JP5048818B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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    • H05B6/802Apparatus for specific applications for heating fluids
    • H05B6/804Water heaters, water boilers

Description

本発明は加熱調理器に関する。
従来、加熱調理器としては、特開2007−10189号公報(特許文献1)に記載されているように、加熱庫内の煙や水蒸気を加熱庫外へ排気する排気ファンを備えたものがある。この排気ファンは、被加熱物の加熱調理中では駆動させず、被加熱物の加熱調理が終了して、加熱庫の扉が開放すると駆動される。この排気ファンの駆動により、扉から離れた排気口から、加熱庫内の煙や水蒸気が外部へ排気される。
しかしながら、上記従来の加熱調理器では、排気ファンが被加熱物の加熱調理の終了後に駆動するので、加熱庫内に充満した煙や水蒸気が一気に排気口から吹き出す。
したがって、上記被加熱物の加熱調理の終了後、加熱庫内から排気される煙や水蒸気が目立ってしまうという問題があった。
このような場合、上記加熱庫外への排気流に他の気流を合流させれば、水蒸気は希釈されてある程度目立たなくなるが、煙は希釈し難くて明らかに目に見える。
特開2007−10189号公報
そこで、本発明の課題は、加熱庫内からケーシング外へ排気される煙を目立たないようにすることができる加熱調理器を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の加熱調理器は、
ケーシングと、
上記ケーシング内に設けられて、前面側に開口部を有すると共に、被加熱物を収容する加熱庫と、
上記加熱庫の上記開口部を開閉する扉と、
上記被加熱物を加熱するための加熱ヒータと、
上記ケーシング外の外気を吸い込んで上記ケーシング内へ吹き出す給気ファンと、
上記給気ファンが吹き出した外気を上記ケーシングの内部に流通させる給気通路と、
上記加熱庫に設けられ、上記給気通路中の外気を上記加熱庫内に任意の割合で取り込むことが可能な可変式の給気口と、
上記加熱庫に設けられ、上記加熱庫内の煙を上記加熱庫外へ排気するための排気口と、
上記排気口から上記加熱庫外に出た煙を上記ケーシング外へ案内する排気通路と、
上記可変式の給気口の動作、および、上記給気ファンの駆動を制御する制御部と
を備え、
上記制御部は、上記加熱ヒータを用いた上記被加熱物の加熱調理中、上記給気口の開度が0%より大きい予め定められた目標開度となるように、上記可変式の給気口の動作を制御すると共に、開度が上記目標開度になった上記給気口に上記給気通路中の外気が流入するように、上記給気ファンを駆動し、
さらに、上記加熱ヒータを用いた上記被加熱物の加熱調理が終了すると、上記給気口の開度が上記目標開度よりも大きくなるように、上記可変式の給気口の動作を制御することを特徴としている。
上記構成によれば、上記制御部は、加熱ヒータを用いた被加熱物の加熱調理中、給気口の開度が0%より大きい予め定められた目標開度となるように、可変式の給気口の動作を制御し、さらに、被加熱物の加熱調理が終了すると、給気口の開度が目標開度よりも大きくなるように、可変式の給気口の動作を制御するすると共に、開度が上記目標開度になった上記給気口に上記給気通路中の外気が流入するように、上記給気ファンの駆動を制御する。これにより、上記加熱ヒータを用いた被加熱物の加熱調理中、加熱庫内に適度な給気を行って、加熱庫内の煙を少しずつケーシング外に押し出すことができる。したがって、上記加熱ヒータを用いた被加熱物の加熱調理中、加熱庫内からケーシング外へ排気される煙を目立たないようにすることができる。
また、上記加熱ヒータを用いた被加熱物の加熱調理中、加熱庫内の煙の排気が開始されるので、その加熱調理の終了時、加熱庫内に煙が充満しないようにすることができる。したがって、上記加熱ヒータを用いた加熱調理の終了後においても、加熱庫内からケーシング外に排気される煙を目立たないようにすることができる。
そして、上記加熱ヒータを用いた被加熱物の加熱調理中における給気口の開度が、被加熱物の加熱調理の終了後における給気口の開度より小さいことによって、給気口から加熱庫内に大量の外気が流入しないので、加熱庫内の高温の空気が大量にケーシング外に排気されない。したがって、上記加熱庫内の温度低下を防いで、加熱調理に要する時間を短くできる。
一実施形態の加熱調理器では、
上記制御部は、上記加熱ヒータを用いた上記被加熱物の加熱調理の終了の予め設定された時間前になると、上記給気口の開度が上記目標開度となるように、上記可変式の給気口の動作を制御する。
上記実施形態によれば、上記制御部は、加熱ヒータを用いた被加熱物の加熱調理の終了の予め設定された時間前になると、給気口の開度が目標開度となるように、可変式の給気口の動作を制御するので、その時間になるまでは給気口の開度を例えば0%にして、加熱庫内を高温に保てる。
一実施形態の加熱調理器では、
上記給気ファンが上記ケーシング内へ吹き出した気体は上記ケーシング内の発熱部品を冷却する。
