JP5058240B2 - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器 Download PDF

Info

Publication number
JP5058240B2
JP5058240B2 JP2009252994A JP2009252994A JP5058240B2 JP 5058240 B2 JP5058240 B2 JP 5058240B2 JP 2009252994 A JP2009252994 A JP 2009252994A JP 2009252994 A JP2009252994 A JP 2009252994A JP 5058240 B2 JP5058240 B2 JP 5058240B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
steam exhaust
exhaust chamber
air
pan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009252994A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011097989A (ja
Inventor
輝男 中村
ちひろ 河東
正史 長田
哲正 久保田
健太郎 橋元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Priority to JP2009252994A priority Critical patent/JP5058240B2/ja
Publication of JP2011097989A publication Critical patent/JP2011097989A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5058240B2 publication Critical patent/JP5058240B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Description

本発明は、炊飯中に鍋から発生する蒸気の圧力を利用する手段を備えた炊飯器に関する。
従来の炊飯器として、「蓋体の外部と連通する吸入口および排出口を有する排出管と、一端の連通口が容器の内側と連通し、他端の噴出口が排出管の内側と連通する連通管とを設け、連通管の噴出口を排出管の排出口に向け」たものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、外気と連通した送風装置を備え、「蒸気経路の蒸気経路出口を送風経路の経路壁に開口させるとともに、この蒸気経路出口と鍋内と連通する蒸気経路入口とを水平方向に位置をずらせて配置した」ものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許第3682252号公報(第3頁、図1) 特開2009−28513号公報(第3頁、図1)
上記特許文献1に記載の技術によれば、排出管内において蒸気の流れと外部から吸引された低温の気体の流れがほぼ平行になる。このため、蒸気と外部の気体とが十分に混合されず、高温蒸気の排出抑制効果を十分に得ることができなかった。
上記特許文献2に記載の技術によれば、蒸気と送風空気を混合させて、排出蒸気を低温化している。
しかしながら、送風装置を駆動させるための電力が必要であり、炊飯器が消費する電力が増加し、地球温暖化防止に対する社会の動きである省エネに反する、という課題があった。また、米のでんぷんなどの成分が水中に溶け出して膜状になった粘度の高いおねばが蒸気とともに鍋外に流出するが、このおねばが送風経路や送風装置の電動機などに付着し、電動機が故障するおそれがあった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、炊飯器が消費する電力を増加させることなく、排出する蒸気の温度を低下させることのできる炊飯器を得るものである。
本発明に係る炊飯器は、上面が開口した本体と、被加熱物が投入されて前記本体内に収容される鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記鍋の上部開口を閉塞可能な内蓋と、前記内蓋と接続され、前記本体の上面開口部を閉塞する外蓋と、前記鍋内で発生する蒸気を排気する蒸気排気ユニットと、を備え、前記蒸気排気ユニットは、前記鍋内で発生する蒸気を侵入させる侵入口及び蒸気を排気する排気口を備えた蒸気排気室と、前記蒸気排気室の前記排気口の上流側に対して送風する送風ユニットと、を備え、前記送風ユニットは、前記蒸気排気室内に、前記侵入口から侵入する蒸気と対向する向きで配置されたタービン翼と、前記侵入口から侵入する蒸気を受けて回転する前記タービン翼の回転力のみによって駆動され、外気を取り込んで送風する送風機と、前記送風機により送風される空気を前記蒸気排気室内に導く送風路と、を備えたものである。
