JP2009028513A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器 Download PDF

Info

Publication number
JP2009028513A
JP2009028513A JP2008139186A JP2008139186A JP2009028513A JP 2009028513 A JP2009028513 A JP 2009028513A JP 2008139186 A JP2008139186 A JP 2008139186A JP 2008139186 A JP2008139186 A JP 2008139186A JP 2009028513 A JP2009028513 A JP 2009028513A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
path
steam
blower
air
rice cooker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008139186A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5077070B2 (ja
Inventor
Kuniyuki Nakanishi
邦行 中西
Masato Sano
正人 佐野
Masanori Hirota
正宣 広田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2008139186A priority Critical patent/JP5077070B2/ja
Priority to CN2008101281187A priority patent/CN101336797B/zh
Publication of JP2009028513A publication Critical patent/JP2009028513A/ja
Priority to HK09104523.9A priority patent/HK1126103A1/xx
Application granted granted Critical
Publication of JP5077070B2 publication Critical patent/JP5077070B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Abstract

【課題】炊飯性能を高く維持することと、排出蒸気の温度を低くすることを両立させるようにした炊飯器を提供することを目的とする。
【解決手段】蒸気経路15の蒸気経路出口15bを送風経路14の経路壁14aに開口させるとともに、この蒸気経路出口、入口15c、15bを水平方向に位置をずらせて配置したものである。これによって、蒸気経路出口、入口15c、15bが水平方向にずれていることで、室温の空気や結露水が鍋2内に入り込むことを低減でき、炊飯性能を高く維持することができる。また、蒸気経路出口15bを送風経路14の経路壁14aに開口させていることで、蒸気は方向付けされるとなく送風経路14内に至り、均一に送風空気と混合されることになり、排出蒸気の温度を下げることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、炊飯後の飯を所定の温度(一般的には70〜75℃)に保持する保温機能を備え、炊飯中に鍋から発生する高温の蒸気の排出を抑制するようにした炊飯器に関するものである。
従来、炊飯中に排出される蒸気に空気を送風し、蒸気の濃度を下げて混合体として排出するようにした炊飯器はすでに提案されている(例えば、特許文献1および2参照)。ここでは特に特許文献2について説明する。
これは、図19にその構成の一部を示しているように、蓋本体30内に、送風装置31と、その送風経路32と、鍋33に連通する蒸気管34とを備え、蒸気管34からの蒸気に送風経路32において送風装置31からの送風空気を供給し、蒸気の濃度を下げて混合体として排気口35から炊飯器本体外へ排出するようにしているものである。
特許第1823119号公報 特許第3682252号公報
しかしながら、前記従来の構成では、蒸気管34の送風経路32側の端部は排気口35に向けて開口しているため、送風装置31からの送風空気が蒸気管34の内部に入り込みにくい構成となっていて、ご飯の糊化が妨げられないようになっている。しかし、蒸気の流れが蒸気管34により送風装置31による風の流れとほぼ平行に流れるよう方向付けされた構成となっているため、蒸気と送風空気は十分混合されることなくそのまま排出されてしまい、高温蒸気の排出抑制という本来の目的が十分得られないものである。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、美味しいご飯が炊けることと、蒸気と空気を十分混合させて排出蒸気の温度を低下させることを両立させるようにした炊飯器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の炊飯器は、蒸気経路の蒸気経路出口を送風経路の経路壁に開口させるとともに、この蒸気経路出口と鍋内と連通する蒸気経路入口とを水平方向に位置をずらせて配置したものである。
これによって、蒸気経路出口と蒸気経路入口との位置が水平方向にずれていることで、炊飯の最中に送風装置を動作させた場合に、送風装置から送られた室温の空気が鍋内に入り込むことを低減することができ、炊飯性能を高く維持することができる。また、蒸気経路出口を送風経路の経路壁に開口させていることで、蒸気経路からの蒸気は方向付けされることなく送風経路内に至り、そこで経路壁との摩擦で生じた乱流により均一に送風空気と混合されることになり、排出蒸気をより低温化することができるものである。
本発明の炊飯器は、美味しいご飯を炊くことと、排出蒸気の温度を低くすることを両立させることができるものである。
第1の発明は、炊飯器本体と、前記炊飯器本体の内部の鍋収納部に収納される鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱装置と、前記炊飯器本体の開口部をヒンジ軸を中心に開閉可能な蓋本体と、外気と連通した送風装置と、前記送風装置と連結するとともに外気と連通する送風経路と、前記送風経路と前記鍋内とを連通させた蒸気経路と、前記鍋加熱装置と前記送風装置の動作を制御する制御装置とを備え、前記蒸気経路はその蒸気経路出口を前記送風経路の経路壁に開口させるとともに、前記蒸気経路出口と前記鍋内と連通する前記蒸気経路入口とを水平方向に位置をずらせて配置した炊飯器とするものである。これによって、蒸気経路出口と蒸気経路入口との位置が水平方向にずれていることで、炊飯の最中に送風装置を動作させた場合に、送風装置から送られた室温の空気が鍋内に入り込むことを低減することができ、美味しいご飯を炊くことができる。また、蒸気経路出口を送風経路の経路壁に開口させていることで、蒸気経路からの蒸気は方向付けされることなく送風経路内に至り、そこで経路壁との摩擦で生じた乱流により均一に送風空気と混合されることになり、排出蒸気をより低温化することができるものである。
第2の発明は、炊飯器本体と、前記炊飯器本体の内部の鍋収納部に収納される鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱装置と、前記炊飯器本体の開口部をヒンジ軸を中心に開閉可能な蓋本体と、外気と連通した送風装置と、前記送風装置と連結するとともに外気と連通する送風経路と、前記送風経路と前記鍋内とを連通させた蒸気経路と、前記鍋加熱装置と前記送風装置の動作を制御する制御装置とを備え、前記蒸気経路はその蒸気経路出口を前記送風経路の経路壁に開口させるとともに、前記蒸気経路は略水平部を有する炊飯器とするものである。これによって、蒸気経路が屈曲した形状となることで、炊飯の最中に送風装置を動作させた場合に、送風装置から送られた室温の空気が鍋内に入り込むことを低減することができ、美味しいご飯を炊くことができる。また、蒸気経路出口を送風経路の経路壁に開口させていることで、蒸気経路からの蒸気は方向付けされることなく送風経路内に至り、そこで経路壁との摩擦で生じた乱流により均一に送風空気と混合されることになり、排出蒸気をより低温化することができるものである。
第3の発明は、特に、第1の発明において、蒸気経路は、蒸気経路出口を蒸気経路入口よりもヒンジ軸側に設けたものである。これにより、保温中に送風経路内に結露が生じ、その後蓋を開閉して結露が蒸気経路に入り込んだ場合においても、この結露水が鍋内に落下することを低減することができるので、蒸気経路入口直下にあるご飯が白くなって膨潤するということがない。また、蒸気経路に結露が生じた場合でも蓋を開ける度に結露はヒンジ側に移動するので、ご飯が白くなって膨潤することはない。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明において、蒸気経路は、送風経路のヒンジ軸から最も離れた略垂直経路壁に接続したことにより、保温中に送風経路内に結露が生じ、その後蓋を開閉して結露が蒸気経路に入り込むことを低減することができるので、蒸気経路入口直下の保温ご飯が白化することがなく、保温性能を高く維持することができる。
第5の発明は、特に、第1または第2の発明において、送風装置は、送風経路とヒンジ軸との間以外に配置したことにより、保温中に送風経路内に結露が生じ、その後蓋を開閉した場合に結露が送風装置に付着して故障の原因となることを低減することができる。
第6の発明は、特に、第1または第2の発明において、送風装置による空気と蒸気経路からの蒸気の混合体を炊飯器本体の斜め前方に排出することにより、棚の中に炊飯器本体を配置して炊飯した場合に、棚の中に排出した蒸気が滞留して炊飯器本体や周辺に置いた機器に結露が生じたり、棚の壁面を高温多湿雰囲気により傷めてしまうなどの悪影響を低減することができる。
第7の発明は、特に、第1または第2の発明において、送風経路内には、送風装置による空気と蒸気経路からの蒸気と均質に混合する蒸気拡散リブリブを備えたことにより、蒸気の濃度を均一にすることで、排出蒸気の温度も均一に低くすることができる。
