JPH01256996A - 柄合わせミシン - Google Patents

柄合わせミシン

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JPH01256996A
JPH01256996A JP8493488A JP8493488A JPH01256996A JP H01256996 A JPH01256996 A JP H01256996A JP 8493488 A JP8493488 A JP 8493488A JP 8493488 A JP8493488 A JP 8493488A JP H01256996 A JPH01256996 A JP H01256996A
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sewing
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amount
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JP8493488A
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English (en)
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Hirosumi Itou
伊藤 弘純
Etsuzo Nomura
悦造 野村
Hirokazu Takeuchi
浩和 竹内
Shigeru Suzuki
茂 鈴木
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は柄合わせミシンに関し、詳しくは柄合わせ処理
を行なって2枚の加工布を縫合する柄合わせミシンに関
する。
[従来の技術] この種の柄合わせミシンとし゛C5特開昭60−153
896号公報記載のものが知られている。
これは、重ね合わされた2枚の加工布が縫い合わされる
位置より手前に、それぞれの加工布に描かれた柄模様を
検出する一対の光学式のセンサを設け、一対の光学式の
センサから検出される柄模様の明度信号にしたがって、
対向する2枚の加工布の柄ズレ量を算出し、算出された
柄ズレ量に基づきそれぞれの加工布の送り量を徐々に調
節して柄合わせ縫製を行なうものである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、以下に掲げる点において猶−層の改善が
要望された。
即ち、このような柄合わせミシンは、縫製に際して一対
の光学式センサにより検出される柄ズレ量に基づいて、
上下の送り量の比を変更するのであるが、上下送り量の
比は柄合わせ縫製条件によってかなり違ってくる。たと
えば、上下の加工布の材質、Wiり方等の種類によって
、上加工布と上送り歯との間あるいは上加工布と下送り
歯との間の滑り易さ(送りのかかり具合い)が変化する
ため送り量の比が違ってくる。また、直線縫いとカーブ
縫いとで送り量の比が違ったり、あるいは第16図に示
すように内袖と外袖とをC方向に沿った側とD方向に沿
った側とで交互に縫い上げて上袖とする場合に、それぞ
れの側での加工布の重ね合わせが上下逆になるので送り
量の比が違ったりする。
したがって、縫い始めの下送り量に対する上送り量が適
正な量から大きく外れているときに、柄ズレ量に従って
一気に上送り量を適正な量にまで調節してしまうと、加
工布にギャザが発生して製品の品質が悪化してしまうこ
とから、通常、徐々に上送り量の調整がなされる。この
結果、柄が揃うまでの適正な上送り量に達するまでにか
なりの縫製初期を要してしまうといったことがあり、こ
の縫製初期は場合によっては柄合わせを行なうどころか
却っC柄をずらしてしまう結果となる恐れがあった。
本発明は上記問題点を解決し、品質の高い柄合わせ縫製
を行なうことを目的としてなされた。
灸訃Q橡戊 かかる目的を達成する本発明の構成について以下説明す
る。
[課題を解決するための手段] 本発明の柄合わせミシンは、第1図に例示するように、 重ね合わされた2枚の加工布M1のそれぞれに描かれた
柄を認識し、該認識された柄のズレ量に基づいて前記2
枚の加工布M1の少なくとも一方の加工布M1の送り量
を調節する柄合わせ処理を行なって、前記2枚の加工布
Mlを縫合する柄合わせミシンM2において、 柄合わせ縫製条件の挿順に見合って設定された初期値を
記憶する初期値記憶手段M3と、該初期値記憶手段M3
から前記柄合わせ縫製条件の種類に応じて所定の初期値
を選択する選択手段M4と、 該選択された初期値に基づいて前記柄合わせ処理に関す
る初期設定を行なう初回設定手段M5と、を備えたこと
を特徴とする。
ここで、柄合わせ縫製条件とは、加工布M1の生地の種