上記実施形態によれば、上記給気ファンがケーシング内へ吹き出した気体はケーシング内の発熱部品を冷却するので、発熱部品の熱破壊を防ぐことができる。
一実施形態の加熱調理器では、
上記給気通路を流れ、かつ、上記可変式の給気口に流れ込まなかった気体は、最終的には、上記排気口から排出された排気と混合される。
上記実施形態によれば、上記給気通路を流れ、かつ、可変式の給気口に流れ込まなかった気体は、最終的には、排気口から排出された排気と混合されるので、その排気の希釈に寄与する。したがって、上記排気の希釈効果を高めることができる。
また、上記給気通路を流れる気体の全部が加熱庫内に入らないので、加熱庫内の熱が必要以上にロスすることはない。
ところで、一般的に、加熱調理器は後部側(加熱庫の開口部側とは反対側)を壁面に近づけて配置されていた。この場合、上記加熱調理器の後部側から加熱庫内の排気が出ると、壁面が腐食したり、カビが壁面に発生したりしてしまう。
そこで、一実施形態の加熱調理器では、
上記排気通路は上記排気口から上記加熱庫外に出た煙を上記ケーシングの前面側へ案内する。
上記実施形態によれば、上記ケーシングの後面の近くに壁面があっても、排気通路が加熱庫内からの煙をケーシングの前面側へ案内するので、その煙が壁面を汚すのを防ぐことができる。
また、上記排気通路は加熱庫内からの水蒸気もケーシングの前面側へ案内するので、壁面が腐食したり、カビが壁面に発生したりするのも防ぐことができる。
したがって、上記ケーシングの配置の自由度が高く、使い勝手を向上させることができる。
ところで、本発明以外の加熱調理器では、ケーシングの後面側からケーシング外へ煙を排気する場合より、ケーシングの前面側からケーシング外へ煙を排気する方が、煙が非常に目立ち易くなる。
これに対して、本発明の加熱調理器は、制御部が中間開度制御部を有しているので、そのような煙が目立つ問題の発生を防ぐことができる。
したがって、本発明の加熱調理器は、一実施形態において、ケーシングの前面側からケーシング外へ煙を排気する構成を採用することができる。
一実施形態の加熱調理器では、
上記加熱庫内に供給するための蒸気を発生する蒸気発生装置を備える。
上記実施形態によれば、上記蒸気発生装置による蒸気を加熱庫内に供給することにより、被加熱物に潤いを与えながら、被加熱物の加熱調理を行える。
一実施形態の加熱調理器では、
上記目標開度は20%〜60%の範囲内である。
上記実施形態によれば、上記目標開度が20%〜60%の範囲内であるので、加熱調理中における加熱庫内への適度な給気と、加熱調理中における加熱庫内の温度低下の防止とを確実に両立できる。
本発明の加熱調理器によれば、制御部が、被加熱物の加熱調理中、給気口の開度が0%より大きい予め定められた目標開度となるように、可変式の給気口の動作を制御し、さらに、被加熱物の加熱調理が終了すると、給気口の開度が目標開度よりも大きくなるように、可変式の給気口の動作を制御するので、被加熱物の加熱調理中、加熱庫内に適度な給気を行って、加熱庫内の煙を少しずつケーシング外に押し出すことができる。したがって、上記被加熱物の加熱調理中、加熱庫内からケーシング外へ排気される煙を目立たないようにすることができる。
また、上記被加熱物の加熱調理中、加熱庫内の煙の排気が開始されるので、その加熱調理の終了時、加熱庫内に煙が充満しないようにすることができる。したがって、上記加熱調理の終了後においても、加熱庫内からケーシング外に排気される煙を目立たないようにすることができる。
そして、上記被加熱物の加熱調理中における給気口の開度が、被加熱物の加熱調理の終了後における給気口の開度より小さいことによって、給気口から加熱庫内に大量の外気が流入しないので、加熱庫内の高温の空気が大量にケーシング外に排気されない。したがって、上記加熱庫内の温度低下を防いで、加熱調理に要する時間を短くできる。
図1は本発明の一実施形態の加熱調理器の正面図である。 図2は上記加熱調理器の把手付きドアを開放した状態の上面図である。 図3は上記加熱調理器の把手付きドアを開放した状態の正面図である。 図4は上記加熱調理器の模式断面図である。 図5は上記加熱調理器のケーシングを取り外した状態の斜視図である。 図6は上記加熱調理器の制御ブロック図である。 図7は上記加熱調理器の給気ダンパの開閉動作を説明するための模式図である。 図8は上記加熱調理器の給気ダンパの開閉動作を説明するための模式図である。 図9は上記加熱調理器の給気ダンパの開閉動作を説明するための模式図である。 図10は上記加熱調理器の給気ダンパの開閉動作を説明するための模式図である。 図11は上記加熱調理器の給気ダンパの開閉動作を説明するための模式図である。 図12Aは上記加熱調理器の給気ダンパの開閉制御を説明するためのフローチャートである。 図12Bは上記加熱調理器の給気ダンパの開閉制御を説明するためのフローチャートである。 図13は上記給気ダンパの変形例を説明するための斜視図である。 図14は上記給気ダンパの変形例を説明するための斜視図である。
以下、本発明の加熱調理器を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態の加熱調理器の正面図である。