第8の発明は、特に、第1または第2の発明において、送風装置と外気とを連通する吸気経路を備え、前記吸気経路は吸気経路底面が送風経路の底面よりも低いとともに、前記送風経路の一部は送風装置を介さずに直接前記吸気経路と接続されていることにより、誤って所定量と異なる水を鍋内に供給して炊飯し、多量の水が送風経路にまで流入したり、誤って排気口などから多量の水を供給した場合でも、送風経路内に流入した水が送風装置に接触せずに吸気経路を介して外部へ排出されるので、水が送風装置に接触して故障の原因となることを低減することができる。
第9の発明は、特に、第1または第2の発明において、送風装置と外気とを連通する吸気経路を備え、前記吸気経路は外気との接続部に吸気口を備え、前記吸気口は送風装置よりも下方に配置されたことにより、誤って吸気口から多量の水が供給された場合でも、水が送風装置に接触して故障の原因となることを低減することができる。
第10の発明は、特に、第4の発明において、送風経路は、蒸気経路との接続部を蓋本体天面の下方に配置し、後方よりスライドして着脱可能としたことにより、異物が送風経路と蒸気経路との接続部に挟まって高温の蒸気が室温の空気と混合する前に漏れ出して、使用者が火傷してしまう恐れを低減することができる。
第11の発明は、特に、第10の発明において、蒸気経路は、送風経路とは別個に着脱可能としたことにより、送風経路と蒸気経路と一体の部品は炊飯器の前後方向に非常に長いので、後方にスライドして着脱すると非常に着脱しづらいが、蒸気経路は蓋を開いた状態で蓋本体の鍋側から着脱し、送風経路は後方からスライド着脱するというように、分割して着脱可能とすると、着脱が容易で使い勝手がよい。
第12の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明において、制御装置は、炊飯終了後も送風装置の運転を一定時間運転することにより、送風経路内の湿度の高い空気を炊飯器本体外へと押し出すことができるので、送風経路内での結露を低減することができ、保温時などに結露が鍋に入り込んでしまうことをさらに低減することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1〜図3は、本発明の実施の形態1における炊飯器を示している。
図1、図2に示すように、本実施の形態における炊飯器は、略有底筒状の炊飯器本体1と、炊飯器本体1の内部の鍋収納部1aに収納される鍋2と、炊飯器本体1の開口部を開閉可能に炊飯器本体1に取り付けられる蓋本体3と、蓋本体3の内側(鍋2の開口部を覆う側)に着脱自在に取り付けられて、鍋2の開口部を密閉可能な略円盤状の内蓋4と、鍋2を誘導加熱する鍋加熱装置5とを有している。
炊飯器本体1の鍋収納部1aは、炊飯器本体1の上部開口の内周部に嵌合された略環状の上枠1bと、鍋2の形状に対応して有底円筒形状に形成され、上部開口側端部で上枠1bに一体的に接続されたコイルベース1cとで構成されている。
コイルベース1cの外周面には、鍋加熱装置5を構成する底内コイル5aと底外コイル
5bとが取り付けられている。底内コイル5aは、コイルベース1cを介して鍋2の底部の中央部周囲に対向するように配置されており、底外コイル5bは、コイルベース1cを介して鍋2の底部のコーナー部に対向するように配置されている。
コイルベース1cの底部の中央部分には開口が設けられており、当該開口部分には、鍋2の温度を測定するための鍋温度検知部である鍋温度センサ6が鍋2の底部に当接可能に配置されている。
炊飯器本体1内には、各部および各装置を駆動制御して炊飯動作を行う制御装置7が設置されている。制御装置7は、例えば蓋本体3に設けられた操作パネル(図示せず)を使用して行った使用者の指示に応じて、各部および各装置の駆動制御を行う。
炊飯器本体1の前壁上部(図1の左側上部)には、蓋本体3のフック8に係合可能なフック1dが設けられている。フック1dと上枠1bとの間にはバネ1eが設けられている。フック1dは、バネ1eにより前方(図1の左側)に付勢されている。
蓋本体3には、蓋温度検知部である内蓋温度センサ9と、内蓋加熱装置10と、ヒンジ軸3aと、ファンなどの送風装置11と、送風装置11の吸気側11aと外気を連通させる吸気口12と、送風装置11からの風を蓋本体3外側へ導出する排気口13と、送風装置11の排気側11bと排気口13とを連通接続する送風経路14と、鍋2と送風経路14とを連通接続する蒸気経路15とが設けられている。
内蓋加熱装置10の一例である内蓋加熱コイルは、蓋本体3内に設置され、制御装置7の制御により内蓋4を誘導加熱するよう構成されている。ヒンジ軸3aは、蓋本体3の開閉軸であり、炊飯器本体1の上枠1cに両端部を回動自在に固定されている。蓋本体3はヒンジ軸3aの近傍に設けた回動バネ(図示せず)により回動するよう付勢されている。
送風装置11は、蓋本体3のヒンジ軸3a側の後部、すなわち、ヒンジ軸3aに近い場所に配置されている。吸気口12は、蓋本体3の側面に複数のスリット状の穴で構成されている。排気口13は、蓋本体3の傾斜した天面に複数のスリット状の穴で構成されている。送風経路14はほぼ一直線に排気側11bと排気口13を連結しており、断面積も略均一である。
蒸気経路15は、鍋2内の余分な蒸気を送風経路14へと排出できるように、一端の蒸気経路入口15cを内蓋4の蒸気口4aと連通接続し、他端の蒸気経路出口15bを送風経路14の排気口13と排気側11bとの間の送風経路14の経路壁14aに開口させている。蒸気経路15は、鍋内と連通する蒸気経路入口15cよりも蒸気経路出口15bが水平方向にヒンジ軸3a側に位置をずらせて配置し、かつ蒸気経路入口15cと蒸気経路出口15b間の経路を屈曲形成している。この構成により、蒸気経路15は、その経路に風進入防止構造16を構成している。なお、蒸気経路15は樹脂でできた経路壁面からなる。
本実施の形態では、蒸気経路15の蒸気経路出口15bは、送風経路14と垂直方向から10〜20度ずれた方向(略垂直方向)で接続され経路壁14aに開口している。また、風進入防止構造16は、送風装置11からの風が蒸気経路15に進入した場合でも鍋2までには届きにくい略水平部16aと、直角に曲がった屈曲部16bとを有しており、蒸気経路15から出る蒸気の流出方向は送風経路14内での送風装置11からの風の流れ方向に対して略垂直な方向となるように構成されている。
内蓋4の一部は、誘導加熱が可能なステンレスなどの金属で構成されており、蒸気を鍋
2外へと排出するために、複数の穴からなる前記した蒸気口4aを設けている。内蓋4の外周部の鍋2側面には、蓋本体3が閉状態にあるとき、鍋2と密接する略環状の内蓋パッキン17が取り付けられている。内蓋パッキン17は、ゴムなどの弾性体で構成されている。
蓋本体3の外表面には、炊飯のメニュー、時間などの各種情報を表示する表示部18と、炊飯の開始、取り消し、予約などの実行を行うための操作ボタン19が搭載されている。操作ボタン19の操作により、炊飯器本体1に内蔵された制御装置7に内蔵された炊飯プログラムが実行され、前記鍋加熱装置5、内蓋加熱装置10を炊飯プログラムの進行に合わせて動作、停止させて炊飯を実施するとともに、送風装置11に関しても、制御装置7により、炊飯工程に連動して、動作、停止が制御されることとなる。
以上のように構成された炊飯器について、以下その動作、作用について説明する。
まず、鍋2内に所定の米と水をセットし、操作ボタン19で、炊飯メニューを選択し、炊飯開始ボタンを押下することで、炊飯工程が開始される。炊飯工程は、水を一定温度に保って米に水を吸収させる浸水工程、鍋2を鍋加熱装置5により一気に加熱し、鍋2内の水を沸騰状態にする炊き上げ工程、鍋2内の水がほとんどなくなった状態で加熱を抑える蒸らし工程からなり、これらの工程の間に米の糊化を進めて炊飯する。制御装置7は鍋温度センサ6により鍋2の温度に応じて最適に鍋加熱装置5を制御し、あらかじめ決められた炊飯プログラムに従って炊飯を行う。炊飯プログラムは米の種類などによって複数のコースが準備されている。この蒸らし工程が終了すると炊飯が終了し、自動的に保温工程へと移行し、炊き上がったご飯の温度が低下しないようにして、使用者はいつでも温かいご飯が得られるようになっている。
次に、炊飯プログラム実行による動作の詳細を以下に説明する。
炊飯が開始されると、まず米に水を吸収させる浸水工程が始まる。制御装置7は、鍋加熱装置5により鍋2を加熱し、鍋2内の水の温度を鍋温度センサ6によって検知し、米の糊化が始まらない温度(約60℃未満)に調整して米の吸水を促進する。
炊き上げ工程では、米に水と熱を加えて糊化を進行させる。制御装置7は、鍋加熱装置5を動作させて鍋2を急速に加熱し、鍋2内の水を沸騰状態とする。このとき連続的に沸騰が生じて蒸気が大量に発生する。発生した蒸気が鍋2を充満すると、余分な蒸気は蒸気経路15に入り込み、風侵入防止部16を経て、送風経路14内に入り込む。制御装置7は、鍋2内の水が沸騰したことを鍋温度センサ6により検知し、送風装置11を動作させる。送風装置11は吸気口12から外気を吸い込み、図中矢印Bの方向に送風し、室温の空気を送風経路14へと排出する。蒸気経路15から送風経路14へ導かれた蒸気は室温の空気と混合され、この空気と蒸気の混合体が排出口13から蓋本体3外へと排出される。空気と混合することで、蒸気の濃度を低減することができるので、排出される混合気体の温度は低下する。なお、蒸気経路15はその蒸気経路出口15bが送風経路14の経路壁14aに開口して接続されているので、蒸気経路15から排出された蒸気は空気よりも軽く自然と上方へと移動し、送風経路14内で均一に空気と混ざりやすくなっている。
炊き上げ工程中に、制御装置7は水温の上昇速度をおいしいご飯を炊くための最適速度とするために、合数に応じて火力を調整する必要がある。また、沸騰してからも米を十分柔らかいご飯にするために一定期間米を高温状態に保つ必要があり、そのためにも火力を調整する必要がある。そのため、大部分の場合、鍋加熱装置5は断続的に鍋2を加熱することで、火力を調節している。そのため、鍋加熱装置5が動作している間は、連続して鍋2内で蒸気が発生するが、鍋加熱装置5が動作していないときは、鍋2内の蒸気発生は停
止する。鍋2内で連続的に蒸気が発生しているときは、鍋2内の空気は蒸気経路15以外には移動する場所がないので、鍋2内に蒸気が充満すると蒸気の圧力が高まり、蒸気経路15を経て送風経路14まで蒸気が移動する。