類、同一の加工布M1における直線縫いゃカーブ縫い、
ミシンモータの回転数、加工布M1に描かれた柄模様の
色彩の有無等を含むものとすることができる。
初期値は、2枚の加工布M1のそれぞれの縫い始め初期
の送り量に限らず、加工布M1に描かれた柄模様の柄間
隔や、各柄模様に適した柄ズレ量の算出方法あるいは、
生地の種類に応じた送り量の補正量などの項目を含んで
もよい。
初期値記憶手段M3は、一つの柄合わせ縫製条件に対し
て1または2以上の項目に関する初期値が記憶されるも
のでよく、使用者によって縫製開始初期に予めセットさ
れる構成でも、試し縫いゃ一旦柄合わせ縫製がなされ柄
合わせ処理が好適に実行されたときの条件が自動的に記
憶される構成でもよい。
選択手段M4は、柄合わせ縫製の順番に従って初期値記
憶手段M3に記憶された初期値を選択する構成でも、例
えば右脇縫いと左脇縫いとからなる交互縫いのときには
それぞれの初期値を繰り返し交互に選択する構成でもよ
い。
初期値設定手段M5は、柄合わせ処理の初期設定を行な
うものであって、初期値の総ての項目を設定せずに一部
の項目のみを設定してもよく、例えば、未登録の柄合わ
せ縫製条件の項目に類似とみられる登録済みの柄合わせ
縫製条件の項目を代用する構成としてもよい。
[作用コ 上記構成を有する本発明の柄合わぜミシンM2は、 2枚の加工布M1に描かれた柄のズレ世に基づいて、送
り量を調節する柄合わせ処理を行ない、2枚の加工布M
1を縫合する。柄合わせ処理に際して、初期値記憶手段
M3から柄合わせ縫製条件に見合った所定の初期値を選
択手段M4により選択し、選択された初期値に基づいて
初期設定手段M5により柄合わせの初期設定を行なう。
[実施例コ 以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするた
めに、以下本発明の柄合わせミシンの好適な実施例につ
いて説明する。
第2図は、実施例の柄合わせミシンの概略構成図である
。この柄合わせミシンは電子制御装置により制御される
ものであり、主に異なる2種類の柄合わせ縫製工程のう
ち、一方の工程の柄合わせ縫製作業が終了した後に引き
続いて他方の工程の柄合わせ縫製作業を実行するいわゆ
る交互縫いに適用されるものである。始めに、その機械
的な構造を概略的に説明する。
図示するように、ミシン1は大きく分けて、アーム部5
とベツド部10とから構成される。アーム部5には、ミ
シンモータ190(第2図には図示せず)の回転動力が
ベルト13.プーリ15を介して伝達される主軸17が
設けられている。この主軸17には偏心カム1日が嵌合
されており、偏心カム18に取り付けられたクランクロ
ッド19を介して作動軸20が連結されている。したが
って、主軸17の回転に同門して、作動軸20は所定角
度揺動し、連結リンク23を上下に駆動する。連結リン
ク23には、支軸25を中心に揺動するアーム27が連
結されており、アーム27はその揺動運動により、下送
り歯30を上下に駆動する。主軸17にクランクロッド
32.偏心カム33、リンク47を介して連結された作
動軸35は、主軸17の回転にしたがって所定角度揺動
し、連結レバー37.39を前後に揺動する。この連結
レバー39には、支軸25を中心に揺動するアーム44
が連結されでおり、このアーム44の揺動運動により下
送り歯30は前後に駆動される。
したがって、下送り歯30は主軸17の回転に同門した
作動軸209作動軸35の揺動運動によって、上昇→前
進→下降→後進の4運動送りを行なう。
下送り歯30の前後方向の移動量、つまり下送り量は作
動軸35の揺動量で決まる。作動軸35に連結れたリン
ク47は、主軸17と平行に延びる回動軸50の一方の
端部に嵌合された下送り量調節部体4日に連結されてお
り、下送り量調節部体4日はリンク47の傾きを変えて
作動軸35の揺動量を変更する。前述したクランクロッ
ド32゜偏心カム33.リンク47.下送り量調節部体
48および回動軸50から下送り量調節器51が構成さ
れる。また、回動輪50の他方の端部には、回動しバー
61が結合されている。この回動レバー61は回動軸5
0を中心に二腕状のものであり、その一方の腕部は、駆
動軸5日に取り付けられた係止部59に当接している。
係止部59が取り付けられた駆動軸58はステップモー
タ55の出力軸56に連結されている。したがって、ス
テップモータ55の回転により、係止部599回動レバ
ー61を介して回動軸50の回動角を規制し、作動軸3
5の揺動量を調節して、下送り量の調節が為される。
一方、ベツド部10には、下送り@65を前記下送り歯
30と同様に4運動送りさせるための水平送り軸67、
上下送り軸69が設けられている。
上下送り軸69はクランクロッド75を介して主軸17