本発明に係る炊飯器によれば、蒸気の圧力によって送風機を駆動し、その送風機によって送風された空気と蒸気とを混合させる。このため、送風機を駆動させるための電力を必要とすることなく、排出する蒸気の温度を低下させることができる。
実施の形態1に係る炊飯器の外観模式図である。 実施の形態1に係る炊飯器の側面断面模式図である。 実施の形態1に係る炊飯器の側面断面模式図であり、蓋体を開いて内蓋を取り外した状態を示している。 実施の形態1に係る蒸気排気ユニットを説明する図である。 実施の形態1に係る蒸気排気ユニット、送風ユニット、及び内蓋を説明する図である。 実施の形態1に係るタービンと送風ファンを説明する図である。 実施の形態1に係る蒸気の排気動作を説明する図である。 実施の形態2に係る炊飯器の外観模式図である。 実施の形態2に係る炊飯器の側面断面模式図である。 実施の形態2に係る炊飯器の蓋体を中心として示す側面断面模式図であり、蒸気排気ユニットを取り外した状態を示している。 実施の形態2に係る蒸気排気ユニットを説明する図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る炊飯器の外観模式図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は側面図を示している。図2は、実施の形態1に係る炊飯器1の側面視の断面模式図であり、蓋体8を閉めた状態を示している。図3は実施の形態1に係る炊飯器1の側面視の断面模式図であり、蓋体8を開いて内蓋8bを取り外した状態を示している。なお、各図において同じ構成要素には同じ符号を付している。
(炊飯器の全体構成)
炊飯器1は、米や水などの被加熱物(米rや水W等)を収容する内釜2と、上部が開口しその内部に内釜2を収納する本体5と、本体5の背面側縁部にヒンジ機構7により支持されて内釜2の上部開口を開閉自在に閉塞する蓋体8とを備え、本体5を4点で支持する脚部10を備える。また、内釜2内の被加熱物から発生する蒸気を導く蒸気排気室9を備える。本体5の背面側には、内部に制御装置11aを収容した制御ケース11を備え、さらに、送風ファン14を備える。本体5の両側の側面には、本体5を移動させるときなどに使用するハンドルhを備える。ハンドルhは、図1(b)に示す矢印のように回動可能に取り付けられている。
表示器13は、加熱状態などの炊飯器1の状態を表示するものであり、蓋体8の表面に設けられている。表示器13は、液晶画面やLEDなどで構成される。
炊飯器1は、加熱手段として、内釜2を底部から加熱する誘導加熱コイル等の加熱手段3と、内釜2を側面から加熱する電気ヒータなどの補助加熱手段4とを備える。加熱手段3は、本体5の内側の底部であって、内釜2を本体5に収納したときに内釜2の底部と近接する位置に設けられている。補助加熱手段4は、本体5の内側の側面に設けられている。
制御ケース11は、その内部に制御装置11aを収容するケースであり、本体5の背面側の側部に固定されている。
制御装置11aは、予め記憶された動作プログラムや蓋センサ12の検知情報などに基づいて、加熱手段3や補助加熱手段4を駆動制御する。
送風ファン14は、制御ケース11の内部及び加熱手段3へ送風するものである。送風ファン14が送風を行うことにより、駆動により高温化する制御装置11aや加熱手段3を冷却し、これらが過度に高温化するのを抑制する。
蓋体8は、外蓋8aと内蓋8bとを有する。この内蓋8bには、加熱中に発生する蒸気を内釜2の外部へ排出するための小穴8cが形成されている。
また、図2に示すように、内蓋8bには、被加熱物の初期水温や沸騰を検知する蓋センサ12が設けられている。
また、蓋体8において、外蓋8aと内蓋8bが蒸気排気室9を挟持している。
蒸気排気室9は、加熱中に内釜2内の被加熱物から発生する蒸気を導く通路であり、上部蒸気排気室91と下部蒸気排気室92とで構成される。蒸気排気室9には、蒸気排気口99が形成されている。
噴出口64は、内釜2から蒸気排気室9へと蒸気を導入させる導入口である。噴出口64は、複数の小穴8cの総面積と同等の口径(流路断面積)を有している。
