JPH0357796B2 - - Google Patents
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- JPH0357796B2 JPH0357796B2 JP60056419A JP5641985A JPH0357796B2 JP H0357796 B2 JPH0357796 B2 JP H0357796B2 JP 60056419 A JP60056419 A JP 60056419A JP 5641985 A JP5641985 A JP 5641985A JP H0357796 B2 JPH0357796 B2 JP H0357796B2
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- cloth
- sewing machine
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Links
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B19/00—Programme-controlled sewing machines
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B69/00—Driving-gear; Control devices
- D05B69/20—Control devices responsive to the number of stitches made
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B69/00—Driving-gear; Control devices
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
発明の目的
(産業上の利用分野)
この発明は針よりも布送り込み側に布端検出手
段を備え、その布端検出手段による布端の検出後
の所定長さ縫製して自動的に停止させるようにし
たミシンにおいて、特に停止点をあらかじめ縫代
の設定手段に基づいて設定し縫製を実行するよう
にしたミシンに関するものである。
段を備え、その布端検出手段による布端の検出後
の所定長さ縫製して自動的に停止させるようにし
たミシンにおいて、特に停止点をあらかじめ縫代
の設定手段に基づいて設定し縫製を実行するよう
にしたミシンに関するものである。
(従来の技術)
例えば、第13図に示すように、前身頃等の加
工布W上に別の加工布であるポケツト布片wを縫
製する場合、縫代確保は次のようにして行われて
いた。すなわち、まずポケツト布片wの側縁部w
1をその側縁との間に所要の縫代が残るように縫
製し、前記側縁部w1と隣接す別の側縁部w2と
の間に所要の間隔lが形成される位置で縫製を停
止し、その後側縁部w2に沿つて縫製を行うよう
にしていた。従つて、前記間隔lが側縁部w2の
縫代となる。
工布W上に別の加工布であるポケツト布片wを縫
製する場合、縫代確保は次のようにして行われて
いた。すなわち、まずポケツト布片wの側縁部w
1をその側縁との間に所要の縫代が残るように縫
製し、前記側縁部w1と隣接す別の側縁部w2と
の間に所要の間隔lが形成される位置で縫製を停
止し、その後側縁部w2に沿つて縫製を行うよう
にしていた。従つて、前記間隔lが側縁部w2の
縫代となる。
そして、以上の作業を繰返すことによりポケツ
ト布片wの各側縁部を所要の縫代を確保しながら
縫製できるのであるが、従来、この縫代確保のた
めには生成を開始してから、前記間隔l形成位置
までの針数データをあらかじめ設定し、そのデー
タに基づいて縫製を行つていた。つまり、縫代設
定のための作業をその縫代設定を直接行うのでは
なく、縫製を開始してからの針数データにおきか
えて行う必要があるために、作業性が悪く間違い
易いものであり、しかも加工布の厚さ、材質の変
化、縫いピツチの変更による変化等種々の要因に
起因して、所望の縫製地点においてミシンを停止
させることは極めて困難であつた。
ト布片wの各側縁部を所要の縫代を確保しながら
縫製できるのであるが、従来、この縫代確保のた
めには生成を開始してから、前記間隔l形成位置
までの針数データをあらかじめ設定し、そのデー
タに基づいて縫製を行つていた。つまり、縫代設
定のための作業をその縫代設定を直接行うのでは
なく、縫製を開始してからの針数データにおきか
えて行う必要があるために、作業性が悪く間違い
易いものであり、しかも加工布の厚さ、材質の変
化、縫いピツチの変更による変化等種々の要因に
起因して、所望の縫製地点においてミシンを停止
させることは極めて困難であつた。
発明の構成
(問題点を解決するための手段)
以上の問題点を解決するために、この発明にお
いては、ミシン主軸の回転に伴い加工布支持面を
横切つて上下動される針を含み、前記加工布支持
面上の加工布を所定の基準送りピツチで移送する
ための加工布送り装置とを備えたミシンにおい
て、前記針の通過点よりも布送り込み側に配置さ
れ前記加工布の端部を検出するための布端検出手
段と、その布端検出手段と前記針との間の距離を
記憶した手段と、前記加工布の端部から縫成終了
位置までの縫い代長さすなわち縫い代を前記基準
送りピツチよりも小さな最小単位で任意に数値設
定するための縫い代設定手段と、前記上下動され
る針の下位置を検出するための針位置検出手段
と、前記布端検出手段による加工布の端部検出か
ら前記針位置検出手段による最初の針下位置検出
までに前記送り歯により加工布が移送された部分
送り長さを演算する第1の演算手段と、前記記憶
手段に記憶された距離から前記縫い代設定手段に
より設定された前記縫い代長さと前記第1の演算
手段により演算された部分送り長さとを減算して
終端布長さを演算する第2の演算手段と、その第
2の演算手段により演算された終端縫長さ相当分
の縫製が実行されるように制御する制御手段とに
よる構成を採用した。
いては、ミシン主軸の回転に伴い加工布支持面を
横切つて上下動される針を含み、前記加工布支持
面上の加工布を所定の基準送りピツチで移送する
ための加工布送り装置とを備えたミシンにおい
て、前記針の通過点よりも布送り込み側に配置さ
れ前記加工布の端部を検出するための布端検出手
段と、その布端検出手段と前記針との間の距離を
記憶した手段と、前記加工布の端部から縫成終了
位置までの縫い代長さすなわち縫い代を前記基準
送りピツチよりも小さな最小単位で任意に数値設
定するための縫い代設定手段と、前記上下動され
る針の下位置を検出するための針位置検出手段
と、前記布端検出手段による加工布の端部検出か
ら前記針位置検出手段による最初の針下位置検出
までに前記送り歯により加工布が移送された部分
送り長さを演算する第1の演算手段と、前記記憶
手段に記憶された距離から前記縫い代設定手段に
より設定された前記縫い代長さと前記第1の演算
手段により演算された部分送り長さとを減算して
終端布長さを演算する第2の演算手段と、その第
2の演算手段により演算された終端縫長さ相当分
の縫製が実行されるように制御する制御手段とに
よる構成を採用した。
(作用)
従つてこの発明においては、縫い代設定手段に
より加工布の端部から縫製終了位置までの距離す
なわち縫い代をピツチ単位よりも精度よく任意に
設定可能であり、このように縫い代が数値設定さ
れる。そして上下動する針の下位置を針位置検出
手段が検出すると、第1の布端検出し手段による
加工布の端部検出から針位置検出手段による最初
の針下位置検出までに送り歯により加工布が移送
された部分送り長さを第1の演算手段が演算し、
記憶手段に記憶された距離から縫い代接手段によ
り設定された前記縫い代長さと第1の演算手段に
より演算された部分送り長さとを第2の演算手段
が演算して終端縫い長さを演算し、この演算され
た終端縫い長さ相当分の縫製が実行されるように
制御手段が制御する。
より加工布の端部から縫製終了位置までの距離す
なわち縫い代をピツチ単位よりも精度よく任意に
設定可能であり、このように縫い代が数値設定さ
れる。そして上下動する針の下位置を針位置検出
手段が検出すると、第1の布端検出し手段による
加工布の端部検出から針位置検出手段による最初
の針下位置検出までに送り歯により加工布が移送
された部分送り長さを第1の演算手段が演算し、
記憶手段に記憶された距離から縫い代接手段によ
り設定された前記縫い代長さと第1の演算手段に
より演算された部分送り長さとを第2の演算手段
が演算して終端縫い長さを演算し、この演算され
