JP2001293277A - ミシンの上軸クラッチ装置 - Google Patents

ミシンの上軸クラッチ装置

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JP2001293277A JP2000113126A JP2000113126A JP2001293277A JP 2001293277 A JP2001293277 A JP 2001293277A JP 2000113126 A JP2000113126 A JP 2000113126A JP 2000113126 A JP2000113126 A JP 2000113126A JP 2001293277 A JP2001293277 A JP 2001293277A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下軸からベルトを介して上軸が駆動されるミ
シンにおいて、下軸を停止させることなく上軸の回転を
断続させるクラッチ装置。 【解決手段】 ミシン12に適用される上軸クラッチ装
置10は、ベルト18を介して下軸14により駆動さ
れ、且つ上軸16上で空転可能な上軸プーリ24と、上
軸16上で該上軸プーリ24に離接自在の上軸切離しカ
ム26を上軸16と回転方向一体的に設け、これを、例
えば針振りSTM46によって駆動されるアクチエータ
34により、上軸切離しカム26のカム側係合部28
が、上軸プーリ24のプーリ側係合部30に対して係合
あるいは切離しして、クラッチ操作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ミシンの上軸ク
ラッチ装置に係り、特に、ベルトを介して下軸により駆
動される上軸を、下軸から遮断し、針棒及び天秤を同時
に停止させることができるようにしたミシンの上軸クラ
ッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ミシンは、ボビン自動下糸巻きや
布の空送り、糸切りメスによる糸切り動作中等に、針棒
の上下動を停止させるようにしていた。
【0003】詳細には、ミシン頭部上方に配置したボビ
ン糸巻き装置によって糸巻き作業をする際には、上軸と
これを駆動するモータとをクラッチで切り外し、糸巻き
中の針棒を停止させ、下軸で駆動されるボビン自動下糸
巻き装置により下糸巻きを行う場合は、作業中に上軸と
針棒を切り離して針棒の上下動を停止させ、布の空送り
中は上記と同様に上軸と針棒の切り外し装置によって針
棒の上下動を停止させ、又下軸により駆動される糸切り
メスによって糸切り作業を行う場合は、糸切りメスの動
作完了時期が、主軸の上停止位置(上死点区間=上死点
を含む前後上方位相)を越えて針が下がってしまうため
に、もう1回転して上停止する必要がある場合に、針棒
の上下動を停止させるべく針棒と上軸を切り離すように
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような、ミシン
頭部上方位置にボビン糸巻き装置を有するミシンにおけ
る前記クラッチ装置は、その駆動源(モータ)を、上軸
と下軸の両方から切り離してしまうため、下軸を駆動し
ながら行う前記のようなボビンの自動下糸巻き装置、布
空送り装置、糸切り装置等に用いることができず、この
ためこれらの装置を作動させる際に、下軸の回転が針棒
に伝達されないようにするための針棒切り外し装置を設
ける必要があった。
【0005】このような針棒切り外し装置は、針棒のみ
が停止されるようにしているので、上記のような下軸に
より駆動されるボビンの自動下糸巻き装置における自動
下糸巻き中に、上軸によって天秤が駆動されてしまうた
め、上糸及び上糸の張力が不安定となり、上糸の外れや
糸巻き中のボビンあばれ音が大きい等の問題点があっ
た。
【0006】更に、前記布の空送り動作中に針棒を停止
させる針棒切離し装置においても、布の空送り中に天秤
が動いてしまうため、上糸が不安定であり、該上糸が天
秤から外れてしまうことがあるという問題点があった。
【0007】更に又、前記下軸によって糸切りメスを作
動させる糸切り装置においては、糸切りメスの動作完了
が、主軸の上停止位置(上死点区間)を越えて針が下が
