JP2004073238A - パチンコ遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】パチンコ球の発射強度を容易に維持でき,一旦遊技を中断した後でも迅速に元の遊技に復帰できるパチンコ遊技機を提供すること。
【解決手段】パチンコ遊技機1は,回動操作角度に制限なく回動可能な回動操作部3を備えたハンドル2,操作量検出手段5等を有しており,発射許可部61,タイマー62及び発射強度制御部63を有している。パチンコ球の発射が停止された後,タイマー62により計測した発射停止時間が基準時間を超える前に,接触検出手段4が遊技者によるハンドル2への接触を検出した場合には,発射強度制御部63は,接触検出手段4が接触の解除を検出する直前における発射強度より再び発射を再開させる。一方,発射停止時間が基準時間を超えたときには,発射強度制御部63は,発射強度を初期化する。
【選択図】 図1
【解決手段】パチンコ遊技機1は,回動操作角度に制限なく回動可能な回動操作部3を備えたハンドル2,操作量検出手段5等を有しており,発射許可部61,タイマー62及び発射強度制御部63を有している。パチンコ球の発射が停止された後,タイマー62により計測した発射停止時間が基準時間を超える前に,接触検出手段4が遊技者によるハンドル2への接触を検出した場合には,発射強度制御部63は,接触検出手段4が接触の解除を検出する直前における発射強度より再び発射を再開させる。一方,発射停止時間が基準時間を超えたときには,発射強度制御部63は,発射強度を初期化する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【技術分野】
本発明は,パチンコ遊技機において,特にパチンコ球の発射強度を調節する部分の構成に関する。
【0002】
【従来技術】
パチンコ遊技機においては,ハンドルの回動操作部を回動させることにより,パチンコ球の発射強度を調節して遊技を行っている。上記ハンドルは,例えば,遊技者がこれに接触したことを検出するタッチセンサと,上記回動操作部の回動角度を検出する可変抵抗器と,上記回動操作部を初期位置に戻すよう付勢するスプリング等を用いて構成されている。
【0003】
そして,上記パチンコ遊技機においては,上記タッチセンサにより遊技者の接触を検出している間のみパチンコ球を発射させ,上記可変抵抗器によって検出した回動角度に応じてパチンコ球の発射強度を調節している。また,遊技者が上記ハンドルを放して上記タッチセンサによる上記接触の検出がなくなったときには,パチンコ球の発射を停止すると共に上記スプリングによって回動操作部を初期位置に戻している。
【0004】
【解決しようとする課題】
上記のごとく,上記ハンドルには,常に上記回動角度を初期位置に戻すよう上記スプリングによる付勢力が作用している。そのため,遊技者は,所定の発射強度を維持したいときには,上記回動操作部を常に持っている必要があった。そのため,上記発射強度の維持が容易ではなかった。
【0005】
本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので,パチンコ球の発射強度を容易に維持することができるパチンコ遊技機を提供しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】
本発明は,パチンコ遊技機の前面側に固定されるベース部と,該ベース部に対して回動可能に配設された回動操作部とを有してなるハンドルを備え,該ハンドルの上記回動操作部を回動させることによりパチンコ球の発射強度を調節するよう構成されたパチンコ遊技機において,
上記パチンコ遊技機は,上記ハンドルに遊技者が接触しているか否かを検出する接触検出手段と,
上記回動操作部の回動操作量を検出する操作量検出手段と,
上記接触検出手段が上記接触を検出している間にのみパチンコ球の発射を許可する発射許可部と,
上記操作量検出手段からの上記回動操作量に応じて発射強度を調節してパチンコ球を発射させる発射強度制御部とを有していると共に,
上記ハンドルの上記回動操作部は,その回動操作角度に制限なく回動可能に構成されていることを特徴とするパチンコ遊技機にある(請求項1)。
【0007】
本発明のパチンコ遊技機においては,上記ハンドルの回動操作部がその回動操作角度に制限なく回動する。そして,上記操作量検出手段は,上記回動操作部の上記ベース部に対する絶対的な位置を検出するのではなく,上記回動操作部の上記ベース部に対する相対的な位置の変化量を検出する。そのため,上記操作量検出手段は,上記回動操作部が上記ベース部に対してどこの回動位置にあっても,上記回動操作部の回動操作量の検出を開始することができる。
【0008】
上記回動操作部及び上記操作量検出手段の構成より,本発明においては,従来のスプリングのような,上記回動操作部を上記ベース部に対して初期位置に戻す手段が設けられていない。そのため,遊技者は,所定の発射強度でパチンコ球を発射しているときに,上記回動操作部を持っていなくても,上記接触検出手段に接触していれば,上記所定の発射強度を維持することができる。それ故,パチンコ球の発射強度を容易に維持することができる。
【0009】
以下に,上記パチンコ遊技機における発射動作につき説明する。
遊技者は,遊技を行う際には,上記ハンドルに接触する。このとき,上記接触検出手段が上記接触を検出すると共に,この検出信号が上記発射許可部に送信される。そして,この発射許可部は,上記接触検出手段が上記接触を検出している間,パチンコ球の発射を許可する。
次いで,上記遊技者が上記回動操作部を回動させたときには,上記操作量検出手段は,上記回動操作部の回動操作量の検出を開始する。そして,上記発射強度制御部は,上記回動操作量に応じて発射強度を調節しながらパチンコ球を発射させる。
【0010】
その後,上記接触検出手段が上記接触の解除を検出したときには,この検出信号が上記発射許可部に送信される。そして,この発射許可部はパチンコ球の発射の許可を解除して,パチンコ球の発射が停止される。
そして,その後,再度パチンコ球の発射を行う際には,上記発射を停止したときの上記回動操作部の位置より上記発射強度の調節を再開することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
上記発射強度とは,パチンコ遊技機に設けた遊技盤における遊技領域に,パチンコ球を発射させる強弱をいう。
また,本発明においては,上記接触検出手段が上記接触の解除を検出し,上記発射許可部がパチンコ球の発射の許可を解除したときには,上記発射強度制御部は,パチンコ球の発射を停止すると共に,このときの発射強度を直前発射強度として記憶し,上記接触検出手段が再び上記接触を検出したときには,上記発射強度制御部は,上記直前発射強度よりパチンコ球の発射を再開できるよう構成されていることが好ましい(請求項2)。
【0012】
この場合には,上記パチンコ球の発射を停止した後,上記接触検出手段が再び上記接触を検出したときには,上記発射許可部が再びパチンコ球の発射を許可する。そして,上記発射強度制御部は,上記直前発射強度よりパチンコ球の発射を再開させることができる。そのため,遊技者は,一旦遊技を中断していながらも,再び遊技に復帰した場合には,上記回動操作部を回動させることなく,直ちに遊技を中断する前の上記直前発射強度よりパチンコ球の発射を再開することができる。そのため,遊技者は,一旦遊技を中断した後に,迅速に元の遊技に復帰することができる。
【0013】
また,上記パチンコ遊技機は,上記接触検出手段が上記接触の解除を検出した時点からの経過時間である発射停止時間を計測するよう構成されたタイマーを有しており,
上記接触検出手段が上記接触の解除を検出し,上記発射強度制御部が上記直前発射強度を記憶した後において,
上記タイマーにより計測した上記発射停止時間が所定の基準時間を超える前に,上記接触検出手段が再び上記接触を検出したときには,上記発射強度制御部は,上記直前発射強度よりパチンコ球の発射を再開させ,
一方,上記タイマーにより計測した上記発射停止時間が所定の基準時間を超えたとき又は上記発射停止時間が所定の基準時間を超えた後に上記接触検出手段が再び上記接触を検出したときには,上記発射強度制御部は,上記発射強度を初期化するよう構成されていることが好ましい(請求項3)。
【0014】
この場合は,上記タイマーを設けることによって,一旦遊技を中断した後においても,上記所定の発射強度を迅速に再現できるようにしたものである。
以下に,上記パチンコ遊技機における発射動作につき説明すると共に,上記タイマーによる優れた作用効果につき説明する。
【0015】
上記接触検出手段が上記接触を検出してから上記接触の解除を検出し,パチンコ球の発射が停止されるまでは,上記請求項1の発明と同様である。
そして,上記タイマーは,上記接触検出手段が上記接触の解除を検出したときに,上記発射停止時間の計測を開始する。
【0016】
そして,この発射停止時間が所定の基準時間を超える前に,上記接触検出手段が再び上記接触を検出した場合には,上記発射強度制御部は,上記直前発射強度よりパチンコ球の発射を再開させる。
すなわち,この場合には,遊技者は,一旦遊技を中断していながらも,上記所定の基準時間内に再び遊技に復帰した場合には,上記回動操作部を回動させることなく,直ちに遊技を中断する前の発射強度よりパチンコ球の発射を再開することができる。そのため,上記タイマーを設けたことにより,遊技者は,一旦遊技を中断した後に,迅速に元の遊技に復帰することができる。
【0017】