た終端縫い長さ相当分の縫製が実行されるように
制御手段が制御する。
このため本発明では前記した従来装置のよう
に、縫い代を縫製開始点から停止点にいたる針数
におきかえて設定する作業性の悪さを解消してそ
の作業を容易に行い、しかも、布端から停止点に
至る距離すなわち縫い代を正確に確保し得る。
に、縫い代を縫製開始点から停止点にいたる針数
におきかえて設定する作業性の悪さを解消してそ
の作業を容易に行い、しかも、布端から停止点に
至る距離すなわち縫い代を正確に確保し得る。
(実施例)
以下、この発明を具体化したミシンの一実施例
を図面に従つて説明する。
を図面に従つて説明する。
第2図及び第7図に示すように、ミシンフレー
ム1のアーム部2にはミシン主軸3が回転可能に
支持され、その右端部には被動プーリ4が固着さ
れている。そして、ミシンフレーム1のベツト部
5下方に配置されたモータ6の回転がベルト7、
被動プーリ4を介してミシン主軸3に伝達され
る。
ム1のアーム部2にはミシン主軸3が回転可能に
支持され、その右端部には被動プーリ4が固着さ
れている。そして、ミシンフレーム1のベツト部
5下方に配置されたモータ6の回転がベルト7、
被動プーリ4を介してミシン主軸3に伝達され
る。
第2図及び第5図に示すようにアーム部2には
針8を有する針棒9が上下動可能に支持され、そ
の針8がミシン主軸3の回転に伴いベツト部5の
加工布支持面10を横切つて上下動される。そし
て、その針8とベツド部5内の糸輪捕捉器33
(第1図に図示)との協働により加工布支持面1
0上の加工布に本縫縫目が形成されるようになつ
ており、この針8と糸輪捕捉器33とにより縫目
形成装置が構成されている。
針8を有する針棒9が上下動可能に支持され、そ
の針8がミシン主軸3の回転に伴いベツト部5の
加工布支持面10を横切つて上下動される。そし
て、その針8とベツド部5内の糸輪捕捉器33
(第1図に図示)との協働により加工布支持面1
0上の加工布に本縫縫目が形成されるようになつ
ており、この針8と糸輪捕捉器33とにより縫目
形成装置が構成されている。
第5図及び第6図に示すように、前記ベツド部
5には前記加工布支持面10の一部を構成する滑
り板11及び針板12が装着され、針板12には
針8の通過を許容する針落孔13及び複数の送り
歯用開口14が形成されている。その送り歯用開
口14内には送り歯15が配置されている。この
送り歯15と対向して前記アーム部2には加工布
支持面10上の加工布W,wを下方へ押圧するた
めの押え足18が配置され、両者15,18によ
り加工布W,wを間歇的に移送するための加工布
送り装置が構成されている。
5には前記加工布支持面10の一部を構成する滑
り板11及び針板12が装着され、針板12には
針8の通過を許容する針落孔13及び複数の送り
歯用開口14が形成されている。その送り歯用開
口14内には送り歯15が配置されている。この
送り歯15と対向して前記アーム部2には加工布
支持面10上の加工布W,wを下方へ押圧するた
めの押え足18が配置され、両者15,18によ
り加工布W,wを間歇的に移送するための加工布
送り装置が構成されている。
第2図及び第5図に示すように、アーム部2の
前面には針落下点よりも加工布送り込み側に位置
する投光器16が採り付けられている。一方、前
記針落下点より布送り込み側においてベツト部5
には前記投光器16からの光を受けるための受光
器17が取付けられており、この受光器17は受
光量に応じた信号を出力するようになつている。
この投光器16及び受光器17により布端検出手
段が構成されている。
前面には針落下点よりも加工布送り込み側に位置
する投光器16が採り付けられている。一方、前
記針落下点より布送り込み側においてベツト部5
には前記投光器16からの光を受けるための受光
器17が取付けられており、この受光器17は受
光量に応じた信号を出力するようになつている。
この投光器16及び受光器17により布端検出手
段が構成されている。
第7図〜第9図に示すように、前記被動プーリ
4の左側面には外周に円弧状の切欠き21を有す
る第1の反射板22と、リング状をなし内周に切
欠23を有する第2の反射板24とが取付けられ
ている。そして、切欠き21と第2の反射板24
の内周縁とにより区画された部分は針上位置検出
用の非反射部25を構成し、切欠23と第1の反
射板22の外周縁によつて区画された部分は針下
位置検出用の非反射部26を構成している。又、
第2の反射版24の表面には多数の非反射面27
が所定の角度間隔をおいて形成され、後述する同
期信号(タイミングパルス)が発生されるように
なつている。
4の左側面には外周に円弧状の切欠き21を有す
る第1の反射板22と、リング状をなし内周に切
欠23を有する第2の反射板24とが取付けられ
ている。そして、切欠き21と第2の反射板24
の内周縁とにより区画された部分は針上位置検出
用の非反射部25を構成し、切欠23と第1の反
射板22の外周縁によつて区画された部分は針下
位置検出用の非反射部26を構成している。又、
第2の反射版24の表面には多数の非反射面27
が所定の角度間隔をおいて形成され、後述する同
期信号(タイミングパルス)が発生されるように
なつている。
前記両反射板22,24と近接する位置におい
て両切欠21,23、非反射面27の回転軌跡と
それぞれ対向するようにアーム部2には針上位置
検出器28、針下位置検出器29、同期信号発生
器30がそれぞれ装着されている。両検出器2
8,29及び同期信号発生器30はそれぞれ投光
素子31及び受光素子32を備え、各光応素子3
1からの光が反射板22,24で反射されて受光
素子32に入射される。そして、第13図及び第
14図に示すように、針8がそれぞれ針上位置及
び針下位置に達したときに検出器28,29が前
記非反射部25,26に対向して検出信号が出力
され、又、被動プーリ4の回転に伴い前記被反射
面27と反射面との交互通過により同期信号発生
器30から同期信号が発生される。
て両切欠21,23、非反射面27の回転軌跡と
それぞれ対向するようにアーム部2には針上位置
検出器28、針下位置検出器29、同期信号発生
器30がそれぞれ装着されている。両検出器2
8,29及び同期信号発生器30はそれぞれ投光
素子31及び受光素子32を備え、各光応素子3
1からの光が反射板22,24で反射されて受光
素子32に入射される。そして、第13図及び第
14図に示すように、針8がそれぞれ針上位置及
び針下位置に達したときに検出器28,29が前
記非反射部25,26に対向して検出信号が出力
され、又、被動プーリ4の回転に伴い前記被反射
面27と反射面との交互通過により同期信号発生
器30から同期信号が発生される。
第10図〜第12図に示すように、前記ミシン
主軸3には返信カム41が固着され、その外周に
はクランクロツド42の上端が抱持連結されてい
る。ミシン主軸3の下方においてアーム部2内に
は水平送り軸43が回転可能に支持され、その一
部には揺動腕44が固定されていて、その揺動腕
44上の軸68と前記クランクロツド42の下端
の軸69との間には一対の第一のリンク45が介
在されている。前記軸69上にはそれぞれ第二の
リンク51の一端が回動可能に支持されており、
その第二のリンク51の他端が軸84により切換
器70に連結されている。
主軸3には返信カム41が固着され、その外周に
はクランクロツド42の上端が抱持連結されてい
る。ミシン主軸3の下方においてアーム部2内に
は水平送り軸43が回転可能に支持され、その一
部には揺動腕44が固定されていて、その揺動腕
44上の軸68と前記クランクロツド42の下端
の軸69との間には一対の第一のリンク45が介
在されている。前記軸69上にはそれぞれ第二の
リンク51の一端が回動可能に支持されており、
その第二のリンク51の他端が軸84により切換
器70に連結されている。
ミシン主軸3の若干下方には軸46により送り
量設定器47が回動可能に支持され、その前面に
は上下対称状の2つのカム面よりなる送り量設定
面48が形成されている。この送り量設定器47
はスプリング49により第11図の時計方向へ回
動付勢されいる。送り量設定器27の後端には連
結ロツド50の上端が連結され、その下端には前
記軸84とほぼ同一の軸線上のピン85により連
結腕86が支持されている。連結腕86は前記切
換器70に固定されている。アーム部2のケーシ
ングには主導調節部材52がその中間ねじ部53
において螺合支持され、その先端の係合突部54
が前記送り量設定器47の送り量設定面48に係
合し、手動調節部材52の回動に伴う係合突部5
4の進退により送り量設定器47の傾き角度が変
