JP2008529974A - 置換キラル縮合[1,2]イミダゾ[4,5−c]環状化合物 - Google Patents

置換キラル縮合[1,2]イミダゾ[4,5−c]環状化合物 Download PDF

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Abstract

−CH(−R1)−基をイミダゾ環の1位で縮合環に有する、置換縮合[1,2]イミダゾ[4,5−c]環状化合物(例えば、イミダゾ[4,5−c]キノリン、6,7,8,9−テトラヒドロイミダゾ[4,5−c]キノリン、イミダゾ[4,5−c]ナフチリジン、および6,7,8,9−テトラヒドロイミダゾ[4,5−c]ナフチリジン)(ここで、R1は、官能基、例えば、アミド、スルホンアミド、尿素、カルバメート、エステル、ケトン、エーテル、前述のもののチオ類似体、スルホン、オキシム、またはヒドロキシルアミンを包含する)、該化合物を含有する医薬品組成物、中間体、該化合物の製造方法、およびサイトカイン生合成を動物において誘導するための、およびウイルス性および腫瘍性疾患を包含する疾患治療における、これらの化合物の免疫調節物質としての使用方法が開示されている。

Description

関連出願の相互参照
本発明は、本願明細書において参照により共に援用される、2004年12月30日出願の米国仮特許出願第60/640,440号、および2005年7月7日出願の米国仮特許出願第60/697,256号について、優先権を主張している。
背景
1950年代において、1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン環システムが開発されており、1−(6−メトキシ−8−キノリニル)−2−メチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリンが、抗マラリア剤としての見込まれる使用のために合成されていた。その後も、種々の置換1H−イミダゾ[4,5−c]キノリンの合成が報告されていた。例えば、1−[2−(4−ピペリジル)エチル]−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリンが、可能性のある抗痙攣剤および心血管系剤として合成されていた。また、数々の2−オキソイミダゾ[4,5−c]キノリンが報告されてきている。
一定の1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−4−アミン、ならびにその1−および2−置換誘導体が、抗ウイルス剤、気管支拡張剤および免疫調節物質として有用であることが、後に見出された。続いて、一定の置換1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−4−アミン、キノリン−4−アミン、テトラヒドロキノリン−4−アミン、ナフチリジン−4−アミン、およびテトラヒドロナフチリジン−4−アミン化合物、ならびに一定の類似チアゾロおよびオキサゾロ化合物が合成され、および免疫応答修飾因子として有用であると見出され、多様な障害の治療においてこれらを有用とさせた。
サイトカイン生合成の誘導または他のメカニズムによって、免疫応答を調節する能力を有する化合物に対する関心および必要性が継続してある。
本発明は、動物におけるサイトカイン生合成の調節に有用である化合物の新しいクラスを提供する。このような化合物は、以下の式Iのものであり、
Figure 2008529974
および、より具体的には、以下の式II、IIa、II−1、およびII−1aの化合物である。
Figure 2008529974
式中、X、X’、Z、R1、RA、RB、RA1、およびRB1は、以下に定義されているとおりである。
式I、II、IIa、II−1、およびII−1aの化合物は、動物に投与されたときにサイトカイン生合成を調節する(例えば、生合成または1つ以上のサイトカインの産生の誘導または阻害)および他の方法で免疫応答を調節する能力により、例えば免疫応答修飾因子(IRM)として有用である。サイトカイン生合成を調節する、例えば1つ以上のサイトカインの生合成を誘導する能力は、免疫応答におけるこのような変化に応答性である、ウイルス性疾患および腫瘍性疾患などの多様な状態の治療において、この化合物を有用としている。
本発明は、式I、II、IIa、II−1、またはII−1aの化合物を有効量で含有する医薬品組成物、および動物におけるサイトカイン生合成の誘導方法、有効量の式IIまたは式IIaの化合物を動物に投与することによる、動物におけるウイルス感染症および/または腫瘍性疾患の治療方法をさらに提供する。
さらに、式I、II、IIa、II−1、およびII−1aの化合物、およびこれらの化合物の合成において有用である中間体の合成方法を提供する。
本願明細書において用いられる、「a」、「an」、「the」、「少なくとも1つの」、および「1つ以上の」は、同義的に用いられる。
用語「を含む(comprises)」およびその変化形は、これらの用語が明細書および特許請求の範囲において現れる場合、限定的な意味を有さない。
上記の課題を解決するための手段は、本発明の開示された実施形態またはすべての実施の各々を記載することを意図してはいない。以下の明細書は、より具体的に例示的な実施形態を例証する。明細書の全体にわたる数々の箇所において、実施例の列挙を通して、どの実施例が種々の組み合わせで用いることができるかの指針が提供されている。その各々の場合において、記載の列挙は代表的な群としてのみ役立ち、排他的な列挙として解釈されるべきではない。
本発明は、以下の式I、II、II−1、IIa、II−1a、III、III−1、IV、IV−1、V、V−1、VI、VI−1、VII、およびVII−1の化合物、
Figure 2008529974
ならびに以下の式XおよびX−1の中間体を提供する。
Figure 2008529974
式中、X、X’、Z、R、R1、R3、RA、RB、RA1、RB1、RA2、RB2、E、m、n、およびpは、以下に定義されているとおりである。
一実施形態において、本発明は、式Iの化合物または医薬として許容されるその塩を提供する。
Figure 2008529974
式中、
Xは、結合または直鎖あるいは分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基が、ヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり、
X’は、直鎖あるいは分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基がヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり、
XおよびX’は、XおよびX’によって寄与される環状炭素原子の和が1、2、または3であることをさらに特徴とし、
Zは、−O−および−N(−Y−R2)−からなる群から選択され、
1は、
−X1−Y’−R4
−X1−Y’−X’’−Y’−R4、および
−X1−R5
からなる群から選択され、
AおよびRBは、各々、
水素、
ハロゲン、
アルキル、
アルケニル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−N(R92
からなる群から独立して選択され、
または、合一したとき、RAおよびRBは、NおよびSからなる群から選択される1つのヘテロ原子を含有する縮合アリール環またはヘテロアリール環を形成し、ここで、縮合アリールまたはヘテロアリール環は、非置換であるか、または1つ以上のR’基で置換されており、
または、合一したとき、RAおよびRBは、任意にNおよびSからなる群から選択される1つのヘテロ原子を含有すると共に、非置換であるか、または1つ以上のR基によって置換されている縮合5〜7員飽和環を形成し、
Rは、
ハロゲン、
ヒドロキシ、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−N(R92
からなる群から選択され、
R’は、非妨害置換基であり、
1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されると共に、任意にヒドロキシまたはメトキシ基によって置換されており、
X’’は、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群から選択され、ここで、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、任意にアリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンによって分断化または末端封止されてもよく、および任意に1つ以上の−O−基によって分断化されてもよく、
Yは、
結合、
−S(O)2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(R8)−C(R6)−、
−C(R6)−N(R8)−S(O)2−、および
−C(R6)−O−
からなる群から選択され、
Y’は、
−O−、
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
−O−N(R8)−Q−、
−O−N=C(R4)−、
−C(=N−O−R8)−、
−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
Figure 2008529974
からなる群から選択され、
2は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;アルキルチオ;アルカノイル;アルカノイルオキシ;アルコキシカルボニル;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールチオ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;アルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソ;およびアリールの場合には、メチレンジオキシからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく、
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;およびアルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく、
5は、
Figure 2008529974
からなる群から選択され、
6は、=Oおよび=Sからなる群から選択され、
7はC2~7アルキレンであり、
8は、水素、C1~10アルキル、C2~10アルケニル、ヒドロキシ−C1~10アルキレニル、C1~10アルコキシ−C1~10アルキレニル、アリール−C1~10アルキレニル、およびヘテロアリール−C1~10アルキレニルからなる群から選択され、
9は、水素およびアルキルからなる群から選択され、
10はC3~8アルキレンであり、
Aは、−CH2−、−O−、−C(O)−、−S(O)0~2−、および−N(−Q−R4)−からなる群から選択され、
A’は、−O−、−S(O)0~2−、−N(−Q−R4)−、および−CH2−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−S−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され、
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群から選択され、
Wは、結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群から選択され、そして
aおよびbは独立して1〜6の整数であり、ただしa+bは≦7であり、
ただし、X1はまた:
Y’がX1に結合していると共に、Y’が−C(R6)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−N(R8)−、−C(R6)−N(OR9)−、−C(=N−O−R8)−、−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
Figure 2008529974
(式中、Vは−C(R6)−である)、または
Figure 2008529974
であるとき;または
5がX1に結合していると共に、R5
Figure 2008529974
(式中、Vは−C(R6)−である)、または
Figure 2008529974
であるとき、
結合でもあり得る。
式Iの他の実施形態において、X1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されている。
好ましい一実施形態において、本発明は、式IIの化合物または医薬として許容されるその塩を提供する。
Figure 2008529974
式中、
Xは、結合または直鎖あるいは分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基が、ヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり、
X’は、直鎖あるいは分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基がヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり、
XおよびX’は、XおよびX’によって寄与される環状炭素原子の和が1、2、または3であることをさらに特徴とし、
Zは、−O−および−N(−Y−R2)−からなる群から選択され、
1は、
−X1−Y’−R4
−X1−Y’−X’’−Y’−R4、および
−X1−R5
からなる群から選択され、
AおよびRBは、各々、
水素、
ハロゲン、
アルキル、
アルケニル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−N(R92
からなる群から独立して選択され、
または、合一したとき、RAおよびRBは、NおよびSからなる群から選択される1つのヘテロ原子を含有する縮合アリール環またはヘテロアリール環を形成し、ここで、縮合アリールまたはヘテロアリール環は、非置換であるか、または1つ以上のR’基で置換されており、
または、合一したとき、RAおよびRBは、任意にNおよびSからなる群から選択される1つのヘテロ原子を含有すると共に、非置換であるか、または1つ以上のR基によって置換されている縮合5〜7員飽和環を形成し、
Rは、
ハロゲン、
ヒドロキシ、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−N(R92
からなる群から選択され、
R’は、非妨害置換基であり、
1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されると共に、任意にヒドロキシまたはメトキシ基によって置換されており、
X’’は、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群から選択され、ここで、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、任意にアリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンによって分断化または末端封止されてもよく、および任意に1つ以上の−O−基によって分断化されてもよく、
Yは、
結合、
−S(O)2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(R8)−C(R6)−、
−C(R6)−N(R8)−S(O)2−、および
−C(R6)−O−
からなる群から選択され、
Y’は、
−O−、
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
−O−N(R8)−Q−、
−O−N=C(R4)−、
−C(=N−O−R8)−、
−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
Figure 2008529974
からなる群から選択され、
2は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;アルキルチオ;アルカノイル;アルカノイルオキシ;アルコキシカルボニル;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールチオ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;アルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソ;およびアリールの場合には、メチレンジオキシからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく、
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;およびアルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく、
5は、
Figure 2008529974
からなる群から選択され、
6は、=Oおよび=Sからなる群から選択され、
7はC2~7アルキレンであり、
8は、水素、C1~10アルキル、C2~10アルケニル、ヒドロキシ−C1~10アルキレニル、C1~10アルコキシ−C1~10アルキレニル、アリール−C1~10アルキレニル、およびヘテロアリール−C1~10アルキレニルからなる群から選択され、
9は、水素およびアルキルからなる群から選択され、
10はC3~8アルキレンであり、
Aは、−CH2−、−O−、−C(O)−、−S(O)0~2−、および−N(−Q−R4)−からなる群から選択され、
A’は、−O−、−S(O)0~2−、−N(−Q−R4)−、および−CH2−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−S−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され、
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群から選択され、
Wは、結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群から選択され、そして
aおよびbは独立して1〜6の整数であり、ただしa+bは≦7であり、
ただし、X1はまた:
Y’がX1に結合していると共に、Y’が−C(R6)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−N(R8)−、−C(R6)−N(OR9)−、−C(=N−O−R8)−、−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
Figure 2008529974
(式中、Vは−C(R6)である)、または
Figure 2008529974
であるとき;または
5がX1に結合していると共に、R5
Figure 2008529974
(式中、Vは−C(R6)−である)、または
Figure 2008529974
であるとき;
結合でもあり得る。
式IIの他の実施形態において、X1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されている。
他の実施形態において、本発明は、式II−1の化合物または医薬として許容されるその塩を提供する。
Figure 2008529974
式中、X、X’、Z、R1、RA、およびRBは、実施例式IIの実施形態のいずれか一つに定義されているとおりである。
好ましい一実施形態において、本発明は、式IIaの化合物または医薬として許容されるその塩を提供する。
Figure 2008529974
式中、
Xは、結合または直鎖あるいは分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基が、ヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり、
X’は、直鎖あるいは分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基がヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり、
XおよびX’は、XおよびX’によって寄与される環状炭素原子の和が1、2、または3であることをさらに特徴とし、
Zは、−O−および−N(−Y−R2)−からなる群から選択され、
1は、
−X1−Y’−R4
−X1−Y’−X’’−Y’−R4、および
−X1−R5
からなる群から選択され、
A1およびRB1は、各々、
水素、
ハロゲン、
アルキル、
アルケニル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−N(R92
からなる群から独立して選択され、
または、合一したとき、RA1およびRB1は、NおよびSからなる群から選択される1つのヘテロ原子を含有する縮合アリール環またはヘテロアリール環を形成し、ここで、アリールまたはヘテロアリール環は、非置換であるか、または1つ以上のR基で、1つのR3基で、あるいは1つのR3基および1つのR基によって置換されており、
または、合一したとき、RA1およびRB1は、任意にNおよびSからなる群から選択される1つのヘテロ原子を含有すると共に、非置換であるか、または1つ以上のR基によって置換されている縮合5〜7員飽和環を形成し、
Rは、
ハロゲン、
ヒドロキシ、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−N(R92
からなる群から選択され、
3は、
−Z’−R4
−Z’−X’’−R4
−Z’−X’’−Y’−R4
−Z’−X’’−Y’−X’’−Y’−R4、および
−Z’−X’’−R5
からなる群から選択され、
1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されると共に、任意にヒドロキシまたはメトキシ基によって置換されており、
X’’は、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群から選択され、ここで、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、任意にアリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンによって分断化または末端封止されてもよく、および任意に1つ以上の−O−基によって分断化されてもよく、
Yは、
結合、
−S(O)2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(R8)−C(R6)−、
−C(R6)−N(R8)−S(O)2−、および
−C(R6)−O−
からなる群から選択され、
Y’は、
−O−、
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
−O−N(R8)−Q−、
−O−N=C(R4)−、
−C(=N−O−R8)−、
−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
Figure 2008529974
からなる群から選択され、
Z’は結合または−O−であり、
2は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;アルキルチオ;アルカノイル;アルカノイルオキシ;アルコキシカルボニル;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールチオ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;アルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソ;およびアリールの場合には、メチレンジオキシからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく、
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;およびアルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく、
5は、
Figure 2008529974
からなる群から選択され、
6は、=Oおよび=Sからなる群から選択され、
7はC2~7アルキレンであり、
8は、水素、C1~10アルキル、C2~10アルケニル、ヒドロキシ−C1~10アルキレニル、C1~10アルコキシ−C1~10アルキレニル、アリール−C1~10アルキレニル、およびヘテロアリール−C1~10アルキレニルからなる群から選択され、
9は、水素およびアルキルからなる群から選択され、
10はC3~8アルキレンであり、
Aは、−CH2−、−O−、−C(O)−、−S(O)0~2−、および−N(−Q−R4)−からなる群から選択され、
A’は、−O−、−S(O)0~2−、−N(−Q−R4)−、および−CH2−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−S−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され、
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群から選択され、
Wは、結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群から選択され、そして
aおよびbは独立して1〜6の整数であり、ただしa+bは≦7であり、
ただし、X1はまた:
Y’がX1に結合していると共に、Y’が−C(R6)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−N(R8)−、−C(R6)−N(OR9)−、−C(=N−O−R8)−、−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
Figure 2008529974
(式中、Vは−C(R6)−である)、または
Figure 2008529974
であるとき;または
5がX1に結合していると共に、R5
Figure 2008529974
(式中、Vは−C(R6)−である)、または
Figure 2008529974
であるとき;
結合でもあり得る。
式IIaの他の実施形態において、X1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されている。
他の実施形態において、本発明は、式II−1aの化合物または医薬として許容されるその塩を提供する。
Figure 2008529974
式中、X、X’、Z、R1、RA1、およびRB1は、上記式IIaの実施形態のいずれか一つに定義されているとおりである。
好ましい一実施形態において、式IIIの化合物または医薬として許容されるその塩が提供されている。
Figure 2008529974
式中、
Xは、結合または直鎖あるいは分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基が、ヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり、
X’は、直鎖あるいは分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基がヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり、
XおよびX’は、XおよびX’によって寄与される環状炭素原子の和が1、2、または3であることをさらに特徴とし、
Zは、−O−および−N(−Y−R2)−からなる群から選択され、
1は、
−X1−Y’−R4
−X1−Y’−X’’−Y’−R4、および
−X1−R5
からなる群から選択され、
Rは、
ハロゲン、
ヒドロキシ、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−N(R92
からなる群から選択され、
3は、
−Z’−R4
−Z’−X’’−R4
−Z’−X’’−Y’−R4
−Z’−X’’−Y’−X’’−Y’−R4、および
−Z’−X’’−R5
からなる群から選択され、
nは0〜4の整数であり、
mは0または1であり、ただしmが1であるとき、nは0または1であり、
1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されると共に、任意にヒドロキシまたはメトキシ基によって置換されており、
X’’は、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群から選択され、ここで、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、任意にアリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンによって分断化または末端封止されてもよく、および任意に1つ以上の−O−基によって分断化されてもよく、
Yは、
結合、
−S(O)2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(R8)−C(R6)−、
−C(R6)−N(R8)−S(O)2−、および
−C(R6)−O−
からなる群から選択され、
Y’は、
−O−、
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
−O−N(R8)−Q−、
−O−N=C(R4)−、
−C(=N−O−R8)−、
−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
Figure 2008529974
からなる群から選択され、
Z’は結合または−O−であり、
2は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;アルキルチオ;アルカノイル;アルカノイルオキシ;アルコキシカルボニル;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールチオ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;アルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソ;およびアリールの場合には、メチレンジオキシからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく、
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;およびアルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく、
5は、
Figure 2008529974
からなる群から選択され、
6は、=Oおよび=Sからなる群から選択され、
7はC2~7アルキレンであり、
8は、水素、C1~10アルキル、C2~10アルケニル、ヒドロキシ−C1~10アルキレニル、C1~10アルコキシ−C1~10アルキレニル、アリール−C1~10アルキレニル、およびヘテロアリール−C1~10アルキレニルからなる群から選択され、
9は、水素およびアルキルからなる群から選択され、
10はC3~8アルキレンであり、
Aは、−CH2−、−O−、−C(O)−、−S(O)0~2−、および−N(−Q−R4)−からなる群から選択され、
A’は、−O−、−S(O)0~2−、−N(−Q−R4)−、および−CH2−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−S−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され、
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群から選択され、
Wは、結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群から選択され、そして
aおよびbは独立して1〜6の整数であり、ただしa+bは≦7であり、
ただし、X1はまた:
Y’がX1に結合していると共に、Y’が−C(R6)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−N(R8)−、−C(R6)−N(OR9)−、−C(=N−O−R8)−、−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
Figure 2008529974
(式中、Vは−C(R6)−である)、または
Figure 2008529974
であるとき;または
5がX1に結合していると共に、R5
Figure 2008529974
(式中、Vは−C(R6)−である)または
Figure 2008529974
であるとき;
結合でもあり得る。
式IIIの他の実施形態において、X1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されている。
他の実施形態において、式III−1の化合物または医薬として許容されるその塩が提供されている。
Figure 2008529974
式中、X、X’、Z、R1、R、R3、m、およびnは、上記式IIIの実施形態のいずれか一つに定義されているとおりである。
好ましい一実施形態において、本発明は、式IVの化合物または医薬として許容されるその塩を提供する。
Figure 2008529974
式中、
Xは、結合または直鎖あるいは分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基が、ヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり、
X’は、直鎖あるいは分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基がヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり、
XおよびX’は、XおよびX’によって寄与される環状炭素原子の和が1、2、または3であることをさらに特徴とし、
Zは、−O−および−N(−Y−R2)−からなる群から選択され、
1は、
−X1−Y’−R4
−X1−Y’−X’’−Y’−R4、および
−X1−R5
からなる群から選択され、
Rは、
ハロゲン、
ヒドロキシ、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−N(R92
からなる群から選択され、
nは0〜4の整数であり、
1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されると共に、任意にヒドロキシまたはメトキシ基によって置換されており、
X’’は、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群から選択され、ここで、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、任意にアリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンによって分断化または末端封止されてもよく、および任意に1つ以上の−O−基によって分断化されてもよく、
Yは、
結合、
−S(O)2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(R8)−C(R6)−、
−C(R6)−N(R8)−S(O)2−、および
−C(R6)−O−
からなる群から選択され、
Y’は、
−O−、
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
−O−N(R8)−Q−、
−O−N=C(R4)−、
−C(=N−O−R8)−、
−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
Figure 2008529974
からなる群から選択され、
2は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;アルキルチオ;アルカノイル;アルカノイルオキシ;アルコキシカルボニル;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールチオ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;アルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソ;およびアリールの場合には、メチレンジオキシからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく、
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;およびアルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく、
5は、
Figure 2008529974
からなる群から選択され、
6は、=Oおよび=Sからなる群から選択され、
7はC2~7アルキレンであり、
8は、水素、C1~10アルキル、C2~10アルケニル、ヒドロキシ−C1~10アルキレニル、C1~10アルコキシ−C1~10アルキレニル、アリール−C1~10アルキレニル、およびヘテロアリール−C1~10アルキレニルからなる群から選択され、
9は、水素およびアルキルからなる群から選択され、
10はC3~8アルキレンであり、
Aは、−CH2−、−O−、−C(O)−、−S(O)0~2−、および−N(−Q−R4)−からなる群から選択され、
A’は、−O−、−S(O)0~2−、−N(−Q−R4)−、および−CH2−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−S−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され、
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群から選択され、
Wは、結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群から選択され、そして
aおよびbは独立して1〜6の整数であり、ただしa+bは≦7であり、
ただし、X1はまた:
Y’がX1に結合していると共に、Y’が−C(R6)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−N(R8)−、−C(R6)−N(OR9)−、−C(=N−O−R8)−、−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
Figure 2008529974
(Vは−C(R6)−である)、または
Figure 2008529974
であるとき;または
5がX1に結合していると共に、R5
Figure 2008529974
(Vは−C(R6)−である)、または
Figure 2008529974
であるとき;
結合でもあり得る。
式IVの他の実施形態において、X1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されている。
他の実施形態において、式IV−1の化合物または医薬として許容されるその塩が提供されている。
Figure 2008529974
式中、X、X’、Z、R1、R、およびnは、上記式IVの実施形態のいずれか一つに定義されているとおりである。
好ましい一実施形態において、式Vの化合物または医薬として許容されるその塩が提供されている。
Figure 2008529974
式中、
Xは、結合または直鎖あるいは分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基が、ヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり、
X’は、直鎖あるいは分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基がヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり、
XおよびX’は、XおよびX’によって寄与される環状炭素原子の和が1、2、または3であることをさらに特徴とし、
Zは、−O−および−N(−Y−R2)−からなる群から選択され、
1は、
−X1−Y’−R4
−X1−Y’−X’’−Y’−R4、および
−X1−R5
からなる群から選択され、
Rは、
ハロゲン、
ヒドロキシ、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−N(R92
からなる群から選択され、
3は、
−Z’−R4
−Z’−X’’−R4
−Z’−X’’−Y’−R4
−Z’−X’’−Y’−X’’−Y’−R4、および
−Z’−X’’−R5
からなる群から選択され、
pは0〜3の整数であり、
mは0または1であり、ただし、mが1であるとき、pは0または1であり、
1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されると共に、任意にヒドロキシまたはメトキシ基によって置換されており、
X’’は、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群から選択され、ここで、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、任意にアリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンによって分断化または末端封止されてもよく、および任意に1つ以上の−O−基によって分断化されてもよく、
Yは、
結合、
−S(O)2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(R8)−C(R6)−、
−C(R6)−N(R8)−S(O)2−、および
−C(R6)−O−
からなる群から選択され、
Y’は、
−O−、
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
−O−N(R8)−Q−、
−O−N=C(R4)−、
−C(=N−O−R8)−、
−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
Figure 2008529974
からなる群から選択され、
Z’は結合または−O−であり、
2は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;アルキルチオ;アルカノイル;アルカノイルオキシ;アルコキシカルボニル;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールチオ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;アルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソ;およびアリールの場合には、メチレンジオキシからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく、
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;およびアルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく、
5は、
Figure 2008529974
からなる群から選択され、
6は、=Oおよび=Sからなる群から選択され、
7はC2~7アルキレンであり、
8は、水素、C1~10アルキル、C2~10アルケニル、ヒドロキシ−C1~10アルキレニル、C1~10アルコキシ−C1~10アルキレニル、アリール−C1~10アルキレニル、およびヘテロアリール−C1~10アルキレニルからなる群から選択され、
9は、水素およびアルキルからなる群から選択され、
10はC3~8アルキレンであり、
Aは、−CH2−、−O−、−C(O)−、−S(O)0~2−、および−N(−Q−R4)−からなる群から選択され、
A’は、−O−、−S(O)0~2−、−N(−Q−R4)−、および−CH2−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−S−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され、
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群から選択され、
Wは、結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群から選択され、そして
aおよびbは独立して1〜6の整数であり、ただしa+bは≦7であり、
ただし、X1はまた:
Y’がX1に結合していると共に、Y’が−C(R6)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−N(R8)−、−C(R6)−N(OR9)−、−C(=N−O−R8)−、−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
Figure 2008529974
(Vは−C(R6)−である)、または
Figure 2008529974
であるとき;または
5がX1に結合していると共に、R5
Figure 2008529974
(Vは−C(R6)−である)、または
Figure 2008529974
であるとき;
結合でもあり得る。
他の実施形態において、式V、X1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されている。
他の実施形態において、式V−1の化合物または医薬として許容されるその塩が提供されている。
Figure 2008529974
式中、X、X’、Z、R1、X1、R、R3、m、およびpは、上記式Vの実施形態のいずれか一つに定義されているとおりである。
好ましい一実施形態において、式VIの化合物または医薬として許容されるその塩が提供されている。
Figure 2008529974
式中、
Xは、結合または直鎖あるいは分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基が、ヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり、
X’は、直鎖あるいは分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基がヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり、
XおよびX’は、XおよびX’によって寄与される環状炭素原子の和が1、2、または3であることをさらに特徴とし、
Zは、−O−および−N(−Y−R2)−からなる群から選択され、
1は、
−X1−Y’−R4
−X1−Y’−X’’−Y’−R4、および
−X1−R5
からなる群から選択され、
Rは、
ハロゲン、
ヒドロキシ、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−N(R92
からなる群から選択され、
pは0〜3の整数であり、
1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されると共に、任意にヒドロキシまたはメトキシ基によって置換されており、
X’’は、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群から選択され、ここで、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、任意にアリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンによって分断化または末端封止されてもよく、および任意に1つ以上の−O−基によって分断化されてもよく、
Yは、
結合、
−S(O)2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(R8)−C(R6)−、
−C(R6)−N(R8)−S(O)2−、および
−C(R6)−O−
からなる群から選択され、
Y’は、
−O−、
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
−O−N(R8)−Q−、
−O−N=C(R4)−、
−C(=N−O−R8)−、
−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
Figure 2008529974
からなる群から選択され、