したがって、蒸気排気室9は、蒸気を、噴出口64から蒸気排気口99へと導く通路であるといえる。
蒸気排気室9の中には、後述する送風ファン81とタービン70を含む送風ユニット80が内蔵されている。本実施の形態1では、蒸気排気室9と、これに内蔵された送風ユニット80とを合わせて蒸気排気ユニット90と称する。
[蒸気排気ユニット90]
次に、内釜2から排出される蒸気の経路に関連する構成について、詳細に説明する。図4は蒸気排気室9の構成を説明する図であり、図4(a)は平面図を、図4(b)は上部蒸気排気室91を取り外した状態を示す平面図を、図4(c)は側面断面模式図を示している。図5は、蒸気排気ユニット90と内蓋8bを分解した状態を示す断面模式図である。
(蒸気経路)
下部蒸気排気室92は、蒸気が侵入する側である下部の径が細く、蒸気が排気される側である上部に向かって徐々にその径が広がる形状を成し、平面視ではほぼ円形の形状を有している。下部蒸気排気室92には、その内部に蒸気を侵入させるための開口部である蒸気侵入口92bが設けられている。
蒸気排気室9の中には、翼70aと回転軸71を有するタービン70が設けられている。タービン70は、その翼70aが下部蒸気排気室92の噴出口64に対向する向きで配置されている。下部蒸気排気室92の蒸気侵入口92bから蒸気が侵入してくると、その蒸気の圧力を翼70aが受け、タービン70が回転する。
このタービン70の回転軸71と同軸上に、送風ファン81が設けられている。送風ファン81は、シロッコファンなどの遠心式の送風ファンであり、本発明の送風機に相当する。本実施の形態1では、送風ファン81とタービン70は、回転軸71を共有する構成である。
図6は、タービン70と送風ファン81の構成を説明する図である。
図6に示すように、タービン70が回転すると、これと同軸上にある送風ファン81も回転する。このため、遠心式の送風ファン81によって、回転軸71と直交する方向に送風されることとなる。
図4、図5に示すように、仕切兼送風路83は、送風ファン81が配置される空間とタービン70が配置される空間とを仕切るとともに、送風ファン81の送風路を構成する。
仕切兼送風路83の周壁83aは、送風ファン81の外周を取り囲むようにして形成されており、その両端部は下部蒸気排気室92の周壁に接している。すなわち、図4(b)に示すように、周壁83aと下部蒸気排気室92の周壁とで送風ファン81を囲む空間を形成している。なお、本実施の形態1において、周壁83aは、本発明の導風壁に相当する。
仕切兼送風路83の底面83bは、下部蒸気排気室92の内部の空間を上下方向に仕切っている。底面83bの外周端は、通気口86の部分を除き、下部蒸気排気室92の周壁と接している。通気口86は、底面83bによって上下に仕切られた下部蒸気排気室92内の空間を連通させる通路であるといえる。
通気口86の上方であって、仕切兼送風路83の周壁83aと下部蒸気排気室92の周壁とに囲まれた空間を、混合空間85と称する。混合空間85は、後述するように内釜2から排出された蒸気と送風ファン81により送風される空気とが混合される空間である。
図4(a)、図4(c)に示すように、上部蒸気排気室91は、平面視ほぼ円形の形状を有しており、下部蒸気排気室92の上面開口部に被せられて下部蒸気排気室92の蓋の役割を成している。
上部蒸気排気室91は、内釜2内で発生する蒸気を炊飯器1の外部へ排出するための排気口である、蒸気排気口99を備えている。蒸気排気口99は、混合空間85の上方に位置する。
また、上部蒸気排気室91には、送風ファン81の外径とほぼ同じ寸法の円形に形成された吸気口82が設けられている。吸気口82は、送風ファン81の駆動により外気を吸引するための開口部である。
吸気口82には、フィルタ82aが嵌合されている。フィルタ82aは、吸気口82への異物の混入を防ぐためのものであり、金属、樹脂、不織布などの素材で構成されている。
(蒸気排気ユニット90の取り付け構造)
次に、蒸気排気ユニット90と内蓋8bとの取り付け構造について説明する。
図5に示すように、蒸気排気ユニット90は内蓋8bに着脱可能であり、さらに、蒸気排気ユニット90は、上部蒸気排気室91と、下部蒸気排気室92と、送風ユニット80とに分離可能である。