一方,上記発射停止時間が所定の基準時間を超えたとき又は上記発射停止時間が所定の基準時間を超えた後に上記接触検出手段が再び上記接触を検出したときには,上記発射強度制御部は,上記発射強度を初期化する。
すなわち,この場合には,遊技者には遊技を中断する前の発射強度よりパチンコ球の発射を再開する意思がないとして,上記発射強度を初期化することができる。また,これにより,遊技者の交代にも対応することができる。
【0018】
また,上記所定の基準時間は,遊技者が上記ハンドルを放してから,どれだけの時間,ハンドルを放す直前の発射強度を保持しておけばよいかを考慮して決定する。例えば,上記所定の基準時間は,1〜10分の間の時間に適宜設定することができる。
また,上記所定の基準時間は,遊技ホール側より適宜設定できるようにすることができる。また,上記所定の基準時間は,上記パチンコ遊技機の適宜個所に設定手段を設け,遊技者自らが設定できるようにすることもできる。
【0019】
また,上記パチンコ遊技機は,遊技者が操作することにより上記発射強度を初期化させる手動リセット操作部を有していることが好ましい(請求項4)。
この場合には,上記手動リセット操作部を操作することにより,いつでも上記発射強度を強制的に初期化(リセット)することができる。また,上記手動リセット操作部を,例えば,上記発射強度制御部に上記直前発射強度が記憶されているときに,該直前発射強度よりパチンコ球の発射を再開したくないときに操作して,強制的に上記発射強度を初期化することができる。
また,上記手動リセット操作部を,例えば,上記タイマーによる上記発射停止時間の計測中に操作して,この計測を中止すると共に直ちにパチンコ球の発射強度を初期化することもできる。
【0020】
また,上記回動操作部と上記ベース部との間には,上記回動操作部を回動させる際に回動抵抗となる回動抵抗発生手段が設けてあることが好ましい(請求項5)。
この場合には,上記回動操作部が遊技者によるわずかな力でも簡単に回動してしまうことを防止することができる。そのため,上記回動操作部による操作性及び上記操作量検出手段による検出精度を向上させることができる。
【0021】
また,上記操作量検出手段は,上記回動操作部に配設すると共に該回動操作部の中心軸より放射状に設けた複数のスリットを有するスリット板と,上記ベース部に配設する共に上記スリット板におけるスリットを通過する光を検出する2つのフォトセンサと,上記スリット板の回動により上記フォトセンサが光を検出した回数をカウントすると共に,上記2つのフォトセンサの出力信号における位相差を検出して上記回動操作量を求めるよう構成した信号処理部とを有していることが好ましい(請求項6)。
この場合には,上記操作量検出手段により,上記回動操作部の上記ベース部に対する相対的な位置の変化量を容易に検出することができる。
【0022】
また,上記回動操作部には大歯車が設けてあると共に,上記ベース部には上記大歯車に螺合すると共に該大歯車よりも直径が小さな小歯車が設けてあり,上記操作量検出手段は,上記小歯車に配設すると共に該小歯車の中心軸より放射状に設けた複数のスリットを有するスリット板と,上記ベース部に配設する共に上記スリット板におけるスリットを通過する光を検出する2つのフォトセンサと,上記スリット板の回動により上記フォトセンサが光を検出した回数をカウントすると共に,上記2つのフォトセンサの出力信号における位相差を検出して上記回動操作量を求めるよう構成した信号処理部とを有していることが好ましい(請求項7)。
【0023】
この場合には,上記大歯車と上記小歯車との直径の差により,上記回動操作部の回転量よりも,上記スリット板の回転量を大きくさせることができる。そのため,スリット板のスリットの間隔をそれ程細かくすることなく,回動操作部の微弱な回転量を的確に検出することができる。
【0024】
【実施例】
以下に,図面を用いて本発明のパチンコ遊技機にかかる実施例につき説明する。
(実施例1)
図2,図3,図5に示すごとく,本例のパチンコ遊技機1は,パチンコ遊技機1の前面側10に固定されるベース部21と,このベース部21に対して回動可能に配設された回動操作部3とを有してなるハンドル2を備えている。上記ベース部21は,上記パチンコ遊技機1の前面側10に固定する基台部22と,この基台部22との間に上記回動操作部3を挟み込むようにして設けたキャップ部23とにより構成されている。また,上記パチンコ遊技機1は,上記ハンドル2の回動操作部3を回動させることにより,パチンコ球の発射強度を調節するよう構成されている。
【0025】
図1に示すごとく,上記パチンコ遊技機1は,以下の接触検出手段4,操作量検出手段5,発射許可部61,タイマー62及び発射強度制御部63を有している。
上記接触検出手段4は,上記ハンドル2に遊技者が接触しているか否かを検出するセンサである。また,上記操作量検出手段5は,上記回動操作部3の回動操作量を検出するセンサである。
【0026】
同図に示すごとく,上記発射許可部61,タイマー62及び発射強度制御部63のいずれもは,発射制御装置6内にプログラムにより構成してある。上記発射許可部61は,上記接触検出手段4が上記接触を検出している間にのみパチンコ球の発射を許可する機能を有する。また,上記タイマー62は,上記接触検出手段4が上記接触の解除を検出した時点からの経過時間である発射停止時間を計測する機能を有する。そして,上記発射強度制御部63は,上記操作量検出手段5からの上記回動操作量に応じて発射強度を調節してパチンコ球の発射の制御を行う機能を有する。
【0027】
また,図5に示すごとく,上記パチンコ遊技機1は,上記発射強度制御部63の制御により,パチンコ球を発射させる球発射装置7を有している。この球発射装置7は,発射強度制御部63からの発射指令を受けて実際にパチンコ球を発射させる装置である。
また,図2,図3に示すごとく,上記ハンドル2の回動操作部3は,その回動操作角度に制限なく回動可能に構成されている。そして,上記操作量検出手段5は,回動操作部3による回動操作量を上記回動操作部3のベース部21に対する相対的な位置の変化量として検出する。
【0028】
上記パチンコ遊技機1は,上記タイマー62を設けたことにより,上記接触検出手段4が上記接触の解除を検出し,上記発射許可部61がパチンコ球の発射の許可を解除して,パチンコ球の発射が停止された後において,以下の優れた作用効果を呈する。
すなわち,上記タイマー62により計測した上記発射停止時間が所定の基準時間を超える前に,上記接触検出手段4が再び上記接触を検出した場合には,上記発射強度制御部63は,上記接触検出手段4が上記接触の解除を検出する直前における発射強度よりパチンコ球の発射を再開させる。これにより,遊技者は,パチンコ球の発射を停止する前の発射強度より,迅速にパチンコ球の発射を再開することができる。
【0029】
一方,上記タイマー62により計測した上記発射停止時間が上記所定の基準時間を超えたときには,上記発射強度制御部63は,上記発射強度を初期化する。この場合には,遊技者は,初期化した発射強度よりパチンコ球を発射させることができる。
【0030】
以下に,これを詳説する。
本例においては,図示は省略するが,上記回動操作部3が遊技者によるわずかな力でも簡単に回動してしまうことを防止するために,上記回動操作部3と上記ベース部21との間には,上記回動操作部3を回動させる際に回動抵抗となる回動抵抗発生手段が設けてある。これにより,上記回動操作部3による操作性及び上記操作量検出手段5による検出精度を向上させることができる。
【0031】
また,図1に示すごとく,上記接触検出手段4は,タッチセンサ41により構成した。このタッチセンサ41は,遊技者に溜まった静電容量を検出するものである。
また,上記タッチセンサ41による上記接触の検出は,第1信号処理部42を介して上記発射制御装置6内に送信される。また,上記発射制御装置6における発射強度制御部63は,上記球発射装置7に発射指令を送信する。
【0032】
図4に示すごとく,上記操作量検出手段5は,以下のスリット板51及び2つのフォトセンサ52により構成した回転量検出センサ50と第2信号処理部53とにより構成した。上記スリット板51は,上記回動操作部3に配設すると共にこの回動操作部3の中心軸30より放射状に設けた複数のスリット511を有する(図3参照)。そして,スリット板51は上記回動操作部3の回動に伴って回動する。
【0033】
上記2つのフォトセンサ52は,上記ベース部21に配設する共に上記スリット板51におけるスリット511を通過する光を検出する。これらのフォトセンサ52は,上記スリット板51の一方側に発光ダイオードを配設すると共に,他方側にフォトダイオード又はフォトトランジスタを配設して構成したものである。
【0034】
上記第2信号処理部53は,上記スリット板51の回動により上記フォトセンサ52が光を検出した回数をカウントすると共に,上記2つのフォトセンサ52の出力信号における位相差を検出して上記回動操作部3の回動操作量を求める。この第2信号処理部53は,上記発射制御装置6内にプログラムにより構成した。
【0035】
上記第2信号処理部53は,上記2つのフォトセンサ52における位相差の検出により,上記回動操作部3が正面から見て時計回り(パチンコ球の発射強度を強める方向)に回動されたか,反時計回り(パチンコ球の発射強度を弱める方向)に回動されたかを検出することができる。そして,第2信号処理部53は,上記フォトセンサ52が光を検出した際に,上記回動操作部3が時計回りに回動していると判断したときは,光を検出した回数をプラス側にカウントする。