2は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;アルキルチオ;アルカノイル;アルカノイルオキシ;アルコキシカルボニル;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールチオ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;アルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソ;およびアリールの場合には、メチレンジオキシからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく、
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;およびアルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく、
5は、
Figure 2008529974
からなる群から選択され、
6は、=Oおよび=Sからなる群から選択され、
7はC2~7アルキレンであり、
8は、水素、C1~10アルキル、C2~10アルケニル、ヒドロキシ−C1~10アルキレニル、C1~10アルコキシ−C1~10アルキレニル、アリール−C1~10アルキレニル、およびヘテロアリール−C1~10アルキレニルからなる群から選択され、
9は、水素およびアルキルからなる群から選択され、
10はC3~8アルキレンであり、
Aは、−CH2−、−O−、−C(O)−、−S(O)0~2−、および−N(−Q−R4)−からなる群から選択され、
A’は、−O−、−S(O)0~2−、−N(−Q−R4)−、および−CH2−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−S−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され、
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群から選択され、
Wは、結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群から選択され、そして
aおよびbは独立して1〜6の整数であり、ただしa+bは≦7であり、
ただし、X1はまた:
Y’がX1に結合していると共に、Y’が−C(R6)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−N(R8)−、−C(R6)−N(OR9)−、−C(=N−O−R8)−、−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
Figure 2008529974
(Vは−C(R6)−である)、または
Figure 2008529974
であるとき;または
5がX1に結合していると共に、R5
Figure 2008529974
(Vは−C(R6)−である)、または
Figure 2008529974
であるとき;
結合でもあり得る。
式VIの他の実施形態において、X1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されている。
他の実施形態において、式VI−1の化合物または医薬として許容されるその塩が提供されている。
Figure 2008529974
式中、X、X’、Z、R1、R、およびpは、上記式VIの実施形態のいずれか一つに定義されているとおりである。
好ましい一実施形態において、式VIIの化合物または医薬として許容されるその塩が提供されている。
Figure 2008529974
式中、
Xは、結合または直鎖あるいは分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基が、ヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり、
X’は、直鎖あるいは分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基がヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり、
XおよびX’は、XおよびX’によって寄与される環状炭素原子の和が1、2、または3であることをさらに特徴とし、
Zは、−O−および−N(−Y−R2)−からなる群から選択され、
1は、
−X1−Y’−R4
−X1−Y’−X’’−Y’−R4、および
−X1−R5
からなる群から選択され、
A2およびRB2は、各々、
水素、
ハロゲン、
アルキル、
アルケニル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−N(R92
からなる群から独立して選択され、
1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されると共に、任意にヒドロキシまたはメトキシ基によって置換されており、
X’’は、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群から選択され、ここで、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、任意にアリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンによって分断化または末端封止されてもよく、および任意に1つ以上の−O−基によって分断化されてもよく、
Yは、
結合、
−S(O)2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(R8)−C(R6)−、
−C(R6)−N(R8)−S(O)2−、および
−C(R6)−O−
からなる群から選択され、
Y’は、
−O−、
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
−O−N(R8)−Q−、
−O−N=C(R4)−、
−C(=N−O−R8)−、
−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
Figure 2008529974
からなる群から選択され、
2は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;アルキルチオ;アルカノイル;アルカノイルオキシ;アルコキシカルボニル;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールチオ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;アルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソ;およびアリールの場合には、メチレンジオキシからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく、
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;およびアルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく、
5は、
Figure 2008529974
からなる群から選択され、
6は、=Oおよび=Sからなる群から選択され、
7はC2~7アルキレンであり、
8は、水素、C1~10アルキル、C2~10アルケニル、ヒドロキシ−C1~10アルキレニル、C1~10アルコキシ−C1~10アルキレニル、アリール−C1~10アルキレニル、およびヘテロアリール−C1~10アルキレニルからなる群から選択され、
9は、水素およびアルキルからなる群から選択され、
10はC3~8アルキレンであり、
Aは、−CH2−、−O−、−C(O)−、−S(O)0~2−、および−N(−Q−R4)−からなる群から選択され、
A’は、−O−、−S(O)0~2−、−N(−Q−R4)−、および−CH2−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−S−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され、
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群から選択され、
Wは、結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群から選択され、そして
aおよびbは独立して1〜6の整数であり、ただしa+bは≦7であり、
ただし、X1はまた:
Y’がX1に結合していると共に、Y’が−C(R6)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−N(R8)−、−C(R6)−N(OR9)−、−C(=N−O−R8)−、−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
Figure 2008529974
(Vは−C(R6)−である)、または
Figure 2008529974
であるとき;または
5がX1に結合していると共に、R5
Figure 2008529974
(Vは−C(R6)−である)、または
Figure 2008529974
であるとき;
結合でもあり得る。
式VIIの他の実施形態において、X1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されている。
他の実施形態において、式VII−1の化合物または医薬として許容されるその塩が提供されている。
Figure 2008529974
式中、X、X’、Z、R1、RA2、およびRB2は、上記式VIIの実施形態のいずれか一つに定義されているとおりである。
一定の実施形態について、本発明は、式VIIIの化合物(プロドラッグである)、または医薬として許容されるその塩を提供する。
Figure 2008529974
式中、
Gは、
−C(O)−R’’、
α−アミノアシル、
α−アミノアシル−α−アミノアシル、
−C(O)−O−R’’、
−C(O)−N(R’’’)R’’、
−C(=NY’’)−R’’、
−CH(OH)−C(O)−OY’’、
−CH(OC1~4アルキル)Y0
−CH21、および
−CH(CH3)Y1
からなる群から選択され、
R’’およびR’’’は、C1~10アルキル、C3~7シクロアルキル、およびベンジルからなる群から独立して選択され、その各々が、非置換であっても、またはハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、C1~6アルキル、C1~4アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールC1~4アルキレニル、ヘテロアリールC1~4アルキレニル、ハロC1~4アルキレニル、ハロC1~4アルコキシ、−O−C(O)−CH3、−C(O)−O−CH3、−C(O)−NH2、−O−CH2−C(O)−NH2、−NH2、および−S(O)2−NH2からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく、ただしR’’’は水素であることもでき、
α−アミノアシルは、ラセミ型、D−、およびL−アミノ酸からなる群から選択されるアミノ酸から誘導されるアシル基であり、
Y’’は、水素、C1~6アルキル、およびベンジルからなる群から選択され、
0は、C1~6アルキル、カルボキシC1~6アルキレニル、アミノC1~4アルキレニル、モノ−N−C1~6アルキルアミノC1~4アルキレニル、およびジ−N,N−C1~6アルキルアミノC1~4アルキレニルからなる群から選択され、
1は、モノ−N−C1~6アルキルアミノ、ジ−N,N−C1~6アルキルアミノ、モルホリン−4−イル、ピペリジン−1−イル、ピロリジン−1−イル、および4−C1~4アルキルピペラジン−1−イルからなる群から選択され、および
X、X’、Z、R1、RA1、およびRB1は、上記式IIaに定義されているとおりである。
一定の実施形態について、式IXの化合物(プロドラッグである)またはその薬学的に許容可能な塩が提供されている。
Figure 2008529974
式中、G、X、X’、Z、R1、RA1、およびRB1は、上記式VIIIに定義されているとおりである。
式VIIIまたはIXの他の実施形態について、X1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されている。
一定の実施形態について、式IX−1の化合物(プロドラッグである)または医薬として許容されるその塩が提供されている。
Figure 2008529974
式中、G、X、X’、Z、R1、RA1、およびRB1は、上記式VIIIの実施形態のいずれか一つに定義されているとおりである。
一実施形態においては、本発明は、以下の式Xの中間体化合物または医薬として許容されるその塩を提供する。
Figure 2008529974
式中、
Eは、CH、CR、CR3、およびNからなる群から選択され、ただし、EがCR3であるとき、mは0、およびpは0または1であり、さらに、ただしEがCRであると共にmが1であるとき、pは0であり、
Xは、結合または直鎖あるいは分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基が、ヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり、
X’は、直鎖あるいは分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基がヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり、
XおよびX’は、XおよびX’によって寄与される環状炭素原子の和が1、2、または3であることをさらに特徴とし、
Zは、−O−および−N(−Y−R2)−からなる群から選択され、
1は、
−X1−Y’−R4
−X1−Y’−X’’−Y’−R4、および
−X1−R5
からなる群から選択され、
Rは、
ハロゲン、
ヒドロキシ、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−N(R92
からなる群から選択され、
3は、
−Z’−R4
−Z’−X’’−R4
−Z’−X’’−Y’−R4
−Z’−X’’−Y’−X’’−Y’−R4、および
−Z’−X’’−R5
からなる群から選択され、
pは0〜3の整数であり、
mは0または1であり、ただし、mが1であるとき、pは0または1であり、
1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されると共に、任意にヒドロキシまたはメトキシ基によって置換されており、
X’’は、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群から選択され、ここで、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、任意にアリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンによって分断化または末端封止されてもよく、および任意に1つ以上の−O−基によって分断化されてもよく、
Yは、
結合、
−S(O)2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(R8)−C(R6)−、
−C(R6)−N(R8)−S(O)2−、および
−C(R6)−O−
からなる群から選択され、
Y’は、
−O−、
−S(O)0~2−、
−S(O)2−N(R8)−、
−C(R6)−、
−C(R6)−O−、
−O−C(R6)−、
−O−C(O)−O−、
−N(R8)−Q−、
−C(R6)−N(R8)−、
−O−C(R6)−N(R8)−、
−C(R6)−N(OR9)−、
−O−N(R8)−Q−、
−O−N=C(R4)−、
−C(=N−O−R8)−、
−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
Figure 2008529974
からなる群から選択され、
Z’は結合または−O−であり、
2は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;アルキルチオ;アルカノイル;アルカノイルオキシ;アルコキシカルボニル;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールチオ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;アルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソ;およびアリールの場合には、メチレンジオキシからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく、
4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;およびアルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく、
5は、
Figure 2008529974
からなる群から選択され、
6は、=Oおよび=Sからなる群から選択され、
7はC2~7アルキレンであり、
8は、水素、C1~10アルキル、C2~10アルケニル、ヒドロキシ−C1~10アルキレニル、C1~10アルコキシ−C1~10アルキレニル、アリール−C1~10アルキレニル、およびヘテロアリール−C1~10アルキレニルからなる群から選択され、
9は、水素およびアルキルからなる群から選択され、
10はC3~8アルキレンであり、
Aは、−CH2−、−O−、−C(O)−、−S(O)0~2−、および−N(−Q−R4)−からなる群から選択され、
A’は、−O−、−S(O)0~2−、−N(−Q−R4)−、および−CH2−からなる群から選択され、
Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−S−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され、
Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群から選択され、
Wは、結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群から選択され、そして
aおよびbは独立して1〜6の整数であり、ただしa+bは≦7であり、
ただし、X1はまた:
Y’がX1に結合していると共に、Y’が−C(R6)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−N(R8)−、−C(R6)−N(OR9)−、−C(=N−O−R8)−、−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
Figure 2008529974
(Vは−C(R6)−である)、または
Figure 2008529974
であるとき;または
5がX1に結合していると共に、R5
Figure 2008529974
(Vは−C(R6)−である)、または
Figure 2008529974
であるとき;
結合でもあり得る。
式Xの他の実施形態において、X1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されている。
他の実施形態において、式X−1の中間体化合物または医薬として許容されるその塩が提供されている。
Figure 2008529974
式中、X、X’、Z、R1、E、R、R3、m、およびpは、上記式Xの実施形態のいずれか一つに定義されているとおりである。
本願明細書において、「非妨害」とは、1つ以上のサイトカインの生合成が非妨害置換基によって無効化されないよう調節する、非妨害置換基を包含する化合物または塩の能力を意味する。一定の実施形態について、R’は非妨害置換基である。例示の非妨害R’基は、RおよびR3について上述のものを含む。
本願明細書において用いられるところ、用語「アルキル」、「アルケニル」、「アルキニル」および接頭語「alk−」は、直鎖および分岐鎖基、ならびに例えばシクロアルキルおよびシクロアルケニルといった環状基の両方を包括する。他に規定されていない限りにおいて、これらの基は、1〜20個の炭素原子を含有すると共に、アルケニル基で2〜20個の炭素原子を含有し、およびアルキニル基で2〜20個の炭素原子を含有する。いくつかの実施形態において、これらの基は、合計で10個以下の炭素原子、8個以下の炭素原子、6個以下の炭素原子、または4個以下の炭素原子を有する。環状基は、単環式または多環式であることができ、および好ましくは3〜10個の環状炭素原子を有する。例証的な環状基としては、シクロプロピル、シクロプロピルメチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、アダマンチル、および置換および非置換、ボルニル、ノルボルニル、およびノルボルネニルが挙げられる。
他に規定されていない限りにおいて、「アルキレン」、「アルケニレン」、および「アルキニレン」は、上に定義されている「アルキル」、「アルケニル」、および「アルキニル」基の二価形態である。用語「アルキレニル」、「アルケニルエニル」、および「アルキニルエニル」は、「アルキレン」、「アルケニレン」、および「アルキニレン」のそれぞれが置換されているときに用いられている。例えば、アリールアルキレニル基は、アリール基が結合しているアルキレン部位を含む。
用語「ハロアルキル」は、過フッ素化基を含む、1つ以上のハロゲン原子によって置換されている基を包括する。これはまた、接頭語「ハロ−(halo−)」を含む他の基についても当てはまる。好適なハロアルキル基の例は、クロロメチル、トリフルオロメチル等である。
用語「アリール」は、本願明細書において用いられるところ、炭素環式芳香族環または環系を含む。アリール基の例としては、フェニル、ナフチル、ビフェニル、フルオレニルおよびインデニルが挙げられる。
他に示されていない限りにおいて、用語「ヘテロ原子」は、原子O、S、またはNを指す。
用語「ヘテロアリール」は、少なくとも1つの環ヘテロ原子(例えば、O、S、N)を含有する芳香族環または環系を含む。いくつかの実施形態において、用語「ヘテロアリール」は、2〜12個の炭素原子、1〜3つの環、1〜4個のヘテロ原子、およびヘテロ原子としてO、S、およびNを含有する環および環系を含む。いくつかの実施形態において、用語「ヘテロアリール」は、2〜5個の炭素原子、1〜3個のヘテロ原子、およびヘテロ原子としてO、S、およびNを含有する1つの環を含む。例証的なヘテロアリール基としては、フリル、チエニル、ピリジル、キノリニル、イソキノリニル、インドリル、イソインドリル、トリアゾリル、ピローリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、カルバゾリル、ベンズオキサゾリル、ピリミジニル、ベンズイミダゾリル、キノキサリニル、ベンゾチアゾリル、ナフチリジニル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、プリニル、キナゾリニル、ピラジニル、1−オキシドピリジル、ピリダジニル、トリアジニル、テトラジニル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル等が挙げられる。
用語「ヘテロシクリル」は、少なくとも1つの環ヘテロ原子(例えば、O、S、N)を含有する非芳香族環または環系を含み、および上述のヘテロアリール基の完全飽和および部分飽和誘導体のすべてを含む。いくつかの実施形態において、用語「ヘテロシクリル」は、2〜12個の炭素原子、1〜3つの環、1〜4個のヘテロ原子、およびヘテロ原子としてO、S、およびNを含有する環または環系を含む。いくつかの実施形態において、用語「ヘテロシクリル」は、2〜9個の炭素原子、1〜3個のヘテロ原子、およびヘテロ原子としてO、S、およびNを含有する1つまたは2つの環を含む。例証的なヘテロシクリル基としては、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、モルホリニル、チオモルホリニル、1,1−ジオキソチオモルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、チアゾリジニル、イミダゾリジニル、イソチアゾリジニル、テトラヒドロピラニル、キヌクリジニル、ホモピペリジニル(アゼパニル)、1,4−オキサゼパニル、ホモピペラジニル(ジアゼパニル)、1,3−ジオキソラニル、アジリジニル、アゼチジニル、ジヒドロイソキノリン−(1H)−イル、オクタヒドロイソキノリン−(1H)−イル、ジヒドロキノリン−(2H)−イル、オクタヒドロキノリン−(2H)−イル、ジヒドロ−1H−イミダゾリル、3−アザビシクロ[3.2.2]ノン−3−イル等が挙げられる。
用語「ヘテロシクリル」は、二環式およびトリシクロ複素環式環系を含む。このような環系は、縮合および/または橋懸け環およびスピロ環を含む。縮合環としては、飽和または部分飽和環に追加して、例えばベンゼン環といった芳香族環を挙げることができる。スピロ環は、1つのスピロ原子によって結合された二つの環および2つのスピロ原子によって結合された3つの環を含む。
「ヘテロシクリル」が窒素原子を含有するとき、ヘテロシクリル基の連結点は窒素原子であり得る。
用語「アリーレン」、「ヘテロアリーレン」、および「ヘテロシクリレン」は、上に定義されている「アリール」、「ヘテロアリール」、および「ヘテロシクリル」基の二価形態である。「アリーレン」、「ヘテロアリーレン」、および「ヘテロシクリレン」がそれぞれ置換されているときに、用語、「アリールエニル」、「ヘテロアリールエニル」、および「ヘテロシクリルエニル」が用いられる。例えば、アルキルアリールエニル基は、アルキル基が連結されたアリーレン部位を含む。
用語「縮合アリール環」は、縮合炭素環式芳香族環または環系を含む。縮合アリール環の例としては、ベンゾ、ナフト、フルオレノ、およびインデノが挙げられる。
用語「縮合ヘテロアリール環」は、SおよびNから選択される1つのヘテロ原子を含有する5または6員芳香族環の縮合形態を含む。縮合ヘテロアリール環の例としては、ピリドおよびチエノが挙げられる。
用語「縮合5〜7員飽和環」は、環が縮合している結合以外が、完全に飽和されている環を含む。一例において、環は、シクロヘキセン環である。1つのヘテロ原子(NまたはS)が存在する他の例において、環は、テトラヒドロピリドまたはジヒドロチエノである。
基(または置換基または可変である)が本願明細書に記載のいずれかの式において2回以上存在する場合、明示的に記載されているか否かにかかわらず、各基(または置換基または可変である)は、独立して選択される。例えば、式−N(R92について、各R9基は独立して選択される。他の例において、YおよびY’基の両方が存在すると共に、その両方がR8基を含有する場合、各R8基は独立して選択される。さらなる例において、2つ以上のY’基が存在する(すなわち、R1およびR3が各々Y’基を含有する)と共に、各Y’基が1つ以上のR7基を含有する場合、各Y’基は独立して選択され、および各R7基は独立して選択される。
本発明は、異性体(例えば、ジアステレオマーおよびエナンチオマー)、塩、溶媒和物、異形体、プロドラッグ等を含むそれらの薬学的に許容可能な形態のいずれかでの、本願明細書に記載の化合物(中間体を含む)を包括する。特に、本発明は、特に、ラセミ型混合物と共に、そのエナンチオマーをいずれかの比で含む化合物の混合物を含む。化合物のそのエナンチオマーについての比としては、例えば、50:50またはそれ以上、90:10またはそれ以上、95:5またはそれ以上、99:1またはそれ以上、99.9:0.1またはそれ以上、または100:0である。用語「化合物」は、明示的に記載されているか否かにかかわらず、このような形態のいずれか、またはすべてを含む(度々、「塩」が明示的に記載されてはいるが)ことは理解されるべきである。
用語「プロドラッグ」は、上述の塩、溶媒和物、異形体、または異性体形態のいずれかで免疫応答修飾化合物をもたらすために、インビボで形質転換することができる化合物を意味する。プロドラッグは、それ自体、上述の塩、溶媒和物、異形体、または異性体形態のいずれかでの免疫応答修飾化合物であり得る。形質転換は、化学的(例えば、血液中における、例えば加溶媒分解または加水分解)または酵素性生体内変換などを介する種々のメカニズムによって生じ得る。T.ヒグチ(T.Higuchi)およびW.ステラ(W.Stella)、「新規のデリバリーシステムとしてのプロドラッグ(Pro−drugs as Novel Delivery Systems)」、A.C.S.Symposium Seriesの第14巻、および「Bioreversible Carriers in Drug Design」、エドワードB.ロッシュ(Edward B.Roche)編、American Pharmaceutical AssociationおよびPergamon Press、1987年によって、プロドラッグの使用の考察が提供されている。
本願明細書において表記された化合物のいずれかについて、その実施形態のいずれかにおける、以下の可変要素(例えば、X、X’、X1、Z、R、R1、R3、RA、RB、RA1、RB1、RA2、RB2、E、m、n、およびp等)は、それぞれ、当業者によって理解されるであろうとおり、それらのいずれかの実施形態における、および本願明細書に記載の式のいずれか一つに関連する、いずれか1つ以上の他の可変要素と組み合わせることができる。得られる可変要素の組み合わせの各々は、本発明の実施形態である。
一定の実施形態について、Rは、ハロゲン、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、ハロアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、および−N(R92からなる群から選択される。
一定の実施形態について、Rはハロゲンまたはヒドロキシである。
一定の実施形態について、R1は、−X1−Y’−R4、−X1−Y’−X’’−Y’−R4、および−X1−R5からなる群から選択される。
一定の実施形態について、R1は、−X1−Y’−R4である。
一定の実施形態について、R1は、−X1−Y’−X’’−Y’−R4である。
一定の実施形態について、R1は、−X1−R5である。
一定の実施形態について、R2は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;アルキルチオ;アルカノイル;アルカノイルオキシ;アルコキシカルボニル;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールチオ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;アルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソ;および、アリールの場合には、メチレンジオキシからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよい。
一定の実施形態について、R2はアルキルである。
一定の実施形態について、R2はメチルである。
一定の実施形態について、R3は、−Z’−R4、−Z’−X’’−R4、−Z’−X’’−Y’−R4、−Z’−X’’−Y’−X’’−Y’−R4、および−Z’−X’’−R5からなる群から選択される。
一定の実施形態について、R3は、非置換であるかまたはハロゲンあるいはハロアルキルによって置換されているベンジルオキシ、3−ピロリルプロポキシ、2−(4−メトキシフェニル)−2−オキソエトキシ、アリール、およびヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、アリールおよびヘテロアリールは、非置換であるか、またはアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、ハロゲン、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、およびヘテロシクリルカルボニルからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されている。これらの一定の実施形態において、ヘテロシクリルカルボニルは、ピロリジニルカルボニルまたはモルホリニルカルボニルである。
一定の実施形態について、R3は、ピロリジニルカルボニルまたはモルホリニルカルボニルによって置換されているフェニルである。
一定の実施形態について、R3はベンジルオキシである。
一定の実施形態について、R3は、以下のとおりの位置番号における、3位の位置にある。
Figure 2008529974
一定の実施形態について、R4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であるか、またはアルキル;アルコキシ;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;および、アルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されている。
一定の実施形態について、R4は、アルキル、アリールアルキレニル、アリール、またはヘテロアリールであり、ここで、アリールアルキレニル、アリール、またはヘテロアリールは、任意にアルキルによって置換されている。
一定の実施形態について、R4は、水素、アルキル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルは、非置換であるか、またはヒドロキシ、ハロゲン、アルコキシ、アルキル、ハロアルキル、およびジアルキルアミノからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されている。
一定の実施形態について、R4が、水素、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルは、非置換であるか、またはヒドロキシ、ハロゲン、アルコキシ、アルキル、およびハロアルキルからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されている。
一定の実施形態について、R4は、アルキル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルは、非置換であるか、またはヒドロキシ、ハロゲン、アルコキシ、アルキル、ハロアルキル、およびジアルキルアミノからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されている。
一定の実施形態について、R4は、非置換であるか、またはアルキル、アルコキシ、ハロゲン、およびジアルキルアミノからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されている、アリールである。
一定の実施形態について、R4はアルキルまたはアリールである。
一定の実施形態について、R4はアルキルである。
一定の実施形態について、R5は、
Figure 2008529974
からなる群から選択される。
一定の実施形態について、R5は、
Figure 2008529974
からなる群から選択される。
一定の実施形態について、R5は、
Figure 2008529974
からなる群から選択される。
一定の実施形態について、R5は、
Figure 2008529974
である。これらの一定の実施形態について、Aは、−CH2−、−O−、または−N(−Q−R4)−、およびVは、−C(O)−である。これらの一定の実施形態について、Aは、−CH2−、およびVは、−C(O)−である。
一定の実施形態について、R6は、=Oおよび=Sからなる群から選択される。
一定の実施形態について、R6は=Oである。
一定の実施形態について、R7はC2~7アルキレンである。
一定の実施形態について、R7はC2~3アルキレンである。
一定の実施形態について、R7はプロピレンである。
一定の実施形態について、R8は、水素、C1~10アルキル、C2~10アルケニル、ヒドロキシ−C1~10アルキレニル、C1~10アルコキシ−C1~10アルキレニル、アリール−C1~10アルキレニル、およびヘテロアリール−C1~10アルキレニルからなる群から選択される。
一定の実施形態について、R8は、水素、C1~10アルキル、C2~10アルケニル、C1~10アルコキシ−C1~10アルキレニル、およびアリール−C1~10アルキレニルからなる群から選択される。
一定の実施形態について、R8は、水素、C1~4アルキル、ヒドロキシC1~4アルキル、およびC1~4アルコキシC1~4アルキルからなる群から独立して選択される。
一定の実施形態について、R8は、水素、メチル、エチル、2−ヒドロキシエチル、または2−メトキシエチルである。
一定の実施形態について、R8は、水素またはC1~4アルキルである。
一定の実施形態について、R8は水素またはメチルである。
一定の実施形態について、R8は水素である。
一定の実施形態について、R9は、水素およびアルキルからなる群から選択される。
一定の実施形態について、R9はアルキルである。
一定の実施形態について、R9は水素である。
一定の実施形態について、R10はC3~8アルキレンである。
一定の実施形態について、R10はC4~6アルキレンである。
一定の実施形態について、R10はペンチレンである。
一定の実施形態について、RAおよびRBは、各々、水素、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルコキシ、アルキルチオ、および−N(R92からなる群から独立して選択され、またはRAおよびRBは、共に、NおよびSからなる群から選択される1つのヘテロ原子を含有する縮合アリール環またはヘテロアリール環を形成し、ここで、縮合アリールまたはヘテロアリール環は、非置換であるか、または1つ以上のR’基で置換されており、またはRAおよびRBは、共に、任意に、NおよびSからなる群から選択される1つのヘテロ原子を含有し、および非置換であるか、または1つ以上のR基によって置換されている、縮合5〜7員飽和環を形成する。
一定の実施形態について、RAおよびRBは、各々、水素、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルコキシ、アルキルチオ、および−N(R92からなる群から独立して選択される。
一定の実施形態について、RAおよびRBは、縮合アリール環またはヘテロアリール環を形成する。
一定の実施形態について、RAおよびRBは、任意に1つのヘテロ原子を含有する縮合5〜7員飽和環を形成する。
一定の実施形態について、RA1およびRB1は、各々、水素、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルコキシ、アルキルチオ、および−N(R92からなる群から独立して選択され、または合一したとき、RA1およびRB1は、NおよびSからなる群から選択される1つのヘテロ原子を含有する縮合アリール環またはヘテロアリール環を形成し、ここで、アリールまたはヘテロアリール環は、非置換であるか、または1つ以上のR基によって置換されて、または1つのR3基によって置換されて、または1つのR3基および1つのR基によって置換されており、または合一したとき、RA1およびRB1は、任意にNおよびSからなる群から選択される1つのヘテロ原子を含有すると共に、非置換であるか、または1つ以上のR基によって置換されている、縮合5〜7員飽和環を形成する。
一定の実施形態について、RA1およびRB1は、非置換であるか、または1つ以上のR基によって置換されて、または1つのR3基によって置換されて、または1つのR3基および1つのR基によって置換されている、ベンゾ環を形成する。一定の実施形態について、RA1およびRB1は、非置換であるベンゾ環を形成する。
一定の実施形態について、RA1およびRB1は、非置換であるか、または1つ以上のR基によって置換されて、または1つのR3基によって置換されて、または1つのR3基および1つのR基によって置換されている、ピリド環を形成する。一定の実施形態について、RA1およびRB1は、非置換であるピリド環を形成する。一定の実施形態について、ピリド環は、
Figure 2008529974
であり、ここで、強調された結合は、環が縮合された位置を示す。
一定の実施形態について、RA1およびRB1は、任意にNおよびSからなる群から選択される1つのヘテロ原子を含有する縮合5〜7員飽和環を形成し、ここで、環は非置換である。一定の実施形態について、RA1およびRB1は、非置換であるか、または1つ、2つ、3つ、または4つのR基によって置換されている、縮合シクロヘキセン環を形成する。一定の実施形態について、RA1およびRB1は、非置換である縮合シクロヘキセン環を形成する。
一定の実施形態について、RA1およびRB1は、非置換であるか、または1つ以上の環状炭素原子が1つ、2つ、または3つのR基によって置換されている、テトラヒドロピリド環を形成する。一定の実施形態について、RA1およびRB1は、非置換であるテトラヒドロピリド環を形成する。一定の実施形態について、テトラヒドロピリド環は、
Figure 2008529974
であり、ここで、強調された結合は、環が縮合された位置を示す。
一定の実施形態について、RA2およびRB2は、各々、水素、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルコキシ、アルキルチオ、および−N(R92からなる群から独立して選択される。一定の実施形態について、RA2およびRB2は各々メチルである。
一定の実施形態について、Aは、−CH2−、−O−、−C(O)−、−S(O)0~2−、および−N(−Q−R4)−からなる群から選択される。
一定の実施形態について、Aは、−CH2−、−O−、および−N(−Q−R4)−からなる群から選択される。
一定の実施形態について、Aは、−O−である。
一定の実施形態について、Aは、−CH2−である。
一定の実施形態について、Aは、−N(−Q−R4)−である。
一定の実施形態について、Eは、CH、CR、CR3、およびNからなる群から選択され、ただし、EがCR3であるとき、mは0、およびpは0または1であり、さらに、ただしEがCRであると共にmが1であるとき、pは0である。一定の実施形態について、EはCHである。一定の実施形態について、EはNである。一定の実施形態について、EはCRである。一定の実施形態について、EはCR3である。
一定の実施形態について、Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−S−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択される。
一定の実施形態について、Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、および−C(R6)−N(OR9)からなる群から選択される。
一定の実施形態について、Qは、結合、−S(O)2−、−C(O)−、−C(O)−O−、−C(O)−N(R8)−、−C(S)−N(R8)−、または−S(O)2−N(R8)−である。
一定の実施形態について、Qは、結合、−C(O)−、−S(O)2−、−S(O)2−N(R8)−、−C(O)−N(R8)−、C(S)−N(R8)−、または−C(O)−O−である。
一定の実施形態について、Qは、−C(O)−、−S(O)2、−S(O)2−N(R8)−、または−C(O)−N(R8)−である。
一定の実施形態について、Qは−C(R6)−である。
一定の実施形態について、Qは−S(O)2−である。
一定の実施形態について、Qは−C(R6)−N(R8)−W−である。
一定の実施形態について、Qは結合である。
一定の実施形態について、Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群から選択される。
一定の実施形態について、Vは−C(R6)−である。
一定の実施形態について、Vは−C(O)−である。
一定の実施形態について、VはN(R8)−C(R6)−である。
一定の実施形態について、Vは−N(R8)−C(O)−である。
一定の実施形態について、Wは、結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群から選択される。
一定の実施形態について、Wは結合である。
一定の実施形態について、Xは、結合または直鎖あるいは分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基がヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子である。
一定の実施形態について、Xは結合である。
一定の実施形態について、X’は、直鎖あるいは分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基がヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子である。
一定の実施形態について、X’は、1つの環状炭素原子を寄与している。
一定の実施形態について、X’はC1~2アルキレンである。
一定の実施形態について、X’はメチレンである。
一定の実施形態について、X’が、2つの環状炭素原子を寄与している。
上記XおよびX’の実施形態の各々において、XおよびX’は、XおよびX’によって寄与される環状炭素原子の和が1、2、または3であることをさらに特徴とする。
一定の実施形態について、X1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されており、および任意にヒドロキシまたはメトキシ基によって置換されている。
一定の実施形態について、X1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されている。
一定の実施形態について、X1はアルキレンである。
一定の実施形態について、X1はC1~4アルキレンである。
一定の実施形態について、X1は、任意にヒドロキシまたはメトキシ基によって置換されている、C1~3アルキレンである。
一定の実施形態について、X1は−(CH21~3−である。
一定の実施形態について、X1は、1つのヒドロキシ基によって置換されているC2~3アルキレンである。
一定の実施形態について、X1は結合であり、およびX1に結合されたY’は、−C(R6)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−N(R8)−、−C(R6)−N(OR9)−、−C(=N−O−R8)−、−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
Figure 2008529974
(Vは−C(R6)−である)、または
Figure 2008529974
である。
一定の実施形態について、X1は結合であり、R5はX1に結合されており、およびR5は、
Figure 2008529974
(Vは−C(R6)−である)、または
Figure 2008529974
である。
一定の実施形態について、X’’は、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群から選択され、ここで、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、任意にアリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンにより分断化または末端封止されてもよく、および任意に1つ以上の−O−基によって分断化されてもよい。
一定の実施形態について、X’’は、アルキレンである。
一定の実施形態について、Yは、結合、−S(O)2−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−、−C(R6)−N(R8)−、−C(R6)−N(R8)−C(R6)−、
−C(R6)−N(R8)−S(O)2−、および−C(R6)−O−からなる群から選択される。
一定の実施形態について、Yは、−C(O)−、−S(O)2−、および−C(O)NH−からなる群から選択される。
一定の実施形態について、Yは−S(O)2−である。
一定の実施形態について、Y’は、−O−、−S(O)0~2−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−、−C(R6)−O−、−O−C(R6)−、−O−C(O)−O−、−N(R8)−Q−、−C(R6)−N(R8)−、−O−C(R6)−N(R8)−、−C(R6)−N(OR9)−、−O−N(R8)−Q−、−O−N=C(R4)−、−C(=N−O−R8)−、−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
Figure 2008529974
からなる群から選択される。