このときに送風装置11が動作していても、送風装置11が生み出した風は蒸気経路15から出てくる蒸気に阻まれて、蒸気経路15内に入り込むことが非常に難しい。一方、鍋2内で蒸気の発生が停止すると、蒸気経路15に入り込んでいた蒸気は約100℃の高温で空気に比べて軽くなっており、上方へと移動しやすくなる。このとき、送風装置11から送られる室温(例えば20℃)の空気との間で置換が起こり、蒸気が送風経路14に出て、送風装置11からの風が蒸気経路15に入り込むという現象が生じる。室温の空気が鍋2に入り込んでしまうと、鍋2内の温度を低下させてしまうので、米の糊化が不十分になってしまい、おいしいご飯を炊くことができなくなってしまう。ただし、炊き上げ工程においては、通常、鍋加熱装置5の動作を停止させる時間が短い(例えば5秒以下)場合が多いので、蒸気経路15に風進入防止構造16を設け、屈曲部16bにより進入した風の勢いを弱め、鍋2まで水平方向の長い経路16aを設けて鍋2までの距離を長くとることで、送風装置11による風が鍋2にまで入り込むことは低減できる。
送風装置11から送風経路14内を移動してきた風は、壁面との摩擦により壁面付近では乱流となり、壁面から離れた送風経路14の中心部分では層流となりやすい。蒸気経路出口15bは送風経路14の壁面に開口していることで、送風経路14に流入した蒸気はまず壁面付近の乱流に巻き込まれて空気との均一な混合が生じやすい。一方、送風経路14の中心で蒸気が空気と混合される場合には、層流となっているため空気と混合しにくくなる。また蒸気経路15は送風経路14と略垂直に接続されているので、蒸気の流れが送風装置11からの風の流れと垂直方向に送風経路14内に流入することになるので、さらに蒸気が空気と混合しやすい。
また、炊き上げ工程では、米中のでんぷんなどの成分が水中に溶け出し、膜状となった粘度の高いおねばが蒸気とともに鍋2外に流出することがある。おねばは蒸気に押されるようにして鍋2外へと移動するのであるが、おねばに蒸気よりも十分低い温度の気体を当てると破裂する。送風装置11の風は鍋加熱装置5の動作に合わせて断続的に蒸気経路15に入り込み、蒸気経路15内の雰囲気温度および蒸気経路15の経路壁面を冷却している。そのため、多少のおねばが進入しても送風経路14付近で送風装置11からの風によって冷却され破裂し、送風経路14内におねばが流入しにくくなる効果がある。
また、鍋2内から蒸気経路15および送風経路14へと移動した蒸気は蒸気経路15および送風経路14の経路壁面の温度が蒸気の温度よりも低い場合には、壁面によって冷却され、結露が生じる。これによってもさらに蓋本体3外へと排出される蒸気の濃度が低下する。さらに、このような結露は温度差が大きい場所に生じやすく、本実施の形態の場合には、蒸気経路出口15b付近で最も結露が生じ易い。従来例の炊飯器(図19)においては、蒸気経路15に相当する経路(蒸気管34)が傾斜しているため、結露が蒸気管34に流入すると容易に鍋33にまで入り込んでしまっていたが、蒸気経路出口15b付近で生じた結露は風侵入防止部16の屈曲部16bに落下するが、経路16aは水平であるので溜まった結露が鍋2にまで到達しにくくなっている。炊飯中の炊き上げ工程や蒸らし工程では鍋2内を高温状態に保つことがおいしいご飯の条件であるが、結露水が鍋2にまで入り込むと鍋2内の温度が低下し、食味が低下する。また保温時に結露水が鍋2に入り込むと、蒸気口4a直下のみのご飯が水分を多く含んで白く膨潤する白化現象が生じて保温性能が低下してしまう。本実施の形態においては、蒸気経路15の壁面は樹脂で作られているので断熱性が金属よりも高く結露が生じにくくなっている。
蒸らし工程では、鍋2内にはほとんど水は残留しておらず、米に付着した余分な水分を
蒸散させながら、鍋2内を高温状態(約100℃の状態)に維持して糊化をさらに進展させる。この際、制御装置7は、内蓋温度センサ9で鍋2の上部空間の温度を検知しながら、内蓋加熱装置10を動作させて、米に対して熱を与え続け、糊化の進展を促進させる。蒸らし工程でも、蒸気は鍋2から排出されるが、炊き上げ工程に比べて量は少ない。そのため、送風装置11からの風がより蒸気経路15に入り込みやすくなる。しかし、風進入防止構造16の一部である水平方向の長い経路16aにより、送風装置11による風が鍋2にまで到達しにくくなり、また屈曲部16bを設けることにより、蒸気の流れは屈曲部16bにおいて乱流となって送風装置11からの冷風が押し戻されやすくなるので、鍋2まで室温空気が到達することを低減することができる。
保温時には、炊飯で室温よりも温まった送風経路14内が徐々に室温により冷却され、送風経路14内の湿度が高い場合には結露が生じる。特許文献1で示されたような垂直なパイプ形状の蒸気経路15では、蓋本体3を開くとと送風経路14内の結露が蒸気経路15に入り込み、蓋本体3を閉じると蒸気経路15に流入した水滴は鍋2内に滴下して蒸気経路入口15c直下のご飯が白く膨潤して食味が低下するという問題があった。しかし、本実施の形態では、蒸気経路出口15bは蒸気経路入口15cよりもヒンジ軸3a側にずらして配置していることで、蓋本体3を開くと送風経路14内の結露は蒸気経路15に入り込むことはあるが、蓋本体3を閉じても水は蒸気経路15の水平な経路である略水平部16aに滞留し、鍋2に入り込む可能性は非常に低くなっている。
以上の構成により、本実施の形態の炊飯器は、排出する蒸気温度を低減しつつも、送風装置からの風が蒸気経路に入り込んだ場合でも風侵入防止部により鍋にまで風が侵入することを低減することができるので、約100℃雰囲気の鍋内に室温の空気が侵入して鍋内温度が低下することで起きる糊化の阻害を低減し、炊飯性能を高めた蒸気温度低減機能搭載の炊飯器を提供することが可能となる。また、おねばが送風経路に進入することを低減し、洗浄の容易な炊飯器を提供することができる。また、蒸気経路を屈曲形成するとともに蒸気経路入口と蒸気経路出口を水平方向にずらすことで、蒸気経路を長くして送風装置により送られた室温の空気が鍋内に入り込むことを低減しながら、蓋を薄くすることができ炊飯器をコンパクトに構成することが可能となる。さらに、保温時に蒸気経路に水が流入しても、水滴は鍋にまで入り込みにくいので、保温ご飯に水が滴下してご飯が白く膨潤することを低減することができる。
なお、経路16aは必ずしも水平方向でなくてもよく、斜めなどでもよいが、蒸気経路出口15bが蒸気経路入口15cの真上に位置しないようにずらせて配置すればよい。
なお、蒸気経路15の壁面の外側を断熱材などで覆うとさらに蒸気経路15の内壁面に結露が生じにくくなるのでよい。
なお、本実施の形態において、蒸気経路15の経路16aは水平方向であるが、蒸気経路入口15cに近づくほど高く、蒸気経路出口15bに近づくほど低く構成すると、さらに結露が鍋2に侵入しにくくなるのでよい。
また、排気側11bと排出口13とを対向させて構成することにより、風が抵抗なく流れ、屈曲した送風経路14に比べて風量を増加させることができ、より安価で風量の小さい送風装置11を使用しても屈曲した送風経路14の場合と同等以上の風量とすることが可能となるのでよい。また、風量の小さい送風装置11ほど基本的には小型となるので、蓋本体3をコンパクトに構成することができ、コンパクトで設置性のよい炊飯器を提供することができる。
なお、送風装置11はヒンジ軸3aから遠い蓋本体前方に配置しても、蒸気経路出口1
5bが蒸気経路入口15cの真上に配置しないようにずらせていれば、蒸気が鍋2にまで進入しにくいという効果が得られるのでよい。
また、送風装置11が蓋本体3の中でもヒンジ軸3aに近い場所に配置していることにより、蓋本体3を開く際に必要な力を小さくすることができるので、回動バネ(図示せず)の力を低減することができる。このことにより、回動バネの力が大きいと蓋本体3が炊飯器本体1に対して略90度の角度まで開ききった場合に大きな力が働いて、鍋2が空の場合には炊飯器本体1が浮き上がってしまいがちになるという不具合も低減することができ、使い勝手のよい炊飯器を提供することができる。また回動バネの力が大きいとバネ自体も大きくなるが、送風装置11をヒンジ軸3a近傍に配置することで、炊飯器全体をコンパクトにすることができてよい。
なお、蒸気経路出口15bの断面積を変更することで、蒸気の送風経路14への排出の勢いを制御することができ、蒸気経路出口15bの断面積を小さくすると蒸気は勢いよく排出され、より送風経路14の蒸気経路出口15bと逆側まで届きやすくなり、一方、蒸気経路出口15bの断面積を大きくすると蒸気の勢いは低減され、より送風経路14の蒸気経路出口15bと逆側まで届きにくくなる。これにより、送風経路14の断面積に合わせて蒸気経路出口15bの断面積を変化させて蒸気と空気との混合度合を最適にコントロールすることが可能となる。
なお、送風装置11からの風を鍋2にまで進入させない手段としては、送風装置11の運転と鍋加熱装置5の動作とを同期させ、鍋加熱装置5が動作している間のみ送風装置11が運転するように制御することでも同様の効果が得られるのでよい。
なお、送風装置11を2段階の風量で運転できるようにし、炊き上げ工程に比べて蒸らし工程において送風装置11の風量を下げ、送風装置11からの風を蒸気経路15に入り込む速度を低減すると、冷風を鍋2内に侵入することを低減する効果が得られるのでよい。
なお、蒸気経路15の少なくとも一部は着脱自在に設けられていると、おねばの通りやすい通路である、蒸気経路15の洗浄が容易に可能となるのでよいし、蒸気経路15の着脱はできなくとも一部に蓋を設けて、汚れやすい部分の洗浄を、蓋を開けることで可能となるような構成でもよい。
なお、送風装置11は蒸気の排出時に動作して、蒸気の濃度を下げることができれば、鍋温度センサ6の検知温度に依存せず、炊き上げ工程に入って一定温度で動作を開始したり、内蓋温度センサ9など他のセンサの検知温度によって動作したりしてもよい。
なお、送風経路14の少なくとも一部は着脱自在に設けられていると、通常よりも多い水量で炊飯された場合など異常使用時におねばや水が送風経路14に入り込んだ場合でも、洗浄が容易となるのでよいし、送風経路14の着脱はできなくとも一部に蓋を設けて、汚れやすい部分の洗浄を、蓋を開けることで可能となるような構成でもよい。
なお、蒸気経路15は送風経路14の底面の経路壁14aと接続しているが、その他の経路壁14aと接続しても同様の効果が見込めるのでよい。
なお、吸入口12は送風装置11の種類に合わせて送風装置11の性能が十分発揮できるように圧力損失が少なくなるように設ければよく、位置や形状は異なってもよい。また、蓋本体3内部は気密空間になっていないことが多く、外気とどこかでつながっているので、送風装置11の送風に支障がなければ、吸入口12を特に設けることなく、従来から
