JP2009034322A - 弾球遊技機の発射ハンドル - Google Patents

弾球遊技機の発射ハンドル Download PDF

Info

Publication number
JP2009034322A
JP2009034322A JP2007200818A JP2007200818A JP2009034322A JP 2009034322 A JP2009034322 A JP 2009034322A JP 2007200818 A JP2007200818 A JP 2007200818A JP 2007200818 A JP2007200818 A JP 2007200818A JP 2009034322 A JP2009034322 A JP 2009034322A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
detection
detection switch
face cover
game
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007200818A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuaki Sugawara
和秋 菅原
Soshi Hasebe
宗士 長谷部
Tomohiro Saito
友浩 齋藤
Tomoya Hasegawa
朋也 長谷川
Hideji Tanaka
秀治 田中
Naoshi Kureyama
直志 呉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympia KK filed Critical Olympia KK
Priority to JP2007200818A priority Critical patent/JP2009034322A/ja
Publication of JP2009034322A publication Critical patent/JP2009034322A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】メダルやコイン等の異物によって回動リングを固定しながら遊技するという不正行為を確実に阻止できると共に、長時間の遊技に伴う疲労を軽減することができる弾球遊技機の発射ハンドルを提供する。
【解決手段】遊技者によって手動操作される回動リング10の回動量をロータリエンコーダ12で検出し、その検出信号に基づいて遊技球の発射強度が調整される発射ハンドルにおいて、回動リング10を回転方向に角度規制されていないエンドレスタイプとなし、この回動リング10の内側に前方へ付勢された検知体11を配置すると共に、検知体11の後方に検出スイッチ15を配置し、フェースカバー9と回動リング10間の隙間Sにコイン等の異物が挿入され、その挿入力により検知体11が後退して検出スイッチ15をオン動作させると、ロータリエンコーダ12の出力が初期値にリセットされて遊技球の発射を停止するようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、遊技盤の遊技領域に遊技球を打ち出す弾球遊技機の発射ハンドルに関するものである。
パチンコ機に代表される弾球遊技機の発射ハンドルは、通常、弾球遊技機の前面枠下方に固定されて前方へ突出するベース体と、このベース体の前端部に固定された円椀状のフェースカバーと、これらベース体とフェースカバーとの間に回動可能に配置された回動リング等を備えており、回動リングはトーションばねの弾発力によって所定の初期位置へ回動付勢されるようになっている。回動リングは遊技者によって手動操作される可動側部材であり、この回動リングの回動量をロータリボリューム等の検出素子で検出して、その出力信号に基づいて発射装置のモータが打撃槌の回転駆動力を制御することにより、遊技球が回動リングの回動角度に応じた発射強度で打ち出される。回動リングは合成樹脂材料の表面に良導電性のメッキ加工を施したものからなり、表面のメッキ部分はタッチ回路と電気的に接続されている。このタッチ回路は回動リングに遊技者が接触しているか否かを判定するもので、遊技者が回動リングに接触している時だけ発射装置のモータへ電力が供給されるようになっている。
上記のごとく概略構成された弾球遊技機の発射ハンドルでは、固定側部材であるフェースカバーと可動側部材である回動リングとの間にメダルやコイン等の異物を挟み込めば、任意角度に回動操作された回動リングから遊技者が手を離しても、回動リングは初期位置に戻らず回動位置に固定された状態を維持するため、異物で固定した回動リングに遊技者が手を触れるだけで遊技球を一定の発射角度で打ち出すという不正行為を許す要因となっていた。また、隣り合う2台の弾球遊技機で異物を用いて回動リングをそれぞれ最適の発射角度に固定すれば、これら2つの回動リングに手を触れるだけで一人の遊技者が2台の弾球遊技機で同時に遊技することができるため、一人の遊技者が2台の弾球遊技機を専有するという不正行為も可能となる。