一定の実施形態について、Y’は、−S(O)0~2−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−、−C(R6)−O−、−O−C(R6)−、−O−C(O)−O−、−N(R8)−Q−、−C(R6)−N(R8)−、−O−C(R6)−N(R8)−、−C(R6)−N(OR9)−、−O−N(R8)−Q−、−O−N=C(R4)−、−C(=N−O−R8)−、−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
Figure 2008529974
からなる群から選択される。
一定の実施形態について、Y’は、−C(O)−、−S(O)2−、−N(R8)−Q−、または−C(O)−NH−である。
一定の実施形態について、Y’は、−S−、−S(O)2−、またはN(R8)−Q−である。
一定の実施形態について、Y’は、−NH−S(O)2−、−NH−C(O)−、−NH−S(O)2−N(R8)−、−NH−C(O)−N(R8)−、−NH−C(S)−N(R8)−、−NH−C(O)−O−、または−N(R8)−である。
一定の実施形態について、Y’は、−S−または−S(O)2−である。
一定の実施形態について、Y’は−S(O)2−である。
一定の実施形態について、Y’は−C(O)−である。
一定の実施形態について、Y’は−O−である。
一定の実施形態について、Y’は、
Figure 2008529974
である。
一定の実施形態について、Y’は、
Figure 2008529974
である。
一定の実施形態について、Y’は、
Figure 2008529974
である。
一定の実施形態について、Y’は、
Figure 2008529974
である。
一定の実施形態について、Zは、−O−および−N(−Y−R2)−からなる群から選択される。
一定の好ましい実施形態について、Zは−O−である。
一定の実施形態について、Zは−N(−Y−R2)−である。
一定の実施形態について、Z’は結合または−O−である。
一定の実施形態について、Z’は結合である。
一定の実施形態について、Z’は−O−である。
一定の実施形態について、aおよびbは、独立して1〜6の整数であるが、ただしa+bは≦7である。
一定の実施形態について、aおよびbは、各々2あるいは3である。
一定の実施形態について、aおよびbは、各々2である。
一定の実施形態について、mは0または1である。
一定の実施形態について、mは0である。
一定の実施形態について、mは1である。
一定の実施形態について、nは0〜4の整数である。
一定の実施形態について、nは0または1である。
一定の実施形態について、nは0である。
一定の実施形態について、nは1である。
一定の実施形態について、nは2である。
一定の実施形態について、nは3または4である。
一定の実施形態について、pは0〜3の整数である。
一定の実施形態について、pは0または1である。
一定の実施形態について、pは0である。
一定の実施形態について、pは1である。
一定の実施形態について、mは1およびnは0である。
一定の実施形態について、mは0およびnは0である。
一定の実施形態について、mは1およびpは0である。
一定の実施形態について、mは0およびpは0である。
いくつかの実施形態、特に、式I、II、またはII−1の実施形態において、1つ以上のR’基は、1つ以上のR基、または1つのR3基、または1つのR3基および1つのR基であり、ここで、RおよびR3は、式IIaに定義されているとおりであるか、または上に定義されているRおよび/またはR3のいずれか一つの実施形態である。
いくつかの実施形態、特に、式Iの実施形態において、RAおよびRBは、非置換であるか、または1つ以上のR基によって置換されて、または1つのR3基によって置換されて、または1つのR3基および1つのR基によって置換されている、ベンゾ環を形成する。一定の実施形態について、RAおよびRBは、非置換であるベンゾ環を形成する。
いくつかの実施形態、特に式Iの実施形態において、RAおよびRBは、非置換であるか、または1つ以上のR基によって置換されて、または1つのR3基によって置換されて、または1つのR3基および1つのR基によって置換されている、ピリド環を形成する。一定の実施形態について、RAおよびRBは、非置換であるピリド環を形成する。一定の実施形態について、ピリド環は、
Figure 2008529974
であり、式中、強調された結合は、環が縮合された位置を示す。
いくつかの実施形態、特に、式Iの実施形態において、RAおよびRBは、任意にNおよびSからなる群から選択される1つのヘテロ原子を含有する縮合5〜7員飽和環を形成し、ここで、環は非置換である。一定の実施形態について、RAおよびRBは、非置換であるか、または1つ、2つ、3つ、または4つのR基によって置換されている縮合シクロヘキセン環を形成する。一定の実施形態について、RAおよびRBは、非置換である縮合シクロヘキセン環を形成する。一定の実施形態について、RAおよびRBは、非置換であるか、または1つ以上の環状炭素原子が1つ、2つ、または3つのR基で置換されている、テトラヒドロピリド環を形成する。一定の実施形態について、RAおよびRBは、非置換であるテトラヒドロピリド環を形成する。一定の実施形態について、テトラヒドロピリド環は、
Figure 2008529974
であり、式中、強調された結合は、環が縮合された位置を示す。
いくつかの実施形態、特に、式Iの実施形態において、RAおよびRBは、各々、水素、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルコキシ、アルキルチオ、および−N(R92からなる群から独立して選択される。一定の実施形態について、RAおよびRBは各々メチルである。
いくつかの実施形態、特に、式VIIまたはVII−1の実施形態において、RA2およびRB2は、各々、水素、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルコキシ、アルキルチオ、および−N(R92からなる群から独立して選択される。これらの一定の実施形態において、RA2およびRB2は、各々メチルである。
いくつかの実施形態、特に、式III、III−1、IV、またはIV−1の実施形態において、nは0〜4の整数である。これらの一定の実施形態において、nは0である。
いくつかの実施形態、特に、式V、V−1、VIまたはVI−1の実施形態において、pは0〜3の整数である。これらの一定の実施形態において、pは0である。
いくつかの実施形態、特に、式IIIまたはIII−1の実施形態において、nは0〜4の整数であり、およびmは0または1であり、ただし、mが1であるとき、nは0または1である。これらの一定の実施形態において、nおよびmは0である。
いくつかの実施形態、特に、式VまたはV−1の実施形態において、pは0〜3の整数であり、およびmは0または1であり、ただし、mが1であるとき、pは0または1である。これらの一定の実施形態において、pおよびmは0である。
いくつかの実施形態、特に、式X、またはX−1の実施形態において、Eは、CHまたはNであり、pは0であり、およびmは0または1である。これらの一定の実施形態において、pおよびmは0である。
いくつかの実施形態、特に、式IIa、II−1a、III、III−1、V、V−1、VIII、IX、IX−1、X、またはX−1の実施形態において、R3は、非置換であるかまたはハロゲンあるいはハロアルキルによって置換されているベンジルオキシ、3−ピロリルプロポキシ、2−(4−メトキシフェニル)−2−オキソエトキシ、アリール、およびヘテロアリールからなる群から選択され、ここで、アリールおよびヘテロアリールは、非置換であるか、またはアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、ハロゲン、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、およびヘテロシクリルカルボニルからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されている。
いくつかの実施形態、特に、式IIa、II−1a、III、III−1、V、V−1、VIII、IX、IX−1、X、またはX−1の実施形態について、R3は、ピロリジニルカルボニルまたはモルホリニルカルボニルによって置換されているフェニルである。
いくつかの実施形態、特に、式IIa、II−1a、III、III−1、V、V−1、VIII、IX、IX−1、X、またはX−1の実施形態において、R3はベンジルオキシである。
いくつかの実施形態、特に、式I、II、II−1、IIa、II−1a、III、III−1、IV、IV−1、V、V−1、VI、VI−1、VIII、IX、IX−1、X、またはX−1の実施形態において、Rは、ハロゲンまたはヒドロキシである。
一定の実施形態、特に、R3がベンジルオキシである、式IIa、II−1a、III、III−1、V、V−1、VIII、IX、IX−1、X、またはX−1の実施形態において、Rは、ハロゲンまたはヒドロキシである。
いくつかの実施形態、特に、式I、II、II−1、IIa、II−1a、III、III−1、IV、IV−1、V、V−1、VI、VI−1、VII、VII−1、VIII、IX、IX−1、X、またはX−1の実施形態、または上記実施形態のいずれか一つにおいて、Zは、−N(−Y−R2)−である。
いくつかの実施形態、特に、式I、II、II−1、IIa、II−1a、III、III−1、IV、IV−1、V、V−1、VI、VI−1、VII、VII−1、VIII、IX、IX−1、X、またはX−1の実施形態、または上記実施形態のいずれか一つにおいて、(Zが−N(−Y−R2)−である場合をのぞいて)、Zは−O−である。
いくつかの実施形態、特に、式I、II、II−1、IIa、II−1a、III、III−1、IV、IV−1、V、V−1、VI、VI−1、VII、VII−1、VIII、IX、IX−1、X、またはX−1の実施形態、または上記実施形態のいずれか一つにおいて、(Zが−O−である場合をのぞいて)、Yは、−C(O)−、−S(O)2−、および−C(O)−NH−からなる群から選択される。これらの一定の実施形態において、Yは−S(O)2−であり、およびR2はメチルである。
いくつかの実施形態、特に、式I、II、II−1、IIa、II−1a、III、III−1、IV、IV−1、V、V−1、VI、VI−1、VII、VII−1、VIII、IX、IX−1、X、またはX−1の実施形態、または上記実施形態のいずれか一つにおいて、R1は−X1−Y’−R4である。
いくつかの実施形態、特に、式I、II、II−1、IIa、II−1a、III、III−1、IV、IV−1、V、V−1、VI、VI−1、VII、VII−1、VIII、IX、IX−1、X、またはX−1の実施形態、または上記実施形態のいずれか一つにおいて、(R1が−X1−Y’−R4である場合をのぞいて)、R1は−X1−Y’−X’’−Y’−R4である。
いくつかの実施形態、特に、式I、II、II−1、IIa、II−1a、III、III−1、IV、IV−1、V、V−1、VI、VI−1、VII、VII−1、VIII、IX、IX−1、X、またはX−1の実施形態、または上記実施形態のいずれか一つにおいて、(R1が−X1−Y’−R4または−X1−Y’−X’’−Y’−R4である場合をのぞいて)、R1は−X1−R5である。
いくつかの実施形態、特に、式I、II、II−1、IIa、II−1a、III、III−1、IV、IV−1、V、V−1、VI、VI−1、VII、VII−1、VIII、IX、IX−1、X、またはX−1の実施形態、または上記実施形態のいずれか一つにおいて、X1はC1~4アルキレンである。
いくつかの実施形態、特に、Y’が存在する、式I、II、II−1、IIa、II−1a、III、III−1、IV、IV−1、V、V−1、VI、VI−1、VII、VII−1、VIII、IX、IX−1、X、またはX−1の実施形態、または上記実施形態のいずれか一つにおいて、Y’は−C(O)−、−S(O)2−、−N(R8)−Q−、または−C(O)−NH−である。これらの一定の実施形態において、Qは、−C(O)−、−S(O)2、−S(O)2−N(R8)−、または−C(O)−N(R8)−である。
いくつかの実施形態、特に、R4が存在する、式I、II、II−1、IIa、II−1a、III、III−1、IV、IV−1、V、V−1、VI、VI−1、VII、VII−1、VIII、IX、IX−1、X、またはX−1の実施形態、または上記実施形態のいずれか一つにおいて、R4は、アルキル、アリール、アリールアルキレニル、またはヘテロアリールであり、ここで、アリール、アリールアルキレニル、およびヘテロアリールは、任意にアルキルによって置換されている。
また、一定の実施形態、特に、R1が−X1−Y’−R4である、式I、II、II−1、IIa、II−1a、III、III−1、IV、IV−1、V、V−1、VI、VI−1、VII、VII−1、VIII、IX、IX−1、X、またはX−1の実施形態、または上記実施形態のいずれか一つについて、Y’は、−S−、−S(O)2−、またはN(R8)−Q−であり、ここで、Qは、結合、−S(O)2−、−C(O)−、−C(O)−O−、−C(O)−N(R8)−、−C(S)−N(R8)−、または−S(O)2−N(R8)−であり;各R8は、水素、C1~4アルキル、ヒドロキシC1~4アルキル、およびC1~4アルコキシC1~4アルキルからなる群から独立して選択され;およびR4は、水素、アルキル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルは、非置換であるか、またはヒドロキシ、ハロゲン、アルコキシ、アルキル、ハロアルキル、およびジアルキルアミノからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換され、;この定義を含まない上記実施形態は除かれる。これらの一定の実施形態について、Y’は、−NH−S(O)2−、−NH−C(O)−、−NH−S(O)2−N(R8)−、−NH−C(O)−N(R8)−、−NH−C(S)−N(R8)−、−NH−C(O)−O−、または−N(R8)−であり、およびR8は、水素、メチル、エチル、2−ヒドロキシエチル、または2−メトキシエチルである。これらの一定の実施形態について、Y’は、−N(R8)−であり、R4は、水素、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、2−ヒドロキシエチル、2−メトキエチル、フェニル、ベンジル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、またはピリジン−4−イルであり、およびR8は水素である。これらの一定の実施形態について、Y’は−NH−C(O)−であり、およびR4は、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、2−メチルプロピル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、またはピリジン−3−イルである。これらの一定の実施形態について、Y’は−NH−S(O)2−であり、およびR4は、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、1−メチルエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、フェニル、またはベンジルである。これらの一定の実施形態について、Y’は−NH−C(O)−N(R8)−であり、R4は、メチル、エチル、n−プロピル、1−メチルエチル、n−ブチル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、フェニル、ベンジル、ピロリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、またはモルホリン−4−イルであり、およびR8は水素である。これらの一定の実施形態について、Y’は−NH−C(S)−N(R8)−であり、R4は、メチル、エチル、n−プロピル、1−メチルエチル、シクロプロピル、n−ブチル、2−メチルプロピル、メチルシクロプロピル、またはピリジン−3−イルであり、およびR8は水素である。これらの一定の実施形態について、Y’は−NH−C(O)−O−であり、およびR4は、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、t−ブチル、フェニルまたはベンジルである。または、これら一定の実施形態について、Y’は、−S−または−S(O)2−であり、およびR4はアルキルまたはアリールである。これらの一定の実施形態について、R4は、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、またはフェニルである。これらの一定の実施形態について、X1は、任意にヒドロキシまたはメトキシ基によって置換されているC1~3アルキレンであり、ヒドロキシまたはメトキシ基をX1中に置換基として含まない上記実施形態は除かれる。これらの一定の実施形態について、X1は−(CH21~3−である。また、これら一定の実施形態について、X1は、1つのヒドロキシ基によって置換されているC2~3アルキレンである。
また、一定の実施形態、特に、R1が−X1−Y’−R4である、式I、II、II−1、IIa、II−1a、III、III−1、IV、IV−1、V、V−1、VI、VI−1、VII、VII−1、VIII、IX、IX−1、X、またはX−1の実施形態、または上記実施形態のいずれか一つについて、Y’は、
Figure 2008529974
であり;Qは、結合、−C(O)−、−S(O)2−、−S(O)2−N(R8)−、−C(O)−N(R8)−、C(S)−N(R8)−、または−C(O)−O−であり;R7はC2~3アルキレンであり;R8は水素またはC1~4アルキルであり;R10はC4~6アルキレンであり;およびR4は、水素、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルは、非置換であるか、またはヒドロキシ、ハロゲン、アルコキシ、アルキル、およびハロアルキルからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換される。これらの一定の実施形態について、Y’は、
Figure 2008529974
である。これらの一定の実施形態について、X1は、結合または−CH2−であり、およびY’は、
Figure 2008529974
である。また、これら一定の実施形態について、X1は、−CH2−または−(CH22−であり、およびY’は、
Figure 2008529974
である。これらの一定の実施形態について、Qは結合であり、およびR4は水素、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、2−ヒドロキシエチル、2−メトキシエチル、フェニル、ベンジル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、またはピリジン−4−イルである。これらの一定の実施形態について、Qは−C(O)−であり、およびR4は、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、2−メチルプロピル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、またはピリジン−3−イルである。これらの一定の実施形態について、Qは−S(O)2−であり、およびR4は、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、1−メチルエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、フェニル、またはベンジルである。これらの一定の実施形態について、Qは−C(O)−N(R8)−であり、R4は、メチル、エチル、n−プロピル、1−メチルエチル、n−ブチル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、フェニル、ベンジル、ピロリジン−1−イル、ピペリジン−1−イル、またはモルホリン−4−イルであり、およびR8は水素である。これらの一定の実施形態について、Qは−C(S)−N(R8)−であり、R4は、メチル、エチル、n−プロピル、1−メチルエチル、シクロプロピル、n−ブチル、2−メチルプロピル、メチルシクロプロピル、またはピリジン−3−イルであり、およびR8は水素である。これらの一定の実施形態について、Qは−C(O)−O−であり、およびR4は、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、t−ブチル、フェニルまたはベンジルである。
また、一定の実施形態、特に、R1が−X1−Y’−R4である、式I、II、II−1、IIa、II−1a、III、III−1、IV、IV−1、V、V−1、VI、VI−1、VII、VII−1、VIII、IX、IX−1、X、またはX−1の実施形態、または上記実施形態のいずれか一つについて、Y’は−O−であり、およびR4は、非置換であるかあ、またはアルキル、アルコキシ、ハロゲン、およびジアルキルアミノからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されるアリールである。これらの一定の実施形態について、R4は、フェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、2−メトキシフェニル、3−メトキシフェニル、4−メトキシフェニル、2−(ジメチルアミノ)フェニル、3−(ジメチルアミノ)フェニル、または4−ジメチルアミノフェニルである。これらの一定の実施形態について、X1は−CH2−である。
また、一定の実施形態、特に、R1が−X1−Y’−R4である、式I、II、II−1、IIa、II−1a、III、III−1、IV、IV−1、V、V−1、VI、VI−1、VII、VII−1、VIII、IX、IX−1、X、またはX−1の実施形態、または上記実施形態のいずれか一つについて、Y’は−C(O)−;およびR4は、アルキル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルは、非置換であるか、またはヒドロキシ、ハロゲン、アルコキシ、アルキル、ハロアルキル、およびジアルキルアミノからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されている。これらの一定の実施形態について、X1は結合である。
実施形態、特に、式I、II、II−1、IIa、II−1a、III、III−1、IV、IV−1、V、V−1、VI、VI−1、VII、VII−1、VIII、IX、IX−1、X、またはX−1の実施形態、またはR1が−X1−Y’−X’’−Y’−R4である上記実施形態のいずれか一つについて、R1は−X1−Y’a−X’’−Y’b−R4であり;Y’aは−O−であり;X’’はアリーレンであり;Y’bは−C(O)−N(R8)−であり;R4は、水素、アルキル、または非置換であるか、あるいはアルキル、アルコキシ、ハロゲン、およびジアルキルアミノからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されているアリールであり;およびR8は水素またはC1~4アルキルである。これらの一定の実施形態について、アリーレンはフェニレンである。これらの一定の実施形態について、R4は水素である。これらの一定の実施形態について、R8は水素である。
いくつかの実施形態、特に、R5が存在する、式I、II、II−1、IIa、II−1a、III、III−1、IV、IV−1、V、V−1、VI、VI−1、VII、VII−1、VIII、IX、IX−1、X、またはX−1の実施形態、または上記実施形態のいずれか一つにおいて、R5は、
Figure 2008529974
である。これらの一定の実施形態において、Vは−C(O)−であり、およびAは、−CH2−、−O−、または−N(−Q−R4)−である。これらの一定の実施形態において、Aは−CH2−である。また、これら一定の実施形態について、VはN(R8)−C(R6)−であり、Aは−O−であり、aおよびbは、各々、2または3であり、およびR8は水素またはC1~4アルキルである。これらの一定の実施形態について、R6は=Oである。これらの一定の実施形態について、aおよびbは、各々2である。
いくつかの実施形態、特に、式I、II、II−1、IIa、II−1a、III、III−1、IV、IV−1、V、V−1、VI、VI−1、VII、VII−1、VIII、IX、IX−1、X、またはX−1の実施形態、または上記実施形態のいずれか一つにおいて、Xは結合である。
いくつかの実施形態、特に、式I、II、II−1、IIa、II−1a、III、III−1、IV、IV−1、V、V−1、VI、VI−1、VII、VII−1、VIII、IX、IX−1、X、またはX−1の実施形態、または上記実施形態のいずれか一つにおいて、X’は1つの環状炭素原子を寄与している。
いくつかの実施形態、特に、式I、II、II−1、IIa、II−1a、III、III−1、IV、IV−1、V、V−1、VI、VI−1、VII、VII−1、VIII、IX、IX−1、X、またはX−1の実施形態、または上記実施形態のいずれか一つにおいて、X’はC1~2アルキレンである。これらの一定の実施形態において、X’はメチレンである。
いくつかの実施形態、特に、式I、II、II−1、IIa、II−1a、III、III−1、IV、IV−1、V、V−1、VI、VI−1、VII、VII−1、VIII、IX、IX−1、X、またはX−1の実施形態、または上記実施形態のいずれか一つにおいて(X’が1つの環状炭素原子を寄与しているまたはX’がメチレンである場合をのぞいて)、X’は2つの環状炭素原子を寄与している。
式I、II、II−1、IIa、II−1a、III、III−1、IV、IV−1、V、V−1、VI、VI−1、VII、またはVII−1の化合物の一定の実施形態、またはこれらの式の上記実施形態のいずれか一つについて、式VIII、IX、およびIX−1の化合物に示されるとおり、−NH2基は、−NH−G基で置き換えられて、プロドラッグを形成することができる。このような実施形態において、Gは、−C(O)−R’’、α−アミノアシル、α−アミノアシル−α−アミノアシル、−C(O)−O−R’’、−C(O)−N(R’’’)R’’、−C(=NY’’)−R’’、−CH(OH)−C(O)−OY’’、−CH(OC1~4アルキル)Y0、−CH21、および−CH(CH3)Y1からなる群から選択される。一定の実施形態について、Gは、−C(O)−R’’、α−アミノアシル、α−アミノアシル−α−アミノアシル、および−C(O)−O−R’’からなる群から選択される。好ましくは、R’’およびR’’’は、C1~10アルキル、C3~7シクロアルキル、およびベンジルからなる群から独立して選択され、その各々が、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、C1~6アルキル、C1~4アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールC1~4アルキレニル、ヘテロアリールC1~4アルキレニル、ハロC1~4アルキレニル、ハロC1~4アルコキシ、−O−C(O)−CH3、−C(O)−O−CH3、−C(O)−NH2、−O−CH2−C(O)−NH2、−NH2、および−S(O)2−NH2からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく、ただしR’’’は水素であることもできる。好ましくは、α−アミノアシルは、ラセミ型、D−、およびL−アミノ酸からなる群から選択されるアミノ酸から誘導されるアシル基である。好ましくは、Y’’は、水素、C1~6アルキル、およびベンジルからなる群から選択される。好ましくは、Y0は、C1~6アルキル、カルボキシC1~6アルキレニル、アミノC1~4アルキレニル、モノ−N−C1~6アルキルアミノC1~4アルキレニル、およびジ−N,N−C1~6アルキルアミノC1~4アルキレニルからなる群から選択される。好ましくは、Y1は、モノ−N−C1~6アルキルアミノ、ジ−N,N−C1~6アルキルアミノ、モルホリン−4−イル、ピペリジン−1−イル、ピロリジン−1−イル、および4−C1~4アルキルピペラジン−1−イルからなる群から選択される。
いくつかの実施形態において、本発明は、治療的に有効量の、式I、II、II−1、IIa、II−1a、III、III−1、IV、IV−1、V、V−1、VI、VI−1、VII、VII−1、VIII、IX、またはIX−1のいずれか一つ、または上記実施形態のいずれか一つの化合物または塩、および薬学的に許容可能な担体を含む医薬品組成物を提供する。
いくつかの実施形態において、本発明は、動物に、有効量の、式II、IIa、III、IV、V、VI、VII、IXのいずれか一つ、またはこれらの式の上記実施形態のいずれか一つの化合物または塩を投与するステップ、または式II、IIa、III、IV、V、VI、VII、IXのいずれか一つまたはこれらの式の上記実施形態のいずれか一つの化合物または塩を含有する上記医薬品組成物のいずれか一つを投与するステップを含む、動物においてサイトカイン生合成を誘導する方法を提供する。
いくつかの実施形態において、本発明は、動物に、治療的に有効量の、式II、IIa、III、IV、V、VI、VII、IXのいずれか一つまたはこれらの式の上記実施形態のいずれか一つの化合物または塩を投与するステップ、または式II、IIa、III、IV、V、VI、VII、IXのいずれか一つ、またはこれらの式の上記実施形態のいずれか一つの化合物または塩を含有する上記医薬品組成物のいずれか一つを投与するステップを含む、ウイルス性疾患の治療を必要とする動物におけるウイルス性疾患の治療方法を提供する。
いくつかの実施形態において、本発明は、動物に、治療的に有効量の、式II、IIa、III、IV、V、VI、VII、IXのいずれか一つまたはこれらの式の上記実施形態のいずれか一つの化合物または塩を投与するステップ、または式II、IIa、III、IV、V、VI、VII、IXのいずれか一つまたはこれらの式の上記実施形態のいずれか一つの化合物または塩を含有する上記医薬品組成物のいずれか一つを投与するステップを含む、腫瘍性疾患の治療を必要とする動物における腫瘍性疾患の治療方法を提供する。
化合物の調製
本発明の化合物は、特に、本願明細書に包含される説明に照らすと、化学技術分野において周知であるものに類似するプロセスを含む合成経路によって合成され得る。出発材料は、一般に、アルドリッチケミカルズ(Aldrich Chemicals)(米国ウィスコンシン州ミルウォーキー(Milwaukee,Wisconsin,USA))などの商業的供給業者から入手可能であり、または当業者に周知である方法を用いて容易に調製される(ルイスF.フィーザー(Louis F.Fieser)およびマリーフィーザー(Mary Fieser),「有機合成用の試薬(Reagents for Organic Synthesis)」、1〜19巻、ウィリー(Wiley)、ニューヨーク(New York)、(1967〜1999年版);アランR.カトリスキー(Alan R.Katritsky)、オットーメタコーン(Otto Meth−Cohn)、チャールズW.リーズ(Charles W.Rees)、「コンプリヘンシブ有機官能基修飾(Comprehensive Organic Functional Group Transformations)、1〜6巻、ペルガモンプレス(Pergamon Press)、英国オックスフォード(Oxford,England)、(1995年);バリーM.トロスト(Barry M.Trost)およびイアンフレミング(Ian Fleming)、「コンプリヘンシブ有機合成(Comprehensive Organic Synthesis)、1〜8巻、ペルガモンプレス(Pergamon Press)、英国オックスフォード(Oxford,England)、(1991年);または例えば、追補(バイルシュタイン(Beilstein)オンラインデータベースでも入手可能である)を含む、「有機化学バイルシュタインハンドブック(Beilsteins Handbuch der organischen Chemie)」、4、スプリンゲル−ベルラグ(Springer−Verlag)編、独国ベルリン(Berlin,Germany)に、一般に記載の方法によって調製される)。
例示の目的について、下記の反応スキームは、本発明の化合物ならびに重要な中間体を合成するための可能性のある経路を提供する。個別の反応工程のより詳細な説明については、以下の実施例のセクションを参照されたい。当業者は、本発明の化合物を合成するために他の合成経路を用い得ることを認識するであろう。以下の反応スキームにおいて特定の出発材料および試薬が記載され、ならびに説明されているが、多様な誘導体および/または反応条件を提供するために、他の出発材料および試薬に容易に置き換えることができる。さらに、以下に記載の方法によって調製された化合物の多くは、この開示の観点から、当業者に周知である従来の方法を用いてさらに変性させることができる。
本発明の化合物の調製において、中間体の他の官能基を反応させている間、特定の官能基を保護する必要が度々あり得る。このような保護に対する必要性は、特定の官能基の性質および反応工程の条件に応じて異なるであろう。好適なアミノ保護基としては、アセチル、トリフルオロアセチル、t−ブトキシカルボニル(Boc)、ベンジルオキシカルボニル、および9−フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)が挙げられる。好適なヒドロキシ保護基としては、アセチルおよびt−ブチルジメチルシリル基などのシリル基が挙げられる。保護基およびそれらの使用の一般的な説明については、T.W.グリーン(T.W.Greene)およびP.G.M.ワッツ(P.G.M.Wuts)、「有機合成における保護基(Protective Groups in Organic Synthesis)」、ジョンウィリー&サンズ(John Wiley&Sons)、米国ニューヨーク州(New York,USA)、1991年を参照のこと。
分離および精製の従来の方法および技術を、本発明の化合物ならびにこれに関連する種々の中間体を単離するために用いることができる。このような技術としては、例えば、すべてのタイプのクロマトグラフィー(高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)、シリカゲルなどの一般的な吸着材を用いるカラムクロマトグラフィー、および薄層クロマトグラフィ)、再結晶化、および微分(すなわち、液体−液体)抽出技術を挙げ得る。
本発明の化合物は、反応スキームIによって調製することができ、ここで、R、X1、X、およびX’は、上に定義されているとおりであり、Halは、クロロ、ブロモ、またはヨードであり、Eは、炭素(イミダゾキノリン)または窒素(イミダゾナフチリジン)であり、nは0〜4(イミダゾキノリン環)または0〜3(イミダゾナフチリジン環)の整数であり、Pはヒドロキシ保護基であり、Bocはt−ブトキシカルボニルであり、およびR1aは−X1−N(R8)−Q−R4または−X1−R5aであり、ここで、R5aは、
Figure 2008529974
であり、式中、Vは−N(R8)−C(R6)−である。
反応スキームIの工程(1)において、式XVの4−クロロ−3−ニトロキノリンまたは4−クロロ−3−ニトロ[1,5]ナフチリジンが式XVIの化合物で処理されて、式XVIIの化合物が提供される。式XVIの化合物は、キラル、エナンチオマー的に純粋な、市販されている、L−塩酸オルニチンおよびD−塩酸セリンメチルエステルなどの出発材料から従来の合成方法によって調製されることができる。例えば、L−オルニチンの2つのアミノ基は、Boc基およびベンジルオキシカルボニル基(マシウキウィック(Masiukiewicz)、「Org.Prep.Proced.Int.34」、531〜537ページ、(2002年))などの2つの異なる保護基で保護されることができ、次いでカルボン酸基がヒドロキシ基に還元されることができる。ヒドロキシ基は、次いで保護されることができる。多数の好適なヒドロキシ保護基を用いることができ、特に、工程(2)における還元に耐える保護基が好ましい。好適な保護基としては、限定されないが、t−ブチルジメチルシリル基などのシリル基が挙げられる。次いで、アミノ基の1つは、工程(1)における反応について選択的に脱保護されることができる。ピッカースギルI.F.(Pickersgill,I.F.)およびラポポートH.(Rapoport、H.)、「有機化学ジャーナル(J.Org.Chem.)」、65、4048〜4057ページ、(2000年)に記載の方法もまた、式XVIの化合物を調製するために用いられることができる。
工程(1)における反応は、式XVIの保護されたアミノアルコールを式XVの4−クロロ−3−ニトロキノリンまたは4−クロロ−3−ニトロ[1,5]ナフチリジンの、ジクロロメタンなどの好適な溶剤中の溶液にトリエチルアミンなどの第三級アミンの存在下に添加することによって簡便に実施される。反応は、周囲温度でまたは例えば、溶剤の還流温度などの高温で実施されることができる。式XVの多数の化合物が公知であるか、または公知の合成方法を用いて調製されることができ、例えば、米国特許第4,689,338号明細書;同5,175,296号明細書;同5,367,076号明細書;同5,389,640号明細書;同6,194,425号明細書;および米国公開特許第2004/0147543号明細書およびこれら中に引用された書面を参照されたい。
反応スキームIの工程(2)において、式XVIIの3−ニトロキノリン−4−アミンまたは3−ニトロ[1,5]ナフチリジン−4−アミンが還元されて、式XVIIIのキノリン−3,4−ジアミンまたは[1,5]ナフチリジン−3,4−ジアミンが提供される。反応は、炭素に担持された白金などの不均一水素化触媒を用いる水素化によって実施されることができる。水素化は、トルエン、メタノール、イソプロパノール、酢酸エチル、またはアセトニトリルなどの好適な溶剤中に、パル(Parr)装置において簡便に実施される。反応は、周囲温度で実施されることができる。
反応スキームIの工程(3)において、式XVIIIのキノリン−3,4−ジアミンまたは[1,5]ナフチリジン−3,4−ジアミンは、所望の−X−Hal置換基が、式XIXの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリンまたは1H−イミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジン中に得られることとなるよう選択された、カルボン酸均等物と反応される。好適なカルボン酸均等物としては、オルトエステル、酸ハロゲン化物、イミデートおよびイミデート塩が挙げられる。
カルボン酸均等物が、式Hal−CH2−X−C(=NH)−O−アルキルのイミデートまたはその塩であるとき、反応は、式XVIIIのキノリン−3,4−ジアミンまたは[1,5]ナフチリジン−3,4−ジアミンをイミデートと、1,2−ジクロロエタンまたはクロロホルムなどの好適な溶剤中に組み合わせることによって簡便に実施される。反応は、80℃または溶剤の還流温度などの高温で実施されることができる。式Hal−CH2−X−C(=NH)−O−アルキルのイミデートのいくつかが公知であり、他のものは、公知の方法により調製されることができる。Xが結合である式XIXの化合物を提供するために用いることができる塩酸エチルクロロアセトイミデートは、文献の手段(スティリングスM.R.(Stillings、M.R.)ら、「医化学ジャーナル(J.Med.Chem.)」、29、2280〜2284ページ(1986年))により調製されることができる公知の化合物である。
カルボン酸均等物が、式Hal−CH2−X−C(O)ClまたはHal−CH2−X−C(O)Brの酸ハロゲン化物であるとき、反応は、酸ハロゲン化物を、式XVIIIのキノリン−3,4−ジアミンまたは[1,5]ナフチリジン−3,4−ジアミンの、ジクロロメタンまたは1,2−ジクロロエタンなどの好適な溶剤中の溶液に、トリエチルアミンなどの第三級アミンの存在下に添加することによって簡便に実施される。反応は、周囲温度で、または周囲以下温度で実施されることができる。
式Hal−CH2−X−C(O)ClまたはHal−CH2−X−C(O)Brの酸ハロゲン化物との反応は、(i)酸ハロゲン化物を、式XVIIIのキノリン−3,4−ジアミンまたは[1,5]ナフチリジン−3,4−ジアミンの、ジクロロメタンまたは1,2−ジクロロエタンなどの好適な溶剤中の溶液に、任意にトリエチルアミンなどの第三級アミンの存在下に添加して、アミド中間体を得るステップおよび(ii)式XIXの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリンまたは1H−イミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジンを提供するために環化するステップを含む、2つのパートで実施され得る。パート(i)からのアミド中間体は、任意に従来の技術を用いて単離されることができる。パート(ii)における環化は、パート(i)からのアミド中間体を、トルエンなどの好適な溶剤中に加熱することにより実施され得る。パート(ii)中の環化は、トリエチルアミンなどの塩基の存在下に実施することもできる。
反応スキームIの工程(4)において、式XIXの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリンまたは1H−イミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジンのヒドロキシ保護基が除去されて、式XXの生成物におけるヒドロキシ基が露出される。脱保護反応は、用いた保護基に応じて、多様な従来の方法を用いて実施されることができる。Pがt−ブチルジメチルシリルなどのシリル基であるとき、脱保護は、フッ化テトラブチルアンモニウムを、式XIXの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリンまたは1H−イミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジンに、テトラヒドロフラン(THF)などの好適な溶剤中に添加することによって実施されることができる。反応は、周囲温度で実施されることができ、または−78℃などの周囲以下温度で、次いで周囲温度まで温められて実施され得る。反応がジクロロメタン中で実施される場合、式XXIの生成物は、典型的には単離され、および工程(5)に示される反応が排除され得る。
反応スキームIの工程(5)において、式XXの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリンまたは1H−イミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジンは、塩基性条件下でのハロゲンの分子内置換によって環化される。反応は、カリウムt−ブトキシドなどの塩基を、式XXの化合物の、THFなどの好適な溶剤中の溶液に添加することによって簡便に実施される。反応は、周囲温度で、または高温で、実施されることができる。
反応スキームIの工程(6)において、式XXIの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリンまたは1H−イミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジンは、N−オキシドを形成することが可能である従来の酸化剤を用いて酸化されて、式XXIIの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−5N−オキシドまたは1H−イミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジン−5N−オキシドが提供される。反応は、3−クロロペルオキシ安息香酸を、式XXIの化合物の、クロロホルムまたはジクロロメタンなどの溶剤中の溶液に添加することによって簡便に実施される。反応は、周囲温度で実施されることができる。
反応スキームIの工程(7)において、式XXIIの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−5N−オキシドまたは1H−イミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジン−5N−オキシドは、アミノ化されて、式I、II、およびIIaの亜属である式XXIIIの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミンまたは1H−イミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジン−6−アミンが提供される。工程(7)は、エステルへ転換させることによる式XXIIのN−オキシドの活性化、次いでこのエステルをアミノ化剤と反応させることを含む。好適な活性化剤としては、ベンゼンスルホニルクロリド、メタンスルホニルクロリド、またはp−トルエンスルホニルクロリドなどのアルキル−またはアリールスルホニルクロリドが挙げられる。好適なアミノ化剤としては、例えば水酸化アンモニウムの形態でのアンモニア、および、炭酸アンモニウム、重炭酸アンモニウム、およびリン酸アンモニウムなどのアンモニウム塩が挙げられる。反応は、水酸化アンモニウムを、式XXIIのN−オキシドの、ジクロロメタンまたはクロロホルムなどの好適な溶剤中の溶液に添加し、次いでp−トルエンスルホニルクロリドを添加することによって簡便に実施される。反応は周囲温度で実施されることができる。
また、酸化およびアミノ化は、3−クロロペルオキシ安息香酸を、式XXIの化合物の、ジクロロメタンまたはクロロホルムなどの溶剤中の溶液に添加し、次いで、水酸化アンモニウムおよびp−トルエンスルホニルクロリドを添加することにより、式XXIIのN−オキシドを単離することなく、1ポット手法として実施されることができる。
反応スキームIの工程(8)において、式XXIIIの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミンまたは1H−イミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジン−6−アミンは、酸で処理されて、Boc基の除去が実行されて、式XXIVの化合物が提供される。反応は、式XXIIIの化合物を、エタノールなどの好適な溶剤中に塩化水素で処理することができるとによって簡便に実施される。反応は、周囲温度で、または溶剤の還流温度などの高温で実施されることができる。
反応スキームIの工程(9)において、工程(8)において露出された、式XXIVの化合物またはその塩のアミノ基は、式XXVのアミド、スルホンアミド、スルファミド、または尿素に、従来の方法を用いて転換される。例えば、式XXIVの化合物またはその塩は、式R4C(O)Clの酸塩化物と反応して、R1aが−X1−N(R8)−Q−R4であり、およびQが−C(O)−である式XXVの化合物を提供することができる。さらに、式XXIVの化合物は、式R4S(O)2Clの塩化スルホニル、または式(R4S(O)22Oのスルホン酸無水物と反応して、R1aが−X1−N(R8)−Q−R4でありおよびQが−S(O)2−である式XXVの化合物を提供することができる。数多くの、式R4C(O)Clの酸塩化物、式R4S(O)2Clの塩化スルホニル、および式(R4S(O)22Oのスルホン酸無水物が市販されており、他のものは、公知の合成方法を用いて容易に調製することができる。反応は、式R4C(O)Clの酸塩化物、式R4S(O)2Clの塩化スルホニル、または式(R4S(O)22Oのスルホン酸無水物を、式XXIVの化合物の、クロロホルム、ジクロロメタン、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、またはN,N−ジメチルアセトアミド(DMA)などの好適な溶剤中の溶液に添加することによって簡便に実施される。任意に、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)、またはこれらの組み合わせなどの塩基を添加することができる。反応は、周囲温度で、または0℃などの周囲以下温度で実施されることができる。
1aが−X1−N(R8)−Q−R4であり、Qが−C(O)−N(R8)−であり、およびR8が水素である、式XXVの尿素は、式XXIVの化合物またはその塩を、式R4N=C=Oのイソシアネートと反応させることにより調製されることができる。数多くの式R4N=C=Oのイソシアネートが市販されており、他のものは、公知の合成方法を用いて容易に調製することができる。反応は、式R4N=C=Oのイソシアネートを、式XXIVの化合物の、DMF、クロロホルム、ジクロロメタン、またはDMAなどの好適な溶剤中の溶液に添加することにより簡便に実施されることができる。任意にトリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン、DBU、またはこれらの組み合わせなどの塩基を添加することができる。反応は、周囲温度で、または0℃などの周囲以下温度で実施されることができる。また、式XXIVの化合物は、式R4(CO)N=C=Oのイソシアネート、式R4N=C=Sのチオイソシアネート、式R4S(O)2N=C=Oのスルホニルイソシアネート、または式R4N−(R8)−C(O)Clの塩化カルバモイルで処理されて、R1aが−X1−N(R8)−Q−R4であり、およびQが、それぞれ、−C(O)−N(R8)−C(O)−、−C(S)−N(R8)−、−C(O)−N(R8)−S(O)2−、または−C(O)−N(R8)−である式XXVの化合物を提供することができる。また、式XXIVの化合物は、式