更される。前記水平送り軸43の先端には送り台
67を介して前記送り歯15が固定されている。
量設定器47が回動可能に支持され、その前面に
は上下対称状の2つのカム面よりなる送り量設定
面48が形成されている。この送り量設定器47
はスプリング49により第11図の時計方向へ回
動付勢されいる。送り量設定器27の後端には連
結ロツド50の上端が連結され、その下端には前
記軸84とほぼ同一の軸線上のピン85により連
結腕86が支持されている。連結腕86は前記切
換器70に固定されている。アーム部2のケーシ
ングには主導調節部材52がその中間ねじ部53
において螺合支持され、その先端の係合突部54
が前記送り量設定器47の送り量設定面48に係
合し、手動調節部材52の回動に伴う係合突部5
4の進退により送り量設定器47の傾き角度が変
更される。前記水平送り軸43の先端には送り台
67を介して前記送り歯15が固定されている。
そして、ミシン主軸3の回転に伴う偏心カム4
1の偏心カム作用により、クランクロツド42が
上下動され、これに伴い第一のリンク45が軸6
8を中心に揺動するとともに、第二のリンク51
及び切換器70が軸84を中心に揺動する。この
とき、軸84が軸68と軸69とを結ぶ線上に配
置されていないと、両リンク45,51の半径が
相違することも相俟つて、揺動腕44に揺動運動
が付与され、水平送り軸43を介して送り歯15
に前後運動が付与される。又、手動調節部材52
の回動調節により第二のリンク51及び切換器7
0の傾き角度が変更されて送り歯15による水平
送り量が変更設定される。水平送り軸43と平行
な上下送り軸64上には二叉腕65が固定されて
おり、その二叉腕65が前記送り台67の一部に
係合していて、上下送り軸64の往復回動が送り
歯15に上下運動として付与され、これにより送
り歯15が四送り運動を行う。
1の偏心カム作用により、クランクロツド42が
上下動され、これに伴い第一のリンク45が軸6
8を中心に揺動するとともに、第二のリンク51
及び切換器70が軸84を中心に揺動する。この
とき、軸84が軸68と軸69とを結ぶ線上に配
置されていないと、両リンク45,51の半径が
相違することも相俟つて、揺動腕44に揺動運動
が付与され、水平送り軸43を介して送り歯15
に前後運動が付与される。又、手動調節部材52
の回動調節により第二のリンク51及び切換器7
0の傾き角度が変更されて送り歯15による水平
送り量が変更設定される。水平送り軸43と平行
な上下送り軸64上には二叉腕65が固定されて
おり、その二叉腕65が前記送り台67の一部に
係合していて、上下送り軸64の往復回動が送り
歯15に上下運動として付与され、これにより送
り歯15が四送り運動を行う。
前記ミシン主軸3と水平送り軸43との間にお
いて、アーム部2には送り調節軸55が回動可能
に支持され、その一部が連結レバー56を介して
前記連結ロツド50の中間部に連結されている。
前記送り調節軸55の近傍にはサーボソレノイド
57が配置され、そのアーマチヤ58が送り調節
軸55上の連結腕59に連結されていて、サーボ
ソレノイド57の駆動によるアーマチヤ58の突
出により連結腕59を介して送り調節軸55が第
10図の時計方向へ回動される。そして、この送
り調節軸55の回動によりレバー56を介して連
結ロツド50が上方へ移動され、第二のリンク5
1及び切換器70の傾き角度が変更されて送り量
の縮小及び送り方向の逆転動作が行われる。
いて、アーム部2には送り調節軸55が回動可能
に支持され、その一部が連結レバー56を介して
前記連結ロツド50の中間部に連結されている。
前記送り調節軸55の近傍にはサーボソレノイド
57が配置され、そのアーマチヤ58が送り調節
軸55上の連結腕59に連結されていて、サーボ
ソレノイド57の駆動によるアーマチヤ58の突
出により連結腕59を介して送り調節軸55が第
10図の時計方向へ回動される。そして、この送
り調節軸55の回動によりレバー56を介して連
結ロツド50が上方へ移動され、第二のリンク5
1及び切換器70の傾き角度が変更されて送り量
の縮小及び送り方向の逆転動作が行われる。
送り調節軸55の端部近傍には送りピツチデー
タ発生手段としてのポテンシヨメータ60が配置
され、その入力軸61上のレバー66が送り調節
軸55上のレバー62に連結されていて、送り調
節軸55の回動を検出し、すなわち送りピツチを
検出してそれに応じた信号を出力するようになつ
ている。又、特り調節軸55にはアーム部2の前
部外方へ突出する操作レバー63が連結されてお
り、この操作レバー63の手動操作により送り調
節軸55が回動される。
タ発生手段としてのポテンシヨメータ60が配置
され、その入力軸61上のレバー66が送り調節
軸55上のレバー62に連結されていて、送り調
節軸55の回動を検出し、すなわち送りピツチを
検出してそれに応じた信号を出力するようになつ
ている。又、特り調節軸55にはアーム部2の前
部外方へ突出する操作レバー63が連結されてお
り、この操作レバー63の手動操作により送り調
節軸55が回動される。
第2図に示すように、前記アーム部2の前面に
は操作パネル71が取付けられており、その操作
パネル71上には記憶キー72、布厚感知キー7
3、再生キー74、パターン指定キー75〜7
8、縫代設定キー79、縫代加算キー80、縫代
減算キー81、修正キー82、表示部83がそれ
ぞれ配置され、それらの機能は後述する説明から
明らかとなる。
は操作パネル71が取付けられており、その操作
パネル71上には記憶キー72、布厚感知キー7
3、再生キー74、パターン指定キー75〜7
8、縫代設定キー79、縫代加算キー80、縫代
減算キー81、修正キー82、表示部83がそれ
ぞれ配置され、それらの機能は後述する説明から
明らかとなる。
次に、第3図に示すように、この実施例におけ
るミシンの制御回路について説明する。制御手段
としての中央処理装置(CPU)91には入力イ
ンターフエイス98を介して前記受光器17、各
キー72,82、針上位置検出器28、針下位置
検出器29、同期信号発生器30、ポテンシヨメ
ータ30、操作ペダル92がそれぞれ接続され、
それから各種の信号が入力される。CPU91に
はそれぞれ出力インターフエイス99および駆動
回路93,94,97を介して前記ミシンモータ
6、サーボソレノイド57及び表示部83が接続
され、CPU91はそれらに対して駆動信号を出
力する。又、CPU91はランダムアクセスメモ
リ(RAM)95及び前記検出器16,17と前
記針落し穴13の間の距離Lすなわち前記検出器
16,17の通過後縫長さ設定手段としてのリー
ドオンリーメモリ(ROM)96を備えている。
さらに、RAM95はワーキングエリア104及
び前記パターン指定キー75〜78にそれぞれ対
応するメモリエリア105〜108を有してお
り、第4図に示すように、ワーキングエリア10
4は、縫代データ領域109、針停止針位置デー
タ領域110、押え上下データ領域111、前止
め縫データ領域112、後止め縫データ領域11
3、自動縫製データ領域114、前止め縫い前進
針数データ領域115、前止め縫い後退針数デー
タ領域116、後止め縫前進針数データ領域11
7、後止め縫後退針数データ領域118、1針分
の送りピツチ(縫目長さ)データ領域119、送
り領データ領域120、縮小ピツチデータ領域1
21、基本ピツチ針数データ領域122を有して
いる。これらの機能は後述する説明から明らかと
なる。さらに、ROM96にはミシン全体の作動
を制御するためのプログラムと、第14図の送り
量曲線で表わされるミシン主軸3の回転角に応じ
た布送り量データと、第6図に示す受光器17と
針落下点との間の距離データLと縫製終了図の補
正針数N(実施例では3)とが記憶されている。
7 次に、以上のように構成されたミシンの作用
を第6図、第13図、第14図及び第15図〜第
21図に従つて説明する。第16図〜第20図の
フローチヤートに示されたプログラムはCPU9
1の制御のもとに進行する。
るミシンの制御回路について説明する。制御手段
としての中央処理装置(CPU)91には入力イ
ンターフエイス98を介して前記受光器17、各
キー72,82、針上位置検出器28、針下位置
検出器29、同期信号発生器30、ポテンシヨメ
ータ30、操作ペダル92がそれぞれ接続され、
それから各種の信号が入力される。CPU91に
はそれぞれ出力インターフエイス99および駆動
回路93,94,97を介して前記ミシンモータ
6、サーボソレノイド57及び表示部83が接続
され、CPU91はそれらに対して駆動信号を出