ってしまうために、更に1回転して上停止する必要があ
るが、この場合針棒切り外しの際に、糸切り完了後に天
秤が動いてしまうため、上記と同様に上糸が天秤から外
れることがあるという問題点があった。
【0008】この発明は上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、下軸を駆動しながら上軸を駆動源か
ら切り離すことができるようにしたミシンの上軸クラッ
チ装置を提供することを目的とする。
【0009】又、下軸を駆動しながら上軸を駆動源から
切り離すことによって、針棒と天秤の両方を停止させ、
針棒停止中の天秤の動きによる上糸の張力不安定、外れ
等を防止することができるようにしたミシンの上軸クラ
ッチ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、請求項1の
ように、ミシンモータにより少なくとも釜を作動する下
軸を駆動し、この下軸から上軸へベルトにより回転を伝
達し、この上軸の回転によって針を装着した針棒及び天
秤を上下動させる構成のミシンの上軸クラッチ装置にお
いて、前記上軸に、同軸的に相対回転自在に支持され、
且つ、前記下軸により前記ベルトを介して回転駆動され
る上軸プーリと、前記上軸とともに回転し、且つ、前記
上軸プーリに対して離接するように軸方向摺動自在に支
持された上軸切離しカムと、この上軸切離しカム及び前
記上軸プーリの対向する端面に形成され、両者が接近
し、相対的回転角度が一定となったとき回転方向に係合
可能、且つ、軸方向に離間したとき非係合となるカム側
係合部及びプーリ側係合部と、前記上軸切離しカムを前
記上軸プーリと接触する方向に付勢する弾性部材と、前
記上軸切離しカムを上軸上で軸方向に、前記カム側係合
部がプーリ側係合部に係合する位置と非係合となる位置
との間で駆動可能のアクチエータと、を有してなり、前
記アクチエータが、前記上軸の回転角度が前記針棒の上
死点区間位相に対応する角度となるとき、前記上軸切離
しカムを上軸プーリから離間させるようにしたことを特
徴とするミシンの上軸クラッチ装置により、上記目的を
達成するものである。
【0011】又、前記上軸の回転角度を検出する上軸角
度検出手段を設け、前記アクチエータは、前記上軸角度
検出手段が、前記針棒の所定角度に対応する角度を検出
したとき、前記上軸切離しカムを上軸プーリから離間さ
せるようにしてもよい。
【0012】更に、前記アクチエータを、前記針棒を布
送り歯による布送り方向と交差方向に往復移動する針振
り装置を駆動するための針振り駆動装置における針振り
揺動リンクから構成し、且つ、この針振り揺動リンク
を、通常の針振り揺動角度範囲では、前記上軸切離しカ
ムを非駆動、前記針振り揺動角度範囲を越えて揺動した
とき前記上軸切離しカムを駆動可能となるようにしても
よい。
【0013】更に又、前記上軸切離しカムに、上軸の回
転角度に対応して前記上軸プーリ方向の高さが変化する
傾斜カム面を形成すると共に、前記アクチエータに、前
記傾斜カム面に接触可能位置又は非接触位置に駆動され
る接触部材を設け、前記カム面の上軸プーリ方向の高さ
は、前記針棒が上死点のとき最大、且つ、前記接触位置
にある接触部材に接触したとき、前記カム側係合部がプ
ーリ側係合部から離間するまで、前記傾斜カム面が押さ
れるように設定してもよい。
【0014】又、前記ミシンは、前記上軸プーリに離接
自在、且つ、接触時に、該上軸プーリにより回転駆動さ
れる下糸巻き軸を含む下糸巻き装置を備え、前記上軸プ
ーリによる下糸巻き駆動時に、前記アクチエータにより
前記カム側係合部を前記プーリ側係合部から離間させる
ようにしてもよい。
【0015】又、前記ミシンは、前記釜に収容したまま
のボビンに下糸を巻き取ることができる自動下糸糸巻き
装置を備え、この下糸自動巻き取り時に、前記アクチエ
ータにより前記カム側係合部を前記プーリ側係合部から
離間させるようにしてもよい。
【0016】更に又、前記ミシンは、前記下軸により駆
動される糸切りメスを備え、糸切り時に、針が上死点区
間に達したところで前記アクチエータにより前記カム側
係合部を前記プーリ側係合部から離間させ、ミシンモー
タの作動により、上軸が次の上死点区間に達したところ
でクラッチを連結させ、ミシンモータを停止するように
