JP2009002229A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 燃料噴射弁の先端温度をより正確に推定することで、噴孔におけるデポジットの発生状態をより正確に推定し得る、内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】 燃料噴射弁の先端温度が、第一ないし第三のパラメータに基づいて推定される。前記第一のパラメータは、燃焼温度に対応するパラメータであり、燃料噴射量や燃焼時期等である。前記第二のパラメータは被熱時期及び被熱時間に対応するパラメータである。この第二のパラメータとしては、例えば、機関回転数や燃焼時期が挙げられる。前記第三のパラメータは、前記噴孔における前記燃料の減圧に伴う当該燃料の発熱に対応するパラメータであり、前記燃料噴射装置内における前記燃料の圧力等である。
【選択図】 図5

Description

本発明は、燃料噴射弁の先端に設けられた噴孔から燃焼室内に向けて燃料を噴射するように構成された燃料噴射装置を備えた内燃機関の動作を制御するように構成された、内燃機関の制御装置(以下、単に「制御装置」と称する。)に関する。
この種の装置として、例えば、特開2003−227375号公報(特許文献1)や、特開2006−57538号公報(特許文献2)に開示されたものが知られている。これらの装置は、前記噴孔の近傍に発生するデポジットの状態を、前記燃料噴射弁(インジェクタ)の先端温度に基づいて推定するように構成されている。
ここで、「デポジット」とは、炭化物や酸化物等の堆積物をいう。このデポジットは、前記燃焼室内での前記燃料の燃焼に基づく火炎や高熱の発生に伴って、未燃焼の燃料の炭化等が起こることによって発生する。
特開2003−227375号公報(特許文献1)に開示された装置においては、前記先端温度を検出する温度センサの検出値、前記先端温度に関連するパラメータであるエンジン水温、あるいは同様のパラメータである吸入空気量を用いて、デポジット堆積量が推定される。特開2006−57538号公報(特許文献2)に開示された装置においては、エンジン回転数及び負荷率から前記先端温度がマップにより求められ、これを用いてデポジット堆積量が推定される。
特開2003−227375号公報 特開2006−57538号公報
この種の装置においては、前記デポジットの発生状態をより正確に推定することが、内燃機関の動作制御をより適切に行うために必要である。本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、前記燃料噴射弁の前記先端温度をより正確に推定することで、前記噴孔における前記デポジットの発生状態をより正確に推定し得る、前記制御装置を提供するものである。
本発明の制御装置は、燃料噴射装置を備えた内燃機関の動作を制御するように構成されている。前記燃料噴射装置は、燃料噴射弁を備えている。この燃料噴射弁の先端には、噴孔が設けられている。前記燃料噴射装置は、前記噴孔から燃焼室内に向けて燃料を噴射するように構成されている。具体的には、前記噴孔が前記燃焼室に露出するように、前記燃料噴射装置が配置され得る。すなわち、前記噴孔によって前記燃焼室内に燃料が直接的に噴射されるように、前記燃料噴射装置が構成及び配置され得る。
本発明の特徴は、前記制御装置が、第一パラメータ取得部(第一パラメータ取得手段)と、第二パラメータ取得部(第二パラメータ取得手段)と、第三パラメータ取得部(第三パラメータ取得手段)と、温度推定部(温度推定手段)と、を備えたことにある。
前記第一パラメータ取得部は、第一のパラメータを取得するように構成されている。この第一のパラメータは、前記燃焼室内における前記燃料の燃焼の際の温度である燃焼温度に対応するパラメータである。この第一のパラメータとしては、例えば、燃料噴射量や燃焼時期が挙げられる。
前記第二パラメータ取得部は、第二のパラメータを取得するように構成されている。この第二のパラメータは、前記燃料の燃焼による熱に前記燃料噴射弁の前記先端がさらされる時期である被熱時期、及び前記燃料の燃焼による熱に前記燃料噴射弁の前記先端がさらされる時間である被熱時間、に対応するパラメータである。この第二のパラメータとしては、例えば、機関回転数や燃焼時期が挙げられる。
ここで、前記燃焼時期に対応する各種のパラメータ(例えば、機関回転数、燃料噴射量、吸気管温度、エンジン水温、燃料噴射圧、燃料噴射時期、筒内酸素濃度、及び過給圧のうちの少なくとも1つ)が、前記第一のパラメータ及び/又は前記第二のパラメータとして用いられ得る。
前記第三パラメータ取得部は、第三のパラメータを取得するように構成されている。この第三のパラメータは、前記噴孔における前記燃料の減圧に伴う当該燃料の発熱に対応するパラメータである。この第三のパラメータとしては、例えば、前記燃料噴射装置内における前記燃料の圧力が挙げられる。
前記温度推定部は、前記第一ないし第三のパラメータに基づいて、前記燃料噴射弁の前記先端の温度(以下、単に「ノズル温度」と称する。)を推定するように構成されている。
かかる構成によれば、前記ノズル温度が、前記第一ないし第三のパラメータに基づいて、より正確に推定され得る。これらの第一ないし第三のパラメータは、従来の内燃機関の運転制御のために用いられているパラメータである。
よって、かかる構成によれば、前記ノズル温度の推定のための特別なセンサやパラメータを用いることなく、当該ノズル温度がより正確に取得(推定)され得る。したがって、前記噴孔における前記デポジットの発生状態が、より正確に推定され得る。
本制御装置は、例えば、前記温度推定部による前記燃料噴射弁の前記先端の温度の推定値が所定レベル以上である高温状態が、所定時間以上継続した場合に、前記温度が低下するように前記燃料の噴射条件を制御するように動作し得る。したがって、前記ノズル温度の過熱が、効果的に抑制され得る。これにより、前記デポジットの強固な固着、あるいは前記先端の劣化(ハウジング(ノズルボディと称されることもある)におけるシート部の摩耗等)が、効果的に抑制され得る。あるいは、噴射量制御の精度低下が、効果的に抑制され得る。
以下、本発明の実施形態(本願の出願時点において取り敢えず出願人が最良と考えている実施形態)について図面を参照しつつ説明する。