上記加熱調理器は、ケーシング1と、このケーシング1の前面側に取り付けられた扉の一例としての把手付きドア2とを備えている。この把手付きドア2の略中央に耐熱ガラス5を取り付けている。また、ケーシング1の前面側には、閉鎖時の把手付きドア2と隣り合うように操作パネル3を設けている。そして、把手付きドア2と操作パネル3の下方には、露受容器4を配置している。
上記操作パネル3は液晶表示部7を有し、この液晶表示部7が操作に応じた表示を行う。また、図示しないが、操作パネル3には、複数の押ボタンなどを設けている。
上記露受容器4は、ケーシング1の底部の前側に設けられた2つの前脚6,6に着脱可能な容器である。そして、露受容器4を前方から後方に向かってケーシング1の下側に挿入して前脚6,6に取り付けると、露受容器4の一部が閉鎖時の把手付きドア2の後面(裏面)の下方に位置する。これにより、把手付きドア2を開放したとき、把手付きドア2の後面に付着した結露水が露受容器4内に滴下するようにしている。
図2は、上記加熱調理器の把手付きドア2を開いた状態を上方から見た上面図である。また、図3は、上記加熱調理器の把手付きドア2を開いた状態を正面から見た正面図である。
図2,図3に示すケーシング1内には、被加熱物23(図4参照)を加熱するための加熱庫8を設置している。加熱庫8は前面側に開口部8cに有し、この開口部8cは把手付きドア2の左右方向の回動により開閉される。ここで、把手付きドア2は、ケーシング1の左側の側端部を中心に回動する。
なお、図3において、80は、蒸気発生装置13(図5参照)で発生した蒸気が加熱庫108内に向かって吹き出す蒸気吹出口である。
図4は上記加熱調理器の模式断面図である。
上記加熱調理器では、ケーシング1外の空気が、給気ファンの一例としての冷却ファン16によって、複数の吸気口17を介してケーシング1内に吸い込まれる。この複数の吸気口17を介してケーシング1内に吸い込まれた空気の一部は、給気通路の一例としての電装品室9を通過した後、給気ダンパ50が開いて開状態の複数の給気口8aから加熱庫8に流入する。一方、上記複数の吸気口17を介してケーシング1内に吸い込まれた空気のうち、複数の給気口8aを介して加熱庫8に流入しなかった空気は、電装品室9を通過した後、ケーシング1の底部側に流れて加熱庫8の下側の風通路112を介して排気ダクト100の冷却空気入口101に流入する。
また、上記加熱庫8内の空気の一部は、排気口8bと、排気通路の一例としての排気チューブ18を介して排気ダクト100に排出されて、排気ダクト100内で冷却空気入口101から流入した空気と混合されて希釈される。この排気ダクト100内で希釈された空気は、排気ダクト100に設けられた複数の排出口102から、露受容器4の左側端部(把手付きドア2の回動軸に近い側の端部)内に向かって吹き出す。
ここで、上記風通路112を流れる空気の一部は、ケーシング1の底板の前面側に設けられた複数の冷却風吹出口70から、露受容器4の左側側端部内に向かって吹き出す。
なお、図4において、26は加熱ヒータの一例としてのヒータである。また、各吸気口17はケーシング1の後部に設けられた複数のスリットで構成されている。
図5は、上記加熱調理器のケーシング1を取り外した状態を後方かつ斜め上方から見た斜視図である。
上記ケーシング1内において、加熱庫8の側方かつ操作パネル3の後方に電装品室9を設け、加熱庫8の後方かつ電装品室9の後方に吸気空間10を設けている。
上記加熱庫8内の上側の空間には、被加熱物23を加熱するためのヒータ26を配置している。
一方、上記加熱庫8外においては、加熱庫8の上方、下方、後方および両側方のそれぞれに、遮熱板11,11,…を配置している。つまり、遮熱板11,11,…は、加熱庫8の開口部8cを除く周囲に配置されている。また、遮熱板11と加熱庫8との間の空間には断熱材(図示せず)を充填している。なお、図5において、加熱庫8の上方の遮熱板の図示は省略している。
また、上記加熱庫8の後面側には、加熱庫8へ供給される蒸気を発生する蒸気発生装置13を配置している。また、加熱庫8の下側には、蒸気発生装置13に給水チューブを介して接続された給水ポンプ35(図6参照)を配置している。
上記電装品室9内には、給水タンク(図示せず)が収納されるタンク収納部15、マグネトロン51、電源トランス52などが配置されている。そして、被加熱物23の加熱時には、冷却ファン16からの冷却風が電装品室9内を流れ、マグネトロン51などの電装品を冷却できるようにしている。なお、マグネトロン51や電源トランス52などの電装品は発熱部品の一例である。
上記マグネトロン51で発生したマイクロ波は、導波管(図示せず)を介して加熱庫8の下部中央に導かれ、回転アンテナ(図示せず)によって攪拌されながら加熱庫8内の上方に向かって放射されて被加熱物23を加熱する。
上記収納部15に収納された給水タンク内の水は、給水ポンプ35によって、給水チューブ(図示せず)を介して蒸気発生装置13に供給される。蒸気発生装置13は、給水ポンプ35からの水を蒸気発生用ヒータ24で加熱して、水蒸気を発生する。
上記吸気空間10には、冷却ファン16の駆動に伴い、ケーシング1外の空気が複数の吸気口17(図4参照)から流れ込む。そして、吸気空間10内の空気は冷却ファン16で電装品室9内に送られる。
