JPH01256997A - 柄合わせミシン - Google Patents

柄合わせミシン

Info

Publication number
JPH01256997A
JPH01256997A JP63084933A JP8493388A JPH01256997A JP H01256997 A JPH01256997 A JP H01256997A JP 63084933 A JP63084933 A JP 63084933A JP 8493388 A JP8493388 A JP 8493388A JP H01256997 A JPH01256997 A JP H01256997A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sewing
feed
pattern
amount
feed quantity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63084933A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirokazu Takeuchi
浩和 竹内
Hirosumi Itou
伊藤 弘純
Shigeru Suzuki
茂 鈴木
Etsuzo Nomura
悦造 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP63084933A priority Critical patent/JPH01256997A/ja
Priority to US07/330,909 priority patent/US4901660A/en
Priority to DE3910870A priority patent/DE3910870A1/de
Priority to GB8907657A priority patent/GB2218508B/en
Publication of JPH01256997A publication Critical patent/JPH01256997A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B27/00Work-feeding means
    • D05B27/02Work-feeding means with feed dogs having horizontal and vertical movements
    • D05B27/08Work-feeding means with feed dogs having horizontal and vertical movements with differential feed motions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 良用二貝濃 [産業上の利用分野コ 本発明は柄合わせミシンに関し、詳しくは柄を合わせて
2枚の加工布を縫合する柄合わせミシンに関する。
[従来の技術] この種の柄合わせミシンとして、特開昭60−1538
96号公報記載のものが知られている。
これは、重ね合わされた2枚の加工布が縫い合わされる
位置より手前に、それぞれの加工布に描かれた柄模様を
検出する一対の光学式のセンサを設け、一対の光学式の
センサから検出される柄模様の明度信号にしたがって、
対向する2枚の加工布の柄ズレ量を算出し、算出された
柄ズレ量に基づ′きそれぞれの加工布の送り量を徐々に
調節して柄合わせ縫製を行なうものである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、以下に掲げる場合に猶−層の改善が要望
された。即ち、算出された柄ズレ世に基づいて送り量を
付与しても、加工布の種類によっては、なかなか2枚の
加工布の柄が揃わない場合があった。この原因は送り歯
の移動量即ち設定送り量と、加工布の移動置皿も実際の
送り量とが一致しないこと、そして設定した送り量が一
定であっても縫製条件によって実際の送り量が変化する
ことにある。
このことを端的に示す測定例を第17図に示す。
これは、2枚の加工布の前端を揃えて上下に重ね合わせ
、下送り歯による設定下送り量を2[mm17回に固定
し、上送り歯による設定上送り量を任意の値に設定して
450[mm1fa製し続けた後のズし量の測定結果を
示す。測定は4種類の加工布に対してなされ、図中A、
  B、  C,Dはそれぞれ厚手のウール繊維、少し
厚手のウール繊維、薄手のウール繊維、ウール繊維以外
の薄手の繊維を表す。A、  B、  C,Dにおいて
ズし量が零になるときの上送り量はそれぞれ1.32[
mml、1.48[mm] 、2.12[mm] 、 
 2 .88  [mm]  である。また、A、  
B、  C,Dにおいてズレ量が零になる領域での傾き
は、大きいものからり、  C,B。
Aの順番となる。したがって、Dの繊維では上送り量の
僅かな変化がズし量に大きく反映する。
このように、加工布の種類が異なると、同じ設定上送り
量の変化に対する実際の上送り量の変化が大きく違って
きてしまう。  したがって、第16図(A)、  (
B)に示すように、ズし量を値0に戻すのに長い距離を