そこで従来より、遊技者が回動リングのタッチ回路に所定時間触れなかった時に発射装置のモータへ電力供給を遮断する制御回路と、回動リングが初期位置に戻された時にかかる遮断動作を解除するリセット手段とを設け、コイン等の異物で回動リングを固定したまま遊技するという不正行為が行われた場合に、遊技者が回動リングから所定時間以上手を離して再度手を触れたとしても、遊技球の発射を停止して遊技をできないようにした弾球遊技機の発射ハンドルが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このものは、遊技者が回動リングから所定時間以上手を離した時に回動リングが初期位置に戻らないと、たとえ遊技者が回動リングのタッチ回路に再度手を触れたとしても、遊技球を発射する発射装置が作動しなくなるので、発射装置を作動させるために遊技者は回動リングを初期位置に戻すことが余儀なくされる。これにより、コイン等の異物によって回動リングを固定したまま席を離れ、戻ってきて再び元の位置で遊技するというような不正行為を防止することができるので、遊技者が同時に2台の弾球遊技機を使用することもできないようになっている。
特開平6−315558号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来の発射ハンドルでは、遊技球の発射強度を決定する検出素子が回動リングの回動操作によって動作されると共に、発射装置を作動させるタッチ回路が回動リングに接続されているため、コイン等の異物を用いて固定した回動リングに遊技者が手を触れてさえいれば、遊技球を一定の発射角度で連続的に打ち出すことができ、異物によって回動リングを固定しながら遊技するという不正行為を完全に阻止することは困難であった。また、遊技者が回動リングを手動操作する正規の遊技中において、回動リングの回動に伴って蓄力されたトーションばねの反力が遊技者の指先に作用し続けるため、長時間の遊技によって遊技者の手が疲労しやすいという問題もあった。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、メダルやコイン等の異物によって回動リングを固定しながら遊技するという不正行為を確実に阻止できると共に、長時間の遊技に伴う疲労を軽減することができる弾球遊技機の発射ハンドルを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、遊技機に固定されて前方へ突出するベース体と、このベース体の前端部に固定されたフェースカバーと、これらベース体とフェースカバーとの間に回動可能に配置された回動リングと、この回動リングの回動を検出する検出素子と、この検出素子の出力信号に基づいて遊技球の発射強度を調整する発射装置と、前記回動リングに遊技者が触れたことを検知して前記発射装置を作動状態にするタッチ回路とを備えた弾球遊技機の発射ハンドルにおいて、前記回動リングを回転方向に角度規制されていないエンドレスタイプとなすと共に、前記タッチ回路が非動作状態になると前記検出素子の出力信号を初期値に戻す第1のリセット手段と、前記フェースカバーと前記回動リングとの間に異物が挿入されたことを検知する検出スイッチと、この検出スイッチの動作信号に基づいて前記検出素子の出力信号を初期値に戻す第2のリセット手段とを設ける構成とした。
このように構成された弾球遊技機の発射ハンドルでは、遊技者が手動操作によって回動リングを回動すると、タッチ回路が遊技者の接触を検出して発射装置を作動状態にすると共に、検出素子から回動リングの回動角度に応じた出力信号が出力されるため、検出素子の出力信号に基づいて遊技球の発射強度を調整することができる。その際、遊技者によって手動操作される回動リングはトーションばね等によって弾性付勢されていないエンドレスタイプであるため、遊技者は回動リングを極めて軽い力で最適発射角度に維持することができ、長時間の遊技に伴う疲労を大幅に軽減することができる。そして、この状態で遊技者が回動リングから手を離すと、回動リングは当該位置に停止したままであると共に、第1のリセット手段によって検出素子の出力信号が初期値に戻されるため、遊技球の発射が停止して次回の遊技に備える。また、遊技中にフェースカバーと回動リングとの間にメダルやコイン等の異物を挿入すると、検出スイッチが異物の挿入を検知して第2のリセット手段を動作させるため、第2のリセット手段によって検出素子の出力信号が初期値に戻されて遊技球の発射を停止する。したがって、遊技者は必ず自身の手で回動リングを最適発射角度に維持したまま遊技しなければならず、メダルやコイン等の異物によって回動リングを固定しながら遊技するという不正行為を確実に阻止することができる。
