JP2010213744A - 炊飯器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】蓋体内の蓋カバーに各々着脱自在とし、有無検知手段を備えた送風経路、蒸気経路を有する構成を取り、蒸気通路の略直角位置に送風手段を備える。
【選択図】図1
Description
第2の発明は、第1の発明において、送風手段が蓋カバー内の遮蔽面の近傍に位置し、かつ蒸気経路の蒸気の流れる方向に対して略直角方向に配置されるようにしたものである。これによって蒸気経路から排出される高温な蒸気に外気を混合するだけでなく、おねばやおねばを含む気泡に略直角方向から送風することができるため、これらの送風経路やひいては蓋体外部への流出を抑えることができる。
第3の発明は、第1または2の発明において、送風経路と蒸気経路とが蓋カバーに装着されているか否かを検知する検知手段を備え、前記検知手段は送風経路および蒸気経路のいずれか一方が無いことを検知した場合、炊飯器に通電しないように制御するようにしたものである。
これによって、誤ってどちらかの部品が無いまま炊飯してふきこぼれを起こしたり、蓋体内におねばが侵入しても充電部の安全性を確保できるようにしたものである。
安全性を向上させることが可能となったものでもある。
第2の発明によれば、送風手段が蓋カバー内の遮蔽面の近傍に位置し、かつ蒸気経路の蒸気の流れる方向に対して略直角方向に配置されるようにしたことによって、蒸気経路から排出される高温な蒸気に外気を混合するだけでなく、おねばやおねばを含む気泡に略直角方向から送風することができるため、これらの送風経路やひいては蓋体外部への流出を抑えることができるようになる。
第3の発明によれば、送風経路と蒸気経路とが蓋カバーに装着されているか否かを検知する検知手段を備え、前記検知手段は送風経路および蒸気経路のいずれか一方が無いことを検知した場合、炊飯器に通電しないように制御するようにしたことによって、誤ってどちらかの部品が無いまま炊飯してふきこぼれを起こしたり、蓋体内におねばが侵入しても充電部の安全性を確保できるようになる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1、図2は、本発明の第1の実施の形態における炊飯器を示している。図に示すように、本実施の形態における炊飯器は、炊飯器本体1と、炊飯器本体1内部に形成された鍋収納部1aに収納される鍋2と、炊飯器本体1の開口部を回動開閉可能に炊飯器本体1に取り付けられる蓋体3と、蓋体3の内側(鍋2の開口部を覆う側)に着脱自在に取り付けられて、鍋2の開口部を密閉可能とし、鍋2内で炊飯されたときに発生する蒸気を導通させる複数の孔(図示せず)からなる蒸気口4aを具備する略円盤状の内蓋4と、鍋2を誘導加熱する鍋加熱装置5とを有している。
前記蓋カバー10は、蓋体3の後方に開口された空間10aと鍋2に対向した方向に開口した空間10bを有し、それらの間を遮蔽し略中央に貫通孔10cを設けた遮蔽面10dがある。また蓋カバー10の遮蔽面10dの貫通孔10cの略直角方向にはファンモータなどよりなる送風手段11が配置されている。送風手段11の吸気側11aは蓋体3の側面より外気を導入し、送風側11bは蓋カバー10の遮蔽面10dの略平行方向に送風するように構成されている。
また蓋カバー10の蓋体3の後方に開口された空間10a内には後方に向かって着脱自在にその空間内に嵌合固定される略直方体状の送風経路12があり、その一端は遮蔽面10dに平行なる面を有し、送風経路パッキン12aを具備して前記遮蔽面10dの貫通孔10c付近をシールして当接している。また、送風経路12は送風手段11の送風を吸入する吸気口12bと、送風手段11からの気流を蓋体3外側へ導出する排気口12cも具備する。排気口12cは複数のスリット状の穴で構成されており、送風経路12の排気口12cを具備する面は蓋体3の後方天面一部を切り欠いた形で露呈している。
前記蓋カバー10の鍋2に対向した方向に開口した空間10b内には着脱自在に配置された蒸気通路13があり、この蒸気通路13は一端を前記内蓋4の蒸気口4a付近を蒸気口パッキン13aにてシールして当接し、他端を前記遮蔽面10dの貫通孔10c付近を接続パッキン13bにてシールして当接している。遮蔽面10dを介して接続パッキン13bの反対側に位置するのが送風経路12の送風経路パッキン12aであり、貫通孔10cで蒸気通路13と送風経路12は連通している状態に配設されている構成をとる。またこの構成により鍋2内から送風経路12の排気口12cまでが連通する構成ともなっている。したがって蒸気経路13は、鍋2内の余分な蒸気を送風経路12に排気口12cへと排出できるように、なっている。また、送風手段11および送風経路12は、蓋体3の後半部分でヒンジ軸Aに近い場所に組み込まれて配置されている。
なお、送風手段11の吸気側11aと送風側11bの位置関係は、本実施の形態では対向した形で設置しているが、使用する送風手段11の形式によっては、送風手段11の吸気側11aと排気側11bが略直角に形成し、送風手段11の吸気側11bの手前に一定の空間を確保する構成をとっても良く、吸気空気量は同様に確保することができる。