縫製しなければならなかったり、柄が一旦一致してズレ
量が値0になフてもその状態を維持できず、柄が反対方
向に大きくずれてしまったりしてしまうといったことが
生じ、゛納金わせ縫製された製品の品質が低下してしま
うことが考えられた。
また、こうした問題は、加工布の種類に限られず、同一
種類の加工布であっても柄合わせ縫製の際のミシンモー
タの回転数による縫合速度や、上送り歯、押え足の形状
や加工布を押さえつける圧力の違いによっても生ずる。
本発明は上記問題点を解決し、さまざまな縫製条件に対
し好適に柄合わせ縫製を行なうことを目的としてなされ
た。
発明の構成 かかる目的を達成する本発明の構成について以下説明す
る。
[課題を解決するための手段] 本発明の柄合わせミシンは、第1図に例示するように、 重ね合わされた2枚の加工布M1を縫合する縫合手段M
2と、 前記2枚の加工布M1のそれぞれに描かれた柄を認識し
、該認識された柄のズし量を検出する柄゛ズレ量検出手
段M3と、 該検出された柄のズし量に基づいて、前記2枚の加工布
M1のうち少なくとも一方の加工布M1の前記縫合手段
M2側への送り量を調節して柄合わせを行なう送り量調
節手段M4と、 を備えた柄合わせミシンにおいて、 前記送り量調節手段M4に作用し、前記加工布M1の種
類、縫合速度などの縫製条件に基づいて前記送り量を補
正する送り量補正手段M5を、備えたことを特徴とする
ここで、縫製条件としては、ウール繊維や化学繊維もし
くはこれらの厚みなどを考慮した加工布M1の種類、ミ
シンモータの回転数による縫合速度を挙げることができ
る。さらに、上、下の加工布M1が送りに際して互いに
干渉するのを避けるためにこれらの間に設けられた仕切
り板いわゆるセパレータの存在の有無や、上下の送り歯
や押え足の形状、あるいはこれらにより加工布M1が押
圧される圧力、直線縫いゃカーブ縫い等の縫製パターン
なども挙げることができる。
送り量補正手段M5は、検出された柄ズレ量に対し例え
ば10回の送り付与で補正しようとする場合に、縫製条
件に基づく補正係数を柄ズレ量に乗算しさらに10で除
算することによって得られる値を送り量に付加する構成
とすることができる。
あるいは、さまざまな縫製条件に対し5段階に大別され
た切替可能な補正係数から所定の補正係数を選択し、こ
れを柄ズレ量に乗算して送り量に付加する構成とするこ
ともできる。これらの補正回数や補正係数の設定は、使
用者によって縫製開始前に設定される構成、縫製中の柄
ズレ量に応じて適時自動的にフィードバックして最適な
値が設定される構成、あるいは−旦縫製されたさまざま
な縫製条件をマツプとして記憶しておきこれらを読み出
すことによって設定される構成により実現することがで
きる。
[作用コ 上記構成を有する本発明の柄合わせミシンは、重ね合わ
された2枚の加工布M1に描かれた柄の”ズし量を柄ズ
レ量検出手段M3によって検出し、検出された柄ズレ量
に基づいて送り量調節手段M4により送り量を調節して
柄合わせを行ない、2枚の加工布M1を縫合手段M2に
より縫合するが、送り量の調節に際して送り量補正手段
M5により縫製条件に基づいて送り量の補正を行なう。
[実施例] 以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするた
めに、以下本発明の柄合わせミシンの好適な実施例につ
いて説明する。
第2図は、実施例の柄合わせミシンの概略構成図である
。この柄合わせミシンは電子制御装置により制御される
。始めに、その機械的な構造を概略的に説明する。
図示するように、ミシン1は大きく分けて、アーム部5
とベツド部10とから構成される。アーム部5には、ミ
シンモータ190(第2図には図示せず)の回転動力が
ベルト13.プーリ15を介して伝達される主軸17が
設けられている。この主軸17には偏心カム1日が嵌合
されており、偏心カム1日に取り付けられたクランクロ
ッド19を介して作動軸20が連結されている。したが
って、主軸17の回転に同期して、作動軸20は所定角
度揺動し、連結リンク23を上下に駆動す□る。連結リ
ンク23には、支軸25を中心に揺動するアーム27が
連結されており、アーム27はその揺動運動により、上
送り歯30を上下に駆動する。主軸17にクランクロッ
ド32.偏心カム33、リンク47を介して連結された
作動軸35は、主軸170回転にしたがって所定角度揺
動し、連結レバー37.39を前後に揺動する。この連
結しバー39には、支軸25を中心に揺動するアーム4
4が連結されており、このアーム44の揺動運動により
上送り歯30は前後に駆動される。
したがって、上送り歯30は主軸17の回転に同期した
作動軸209作動軸35の揺動運動によって、上昇→前
進→下降→後進の4運動送りを行なう。
上送り歯30の前後方向の移動量、つまり上送り量は作
動軸35の揺動量で決まる。作動軸35に連結されたリ
ンク47は、主軸17と平行に延びる回動軸50の一方
の端部に嵌合された上送り量調節部体4日に連結されて
おり、下送り量調節部体4日はリンク47の傾きを変え
て作動軸35の揺動量を変更する。前述したクランクロ
ッド32、偏心カム33.リンク47.上送り量調節部