なお、以下の実施形態に関する記載は、法令で要求されている明細書の記載要件(記述要件・実施可能要件)を満たすために、本発明の具体化の単なる一例を、可能な範囲で具体的に記述しているものにすぎない。よって、後述するように、本発明が、以下に説明する実施形態の具体的構成に何ら限定されるものではないことは、全く当然である。本実施形態に対して施され得る各種の変更(modification)は、当該実施形態の説明中に挿入されると、一貫した実施形態の説明の理解が妨げられるので、末尾にまとめて記載されている。
<システムの全体構成>
図1は、本発明の一実施形態の構成が適用されたエンジン制御システム1の全体構成を示す概略図である。
図1を参照すると、エンジン制御システム1は、エンジン本体2と、燃料噴射装置3と、吸排気装置4と、エンジン制御装置5と、を備えている。本実施形態においては、エンジン本体2には、複数の燃焼室21が直列に配列されている。本実施形態におけるエンジン本体2は、いわゆる自着火エンジン(ディーゼルエンジンを含む)である。
<<燃料噴射装置>>
燃料噴射装置3は、燃焼室21と同数の複数の燃料噴射弁31を備えている。本実施形態の燃料噴射弁31は、周知のピエゾ式燃料噴射ノズルである。各燃料噴射弁31は、各燃焼室21に対応するように配置されている。
燃料噴射弁31は、その先端部が各燃焼室21に露出するように設けられている。すなわち、燃料噴射装置3は、燃料噴射弁31の燃焼室21に露出する前記先端部から、当該燃焼室21内に、燃料を直接噴射し得るように構成されている。
図2Aないし図2Cは、図1に示されている燃料噴射弁31の前記先端部を拡大した側断面図である。図2Aを参照すると、燃料噴射弁31の本体部を構成するハウジング31aは、先端部が閉じられた筒状の部材から構成されていて、その閉じられた先端部は略逆円錐形状に形成されている。このハウジング31aにおける略逆円錐形状の先端部には、第一シート部31a1と、第二シート部31a2とが設けられている。
第一シート部31a1は、切頭円錐凹部(truncated conical depression)における内側面からなり、その先端(図中下端)には第二シート部31a2が接続されている。第二シート部31a2は、略円筒内面からなり、その先端(図中下端)がハウジング31aの最先端部によって閉塞されるように形成されている。第一シート部31a1及び第二シート部31a2は、ハウジング31aの内側に向けて開口する凹部を形成するように設けられている。
ハウジング31aにおける略逆円錐形状の先端部には、第一噴孔31bと、第二噴孔31cとが形成されている。第一噴孔31b及び第二噴孔31cは、ハウジング31aの内側の空間における先端部とその外側の空間とを連通させ得る貫通孔として形成されている。すなわち、燃料噴射装置3は、燃焼室21(図1参照)に露出するように設けられた第一噴孔31b及び第二噴孔31cから当該燃焼室21(図1参照)に向けて燃料を噴射し得るように構成されている。
本実施形態においては、第二噴孔31cは、第一噴孔31bよりも、ハウジング31aにおける先端寄り(図中下端寄り)の位置に設けられている。具体的には、本実施形態においては、第一噴孔31bは、第一シート部31a1における先端寄り(図中下端寄り)の位置に設けられている。また、第二噴孔31cは、第二シート部31a2の下端部に対応する位置に設けられている。すなわち、第二噴孔31cは、ハウジング31aの最先端部に設けられている。
また、本実施形態においては、複数の第一噴孔31bが、ハウジング31aの図中上下方向に沿った中心軸線から、平面視にて放射状に、且つそれぞれが等角度となるように形成されている。第二噴孔31cも、第一噴孔31bと同様に、放射状且つ等角度に複数形成されている。
ハウジング31aの内側には、ニードル弁31dが、軸方向(図中上下方向)に沿って移動可能に収容されている。ニードル弁31dは、細長い棒状の部材から構成されている。このニードル弁31dの先端部は、円錐角の大きな第一の逆円錐台と、円錐角の小さな第二の逆円錐台と、円柱と、をこの順に接合した形状に形成されている。
ニードル弁31dの先端部における、前記第一の逆円錐台と前記第二の逆円錐台とが接続する位置には、第一シート当接部31d1が設けられている。第一シート当接部31d1は、外側に突出するように形成された円形のエッジ部分であって、その全周が第一シート部31a1と液密的に接合し得るように形成されている。
すなわち、第一シート当接部31d1は、第一シート部31a1と当接することで、第一噴孔31b及び第二噴孔31cと燃料通路31e(ハウジング31aにおける略逆円錐形状の先端部よりも燃料供給方向における上流側の部分とニードル弁31dにおける第一シート当接部31d1よりも前記上流側の部分との間の空間)との連通を遮断するように形成されている。
また、ニードル弁31dの最先端部には、第二噴孔閉塞部31d2が設けられている。第二噴孔閉塞部31d2は、ニードル弁31dの先端部における、上述の円柱部分であって、第二シート部31a2によって形成された略円筒状の凹部内に陥入することで当該凹部と第二噴孔31cとの連通を遮断し得るように構成されている。
そして、本実施形態における燃料噴射弁31は、ニードル弁31dのリフト状態(リフト量)に応じて、第一噴孔31bと燃料通路31eとが連通し第二噴孔31cと燃料通路31eとの連通が遮断される状態(図2B参照)と、第一噴孔31b及び第二噴孔31cと燃料通路31eとが連通する状態(図2C参照)とをとり得るように構成されている。
すなわち、本実施形態においては、負荷や燃料噴射量等の運転条件に応じて、第一噴孔31bを使用して第二噴孔31cを使用しない第一燃料噴射(図2B参照)と、第一噴孔31b及び第二噴孔31cを使用する第二燃料噴射(図2C参照)とを切り換えて実施し得るように、燃料噴射弁31が構成されている。
再び図1を参照すると、燃料噴射装置3は、周知のコモンレール式燃料噴射装置であって、各燃料噴射弁31は、コモンレール32と、燃料供給管33を介して接続されている。また、コモンレール32と燃料タンク34との間の燃料供給通路には、燃料ポンプ35が介装されている。
<<吸排気装置>>
吸排気装置4は、エンジン本体2の燃焼室21への空気(再循環された排気ガスを含む)の供給と、燃焼室21からの排気ガスの排出と、当該排気ガスの浄化を行い得るように、以下のように構成されている。
