JP5058232B2 - 炊飯器 - Google Patents
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Description
また、外気と連通した送風装置を備え、「蒸気経路の蒸気経路出口を送風経路の経路壁に開口させるとともに、この蒸気経路出口と鍋内と連通する蒸気経路入口とを水平方向に位置をずらせて配置した」ものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
図1は、実施の形態1に係る炊飯器1の外観模式図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は側面図を示している。図2は、実施の形態1に係る炊飯器1の側面視の断面模式図であり、蓋体を閉めた状態を示している。図3は実施の形態1に係る炊飯器1の側面視の断面模式図であり、蓋体8を開いて内蓋8bを取り外した状態を示している。なお、各図において同じ構成要素には同じ符号を付している。
炊飯器1は、米や水などの被加熱物(米rや水W等)を収容する内釜2と、上部が開口しその内部に内釜2を収納する本体4と、本体4の背面側縁部にヒンジ機構7により支持されて内釜2の上部開口を開閉自在に閉塞する蓋体8とを備え、本体4を4点で支持する脚部10を備える。また、内釜2内の被加熱物から発生する蒸気を導く蒸気導管9を備える。本体4の背面側には、内部に電源回路と制御回路を収容した制御ケース11を備え、さらに、送風ファン80を備える。本体4の両側の側面には、本体4を移動させるときなどに使用するハンドルhを備える。ハンドルhは、図1(b)に示す矢印のように回動可能に取り付けられている。
なお、本実施の形態1において、内釜2は本発明の容器に、蓋体8は本発明の蓋本体にそれぞれ相当する。
また、図2に示すように、内蓋8bには、被加熱物の初期水温や沸騰を検知する蓋センサ22が設けられている。
制御装置101は、予め記憶された動作プログラムや蓋センサ22の検知情報などに基づいて、加熱手段3や補助加熱手段90を駆動制御する。
なお、本実施の形態1において、制御装置101と電源切替回路102が、本発明の電源制御手段に相当する。
蒸気導管9は、蓋体8に設けられた蒸気排気口99に連結されている。すなわち、蒸気導管9は、噴出口64と蒸気排気口99とを結ぶ通路であるといえる。
タービン70は、噴出口64から蒸気排気口99へ至る蒸気導管9内に設置されている。タービン70は、蒸気導管9を通過する蒸気の流れに向き合う方向で設置され、翼70aと回転軸71とを有する。
発電機素子74は、一又は複数の磁石74aと一又は複数のコイル74bとで構成されており、本発明の発電機構に相当する。
磁石74aは、タービン70の蒸気と衝突しない面(噴出口64に面しない面)に設置されている。
コイル74bは、外蓋8aの内側であって、磁石74aと対向する位置に設置されている。コイル74bは、外蓋8aの内側に形成されたカバー73に収容されている。カバー73は、その内部に蒸気が進入しないように構成されている。なお、カバー73は、本発明の発電機構を収納する収納部に相当する。
図4(a)に示すように、蒸気導管9は内蓋8bと分離可能であり、蒸気導管9はさらに、上部蒸気導管9aと下部蒸気導管9bとに分離可能となっている。
下部蒸気導管9bには、蒸気導管9内に蒸気を進入させるための蒸気導入口9cが形成されている。蒸気導入口9cは、蒸気導管9を内蓋8bに取り付けたときに小穴8cの真上となる位置に設けられている。下部蒸気導管9bの蒸気導入口9cは、蒸気シール8eを介して噴出口64に嵌合可能である。蒸気導入口9cを噴出口64に嵌合させると、小穴8cから蒸気導管9に至る蒸気の通路が形成される。蒸気導入口9cと噴出口64との嵌合部は、蒸気シール8eによってシールされるため、この嵌合部から蒸気が漏れないようになっている。