に嵌合された偏心カム76に連結されており、主軸17
の回転にしたがって所定量揺動し、下送り歯65に上下
の動きを付与する。水平送り軸67は、下送り量調節器
7日、クランクロッド81を介して主軸17に嵌合され
た偏心カム82に連結されており、主軸17の回転にし
たがって所定量揺動し、下送り歯65に前後の動きを付
与する。下送り量調節器7日は、主軸17の回転に応じ
たクランクロッド81の長平方向の動きを水平送り軸6
7の揺動運動に変換するもので、水平送り軸67の揺動
量を変更し得るように構成されている。また、ミシンフ
レーム外部には手動送り量調節部材84が設けられてお
り、手動送り量調節部材84を回して軸方向の位置を変
化させることによりその先端部が当接するV字形の沼が
形成された送り置設定器85の傾きが調節される。送り
置設定器85はリンク91を介して下送り量調筒器78
に連結されており、その傾きが変更されると下送り量調
節器78により送り量の調節が為される。したがって、
手動送り量調整部材84を回すことにより下送り量が変
更される。ざらに、送り置設定器85にはポテンショメ
ータ86が作動連結されており、下送り量に応じた信号
がポテンショメータ86から出力される。
また、第3図に示すように、主軸17に連結され上下に
駆動される図示しない針棒の先端には縫い針64が取り
付けられており、その縫い針64の下方のベツド部10
内には、主軸17と同期して回転される下軸92(第3
図には図示せず)に取り付けられた糸輪捕捉器94が配
設されている。
以上示した機構により、上送り歯30と下送り歯65と
が、主軸17の回転に同期した4運動送りを行なう縫目
形成部(第3図参照)では、布押え足89の下に送り込
まれた2枚の加工布87゜88に送りが付与されると共
に、縫い針64と糸輪捕捉器94との協働により縫目が
形成される。
縫目の形成が終了すると、ベツド部10内に配設され、
糸切り用ソしメイド98(第2図には図示せず)によっ
て駆動される糸切り装置(図示せず)により糸切りがな
される。
また、第3図、第4図に示すように、縫目形成部の加工
布送り方向(図中矢印A)手前には、3枚の布ガイド板
103,104,105が三層に設けられている。布ガ
イド板105には布ガイド板103,104の表面に形
成された長孔を総て挿通するピン108.109が立設
されており、ビン108,109は2枚の加工布87.
88の端縁に当接して送り方向に対する横方向のズレを
規制する。
真ん中の層の布ガイド板104には、加工布87.88
の柄情報を検圧するための検出1113が絹み込まれて
いる。この検出部113の先端部は、第5図(A)に示
すように、プリズム体115.116を備えており、プ
リズム体115,116の反射を利用して上下の加工布
87.88に対して光を投射すると共に上下の加工布8
7.88表面で反射された光を同じくプリズム体115
゜116の反射を利用して入射するものである。また、
検出部113は、第5図(B)に示すように、内部に光
ファイバ束121を備えており、検出部113端部から
の光ファイバ束121はミシンフレームに付設された制
御ボックス124に接続されている。
光ファイバ束121は1絹の投光用ファイバ127.2
絹の受光用ファイバ129.131から構成されており
、それぞれ投光部133.受光部135に通じている。
受光用のファイバ129゜131はそれぞれ上加工布8
7用、上加工布8日用のものである。投光部133には
、投光用ファイバ127の端面にレンズ138を介して
白色光を投射する光源141が設けられている。受光部
135には、受光用ファイバ129.131端面からの
光を受光する上加工布87用のカラーセンサ144およ
び上加工布8日用のカラーセンサ14日が設けられてい
る。これらのカラーセンサ144.148は、第6図に
示すように、入射窓に赤色(R)、青色(B)、緑色(
G)の光を高い感度で透過する色フィルタが設けられた
複数のフォトダイオードから構成される。色フィルタは
受光範囲が広がるように同じ色相のものを離して配置さ
れているので、受光用ファイバ129.131端面から
の光が多少ずれてカラーセンサ144゜148に段剥さ
れても、各色相の光を効率良く検出できる。
したがって、光源141から投射された白色光は、投光
用ファイバ127を介して検出部113先端のプリズム
体115,116で反射されて上下の加工布87.88
に段剥される。上下の加工布87.88で反射された光
は投射と同じ光路を逆に辿ってカラーセンサ144,1
48で受光される。カラーセンサ144,148の出力
は同じく制御ボックス124内に設けられた電子制御N
装置160に人力される。
電子制御装置160は周知のCPU163.ROM16
5.RAM16Bの他、前述したカラーセンサ144.