Figure 2008529974
の塩化カルバモイルで処理されて、R1aが−X1−R5aであり、ここで、R5a
Figure 2008529974
であり、およびVが−N(R8)−C(O)−である、式XXVの化合物を提供することができる。
Yが−S(O)2−N(R8)−である式XXVのスルファミドは、式XXIVの化合物または塩を、塩化スルフリルと反応させて、塩化スルファモイルをインサイチュで生成し、次いで塩化スルファモイルを、式HN(R8)R4のアミンと反応させることにより調製されることができる。また、式XXVのスルファミドは、式XXIVの化合物を式R4(R8)N−S(O)2Clの塩化スルファモイルと反応させることにより調製されることができる。多数の、式R4S(O)2Clの塩化スルホニルおよび式HN(R8)R4のアミン、およびいくつかの式R4(R8)N−S(O)2Clの塩化スルファモイルが市販されており、その他のものは、公知の合成方法を用いて調製されることができる。
反応スキームIの工程(9)に示される他の例において、R8が水素である、式XXIVの化合物または塩は、式Cl−R7−S(O)2Clの塩化クロロアルカンスルホニルまたは式Cl−R7−C(O)Clの塩化クロロアルカノイル化合物と反応されて、R1aが−X1−R5aであり、およびR5aが、構造
Figure 2008529974
をそれぞれ有する環である、式XXVの化合物を提供する。反応は、好ましくは、塩化クロロアルカンスルホニルまたは塩化クロロアルカノイルを、式XXIVの化合物の、ジクロロメタンなどの好適な溶剤中の溶液に、トリエチルアミンまたはN,N−ジイソプロピルエチルアミンなどの塩基の存在下に、添加することにより実施される。中間体クロロアルカンスルホンアミドまたはクロロアルカンアミドは、DBUなどのより強い塩基との、周囲温度での処理の前に、任意に単離され得る。もし中間体クロロアルカンスルホンアミドまたはクロロアルカンアミドが単離される場合には、DBUとの反応は、DMFなどの好適な溶剤中で実施されることができる。
反応スキームI
Figure 2008529974
本発明の化合物は、反応スキームIIによって調製することができ、ここで、R、R1、R4、X1、X、およびX’は、上に定義されているとおりであり、Halは、クロロ、ブロモ、またはヨードであり、Eは、炭素(イミダゾキノリン)または窒素(イミダゾナフチリジン)であり、nは0〜4(イミダゾキノリン環)または0〜3(イミダゾナフチリジン環)の整数であり、Y’aは、工程(9)に定義されており、およびPおよびP2はヒドロキシ保護基である。反応スキームIの工程(1)において、式XVの4−クロロ−3−ニトロキノリンまたは4−クロロ−3−ニトロ[1,5]ナフチリジンは、式XXVIIIの保護されたアミノアルコールで処理されて、式XXIXの化合物を提供する。式XXVIIIの保護されたアミノアルコールは、反応スキームIIの工程(i)および(ii)に示される方法を含む、多様な公知の合成方法により調製されることができる。反応スキームIIの工程(i)において、キラル、エナンチオマー的に純粋な式XXVIのエステルは、式XXVIIのアルコールに還元される。式XXVIのエステルは、文献方法、ジュルザックJ.(Jurczak,J.)ら、「正四面体(Tetrahedron)」、48、4231〜4238ページ、(1992年)から入手可能である。工程(i)における還元は、水酸化リチウムアルミニウムと共に、ジエチルエーテルなどの好適な溶剤において、周囲以下温度で、または周囲温度で実行されることができる。反応スキームIIの工程(ii)において、式XXVIIの化合物における第2級アミノ基は、先ず、Boc基で保護され、ヒドロキシ基が、当業者に周知の方法を用いて、例えばベンジル基またはアセチル基といった好適な保護基で保護されて、次いで、Boc基が除去されて、第2級アミノ基が露出される。式XXVIIIの化合物を調製するために他の方法が利用可能であり、例えば、ウィリアムズL.(Williams,L.)ら、「正四面体(Tetrahedron)」、52、11673〜11694ページ、(1996年)およびジェネボイスボレラA.(Genevois−Borella,A.)ら、「正四面体レター(Tetrahedron Lett.)」、31、4879〜4882ページ(1990年)に記載の方法を参照されたい。反応スキームIIの工程(1)における反応は、反応スキームIの工程(1)に記載の条件下で簡便に実施される。
反応スキームIIの工程(2)および(3)において、式XXIXの3−ニトロキノリン−4−アミンまたは3−ニトロ[1,5]ナフチリジン−4−アミンが、先ず、式XXXのキノリン−3,4−ジアミンまたは[1,5]ナフチリジン−3,4−ジアミンに還元されて、これが、次いで、ハロゲン−置換カルボン酸均等物で処理されて、式XXXIの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリンまたは1H−イミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジンが提供される。反応スキームIIの工程(2)および(3)は、反応スキームIの工程(2)および(3)に記載の方法により実施されることができる。
反応スキームIIの工程(4)において、式XXXIの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリンまたは1H−イミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジンのヒドロキシ保護基、P、が除去されて、式XXXIIの生成物におけるヒドロキシ基が露出される。脱保護反応は、反応スキームIの工程(4)に記載の方法により実施されて、式XXXIIまたはXXXIIIの生成物を提供することができる。
反応スキームIIの工程(5)において、式XXXIIの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリンまたは1H−イミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジンは、塩基性条件下でのハロゲンの分子内置換によって環化される。反応は、反応スキームIの工程(5)に記載のとおり実施されることができる。
反応スキームIIの工程(6)および(7)において、式XXXIIIの化合物は、先ず、式XXXIVの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−5N−オキシドまたは1H−イミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジン−5N−オキシドに酸化され、これが、次いで、アミノ化されて、式XXXVの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミンまたは1H−イミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジン−6−アミンが提供される。反応スキームIIの工程(6)および(7)は、反応スキームIの工程(6)および(7)に記載のとおり実施されることができる。ヒドロキシ−保護基、P2は、工程(7)のアミノ化反応条件下で除去し得、またはP2基の性質に応じて、続く工程において除去する必要があり得る。P2がアセチル基である場合、脱保護は、典型的には、アミノ化反応条件下で生じるであろう。
反応スキームIIの工程(8)において、式XXXVのヒドロキシ−置換化合物は、塩素化されて、式XXXVIのクロロ−置換化合物を提供する。従来の塩素化試薬を用いることができる。反応は、式XXXVの化合物を、塩化チオニルと、ジクロロメタンなどの好適な溶剤中において、加熱しながら組み合わせることによって簡便に実施される。また、反応は、組み合わせずに行い得る。
反応スキームIIの工程(9)において、式XXXVIの化合物のクロロ基は、塩基性条件下にチオールによって置き換えられて、−Y’a−が−S−である、式XXXVIIの化合物を提供することができる。反応は、チオールを、式XXXVIの化合物の溶液に、カリウムt−ブトキシドなどの塩基の存在下に、DMFなどの好適な溶剤中に添加することによって簡便に実施される。−Y’a−が−S−である式XXXVIIの化合物は、次いで、従来の酸化剤を用いて、−Y’a−が−S(O)2−である式XXXVIIの化合物に酸化されることができる。反応は、過酢酸を、−Y’a−が−S−である式XXXVIIの化合物に、好適な溶剤中に添加することによって簡便に実施される。式XXXVIの化合物の、−Y’a−が−S(O)2−である式XXXVIIの化合物への転換は、チオエーテルを反応混合物から単離することなく、1ポットで簡便に実施されることができる。
式XXXVIの化合物のクロロ基はまた、式
Figure 2008529974
のアミンによって置き換えられることができ、そのいくつかが市販されている。この式の他のアミンは、従来の方法によって調製されることができる。反応は、式XXXVIの化合物、アミンを、カリウムカーボネートなどの塩基の存在下に、およびDMFなどの好適な溶剤中に組み合わせることによって簡便に実施される。触媒性ヨウ化ナトリウムを、任意に添加することができる。反応は、高温で、例えば45℃以上および110℃以下の温度で実施されることができる。これらの反応条件はまた、多様な第二級アミンを使用して−Y’a−が−N(R8)−である式XXXVIIの化合物を提供するために、または多様な置換フェノールを使用して−Y’a−が−O−であり、およびR4が置換フェニル基である式XXXVIIの化合物を提供するために用いることができる。
反応スキームIIの工程(10)において、式XXXVのヒドロキシ−置換化合物は、従来の方法を用いて式XXXVIIIのカルボン酸に酸化される。酸化は、例えば、ジョーンズ(Jones)試薬と共に実施されることができる。
式XXXVIIIのカルボン酸は、次いで、工程(12)において、公知の方法を用いてエステルまたはアミドに転換されて、R1が−X1−C(R6)−O−R4、−X1−C(R6)−N(R8)−R4または−X1−R5であり、ここで、R5
Figure 2008529974
であり、およびVが−C(R6)−である、式XXXIXの化合物を提供することができる。反応スキームIIの工程(12)は、先ず、従来の方法を用いて式XXXVIIIのカルボン酸を酸塩化物に転換し、次いで、アミンまたはアルコールで処理してアミドまたはエステルを提供することによる2つのパートで実施されることができる。カルボン酸の酸塩化物への転換は、塩化オキサリルを、カルボン酸のジクロロメタンなどの好適な溶剤中の溶液に徐々に添加することによって簡便に実施される。反応は、0℃などの周囲以下温度で実施されることができる。得られた酸塩化物は、次いで、例えば、式HN(R8)(R4)または
Figure 2008529974
のアミンで、ジクロロメタンなどの好適な溶剤中に処理されることができる。数多くの、これらの式のアミンが市販されており、その他のものは、公知の合成方法によって調製されることができる。反応は、周囲温度で行うことができる。また、式XXXVIIIのカルボン酸は、工程(12)において、従来の方法を用いてメチルエステルに転換されることができ、および続いて、メチルエステルが、式HN(R1’)(R1’’)または
Figure 2008529974
のアミンの存在下に、90℃〜120℃などの高温に加熱されることによりアミドに転換される。反応は、高圧容器内に簡便に実施され、およびそのままで、またはTHFなどの好適な溶剤中で行うことができる。
反応スキームIIの工程(11)は、XXXVの化合物におけるヒドロキシ基を多様な他の官能基に転換するために用いることができる。例えば、式XXXVのヒドロキシ−置換化合物は、ミツノブ(Mitsunobu)反応条件化で、N−ヒドロキシフタルイミドで処理されて、N−フタルイミド−保護ヒドロキシルアミンを提供することができる。反応は、トリフェニルホスフィンおよびN−ヒドロキシフタルイミドを、式XXXVのアルコールのTHFなどの好適な溶剤中の溶液に添加し、次いで、ジイソプロピルアゾジカルボキシレートを徐々に添加することによって簡便に実施される。反応は、周囲温度で、または60℃などの高温で実施されることができる。フタルイミド基は、次いで、得られたN−フタルイミド−保護ヒドロキシルアミンから、周囲温度で、エタノールなどの好適な溶剤中にヒドラジンで処理することにより除去されることができる。得られたヒドロキシルアミンは、次いで、数多くの市販されているアルデヒドまたはケトンの1つで、メタノールなどの好適な溶剤中に処理されて、R1が、−X1−Y’−R4または−X1−R5であり、Y’が−O−N=C(R4)−であり、R5が、
Figure 2008529974
であり、およびR4、a、b、およびA’が上に定義されているとおりである、式XXXIXの化合物を提供することができる。また、ヒドラジン脱保護の後に調製されたヒドロキシルアミンは、数多くの酸塩化物、塩化スルホニル、イソシアネート、塩化カルバモイル、または塩化スルファモイルの1つで、反応スキームIの工程(9)に記載されたとおり処理されて、R1が−X1−Y’−R4であり、ここでYが−O−NH−Q−であり、およびQおよびR4が上に定義されているとおりである、式XXXIXの化合物を提供し得る。
他の例において、式XXXVのヒドロキシ−置換化合物は、スワーン(Swern)条件下でアルデヒド−置換化合物に酸化され、これが、任意に、従来のグリニャール(Grignard)条件下で、式R4−Mg−Halide(ハロゲン化物)のグリニャール(Grignard)試薬で処理されて、第2級アルコールを提供することができる。第2級アルコールは、次いで、スワーン(Swern)条件下で酸化されて、R1が−X1−Y’−R4であり、ここでY’は−C(O)−であり、およびR4は上に定義されているとおりである式XXXIXの化合物である、ケトンを提供することができる。ケトンは、次いで、式NH2OR8・HClのヒドロキシルアミン塩の水溶液を、ケトンの、メタノールまたはエタノールなどの好適な溶剤の中の溶液に添加し、次いで水酸化ナトリウムなどの塩基を添加すると共に高温に加熱することによりオキシムに転換されて、R1が−X1−Y’−R4であり、ここで、Y’が−C(=N−OR8)−であり、およびR4およびR8が上に定義されているとおりである本発明の化合物を提供することができる。このように調製されたオキシムは、ナトリウムシアノボロハイドライドで、エタノールまたはメタノールの酢酸中の混合物中で還元されてヒドロキシルアミンを提供し得、これが、反応スキームIの工程(9)に記載の数多くの酸塩化物、塩化スルホニル、イソシアネート、塩化カルバモイル、または塩化スルファモイルの1つで処理されて、R1が−X1−Y’−R4であり、ここで、Yが−CH(−N−(OR8)−Q−R4)−であり、およびQ、R4、およびR8は上に定義されているとおりである本発明の化合物を提供し得る。
反応スキームII
Figure 2008529974
本発明の化合物はまた、反応スキームIIIにより調製されることができ、ここで、R、R1a、R2、X、X’、X1、Y、Boc、およびHalは上に定義されているとおりであり、Eおよびnは、反応スキームIおよびIIに定義されているとおりである。
反応スキームIIIの工程(1)において、式XVの4−クロロ−3−ニトロキノリンまたは4−クロロ−3−ニトロ[1,5]ナフチリジンは、式XLのBoc保護されたジアミンで処理されて、式XLIの化合物を提供する。式XLのBoc保護されたジアミンは、式XVIのアミノアルコールから容易に合成される関連する脱保護されたジアミンから入手可能である。例えば、式XVIの化合物における第2級アミノ基は、従来の方法を用いて、ベンジルオキシ基などの好適な保護基で保護されることができる。次いで、ヒドロキシ基が、保護基、Pの除去によって露出され、次いで、メタンスルホネートなどの脱離基に転換される。メタンスルホネート基は、次いで、アジ化ナトリウムと置き換えられ、および得られたアジド置換化合物はアミンに還元されることができる。アミンは、次いで、反応スキームIの工程(9)に記載の方法の1つにより処理されて、−Y−R2基を導入することができる。第2級アミノ基は、次いで、従来の方法により脱保護されることができる。反応スキームIIIの工程(1)における反応は、反応スキームIの工程(1)に記載の条件下で簡便に実施される。
反応スキームIIIの工程(2)および(3)において、式XLIの3−ニトロキノリン−4−アミンまたは3−ニトロ[1,5]ナフチリジン−4−アミンは、先ず、式XLIIのキノリン−3,4−ジアミンまたは[1,5]ナフチリジン−3,4−ジアミンに還元され、これが、次いで、ハロゲン−置換カルボン酸均等物で処理されて、式XLIIIの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリンまたは1H−イミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジンを提供する。反応スキームIIIの工程(2)および(3)は、反応スキームIの工程(2)および(3)に記載の方法により実施されることができる。
反応スキームIIIの工程(4)において、式XLIIIの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリンまたは1H−イミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジンは、塩基性条件化でのハロゲンの分子内置換により環化される。反応は、式XLIIIの化合物を、ジクロロメタンなどの好適な溶剤中において、周囲温度で、DBUで処理することによって簡便に実施される。
反応スキームIIIの工程(5)および(6)において、式XLIVの化合物は、先ず、式XLVの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−5N−オキシドまたは1H−イミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジン−5N−オキシドに酸化され、これが、次いで、アミノ化されて式XLVIの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミンまたは1H−イミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジン−6−アミンを提供する。反応スキームIIIの工程(5)および(6)は、反応スキームIの工程(7)および(8)に記載のとおり実施されることができる。
反応スキームIIIの工程(7)において、式XLVIの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリンまたは1H−イミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジンは、酸で処理されて、Boc基の除去およびハロゲンのアミノ基による分子内置換が実行されて、式XLVIIの化合物が提供される。反応は、式XLVIの化合物を、エタノールなどの好適な溶剤中に塩化水素で処理することによって簡便に実施される。反応は、周囲温度で、または溶剤の還流温度などの高温で実施されることができる。
反応スキームIIIの工程(8)において、式XLVIIの化合物の第1級アミンまたはその塩は、式XLVIIIのアミド、スルホンアミド、スルファミド、または尿素に、反応スキームIの工程(9)に記載の種々の方法の一つを用いて転換される。
反応スキームIII
Figure 2008529974
いくつかの実施形態について、本発明の化合物は、反応スキームIVにより調製され、ここで、X、X’、Z、RおよびR1は上に定義されているとおりであり;Eは、反応スキームIおよびIIに定義されているとおりであり、halはブロモまたはヨードであり;nは0または1であり;R3aは、−Z’−R4b、−Z’−X’’a−R4、−Z’−X’’b−Y’−R4、または−Z’−X’’b−R5であり;ここで、Z’は結合であり;X’’aはアルケニレンであり;X’’bは、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびアルケニレンであって、アリーレンまたはヘテロアリーレンで分断化または末端封止されており;R4bはアリールまたはヘテロアリールであって、アリールまたはヘテロアリール基は、非置換であっても、または上記R4に定義されているとおり置換されてもよく;およびR4、R5、およびY’は上に定義されているとおりである。式XLIXの化合物は、反応スキームI、II、またはIIIに示される方法により、nが0以外でありおよび存在する1つのR基がhalである式XVの化合物から開始して調製されることができる。
反応スキームIVにおいて、式XLIXの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミンまたは1H−イミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジン−6−アミンは、式R3a−B(OH)2のボロン酸その無水物、または式R3a−B(O−アルキル)2のボロン酸エステルとカップリングされて、式I、II、およびIIaの亜属である式Lの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミンまたは1H−イミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジン−6−アミンを提供する。スズキ(Suzuki)カップリングが、式XLIXの化合物を、ボロン酸、またはエステルまたはその無水物と、酢酸パラジウム(II)、トリフェニルホスフィン、および、炭酸ナトリウムなどの塩基の存在下に、n−プロパノールなどの好適な溶剤またはn−プロパノール/水などの溶媒混合物中に組み合わせることにより実施される。反応は、高温(例えば、80〜100℃)で実施されることができる。多くの、式R3a−B(OH)2のボロン酸、その無水物、および式R3a−B(O−アルキル)2のボロン酸エステルが市販されており、他のものは、公知の合成方法を用いて容易に調製することができる。例えば、リーW.(Li、W.)ら、「有機化学ジャーナル(J.Org.Chem.)」、67、5394〜5397ページ(2002年)を参照のこと。
ヘック(Heck)反応、スティル(Stille)カップリング、およびソノガシラ(Sonogashira)カップリングなどの他のカップリング反応を、式Lの化合物を調製するために用いることができる。また、R3aが−Z’−X’’a−R4、−Z’−X’’b−Y’−R4、または−Z’−X’’b−R5であり、ここで、X’’bは、アリーレンまたはヘテロアリーレンで分断化されたまたは末端封止されたアルケニレンである式Lの化合物は、X’’aまたはX’’bアルケニレン基の還元に処されることができる。還元は、炭素に担持されたパラジウムなどの従来の不均一水素化触媒を用いる水素化によって実施されることができる。反応は、パル(Parr)装置において、エタノール、メタノール、またはそれらの混合物などの好適な溶剤中に簡便に実施されることができる。
反応スキームIV
Figure 2008529974
本発明の化合物は、反応スキームVによって調製することができ、ここで、R、R1a、P、X、X’、X1、Hal、およびBocは上に定義されているとおりであり;nは0または1であり;R3bは、−R4、−X’’−R4、−X’’−Y’−R4、−X’’−Y’−X’’−Y’−R4、または−X’’−R5であり、ここで、R4、X’’、Y’、およびR5は上に定義されているとおりである。反応スキームVの工程(1)において、式LIのベンジルオキシアニリンまたはベンジルオキシアミノピリジンは、2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−4,6−ジオン(メルドラム(Meldrum)酸)およびオルト蟻酸トリエチルから生成される縮合物で処理されて、式LIIのイミンを提供する。反応は、式LIの化合物の溶液を、加熱された、メルドラム(Meldrum)酸およびオルト蟻酸トリエチルの混合物に添加し、および反応を45℃などの高温で加熱することによって簡便に実施される。多くの、式LIのアニリンおよびアミノピリジンが市販されており、その他のものは、公知の合成方法によって調製されることができる。例えば、式LIのベンジルオキシピリジンは、ホラデイ(Holladay)ら、「Biorg.Med.Chem.Lett.」、8、2797〜2802ページ、(1998年)の方法を用いて調製されることができる。
反応スキームVの工程(2)において、式LIIのイミンは、加熱分解および環化を受けて、式LIIIの化合物を提供する。反応は、ダウサーム(DOWTHERM)A熱伝達流体などの媒体において、200および250℃の範囲の温度で簡便に実施される。
反応スキームVの工程(3)において、式LIIIの化合物は、従来のニトロ化条件下でニトロ化されて、式LIVのベンジルオキシ−3−ニトロキノリン−4−オールを提供する。反応は、硝酸を、式LIIIの化合物に、プロピオン酸などの好適な溶剤中に、および混合物を125℃などの高温で加熱して添加することによって簡便に実施される。
反応スキームVの工程(4)において、式LIVのベンジルオキシ−3−ニトロキノリン−4−オールまたはベンジルオキシ−3−ニトロ[1,5]ナフチリジン−4−オールは従来の塩素化化学を用いて塩素化されて、式LVのベンジルオキシ−4−クロロ−3−ニトロキノリンまたはベンジルオキシ−4−クロロ−3−ニトロ[1,5]ナフチリジンを提供する。反応は、式LIVの化合物を、オキシ塩化リンで、DMFなどの好適な溶剤中に処理することによって簡便に実施される。反応は、100℃などの高温で実施されることができる。
反応スキームVの工程(5)において、式LVのベンジルオキシ−4−クロロ−3−ニトロキノリンまたはベンジルオキシ−4−クロロ−3−ニトロ[1,5]ナフチリジンは、式XVIのアミノアルコールで処理されて、式LVIのベンジルオキシ−3−ニトロキノリン−4−アミンまたはベンジルオキシ−3−ニトロ[1,5]ナフチリジン−4−アミンを提供する。反応は、反応スキームIの工程(1)に記載の方法によって簡便に実施される。
反応スキームVの工程(6)および(7)において、式LVIのベンジルオキシ−3−ニトロキノリン−4−アミンまたはベンジルオキシ−3−ニトロ[1,5]ナフチリジン−4−アミンは還元されて式LVIIのベンジルオキシキノリン−3,4−ジアミンまたはベンジルオキシ[1,5]ナフチリジン−3,4−ジアミンを提供し、これが、次いで、ハロゲン−置換カルボン酸均等物で処理されて式LVIIIのベンジルオキシ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリンまたはベンジルオキシ−1H−イミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジンを提供する。反応スキームVの工程(6)および(7)は、反応スキームIの工程(2)および(3)に記載の方法により実施されることができる。
反応スキームVの工程(8)において、式LVIIIのベンジルオキシ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリンまたはベンジルオキシ−1H−イミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジンのヒドロキシ基が脱保護されて、式LIXまたはLXの化合物が提供される。脱保護は、反応スキームIの工程(4)に記載のとおり実施されることができる。反応スキームVの工程(9)は、式LIXの化合物を反応スキームIの工程(5)に記載の方法により環化するために用いることができる。
反応スキームVの工程(10)および(11)において、式LXの化合物のBoc基が、先ず、除去されて式LXIアミノ−置換化合物が提供され、これが、次いで、式LXIIのアミド、スルホンアミド、スルファミド、または尿素に転換されることができる。反応スキームVの工程(10)および(11)は、反応スキームIの工程(8)および(9)に記載の方法により実施されることができる。
反応スキームVの工程(12)において、式LXIIのベンジルオキシ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリンまたはベンジルオキシ−1H−イミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジンのベンジル基は、開裂されて式LXIIIの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリノールまたは1H−イミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジノールを提供する。開裂は、パル(Parr)装置において、水素化分解条件下で、炭素に担持されたパラジウムなどの好適な不均一触媒を用いて、エタノールなどの溶剤中に簡便に実施される。また、反応は、好適な水素化触媒の存在下に、移動水素化によって実施されることができる。移動水素化は、蟻酸アンモニウムを、式LXIIの化合物の、エタノールなどの好適な溶剤中の溶液中に、炭素に担持されたパラジウムなどの触媒の存在下に添加することによって簡便に実施される。反応は、例えば、溶剤の還流温度といった高温で実施される。
反応スキームVの工程(13)において、式LXIIIの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリノールまたは1H−イミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジノールは、ウィリアムソン(Williamson)−タイプエーテル合成を用いて、式LXIVのエーテル−置換1H−イミダゾ[4,5−c]キノリンまたは1H−イミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジンに転換される。反応は、式LXIIIの化合物を、式Halide−R4、Halide−X’’−Y’−R4、またはHalide−X’’−R5のアルキルハロゲン化物で、塩基の存在下に処理することにより実行される。反応は、アルキルハロゲン化物を、式LXIIIの化合物と、DMFなどの溶剤中に、炭酸セシウムなどの好適な塩基の存在下に組み合わせることによって簡便に実施される。反応は、周囲温度で、または例えば65℃または85℃といった高温で実施されることができる。また、反応は、式LXIIIの化合物の溶液を、DMFなどの溶剤中に、水素化ナトリウムで処理し、次いで式Halide−R4、Halide−X’’−Y’−R4、またはHalide−X’’−R5の試薬を添加することができるとによって実施されることができる。
多くの、式Halide−R4およびHalide−X’’−Y’−R4の試薬が市販されており、例えば、置換臭化および塩化ベンジル、置換または非置換のアルキルまたは臭化および塩化アリールアルキレニル、置換フルオロベンゼン、ブロモ−置換ケトン、エステル、および複素環化合物が市販されている。式Halide−R4、Halide−X’’−Y’−R4、およびHalide−X’’−R5の他の試薬は、従来の合成方法を用いて調製されることができ、例えば、式ClC(O)−X’’−Brのブロモ−置換酸ハロゲン化物は、第二級アミンで、ジクロロメタンなどの好適な溶剤中に処理されて、式Br−X’’−C(O)−N(R8)−R4または
Figure 2008529974
の多様なブロモ−置換アミドを提供することができる。
反応は、−25℃などの周囲以下温度で行うことができる。また、式I−X’’−N(R8)−Bocの化合物は、先ず、アミンをBoc基で保護し、次いでヒドロキシ基をヨード基に転換することにより、式HO−X’’−N(R8)Hのアミノアルコールから2つの工程で容易に調製される。両方の反応は、従来の方法を用いて実施されることができる。R3bが−X’’−Y’−R4であり、ここで、Y’が−N(R8)−C(O)−O−であり、およびR4がt−ブチルである、このように調製された式LXIVの化合物は、反応スキームIの工程(9)に記載の方法の一つを用いて、Y’が−N(R8)−Q−であり、およびQおよびR4が上に定義されているとおりである化合物に転換される。
反応スキームVの工程(13)は、代わりに、式LXIIIの化合物を、式HO−X’’−Y’−R4、HO−X’’−R5、またはHO−R4のアルコールで、ミツノブ(Mitsunobu)反応条件下で処理することにより実施されることができる。多くの、これらの式のアルコールが市販されており、例えば、1−(3−ヒドロキシプロピル)ピロリジン−2−オン、1−(2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−2−オン、およびt−ブチル4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシレートが市販されている。その他のものは、従来の合成方法を用いて調製されることができる。反応は、トリフェニルホスフィンおよび式HO−X’’−Y’−R4、HO−X’’−R5、またはHO−R4のアルコールを、式LXIIIの化合物のTHFなどの好適な溶剤中の溶液に添加し、次いでジイソプロピルアゾジカルボキシレートまたはジエチルアゾジカルボキシレートを徐々に添加することによって簡便に実施される。反応は、周囲温度で、または0℃などの周囲以下温度で実施されることができる。
反応スキームVの工程(14)および(15)において、式LXIVのエーテル−置換化合物は、先ず、式LXVの5N−オキシドに酸化され、これが、次いで、アミノ化されて、式I、II、およびIIaの亜属である、式LXVIの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミンまたは1H−イミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジン−6−アミンを提供する。反応スキームVの工程(14)および(15)は、反応スキームIの工程(6)および(7)に記載のとおり実施されることができる。
Eが窒素である、式LIまたは式LIIIの化合物の異性体はまた、合成されることもでき、および反応スキームVの方法による本発明の化合物の調製に用いることができる。
反応スキームV
Figure 2008529974
本発明のイミダゾピリジンは、反応スキームVIにより調製されることができ、ここで、Boc、P、R1a、RA2、RB2、X、X’、およびX1は上に定義されているとおりである。反応スキームVIの工程(1)において、式LXVIIの2,4−ジクロロ−3−ニトロピリジンは、式XVIの化合物と反応されて、式LXVIIIの2−クロロ−3−ニトロピリジンを形成する。反応スキームVIの工程(1)は、反応スキームIの工程(1)に記載の方法によって簡便に実施される。多くの、式LXVIIの2,4−ジクロロ−3−ニトロピリジンが公知であり、および公知の合成方法(例えば、デッラリア(Dellaria)ら、米国特許第6,525,064号明細書およびその中の引用文献を参照のこと)を用いて容易に調製されることができる。
反応スキームVIの工程(2)において、式LXVIIIの2−クロロ−3−ニトロピリジンは、アジ化アルカリ金属と反応されて、式LXIXの8−ニトロテトラゾロ[1,5−a]ピリジン−7−アミンを提供する。反応は、式LXVIIIの化合物を、アジ化アルカリ金属、例えば、アジ化ナトリウムと、アセトニトリル/水、好ましくは90/10アセトニトリル/水などの好適な溶剤中に、塩化セリウム(III)、好ましくは塩化セリウム(III)七水和物の存在下に組み合わせることによって実施されることができる。任意に、反応は、例えば、還流温度で加熱されて実施されることができる。また、反応は、式LXVIIIの化合物を、アジ化アルカリ金属、例えば、アジ化ナトリウムと、DMFなどの好適な溶剤中に、および例えば約50〜60℃への加熱下で、任意に塩化アンモニウムの存在下に組み合わせることができるとによって実施されることができる。
反応スキームVIの工程(3)から(8)は、反応スキームIの工程(2)から(5)、(8)、および(9)に記載の方法により実施されることができる。
反応スキームVIの工程(9)において、テトラゾロ環は、トリフェニルホスフィンと反応されることにより式LXXVの化合物から除去されて、N−トリフェニルホスフィニル中間体を形成し、これが、次いで、加水分解されて、式I、II、IIa、およびVIIの亜属である式LXXVIの化合物を提供する。トリフェニルホスフィンとの反応は、トルエンまたは1,2−ジクロロベンゼンなどの好適な溶剤中に、窒素雰囲気下に、例えば還流温度での加熱と共に行われることができる。加水分解工程は、例えば、低級アルカノールまたはアルカノール/水溶液中で、トリフルオロ酢酸、酢酸、または塩酸などの酸の存在下に加熱することによる、当業者に周知である一般的な方法によって実施されることができる。
反応スキームVI
Figure 2008529974
いくつかの実施形態について、本発明のナフチリジンは、反応スキームVIIおよびVIIIにより、式LXXVIIおよびLXXXIのテトラゾロ化合物から調製されることができ、ここで、R1a、R、X、X’、X1、およびpは上に定義されているとおりであり、および−OTfはトリフルオロメタンスルホネート基である。式LXXVIIおよびLXXXIの化合物は、公知の合成経路によって調製されることができ、例えば、米国特許第6,194,425号明細書(ゲルスター(Gerster)ら)を参照されたい。式LXXVIIおよびLXXXIのテトラゾロ化合物は、各々、反応スキームIの工程(1)の方法により、式XVIの化合物で処理されて、式LXXVIIIおよびLXXXIIの化合物をそれぞれ提供することができる。式LXXVIIIまたはLXXXIIの置換テトラゾロナフチリジンは、反応スキームIの工程(2)から(5)、(8)、および(9)の方法により、式LXXIXまたはLXXXIIIの化合物に転換される。
反応スキームVIIおよびVIIIの工程(8)において、テトラゾロ基が式LXXIXまたはLXXXIIIの化合物から除去されて、式LXXXまたは式LXXXIVの1H−イミダゾ[4,5−c]ナフチリジン−6−アミンを提供する。テトラゾロ基の除去は、先ず、式LXXIXまたはLXXXIIIの化合物をトリフェニルホスフィンで処理し、次いで、得られた中間体を加水分解することによる、2つの工程で実施されることができる。米国特許第6,194,425号明細書に記載の反応条件、または反応スキームVIの工程(9)に記載の方法を用いることができる。
反応スキームVII
Figure 2008529974
反応スキームVIII
Figure 2008529974
本発明の化合物はまた、反応スキームIXにより調製されることができ、ここで、X、X’、Z、およびnは上に定義されているとおりであり;RAはアルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、または−N(R92であり;およびR1cは、上に定義されているR1のサブセットであり、反応の酸性水素化条件下で還元に感受性であるとして当業者が認識するであろう置換基を含まない。これらの感受性基としては、例えば、アルケニル、アルキニル、およびアリール基およびニトロ置換基を有する基が挙げられる。式LXXXVの化合物は、反応スキームI、II、またはIIIの方法により調製されることができる。
反応スキームIXにおいて、式LXXXVの1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミンは、式I、II、IIa、およびIVの亜属である式IVaのテトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミンに還元される。反応は、不均一水素化条件下で、白金(IV)オキシドを、式LXXXVの化合物のトリフルオロ酢酸の溶液に添加し、および反応を水素圧力下に置くことで簡便に実施される。反応は、パル(Parr)装置において、周囲温度で実施されることができる。
反応スキームIX
Figure 2008529974
反応スキームIXに記載の還元はまた、反応スキームXに示されているとおり、式VIaのテトラヒドロ−1H−イミダゾ[4,5−c][1,5]ナフチリジン−6−アミンの調製に用いることができ、ここで、X、X’、p、RA、およびR1cは上に定義されているとおりである。式VIaの生成物は、式I、II、IIa、およびVIの亜属である。
反応スキームX
Figure 2008529974
いくつかの実施形態において、本発明の化合物は、スキームXIによって調製することができ、ここで、R1a、RA2、RB2、X、X’、X1、Boc、およびPは上記のとおりであり、およびBnはベンジルである。反応スキームXIの工程(1)において、式LXVIIIの2−クロロ−3−ニトロピリジンは、ジベンジルアミンで処理されて、式LXXXVIIのN2−ジベンジル−3−ニトロピリジン−2,4−ジアミンが提供される。反応は、式LXVIIIの化合物を、ジベンジルアミン、および、トリエチルアミンなどの第三級アミンと、トルエンなどの好適な溶剤中に組み合わせることによって実施されることができる。反応は、高温で実施されることができる。
反応スキームXIの工程(2)から(5)において、式LXXXVIIのN2−ジベンジル−3−ニトロピリジン−2,4−ジアミンは、式LXXXVIIIの化合物に、反応スキームVIの工程(3)から(6)に記載の方法を用いて転換される。
反応スキームXIの工程(6)において、式LXXXVIIIの化合物のベンジル基は、移動水素化を用いて開裂されて、式LXXXIXの化合物を提供する。反応は、蟻酸アンモニウムを、式LXXXVIIIの化合物の、エタノールまたはメタノールなどの好適な溶剤中の溶液に、炭素に担持されたパラジウムなどの触媒の存在下に添加することによって実施されることができる。反応は、例えば、溶剤の還流温度といった高温で実施されることができる。
反応スキームXIの工程(7)において、Boc基が式LXXXIXの化合物から除去されて式XCの化合物が提供される。反応は、反応スキームIの工程(8)に記載の方法を用いて実施されることができる。
反応スキームXIの工程(8)において、式XCの化合物は、反応スキームIの工程(9)に記載の方法を用いて、式LXXVIの化合物に転換される。
反応スキームXI
Figure 2008529974
本発明の化合物は、また、当業者に明白であろう、反応スキームIからXIに示される種々の合成経路を用いて調製されることができる。例えば、反応スキームVまたは反応スキームVIに示される、Zが−O−である化合物の調製のための合成経路は、式XLの化合物を式XVIの化合物の代わりに用いることにより、Zが−N(−Y−R2)−である化合物の調製のために用いることができる。式XVI、XXVIII、またはXLの化合物の逆のエナンチオマーが用いられる場合、反応スキームIからXに示される化合物の逆のエナンチオマーが得られることとなる。ラセミ型化合物が、式XVI、XXVIII、またはXLの化合物の代わりに用いられる場合、本発明の化合物を含有するラセミ型混合物が得られることとなる。このように調製されたラセミ型混合物は、当業者に公知の方法であって、例えば、ラセミ型混合物を、エナンチオマー的に純粋なスルホン酸またはカルボン酸と反応させ、および混合物から、エナンチオマーの一つを含有する塩を選択的に結晶化させることによって、分解されることができる。本発明の化合物はまた、以下の実施例に記載の合成経路を用いて調製されることができる。
プロドラッグは、多様な方法で調製されることができる。例えば、ヒドロキシ置換基を有する化合物は、エステル、エーテル、カーボネート、またはカルバメートに転換され得る。アルコール官能基を含有する化合物について、プロドラッグは、アルコール基の水素原子の、C1~6アルカノイルオキシメチル、1−(C1~6アルカノイルオキシ)エチル、1−メチル−1−(C1~6アルカノイルオキシ)エチル、C1~6アルコキシカルボニルオキシメチル、N−(C1~6アルコキシカルボニル)アミノメチル、スクシニル、C1~6アルカノイル、α−アミノC1~4アルカノイル、アリールアシル、−P(O)(OH)2、−P(O)(O−C1~6アルキル)2、C1~6アルコキシカルボニル、C1~6アルキルカルバモイル、およびα−アミノアシルまたはα−アミノアシル−α−アミノアシル(ここで、各α−アミノアシル基は、ラセミ型、D、およびL−アミノ酸から独立して選択される)などの基との置き換えによって形成されることができる。アルコール官能基含有化合物について、特に有用なプロドラッグは、1〜6個の炭素原子を含有するカルボン酸から形成されたエステルであって、非置換であるか、または置換安息香酸エステル、または天然L−アミノ酸から形成されたエステルである。
プロドラッグはまた、アミノ基含有化合物から、従来の方法を用いて、アミノ基をアミド、カルバメート、尿素、アミジン、または他の加水分解性基などの官能基へ転換することにより形成されることができる。このタイプのプロドラッグは、アミノ基における水素原子、特に4位のアミノ基の、−C(O)−R’’、α−アミノアシル、α−アミノアシル−α−アミノアシル、−C(O)−O−R’’、−C(O)−N(R’’’)−R’’、−C(=NY’’)−R’’、−CH(OH)−C(O)−OY’’、−CH(OC1~4アルキル)Y0、−CH21、または−CH(CH3)Y1(ここでR’’およびR’’’は、各々独立してC1~10アルキル、C3~7シクロアルキル、またはベンジルであり、その各々は、非置換であるか、またはハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、C1~6アルキル、C1~4アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールC1~4アルキレニル、ヘテロアリールC1~4アルキレニル、ハロC1~4アルキレニル、ハロC1~4アルコキシ、−O−C(O)−CH3、−C(O)−O−CH3、−C(O)−NH2、−O−CH2−C(O)−NH2、−NH2、および−S(O)2−NH2からなる群から選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく;ただしR’’’はまた、水素でもあり得;各α−アミノアシル基は、ラセミ型、D、またはL−アミノ酸から独立して選択され;Y’’は、水素、C1~6アルキル、またはベンジルであり;Y0は、C1~6アルキル、カルボキシC1~6アルキレニル、アミノC1~4アルキレニル、モノ−N−C1~6アルキルアミノC1~4アルキレニル、またはジ−N,N−C1~6アルキルアミノC1~4アルキレニルであり;およびY1は、モノ−N−C1~6アルキルアミノ、ジ−N,N−C1~6アルキルアミノ、モルホリン−4−イル、ピペリジン−1−イル、ピロリジン−1−イル、または4−C1~4アルキルピペラジン−1−イルである)などの基との置き換えによって形成されることができる。アミン官能基含有化合物について、特に有用なプロドラッグは、1〜10個の炭素原子を含有するカルボン酸に由来するアミド、アミノ酸に由来するアミド、および1〜10個の炭素原子を含有するカルバメートである。
医薬品組成物および生物活性
本発明の医薬品組成物は、治療的に有効量の、上に定義されているような本発明の化合物または塩を、薬学的に許容可能な担体と組み合わせて含有している。
用語「治療的に有効量」および「有効量」とは、サイトカイン誘導、免疫調節、抗腫瘍活性、および/または抗ウイルス活性などの治療的または予防的効果を誘導するに十分である、化合物または塩の量を意味する。本発明の医薬品組成物において用いられる化合物または塩の正確な量は、化合物または塩の物理的および化学的性質、担体の性質、および意図される投与計画などの、当業者に公知である要因により異なることとなる。
いくつかの実施形態において、本発明の組成物は、被験者に対して、化合物または塩の1キログラム当たり約100ナノグラム(ng/kg)〜1キログラム当たり約50ミリグラム(mg/kg)、好ましくは、1キログラム当たり約10マイクログラム(μg/kg)〜約5mg/kgの投与量を提供するに十分な活性処方成分またはプロドラッグを含有するであろう。
他の実施形態において、本発明の組成物は、被験者の体重を用いて被験者の体表面積(m2)が算出される(m2=(wt kg0.425×身長 cm0.725)×0.007184)デュボワ(Dubois)法により算出される、例えば、約0.01mg/m2〜約5.0mg/m2の投与量を提供するに十分な活性処方成分またはプロドラッグを含有するであろうが、いくつかの実施形態において、この範囲外の投与量で化合物または塩または組成物を投与する方法が実施され得る。これらの実施形態のいくつかにおいて、方法は、被験者に対して、約0.1mg/m2〜約2.0mg/m2の投与量、例えば、約0.4mg/m2〜約1.2mg/m2の投与量を提供するに十分な化合物を投与することを含む。