してもよい。
【0017】又、前記ミシンは、前記下軸と前記布送り
歯との間に、両者間の連結を遮断自在の空送り装置を備
え、この空送り装置の作動中に、前記アクチエータによ
り前記カム側係合部を前記プーリ側係合部から離間させ
るようにしてもよい。
【0018】この発明においては、上軸クラッチ装置に
より、下軸を回転させつつ、上軸を下軸と接続したり遮
断したりすることができる。
【0019】従って、下軸により布送りや下糸巻き、糸
切り動作をする際に上軸を停止させ、針棒と天秤を同時
に停止して、上糸の張力不安定、外れ等を防止すること
ができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の例を図
面を参照して詳細に説明する。
【0021】図1に示されるように、本発明の上軸クラ
ッチ装置10が適用されるミシン12(全体図示省略)
は、ミシンモータ13により布送り歯38と釜15(共
に図2参照)を作動する下軸14とを駆動し、この下軸
14から上軸16へベルト18により回転を伝達し、こ
の上軸16の回転によって針20Aを装着した針棒20
(図2参照)及び天秤22を駆動する構成とされてい
る。
【0022】前記上軸クラッチ装置10は、前記上軸1
6に、同軸的に相対回転自在に支持され、且つ、前記下
軸14により前記ベルト18を介して回転駆動される上
軸プーリ24と、前記上軸16に、相対回転不能、且
つ、前記上軸プーリ24に対して離接するように軸方向
摺動自在に支持された上軸切離しカム26と、この上軸
切離しカム26及び前記上軸プーリ24の対向する端面
に形成され、両者の相対的回転角度が一定で接近したと
き回転方向に係合可能、且つ、軸方向に離間したとき非
係合となるカム側係合部28及びプーリ側係合部30と
を備え、上軸16と一体の上軸切離しカム26及びその
一部であるカム側係合部28が、ベルト18により常時
回転されている上軸プーリ24及びその一部であるプー
リ側係合部30に係合したり、離間することによって、
下軸14の回転が上軸16に伝達され、あるいは遮断さ
れるようにしたものである。
【0023】前記上軸切離しカム26は、前記のよう
に、上軸プーリ24側にカム側係合部28を有し、且
つ、圧縮コイルばね32によって上軸プーリ24方向に
付勢されている。
【0024】前記上軸切離しカム26は、アクチエータ
34によって、上軸16上で軸方向に、前記カム側係合
部28がプーリ側係合部30に係合する位置と非係合と
なる位置との間で駆動可能とされている。
【0025】前記プーリ側係合部30は上軸16と略直
交する直線溝形状であって、カム側係合部28は、この
直線溝形状のプーリ側係合部30に嵌合する直線凸条と
され、両者が上軸16の回転方向に一致したとき嵌合
(係合)可能とされている。
【0026】図1の符号26Aは上軸16に半径方向に
植設されたピンを示し、このピン26Aが、上軸切離し
カム26に上軸16と平行に形成された長孔26B内を
摺動することによって、上軸切離しカム26が上軸16
に対して半径方向に係合したまま軸方向に往復動できる
ようにされている。
【0027】前記上軸切離しカム26には、その軸方向
中間位置に、前記アクチエータ34の接触部材34Aが
入り込む円周方向の溝26Cが形成されている。
【0028】この溝26Cの、前記上軸プーリ24側の
端面は上軸16と直交する平坦面36Aとされ、又、こ
れと対向する圧縮コイルばね32側の端面は、図1に示
されるように、上軸16の回転角度に対応して、上軸プ
ーリ24方向の突出高さが変化する傾斜カム面36とさ
れている。
【0029】前記アクチエータ34は、その接触部材3
4Aを、前記傾斜カム面36に接触しない状態で前記溝
26C内にあり、前記カム側係合部28がプーリ側係合
部30に係合する係合位置と、接触部材34Aが傾斜カ
ム面36側に移動され、これと接触して、前記カム側係
合部28がプーリ側係合部30から離脱するように押圧
可能な非係合位置の2つの位置に選択的に駆動するよう
にされている。
【0030】前記傾斜カム面36の、上軸プーリ24方
向への突出高さ、即ちカムリフトは、上軸16の回転と
共に傾斜カム面36が、非係合位置に駆動されている接
触部材34Aに接触して、前記圧縮コイルばね32を押