吸気マニホールド41は、各燃焼室21に空気を供給し得るように、エンジン本体2に装着されている。吸気マニホールド41は、エアクリーナ42と、吸気管43を介して接続されている。吸気管43には、スロットル弁44が介装されている。
本発明の排気通路を構成する排気マニホールド45は、各燃焼室21からの排気ガスを受容し得るように、エンジン本体2に装着されている。排気マニホールド45は、排気管46と接続されている。本発明の排気通路を構成する排気管46には、触媒フィルタ47が介装されている。
本実施形態における触媒フィルタ47は、排気ガス中のHC,CO,NOxの3成分を浄化するとともに、排気ガス中の浮遊炭素粒子(以下、単に「パーティクル」と称する。)を捕集するパーティクルフィルタの機能をも有するように構成されている。さらに、この触媒フィルタ47は、再生可能、すなわち、高温の排気ガスの供給を受けることで捕集済みパーティクルを酸化して二酸化炭素とする再生機能を有するように、構成されている。
吸気管43と排気管46との間には、ターボチャージャ48が介装されている。すなわち、吸気管43は、ターボチャージャ48のコンプレッサ48a側と接続されていて、排気管46は、ターボチャージャ48のタービン48b側と接続されている。
吸気マニホールド41と排気マニホールド45との間には、EGR装置49が介装されている。ここで、「EGR」とは、「排気ガス再循環」の略称である。EGR装置49は、EGR通路49aと、制御弁49bと、EGRクーラ49cと、を備えている。
EGR通路49aは、EGRガス(再循環排気ガス)の通路であって、吸気マニホールド41と排気マニホールド45とを接続するように設けられている。EGR通路49aには、制御弁49b及びEGRクーラ49cが介装されている。制御弁49bは、EGRガスの吸気マニホールド41への供給量を制御し得るように構成及び配置されている。EGRクーラ49cは、エンジン本体2の冷却水によってEGRガスを冷却し得るように構成されている。
<<エンジン制御装置>>
本発明の制御装置としてのエンジン制御装置5は、燃料噴射装置3を備えたエンジンの動作を制御するように構成されている。
エンジン制御装置5は、電子制御ユニット(ECU)51を備えている。ECU51は、CPU(マイクロプロセッサ)51aと、RAM(ランダムアクセスメモリ)51bと、ROM(リードオンリメモリ)51cと、入力ポート51dと、A/D変換器51eと、出力ポート51fと、ドライバ51gと、双方向バス51hと、を備えている。
本発明の第一パラメータ取得部(第一パラメータ取得手段)、第二パラメータ取得部(第二パラメータ取得手段)、第三パラメータ取得部(第三パラメータ取得手段)、及び温度推定部(温度推定手段)を構成するCPU51aは、エンジン制御システム1における各部の動作を制御するためのルーチン(プログラム)を実行するように構成されている。
RAM51bは、CPU51aによるルーチン実行の際に、必要に応じてデータを一時的に格納し得るように構成されている。ROM51cには、上述のルーチン(プログラム)や、ルーチン実行の際に参照されるテーブル(ルックアップテーブル、マップ)及びパラメータ等が予め記憶されている。
入力ポート51dは、エンジン制御システム1における後述の各種のセンサと、A/D変換器51eを介して接続されている。出力ポート51fは、エンジン制御システム1における各部(燃料噴射弁31等)と、ドライバ51gを介して接続されている。CPU51a,RAM51b,ROM51c,入力ポート51d,及び出力ポート51fは、双方向バス51hによって互いに接続されている。
ECU51における入力ポート51dには、エンジン水温センサ52aと、過給圧センサ52bと、エアフローメータ52cと、吸気温度センサ52dと、気筒内圧センサ52eと、スモークセンサ52fと、上流側空燃比センサ52gと、下流側空燃比センサ52hと、コモンレール圧センサ52kと、クランク角センサ52mと、負荷センサ52nとが、それぞれ、A/D変換器51eを介して接続されている。
本発明の第一パラメータ取得部(第一パラメータ取得手段)及び第二パラメータ取得部(第二パラメータ取得手段)を構成するエンジン水温センサ52aは、エンジン本体2に装着されている。このエンジン水温センサ52aは、エンジン水温Thwに応じた出力電圧を発生するように構成されている。
本発明の第一パラメータ取得部(第一パラメータ取得手段)及び第二パラメータ取得部(第二パラメータ取得手段)を構成する過給圧センサ52bは、吸気管43に介装されている。この過給圧センサ52bは、過給圧Pcに応じた出力電圧を発生するように構成されている。
本発明の第一パラメータ取得部(第一パラメータ取得手段)及び第二パラメータ取得部(第二パラメータ取得手段)を構成するエアフローメータ52cは、吸気管43に介装されている。このエアフローメータ52cは、吸気管43内を流れる吸入空気の単位時間あたりの質量流量(吸入空気流量Ga)に応じた出力電圧を発生するように構成されている。
本発明の第一パラメータ取得部(第一パラメータ取得手段)及び第二パラメータ取得部(第二パラメータ取得手段)を構成する吸気温度センサ52dは、吸気管43に介装されている。この吸気温度センサ52dは、吸気管43内を流れる吸入空気の温度(吸気温Ti)に応じた出力電圧を発生するように構成されている。
気筒内圧センサ52eは、エンジン本体2に装着されている。この気筒内圧センサ52eは、気筒内圧力Psに応じた出力電圧を発生するように構成されている。
スモークセンサ52fは、排気マニホールド45に介装されている。このスモークセンサ52fは、燃焼室21から排気マニホールド45に排出された燃焼後の排気ガス中のパーティクル量Qpに対応する出力電圧を発生するように構成されている。
上流側空燃比センサ52gは、触媒フィルタ47よりも排気ガスの流動方向における上流側にて、排気管46に介装されている。上流側空燃比センサ52gは、広範囲にわたる空燃比を精度良く検出することができる限界電流式の酸素濃度センサからなり、空燃比afrに対応した出力電圧を生じるように構成されている。
下流側空燃比センサ52hは、触媒フィルタ47よりも排気ガスの流動方向における下流側にて、排気管46に介装されている。下流側空燃比センサ52hは、起電力式(濃淡電池式)の酸素濃度センサからなり、理論空燃比近傍において出力電圧が急変するように構成されている。