体48および回動軸50から上送り量調節器51が構成
される。また、回動軸50の他方の端部には、回動しバ
ー61が結合されている。この回動レバー61は回動軸
50を中心に二腕状のものであり、その一方の腕部は、
駆動軸5日に取り付けられた係止部59に当接している
。係止部59が取り付けられた駆動軸5日はステップモ
ータ55の出力軸56に連結されている。したがって、
ステップモータ55の回転により、係止部599回動レ
バー61を介して回動軸50の回動角を規制し、作動軸
35の揺動量を調節して、上送り量の調節が為される。
一方、ベツド部10には、下送り歯65を前記上送り歯
30と同様に4運動送りさせるための水平送り軸67、
上下送り軸69が設けられている。
上下送り軸69はクランクロッド75を介して主軸17
に嵌合された偏心カム76に連結されており、主軸17
の回転にしたがって所定量揺動し、下送り歯65に上下
の動きを付与する。水平送り軸67は、下送り量調節器
78.クランクロッド81を介して主軸17に嵌合され
た偏心カム82に連結されており、主軸17の回転にし
たがって所定量揺動し、下送り歯65に前後の動きを付
与する。下送り量調節器7日は、主軸17の回転に応じ
たクランクロッド81の長手方向の動きを水平送り軸6
7の揺動運動に変換するもので、水平送り軸67の揺動
量を変更し得るように構成されている。また、ミシンフ
レーム外部には手動送り量調節部材84が設けられてお
り、手動送り量調節部材84を回して軸方向の位置を変
化させることによりその先端部が当接するV字形の溝が
形成された送り置設定器85の傾きが調節される。送り
置設定器85はリンク91を介して下送り量調節器78
に連結されており、その傾きが変更されると下送り量調
節器7日により送り量の調節が為される。したがって、
手動送り量調整部材84を回すことにより下送り量が変
更される。さらに、送り置設定器85にはポテンショメ
ータ86が作動連結されており、下送り量に応じた信号
がポテンショメータ86から出力される。
また、第3図に示すように、主軸17に連結され上下に
駆動される図示しない針棒の先端には縫い針64が取り
付けられており、その縫い針64の下方のベツド部10
内には、主軸17と同期して回転される下軸92(第3
図には図示せず)に取り付けられた糸輪捕捉器94が配
設されている。
上記の縫い針64と糸輪捕捉機94とにより、縫合手段
が構成されている。
以上示した機構により、上送り歯30と下送り歯65と
が、主軸17の回転に同期した4運動送りを行なう縫目
形成部(第3図参照)では、布押え足89の下に送り込
まれた2枚の加工布87゜8日に送りが付与されると共
に、縫い針64と糸輪捕捉器94との協働により縫目が
形成される。
縫目の形成が終了すると、ベツド10内に配設され、糸
切り用ソレノイド98(第2図には図示せず)によって
駆動される糸切り装置(図示せず)により糸切りがなさ
れる。
また、第3図、第4図に示すように、縫目形成部の加工
布送り方向(図中矢印A)手前には、3枚の布ガイド板
103,104.105が三層に設けられている。布ガ
イド板105には布ガイド板103.104の表面に形
成された長孔を総て挿通ずるビン108,109が立設
されており、ビン108.109は2枚の加工布87.
88の端縁に当接して送り方向に対する横方向のズレを
規制する。
真ん中の層の布ガイド板104には、加工布87.8日
の柄情報を検出するための検出部113が組み込まれて
いる。この検出部113の先端部は、第5図(A)に示
すように、プリズム体115.116を備えており、プ
リズム体115,116の反射を利用して上下の加工布
87.88に対して光を投射すると共に上下の加工布8
7,88表面で反射された光を同じくプリズム体115
゜116の反射を利用して入射するものである。また、
検出部113は、第5図(B)に示すように、内部に光
ファイバ束121を備えており、検出部113端部から
の光ファイバ束121はミシンフレームに付設された制
御ボックス124に接続されている。
光ファイバ束121は1組の投光用ファイバ127.2
組の受光用ファイバ129,131から構成されており
、それぞれ投光部133.受光部135に通じている。
受光用のファイバ129゜131はそれぞれ上加工布8
7用、上加工布8日用のものである。投光部133には
、投光用ファイバ127の端面にレンズ138を介して
白色光を投射する光源141が設けられている。受光部
135には、受光用ファイバ129.131端面からの
光を受光する上加工布87用のフォトセンサ144およ
び上加工布88用のフォトセンサ148が設けられてい
る。
したがって、光源141から投射された白色光は、投光
用ファイバ127を介して検出部113先端のプリズム
体115,116で反射されて上下の加工布87.88
に投射される。上下の加工布87.88で反射された光
は投射と同じ光路を逆に辿ってフォトセンサ144.1
48で受光される。フォトセンサ144.1/1Bの出
力は同じく制御ボックス124内に設けられた電子制f
all装置160に人力される。
電子制御装置160は周知のCPU163.ROM16
5.RAM16Bの他、前述したフォトセンサ144.