力する。又、CPU91はランダムアクセスメモ
リ(RAM)95及び前記検出器16,17と前
記針落し穴13の間の距離Lすなわち前記検出器
16,17の通過後縫長さ設定手段としてのリー
ドオンリーメモリ(ROM)96を備えている。
さらに、RAM95はワーキングエリア104及
び前記パターン指定キー75〜78にそれぞれ対
応するメモリエリア105〜108を有してお
り、第4図に示すように、ワーキングエリア10
4は、縫代データ領域109、針停止針位置デー
タ領域110、押え上下データ領域111、前止
め縫データ領域112、後止め縫データ領域11
3、自動縫製データ領域114、前止め縫い前進
針数データ領域115、前止め縫い後退針数デー
タ領域116、後止め縫前進針数データ領域11
7、後止め縫後退針数データ領域118、1針分
の送りピツチ(縫目長さ)データ領域119、送
り領データ領域120、縮小ピツチデータ領域1
21、基本ピツチ針数データ領域122を有して
いる。これらの機能は後述する説明から明らかと
なる。さらに、ROM96にはミシン全体の作動
を制御するためのプログラムと、第14図の送り
量曲線で表わされるミシン主軸3の回転角に応じ
た布送り量データと、第6図に示す受光器17と
針落下点との間の距離データLと縫製終了図の補
正針数N(実施例では3)とが記憶されている。
7 次に、以上のように構成されたミシンの作用
を第6図、第13図、第14図及び第15図〜第
21図に従つて説明する。第16図〜第20図の
フローチヤートに示されたプログラムはCPU9
1の制御のもとに進行する。
さて、第6図及び第13図に示すように、加工
布W上に別の加工布であるポケツト布片wを重ね
てそのポケツト布wの側端縁に沿つて縫製作業を
行う場合には、まずミシンの電源を投入する。そ
れにより、CPU91は第16図に示すステツプ
S1において記憶キー72のオンを待ち、記憶キ
ー72がオンされると、次のステツプS2におい
てパターン指定キー55〜58のいずれかのオン
を待ち、それらのうちの一つのオン操作によりス
テツプS3に進行して、そこで縫代設定キー79
のオンを待ち、その縫代設定キー79がオン操作
されると、CPU91はステツプS4において縫代
0mmのデータをRAM95のワーキングエリア1
04の縫代データ領域109に書込むとともに、
その書込まれたデータを表示部83において表示
し、プログラムがステツプS5に進行する。
布W上に別の加工布であるポケツト布片wを重ね
てそのポケツト布wの側端縁に沿つて縫製作業を
行う場合には、まずミシンの電源を投入する。そ
れにより、CPU91は第16図に示すステツプ
S1において記憶キー72のオンを待ち、記憶キ
ー72がオンされると、次のステツプS2におい
てパターン指定キー55〜58のいずれかのオン
を待ち、それらのうちの一つのオン操作によりス
テツプS3に進行して、そこで縫代設定キー79
のオンを待ち、その縫代設定キー79がオン操作
されると、CPU91はステツプS4において縫代
0mmのデータをRAM95のワーキングエリア1
04の縫代データ領域109に書込むとともに、
その書込まれたデータを表示部83において表示
し、プログラムがステツプS5に進行する。
ステツプS5においては縫代加算キー80がオ
ン操作されたか否かが判別され、YESの場合に
はステツプS6においてCPU91は前記ワーキン
グエリア104の縫代データ領域109に所定距
離の縫代加算データ(実施例では縫代0.1mm分の
データ)を書込むとともに、表示部83において
それを表示し、縫代加算キー80のオン操作が行
われないNOの場合にはステツプS6をスキツプし
てステツプS7に進行し、そこで縫代減算キー8
1のオン操作がなされたか否かの判別が行われ、
オン操作された場合にはステツプS8に進行して
縫代データ領域109に所定距離の縫代減算デー
タ(実施例では縫代0.1mm減算のデータ)が書込
まれて表示部83に表示される。又、ステツプ
S7において縫代減算キー81のオン操作が行わ
れなかつたと判別された場合にはステツプS8を
スキツプしてステツプS9に進行する。
ン操作されたか否かが判別され、YESの場合に
はステツプS6においてCPU91は前記ワーキン
グエリア104の縫代データ領域109に所定距
離の縫代加算データ(実施例では縫代0.1mm分の
データ)を書込むとともに、表示部83において
それを表示し、縫代加算キー80のオン操作が行
われないNOの場合にはステツプS6をスキツプし
てステツプS7に進行し、そこで縫代減算キー8
1のオン操作がなされたか否かの判別が行われ、
オン操作された場合にはステツプS8に進行して
縫代データ領域109に所定距離の縫代減算デー
タ(実施例では縫代0.1mm減算のデータ)が書込
まれて表示部83に表示される。又、ステツプ
S7において縫代減算キー81のオン操作が行わ
れなかつたと判別された場合にはステツプS8を
スキツプしてステツプS9に進行する。
ステツプS9では操作ペダル92が前踏込みに
よりオンされたか否かの判別がなされ、オン操作
されない場合には、ステツプS5に復帰する。従
つて、操作ペダル92が操作されるまでは、ステ
ツプS5からS9を巡るスキヤンが継続される。こ
のため、作業者は基準送りピツチ4よりも小さな
最小単位の任意の長さに縫い代(第13図のl)
を設定して前記縫代データ領域109に記憶させ
ることができる。
よりオンされたか否かの判別がなされ、オン操作
されない場合には、ステツプS5に復帰する。従
つて、操作ペダル92が操作されるまでは、ステ
ツプS5からS9を巡るスキヤンが継続される。こ
のため、作業者は基準送りピツチ4よりも小さな
最小単位の任意の長さに縫い代(第13図のl)
を設定して前記縫代データ領域109に記憶させ
ることができる。
ステツプS9において操作ペダル92が前踏み
込み操作されるとプログラムがステツプS10に進
行して予め手動調節部材52により設定された送
りピツチ(これが後述の基本ピツチPとなる)に
よりミシンの縫製運転が開始される。そして、次
のステツプS11ではポテンシヨンメータ60から
の信号により1針ごとの送りピツチが検出され、
そのデータがワーキングエリア104の送りピツ
チデータ領域119に書込まれる。次のステツプ
S12ではCPU91は受光器17が透過光量の変化
によりポケツト布片wの端部(例えば第13図に
おけるe)の検出するのを待ち、検出した場合に
はステツプS13に進行する。
込み操作されるとプログラムがステツプS10に進
行して予め手動調節部材52により設定された送
りピツチ(これが後述の基本ピツチPとなる)に
よりミシンの縫製運転が開始される。そして、次
のステツプS11ではポテンシヨンメータ60から
の信号により1針ごとの送りピツチが検出され、
そのデータがワーキングエリア104の送りピツ
チデータ領域119に書込まれる。次のステツプ
S12ではCPU91は受光器17が透過光量の変化
によりポケツト布片wの端部(例えば第13図に
おけるe)の検出するのを待ち、検出した場合に
はステツプS13に進行する。
そのステツプS13では第18図に示すようにサ
ブルーチンのステツプS14及びS15を巡るスキヤ
ンにおいて第15図に示す同期信号のパルス数が
カウントされ、針下信号が検出されると、すなわ
ち布端検出後の最初の針落ち時になると、ステツ
プS16に進行して同期信号のカウントが停止さ
れ、ステツプS17においてCPU91が第14図に
示すROM96を記憶された布送り量データと前
記のカウンタ数と比較して第6図及び第21図に
示す加工布Wの部分送り長さmを算出し、それを
ワーキングエリア104の送り量データ領域12
0に書込む。この部分送り長さmは基本ピツチを
1としてそれに対する比Mとして、例えば0.5と
して算出されてその値が送り量データ領域120
に書込まれる。なお、第6図及び第21図に示す
黒丸及び白丸はそれぞれ縫目形成前後の針落ち点
を示す。
ブルーチンのステツプS14及びS15を巡るスキヤ
ンにおいて第15図に示す同期信号のパルス数が
カウントされ、針下信号が検出されると、すなわ
ち布端検出後の最初の針落ち時になると、ステツ
プS16に進行して同期信号のカウントが停止さ
れ、ステツプS17においてCPU91が第14図に
示すROM96を記憶された布送り量データと前
記のカウンタ数と比較して第6図及び第21図に
示す加工布Wの部分送り長さmを算出し、それを
ワーキングエリア104の送り量データ領域12
0に書込む。この部分送り長さmは基本ピツチを
1としてそれに対する比Mとして、例えば0.5と
して算出されてその値が送り量データ領域120