さらに、蒸気導管9は外蓋8aの下部(蓋体8の内部)に収納されており、蓋体8の上面部には蒸気導管9が表れないようになっている。すなわち、図1(a)に示すように、蓋体8の上面には蒸気排気口99が形成されているのみであり、蒸気導管9に起因した凹凸等が無い。このため、蓋体8の清掃を容易に行うことができ、さらに、継ぎ目の無い見栄えの良いデザインを実現できる。
図5に示すように、タービン70、回転軸71、発電機素子74、充電整流回路75、蓄電装置76が順に接続されている。
蓄電装置76としては上記のものあるいはこれ以外のものを用いてもよいが、電気二重層コンデンサを用いた場合、その急速充電特性により、発電機素子74が生成する電力を余すことなく効率よく充電することができる。また、蓄電装置76として小型の電気二重層コンデンサを用いた場合は、制御装置101を構成する制御基板に搭載することもできる。
電源切替回路102は、電源100又は蓄電装置76から、加熱手段3と補助加熱手段90へ電源を供給するための回路であり、回路の接続状態は制御装置101により制御される。加熱手段3は、電源100により電源供給を受けることができ、電源切替回路102における電源100との接続は制御装置101により制御される。補助加熱手段90は、電源100もしくは蓄電装置76から電源供給を受けることができ、いずれと接続されるかは制御装置101により制御される。
次に、本実施の形態1に係る炊飯器1の動作を説明する。
本実施の形態1に係る炊飯器1は、被加熱物(米rや水W等)を収容した内釜2を、加熱手段3で加熱することで被加熱物を炊きあげるものである。
具体的には、ユーザが米r及び水Wを入れた内釜2を本体4内に収容し、蓋体8を閉め、図示しない操作スイッチ等の操作手段を操作して炊飯開始を指示すると、炊飯動作を開始する。炊飯動作においては、制御装置101によって制御された加熱手段3が、内釜2を介して米rや水Wを加熱する。なお、炊飯時には、内釜2の上部開口は内蓋8bにより閉塞されている。
タービン70の回転により、タービン70に設置された磁石74aも回転し、磁石74aと対向する位置に設置されたコイル74bに対して磁力の変化を与える。そして、コイル74bには磁力の変化により電磁誘導が生じて、発電が行われる。すなわち、蒸気の持つ圧力エネルギーの一部が、電力に変換されることとなる。
噴出口64から蒸気導管9内へ進入した蒸気は、前述したようにタービン70に衝突する。そして、タービン70に圧力を伝えた直後に膨張し、温度が下がり、凝結して水滴となる。この水滴は、蒸気導管9の傾斜面に沿って内釜2の中に戻る。また、タービン70を回転させた水蒸気のうち、一部凝結しなかったものは蒸気導管9を通って蒸気排気口99から炊飯器1の外部へと排出される。
したがって、炊飯中に内釜2から出た水蒸気の多くは、凝縮されて再び内釜2へ戻ることとなる。このため、炊飯器1の外部へと排出される蒸気量を低減することができ、蒸気が排出されることによる室内環境の湿気増加を抑制できる。
次に、蒸気の持つ圧力エネルギーによって発電機素子74により生成された電力(以下、生成電力という)の利用形態を説明する。
ここで一般に、炊飯工程は、予熱工程、沸騰工程、蒸らし工程の3つの工程により構成され、その後、必要に応じて保温工程が設けられる。なお、いわゆる「お急ぎ炊飯」などのモードで運転する場合は、予熱工程が無い場合もある。
図6(a)は、沸騰工程、蒸らし工程、保温工程で生成電力を利用する例を示している。
(S101)
沸騰工程において発生した蒸気により電力を生成し、この生成電力を補助加熱手段90に供給する。そして、補助加熱手段90は供給された電力により内釜2の加熱を行う。
(S102)
また、生成電力を蓄電装置76に蓄電させ、蓄電した電力を後の工程で利用可能とする。
このような生成電力の加熱への利用と(ステップS101)、蓄電(ステップS102)とを交互に行う。