図5に示すように、内蓋8bの上面側(蒸気排気室9が位置する側)には、爪8dが形成されている。また、内蓋8bにおいて噴出口64の周囲には、蒸気シール8eが設けられている。下部蒸気排気室92には爪92aが設けられており、下部蒸気排気室92の爪92aを内蓋8bの爪8dに引っかけることで、下部蒸気排気室92を内蓋8bに取り付けることができる。爪92aは弾性のある部材で構成されており、蒸気排気室9を内蓋8bに取り付けあるいは取り外すときには、ユーザーの手の力で爪92aの引っかかりを容易に操作することができる。下部蒸気排気室92を内蓋8bに取り付けると、下部蒸気排気室92の蒸気侵入口92bは蒸気シール8eを介して噴出口64と接続される。蒸気シール8eが設けられているため、噴出口64と蒸気侵入口92bとの間での蒸気漏れは抑制される。
また、上部蒸気排気室91は、下部蒸気排気室92と着脱可能であり、取り付け時には下部蒸気排気室92の上面開口部を覆う構成である。
このように、内蓋8bと蒸気排気ユニット90とは分離可能な構造である。このため、蒸気排気ユニット90を取り外すことで、内蓋8bと蒸気排気ユニット90の清掃を容易に行うことができる。さらに、蒸気排気室9は、上部蒸気排気室91と下部蒸気排気室92とに分離可能な構造である。このため、蒸気排気室9の内部や、蒸気排気室9に収容された送風ユニット80の清掃を容易に行うことができる。
なお、本実施の形態1では、下部蒸気排気室92と内蓋8bとを着脱可能な構成としたが、下部蒸気排気室92と内蓋8bとを着脱可能でなく一体に構成してもよい。噴出口64と蒸気侵入口92bの連結部には蒸気シール8eが設けられていてこの連結部からおねばや蒸気が流出しないので、下部蒸気排気室92の下面や内蓋8bの上面は汚れにくい。このため、下部蒸気排気室92と内蓋8bとを一体に構成しても、清掃に不便さを生じさせることはほとんどない。
[炊飯器の動作]
(炊飯動作)
次に、本実施の形態1に係る炊飯器1の動作を説明する。
本実施の形態1に係る炊飯器1は、被加熱物(米rや水W等)を収容した内釜2を、加熱手段3で加熱することで被加熱物を炊きあげるものである。
具体的には、ユーザーが米r及び水Wを入れた内釜2を本体5内に収容し、蓋体8を閉め、図示しない操作スイッチ等の操作手段を操作して炊飯開始を指示すると、炊飯動作を開始する。炊飯動作においては、制御装置11aによって制御された加熱手段3が、内釜2を介して米rや水Wを加熱する。なお、炊飯時には、内釜2の上部開口は内蓋8bにより閉塞されている。
(蒸気の流れ及び蒸気排気ユニット90の動作)
次に、加熱により内釜2内に発生した蒸気の流れ及び蒸気排気ユニット90の動作について説明する。図7は、蒸気の流れを説明する図であり、蒸気排気ユニット90の斜視図で表している。なお、図7では、蒸気の流れを説明するために上部蒸気排気室91と下部蒸気排気室92とを分離させて示しているが、実際には、上部蒸気排気室91と下部蒸気排気室92は結合して使用される。また、同様に、下部蒸気排気室92の蒸気侵入口92bも噴出口64と結合して使用される。さらに、図7では、蒸気の流れを説明するための図であるので、これに関連しない他の構成要素は図示していないものもある。
図7において、矢印J1に示すように、加熱によって内釜2の内部から発生した蒸気は、小穴8c、噴出口64を経由して蒸気侵入口92bから蒸気排気室9内へと侵入する。
蒸気排気室9内へと侵入した蒸気は、タービン70の翼70aに衝突して、衝突の力によりタービン70を回転させる。ここで、翼70aに衝突した蒸気は、その直後に膨張して温度が下がるので、蒸気の一部は凝結して水滴となって下部蒸気排気室92の側壁の傾斜面に沿って下方へ流れ、蒸気の流れとは逆流するようにして噴出口64、小穴8cを通って内釜2の中へ戻る。
そして、タービン70の翼70aに衝突した蒸気のうち凝結しなかったものは、矢印J2に示すように、蒸気排気室9の内部を上方に向かって進む。そして、矢印J3に示すように、通気口86を通って混合空間85へと侵入する。
一方、タービン70が回転すると、タービン70の回転軸71と同軸上にある送風ファン81も回転する。送風ファン81が回転すると、矢印K1に示すように、フィルタ82aを介して吸気口82から外気が吸引される。そして、吸引された外気は、矢印K2に示すように混合空間85に運ばれる。すなわち、矢印J1、J2、J3で示すように略垂直方向に向かって上昇しながら進む蒸気の流れに対してほぼ直交するように、送風ファン81によって空気が送風される(矢印K2)。
矢印J3で示す蒸気は、矢印K2で示す外気と混合空間85で混合されて低温化する。そして、矢印J4で示すように、蒸気と外気の混合気体が蒸気排気口99から炊飯器1の外部へと排出される。ここで、混合空間85では、蒸気の一部は、送風ファン81により吸引された空気と接触して冷やされて凝結し、通気口86を通って下部蒸気排気室92内を下方に向かって流れ、噴出口64、小穴8cを通って内釜2の中へ戻る。したがって、蒸気排気口99から排出される蒸気の量は、混合空間85へ侵入した蒸気の量よりも少なくなる。