に書込まれる。なお、第6図及び第21図に示す
黒丸及び白丸はそれぞれ縫目形成前後の針落ち点
を示す。
次に、プログラムは第16図に示すステツプ
S18に進行する。そのステツプS18では第19図
に示すように、ステツプS19においてCPU91に
より受光器17と針落下点との間の距離データL
から制定縫代l及び基本送りピツチと前記部分送
り長さの比Mとの積を減算し、その値を基本送り
ピツチで除するという演算が成され、その結果ス
テツプS20において商の余りが0と判別された場
合(例えば第21図のA部分)、すなわち商が整
数である場合にはステツプS21に進行し前記演算
結果の商が基本ピツチPの針数として設定され、
それがワーキングエリア104のピツチ縮小デー
タ領域121に縮小なしとして書込まれる。又、
ステツプS20における判別結果がNOの場合には
ステツプS22に進行し、そこで補正針数Nの値、
すなわち、3から1を減じた差を前記商から減じ
る演算が成されてその整数値が基本ピツチ針数P
とされてそれが基本ピツチ針数データ領域122
に書込まれ、次のステツプS23においてはピツチ
縮小量データ領域121に縮小ありとして書込ま
れるとともに、商の余りから補正針数の縮小ピツ
チPaが算出されてピツチ長さデータ領域119
に書込まれる。すなわち、このステツプS24で
は余りを補正針数の値で除してその商を基本ピツ
チ長さPから減じるという演算が行われる。
S18に進行する。そのステツプS18では第19図
に示すように、ステツプS19においてCPU91に
より受光器17と針落下点との間の距離データL
から制定縫代l及び基本送りピツチと前記部分送
り長さの比Mとの積を減算し、その値を基本送り
ピツチで除するという演算が成され、その結果ス
テツプS20において商の余りが0と判別された場
合(例えば第21図のA部分)、すなわち商が整
数である場合にはステツプS21に進行し前記演算
結果の商が基本ピツチPの針数として設定され、
それがワーキングエリア104のピツチ縮小デー
タ領域121に縮小なしとして書込まれる。又、
ステツプS20における判別結果がNOの場合には
ステツプS22に進行し、そこで補正針数Nの値、
すなわち、3から1を減じた差を前記商から減じ
る演算が成されてその整数値が基本ピツチ針数P
とされてそれが基本ピツチ針数データ領域122
に書込まれ、次のステツプS23においてはピツチ
縮小量データ領域121に縮小ありとして書込ま
れるとともに、商の余りから補正針数の縮小ピツ
チPaが算出されてピツチ長さデータ領域119
に書込まれる。すなわち、このステツプS24で
は余りを補正針数の値で除してその商を基本ピツ
チ長さPから減じるという演算が行われる。
その後、プログラムが第16図に示すメインル
ーチンに戻り、ステツプS24において基本ピツチ
Pの針数が終了したか否かが判別され、終了と同
時に第17図に示すステツプS25に進行し、CPU
91はピツチ縮小データ領域121からデータを
読出してピツチ縮小が必要か否かを判別し、
YESの場合には、ステツプS26に進行し、そこで
CPU91はサーボソレノイド57の制御のため
の所定の信号を出力し、サーボソレノイド57の
アーマチヤ58が突出して送り量調節軸55が回
動されて連結ロツド50を介し切替え器70、の
傾き量が変更され、1ピツチ当りの送り量の縮小
(第21図のPa)が行われる。
ーチンに戻り、ステツプS24において基本ピツチ
Pの針数が終了したか否かが判別され、終了と同
時に第17図に示すステツプS25に進行し、CPU
91はピツチ縮小データ領域121からデータを
読出してピツチ縮小が必要か否かを判別し、
YESの場合には、ステツプS26に進行し、そこで
CPU91はサーボソレノイド57の制御のため
の所定の信号を出力し、サーボソレノイド57の
アーマチヤ58が突出して送り量調節軸55が回
動されて連結ロツド50を介し切替え器70、の
傾き量が変更され、1ピツチ当りの送り量の縮小
(第21図のPa)が行われる。
そして、ステツプS27において補正針数N針
(実施例では3針)の縫製が終了したか否かが判
別され、NOの場合にはステツプS26に戻り、こ
のステツプS26とステツプS27とを巡るスキヤン
が行われる。
(実施例では3針)の縫製が終了したか否かが判
別され、NOの場合にはステツプS26に戻り、こ
のステツプS26とステツプS27とを巡るスキヤン
が行われる。
そして、N針の縫製が終了すると、ステツプ
S28へ進行しミシンが停止される。次のステツプ
S29では縫代加算キー80がON操作されたか否
かが判別され、NOの場合にはステツプS30に進
行してそこで縫代減算キー81が操作されたか否
かが判別され、NOの場合にはさらにステツプ
S31に進行して操作ペダル92の後踏込みによる
糸切り信号が出力されたか否かが判別され、NO
の場合にはステツプS29に戻る。従つて、この状
態では縫代加算キー80、縫代減算キー81、操
作ペダル92のいずれかの操作を待つ状態とな
り、作業者は縫製終了に伴う最終針の位置を見て
縫代の距離lが適性であるか否かを判断する。そ
れにより、縫代加算キー80又は縫代減算キー8
1のいずれかをON操作した場合いは、それぞれ
ステツプS32又はステツプS33に進行して縫代0.1
mm分の加算データ又は減算データがワーキングエ
リア104のピツチデータ領域119に書込まれ
る。
S28へ進行しミシンが停止される。次のステツプ
S29では縫代加算キー80がON操作されたか否
かが判別され、NOの場合にはステツプS30に進
行してそこで縫代減算キー81が操作されたか否
かが判別され、NOの場合にはさらにステツプ
S31に進行して操作ペダル92の後踏込みによる
糸切り信号が出力されたか否かが判別され、NO
の場合にはステツプS29に戻る。従つて、この状
態では縫代加算キー80、縫代減算キー81、操
作ペダル92のいずれかの操作を待つ状態とな
り、作業者は縫製終了に伴う最終針の位置を見て
縫代の距離lが適性であるか否かを判断する。そ
れにより、縫代加算キー80又は縫代減算キー8
1のいずれかをON操作した場合いは、それぞれ
ステツプS32又はステツプS33に進行して縫代0.1
mm分の加算データ又は減算データがワーキングエ
リア104のピツチデータ領域119に書込まれ
る。
このようにしてデータが書込まれると、プログ
ラムはステツプS34に進行して、そこで修正キー
がOHされたか否かの判別が行われ、NOの場合
には再びステツプS29に戻り、前記のスキヤンが
実行される。
ラムはステツプS34に進行して、そこで修正キー
がOHされたか否かの判別が行われ、NOの場合
には再びステツプS29に戻り、前記のスキヤンが
実行される。
又、ステツプS29からステツプS31を巡るスキ
ヤンにおいて作業者が縫代lが適性であると判断
したことにより、両キー80,81をオン操作す
ることなく操作パネル92を後踏込み操作して糸
切り信号が出力された場合には、ステツプS37に
進行して糸切りが行われる。又、作業者が所要量
の加算又は減算データをピツチデータ領域119
に書込んだ後、修正キーをオン操作するとプラグ
ラムがステツプS34からステツプS35に進行して、
そのステツプS35においてデータの修正分だけ布
送りがなされるとともに、更に1針分の縫製が行
われる。そして、ステツプS36において操作ペダ
ル92の後踏込みによる糸切り信号の出力を待
ち、出力と同時にステツプS37に進行して糸切り
が行われる。このようにして、例えば第13図に
示すポケツト布片wの右側縁部の縫製を縫代lが
残るように行うことができる。
ヤンにおいて作業者が縫代lが適性であると判断
したことにより、両キー80,81をオン操作す
ることなく操作パネル92を後踏込み操作して糸
切り信号が出力された場合には、ステツプS37に
進行して糸切りが行われる。又、作業者が所要量
の加算又は減算データをピツチデータ領域119
に書込んだ後、修正キーをオン操作するとプラグ
ラムがステツプS34からステツプS35に進行して、
そのステツプS35においてデータの修正分だけ布
送りがなされるとともに、更に1針分の縫製が行
われる。そして、ステツプS36において操作ペダ
ル92の後踏込みによる糸切り信号の出力を待
ち、出力と同時にステツプS37に進行して糸切り
が行われる。このようにして、例えば第13図に
示すポケツト布片wの右側縁部の縫製を縫代lが
残るように行うことができる。
なお、説明を省略したが、前記縫製実行前にお
いては、当然のことながら針8の停止位置、押え
の上下の有無、止め縫の方向、針数等のデータが