なお、図5において、21は、電装品室9と吸気空間10とを仕切る間仕切壁である。この間仕切壁21に冷却ファン16を取り付けている。
図6は上記加熱調理器の制御ブロック図である。
上記加熱調理器は、マイクロコンピュータと入出力回路などからなる制御部200を電装品室9(図4,図5参照)内に備えている。この制御部200は、ヒータ26,冷却ファン用モータ30,給気ダンパ用モータ31,給気ダンパ用エンコーダ32,操作パネル3,庫内温度センサ33,解凍センサ34,給水ポンプ35,ドア開閉センサ36,蒸気発生装置13およびマグネトロン51が接続されている。操作パネル3からの信号および給気ダンパ用エンコーダ32,庫内温度センサ33,解凍センサ34,ドア開閉センサ36からの検出信号に基づいて、制御部200は、ヒータ26,冷却ファン用モータ30,給気ダンパ用モータ31,操作パネル3,給水ポンプ35,蒸気発生装置13およびマグネトロン51などを制御する。また、制御部200は、経過時間の計測などを行うタイマ201を含んでいる。
上記ドア開閉センサ36は、把手付きドア2の開閉状態を検出するセンサであり、把手付きドア2の開閉状態に応じた検出信号を制御部200へ出力する。
図7〜図11は上記給気ダンパ50の開閉動作を説明するための模式図である。なお、実際には給気口8aは複数あるが、説明を判り易くするため、図7〜図11では複数の給気口8aを一つの貫通穴とみなして図示する。したがって、図7〜図11における給気口8aの開口面積は、実際の複数の給気口8aの開口面積の合計に相当する。
上記給気ダンパ50は、図7に示すように、側方から見た形状が略扇形状であり、軸40を中心に図中矢印方向に揺動可能になっている。給気ダンパ用エンコーダ32は、給気ダンパ50の揺動角を検出し、検出した揺動角を示す信号を制御部200へ出力する。制御部200は、給気ダンパ用エンコーダ32からの信号に基づいて、給気ダンパ用モータ31を制御する。これにより、図11に示すように、給気口8aを給気ダンパ50で完全に閉鎖して、加熱庫8内への給気を停止させることができるようになっている。また、制御部200が給気ダンパ用モータ31を制御して、図8に示すように、給気口8aの開口面積を全開時(図7の状態時)の約3/4にしたり、図9に示すように、給気口8aの開口面積を全開時の約1/2にしたり、図10に示すように、給気口8aの開口面積を全開時の約1/4にしたりすることもできるようになっている。このように、制御部200は、給気ダンパ50の揺動角を任意の角度に制御して、給気口8aの開口面積を任意に変更できるようになっている。つまり、複数の吸気口17を介してケーシング1内に吸い込まれた空気のうち、複数の給気口8aを介して加熱庫8に流入する空気の割合を任意に変更できるようになっている。なお、給気口8a、給気ダンパ用モータ31、給気ダンパ用エンコーダ32、軸40および給気ダンパ50は、本発明の可変式の給気口の一例を構成している。
以下、図12A,図12Bのフローチャートを用いて、制御部200による給気ダンパ50の開閉制御について説明する。なお、上記開閉制御は加熱調理の開始に伴ってスタートする。このとき、上記制御部200は冷却ファン16を駆動させる。
上記開閉制御がスタートすると、まず、図12AのステップS1で、給気ダンパ50が全ての給気口8aを閉鎖しているか否かを判定する。このステップS1で、給気ダンパ50が全ての給気口8aを閉鎖していると判定すると、次のステップS2に進む。一方、ステップS1で、給気ダンパ50が全ての給気口8aを閉鎖していないと判定すると、ステップS11に進み、給気ダンパ50を揺動させて、全ての給気口8aを閉鎖した後、次のステップS2に進む。ここで、上記給気ダンパ50が給気口8aを完全に閉鎖しているとは、給気ダンパ50が全ての給気口8aを覆っていることを意味する。
次に、ステップS2で、デュアル加熱が行われているか否かを判定する。このステップS2で、デュアル加熱が行われていると判定すると、次のステップS3に進む。一方、ステップS2で、デュアル加熱が行われていないと判定されると、図12BのステップS21に進む。ここで、上記デュアル加熱とは、ヒータ26およびマグネトロン51を同時にオンして、被加熱物23を加熱することである。なお、ステップS21に進んだ場合の説明は、ステップS3〜S5を説明した後に行う。
次に、図12AのステップS3で、給気口8aの開度を中間開度にするため、給気ダンパ50を揺動させて、複数の給気口8aの一部を閉鎖する。ここで、上記中間開度は20%〜60%の範囲内の開度(例えば20%)である。また、給気口8aの開度を中間開度にした状態とは、給気口8aを介して加熱庫8内へ給気を行える状態であって、この状態の給気量が給気口8aの開度が100%のときの給気量よりも少なくなるようにした状態に相当する。また、給気口8aの開度を100%にした状態は、給気ダンパ50が複数の給気口8aの全てを覆わず、給気口8aを介して加熱庫8内へ大量の給気を行える状態に相当する。また、給気口8aの開度を0%にした状態は、給気ダンパ50が複数の給気口8aの全てを覆っており、給気口8aを介して加熱庫8内へ給気を行えない状態に相当する。なお、上記中間開度は本発明の目標開度の一例である。