本発明の第一パラメータ取得部(第一パラメータ取得手段)、第二パラメータ取得部(第二パラメータ取得手段)、及び第三パラメータ取得部(第三パラメータ取得手段)を構成するコモンレール圧センサ52kは、コモンレール32に介装されている。このコモンレール圧センサ52kは、コモンレール32の内部の圧力であるコモンレール圧Pcrに対応する出力電圧を生じるように構成されている。
本発明の第一パラメータ取得部(第一パラメータ取得手段)及び第二パラメータ取得部(第二パラメータ取得手段)を構成するクランク角センサ52mは、エンジン本体2のクランクシャフト(図示せず)が所定角度(例えば10°)回転する毎に幅狭のパルスを出力するとともに、当該クランク軸が360°回転する毎に幅広のパルスを出力するように構成されている。このクランク角センサ52mの出力によって、機関回転数NEが得られるようになっている。
負荷センサ52nは、アクセル開度センサであって、運転者によって操作されるアクセルペダル61の操作量Accpに応じた出力電圧を発生するように構成されている。
<実施形態におけるデポジット付着状態推定の概要>
以下、本実施形態における、デポジットの付着状態(デポジットの瞬間的な付着量、及びデポジットの堆積量)の推定の概要について、各図面を参照しつつ説明する。
本実施形態の燃料噴射装置3においては、運転条件に応じて、第一噴孔31bのみ燃料の噴射を行い第二噴孔31cでは燃料の噴射を行わない前記第一燃料噴射(図2B参照)と、第一噴孔31b及び第二噴孔31cの双方で燃料の噴射を行う前記第二燃料噴射(図2C参照)とが、切り換えて実施される。すなわち、本実施形態においては、第二噴孔31cの方が、第一噴孔31bよりも使用頻度が低くなる。
よって、前記第一燃料噴射、すなわち第二噴孔31cからの燃料の噴射が行われない状態が、ある程度継続すると、第二噴孔31cの内側や開口部周辺におけるデポジットの付着・堆積が生じやすくなる。
そこで、本実施形態においては、以下のようにして、第二噴孔31cにおける、デポジットの瞬間的な付着量、及びデポジットの堆積量を推定するようにしている。
第二噴孔31cにおけるデポジットの付着・堆積は、以下のようなメカニズムで生じるものと考えられている。(1)前記第一燃料噴射の際には、第二シート部31a2によって形成された略円筒状の凹部内や、第二噴孔31c内に、燃料が残留している。また、第一噴孔31bから噴射された燃料の一部が、第二噴孔31cの外側開口部(燃焼室21に面する開口部)の周辺に付着する。これらの未燃燃料の不完全燃焼等の反応による生成物や、当該未燃燃料の揮発により析出した不純物が、デポジットとなる。(2)第二噴孔31cの近傍部分は、燃焼室21にて発生した燃焼後のガスに曝される。このとき、燃焼室21内における燃料の燃焼の際に発生するパーティクルが、第二噴孔31cの内側や近傍部分に付着する。
ここで、第二噴孔31cからの燃料の噴射が行われない前記第一燃料噴射が実施される運転領域は、比較的軽負荷の運転領域である。かかる運転領域においては、第二噴孔31cの近傍部分の温度は比較的低温である。
このような運転領域においては、デポジットの主成分はパーティクルとなり、第二噴孔31cの内側や近傍部分に「物理的」に付着する(デポジットとハウジング31aとの化学結合による「化学的」な付着は生じない)。この場合、第二噴孔31cに付着・堆積したデポジットの量は、当該第二噴孔31cからの燃料噴射によって効果的に減少させられ得る。
図3は、パーティクル量による第二噴孔31cの閉塞度合いの影響を示す実験結果のグラフである。図3において、横軸はサイクル数であり、縦軸は噴射圧力及び実噴射量から求められる実質的噴孔径である。また、図中の温度は、ノズル温度である。この図3から明らかなように、比較的軽負荷でノズル温度(第二噴孔31cの近傍部分の温度)が低くなるような運転領域においては、パーティクル量が多い場合に、第二噴孔31cの閉塞度合い(実質的噴孔径の減少度合い)が大きくなる。また、第二噴孔31cの閉塞度合いは、温度による影響も受ける。
よって、あるサイクルにおける、瞬間的なデポジットの付着量は、パーティクル量Qpとノズル温度Tnzとの関数として表され得る。また、デポジットの堆積量は、第二噴孔31cからの燃料噴射がなければ、運転サイクル数が増えるにしたがって増加する。したがって、デポジットの堆積量は、前記第一燃料噴射にかかる運転サイクルが実行されるにしたがって、上述の瞬間的な付着量を積算することで、推定され得る。
<実施形態におけるデポジット付着状態推定の具体例>
次に、本実施形態における、デポジットの付着状態の推定動作の具体例について、フローチャートを用いて説明する。
図4は、上述の動作を説明するためのフローチャートである。以下のフローチャートの各ステップの説明においては、適宜、図1、図2A、図2B、及び図2Cに示されている符号が引用され、また、以下の説明においては、「ステップ」は“S”と略記されている。
ECU51におけるCPU51aは、図4に示されているデポジット堆積量推定処理ルーチン400を、所定のタイミング(クランク角)毎に繰り返し実行する。
デポジット堆積量推定処理ルーチン400が実行されると、まず、S405において、負荷センサ52nの出力等に基づいて、今回の燃料噴射量Qi及び要求機関回転数Nが取得される。
ここで、本具体例においては、今回の燃料噴射量Qiとして、目標燃料噴射量Qtが用いられているものとする。この目標燃料噴射量Qtは、エアフローメータ52cの出力に基づく吸入空気流量Gaと現在の機関回転数NEと所定のマップとに基づいて得られる筒内吸入空気量Mcと、負荷センサ52nの出力に基づく要求機関回転数N及び目標空燃比afrtと、に基づいて得られる、フィードバック補正前の燃料噴射量である。この目標燃料噴射量Qtは、パイロット噴射量Qpilot,プレ噴射量Qpre,メイン噴射量Qmain,アフター噴射量Qafter,及びポスト噴射量Qpostの総和である。
次に、S410において、燃料噴射量Qi,要求機関回転数N,及び現在の燃料噴射圧力Piに基づき、今回の燃料噴射が前記第一燃料噴射であるか前記第二燃料噴射であるかが判定される。ここで、本具体例においては、現在の燃料噴射圧力Piとして、コモンレール圧Pcrが用いられるものとする。
今回の燃料噴射が前記第一燃料噴射である場合(S410=Yes)、S420にて、デポジット量を積算するためのカウンタCのインクリメント量CIが取得され、S425にてカウンタCがインクリメントされる。このインクリメント量CIは、Qp,Tnz,Qi,N,及びPiに基づいて(あるいはこれらの物理量に対応した各センサの出力信号に基づいて:以下同様)、マップによって取得される。