それらにた対応したワーキングエリア104の領
域110〜118に書込まれる。
いては、当然のことながら針8の停止位置、押え
の上下の有無、止め縫の方向、針数等のデータが
それらにた対応したワーキングエリア104の領
域110〜118に書込まれる。
そして、ステツプS38において前記縫代設定キ
ー79がオン操作されたか否かが判別され、NO
の場合にはステツプS39に移行して再生キー74
が操作されたか否かが判別され、NOの場合には
ステツプS38に戻る。すなわち、ステツプS38及
びS39において縫代設定キー79又は再生キー7
4のいれかのオン操作を待ち、縫代設定キー79
がオンされた場合には第16図に示すステツプ
S4に戻る。このため、所要の縫代が残るように
再びポケツト布片w別の側縁部の縫製を行うこと
ができる。このようにして、ポケツト布片wの側
縁部の縫製を全て終了した場合にはステツプS39
において再生キー74をオン操作すると、プログ
ラムがステツプS40に進行して、RAM95のワ
ーキングエリア104に書込まれた各側縁部の縫
代データ及び縫い長さデータがパターン指定キー
75〜78のいずれかによつて指定されたRAM
95のメモリーエリア105〜108に転送され
る。
ー79がオン操作されたか否かが判別され、NO
の場合にはステツプS39に移行して再生キー74
が操作されたか否かが判別され、NOの場合には
ステツプS38に戻る。すなわち、ステツプS38及
びS39において縫代設定キー79又は再生キー7
4のいれかのオン操作を待ち、縫代設定キー79
がオンされた場合には第16図に示すステツプ
S4に戻る。このため、所要の縫代が残るように
再びポケツト布片w別の側縁部の縫製を行うこと
ができる。このようにして、ポケツト布片wの側
縁部の縫製を全て終了した場合にはステツプS39
において再生キー74をオン操作すると、プログ
ラムがステツプS40に進行して、RAM95のワ
ーキングエリア104に書込まれた各側縁部の縫
代データ及び縫い長さデータがパターン指定キー
75〜78のいずれかによつて指定されたRAM
95のメモリーエリア105〜108に転送され
る。
次に、前記メモリエリア105〜108のいず
れかのエリアに書込まれたデータに基づいて縫製
する場合について説明する。この場合には、第2
0図に示すようにステツプS41において所要のパ
ターンが指定された否かが判別され、YESの場
合にはステツプS42に進行して、操作ペダル92
の前踏込みによるオン操作を待ち、オン操作によ
りステツプS43に進行し、ミシンの運転が開始さ
れる。そして、ステツプS43からステツプS52ま
でのプログラムにおいては、前記第16図及び第
17図に示すステツプS10からステツプS28まで
のプログラムと同様なプログラムが実行される。
すなわち、ステツプS44において基本ピツチが検
出され、ステツプS45において布端の検出を待
ち、検出と同時にステツプS46に進行して第18
図に示すルーチンにおいて基本ピツチに対する布
端検出後の第1針目までの長さの比を演算し、ス
テツプS47において第19図に示すルーチンにお
いて補正針数とその縮小ピツチを演算し、ステツ
プS48において基本ピツチの針数が終了したか否
かが判別され、判別とともにステツプS49に進行
し、更にステツプS49においてピツチ縮小が必要
であるか否かが判別され、必要である場合にはス
テツプS50及びステツプS51を巡るスキヤンにお
いて補正針数分の縫製が行われる。そして、ステ
ツプS49における判別結果がNOである場合、ス
テツプS51における判別結果がYESとなつた場合
にはステツプS52においてミシンが停止され、次
のステツプS54ではポケツト布片wの押縁部の縫
製も全て終了したか否かが判別され、NOの場合
には再びステツプS42に復帰してパターンデータ
に従つた縫製が再開される。又、パターンデータ
に従つて、ポケツト布片wに対する所要の縫製が
終了した場合にはステツプS53からステツプS54
に進行し、そのステツプS53、54を巡るスキヤン
において糸切り信号の出力を待ち、出力と同時に
ステツプS55において糸切りが行われる。このよ
うに、2回目以降は操作ペダル29をオン操作に
よりポケツト布片wの側縁部が自動的に縫製さ
れ、必要な場合には自動的に縫目補正が行われて
常に所要距離lの縫代が確保される。
れかのエリアに書込まれたデータに基づいて縫製
する場合について説明する。この場合には、第2
0図に示すようにステツプS41において所要のパ
ターンが指定された否かが判別され、YESの場
合にはステツプS42に進行して、操作ペダル92
の前踏込みによるオン操作を待ち、オン操作によ
りステツプS43に進行し、ミシンの運転が開始さ
れる。そして、ステツプS43からステツプS52ま
でのプログラムにおいては、前記第16図及び第
17図に示すステツプS10からステツプS28まで
のプログラムと同様なプログラムが実行される。
すなわち、ステツプS44において基本ピツチが検
出され、ステツプS45において布端の検出を待
ち、検出と同時にステツプS46に進行して第18
図に示すルーチンにおいて基本ピツチに対する布
端検出後の第1針目までの長さの比を演算し、ス
テツプS47において第19図に示すルーチンにお
いて補正針数とその縮小ピツチを演算し、ステツ
プS48において基本ピツチの針数が終了したか否
かが判別され、判別とともにステツプS49に進行
し、更にステツプS49においてピツチ縮小が必要
であるか否かが判別され、必要である場合にはス
テツプS50及びステツプS51を巡るスキヤンにお
いて補正針数分の縫製が行われる。そして、ステ
ツプS49における判別結果がNOである場合、ス
テツプS51における判別結果がYESとなつた場合
にはステツプS52においてミシンが停止され、次
のステツプS54ではポケツト布片wの押縁部の縫
製も全て終了したか否かが判別され、NOの場合
には再びステツプS42に復帰してパターンデータ
に従つた縫製が再開される。又、パターンデータ
に従つて、ポケツト布片wに対する所要の縫製が
終了した場合にはステツプS53からステツプS54
に進行し、そのステツプS53、54を巡るスキヤン
において糸切り信号の出力を待ち、出力と同時に
ステツプS55において糸切りが行われる。このよ
うに、2回目以降は操作ペダル29をオン操作に
よりポケツト布片wの側縁部が自動的に縫製さ
れ、必要な場合には自動的に縫目補正が行われて
常に所要距離lの縫代が確保される。
次に、第22図及び第23図に基づいてこの発
明の第二実施例を説明する。この第二実施例にお
いては、送りピツチの縮小率を固定するととも
に、補正針数を増減させて縫代補正を行うもので
あり、補正針数Nは演算によつて設定される。す
なわち、ステツプS20における判別がYESの場合
にはステツプS56に進行して、ステツプS19にお
ける商が基本ピツチ針数として設定されるととも
に、補正針数Nがゼロに設定される。又、ステツ
プS20における判別結果がNOの場合にはステツ
プS57に進行し、そこで商の余りが1未満で0.9以
上であるか否かの判別がなされる。その結果が
YESの場合にはステツプS58に進行する。この場
合にはMの値が小さいために、すなわち、布端検
出後の針落ち位置と基本ピツチによる針落ち位置
とがほとんどズレていないために、補正針数が0
に設定されるとともに、商の整数が基本ピツチP
の針数として設定される。又、ステツプS57にお
ける判別結果がNOの場合にはステツプS59に進
行し、そこで商の余りが0.9未満で0.7以上である
か否かの判別が行われ、YESの場合にはステツ
プS60に進行して、商の整数−1が基本ピツチP
の針数として設定されるとともに、補正針数Nが
1に設定される。このようにして、mの値が大き
くなるのに応じてステツプS61〜S65のいずれか
における判別結果がYESとなり、基本ピツチ針
数が1ずつ減少するとともに、補正針数が1ずつ
増加し、ステツプS67における判別結果がYESの
場合には商整数−1が基本ピツチ針数となり、補
正針数は設定されない。そして、このステツプ
S67における判別結果がNOの場合にはステツプ
S20に戻る。
明の第二実施例を説明する。この第二実施例にお
いては、送りピツチの縮小率を固定するととも
に、補正針数を増減させて縫代補正を行うもので
あり、補正針数Nは演算によつて設定される。す
なわち、ステツプS20における判別がYESの場合
にはステツプS56に進行して、ステツプS19にお
ける商が基本ピツチ針数として設定されるととも
に、補正針数Nがゼロに設定される。又、ステツ