148が接続されたA/Dコンバータ170、上送り量
を調節するステップモータ55を駆動する駆動回路18
7、動力源であるミシンモータ190を駆動する駆動回
路198および糸切り用ソしメイド9日を駆動する駆動
回路191を備えて構成される。この他に、電子制御装
置160には、プーリ15内に設けられ主軸17の回転
に同期して24[個/回転]のパルス信号を出力する回
転同期センサ174、同じくプーリ15内に設けられ針
下信号、針上信号を出力する針位置検出センサ176.
178、下地の布送り量を検出する前述したポテンショ
メータ86、足踏みペダル1日4に設けられ起動◆停止
◆糸切りの信号を発生する発生回路186、柄間隔に応
じて規定長さしが設定される柄ピッチ設定スイッチ18
8、直線縫い、カーブ縫いなどの柄合わせ縫製条件にし
たがって縫い合わせ初期の上送り量が設定される柄合わ
せ設定スイッチ185、柄の検出を行なう複数の柄検出
モードのうち一つの柄検出モードが選択される柄検出モ
ード選択スイッチ183および設定値等が表示される液
晶表示部182を駆動する表示駆動回路189などが接
続される。
前述した各種スイッチおよび液晶表示g81 B 2は
、第7図に示す操作パネル210に配設される。
操作パネル210には、この他、設定値の変更を行なう
インクリメントキー212.デクリメン[・キー215
、あるいは設定値の変更の際にブツシュされる交互縫い
キー218、さらには交互縫いされるそれぞれの縫製工
程を交互縫い1および交互縫い2としてこれらの工程を
点灯指示する交互縫い1衷示部223.交互縫い2衷示
部224、さらに選択された柄検出のモードを表示する
3個のモード表示部229などが設けられている。
また、電子制御装置160のROM165には、後述す
る交互縫い制御ルーチンのプログラムなどが予め書き込
まれている。さらに、RAM16Bには、カラーセンサ
144.148によってサンプリングされる色信号デー
タが順次ストアされるメモリ領域の他、制御回数に1色
信号データ個数Cが割り当てられている。
以上のように構成されるミシンについて、その柄合わせ
機能を交互縫い制御ルーチンにしたがって説明する。
第8図は交互縫い制御ルーチンのフローチャートを示す
。第9図、第10図及び第11図はそれぞれ初IJI値
変更サブルーチン、柄合わせ制御サブルーチンおよび割
込処理ルーチンのフローチャートを示す。
本実施例では、第16図に示す外袖と内袖とをC方向に
沿って縫い上げた後にD方向に沿って縫い上げることに
よって上袖を縫製する作業をくりかえし実行する場合に
ついて説明する。C方向に沿った柄合わせ縫製工程を交
互縫い1とし、D方向に沿った柄合わせ縫製工程を交互
縫い2とする。
起動初回には、最前に使用した初期値が電源バックアッ
プにより保持されている。初期値を変更するとき、ある
いは初めて使用するときには、以下に述べる交互縫い制
御ルーチンによって初期値を設定する。また、処理に先
立ち、制御回数K。
色信号データ個数Cの値はクリアされる。
始めに、回転同期センサ174の同期信号の立ち下がり
によって実行されるV」込処理ルーチンから説明する。
回転同期センサ174は、第12図に示すように、主軸
17が1回転する度に24個の同期信号を発生すること
から、主軸17が15度回転する度に割込処理ルーチン
は繰り返し実行される。
割込処理ルーチンでは、第11図に示すように、回転同
期センサ174からの同期信号が送り作動範囲(図中日
の範囲)内のものであるかどうかを調べ、送り作動範囲
内のものでないときには、何も実行せず、本ルーチンを
終えてメインルーチンである交互縫い制御ルーチンの処
理に戻る(ステップ5370)。回転同期センサ174
からの同期信号が送り作動範囲内のときには、カラーセ
ンサ144.148で検出されてA/Dコンバータ17
0でアナログディジタル変換された6個の色信号(上加
工布87の赤、青、緑の色信号、上加工布8日の赤、青
、緑の色信号)を1絹の色信号データとしてRAM16
Bに記憶しくステップ8380)、色信号データ個数C
の値を値1インクリメントしてから(ステップ5390
)、メインルーチンに戻る。この結果、RAM16Bの
