JP2867706B2 - マーク合わせ加工機械 - Google Patents

マーク合わせ加工機械

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JP2867706B2
JP2867706B2 JP40197490A JP40197490A JP2867706B2 JP 2867706 B2 JP2867706 B2 JP 2867706B2 JP 40197490 A JP40197490 A JP 40197490A JP 40197490 A JP40197490 A JP 40197490A JP 2867706 B2 JP2867706 B2 JP 2867706B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、針の落下点(布結合位
置)よりも布送り込み側において2枚の加工布の柄等の
マークをそれらに対向して設けられた上下一対の柄検出
手段により検出し、その検出信号に基づき2枚の加工布
の少なくとも一方の送り量(送り速度)を調節して、両
加工布のマークを合わせしながら結合するようにしたマ
ーク合わせ加工機械に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のマーク合わせ加工機械と
しては、特開平1ー192390号に柄合わせミシンと
して示されているように、縫い合わせる上下加工布のそ
れぞれの加工布に対して1箇所で柄検出を行って柄ズレ
量を演算し、縫合位置において柄ズレ量が解消するよう
に上加工布と下加工布との間の相対的な送り量を変更し
て縫合するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、同一の柄を
有している加工布を2枚重ね合わせた場合に柄と柄とが
完全に一致しない場合がある。即ち加工布が織物や編物
であるため、その柄と柄との間隔が一定ではないので、
2枚重ね合わせた時にずれが発生するのである。特にこ
の傾向はニット地や織りが荒い生地に顕著になるもので
ある。このずれ量を柄間隔誤差(マーク間隔誤差)と称
する。
【0004】このように、柄間隔誤差のある加工布を前
述の柄合わせミシンにより縫製する状態を図20に示
す。縫合手段(結合手段)としての針64の布送り込み
側に位置する柄検出部300においては柄ズレ量が0に
なっていても、上加工布87の柄間隔P1、下加工布8
8の柄間隔P2との間に誤差があると縫合部では柄ズレ
Xが生じてしまう。即ち、柄検出部300における柄ズ
レが0であるので、上送り歯30と下送り歯65との1
針毎の送り量は変更されず柄ズレXを残したまま両加工
布87、88が縫着されてしまう。このため、柄合わせ
精度が悪いという問題があった。これはニット地のよう
に柄間隔誤差の大きな生地を縫製する縁かがりミシンに
て柄合わせ縫製する場合に、生地の縁が切断されて縫製
されるので縫い直しが出来ないため非常に大きな問題と
なっている。また、この問題は加工布の柄に関してだけ
でなく、所定間隔毎にマークが付されている一対の加工
布をマーク同士を合わせて縫う場合にも存在する。即
ち、一対の加工布の間で対応するマーク同士の間隔が若
干異なる時(マーク間隔誤差が存在する時)にも、前述
と同様の問題が存在するのである。
【0005】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、2枚の加工布のマーク間隔誤差
を算出し、その値を利用してより安定したマーク合わせ
加工が可能なマーク合わせ加工機械を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明においては、所定間隔毎に柄等のマークを備
えた一対の加工布を重ね合わせて結合する結合手段と、
一方の加工布を前記結合手段に送る第1の送り手段と、
他方の加工布を前記結合手段に送る第2の送り手段と、
2枚の加工布のそれぞれの加工布に対して、送り方向に
相前後する複数箇所で同時に前記マークの位置検出を行
う検出手段と、該検出手段により検出されたマークの位
置情報に基づき、前記複数箇所における加工布のマーク
のズレ量をそれぞれ演算するマークズレ量演算手段と、
該マークズレ量演算手段により演算されたマークズレ量
に基づき2枚の加工布のマーク間隔誤差を演算するマー
ク間隔誤差演算手段と、該演算されたマークズレ量およ
びマーク間隔誤差に基づき、前記結合手段の結合位置に
おいて前記2枚の加工布のマークが一致するように、前
記第1の送り手段と第2の送り手段の少なくとも一方の
加工布の送り速度を変更する速度変更手段とを備えてい
る。
【0007】
【作用】上記の構成を有する本発明においては、結合手
段は所定間隔毎に柄等のマークを備えた一対の加工布を
重ね合わせて結合し、第1の送り手段は一方の加工布を
前記結合手段に送り、第2の送り手段は他方の加工布を
前記結合手段に送る。
【0008】そして、検出手段は2枚の加工布のそれぞ
れの加工布に対して、送り方向に相前後する複数箇所で
同時にマークの位置検出を行い、マークズレ量演算手段