存在する蓋本体3と外気との連通した隙間を吸入口12としてもよい。
なお、送風装置11は蓋本体3の後部に配置しているが、蓋本体3前部に配置してもよいし、炊飯器本体1内部に配置して送風経路14を炊飯器本体1内および蓋本体3にわたって設けてもよい。
なお、送風経路14は直線的な形状であるが、屈曲するなど他の形状であってもよい。
また、図3に示すように、送風装置11を蓋本体3の後部左側に偏在させ、排気口13を右側に設けて送風方向を矢印Bのように横方向にとるなど、送風方向を他の方向にとっても蒸気を室温空気と混合して炊飯器本体外へと排出する機能が達成されればよい。
なお、送風装置11を偏在させる場合には左右どちらでもよいが、より炊飯器本体の中心に近い方が蓋本体3の開閉がスムーズになってよい。
なお、送風経路14の直下に蒸気経路入口15cを配置しなければ、蓋本体3の高さを抑制することができ、コンパクトな炊飯器とすることが可能となるのでよい。
(実施の形態2)
図4、図5は、本発明の実施の形態2における炊飯器を示している。実施の形態1と同一の構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図4に示すように、本実施の形態における炊飯器は、蒸気経路15の途中に、蒸気経路15の蒸気経路出口15bの断面積と比較して大きい断面積(例えば約2倍など)を有する拡大空間部20を備えたものである。その他の構成は実施の形態1と同様である。
以上のように構成された炊飯器について、以下その動作、作用について説明する。
基本的な動作は実施の形態1と同様であるので省略する。炊き上げ工程や蒸らし工程において、送風装置11が動作すると送風装置11による風が蒸気経路15に入り込む恐れがある。しかし、蒸気経路15に入り込んだ風は拡大空間部20に入った途端に流速が低下するので、それ以上、鍋2側へと移動する勢いが低減され、鍋2に冷風が侵入しにくくなる。
一方、炊き上げ工程において、連続して沸騰が生じている場合には、蒸気経路15が長いと蒸気の噴出音が大きくなる恐れがあるが、拡大空間部20を設けることで、蒸気経路15内での蒸気の流速を低減して噴出音を下げることができる。
以上の構成により、本実施の形態の炊飯器は、排出する蒸気温度を低減しつつも、送風装置からの風が蒸気経路に入り込んだ場合でも拡大空間部により鍋にまで風が侵入することをさらに低減することができるので、約100℃雰囲気の鍋内に室温の空気が侵入して鍋内温度が低下することで起きる米の糊化の阻害を低減して、炊飯性能を高く維持することが可能となる。また、沸騰時の蒸気の噴出音も低減した音の静かな炊飯器を提供することも可能となる。
また、図5に示すように、蒸気経路15は、蒸気経路入口と蒸気経路出口間の経路を屈曲形成しているが、拡大空間部20に代えて逆U字構造21とすることにより、さらに送風装置11からの風を鍋2に進入しにくくすることができる。逆U字構造21の経路最後部の底面21aは、蒸気経路15の逆U字構造21と送風経路14との間の経路の最も高い部分の最低点15aよりも高く構成されている。なお、逆U字構造21部の経路断面積
は蒸気経路15の経路断面積とほぼ同じとなっている。
ここで、炊き上げ工程および蒸らし工程においては、鍋2内の水の沸騰にともなって鍋2からの蒸気が蒸気経路15へと入り込む。蒸気経路15に入り込んだ蒸気は逆U字構造21を通過して送風経路14まで進入する。このとき、弁などで蒸気経路15を閉じているわけではないので、蒸気は抵抗なく送風経路14まで流れ、鍋2内の余分な蒸気は抵抗なく鍋2外へと排出される。一方、沸騰が止まると鍋2内の内圧が高まることがないので、基本的に移動しないが、送風経路14付近で室温の空気と比して軽くなっているために、軽い蒸気が送風経路14へと流れ出し、代わりに重い空気が蒸気経路15へと入り込む形で置換が進む。逆U字構造21では、軽い蒸気が上昇し、底面21aより高い部分に滞留するため、蒸気が蒸気経路15を塞いでいる状態となり、冷えた空気との置換が起こりにくくなる。
また、蒸気経路出口15bで結露が発生し、蒸気経路15に落下して鍋2側に逆流したとしても、底面21aにより鍋2への流入を防ぐことができる。
以上の構成により、本実施の形態の炊飯器は、排出する蒸気温度を低減しつつも、送風装置からの風が蒸気経路に入り込んだ場合でも逆U字構造により鍋にまで室温の空気が侵入することをさらに低減することができるので、約100℃雰囲気の鍋内に室温の空気が侵入して鍋内温度が低下することで起きる米の糊化の進行の阻害を低減し、炊飯性能を高く維持することが可能となる。
なお、逆U字構造21の底面21aが蒸気経路15の逆U字構造21と送風経路14との間の経路の最も高い部分の最低点15aよりも高くない場合でも、蒸気経路の逆U字構造21と送風経路14との間の経路の最低点15dよりも高ければ、送風経路14から蒸気経路15に入り込んだ室温空気は鍋2内に入り込む場合には、この一段高い最低点15a部を乗り越える必要があり、蒸気経路の最も高い部分の最低点15a上方に滞留している蒸気が抵抗となり、鍋2に室温空気が進入しにくくなる効果はあるのでよい。
(実施の形態3)
図6、図7は、本発明の実施の形態3における炊飯器を示している。実施の形態1、2と同一の構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図6に示すように、本実施の形態における炊飯器の蒸気経路15は、送風経路14内に入り込むおねばを阻害するおねば阻害部22を有するものである。おねば阻害部22は膜状のおねばを破裂させやすい突起形状からなり、この突起形状の先端は傾斜し尖った形状をしている。そして、おねばは、図中のE1とE2の二つの矢印のように分かれて蒸気経路15を進んで行くようにしている。
以上のように構成された炊飯器について、以下その動作、作用について説明する。
基本的な動作は実施の形態1と同様であるので省略する。炊き上げ工程において、蒸気とともに膜状のおねばが蒸気経路15に入り込んでくる。蒸気経路15内にはおねば阻害部22があり、E1とE2の二つの矢印のように分かれて蒸気経路15を進んで行く。矢印E1の経路は経路が徐々に狭まっているので、おねばと蒸気の進む速度は速くなり、矢印E2の経路は経路が徐々に拡大しているので、おねばと蒸気の進む速度が遅くなる。これら異なる速度のおねばが合流地点でぶつかるとその速度の違いから破裂しやすくなる。破裂した膜状のおねばはそのまま通路を落下し、鍋2内に逆流し、ご飯に再付着してご飯の艶を増す効果がある。
以上の構成により、本実施の形態の炊飯器は、おねばが蒸気経路内で破裂し、おねばの送風経路内への進入を低減し、送風経路の洗浄の頻度を減らすことで、使い勝手のよい炊飯器を提供することを可能とする。
なお、おねば阻害部22は、おねばを送風経路14まで到達しにくい構造であればよく、例えば、蒸気経路15の少なくとも一部の壁面を冷却してこの壁面におねばが接触することで、膜状のおねばが破裂するなど他の手段でもよい。
なお、蒸気穴4aの直上に圧力弁を設けると、おねばの送風経路14への進入を低減することができるのでよい。なおその場合は、圧力弁部を送風経路14の下に配置しないことで、蓋本体3の高さを低減することができ、コンパクトな炊飯器とすることができるのでよい。
なお、おねば阻害部22は、図7に示すように、蒸気経路15内の蒸気穴4a直上部分に、おねばによって図中、Fの矢印の方向に移動可能な磁石28aと、可動する磁石28aを支持する磁石ホルダー28bと、蒸気経路15の外側に磁石28aがおねばが来ない場合の位置に存在するかどうかを検知することのできる磁力検知部28cとを設ける構成としてもよい。この場合、制御装置7は磁力検知部28cによって磁石28aが所定位置にない場合にはおねばが磁石28a部分を通過したと判断し、鍋加熱装置5を制御して鍋2の加熱量を低減し、おねばの発生そのものを抑制することができる。この構成では、おねばは蒸気経路15内の磁石28a部分以降には入り込まないので洗浄が容易でよい。なお、磁石28aと磁石ホルダー28bとは着脱自在に設けられていると、洗浄が容易でよい。
(実施の形態4)
図8は、本発明の実施の形態4における炊飯器を示している。実施の形態1、2と同一の構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図に示すように、本実施の形態における炊飯器のおねば阻害部は、送風装置11により発生した風の一部を蒸気経路15へと導入するリブからなる送風誘導部23としている。送風誘導部23は送風装置11の風の流れと対向しており、蒸気経路15内に立ち上がった形状としている。
以上のように構成された炊飯器について、以下その動作、作用について説明する。
基本的な動作は実施の形態1と同様であるので省略する。送風装置11を動作すると図中、Bで示すような風が生じるが、送風誘導部23が存在することで、送風装置11からの一部の風が矢印B2で示されるような方向に移動し、蒸気経路15の中に入り込む。これにより、炊き上げ工程中に蒸気とともに移動してくる膜状のおねばに冷風が当たり、おねばが破裂する。
以上の構成により、本実施の形態の炊飯器は、おねばをより効果的に蒸気経路内で破裂させることができるので、送風経路までおねばが進入することを低減することができ、送風経路の洗浄の必要がない使い勝手のよい炊飯器を提供することを可能とする。
なお、蒸気経路15内に残留したおねばを蒸気口4aから鍋2内に戻すおねば還流経路を設けることでと、おねばが鍋2内のご飯に再付着し、ご飯の艶がよくなるのでよい。
また、送風装置11からの風を蒸気経路15に誘導すると膜状のおねばを破裂させることはできるが、鍋2内に風が進入する恐れが増してしまうので、蒸気経路15の蒸気経路
出口15b近傍にアルミなどの熱伝導のよい金属部品を固定し、その一端を送風経路14内に露出させ、送風装置11からの風でその金属部品を冷却し、熱伝導で金属部品全体を冷却し、おねばが蒸気とともに蒸気経路15内を移動してきた際に、この金属部品がおねばに接触することで、膜状のおねばを破裂させる構成とすると、同様の効果が得られながら、室温空気が鍋2内に進入する恐れを低減することができるのでよい。
(実施の形態5)
図9〜図11は、本発明の実施の形態5における炊飯器を示している。実施の形態1と同一の構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図9に示すように、本実施の形態における炊飯器は、送風装置11による空気と蒸気経路15からの蒸気の混合体を炊飯器本体1の斜め前方に排出する排気方向規制部24を設けたものである。