(S103)
蒸らし工程や保温工程においては、ステップS102で蓄電した電力を補助加熱手段90に供給して、蒸らしや保温のための加熱に生成電力を利用する。
図6(b)は、蒸らし工程で生成電力を利用する例を示している。
(S111)
沸騰工程において発生した蒸気により電力を生成し、この生成電力を蓄電装置76に蓄電させる。
(S112)
蒸らし工程では、蓄電装置76に蓄電された電力を補助加熱手段90に供給し、補助加熱手段90が蒸らし加熱を行う。
図6(c)は、保温工程で生成電力を利用する例を示している。
(S121)
沸騰工程において発生した蒸気により電力を生成し、この生成電力を蓄電装置76に蓄電させる。
(S122)
保温工程では、蓄電装置76に蓄電された電力を補助加熱手段90に供給し、補助加熱手段90が保温加熱を行う。保温工程が長時間化して蓄電装置76に蓄電された電力を消費した場合には、電源100からの電源供給に切り替えることもできる。
また、発電した電力は、炊飯時の沸騰工程、蒸らし工程、保温工程に利用するようにした。このため、これらの工程における電源100からの電源供給を低減させることができ、省エネに資する。また、蓄電装置76に蓄電された電力を補助加熱手段90に供給可能としたので、上述のように「コードレス保温」が可能となり、使い勝手を大幅に向上させることができる。
本実施の形態2では、タービンの回転を発電機構に伝達する回転伝達手段及び、発電機構の構成を中心に説明する。
図8は、実施の形態2に係る炊飯器1Aの側面視の断面模式図である。図9は、実施の形態2に係る炊飯器1Aの回転伝達手段を説明する図であり、図9(a)は蓋体8を開けて内蓋8b及び蒸気導管9を外蓋8aから取り外した状態を示す図、図9(b)、図9(c)は図9(a)の要部拡大模式図である。また、図10は、タービン70及び発電機素子74の近傍を説明する要部模式図である。なお、各図において、前述の実施の形態1と同一又は対応する構成要素には、同一の符号を付している。
本実施の形態2において、回転伝達手段は、回転軸71と、プーリー71aと、ベルト71bと、プーリー71cとで構成される。
図9(b)に示すように、プーリー71aには凹状のカップリング500aが形成されている。また、図9(c)に示すように、回転軸71の先端には凸状のカップリング500bが形成されている。カップリング500bはカップリング500aに嵌合させることで、回転軸71とプーリー71aとが連結される。
したがって、タービン70の回転により回転軸71が回転すると、カップリング500a、500bのカップリング構造により回転軸71からプーリー71aへ回転が伝達され、さらに、プーリー71aの回転がベルト71bによりプーリー71cに伝達される。そして、プーリー71cには、プーリー71cとともに回転するプーリー回転軸71dが連結されている。
図10に示すように、発電機素子174は、N極とS極の一対の磁石174aと、コイル174bとで構成される。発電機素子174は、本発明の発電機構に相当し、磁石174aとコイル174bとがワンパッケージ化された一体型に構成されている。一対の磁石174aは、カバー73内であってプーリー71cの近傍に固定されている。コイル174bは、プーリー71cのプーリー回転軸71dに取り付けられており、プーリー回転軸71dの回転によりコイル174bも回転するようになっている。
炊飯を開始して加熱手段3が駆動すると、内釜2を介して米rや水Wが加熱される。加熱によって内釜2の内部から発生した蒸気は、小穴8c、噴出口64を経由して蒸気導管9へと進み、タービン70の翼70aに衝突してタービン70を回転させる。
噴出口64から蒸気導管9内へ進入した蒸気は、前述したようにタービン70に衝突する。そして、タービン70に圧力を伝えた直後に膨張し、温度が下がり、凝結して水滴となる。この水滴は、蒸気導管9の傾斜面に沿って内釜2の中に戻る。また、タービン70を回転させた水蒸気のうち、一部凝結しなかったものは蒸気導管9を通って蒸気排気口99から炊飯器1の外部へと排出される。