は該柄検出手段により検出されたマークの位置情報に基
づき、前記複数箇所における加工布のマークズレ量をそ
れぞれ演算し、マーク間隔誤差演算手段は該マークズレ
量演算手段により演算されたマークズレ量に基づき2枚
の加工布のマーク間隔誤差を演算する。
【0009】速度変更手段は該演算されたマークズレ量
およびマーク間隔誤差に基づき、前記結合手段の結合位
置において前記2枚の加工布のマークが一致するよう
に、前記第1の送り手段と第2の送り手段との少なくと
も一方の加工布の送り速度を変更する。
【0010】尚、前記マークは、加工布の柄だけではな
く、加工布上に予め所定間隔毎に接着された光反射テー
プや、加工布中に予め所定間隔毎に織り込まれた磁性体
(この場合、検出手段としては磁気センサーが採用され
る)や、加工布の縁部等に所定間隔毎に形成された切れ
込み等の部分を含むものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明を柄合わせミシンに具体化した
一実施例を図面を参照して説明する。
【0012】図3は柄合わせミシンの機械的な概略構成
図である。この柄合わせミシンは電子制御装置により制
御される。始めにその機械的な構造を概略的に説明す
る。
【0013】図示するように、ミシン1は大きく分け
て、アーム部5とベッド部10とから構成される。アー
ム部5には、ミシンモータ190(図3には図示せず)
の回転動力がベルト13、プーリ15を介して伝達され
る主軸17が設けられている。この主軸17には偏心カ
ム18が固定されており、その偏心カム18にクランク
ロッド19が回動可能に取り付けられている。一方、ア
ーム部5に回動可能に支持された作動軸20には連結ア
ームが固定されており、その連結アームの自由端部は前
記クランクロッド19に回動可能に連結されている。し
たがって、主軸17の回転に同期して、作動軸20は所
定角度往復回動し、連結リンク23を上下に駆動する。
連結リンク23には支軸25を中心に揺動するアーム2
7が回動可能に連結されており、アーム27はその揺動
運動により、第1の送り手段である上送り歯30を上下
に駆動する。
【0014】また、クランクロッド32,偏心カム3
3,リンク47を介して主軸17に連結された作動軸3
5は、主軸17の回転に従って所定角度往復回動し、連
結レバー37、39を前後に揺動する。この連結レバー
39には、支軸25を中心に揺動するアーム44が連結
されており、このアーム44の揺動運動により上送り歯
30は前後に駆動される。したがって、上送り歯30は
主軸17の回転に同期した作動軸20,作動軸35の揺
動運動によって、上昇→前進→下降→後進の4運動送り
を行う。
【0015】上送り歯30の前後方向の移動量、つまり
上送り量は作動軸35の揺動量できまる。作動軸35に
連結されたリンク47は回動軸50の一方の端部に嵌合
固定された上送り量調節部体48に連結されており、上
送り量調節部体48はリンク47の傾きを変えて作動軸
35の揺動量を変更する。前述したクランクロッド3
2,偏心カム33,リンク47,上送り量調節部体48
および回動軸50から上送り量調節器51が構成され
る。また回動軸50の他方の端部には回動レバー61が
固定されている。この回動レバー61は回動軸50を中
心とした二腕形状のものであり、その一方の腕部は駆動
軸58に取り付けられた係止部59に当接している。係
止部59が取り付けられた駆動軸58は速度変更手段の
一部を構成するステップモータ55の出力軸56に連結
されている。したがって、ステップモータ55の回動量
の制御により、係止部59,回動レバー61を介して回
動軸50の回動角を制御して上送り量の調節が為され
る。
【0016】一方、ベッド部10には、第2の送り手段
である下送り歯65を前記上送り歯30と同様に4運動
送りさせるための水平送り軸67,上下送り軸69が設
けられている。上下送り軸69はクランクロッド75を
介して主軸17に嵌合固定された偏心カム76に連結さ
れており、主軸17の回転にしたがって所定量往復回動
し、下送り歯65に上下の動きを付与する。水平送り軸
67は、周知の下送り量調節器78,クランクロッド8
1を介して主軸17に嵌合固定された偏心カム82に連
結されており、主軸17の回転にしたがって所定量往復
回動し、下送り歯65に前後の動きを付与する。下送り
量調節器78は、主軸17の動きを水平送り軸67の揺
動運動に変換するものであり、水平送り軸67の揺動量
を変更し得るように構成されている。また、ミシンフレ
ーム外部には手動送り量調節部材84が設けられてお
り、手動送り量調節部材84を回して軸方向の位置を可
変することによりその先端部が当接するV字形の溝が形
成された送り量設定器85の傾きが調節される。送り量
設定器85はリンク91を介して下送り量調節器78に
連結されており、その傾きが変更されると下送り量調節
器78により送り量の調節が為される。従って、手動送
り量調整部材84を回すことにとり下送り量を変更可能
である。さらに送り量設定器85にはポテンショメータ
86が作動連結されており、下送り量に応じた信号がポ