錠剤、舐剤、カプセル、非経口剤形、シロップ剤、クリーム、軟膏剤、エアロゾル処方、経皮パッチ、経粘膜パッチ等などの多様な剤形が用いられ得る。これらの剤形は、従来の薬学的に許容可能な担体および添加剤と共に、活性処方成分を担体と関連付けさせる工程を一般に含む従来の方法を用いて調製されることができる。
本発明の化合物または塩は、治療計画における単一の治療剤として投与されることができ、または本願明細書に記載の化合物または塩は、互いに、または追加の免疫応答修飾因子、抗ウイルス薬、抗生物質、抗体、タンパク質、ペプチド、オレゴヌクレオチド等を含む他の活性剤と共に組み合わせて投与され得る。
一定のサイトカインの産生が、本発明の化合物または塩により誘導され、および一定の本発明の化合物または塩により抑制されることが、以下に記載のテストにより行われた実験において分かっている。これらの結果は、化合物または塩または組成物は、免疫応答の調節に多数の異なる方法で有用であり、多様な障害の治療に有用とされることを示している。
本発明の化合物または塩の投与によってその産生が誘導され得るサイトカインは、一般に、インターフェロン−α(IFN−α)および腫瘍壊死因子α(TNF−α)、ならびに一定のインターロイキン(IL)を包含する。本発明の化合物または塩によってその生合成が誘導され得るサイトカインはとしては、IFN−α、TNF−α、IL−1、IL−6、IL−10およびIL−12、および多様な他のサイトカインが挙げられる。他の効果のうち、これらのおよび他のサイトカインは、ウイルスの産生および腫瘍細胞の増殖を抑制することができ、化合物または塩を、ウイルス性疾患および腫瘍性疾患の治療において有用とする。従って、本発明は、有効量の、本発明の化合物または塩を動物に投与するステップを含む、動物においてサイトカイン生合成を誘導する方法を提供する。サイトカイン生合成の誘導のために化合物または塩が投与される動物は、以下に記載の、例えばウイルス性疾患または腫瘍性疾患といった疾患を有し得、および化合物または塩の投与は、治療的処置を提供し得る。また、化合物または塩は、化合物または塩の投与が予防的処置を提供し得るよう、動物が疾患を得る前に動物に投与され得る。
サイトカインの産生を誘導する能力に追加して、本願明細書に記載の化合物または塩は、自然免疫応答の他の側面に影響することができる。例えば、サイトカイン誘導による効果であり得る、ナチュラルキラー細胞活性の刺激がなされ得る。化合物または塩はまた、マクロファージを活性化し得、これが、次に、一酸化窒素の分泌および追加のサイトカインの産生を刺激する。さらに、化合物または塩は、B−リンパ球の増殖および分化を生じさせ得る。
本願明細書に記載の化合物または塩はまた、得られた免疫応答に影響を有することができる。例えば、ヘルパーTタイプ1(TH1)サイトカインIFN−γの産生は間接的に誘導され得、およびヘルパーTタイプ2(TH2)サイトカインIL−4、IL−5およびIL−13の産生は、化合物または塩の投与によって抑制され得る。
本発明の化合物または塩、特に、式II−1、II−1a、III−1、IV−1、V−1、VI−1、およびVII−1の化合物または塩、またはZが−N(−Y−R2)−である式II、IIa、III、IV、V、VI、およびVIIの化合物または塩の投与によってその産生が抑制され得る他のサイトカインは腫瘍壊死因子α(TNF−α)を含む。他の効果のうち、TNF−α産生の抑制は、動物におけるTNF−α媒介疾患の予防または治療的処置を提供することができ、化合物または塩を、例えば、自己免疫疾患の治療において有用とする。従って、本発明は、有効量の、本発明の化合物または塩または組成物を動物に投与するステップを含む、動物におけるTNF−α生合成を抑制する方法を提供する。TNF−α生合成の抑制のために化合物または塩または組成物が投与される動物は、以下に記載の、例えば自己免疫疾患といった疾患を有し得、および化合物または塩の投与は治療的処置を提供し得る。また、化合物または塩は、化合物または塩の投与が予防的処置を提供し得るよう、動物が疾患を得る前に動物に投与され得る。
疾患の予防または治療的処置のいずれについても、および自然免疫または獲得免疫のいずれへの影響についても、化合物または塩または組成物は、単独でまたは1つ以上の活性成分、例えば、ワクチンアジュバントと組み合わせて投与され得る。他の成分と共に投与される場合、化合物または塩または組成物および他の成分(1つ以上の)は、個別に;一緒ではあるが、溶液などにおいて独立して;または(a)共有結合的に連結されまたは(b)非共有結合的に関連されるなど、一緒におよび互いに関連されて、例えばコロイド状懸濁液で投与され得る。
本願明細書において特定された化合物または塩または組成物が治療として用いられ得る状態としては、限定されないが、
(a)例えば、アデノウイルス、ヘルペスウイルス(例えば、HSV−I、HSV−II、CMV、またはVZV)、ポックスウイルス(例えば、痘瘡またはワクシニア、または伝染性軟属腫などのオルソポックスウイルス)、ピコルナウイルス(例えば、ライノウイルスまたはエンテロウイルス)、オルソミクソウイルス(例えば、インフルエンザウイルス)、パラミクソウイルス(例えば、パラインフルエンザウイルス、ムンプスウイルス、麻疹ウイルス、および呼吸器多核体ウイルス(RSV))、コロナウイルス(例えば、SARS)、パポーウイルス(例えば、性器疣贅、尋常性疣贅、または足底疣贅の原因となるものなどのパピロマーウイルス)、ヘパドナウイルス(例えば、B型肝炎ウイルス)、フラビウイルス(例えば、C型肝炎ウイルスまたはデングウイルス)、またはレトロウイルス(例えば、HIVなどのレンチウイルス)による感染の結果生じる疾患などのウイルス性疾患、
(b)例えば、大腸菌属、エンテロバクター、サルモネラ、ブドウ球菌、赤痢菌、リステリア、好気菌、ヘリコバクター、クレブシエラ、プロテウス、シュードモナス、レンサ球菌、クラミジア、マイコプラズマ、肺炎レンサ球菌、ナイセリア、クロストリジウム、バチルス、コリネバクテリウム、マイコバクテリウム、カンピロバクター、ビブリオ、セラチア、プロビデンシア、クロモバクテリウム、ブルセラ、エルシニア、ヘモフィルス、またはボルデテラなどの細菌による感染の結果生じる疾患などの細菌性疾患、
(c)クラミジア、真菌疾患(特に限定されないが、カンジダ症、アスペルギルス症、ヒストプラスマ症、クリプトコッカス髄膜炎を含む)、または寄生虫症(特に限定されないが、マラリア、ニューモシスティス・カリニ肺炎、リーシュマニア症、クリプトスポリジウム症、トキソプラズマ症、およびトリパノソーマ感染症を含む)などの他の感染性疾患、
(d)上皮内腫瘍、子宮頚部異形成、日光角化症、基底細胞癌、扁平上皮癌、腎細胞癌、カポジ肉腫、メラノーマ、白血病(特に限定されないが、急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病、多発性骨髄腫、ホジキン病、非ホジキンリンパ腫、皮膚T細胞リンパ腫、B細胞リンパ腫、および有毛細胞白血病を含む)および他の癌などの腫瘍性疾患、
(e)アトピー性皮膚炎または湿疹、好酸球増加症、喘息、アレルギー、アレルギー性鼻炎、およびオーメン症候群などのTH2−媒介、アトピー性疾患、
(f)全身性エリテマトーデス、本態性血小板血症、多発性硬化症、円板状エリテマトーデス、円形脱毛症などの一定の自己免疫疾患、および
(g)例えば、ケロイド形成の阻害および他のタイプの瘢痕(例えば、創傷治癒の促進、慢性創傷を含む)創傷修復に関連する疾患
が挙げられる。
さらに、本願明細書において特定された化合物または塩は、例えば、生ウイルス性、細菌性、または寄生虫免疫原;不活性化ウイルス性、腫瘍由来、原生動物性、生物由来、真菌性、または細菌性免疫原;トキソイド;毒素;自己抗原;多糖類;タンパク質;糖タンパク質;ペプチド;細胞ワクチン;DNAワクチン;自己ワクチン;組み換え型タンパク質;等などの体液性および/または細胞性免疫応答の一方を生じさせる、いずれかの材料との併用であって、例えば、BCG、コレラ、ペスト、チフス、A型肝炎、B型肝炎、C型肝炎、A型インフルエンザ、B型インフルエンザ、パラインフルエンザ、ポリオ、狂犬病、麻疹、ムンプス、風疹、黄熱病、テタヌス、ジフテリア、ヘモフィルスB型インフルエンザ、結核、髄膜炎菌性および肺炎球菌性ワクチン、アデノウイルス、HIV、水疱、サイトメガロウイルス、デング熱、ネコ白血病、家禽ペスト、HSV−1およびHSV−2、ブタコレラ、日本脳炎、呼吸器多核体ウイルス、ロタウイルス、パピローマウイルス、黄熱病、およびアルツハイマー病に関する使用について、ワクチンアジュバントとして有用であり得る。
本願明細書において特定された化合物または塩は、易感染性の免疫機能を有する個体には特に有益であり得る。例えば、化合物または塩は、細胞性免疫の抑制後に、例えば、移植患者、癌患者およびHIV患者において生じる日和見感染および腫瘍の治療のために用いられ得る。
従って、1つ以上の上記疾患またはタイプの疾患、例えば、ウイルス性疾患または腫瘍性疾患が、治療的に有効量の、本発明の化合物または塩を動物に投与することにより、必要とする動物(疾患を有する)において治療され得る。
動物はまた、有効量の、本願明細書に記載の化合物または塩を、ワクチンアジュバントとして投与することによってワクチン接種され得る。一実施形態においては、有効量の本願明細書に記載の化合物または塩を動物に、ワクチンアジュバントとして投与するステップを含む動物のワクチン接種方法が提供される。
サイトカイン生合成の誘導または抑制に有効である化合物または塩の量は、単球、マクロファージ、樹状細胞およびB細胞などの1つ以上の細胞型に、例えば、IFN−α、TNF−α、IL−1、IL−6、IL−10およびIL−12などの1つ以上のサイトカインをある量(このようなサイトカインのバックグラウンドレベルにわたって増加された(誘導された)または低減された(抑制された))で産生させるに十分な量である。精確な量は、技術分野において公知である要因により異なることとなるが、約100ng/kg〜約50mg/kg、好ましくは約10μg/kg〜約5mg/kgの投与量となると予期される。他の実施形態において、この量は、例えば、約0.01mg/m2〜約5.0mg/m2(上記のデュボワ(Dubois)法により算出される)の投与量となると予期されるが、いくつかの実施形態においては、サイトカイン生合成の誘導または抑制は、化合物または塩をこの範囲外の投与量で投与することで実施され得る。いくつかのこれらの実施形態において、方法は、約0.1mg/m2〜約2.0mg/m2の投与量、例えば、約0.4mg/m2〜約1.2mg/m2の投与量を被験者に提供するよう、十分な化合物または塩または組成物を投与するステップを含む。
本発明はまた、有効量の、本発明の化合物または塩を動物に投与するステップを含む、動物においてウイルス感染症を治療する方法、および動物における腫瘍性疾患の治療方法を提供する。ウイルス感染症を治療し、または抑制するに有効な量は、ウイルス性病変、ウイルス負荷、ウイルスの産生速度、および治療されていない対照動物と比した死亡率などのウイルス感染症の1つ以上の徴候に減少を生じさせるであろう量である。このような治療について有効である精確な量は、技術分野において公知である要因により異なることとなるが、約100ng/kg〜約50mg/kg、好ましくは約10μg/kg〜約5mg/kgの投与量となると予期される。化合物または塩の腫瘍性状態を治療するために有効である量は、腫瘍サイズまたは腫瘍病巣の数に減少を生じさせるであるあろう量である。また、精確な量は、技術分野において公知である要因により異なることとなるが、約100ng/kg〜約50mg/kg、好ましくは約10μg/kg〜約5mg/kgの投与量となると予期される。他の実施形態において、量は、例えば、約0.01mg/m2〜約5.0mg/m2(上記のデュポワ(Dubois)法により算出される)の投与量となると予期されるが、いくつかの実施形態において、これらの方法のいずれか一方が、化合物または塩をこの範囲外の投与量で投与することにより実施され得る。いくつかのこれらの実施形態において、方法は、約0.1mg/m2〜約2.0mg/m2の投与量、例えば、約0.4mg/m2〜約1.2mg/m2の投与量を被験者に提供するよう、十分な化合物または塩を投与するステップを含む。
本願明細書において具体的に記載の処方および使用に追加して、他の処方および使用、および本発明の化合物に好適な投与デバイスが、例えば、国際公開第03/077944号パンフレットおよび国際公開第02/036592号パンフレット、米国特許第6,245,776号明細書、および米国公開特許第2003/0139364号明細書、同2003/185835号明細書、同2004/0258698号明細書、同2004/0265351号明細書、同2004/076633号明細書、および同2005/0009858号明細書に記載されている。
本発明の目的および利点が以下の実施例によってさらに例示されているが、これらの実施例において列挙された特定の材料およびそれらの量、ならびに他の条件および詳細は、本発明を不当に制限すると解釈するべきではない。
以下の実施例1〜4および6について、個別の実験において、化合物のエナンチオマーを調製した(実施例67〜71を参照のこと)。2つのエナンチオマーの混合物を調製し、および0.46mm×15cmのキラルセル(Chiralcel)OD−RHカラムを用いると共に、ペンタン/メタノール/トリエチルアミン90:10:0.2(v/v/v)での30%メタノールで、1.0mL/minの流速で溶離して、キラル固定相高性能液体クロマトグラフィーで分析した。以下の実施例1〜6の各々を、2つのエナンチオマーの混合物と比して分析し、および示されたエナンチオマーに好ましい比は、各々の実施例について、99:1を超えていた。
実施例1
N−{[(11S)−6−アミノ−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]メチル}メタンスルホンアミド
Figure 2008529974
パートA
ラポポート(Rapoport)、「有機化学ジャーナル(J.Org.Chem.)」、65、4048〜4057ページ、(2000年)の方法により、D−セリンから調製したt−ブチル(2S)−3−ヒドロキシ−2−(トリチルアミノ)プロピルカルバメート(5.38g、12.5mmol)を150mLの乾燥CH2Cl2に溶解し、およびトリエチルアミン(2.25mL、16.2mmol)、t−塩化ブチルジメチルシリル(2.45g、16.2mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)(305mg、2.5mmol)で処理し、および反応混合物をN2下で一晩攪拌した。反応混合物を、次いで、Na2CO3の0.5M溶液で処理し、および層を分離した。有機部分をさらなる0.5MNa2CO3溶液、H2Oおよび塩水で洗浄した。有機部分を、次いでNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮した。クロマトグラフィー(SiO2、7%酢酸エチル/ヘキサン)で、t−ブチル(2S)−3−{[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}−2−(トリチルアミノ)プロピルカルバメート(6.19g)を無色のシロップとして得た。
パートB
t−ブチル(2S)−3−{[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}−2−(トリチルアミノ)プロピルカルバメート(6.19g、11.3mmol)を115mLの無水CH2Cl2および18.2mLの氷酢酸に溶解した。反応混合物をN2雰囲気下で0℃に冷却し、およびホウ素三フッ化物ジエチルエーテラート(1.51mL、11.9mmol)を数分間にわたって滴下した。5時間攪拌した後、反応混合物を183mLの低温、水性10%NaOH溶液で処理した。反応混合物を200mLの3:1クロロホルム/2−プロパノール混合物に抽出し、および層を分離した。水性部分を追加の2分量のクロロホルム/2−プロパノール混合物で抽出した。有機相を組み合わせ、およびNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮した。クロマトグラフィー(SiO2、5%−10%メタノール/CHCl3)で、t−ブチル(2S)−2−アミノ−3−{[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピルカルバメート(3.43g)を無色のシロップとして得た。
パートC
t−ブチル(2S)−2−アミノ−3−{[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピルカルバメート(3.43g、11.3mmol)を110mLの乾燥CH2Cl2に溶解した。トリエチルアミン(3.14mL、22.6mmol)および4−クロロ−3−ニトロキノリン(2.35g、11.3mmol)を次いで添加し、および反応をN2下で一晩攪拌した。反応混合物を、次いで、100mLのH2Oおよび100mLのCH2Cl2で処理した。層を分離し、および有機部分をH2Oおよび塩水で順に洗浄した。有機部分をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮して黄色の固体を得た。クロマトグラフィー(SiO2、0〜20%酢酸エチル/CH2Cl2)で、t−ブチル(2S)−3−{[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}−2−[(3−ニトロキノリン−4−イル)アミノ]プロピルカルバメート(4.84g)を黄色の固体として得た。
パートD
t−ブチル(2S)−3−{[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}−2−[(3−ニトロキノリン−4−イル)アミノ]プロピルカルバメート(4.84g、10.1mmol)を150mLのトルエンに溶解し、および溶液を圧力ボトル内に置いた。炭素に担持された白金(5%、680mg)を次いで添加し、および反応混合物を、52PSI(3.6×105Pa)のH2下で振盪した。8時間後、反応混合物を、次いで、セライト(CELITE)フィルタ剤のパッドを通してろ過した。パッドを、2−プロパノールですすぎ、および組み合わせたろ液を減圧下で濃縮して、t−ブチル(2S)−2−[(3−アミノキノリン−4−イル)アミノ]−3−{[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピルカルバメート(4.51g)を茶色のフォームとして得た。
パートE
t−ブチル(2S)−2−[(3−アミノキノリン−4−イル)アミノ]−3−{[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}プロピルカルバメート(4.51g、10.1mmol)を80mLの無水1,2−ジクロロエタンに溶解し、および溶液をN2下で攪拌した。エチル2−塩酸クロロエタンイミドエート(2.39g、15.1mmol)を次いで添加し、および反応混合物を65℃に加熱した。一晩攪拌した後、反応混合物を冷却し、および100mLの飽和重炭酸ナトリウム(NaHCO3)溶液および100mLのCHCl3で処理した。層を分離し、および有機部分をH2Oおよび塩水で順に洗浄した。有機部分をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮した。クロマトグラフィー(SiO2、50%酢酸エチル/ヘキサン)で、t−ブチル(2S)−3−{[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}−2−[2−(クロロメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピルカルバメート(3.11g)を金色のフォームとして得た。
パートF
t−ブチル(2S)−3−{[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}−2−[2−(クロロメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]プロピルカルバメート(3.11g、6.16mmol)を60mLのテトラヒドロフラン(THF)に溶解し、および溶液を−78℃にN2下で冷却した。フッ化テトラブチルアンモニウムのTHF中の1.0M溶液(6.8mL)を添加し、および反応混合物を−10℃に2時間にわたって温めさせた。反応混合物を、次いで、50mLの飽和重炭酸ナトリウム溶液および200mLのCH2Cl2で処理した。層を分離し、および有機部分をH2O(50mL)および塩水(4×25mL)で洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮して、金色のシロップを得た。シロップをトルエン(3×)から濃縮して薄い黄色のフォームを得た。この材料を70mLの無水THFに溶解し、および溶液をN2下で攪拌した。固体カリウムt−ブトキシド(507mg、6.18mmol)を次いで添加し、および反応混合物を2.5時間攪拌させた。50mLの飽和重炭酸ナトリウムの溶液を次いで添加し、およびTHFを次いで減圧下で除去した。得られた材料を150mLのCH2Cl2で処理し、および層を分離した。有機部分をH2Oおよび塩水で洗浄した。有機部分を、次いでNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮して、茶色のフォームを得た。クロマトグラフィー(SiO2、20%80:18:2CHCl3/メタノール/濃縮NH4OH(CMA)/CHCl3)で、t−ブチル(11S)−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イルメチルカルバメート(1.62g)を、明るい黄色のフォームとして得た。
パートG
t−ブチル(11S)−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イルメチルカルバメート(1.62g、4.58mmol)を40mLのCH2Cl2に溶解し、および3−クロロペルオキシ安息香酸(MCPBA)(1.23g、77%最大純度)で処理した。2時間攪拌した後、反応混合物を40mLの2%Na2CO3溶液および40mLのCH2Cl2で処理し、および層を分離した。水性層を、次いで、CH2Cl2(3×20mL)で抽出した。組み合わせた有機層を10mLの塩水で洗浄した。有機部分を、次いでNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮して、t−ブチル[(11S)−5−オキシド−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]メチルカルバメート(1.69g)を、堅い、オフホワイトの固体として得た。
パートH
t−ブチル[(11S)−5−オキシド−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]メチルカルバメート(1.69g、4.57mmol)を20mLのCH2Cl2に溶解し、および2mLの濃縮NH4OH溶液で処理した。混合物を勢いよく攪拌し、次いで、p−トルエンスルホニルクロリド(958mg、5.02mmol)を注意して添加した。急速な攪拌を2時間継続した。反応混合物を25mLのCH2Cl2および25mLのH2Oで処理した。層を分離し、および有機部分を2%Na2CO3溶液(3×20mL)、H2Oおよび塩水で洗浄した。有機部分をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮した。クロマトグラフィー(SiO2、10〜30%CMA/CHCl3)で、t−ブチル[(11S)−6−アミノ−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]メチルカルバメート(1.39g)を、サーモン色のフォームとして得た。
パートI
t−ブチル[(11S)−6−アミノ−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]メチルカルバメート(1.39g、3.77mmol)を10mLのエタノールに溶解し、および3mLの、HClのエタノール中の4.3M溶液を添加した。反応混合物を85℃に加熱した。1時間後、反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた残渣を、40mLのH2Oおよび20mLのCHCl3で処理した。層を分離し、および有機部分を捨てた。水性層を、次いで、5mLの濃縮NH4OH溶液の添加によって塩基性化した。水性部分を、次いでCHCl3(15×20mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を減圧下で濃縮して、(11S)−11−(アミノメチル)−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミン(778mg)をかぼちゃ色の固体として得た。
パートJ
(11S)−11−(アミノメチル)−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミン(778mg、2.89mmol)を60mLのCH2Cl2に溶解し、およびトリエチルアミン(804μL、5.78mmol)で処理した。溶液をN2下で0℃に冷却した。塩化メタンスルホニル(224μL、2.89mmol)を次いで滴下した。75分間後、反応をH2Oで処理し、および10%メタノール/CHCl3で反復的に抽出した。組み合わせた有機層をH2Oおよび塩水で順に洗浄した。有機部分をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮した。クロマトグラフィー(SiO2、10〜15%メタノール/CHCl3)でオフホワイトの固体を得た。メタノールからの結晶化で、N−{[(11S)−6−アミノ−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]メチル}メタンスルホンアミド(487mg)を、白色の、粉状の結晶(mp285〜288℃)として得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ8.14(d、J=7.8Hz、1H)、7.82(m、1H)、7.62(d、J=7.5Hz、1H)、7.45(t、J=7.1Hz、1H)、7.24(t、J=7.0Hz、1H)、6.57(s、2H)、5.11(d、J=15.7Hz、1H)、4.97(d、J=15.7Hz、1H)、4.90(m、1H)、4.43(d、J=12.2Hz、1H)、4.08(m、1H)、3.45−3.16(m、2H)、2.94(s、3H);-13C NMR(75MHz、DMSO−d6)δ152.1、145.5、145.1、131.9、127.0、126.7、126.5、121.7、121.0、114.7、65.1、63.7、54.3、42.6;MSm/z348(M+H)+。C151753Sについての分析計算値:C、51.86;H、4.93;N、20.16。実験値:C、51.76;H、4.71;N、20.13。
実施例2
N−{3−[(11S)−6−アミノ−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピル}メタンスルホンアミド
Figure 2008529974
パートA
マシウキエウィッツ(Masiukiewicz)、「Org.Prep.Proced.Int.」34、531〜537ページ、(2002年)の方法によるL−オルニチンから調製したN2−[(ベンジルオキシ)カルボニル]−N5−(t−ブトキシカルボニル)−L−オルニチン(27.6g、75.4mmol)を300mLの無水THFに溶解し、および溶液をN2下で0℃に冷却した。トリエチルアミン(13.6mL、98.0mmol)を添加し、および溶液を30分攪拌した。クロロ蟻酸エチル(8.65mL、90.5mmol)を次いで添加し、および反応混合物を周囲温度で75分間攪拌した。反応混合物を、次いで、0℃に再度冷却し、および125mLのH2Oに溶解したNaBH4溶液(5.73g、151mmol)で処理した。反応を周囲温度に一晩温めさせた。反応混合物を、次いで、1NHClでpHが5〜6に到達するまで注意深く処理した。THFを減圧下で除去し、および残りの水性部分を300mLの酢酸エチルで抽出した。有機部分を、10%NaOH溶液、H2Oおよび塩水で順に洗浄した。有機部分をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮した。クロマトグラフィー(50〜100%酢酸エチル/ヘキサンで、[4−t−ブトキシカルボニルアミノ−1S−(ヒドロキシメチル)ブチル]カルバミン酸ベンジルエステル(11.9g)を、白色の固体として得た。
パートB
[4−t−ブトキシカルボニルアミノ−1S−(ヒドロキシメチル)ブチル]カルバミン酸ベンジルエステル(5.38g、15.3mmol)を150mLのCH2Cl2に溶解し、およびトリエチルアミン(2.55mL、18.3mmol)、塩化t−ブチルジメチルシリル(2.76g、18.3mmol)およびDMAP(187mg、1.53mmol)で処理した。反応混合物をN2下で2日間攪拌した。反応混合物を、次いで、飽和重炭酸ナトリウム溶液で処理し、および層を分離した。有機部分を3.5%NaH2PO4溶液、H2Oおよび塩水で順に洗浄した。有機部分をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮した。クロマトグラフィー(33%酢酸エチル/ヘキサン)で、[4−t−ブトキシカルボニルアミノ−1S−(t−ブチルジメチルシラニルオキシメチル)ブチル]カルバミン酸ベンジルエステル(5.26g)を、静置すると固化する無色の油として得た。
パートC
[4−t−ブトキシカルボニルアミノ−1S−(t−ブチルジメチルシラニルオキシメチル)ブチル]カルバミン酸ベンジルエステル(5.26g、11.3mmol)を100mLのメタノールに溶解し、および溶液を圧力ボトル内に置いた。炭素上に担持されたパラジウム(10%、500mg)を次いで添加し、および反応混合物を50PSI(3.4×105Pa)のH2下で振盪した。8時間後、反応混合物を、次いで、セライト(CELITE)フィルタ剤のパッドを通してろ過した。パッドを、メタノールですすぎ、および組み合わせたろ液を減圧下で濃縮して、t−ブチル(4S)−4−アミノ−5−{[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}ペンチルカルバメート(3.76g)を、無色の油として得た。
パートD
t−ブチル(4S)−4−アミノ−5−{[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}ペンチルカルバメート(3.76g、11.3mmol)を100mLの乾燥CH2Cl2に溶解し、および溶液をN2下で0℃に冷却した。トリエチルアミン(3.10mL、22.3mmol)および4−クロロ−3−ニトロキノリン(2.36g、11.3mmol)を次いで添加し、および反応を周囲温度に温めさせ、および2日間攪拌した。反応混合物を、次いで、減圧下で濃縮して、黄色の固体を得た。固体を200mLのCH2Cl2に溶解し、およびこれをH2Oおよび塩水で順に洗浄した。有機部分をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮して黄色の固体を得た。クロマトグラフィー(SiO2、20〜35%酢酸エチル/ヘキサン)で、t−ブチル(4S)−5−{[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}−4−[(3−ニトロキノリン−4−イル)アミノ]ペンチルカルバメート(5.65g)を、黄色のシロップとして得た。
パートE
t−ブチル(4S)−5−{[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}−4−[(3−ニトロキノリン−4−イル)アミノ]ペンチルカルバメート(5.65g、11.2mmol)を100mLのアセトニトリルに溶解し、および溶液を圧力ボトル内に置いた。炭素に担持された白金(5%、1.2g)を次いで添加し、および反応混合物を50PSI(3.4×105Pa)のH2下で振盪した。4時間後、追加の500mgの、炭素に担持された白金を添加し、および振盪を3時間継続した。反応混合物を、次いで、セライト(CELITE)フィルタ剤のパッドを通してろ過した。パッドを、アセトニトリルですすぎ、および組み合わせたろ液を減圧下で濃縮して、t−ブチル(4S)−4−[(3−アミノキノリン−4−イル)アミノ]−5−{[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}ペンチルカルバメート(4.61g)を、オレンジ色のフォームとして得た。
パートF
t−ブチル(4S)−4−[(3−アミノキノリン−4−イル)アミノ]−5−{[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}ペンチルカルバメート(1.65g、3.48mmol)を35mLの無水1,2−ジクロロエタンに溶解し、および溶液をN2下で攪拌した。エチル2−塩酸クロロエタンイミドエート(1.18g、7.47mmol)を次いで添加し、および反応混合物を65℃に加熱した。一晩攪拌した後、反応混合物を冷却し、および100mLの飽和NaHCO3溶液および100mLのCHCl3で処理した。層を分離し、および有機部分をH2Oおよび塩水で順に洗浄した。有機部分をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮した。クロマトグラフィー(SiO2、25〜100%酢酸エチル/ヘキサン)で、t−ブチル(4S)−5−{[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}−4−[2−(クロロメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]ペンチルカルバメート(1.36g)を、金色のフォームとして得た。
パートG
t−ブチル(4S)−5−{[t−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}−4−[2−(クロロメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]ペンチルカルバメート(1.28g、2.40mmol)を200mLのCH2Cl2に溶解し、および溶液を−78℃にN2下で冷却した。フッ化テトラブチルアンモニウムのTHF中の1.0M溶液(2.88mL)を添加し、および反応混合物を周囲温度に温めさせた。4日後、反応混合物を、次いで、50mLの飽和重炭酸ナトリウム溶液で処理した。層を分離し、および有機部分をH2O(50mL)および塩水(4×25mL)で洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮した。クロマトグラフィー(SiO2、4%メタノール/CHCl3)で、t−ブチル3−[(11S)−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピルカルバメート(820mg)を、明るい黄色のフォームとして得た。
パートH
t−ブチル3−[(11S)−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピルカルバメート(820mg、2.15mmol)を20mLのCH2Cl2に溶解し、および3−クロロペルオキシ安息香酸(648mg、57〜86%)で処理した。2時間攪拌した後、反応混合物を20mLの2%Na2CO3溶液で処理し、および層を分離した。水性層を、次いでCH2Cl2(3×20mL)で抽出した。組み合わせた有機層を減圧下で濃縮して、t−ブチル3−[(11S)−5−オキシド−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピルカルバメート(850mg)を、堅い、オフホワイトの固体として得た。
パートI
t−ブチル3−[(11S)−5−オキシド−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピルカルバメート(850mg、2.15mmol)を25mLのCH2Cl2に溶解し、および3mLの濃縮NH4OH溶液で処理した。混合物を勢いよく攪拌し、次いでp−トルエンスルホニルクロリド(451mg、2.37mmol)を注意して添加した。急速な攪拌を2時間継続した。反応混合物を25mLのCH2Cl2および25mLのH2Oで処理した。層を分離し、および有機部分を2%Na2CO3溶液(3×25mL)、H2Oおよび塩水で洗浄した。有機部分をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮した。クロマトグラフィー(SiO2、0.4%濃縮NH4OHを含む4%メタノール/CHCl3)で、t−ブチル3−[(11S)−6−アミノ−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピルカルバメート(734mg)を、オフホワイトフォームとして得た。
パートJ
t−ブチル3−[(11S)−6−アミノ−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピルカルバメート(689mg、1.74mmol)を10mLのエタノールに溶解し、および2mLのHClのエタノール中の4.0M溶液を添加した。反応混合物を75℃に加熱した。1時間後、反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた残渣を25mLH2Oおよび20mLのCHCl3で処理した。層を分離し、および有機部分を捨てた。水性層を、次いで5mLの濃縮NH4OH溶液の添加によって塩基性化した。水性部分を、次いで、CHCl3(6×10mL)で抽出した。組み合わせた有機抽出物を減圧下で濃縮して、(11S)−11−(3−アミノプロピル)−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミン(469mg)を、白色のフォームとして得た。
パートK
(11S)−11−(3−アミノプロピル)−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミン(870mg、2.93mmol)を30mLのCH2Cl2に溶解し、および反応混合物をN2下で0℃に冷却した。トリエチルアミン(815μL、2.93)を添加し、続けて、メタンスルホニルクロリド(227μL、2.93mmol)を添加した。90分間攪拌した後、反応混合物を10%メタノール/CHCl3で処理し、およびこれをH2Oおよび塩水で順に洗浄した。有機部分をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮した。クロマトグラフィー(SiO2、0.5%濃縮NH4OHを含む10%メタノール/CHCl3)で白色の固体を得た。メタノールからの結晶化で、N−{3−[(11S)−6−アミノ−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピル}メタンスルホンアミド(452mg)を、無色のニードル(mp249.0〜250.0℃)として得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ7.94(d、J=7.6Hz、1H)、7.63(dd、J=1.0、8.3Hz、1H)、7.44(ddd、J=1.1、7.2、8.2Hz、1H)、7.28(ddd、J=1.1、7.2、8.1Hz、1H)、6.99(t、J=5.9Hz、1H)、6.56(s、2H)、5.10(d、J=15.6Hz、1H)、4.97(d、J=15.6Hz、1H)、4.96(m、1H)、4.29(d、J=12.4Hz、1H)、4.09(dd、J=2.4、12.4Hz、1H)、2.96(q、J=6.4Hz、2H)、2.84(s、3H)、1.94(m、2H)、1.80(m、1H)、1.64(m、1H);13C NMR(75MHz、DMSO−d6)δ152.2、145.5、145.0、131.6、126.9、126.8、126.5、121.7、120.6、114.9、65.0、54.2、42.7、29.8、25.9;MSm/z376(M+H)+。C172153Sについての分析計算値:C、54.38;H、5.64;N、18.65。実験値:C、54.04;H、5.65;N、18.45。
実施例3
N−{3−[(11S)−6−アミノ−2,3,4,8,10,11−ヘキサヒドロ−1H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピル}メタンスルホンアミド
Figure 2008529974
N−{3−[(11S)−6−アミノ−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピル}メタンスルホンアミド(254mg、0.667mmol)を約3mLのトリフルオロ酢酸に溶解し、および溶液を圧力ボトル内に置いた。白金オキシド(154mg)を次いで添加し、および反応混合物を50PSI(3.4×105Pa)のH2下で振盪した。24時間後、反応混合物を、セライト(CELITE)フィルタ剤のパッドを通してろ過した。パッドを、2−プロパノールおよびCH2Cl2混合物ですすぎ、および組み合わせたろ液を減圧下で濃縮してシロップを得た。シロップをH2OおよびCHCl3の間に分離した。水性層を濃縮NH4OH溶液の添加によって、pHがおよそ12になるまで塩基性化した。層を分離し、および有機部分を濃縮NH4OH、H2Oおよび塩水で順に洗浄した。有機部分をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮した。クロマトグラフィー(SiO2、25〜33%CMA/CHCl3)で白色の固体を得た。メタノール/酢酸エチルからの結晶化で、N−{3−[(11S)−6−アミノ−2,3,4,8,10,11−ヘキサヒドロ−1H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピル}メタンスルホンアミド(85mg)を、白色の結晶(mp197〜200℃)として得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ7.01(t、J=5.9Hz、1H)、5.77(s、2H)、4.96(d、J=15.6Hz、1H)、4.83(d、J=15.5Hz、1H)、4.57(m、1H)、4.15(d、J=12.5Hz、1H)、3.93(d、J=11.2Hz、1H)、3.05−2.80(m、4H)、2.86(s、3H)、2.67(m、2H)、1.93−1.60(m、8H);13C NMR(75MHz、DMSO−d6)δ149.2、146.0、144.5、136.7、124.4、105.2、65.1、64.5、53.5、42.2、32.1、30.8、25.6、22.6;MSm/z380(M+H)+。C172553Sについての分析計算値:C、53.81;H、6.64;N、18.46。実験値:C、53.61;H、6.53;N、18.54。
実施例4
N−{3−[(11S)−6−アミノ−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピル}モルホリン−4−カルボキサミド
Figure 2008529974
(11S)−11−(3−アミノプロピル)−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミン(180mg、0.606mmol)を8mLのCH2Cl2に溶解し、および反応混合物をN2下で0℃に冷却した。トリエチルアミン(337μL、2.42mmol)を添加し、続けて、塩化モルホリンカルボニル(71μL、0.611mmol)を添加した。一晩攪拌した後、反応混合物を10%メタノール/CHCl3で処理し、およびこれを飽和NaHCO3溶液、H2Oおよび塩水で順に洗浄した。有機部分をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮した。クロマトグラフィー(SiO2、10〜12%メタノール/CHCl3)で、100mgの白色のフォームを得た。メタノール/プロピルアセテートからの結晶化で、N−{3−[(11S)−6−アミノ−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピル}モルホリン−4−カルボキサミド(50mg)を、無色のニードル(mp220〜222℃)として得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ7.88(d、J=8.1Hz、1H)、7.63(d、J=8.2Hz、1H)、7.44(t、J=7.6Hz、1H)、7.25(t、J=7.1Hz、1H)、6.56(s、2H)、6.50(t、J=5.4Hz、1H)、5.09(d、J=15.6Hz、1H)、4.99(d、J=15.7Hz、1H)、4.90(m、1H)、4.27(d、J=12.4Hz、1H)、4.08(dd、J=2.5、12.4Hz、1H)、3.44(t、J=4.8Hz、4H)、3.15(t、J=5.0Hz、4H)、3.05(m、2H)、1.88(m、2H)、1.72(m、1H)、1.57(m、1H);MSm/z411(M+H)+;C212663についての分析計算値:C、61.45;H、6.38;N、20.47。実験値:C、61.25;H、6.53;N、20.32。
実施例5
N−{3−[(11S)−6−アミノ−2,3,4,8,10,11−ヘキサヒドロ−1H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピル}モルホリン−4−カルボキサミド
Figure 2008529974
N−{3−[(11S)−6−アミノ−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピル}モルホリン−4−カルボキサミド(698mg、1.70mmol)を5mLのトリフルオロ酢酸に溶解し、および溶液を圧力ボトル内に置いた。白金オキシド(386mg)を次いで添加し、および反応混合物を50PSI(3.4×105Pa)のH2下で振盪した。2日後、反応混合物を、セライト(CELITE)フィルタ剤のパッドを通してろ過した。パッドを、メタノールおよびCH2Cl2の混合物ですすぎ、および組み合わせたろ液を減圧下で濃縮してシロップを得た。シロップを20mLの濃縮NH4OH溶液および50mLのCHCl3の間に分離した。層を分離し、および水性部分を追加の50mLのCHCl3で抽出した。組み合わせた有機部分を濃縮NH4OH、H2Oおよび塩水で順に洗浄した。有機部分をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮した。クロマトグラフィー(SiO2、20%CMA/CHCl3)でけば立った、白色の固体を得た。メタノール/プロピルアセテートからの結晶化で、N−{3−[(11S)−6−アミノ−2,3,4,8,10,11−ヘキサヒドロ−1H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピル}モルホリン−4−カルボキサミド(395mg)を、けば立った、白色のニードル(mp154〜156℃)として得た。
1H NMR(300MHz、CDCl3)δ5.07(d、J=15.8Hz、1H)、4.87(d、J=15.8Hz、1H)、4.87(s、2H)、4.55(t、J=5.3Hz、1H)、4.43(m、1H)、4.22(d、J=12.3Hz、1H)、3.95(dd、J=1.5、12.3Hz、1H)、3.67(t、J=4.9Hz、4H)、3.32−3.23(m、6H)、3.00−2.83(m、4H)、2.05(m、1H)、1.90−1.71(m、6H)、1.60(m、1H);13C NMR(125MHz、CDCl3)δ157.8、148.7、147.5、145.2、137.5、125.2、106.9、66.5、65.8、65.6、54.8、44.0、40.6、32.5、31.3、26.5、23.9、23.1、22.9;MS(ESI)m/z415(M+H)+;C213063・0.67H2Oについての分析計算値:C、59.13;H、7.41;N、19.70。実験値:C、59.13;H、7.61;N、19.70。
実施例6
N−{3−[(11S)−6−アミノ−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピル}−2−メチルプロパンアミド
Figure 2008529974