したがって、炊飯中に内釜2から出た水蒸気の多くは、凝縮されて再び内釜2へ戻ることとなる。このため、炊飯器1の外部へと排出される蒸気量を低減することができ、蒸気が排出されることによる室内環境の湿気増加を抑制できる。
また、タービン70から発電機素子174への回転伝達手段として、回転軸71、プーリー71a、ベルト71b、プーリー71cを用いた。そして、回転軸71は軸シール400を介して発電機素子174等が収納されたカバー73内に連通するようにした。このため、電気回路を収納するカバー73内への水蒸気の侵入を抑制することができ、電気回路への蒸気侵入による故障を回避できる。
また、発電機素子174として、図10に示したように一対の磁石174aとコイル174bとをワンパッケージにした一体型のものを使用することができる。一体型の発電機素子174の場合、磁石174aとコイル174bとを極めて近接させて配置できるので、磁石174aからコイル174bに到達する磁力を大きくすることができ、効率の良い発電が可能となる。
本実施の形態3では、蒸気導管、タービン、及び回転伝達手段の構成を中心に説明する。
図11は、実施の形態3に係る炊飯器1Bの外観模式図であり、図11(a)は平面図、図11(b)は側面図を示している。図12は、実施の形態3に係る炊飯器1Bの側面視の断面模式図であり、図12(a)は蓋体8を中心とした要部模式図であって蒸気導管9を取り外した状態、図12(b)は蒸気導管9を取り付けた状態の炊飯器1B全体の模式図である。図13は、蒸気導管の構成を説明する図であり、図13(a)は上面図、図13(b)は側面図、図13(c)は正面視の断面図、図13(d)は側面視の断面図、図13(e)はタービンを示す斜視図である。なお、各図において、前述の実施の形態1と同一又は対応する構成要素には、同一の符号を付している。
図12に示すように、上部蒸気導管9aと下部蒸気導管9bとで構成される蒸気導管9は、外蓋8aに着脱可能に取り付けられる。また、蒸気導管9には、噴出口64と連結される蒸気導入口9cが形成されている。内釜2内で発生した蒸気は、内蓋8bに設けられた小穴8cと噴出口64を介して、蒸気導入口9cにより蒸気導管9内へと導かれる。
タービン70は、回転軸71を略水平方向に傾けた状態でタービン収納室9eに収納されている。また、回転軸71は、タービン収納室9eと回転軸室9fとを区画する壁に設けられた軸孔9gを通って回転軸室9fに進入するようになっている。軸孔9gには、軸シール703が取り付けられていて、この軸シール703により、タービン収納室9eから回転軸室9fへの蒸気の進入が抑制されている。
また、蒸気導管9の内部には、蒸気導入口9cとタービン70の翼70aとを結ぶ蒸気経路9dが形成されている。
発電機素子274は、蓋体8の外蓋8aの内側に区画形成された発電機室274aの内部に設置されている。発電機素子274は、回転で発生する力により発電する装置である。本実施の形態3では、発電機素子274の構成を特定するものではないが、タービン70から伝達される回転により磁石を回転させ、磁石に近接して設けた発電用コイルが発電を行うようなものを用いることができる。
タービン70の回転軸71の端部(翼70aと反対側の端部)には、駆動ギア702が取り付けられている。また、発電機素子274の回転軸274bには、受動ギア701が取り付けられている。
図12(b)に示すように蒸気導管9を蓋体8に取り付けると、駆動ギア702と受動ギア701とが咬合する。そして、回転軸71の回転により駆動ギア702が回転すると、この駆動ギア702と咬合する受動ギア701も回転し、受動ギア701の回転が発電機素子274の回転軸274bを介して発電機素子274に伝達される。