本実施の形態では、送風装置11は送風経路14とヒンジ軸3aの間ではなく、蓋本体3後部の左側に配置した。吸気口12は、送風装置11の吸気側である左側に設けており、蓋本体3の側面に設けた複数の穴で構成されている。排気口13は、送風装置11の排気側である右側に送風装置11と対向するように設けられており、蓋本体3側面に設けた複数の穴で構成されている。吸気口12と排気口13はどちらもスリット状の穴形状である。送風経路14はほぼ一直線の形状で断面積もほぼ均一である。
前記排気方向規制部24は、排気口13近傍に設けられており、送風装置11からの風を遮って方向を変えるための遮蔽壁24aと、送風装置11からの風を前方方向へと誘導する排気経路前方拡張壁24bと、排気口13のスリット穴の向きをより変えたい方向に誘導する斜め方向に向いたスリット壁24cとからなっている。
以上のように構成された炊飯器について、以下その動作、作用について説明する。
基本的な動作は実施の形態1と同様であるので省略する。吸気口12および排気口13を炊飯器本体1の側面に設けることによって、誤って蓋本体3上方から液体などが落下した場合でも、送風経路14に落下した液体などが進入して送風装置11に液体などが付着することを低減することができる。
また、保温時に送風経路14内に結露した状態で蓋本体3を開いた場合に、送風装置11が送風経路14とヒンジ軸3aとの間に配置していると、結露水は送風装置11に付着し、送風装置11の故障を引き起こす恐れがある。しかし、送風装置11を蓋本体3の後部左側に配置しているので、蓋本体3を開いても送風経路14内の結露が送風装置11に付着することを低減することができる。
図1および図2に示すように、排気口13が蓋本体3のほぼ中央にあり、さらに斜め上方という排気方向であると、使用者が炊飯中の送風装置11の運転中に、炊飯残時間や炊飯コースなどの確認のために炊飯器に近づいた場合、接触しても熱く感じるほどではないとはいえ、顔面など使用者の体の前面に送風が当たり、不快に感じる恐れがあるが、本実施の形態では、図9中に矢印Bのように斜め前方に排気することで、そのような不快感を感じさせることなく、排気することができる。
なお、図9中のCに示すような棚の中に炊飯器本体1を収納して炊飯を実施した場合、例えば、図4中の矢印Bで示す送風方向のまま排気された場合、排気が棚C内に滞留し、炊飯器本体1の周囲の雰囲気温度が上昇してしまい、高い温度の気体が制御装置7周囲にまで移動し、制御装置7上の部品の温度が上昇して動作が不安定になる恐れがあるが、本
実施の形態では、図9中の矢印Bで示す方向に排気された場合は、図9中矢印B3で示すように棚Cの側壁に沿って棚C外へと排出されやすくなるので、棚C内に滞留することが少なく、制御装置7への悪影響を低減することができる。
以上の構成により、本実施の形態の炊飯器は、炊飯器本体の前に立った場合に、使用者に直接排気が当たることを低減しつつも、棚の中に炊飯器本体を収納して炊飯を実施した場合でも、排気気体を棚内に滞留させることなく、安定的に炊飯を行うことができる信頼性の高い炊飯器を提供することが可能となる。
なお、排気口13が側面にあると、排気方向は斜め上方や上方向であっても使用者の顔に直接当たることが少ないのでよい。
なお、送風経路14内の排気口13と蒸気経路出口15bとの間にスリット壁24cを図9に比較して十分長い形状として配置すると、さらに圧力損失を低減し、排気方向もより前方に向けることが可能となるのでよい。
また、図10および図11に示すように、送風装置11による空気と蒸気経路15からの蒸気の混合体の排出方向を変更する排気方向可変部25を設けるようにしてもよい。排気方向可変部25は、使用者が排気方向を変えるためにスライド移動させる取っ手であるつまみ25aと、送風経路14内に出たり入ったりして排気の向きを変更させる遮蔽板部25bとからなる。
この場合、使用者は排気方向可変部25のつまみ25aを操作してスライドさせることによって遮蔽板部25bが移動し、排気方向を変えることができる。すなわち、図10に示すように、遮蔽板部25bが矢印Bで示す送風の向きを妨げない場所に収納された状態から、つまみ25aを炊飯器本体1の前方側にスライドさせることにより、図11に示すように、遮蔽板部25bが送風を妨げる場所に移動し、送風の向きを変化させて矢印Bの方向に排気方向を変える。これにより、使用者が棚の中で炊飯する場合は、図11の状態とし、また炊飯器の周囲に壁などがない場合は使用者に送風が当たりにくい炊飯器本体の側面方向に排気するべく図10の状態で排気するなど、使用者の都合で排気方向を変えることができ、使い勝手のよい炊飯器を提供することができる。
また、図11に示すように、遮蔽板部25bを閉じると、排気口13の排気面積が少なくなり、排気体の流速が増加し、棚の中で炊飯した場合には排気体がより棚の外に出やすくなるのでよい。
なお、排気方向可変部25を構成するつまみ25aと遮蔽板部25bを設け、排気方向を変えずに、排出気体の流速だけを変化させて棚の中で炊飯する場合は流速を早くして棚の中から排気体を追い出し、開放空間で炊飯する場合には流速を遅くして使用者の顔に当たるなど不快な風を低減する排気集中度の可変手段としてもよい。
なお、排気の向きは炊飯器本体の上下方向にも変更可能であってもよいし、横方向だけでなく後ろ方向まで選択できるようにしてもよい。
なお、使用者が送風の勢いを感じないようにするためには、図1および図2のような炊飯器の斜め上方への排気でも、排気口13の穴断面積を風量に比して大きく確保し、排気口13での風速を低下させると、風が使用者まで届きにくくなるのでよい。
(実施の形態6)
図12、図13は、本発明の実施の形態6における炊飯器を示している。実施の形態1
と同一の構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図12に示すように、本実施の形態における炊飯器は、送風経路14内に、送風装置11による空気と蒸気経路15からの蒸気と均質に混合する板状の蒸気拡散リブ26を備えたものである。蒸気拡散リブ26は蒸気経路出口15b近傍の排気口13側に少なくとも1つ設けているものであり、送風経路14内に入った蒸気が直ちに排気口13に流れることを阻止し送風空気と均一に混合されるようにしている。
図13に示すように、蒸気拡散リブ26は、蒸気経路出口15b近傍では高く蒸気経路出口15bから離れるほど低くなっている形状のリブで、偏った位置から出た蒸気を送風経路14内で空気と混合し、排気口13ではほぼ均一に蒸気と空気が混合した混合体として排出するような形状としてもよい。
なお、本実施の形態では、蒸気経路15は垂直に送風経路14と接続されている。
以上のように構成された炊飯器について、以下その動作、作用について説明する。
基本的な動作は実施の形態1と同様であるので省略する。炊飯中に送風経路14に移動してきた蒸気は蒸気経路出口15bが偏った位置(炊飯器本体1の前方の送風経路14位置)に設けられているので、蒸気拡散リブ26がなければ蒸気経路出口15b直上で送風装置11からの空気に押し流され、排気口13から排気される際、うまく混合されない。そのため、炊飯器本体1前方向の部分の排気は高温、後ろ方向の排気は低温となる不均一に混合された蒸気が排出され、使用者が排気に手をかざすと熱く感じてしまう。しかし、蒸気拡散リブ26を設けることで、送風経路14内で均一に混合し、排気口13からの排気体の温度も均一になる。
以上の構成により、本実施の形態の炊飯器は、蒸気経路出口の位置により、送風経路内での蒸気と空気との混合度合が不均一になる場合でも、蒸気拡散リブを設けることによって均一に混合することが可能となり、排出蒸気の温度を低減することができる蒸気処理機能の高い炊飯器を提供することが可能となる。
なお、蒸気拡散リブ26は、本実施の形態のようにリブでなくとも、経路形状に断面積の急拡大や縮小などの構造でもよいし、別の方向から送風装置で送風するなど他の手段を用いてもよい。
(実施の形態7)
図14は、本発明の実施の形態7における炊飯器を示している。実施の形態1、2と同一の構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図に示すように、本実施の形態における炊飯器は、送風経路14に水を送風装置11に接触させずに浮かせた溝形状からなる排水経路27を設けている。送風装置11と吸気口12との間には吸気経路28を設けており、吸気経路28の内部空間と蓋本体3内の空間とはつながっていない。また、吸気口12は送風装置11よりも低い位置のみに設けている。
以上のように構成された炊飯器について、以下その動作、作用について説明する。
基本的な動作は実施の形態1と同様であるので省略する。炊き上げ工程においては前述したとおり、送風経路14に結露が生じる。また、使用者が誤って通常より多い水量で炊飯を行った場合などは鍋2内の水が蒸気経路15を通って送風経路14まで溢れ出すこと
がある。このように送風経路14に水が生じた場合に、水は排水経路27を通って送風装置11に接触することなく吸気経路28に移動し、吸気経路底面28aに沿って蓋本体3内に入り込むことなく吸気口12から蓋本体3外に排出される。
また、使用者が誤って吸気口12から水を投入したり、吸気口12に水が結露するなどして、吸気口12から吸気経路内に水が入っても、送風装置11は吸気口12よりも高い位置にあるので、水が接触する可能性は非常に低い。
以上の構成により、本実施の形態の炊飯器は、異常に多い水量などで炊飯される異常使用時にも送風装置や内蓋加熱装置などに水を接触させることなく蓋本体外に排出することで、異常使用があっても送風装置の故障を低減することが可能となる。また、吸気口から水が入った場合でも送風装置の故障を低減することができる。
なお、誘導リブ27bは落下した水をそのまますぐに吸気口12から排出するのではなく、若干量、蓋本体3内に貯留し、溢れた量を吸気口12から排出するような構成であると、貯留した水は次回の炊飯までには乾燥するので、送風経路14内に結露などで若干しか水が発生しなかった場合には洗浄の必要がなくなるので使い勝手のよい炊飯器を提供することができる。なお、誘導リブ27bは蓋本体3が炊飯器本体1に対して約90度まで開いた場合でも、蓋本体3内に若干量貯水した水が内蓋加熱装置10側に移動しないような形状となっている必要がある。