一方,第2信号処理部53は,上記フォトセンサ52が光を検出した際に,上記回動操作部3が反時計回りに回動していると判断したときは,光を検出した回数をマイナス側にカウントする。こうして,上記カウントを行ったカウント数が上記回動操作部3の回動操作量であるとする。
【0036】
図6〜図10に,上記操作量検出手段5による回動操作量の検出方法の一例を示す。なお,図6〜図8において,右側のフォトセンサ52を第1フォトセンサ521とし,左側のフォトセンサ52を第2フォトセンサ522とする。
また,図9,図10は,それぞれ上側の図が第1フォトセンサ521の入力波形IN1を示し,下側の図が第2フォトセンサ522の入力波形IN2を示す。そして,図9,図10は,それぞれ横軸に時間tをとると共に縦軸に上記入力波形IN1,IN2をとり,時間tの変化にする各フォトセンサ521,522の入力の有り(ON),無し(OFF)を示すものである。
【0037】
そして,図6に示すごとく,上記2つのフォトセンサ52が上記光を検出していない状態より,図7に示すごとく,上記スリット板51が時計回りに回動したときには,第1フォトセンサ521が始めに光を検出する。
このとき,図9に示すごとく,第1フォトセンサ521の入力がONになるが,第2フォトセンサ522の入力はOFFである。そのため,第1フォトセンサ521の入力がONになったときに,第2フォトセンサ522の入力がOFFであるときには,上記第2信号処理部53は,上記スリット板51が時計回りに回動したとして,上記カウント数を増加させる。
【0038】
一方で,図6に示すごとく,上記2つのフォトセンサ52が上記光を検出していない状態より,図8に示すごとく,上記スリット板51が反時計回りに回動したときには,第2フォトセンサ522が始めに光を検出し,その後第1フォトセンサ521が光を検出する。
このとき,図10に示すごとく,第1フォトセンサ521の入力がONになったときには,第2フォトセンサ522の入力もONである。
【0039】
そのため,第1フォトセンサ521の入力がONになったときに,第2フォトセンサ522の入力もONであるときには,上記第2信号処理部53は,上記スリット板51が反時計回りに回動したとして,上記カウント数を減少させる。
このようにして,上記カウント数の増減を検出することにより,上記回動操作部3の回動操作量を検出することができる。そして,上記操作量検出手段5の構成により,上記回動操作部3が上記ベース部21に対してどの位置にあるときでも,回動操作部3のベース部21に対する回動操作量を容易に検出することができる。
【0040】
上記のごとく,本例のパチンコ遊技機1においては,上記ハンドル2の回動操作部3がその回動操作角度に制限なく回動する。そして,上記操作量検出手段5は,上記回動操作部3の上記ベース部21に対する絶対的な位置を検出するのではなく,上記回動操作部3の上記ベース部21に対する相対的な位置の変化量を検出する。そのため,上記操作量検出手段5は,上記回動操作部3が上記ベース部21に対してどこの回動位置にあっても,上記回動操作部3の回動操作量の検出を開始することができる。
【0041】
また,上記回動操作部3及び上記操作量検出手段5の構成より,本例においては,従来のスプリングのような,上記回動操作部3を上記ベース部21に対して初期位置に戻す手段が設けられていない。そのため,遊技者は,所定の発射強度でパチンコ球を発射しているときに,上記回動操作部3を持っていなくても,上記接触検出手段4に接触していれば,上記所定の発射強度を維持することができる。それ故,パチンコ球の発射強度の維持が容易である。
【0042】
次に,図11を用いて,上記パチンコ遊技機1における発射動作につき詳説すると共に,上記タイマー62による優れた作用効果につき詳説する。
図11のステップS101において,上記接触検出手段4は,上記ハンドル2に遊技者が接触したか否かを検出する。そして,遊技者が遊技を行うために上記ハンドル2に触れると,上記接触検出手段4が上記接触を検出し,S101における判定がYesになり,S102を実行する。
【0043】
そして,S102において,上記接触を検出した検出信号が上記発射許可部61に送信され,この発射許可部61はパチンコ球の発射を許可する。
一方で,上記ハンドル2に遊技者が接触していないと,S101における判定がNoになり,パチンコ球が発射されない。
【0044】
次いで,S103において,上記遊技者が上記回動操作部3を回動させたときには,上記操作量検出手段5は,上記回動操作部3の回動操作量の検出を開始する。そして,上記2つのフォトセンサ52におけるON,OFFの信号が上記第2信号処理部53に送信され,この第2信号処理部53は,上記カウント数の増減より上記回動操作量を求める。
【0045】
次いで,S104において,上記発射強度制御部63は,上記カウント数の増減に比例してパチンコ球の発射強度を調節する。そして,発射強度制御部63は,上記発射許可部61の発射許可があることを条件に,上記球発射装置7に発射指示を送り,この球発射装置7より上記発射強度の値に比例した強さでパチンコ球が発射される。
そして,S105において,接触検出手段4が遊技者の上記ハンドルへの接触がなくなったことを検出しない限りは,S105における判定がYesになる。そして,S103〜S105を繰り返して,遊技者は,パチンコ球の発射強度を調節して遊技を行うことができる。
【0046】
その後,遊技者が遊技を中断するために上記ハンドル2を放すと,S105において,上記接触検出手段4が上記接触の解除を検出し,S105における判定がNoになり,S106を実行する。
そして,S106において,上記接触の解除を検出した検出信号が上記発射許可部61に送信され,この発射許可部61は,パチンコ球の発射許可を解除する。このとき,S106において,上記発射強度制御部63は,上記発射許可部61による発射許可の解除を条件に,上記球発射装置7からのパチンコ球の発射を停止させる。
【0047】
また,上記発射許可部61がパチンコ球の発射許可を解除したときには,S107において,上記発射強度制御部63は,現時点の発射強度を直前発射強度として記憶する。また,発射強度制御部63は,現時点の操作量検出手段5によるステップ数,すなわち回動操作量も,直前回動操作量として記憶する。
また,S107においては,上記タイマー62は上記発射停止時間の計測を開始する。なお,本例では,上記所定の基準時間を5分とした。
【0048】
そして,S108において,上記発射強度制御部63は,上記タイマー62による発射停止時間が上記基準時間以内であるかを判定する。S108における判定がYesのときは,上記発射停止時間が上記基準時間を超える前であり,S109において,上記接触検出手段4が,再び上記遊技者によるハンドル2への接触があるか否かを検出する。そして,S109における判定がNoのときは,上記接触がないときであり,再びS108を実行する。
こうして,上記発射停止時間が上記基準時間以内にあるときには,遊技者が再び上記ハンドル2に接触するまではS108及びS109を繰り返す。
【0049】
そして,上記基準時間以内に遊技者が再び上記ハンドル2に触れたときには,上記接触検出手段4が上記接触を検出し,S109における判定がYesになり,S110を実行する。S110においては,上記発射強度制御部63は,上記記憶を行った直前発射強度をこれから発射を行うパチンコ球の発射強度とする。また,上記操作量検出手段5は,上記記憶を行った直前回動操作量をこれから検出を行う回動操作量とする。そして,S102が実行され,上記発射許可部61がパチンコ球の発射を許可する。
その後,S103〜S105が実行され,上記発射強度制御部63は,上記回動操作量に応じて上記発射強度を再び調節して,上記球発射装置7からのパチンコ球の発射が再開される。
【0050】
上記のように,S108における判定がYesになったときは,遊技者が一旦遊技を中断していながらも,上記基準時間以内に再び遊技に復帰したときである。そのため,このときには,遊技者は,上記回動操作部3を回動させることなく,直ちに遊技中断前の発射強度よりパチンコ球の発射を再開することができる。そのため,上記タイマー62を設けたことにより,遊技者は,一旦遊技を中断した後に,迅速に元の遊技に復帰することができる。
【0051】
一方,上記発射停止時間が上記基準時間を超えたときには,S108における判定がNoになり,S111を実行する。S111においては,上記操作量検出手段5による上記カウント数,すなわち上記回動操作量がゼロに初期化される。また,これにより,上記発射強度制御部63における発射強度が初期化(リセット)される。
その後,再びS101が実行され,上記接触検出手段4は,上記ハンドル2に遊技者が接触したか否かを検出する。
【0052】
上記のように,S108における判定がNoになったときは,遊技者には遊技中断前の発射強度よりパチンコ球の発射を再開する意思がないとして,上記発射強度を初期化することができる。また,これにより,遊技者の交代にも対応することができる。
以上のように,本例のパチンコ遊技機1によれば,パチンコ球の発射強度を容易に調節することができ,一旦遊技を中断した後でも迅速に元の遊技に復帰することができる。
【0053】
なお,本例においては,上記発射強度制御部63による上記発射強度の初期化は,上記のごとく,上記発射停止時間が所定の基準時間を超えたときに行った。これに対し,上記発射強度の初期化は,上記発射停止時間が所定の基準時間を超えた後に上記接触検出手段4が再び上記接触を検出したときに行うこともできる。
【0054】
(実施例2)