上記の構成において、フェースカバーと回動リングとの間に挿入された異物を検出スイッチで検知するための具体例として、フェースカバーと回動リングの内部に前後方向へ移動可能な検知体を配置し、この検知体の後方への移動によって検出スイッチを動作させるという構成を採用することができる。また、フェースカバーと回動リングの内部に径方向へ移動可能な検知体を配置し、この検知体の径方向内側への移動によって検出スイッチを動作させることも可能である。あるいは、フェースカバーに設けられた第1の接点部と、回動リングに設けられた第2の接点部と、これら第1および第2の接点部の間に介在する間隙とによって検出スイッチを構成し、この間隙に挿入された導電性の異物が第1および第2の接点部に接触することで検出スイッチを動作させるようにしても良い。
本発明による弾球遊技機の発射ハンドルでは、遊技者によって手動操作される回動リングがばね部材で弾性付勢されていないエンドレスタイプであるため、遊技者は回動リングを極めて軽い力で最適発射角度に維持することができ、長時間の遊技に伴う疲労を大幅に軽減することができる。また、フェースカバーと回動リングとの間にメダルやコイン等の異物を挿入すると、検出素子の出力信号が初期値に戻されて遊技球の発射を停止するようになっているため、遊技者は必ず自身の手で回動リングを最適発射角度に維持したまま遊技しなければならず、メダルやコイン等の異物によって回動リングを固定しながら遊技するという不正行為を確実に阻止することができる。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1は本発明の第1実施形態例に係る発射ハンドルを備えた弾球遊技機の斜視図、図2は該発射ハンドルの正面図、図3は図2のA−A線沿う断面図、図4は該発射ハンドルを一方向から見た分解斜視図、図5は該発射ハンドルを他方向から見た分解斜視図、図6該発射ハンドルに備えられる発射制御装置のブロック図、図7は該発射制御装置の制御動作を示すフローチャートである。
図1に示すように、本実施形態例に係る弾球遊技機は、遊技場の島設備に設置される機枠1と、機枠1に扉状に開閉自在に取り付けられた前面枠2と、前面枠2に収容された遊技盤3と、前面枠2の前面に扉状に開閉自在に取り付けられたガラス枠4と、前面枠2の下側に配設された受皿5を有する前面ボード6と、前面ボード6に取り付けられた発射ハンドル7等を具備しており、この発射ハンドル7を用いて受皿5に貯留された遊技球が遊技盤3の遊技領域に向けて発射されるようになっている。
図2〜図5に示すように、前記発射ハンドル7は、前面ボード6に取り付けられて前方へ突出するベース体8と、このベース体8の前端部に固定された円椀状のフェースカバー9と、これらベース体8とフェースカバー9との間に回動可能に配設された回動リング10と、これらフェースカバー9と回動リング10の内部に前後方向へ移動可能に配置された検知体11とによって主に構成されている。
ベース体8は、前面ボード6から前方へ突出する円筒状の本体部8aと、本体部8aの前端から径方向外側へ突出する円形の基板部8bとを有している。基板部8bの外周縁には前方へ突出する筒状突堤8cが形成され、基板部8bの中央には軸受筒部8dが形成されている。また、基板部8bの後端面にはロータリエンコーダ12が搭載されており、このロータリエンコーダ12の回転軸は基板部8bを貫通して前方へ突出している。ロータリエンコーダ12は回動リング10の回動量を検出する検出素子であり、このロータリエンコーダ12の出力信号に基づいて後述する発射装置のモータが打撃槌の回転駆動力を制御することにより、回動リング10の回動角度に応じて遊技球の発射強度が調整されるようになっている。
フェースカバー9の内面中央には円柱状の軸部9aが突出形成されており、この軸部9aの先端を軸受筒部8dに挿入固定することにより、ベース体8とフェースカバー9は互いに一体化されている。ただし、フェースカバー9の後端面とベース体8の筒状突堤8cとの間には所定幅の環状空間が画成されており、この環状空間から回動リング10の一部が回動可能に露出している。