なお、吸気口12から排出された水は蓋本体3の外面を伝わり、さらに炊飯器本体1外面を伝わって床に落下させてもよいが、使用者が炊飯器を移動させて床を手入れする必要があるので、蓋本体3外に排出された水は蓋本体3外面を伝わって、図14中の上枠水溜め部1fに溜めることとすれば、炊飯器本体1を移動させずとも溜まった水の除去ができるので使い勝手がよい。
(実施の形態8)
図15は、本発明の実施の形態8における炊飯器を示している。実施の形態1、2と同一の構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図に示すように、本実施の形態における炊飯器は、蒸気経路入口15cのほぼ真上に蒸気経路出口15bが構成されているが、その間に4つの90度の屈曲形状を備えている。また蒸気経路出口15bは送風経路14に対して略垂直に接続されており、送風経路14内を通過する風の流れに対しても垂直に接続するように構成されている。
以上のように構成された炊飯器について、以下その動作、作用について説明する。
基本的な動作は実施の形態1と同様であるので省略する。炊き上げ工程において断続的に鍋2を加熱すると、加熱が停止した場合に、送風装置11による風が蒸気経路15に入り込む。しかし、複数の屈曲部を通過するうちに風速が低下し、また加熱停止時間も1秒から数秒であるので、鍋2内にまでは空気は届かない。加熱が再開されると沸騰が再開するので、その風も送風経路14にまで押し出される。
以上の構成により、本実施の形態の炊飯器は、排出する蒸気温度を低減しつつも、送風装置からの風が蒸気経路に入り込んだ場合でも風侵入防止部により鍋にまで風が侵入することを低減することができるので、約100℃雰囲気の鍋内に室温の空気が侵入して鍋内温度が低下することで起きる糊化の阻害を低減し、炊飯性能を高めた蒸気温度低減機能搭載の炊飯器を提供することが可能となる。
なお、本実施の形態において、蒸気経路15自体が送風経路14に対して垂直に接続されているが、蒸気の流れが空気に対して略垂直に混合されるなどして、空気と蒸気とが均一に混合することが目的であるので、必ずしも蒸気経路15を送風経路14に対して垂直に接続する必要はなく、蒸気経路15と送風経路14とを平行に接続し、実施の形態6に示すような蒸気拡散リブ26のようなリブによって送風経路14内で蒸気を空気に対して垂直方向に移動させても同様の効果を得られるのでよい。
(実施の形態9)
図16は、本発明の実施の形態9における炊飯器を示している。実施の形態1〜8と同一の構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図に示すように、本実施の形態における炊飯器は、蒸気経路15は送風経路14のヒンジ軸3aから最も遠い略垂直経路壁14bの下部に接続している。送風経路14は着脱可能に構成されており、図中矢印Eで示される方向、つまり後方にスライドする方向に外すことが可能であり、逆方向に装着することが可能な構成となっている。送風経路14と蒸気経路15および送風装置11との接続部は蓋本体天面3bの下側にあり、外部に露出しない構成となっているので、塵や埃は溜まりにくく構成されている。また送風経路14の排気口13付近以外も蓋本体3内に構成されている。また、蒸気経路15は図中矢印Fで示される方向に外すことができ、逆方向に装着することが可能な構成となっている。なお、送風経路14と蒸気経路15はどちらも装着した際には、両者の内部空間同士を連結するように構成されており、鍋2内の蒸気は蒸気経路15の内側および排気経路14の内側を通過して排気口13から排気される構成となっており、蓋本体3内など他の空間には蒸気が漏れない構成となっている。排気口13は送風経路14のヒンジ軸側に斜め上方向に傾斜して設けられており、排出蒸気は図中矢印Gで示すように斜め上方向に排気される。
以上のように構成された炊飯器について、以下その動作、作用について説明する。
基本的な動作は実施の形態1と同様であるので省略する。保温中に送風経路14内に結露が生じた状態で蓋本体3を開けた場合でも、送風経路14内の結露水はほぼすべてヒンジ軸3a側に移動するので、結露水は蒸気経路15に入り込むことはほぼない。また、略垂直経路壁14bの下方に接続しているので、炊飯中に蒸気経路15から送風経路14に入り込んだ蒸気は空気よりも軽く上方へ移動しやすく、より空気と均一に混合しやすい。
送風経路14は結露が生じたり、使用者が誤った水量で炊飯した場合に、鍋2から水やご飯のでんぷんなどが溶け出した粘り気のある水が入り込むことがある。このような場合に送風経路14は着脱して洗浄することができるが、送風経路14が蓋本体3の外部に露出していると他部品(例えば送風装置11や蒸気経路15)との接続部(例えば蒸気経路出口14b付近や送風装置11の排気側11b付近)に塵や埃などが入り込みやすくなり、着脱を繰り返すと送風経路14内に塵や埃が入り込んで、部屋中に塵や埃を巻き上げてしまうが、本実施の形態の構成によると、送風経路14の排気口13付近以外は蓋本体3内に構成されているので、塵や埃が送風経路14内に入り込むことは少ない。また送風経路14と他部品との接続部が外部に露出していると、送風経路14を取り外した際に異物が接続部付近に落下し、使用者が気づかないまま送風経路14を装着すると、接続部の密閉が不可能になり、高温の蒸気が漏れ出し、排気口13以外の部分から高温の蒸気が漏れてしまうが、送風経路14と他部品との接続部は蓋本体天面3bの下方に配置されているので、異物が接続部に落下することを低減できる。
蒸気経路15は蓋本体3を開き、内蓋4を取り外すと着脱できる状態となる。蒸気経路15の内部も水やご飯のでんぷんなどが溶け出した粘り気のある水が付着する場合があるので、着脱できると洗浄しやすいのでよい。しかし、送風経路14と蒸気経路15を一体
で取り外すと、炊飯器本体1の前後方向に非常に長い部品となってしまい、スライドで引き出しにくくなってしまうが、本実施の形態においては蒸気経路15を送風経路14とは別に着脱することが可能なため、どちらも容易に着脱することができる。
また、制御装置7は、炊飯中に蒸気が多量に出る際に送風装置11を動作させるが、炊飯後も一定時間の間、送風を続ける。これにより、多量に蒸気が出なくなる蒸らし工程などでも徐々に鍋2内の高温多湿の空気が送風経路14にまで流れ込んでも、送風経路14内の高温多湿の空気を外気と入れ替えることで、送風経路14で結露が生じることを低減することができる。
以上の構成により、送風経路内の結露は蒸気経路内に入り込んで鍋内に滴下し、保温ご飯を不味くすることを低減することができる。また、蒸気経路との接続部を蓋本体天面の下方に配置し、送風経路をスライドして後方に着脱できる構成としたことで、異物が接続部に挟まって蒸気漏れが生じて使用者が火傷してしまう恐れを低減することができる。また、蒸気経路を送風経路とは別に着脱できることにより、着脱が容易となる。さらに、炊飯後も送風装置を動作させることで、送風経路内が高温多湿な環境になることを低減することができる。
なお、制御装置7は、保温中も決まった時間間隔で一定時間動作させると、さらに送風経路内が高温多湿な環境になることを低減することができるのでよい。
なお、制御装置7は、炊飯中に一旦送風装置11の動作を停止し、保温中に入ってから動作してもよい。
なお、炊飯器が室温検知部(図示せず)を備え、室温に応じて制御装置7が送風装置11の動作タイミングや動作時間を変更すると、さらに送風経路14内の結露を低減することができるのでよい。
なお、上記した各実施の形態1〜9において、表示部18は蓋本体3の前部略フラット面に配置されているが、図17に示すように、傾斜面に設けることで、排気の風を感じないくらい少し離れた場所から炊飯器を見ても、表示部18が見やすく炊飯残時間などの確認が行え、使い勝手が向上するのでよい。なお、その場合、操作ボタン19は同じように傾斜面に配置したり、略フラット面に配置したりしてもよいし、表示部18と離して配置してもよい。また、表示部18は蓋本体3内になくとも、炊飯器本体1内の前面など他の場所にあってもよい。
なお、上記した各実施の形態1〜9において、蒸気経路15は送風経路14に接続されているが、図18に示すように、蒸気経路15が送風装置11の吸気側11aと吸気口12との間に形成された吸気経路28に接続されていると、送風装置11によって空気と蒸気とが十分均一に混合されてより排出蒸気温度が低減されるのでよい。なお、蒸気経路15が送風装置11の吸気側11aと吸気口12との間に形成された経路に接続する場合には、蒸気経路15から排出された蒸気が蓋本体3の内側に入り込まないように、吸気経路28は送風装置11の吸気側11aと吸気口12とを密閉接続している。
以上のように、本発明にかかる炊飯器は、美味しくご飯を炊くことと、蒸気と空気を十分混合させて排出蒸気の温度を低下させることを両立させることができるものであるので、炊飯器全般に適用できる。また、他の炊飯機能を有する調理機器の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における炊飯器の断面図 同炊飯器の平面図 同炊飯器の他の例を部分断面にして示す平面図 本発明の実施の形態2における炊飯器の断面図 同炊飯器の他の例を示す断面図 本発明の実施の形態3における炊飯器の断面図 同炊飯器の他の例を示す断面図 本発明の実施の形態4における炊飯器の断面図 本発明の実施の形態5における炊飯器を部分断面にして示す平面図 同炊飯器の他の例を部分断面にして示す平面図 図10の炊飯器の動作状態を部分断面にして示す平面図 本発明の実施の形態6における炊飯器を部分断面にして示す平面図 同炊飯器の他の例を示す断面図 本発明の実施の形態7における炊飯器の断面図 本発明の実施の形態8における炊飯器の断面図 本発明の実施の形態9における炊飯器の断面図 各実施の形態1〜9における炊飯器の他の例を示す断面図 各実施の形態1〜9における炊飯器の他の例を示す断面図 従来の炊飯器の蒸気処理構成を示す断面図
符号の説明
1 炊飯器本体
1a 鍋収納部
2 鍋
3 蓋本体
3a ヒンジ軸
3b 蓋本体天面
5 鍋加熱装置
7 制御装置
11 送風装置
14 送風経路
14a 経路壁
14b 略垂直経路壁
15 蒸気経路
15b 蒸気経路出口
15c 蒸気経路入口
16 風進入防止構造
16a 略水平部
21 逆U字構造
22 おねば阻害部
23 送風誘導部
24 排気方向規制部
25 排気方向可変部
26 蒸気拡散リブ
27 排水経路
28 吸気経路
28a 吸気経路底面