なお、本具体例においては、インクリメント量CIの取得に際して、スモークセンサ52fの出力信号に基づいて取得されたQpが用いられているものとする。また、本実施形態の主要部である、ノズル温度Tnzの取得(推定)については、後で詳述する。
今回の燃料噴射が前記第二燃料噴射である場合(S410=No)、S430にて、デポジット量カウンタCのデクリメント量CDが取得され、S435にてカウンタCがデクリメントされる。このデクリメント量CDは、Qi,N,及びPiに基づいて、マップによって取得される。
S405による判定結果に基づいてカウンタCがインクリメントあるいはデクリメントされた後、S440にて、強制燃料噴射実施フラグkがセットされているか否か(1であるか0であるか)が判定される。
強制燃料噴射実施フラグkがセットされていない場合(S440=No)、S445にて、カウンタCが所定値C1より大きいか否かが判定される。カウンタCが所定値C1(限界デポジット量)より大きい場合(S445=Yes)、S450にて強制燃料噴射実施フラグkがセットされる。カウンタCが所定値C1以下である場合(S445=No)、以下のステップはスキップされる。
強制燃料噴射実施フラグkがセットされている場合(S440=Yes)、あるいはS450にて強制燃料噴射実施フラグkがセットされた場合、S460にて、第二噴孔31cを使用する燃料噴射が強制的に実施される。その後、S470にて、今回の強制燃料噴射の条件に基づいて、S430と同様にデポジット量カウンタCのデクリメント量CDが取得され、S475にてカウンタCがデクリメントされる。
続いて、S480にて、強制燃料噴射後のカウンタCが所定値C2(許容デポジット量)以下であるか否かが判定される。カウンタCが所定値C2以下である場合(S480=Yes)、S485にて、強制燃料噴射実施フラグkがリセットされる(0に設定される)。カウンタCが所定値C2より大きい場合(S480=No)、S485はスキップされる。
このようにして、強制燃料噴射実施フラグk及びデポジット量を積算するためのカウンタCの処理や、これらフラグk及びカウンタCの値に基づく強制燃料噴射が行われた後、処理がS495に進み、本ルーチンが一旦終了される。
本具体例の処理によれば、パーティクル量に基づいて、第二噴孔31cにおける、デポジットの瞬間的な付着量、及びデポジットの堆積量が、従来よりも、より正確に取得ないし推定され得る。かかる取得値ないし推定値を用いることで、第二噴孔31cのデポジット堆積をクリアするための強制的な燃料噴射制御が、より適切に行われ得る。
<実施形態におけるノズル温度推定の具体例>
次に、本実施形態の主要部であるノズル温度Tnzの取得(推定)の具体例について、詳細に説明する。
本発明の発明者らは、鋭意研究の結果、以下の知見を得た。
(1)各種のエンジン運転パラメータのうち、燃料噴射量Qi[mm3/st],着火時期IGT[ATDC],燃料噴射圧力Pi[MPa],及び機関回転数NE[rpm]が、ノズル温度Tnz[℃]に最も影響がある。
(2)これら4つのパラメータのノズル温度Tnzに対する影響は、燃料噴射量Qiが最も大きく(多いほど高温)、その次が着火時期IGT(遅角するほど低温)、その次が燃料噴射圧力Pi(高いほど高温)で、最も影響の小さいのは機関回転数NE(高いほど低温:但し同一負荷)である。
(3)ノズル温度Tnzは、以下の式(a)によって得られ、この式による推定値と実測値との相関係数は極めて高い(0.95以上)。
Tnz=C1・NE+C2・Qi+C3・IGT+C4・Pi・・・(a)
(C1〜C4は定数:エンジン諸元によって異なる)
ここで、本具体例においては、気筒内圧センサ52eがなくても、ECU51にてエンジン制御のために用いられてきた各種のパラメータを用いた「着火モデル」によって着火時期IGTが推定される。この着火モデルによる着火時期IGTの推定においては、機関回転数NE,吸気温Ti,燃料噴射量Qi,エンジン水温Thw,燃料噴射圧力Pi,燃料噴射時期IT,筒内酸素濃度(吸入空気流量Ga及びEGR率EGRR),及び過給圧Pcが用いられ得る。
図5は、上述の動作例を説明するためのフローチャートである。
ECU51におけるCPU51aは、図5に示されているノズル温度推定処理ルーチン500を、所定のタイミング(クランク角)毎に繰り返し実行する。
ノズル温度推定処理ルーチン500が起動されると、S510にて、機関回転数NEが取得される。S520にて、吸気温Ti及びエンジン水温Thwが取得される。S530にて、燃料噴射圧力Piとしてのコモンレール圧Pcrが取得される。S540にて、吸入空気流量Ga,EGR率EGRR,及び過給圧Pcが取得される。
S550においては、S405(図4参照)と同様にして、燃料噴射量Qiとしての目標燃料噴射量Qtが取得される。S560においては、上述の着火モデルによって着火時期IGTが推定される。
その後、S570にて、上述の式(a)に基づいてノズル温度Tnzが推定され、本ルーチンが一旦終了する(S595)。
このように、本具体例においては、ノズル温度Tnzが、ECU51にてエンジン制御のために用いられてきた各種のパラメータを用いることで、極めて正確に推定され得る。
なお、上述のような、各種のセンサ及びCPU51aを用いて各種のパラメータを取得するS510ないしS550の処理が、本発明の第一ないし第三パラメータ取得手段に対応する。また、CPU51aによるS570の処理が、本発明の温度推定手段に対応する。
<ノズル温度調整の具体例>
次に、燃料噴射弁31の先端部へのデポジットの固着(デポジットの化学的な強固な付着)や、燃料噴射弁31の先端部の劣化(過熱による焼き戻しで軟化することによる第一シート部31a1や第二シート部31a2の摩耗等)の加速を抑制するための、ノズル温度調整処理の具体例について、フローチャートを用いて説明する。
図6は、上述の動作を説明するためのフローチャートである。
ECU51におけるCPU51aは、図6に示されているノズル温度調整処理ルーチン600を、所定のタイミング(クランク角)毎に繰り返し実行する。