(11S)−11−(3−アミノプロピル)−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミン(190mg、0.640mmol)を8mLのCH2Cl2に溶解し、および反応混合物をN2下で0℃に冷却した。トリエチルアミン(356μL、2.56mmol)を添加し、続けて、塩化イソブチリル(67μL、0.643mmol)を添加した。一晩攪拌した後、反応混合物を20mLのCH2Cl2で希釈し、および飽和NaHCO3溶液、H2Oおよび塩水で順に洗浄した。有機部分を、Na2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮した。クロマトグラフィー(SiO2、10%メタノール/CHCl3)で白色の固体を得た。酢酸エチルからの結晶化で、N−{3−[(11S)−6−アミノ−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピル}−2−メチルプロパンアミド(80mg)を、白色の固体(mp207〜208℃)として得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ7.88(d、J=7.8Hz、1H)、7.69(t、J=5.5Hz、1H)、7.62(dd、J=0.8、8.3Hz、1H)、7.43(ddd、J=0.8、7.2、8.0Hz、1H)、7.25(ddd、J=1.0、7.0、8.1Hz、1H)、6.56(s、2H)、5.09(d、J=15.6Hz、1H)、4.96(d、J=15.7Hz、1H)、4.89(m、1H)、4.26(d、J=12.3Hz、1H)、4.07(dd、J=2.1、12.3Hz、1H)、3.05(m、2H)、2.21(m、1H)、1.88(m、2H)、1.71(m、1H)、1.56(m、1H)、0.89(d、J=6.8Hz、3H)、0.86(d、J=6.8Hz、3H);MSm/z368(M+H)+;C202552についての分析計算値:C、65.37;H、6.86;N、19.06。実験値:C、65.14;H、6.90;N、18.82。
実施例7〜18
以下の表(0.11mmol)からの試薬を、(11S)−11−(3−アミノプロピル)−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミン(26.8mg、1.0均等物、0.090mmol)およびトリエチルアミン(0.0157mL、0.11mmol)のクロロホルム(1mL)中の溶液を含有するテストチューブに添加した。テストチューブをキャップし、および周囲温度で一晩振盪機においた(およそ18時間)。溶剤をテストチューブから減圧遠心分離法によって除去した。実施例11、12、17、および18については、追加のクロロホルム(1mL)、トリエチルアミン(0.035mL、0.25mmol)、および以下の表(0.11mmol)からの試薬を添加し、および各反応を、加熱しながら30分間超音波処理した。溶剤をテストチューブから減圧遠心分離法によって除去した。化合物を、ウォーターズフラクションリンクス(Waters FractionLynx)自動化精製システムを用いて、逆相分取高性能液体クロマトグラフィー(prep HPLC)によって精製した。prep HPLC留分を、ウォーターズ(Waters)LC/TOF−MSを用いて分析し、および適切な留分を遠心蒸発して、所望の化合物のトリフルオロ酢酸塩を提供した。逆相分取液体クロマトグラフィーを、5〜95%B(ここで、Aは0.05%トリフルオロ酢酸/水であり、およびBは0.05%トリフルオロ酢酸/アセトニトリルである)の非直線勾配溶離で実施した。留分を、質量−選択的トリガリングによって採取した。以下の表は、各実施例について用いられた試薬、得られた化合物の構造、および単離したトリフルオロ酢酸塩についての観察された正確な質量を示す。
Figure 2008529974
Figure 2008529974
実施例19〜28
(11S)−11−(3−アミノプロピル)−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミンを、実施例3の方法に従って還元して、(11S)−11−(3−アミノプロピル)−2,3,4,8,10,11−ヘキサヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミンジヒドロクロリドを提供した。以下の表からの試薬(0.11mmol)を、(11S)−11−(3−アミノプロピル)−2,3,4,8,10,11−ヘキサヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミンジヒドロクロリド(38.5mg、1.0均等物、0.10mmol)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)(0.0308mL、0.20mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.0269mL、0.15mmol)のN,N−ジメチルアセトアミド(DMA)中の溶液(1mL)を含有するテストチューブに添加した。テストチューブにキャップをし、および振盪機に、周囲温度で一晩置いた(およそ18時間)。2滴の水を各チューブに添加し、および溶剤を、減圧遠心分離法によりテストチューブから除去した。化合物を、実施例7〜18に記載の方法に従って、逆相prep HPLCによって精製した。以下の表は、各実施例について用いられた試薬、得られた化合物の構造、および単離したトリフルオロ酢酸塩についての観察された正確な質量を示す。
Figure 2008529974
実施例29
N−{3−[(11S)−6−アミノ−9−(メチルスルホニル)−8,9,10,11−テトラヒドロピラジノ[1’,2’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピルメタンスルホンアミド
Figure 2008529974
パートA
[4−t−ブトキシカルボニルアミノ−1S−(ヒドロキシメチル)ブチル]カルバミン酸ベンジルエステル(10.97g、31.2mmol)を400mLのCH2Cl2に溶解し、およびトリエチルアミン(8.68mL、62.4mmol)、メタンスルホニルクロリド(3.93g、34.3mmol)およびDMAP(100mg、0.82mmol)で処理した。反応混合物をN2下で1時間攪拌した。反応混合物を、次いで、200mLの飽和重炭酸ナトリウム溶液で処理し、および層を分離した。有機部分を3.5%NaH2PO4溶液(3×100mL)、H2O(100mL)および塩水(100mL)で順に洗浄した。有機部分をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮して、メタンスルホン酸(2S−ベンジルオキシカルボニルアミノ−5−t−ブトキシカルボニルアミノ)ペンチルエステル(13.21g)を、ピンク色の固体として得た。
パートB
メタンスルホン酸(2S−ベンジルオキシカルボニルアミノ−5−t−ブトキシカルボニルアミノ)ペンチルエステル(13.21g、30.7mmol)を100mLのN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)に溶解し、およびアジ化ナトリウム(2.40g、36.9mmol)で処理した。反応混合物を60℃に加熱し、およびN2下で一晩攪拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して白色の、粘着性のフォームを得、これを250mLの酢酸エチルに溶解し、およびH2O(3×100mL)および塩水(100mL)で順に洗浄した。有機部分をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮して無色のシロップを得た。クロマトグラフィー(SiO2、25〜50%酢酸エチル/ヘキサン)で、[(1S−アジドメチル−4−t−ブトキシカルボニルアミノ)ブチル]カルバミン酸ベンジルエステル(10.13g)を、無色のシロップとして得た。
パートC
[(1S−アジドメチル−4−t−ブトキシカルボニルアミノ)ブチル]カルバミン酸ベンジルエステル(10.13g、26.9mmol)を200mLのTHFに溶解し、および溶液を5mLのH2Oで処理した。トリフェニルホスフィン(7.39g、28.2mmol)を次いで添加し、および反応混合物を還流下に一晩加熱した。反応混合物を、次いで、減圧下で濃縮した。クロマトグラフィー(SiO2、33〜50%CMA/CHCl3)で、[(1S−アミノメチル−4−t−ブトキシカルボニルアミノ)ブチル]カルバミン酸ベンジルエステル(9.13g)を、無色のシロップとして得た。
パートD
[(1S−アミノメチル−4−t−ブトキシカルボニルアミノ)ブチル]カルバミン酸ベンジルエステル(9.45g、26.8mmol)を270mLの無水CH2Cl2に溶解した。溶液を、トリエチルアミン(7.47mL、53.6mmol)で処理し、および0℃にN2下で冷却した。塩化メタンスルホニル(2.08mL、26.8mmol)を次いで添加し、および反応混合物を1時間攪拌した。反応混合物を、次いで、飽和重炭酸ナトリウム溶液で処理し、および層を分離した。有機部分をH2Oおよび塩水で順に洗浄した。有機部分をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮して、{[4−t−ブトキシカルボニルアミノ−1S−(メタンスルホニルアミノ)メチル]ブチル}カルバミン酸ベンジルエステル(10.25g)を、白色の固体として得た。
パートE
{[4−t−ブトキシカルボニルアミノ−1S−(メタンスルホニルアミノ)メチル]ブチル}カルバミン酸ベンジルエステル(10.25g、23.9mmol)を150mLのメタノールに溶解し、および溶液を圧力ボトル内に置いた。炭素上に担持されたパラジウム(10%、1.0g)を次いで添加し、および反応混合物を50PSI(3.4×105Pa)のH2下で振盪した。7時間後、反応混合物を追加の1.0gの触媒で処理し、および振盪を一晩継続した。反応混合物を、次いで、セライト(CELITE)フィルタ剤のパッドを通してろ過した。パッドを、メタノールですすぎ、および組み合わせたろ液を減圧下で濃縮して、t−ブチル(4S)−4−アミノ−5−[(メチルスルホニル)アミノ]ペンチルカルバメート(6.88g)を、白色の固体として得た。
パートF
t−ブチル(4S)−4−アミノ−5−[(メチルスルホニル)アミノ]ペンチルカルバメート(6.88g、23.3mmol)を100mLの乾燥CH2Cl2に溶解し、および溶液をN2下で0℃に冷却した。トリエチルアミン(6.49mL、46.6mmol)および4−クロロ−3−ニトロキノリン(4.85g、23.3mmol)を次いで添加し、および反応を周囲温度に温めさせ、および2日間攪拌した。反応混合物を、次いで、減圧下で濃縮して、黄色の固体を得た。固体を、攪拌しながら、100mLの高温H2Oと共に粉砕した。懸濁液を冷却し、およびろ過して、12.0gのペースト状の、黄色の固体を得た。ペースト状の固体をメタノールおよびCHCl3に溶解し、および濃縮して黄色の固体を得た。固体を、次いで100mLの高温CHCl3中に攪拌し、冷却し、および固体をろ過により採取して、t−ブチル(4S)−5−[(メチルスルホニル)アミノ]−4−[(3−ニトロキノリン−4−イル)アミノ]ペンチルカルバメート(8.00g)を、黄色の粉末として得た。
パートG
t−ブチル(4S)−5−[(メチルスルホニル)アミノ]−4−[(3−ニトロキノリン−4−イル)アミノ]ペンチルカルバメート(8.00g、17.1mmol)を150mLのアセトニトリルに溶解し、および溶液を圧力ボトル内に置いた。炭素に担持された白金(5%、2.0g)を次いで添加し、および反応混合物を50PSI(3.4×105Pa)のH2下で振盪した。2時間後、反応混合物を、次いで、セライト(CELITE)フィルタ剤のパッドを通してろ過した。パッドを、アセトニトリルですすぎ、および組み合わせたろ液を減圧下で濃縮して、t−ブチル(4S)−4−[(3−アミノキノリン−4−イル)アミノ]−5−[(メチルスルホニル)アミノ]ペンチルカルバメート(7.13g)を、オレンジ色のフォームとして得た。
パートH
t−ブチル(4S)−4−[(3−アミノキノリン−4−イル)アミノ]−5−[(メチルスルホニル)アミノ]ペンチルカルバメート(7.13g、16.3mmol)を100mLの無水1,2−ジクロロエタンに溶解し、および溶液をN2下で攪拌した。エチル2−塩酸クロロエタンイミドエート(7.73g、48.9mmol)を次いで添加し、および反応混合物を65℃に加熱した。一晩攪拌した後、反応混合物を冷却し、および100mLの飽和NaHCO3溶液および200mLのCHCl3で処理した。層を分離し、および有機部分をH2Oおよび塩水で順に洗浄した。有機部分をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮して、t−ブチル(4S)−4−[2−(クロロメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]−5−[(メチルスルホニル)アミノ]ペンチルカルバメート(8.08g)をオレンジ色のフォームとして得た。粗材料を、さらなる精製をせずに次の工程において用いた。
パートI
t−ブチル(4S)−4−[2−(クロロメチル)−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]−5−[(メチルスルホニル)アミノ]ペンチルカルバメート(8.08g、16.3mmol)を200mLのCH2Cl2に溶解し、および1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)(2.91mL、19.5mmol)で処理した。1時間後、反応混合物をH2Oおよび塩水で順に洗浄し、および有機層をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮した。クロマトグラフィー(SiO2、3%メタノール/CHCl3)で、t−ブチル3−[(11S)−9−(メチルスルホニル)−8,9,10,11−テトラヒドロピラジノ[1’,2’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピルカルバメート(6.16g)を、明るい黄色のフォームとして得た。
パートJ
t−ブチル3−[(11S)−9−(メチルスルホニル)−8,9,10,11−テトラヒドロピラジノ[1’,2’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピルカルバメート(6.16g、13.4mmol)を110mLのCH2Cl2に溶解し、およびMCPBA(4.05g、57〜86%純度材料)で処理した。1時間攪拌した後、反応混合物を100mLの5%Na2CO3溶液で処理し、および層を分離した。水性層を、次いでCH2Cl2(2×50mL)で抽出した。組み合わせた有機層を減圧下で濃縮して、t−ブチル3−[(11S)−9−(メチルスルホニル)−5−オキシド−8,9,10,11−テトラヒドロピラジノ[1’,2’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピルカルバメート(6.37g)を、金色のフォームとして得た。
パートK
t−ブチル3−[(11S)−9−(メチルスルホニル)−5−オキシド−8,9,10,11−テトラヒドロピラジノ[1’,2’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピルカルバメート(6.37g、13.4mmol)を120mLのCH2Cl2に溶解し、および12mLの濃縮NH4OH溶液で処理した。混合物を勢いよく攪拌し、次いでp−トルエンスルホニルクロリド(2.81g、14.7mmol)を注意して添加した。急速な攪拌を3時間継続した。反応混合物を100mLのCH2Cl2および25mLのH2Oで処理した。層を分離し、および有機部分を2%Na2CO3溶液(3×50mL)、H2Oおよび塩水で順に洗浄した。有機部分をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮した。クロマトグラフィー(SiO2、33%CMA/CHCl3)で、t−ブチル3−[(11S)−6−アミノ−9−(メチルスルホニル)−8,9,10,11−テトラヒドロピラジノ[1’,2’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピルカルバメート(5.41g)を、明るいオレンジ色のフォームとして得た。
パートL
t−ブチル3−[(11S)−6−アミノ−9−(メチルスルホニル)−8,9,10,11−テトラヒドロピラジノ[1’,2’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピルカルバメート(5.41g、11.4mmol)を25mLのエタノールに溶解し、および25mLのHClのエタノール中の1.8M溶液を添加した。反応混合物を75℃に加熱した。1時間後、反応混合物を冷却し、およびろ過して、白色の固体を得た。得られた固体を、還流中のエタノール中に30分間攪拌した。懸濁液を冷却し、およびろ過して白色の固体を得た。固体を少分量の低温エタノールで洗浄し、次いで吸引により乾燥させて、(11S)−11−(3−アミノプロピル)−9−(メチルスルホニル)−8,9,10,11−テトラヒドロピラジノ[1’,2’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミンジヒドロクロリド水和物(2.98g)を、オフホワイトの粉末を得た(C1722622・2.0HCl・1.0H2Oについての分析計算値:C、43.87;H、5.63;N、18.06。実験値:C、43.83;H、5.53;N、17.99)。遊離塩基は、材料を希釈NH4OH溶液中に溶解させ、およびCHCl3中に抽出することにより調製することが可能である。
パートM
(11S)−11−(3−アミノプロピル)−9−(メチルスルホニル)−8,9,10,11−テトラヒドロピラジノ[1’,2’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミン(400mg、1.07mmol)を10mLのCH2Cl2に溶解し、および反応混合物をN2下で0℃に冷却した。トリエチルアミン(298μL、2.14mmol)を添加し、続いて、メタンスルホニルクロリド(91μL、1.08mmol)を添加した。60分間攪拌した後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液および5mLのメタノールで処理した。層を分離し、および水性部分を10%メタノール/CHCl3(3×20mL)で抽出した。組み合わせた有機層を10mLの塩水で洗浄した。有機部分をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮した。クロマトグラフィー(SiO2、50%CMA/CHCl3)で、所望の材料を、白色の粉末として得た。プロピルアセテート/メタノールからの結晶化で、N−{3−[(11S)−6−アミノ−9−(メチルスルホニル)−8,9,10,11−テトラヒドロピラジノ[1’,2’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピルメタンスルホンアミド(239mg)を、こはく色の固体(mp224〜226℃)として得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ7.98(d、J=7.8Hz、1H)、7.64(dd、J=1.0、8.3Hz、1H)、7.45(ddd、J=1.0、7.0、8.2Hz、1H)、7.30(ddd、J=1.1、7.0、8.1Hz、1H)、7.03(t、J=5.9Hz、1H)、6.62(s、2H)、5.19(m、1H)、4.79(d、J=15.6Hz、1H)、4.62(d、J=15.6Hz、1H)、4.04(d、J=13.6Hz、1H)、3.58(dd、J=2.7、13.0Hz、1H)、3.11(s、3H)、2.98(m、2H)、2.93(s、3H)、2.00−1.65(m、4H);13C NMR(125MHz、DMSO−d6)δ152.1、145.2、143.9、131.6、127.1、127.1、126.6、121.8、120.7、114.8、54.4、49.0、45.2、45.1、42.6、35.7、29.7、25.7;MSm/z453(M+H)+。C1824642・0.25H2Oについての分析計算値:C、47.30;H、5.40;N、18.39。実験値:C、46.93;H、5.00;N、18.02。
実施例30
N−{3−[(11S)−6−アミノ−9−(メチルスルホニル)−8,9,10,11−テトラヒドロピラジノ[1’,2’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピル}モルホリン−4−カルボキサミド
Figure 2008529974
(11S)−11−(3−アミノプロピル)−9−(メチルスルホニル)−8,9,10,11−テトラヒドロピラジノ[1’,2’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミンジヒドロクロリド水和物(465mg、1.00mmol)を20mLのCH2Cl2中に懸濁させ、および反応混合物をN2下で0℃に冷却した。トリエチルアミン(696μL、5.0mmol)を添加し、続いて、塩化モルホリンカルボニル(128μL、1.10mmol)を添加した。一晩攪拌した後、反応混合物をDBU(448μL、3.0mmol)および追加の83μLの塩化モルホリンカルボニルで処理し、および攪拌を0℃で4時間継続した。追加の50μLの塩化モルホリンカルボニルを添加し、および攪拌を0℃で一晩継続した。反応混合物を、次いで、飽和重炭酸ナトリウム溶液および5mLのメタノールで処理した。層を分離し、および有機層をH2Oおよび塩水で順に洗浄した。有機部分をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮した。クロマトグラフィー(SiO2、50%CMA/CHCl3)で、所望の材料を、微量の不純物を含む白色の固体として得た。追加のカラムクロマトグラフィー(15〜20%メタノール/CHCl3)で、精製した生成物を白色の固体として得た。プロピルアセテート/メタノールからの結晶化で、N−{3−[(11S)−6−アミノ−9−(メチルスルホニル)−8,9,10,11−テトラヒドロピラジノ[1’,2’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピル}モルホリン−4−カルボキサミド(293mg)を、白色の固体(mp175〜176℃)として得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ7.90(d、J=7.8Hz、1H)、7.64(dd、J=1.0、8.3Hz、1H)、7.46(ddd、J=1.0、7.2、8.2Hz、1H)、7.25(ddd、J=1.1、7.1、8.1Hz、1H)、6.61(s、2H)、6.52(t、J=5.4Hz、1H)、5.12(m、1H)、4.77(d、J=15.4Hz、1H)、4.61(d、J=15.6Hz、1H)、4.02(d、J=13.0Hz、1H)、3.56(dd、J=3.0、13.0Hz、1H)、3.44(t、J=4.8Hz、4H)、3.13(s、3H)、3.01−3.17(m、6H)、2.00−1.56(m、4H);13C NMR(125MHz、DMSO−d6)δ157.9、152.1、145.2、143.9、131.6、127.1、127.0、126.7、121.7、120.5、114.8、66.2、54.7、45.2、45.1、44.1、35.7、29.8、26.2;MSm/z488(M+H)+。C222974S・0.4H2Oについての分析計算値:C、53.40;H、6.07;N、19.82。実験値:C、53.68;H、6.15;N、19.42。
実施例31
N−{3−[(11S)−6−アミノ−9−(メチルスルホニル)−1,2,3,4,8,9,10,11−オクタヒドロピラジノ[1’,2’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピル}メタンスルホンアミド
Figure 2008529974
パートA
(11S)−11−(3−アミノプロピル)−9−(メチルスルホニル)−8,9,10,11−テトラヒドロピラジノ[1’,2’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミンジヒドロクロリド水和物(1.30g、2.80mmol)を10mLのトリフルオロ酢酸に溶解し、および溶液を圧力ボトル内に置いた。白金オキシド(635mg)を次いで添加し、および反応混合物を50PSI(3.4×105Pa)のH2下で振盪した。2日後、反応混合物を、セライト(CELITE)フィルタ剤のパッドを通してろ過した。パッドを、エタノールですすぎ、および組み合わせたろ液を減圧下で濃縮した。得られた残渣をエタノール中の2N HClで3回濃縮して白色の固体を得た。白色の固体をエタノール中の高温2N HClで処理し、および溶液を冷却させて、白色の固体を残した。固体をろ過により単離し、およびエタノールですすぎ、および80℃で減圧下で乾燥させて、(11S)−11−(3−アミノプロピル)−9−(メチルスルホニル)−1,2,3,4,8,9,10,11−オクタヒドロピラジノ[1’,2’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミンジヒドロクロリド水和物(800mg)を、オフホワイトの粉末として得た。
1722622・2.0HCl・1.5H2Oについての分析計算値:C、42.68;H、6.53;N、17.57。実験値:C、42.86;H、6.56;N、16.96。
パートB
(11S)−11−(3−アミノプロピル)−9−(メチルスルホニル)−1,2,3,4,8,9,10,11−オクタヒドロピラジノ[1’,2’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミンジヒドロクロリド水和物(235mg、0.49mmol)を10mLのCH2Cl2に溶解し、および反応混合物をN2下で0℃に冷却した。トリエチルアミン(362μL、2.60mmol)およびDBU(155μL、1.04mmol)を添加し、続いて、メタンスルホニルクロリド(40μL、0.57mmol)を添加した。90分間攪拌した後、反応混合物を追加の20μLのメタンスルホニルクロリドで処理し、および反応を一晩攪拌した。追加の40μLのメタンスルホニルクロリドを添加し、および攪拌を4時間継続した。反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液および50mLの10%メタノール/CHCl3で処理した。有機層をH2Oおよび塩水で順に洗浄した。有機部分をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮した。クロマトグラフィー(SiO2、50%CMA/CHCl3)で、所望の材料を、明るい黄色の粉末として得た。プロピルアセテート/メタノールからの結晶化で、N−{3−[(11S)−6−アミノ−9−(メチルスルホニル)−1,2,3,4,8,9,10,11−オクタヒドロピラジノ[1’,2’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピル}メタンスルホンアミド(239mg)を、明るい黄色の結晶(mp148〜153℃)として得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ7.02(t、J=5.9Hz、1H)、5.89(s、2H)、4.80(m、1H)、4.65(d、J=15.5Hz、1H)、4.48(d、J=15.6Hz、1H)、3.90(d、J=13.0Hz、1H)、3.42(m、1H)、3.11(s、3H)、3.10−2.80(m、4H)、2.86(s、3H)、2.67(m、2H)、1.86−1.55(m、8H);13C NMR(125MHz、DMSO−d6)δ149.5、146.6、143.4、137.2、125.2、105.7、53.9、45.2、45.0、42.5、35.5、32.4、31.2、25.9、23.1、23.0;MSm/z457(M+H)+。C1828642・0.70H2Oについての分析計算値:C、46.08;H、6.32;N、17.91。実験値:C、45.77;H、6.29;N、18.11。
実施例32
N−{3−[(11S)−6−アミノ−9−(メチルスルホニル)−1,2,3,4,8,9,10,11−オクタヒドロピラジノ[1’,2’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピル}モルホリン−4−カルボキサミド
Figure 2008529974
(11S)−11−(3−アミノプロピル)−9−(メチルスルホニル)−1,2,3,4,8,9,10,11−オクタヒドロピラジノ[1’,2’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミンジヒドロクロリド水和物(300mg、0.63mmol)を10mLのCH2Cl2に溶解し、および反応混合物をN2下で0℃に冷却した。トリエチルアミン(463μL、3.33mmol)およびDBU(199μL、1.33mmol)を添加し、続いて、塩化モルホリンカルボニル(232μL、2.00mmol)を添加した。一晩攪拌した後、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液および50mLの10%メタノール/CHCl3で処理した。有機層をH2Oおよび塩水で順に洗浄した。有機部分をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮した。クロマトグラフィー(SiO2、50%CMA/CHCl3)で、所望の材料を、明るい黄色の固体として得た。2回目のカラムクロマトグラフィー(7:2:0.25CHCl3/MeOH/H2O)で、N−{3−[(11S)−6−アミノ−9−(メチルスルホニル)−1,2,3,4,8,9,10,11−オクタヒドロピラジノ[1’,2’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]プロピル}モルホリン−4−カルボキサミド(112mg)を、オフホワイトの粉末(mp149〜160℃)として得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ6.57(t、J=5.5Hz、1H)、5.88(s、2H)、4.75(m、1H)、4.65(d、J=15.6Hz、1H)、4.48(d、J=15.5Hz、1H)、3.89(d、J=12.8Hz、1H)、3.52(m、4H)、3.35(m、1H)、3.21(m、4H)、3.10(s、3H)、3.12−2.80(m、4H)、2.75(m、2H)、1.90−1.52(m、8H);13C NMR(125MHz、DMSO−d6)δ158.0、149.6、146.5、143.4、137.2、125.2、105.6、66.3、54.2、45.2、45.0、44.2、35.5、32.4、31.4、26.2、23.1、23.0;MSm/z492(M+H)+。C223374S・0.7H2Oについての分析計算値:C、52.41;H、6.88;N、19.45。実験値:C、52.40;H、6.86;N、19.34。
実施例33〜53
以下の表からの試薬(0.11mmol、1.1当量)を、(11S)−11−(3−アミノプロピル)−9−(メチルスルホニル)−8,9,10,11−テトラヒドロピラジノ[1’,2’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミンジヒドロクロリド(45.5mg、0.10mmol)、DBU(0.029mL、0.20mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.0255mL、0.15mmol)のDMA(1mL)中の溶液を含有するテストチューブに添加した。反応を室温で4時間振盪した。2滴の水を各チューブに添加し、および溶剤を減圧遠心分離法によって除去した。実施例を、実施例7〜18に記載の方法に従って、prep HPLCによって精製した。以下の表は、各実施例について用いられた試薬、得られた化合物の構造、および単離したトリフルオロ酢酸塩についての観察された正確な質量を示す。
Figure 2008529974
Figure 2008529974
実施例54〜66
(11S)−11−(3−アミノプロピル)−9−(メチルスルホニル)−1,2,3,4,8,9,10,11−オクタヒドロピラジノ[1’,2’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミンジヒドロクロリド水和物を、実施例19〜28に記載の反応および精製方法に従って処理した。以下の表は、各実施例について用いられた試薬、得られた化合物の構造、および単離したトリフルオロ酢酸塩についての観察された正確な質量を示す。
Figure 2008529974
Figure 2008529974
実施例67〜71
これらの実施例に記載の関連する試薬の逆のエナンチオマーを用いて、実施例1〜4および6に記載の方法に従った。以下の表は、得られた化合物の構造およびその特徴的データを示す。
Figure 2008529974
Figure 2008529974
実施例72−82
実施例2の方法の変更により調製した(11R)−11−(3−アミノプロピル)−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミンを出発材料として用いて、実施例7〜18に記載の方法に従った。以下の表は、各実施例について用いられた試薬、得られた化合物の構造、および単離したトリフルオロ酢酸塩についての観察された正確な質量を示す。
Figure 2008529974
実施例83
(11R)−11−[(メチルチオ)メチル]−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミン
Figure 2008529974
パートA
750mLのジクロロメタンに溶解したクロロトリフェニルメタン(265g、950mmol)を、L−セリンメチルエステル塩酸塩(148g、950mmol)およびトリエチルアミン(260mL、1900mmol)の1.5LのCH2Cl2中の攪拌した溶液に、0℃で滴下した。曇った黄色の溶液を、周囲温度で18時間攪拌した。反応混合物をろ過して、固形分を除去し、および濾液を水で洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮して黄色の油を得た。油を、アセトニトリルから濃縮して、次いでヘキサン中に、沈殿物が形成されるまで攪拌した。得られた固体をろ過して、310gのメチルN−トリチル−L−セリネートを、オフホワイトの粉末として得た。
パートB
メチルN−トリチル−L−セリネート(136g、376mmol)をDMF(230mL)に溶解し、およびNaH(60%油分散体、30.0g、752mmol)および臭化ベンジル(67.0mL、564mmol)の700mLのDMF中の攪拌した混合物に0℃で滴下した。得られた白色の懸濁液を0℃で1時間攪拌し、続いて、飽和水性NaHCO3溶液を添加した。反応混合物をH2Oで希釈し、およびEt2Oで反復的に抽出した。組み合わせた有機層をH2Oおよび塩水で順に洗浄し、MgSO4で乾燥させ、および減圧下で濃縮して、137gのメチルO−ベンジル−N−トリチル−L−トレオニネートを、曇った油として得た。
パートC
メチルO−ベンジル−N−トリチル−L−トレオニネート(137g、304mmol)を最低量のEt2Oに溶解し、および水酸化リチウムアルミニウム(12.0g、333mmol)およびEt2O(1.5L)の混合物に、0℃で滴下した。得られた混合物を1時間0℃で攪拌した。酢酸エチルを、次いで、反応混合物に、さらなるガスの発生が観察されなくなるまで0℃で注意して添加し、次いで反応混合物を、さらなるガスの発生が観察されなくなるまでメタノールで処理した。反応混合物を、次いで、H2O(12mL)、6M水性NaOH溶液(12mL)、およびH2O(36mL)で順に処理し、および30分間攪拌した。得られたスラリーをセライト(CELITE)フィルタ剤のパッドを通してろ過した。パッドを、Et2Oで反復的にすすぎ、および組み合わせたろ液をMgSO4で乾燥させ、および減圧下で濃縮して無色の油を得た。油を90mLのメタノールに溶解し、およびジオキサン中の4M HCl(227mL、908mmol)で処理した。得られた均一溶液を2時間、周囲温度で攪拌した。溶剤を、次いで減圧下で除去して黄色の固体を得た。黄色の固体をEt2O(500mL)中に攪拌し、およびろ過して43gの(2R)−2−アミノ−3−(ベンジルオキシ)プロパン−1−オル塩酸塩を、白色の結晶性固体として得た。
パートD
4−クロロ−3−ニトロキノリン(41.0g、197mmol)を、985mLのCH2Cl2に溶解した(2R)−2−アミノ−3−(ベンジルオキシ)プロパン−1−オル塩酸塩(43.0g、197mmol)およびトリエチルアミン(69.0mL、494mmol)の混合物に、0℃で添加した。得られた黄色の混合物を18時間、周囲温度で攪拌した。溶剤を、次いで、減圧下で除去して黄色の固体を得た。固体をH2O(100mL)中に攪拌し、およびろ過して、57gの(2R)−3−(ベンジルオキシ)−2−[(3−ニトロキノリン−4−イル)アミノ]プロパン−1−オルを、鮮やかな黄色の固体として得た。
パートE
(2R)−3−(ベンジルオキシ)−2−[(3−ニトロキノリン−4−イル)アミノ]プロパン−1−オル(31g、87mmol)をアセトニトリル(810mL)およびイソプロピルアルコール(90mL)の混合物に溶解し、および溶液を圧力ボトル内に置いた。炭素に担持された白金(5%、3.1g)を、次いで添加し、および反応混合物を、48PSI(3.3×105Pa)のH2下で振盪した。2時間後、反応混合物を、セライト(CELITE)フィルタ剤のパッドを通してろ過した。パッドを、アセトニトリルですすぎ、および組み合わせたろ液を減圧下で濃縮して、(2R)−2−[(3−アミノキノリン−4−イル)アミノ]−3−(ベンジルオキシ)プロパン−1−オル(28g)を、オレンジ色の油として得た。
パートF
クロロアセチルクロリド(14.8mL、186mol)を、432mLのCH2Cl2に溶解した(2R)−2−[(3−アミノキノリン−4−イル)アミノ]−3−(ベンジルオキシ)プロパン−1−オル(28g、86mmol)およびトリエチルアミン(12.0mL、86.5mmol)の混合物に、0℃で添加した。反応を1時間、周囲温度で攪拌した。溶剤を減圧下で除去し、および得られた濃い、油状の固体を酢酸(400mL)で処理した。混合物を還流下に6時間加熱した。反応を周囲温度冷却し、および酢酸を減圧下で除去した。得られた濃い茶色の油を、トルエン(2×)から濃縮し、次いでエタノールから濃縮して、濃い茶色の油を得た。油を、エタノール(400mL)および水(60mL)の混合物に溶解し、およびカリウムカーボネート(60g)で処理した。反応混合物を60℃で加熱し、および1時間攪拌した。反応を、次いで、周囲温度に冷却し、およびろ過した。濾液を減圧下で濃縮して濃い油を得た。クロマトグラフィー(SiO2、0〜30%CMA/CHCl3)で、17gの(11S)−11−[(ベンジルオキシ)メチル]−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリンを、明るい茶色の油として得た。
パートG
CHCl3に溶解した(11S)−11−[(ベンジルオキシ)メチル]−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリンの溶液(3.7g、10mmol)を、mCPBA(50%純度、4.8g、13mmol)で処理した。反応を周囲温度で18時間攪拌した。飽和水性NaHCO3(100mL)およびH2O(50mL)を、次いで、反応に添加し、および層を分離した。水性層を、追加のCHCl3で抽出した。組み合わせた有機層をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮して、黒色の油を得た。油をメタノール(53mL)に溶解し、および濃縮NH4OH溶液(3.6mL、53mmol)で処理した。溶液を攪拌し、およびベンゼン塩化スルホニル(2.9mL、53mmol)を注意して添加した。得られた反応混合物を、追加の濃縮NH4OH溶液(3.6mL、53mmol)およびベンゼン塩化スルホニル(2.9mL、53mmol)を添加する前に、周囲温度で、2時間攪拌した。攪拌を18時間継続し、次いで反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた材料を、飽和水性NaHCO3(50mL)およびH2O(50mL)で処理し、次いで、CHCl3で抽出した。有機層をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、および減圧下で濃縮して茶色の油を得た。油をEt2Oで処理し、および混合物を沈殿物が形成されるまで攪拌した。固体をろ過により単離して、3.1gの(11S)−11−[(ベンジルオキシ)メチル]−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミンを、黄褐色の固体としてを得た。
パートH
(11S)−11−[(ベンジルオキシ)メチル]−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミン(4.5g、12mmol)を、メタノール(177mL)およびアセチルクロリド(1.3mL、19mmol)の混合物に、圧力ボトル中で添加した。炭素上に担持されたパラジウム(10%、900mg)を次いで添加し、および反応混合物を、48PSI(3.3×105Pa)のH2下で振盪した。4日後、反応混合物を、セライト(CELITE)フィルタ剤のパッドを通してろ過した。パッドを、メタノールですすぎ、および組み合わせたろ液を2mLの50%水性NaOH溶液で処理し、および混合物を減圧下で濃縮して油状の固体を得た。クロマトグラフィー(SiO2、0〜30%CMA/CHCl3)で油を得、これを、アセトニトリルで濃縮して、1.6gの[(11S)−6−アミノ−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]メタノールを、黄褐色の固体として得た。
パートI
塩化チオニル(1.5mL、20.7mmol)を、[(11S)−6−アミノ−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]メタノール(280mg、1.03mmol)にそのまま添加した。ほとんど均一な黄色の反応混合物を、70℃に2時間加熱して、濃い赤に変色させた。反応混合物を周囲温度に冷却し、および氷上に注いだ。温度を0℃に維持しながら、50%水性NaOHで、混合物のpHを14にした。得られた白色の懸濁液を、CHCl3で抽出した。層を分離し、および有機層をNa2SO4で乾燥しおよび減圧下で濃縮して、黄褐色のフォームを提供した。黄褐色のフォームをアセトニトリルでスラリー化し、およびろ過して、185mgの(11R)−11−(クロロメチル)−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミンを、白色の固体として得た。
パートJ
ナトリウムメチルチオレート(140mg、2.0mmol)を、5mLのDMFに溶解した(11R)−11−(クロロメチル)−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミン(300mg、1.0mmol)の溶液に添加した。反応を80℃に加熱し、およびこの温度で1時間維持した。反応混合物を周囲温度に冷却し、および25mLのH2Oで処理した。得られた固体をろ過により単離して、150mgの(11R)−11−[(メチルチオ)メチル]−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミンを、白色の固体として得た。残りの濾液を、次いで、CHCl3で抽出し、および有機層をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、次いで減圧下で濃縮して黄色の油を得た。油を、クロマトグラフィー(SiO2、0〜30%CMA/CHCl3)によって精製し、および単離した材料を、アセトニトリル中にスラリー化し、およびろ過して、追加の100mgの所望の生成物を、白色の固体(mp105〜108℃)として提供した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ7.92(d、J=8.3Hz、1H)、7.63(dd、J=1.1および8.4Hz、1H),7.45(ddd、J=1.2、6.8および8.3Hz、1H)、7.28(ddd、J=1.2、7.0、および8.4Hz、1H)、6.59(s、2H)、5.13−5.19(m、1H)、5.09(d、J=16Hz、1H)、5.00(d、J=16Hz、1H)、4.48(d、J=13Hz、1H)、4.12(bd、J=13Hz、1H)、2.93−3.0(m、2H);13C NMR(125MHz、DMSO−d6)δ151.8、145.0、144.6、131.1、126.6、126.3、126.2、121.0、120.0、114.3、64.7、64.5、53.3、34.6、15.5;MS(APCI)m/z301(M+H)+。C15164OSについての分析計算値:C、59.98;H、5.37;N、18.65。実験値:C、59.69;H、5.28;N、18.88。
実施例84
(11R)−11−[(メチルスルホニル)メチル]−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミン
Figure 2008529974
10mLのCHCl3に溶解した(11R)−11−[(メチルチオ)メチル]−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミン(640mg、2.1mmol)の溶液を、0℃に冷却し、およびMCPBA(50%純度,1.2g、4.3mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度に1時間にわたって温めた。得られた明るい茶色の反応混合物を2N水性Na2CO3溶液で処理し、水で希釈し、およびCHCl3で抽出した。有機層をNa2SO4で乾燥し、ろ過し、次いで減圧下で濃縮して、茶色の油を得た。クロマトグラフィー(SiO2、0〜30%CMA/CHCl3)で、所望の生成物を油として得た。油を、アセトニトリル中にスラリー化して固体を生成し、これをろ過により単離して、250mgのタイトル化合物を、白色の固体(mp158〜161℃)として得た。
1H NMR(300MHz、DMSO−d6)δ8.17(d、J=8.3Hz、1H)、7.64(d、J=8.4Hz、1H),7.45(ddd、J=1.4、7.0および8.4Hz、1H)、7.24(ddd、J=1.2、7.0、8.1Hz、1H)、6.60(s、2H)、5.59(br d、J=11.2Hz、1H)、5.13(d、J=16.0Hz、1H)、5.02(d、J=16.0Hz、1H)、4.59(d、J=12.3Hz、1H)、4.19(br d、J=12.5Hz、1H)、4.00(dd、J=11.2、14.0Hz、1H)、3.68(dd、J=13.9Hz、1H);13C NMR(125MHz、DMSO−d6)δ152.1、145.4、145.2、131.3、127.2、126.8、126.5、121.7、120.9、114.8、66.1、65.2、53.3、49.2、42.6;MS(APCI)m/z333(M+H)+。C151643S・0.5H2Oについての分析計算値:C、52.77;H、5.02;N、16.41。実験値:C、52.54;H、4.85;N、16.41。
実施例85
(11R)−11−(フェノキシメチル)−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−6−アミン
Figure 2008529974
[(11S)−6−アミノ−10,11−ジヒドロ−8H−[1,4]オキサジノ[4’,3’:1,2]イミダゾ[4,5−c]キノリン−11−イル]メタノール(358mg、1.32mmol)を、10mLの乾燥THF中に懸濁させ、および0℃にN2下で冷却した。トリフェニルホスフィン(383mg、1.46mmol)およびフェノール(137mg、1.46mmol)を、次いで添加し、および白色のスラリーを20分間攪拌した。ジイソプロピルアゾジカルボキシレート(DIAD、287μL、1.46mmol)を次いで徐々に添加した。1.5時間後、反応を周囲温度に温めさせ、および攪拌を一晩継続した。反応混合物を、次いで、減圧下で濃縮し、およびカラムクロマトグラフィー(SiO2、EtOAc次いで10〜30%CMA/CHCl3)によって精製して白色の固体を得た。2回目のカラムクロマトグラフィー(SiO2、0〜20%CMA/CHCl3)で、生成物をガラス状固体として得た。固体を、Et2O中に攪拌し、およびろ過して、62mgのタイトル化合物を、白色の粉末(mp189〜195℃)として得た。
1H NMR(500MHz、CDCl3)δ7.94(d、J=8.2Hz、1H)、7.84(d、J=8.4Hz、1H)、7.53(m、1H)、7.29(m、3H)、7.00(m、1H)、6.91(d、J=8.6Hz、2H)、5.37(s、2H)、5.22(d、J=15.8Hz、1H)、5.12(m、1H)、5.02(d、J=15.8Hz、1H)、4.68(d、J=12.3Hz、1H)、4.44(m、2H)、4.13(dd、J=12.3、2.7Hz、1H);MS(ESI)347m/z(M+H)+