テンショメータ86から出力される。
【0017】また、図3に示すように、主軸17に連結
され上下往復動される周知の針棒の下端には縫い針64
が取り付けられており、その縫い針64の下方のベッド
部10内には、主軸17と同期して回転される下軸92
に取り付けられた糸輪捕捉器94が配置されている。上
記の縫い針64と糸輪捕捉器94とにより重ね合わされ
た2枚の加工布を縫合する縫目形成機構(結合手段)が
構成されている。
【0018】以上示した機構により、上送り歯30と下
送り歯65とが、主軸17の回転に同期した4運動送り
を行う縫目形成部(図4参照)では、布押さえ足89の
下に送り込まれた2枚の加工布87、88に送りが付与
されると共に、縫い針64と糸輪捕捉器94との協働に
より本縫縫目が形成される。
【0019】また、図1,図2,図4に示すように、縫
目形成部の加工布送り方向(図中矢印A)手前(布送り
込み側)には、3枚の布ガイド板103,104,10
5が設けられている。布ガイド板105には布ガイド板
103,104に形成された長孔を全て挿通するピン1
08,109が立設されており、ピン108,109は
2枚の加工布87,88の端縁に当接して送り方向に対
する横方向のズレを規制する。
【0020】2枚の加工布87,88の間に配置される
ように、布ガイド板104には柄検出手段を構成する柄
検出装置の検出部113が布送り方向に相前後する位置
に埋設されている。ここで検出部113の位置を、縫目
形成位置に近いものから第1検出位置、第2検出位置と
する。この検出部113は、図5に示すように、断面直
角二等辺三角形状の第1プリズム体116と、その第1
プリズム体116に対して接合された平面二等辺三角形
状の第2プリズム体115とより構成されたプリズム接
合体を上下一対有している。
【0021】以上の構成の検出部113が、第1検出位
置における上下加工布の柄検出用として設けられてお
り、第2検出位置における上下加工布の柄検出用として
設けられている。各第1プリズム体116は、その長手
方向が布送り方向に対して直角に配置されている。そし
て、各第1プリズム体116の直角二等辺三角形の斜面
にはアルミニウム蒸着により光路変更面116aが形成
され、各第2プリズム体115の斜面には同じくアルミ
ニウム蒸着により光反射面115aがそれぞれ形成され
ている。尚、前記上下一対のプリズム接合体の間(第2
プリズム体115の間)には、互いに検出光が干渉しな
いように薄膜状の遮蔽体(図示せず)が設けられてい
る。
【0022】一方、図2に示すように、ミシンフレーム
に付設された制御ボックス124内には、柄検出装置の
投光部133および受光部135が設けられている。そ
の投光部133には光源141およびレンズ138が配
設され、受光部135には第1検出位置上布用カラーセ
ンサ144a,第1検出位置下布用カラーセンサ144
b,第2検出位置上布用カラーセンサ148a,および
第2検出位置下布用カラーセンサ148bが配設されて
いる。
【0023】そして、検出部113と投光部133およ
び受光部135との間には、光ファイバ121が接続配
置されている。この光ファイバ121は多数の光ファイ
バの集合体として構成されており、図1に示すように光
ファイバ121の一端が、第1検出位置上布投受光用フ
ァイバ227a,第1検出位置下布投受光用ファイバ2
27b,第2検出位置上布投受光用ファイバ227c,
及び第2検出位置下布投受光用ファイバ227dに分け
て各第2プリズム体115にそれぞれ対向配置されると
ともに、図2に示すように光ファイバ121の他端が投
光用ファイバ228a,第1検出位置上布受光用ファイ
バ228b,第1検出位置下布受光用ファイバ228
c,第2検出位置上布受光用ファイバ228d,および
第2検出位置下布受光用ファイバ228eに分かれてそ
れぞれレンズ138および各カラーセンサ144a,1
44b,148aおよび148bに対向配置されてい
る。
【0024】即ち、第1検出位置上布投受光用ファイバ
227a,第1検出位置下布投受光用ファイバ227
b,第2検出位置上布投受光用ファイバ227cおよび
第2検出位置下布投受光用ファイバ227d内には、図
6に示すように複数のファイバ本体Fa,Fbの一部が
所定の比率で収容され、その検出側端部が検出部113
の第2プリズム体115に近接して対向配置されてい
る。又、第1・第2検出位置上下各布用の投光用ファイ
バ本体Faの投光側端部が光ファイバ121および投光
用ファイバ228aを介してレンズ138に対向配置さ
れ、第1・第2検出位置上下各布用の受光用ファイバ本
体Fbの受光側端部が光ファイバ121および第1・第
2検出位置各布受光用ファイバ228b,228c,2
28d,228eを介して各カラーセンサ144a,1
44b,148a,148bにそれぞれ対向配置されて
いる。
【0025】尚、この実施例では、光源141、投光用
ファイバ228a、光ファイバ121、第1・第2検出
位置の上布および下布の投受光用ファイバ227a,2
27b,227c,227d、第1および第2のプリズ