148が接続されたA/Dコンバータ170、上送り量
を調節するステップモータ55を駆動する駆動回路18
7、動力源であるミシンモータ190を駆動する駆動回
路198および糸切り用ソレノイド98を駆動する駆動
回路191を備えて構成される。この他に、電子制御装
置160には、プーリ15内に設けられ主軸17の回転
に同期して24[個/回転]のパルス信号を出力する回
転同期センサ174、同じくプーリ15内に設けられ針
下信号、針上信号を出力する針位置検出センサ176.
178、下地の布送り量を検出する前述したポテンショ
メータ86、足踏みペダル184に設けられ起動・停止
・糸切りの信号を発生する発生回路186、柄間隔に応
じて規定長さしが設定される柄ピッチ設定スイッチ18
日、縫製条件にしたがって縫い合わせ初期の上送り量が
設定される柄合わせ設定スイッチ185、後述する補正
係数Gの設定を行なう補正係数切替スイッチ195およ
び設定値等が表示される液晶表示部182を駆動する表
示駆動回路189などが接続される。
前述した各種スイッチおよび液晶表示部1日2は、第6
図に示す操作パネル210に配設される。
操作パネル210には、この他、押圧された各種スイッ
チの設定値の変更を行なうインクリメントキー212.
デクリメントキー215等が設けられている。
また、ROM165には、後述する柄合わせ制御ルーチ
ンのプログラムが予め書き込まれている。
さらに、RAM16Bには、フォトセンサ144゜14
8によってサンプリングされる明度信号データが順次ス
トアされる規定個数Cm分のメモリ領域が割り当てられ
ている。
以上のように構成されるミシンについて、その柄合わせ
機能を柄合わせ制御ルーチンにしたがって説明する。
第7図、第8図、第9図および第10図はそれぞれ柄合
わせ制御ルーチン、柄ズレ量算出サブルーチン、上送り
量補正演算サブルーチンおよび割込処理ルーチンのフロ
ーチャートを示す。
処理に先立ち、各種スイッチにより設定された値は電源
バックアップにより保持されており、起動初期には最前
に使用した値が初期値となる。また、最前とは異なる縫
製条件の加工布を縫製するとき、あるいは長時間使用し
なかったときには、新たに設定する必要がある。たとえ
ば、補正係数を新たに設定するとき、使用者は補正係数
切替スイッチ195を押圧して液晶表示部182に補正
係数番号が表示されてからインクリメントキー212、
デクリメントキー215を操作することによりGl、G
2.G3と3段階ある補正係数の値を選択できる。同様
に、縫い始め初期王道り量HO9規定長さしを設定する
ことができる。通常、縫い始め初期王道りff1Hoは
、上加工布87と上加工布8日との実際の送り量が略等
しくなるように設定され、規定長さしは、実際の柄間隔
より若干長めに設定される。
以上示した準備を終えてから柄合わせ縫製作業が開始さ
れる。
始めに、回転同期センサ174の同期信号の立ち下がり
によって実行される割込処理ルーチンから説明する。回
転同期センサ174は、第11図に示すように、主軸1
7が1回転する度に24個の同門信号を発生することか
ら、主軸17が15度回転する度に割込処理ルーチンは
繰り返し実行される。
割込処理ルーチンでは、第10図に示すように、回転同
期センサ174からの同期信号が送り作動範囲(図中B
の範囲)内のものであるかどうかを調べ、送り作動範囲
内のものでないときには、何も実行せず、本ルーチンを
終えてメインルーチンである柄合わせ制御ルーチンの処
理に戻る(ステ・ンブ5200)。回転同期センサ17
4からの同期信号が送り作動範囲内のときには、フォト
センサ144,148で検出されてA/Dコンバータ1
70でアナログディジタル変換された明度信号を1絹の
明度信号データとしてRAM16Bに記憶しくステップ
5203)、明度信号データ個数Cの値をfi 1イン
クリメントしてから(ステップ5206)、メインルー