このように、本実施の形態1に係る炊飯器によれば、炊飯の過程で発生した高温の蒸気を吸引した外気と混合させて低温化して排出する。このため、高温蒸気に触れて子供がやけどをしたり、炊飯器1の周辺の家具類に高温蒸気が触れて変色したり、周辺の家具類に蒸気が結露してカビが生えたりといったことを抑制することができ、安全性や室内環境改善に資する。
また、蒸気排気室9内において、蒸気の一部は、タービン70に衝突して結露するとともに混合空間85内においても外気と接触して結露し、結露により生じた水は内釜2内に戻る。このため、蒸気排気口99から排出される蒸気の量を減らすことができる。
また、内釜2から発生する蒸気のエネルギーを利用してタービン70を回転させ、タービン70の回転により、タービン70と回転軸71を共有する送風ファン81を回転させて外気を吸引するようにした。このため、送風ファン81を回転するための電動モータなどの駆動装置を設ける必要がない。また、蒸気の持つエネルギーにより送風ファン81を回転させるので、送風ファン81を回転させるための電力は不要となり、省エネルギーに資する。
また、蒸気排気ユニット90を、外蓋8aと内蓋8bとで挟持する構成とした。このため、蒸気排気室9内に収容したタービン70にかかる蒸気の圧力が増大した場合でも、蒸気排気ユニット90は外蓋8aと内蓋8bとで挟持されているために安定状態を維持することができる。つまり、タービン70は高い圧力に耐えることができるので、蒸気の噴出圧力によってタービン70を高回転で回転させることができる。したがって、タービン70を高速回転することによって送風ファン81も高速回転して外気を多く吸引できるので、蒸気の凝縮量を増加させることができる。このため、蒸気排気口99から排出される蒸気の温度をさらに低下させることができる。
実施の形態2.
前述の実施の形態1では、蒸気排気ユニット90が外蓋8aと内蓋8bに挟持される構成であった。本実施の形態2では、蒸気排気ユニット90の蓋体8への他の取り付け構造について説明する。なお、本実施の形態2では、前述の実施の形態1と異なる点を中心に説明し、前述の実施の形態1と同一又は対応する構成要素には同一の符号を付している。
図8は、実施の形態2に係る炊飯器1Aの外観模式図であり、図8(a)は平面図、図8(b)は側面図を示している。図9は、実施の形態2に係る炊飯器1Aの側面視の断面模式図であり、蓋体を閉めた状態を示している。図10は、実施の形態2に係る炊飯器1Aの蓋体8と蒸気排気ユニット90をを中心として示す側面視の断面模式図であり、蒸気排気ユニット90を蓋体8から取り外した状態を示している。
図9、図10に示すように、蓋体8の外蓋8aには、蒸気排気ユニット90を嵌合させるための窪部8fが形成されている。この窪部8fには、噴出口64とほぼ同型かつ同位置に噴出口8gが形成されている。なお、内蓋8bには、前述の実施の形態1で説明した爪8dを設けていない。
図11は、本実施の形態2に係る蒸気排気ユニット90を説明する図であり、図11(a)は平面図、図11(b)は上部蒸気排気室91を取り外した状態の平面図、図11(c)は側面図、図11(d)は側面視の断面模式図、図11(e)は分解した状態を示す断面模式図である。
図11に示すように、蒸気排気ユニット90において、下部蒸気排気室92Aには、前述の実施の形態1で説明した爪92aを設けていない。
このように構成された蒸気排気ユニット90及び蓋体8において、蓋体8の噴出口8gに蒸気排気室9の蒸気侵入口92bを嵌合させることで、蓋体8に蒸気排気ユニット90を取り付けることができる。すなわち、蒸気排気ユニット90は、蓋体8の上面側から、蓋体8に対して取り付けあるいは取り外しが自在な構成となっている。
このように、本実施の形態2に係る炊飯器1Aによれば、蒸気排気ユニット90を蓋体8の上方から取り外し可能な構成とした。このため、前述の実施の形態1で述べた効果に加えて、蒸気排気ユニット90を簡単に蓋体8から取り外すことができるという効果も得ることができる。また、蓋体8を開けることなく蒸気排気ユニット90を取り外すことができるので、例えば炊飯中において、沸騰工程が終わった後、蒸らし工程の途中で蒸気排気ユニット90を取り外して洗浄することもでき、炊飯後の洗浄などの後始末の時間を短縮できる。