次に、図12AのステップS4で、タイマ201の出力信号を用いて、被加熱物23の加熱調理が終了したか否かを判定する。このステップS4で、被加熱物23の加熱調理が終了していないと判定すると、再度、ステップS4を行う。一方、ステップS4で、被加熱物23の加熱調理が終了していると判定すると、次のステップS5に進む。
次に、ステップS5で、給気ダンパ50を揺動させて、全ての給気口8aを開放すると、上記開閉制御がエンドになる。
また、上記ステップS2から図12BのステップS21に進んだ場合、レンジ加熱が行われているか否かを判定する。このステップS21で、レンジ加熱が行われていないと判定すると、次のステップS21に進む。一方、ステップS21で、レンジ加熱が行われていると判定されると、図12AのステップS5に進む。ここで、上記レンジ加熱とは、ヒータ26およびマグネトロン51のうち、マグネトロン51だけをオンして、被加熱物23を加熱することである。
次に、図12BのステップS22で、タイマ201の出力信号を用いて、加熱調理の終了3分前であるか否かを判定する。このステップS22で、加熱調理の終了3分前でないと判定すると、再度、ステップS22を行う。一方、ステップS22で、加熱調理の終了3分前であると判定すると、次のステップS23に進む。
次に、ステップS23で、グリル加熱が行われているか否かを判定する。このステップS23で、グリル加熱が行われていないと判定すると、次のステップS24に進む。一方、ステップS23で、グリル加熱が行われていると判定すると、図12AのステップS3に進む。ここで、上記グリル加熱とは、ヒータ26およびマグネトロン51のうち、ヒータ26だけをオンして、被加熱物23を加熱することである。なお、次のステップS24に進む場合としては、例えば、蒸気発生装置13から加熱庫8へ蒸気を供給して、被加熱物23を蒸すスチーム加熱の場合がある。
次に、ステップS24で、タイマ201の出力信号を用いて、被加熱物23の加熱調理が終了したか否かを判定する。このステップS24で、被加熱物23の加熱調理が終了していないと判定すると、再度、ステップS24を行う。一方、ステップS24で、被加熱物23の加熱調理が終了していると判定すると、次のステップS25に進む。
次に、ステップS25で、ドア開閉センサ36の検出信号を用いて、把手付きドア2が開放されたか否かを判定する。このステップS25で、把手付きドア2が開放されていないと判定すると、再度、ステップS25を行う。一方、ステップS25で、把手付きドア2が開放されたと判定すると、図12AのステップS5に進む。
このように、上記デュアル加熱が行われている間、給気ダンパ50の開閉動作が制御されて、給気口8aの開度が中間開度になるので、適量の外気が給気口8aから加熱庫8内に供給される。これにより、加熱庫8内の煙を少しずつケーシング1外に排気することができる。したがって、上記デュアル加熱が行われている間、加熱庫8内からケーシング1外へ排気される煙を目立たないようにすることができる。
また、上記デュアル加熱が行われている間、加熱庫8内の煙がケーシング1外に排気されるので、デュアル加熱の終了時、加熱庫8内に煙が充満しないようにすることができる。したがって、上記デュアル加熱の終了後においても、加熱庫8内からケーシング1外に排気される煙を目立たないようにすることができる。
そして、上記デュアル加熱が行われている間、給気口8aの開度が中間開度であることによって、給気口8aから加熱庫8内に大量の外気が流入しないので、加熱庫8内の高温の空気が大量にケーシング1外に排気されない。したがって、加熱庫8内の昇温速度の低下を抑制できるので、デュアル加熱に要する時間を短くできる。
また、上記グリル加熱の終了3分前になると、給気口8aの開度が中間開度になるので、グリル加熱の終了3分前から上記終了までの間、加熱庫8内に適度な給気を行って、加熱庫8内の煙を少しずつケーシング1外に押し出すことができる。したがって、グリル加熱の終了3分前から上記終了までの間、加熱庫内からケーシング1外へ排気される煙を目立たないようにすることができる。
また、上記グリル加熱では、終了3分前になるまで、給気口8aの開度は0%であるから、加熱庫8内の温度を高温に保つことができる。その上、上記グリル加熱の終了3分前になると、給気ダンパ50の開閉動作が制御されて、給気口8aの開度が中間開度になるので、適量の外気が給気口8aから加熱庫8内に供給される。これにより、加熱庫8内の煙を少しずつケーシング1外に排気することができる。したがって、上記グリル加熱の終了3分前になった後、加熱庫8内からケーシング1外へ排気される煙を目立たないようにすることができる。
また、上記グリル加熱の終了3分前になった後、加熱庫8内の煙の排気が開始されるので、そのグリル加熱の終了時、加熱庫8内に煙が充満しないようにすることができる。したがって、上記グリル加熱の終了後においても、加熱庫8内からケーシング1外に排気される煙を目立たないようにすることができる。
そして、上記グリル加熱の終了3分前から上記終了までの間、給気口8aの開度が中間開度になることによって、給気口8aから加熱庫8内に大量の外気が流入しないので、加熱庫8内の高温の空気が大量にケーシング1外に排気されない。したがって、上記加熱庫8内の温度低下を防いで、グリル加熱に要する時間を短くできる。