例証的な化合物
一定の例証的な化合物であって、実施例において、上に定義されているもののいくつかを含むものは、以下の式(IIIb、IVb、Vb、VIb、またはVIIb)および以下のX1およびR1b置換基を有し、ここで、表の各ラインは、本発明の特定の実施形態を表すために、式IIIb、IVb、Vb、VIb、またはVIIbに対応している。
Figure 2008529974
Figure 2008529974
Figure 2008529974
Figure 2008529974
一定の例証的な化合物であって、実施例において、上に定義されているもののいくつかを含むものは、以下の式(IIIb、IVb、Vb、VIb、またはVIIb,)および以下のX1およびR1b置換基を有し、ここで、表の各ラインは、本発明の特定の実施形態を表すために、式IIIb、IVb、Vb、VIb、またはVIIbに対応している。
Figure 2008529974
Figure 2008529974
Figure 2008529974
一定の例証的な化合物であって、実施例において、上に定義されているもののいくつかを含むものは、以下の式(IIIc、IVc、またはVc)および以下のX1およびR1b置換基を有し、ここで、表の各ラインは、本発明の特定の実施形態を表すために、式IIIc、IVc、またはVcに対応している。
Figure 2008529974
Figure 2008529974
Figure 2008529974
一定の例証的な化合物であって、実施例において、上に定義されているもののいくつかを含むものは、以下の式(IIId、IVd、またはVd)および以下のX1およびR1b置換基を有し、ここで、表の各ラインは、本発明の特定の実施形態を表すために、式IIId、IVd、またはVdに対応している。
Figure 2008529974
Figure 2008529974
Figure 2008529974
Figure 2008529974
ヒト細胞におけるサイトカイン誘導
本発明の化合物、特に、Zが−O−である式II、IIa、III、IV、V、VI、およびVIIの化合物または塩は、以下に記載の方法を用いてテストした場合に、サイトカイン生合成を導入することが見出された。
インビトロヒト血液細胞システムがサイトカイン誘導の評価に用いられている。活性は、テスターマン(Testerman)らによって、「免疫調節物質イミキモドおよびS−27609によるサイトカイン誘導(Cytokine Induction by the Immunomodulators Imiquimod and S−27609)」、Journal of Leukocyte Biology、58、365〜372ページ(1995年9月)に記載されているとおり、培地に分泌されたインターフェロン(α)および腫瘍壊死因(α)(それぞれ、IFN−αおよびTNF−α)の測定値に基づく。
培養のための血液細胞調製
静脈穿刺によって、EDTAを含有する採血管またはシリンジに健康なヒトドナーから全血を採取する。ヒストパク(HISTOPAQUE)−1077(ミズーリ州セントルイスのシグマ(Sigma,St.Louis,MO))またはフィコール−パクプラス(Ficoll−Paque Plus)(ニュージャージー州ピスカタウェイのアメリカンバイオサイエンス(Amersham Biosciences Piscataway,NJ))を用いる密度勾配遠心法によって全血から末梢血単核球(PBMC)を分離する。血液を1:1で、ダルベッコリン酸緩衝生理食塩水(DPBS)またはハンクス平衡塩溶液(HBSS)で希釈する。あるいは、全血を、密度勾配培地を含有する、アキュスピン(Accuspin)(シグマ(Sigma))またはルコセップ(LeucoSep)(フロリダ州ロングウッドのグレイナーバイオワンインク(Greiner Bio−One,Inc.,Longwood,FL))遠心フリットチューブに置く。PBMC層を採取し、およびDPBSまたはHBSSで2回洗浄し、およびRPMI完全培地中に4×106細胞/mLで再懸濁させた。PBMC懸濁液を、テスト化合物を含有する等しい体積のRPMI完全培地を含む96ウェル平底無菌組織培養プレートに添加する。
化合物調製
化合物を、ジメチルスルホキシド(DMSO)中に可溶化させる。培地ウェルへの添加について、DMSO濃度は、最終濃度である1%を超えるべきではない。化合物は、一般に、30〜0.014μMの範囲の濃度でテストされる。対照は、培地のみを含む細胞サンプル、DMSOのみを含む細胞サンプル(化合物無し)、および基準化合物を含む細胞サンプルを含む。
インキュベーション
テスト化合物の溶液を、60μMでRPMI完全培地を含有する第1のウェルに添加し、および段階3倍希釈物をウェル中に形成する。PBMC懸濁液を、次いで、等しい体積でウェルに添加して、テスト化合物濃度を所望の範囲にする(通常は30〜0.014μM)。PBMC懸濁液の最終濃度は2×106細胞/mLである。プレートを無菌プラスチックフタで覆い、穏やかに混合し、次いで、37℃で、5%二酸化炭素雰囲気中に18〜24時間インキュベートする。
分離
インキュベーションに続いて、プレートを、1000rpm(およそ200×g)で、4℃で10分間遠心分離した。細胞を含まない培養液上澄みを除去し、および無菌ポリプロピレンチューブに移した。サンプルを分析まで−30〜−70℃で維持する。サンプルをエリザ(ELISA)によりIFN−αについて分析し、およびTNF−αについて、IGEN/バイオベリスアッセイ(IGEN/BioVeris Assay)によって分析する。
インターフェロン(α)および腫瘍壊死因(α)分析
IFN−α濃度を、ニュージャージー州ピスカタウェイのPBLバイオメディカルラボラトリーズ(PBL Biomedical Laboratories,Piscataway,NJ)製の、ヒトマルチサブタイプ比色サンドイッチエリザ(human multi−subtype colorimetric sandwich ELISA)(カタログ番号41105)で測定する。結果を、pg/mLで表記する。
TNF−α濃度をORIGEN Mシリーズイムノアッセイによって測定し、および以前はIGENインターナショナル(IGEN International)として知られていた、メリーランド州ゲーサーズバーグ(Gaithersburg,MD)のバイオベリスコーポレーション(BioVeris Corporation)製のIGEN M−8分析器で解読する。イムノアッセイは、カルフォルニア州カマリロのバイオソースインターナショナル(Biosource International,Camarillo,CA)製のヒトTNF−α捕獲および検知抗体対(カタログ番号AHC3419およびAHC3712)を用いる。結果をpg/mLで表記する。
アッセイデータおよび分析
全体では、アッセイからの出力データは、化合物濃度(x−軸)の関数としてTNF−αおよびIFN−α(y−軸)の濃度値からなる。
データの分析は2つの工程を有する。第1に、平均DMSO(DMSO対照ウェル)または実験的バックグラウンド(通常は、IFN−αについては20pg/mL、およびTNF−αについては40pg/mL)の大きい方が、各測定値から減算される。バックグラウンド減算からいずれかの負の値がもたらされる場合には、測定値は「*」として報告され、および信頼性をもって検知可能ではないと注記される。その後の計算および統計値において、「*」はゼロとして扱われる。第2に、すべてのバックグラウンド減算値が単一の補正比によって乗されて、実験と実験との変動性が低減される。補正比は、新規の実験における基準化合物の面積を、過去の61回の実験(非補正測定値)に基づく基準化合物の予期される面積によって除したものである。これは、投与量−応答曲線の形状を変化させることなく、新規のデータについての測定値(y−軸)のスケーリングをもたらす。用いられる基準化合物は、2−[4−アミノ−2−エトキシメチル−6,7,8,9−テトラヒドロ−α,α−ジメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]エタノール水和物(米国特許第5,352,784号明細書;実施例91)であり、および予期される面積は、過去の61回の実験からの中央投与量値の和である。
最低有効濃度が、所与の実験および化合物についてのバックグラウンド−減算、基準−補正結果に基づいて算出される。最低有効濃度(μモル濃度)は、テストサイトカイン(通常は、IFN−αについて20pg/mL、およびTNF−αについて40pg/mL)について固定サイトカイン濃度を超える応答を誘起するテスト化合物濃度の最低のものである。最大の応答は、投与量−応答において産生されたサイトカイン(pg/mL)の最大量である。
ヒト細胞におけるサイトカイン誘導
(ハイスループットスクリーニング)
上に定義されているヒト細胞におけるサイトカイン誘導試験法を、ハイスループットスクリーニングについて以下のとおり変更した。
培養のための血液細胞調製
静脈穿刺によって、EDTAを含有する採血管またはシリンジに健康なヒトドナーから全血を採取する。ヒストパク(HISTOPAQUE)−1077(ミズーリ州セントルイスのシグマ(Sigma,St.Louis,MO))またはフィコール−パクプラス(Ficoll−Paque Plus)(ニュージャージー州ピスカタウェイのアメリカンバイオサイエンス(Amersham Biosciences Piscataway,NJ))を用いる密度勾配遠心法によって全血から末梢血単核球(PBMC)を分離する。全血を、密度勾配培地を含有する、アキュスピン(Accuspin)(シグマ(Sigma))またはルコセップ(LeucoSep)(フロリダ州ロングウッドのグレイナーバイオワンインク(Greiner Bio−One,Inc.,Longwood,FL))遠心フリットチューブに置く。PBMC層を採取し、およびDPBSまたはHBSSで2回洗浄し、およびRPMI完全培地中に4×106細胞/mLで再懸濁させた(最終細胞密度の2倍)。PBMC懸濁液を96ウェル平底無菌組織培養プレートに添加する。
化合物調製
化合物を、ジメチルスルホキシド(DMSO)中に可溶化させる。化合物は、一般に、30〜0.014μMの範囲の濃度でテストされる。対照は、各プレートの、培地のみを含む細胞サンプル、DMSOのみを含む細胞サンプル(化合物無し)、および基準化合物2−[4−アミノ−2−エトキシメチル−6,7,8,9−テトラヒドロ−α,α−ジメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]エタノール水和物(米国特許第5,352,784号明細書;実施例91)を含む細胞サンプルを含む。テスト化合物の溶液を、7.5mMで、投薬プレートの第1のウェルに添加し、およびDMSOにおける7つのその後の濃度ために、段階的な3倍希釈物を形成する。次いで、最終テスト濃度範囲より2倍高い最終化合物濃度(60〜0.028μM)に到達させるために、RPMI完全培地をテスト化合物希釈物に添加する。
インキュベーション
化合物溶液を、次いで、PBMC懸濁液を含有するウェルに添加して、テスト化合物濃度を所望の範囲(通常は30〜0.014μM)にすると共に、DMSO濃度を0.4%にする。PBMC懸濁液の最終濃度は2×106細胞/mLである。プレートを無菌プラスチックフタで覆い、穏やかに混合し、次いで、37℃で、5%二酸化炭素雰囲気中に18〜24時間インキュベートする。
分離
インキュベーションに続いて、プレートを、1000rpm(およそ200g)で、4℃で10分間遠心分離した。4−plexヒトパネル(Human Panel)MSD MULTI−SPOT 96−ウェルプレートを、メゾスケールディスカバリーインク(MesoScale Discovery,Inc.)(MSD、メリーランド州ゲーサーズバーグ(Gaithersburg,MD))による適切な捕獲抗体でプレコートする。細胞を含まない培養液上澄みを除去し、およびMSDプレートに移した。新鮮なサンプルを典型的にはテストするが、分析まで−30〜−70℃で維持されてもよい。
インターフェロン−αおよび腫瘍壊死因子α分析
MSD MULTI−SPOTプレートは、特定のスポットにプレコートされたヒトTNF−αおよびヒトIFN−αについての捕獲抗体を、各ウェル内に含有する。各ウェルは、1つのヒトTNF−α捕獲抗体(MSD)スポット、1つのヒトIFN−α捕獲抗体(ニュージャージー州ピスカタウェイのPBLバイオメディカルラボラトリーズ(PBL Biomedical Laboratories,Piscataway,NJ))スポット、および2つの非活性ウシ血清アルブミンスポットの4つのスポットを含有する。ヒトTNF−α捕獲および検知抗体対は、メゾスケールディスカバリー(MesoScale Discovery)製である。ヒトIFN−αマルチサブタイプ抗体(PBLバイオメディカルラボラトリーズ(PBL Biomedical Laboratories))は、IFN−αF(IFNA21)以外のすべてのIFN−αサブタイプを捕獲する。標準は、組み換え型ヒトTNF−α(ミネソタ州ミネアポリスのR&DシステムズR&D Systems,Minneapolis,MN))およびIFN−α(PBLバイオメディカルラボラトリーズ(PBL Biomedical Laboratories))からなる。サンプルおよび個別の標準は、分析のときに、各MSDプレートに添加される。IFN−α濃度を測定するために、2つのヒトIFN−α検知抗体(カタログ番号21112&21100、PBL)が相互に2:1比(重量:重量)で用いられる。サイトカイン−特異的検知抗体は、SULFO−TAG試薬(MSD)で標識化される。SULFO−TAG標識化検知抗体をウェルに添加した後、各ウェルのエレクトロケミルミネッセンスレベルを、MSDのセクターHTSリーダ(SECTOR HTS READER)を用いて読み取った。既知のサイトカイン標準との算出において、結果をpg/mLで表記する。
アッセイデータおよび分析
全体では、アッセイからの出力データは、化合物濃度(x−軸)の関数としてTNF−αまたはIFN−α(y−軸)の濃度値からなる。
同一の実験内に関連するプレート−プレート変動性を低減させることを目的とした所与の実験において、プレート式スケーリングを実施した。第1に、DMSO中央値(DMSO対照ウェル)または実験的バックグラウンド(通常は、IFN−αについて20pg/mL、およびTNF−αについて40pg/mL)の大きい方が、各測定値から減算される。バックグラウンド減算からもたらされ得る負の値は、ゼロにセットされる。所与の実験内の各プレートは、対照として役立つ基準化合物を有する。この対照は、アッセイにおけるすべてのプレートにわたる曲線の下の予期される面積の中央値の算出に用いられる。プレート式スケーリング係数は、特定のプレート上の基準化合物の面積対実験全体の予期される面積の中央値の比として各プレートについて算出される。次いで、各プレートからのデータを、すべてのプレートについてのプレート式スケーリング係数で乗じる。0.5および2.0(サイトカインIFN−α、TNF−αの両方について)の間のスケーリング係数を有するプレートからのデータのみが報告される。上述の間隔外のスケーリング係数を有するプレートからのデータは、上述の間隔内のスケーリング係数を有するまで再テストされる。上記の方法は、曲線の形状を変形させることなく、y−値のスケーリングを生成する。用いられる基準化合物は、2−[4−アミノ−2−エトキシメチル−6,7,8,9−テトラヒドロ−α,α−ジメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]エタノール水和物(米国特許第5,352,784号明細書;実施例91)である。予期される面積の中央値は、所与の実験の一部であるすべてのプレートにわたる面積の中央値である。
第2のスケーリングはまた、実験間変動性(複数の実験にわたって)を低減させるよう実施され得る。すべてのバックグラウンド−減算値が単一の補正比によって乗されて、実験−実験変動性が低減される。補正比は、新規の実験における基準化合物の面積を、以前の実験(非補正測定値)の平均に基づく基準化合物の予期される面積で除したものである。これは、投与量−応答曲線の形状を変化させることなく、新規のデータについての測定値(y−軸)のスケーリングをもたらす。用いられる基準化合物は、2−[4−アミノ−2−エトキシメチル−6,7,8,9−テトラヒドロ−α,α−ジメチル−1H−イミダゾ[4,5−c]キノリン−1−イル]エタノール水和物(米国特許第5,352,784号明細書;実施例91)であり、および予期される面積は、以前の実験の平均からの中央値投与量値の和である。
最低有効濃度が、所与の実験および化合物についてのバックグラウンド−減算、基準−補正結果に基づいて算出される。最低有効濃度(μモル濃度)は、テストサイトカイン(通常は、IFN−αについて20pg/mL、およびTNF−αについて40pg/mL)について固定サイトカイン濃度を超える応答を誘起するテスト化合物濃度の最低のものである。最大の応答は、投与量−応答において産生されたサイトカイン(pg/mL)の最大量である。
一定の本発明の化合物、特に、式II−1、II−1a、III−1、IV−1、V−1、VI−1、およびVII−1の化合物又は塩、またはZが−N(−Y−R2)−である式II、IIa、III、IV、V、VI、およびVIIの化合物又は塩は、以下に記載の方法を用いてテストした場合、腫瘍壊死因α(TNF−α)の産生を抑制することによりサイトカイン生合成を調節し得る。
マウス細胞におけるTNF−α抑制
マウスマクロファージ細胞ラインRaw264.7を用いて、リポ多糖(LPS)による刺激の際の腫瘍壊死因子α(TNF−α)産生を抑制する、化合物の能力を評価する。
単独濃度アッセイ:
培養のための血液細胞調製
生細胞(ATCC)を穏やかに掻きとることにより収集し、次いで計数した。細胞懸濁液を、10%ウシ胎児血清(FBS)で、RPMI中に3×105細胞/mLとする。細胞懸濁液(100μL)を、96ウェル平底無菌組織培養シャーレ(ニュージャージー州リンコルンパークのベクトンディキンソンラブウェア(Becton Dickinson Labware,Lincoln Park,NJ))に添加する。細胞の最終濃度は3×104細胞/ウェルである。プレートを3時間インキュベートする。テスト化合物の添加前に、培地を、3%FBSを含む無色RPMI培地で置き換える。
化合物調製
化合物を、ジメチルスルホキシド(DMSO)中に可溶化させる。培地ウェルへの添加について、DMSO濃度は、最終濃度である1%を超えるべきではない。化合物は5μMでテストされる。LPS(ネズミチフス菌からのリポ多糖、シグマアルドリッチ(Sigma−Aldrich))を無色のRPMIで、用量反応アッセイによって計測されるEC70濃度に希釈する。
インキュベーション
テスト化合物の溶液(1μL)を各ウェルに添加する。プレートを、マイクロタイタープレート振盪機で1分混合し、次いでインキュベータ中に置く。20分間後、LPSの溶液(1μL、EC70濃度およそ10ng/mL)を添加し、およびプレートを、振盪機で1分混合する。プレートを37℃で、5%二酸化炭素雰囲気中に18〜24時間インキュベートする。
TNF−α分析
インキュベーションに続いて、上澄みをピペットで除去する。TNF−α濃度を、マウスTNF−αキット(カルフォルニア州カマリロのバイオソースインターナショナル(Biosource International,Camarillo,CA)製)を用いるエリザ(ELISA)によって測定する。結果をpg/mLで表記する。LPS刺激単独でのTNF−α表記は、100%反応とみなされる。
容量反応アッセイ:
培養のための血液細胞調製
生細胞(ATCC)を穏やかに掻きとることにより収集し、次いで計数した。細胞懸濁液を、10%FBSで、RPMI中に4×105細胞/mLとする。細胞懸濁液(250μL)を、48−ウェル平底無菌組織培養シャーレ(マサチューセッツ州ケンブリッジのコースター(Costar,Cambridge,MA))に添加する。細胞の最終濃度は1×105細胞/ウェルである。プレートを3時間インキュベートする。テスト化合物の添加前に、媒体を3%FBSを含む無色のRPMI媒体で置き換える。
化合物調製
化合物を、ジメチルスルホキシド(DMSO)中に可溶化させる。培地ウェルへの添加について、DMSO濃度は、最終濃度である1%を超えるべきではない。化合物は、0.03、0.1、0.3、1、3、5および10μMでテストされる。LPS(ネズミチフス菌からのリポ多糖、シグマアルドリッチ(Sigma−Aldrich))を無色のRPMIで、用量反応アッセイによって計測されるEC70濃度に希釈する。
インキュベーション
テスト化合物の溶液(200μL)を各ウェルに添加する。プレートをマイクロタイタープレート振盪機で1分混合し、次いでインキュベータ中に置く。20分間後、LPSの溶液(200μL、EC70濃度およそ10ng/mL)を添加し、およびプレートを、振盪機で1分混合する。プレートを、37℃で、5%二酸化炭素雰囲気中に18〜24時間インキュベートする。
TNF−α分析
インキュベーションに続いて、上澄みをピペットで除去する。TNF−α濃度を、マウスTNF−αキット(カルフォルニア州カマリロのバイオソースインターナショナル(Biosource International,Camarillo,CA)製)を用いるエリザ(ELISA)によって測定する。結果をpg/mLで表記する。LPS刺激単独でのTNF−α表記は、100%反応とみなされる。
本願明細書において引用した特許、特許書面、および公開公報の完全な開示は、各々が独立して援用されているかのように、それらの全体が参照により援用されている。本発明に対する種々の改良および変更は、本発明の範囲および思想から逸脱することなく当業者に対し明白になるであろう。本発明は、本願明細書に記載の例示の実施形態および実施例によって不当に制限されることを意図せず、およびこのような実施例および実施形態は例証だけのために提示されており、本発明の範囲は、本願明細書において以下に規定されている特許請求の範囲によってのみ制限されることを意図していることが理解されるべきである。

Claims (62)

  1. 式I:
    Figure 2008529974
    (式中、
    Xは、結合または直鎖もしくは分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基が、ヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり;
    X’は、直鎖または分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基がヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり;
    XおよびX’は、XおよびX’によって寄与される環状炭素原子の和が1、2、または3であることをさらに特徴とし;
    Zは、−O−および−N(−Y−R2)−からなる群から選択され;
    1は、
    −X1−Y’−R4
    −X1−Y’−X’’−Y’−R4、および
    −X1−R5
    からなる群から選択され;
    AおよびRBは、各々、
    水素、
    ハロゲン、
    アルキル、
    アルケニル、
    アルコキシ、
    アルキルチオ、および
    −N(R92
    からなる群から独立して選択され、
    または、合一したとき、RAおよびRBは、NおよびSからなる群から選択される1つのヘテロ原子を含有する縮合アリール環またはヘテロアリール環を形成し、ここで、縮合アリールまたはヘテロアリール環は、非置換であるか、または1つ以上のR’基で置換されており、
    または、合一したとき、RAおよびRBは、任意にNおよびSからなる群から選択される1つのヘテロ原子を含有すると共に、非置換であるか、または1つ以上のR基によって置換されている縮合5〜7員飽和環を形成し;
    Rは、
    ハロゲン、
    ヒドロキシ、
    アルキル、
    アルケニル、
    ハロアルキル、
    アルコキシ、
    アルキルチオ、および
    −N(R92
    からなる群から選択され;
    R’は、非妨害置換基であり;
    1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されると共に、任意にヒドロキシまたはメトキシ基によって置換されており;
    X’’は、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群から選択され、ここで、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、任意にアリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンによって分断化または末端封止されてもよく、および任意に1つ以上の−O−基によって分断化されてもよく;
    Yは、
    結合、
    −S(O)2−、
    −S(O)2−N(R8)−、
    −C(R6)−、
    −C(R6)−N(R8)−、
    −C(R6)−N(R8)−C(R6)−、
    −C(R6)−N(R8)−S(O)2−、および
    −C(R6)−O−
    からなる群から選択され;
    Y’は、
    −O−、
    −S(O)0~2−、
    −S(O)2−N(R8)−、
    −C(R6)−、
    −C(R6)−O−、
    −O−C(R6)−、
    −O−C(O)−O−、
    −N(R8)−Q−、
    −C(R6)−N(R8)−、
    −O−C(R6)−N(R8)−、
    −C(R6)−N(OR9)−、
    −O−N(R8)−Q−、
    −O−N=C(R4)−、
    −C(=N−O−R8)−、
    −CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
    Figure 2008529974
    からなる群から選択され;
    2は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;アルキルチオ;アルカノイル;アルカノイルオキシ;アルコキシカルボニル;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールチオ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;アルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソ;およびアリールの場合にはメチレンジオキシからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく、
    4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;およびアルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく;
    5は、
    Figure 2008529974
    からなる群から選択され;
    6は、=Oおよび=Sからなる群から選択され;
    7はC2~7アルキレンであり;
    8は、水素、C1~10アルキル、C2~10アルケニル、ヒドロキシ−C1~10アルキレニル、C1~10アルコキシ−C1~10アルキレニル、アリール−C1~10アルキレニル、およびヘテロアリール−C1~10アルキレニルからなる群から選択され;
    9は、水素およびアルキルからなる群から選択され;
    10はC3~8アルキレンであり;
    Aは、−CH2−、−O−、−C(O)−、−S(O)0~2−、および−N(−Q−R4)−からなる群から選択され;
    A’は、−O−、−S(O)0~2−、−N(−Q−R4)−、および−CH2−からなる群から選択され;
    Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−S−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され;
    Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群から選択され;
    Wは、結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群から選択され;そして、
    aおよびbは独立して1〜6の整数であり、ただしa+bは≦7であり、
    ただし、X1はまた:
    Y’がX1に結合していると共に、Y’が−C(R6)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−N(R8)−、−C(R6)−N(OR9)−、−C(=N−O−R8)−、−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
    Figure 2008529974
    (式中、Vは−C(R6)−である)、または
    Figure 2008529974
    であるとき;または
    5がX1に結合していると共に、R5
    Figure 2008529974
    (式中、Vは−C(R6)−である)、または
    Figure 2008529974
    であるとき;
    結合であることもできる)
    で表わされる化合物または医薬として許容されるその塩。
  2. 1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されている、請求項1に記載の化合物または塩。
  3. 式II:
    Figure 2008529974
    (式中、
    Xは、結合または直鎖もしくは分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基が、ヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり;
    X’は、直鎖または分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基がヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり;
    XおよびX’は、XおよびX’によって寄与される環状炭素原子の和が1、2、または3であることをさらに特徴とし;
    Zは、−O−および−N(−Y−R2)−からなる群から選択され;
    1は、
    −X1−Y’−R4
    −X1−Y’−X’’−Y’−R4、および
    −X1−R5
    からなる群から選択され;
    AおよびRBは、各々、
    水素、
    ハロゲン、
    アルキル、
    アルケニル、
    アルコキシ、
    アルキルチオ、および
    −N(R92
    からなる群から独立して選択され、
    または、合一したとき、RAおよびRBは、NおよびSからなる群から選択される1つのヘテロ原子を含有する縮合アリール環またはヘテロアリール環を形成し、ここで、縮合アリールまたはヘテロアリール環は、非置換であるか、または1つ以上のR’基で置換されており、
    または、合一したとき、RAおよびRBは、任意にNおよびSからなる群から選択される1つのヘテロ原子を含有すると共に、非置換であるか、または1つ以上のR基によって置換されている縮合5〜7員飽和環を形成し;
    Rは、
    ハロゲン、
    ヒドロキシ、
    アルキル、
    アルケニル、
    ハロアルキル、
    アルコキシ、
    アルキルチオ、および
    −N(R92
    からなる群から選択され;
    R’は、非妨害置換基であり;
    1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されると共に、任意にヒドロキシまたはメトキシ基によって置換されており;
    X’’は、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群から選択され、ここで、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、任意にアリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンによって分断化または末端封止されてもよく、および任意に1つ以上の−O−基によって分断化されてもよく;
    Yは、
    結合、
    −S(O)2−、
    −S(O)2−N(R8)−、
    −C(R6)−、
    −C(R6)−N(R8)−、
    −C(R6)−N(R8)−C(R6)−、
    −C(R6)−N(R8)−S(O)2−、および
    −C(R6)−O−
    からなる群から選択され;
    Y’は、
    −O−、
    −S(O)0~2−、
    −S(O)2−N(R8)−、
    −C(R6)−、
    −C(R6)−O−、
    −O−C(R6)−、
    −O−C(O)−O−、
    −N(R8)−Q−、
    −C(R6)−N(R8)−、
    −O−C(R6)−N(R8)−、
    −C(R6)−N(OR9)−、
    −O−N(R8)−Q−、
    −O−N=C(R4)−、
    −C(=N−O−R8)−、
    −CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
    Figure 2008529974
    からなる群から選択され;
    2は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;アルキルチオ;アルカノイル;アルカノイルオキシ;アルコキシカルボニル;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールチオ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;アルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソ;およびアリールの場合には、メチレンジオキシからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく、
    4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;およびアルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく;
    5は、
    Figure 2008529974
    からなる群から選択され;
    6は、=Oおよび=Sからなる群から選択され;
    7はC2~7アルキレンであり;
    8は、水素、C1~10アルキル、C2~10アルケニル、ヒドロキシ−C1~10アルキレニル、C1~10アルコキシ−C1~10アルキレニル、アリール−C1~10アルキレニル、およびヘテロアリール−C1~10アルキレニルからなる群から選択され;
    9は、水素およびアルキルからなる群から選択され;
    10はC3~8アルキレンであり;
    Aは、−CH2−、−O−、−C(O)−、−S(O)0~2−、および−N(−Q−R4)−からなる群から選択され;
    A’は、−O−、−S(O)0~2−、−N(−Q−R4)−、および−CH2−からなる群から選択され;
    Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−S−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され;
    Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群から選択され;
    Wは、結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群から選択され;そして
    aおよびbは独立して1〜6の整数であり、ただしa+bは≦7であり、
    ただし、X1はまた:
    Y’がX1に結合していると共に、Y’が−C(R6)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−N(R8)−、−C(R6)−N(OR9)−、−C(=N−O−R8)−、−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
    Figure 2008529974
    (式中、Vは−C(R6)−である)、または
    Figure 2008529974
    であるとき;または
    5がX1に結合していると共に、R5
    Figure 2008529974
    (式中、Vは−C(R6)−である)、または
    Figure 2008529974
    であるとき;
    結合であることもできる)
    で表わされる化合物または医薬として許容されるその塩。
  4. 1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されている、請求項3に記載の化合物または塩。
  5. 式IIaの化合物またはその薬学的に許容可能な塩。
    Figure 2008529974
    (式中、
    Xは、結合または直鎖もしくは分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基が、ヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり;
    X’は、直鎖または分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基がヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり;
    XおよびX’は、XおよびX’によって寄与される環状炭素原子の和が1、2、または3であることをさらに特徴とし;
    Zは、−O−および−N(−Y−R2)−からなる群から選択され;
    1は、
    −X1−Y’−R4
    −X1−Y’−X’’−Y’−R4、および
    −X1−R5
    からなる群から選択され;
    A1およびRB1は、各々、
    水素、
    ハロゲン、
    アルキル、
    アルケニル、
    アルコキシ、
    アルキルチオ、および
    −N(R92
    からなる群から独立して選択され、
    または、合一したとき、RA1およびRB1は、NおよびSからなる群から選択される1つのヘテロ原子を含有する縮合アリール環またはヘテロアリール環を形成し、ここで、アリールまたはヘテロアリール環は、非置換であるか、または1つ以上のR基で、1つのR3基で、あるいは1つのR3基および1つのR基によって置換されており、
    または、合一したとき、RA1およびRB1は、任意にNおよびSからなる群から選択される1つのヘテロ原子を含有すると共に、非置換であるか、または1つ以上のR基によって置換されている縮合5〜7員飽和環を形成し;
    Rは、
    ハロゲン、
    ヒドロキシ、
    アルキル、
    アルケニル、
    ハロアルキル、
    アルコキシ、
    アルキルチオ、および
    −N(R92
    からなる群から選択され;
    3は、
    −Z’−R4
    −Z’−X’’−R4
    −Z’−X’’−Y’−R4
    −Z’−X’’−Y’−X’’−Y’−R4、および
    −Z’−X’’−R5
    からなる群から選択され;
    1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されると共に、任意にヒドロキシまたはメトキシ基によって置換されており;
    X’’は、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群から選択され、ここで、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、任意にアリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンによって分断化または末端封止されてもよく、および任意に1つ以上の−O−基によって分断化されてもよく;
    Yは、
    結合、
    −S(O)2−、
    −S(O)2−N(R8)−、
    −C(R6)−、
    −C(R6)−N(R8)−、
    −C(R6)−N(R8)−C(R6)−、
    −C(R6)−N(R8)−S(O)2−、および
    −C(R6)−O−
    からなる群から選択され;
    Y’は、
    −O−、
    −S(O)0~2−、
    −S(O)2−N(R8)−、
    −C(R6)−、
    −C(R6)−O−、
    −O−C(R6)−、
    −O−C(O)−O−、
    −N(R8)−Q−、
    −C(R6)−N(R8)−、
    −O−C(R6)−N(R8)−、
    −C(R6)−N(OR9)−、
    −O−N(R8)−Q−、
    −O−N=C(R4)−、
    −C(=N−O−R8)−、
    −CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
    Figure 2008529974
    からなる群から選択され;
    Z’は結合または−O−であり;
    2は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;アルキルチオ;アルカノイル;アルカノイルオキシ;アルコキシカルボニル;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールチオ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;アルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソ;およびアリールの場合には、メチレンジオキシからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく;
    4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;およびアルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく;
    5は、
    Figure 2008529974
    からなる群から選択され;
    6は、=Oおよび=Sからなる群から選択され;
    7はC2~7アルキレンであり;
    8は、水素、C1~10アルキル、C2~10アルケニル、ヒドロキシ−C1~10アルキレニル、C1~10アルコキシ−C1~10アルキレニル、アリール−C1~10アルキレニル、およびヘテロアリール−C1~10アルキレニルからなる群から選択され;
    9は、水素およびアルキルからなる群から選択され;
    10はC3~8アルキレンであり;
    Aは、−CH2−、−O−、−C(O)−、−S(O)0~2−、および−N(−Q−R4)−からなる群から選択され;
    A’は、−O−、−S(O)0~2−、−N(−Q−R4)−、および−CH2−からなる群から選択され;
    Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−S−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され;
    Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群から選択され;
    Wは、結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群から選択され;そして
    aおよびbは独立して1〜6の整数であり、ただしa+bは≦7であり、
    ただし、X1はまた:
    Y’がX1に結合していると共に、Y’が−C(R6)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−N(R8)−、−C(R6)−N(OR9)−、−C(=N−O−R8)−、−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
    Figure 2008529974
    (式中、Vは−C(R6)−である)、または
    Figure 2008529974
    であるとき;または
    5がX1に結合していると共に、R5
    Figure 2008529974
    (式中、Vは−C(R6)−である)、または
    Figure 2008529974
    であるとき;
    結合であることもできる)
    で表わされる化合物または医薬として許容されるその塩。
  6. 1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されている、請求項5に記載の化合物または塩。
  7. 式III:
    Figure 2008529974
    (式中、
    Xは、結合または直鎖もしくは分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基が、ヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり;
    X’は、直鎖または分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基がヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり;
    XおよびX’は、XおよびX’によって寄与される環状炭素原子の和が1、2、または3であることをさらに特徴とし;
    Zは、−O−および−N(−Y−R2)−からなる群から選択され;
    1は、
    −X1−Y’−R4
    −X1−Y’−X’’−Y’−R4、および
    −X1−R5
    からなる群から選択され;
    Rは、
    ハロゲン、
    ヒドロキシ、
    アルキル、
    アルケニル、
    ハロアルキル、
    アルコキシ、
    アルキルチオ、および
    −N(R92
    からなる群から選択され;
    3は、
    −Z’−R4
    −Z’−X’’−R4
    −Z’−X’’−Y’−R4
    −Z’−X’’−Y’−X’’−Y’−R4、および
    −Z’−X’’−R5
    からなる群から選択され;
    nは0〜4の整数であり;
    mは0または1であり、ただしmが1であるとき、nは0または1であり;
    1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されると共に、任意にヒドロキシまたはメトキシ基によって置換されており;
    X’’は、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群から選択され、ここで、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、任意にアリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンによって分断化または末端封止されてもよく、および任意に1つ以上の−O−基によって分断化されてもよく;
    Yは、
    結合、
    −S(O)2−、
    −S(O)2−N(R8)−、
    −C(R6)−、
    −C(R6)−N(R8)−、
    −C(R6)−N(R8)−C(R6)−、
    −C(R6)−N(R8)−S(O)2−、および
    −C(R6)−O−
    からなる群から選択され;
    Y’は、
    −O−、
    −S(O)0~2−、
    −S(O)2−N(R8)−、
    −C(R6)−、
    −C(R6)−O−、
    −O−C(R6)−、
    −O−C(O)−O−、
    −N(R8)−Q−、
    −C(R6)−N(R8)−、
    −O−C(R6)−N(R8)−、
    −C(R6)−N(OR9)−、
    −O−N(R8)−Q−、
    −O−N=C(R4)−、
    −C(=N−O−R8)−、
    −CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
    Figure 2008529974
    からなる群から選択され;
    Z’は結合または−O−であり;