回動リング10は、ベース体8の基板部8bの前面に対向する環状基体部10aと、環状基体部10aの外周縁から前記環状空間を通って外方へ突出するリング部10bとを有しており、リング部10bの外周面には指当部10cが周方向に等間隔を保って複数(例えば5個)突設されている。環状基体部10aの中央部にはガイド筒部10dが突設されており、このガイド筒部10dの後端面はフェースカバー9の軸部9aに回転可能に支持されている。また、ガイド筒部10dの後端外周面にはギア部10eが形成されており、このギア部10eには歯車13が噛合している。歯車13は前述したロータリエンコーダ12の回転軸に取り付けられており、これにより回動リング10の回転が歯車13を介してロータリエンコーダ12に伝達される。この回動リング10は回転方向に初期位置を持たないエンドレスタイプであり、回動リング10を初期位置に付勢するトーションばね等のばね部材は設けられていない。リング部10bの前端面はフェースカバー9の後端面より若干前方へ突出しており、これらリング部10bの前端内周面とフェースカバー9の後端外周面との間には正面視リング状の隙間Sが画成されている。
検知体11は、回動リング10の環状基体部10aの前面に対向する円板部11aと、円板部11aの外周縁から前方へ突出する作動部11bとを有しており、円板部11aの中央部には筒状軸部11cが後方へ向けて突出形成されている。この筒状軸部11cはフェースカバー9の軸部9aに前後進可能に挿入されており、筒状軸部11cの外周面にはコイルばね14が巻装されている。コイルばね14の両端は円板部11aの背面とガイド筒部10dの内底面とに弾接しており、このコイルばね14の弾発力によって検知体11は前方(図3の左方)へ付勢されている。作動部11bの外周面は回動リング10の内周面に対向しており、作動部11bの前端面は前述した隙間Sから露出している。また、円板部11aの後方に検出スイッチ15が配置されており、この検出スイッチ15は回動リング10の環状基体部10aの前面に搭載されている。通常、検出スイッチ15はオフ状態に維持されているが、検知体11がコイルばね14の弾発力に抗して後方へ移動すると、検出スイッチ15はオン動作してリセット信号を出力する。
前記回動リング10は絶縁性の合成樹脂を用いて成形された樹脂成形品であり、その外表面はクロム等からなる良導電性のメッキ層によって覆われている。回動リング10のメッキ層にはタッチ回路16が接続されており、遊技者が回動リング10の表面に接触すると、このタッチ回路16から動作信号が出力される。図7に示すように、タッチ回路16と前述した検出スイッチ15およびロータリエンコーダ12の各出力信号は制御部17に入力されるようになっており、これら出力信号に基づいて制御部17は発射装置18に対して各種制御を実行する。具体的には、遊技者の回動リング10への接触によってタッチ回路16がオン動作すると、制御部17はタッチ回路16の動作信号に基づいて発射装置18の図示せぬモータへ電力を供給し、この状態で回動リング10の回動操作に伴ってロータリエンコーダ12から回転情報信号が出力されると、制御部17はロータリエンコーダ12の回転情報信号に基づいて発射装置18のモータを制御して遊技球の発射強度を調整する。また、遊技中にタッチ回路16がオン状態からオフ状態に切り替わると、制御部17はタッチ回路16の切替信号に基づいてロータリエンコーダ12の出力を初期値(ゼロ)に戻す第1のリセット動作を実行し、遊技中に検知体11の後方への移動によって検出スイッチ15がオン動作すると、制御部17は検出スイッチ15のリセット信号に基づいてロータリエンコーダ12の出力を初期値(ゼロ)に戻す第2のリセット動作を実行する。
上述のごとく構成された弾珠遊技機において、遊技者が発射ハンドル7を手動操作していない待機状態(非遊技状態)では、検知体11はコイルばね14の弾発力に付勢されて前進位置に保持されており、検出スイッチ15はオフ状態に維持されている。また、回動リング10は任意位置に停止しており、ロータリエンコーダ12は出力がゼロの初期値に保たれている。
発射ハンドル7の使用に際して、まず、遊技者が掌をフェースカバー9に押し当てて指で回動リング10のリング部10bを掴むと、タッチ回路16が遊技者の接触を検知してオン動作し、その動作信号に基づいて制御部17が発射装置18に駆動信号を出力するため、発射装置18のモータへ電力が供給されて発射可能状態となる。そして、この状態で遊技者の指先を指当部10cに押し当てて回動リング10を回動操作すると、回動リング10の回転が歯車13を介してロータリエンコーダ12に伝達され、ロータリエンコーダ12から制御部17に対して回動リング10の回転量に応じた回転情報信号が入力される。制御部17はこの回転情報信号に基づいて発射装置18のモータに制御信号を出力し、この制御信号に応じてモータが図示せぬ打撃槌の回転駆動力を制御するため、受皿5に貯留された遊技球が回動リング10の回動操作量に応じた発射強度で遊技盤3の遊技領域に向けて発射される。したがって、遊技者が回動リング10を最適発射位置に保持し続けることにより、遊技球を最適の発射強度で連続的に発射することができる。その際、回動リング10はトーションばね等のばね部材によって回動付勢されていないエンドレスタイプであるため、遊技者は回動リング10を極めて軽い力で最適発射位置に維持することができ、長時間の遊技に伴う疲労を大幅に軽減することができる。
