JP2009056944A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】カーカスの折り返し端をベルト層に挟み込んだ構造の耐久性と操縦安定性の高いタイヤを、特別超幅広のカーカス材を用意することなく、既存サイズのカーカス材を使用して容易に生産可能にした空気入りラジアルタイヤを提供する。
【解決手段】2層のカーカスA,Bをトレッド部1から左右のサイドウォール部2を経てビード部3に至らせ、その両端を左右のビードコア4,4の周りにタイヤ内側から外側に折り返し、カーカスA,Bの外周側にベルト層6を配置し、カーカスA,Bのタイヤ幅方向の全幅を実質的に同一長さにすると共に、タイヤ幅方向に互いに逆方向にオフセットさせ、カーカスA,Bの両端部の左右のビードコア4からの折り返し長さを互いに異ならせ、その折り返し長さが短い方をビードコア4の近傍で終端させ、折り返し長さが長い方を前記ベルト層端部6eのタイヤ幅方向内側まで延長させて終端させたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気入りラジアルタイヤに関し、更に詳しくは、カーカスの折り返し端をベルト層に挟み込んだ構造の耐久性及び操縦安定性に優れたタイヤを特別超幅広のカーカス材を用意することなく容易に製造可能にした空気入りラジアルタイヤに関する。
最近、空気入りラジアルタイヤの耐久性と操縦安定性を向上する対策として、カーカスを幅広のカーカスと幅狭のカーカスとの2層構造にし、図3に例示するように、そのうちの幅狭のカーカスDは、両端部をそれぞれ左右一対のビードコア4,4の周りにタイヤ内側から外側に折り返し、そのビードコア4の近傍で終端させるのに対して、幅広のカーカスCは、両端部をトレッド部のベルト層6の内側にまで延長させて、ベルト層6に挟み込むようにした構造のものが使用されるようになっている(例えば、特許文献1)。
しかし、このようなタイヤ構造をタイヤ断面幅が大きいタイヤやタイヤ断面高さが大きい空気入りラジアルタイヤに適用した場合、タイヤ内側のペリフェリー長さが非常に大きなものになるため、少なくとも上記幅広のカーカスに対しては既存のカーカス材には適用可能なサイズが存在しないため、特別超幅広のカーカス材を製造したり、これを取り扱うための特別な設備を用意することなどが必要になる。その上に、2種類の寸法の異なるカーカス材を生産・管理することが必要になるので作業が繁雑化し、タイヤの生産性が著しく低下するという問題があった。
特開2004−352174号公報
本発明の目的は、カーカスの折り返し端をベルト層に挟み込んだ構造の耐久性と操縦安定性に優れたタイヤを、特別超幅広のカーカス材を用意することなく、既存サイズのカーカス材を使用するだけで容易に生産可能にした空気入りラジアルタイヤを提供することにある。
上記目的を達成する本発明の空気入りラジアルタイヤは、2層のカーカスをトレッド部から左右のサイドウォール部を経てビード部に至らせ、その両端をそれぞれ左右のビードコアの周りにタイヤ内側から外側に折り返し、該カーカスの外周側にベルト層を配置した空気入りラジアルタイヤにおいて、前記2層のカーカスのタイヤ幅方向の全幅を実質的に同一長さにすると共に、タイヤ幅方向に対して互いに逆方向にオフセットさせることにより、各カーカスの両端部の前記左右のビードコアからの折り返し長さを互いに異ならせ、それぞれ前記2層のカーカスの折り返し長さが短い方を前記ビードコアの近傍で終端させ、折り返し長さが長い方を前記ベルト層端部のタイヤ幅方向内側まで延長させて終端させたことを特徴とする。
また、前記左右のタイヤサイド部間で前記折り返し長さが短い方の長さ及び折り返し長さが長い方の長さは、互いに同一にすることが好ましい。
前記折り返し長さが長い方の終端が前記ベルト層端部からタイヤ幅方向内側に延長する長さは、前記ベルト層最大幅の10%〜30%にするとよく、前記折り返し長さが短い方の終端から直近のビードトウまでの直線距離は20〜40mmにするとよい。
タイヤがネガティブキャンバーに設定された車両に装着される場合には、左右のタイヤサイド部のうち、前記折り返し長さの短い方が前記折り返し長さの長い方の外側に折り返されたタイヤサイド部を、車両装着時の車両外側にするようにするとよく、これにより乗り心地性と荷重耐久性を調和させることができる。このとき、折り返し長さが短い方の終端からタイヤ外表面までのゴム厚さを2.0mm以上にするとよい。
また、本発明は、タイヤ断面の呼び幅が275mm以上および/または偏平率が50%以下の空気入りラジアルタイヤに適用することができる。