    2は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;アルキルチオ;アルカノイル;アルカノイルオキシ;アルコキシカルボニル;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールチオ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;アルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソ;およびアリールの場合には、メチレンジオキシからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく;
    4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;およびアルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく;
    5は、
    Figure 2008529974
    からなる群から選択され;
    6は、=Oおよび=Sからなる群から選択され;
    7はC2~7アルキレンであり;
    8は、水素、C1~10アルキル、C2~10アルケニル、ヒドロキシ−C1~10アルキレニル、C1~10アルコキシ−C1~10アルキレニル、アリール−C1~10アルキレニル、およびヘテロアリール−C1~10アルキレニルからなる群から選択され;
    9は、水素およびアルキルからなる群から選択され;
    10はC3~8アルキレンであり;
    Aは、−CH2−、−O−、−C(O)−、−S(O)0~2−、および−N(−Q−R4)−からなる群から選択され;
    A’は、−O−、−S(O)0~2−、−N(−Q−R4)−、および−CH2−からなる群から選択され;
    Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−S−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され;
    Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群から選択され;
    Wは、結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群から選択され;そして
    aおよびbは独立して1〜6の整数であり、ただしa+bは≦7であり、
    ただし、X1はまた:
    Y’がX1に結合していると共に、Y’が−C(R6)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−N(R8)−、−C(R6)−N(OR9)−、−C(=N−O−R8)−、−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
    Figure 2008529974
    (式中、Vは−C(R6)−である)、または
    Figure 2008529974
    であるとき;または
    5がX1に結合していると共に、R5
    Figure 2008529974
    (式中、Vは−C(R6)−である)、または
    Figure 2008529974
    であるとき;
    結合であることもできる)
    で表わされる化合物または医薬として許容されるその塩。
  8. 1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されている、請求項7に記載の化合物または塩。
  9. 式IV:
    Figure 2008529974
    (式中、
    Xは、結合または直鎖もしくは分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基が、ヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり;
    X’は、直鎖または分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基がヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり;
    XおよびX’は、XおよびX’によって寄与される環状炭素原子の和が1、2、または3であることをさらに特徴とし;
    Zは、−O−および−N(−Y−R2)−からなる群から選択され;
    1は、
    −X1−Y’−R4
    −X1−Y’−X’’−Y’−R4、および
    −X1−R5
    からなる群から選択され;
    Rは、
    ハロゲン、
    ヒドロキシ、
    アルキル、
    アルケニル、
    ハロアルキル、
    アルコキシ、
    アルキルチオ、および
    −N(R92
    からなる群から選択され;
    nは0〜4の整数であり;
    1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されると共に、任意にヒドロキシまたはメトキシ基によって置換されており;
    X’’は、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群から選択され、ここで、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、任意にアリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンによって分断化または末端封止されてもよく、および任意に1つ以上の−O−基によって分断化されてもよく;
    Yは、
    結合、
    −S(O)2−、
    −S(O)2−N(R8)−、
    −C(R6)−、
    −C(R6)−N(R8)−、
    −C(R6)−N(R8)−C(R6)−、
    −C(R6)−N(R8)−S(O)2−、および
    −C(R6)−O−
    からなる群から選択され;
    Y’は、
    −O−、
    −S(O)0~2−、
    −S(O)2−N(R8)−、
    −C(R6)−、
    −C(R6)−O−、
    −O−C(R6)−、
    −O−C(O)−O−、
    −N(R8)−Q−、
    −C(R6)−N(R8)−、
    −O−C(R6)−N(R8)−、
    −C(R6)−N(OR9)−、
    −O−N(R8)−Q−、
    −O−N=C(R4)−、
    −C(=N−O−R8)−、
    −CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
    Figure 2008529974
    からなる群から選択され;
    2は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;アルキルチオ;アルカノイル;アルカノイルオキシ;アルコキシカルボニル;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールチオ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;アルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソ;およびアリールの場合には、メチレンジオキシからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく;
    4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;およびアルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく;
    5は、
    Figure 2008529974
    からなる群から選択され;
    6は、=Oおよび=Sからなる群から選択され;
    7はC2~7アルキレンであり;
    8は、水素、C1~10アルキル、C2~10アルケニル、ヒドロキシ−C1~10アルキレニル、C1~10アルコキシ−C1~10アルキレニル、アリール−C1~10アルキレニル、およびヘテロアリール−C1~10アルキレニルからなる群から選択され;
    9は、水素およびアルキルからなる群から選択され;
    10はC3~8アルキレンであり;
    Aは、−CH2−、−O−、−C(O)−、−S(O)0~2−、および−N(−Q−R4)−からなる群から選択され;
    A’は、−O−、−S(O)0~2−、−N(−Q−R4)−、および−CH2−からなる群から選択され;
    Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−S−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され;
    Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群から選択され;
    Wは、結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群から選択され;そして
    aおよびbは独立して1〜6の整数であり、ただしa+bは≦7であり、
    ただし、X1はまた:
    Y’がX1に結合していると共に、Y’が−C(R6)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−N(R8)−、−C(R6)−N(OR9)−、−C(=N−O−R8)−、−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
    Figure 2008529974
    (式中、Vは−C(R6)−である)、または
    Figure 2008529974
    であるとき;または
    5がX1に結合していると共に、R5
    Figure 2008529974
    (式中、Vは−C(R6)−である)、または
    Figure 2008529974
    であるとき;
    結合であることもできる)
    で表わされる化合物または医薬として許容されるその塩。
  10. 1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されている、請求項9に記載の化合物または塩。
  11. 式V:
    Figure 2008529974
    (式中、
    Xは、結合または直鎖もしくは分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基が、ヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり;
    X’は、直鎖または分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基がヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり;
    XおよびX’は、XおよびX’によって寄与される環状炭素原子の和が1、2、または3であることをさらに特徴とし;
    Zは、−O−および−N(−Y−R2)−からなる群から選択され;
    1は、
    −X1−Y’−R4
    −X1−Y’−X’’−Y’−R4、および
    −X1−R5
    からなる群から選択され;
    Rは、
    ハロゲン、
    ヒドロキシ、
    アルキル、
    アルケニル、
    ハロアルキル、
    アルコキシ、
    アルキルチオ、および
    −N(R92
    からなる群から選択され;
    3は、
    −Z’−R4
    −Z’−X’’−R4
    −Z’−X’’−Y’−R4
    −Z’−X’’−Y’−X’’−Y’−R4、および
    −Z’−X’’−R5
    からなる群から選択され;
    pは0〜3の整数であり;
    mは0または1であり、ただし、mが1であるとき、pは0または1であり;
    1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されると共に、任意にヒドロキシまたはメトキシ基によって置換されており;
    X’’は、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群から選択され、ここで、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、任意にアリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンによって分断化または末端封止されてもよく、および任意に1つ以上の−O−基によって分断化されてもよく;
    Yは、
    結合、
    −S(O)2−、
    −S(O)2−N(R8)−、
    −C(R6)−、
    −C(R6)−N(R8)−、
    −C(R6)−N(R8)−C(R6)−、
    −C(R6)−N(R8)−S(O)2−、および
    −C(R6)−O−
    からなる群から選択され;
    Y’は、
    −O−、
    −S(O)0~2−、
    −S(O)2−N(R8)−、
    −C(R6)−、
    −C(R6)−O−、
    −O−C(R6)−、
    −O−C(O)−O−、
    −N(R8)−Q−、
    −C(R6)−N(R8)−、
    −O−C(R6)−N(R8)−、
    −C(R6)−N(OR9)−、
    −O−N(R8)−Q−、
    −O−N=C(R4)−、
    −C(=N−O−R8)−、
    −CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
    Figure 2008529974
    からなる群から選択され;
    Z’は結合または−O−であり;
    2は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;アルキルチオ;アルカノイル;アルカノイルオキシ;アルコキシカルボニル;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールチオ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;アルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソ;およびアリールの場合には、メチレンジオキシからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく;
    4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;およびアルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく;
    5は、
    Figure 2008529974
    からなる群から選択され;
    6は、=Oおよび=Sからなる群から選択され;
    7はC2~7アルキレンであり;
    8は、水素、C1~10アルキル、C2~10アルケニル、ヒドロキシ−C1~10アルキレニル、C1~10アルコキシ−C1~10アルキレニル、アリール−C1~10アルキレニル、およびヘテロアリール−C1~10アルキレニルからなる群から選択され;
    9は、水素およびアルキルからなる群から選択され;
    10はC3~8アルキレンであり;
    Aは、−CH2−、−O−、−C(O)−、−S(O)0~2−、および−N(−Q−R4)−からなる群から選択され;
    A’は、−O−、−S(O)0~2−、−N(−Q−R4)−、および−CH2−からなる群から選択され;
    Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−S−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され;
    Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群から選択され;
    Wは、結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群から選択され;そして
    aおよびbは独立して1〜6の整数であり、ただしa+bは≦7であり、
    ただし、X1はまた:
    Y’がX1に結合していると共に、Y’が−C(R6)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−N(R8)−、−C(R6)−N(OR9)−、−C(=N−O−R8)−、−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
    Figure 2008529974
    (式中、Vは−C(R6)−である)、または
    Figure 2008529974
    であるとき;または
    5がX1に結合していると共に、R5
    Figure 2008529974
    (式中、Vは−C(R6)−である)、または
    Figure 2008529974
    であるとき;
    結合であることもできる)
    で表わされる化合物または医薬として許容されるその塩。
  12. 1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されている、請求項11に記載の化合物または塩。
  13. 式VI:
    Figure 2008529974
    (式中、
    Xは、結合または直鎖もしくは分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基が、ヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり;
    X’は、直鎖または分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基がヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり;
    XおよびX’は、XおよびX’によって寄与される環状炭素原子の和が1、2、または3であることをさらに特徴とし;
    Zは、−O−および−N(−Y−R2)−からなる群から選択され;
    1は、
    −X1−Y’−R4
    −X1−Y’−X’’−Y’−R4、および
    −X1−R5
    からなる群から選択され;
    Rは、
    ハロゲン、
    ヒドロキシ、
    アルキル、
    アルケニル、
    ハロアルキル、
    アルコキシ、
    アルキルチオ、および
    −N(R92
    からなる群から選択され;
    pは0〜3の整数であり;
    1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されると共に、任意にヒドロキシまたはメトキシ基によって置換されており;
    X’’は、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群から選択され、ここで、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、任意にアリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンによって分断化または末端封止されてもよく、および任意に1つ以上の−O−基によって分断化されてもよく;
    Yは、
    結合、
    −S(O)2−、
    −S(O)2−N(R8)−、
    −C(R6)−、
    −C(R6)−N(R8)−、
    −C(R6)−N(R8)−C(R6)−、
    −C(R6)−N(R8)−S(O)2−、および
    −C(R6)−O−
    からなる群から選択され;
    Y’は、
    −O−、
    −S(O)0~2−、
    −S(O)2−N(R8)−、
    −C(R6)−、
    −C(R6)−O−、
    −O−C(R6)−、
    −O−C(O)−O−、
    −N(R8)−Q−、
    −C(R6)−N(R8)−、
    −O−C(R6)−N(R8)−、
    −C(R6)−N(OR9)−、
    −O−N(R8)−Q−、
    −O−N=C(R4)−、
    −C(=N−O−R8)−、
    −CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
    Figure 2008529974
    からなる群から選択され;
    2は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;アルキルチオ;アルカノイル;アルカノイルオキシ;アルコキシカルボニル;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールチオ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;アルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソ;およびアリールの場合には、メチレンジオキシからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく;
    4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;およびアルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく;
    5は、
    Figure 2008529974
    からなる群から選択され;
    6は、=Oおよび=Sからなる群から選択され;
    7はC2~7アルキレンであり;
    8は、水素、C1~10アルキル、C2~10アルケニル、ヒドロキシ−C1~10アルキレニル、C1~10アルコキシ−C1~10アルキレニル、アリール−C1~10アルキレニル、およびヘテロアリール−C1~10アルキレニルからなる群から選択され;
    9は、水素およびアルキルからなる群から選択され;
    10はC3~8アルキレンであり;
    Aは、−CH2−、−O−、−C(O)−、−S(O)0~2−、および−N(−Q−R4)−からなる群から選択され;
    A’は、−O−、−S(O)0~2−、−N(−Q−R4)−、および−CH2−からなる群から選択され;
    Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−S−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され;
    Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群から選択され;
    Wは、結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群から選択され;そして
    aおよびbは独立して1〜6の整数であり、ただしa+bは≦7であり、
    ただし、X1はまた:
    Y’がX1に結合していると共に、Y’が−C(R6)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−N(R8)−、−C(R6)−N(OR9)−、−C(=N−O−R8)−、−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
    Figure 2008529974
    (式中、Vは−C(R6)−である)、または
    Figure 2008529974
    であるとき;または
    5がX1に結合していると共に、R5
    Figure 2008529974
    (式中、Vは−C(R6)−である)、または
    Figure 2008529974
    であるとき;
    結合であることもできる)
    で表わされる化合物または医薬として許容されるその塩。
  14. 1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されている、請求項13に記載の化合物または塩。
  15. 式VII:
    Figure 2008529974
    (式中、
    Xは、結合または直鎖もしくは分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基が、ヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり;
    X’は、直鎖または分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基がヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり;
    XおよびX’は、XおよびX’によって寄与される環状炭素原子の和が1、2、または3であることをさらに特徴とし;
    Zは、−O−および−N(−Y−R2)−からなる群から選択され;
    1は、
    −X1−Y’−R4
    −X1−Y’−X’’−Y’−R4、および
    −X1−R5
    からなる群から選択され;
    A2およびRB2は、各々、
    水素、
    ハロゲン、
    アルキル、
    アルケニル、
    アルコキシ、
    アルキルチオ、および
    −N(R92
    からなる群から独立して選択され;
    1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されると共に、任意にヒドロキシまたはメトキシ基によって置換されており;
    X’’は、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群から選択され、ここで、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、任意にアリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンによって分断化または末端封止されてもよく、および任意に1つ以上の−O−基によって分断化されてもよく;
    Yは、
    結合、
    −S(O)2−、
    −S(O)2−N(R8)−、
    −C(R6)−、
    −C(R6)−N(R8)−、
    −C(R6)−N(R8)−C(R6)−、
    −C(R6)−N(R8)−S(O)2−、および
    −C(R6)−O−
    からなる群から選択され;
    Y’は、
    −O−、
    −S(O)0~2−、
    −S(O)2−N(R8)−、
    −C(R6)−、
    −C(R6)−O−、
    −O−C(R6)−、
    −O−C(O)−O−、
    −N(R8)−Q−、
    −C(R6)−N(R8)−、
    −O−C(R6)−N(R8)−、
    −C(R6)−N(OR9)−、
    −O−N(R8)−Q−、
    −O−N=C(R4)−、
    −C(=N−O−R8)−、
    −CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
    Figure 2008529974
    からなる群から選択され;
    2は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;アルキルチオ;アルカノイル;アルカノイルオキシ;アルコキシカルボニル;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールチオ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;アルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソ;およびアリールの場合には、メチレンジオキシからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく;
    4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;およびアルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく;
    5は、
    Figure 2008529974
    からなる群から選択され;
    6は、=Oおよび=Sからなる群から選択され;
    7はC2~7アルキレンであり;
    8は、水素、C1~10アルキル、C2~10アルケニル、ヒドロキシ−C1~10アルキレニル、C1~10アルコキシ−C1~10アルキレニル、アリール−C1~10アルキレニル、およびヘテロアリール−C1~10アルキレニルからなる群から選択され;
    9は、水素およびアルキルからなる群から選択され;
    10はC3~8アルキレンであり;
    Aは、−CH2−、−O−、−C(O)−、−S(O)0~2−、および−N(−Q−R4)−からなる群から選択され;
    A’は、−O−、−S(O)0~2−、−N(−Q−R4)−、および−CH2−からなる群から選択され;
    Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−S−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され;
    Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群から選択され;
    Wは、結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群から選択され;そして
    aおよびbは独立して1〜6の整数であり、ただしa+bは≦7であり、
    ただし、X1はまた:
    Y’がX1に結合していると共に、Y’が−C(R6)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−N(R8)−、−C(R6)−N(OR9)−、−C(=N−O−R8)−、−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
    Figure 2008529974
    (式中、Vは−C(R6)−である)、または
    Figure 2008529974
    であるとき;または
    5がX1に結合していると共に、R5
    Figure 2008529974
    (式中、Vは−C(R6)−である)、または
    Figure 2008529974
    であるとき;
    結合であることもできる)
    で表わされる化合物または医薬として許容されるその塩。
  16. 1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されている、請求項15に記載の化合物または塩。
  17. A2およびRB2は各々メチルである、請求項15または16に記載の化合物または塩。
  18. nは0である、請求項7〜10のいずれか一項に記載の化合物または塩。
  19. pは0である、請求項11〜14のいずれか一項に記載の化合物または塩。
  20. nおよびmは0である、請求項7または8に記載の化合物または塩。
  21. pおよびmは0である、請求項11または12に記載の化合物または塩。
  22. 3はベンジルオキシである、請求項5〜8、11および12のいずれか一項に記載の化合物または塩。
  23. Rはハロゲンまたはヒドロキシである、請求項1〜14のいずれか一項に記載の化合物または塩。
  24. Zは−N(−Y−R2)−である、請求項1〜23のいずれか一項に記載の化合物または塩。
  25. Zは−O−である、請求項1〜23のいずれか一項に記載の化合物または塩。
  26. Yは−C(O)−、−S(O)2−、または−C(O)NH−である、請求項1〜24のいずれか一項に記載の化合物または塩。
  27. Yは−S(O)2−、およびR2はメチルである、請求項26に記載の化合物または塩。
  28. 1は−X1−Y’−R4である、請求項1〜27のいずれか一項に記載の化合物または塩。
  29. 1は−X1−Y’−X’’−Y’−R4である、請求項1〜27のいずれか一項に記載の化合物または塩。
  30. 1は−X1−R5である、請求項1〜27のいずれか一項に記載の化合物または塩。
  31. 1はC1~4アルキレンである、請求項1〜30のいずれか一項に記載の化合物または塩。
  32. Y’は、−C(O)−、−S(O)2−、−N(R8)−Q−、または−C(O)−NH−である、請求項1〜28、または請求項1〜28のいずれか一項に従属する請求項31のいずれか一項に記載の化合物または塩。
  33. Qは、−C(O)−、−S(O)2、−S(O)2−N(R8)−、または
    −C(O)−N(R8)−である、請求項32に記載の化合物または塩。
  34. 4は、アルキル、アリール、アリールアルキレニル、またはヘテロアリールであり、ここで、アリール、アリールアルキレニル、およびヘテロアリールは、任意にアルキルによって置換されている、請求項1〜28、請求項1〜28のいずれか一項に従属する請求項31、32、または33のいずれか一項に記載の化合物または塩。
  35. Y’は、−S−、−S(O)2−、またはN(R8)−Q−であり、ここで、Qは、結合、−S(O)2−、−C(O)−、−C(O)−O−、−C(O)−N(R8)−、−C(S)−N(R8)−、または−S(O)2−N(R8)−であり;各R8は、水素、C1~4アルキル、ヒドロキシC1~4アルキル、およびC1~4アルコキシC1~4アルキルからなる群から独立して選択され;およびR4は、水素、アルキル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルは、非置換であるか、またはヒドロキシ、ハロゲン、アルコキシ、アルキル、ハロアルキル、およびジアルキルアミノからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換される、請求項28に記載の化合物または塩。
  36. Y’は、−NH−S(O)2−、−NH−C(O)−、−NH−S(O)2−N(R8)−、−NH−C(O)−N(R8)−、−NH−C(S)−N(R8)−、−NH−C(O)−O−、または−N(R8)−であり、およびR8は、水素、メチル、エチル、2−ヒドロキシエチル、または2−メトキエチルである、請求項35に記載の化合物または塩。
  37. Y’は、−S−または−S(O)2−であり、およびR4は、アルキルまたはアリールである、請求項35に記載の化合物または塩。
  38. 1は、C1~3アルキレンであり、任意にヒドロキシまたはメトキシ基によって置換される、請求項35、36、または請求項2、4、6、8、10、12、14、または16に従属するものを除く37のいずれか一項に記載の化合物または塩。
  39. 1は−(CH21~3−である、請求項38に記載の化合物または塩。
  40. 1は、1つのヒドロキシ基で置換されたC2~3アルキレンである、請求項38に記載の化合物または塩。
  41. Y’は、
    Figure 2008529974
    であり;Qは、結合、−C(O)−、−S(O)2−、−S(O)2−N(R8)−、−C(O)−N(R8)−、C(S)−N(R8)−、または−C(O)−O−であり;R7はC2~3アルキレンであり;R8は水素またはC1~4アルキルであり;R10はC4~6アルキレンであり;およびR4は、水素、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルは、非置換であるか、またはヒドロキシ、ハロゲン、アルコキシ、アルキル、およびハロアルキルからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換される、請求項28に記載の化合物または塩。
  42. Y’は
    Figure 2008529974
    である、請求項41に記載の化合物または塩。
  43. 1は、結合または−CH2−であり、およびY’は
    Figure 2008529974
    である、請求項42に記載の化合物または塩。
  44. 1は、−CH2−または−(CH22−であり、およびY’は、
    Figure 2008529974
    である、請求項42に記載の化合物または塩。
  45. Y’は−O−であり、およびR4は、非置換であるか、またはアルキル、アルコキシ、ハロゲン、およびジアルキルアミノからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されているアリールである、請求項28または請求項28に従属する請求項31に記載の化合物または塩。
  46. Y’は−C(O)−;およびR4は、アルキル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、またはヘテロシクリルであり、ここで、アルキル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルは、非置換であるか、またはヒドロキシ、ハロゲン、アルコキシ、アルキル、ハロアルキル、およびジアルキルアミノからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されている、請求項28または請求項28に従属する請求項31に記載の化合物または塩。
  47. 1は結合である、請求項28に従属する請求項46に記載の化合物または塩。
  48. 1は−X1−Y’a−X’’−Y’b−R4であり;Y’aは−O−であり;X’’はアリーレンであり;Y’bは−C(O)−N(R8)−であり;R4は、水素、アルキル、または非置換であるか、あるいはアルキル、アルコキシ、ハロゲン、およびジアルキルアミノからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されているアリールであり;およびR8は水素またはC1~4アルキルである、請求項29または請求項29に従属する請求項31に記載の化合物または塩。
  49. 5は、
    Figure 2008529974
    である、請求項1〜27、30、または請求項1〜27または30のいずれか一項に従属する請求項31のいずれか一項に記載の化合物または塩。
  50. Vは−C(O)−であり、およびAは−CH2−、−O−、または−N(−Q−R4)−である、請求項49に記載の化合物または塩。
  51. VはN(R8)−C(R6)−であり;Aは−O−であり;aおよびbは各々2または3であり;およびR8は水素またはC1~4アルキルである、請求項49に記載の化合物または塩。
  52. Xは結合である、請求項1〜51のいずれか一項に記載の化合物または塩。
  53. X’は、1つの環状炭素原子を寄与している、請求項1〜52のいずれか一項に記載の化合物または塩。
  54. X’はC1~2アルキレンである、請求項1〜53のいずれか一項に記載の化合物または塩。
  55. X’はメチレンである、請求項54に記載の化合物または塩。
  56. X’は、2つの環状炭素原子を寄与している、請求項1〜52のいずれか一項に記載の化合物または塩。
  57. 治療的に有効量の請求項1〜56のいずれか一項に記載の化合物または塩および薬学的に許容可能な担体を含む医薬品組成物。
  58. 有効量の、請求項3〜22、および請求項1または2に従属するものを除く請求項23〜56のいずれか一項に記載の化合物または塩、または請求項3〜22、および請求項1または2に従属するものを除く請求項23〜56のいずれか一項に記載の化合物または塩を含む請求項57に記載の医薬品組成物を、動物に投与するステップを含む、動物においてサイトカイン生合成を誘導する方法。
  59. 治療的に有効量の、請求項3〜22、および請求項1または2に従属するものを除く請求項23〜56のいずれか一項に記載の化合物または塩、または請求項3〜22、および請求項1または2に従属するものを除く請求項23〜56のいずれか一項に記載の化合物または塩を含む請求項57に記載の医薬品組成物を、動物に投与するステップを含む、ウイルス性疾患の治療を必要とする動物におけるウイルス性疾患の治療方法。
  60. 治療的に有効量の、請求項3〜22、および請求項1または2に従属するものを除く請求項23〜56のいずれか一項に記載の化合物または塩、または請求項3〜22、および請求項1または2に従属するものを除く請求項23〜56のいずれか一項に記載の化合物または塩を含む請求項57に記載の医薬品組成物を、動物に投与するステップを含む、腫瘍性疾患の治療を必要とする動物における腫瘍性疾患の治療方法。
  61. 式X:
    Figure 2008529974
    (式中、
    Eは、CH、CR、CR3、およびNからなる群から選択され、ただし、EがCR3であるとき、mは0、およびpは0または1であり、さらに、ただしEがCRであると共にmが1であるとき、pは0であり;
    Xは、結合または直鎖あるいは分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基が、ヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり;
    X’は、直鎖あるいは分岐鎖C1~8アルキレンであり、任意にヘテロ原子に隣接する炭素原子以外の炭素原子に置換基を有し、ここで、置換基がヒドロキシ、アルコキシ、または1つ以上のハロゲン原子であり;
    XおよびX’は、XおよびX’によって寄与される環状炭素原子の和が1、2、または3であることをさらに特徴とし;
    Zは、−O−および−N(−Y−R2)−からなる群から選択され;
    1は、
    −X1−Y’−R4
    −X1−Y’−X’’−Y’−R4、および
    −X1−R5
    からなる群から選択され;
    Rは、
    ハロゲン、
    ヒドロキシ、
    アルキル、
    アルケニル、
    ハロアルキル、
    アルコキシ、
    アルキルチオ、および
    −N(R92
    からなる群から選択され;
    3は、
    −Z’−R4
    −Z’−X’’−R4
    −Z’−X’’−Y’−R4
    −Z’−X’’−Y’−X’’−Y’−R4、および
    −Z’−X’’−R5
    からなる群から選択され;
    pは0〜3の整数であり;
    mは0または1であり、ただし、mが1であるとき、pは0または1であり;
    1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されると共に、任意にヒドロキシまたはメトキシ基によって置換されており;
    X’’は、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群から選択され、ここで、アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、任意にアリーレン、ヘテロアリーレンまたはヘテロシクリレンによって分断化または末端封止されてもよく、および任意に1つ以上の−O−基によって分断化されてもよく;
    Yは、
    結合、
    −S(O)2−、
    −S(O)2−N(R8)−、
    −C(R6)−、
    −C(R6)−N(R8)−、
    −C(R6)−N(R8)−C(R6)−、
    −C(R6)−N(R8)−S(O)2−、および
    −C(R6)−O−
    からなる群から選択され;
    Y’は、
    −O−、
    −S(O)0~2−、
    −S(O)2−N(R8)−、
    −C(R6)−、
    −C(R6)−O−、
    −O−C(R6)−、
    −O−C(O)−O−、
    −N(R8)−Q−、
    −C(R6)−N(R8)−、
    −O−C(R6)−N(R8)−、
    −C(R6)−N(OR9)−、
    −O−N(R8)−Q−、
    −O−N=C(R4)−、
    −C(=N−O−R8)−、
    −CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
    Figure 2008529974
    からなる群から選択され;
    Z’は結合または−O−であり;
    2は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;アルキルチオ;アルカノイル;アルカノイルオキシ;アルコキシカルボニル;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールチオ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;アルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソ;およびアリールの場合には、メチレンジオキシからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく、
    4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリールエニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルへテロアリールエニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、またはアルキル;アルコキシ;ヒドロキシアルキル;ハロアルキル;ハロアルコキシ;ハロゲン;ニトロ;ヒドロキシ;メルカプト;シアノ;アリール;アリールオキシ;アリールアルキレンオキシ;ヘテロアリール;ヘテロアリールオキシ;ヘテロアリールアルキレンオキシ;ヘテロシクリル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;(ジアルキルアミノ)アルキレンオキシ;およびアルキルの場合には、アルケニル、アルキニル、およびヘテロシクリル、オキソからなる群から独立して選択される1つ以上の置換基によって置換されてもよく;
    5は、
    Figure 2008529974
    からなる群から選択され;
    6は、=Oおよび=Sからなる群から選択され;
    7はC2~7アルキレンであり;
    8は、水素、C1~10アルキル、C2~10アルケニル、ヒドロキシ−C1~10アルキレニル、C1~10アルコキシ−C1~10アルキレニル、アリール−C1~10アルキレニル、およびヘテロアリール−C1~10アルキレニルからなる群から選択され;
    9は、水素およびアルキルからなる群から選択され;
    10はC3~8アルキレンであり;
    Aは、−CH2−、−O−、−C(O)−、−S(O)0~2−、および−N(−Q−R4)−からなる群から選択され;
    A’は、−O−、−S(O)0~2−、−N(−Q−R4)−、および−CH2−からなる群から選択され;
    Qは、結合、−C(R6)−、−C(R6)−C(R6)−、−S(O)2−、−C(R6)−N(R8)−W−、−S(O)2−N(R8)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−S−、および−C(R6)−N(OR9)−からなる群から選択され;
    Vは、−C(R6)−、−O−C(R6)−、−N(R8)−C(R6)−、および−S(O)2−からなる群から選択され;
    Wは、結合、−C(O)−、および−S(O)2−からなる群から選択され;そして
    aおよびbは独立して1〜6の整数であり、ただしa+bは≦7であり、
    ただし、X1はまた:
    Y’がX1に結合していると共に、Y’が−C(R6)−、−C(R6)−O−、−C(R6)−N(R8)−、−C(R6)−N(OR9)−、−C(=N−O−R8)−、−CH(−N(−O−R8)−Q−R4)−、
    Figure 2008529974
    (式中、Vは−C(R6)−である)、または
    Figure 2008529974
    であるとき;または
    5がX1に結合していると共に、R5
    Figure 2008529974
    (式中、Vは−C(R6)−である)、または
    Figure 2008529974
    であるとき;
    結合であることもできる)
    で表わされる化合物または医薬として許容されるその塩。
  62. 1は、アルキレンおよびアルケニレンからなる群から選択され、ここで、アルキレンおよびアルケニレンは、任意に1つ以上の−O−基によって分断化されている、請求項61に記載の化合物または塩。
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