かかる遊技中において、制御部17にはロータリエンコーダ12と検出スイッチ15およびタッチ回路16の出力信号が入力され、制御部17はこれら各信号に基づいて発射装置18のモータを制御する。以下、この制御部17の制御動作について図7のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS−1において遊技中にタッチ回路16がオン状態からオフ状態に切り替わると、ステップS−2へ移行し、制御部17はロータリエンコーダ12の出力を初期値に戻す第1のリセット動作を実行する。その結果、制御部17からロータリエンコーダ12の出力値をゼロとする回転情報信号が発射装置18に出力され、この信号によって発射装置18のモータが停止するため、ステップS−2からステップS−3へ移行して遊技球の発射が停止する。すなわち、遊技中に遊技者が回動リング10から手を離すと、その直前まで連続的に行われていた遊技球の発射が停止し、回動リング10は当該位置で次回の遊技に備えることとなる。
また、ステップS−1においてタッチ回路16がオン状態を維持して場合はステップS−4へ移行し、検出スイッチ15がオン動作してリセット信号を出力するとステップS−4からステップS−5へ移行し、制御部17はロータリエンコーダ12の出力を初期値に戻す第2のリセット動作を実行する。すなわち、フェースカバー9の後端外周面とリング部10bの前端内周面間に存在する隙間Sにメダルやコイン等の異物を挿入し、この異物によって回動リング10を最適発射位置に保持しようと試みると、異物の挿入力によって検知体11がコイルばね14の弾発力に抗して後方へ移動し、この検知体11の円板部11aによって検出スイッチ15がオン動作されるため、その直前まで連続的に行われていた遊技球の発射が停止する。したがって、遊技者は必ず自身の手で回動リング10を最適発射角度に維持したまま遊技しなければならず、メダルやコイン等の異物によって回動リング10を固定しながら遊技するという不正行為を確実に阻止することができる。
なお、ステップS−4において検出スイッチ15からリセット信号が出力されない場合は、ステップS−4からステップS−1に戻って遊技球の発射が維持される。すなわち、遊技中にメダルやコイン等の異物を隙間Sに挿入せず、遊技者が最適発射位置に回動操作した回動リング10から手を離さない限り、遊技球は回動リング10の回動操作量に応じた最適の発射強度で発射され続けることとなる。
図8は本発明の第2実施形態例に係る発射ハンドルの断面図、図9は該発射ハンドルの分解斜視図であり、図2〜図5に対応する部分には同一符号を付すことで重複する説明は省略する。
本実施形態例に係る発射ハンドル7が前述した第1実施形態例と相違する点は、回動リング10のリング部10bの内側に径方向へ移動可能な検知体19を配置し、この検知体19の径方向内側への移動によって検出スイッチ15をオン動作させるようにしたことにあり、それ以外の構成は基本的に同じである。すなわち、回動リング10の環状基体部10aには円筒状の台座部10fが前方へ向けて突出形成されており、この台座部10fの外周面に例えば4個の検出スイッチ15が周方向に等間隔を保って搭載されている。検知体19はリング部10bの内径よりも若干小さめな円環状に形成され、その前部外周面には面取り状のテーパ19aが付けられている。この検知体19は各検出スイッチ15を包囲するようにリング部10bの内側に配置され、検知体19の前端面はフェースカバー9の後端外周面とリング部10bの前端内周面との間に存在する隙間Sから露出している。
本実施形態例に係る発射ハンドル7では、遊技中にフェースカバー9と回動リング10との間に存する隙間Sにメダルやコイン等の異物を挿入すると、異物の挿入力によって検知体19が径方向内側へ弾性変形し、この検知体19の変形によって各検出スイッチ15の1つがオン動作されるため、前述した第1実施形態例と同様に、制御部17が検出スイッチ15のリセット信号に基づいてロータリエンコーダ12の出力を初期値(ゼロ)に戻す第2のリセット動作を実行し、その直前まで連続的に行われていた遊技球の発射が停止する。したがって、遊技者は必ず自身の手で回動リング10を最適発射角度に維持したまま遊技しなければならず、回動リング10によって回動リング10を固定しながら遊技するという不正行為を確実に阻止することができる。また、異物が正面視リング状の隙間Sに対してどのような位置から挿入されたとしても、各検出スイッチ15の1つをオン動作させて遊技球の発射を確実に停止させることができると共に、異物の後方への挿入力がテーパ19aを介して検知体19の径方向内側への押圧力に変換されるため、検知体19を径方向内側へ確実に弾性変形させることができる。