圧する方向に移動され、接触部材34Aが傾斜カム面3
6の最大リフト位置となったときに、前記カム側係合部
28がプーリ側係合部30から抜け出して、上軸切離し
カム26が上軸プーリ24と離間するように設定されて
いる。
【0031】ここで、前記傾斜カム面36の最大リフト
部分の、上軸16回転方向の位置は、前記針棒20の上
死点位置に対応する回転方向の角度位置のとき、前記カ
ム側係合部28がプーリ側係合部30から離脱するよう
に設定されている。
【0032】従って、接触部材34Aが傾斜カム面36
と接触可能な位置、即ち非係合位置に駆動され、上軸1
6の回転によって傾斜カム面36が非係合位置の接触部
材34Aに接触し、これによって圧縮コイルばね32を
圧縮する方向に移動され、カム側係合部28がプーリ側
係合部30から抜け出したときに、常に針棒20が上死
点位置となる。
【0033】次に前記アクチエータ34について説明す
る。
【0034】このアクチエータ34は、前記針棒20を
布送り歯38により布送り方向と交差方向に往復移動す
る針振り装置40(図2参照)を駆動するための針振り
駆動装置42における針振り揺動リンクであり、前記接
触部材34Aは、この針振り揺動リンクであるアクチエ
ータ34の先端に設けられている。
【0035】前記針振り駆動装置42は、前記上軸切離
しカム26の下側近傍において、ミシン上部(図示省
略)に固定されたSTM取付板44と、このSTM取付
板44に取り付けられ、中心の歯車46A(図3参照)
に揺動駆動力を出力する針振りSTM46と、前記歯車
46Aと噛み合うリンクギヤ48Aを有し、このリンク
ギヤ48Aを介して前記歯車46Aによって揺動される
針振りカム48と、一端に針振り接触軸50Aを有し、
この針振り接触軸50Aが前記針振りカム48の外周に
接触してそのカムリフト量に応じて揺動される針振りリ
ンク50と、を有してなり、前記歯車46Aの往復回転
により、針振りリンク50が軸50Bを中心として揺動
されるとき、これが揺動桿52を介して前記針振り装置
40に伝達されるように構成されている。
【0036】この実施の形態の例では、前記アクチエー
タ34は、前記針振りカム48のリンクギヤ48Aにこ
れと一体的に揺動するように取り付けられた操作リンク
35Aと、この操作リンク35Aが、前記リンクギヤ4
8Aと共に、通常の針振り揺動角度範囲(図3参照)を
越えて揺動誘導されたとき、図3において、揺動軸35
Bを中心として反時計方向に押圧揺動される被動リンク
35Cと、この被動リンク35Cの、前記操作リンク3
5Aと反対側の先端に、前記上軸切離しカム26の溝2
6C内に突出するように取り付けられた前記接触部材3
4Aと、前記被動リンク35Cを、図において時計方向
に付勢するばね35Dとから構成されている。
【0037】前記針振り駆動装置42における針振りS
TM46は、上軸クラッチ装置10を作動させて上軸1
6を下軸14から切り離す場合は、クラッチスイッチ5
5により制御装置54(図4参照)を介して前記リンク
ギヤ48Aが針振り区間を越えて図3において時計方向
に揺動するように制御されている。
【0038】図2の符号56は上軸16の回転を天秤2
2の揺動運動に変換するための天秤クランク、58はこ
の天秤クランク56に連動して、針棒20上端の針棒抱
き60に揺動運動を伝達するための針棒クランクをそれ
ぞれ示す。なお、前記揺動桿52の他端は、前記針棒2
0の上端に連結されている。
【0039】次に、上記実施の形態の例に係る上軸クラ
ッチ装置10の作用について説明する。
【0040】通常の、上軸16をミシンモータ13から
切り離さない縫製中は、ミシンモータ13の回転は、下
軸14、ベルト18、上軸プーリ24及びこれと係合し
ている上軸切離しカム26を介して上軸16に伝達され
る。
【0041】このとき、前記針振りSTM46は、図3
の針振り揺動角度範囲S内でリンクギヤ48Aを、歯車
46Aを介して揺動させ、これによって、針振りカム4
8の揺動に従う針振り接触軸50Aに揺動が生じても、
これは、揺動桿52を介して前記針振り装置40に伝達
されるのみであって、アクチエータ34が駆動されるこ
とはない。
【0042】上軸クラッチ装置10を作動させる場合