ム体116,115等により投光手段が構成されてい
る。また第1・第2検出位置上布用および下布用のカラ
ーセンサ144a,144b,148a,148b、第
1・第2検出位置上布および下布の受光用ファイバ22
8b,228c,228d,228e、光ファイバ12
1、第1・第2検出位置上布および下布の投受光用ファ
イバ227a,227b,227c,227d、第1お
よび第2のプリズム体116,115等により受光手段
が構成されている。
【0026】前記のカラーセンサ144a,144b,
148a,148bは、図7に示すように、入射窓に赤
色(R),青色(B),緑色(G)の光を高い感度で透
過する色フィルタが設けられた複数のフォトダイオード
から構成される。色フィルタは受光範囲が広がるように
同じ色相のものを離して配置されているので、受光用フ
ァイバ228b,228c,228d,228eの端面
からの光が多少ずれてカラーセンサ144a,144
b,148a,148bに投射されても各色相の光を効
率良く検出できる。
【0027】したがって、光源141から投射された白
色光は、投光用ファイバ228aを介して検出部113
先端のプリズム体115,116で反射されて上下の加
工布87,88に投射される。上下の加工布87,88
で反射された光は投射と同じ光路を逆に辿ってカラーセ
ンサ144a,144b,148a,148bで3原色
に分解されて受光される。カラーセンサ144a,14
4b,148a,148bの出力は同じく制御ボックス
124内に設けられた電子制御装置160に入力され
る。上記検出部113、投光部133、受光部135等
から検出手段が構成されている。
【0028】電子制御装置160は、周知のCPU16
3、ROM165、RAM168の他、前述したカラー
センサ144a,144b,148a,148bが接続
されたA/Dコンバータ170、上送り量を調節するス
テップモータ55を駆動する駆動回路187および動力
源であるミシンモータ190を駆動する駆動回路193
を備えて構成される。この他に、電子制御装置160に
は、プーリ15内に設けられ主軸17の回転に同期して
24[個/回転]のパルス信号を出力する回転同期セン
サ174、同じくプーリ15内に設けられ針下信号、針
上信号を出力する針位置検出センサ176,178、下
地の布送り量を検出する前述したポテンショメータ8
6、足踏みペダル184に設けられ起動・停止の信号を
発生する発生回路186、柄ズレ量の算出モード1,
2,3のいずれかを選択する柄ズレ量算出モード選択ス
イッチ185、および上下の加工布87,88の柄に応
じて設定される柄合わせ設定キー188などが接続され
る。ここで、柄ズレ量算出モード1,2,3とは、それ
ぞれ異なるアルゴリズムで柄ズレ量の算出を行なうルー
チンである。
【0029】柄合わせ設定キー188は、図9に示すよ
うに操作パネル上の各種プッシュ式キーから構成され
る。この操作パネルには、文字、数字等が表示される液
晶表示部189、柄間隔の変更を指示する柄間隔変更キ
ー191および柄間隔の変更が指示されたとき柄間隔の
数字をインクリメント、デクリメントするインクリメン
トキー192、デクリメントキー193が設けられてい
る。柄ズレ量算出モード選択スイッチ185は柄合わせ
設定キー188と同じ操作パネル上にプッシュ式スイッ
チとして設けられる。柄ズレ量算出モードは、明度演算
サブルーチン(モード1)、色相の強度変化演算サブル
ーチン(モード2)、色相の差分演算サブルーチン(モ
ード3)から成りROM165に記憶されている。ま
た、ROM165には後述する柄合わせ制御ルーチンの
プログラムが予め書き込まれている。さらに、RAM1
68にはカラーセンサ144a,144b,148a,
148bによってサンプリングされる色信号データが順
次ストアされる規定個数Cm分のメモリ領域が割り当て
られている。
【0030】以上のように構成されるミシンについて、
その柄合わせ機能を柄合わせ制御ルーチンにしたがって
説明する。
【0031】図9,図10は柄合わせ制御ルーチン、図
11は明度演算サブルーチン、図12は割込処理ルーチ
ン、図13は柄間隔誤差補正ルーチンを示す。
【0032】ここで、柄合わせ設定キー188により設
定された値は電源バックアップにより保持されており、
起動初期には最前に使用した値が初期値となる。また、
初めて使用するとき、あるいは長時間使用しなかったと
きには、前記規定長さLを20mmにセットすると共に
後に述べるように、その規定長さLとポテンショメータ
86により出力される下送り量とから規定個数Cmが決
定される。さらに、最前とは異なる加工布を縫製する
際、その加工布の柄に応じて使用者は、柄間隔変更キー
191をオンしてからインクリメントキー192、デク
リメントキー193を操作することにより任意の長さL
を設定するものとする(通常、規定長さLは実際の柄間
隔より若干長めに設定される)。柄ズレ量算出モードス
イッチ185のモード値も同様に保持されており、柄ズ
レ量算出モードスイッチ185を押すことによりモード
値をサイクリックに変更可能である。