本例は,図12に示すごとく,上記回動操作部3に大歯車54を設けると共に,上記ベース部21に上記大歯車54に螺合すると共にこの大歯車54よりも直径が小さな第1小歯車55を設けて,上記スリット板51を上記第1小歯車55の回転軸551に設けた例である。
本例においては,上記大歯車54と上記第1小歯車55との直径の差により,上記回動操作部3の回動操作量よりも,上記スリット板51の回動量を大きくさせることができる。そのため,スリット板51のスリット511の間隔をそれ程細かくすることなく,回動操作部3の微弱な回動操作量を的確に検出することができる。
【0055】
また,同図に示すごとく,上記大歯車54には,第2小歯車56も螺合しており,本例の回動抵抗発生手段57は,上記第2小歯車56の回転軸561に設けたダンパーである。これにより,容易に上記回動操作部3の上記ベース部21に対する回動抵抗を発生させることができる。
なお,本例では,上記大歯車54は,内歯車であり,上記第1小歯車55及び第2小歯車56は上記大歯車54の内周側に螺合する。
【0056】
また,上記回動抵抗発生手段57は,上記ダンパー以外にも種々の構造のものを採用することができる。例えば,図13に示すごとく,上記大歯車54の歯面541に係合する係合爪211を上記ベース部21に設け,上記係合爪211を弾性変形させながら上記回動操作部3を回動させるラチェット方式のものを採用することができる。
その他は上記実施例1と同様であり,上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
【0057】
(実施例3)
本例のパチンコ遊技機1は,図14に示すごとく,上記タイマーを有しておらず,パチンコ球の発射を停止した後に,再び停止前の発射強度よりパチンコ球の発射を再開できるよう構成したものである。すなわち,本例は,発射強度制御部63は,上記実施例1と同様に,パチンコ球の発射を停止したときの発射強度を直前発射強度として記憶し,上記接触検出手段4が再び上記接触を検出したときには,上記直前発射強度よりパチンコ球の発射を再開できるようにしたものである。
【0058】
また,本例のパチンコ遊技機1は,遊技者が操作することにより上記発射強度を初期化させる手動リセット操作部8を有している。本例の手動リセット操作部8は,パチンコ遊技機1の前面側10に設けてある(図示略)。
その他の構成は上記実施例1と同様である。
【0059】
以下に,図15を用いて,本例のパチンコ遊技機1における発射動作につき詳説する。
図15のステップS201〜S205までの動作は,上記実施例1の図11におけるS101〜S105の動作と同じである。
そして,上記接触検出手段4が遊技者の上記ハンドル2への接触があるときは,S205における判定がYesになり,S206を実行する。
【0060】
S206においては,上記手動リセット操作部8に入力があるか否かを検出する。そして,入力があったときには,S206における判定がYesになり,S207において,現在パチンコ球を発射させている発射強度を初期化する。一方で,上記手動リセット操作部8に入力がないときは,S206における判定がNoになり,再度203〜S206を繰り返す。こうして,遊技者は,パチンコ球の発射強度を調節して遊技を行うことができる。
【0061】
そして,遊技者が遊技を中断するために上記ハンドル2を放すと,S205において,上記接触検出手段4が上記接触の解除を検出し,S205における判定がNoになり,S208及びS209を実行する。S208における動作は,上記実施例1のS106と同じである。また,S209においては,上記発射強度制御部63は,現時点の発射強度を直前発射強度として記憶する。また,発射強度制御部63は,現時点の操作量検出手段5によるステップ数,すなわち回動操作量も,直前回動操作量として記憶する。
【0062】
そして,S210において,上記接触検出手段4が遊技者のハンドル2への接触があるか否かを検出し,接触があると,S210における判定がYesになり,S211において発射許可部61がパチンコ球の発射の許可をする。
そして,S212において,上記手動リセット操作部8に入力があるか否かを検出する。そして,入力があったときには,S212における判定がYesになり,S213において,現在パチンコ球を発射させている発射強度を初期化する。
【0063】
なお,上記の制御フローは,S210における接触の検出の前に上記手動リセット操作部8への入力があった場合に,その入力状態をこの手動リセット操作部8で保持しておき,その後,S212における判定を行うよう構成することもできる。この場合において,上記手動リセット操作部8への入力状態は,上記発射制御装置6において保持しておくこともできる。
また,上記手動リセット操作部8への入力の検出は,S210における接触の検出の前に行うこともできる。そして,上記発射強度制御部63は,手動リセット操作部8への入力を検出した時点で,直ちにパチンコ球の発射強度を初期化するよう構成することができる。
【0064】
一方で,上記手動リセット操作部8に入力がないときは,S212における判定がNoになり,S214を実行する。
S214においては,上記発射強度制御部63は,上記記憶を行った直前発射強度をこれから発射を行うパチンコ球の発射強度とする。また,上記操作量検出手段5は,上記記憶を行った直前回動操作量をこれから検出を行う回動操作量とする。その後は,再びS203より上記と同様の動作が行われる。
【0065】
上記のように,本例では,上記発射強度制御部63は,上記パチンコ球の発射を停止した後,上記直前発射強度よりパチンコ球の発射を再開させることができる。そのため,遊技者は,一旦遊技を中断していながらも,再び遊技に復帰した場合には,上記回動操作部3を回動させることなく,直ちに遊技を中断する前の上記直前発射強度よりパチンコ球の発射を再開することができる。そのため,遊技者は,一旦遊技を中断した後,迅速に元の遊技に復帰することができる。
【0066】
また,本例では,上記手動リセット操作部8を操作することにより,いつでも上記発射強度を強制的に初期化(リセット)することができる。そして,遊技者は,一旦遊技を中断した後,上記直前発射強度よりパチンコ球の発射を再開したくないときには,上記手動リセット操作部8を操作して強制的に上記発射強度を初期化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における,パチンコ遊技機の構成を示す模式図。
【図2】実施例1における,ハンドルを示す斜視図。
【図3】実施例1における,ハンドルの内部構造を示す斜視図。
【図4】実施例1における,ハンドルの内部構造を示す断面図。
【図5】実施例1における,パチンコ遊技機を示す正面図。
【図6】実施例1における,回動操作量の検出方法の一例を示す図で,2つのフォトセンサが光を検出していない状態を示す説明図。
【図7】実施例1における,回動操作量の検出方法の一例を示す図で,回動操作部を時計回りに回動させた状態を示す説明図。
【図8】実施例1における,回動操作量の検出方法の一例を示す図で,回動操作部を反時計回りに回動させた状態を示す説明図。
【図9】実施例1における,回動操作部を時計回りに回動させ,第1フォトセンサが光を検出したときに第2フォトセンサは光を検出していない状態を示す説明図。
【図10】実施例1における,回動操作部を反時計回りに回動させ,第1フォトセンサが光を検出したときに第2フォトセンサも光を検出している状態を示す説明図。
【図11】実施例1における,パチンコ遊技機における発射動作の流れを説明するフローチャート。
【図12】実施例2における,ハンドルの内部構造を示す断面図。
【図13】実施例2における,ラチェット方式の回動抵抗発生手段を示す模式図。
【図14】実施例3における,パチンコ遊技機の構成を示す模式図。
【図15】実施例3における,パチンコ遊技機における発射動作の流れを説明するフローチャート。
【符号の説明】
1...パチンコ遊技機,
2...ハンドル,
21...ベース部,
3...回動操作部,
4...接触検出手段,
41...タッチセンサ,
5...操作量検出手段,
50...回転量検出センサ,
51...スリット板,
511...スリット,
52...フォトセンサ,
53...第2信号処理部,
54...大歯車,
55...第1小歯車,
551...回転軸,
57...回動抵抗発生手段,
6...発射制御装置,
61...発射許可部,
62...タイマー,
63...発射強度制御部,
7...球発射装置,
8...手動リセット操作部,
【技術分野】
本発明は,パチンコ遊技機において,特にパチンコ球の発射強度を調節する部分の構成に関する。
【0002】
【従来技術】
パチンコ遊技機においては,ハンドルの回動操作部を回動させることにより,パチンコ球の発射強度を調節して遊技を行っている。上記ハンドルは,例えば,遊技者がこれに接触したことを検出するタッチセンサと,上記回動操作部の回動角度を検出する可変抵抗器と,上記回動操作部を初期位置に戻すよう付勢するスプリング等を用いて構成されている。
【0003】
そして,上記パチンコ遊技機においては,上記タッチセンサにより遊技者の接触を検出している間のみパチンコ球を発射させ,上記可変抵抗器によって検出した回動角度に応じてパチンコ球の発射強度を調節している。また,遊技者が上記ハンドルを放して上記タッチセンサによる上記接触の検出がなくなったときには,パチンコ球の発射を停止すると共に上記スプリングによって回動操作部を初期位置に戻している。
【0004】
【解決しようとする課題】