また、上記加熱庫8内の煙や水蒸気などは、排気口8b、排気チューブ18および排気ダクト100を介して、ケーシング1の前側で排気される。したがって、ケーシング1の後面近傍に壁面があっても、壁面の汚れやカビなどの発生を防ぐことができる。
また、上記ケーシング1の後面が壁面に近づいてもよいので、ケーシング1の配置の自由度は高く、使い勝手が良好である。
また、上記開閉制御中、冷却ファン16がケーシング1内へ吹き出した気体によって、マグネトロン51や電源トランス52などの電装品が冷却されるので、電装品の熱破壊を防ぐことができる。
また、上記電装品室9を流れ、かつ、給気口8aに流れ込まなかった気体は、最終的には、排気口8bから排出された排気と混合されるので、その排気の希釈に寄与する。したがって、上記排気の希釈効果を高めることができる。
また、上記電装品室9を流れる気体の全部が加熱庫8内に入らないので、加熱庫8内の熱が必要以上にロスすることはない。
また、上記蒸気発生装置13による蒸気を加熱庫8による蒸気を加熱庫8内に供給することにより、被加熱物23に潤いを与えながら、被加熱物23の加熱調理を行える。
また、上記構成の加熱調理器は、上述したデュアル加熱、レンジ加熱、グリル加熱、スチーム加熱の他に、過熱水蒸気を用いた加熱も行える。
上記過熱水蒸気を用いた加熱を行う場合、必要量の水を入れた給水タンクを、タンク収納部15に収納した後、操作パネル3を操作する。そうすると、加熱庫8内の上側のヒータ26がオンされると共に、給水ポンプ35が駆動して、上記給水タンク内の水を蒸気発生装置13に供給する。そして、蒸気発生用ヒータ24が上記給水タンクからの水を加熱して、水蒸気が発生する。この蒸気発生装置13で発生した水蒸気が加熱庫8内に吹き出し、加熱庫8内でヒータ26により加熱されて100℃以上の過熱水蒸気となる。これにより、加熱庫8内の被加熱物23は、加熱庫8内の上側のヒータ26からの輻射熱および100℃以上の過熱水蒸気により加熱調理される。このとき、被加熱物23に供給されて付着した過熱水蒸気が被加熱物23の表面で凝縮して大量の凝縮潜熱を被加熱物23に与えるので、被加熱物23に熱を効率よく伝えることができる。
上記実施形態では、デュアル加熱中は、給気口8aの開度が20%になるようにしていたが、デュアル加熱中は、給気口8aの開度が、20%〜60%の範囲内で時間の経過に応じて大きくなるようにしてもよい。例えば、上記デュアル加熱の開始と、デュアル加熱の終了3分前との間は、給気口8aの開度が20%になるように、かつ、デュアル加熱の終了3分前と、デュアル加熱の終了2分前との間は、給気口8aの開度が30%になるように、かつ、デュアル加熱の終了2分前と、デュアル加熱の終了1分前との間は、給気口8aの開度が40%なるように、かつ、デュアル加熱の終了1分前と、デュアル加熱の終了との間は、給気口8aの開度を60%になるようにしてもよい。
上記実施形態では、デュアル加熱中における給気口8aの開度と、グリル加熱の終了3分前以降における給気口8aの開度とを、同じ20%にしていたが、デュアル加熱中における給気口8aの開度と、グリル加熱の終了3分前以降における給気口8aの開度とを、互いに異なる開度にしてもよい。例えば、デュアル加熱中における給気口8aの開度を20%にし、かつ、グリル加熱の終了3分前以降における給気口8aの開度を30%にしてもよい。
上記実施形態では、グリル加熱の終了3分前とグリル加熱の終了との間は、給気口8aの開度が20%になるようにしていたが、グリル加熱の終了3分前とグリル加熱の終了との間は、給気口8aの開度が、20%〜60%の範囲内で時間の経過に応じて大きくなるようにしてもよい。例えば、上記グリル加熱の終了3分前と、グリル加熱の終了2分前との間は、給気口8aの開度が30%になるように、かつ、グリル加熱の終了2分前と、グリル加熱の終了1分前との間は、給気口8aの開度が40%になるように、かつ、グリル加熱の終了1分前と、グリル加熱の終了との間は、給気口8aの開度が60%になるようにしてもよい。
上記実施形他において、被加熱物23の加熱の前半をデュアル加熱とし、かつ、被加熱物23の加熱の後半をグリル加熱としてもよい。この場合、前半のデュアル加熱時における給気口8aの開度を20%にしてもよい。一方、後半のグリル加熱時においては、グリル加熱の開始と、グリル加熱の終了3分前との間は、給気口8aの開度が20%になるように、かつ、グリル加熱の終了3分前と、グリル加熱の終了2分前との間は、給気口8aの開度が30%になるように、かつ、グリル加熱の終了2分前と、グリル加熱の終了1分前との間は、給気口8aの開度が40%なるように、かつ、グリル加熱の終了1分前と、グリル加熱の終了との間は、給気口8aの開度を60%になるようにしてもよい。
上記実施形態では、図7〜図11に示す揺動式の給気ダンパ50で給気口8aを開閉していたが、図13に示すように、回動式の給気ダンパ250で給気口8aを開閉するようにしてもよい。