炊飯を開始して加熱手段3が駆動すると、内釜2を介して米rや水Wが加熱される。加熱によって内釜2の内部から発生した蒸気は、小穴8c、噴出口64、蒸気導入口9cを介して蒸気経路9dへと進み、タービン70の翼70aに衝突してタービン70を回転させる。
噴出口64から蒸気導入口9cを通って蒸気経路9d内へ進入した蒸気は、前述したようにタービン70に衝突する。そして、タービン70に圧力を伝えた直後に膨張し、温度が下がり、凝結して水滴となる。この水滴は、タービン収納室9e内に溜められる。また、タービン70を回転させた水蒸気のうち、一部凝結しなかったものは蒸気導管9を通って蒸気排気口99から炊飯器1の外部へと排出される。
したがって、炊飯中に内釜2から出た水蒸気の多くは、凝縮されて再び内釜2へ戻ることとなる。このため、炊飯器1の外部へと排出される蒸気量を低減することができ、蒸気が排出されることによる室内環境の湿気増加を抑制できる。
本実施の形態4では、蒸気導管、タービン、及び回転伝達手段の構成を中心に説明する。
図14は、実施の形態4に係る炊飯器1Cを説明する図であり、図14(a)は蓋体8を中心とした側面視の要部断面模式図であって蒸気導管9を取り外した状態、図14(b)は蒸気導管9を取り付けた状態の炊飯器1C全体の側面視の断面模式図である。図15は蒸気導管9及び回転伝達手段近傍の構成を説明する要部断面模式図である。なお、各図において、前述の実施の形態1と同一又は対応する構成要素には、同一の符号を付している。
蒸気導管9には、噴出口64と連結される蒸気導入口9cが形成されている。内釜2内で発生した蒸気は、内蓋8bに設けられた小穴8cと噴出口64を介して、蒸気導入口9cにより蒸気導管9内へと導かれる。
蒸気導管9内には、蒸気が通過する蒸気経路とタービン70を収納する収納室を兼ねたタービン収納室9eが区画形成されている。タービン収納室9eは、蒸気導入口9cから蒸気排気口99へと至る経路を形成している。
また、タービン収納室9eの上側には、回転軸室9fが区画形成されている。
発電機素子374は、蓋体8の外蓋8aの内側に区画形成された発電機室374aの内部に設置されている。発電機素子374は、回転で発生する力により発電する装置である。本実施の形態4では、発電機素子の構成を特定するものではないが、タービン70から伝達される回転により磁石を回転させ、磁石に近接して設けた発電用コイルが発電を行うようなものを用いることができる。
図15に示すように、回転軸室9f内において、回転軸71にはプーリー71aが連結されている。また、プーリー71aとプーリー71cにはベルト71bが架け回されており、プーリー71aの回転がベルト71bによってプーリー71cに伝達されるようになっている。なお、プーリー71aとプーリー71cとは略同一面に設置されている。
プーリー71cには、プーリー71cとともに回転するプーリー回転軸71dが連結されている。
炊飯を開始して加熱手段3が駆動すると、内釜2を介して米rや水Wが加熱される。加熱によって内釜2の内部から発生した蒸気は、小穴8c、噴出口64、蒸気導入口9cを経由して蒸気導管9のタービン収納室9eへ進入し、タービン70の翼70aに衝突してタービン70を回転させる。そして、タービン70を回転させた水蒸気は、蒸気導管9を通って蒸気排気口99から炊飯器1Cの外部へと排出される。
Claims (16)
- 上面が開口した本体と、
被加熱物が投入されて前記本体内に収容される容器と、
前記容器を加熱する加熱手段と、
前記容器の上部開口を閉塞可能な内蓋を有し、前記本体の上面開口部を開閉する蓋本体と、
前記内蓋に接続されて前記容器内で発生する蒸気を通過させる蒸気導管と、
前記蒸気導管内に配置され蒸気を受けて回転する蒸気タービン翼と、
前記蒸気タービン翼の回転力を受けて発電する発電機構と、を備え、