上記のごとく,上記ハンドルには,常に上記回動角度を初期位置に戻すよう上記スプリングによる付勢力が作用している。そのため,遊技者は,所定の発射強度を維持したいときには,上記回動操作部を常に持っている必要があった。そのため,上記発射強度の維持が容易ではなかった。
【0005】
本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので,パチンコ球の発射強度を容易に維持することができるパチンコ遊技機を提供しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】
本発明は,パチンコ遊技機の前面側に固定されるベース部と,該ベース部に対して回動可能に配設された回動操作部とを有してなるハンドルを備え,該ハンドルの上記回動操作部を回動させることによりパチンコ球の発射強度を調節するよう構成されたパチンコ遊技機において,
上記パチンコ遊技機は,上記ハンドルに遊技者が接触しているか否かを検出する接触検出手段と,
上記回動操作部の回動操作量を検出する操作量検出手段と,
上記接触検出手段が上記接触を検出している間にのみパチンコ球の発射を許可する発射許可部と,
上記操作量検出手段からの上記回動操作量に応じて発射強度を調節してパチンコ球を発射させる発射強度制御部とを有していると共に,
上記ハンドルの上記回動操作部は,その回動操作角度に制限なく回動可能に構成されていることを特徴とするパチンコ遊技機にある(請求項1)。
【0007】
本発明のパチンコ遊技機においては,上記ハンドルの回動操作部がその回動操作角度に制限なく回動する。そして,上記操作量検出手段は,上記回動操作部の上記ベース部に対する絶対的な位置を検出するのではなく,上記回動操作部の上記ベース部に対する相対的な位置の変化量を検出する。そのため,上記操作量検出手段は,上記回動操作部が上記ベース部に対してどこの回動位置にあっても,上記回動操作部の回動操作量の検出を開始することができる。
【0008】
上記回動操作部及び上記操作量検出手段の構成より,本発明においては,従来のスプリングのような,上記回動操作部を上記ベース部に対して初期位置に戻す手段が設けられていない。そのため,遊技者は,所定の発射強度でパチンコ球を発射しているときに,上記回動操作部を持っていなくても,上記接触検出手段に接触していれば,上記所定の発射強度を維持することができる。それ故,パチンコ球の発射強度を容易に維持することができる。
【0009】
以下に,上記パチンコ遊技機における発射動作につき説明する。
遊技者は,遊技を行う際には,上記ハンドルに接触する。このとき,上記接触検出手段が上記接触を検出すると共に,この検出信号が上記発射許可部に送信される。そして,この発射許可部は,上記接触検出手段が上記接触を検出している間,パチンコ球の発射を許可する。
次いで,上記遊技者が上記回動操作部を回動させたときには,上記操作量検出手段は,上記回動操作部の回動操作量の検出を開始する。そして,上記発射強度制御部は,上記回動操作量に応じて発射強度を調節しながらパチンコ球を発射させる。
【0010】
その後,上記接触検出手段が上記接触の解除を検出したときには,この検出信号が上記発射許可部に送信される。そして,この発射許可部はパチンコ球の発射の許可を解除して,パチンコ球の発射が停止される。
そして,その後,再度パチンコ球の発射を行う際には,上記発射を停止したときの上記回動操作部の位置より上記発射強度の調節を再開することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
上記発射強度とは,パチンコ遊技機に設けた遊技盤における遊技領域に,パチンコ球を発射させる強弱をいう。
また,本発明においては,上記接触検出手段が上記接触の解除を検出し,上記発射許可部がパチンコ球の発射の許可を解除したときには,上記発射強度制御部は,パチンコ球の発射を停止すると共に,このときの発射強度を直前発射強度として記憶し,上記接触検出手段が再び上記接触を検出したときには,上記発射強度制御部は,上記直前発射強度よりパチンコ球の発射を再開できるよう構成されていることが好ましい(請求項2)。
【0012】
この場合には,上記パチンコ球の発射を停止した後,上記接触検出手段が再び上記接触を検出したときには,上記発射許可部が再びパチンコ球の発射を許可する。そして,上記発射強度制御部は,上記直前発射強度よりパチンコ球の発射を再開させることができる。そのため,遊技者は,一旦遊技を中断していながらも,再び遊技に復帰した場合には,上記回動操作部を回動させることなく,直ちに遊技を中断する前の上記直前発射強度よりパチンコ球の発射を再開することができる。そのため,遊技者は,一旦遊技を中断した後に,迅速に元の遊技に復帰することができる。
【0013】
また,上記パチンコ遊技機は,上記接触検出手段が上記接触の解除を検出した時点からの経過時間である発射停止時間を計測するよう構成されたタイマーを有しており,
上記接触検出手段が上記接触の解除を検出し,上記発射強度制御部が上記直前発射強度を記憶した後において,
上記タイマーにより計測した上記発射停止時間が所定の基準時間を超える前に,上記接触検出手段が再び上記接触を検出したときには,上記発射強度制御部は,上記直前発射強度よりパチンコ球の発射を再開させ,
一方,上記タイマーにより計測した上記発射停止時間が所定の基準時間を超えたとき又は上記発射停止時間が所定の基準時間を超えた後に上記接触検出手段が再び上記接触を検出したときには,上記発射強度制御部は,上記発射強度を初期化するよう構成されていることが好ましい(請求項3)。
【0014】
この場合は,上記タイマーを設けることによって,一旦遊技を中断した後においても,上記所定の発射強度を迅速に再現できるようにしたものである。
以下に,上記パチンコ遊技機における発射動作につき説明すると共に,上記タイマーによる優れた作用効果につき説明する。
【0015】
上記接触検出手段が上記接触を検出してから上記接触の解除を検出し,パチンコ球の発射が停止されるまでは,上記請求項1の発明と同様である。
そして,上記タイマーは,上記接触検出手段が上記接触の解除を検出したときに,上記発射停止時間の計測を開始する。
【0016】
そして,この発射停止時間が所定の基準時間を超える前に,上記接触検出手段が再び上記接触を検出した場合には,上記発射強度制御部は,上記直前発射強度よりパチンコ球の発射を再開させる。
すなわち,この場合には,遊技者は,一旦遊技を中断していながらも,上記所定の基準時間内に再び遊技に復帰した場合には,上記回動操作部を回動させることなく,直ちに遊技を中断する前の発射強度よりパチンコ球の発射を再開することができる。そのため,上記タイマーを設けたことにより,遊技者は,一旦遊技を中断した後に,迅速に元の遊技に復帰することができる。
【0017】
一方,上記発射停止時間が所定の基準時間を超えたとき又は上記発射停止時間が所定の基準時間を超えた後に上記接触検出手段が再び上記接触を検出したときには,上記発射強度制御部は,上記発射強度を初期化する。
すなわち,この場合には,遊技者には遊技を中断する前の発射強度よりパチンコ球の発射を再開する意思がないとして,上記発射強度を初期化することができる。また,これにより,遊技者の交代にも対応することができる。
【0018】
また,上記所定の基準時間は,遊技者が上記ハンドルを放してから,どれだけの時間,ハンドルを放す直前の発射強度を保持しておけばよいかを考慮して決定する。例えば,上記所定の基準時間は,1〜10分の間の時間に適宜設定することができる。
また,上記所定の基準時間は,遊技ホール側より適宜設定できるようにすることができる。また,上記所定の基準時間は,上記パチンコ遊技機の適宜個所に設定手段を設け,遊技者自らが設定できるようにすることもできる。
【0019】
また,上記パチンコ遊技機は,遊技者が操作することにより上記発射強度を初期化させる手動リセット操作部を有していることが好ましい(請求項4)。
この場合には,上記手動リセット操作部を操作することにより,いつでも上記発射強度を強制的に初期化(リセット)することができる。また,上記手動リセット操作部を,例えば,上記発射強度制御部に上記直前発射強度が記憶されているときに,該直前発射強度よりパチンコ球の発射を再開したくないときに操作して,強制的に上記発射強度を初期化することができる。
また,上記手動リセット操作部を,例えば,上記タイマーによる上記発射停止時間の計測中に操作して,この計測を中止すると共に直ちにパチンコ球の発射強度を初期化することもできる。
【0020】
また,上記回動操作部と上記ベース部との間には,上記回動操作部を回動させる際に回動抵抗となる回動抵抗発生手段が設けてあることが好ましい(請求項5)。
この場合には,上記回動操作部が遊技者によるわずかな力でも簡単に回動してしまうことを防止することができる。そのため,上記回動操作部による操作性及び上記操作量検出手段による検出精度を向上させることができる。
【0021】
また,上記操作量検出手段は,上記回動操作部に配設すると共に該回動操作部の中心軸より放射状に設けた複数のスリットを有するスリット板と,上記ベース部に配設する共に上記スリット板におけるスリットを通過する光を検出する2つのフォトセンサと,上記スリット板の回動により上記フォトセンサが光を検出した回数をカウントすると共に,上記2つのフォトセンサの出力信号における位相差を検出して上記回動操作量を求めるよう構成した信号処理部とを有していることが好ましい(請求項6)。
この場合には,上記操作量検出手段により,上記回動操作部の上記ベース部に対する相対的な位置の変化量を容易に検出することができる。
【0022】