プS20における判別結果がNOの場合にはステツ
プS57に進行し、そこで商の余りが1未満で0.9以
上であるか否かの判別がなされる。その結果が
YESの場合にはステツプS58に進行する。この場
合にはMの値が小さいために、すなわち、布端検
出後の針落ち位置と基本ピツチによる針落ち位置
とがほとんどズレていないために、補正針数が0
に設定されるとともに、商の整数が基本ピツチP
の針数として設定される。又、ステツプS57にお
ける判別結果がNOの場合にはステツプS59に進
行し、そこで商の余りが0.9未満で0.7以上である
か否かの判別が行われ、YESの場合にはステツ
プS60に進行して、商の整数−1が基本ピツチP
の針数として設定されるとともに、補正針数Nが
1に設定される。このようにして、mの値が大き
くなるのに応じてステツプS61〜S65のいずれか
における判別結果がYESとなり、基本ピツチ針
数が1ずつ減少するとともに、補正針数が1ずつ
増加し、ステツプS67における判別結果がYESの
場合には商整数−1が基本ピツチ針数となり、補
正針数は設定されない。そして、このステツプ
S67における判別結果がNOの場合にはステツプ
S20に戻る。
次に、この発明の第三実施例を第24図及び第
25図に基づいて説明する。この第三実施例は縮
小率を固定にして補正を行うものである。この実
施例においては、ステツプS20におけるYESの場
合にはステツプS69において商が端部検出後の基
本ピツチ針数として決定され、判別結果がNOの
場合には、ステツプS70において商の余りが0.5を
含まず0.5以上であるか否かが判別され、YESの
場合にはステツプS71に進行して布端検出後の針
数が商+1に設定されてそれらが全て補正針数と
して設定され、NOの場合にはステツプS72が進
行して、商の余りが0.5以下であるか否かが判別
され、YESの場合にはステツプS73において商の
値が補正針数に設定される。
25図に基づいて説明する。この第三実施例は縮
小率を固定にして補正を行うものである。この実
施例においては、ステツプS20におけるYESの場
合にはステツプS69において商が端部検出後の基
本ピツチ針数として決定され、判別結果がNOの
場合には、ステツプS70において商の余りが0.5を
含まず0.5以上であるか否かが判別され、YESの
場合にはステツプS71に進行して布端検出後の針
数が商+1に設定されてそれらが全て補正針数と
して設定され、NOの場合にはステツプS72が進
行して、商の余りが0.5以下であるか否かが判別
され、YESの場合にはステツプS73において商の
値が補正針数に設定される。
さらに、この発明は前記第一〜第三の実施例に
限定されるものではなく、第26図〜第28図に
示すような態様で具体化してもよい。第26図は
布端検出後のいずれかの縫目(例えば最終縫目)
縮小率を定めて、それとの関係により針数の増減
を行うようにしたものである。又、第27図に示
す例は布端検出後のいずれかの縫目(例えば最終
縫目)の縮小率を自在に変更して補正を行うよう
にしたものであり、この場合には針数の変更は行
わない。さらに第28図に示す例は、布端検出後
の全ての縫目長さを変更し、針数の補正は行わな
いものである。
限定されるものではなく、第26図〜第28図に
示すような態様で具体化してもよい。第26図は
布端検出後のいずれかの縫目(例えば最終縫目)
縮小率を定めて、それとの関係により針数の増減
を行うようにしたものである。又、第27図に示
す例は布端検出後のいずれかの縫目(例えば最終
縫目)の縮小率を自在に変更して補正を行うよう
にしたものであり、この場合には針数の変更は行
わない。さらに第28図に示す例は、布端検出後
の全ての縫目長さを変更し、針数の補正は行わな
いものである。
なお、前記各実施例では縫目長さの縮小により
補正を行つたが、逆に拡大により行つてもよい。
要は縫代設定された点において針が停止するよう
に補正を加えればよく、その形態を問わず何れも
有効である。
補正を行つたが、逆に拡大により行つてもよい。
要は縫代設定された点において針が停止するよう
に補正を加えればよく、その形態を問わず何れも
有効である。
発明の効果
以上実施例において例示したように、従つてこ
の発明によれば縫い代設定手段により加工布の端
部から縫製終了位置までの処理すなわち縫い代
を、ピツチ単位よりも精度よく任意に設定可能で
あり、このように縫い代が数値設定される。そし
て上下動する針の下位置を針位置検出手段が検出
すると、布端検出手段による加工布の端部検出か
ら針位置検出手段による最初の針下位置検出まで
に送り歯により加工布が移送された部分送り長さ
を第1の演算手段が演算し、記憶手段に記憶され
た距離から縫い代設定手段により設定された前記
縫い代長さと第1の演算手段により演算された部
分送り長さとを第2の演算手段が減算して終端縫
い長さを演算し、この演算された終端縫い長さ相
当分の縫製が実行されるように制御手段が制御す
る。このため本発明では前記した従来装置のよう
に、縫い代を縫製開始点から停止点にいたる針数
におきかえて設定する作業性の悪さを解消してそ
の作業を容易に行い、しかも、布端から停止点に
至る距離すなわち縫い代を正確に確保し得るとい
う優れた効果を発揮する。
の発明によれば縫い代設定手段により加工布の端
部から縫製終了位置までの処理すなわち縫い代
を、ピツチ単位よりも精度よく任意に設定可能で
あり、このように縫い代が数値設定される。そし
て上下動する針の下位置を針位置検出手段が検出
すると、布端検出手段による加工布の端部検出か
ら針位置検出手段による最初の針下位置検出まで
に送り歯により加工布が移送された部分送り長さ
を第1の演算手段が演算し、記憶手段に記憶され
た距離から縫い代設定手段により設定された前記
縫い代長さと第1の演算手段により演算された部
分送り長さとを第2の演算手段が減算して終端縫
い長さを演算し、この演算された終端縫い長さ相
当分の縫製が実行されるように制御手段が制御す
る。このため本発明では前記した従来装置のよう
に、縫い代を縫製開始点から停止点にいたる針数
におきかえて設定する作業性の悪さを解消してそ
の作業を容易に行い、しかも、布端から停止点に
至る距離すなわち縫い代を正確に確保し得るとい
う優れた効果を発揮する。
第1図〜第21図はこの発明を具体化した第一
実施例を示すものであつて第1図はこの発明の構
成を示す簡略図、第2図はミシンの簡略正面図、
第3図は制御回路を示すブロツク図、第4図は
RAMのMAPを示す説明図、第5図は縫製作業
部を示す斜視図、第6図は縫製作業部を示す部分
平面図、第7図は針落ち等の信号検出部を示す断
面図、第8図は第7図のA−A線断面図、第9図
は第7図のB−B線断面図、第10図は送り機構
を示す斜視図、第11図は同じく側断面図、第1
2図は送り機構を示す一部分解斜視図、第13図
は加工布を示す正面図、第14図は針の上下動曲
線及び送り量曲線を示す線図、第15図は信号発
生を示すタイムチヤート、第16図は第1回目の
縫製ルーチンのほぼ前半を示すフローチヤート、
第17図は同じくほぼ後半を示すフローチヤー
ト、第18図は布端検出後の送り量算出サブルー
チンを示すフローチヤート、第19図はピツチ長
さ演算サブルーチンを示すフローチヤート、第2
0図は2回目以降の縫製ルーチンを示すフローチ
ヤート、第21図は縫目を示す平面図である。第
22図及び第23図はこの発明の第二実施例を示
すものであつて、第22図は補正サブルーチンを
示すフローチヤート、第23図は縫目を示す平面
図である。第24図及び第25図はこの発明の第
三実施例を示すものであつて、第24図は補正サ
ブルーチンを示すフローチヤート、第25図は縫
目を示す平面図である。第26図、第27図、第
28図はそれぞれ別の実施例における縫目を示す
平面図である。 3はミシン主軸、8は針、10は加工布支持
面、15は送り歯、16は投光器、17は受光
器、18は押え足、79は縫代設定キー、80は
縫代加算キー、81は縫代減算キー、82は修正
キー、91はCPU、95はRAM、96はROM。
実施例を示すものであつて第1図はこの発明の構
成を示す簡略図、第2図はミシンの簡略正面図、
第3図は制御回路を示すブロツク図、第4図は
RAMのMAPを示す説明図、第5図は縫製作業
部を示す斜視図、第6図は縫製作業部を示す部分
平面図、第7図は針落ち等の信号検出部を示す断
面図、第8図は第7図のA−A線断面図、第9図
は第7図のB−B線断面図、第10図は送り機構
を示す斜視図、第11図は同じく側断面図、第1
2図は送り機構を示す一部分解斜視図、第13図
は加工布を示す正面図、第14図は針の上下動曲