上記給気ダンパ250を使用する場合についてより詳しく説明すると、給気ダンパ250は、本体部250と、本体部250aの上端部に設けられた上フランジ部250bと、本体部250aの下端部に設けられた下フランジ部250cを有して、固定軸262を中心に図13中の細矢印の方向に回動可能になっている。また、上フランジ部250bおよび下フランジ部250cのそれぞれの一端部は、回動軸262に連結されている。また、下フランジ部250cには、直線状の長穴であるカム溝250dが設けられている。このカム溝250dは、回動軸262に対して垂直な方向に延びている。
また、上記給気ダンパ250の下方には、ダンパカム260を回転させる給気ダンパ用モータ31が配置される。ダンパカム260の回転角は回転角検出スイッチ261で検出できるようになっている。また、上記ダンパカム260はカム軸260aを上端面に有しており、このカム軸260aがカム溝250d内に挿通されている。なお、給気口8a、給気ダンパ用モータ31、給気ダンパ250、回転角検出スイッチ261、ダンパカム260および固定軸262は、本発明の可変式の給気口の一例を構成している。
このような給気ダンパ250の本体部250aが給気口8aの周縁部に密接すると、給気口8aの開度は全閉となる。これにより、冷却ファン16からの外気は給気口8aを通過できなくなる。つまり、加熱庫8内への給気は行われない。
そして、上記給気ダンパ用モータ31でダンパカム26を回転駆動すると、図14に示すように、カム軸260aがカム溝250d内を移動し、給気ダンパ250が給気口8aから離れる方向に回動する。これにより、給気口8aの開度は全開となり、図14中の太矢印で示すように、冷却ファン16からの外気が給気口8aを通過できるようになる。
また、上記給気ダンパ250で給気口8aの開度を中間開度にする場合、図13の給気ダンパ250の回動角よりも大きく、かつ、図14の給気ダンパ250の回動角よりも小さくする。これにより、冷却ファン16の送風量を変更せずに、給気口8aを介した加熱庫8内への給気量を、給気口8aの開度が100%のときの給気量よりも少なくして、加熱庫8内に適度な給気を行える。ここで、上記中間開度は20%〜60%の範囲内の開度(例えば20%)である。また、給気口8aの開度を0%にした状態とは、給気口8aを介して加熱庫8内へ給気を行えない状態であって、給気ダンパ250の回動角が0°の状態に相当する。また、給気口8aの開度を100%にした状態とは、給気口8aを介して加熱庫8内へ給気を行える状態であって、給気ダンパ250の回動角が50°の状態に相当する。なお、上記中間開度は本発明の目標開度の一例である。
別の言い方をすれば、給気口8aの開度が中間開度にするとき、加熱庫8の給気口8a側の側面と給気ダンパ250とが成す角は、図13の状態時よりも大きく、かつ、図14の状態時よりも小さくなる。
上記給気ダンパ250で給気口8aを開閉するようにする場合、上記実施形態またはその変形例と同様の開閉動作を給気ダンパ250にさせてもよい。
なお、図13,図14でも、図7〜図11と同様の理由により、複数の給気口8aを一つの貫通穴とみなして図示した。
また、上記実施形態では、グリル加熱の終了3分前になると、給気口8aの開度を中間開度にする制御が開始されるようにしていたが、例えば、グリル加熱の終了5分前または4分前などになると、給気口8aの開度を中間開度にする制御が開始されるようにしてもよい。また、このような制御をグリル加熱以外の加熱で行ってもよい。
また、上記実施形態およびその変形例において、給気口8aの中間開度を、0%より大きくかつ20%未満の開度にしたり、あるいは、60%より大きくかつ100%未満にしたりしてもよい。
上記給気口8aの中間開度を0%より大きくかつ20%未満の開度にした場合は、給気口8aの中間開度を20%〜60%の範囲内にした場合よりも、加熱庫8内の煙の排気効果は低くなるが、加熱庫8内の温度低下の抑制効果は高くなる。ここで、加熱庫8内の煙の排気効果が低くなっても、加熱庫8内からケーシング1外へ排気される煙が目立つことは防げる。
上記給気口8aの中間開度を60%より大きくかつ100%未満の開度にした場合は、給気口8aの中間開度を20%〜60%の範囲内にした場合よりも、加熱庫8内の温度低下の抑制効果は低くなるが、加熱庫8内の煙の排気効果は高くなる。ここで、加熱庫8内の温度低下の抑制効果は低くなっても、被加熱物23の加熱調理の時間が長くなるのは防げる。
上記給気口8aの中間開度を20%〜60%の範囲内にした場合は、加熱庫8内の温度低下の抑制効果と、加熱庫8内の煙の排気効果とを、バランスよく高くできるので、好ましい。
また、上記実施形態では、加熱庫8に複数の給気口8aを設けていたが、加熱庫8に1つの給気口を設けてもよい。
また、上記実施形態では、加熱庫8内からの排気を排気チューブ18と排気ダクト100とを介して露受容器4内に排気していたが、排気ダクト100をなくして、加熱庫8内からの排気を排気チューブ18から露受容器4内に直接排気するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ケーシング1に対して横方向に回動する把手付きドア2で加熱庫8の開口部8cを開閉していたが、ケーシング1に対して前後方向にスライドする扉で加熱庫8の開口部8cを開閉するようにしてもよい。すなわち、本発明の加熱調理器が備える扉は、回動式であってもよいし、スライド式であってもよい。