また,上記回動操作部には大歯車が設けてあると共に,上記ベース部には上記大歯車に螺合すると共に該大歯車よりも直径が小さな小歯車が設けてあり,上記操作量検出手段は,上記小歯車に配設すると共に該小歯車の中心軸より放射状に設けた複数のスリットを有するスリット板と,上記ベース部に配設する共に上記スリット板におけるスリットを通過する光を検出する2つのフォトセンサと,上記スリット板の回動により上記フォトセンサが光を検出した回数をカウントすると共に,上記2つのフォトセンサの出力信号における位相差を検出して上記回動操作量を求めるよう構成した信号処理部とを有していることが好ましい(請求項7)。
【0023】
この場合には,上記大歯車と上記小歯車との直径の差により,上記回動操作部の回転量よりも,上記スリット板の回転量を大きくさせることができる。そのため,スリット板のスリットの間隔をそれ程細かくすることなく,回動操作部の微弱な回転量を的確に検出することができる。
【0024】
【実施例】
以下に,図面を用いて本発明のパチンコ遊技機にかかる実施例につき説明する。
(実施例1)
図2,図3,図5に示すごとく,本例のパチンコ遊技機1は,パチンコ遊技機1の前面側10に固定されるベース部21と,このベース部21に対して回動可能に配設された回動操作部3とを有してなるハンドル2を備えている。上記ベース部21は,上記パチンコ遊技機1の前面側10に固定する基台部22と,この基台部22との間に上記回動操作部3を挟み込むようにして設けたキャップ部23とにより構成されている。また,上記パチンコ遊技機1は,上記ハンドル2の回動操作部3を回動させることにより,パチンコ球の発射強度を調節するよう構成されている。
【0025】
図1に示すごとく,上記パチンコ遊技機1は,以下の接触検出手段4,操作量検出手段5,発射許可部61,タイマー62及び発射強度制御部63を有している。
上記接触検出手段4は,上記ハンドル2に遊技者が接触しているか否かを検出するセンサである。また,上記操作量検出手段5は,上記回動操作部3の回動操作量を検出するセンサである。
【0026】
同図に示すごとく,上記発射許可部61,タイマー62及び発射強度制御部63のいずれもは,発射制御装置6内にプログラムにより構成してある。上記発射許可部61は,上記接触検出手段4が上記接触を検出している間にのみパチンコ球の発射を許可する機能を有する。また,上記タイマー62は,上記接触検出手段4が上記接触の解除を検出した時点からの経過時間である発射停止時間を計測する機能を有する。そして,上記発射強度制御部63は,上記操作量検出手段5からの上記回動操作量に応じて発射強度を調節してパチンコ球の発射の制御を行う機能を有する。
【0027】
また,図5に示すごとく,上記パチンコ遊技機1は,上記発射強度制御部63の制御により,パチンコ球を発射させる球発射装置7を有している。この球発射装置7は,発射強度制御部63からの発射指令を受けて実際にパチンコ球を発射させる装置である。
また,図2,図3に示すごとく,上記ハンドル2の回動操作部3は,その回動操作角度に制限なく回動可能に構成されている。そして,上記操作量検出手段5は,回動操作部3による回動操作量を上記回動操作部3のベース部21に対する相対的な位置の変化量として検出する。
【0028】
上記パチンコ遊技機1は,上記タイマー62を設けたことにより,上記接触検出手段4が上記接触の解除を検出し,上記発射許可部61がパチンコ球の発射の許可を解除して,パチンコ球の発射が停止された後において,以下の優れた作用効果を呈する。
すなわち,上記タイマー62により計測した上記発射停止時間が所定の基準時間を超える前に,上記接触検出手段4が再び上記接触を検出した場合には,上記発射強度制御部63は,上記接触検出手段4が上記接触の解除を検出する直前における発射強度よりパチンコ球の発射を再開させる。これにより,遊技者は,パチンコ球の発射を停止する前の発射強度より,迅速にパチンコ球の発射を再開することができる。
【0029】
一方,上記タイマー62により計測した上記発射停止時間が上記所定の基準時間を超えたときには,上記発射強度制御部63は,上記発射強度を初期化する。この場合には,遊技者は,初期化した発射強度よりパチンコ球を発射させることができる。
【0030】
以下に,これを詳説する。
本例においては,図示は省略するが,上記回動操作部3が遊技者によるわずかな力でも簡単に回動してしまうことを防止するために,上記回動操作部3と上記ベース部21との間には,上記回動操作部3を回動させる際に回動抵抗となる回動抵抗発生手段が設けてある。これにより,上記回動操作部3による操作性及び上記操作量検出手段5による検出精度を向上させることができる。
【0031】
また,図1に示すごとく,上記接触検出手段4は,タッチセンサ41により構成した。このタッチセンサ41は,遊技者に溜まった静電容量を検出するものである。
また,上記タッチセンサ41による上記接触の検出は,第1信号処理部42を介して上記発射制御装置6内に送信される。また,上記発射制御装置6における発射強度制御部63は,上記球発射装置7に発射指令を送信する。
【0032】
図4に示すごとく,上記操作量検出手段5は,以下のスリット板51及び2つのフォトセンサ52により構成した回転量検出センサ50と第2信号処理部53とにより構成した。上記スリット板51は,上記回動操作部3に配設すると共にこの回動操作部3の中心軸30より放射状に設けた複数のスリット511を有する(図3参照)。そして,スリット板51は上記回動操作部3の回動に伴って回動する。
【0033】
上記2つのフォトセンサ52は,上記ベース部21に配設する共に上記スリット板51におけるスリット511を通過する光を検出する。これらのフォトセンサ52は,上記スリット板51の一方側に発光ダイオードを配設すると共に,他方側にフォトダイオード又はフォトトランジスタを配設して構成したものである。
【0034】
上記第2信号処理部53は,上記スリット板51の回動により上記フォトセンサ52が光を検出した回数をカウントすると共に,上記2つのフォトセンサ52の出力信号における位相差を検出して上記回動操作部3の回動操作量を求める。この第2信号処理部53は,上記発射制御装置6内にプログラムにより構成した。
【0035】
上記第2信号処理部53は,上記2つのフォトセンサ52における位相差の検出により,上記回動操作部3が正面から見て時計回り(パチンコ球の発射強度を強める方向)に回動されたか,反時計回り(パチンコ球の発射強度を弱める方向)に回動されたかを検出することができる。そして,第2信号処理部53は,上記フォトセンサ52が光を検出した際に,上記回動操作部3が時計回りに回動していると判断したときは,光を検出した回数をプラス側にカウントする。
一方,第2信号処理部53は,上記フォトセンサ52が光を検出した際に,上記回動操作部3が反時計回りに回動していると判断したときは,光を検出した回数をマイナス側にカウントする。こうして,上記カウントを行ったカウント数が上記回動操作部3の回動操作量であるとする。
【0036】
図6〜図10に,上記操作量検出手段5による回動操作量の検出方法の一例を示す。なお,図6〜図8において,右側のフォトセンサ52を第1フォトセンサ521とし,左側のフォトセンサ52を第2フォトセンサ522とする。
また,図9,図10は,それぞれ上側の図が第1フォトセンサ521の入力波形IN1を示し,下側の図が第2フォトセンサ522の入力波形IN2を示す。そして,図9,図10は,それぞれ横軸に時間tをとると共に縦軸に上記入力波形IN1,IN2をとり,時間tの変化にする各フォトセンサ521,522の入力の有り(ON),無し(OFF)を示すものである。
【0037】
そして,図6に示すごとく,上記2つのフォトセンサ52が上記光を検出していない状態より,図7に示すごとく,上記スリット板51が時計回りに回動したときには,第1フォトセンサ521が始めに光を検出する。
このとき,図9に示すごとく,第1フォトセンサ521の入力がONになるが,第2フォトセンサ522の入力はOFFである。そのため,第1フォトセンサ521の入力がONになったときに,第2フォトセンサ522の入力がOFFであるときには,上記第2信号処理部53は,上記スリット板51が時計回りに回動したとして,上記カウント数を増加させる。
【0038】
一方で,図6に示すごとく,上記2つのフォトセンサ52が上記光を検出していない状態より,図8に示すごとく,上記スリット板51が反時計回りに回動したときには,第2フォトセンサ522が始めに光を検出し,その後第1フォトセンサ521が光を検出する。
このとき,図10に示すごとく,第1フォトセンサ521の入力がONになったときには,第2フォトセンサ522の入力もONである。
【0039】
そのため,第1フォトセンサ521の入力がONになったときに,第2フォトセンサ522の入力もONであるときには,上記第2信号処理部53は,上記スリット板51が反時計回りに回動したとして,上記カウント数を減少させる。
このようにして,上記カウント数の増減を検出することにより,上記回動操作部3の回動操作量を検出することができる。そして,上記操作量検出手段5の構成により,上記回動操作部3が上記ベース部21に対してどの位置にあるときでも,回動操作部3のベース部21に対する回動操作量を容易に検出することができる。
【0040】
上記のごとく,本例のパチンコ遊技機1においては,上記ハンドル2の回動操作部3がその回動操作角度に制限なく回動する。そして,上記操作量検出手段5は,上記回動操作部3の上記ベース部21に対する絶対的な位置を検出するのではなく,上記回動操作部3の上記ベース部21に対する相対的な位置の変化量を検出する。そのため,上記操作量検出手段5は,上記回動操作部3が上記ベース部21に対してどこの回動位置にあっても,上記回動操作部3の回動操作量の検出を開始することができる。