図10は本発明の第3実施形態例に係る発射ハンドルの要部断面図であり、図2〜図5に対応する部分には同一符号を付すことで重複する説明は省略する。
本実施形態例に係る発射ハンドル7が前述した第1および第2実施形態例と相違する点は、検出スイッチ15とこれをオン動作させる検知体11,19とを用いる代わりに、フェースカバー9の後端外周面に設けた第1の接点部20aとリング部10bの前部内周面に設けた第2の接点部20bとによって検出スイッチ20を構成したことにあり、それ以外の構成は基本的に同じである。このような検出スイッチ20を備えた発射ハンドル7においては、フェースカバー9の後端外周面とリング部10bの前端内周面との間に存在する隙間Sに導電性を有する異物21が挿入されると、この異物21を介して第1および第2の接点部20a,20bが導通状態となるため、異物21の挿入によって検出スイッチ20をオン動作させることができる。したがって、前述した第1および第2実施形態例と同様に、制御部17が検出スイッチ20のリセット信号に基づいてロータリエンコーダ12の出力を初期値(ゼロ)に戻す第2のリセット動作を実行し、その直前まで連続的に行われていた遊技球の発射が停止することとなる。
本発明の第1実施形態例に係る発射ハンドルを備えた弾球遊技機の斜視図である。 該発射ハンドルの正面図である。 図2のA−A線沿う断面図である。 該発射ハンドルを一方向から見た分解斜視図である。 該発射ハンドルを他方向から見た分解斜視図である。 該発射ハンドルに備えられる発射制御装置のブロック図である。 該発射制御装置の制御動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態例に係る発射ハンドルの断面図である。 該発射ハンドルの分解斜視図である。 本発明の第3実施形態例に係る発射ハンドルの要部断面図である。
符号の説明
6 前面ボード
7 発射ハンドル
8 ベース体
9 フェースカバー
9a 軸部
10 回動リング
10a 環状基体部
10b リング部
10c 指当部
10d ガイド筒部
10e ギア部
10f 台座部
11 検知体
11a 円板部
11b 作動部
11c 筒状軸部
12 ロータリエンコーダ(検出素子)
13 歯車
14 コイルばね
15 検出スイッチ
16 タッチ回路
17 制御部
18 発射装置
19 検知体
19a テーパ
20 検出スイッチ
20a 第1の接点部
20b 第2の接点部
21 異物
S 隙間

Claims (4)

  1. 遊技機に固定されて前方へ突出するベース体と、このベース体の前端部に固定されたフェースカバーと、これらベース体とフェースカバーとの間に回動可能に配置された回動リングと、この回動リングの回動を検出する検出素子と、この検出素子の出力信号に基づいて遊技球の発射強度を調整する発射装置と、前記回動リングに遊技者が触れたことを検知して前記発射装置を作動状態にするタッチ回路とを備えた弾球遊技機の発射ハンドルにおいて、
    前記回動リングを回転方向に角度規制されていないエンドレスタイプとなすと共に、前記タッチ回路が非動作状態になると前記検出素子の出力信号を初期値に戻す第1のリセット手段と、前記フェースカバーと前記回動リングとの間に異物が挿入されたことを検知する検出スイッチと、この検出スイッチの動作信号に基づいて前記検出素子の出力信号を初期値に戻す第2のリセット手段とを設けたことを特徴とする弾球遊技機の発射ハンドル。
  2. 請求項1の記載において、前記フェースカバーと前記回動リングの内部に前後方向へ移動可能な検知体を配置し、この検知体の後方への移動によって前記検出スイッチを動作させるようにしたことを特徴とする弾球遊技機の発射ハンドル。
  3. 請求項1の記載において、前記フェースカバーと前記回動リングの内部に径方向へ移動可能な検知体を配置し、この検知体の径方向内側への移動によって前記検出スイッチを動作させるようにしたことを特徴とする弾球遊技機の発射ハンドル。
  4. 請求項1の記載において、前記検出スイッチが、前記フェースカバーに設けられた第1の接点部と、前記回動リングに設けられた第2の接点部と、これら第1および第2の接点部の間に介在する間隙とを有し、この間隙に挿入された導電性の異物が前記第1および第2の接点部に接触することによって前記検出スイッチが動作されることを特徴とする弾球遊技機の発射ハンドル。