、炊飯の開始、取り消し、予約などの実行を行うための操作スイッチ3aが搭載されている。操作スイッチ3aの操作により、炊飯器本体1に内蔵された制御装置7に内蔵された炊飯プログラムが実行され、前記鍋加熱装置5、内蓋加熱コイル10を炊飯プログラムの進行に合わせて動作、停止させて炊飯を実施するとともに、送風手段11に関しても、制御装置7により、炊飯工程に連動して、動作、停止が制御されることとなる。
また、炊飯工程、保温工程が終了した後には、鍋2・内蓋4などが洗浄されるのが普通であるが、蒸気経路13も容易に取り外せる構成であるから、前述したようにおねばがその内部に侵入して澱粉質が内面に付着した汚れを洗浄して衛生的な状態を保つことができる。空気と蒸気の混合気体が通過した送風経路12も外気温との差によっては水滴が結露する場合もあるため、毎回では無いにせよ取り外して洗浄したりすることは蒸気経路13と同様に行えるわけである。
図3は、本発明の第2の実施の形態の炊飯器上部の部分断面図である。実施の形態1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
以上のように構成された炊飯器について、以下その動作、作用について説明する。 基本的な動作は前記実施の形態と同様であるので省略する。本実施の形態において、送風経路12、蒸気経路13の両者が各々蓋カバー10にセットされるとリードスイッチ21がマグネット20の磁力を検知して制御装置7に信号を伝え、炊飯スタートが可能となる。送風経路12、蒸気経路13のどちらかが無いまま通電されると蓋カバー10内に蒸気やおねばが滞留して不安全な状態になってしまうため、その状態を防止して安全な炊飯動作を可能とすることができるわけである。逆にどちらか一方がないまま炊飯スタートされようとすると蓋体3の表示装置15にその旨を表示して使用者に認知することができるようになっている。
2 鍋
3 蓋体
10 蓋カバー
10a 後方に開口した空間
10b 鍋方向に開口した空間
10c 貫通孔
10d 遮蔽面
11 送風手段(ファン)
12 送風経路
13 蒸気経路
21 検知手段(リードスイッチ)
Claims (3)
- 炊飯器本体と、前記炊飯器本体の内部に形成された鍋収納部に収納される鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、前記炊飯器本体の開口部を開閉可能な蓋体と、前記蓋体内に配置された蓋カバーとを有し、前記蓋カバーは、前記蓋体の後方に開口された空間と前記鍋内方向に開口された空間と、前記二つの空間を遮蔽しかつ貫通孔を有する遮蔽面と、前記後方に開口された空間内に設けられ外気を吸入し送風を行う送風手段と、前記送風手段と一端を連結するとともに他端を前記遮蔽面に当接する位置に着脱自在に内挿された送風経路と、前記鍋内方向に開口された空間に設けられ一端を前記遮蔽面を介して前記送風経路に対向する位置にあって前記送風経路と連結するとともに他端を鍋内と連通させた蒸気経路とを着脱自在に内装していることを特徴とする炊飯器。
- 送風手段が蓋カバー内の遮蔽面の近傍に位置し、かつ蒸気経路の蒸気の流れる方向に対して略直角方向に配置されていることを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
- 送風経路と蒸気経路とが蓋カバーに装着されているか否かを検知する検知手段を備え、前記検知手段は送風経路および蒸気経路のいずれか一方が無いことを検知した場合、炊飯器に通電しないように制御することを特徴とする請求項1または2記載の炊飯器。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111513540A (zh) * | 2019-02-02 | 2020-08-11 | 浙江苏泊尔家电制造有限公司 | 烹饪器具 |
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JP2000237044A (ja) * | 1999-02-25 | 2000-09-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 炊飯器 |
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2009
- 2009-03-13 JP JP2009060513A patent/JP4935841B2/ja active Active
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CN111513540B (zh) * | 2019-02-02 | 2023-07-14 | 浙江苏泊尔家电制造有限公司 | 烹饪器具 |
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