【0041】
また,上記回動操作部3及び上記操作量検出手段5の構成より,本例においては,従来のスプリングのような,上記回動操作部3を上記ベース部21に対して初期位置に戻す手段が設けられていない。そのため,遊技者は,所定の発射強度でパチンコ球を発射しているときに,上記回動操作部3を持っていなくても,上記接触検出手段4に接触していれば,上記所定の発射強度を維持することができる。それ故,パチンコ球の発射強度の維持が容易である。
【0042】
次に,図11を用いて,上記パチンコ遊技機1における発射動作につき詳説すると共に,上記タイマー62による優れた作用効果につき詳説する。
図11のステップS101において,上記接触検出手段4は,上記ハンドル2に遊技者が接触したか否かを検出する。そして,遊技者が遊技を行うために上記ハンドル2に触れると,上記接触検出手段4が上記接触を検出し,S101における判定がYesになり,S102を実行する。
【0043】
そして,S102において,上記接触を検出した検出信号が上記発射許可部61に送信され,この発射許可部61はパチンコ球の発射を許可する。
一方で,上記ハンドル2に遊技者が接触していないと,S101における判定がNoになり,パチンコ球が発射されない。
【0044】
次いで,S103において,上記遊技者が上記回動操作部3を回動させたときには,上記操作量検出手段5は,上記回動操作部3の回動操作量の検出を開始する。そして,上記2つのフォトセンサ52におけるON,OFFの信号が上記第2信号処理部53に送信され,この第2信号処理部53は,上記カウント数の増減より上記回動操作量を求める。
【0045】
次いで,S104において,上記発射強度制御部63は,上記カウント数の増減に比例してパチンコ球の発射強度を調節する。そして,発射強度制御部63は,上記発射許可部61の発射許可があることを条件に,上記球発射装置7に発射指示を送り,この球発射装置7より上記発射強度の値に比例した強さでパチンコ球が発射される。
そして,S105において,接触検出手段4が遊技者の上記ハンドルへの接触がなくなったことを検出しない限りは,S105における判定がYesになる。そして,S103〜S105を繰り返して,遊技者は,パチンコ球の発射強度を調節して遊技を行うことができる。
【0046】
その後,遊技者が遊技を中断するために上記ハンドル2を放すと,S105において,上記接触検出手段4が上記接触の解除を検出し,S105における判定がNoになり,S106を実行する。
そして,S106において,上記接触の解除を検出した検出信号が上記発射許可部61に送信され,この発射許可部61は,パチンコ球の発射許可を解除する。このとき,S106において,上記発射強度制御部63は,上記発射許可部61による発射許可の解除を条件に,上記球発射装置7からのパチンコ球の発射を停止させる。
【0047】
また,上記発射許可部61がパチンコ球の発射許可を解除したときには,S107において,上記発射強度制御部63は,現時点の発射強度を直前発射強度として記憶する。また,発射強度制御部63は,現時点の操作量検出手段5によるステップ数,すなわち回動操作量も,直前回動操作量として記憶する。
また,S107においては,上記タイマー62は上記発射停止時間の計測を開始する。なお,本例では,上記所定の基準時間を5分とした。
【0048】
そして,S108において,上記発射強度制御部63は,上記タイマー62による発射停止時間が上記基準時間以内であるかを判定する。S108における判定がYesのときは,上記発射停止時間が上記基準時間を超える前であり,S109において,上記接触検出手段4が,再び上記遊技者によるハンドル2への接触があるか否かを検出する。そして,S109における判定がNoのときは,上記接触がないときであり,再びS108を実行する。
こうして,上記発射停止時間が上記基準時間以内にあるときには,遊技者が再び上記ハンドル2に接触するまではS108及びS109を繰り返す。
【0049】
そして,上記基準時間以内に遊技者が再び上記ハンドル2に触れたときには,上記接触検出手段4が上記接触を検出し,S109における判定がYesになり,S110を実行する。S110においては,上記発射強度制御部63は,上記記憶を行った直前発射強度をこれから発射を行うパチンコ球の発射強度とする。また,上記操作量検出手段5は,上記記憶を行った直前回動操作量をこれから検出を行う回動操作量とする。そして,S102が実行され,上記発射許可部61がパチンコ球の発射を許可する。
その後,S103〜S105が実行され,上記発射強度制御部63は,上記回動操作量に応じて上記発射強度を再び調節して,上記球発射装置7からのパチンコ球の発射が再開される。
【0050】
上記のように,S108における判定がYesになったときは,遊技者が一旦遊技を中断していながらも,上記基準時間以内に再び遊技に復帰したときである。そのため,このときには,遊技者は,上記回動操作部3を回動させることなく,直ちに遊技中断前の発射強度よりパチンコ球の発射を再開することができる。そのため,上記タイマー62を設けたことにより,遊技者は,一旦遊技を中断した後に,迅速に元の遊技に復帰することができる。
【0051】
一方,上記発射停止時間が上記基準時間を超えたときには,S108における判定がNoになり,S111を実行する。S111においては,上記操作量検出手段5による上記カウント数,すなわち上記回動操作量がゼロに初期化される。また,これにより,上記発射強度制御部63における発射強度が初期化(リセット)される。
その後,再びS101が実行され,上記接触検出手段4は,上記ハンドル2に遊技者が接触したか否かを検出する。
【0052】
上記のように,S108における判定がNoになったときは,遊技者には遊技中断前の発射強度よりパチンコ球の発射を再開する意思がないとして,上記発射強度を初期化することができる。また,これにより,遊技者の交代にも対応することができる。
以上のように,本例のパチンコ遊技機1によれば,パチンコ球の発射強度を容易に調節することができ,一旦遊技を中断した後でも迅速に元の遊技に復帰することができる。
【0053】
なお,本例においては,上記発射強度制御部63による上記発射強度の初期化は,上記のごとく,上記発射停止時間が所定の基準時間を超えたときに行った。これに対し,上記発射強度の初期化は,上記発射停止時間が所定の基準時間を超えた後に上記接触検出手段4が再び上記接触を検出したときに行うこともできる。
【0054】
(実施例2)
本例は,図12に示すごとく,上記回動操作部3に大歯車54を設けると共に,上記ベース部21に上記大歯車54に螺合すると共にこの大歯車54よりも直径が小さな第1小歯車55を設けて,上記スリット板51を上記第1小歯車55の回転軸551に設けた例である。
本例においては,上記大歯車54と上記第1小歯車55との直径の差により,上記回動操作部3の回動操作量よりも,上記スリット板51の回動量を大きくさせることができる。そのため,スリット板51のスリット511の間隔をそれ程細かくすることなく,回動操作部3の微弱な回動操作量を的確に検出することができる。
【0055】
また,同図に示すごとく,上記大歯車54には,第2小歯車56も螺合しており,本例の回動抵抗発生手段57は,上記第2小歯車56の回転軸561に設けたダンパーである。これにより,容易に上記回動操作部3の上記ベース部21に対する回動抵抗を発生させることができる。
なお,本例では,上記大歯車54は,内歯車であり,上記第1小歯車55及び第2小歯車56は上記大歯車54の内周側に螺合する。
【0056】
また,上記回動抵抗発生手段57は,上記ダンパー以外にも種々の構造のものを採用することができる。例えば,図13に示すごとく,上記大歯車54の歯面541に係合する係合爪211を上記ベース部21に設け,上記係合爪211を弾性変形させながら上記回動操作部3を回動させるラチェット方式のものを採用することができる。
その他は上記実施例1と同様であり,上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
【0057】
(実施例3)
本例のパチンコ遊技機1は,図14に示すごとく,上記タイマーを有しておらず,パチンコ球の発射を停止した後に,再び停止前の発射強度よりパチンコ球の発射を再開できるよう構成したものである。すなわち,本例は,発射強度制御部63は,上記実施例1と同様に,パチンコ球の発射を停止したときの発射強度を直前発射強度として記憶し,上記接触検出手段4が再び上記接触を検出したときには,上記直前発射強度よりパチンコ球の発射を再開できるようにしたものである。
【0058】
また,本例のパチンコ遊技機1は,遊技者が操作することにより上記発射強度を初期化させる手動リセット操作部8を有している。本例の手動リセット操作部8は,パチンコ遊技機1の前面側10に設けてある(図示略)。
その他の構成は上記実施例1と同様である。
【0059】
以下に,図15を用いて,本例のパチンコ遊技機1における発射動作につき詳説する。
図15のステップS201〜S205までの動作は,上記実施例1の図11におけるS101〜S105の動作と同じである。
そして,上記接触検出手段4が遊技者の上記ハンドル2への接触があるときは,S205における判定がYesになり,S206を実行する。
【0060】