前記蒸気導管は、前記蒸気タービン翼とともに前記蓋本体に対して着脱可能であることを特徴とする炊飯器。 - 前記発電機構は、
前記蒸気タービン翼に設けられた磁石と、
前記蒸気導管の外側であって、前記磁石と対向する位置に設けられたコイルと、を備えた
ことを特徴とする請求項1記載の炊飯器。 - 前記内蓋は前記蓋本体と着脱可能であり、
前記蓋本体と前記内蓋との間に形成される空間内に、前記蒸気導管を配置し、
前記蒸気導管に設けた爪部と、前記内蓋に設けた爪部とを係合させることにより、前記蒸気導管を前記内蓋と着脱可能とした
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の炊飯器。 - 前記蒸気タービン翼の回転を前記発電機構に伝達する回転伝達手段を備えた
ことを特徴とする請求項1記載の炊飯器。 - 前記回転伝達手段は、
前記蒸気タービン翼の回転軸と連結された第1プーリーと、
前記発電機構の回転軸に連結された第2プーリーと、
前記第1プーリーと第2プーリーとに架け渡されるベルトと、を備えた
ことを特徴とする請求項4記載の炊飯器。 - 前記蒸気タービン翼の回転軸と前記第1プーリーは、カップリング構造により着脱可能に連結される
ことを特徴とする請求項5記載の炊飯器。 - 前記第1プーリー、前記第2プーリー、前記ベルト、及び前記発電機構を収納する収納部を備え、
前記蓋本体と前記内蓋との間に形成される空間内に、前記蒸気導管と前記収納部とを配置し、
前記蒸気タービン翼の回転軸を、軸シールを介して、前記蒸気導管内から前記収納部内へと連通させた
ことを特徴とする請求項5又は請求項6記載の炊飯器。 - 前記発電機構の回転軸と前記第2プーリーは、カップリング構造により着脱可能に連結される
ことを特徴とする請求項5記載の炊飯器。 - 前記発電機構を収納する発電機構収納部を、前記本体もしくは前記蓋本体のいずれかに設け、
前記蒸気導管を、前記蓋本体の表面に設けた窪みに着脱可能に嵌合させた
ことを特徴とする請求項8記載の炊飯器。 - 前記回転伝達手段は、
前記蒸気タービン翼の回転軸の端部に設けられた駆動ギアと、
前記発電機構の回転軸に連結され、前記駆動ギアと咬合可能に設けられた受動ギアと、を備えた
ことを特徴とする請求項4記載の炊飯器。 - 前記発電機構を収納する発電機構収納部を、前記本体もしくは前記蓋本体のいずれかに設け、
前記蒸気導管を、前記蓋本体の表面に設けた窪みに着脱可能に嵌合させた
ことを特徴とする請求項10記載の炊飯器。 - 前記蒸気タービン翼の回転軸を略水平方向に傾けた状態で前記蒸気タービン翼を前記蒸気導管内に配置し、
前記蒸気タービン翼の回転軸を、軸シールを介して前記蒸気導管の外部へ突出させた
ことを特徴とする請求項10又は請求項11記載の炊飯器。 - 前記発電機構により発電された電力を電気負荷に供給させる電源制御手段を備えた
ことを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれか記載の炊飯器。 - 前記炊飯器の運転状態を示す表示手段と、
前記炊飯器の動作を制御する制御手段と、
前記加熱手段を冷却する送風手段と、を備え、
前記電気負荷は、前記表示手段、前記制御手段、前記送風手段、及び前記加熱手段のうちのいずれか一以上のものである
ことを特徴とする請求項13記載の炊飯器。 - 前記発電機構が発電した電力を蓄える蓄電装置を備えた
ことを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれか記載の炊飯器。 - 前記電源制御手段は、
商用外部電源との接続が切断された後に、
前記蓄電装置に蓄えられた電力を、前記電気負荷に供給させる
ことを特徴とする請求項13又は請求項14に従属する請求項15記載の炊飯器。
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