ノズル温度調整処理ルーチン600が実行されると、まず、S605において、ノズル温度Tnzが取得される。かかるノズル温度Tnzの取得は、上述と同様である。次に、S610において、ノズル温度Tnzが所定温度α℃(例えば170℃)を超えているか否かが判定される。
ノズル温度Tnzが所定温度α℃を超えている場合(S610=Yes)、S615にて、ノズル温度が高温な状態の継続時間を計測するためのカウンタChのカウントアップが開始される。続いて、S620にて、このカウンタChの値が所定値Ch1を超えたか否かが判定される。
カウンタChの値が所定値Ch1を超えた場合(S620=Yes)、S630にてノズル温度調整モードフラグxがセットされ、S635にて、エンジン運転条件が、ノズル温度を低下させるためのノズル温度調整モードに設定される。このノズル温度調整モードは、吸入空気流量Ga,燃料噴射量Qi,燃料噴射圧力Pi,着火時期IGT,過給圧Pc等のうちの少なくとも一部の調整(QiやPiの減少、Gaの増加、着火時期IGTの遅角、等)を行うことで実施され得る。カウンタChの値が所定値Ch1を超えていない場合(S620=No)、S630以下のステップはスキップされる。
ノズル温度Tnzが所定温度α℃を超えていない場合(S610=No)、S640にてカウンタChがリセットされる。次に、S650にて、ノズル温度調整モードフラグxがセットされているか否かが判定される。ノズル温度調整モードフラグxがセットされていない場合(S650=No)、S655以下のステップはスキップされる。
ノズル温度調整モードフラグxがセットされている場合(S650=Yes)、S655にて、ノズル温度調整モードの継続時間を計測するためのカウンタCrのカウントアップが開始される。続いて、S660にて、このカウンタCrの値が所定値Cr1を超えたか否かが判定される。
カウンタCrの値が所定値Cr1を超えた場合(S660=Yes)、S670にて、ノズル温度調整モードフラグxがリセットされ、S635にて、ノズル温度調整モードの設定が解除され、S680にてカウンタCrがリセットされる。カウンタCrの値が所定値Cr1を超えていない場合(S660=No)、S670以下のステップはスキップされる。
その後、処理がS695に進み、本ルーチンが一旦終了される。
本具体例の処理によれば、ノズル温度が所定温度α℃を超えるような運転状態が長時間継続することが、効果的に抑制され得る。よって、燃料噴射弁31の先端部へのデポジットの固着や、燃料噴射弁31の先端部の磨耗の加速が、効果的に抑制され得る。なお、化学的デポジットの固着の対策のための変形例は、後述する。
<実施形態の構成による効果>
本実施形態によれば、ノズル温度センサや、ノズル温度Tnzを推定するための特殊のパラメータがなくても、ECU51にてエンジン制御のために用いられてきた各種のパラメータを用いてノズル温度Tnzが極めて正確に推定され得る。
したがって、デポジットの発生状態が、より正確に推定され得る。これにより、ノズル温度Tnzの過熱による、デポジットの強固な固着や燃料噴射弁31の先端部の劣化(第一シート部31a1や第二シート部31a2の摩耗等)を抑制するための、エンジン制御(燃料噴射装置3における燃料噴射制御)が、より良好に行われ得る。また、燃料噴射量制御の精度が、良好に維持され得る。
また、本実施形態においては、ノズル温度Tnzが、燃料噴射量Qi[mm3/st],着火時期IGT[ATDC],燃料噴射圧力Pi[MPa],及び機関回転数NE[rpm]を用いた関数によって推定される。したがって、多くのエンジン運転条件におけるノズル温度の実測によるノズル温度マップの作成の手間が省略され得る。
さらに、本実施形態においては、ノズル温度Tnzが所定レベル以上である高温状態が、所定時間以上継続した場合に、ノズル温度Tnzが低下するような運転状態が設定される。これにより、燃料噴射弁31の先端部へのデポジットの固着や、燃料噴射弁31の先端部の劣化の加速が、効果的に抑制される。
<変形例の例示列挙>
なお、上述の実施形態及び具体例は、上述した通り、出願人が取り敢えず本願の出願時点において最良であると考えた本発明の代表的な実施形態等を単に例示したものにすぎない。よって、本発明はもとより上述の実施形態等に何ら限定されるものではない。
したがって、本発明の本質的部分を変更しない範囲内において、上述の実施形態等に対して種々の変形が施され得ることは、当然である。
以下、代表的な変形例について、幾つか例示する。もっとも、言うまでもなく、変形例とて、以下に列挙されたもの限定されるものではない。また、複数の変形例が、技術的に矛盾しない範囲内において、適宜、複合的に適用され得る。
本発明(特に、本発明の課題を解決するための手段を構成する各構成要素における、作用的・機能的に表現されているもの)は、上述の実施形態や、下記変形例の記載に基づいて限定解釈されてはならない。このような限定解釈は、(先願主義の下で出願を急ぐ)出願人の利益を不当に害する反面、模倣者を不当に利するものであって、許されない。
(A)本エンジン制御システム1は、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、メタノールエンジン、その他任意のタイプのエンジンに適用可能である。気筒数や気筒配列方式(直列、V型、水平対抗)も、特に限定はない。
(B)スモークセンサ52fの介装位置は、排気ガスの流動方向における最も上流側の位置である、上述の実施形態の位置(排気マニホールド45)が、最も好適である。しかしながら、スモークセンサ52fの介装位置は、これに限定されない。例えば、スモークセンサ52fは、触媒フィルタ47とターボチャージャ48におけるタービン48bとの間に介装されていてもよい。
(C)パーティクル量Qpの取得については、スモークセンサ52fに代えて、上流側圧力センサ及び下流側圧力センサが用いられ得る。ここで、上流側圧力センサは、触媒フィルタ47よりも排気ガスの流動方向における上流側にて、排気管46に介装されるものである。同様に、下流側圧力センサは、触媒フィルタ47よりも排気ガスの流動方向における下流側にて、排気管46に介装されるものである。
(D)負荷センサ52nに代えて、スロットル弁44の開度に応じた信号を出力するスロットルポジションセンサが用いられてもよい。
(E)S420における、スモークセンサ52fによるパーティクル量Qpの取得(又はパーティクル量Qpに対応する信号の取得)に代えて、パーティクル量Qpの推定(又はパーティクル量Qpの推定値に対応する信号の発生)が行われてよい。