チンに戻る。この結果、RAM168の所定の領域に明
度信号データが蓄積される。
つぎに、柄合わせ制御ルーチンについて説明する。柄合
わせ制御ルーチンは適時くりかえし実行される。まず、
第7図に示すように、柄ピッチ設定スイッチ18日の状
態を読み込み、柄ピッチ設定スイッチ18日が変更され
ていないときには規定長さLの変更を行なわずに次の処
理(ステップ250)に進むが、オンされているときに
は使用者によって設定された規定長ざLを読み込み(ス
テップ230)、規定個数Cmの演算を行なう(ステッ
プ240)。この規定個数Cmは、規定長さしに相当す
る加工布87.88からの明度信号データの個数を衷し
、たとえば、規定長さしを30[mm]、送り量を1[
mm]に設定したとき、主軸1回転当りにおける送り作
動範囲内の同期信号の数が10[パルスコであることか
ら、10[パルス]x30[mmコ/1[mm]を演算
することによって300個と決定される。
つづいて、RAM16Bに割り当てられた制御回数に、
明度信号データ個数Cの値をクリアする(ステップ52
50,9260)。
このあと、CPU163は、上下2枚の加工布87.8
8がセットされペダル184が踏み込まれるのを待ち続
け(ステップ5270,280)、上下2枚の加工布8
7.88がセットされペダル1日4が踏まれると、ミシ
ンモータ190を駆動して縫製作業を開始する(ステッ
プ5290)。
縫製開始直後の上送り量は予め柄合わせ設定スイッチ1
85によって設定された縫い始め初期上送り量HOであ
る。
縫製作業中には、ミシンモータ190の回転に同期して
前述した割込処理ルーチンが実行され、RAM16Bの
所定の領域に順次新しい明度信号データが蓄積されてい
る。制御回数Kが0であって、明度信号データ個数Cが
規定個数Cmに達していないときは待ち続け、初めて規
定個数Cmに達すると次の柄ズレ量算出サブルーチンに
移行する(ステップ5300,310)。
柄ズレ量算出サブルーチン(ステップ5320)を第1
2図(A)、  (B)に示す柄を用いて説明する。
始めに、RAM16Bの所定領域に蓄積されている最新
の明度信号データから規定個数Cm手前までの明度信号
データを読み込み、明度信号データの各1点の値に前後
各々21点の明度信号データの値を加えて総和値を求め
、この総和値を値43て除算して1点の明度信号データ
とする平滑化処理を行なう(ステップ5350)。平滑
化処理によってノイズ等の影響は取り除かれる。この結
果を第12図(C)、  (D)に示す。
つぎに、平滑化されたデータを微分演算しくステップ9
360)、微分演算によって平滑化データの大きな変化
を一層を際だたせるとともに緩やかな変化をなだらかに
する。この結果、第13図(A)、  (B)に示すよ
うに、縦柄によるなだらかなピークの影響は打ち消され
てしまう。
つづいて、微分化されたデータにおいて、上下の加工布
87.88におけるピーク値差の大きさが等しくなるよ
うに一方の微分化されたデータを所定倍率増幅し、さら
に、おのおのの微分化されたデータの平均値が値0とな
るようにデータの各点の値から平均値を差し引くいわゆ
るオフセット処理を実行した後、重ね合わせる。この結
果を第14図に示す。重ならない部分の面積■が最小と
なるように送り量を相対的にずらして柄ズレの方向およ
び柄ズレKmを計算する(ステップ5370)。
CPU163は、計算された柄ズレNmからそのまま上
送り量Hを求めるのではなく、次に示す上送り量補正演
算サブルーチン(ステップ400)を実行して、種々の
縫製条件に応じて補正された上送り量Hを求めるのであ
る。
上送り量補正演算サブルーチンでは、始めに補正係数切
替スイッチ195の状態を検出しくステップ9410)
、補正係数切替スイッチ195の状態に応じて補正係数
G1.G2.G3のうちから補正係数Gの値を選択する
(ステップ5420゜5430.5440.5450.