【0033】始めに、回転同期センサ174の同期信号
の立ち下がりによって実行される割込処理ルーチンから
説明する。回転同期センサ174は、図15に示すよう
に、主軸17が1回転する度に24個の同期信号を発生
することから、主軸17が15度回転する度に割込処理
ルーチンは繰り返し実行される。
【0034】割込処理ルーチンでは、図12に示すよう
に、回転同期センサ174からの同期信号が送り作動範
囲(図15中の範囲B)内のものであるかどうかを調
べ、送り作動範囲内のものでないときには、何も実行せ
ず、本ルーチンを終えてメインルーチンである柄合わせ
制御ルーチンの処理に戻る(ステップS200)。回転
同期センサ174からの同期信号が送り作動範囲内のと
きには、カラーセンサ144a、144b,148a、
148bで検出されてA/Dコンバータ170でアナロ
グ/ディジタル変換された12個の色信号(第1検出位
置と第2検出位置との双方における上加工布87の赤,
青,緑の色信号、下加工布88の赤,青,緑の色信号)
を1組の色信号データとしてRAM168に記憶し(ス
テップS203)、色信号データ個数Cの値を値1イン
クリメントしてから(ステップS206)、メインルー
チンに戻る。この結果、RAM168の所定の領域に色
信号データが蓄積される。
【0035】つぎに、柄合わせ制御ルーチンについて説
明する。柄合わせ制御ルーチンは適時くりかえし実行さ
れる。まず、図9に示すように、CPU163は、柄間
隔変更キー191の状態を判別し(ステップS22
0)、柄間隔変更キー191がオンされていないときに
は規定長さLの変更を行なわずに次の処理(ステップS
250)に進むが、オンされているときには使用者によ
って設定された規定長さLを読み込み(ステップS23
0)、規定個数Cmの演算を行なう(ステップS24
0)。この規定個数Cmは、規定長さLに相当する加工
布87,88からの色信号データの個数を表わし、たと
えば、規定長さLを30[mm]、送り量を1[mm]
に設定したとき、主軸1回転当りにおける送り作動範囲
内の同期信号の数が10[パルス]であることから、 10[パルス]×30[mm]/1[mm] を演算することによって300個と決定される。
【0036】つづいて、RAM168に割り当てられた
制御回数n、色信号データ個数Cの値をクリアする(ス
テップS250、S260)。
【0037】このあと、CPU163は、上下2枚の加
工布87,88がセットされペダル184が踏み込まれ
るのを待ちつづけ(ステップS270、S280)、上
下2枚の加工布87,88がセットされペダル184が
踏まれると、ミシンモータ190を駆動して縫製作業を
開始する(ステップS290)。
【0038】縫製作業中には、ミシンモータ190の回
転に同期して前述した割込処理ルーチンが実行され、R
AM168の所定の領域に順次新しい色信号データが蓄
積されている。制御回数nが0であって、色信号データ
個数Cが規定個数Cmに達していないときは待ちつづ
け、初めて規定個数Cmに達すると次の柄合わせ処理に
移行する(ステップS300、S310)。
【0039】次に単色で明度だけが異なる柄を有する加
工布を柄合わせする場合について、柄ズレ量が算出され
る過程を、図10,11のフローチャート及び図16を
参照して説明する。ここで、柄ズレ量算出モードは予め
モード1に設定されているものとする。
【0040】ただし本実施例においては、第1検出位置
と第2検出位置で柄検出を同時に行うと共に、第1・第
2検出位置での柄ズレ量の検出は同一であるので、柄ズ
レ量算出の過程は第1検出位置について説明し、第2検
出位置での柄ズレ量の検出は省略する。
【0041】始めに、CPU163はステップS310
においてYESとなると、ステップS320において柄
ズレ量算出モードが1であると判断して明度演算サブル
ーチンS330の処理に進む。
【0042】この明度演算サブルーチンS330では、
CPU163はRAM168の所定領域に蓄積されてい
る最新の色信号データから規定個数Cm手前までの色信
号デタを読み込み、カラーセンサ144aによって検出
されたR,G,Bの色信号データを足し合わせて上加工
布87の明度信号データとし、一方、カラーセンサ14
4bによって検出されたR,G,Bの色信号データを同
様に足し合わせて下加工布88の明度信号データとする
(ステップS340)。
【0043】つづいて、明度信号データの各1点の値に
前後各々21点の色信号データの値を加えて総和値を求
め、この総和値を値43で除算して1点の色信号データ
とする平滑化処理によってノイズ等の影響を取り除く
(ステップS350)。この結果を図16(C),
(D)に示す。
【0044】つぎに、平滑化されたデータを微分演算し
(ステップS360)、微分演算によって平滑化データ
の大きな変化を一層際だたせるとともに緩やかな変化を
なだらかにする。この結果、図17(A),(B)に示
すように、縦柄によるなだらかなピークの影響は打ち消
されてしまう。
【0045】つづいて、微分化されたデータにおいて、
上下の加工布87,88におけるピーク値差の大きさが