Claims (12)

  1. 炊飯器本体と、前記炊飯器本体の内部の鍋収納部に収納される鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱装置と、前記炊飯器本体の開口部をヒンジ軸を中心に開閉可能な蓋本体と、外気と連通した送風装置と、前記送風装置と連結するとともに外気と連通する送風経路と、前記送風経路と前記鍋内とを連通させた蒸気経路と、前記鍋加熱装置と前記送風装置の動作を制御する制御装置とを備え、前記蒸気経路はその蒸気経路出口を前記送風経路の経路壁に開口させるとともに、前記蒸気経路出口と前記鍋内と連通する前記蒸気経路入口とを水平方向に位置をずらせて配置した炊飯器。
  2. 炊飯器本体と、前記炊飯器本体の内部の鍋収納部に収納される鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱装置と、前記炊飯器本体の開口部をヒンジ軸を中心に開閉可能な蓋本体と、外気と連通した送風装置と、前記送風装置と連結するとともに外気と連通する送風経路と、前記送風経路と前記鍋内とを連通させた蒸気経路と、前記鍋加熱装置と前記送風装置の動作を制御する制御装置とを備え、前記蒸気経路はその蒸気経路出口を前記送風経路の経路壁に開口させるとともに、前記蒸気経路は略水平部を有する炊飯器。
  3. 蒸気経路は、蒸気経路出口を蒸気経路入口よりもヒンジ軸側に設けた請求項1に記載の炊飯器。
  4. 蒸気経路は、送風経路のヒンジ軸から最も離れた略垂直経路壁に接続した請求項1〜3のいずれか1項に記載の炊飯器。
  5. 送風装置は、送風経路とヒンジ軸との間以外に配置した請求項1または2に記載の炊飯器。
  6. 送風装置による空気と蒸気経路からの蒸気の混合体を炊飯器本体の斜め前方に排出する請求項1または2に記載の炊飯器。
  7. 送風経路内には、送風装置による空気と蒸気経路からの蒸気と均質に混合する蒸気拡散リブリブを備えた請求項1または2に記載の炊飯器。
  8. 送風装置と外気とを連通する吸気経路を備え、前記吸気経路は吸気経路底面が送風経路の底面よりも低いとともに、前記送風経路の一部は送風装置を介さずに直接前記吸気経路と接続されている請求項1または2に記載の炊飯器。
  9. 送風装置と外気とを連通する吸気経路を備え、前記吸気経路は外気との接続部に吸気口を備え、前記吸気口は送風装置よりも下方に配置された請求項1または2に記載の炊飯器。
  10. 送風経路は、蒸気経路との接続部を蓋本体天面の下方に配置し、後方よりスライドして着脱可能とした請求項4に記載の炊飯器。
  11. 蒸気経路は、送風経路とは別個に着脱可能とした請求項10記載の炊飯器。
  12. 制御装置は、炊飯終了後も送風装置の運転を一定時間運転する請求項1〜3のいずれか1項に記載の炊飯器。
JP2008139186A 2007-07-03 2008-05-28 炊飯器 Active JP5077070B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008139186A JP5077070B2 (ja) 2007-07-03 2008-05-28 炊飯器
CN2008101281187A CN101336797B (zh) 2007-07-03 2008-07-03 电饭煲
HK09104523.9A HK1126103A1 (en) 2007-07-03 2009-05-18 Electric cooker