所定の領域に色信号データが蓄積される。
つぎに、交互縫い制御ルーチンについて説明する。第8
図の点線枠内は柄合わせ制御に用いる初期値の設定、変
更のフローチャートを示す。
まず、交互縫いキー218が押されたかどうかを判断し
くステップ510)、0.5[SECコ以上押されたと
き(ステップ520)には交互縫い1表示部223を点
滅して初期値変更サブルーチンを実行する(ステップS
30.940)。
第9図に示すように、初期値変更サブルーチンS40で
は、柄合わせ設定スイッチ185.柄ピッチ設定スイッ
チ188及び柄検出モード選択スイッチ183のいずれ
が押されるかをサイクリックに判断する(ステップS5
0.S60. 570)柄合わせ設定スイッチ185が
押されると、液晶表示部182に縫い始め初期の上送り
量が表示されて変更可能となる。使用者は直線縫い、カ
ーブ縫いなどの柄合わせ縫製条件を考慮してインクリメ
ントキー212.デクリメントキー215を操作し縫い
始め初期の上送り量を変更する(ステップ560)。−
旦、試し縫いされていれは、そのときの適正値を縫い始
め初期の上送り量とすればよい。
柄ピッチ設定ス、イツチ188が押されると、液晶表示
部182に規定長さしが表示されて変更可能となる。規
定長さしは実際の柄間隔に較べて若干大きめに設定され
る(ステップ580)。
柄検出モード選択スイッチ183も同様に操作される(
ステップ5100)。柄検出モードは柄模様の明度に着
目して行なう場合、柄模様の色相に着目して行なう場合
、さらに柄模様の色相の差分に着目して行なう場合と3
通りの方法があり、これらのモードの中から一つを選択
することができる。本実施例では、選択の結果、明度に
着目して柄模様を検出する場合について後に説明する。
他゛の2つのモードについては、特願昭63−1769
5号、特願昭63−17693号を参照して下さい。明
度に着目して柄模様を検出する場合には、R,G、  
Bの色信号データの和をとって明度信号データとするが
、他のモードにおいては和を求めることなくR,G、 
 B別個の色信号データを用いて処理がなされる。
以上示した操作によって交互縫い1の初期値のデータ変
更が終了し、交互縫いキー218が再びブツシュされる
と、交互縫い1表示部223を消灯してから初期値変更
サブルーチンを抜けてメインルーチンに戻る(ステップ
5IIO)。
メインルーチンでは、CPu163はこれらの初期値デ
ータをRAM16Bに記憶すると共に交互縫い2表示部
224を点滅する(ステップ5120.5130)。
交互縫い2においても同様に初期値変更サブルーチンを
実行しくステップ5140)、更新された初期値データ
をRAM16Bに記憶する(ステップ5150)。
初期値の設定、変更が終了すると、交互縫い1表示部2
23を点灯した後(ステップ9160)、交互縫い1の
初期値データを柄合わせ制御の初期値としてセットする
と共に以下に述べる規定個数Cmを算出して(ステップ
5170)柄合わせ縫製の準備を完了する。尚、ステッ
プS20で交互縫いキー218の押されている時間が0
.5[SEC]に満たないときには、初期値の変更をす
ることなくステップ5160に移行する。
規定個数Cmの算出はセットされた初期値の一つである
規定長さLに基づいて行なわれる。規定個数Cmは、柄
合わせ制御に用いられるデータの個数を示すものであっ
て、規定長さしの範囲で検出される加工布87.88か
らの色信号データの個数に相当する。たとえば、規定長
さしを30[mm]、送り量を1[mm]に設定したと
き、主軸1回転当りにおける送り作動範囲内の同期信号
の数が10[パルスコであることから、10[パルス]
 X30 [mm] / 1 [mm、]を演算するこ
とによって300個と決定される。
規定個数Cmの算出を終了すると、CPu163は2枚
の加工布87.88が縫目形成部にセットされ、かつペ
ダル184が前方に踏み込まれるのを待ち続ける(ステ
ップ5200.5210)。
2枚の加工布87.88がセットされてペダル184が
踏まれると、ミシンモータ190を駆動して縫製作業を
開始する(ステップ9220)。
縫製作業中には、ミシンモータ190の回転に同期して