上記実施形態では、ミックス加熱を行っていなかったが、ミックス加熱を行ってもよい。このミックス加熱を行う場合、ミックス加熱時に給気口8aの開度を中間開度にするようにしてもよい。ここで、上記ミックス加熱とは、ヒータ26およびマグネトロン51を交互にオンして、被加熱物23を加熱することである。
本発明の加熱調理器としては、例えば、過熱水蒸気を使用するオーブンレンジのみならず、過熱水蒸気を使用するオーブン、過熱水蒸気を使用しないオーブンレンジ、過熱水蒸気を使用しないオーブンなどがある。
本発明の加熱調理器では、オーブンレンジなどにおいて、過熱水蒸気または飽和水蒸気を用いることによって、ヘルシーな調理を行うことができる。例えば、本発明の加熱調理器では、温度が100℃以上の過熱水蒸気または飽和水蒸気を食品表面に供給し、食品表面に付着した過熱水蒸気または飽和水蒸気が凝縮して大量の凝縮潜熱を食品に与えるので、食品に熱を効率よく伝えることができる。また、凝縮水が食品表面に付着して塩分や油分が凝縮水と共に滴下することにより、食品中の塩分や油分を低減できる。さらに、加熱室内は過熱水蒸気または飽和水蒸気が充満して低酸素状態となることにより、食品の酸化を抑制した調理が可能となる。ここで、低酸素状態とは、加熱室内において酸素の体積%が10%以下(例えば1.0〜0.5%)である状態を指す。
本発明の具体的な実施の形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
1…ケーシング
2…把手付きドア
3…操作パネル
4…露受容器
8…加熱庫
8a…給気口
8b…排気口
8c…開口部
9…電装品室
10…吸気空間
11,11…遮熱板
13…蒸気発生装置
15…タンク収納部
16…冷却ファン
17…吸気口
18…排気チューブ
21…間仕切壁
23…被加熱物
24…蒸気発生用ヒータ
26…ヒータ
30…冷却ファン用モータ
31…給気ダンパ用モータ
32…給気ダンパ用エンコーダ
33…庫内温度センサ
35…給水ポンプ
36…ドア開閉センサ
50,250…給気ダンパ
51…マグネトロン
52…電源トランス
200…制御部
201…タイマ

Claims (7)

  1. ケーシングと、
    上記ケーシング内に設けられて、前面側に開口部を有すると共に、被加熱物を収容する加熱庫と、
    上記加熱庫の上記開口部を開閉する扉と、
    上記被加熱物を加熱するための加熱ヒータと、
    上記ケーシング外の外気を吸い込んで上記ケーシング内へ吹き出す給気ファンと、
    上記給気ファンが吹き出した外気を上記ケーシングの内部に流通させる給気通路と、
    上記加熱庫に設けられ、上記給気通路中の外気を上記加熱庫内に任意の割合で取り込むことが可能な可変式の給気口と、
    上記加熱庫に設けられ、上記加熱庫内の煙を上記加熱庫外へ排気するための排気口と、
    上記排気口から上記加熱庫外に出た煙を上記ケーシング外へ案内する排気通路と、
    上記可変式の給気口の動作、および、上記給気ファンの駆動を制御する制御部と
    を備え、
    上記制御部は、上記加熱ヒータを用いた上記被加熱物の加熱調理中、上記給気口の開度が0%より大きい予め定められた目標開度となるように、上記可変式の給気口の動作を制御すると共に、開度が上記目標開度になった上記給気口に上記給気通路中の外気が流入するように、上記給気ファンを駆動し、
    さらに、上記加熱ヒータを用いた上記被加熱物の加熱調理が終了すると、上記給気口の開度が上記目標開度よりも大きくなるように、上記可変式の給気口の動作を制御することを特徴とする加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    上記制御部は、上記加熱ヒータを用いた上記被加熱物の加熱調理の終了の予め設定された時間前になると、上記給気口の開度が上記目標開度となるように、上記可変式の給気口の動作を制御することを特徴とする加熱調理器。
  3. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    上記給気ファンが上記ケーシング内へ吹き出した気体は上記ケーシング内の発熱部品を冷却することを特徴とする加熱調理器。
  4. 請求項1または2に記載の加熱調理器において、
    上記給気通路を流れ、かつ、上記可変式の給気口に流れ込まなかった気体は、最終的には、上記排気口から排出された排気と混合されることを特徴とする加熱調理器。
  5. 請求項1から3までのいずれか一項に記載の加熱調理器において、
    上記排気通路は上記排気口から上記加熱庫外に出た煙を上記ケーシングの前面側へ案内することを特徴とする加熱調理器。
  6. 請求項1から4までのいずれか一項に記載の加熱調理器において、
    上記加熱庫内に供給するための蒸気を発生する蒸気発生装置を備えることを特徴とする加熱調理器。
  7. 請求項1から6までのいずれか一項に記載の加熱調理器において、
    上記目標開度は20%〜60%の範囲内であることを特徴とする加熱調理器。
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