かかる推定には、例えば、図7に示されているようなスートマップが用いられ得る。このスートマップは、触媒フィルタ47におけるパーティクルの捕集状態を推定するために、ROM51cに格納されているものである。このスートマップにおいては、実際の機関回転数NEと、指令燃料噴射量Qcとに基づいて、パーティクル量Qpが推定され得るようになっている。
かかる構成によれば、スモークセンサ52fが省略されるとともに、パーティクル量Qpを推定するための専用のマップ等を用いる必要がなくなる。よって、装置構成が簡略化されるとともに、CPU51aの処理負担が軽減され得る。
なお、スートマップは、エンジンの定常運転状態におけるパーティクル発生量の計測値に基づいている。このため、実際の運転(特に過渡運転状態)の際には、アクセルペダル61の操作による吸入空気流量の目標値と、エアフローメータ52cの出力に基づく吸入空気流量Gaの計測値との間には、誤差が生じ得る。
そこで、スートマップによって得られたパーティクル量Qpに対して、かかる吸入空気流量Gaの誤差を考慮した補正を行うことが好ましい。これにより、デポジット量の推定がより正確に行われ得る。
あるいは、パーティクル量Qpの推定は、上述の上流側圧力センサ及び下流側圧力センサの出力(触媒フィルタ47における差圧)に基づいて行われてもよい。すなわち、デポジット堆積量が、触媒フィルタ47におけるスート詰まり量の推定値に基づいて推定されてもよい。
(F)上述のような、異なるパーティクル量Qpの取得手段は、同時に複数採用され得る。
かかる構成においては、複数のパーティクル量Qpに基づいて、デポジットの瞬間的な付着量や、デポジットの堆積量が、複数得られることになる。この場合、複数の瞬間的付着量、あるいは複数の堆積量のうちの、最多のものに基づいて、燃料噴射制御が行われることが好ましい。
あるいは、複数のパーティクル量Qpのうちの最多のものに基づいて、デポジットの瞬間的な付着量や、デポジットの堆積量が得られるようにしてもよい。
かかる構成によれば、燃料噴射装置3の制御が、より適切に行われ得る。例えば、第二噴孔31cにおける強制的な燃料噴射制御が、より適切なタイミングで行われ得る。これにより、第二噴孔31cがデポジットによって完全に塞がれるような、デポジットの顕著な付着・堆積状態の発生が、効果的に抑制され得る。
(G)デポジットの瞬間的な付着量、及びデポジットの堆積量の推定のタイミングは、サイクル毎(所定のクランク角毎)ではなく、所定のサイクル数毎(例えば気筒数の整数倍に相当するサイクル毎)、あるいは、所定時間毎に行われてもよい。
例えば、スモークセンサ52fを用いてパーティクル量Qpを実測し、これに基づいてデポジットの瞬間的な付着量及びデポジットの堆積量を取得・推定する場合は、瞬間的な付着量の取得値ないし推定値は、比較的正確であると考えられる。よって、この場合は、サイクル毎(所定のクランク角毎)にデポジットの瞬間的な付着量及びデポジットの堆積量の推定を行うことが好ましい。
これに対し、例えば、スートマップを用いつつ吸入空気流量の補正を行わない場合や、触媒フィルタ47における差圧を用いる場合は、サイクル毎(所定のクランク角毎)ではなく、所定のサイクル数毎(例えば気筒数の整数倍に相当するサイクル毎)、あるいは、所定時間毎に、デポジットの瞬間的な付着量及びデポジットの堆積量の推定を行う方が、より精度が高くなるために好ましい。
(H)第一噴孔31bにおけるデポジットの付着・堆積量の取得・推定も、同様に行い得る。すなわち、パーティクル量が多い場合に、第一噴孔31bにおけるデポジットの付着・堆積が促進されることは、上述のような第二噴孔31cの場合とほぼ同様である。よって、本発明は、第二噴孔31cがないタイプの燃料噴射弁31を備えた燃料噴射装置3に対しても、良好に適用され得る。
(I)上述の各処理にて用いられていたパラメータは、適宜変更され得る。
例えば、要求機関回転数Nと、実際の機関回転数NEとは、互換され得る。また、燃料噴射圧力Piとして、コモンレール圧Pcr以外のものが用いられてもよい。
燃料噴射量Qiとしては、目標燃料噴射量Qtに代えて、指令燃料噴射量Qc(目標燃料噴射量を、空燃比センサの出力等に基づいて補正したもの)が用いられてもよい。あるいは、燃料噴射量Qiは、コモンレール圧Pcrの低下量から求められてもよい。
また、燃料噴射量Qiとして、メイン噴射量Qmain等の、各噴射タイミングにおける個別の噴射量が用いられてもよい。
(J)ノズル温度Tnzの推定のために、吸入空気流量GaやEGR率EGRRも用いられ得る。これらは、着火時期IGTに影響を与えるパラメータである。
(K)着火時期IGTの取得は、上述の具体例以外にも、様々な方法で実測あるいは推定され得る。
例えば、着火時期IGTは、気筒内圧センサ52e(燃焼圧センサ)によって検知され得る。あるいは、着火時期IGTは、周知の着火時期マップを用いて推定され得る。この着火時期マップとしては、機関回転数NEと、アクセルペダル61の操作量Accpに基づく機関負荷Lと、をパラメータとするものや、機関回転数NEと、燃料噴射量Qiと、をパラメータとするもの、等が知られている。
また、プラグ着火エンジンの場合は、着火時期IGTは、プラグ点火時期Tignによって特定され得る。
(L)本発明は、ノズル温度マップの利用を排除するものではない。このノズル温度マップのパラメータとしては、例えば、機関回転数NEと燃料噴射量Qiが用いられ得る。
(M)燃料噴射弁31の先端部へのデポジットの固着(デポジットの化学的な強固な付着)の加速を抑制するための、ノズル温度調整処理と、燃料噴射弁31の先端部の劣化(過熱による焼き戻しで軟化することによる第一シート部31a1や第二シート部31a2の摩耗)の加速を抑制するための、ノズル温度調整処理とは、個別に行われ得る。
すなわち、図6のフローチャートにおいて、ノズル温度Tnzがα1を超えた状態が所定機関継続した場合と、ノズル温度Tnzがα2を超えた状態が所定機関継続した場合とで、異なる処理が行われ得る。
ここで、温度α1は、燃料噴射弁31の先端部の摩耗の抑制の抑制のためのノズル温度Tnzの基準値である。また、温度α2は、化学的なデポジット固着の抑制のためのノズル温度Tnzの基準値である。
前者の場合は、上述の具体例通りである。後者の場合、着火時期IGTが遅角されるとともに、デポジットの発生量の増加を抑制するために、燃料噴射圧力Piが高められる。