本発明の空気入りラジアルタイヤは、タイヤ幅方向の全幅が実質同一長さを有する2層のカーカスをタイヤ幅方向に対して互いに逆方向にオフセットさせることにより、各カーカスの両端部が左右のビードコアを折り返す長さを互いに異ならせ、それぞれ2層のカーカスにおける折り返し長さが短い方をビードコアの近傍で終端させ、折り返し長さが長い方をベルト層端部のタイヤ幅方向内側まで延長させて終端させるようにしたので、従来のように幅サイズの異なる2種類のカーカス材を使用することなく、同一サイズのカーカス材を使用するだけで、カーカスの折り返し端をベルト層に挟み込んだ構造の耐久性と操縦安定性とに優れた空気入りラジアルタイヤを容易に得ることができる。また、特別に超幅広のカーカス材を製造する特別の設備を用意する必要がないため、高い生産性の下に上述した高性能のタイヤを製造することができる。
図1は、本発明の空気入りラジアルタイヤの実施形態の一例を示す断面図であり、図2は、図1におけるカーカスの配置構成を模式的に示す説明図である。
図1,2において、空気入りラジアルタイヤは、トレッド部1、左右のサイドウォール部2及びビード部3から構成され、2層構造のカーカスA,Bが、トレッド部1から左右のサイドウォール部2,2を経てビード部3,3に至り、ビードコア4,4に装架されている。トレッド部1のカーカスA,Bの外周側には2層のスチールコードのベルト層6が層間でコードを交差させるように配置され、その外周側に補強コードをタイヤ周方向に対し0°〜10°の低角度で螺旋状に巻き付けた2層のベルトカバー層7が配置される。
2層のカーカスA,Bは、タイヤ幅方向の全幅を実質的に同一長さにすると共に、タイヤ幅方向に対して互いに逆方向にオフセットして配置されている。そのオフセットさせた2層のカーカスA,Bがそれぞれ両端部を左右のビードコア4,4から折り返すことにより、左右の折り返し長さを互いに異ならせている。
すなわち、内外2層のカーカスA,Bのうち、外層のカーカスAは、図の左側の折り返し端Laをビードコア4の近傍でビードフィラー5の側部で終端させているのに対して、右側の折り返し端Haはサイドウォール部2を経てベルト層6の端部6eからタイヤ幅方向内側まで延長するように終端させている。これに対して、内層のカーカスBは、図の右側の折り返し端Lbをビードコア4の近傍でビードフィラー5の側部で終端させているのに対して、左側の折り返し端Hbはベルト層6の端部6eからタイヤ幅方向内側まで延長するように終端させている。これより、図の左側ではカーカスAの短い折り返し端LaをカーカスBの長い折り返し部が覆うのに対して、図の右側ではカーカスAの長い折り返し部の外側にカーカスBの短い折り返し端Lbが積層する左右非対称の構造になっている。
このように、カーカス幅が実質同一長さの2層のカーカスA,Bを使用するが、互いに逆方向にオフセットさせて配置することにより、幅の異なる2種類のカーカス材を使用することなく、カーカスの折り返し端をベルト層に挟み込んだ構造の耐久性と操縦安定性に優れた空気入りラジアルタイヤを得ることができる。したがって、タイヤ断面幅の大きいタイヤやタイヤ断面高さの大きいタイヤを製造する場合であっても、既存サイズのカーカス材をそのまま使用すればよく、特別に超幅広のカーカス材を用意する必要がない。したがって、特別に幅広のカーカス材を製造する特別の設備も用意する必要がなく、また、タイヤ製造時に2種類の寸法の異なるカーカス材を生産・管理する必要がないため、成形時に使用するカーカスラックやサービサーの段数を減らすことできて作業性が簡素化されるので、高い生産性の下に高性能のタイヤを製造することができる。
本発明の空気入りラジアルタイヤは、図1及び2に示す例のように、2層のカーカスにおける折り返し長さが短い方の長さ及び折り返し長さが長い方の長さが、それぞれ左右のタイヤサイド部間で互いに同一になるように構成されていることが好ましい。図1では、左側の長い折り返し端Hbと直近のビードトウとの直線距離DHbが、右側の長い折り返し端Haと直近のビードトウとの直線距離DHaと同一であると共に、左側の短い折り返し端Laと直近のビードトウとの直線距離DLaが、右側の短い折り返し端Lbと直近のビードトウとの直線距離DLbと同一になっている。
このように左右のタイヤサイド部間で、折り返し長さが短い方の直線距離DLa,DLb同士及び長い方の直線距離DHa,DHb同士が共に同一長さに設定されることによりタイヤのユニフォミティが向上し優れた動バランスを得ることができ、走行時の振動を減らすことができる。このようなカーカスA,Bの配置構成は、タイヤセンターラインCLに対するカーカスAの幅方向のオフセット量と、カーカスBの反対方向へのオフセット量とを、ほぼ同一にすることにより調製することができる。