は、オペレータのクラッチスイッチ55のONにより制
御装置54を介して針振りSTM46を作動させ、その
歯車46Aによって、前記リンクギヤ48Aを前記針振
り揺動角度範囲Sを越えて図3において時計方向に揺動
させる。
【0043】これにより、リンクギヤ48Aに連結され
ている操作リンク35Aが大きく時計方向に揺動され、
前記被動リンク35Cを、揺動軸35Bを中心として反
時計方向に揺動させる。
【0044】従って、被動リンク35C先端の接触部材
34Aは、上軸切離しカム26の溝26C内で図におい
て左方向に、前記非係合位置まで駆動される。
【0045】接触部材34Aが図において左行したと
き、図5に示されるように、これが傾斜カム面36に接
触しない場合、傾斜カム面36は上軸16と共に回転し
ているので、傾斜カム面36のリフト部分が接触部材3
4Aの位置にきたとき、上軸切離しカム26は接触部材
34Aにより圧縮コイルばね32の付勢力に抗して、図
において左方向に駆動され、図6に示されるように、カ
ム側側係部28がプーリ側係合部30から抜け出す。
【0046】従って、上軸プーリ24は空転してその回
転が上軸切離しカム26を介して上軸16に伝達される
ことがない。
【0047】接触部材34Aが左行し、直ちに傾斜カム
面36のリフト部分に接触したときは、そのまま傾斜カ
ム面36を圧縮コイルばね32の付勢力に抗して図にお
いて左方向に押して、カム側係合部28をプーリ側係合
部30から係合離脱させる。
【0048】上軸16には、図2に示されるように、針
棒20及び天秤22が連動されているので、上軸16が
停止することによって、これら針棒20及び天秤22の
運動が停止される。
【0049】このとき、上軸プーリ24は、上軸16か
ら切り離された状態でベルト18により回転駆動される
ので、下軸14は停止されることがない。即ち、下軸1
4の回転した状態で針棒20の上下動及び天秤22の動
きを停止することができる。
【0050】このため、後述の、下軸14により駆動さ
れるボビン自動下糸巻き装置による下糸巻きの際に、天
秤22が停止されているため、天秤22からの上糸外れ
が防止され、下糸巻き中のボビンのあばれ音が低減され
る。
【0051】又、下軸14の駆動により、糸切りメスを
作動させる糸切り装置において、糸切りの動作完了が主
軸の上停止位置を越えて針が下がってしまうために、も
う1回転して上停止する必要がある場合、その1回転の
とき天秤22が停止しているため、天秤22から上糸が
外れることがない。
【0052】更に又、布空送り装置において、空送り中
に天秤22が停止しているため、上糸が安定し、上糸が
天秤から外れることがなくなる。又、ミシン頭部上方に
配置した後述のボビン糸巻き装置のクラッチ機構とし
て、前記上軸クラッチ装置10を適用することができ
る。
【0053】上軸クラッチ装置10を接続位置に戻す場
合は、制御装置54によって、針振りSTM46を駆動
し、その歯車46Aにより、リンクギヤ48Aを通常の
針振り揺動角度範囲に、図3において反時計方向に戻
す。これにより、操作リンク35Aが被動リンク35C
から離間し、操作リンク35Aはばね35Dの引張力に
よって図3において時計方向に戻され、アクチエータ3
4先端の接触部材34Aは、溝26C内で上軸プーリ2
4方向に移動される。
【0054】従って、接触部材34Aは傾斜カム面36
から離間することになり、上軸切離しカム26は圧縮コ
イルばね32の復元力によって図3において右行し、カ
ム側係合部28とプーリ側係合部30の回転方向の位置
が一致したとき、両者が係合し、上軸16が回転駆動さ
れ、通常の縫製状態に戻る。
【0055】次に、図7を参照して、前記上軸クラッチ
装置10を、下糸巻き装置62によりボビン62Aに下
糸を巻き取る際に、上軸16の回転を停止させるように
した構成について説明する。
【0056】この実施の形態の例においては、前記下糸
巻き装置62によって下糸巻きが開始される際に、リミ
ットスイッチ62BのON信号により、前記制御装置5
4が、針振りSTM46を駆動させて、前述と同様の工
程で上軸切離しカム26を上軸プーリ24から切り離す
ようにされている。
【0057】具体的には、ボビン62Aがセットされる
下糸巻き軸62Cの下端にはピンチローラ62Dが取り