等しくなるように一方の微分化されたデータを所定倍率
増幅し、さらに、おのおのの微分化されたデータの平均
値が値0となるようにデータの各点の値から平均値を差
し引くいわゆるオフセット処理を実行した後、重ね合わ
せる。この結果を図18に示す。重ならない部分の面積
Eが最小となるように送り量を相対的にずらして柄ズレ
の方向および柄ズレ量を計算し、その柄ズレ量及び柄ズ
レ方向を制御回数に対応づけて記憶する(ステップS3
70)。一方、これと同じ処理により、第2検出位置で
の柄ズレ量及び柄ズレ方向が算出され、同様に記憶され
る。
【0046】以上の処理により求めた制御回数nの時の
第1検出位置での柄ズレ量dnと第2検出位置での柄ズ
レ量enとを使って2枚の加工布間の柄間隔誤差Δdn
を求め、ステップモータ55の動作量を決定する過程
(柄間隔誤差補正ルーチン(S375))を図10,1
3,14を参照して説明する。
【0047】CPU163は前記ステップS370の処
理を終了すると、柄間隔誤差補正ルーチンS375の処
理に進む。まず、CPU163は第1・第2の検出位置
で同時に柄検出を行い算出された2つの柄ズレ量から柄
間隔誤差Δdを算出する(ステップS600)。ここで
柄間隔誤差Δdnは第2検出位置における柄ズレ量en
から第1検出位置における柄ズレ量dnを除算して求め
られる。
【0048】次に柄間隔誤差Δdnが0.5mmより大
きいか小さいかを判断する(ステップS610)。ステ
ップS610においてNOの場合は柄間隔誤差補正がさ
れていたか否かを判別し(ステップS612)、NOの
場合、即ち上下の加工布間に柄間隔誤差が存在しない場
合はCPU163はステップS620の処理に進む。こ
こでは従来と同じように第1検出位置での柄ズレ量dn
に基づいて上送り量変更用のステップモータ55の動作
量Snを算出する。この後CPU163はメインルーチ
ンのステップS380に進み、動作量Snに基づいてス
テップモータ55を駆動し、制御回数nをインクリメン
トして(ステップS390)前記ステップS270に戻
る。
【0049】一方、CPU163は前記ステップS61
0においてYESの場合には柄間隔誤差が存在するとし
て柄間隔誤差補正を行うため、ステップS630に進
む。このステップS630において、補正開始ポイント
が算出されているか否かを判別し、NOの場合には補正
開始ポイントを算出してポインタNにその時の制御回数
nを記憶させて(ステップS632)ステップS635
に進む。この補正開始ポイントは第1検出位置と針落ち
間に距離があるため、柄間隔誤差補正を行なうタイミン
グ(遅延時間)を決定するためのものである。この補正
開始ポイントの算出は第1・第2検出位置の柄ズレ量演
算時間、縫製速度および第1検出位置と針落ち間距離に
基づいて行われる。尚、ステップS630においてYE
Sの場合にはステップS632をスキップしてステップ
S635に進む。
【0050】このステップS635においてCPU16
3は前記補正開始ポイント(遅延時間)が経過している
か否かを判別し、NOの場合には前記ステップS620
の処理に進む。即ち、柄間隔誤差補正を行なうと決定し
た加工布の部分が針落下点に到達していないため前述と
同様にして第1検出位置での柄ズレ量dnに基づいて上
送り量変更用のステップモータ55の動作量Snを算出
する。この後CPU163はメインルーチンのステップ
S380に進み、動作量Snに基づいてステップモータ
55を駆動し、制御回数nをインクリメントして(ステ
ップS390)前記ステップS270に戻る。尚、補正
開始ポイントが算出された時の制御回数はポインタNに
記憶保持されている。
【0051】前記ステップS635において、YESの
場合にはCPU163は現在の制御回数nをレジスタT
に記憶させた後に、前記ポインタNに記憶された制御回
数を読み出して(ステップS638)、次のステップS
640に進む。このステップS640では、ポインタN
に記憶された制御回数nに対応する柄間隔誤差Δdnと
そのデータよりも過去2回分の柄間隔誤差Δdn-2,Δ
dn-1との平均値を求め定数αを乗算して補正用柄間隔
誤差Δdanを求める。
【0052】次に第1検出位置での柄ズレ量dnより補
正用柄間隔誤差Δdanを減算し、第1検出位置での真
の柄ズレ量dnとする(ステップS650)。また補正
用柄間隔誤差Δdanに定数βを乗算して適正上送り値
補正量ΔSnとする(ステップS660)。
【0053】そして、第1検出位置での真の柄ズレ量d
nを利用してステップモータ55の動作量Snを算出す
る(ステップS665)。
【0054】次にCPU163は、動作量Snに先に求
めた適正上送り値補正量ΔSnを加算して真の動作量S
nを求めると共に、レジスタTに記憶された制御回数を
復帰させ、ポインタNの値をインクリメントして(ステ
ップS670)前記ステップS380の処理に移行す
る。この後、動作量Snに基づいてステップモータ55
を駆動し、制御回数nをインクリメントして(ステップ
S390)前記ステップS270に戻る。
【0055】このようにして上送り量の変更制御を繰り
