにおいて、前記下送り駆動機構の上送り下軸の主軸部の軸芯に対し所定の距離だけ偏心して形成された先端軸部とを有し且つ軸周方向に揺動する上送り下軸と、該上送り下軸の2つの軸芯で形成される面上で各軸芯に直交するように装着された上送り下軸後腕と、該上送り下軸後腕の先端軸部に摺動して且つ、回動可能に連結する後腕コロを有する上送り連結リンクと、該上送り連結リンクの後腕コロを移動させる伝達制御部とを備え、該伝達制御部は、前記後腕コロの軸芯を前記上送り下軸の前記主軸部の軸芯と一致させてなることを特徴とする上送り停止機構を備えたミシン。
  3. 前記上送り下軸は、前記主軸部と前記先端軸部とは、板状のレバー片を介してそれぞれの軸芯がズレルように構成されてなることを特徴とする請求項に記載の上送り停止機構を備えたミシン。
  4. 前記上送り下軸は、軸部材の先端をL字形状に折り曲げることによって、前記主軸部と前記先端軸部とが形成されてなることを特徴とする請求項に記載の上送り停止機構を備えたミシン。
  5. 前記伝達制御部は、調節軸部の一端に揺動腕部を、他端にダイヤルを備えた上送り調節ダイヤルと、前記上送り連結リンクと前記揺動腕部の一端と枢支連結する上送り調節リンクとを備え、前記ダイヤルの回動にて前記調節軸部及び揺動腕部が揺動動作してなることを特徴とする請求項1、2,3又は4の何れか1項に記載の上送り停止機構を備えたミシン。
  6. 前記伝達制御部は、調節軸部の一端に揺動腕部が、他端にステッピングモータがそれぞれ配置され、該ステッピングモータの動作によって、前記調節軸部及び揺動腕部が揺動動作してなることを特徴とする請求項1、2,3又は4の何れか1項に記載の上送り停止機構を備えたミシン。
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