また、蓋体にカートリッジを備えるタイプの炊飯器であれば、このカートリッジを取り付けるための窪部に蒸気排気ユニット90を取り付けることができる。このため、蒸気排気ユニット90を購入したユーザーは、手持ちの炊飯器のカートリッジに換えて蒸気排気ユニット90を取り付けることができるなど、利便性を向上させることができる。また、炊飯器のメーカーを問わず、様々な炊飯器に蒸気排気ユニット90を取り付けることも可能となる。
1 炊飯器、1A 炊飯器、2 内釜、3 加熱手段、4 補助加熱手段、5 本体、7 ヒンジ機構、8 蓋体、8a 外蓋、8b 内蓋、8c 小穴、8d 爪、8e 蒸気シール、8f 窪部、8g 噴出口、9 蒸気排気室、10 脚部、11 制御ケース、11a 制御装置、12 蓋センサ、13 表示器、14 送風ファン、64 噴出口、70 タービン、70a 翼、71 回転軸、80 送風ユニット、81 送風ファン、82 吸気口、82a フィルタ、83 仕切兼送風路、83a 周壁、83b 底面、85 混合空間、86 通気口、90 蒸気排気ユニット、91 上部蒸気排気室、92 下部蒸気排気室、92A 下部蒸気排気室、92a 爪、92b 蒸気侵入口、99 蒸気排気口、W 水、h ハンドル、r 米。

Claims (5)

  1. 上面が開口した本体と、
    被加熱物が投入されて前記本体内に収容される鍋と、
    前記鍋を加熱する加熱手段と、
    前記鍋の上部開口を閉塞可能な内蓋と、
    前記内蓋と接続され、前記本体の上面開口部を閉塞する外蓋と、
    前記鍋内で発生する蒸気を排気する蒸気排気ユニットと、を備え、
    前記蒸気排気ユニットは、
    前記鍋内で発生する蒸気を侵入させる侵入口及び蒸気を排気する排気口を備えた蒸気排気室と、
    前記蒸気排気室の前記排気口の上流側に対して送風する送風ユニットと、を備え、
    前記送風ユニットは、
    前記蒸気排気室内に、前記侵入口から侵入する蒸気と対向する向きで配置されたタービン翼と、
    前記侵入口から侵入する蒸気を受けて回転する前記タービン翼の回転力のみによって駆動され、外気を取り込んで送風する送風機と、
    前記送風機により送風される空気を前記蒸気排気室内に導く送風路と、を備えた
    ことを特徴とする炊飯器。
  2. 前記蒸気排気ユニットは、前記内蓋と前記外蓋との間に挟持される
    ことを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
  3. 前記外蓋に窪部を設け、
    前記蒸気排気ユニットは、前記窪部に着脱可能に取り付けられた
    ことを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
  4. 前記送風ユニットは、前記蒸気排気室内に着脱可能に取り付けられた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか記載の炊飯器。
  5. 上面が開口した本体と、
    被加熱物が投入されて前記本体内に収容される鍋と、
    前記鍋を加熱する加熱手段と、
    前記鍋の上部開口を閉塞可能な内蓋と、
    前記内蓋と接続され、前記本体の上面開口部を閉塞する外蓋と、
    前記鍋内で発生する蒸気を排気する蒸気排気ユニットと、を備え、
    前記蒸気排気ユニットは、
    前記鍋内で発生する蒸気を侵入させる侵入口及び蒸気を排気する排気口を備えた蒸気排気室と、
    前記蒸気排気室の前記排気口の上流側に対して送風する送風ユニットと、を備え、
    前記送風ユニットは、
    前記蒸気排気室内に、前記侵入口から侵入する蒸気と対面する向きで配置されたタービン翼と、
    前記タービン翼と同軸上に設けられ、前記侵入口から侵入する蒸気を受けて回転する前記タービン翼の回転力のみによって駆動され、外気を取り込んで送風する遠心式送風機と、
    前記侵入口から侵入して前記タービン翼に衝突しあるいは前記タービン翼の近傍を通過した蒸気を、前記遠心式送風機の下流側に導く蒸気通路と、
    前記遠心式送風機により送風される空気を、前記蒸気通路により導かれる蒸気にほぼ直交する向きで、前記蒸気排気室内に導く導風壁と、を備えた
    ことを特徴とする炊飯器。