返していくと、柄間隔誤差が解消していくので前記ステ
ップS610における判別がNOとなる。この後、CP
U163はステップS612において柄間隔誤差補正を
していたか否かを判別する。この時はYESであるので
補正終了ポイントを算出したか否かを判別し(ステップ
S680)、NOの場合はステップS682に進んで補
正終了ポイントを算出する。この補正終了ポイントは前
記補正開始ポイントと同様に第1検出位置と針落ち間に
距離があるため、柄間隔誤差補正を終了するタイミング
(遅延時間)を決定するためのものである。この補正終
了ポイントの算出は第1・第2検出位置の柄ズレ量演算
時間、縫製速度および第1検出位置と針落ち間距離に基
づいて行われる。尚、ステップS680においてYES
の場合にはステップS682をスキップしてステップS
690に進む。
【0056】この後CPU163はステップS690に
おいて、補正終了ポイント(遅延時間)を経過している
か否かを判別し、NOの場合には前記ステップS638
に進んでステップS640からS670の処理を繰り返
した後にメインルーチンに復帰する。即ち、補正終了ポ
イントになるまでは加工布間に柄間隔誤差が存在する部
分を縫製しなければならないために上述の処理が行われ
るのである。
【0057】このようにして、補正終了ポイントが求め
られた後に補正終了ポイントになると(補正終了ポイン
ト経過時)、ステップS610がNOとなり、ステップ
S612がYESとなり、ステップS680がYESと
なり、ステップS690がYESとなるのでCPU16
3はステップS620の処理に進む。即ち、加工布間に
柄間隔誤差が存在する部分の柄合わせ縫製が終了したこ
とになるので、単に第1検出位置での柄ズレ量dnに基
づいて上送り量変更用のステップモータ55の動作量S
nが算出される。この後CPU163はメインルーチン
のステップS380に進み、動作量Snに基づいてステ
ップモータ55を駆動し、制御回数nをインクリメント
して(ステップS390)前記ステップS270に戻
る。
【0058】以上示したように本実施例の柄合わせミシ
ンによれば、2枚の布間の柄間隔誤差を算出し、柄合わ
せ制御にその値を補正量として利用するため、柄間隔誤
差のある生地についても正確に柄合わせ縫製ができる。
【0059】ここで、CPU163の前記明度演算サブ
ルーチン(モード1)の処理が柄ズレ量演算手段を構成
し、前記柄間隔誤差補正ルーチンのステップS600の
処理が柄間隔誤差補正演算手段を構成し、ステップS6
40からS670の処理及びステップS380の処理が
速度変更手段を構成している。
【0060】以下に、本実施例の柄合わせミシンにより
柄検出を行い柄ズレ量を算出した例を図19のグラフを
参照しながら2枚の加工布のそれぞれの加工布に対し1
箇所で柄検出を行い、柄間隔誤差補正を行なわない例と
比較して説明する。
【0061】グラフからわかるように、第1検出位置の
みで柄検出を行なった場合、第1検出位置での柄ズレ量
と実際の柄ズレ量との間にかなりの差があることがわか
る。つまり、第1検出位置のみの柄ズレ量で柄合わせ制
御を行なうと制御しすぎることになる。そこで、本実施
例の柄検出方法により、第1・第2の検出位置で柄検出
を行い、柄間隔誤差を求め補正を行なうと、実際の柄ズ
レ量とほとんど差が無いことがよく判る。
【0062】また、本発明は前述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内におい
て種々の変更が可能である。例えば本実施例では、1つ
の加工布に対して2つの柄検出部を設けて柄検出を行な
っているが、これを、1つの加工布に対して1つのCC
Dカラーセンサを準備し、その画像データを送り方向に
相前後する2つの検出領域に分割し、2箇所の柄ズレ量
情報を同時に算出するようにしてもよい。また、柄ズレ
量の算出は本実施例では明度演算サブルーチンにより行
っていたが、加工布の柄の種類に応じて他のモード2,
3により算出するようにしてもよい。更に、本実施例で
は上送り量を下送り量に対して変更しているがこの逆で
あってもよい。本実施例では結合手段として縫い針によ
る縫い目形成機構を採用しているが、この他にリベット
止め機構や接着剤を上下の加工布の間に供給する接着機
構を採用することもできる。
【0063】また、本発明は加工布の柄を検出して柄合
わせ縫製を行うミシンにのみ限定されるものではなく、
加工布に所定間隔でマークが付されている場合であって
もそのマークのズレ量及びマーク間隔誤差を検出してマ
ークの位置合わせを行って結合することも可能である。
前記マークとしては、加工布の柄だけではなく、加工布
上に予め所定間隔毎に接着された光反射テープや、図2
1に示されているように加工布中に予め所定間隔毎に織
り込まれた磁性体300(この場合、検出手段としては
磁気センサー301が採用される)や、図22に示され
ているように加工布の縁部等に所定間隔毎に形成された
切れ込み部分87a,88bをも含むものである。
【0064】
【発明の効果】以上詳述したことから明らかなように、