付けられ、このピンチローラ62Dを、前記上軸プーリ
24の側面に押し付けることによって、該上軸プーリ2
4の回転がピンチローラ62Bを介して下糸巻き軸62
Cに伝達され、糸巻き(図示省略)からの糸が下糸巻き
軸62Cにセットされたボビン62Aに巻き取られるよ
うにしたものである。
【0058】ここで、前記下糸巻き軸62Cを回転自在
に支持する支持部材62Eは、鉛直方向の回転軸62F
を中心として前記ピンチローラ62Dが上軸プーリ24
の側面に圧接する位置とこれから離間する位置との間で
揺動可能とされ、且つこの揺動は、リミットスイッチ6
2Bによって検出されるようになっている。
【0059】図7の符号62Gは糸巻き量調整板であっ
て、この糸巻き量調整板62Gの外周がボビン62Aに
巻き取られた糸に外接する。ボビン62Aに糸が所定量
巻かれると、作業者はミシンモータ13を停止して、ボ
ビン62Aを糸巻き調節板62Gの当接位置から戻す
と、リミットスイッチ62BがオフされCPUはクラッ
チを連結して縫製可能状態に待機する。なお、ボビン6
2Aに糸が所定量巻かれると、ボビン62Aに糸巻調整
板62Gの当接位置から自動的に戻る機構を加えて、C
PUはミシン停止とクラッチを連結を自動的に行っても
よい。
【0060】従って、この下糸巻き装置62によりボビ
ン62Aに下糸を巻き取る場合、ボビン62Aに下糸の
先端をセットして、ピンチローラ62Dが上軸プーリ2
4に圧接した方向に押すと、これがリミットスイッチ6
2Bによって検出され、該リミットスイッチ62BのO
N信号によって、前記制御装置54は針振りSTM46
を駆動し、前述と同様にして、アクチエータ34が駆動
され、上軸切離しカム26は上軸プーリ24から離間さ
れ、上軸16の回転が遮断される。
【0061】従って、針棒20や天秤22の運動を停止
した状態で、ボビン62Aに下糸を巻き取ることができ
る。
【0062】上記上軸クラッチ装置10を、釜15から
ボビンを取り外すことなくボビンに下糸を供給すること
もできる、例えば特開平11−47480号公報に開示
されるような下糸糸巻き装置に利用することができる。
【0063】これは、例えば図4に示されるように、下
糸糸巻きスイッチ64の信号を、前記制御装置54に入
力させ、これにより、前述と同様に、下糸糸巻き開始時
に針振りSTM46を駆動して、上軸切離しカム26を
上軸プーリ24から切り離すようにする。
【0064】このようにすれば、自動下糸巻き中に、針
棒20及び天秤22の運動を停止させることができるの
で、上糸及び上糸の張力の安定、上糸の外れ防止、糸巻
き中のボビンあばれ音の低減を図ることができる。
【0065】更に、糸切り装置により糸を切断する際
に、上記上軸クラッチ装置10を上軸16の回転を停止
させる場合に用いることができる。
【0066】この場合、縫製の終了に際して縫い糸を切
断する場合には、まずミシン針20Aが下死点区間で停
止した状態で糸切りスイッチ66をオンすると、周知の
糸切りソレノイドがオンされて糸切り装置がミシン下軸
14の回転により作動可能状態とされ、ミシンモータ1
3の作動により上軸16が前記下死点区間の位相から上
死点区間位相を挟む糸切り動作区間の間で可動メスが作
動して縫い糸の切断が行われる。この時、糸切り動作区
間の終了時の位相が上死点を超えて下がり始めたところ
までオーバーランする糸切り装置がある。この時、糸切
り中に上死点位相区間に達したところで上軸16が停止
するように上軸16が所定角度のときに上軸クラッチ装
置を作動させて針20Aの下降と天秤22の揺動を停止
すると共に、その後糸切りが完了して糸切り装置が作動
停止した後もミシンモータ13の作動を継続し、次に上
軸16が上死点位相区間に達するに相当する下軸14を
駆動したところで上軸クラッチを連結すると共にミシン
モータ13を停止するようにした。
【0067】このように上記構成によれば、糸切り装置
と上軸クラッチを組み合せることによって、糸切り後に
針20Aと天秤22を同時に上死点区間位相で停止する
ことができるから、上糸が無用に引き出されたりせず、
次の縫製開始時に糸締まりが良好な縫目を安定して形成
することができる。
【0068】更に又、上記上軸クラッチ装置10を、布
空送り装置によって布を空送りする場合に利用して、そ