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007174832 2007-07-03
JP2007174832 2007-07-03
JP2008139186A JP5077070B2 (ja) 2007-07-03 2008-05-28 炊飯器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009028513A true JP2009028513A (ja) 2009-02-12
JP5077070B2 JP5077070B2 (ja) 2012-11-21

Family

ID=40211079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008139186A Active JP5077070B2 (ja) 2007-07-03 2008-05-28 炊飯器

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5077070B2 (ja)
CN (2) CN101336797B (ja)
HK (1) HK1126103A1 (ja)

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010213888A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Panasonic Corp 炊飯器
JP2010213744A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Panasonic Corp 炊飯器
JP2010220750A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Mitsubishi Electric Corp 炊飯器
JP2011050624A (ja) * 2009-09-03 2011-03-17 Mitsubishi Electric Corp 炊飯器
JP2011067388A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Mitsubishi Electric Corp 炊飯器
JP2011072514A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Panasonic Corp 炊飯器
JP2011125606A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Mitsubishi Electric Corp 電気炊飯器
JP2011125607A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Mitsubishi Electric Corp 電気炊飯器
JP2011142940A (ja) * 2010-01-12 2011-07-28 Mitsubishi Electric Corp 炊飯器
JP2011167439A (ja) * 2010-02-22 2011-09-01 Mitsubishi Electric Corp 炊飯器
JP2013141492A (ja) * 2012-01-10 2013-07-22 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器
JP2013144092A (ja) * 2012-01-13 2013-07-25 Midea Holding Co Ltd 上蓋アセンブリ及びこれを備える電気炊飯器
JP2014183880A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Toshiba Home Technology Corp 炊飯器
JP2014213152A (ja) * 2013-04-30 2014-11-17 タイガー魔法瓶株式会社 炊飯器
JP2015000159A (ja) * 2013-06-14 2015-01-05 三菱電機株式会社 加圧加熱調理器
CN105411357A (zh) * 2014-09-01 2016-03-23 德国福维克控股公司 具有能够被加热的容器的厨用设备
JP2016209614A (ja) * 2016-07-14 2016-12-15 東芝ホームテクノ株式会社 炊飯器
CN108477979A (zh) * 2018-05-23 2018-09-04 杭州老板电器股份有限公司 降温装置及蒸箱
CN111685608A (zh) * 2020-05-09 2020-09-22 宁波方太厨具有限公司 一种排气结构及具有该排气结构的蒸制烹饪装置
CN112244616A (zh) * 2020-10-20 2021-01-22 沈家楠 一种防溢防蒸汽烫伤的电饭煲

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5077070B2 (ja) * 2007-07-03 2012-11-21 パナソニック株式会社 炊飯器
JP2011056058A (ja) * 2009-09-10 2011-03-24 Panasonic Corp 炊飯器
JP5630043B2 (ja) * 2010-03-17 2014-11-26 オムロンヘルスケア株式会社 蒸気発生装置
SE537210C2 (sv) 2012-06-04 2015-03-03 Bbbl Innovation Ab En tillagningsapparat, ett tilllagningskärl och en tillagningsmetod
CN104274062B (zh) * 2013-07-02 2017-11-03 美的集团股份有限公司 电饭煲
FR3014664B1 (fr) * 2013-12-13 2016-02-05 Seb Sa Appareil electrique de chauffage et/ou de cuisson d'aliments a la vapeur
CN105747824B (zh) * 2014-12-15 2018-10-19 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 电饭煲控制方法
CN104856577B (zh) * 2015-06-12 2018-04-13 珠海格力电器股份有限公司 电饭煲
WO2017054225A1 (zh) * 2015-10-01 2017-04-06 史利利 烹饪器具及其上盖
CN107752750B (zh) * 2016-08-19 2021-02-02 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 电烹饪装置
CN107951376B (zh) * 2016-10-18 2020-06-05 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 压力锅的上盖组件和具有其的压力锅
CN108926263B (zh) * 2017-05-22 2021-12-21 广东美的生活电器制造有限公司 食物处理机的盖体组件及食物处理机
CN209331756U (zh) * 2017-07-28 2019-09-03 浙江绍兴苏泊尔生活电器有限公司 烹饪器具
CN107898302A (zh) * 2017-11-29 2018-04-13 杭州德意电器股份有限公司 一种嵌入式电蒸箱
CN110575050B (zh) * 2018-06-11 2022-02-15 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 烹饪方法、装置、烹饪器具和计算机可读存储介质
CN109288377B (zh) * 2018-09-25 2020-11-10 珠海格力电器股份有限公司 烹饪器具及其控制方法
CN111685577B (zh) * 2019-03-15 2022-04-29 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 烹饪器具及其控制方法、控制装置和计算机可读存储介质
CN113133667B (zh) * 2020-01-19 2022-12-30 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 烹饪设备及其控制方法、控制装置和计算机可读存储介质
KR20220169422A (ko) * 2021-06-18 2022-12-27 시로카 가부시키가이샤 가열 조리기

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63135107A (ja) * 1986-11-27 1988-06-07 松下電器産業株式会社 炊飯装置
JP2000074495A (ja) * 1998-08-28 2000-03-14 Zojirushi Corp 液体容器の蒸気排出構造
JP3682252B2 (ja) * 2001-09-06 2005-08-10 象印マホービン株式会社 液体加熱器

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN2568096Y (zh) * 2002-07-15 2003-08-27 广东美的集团股份有限公司 一种可控制蒸汽排放的电饭煲锅盖
CN100409792C (zh) * 2005-12-05 2008-08-13 冼茂忠 一种紫砂内胆电饭煲结构
JP5077070B2 (ja) * 2007-07-03 2012-11-21 パナソニック株式会社 炊飯器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63135107A (ja) * 1986-11-27 1988-06-07 松下電器産業株式会社 炊飯装置
JP2000074495A (ja) * 1998-08-28 2000-03-14 Zojirushi Corp 液体容器の蒸気排出構造
JP3682252B2 (ja) * 2001-09-06 2005-08-10 象印マホービン株式会社 液体加熱器

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010213744A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Panasonic Corp 炊飯器
JP2010213888A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Panasonic Corp 炊飯器
JP2010220750A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Mitsubishi Electric Corp 炊飯器
JP2011050624A (ja) * 2009-09-03 2011-03-17 Mitsubishi Electric Corp 炊飯器
JP2011067388A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Mitsubishi Electric Corp 炊飯器
JP2011072514A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Panasonic Corp 炊飯器
JP2011125606A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Mitsubishi Electric Corp 電気炊飯器
JP2011125607A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Mitsubishi Electric Corp 電気炊飯器
JP2011142940A (ja) * 2010-01-12 2011-07-28 Mitsubishi Electric Corp 炊飯器
JP2011167439A (ja) * 2010-02-22 2011-09-01 Mitsubishi Electric Corp 炊飯器
JP2013141492A (ja) * 2012-01-10 2013-07-22 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器
JP2013144092A (ja) * 2012-01-13 2013-07-25 Midea Holding Co Ltd 上蓋アセンブリ及びこれを備える電気炊飯器
KR101394013B1 (ko) * 2012-01-13 2014-05-12 미디어 그룹 코 엘티디 상부 커버 조립체 및 이를 갖춘 전기 밥솥
JP2014183880A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Toshiba Home Technology Corp 炊飯器
JP2014213152A (ja) * 2013-04-30 2014-11-17 タイガー魔法瓶株式会社 炊飯器
JP2015000159A (ja) * 2013-06-14 2015-01-05 三菱電機株式会社 加圧加熱調理器
CN105411357A (zh) * 2014-09-01 2016-03-23 德国福维克控股公司 具有能够被加热的容器的厨用设备
JP2016209614A (ja) * 2016-07-14 2016-12-15 東芝ホームテクノ株式会社 炊飯器
CN108477979A (zh) * 2018-05-23 2018-09-04 杭州老板电器股份有限公司 降温装置及蒸箱
CN108477979B (zh) * 2018-05-23 2024-05-28 杭州老板电器股份有限公司 降温装置及蒸箱
CN111685608A (zh) * 2020-05-09 2020-09-22 宁波方太厨具有限公司 一种排气结构及具有该排气结构的蒸制烹饪装置
CN111685608B (zh) * 2020-05-09 2022-10-21 宁波方太厨具有限公司 一种排气结构及具有该排气结构的蒸制烹饪装置
CN112244616A (zh) * 2020-10-20 2021-01-22 沈家楠 一种防溢防蒸汽烫伤的电饭煲

Also Published As

Publication number Publication date
CN101336797A (zh) 2009-01-07
CN101336797B (zh) 2011-11-16
HK1126103A1 (en) 2009-08-28
CN201239002Y (zh) 2009-05-20
JP5077070B2 (ja) 2012-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5077070B2 (ja) 炊飯器
US20100064902A1 (en) Device for diluting discharged steam and cooker with the same
JP2010054176A (ja) 加熱調理器
JP5495770B2 (ja) 電気炊飯器
JP5495769B2 (ja) 電気炊飯器
JP5081182B2 (ja) 炊飯器
JP6446673B2 (ja) 加熱調理器
JP6761977B2 (ja) 加熱調理器
JP5188337B2 (ja) 炊飯器
JP2010038406A (ja) 加熱調理器
JP4930334B2 (ja) 調理機器
JP6461656B2 (ja) 加熱調理器
JP2005261613A (ja) ドアおよびこれを用いた加熱調理器
JP2005155962A (ja) 加熱調理器
JP2009011472A (ja) 炊飯器
JP5425236B2 (ja) 加熱調理器
JP4935841B2 (ja) 炊飯器
JP2006107807A (ja) 加熱調理器
KR100791099B1 (ko) 전기압력 보온밥솥의 공기배출장치
JP2010213744A5 (ja)
JP2010035842A (ja) 炊飯器
JP2006226537A (ja) 加熱調理器
JP2008064332A (ja) 加熱調理器
JP4913233B2 (ja) 加熱調理器
JP2010220750A (ja) 炊飯器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100311

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20100413

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120731

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120813

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150907

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5077070

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150907

Year of fee payment: 3