S206においては,上記手動リセット操作部8に入力があるか否かを検出する。そして,入力があったときには,S206における判定がYesになり,S207において,現在パチンコ球を発射させている発射強度を初期化する。一方で,上記手動リセット操作部8に入力がないときは,S206における判定がNoになり,再度203〜S206を繰り返す。こうして,遊技者は,パチンコ球の発射強度を調節して遊技を行うことができる。
【0061】
そして,遊技者が遊技を中断するために上記ハンドル2を放すと,S205において,上記接触検出手段4が上記接触の解除を検出し,S205における判定がNoになり,S208及びS209を実行する。S208における動作は,上記実施例1のS106と同じである。また,S209においては,上記発射強度制御部63は,現時点の発射強度を直前発射強度として記憶する。また,発射強度制御部63は,現時点の操作量検出手段5によるステップ数,すなわち回動操作量も,直前回動操作量として記憶する。
【0062】
そして,S210において,上記接触検出手段4が遊技者のハンドル2への接触があるか否かを検出し,接触があると,S210における判定がYesになり,S211において発射許可部61がパチンコ球の発射の許可をする。
そして,S212において,上記手動リセット操作部8に入力があるか否かを検出する。そして,入力があったときには,S212における判定がYesになり,S213において,現在パチンコ球を発射させている発射強度を初期化する。
【0063】
なお,上記の制御フローは,S210における接触の検出の前に上記手動リセット操作部8への入力があった場合に,その入力状態をこの手動リセット操作部8で保持しておき,その後,S212における判定を行うよう構成することもできる。この場合において,上記手動リセット操作部8への入力状態は,上記発射制御装置6において保持しておくこともできる。
また,上記手動リセット操作部8への入力の検出は,S210における接触の検出の前に行うこともできる。そして,上記発射強度制御部63は,手動リセット操作部8への入力を検出した時点で,直ちにパチンコ球の発射強度を初期化するよう構成することができる。
【0064】
一方で,上記手動リセット操作部8に入力がないときは,S212における判定がNoになり,S214を実行する。
S214においては,上記発射強度制御部63は,上記記憶を行った直前発射強度をこれから発射を行うパチンコ球の発射強度とする。また,上記操作量検出手段5は,上記記憶を行った直前回動操作量をこれから検出を行う回動操作量とする。その後は,再びS203より上記と同様の動作が行われる。
【0065】
上記のように,本例では,上記発射強度制御部63は,上記パチンコ球の発射を停止した後,上記直前発射強度よりパチンコ球の発射を再開させることができる。そのため,遊技者は,一旦遊技を中断していながらも,再び遊技に復帰した場合には,上記回動操作部3を回動させることなく,直ちに遊技を中断する前の上記直前発射強度よりパチンコ球の発射を再開することができる。そのため,遊技者は,一旦遊技を中断した後,迅速に元の遊技に復帰することができる。
【0066】
また,本例では,上記手動リセット操作部8を操作することにより,いつでも上記発射強度を強制的に初期化(リセット)することができる。そして,遊技者は,一旦遊技を中断した後,上記直前発射強度よりパチンコ球の発射を再開したくないときには,上記手動リセット操作部8を操作して強制的に上記発射強度を初期化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における,パチンコ遊技機の構成を示す模式図。
【図2】実施例1における,ハンドルを示す斜視図。
【図3】実施例1における,ハンドルの内部構造を示す斜視図。
【図4】実施例1における,ハンドルの内部構造を示す断面図。
【図5】実施例1における,パチンコ遊技機を示す正面図。
【図6】実施例1における,回動操作量の検出方法の一例を示す図で,2つのフォトセンサが光を検出していない状態を示す説明図。
【図7】実施例1における,回動操作量の検出方法の一例を示す図で,回動操作部を時計回りに回動させた状態を示す説明図。
【図8】実施例1における,回動操作量の検出方法の一例を示す図で,回動操作部を反時計回りに回動させた状態を示す説明図。
【図9】実施例1における,回動操作部を時計回りに回動させ,第1フォトセンサが光を検出したときに第2フォトセンサは光を検出していない状態を示す説明図。
【図10】実施例1における,回動操作部を反時計回りに回動させ,第1フォトセンサが光を検出したときに第2フォトセンサも光を検出している状態を示す説明図。
【図11】実施例1における,パチンコ遊技機における発射動作の流れを説明するフローチャート。
【図12】実施例2における,ハンドルの内部構造を示す断面図。
【図13】実施例2における,ラチェット方式の回動抵抗発生手段を示す模式図。
【図14】実施例3における,パチンコ遊技機の構成を示す模式図。
【図15】実施例3における,パチンコ遊技機における発射動作の流れを説明するフローチャート。
【符号の説明】
1...パチンコ遊技機,
2...ハンドル,
21...ベース部,
3...回動操作部,
4...接触検出手段,
41...タッチセンサ,
5...操作量検出手段,
50...回転量検出センサ,
51...スリット板,
511...スリット,
52...フォトセンサ,
53...第2信号処理部,
54...大歯車,
55...第1小歯車,
551...回転軸,
57...回動抵抗発生手段,
6...発射制御装置,
61...発射許可部,
62...タイマー,
63...発射強度制御部,
7...球発射装置,
8...手動リセット操作部,
Claims (7)
- パチンコ遊技機の前面側に固定されるベース部と,該ベース部に対して回動可能に配設された回動操作部とを有してなるハンドルを備え,該ハンドルの上記回動操作部を回動させることによりパチンコ球の発射強度を調節するよう構成されたパチンコ遊技機において,
上記パチンコ遊技機は,上記ハンドルに遊技者が接触しているか否かを検出する接触検出手段と,
上記回動操作部の回動操作量を検出する操作量検出手段と,
上記接触検出手段が上記接触を検出している間にのみパチンコ球の発射を許可する発射許可部と,
上記操作量検出手段からの上記回動操作量に応じて発射強度を調節してパチンコ球を発射させる発射強度制御部とを有していると共に,
上記ハンドルの上記回動操作部は,その回動操作角度に制限なく回動可能に構成されていることを特徴とするパチンコ遊技機。 - 請求項1において,上記接触検出手段が上記接触の解除を検出し,上記発射許可部がパチンコ球の発射の許可を解除したときには,上記発射強度制御部は,パチンコ球の発射を停止すると共に,このときの発射強度を直前発射強度として記憶し,上記接触検出手段が再び上記接触を検出したときには,上記発射強度制御部は,上記直前発射強度よりパチンコ球の発射を再開できるよう構成されていることを特徴とするパチンコ遊技機。
- 請求項2において,上記パチンコ遊技機は,上記接触検出手段が上記接触の解除を検出した時点からの経過時間である発射停止時間を計測するよう構成されたタイマーを有しており,
上記接触検出手段が上記接触の解除を検出し,上記発射強度制御部が上記直前発射強度を記憶した後において,
上記タイマーにより計測した上記発射停止時間が所定の基準時間を超える前に,上記接触検出手段が再び上記接触を検出したときには,上記発射強度制御部は,上記直前発射強度よりパチンコ球の発射を再開させ,
一方,上記タイマーにより計測した上記発射停止時間が所定の基準時間を超えたとき又は上記発射停止時間が所定の基準時間を超えた後に上記接触検出手段が再び上記接触を検出したときには,上記発射強度制御部は,上記発射強度を初期化するよう構成されていることを特徴とするパチンコ遊技機。 - 請求項1〜3のいずれか一項において,上記パチンコ遊技機は,遊技者が操作することにより上記発射強度を初期化させる手動リセット操作部を有していることを特徴とするパチンコ遊技機。
- 請求項1〜4のいずれか一項において,上記回動操作部と上記ベース部との間には,上記回動操作部を回動させる際に回動抵抗となる回動抵抗発生手段が設けてあることを特徴とするパチンコ遊技機。
- 請求項1〜5のいずれか一項において,上記操作量検出手段は,上記回動操作部に配設すると共に該回動操作部の中心軸より放射状に設けた複数のスリットを有するスリット板と,
上記ベース部に配設する共に上記スリット板におけるスリットを通過する光を検出する2つのフォトセンサと,
上記スリット板の回動により上記フォトセンサが光を検出した回数をカウントすると共に,上記2つのフォトセンサの出力信号における位相差を検出して上記回動操作量を求めるよう構成した信号処理部とを有していることを特徴とするパチンコ遊技機。 - 請求項1〜5のいずれか一項において,上記回動操作部には大歯車が設けてあると共に,上記ベース部には上記大歯車に螺合すると共に該大歯車よりも直径が小さな小歯車が設けてあり,
上記操作量検出手段は,上記小歯車に配設すると共に該小歯車の中心軸より放射状に設けた複数のスリットを有するスリット板と,
上記ベース部に配設する共に上記スリット板におけるスリットを通過する光を検出する2つのフォトセンサと,
上記スリット板の回動により上記フォトセンサが光を検出した回数をカウントすると共に,上記2つのフォトセンサの出力信号における位相差を検出して上記回動操作量を求めるよう構成した信号処理部とを有していることを特徴とするパチンコ遊技機。
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