5460)。ここで、補正係数Gl、G2.G3の値は
それぞれ0.1.0,2.0.4に定められており、こ
れらの値はさまざまな縫製条件に対し10回程度の上送
り変更を行なうことによって柄ズレが解消するように決
められている。
つぎに、選択された補正係数Gを柄ズレ量mに乗算して
上送り変更量△Hを算出しくステップ5470)、サブ
ルーチンを終了する。
メインルーチンでは、算出された上送り変更量ΔHを縫
い始め初期上送り量Haに柄のズし方向に応じて加算ま
たは減算する。すなわち、上加工布87の柄が下加工布
8日の柄よりも進んでいるときには、上送り変更量ΔH
を縫い始め初期上送り量Haから減算し、遅れていると
きには上送り変更量△Hを縫い始め初期上送り量HOに
加算して次間の上送り量Hとし、ステップモータ55を
駆動して上送り量Hの調節を行なう(ステップ8480
)。
したがって、検出される柄ズレ量mが同一であっても、
先に第17図に示した厚手のウール!lamA等に合わ
せて大きめの値補正係数03が選択された場合には上送
り変更量ΔHは大きな値を示し、ウール繊維以外の薄手
の繊維り等に合わせて小さめの値補正係rIIG1が選
択された場合には上送り変更量ΔHは小さな値を示し、
共に10回程度の上送り量Hの変更を行ないながら縫製
していくことで柄ズしが解消されていく。
このあと、制御回数Kを値1インクリメントして(ステ
ップ5490)、ステップ5270に戻り同様の処理を
繰り返し実行する。
以上示したように、本実施例の柄合わせミシンによれは
゛、 さまざまな柄合わせ縫製条件に対して設定された3段階
の補正係数Gにしたがフて、第16図(C)に示すよう
に好適に柄合わせ縫製することができる。したがって、
柄ズレ量mを値0に戻すのに、長い距離を縫製しなけれ
ばならなかったり(第16図(A)参照)、柄が一旦一
致しても大きく波形に据れながら柄合わせ縫製がなされ
たり(第16図(B)参照)してしまうといったことを
防止でき、柄合わせ縫製された製品の品質を高く維持す
ることができる。
また、加工布の種類、ミシンモータの回転数による縫合
速度、上送り歯、押え足の形状や加工布を押さえつける
圧力の違いなどのさまざまな縫製条件に対して細かな設
定を施す必要がなく大きく3段階に補正することができ
る。。
つぎに、第2実施例の柄合わせミシンについて説明する
本実施例の柄合わせミシンは、前記実施例の柄合わせミ
シンに較べて補正係数切替スイッチ195を省き、柄ズ
レ量補正演算サブルーチン(ステップ5400)を変更
した点を除いて同様に構成される。即ち、本実施例の柄
合わせミシンでは、補正係数Gを予め設定することなく
、柄ズレ量補正演算サブルーチン(ステップ5500)
が最適の補正係viGを設定するのである。
第15図に示すように、柄ズレ量補正演算サブルーチン
(ステップ5500)では、CPU163は始めに補正
係数G2の値を選択する(ステップ5510)。
制御回数Kが100回に満たないときには補正係数Gを
そのまま補正係数62の値に侃ち、制御回数Kが100
回以上になると最前の柄合わせ制御からn回分手前(本
実施例では20回分)の柄ズレ量mを足し合わせて総和
値を求め、この総和値を回数nで除算して絶対値化した
値(以後、演算値S1と表す)が所定値TI(本実施例
では1[1+1111コ)を越えているかどうかを判定
をする(ステップ5520,5530)。
この演算値81が所定値T Iを越える場合には、第1
6図(A)に示すように、柄ズレ量mを値0に戻すのに
長い距離を縫製しなければならない場合であるとして、
補正係数Gの値を補正係数62から補正係数62より大
きな補正係数63に切り替える(ステップ5540)。
一方、演算値81が所定値T1以下である場合には、つ
ぎに示す計算がなされる。
柄ズレ量の値から1回分前の柄ズレ量の値を差し引いて
柄ズレ量の変化分を求め、これを絶対値化して(n−1
)回分足し合わせて総和値とした後、回数n−1で除算
した値(以後、演算値S2と表す)が所定値T2(本実
施例では0 、5 [mm])を越えているかどうかを
判定する(ステップ5550)。
この演算値82が所定値T2を越えている場合には、第
16図(B)に示すように、柄ズレ量mは縫製が進むに
つれて波形に振動していく場合であるとして、補正係数
Gの値を補正係数62から補正係数02より小さな補正
係数61に切り替える(ステップ5560)。
演算値82が所定値T2以下である場合には、第16図
(C)に示すように、柄合わせ縫製が適正になされてい
る場合であるとして補正係数Gの値をそのまま補正係数
62に保持しておく。
このあと、前記実施例と同様に補正係数Gを柄ズレ量m
に乗算して上送り変更量ΔHを計算し、本サブルーチン
を抜ける(ステップ5570)。
以上示したように、本実施例の柄合わせミシンによれば
、予め使用者によって最適な補正係数Gを選択しておか
なくても自動的に補正係数Gを選択できる。したがって
、最適の補正係数Gが分からない縫製条件に対しても好
適に柄合わせ縫製することができる。
尚、最適な補正係数Gの自動選択は、実際の縫製作業開
始前に試し縫いをして予め決定しておいてもよい。
発ユじBガ果 以上詳述したように、本発明の柄合わせミシンによれば
、 さまざまな縫製条件に対して好適に柄合わせ縫製するこ
とができるといった優れた効果を奏する。
したがって、柄ズレ量を値0に戻すのに長い距離を縫製
しなければならなかったり、柄が一旦一致して柄ズレ量
が値0になってもその状態を維持できす、柄が反対方向
に大きくずれてしまったりしてしまうといったことを防
止でき、柄合わせ縫製された製品の品質を高く維持する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の柄合わせミシンの構成を例示するブロ