JP2009252994A 2009-11-04 2009-11-04 炊飯器 Active JP5058240B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009252994A JP5058240B2 (ja) 2009-11-04 2009-11-04 炊飯器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009252994A JP5058240B2 (ja) 2009-11-04 2009-11-04 炊飯器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011097989A JP2011097989A (ja) 2011-05-19
JP5058240B2 true JP5058240B2 (ja) 2012-10-24

Family

ID=44189675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009252994A Active JP5058240B2 (ja) 2009-11-04 2009-11-04 炊飯器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5058240B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6409374B2 (ja) * 2014-07-01 2018-10-24 ブラザー工業株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5581622A (en) * 1978-12-15 1980-06-19 Masahiko Izumi Forced circulation system cereals steaming kettle
JP3560203B2 (ja) * 1996-08-29 2004-09-02 シャープ株式会社 炊飯器
JPH119445A (ja) * 1997-06-26 1999-01-19 Toshiba Home Technol Corp 炊飯器
JP4320956B2 (ja) * 2001-01-12 2009-08-26 パナソニック株式会社 炊飯器
JP2002238743A (ja) * 2001-02-21 2002-08-27 Zojirushi Corp 炊飯器の放熱板ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011097989A (ja) 2011-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5077070B2 (ja) 炊飯器
CN102132102B (zh) 加热烹调器
CN102132103B (zh) 加热烹饪器
WO2008053699A1 (fr) Dispositif pour diluer la vapeur déchargée et cuisinière en étant dotée
WO2008010386A1 (fr) Appareil de cuisson
JP5495770B2 (ja) 電気炊飯器
JP5058232B2 (ja) 炊飯器
JP2009112556A (ja) 調理機器
JP5388870B2 (ja) 炊飯器
JP5495769B2 (ja) 電気炊飯器
JP5058240B2 (ja) 炊飯器
JP6833306B2 (ja) 布団用電気掃除機
JP4029099B2 (ja) 加熱調理器
JP2010038368A (ja) 加熱調理器
JP4190549B2 (ja) 加熱調理器
CN107842889B (zh) 烹饪器具
JP4278629B2 (ja) 加熱調理器
JP4913233B2 (ja) 加熱調理器
JP2010213744A (ja) 炊飯器
JP2010213744A5 (ja)
JP2012054146A (ja) 加熱調理器及び排気口カバー
CN214128062U (zh) 一种烹饪器具
CN214128063U (zh) 一种烹饪器具
JP4990725B2 (ja) 蒸気調理器
CN214341655U (zh) 一种固定于内盖上的蒸汽阀及烹饪器具

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120703

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120731

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5058240

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250