2層のカーカスの折り返し端のうち、左右の長い折り返し端Ha,Hbがそれぞれのベルト層端部6eからタイヤ幅方向内側に延長する長さE(ビット長)は、ベルト層6の最大幅Wの10%〜30%にするとよい。長さEがベルト層最大幅Wの10%より小さいと、折り返し端Ha,Hbのベルト層6への挟み込みが不足し、タイヤ耐久性や操縦安定性を十分に得ることができなくなる。また、ベルト層最大幅Wの30%を超えると、耐久性や操縦安定性の向上効果は飽和し、かつタイヤ成形時にカーカス端部の折り返し作業が困難になるため生産性が低下する。
左右の短い折り返し端La,Lbと直近のビードトウとの直線距離DLa,DLbは20〜40mmにするとよい。直線距離DLa,DLbが20mmより小さいと、カーカスがビードコアから抜けやすくなり、タイヤ故障の原因になる。また、40mmより大きいと、それぞれの折り返し端La,Lbが、繰り返し変形が大きいフレックスゾーンに入るため、その端部に応力が集中して耐久性が低下する。
上述した本発明の空気入りラジアルタイヤは、左右のタイヤサイド部において、一方のタイヤサイド部では2層のカーカスのうちの折り返し長さの短い折り返し端が、長い折り返し部に覆われているのに対して、他方のタイヤサイド部では、逆に長い折り返し部の上に短い折り返し端が重なっており、左右非対称構造になっている。この左右非対称構造の空気入りラジアルタイヤを車両に装着するとき、いずれの側のタイヤサイド部を車両内側にし、車両外側にするかは特に限定されない。
しかし、車両の取り付けが、ネガティブキャンバーに設定されている車両に対する本発明タイヤの装着は、好ましくは図1の例のように、カーカスの折り返し長さの短い折り返し端Lbが長い折り返し部の外側に折り返された側のタイヤサイド部を、車両装着時の車両外側に配置するようにするとよい。車両外側のタイヤサイド部は、短い折り返し端Lbが長い折り返し部に覆われていないため、タイヤ剛性が低くなり、乗り心地性を良好にする。同時に、車両内側では、ネガティブキャンバーにより高い接地圧を受けるが、短い折り返し端Laが長い折り返し部に覆われているためタイヤ剛性が高く、良好な耐荷重性を維持することができるからである。
このように車両外側において、カーカスの短い折り返し端Lbが長い折り返し部に覆われていないタイヤサイド部では、その短い折り返し端Lbからタイヤ外表面までのゴム厚さを2.0mm以上にするとよい。折り返し端Lbの外側のゴム厚さが2.0mm未満であると、耐久性を確保することが難しくなる。
本発明のタイヤは、タイヤサイズに関係なく適用できるが、特にタイヤ断面の呼び幅が275mm以上および/または偏平率が50%以下の空気入りラジアルタイヤに適用する場合に好適である。このようなタイヤサイズのタイヤは、いずれもタイヤ内側のペリフェリー長さが非常に大きいので、本発明のタイヤ構成を適用することにより、カーカス幅が既存サイズのカーカス材を使用しながら、高い生産性の下で耐久性および操縦安定性に優れた高性能タイヤを容易に生産することができる。本発明において、タイヤ断面の呼び幅および偏平率は、JATMAの規定に基づくものとする。
以下、実施例によって本発明をさらに説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1〜3
タイヤサイズが305/45R22で、図1のタイヤ構造を有する超偏平ラジアルタイヤを製造するに当たり、タイヤ幅方向の全幅が同一長さの2層のカーカスをタイヤ幅方向に対して互いに逆方向にオフセットして配置することを共通条件とし、カーカス材のカーカス幅、各カーカス両側の折り返し端と直近のビードトウとの直線距離DLa,DLb,DHa,DHb及び折り返し端Ha,Hbとベルト層端部6eとの距離Eがベルト層最大幅Wに対する割合(%)を表1に示すように異ならせた3種類の空気入りラジアルタイヤ(本発明タイヤ1〜3)を製作した。また、比較例1として、図3に示すタイヤ構造であって、表1のようにカーカス幅が異なる2層のカーカスを左右対称に配置したことを除き、実施例1と同様にして空気入りラジアルタイヤ(比較タイヤ1)を製作した。
得られた4種類の空気入りラジアルタイヤについて、本発明タイヤは、カーカスの短い折り返し端Lbが位置するタイヤサイド部側が車両外側になるように、ネガティブキャンバーに設定された車両に装着して、それぞれ荷重耐久性、操縦安定性および乗り心地性を下記の方法により評価し、その結果を表1に示す。
[荷重耐久性]