JP2007200818A 2007-08-01 2007-08-01 弾球遊技機の発射ハンドル Pending JP2009034322A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007200818A JP2009034322A (ja) 2007-08-01 2007-08-01 弾球遊技機の発射ハンドル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007200818A JP2009034322A (ja) 2007-08-01 2007-08-01 弾球遊技機の発射ハンドル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009034322A true JP2009034322A (ja) 2009-02-19

Family

ID=40436818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007200818A Pending JP2009034322A (ja) 2007-08-01 2007-08-01 弾球遊技機の発射ハンドル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009034322A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012115395A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Maruhon Industry Co Ltd パチンコ遊技機

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001259133A (ja) * 2000-03-16 2001-09-25 Sansei R & D:Kk 弾球遊技機
JP2004073238A (ja) * 2002-08-09 2004-03-11 Mrd:Kk パチンコ遊技機
JP2007068780A (ja) * 2005-09-07 2007-03-22 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001259133A (ja) * 2000-03-16 2001-09-25 Sansei R & D:Kk 弾球遊技機
JP2004073238A (ja) * 2002-08-09 2004-03-11 Mrd:Kk パチンコ遊技機
JP2007068780A (ja) * 2005-09-07 2007-03-22 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012115395A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Maruhon Industry Co Ltd パチンコ遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008289578A (ja) 発射操作装置
JP4789855B2 (ja) 弾球遊技機の発射ハンドル
JP2009034322A (ja) 弾球遊技機の発射ハンドル
JP4789852B2 (ja) 弾球遊技機の発射ハンドル
JP2009000294A (ja) 弾球遊技機の発射ハンドル
JP4834626B2 (ja) 弾球遊技機の発射ハンドル
JP2012096091A (ja) パチンコ遊技機の発射ハンドル装置
JP2009011601A (ja) 弾球遊技機の発射ハンドル
JP5481814B2 (ja) 遊技機の打球操作ハンドル
JP2009018000A (ja) 弾球遊技機の発射ハンドル
JP2009034324A (ja) 弾球遊技機の発射ハンドル
JP4769772B2 (ja) 弾球遊技機の発射ハンドル
JP4789890B2 (ja) 弾球遊技機の発射ハンドル装置
JP5314254B2 (ja) 弾球遊技機の発射ハンドル
JP2009028348A (ja) 弾球遊技機の発射ハンドル
JP2009178406A (ja) 弾球遊技機の発射ハンドル
JP2009011666A (ja) 弾球遊技機の発射ハンドル
JP2009201674A (ja) 弾球遊技機の発射ハンドル
JP2009284946A (ja) 弾球遊技機の発射ハンドル
JP6051424B2 (ja) 弾球遊技機
JP4677428B2 (ja) 弾球遊技機の発射ハンドル
JP2020179310A (ja) パチンコ遊技機
JP4897537B2 (ja) 遊技機における発射ハンドル
JP5250650B2 (ja) 弾球遊技機
JP2009050303A (ja) 弾球遊技機の発射ハンドル装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110816

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120306