ック図、第2図は実施例のミシンの構造を概略的に表す
構造図、第3図はミシンの縫目形成部分の構成を説明す
る説明図、第4図はミシンの柄情報を検出する検出部及
び周辺装置の構成を説明する説明図、第5図(A)、(
B)はそれぞれ検出部先端の形状および検出部内部の構
造を説明する説明図、第6図は操作パネルの外観を示す
説明図、第7図は柄合わせ制御Nルーチンを示すフロー
チャート、第8図は柄ズレ量算出サブルーチンを示すフ
ローチャート、第9図は第1実施例の上送り量補正演算
サブルーチンを示すフローチャート、第10図は割込処
理ルーチンを示すフローチャート、第11図は同期信号
にしたがって変化する針上信号、針下信号および送り量
の変化を表すグラフ、第12図(A)、(B)、(C)
、(D)はそれぞれ上、下加工布の柄および上、下加工
布の平滑化データを表す説明図、第13図(A)、(B
)はそれぞれ上、下加工布の微分化データを表すグラフ
、第14図は上下加工布の微分化データにおけるピーク
の重なり部分を説明する説明図、第15図は第2実施例
の上送り量補正演算サブルーチンを示すフローチャート
、第16図(A)、(B)、  (C)は柄ズレ量の分
布を表すグラフ、第17図は種々の加工布のズレ量を示
すグラフである。 1 ・・・ ミシン 17 ・・・ 主軸 113 ・・・ 検出部 144.148  ・・・ フォトセンサ160 ・・
・ 電子制御装置 代理人 弁理士 定立 勉(他2名) 第5図 (A) 11コ CB) 辺 第6図 第7図 その2 第8図 第9図 第10図 第11図 回転角度 第13図 第14図 第12図 ゼ瓜       〆嬰 第15図 第16図 (A) (B) 十 (C) +

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 重ね合わされた2枚の加工布を縫合する縫合手段と、 前記2枚の加工布のそれぞれに描かれた柄を認識し、該
    認識された柄のズレ量を検出する柄ズレ量検出手段と、 該検出された柄のズレ量に基づいて、前記2枚の加工布
    のうち少なくとも一方の加工布の前記縫合手段側への送
    り量を調節して柄合わせを行なう送り量調節手段と、 を備えた柄合わせミシンにおいて、 前記送り量調節手段に作用し、前記加工布の種類、縫合
    速度などの縫製条件に基づいて前記送り量を補正する送
    り量補正手段を、備えたことを特徴とする柄合わせミシ
    ン。
JP63084933A 1988-04-06 1988-04-06 柄合わせミシン Pending JPH01256997A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63084933A JPH01256997A (ja) 1988-04-06 1988-04-06 柄合わせミシン
US07/330,909 US4901660A (en) 1988-04-06 1989-03-31 Pattern-matching sewing machine
DE3910870A DE3910870A1 (de) 1988-04-06 1989-04-04 Musteranpassende naehmaschine
GB8907657A GB2218508B (en) 1988-04-06 1989-04-05 Pattern matching sewing machine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63084933A JPH01256997A (ja) 1988-04-06 1988-04-06 柄合わせミシン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01256997A true JPH01256997A (ja) 1989-10-13

Family

ID=13844483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63084933A Pending JPH01256997A (ja) 1988-04-06 1988-04-06 柄合わせミシン

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4901660A (ja)
JP (1) JPH01256997A (ja)
DE (1) DE3910870A1 (ja)
GB (1) GB2218508B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04200495A (ja) * 1990-11-30 1992-07-21 Juki Corp 縫製補正値設定用ミシン

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0783797B2 (ja) * 1989-01-20 1995-09-13 ブラザー工業株式会社 柄合わせミシン
JPH0492696A (ja) * 1990-08-09 1992-03-25 Brother Ind Ltd 柄合わせ加工機械
JPH05184748A (ja) * 1991-02-19 1993-07-27 Brother Ind Ltd 縫製装置に対する加工布位置決め移送方法
DE4118029C2 (de) * 1991-06-01 1995-11-09 Pfaff Ag G M Verfahren zum mustergerechten Zusammennähen zweier Nähgutlagen
EP1321556B1 (de) * 2001-12-19 2006-01-04 Fritz Gegauf Ag Bernina-Nähmaschinenfabrik Verfahren und Vorrichtung zum Regeln des Stofftransportes bei einer Näh- oder Stickmaschine