の間上軸16を回転停止させることができる。
【0069】例えば、ミシン12により刺繍縫いをする
場合、図4に示されるように、予めROMカード68に
内蔵されている模様から、使用者が特定の模様を選択
し、刺繍縫いスイッチ70をONすると、その選択され
た模様から、模様が飛んでいる箇所、即ち布を空送りす
る箇所が分かる。
【0070】従って、制御装置54により、ROMカー
ド68の情報に基づいて模様が飛んでいるとき、前記針
振りSTM46を駆動して、前述と同様の手順で上軸プ
ーリ24から上軸切離しカム26を切り離すようにさせ
る。
【0071】なお、上記実施の形態の例において、アク
チエータ34は、針振り駆動装置42によって駆動され
るようになっているが、本発明はこれに限定されるもの
でなく、他のアクチエータ、例えばソレノイド等によっ
て駆動されるようにしてもよい。
【0072】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、下
軸を回転させつつ、上軸を下軸と接続したり遮断するこ
とができ、従って、下軸により布送りや下糸巻き、糸切
り動作をする際に上軸を停止させ、針棒と天秤を同時に
停止して上糸の張力不安定、外れ等を防止することがで
きる。
【0073】更に、上軸プーリにより下糸巻きをする場
合にも、上軸プーリを回転させつつ、上軸の回転を停止
させることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例に係る上軸クラッチ装
置を示す斜視図
【図2】同上軸クラッチ装置が適用されたミシンの針棒
及び天秤近傍を示す斜視図
【図3】同上軸クラッチ装置を拡大して示す側面図
【図4】同上軸クラッチ装置が適用されたミシンの制御
系の要部を示すブロック図
【図5】同上軸クラッチ装置の作用を示す図3と同様の
側面図
【図6】同上軸クラッチ装置の作用を示す図3と同様の
側面図
【図7】上軸プーリにより駆動される下糸巻き装置を備
えたミシンに上記上軸クラッチ装置を適用した例を示す
斜視図
【符号の説明】
10…上軸クラッチ装置 12…ミシン 13…ミシンモータ 14…下軸 16…上軸 18…ベルト 20…針棒 20A…針 22…天秤 24…上軸プーリ 26…上軸切離しカム 28…カム側係合部 30…プーリ側係合部 32…圧縮コイルばね 34…アクチエータ 34A…接触部材 36…傾斜カム面 38…布送り歯 40…針振り装置 42…針振り駆動装置 46…針振りSTM 48A…リンクギヤ 54…制御装置 62…下糸巻き装置 62A…ボビン 62B…リミットスイッチ 64…下糸糸巻きスイッチ 66…糸切りスイッチ 68…ROMカード
フロントページの続き Fターム(参考) 3B150 AA01 CE01 CE03 CE05 DB03 DB08 FK01 FK06 GE01 JA15 JA19 JA26 JA36 LA04 LA07 LA31 LB02 NA02 NA07 NA48 NA71 NA76 NB02 NB16 NC02 QA06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミシンモータにより少なくとも釜を作動す
    る下軸を駆動し、この下軸から上軸へベルトにより回転
    を伝達し、この上軸の回転によって針を装着した針棒及
    び天秤を上下動させる構成のミシンの上軸クラッチ装置
    において、前記上軸に、同軸的に相対回転自在に支持さ
    れ、且つ、前記下軸により前記ベルトを介して回転駆動
    される上軸プーリと、前記上軸とともに回転し、且つ、
    前記上軸プーリに対して離接するように軸方向摺動自在
    に支持された上軸切離しカムと、この上軸切離しカム及
    び前記上軸プーリの対向する端面に形成され、両者が接
    近し、相対的回転角度が一定となったとき回転方向に係
    合可能、且つ、軸方向に離間したとき非係合となるカム
    側係合部及びプーリ側係合部と、前記上軸切離しカムを
    前記上軸プーリと接触する方向に付勢する弾性部材と、
    前記上軸切離しカムを、前記カム側係合部がプーリ側係
    合部に係合する位置と非係合となる位置との間で上軸に