本発明は、検出手段により2枚の加工布のそれぞれの加
工布に対して、送り方向に相前後する複数箇所で同時に
加工布のマークの位置検出を行ない、検出されたマーク
の位置情報に基づいてマークズレ量演算手段がマークズ
レ量を演算し、そのマークズレ量に基づいてマーク間隔
誤差演算手段がマーク間隔誤差を演算し、速度変更手段
が演算されたマークズレ量及びマーク間隔誤差のデータ
に基づいて結合手段の結合位置において前記2枚の加工
布のマークが一致するように、第1の送り手段と第2の
送り手段の少なくとも一方の加工布の送り速度を変更す
るようにしたため、マーク間隔誤差の大きな加工布に対
してもより正確で安定したマーク合わせ加工ができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例のミシンの柄情報
を検出する柄検出部の構成を説明する説明図である。
【図2】図1のミシンの柄情報を検出する検出部に光フ
ァイバを介して接続された電気的構成を示すブロック図
である。
【図3】実施例のミシンの構造を概略的に表わす構造図
である。
【図4】ミシンの縫目形成部分及び柄検出部の構成を説
明する要部断面図である。
【図5】柄検出部のみを拡大して示す斜視図である。
【図6】投受光用ファイバを集束して構成されるととも
に、柄検出部のプリズムに対向される第1検出位置上布
投受光用ファイバ,第1検出位置下布投受光用ファイ
バ,第2検出位置上布投受光用ファイバ,第2検出位置
下布投受光用ファイバの端面構造を説明する説明図であ
る。
【図7】カラーセンサの構成を示す説明図である。
【図8】操作パネルの外観を示す説明図である。
【図9】柄合わせ制御ルーチンの前半部分を示すフロー
チャートである。
【図10】柄合わせ制御ルーチンの後半部分を示すフロ
ーチャートである。
【図11】明度演算サブルーチンを示すフローチャート
である。
【図12】割込処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図13】柄間隔誤差補正ルーチンの一部を示すフロー
チャートである。
【図14】柄間隔誤差補正ルーチンの残りの部分を示す
フローチャートである。
【図15】同期信号と針上信号,針下信号との関係およ
び同期信号と送り量との変化を表わすグラフである。
【図16】(A)、(B)、(C)、(D)は、それぞ
れ上、下加工布の柄および上、下加工布の柄データを平
滑化した平滑化データを表わす説明図である。
【図17】平滑化データを微分した微分データを表わす
グラフである。
【図18】上下加工布の微分データを、そのピークを一
致させて重ね合わせた状態を説明する説明図である。
【図19】柄間隔誤差補正の効果を示すグラフである。
【図20】柄間隔誤差を有する加工布を1箇所にて柄検
出を行なって縫製したときの従来における柄ズレ状態を
説明する説明図である。
【図21】別の実施例を示すものであり、マークとして
加工布中に織り込まれた磁性体300を使用し、検出手
段として磁気センサー301をガイド板104に埋設し
てマーク合わせ加工をする場合を示す説明図である。
【図22】本発明におけるマークの更に別の態様を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 ミシン 5 アーム 10 ベッド部 17 主軸 30 上送り歯 51 上送り調節器 55 ステップモータ 64 縫い針 65 下送り歯 78 下送り調節器 87,88 加工布 113 検出部 144a,144b,148a,148b カラーセン
サ 160 電気制御装置 163 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D05B 1/00 - 83/00 D06H 3/00 - 3/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔毎に柄等のマークを備えた一対
    の加工布を重ね合わせて結合する結合手段と、一方の加
    工布を前記結合手段に送る第1の送り手段と、他方の加
    工布を前記結合手段に送る第2の送り手段と、2枚の加
    工布のそれぞれの加工布に対して、送り方向に相前後す
    る複数箇所で同時に前記マークの位置検出を行う検出手
    段と、該検出手段により検出されたマークの位置情報に
    基づき、前記複数箇所における加工布のマークのズレ量
    をそれぞれ演算するマークズレ量演算手段と、該マーク
    ズレ量演算手段により演算されたマークズレ量に基づき
    2枚の加工布のマーク間隔誤差を演算するマーク間隔誤
    差演算手段と、該演算されたマークズレ量およびマーク
    間隔誤差に基づき、前記結合手段の結合位置において前
    記2枚の加工布のマークが一致するように、前記第1の
    送り手段と第2の送り手段の少なくとも一方の加工布の
    送り速度を変更する速度変更手段とを備えたことを特徴
    とするマーク合わせ加工機械。
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