SE529489C2 (sv) * 2006-11-28 2007-08-21 Vsm Group Ab Symaskin med stor stygnbredd
CN102277696B (zh) * 2010-06-09 2015-03-11 Vsm集团股份公司 送料器移动补偿
US9115451B2 (en) 2011-06-13 2015-08-25 Handi Quilter, Inc. System and method for controlling stitching using a movable sensor
CN104963108B (zh) * 2015-06-24 2017-04-12 广东溢达纺织有限公司 平缝机及平缝方法
JP2021133136A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 蛇の目ミシン工業株式会社 縫製制御装置及びミシン

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2942166C2 (de) * 1979-10-18 1983-12-29 Dürkoppwerke GmbH, 4800 Bielefeld Vorrichtung zum fortlaufenden Erfassen der Dicke elastischen Nähgutes
DE3346163C1 (de) * 1983-12-21 1985-04-11 Pfaff Industriemaschinen Gmbh, 6750 Kaiserslautern Verfahren zum mustergerechten Zusammennaehen von Stoffteilen
DE8520285U1 (de) * 1985-07-13 1990-01-04 Pfaff Industriemaschinen Gmbh, 6750 Kaiserslautern Vorrichtung zum Messen und Regeln der Vorschubgröße an einer Nähmaschine
JPS62189087A (ja) * 1986-02-15 1987-08-18 ブラザー工業株式会社 柄合わせ縫製を行うためのミシン
JPH0710315B2 (ja) * 1986-08-14 1995-02-08 ブラザー工業株式会社 ミシンの柄検出装置
JPS63125292A (ja) * 1986-11-15 1988-05-28 ブラザー工業株式会社 ミシンの柄合わせ装置
JPS63279882A (ja) * 1987-05-11 1988-11-16 ブラザー工業株式会社 柄合わせミシン
JPS6462189A (en) * 1987-09-02 1989-03-08 Brother Ind Ltd Pattern-setting sewing machine
JPH027992A (ja) * 1988-06-27 1990-01-11 Brother Ind Ltd 柄合わせ加工機械

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04200495A (ja) * 1990-11-30 1992-07-21 Juki Corp 縫製補正値設定用ミシン

Also Published As

Publication number Publication date
GB8907657D0 (en) 1989-05-17
DE3910870A1 (de) 1989-10-19
US4901660A (en) 1990-02-20
DE3910870C2 (ja) 1993-03-04
GB2218508A (en) 1989-11-15
GB2218508B (en) 1992-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH01256997A (ja) 柄合わせミシン
JPS6159752B2 (ja)
JP2002292175A (ja) ミシン
JPH0357796B2 (ja)
JPS63279882A (ja) 柄合わせミシン
JPH0349797A (ja) 布縁倣い縫ミシン
TWI534319B (zh) Automatic sewing machine
JPH01192388A (ja) 柄合わせミシン
JPH01192390A (ja) 柄合わせミシン
KR100855804B1 (ko) 상하이송재봉틀
JPH0349796A (ja) 布縁倣い縫ミシン
JPH06121890A (ja) ミシンの布端制御装置
JPH0492696A (ja) 柄合わせ加工機械
US4858545A (en) Sewing machine having means for terminating seams at a predetermined place
JP2867706B2 (ja) マーク合わせ加工機械
JPH0240350B2 (ja) Mishinnookuriryoseigyohohotosonosochi
JPH04256778A (ja) 色柄付きシート材の加工装置
JPH01256996A (ja) 柄合わせミシン
JP2858495B2 (ja) ミシン
JP3094681B2 (ja) 布送り調節ミシン
JPH04256774A (ja) ミシンの適正送り量検出装置
JPH0123431Y2 (ja)
JP2005087333A (ja) 差動送りミシン
JPH06292781A (ja) 上下送りミシン
JP2614204B2 (ja) ミシン