ここで、燃料噴射圧力Piが高められると、ノズル温度Tnzが上昇する傾向にある。しかしながら、上述の通り、燃料噴射圧力Piによるノズル温度Tnzの上昇の影響よりも、燃料噴射量Qiの減少や着火時期IGTの遅角によるノズル温度Tnzの低下の影響の方が大きい。
よって、デポジットの発生量の増加を抑制するために燃料噴射圧力Piが高められても、ノズル温度Tnzに対する感度がより高い着火時期IGTの遅角等が併用されることで、ノズル温度Tnzの上昇を抑制しつつデポジット除去動作が良好に行われ得る。
(N)本発明の構成は、エンジン制御システム1(燃料噴射装置3)の動作制御における様々な場面に適用可能である。例えば、上述の実施形態のような、燃料噴射弁31の先端部におけるデポジットや摩耗の対策のための処理(燃料強制的噴射制御やノズル温度制御)のみならず、燃料噴射量の補正を行う(目標燃料噴射量Qtを補正して指令燃料噴射量Qcを得るための補正量を得る)場合にも、本発明の構成は良好に適用され得る。
(N)その他、特段に言及されていない変形例についても、本発明の本質的部分を変更しない範囲内において、本発明の範囲内に含まれることは当然である。また、本発明の課題を解決するための手段を構成する各要素における、作用・機能的に表現されている要素は、上述の実施形態や変形例にて開示されている具体的構造の他、当該作用・機能を実現可能ないかなる構造をも含む。
本発明の一実施形態の全体構成を示す概略図である。 図1に示されているノズルの前記先端部を拡大した側断面図である。 図1に示されているノズルの前記先端部を拡大した側断面図である。 図1に示されているノズルの前記先端部を拡大した側断面図である。 パーティクル量による第二噴孔の閉塞度合いの影響を示す実験結果のグラフである。 本実施形態におけるデポジットの付着状態の推定動作の具体例を説明するためのフローチャートである。 本実施形態におけるノズル温度推定の具体例を説明するためのフローチャートである。 本実施形態におけるノズル温度調整処理の具体例の動作を説明するためのフローチャートである。 変形例のデポジットの付着状態の推定動作で用いられるスートマップの例である。
符号の説明
1…エンジン制御システム 2…エンジン本体 21…燃焼室
3…燃料噴射装置 31…燃料噴射弁 31b…第一噴孔
31c…第二噴孔 32…コモンレール 35…燃料ポンプ
4…吸排気装置 45…排気マニホールド 46…排気管
5…エンジン制御装置 51…電子制御ユニット(ECU)
52a…エアフローメータ 52b…過給圧センサ 52c…エアフローメータ
52d…吸気温度センサ 52e…気筒内圧センサ 52f…スモークセンサ
52g…上流側空燃比センサ 52h…下流側空燃比センサ
52k…コモンレール圧センサ 52m…クランク角センサ 52m…負荷センサ
61…アクセルペダル

Claims (7)

  1. 燃料噴射弁の先端に設けられた噴孔から燃焼室内に向けて燃料を噴射するように構成された燃料噴射装置を備えた内燃機関の動作を制御するように構成された、内燃機関の制御装置において、
    前記燃焼室内における前記燃料の燃焼の際の温度である燃焼温度に対応する第一のパラメータを取得するように構成された、第一パラメータ取得部と、
    前記燃料の燃焼による熱に前記燃料噴射弁の前記先端がさらされる時期である被熱時期、及び前記燃料の燃焼による熱に前記燃料噴射弁の前記先端がさらされる時間である被熱時間に対応する、第二のパラメータを取得するように構成された、第二パラメータ取得部と、
    前記噴孔における前記燃料の減圧に伴う当該燃料の発熱に対応する第三のパラメータを取得するように構成された、第三パラメータ取得部と、
    前記第一ないし第三のパラメータに基づいて、前記燃料噴射弁の前記先端の温度を推定するように構成された、温度推定部と、
    を備えたことを特徴とする、内燃機関の制御装置。
  2. 請求項1に記載の、内燃機関の制御装置であって、
    前記第一パラメータ取得部は、燃料噴射量及び燃焼時期を、前記第一のパラメータとして取得するように構成されたことを特徴とする、内燃機関の制御装置。
  3. 請求項2に記載の、内燃機関の制御装置であって、
    前記第一パラメータ取得部は、前記燃焼時期に対応するパラメータである、機関回転数、燃料噴射量、吸気管温度、エンジン水温、燃料噴射圧、燃料噴射時期、筒内酸素濃度、及び過給圧のうちの少なくとも1つを、前記第一のパラメータとして取得するように構成されたことを特徴とする、内燃機関の制御装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の、内燃機関の制御装置であって、
    前記第二パラメータ取得部は、機関回転数及び燃焼時期を、前記第二のパラメータとして取得するように構成されたことを特徴とする、内燃機関の制御装置。
  5. 請求項4に記載の、内燃機関の制御装置であって、
    前記第二パラメータ取得部は、前記燃焼時期に対応するパラメータである、機関回転数、燃料噴射量、吸気管温度、エンジン水温、燃料噴射圧、燃料噴射時期、筒内酸素濃度、及び過給圧のうちの少なくとも1つを、前記第二のパラメータとして取得するように構成されたことを特徴とする、内燃機関の制御装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の、内燃機関の制御装置であって、
    前記第三パラメータ取得部は、前記燃料噴射装置内における前記燃料の圧力を、前記第三のパラメータとして取得するように構成されたことを特徴とする、内燃機関の制御装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の、内燃機関の制御装置であって、
    前記温度推定部による前記燃料噴射弁の前記先端の温度の推定値が所定レベル以上である高温状態が、所定時間以上継続した場合に、前記温度が低下するように前記燃料の噴射条件を制御するように構成されたことを特徴とする、内燃機関の制御装置。
JP2007163838A 2007-06-21 2007-06-21 内燃機関の制御装置 Pending JP2009002229A (ja)

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