線及び送り量曲線を示す線図、第15図は信号発
生を示すタイムチヤート、第16図は第1回目の
縫製ルーチンのほぼ前半を示すフローチヤート、
第17図は同じくほぼ後半を示すフローチヤー
ト、第18図は布端検出後の送り量算出サブルー
チンを示すフローチヤート、第19図はピツチ長
さ演算サブルーチンを示すフローチヤート、第2
0図は2回目以降の縫製ルーチンを示すフローチ
ヤート、第21図は縫目を示す平面図である。第
22図及び第23図はこの発明の第二実施例を示
すものであつて、第22図は補正サブルーチンを
示すフローチヤート、第23図は縫目を示す平面
図である。第24図及び第25図はこの発明の第
三実施例を示すものであつて、第24図は補正サ
ブルーチンを示すフローチヤート、第25図は縫
目を示す平面図である。第26図、第27図、第
28図はそれぞれ別の実施例における縫目を示す
平面図である。 3はミシン主軸、8は針、10は加工布支持
面、15は送り歯、16は投光器、17は受光
器、18は押え足、79は縫代設定キー、80は
縫代加算キー、81は縫代減算キー、82は修正
キー、91はCPU、95はRAM、96はROM。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ミシン主軸3の回転に伴い加工布支持面10
を横切つて上下動される針8を含み、前記加工布
支持面10上の加工布W,wを所定の基準送りピ
ツチで移送するための加工布送り装置15,18
と を備えたミシンにおいて、 前記針8の通過点よりも布送り込み側に配置さ
れ前記加工布W,wの端部を検出するための布端
検出手段16,17と、 その布端検出手段16,17と前記針8との間
の距離Lを記憶した記憶手段95,96と、 前記加工布W,wの端部から縫製終了位置まで
の縫い代長さlすなわち縫い代を前記基準送りピ
ツチよりも小さな最小単位で任意に数値設定する
ための縫い代設定手段79〜82,91,95,
96,S4〜S8と、 前記上下動される針8の下位置を検出するため
の針位置検出手段26,29と、 前記布端検出手段16,17による加工布の端
部検出から前記針位置検出手段26,29による
最初の針下位置検出までに前記送り歯16により
加工布W,wが移送された部分送り長さを演算す
る第1の演算手段91,95,96,S14〜1
7と、 前記記憶手段95,96に記憶された距離Lか
ら前記縫い代設定手段79〜82,91,95,
96,S4〜S8により設定された前記縫い代長
さlと前記第1の演算手段91,95,96,S
19により演算された部分送り長さとを減算して
終端縫長さを演算する第2の演算手段91,9
5,96,S19と、 その第2の演算手段91,95,96,S19
により演算された終端縫長さ相当分の縫製が実行
されるように制御する制御手段91,95,9
6,S10〜S28,S43〜S52とよりなる
ミシン。 2 前記第1の演算手段は、前記ミシン主軸3の
回転位相を検出する回転位相検出手段24,2
7,30と、前記ミシン主軸3の回転位相に対す
る前記送り歯15の送り率を示す送り量曲線を記
憶した送り量曲線記憶手段95,96とを含み、
前記布端検出手段16,17により加工布W,w
の布端が検出されたときの前記ミシン主軸3の回
転位相と、前記針位置検出手段24,27,3
0,31,32により針8の下位置が検出された
ときのミシン主軸3の回転位相とを前記回転位相
検出手段により検出し、検出された回転位相に基
づいて前記送り量曲線記憶手段95,96から前
記送り率を読みだして前記部分送り長さを演算す
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
ミシン。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60056419A JPS61217197A (ja) | 1985-03-20 | 1985-03-20 | ミシン |
KR1019860001300A KR890002459B1 (ko) | 1985-03-20 | 1986-02-25 | 재봉틀 |
US06/840,120 US4722288A (en) | 1985-03-20 | 1986-03-14 | Sewing machine |
EP86103690A EP0195424B1 (en) | 1985-03-20 | 1986-03-19 | Sewing machine |
DE8686103690T DE3683068D1 (de) | 1985-03-20 | 1986-03-19 | Naehmaschine. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60056419A JPS61217197A (ja) | 1985-03-20 | 1985-03-20 | ミシン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61217197A JPS61217197A (ja) | 1986-09-26 |
JPH0357796B2 true JPH0357796B2 (ja) | 1991-09-03 |
Family
ID=13026584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60056419A Granted JPS61217197A (ja) | 1985-03-20 | 1985-03-20 | ミシン |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4722288A (ja) |
EP (1) | EP0195424B1 (ja) |
JP (1) | JPS61217197A (ja) |
KR (1) | KR890002459B1 (ja) |
DE (1) | DE3683068D1 (ja) |
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SE8803756D0 (sv) * | 1988-10-20 | 1988-10-20 | Acg-Nystroem Ab | Fjaerrkontroll av maskinfunktioner med fotpedaler eller blaasmunstycke |
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US4867080A (en) * | 1988-12-15 | 1989-09-19 | Card-Monroe Corporation | Computer controlled tufting machine and a process of controlling the parameters of operation of a tufting machine |
JPH0349796A (ja) * | 1989-07-18 | 1991-03-04 | Brother Ind Ltd | 布縁倣い縫ミシン |
JPH0357483A (ja) * | 1989-07-25 | 1991-03-12 | Brother Ind Ltd | 布縁倣い縫ミシン |
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CN114075723B (zh) * | 2020-08-17 | 2022-11-25 | 杰克科技股份有限公司 | 一种拐角缝线迹控制方法、系统、装置和双针缝纫机 |
CN111926468B (zh) * | 2020-08-18 | 2021-12-21 | 浙江杰克智能缝制科技有限公司 | 布边缝控制方法、装置及具有布边缝控制装置的缝纫机 |
JP2022073644A (ja) * | 2020-11-02 | 2022-05-17 | 本田技研工業株式会社 | 加工方法及び加工装置 |
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DE3216993C2 (de) * | 1982-05-06 | 1989-03-16 | Pfaff Industriemaschinen Gmbh, 6750 Kaiserslautern | Nähmaschine mit einer Einrichtung zum Herstellen von Formnähten |
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