前述した割込処理ルーチンが実行され、RAM16Bの
所定の領域に順次新しい色信号データが蓄積されている
まだ−度も柄合わせ制御がされずに制御回数Kが0であ
って、色信号データ個数Cが規定個数cmに達していな
いときは規定個数Cmに達するまで待ち続け、初めて規
定個数Cmに達すると前記ステップS90.ステ・ンブ
5100で設定されたモードの柄合わせ制御ルーチン5
250に移行する(ステップ5230,5240)。
柄合わせ制御される第16図の内袖、外袖の柄模様をそ
れぞれ拡大したところを第13図(A)。
(B)に示す。
第10図に示すように柄合わせ制御ルーチン5250で
は、始めに、RAM16Bの所定領域に蓄積されている
最新の色信号データから規定個数Cm手前までの色信号
データを読み込み、カラーセンサ144によって検出さ
れたR、  G、  Bの色信号データを足し合わせて
上加工布87の明度信号データとし、カラーセンサ14
8によって検出されたR、  G、  Hの色信号デー
タを同様に足し合わせて上加工布8日の明度信号データ
とする(ステップS 255)。
つづいて、規定個数Cm分の明度信号データの各1点の
値に前後各々21点の明度信号データの値を加えて総和
値を求め、この総和値を値43で除算して1点の明度信
号データとする平滑化処理を行なう(ステップ9260
)。平滑化処理によってノイズ等の影響は取り除かれる
。この結果を第13図(C)、(D)に示す。
つぎに、平滑化されたデータを微分演算しくステップ5
270)、微分演算によって平滑化データの大きな変化
を一層を際だたせるとともに緩やかな変化をなだらかに
する。この結果、第14図(A)、  (B)に示すよ
うに、縦柄によるなだらかなピークの影響は打ち消され
てしまう。
つづいて、微分化されたデータにおいて、上下の加工布
87.88におけるピーク値差の大きさが等しくなるよ
うに一方の微分化されたデータを所定倍率増幅し、さら
に、おのおのの微分化されたデータの平均値がtmoと
なるようにデータの各点の値から平均値を差し引くいわ
ゆるオフセット処理を実行した後、重ね合わせる。この
結果を第15図に示す。
重ならない部分の面積■が最小となるように送り量を相
対的にずらして柄ズレの方向および柄ズレ量を計算しく
ステップ5280)、計算された柄ズレ量に応じてステ
ップモータ55を駆動して上送り量の調節を行なう(ス
テップ5290)。
このあと、制御回viKを値1インクリメントして(ス
テップ5300)、メインルーチンに戻り同様の処理を
繰り返し実行する。
柄合わせ縫製作業を終了すると、使用者はペダル1日4
を後方に踏み込み、CP0163は踏込によって発生す
る信号を検出してミシンモータ190を停止させると共
に、糸切り用ソレノイド9日を駆動し糸切りを行なう(
ステップS310)。
糸切りがなされると交互縫い1表示部223と交互縫い
2表示部224どの点灯を切り替え(ステップS 32
0)、さらにRAM16Bから交互縫い2の初期値を読
み出して柄合わせ縫製作業の初期値を交互縫い1の初回
値データから交互縫い2の初回値データに切り替える。
新たな初回値の規定長さしから規定個数Cmを算出する
と共に制御回数に9色信号データ個数Cをクリアする(
ステップ9330)。
この後、交互縫いキー218が押されない場合には、前
述した交互縫い1の柄合わせ縫製作業と同様に、新たな
初期値に基づいて交互縫い2の柄合わせ縫製作業を実行
する(ステップ5340)。
ステップ5340で交互縫いキー218が1回押された
ときには、交互縫いの番号及びその初回値を元の値に戻
す。たとえば、交互縫いの最中に再び同じ縫製工程を繰
り返す必要がある場合になされる。
交互縫いキー218が2回押されると本ルーチンを終え
て交互縫いを終了する(ステップ5350)。
このようにして、交互縫いを完全に終了する迄、くりか
えし交互縫い1と交互縫い2との柄合わせ縫製作業を行
なう。
以上示したように、本実施例の柄合わせミシンは、縫い
始めから柄が揃うまでの縫製初期を短縮することができ
る。したがって、縫い始め初期に不安定な柄合わせ縫製
がなされず、縫製された製品の品質を高く維持すること
ができる。