    沿って軸方向に駆動可能のアクチエータと、を有してな
    り、前記アクチエータが、前記上軸の回転角度が前記針
    棒の上死点区間位相に対応する角度となるとき、前記上
    軸切離しカムを上軸プーリから離間させるようにしたこ
    とを特徴とするミシンの上軸クラッチ装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記上軸の回転角度を
    検出する上軸角度検出手段を設け、前記アクチエータ
    は、前記上軸角度検出手段が、前記針棒の所定角度に対
    応する角度を検出したとき、前記上軸切離しカムを上軸
    プーリから離間させるようにしたことを特徴とするミシ
    ンの上軸クラッチ装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記アクチエータを、
    前記針棒を布送り歯による布送り方向と交差方向に往復
    移動する針振り装置を駆動するための針振り駆動装置に
    おける針振り揺動リンクから構成し、且つ、この針振り
    揺動リンクを、通常の針振り揺動角度範囲では、前記上
    軸切離しカムを非駆動、前記針振り揺動角度範囲を越え
    て揺動したとき前記上軸切離しカムを駆動可能となるよ
    うにしたことを特徴とするミシンの上軸クラッチ装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3において、前記上軸切
    離しカムに、上軸の回転角度に対応して前記上軸プーリ
    方向の高さが変化する傾斜カム面を形成すると共に、前
    記アクチエータに、前記傾斜カム面に接触可能位置又は
    非接触位置に駆動される接触部材を設け、前記カム面の
    上軸プーリ方向の高さは、前記針棒が上死点のとき最
    大、且つ、前記接触位置にある接触部材に接触したと
    き、前記カム側係合部がプーリ側係合部から離間するま
    で、前記傾斜カム面が押されるように設定されたことを
    特徴とするミシンの上軸クラッチ装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかにおいて、前記
    ミシンは、前記上軸プーリに離接自在、且つ、接触時
    に、該上軸プーリにより回転駆動される下糸巻き軸を含
    む下糸巻き装置を備え、前記上軸プーリによる下糸巻き
    駆動時に、前記アクチエータにより前記カム側係合部を
    前記プーリ側係合部から離間させるようにしたことを特
    徴とするミシンの上軸クラッチ装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかにおいて、前記
    ミシンは、前記釜に収容したままのボビンに下糸を巻き
    取ることができる自動下糸糸巻き装置を備え、この下糸
    自動巻き取り時に、前記アクチエータにより前記カム側
    係合部を前記プーリ側係合部から離間させるようにした
    ことを特徴とするミシンの上軸クラッチ装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のいずれかにおいて、前記
    ミシンは、前記下軸により駆動される糸切りメスを備
    え、糸切り時に、針が上死点区間に達したところで前記
    アクチエータにより前記カム側係合部を前記プーリ側係
    合部から離間させ、ミシンモータの作動により、上軸が
    次の上死点区間に達したところでクラッチを連結させ、
    ミシンモータを停止するようにしたことを特徴とするミ
    シンの上軸クラッチ装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7のいずれかにおいて、前記
    ミシンは、前記下軸と前記布送り歯との間に、両者間の
    連結を遮断自在の空送り装置を備え、この空送り装置の
    作動中に、前記アクチエータにより前記カム側係合部を
    前記プーリ側係合部から離間させるようにしたことを特
    徴とするミシンの上軸クラッチ装置。
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