得られた空気入りラジアルタイヤを、22×11.0Jのリムにリム組みし、直径1707mmのドラム試験機を用い、周辺温度を25±3℃に制御し、キャンバー角±3°(−はネガティブキャンバーの時)、スリップ角0°、空気圧330kPa、荷重をJATMA Y/Bに規定された最大荷重とし、速度81km/hにて2時間予備走行を行なった後、荷重を前記最大荷重の151%にした他は、予備走行と同じ条件で連続走行させ、タイヤ故障が起きるまでの走行距離を測定した。評価結果は、比較例1を100とする指数として示し、この指数値が大きいほど耐久性が優れていることを意味する。
[操縦安定性]
得られた空気入りラジアルタイヤを、22×11.0Jのリムにリム組みし、国産の排気量4.7リットルの車両に、装着方向が決められたとおりに装着し、空気圧240kPaの条件で、熟練したテストドライバーが、直進走行時及びレーンチェンジ時の操縦安定性を官能評価した。評価結果は、比較例1を100とする指数とし、この指数値が大きいほど操縦安定性が優れることを意味する。
[乗り心地性]
得られた空気入りラジアルタイヤを、22×11.0Jのリムにリム組みし、国産の排気量4.7リットルの車両に、装着方向が決められたとおりに装着し、空気圧240kPaの条件で、凹凸を有するテストコースを50km/hで実車走行させ、専門パネラー3名による感応評価を行った。評価結果は、比較例1を100とする指数として示し、この指数値が大きいほど乗心地性が優れていることを意味する。
Figure 2009056944
実施例4〜6
実施例1〜3で得た本発明タイヤ1〜3を、それぞれネガティブキャンバーに設定された車両に対する取り付けを、車両内外の位置を反転させたことを除き、実施例1〜3と同じ方法で、荷重耐久性、操縦安定性および乗り心地性を評価し、その結果を表2に示した。
Figure 2009056944
本発明の実施形態からなる空気入りラジアルタイヤの子午線方向断面図である。 図1の空気入りラジアルタイヤのカーカスの配置を模式的に示す説明図である。 従来の空気入りラジアルタイヤにおける図2に相当する説明図である。
符号の説明
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 ビードコア
5 ビードフィラー
6 ベルト層
6e ベルト層端部
A,B カーカス
CL タイヤセンターライン

Claims (8)

  1. 2層のカーカスをトレッド部から左右のサイドウォール部を経てビード部に至らせ、その両端をそれぞれ左右のビードコアの周りにタイヤ内側から外側に折り返し、該カーカスの外周側にベルト層を配置した空気入りラジアルタイヤにおいて、
    前記2層のカーカスのタイヤ幅方向の全幅を実質的に同一長さにすると共に、タイヤ幅方向に対して互いに逆方向にオフセットさせることにより、各カーカスの両端部の前記左右のビードコアからの折り返し長さを互いに異ならせ、それぞれ前記2層のカーカスの折り返し長さが短い方を前記ビードコアの近傍で終端させ、折り返し長さが長い方を前記ベルト層端部のタイヤ幅方向内側まで延長させて終端させた空気入りラジアルタイヤ。
  2. 前記左右のタイヤサイド部間で、前記折り返し長さが短い方の長さ及び折り返し長さが長い方の長さを互いに同一にした請求項1に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  3. 前記折り返し長さが長い方の終端が前記ベルト層端部からタイヤ幅方向内側に延長する長さを、前記ベルト層最大幅の10%〜30%にした請求項1又は2に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  4. 前記折り返し長さが短い方の終端から直近のビードトウまでの直線距離を20〜40mmにした請求項1,2又は3に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  5. 左右のタイヤサイド部のうち、前記折り返し長さの短い方が前記折り返し長さの長い方の外側に折り返されたタイヤサイド部を、車両装着時の車両外側にした請求項1〜4のいずれかに記載の空気入りラジアルタイヤ。
  6. 前記折り返し長さが短い方の終端からタイヤ外表面までのゴム厚さを2.0mm以上にした請求項5に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  7. タイヤ断面の呼び幅が275mm以上である請求項1〜6のいずれかに記載の空気入りラジアルタイヤ。
  8. 偏平率が50%以下の偏平タイヤである請求項1〜7のいずれかに記載の空気入りラジアルタイヤ。
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