また、交互縫いをする場合に、交互縫い1の初期値およ
び交互縫い2の初期値をくりかえし縫製前に自動的に切
り替えることができる。したがって、切替の度に初期値
を人力し直す手間や試し縫いをする手間を省くことがで
き、能率の高い作業を行なうことができる。
尚、−旦、柄合わせ制御を行なって柄合わせ縫製された
工程にあっては、その適正な初期値をRAM16Bに順
次蓄えておくことで初期値をデータベース化しておいて
もよい。
発明の効果 以上詳述したように、本発明の柄合わせミシンによれば
、縫い始めから柄が揃うまでの縫製初期を短縮すること
ができるという優れた効果を奏する。したがって、縫い
始め初期に不安定な柄合わせ縫製がなされず、縫製され
た製品の品質を高く維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の柄合わせミシンの構成を例示するブロ
ック図、第2図は実施例のミシンの構造を概略的に表す
構造図、第3図はミシンの縫目形成部分の構成を説明す
る説明図、第4図はミシンの柄情報を検出する検出部及
び周辺装置の構成を説明する説明図、第5図(A)、(
B)はそれぞれ検出部先端の形状および検出部内部の構
造を説明する説明図、第6図はカラーセンサの外観を示
す説明図、第7図は操作パネルの外観を示す説明図、第
8図は交互縫い制御ルーチンを示すフローチャート、第
9図は初期値変更サブルーチンを示すフローチャート、
第10図は柄合わせ制御サブルーチンを示すフローチャ
ート、第11図は割込処理ルーチンを示すフローチャー
ト、第12図は同量信号にしたがって変化する針上信号
、針下信号および送り量の変化を表すグラフ、第13図
(A)、  (B)、  (C)、  (D)はそれぞ
れ上、上加工布の柄および上、上加工布の平滑化データ
を表す説明図、第14図(A)、  (B)はそれぞれ
上、上加工布の微分化データを表すグラフ、第15図は
上下加工布の微分データにおけるピークの重なり部分を
説明する説明図、第16図は交互縫い縫製される外袖及
び内袖の形状を表す平面図である。 1 ・・・ ミシン 17 ・・・ 主軸 113 ・・・ 検出部 144.148  ・・・ カラーセンサ160 ・・
・ 電子制御装置 代理人 弁理士 定立 勉(他2名) 第1図 第5図 (A) IIコ (B) m 第6図 第7図 第8図 第9図 第  10 図 第11図 第12図 回転角度 第14図 第15図 第13図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 重ね合わされた2枚の加工布のそれぞれに描かれた柄を
    認識し、該認識された柄のズレ量に基づいて前記2枚の
    加工布の少なくとも一方の加工布の送り量を調節する柄
    合わせ処理を行なって、前記2枚の加工布を縫合する柄
    合わせミシンにおいて、 柄合わせ縫製条件の種類に見合って設定された初期値を
    記憶する初期値記憶手段と、 該初期値記憶手段から前記柄合わせ縫製条件の種類に応
    じて所定の初期値を選択する選択手段と、該選択された
    初期値に基づいて前記柄合わせ処理に関する初期設定を
    行なう初期設定手段と、を備えたことを特徴とする柄合
    わせミシン。
JP8493488A 1988-04-06 1988-04-06 柄合わせミシン Pending JPH01256996A (ja)

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JP8493488A JPH01256996A (ja) 1988-04-06 1988-04-06 柄合わせミシン

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0884874A (ja) * 1994-09-19 1996-04-02 Nasuko Kk ミシンにおける被縫製体の送り機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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